JP2021103670A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】発電効率の低下を抑制した燃料電池システムを提供する。【解決手段】燃料電池システムにおいて、燃料電池4と、アノードガスを噴射する噴射装置26と、エジェクタ機構29と、供給通路21と、燃料電池から排出されたアノードガスをエジェクタ機構に戻す再循環通路23と、噴射装置を制御することにより、燃料電池に供給されるアノードガスの圧力が上昇する昇圧期間と下降する降圧期間とが交互に繰り返すように圧力を所定の範囲内で脈動させる運転を実行する制御装置3と、を備える。昇圧期間において燃料電池で消費されるアノードガスの消費量よりも多い噴射量のアノードガスを噴射装置から噴射させ、降圧期間において消費量よりも少ない噴射量のアノードガスを噴射装置から噴射させる。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
燃料電池システムでは、燃料電池に供給されるアノードガスの圧力を所定の範囲内で脈動させる脈動運転が実施される場合がある。このような脈動運転では、噴射装置からアノードガスが噴射されてアノードガスの圧力が上昇する昇圧期間と、アノードガスの噴射が停止されてアノードガスが燃料電池の発電に使用されてアノードガスの圧力が低下する降圧期間とを繰り返す。昇圧期間では、アノードガスが噴射されて燃料電池内でアノードガスが流動し、燃料電池内からの液水や窒素などの不純物の排出を促進させることができる(例えば特許文献1参照)。
特開2010−123501号公報
降圧期間では、燃料電池内でのアノードガスの流動性が低下し、例えば燃料電池内の所定の位置に液水や不純物が留まる可能性がある。これにより降圧期間においては、燃料電池内で部分的にアノードガスが供給されにくい箇所が発生し、燃料電池の発電効率が低下する可能性がある。
そこで、燃料電池の発電効率の低下を抑制した燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記目的は、燃料電池と、アノードガスを噴射する噴射装置と、前記噴射装置から噴射された前記アノードガスが通過するエジェクタ機構と、前記燃料電池から排出された前記アノードガスを前記エジェクタ機構に戻す循環通路と、前記噴射装置から噴射された前記アノードガスと共に前記燃料電池から排出された前記アノードガスを前記エジェクタ機構から前記燃料電池に供給する供給通路と、前記噴射装置を制御することにより、前記燃料電池に供給される前記アノードガスの圧力が上昇する昇圧期間と下降する降圧期間とが交互に繰り返すように前記圧力を所定の範囲内で脈動させる脈動運転を実行する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記昇圧期間において前記燃料電池で消費される前記アノードガスの消費量よりも多い噴射量の前記アノードガスを前記噴射装置から噴射させ、前記降圧期間において前記消費量よりも少ない噴射量の前記アノードガスを前記噴射装置から噴射させる、燃料電池システムによって達成できる。
上記構成によれば、降圧期間にアノードガスを噴射することにより、噴射装置から噴射されたアノードガスと共に燃料電池から排出されたアノードガスもエジェクタ機構から燃料電池に供給される。これにより、降圧期間において燃料電池内でアノードガスの流動性の低下が抑制され、燃料電池内の所定の位置に液水や不純物が留まることを抑制できる。また、昇圧期間において燃料電池で消費されるアノードガスの消費量よりも多い噴射量のアノードガスを噴射装置から噴射させ、降圧期間において消費量よりも少ない噴射量のアノードガスを噴射装置から噴射させることにより、アノードガスの圧力が上昇と下降とを繰り返す脈動運転を維持することができる。このため、昇圧期間では燃料電池内から液水や不純物の排出を促進できる。以上により、燃料電池の発電効率の低下を抑制できる。
前記制御装置は、前記降圧期間において、前記噴射装置から前記アノードガスを間欠的に噴射させてもよい。
前記噴射装置は、前記制御装置により開度が制御される弁を有し、前記弁の開度が増大するほど前記アノードガスの噴射流量が増大し、前記制御装置は、前記降圧期間において、前記昇圧期間よりも前記弁の開度を小さく維持することにより前記噴射装置から前記アノードガスを連続的に噴射させてもよい。
前記制御装置は、前記降圧期間において、前記アノードガスの噴射が休止している期間を0.5秒以下に制御してもよい。
前記制御装置は、前記降圧期間において、前記圧力が一時的に上昇するように前記噴射装置から前記アノードガスを噴射させてもよい。
前記噴射装置は、前記アノードガスを噴射する第1及び第2噴射装置を含み、前記第2噴射装置は、前記第1噴射装置よりも前記アノードガスの噴射流量が大きく、前記制御装置は、前記昇圧期間において少なくとも前記第2噴射装置から前記アノードガスを噴射させ、前記降圧期間において前記第2噴射装置からの前記アノードガスの噴射を停止して前記第1噴射装置から前記アノードガスを噴射させてもよい。
前記エジェクタ機構は、前記第1及び第2噴射装置の何れかからも噴射された前記アノードガスが通過する単一のエジェクタを含んでもよい。
前記エジェクタ機構は、前記第1及び第2噴射装置のそれぞれの下流に配置された第1及び第2エジェクタを含み、前記循環通路は、互いに分岐して前記第1及び第2エジェクタにそれぞれ接続された第1及び第2分岐通路を含んでもよい。
前記制御装置は、中及び低負荷運転時に前記脈動運転を実行してもよい。
燃料電池の発電効率の低下を抑制した燃料電池システムを提供できる。
図1は、燃料電池システムの概略構成図である。 図2は、比較例の脈動運転のタイミングチャートである。 図3は、本実施例での間欠噴射脈動運転のタイミングチャートである。 図4Aは、アノードガス噴射制御の一例を示したフローチャートであり、図4Bは、間欠噴射脈動運転の一例を示したフローチャートである。 図5は、第1変形例の燃料電池システムのアノードガス供給系の概略構成図である。 図6は、第1変形例の継続噴射脈動運転のタイミングチャートである。 図7Aは、第1変形例でのアノードガス噴射制御の一例を示したフローチャートであり、図7Bは、継続噴射脈動運転の一例を示したフローチャートである。 図8Aは、第2変形例の燃料電池システムのアノードガス供給系の概略構成図であり、図8Bは、マルチノズルエジェクタの概略構成図である。 図9は、第2変形例での間欠噴射脈動運転のタイミングチャートである。 図10Aは、第2変形例でのアノードガス噴射制御の一例を示したフローチャートであり、図10Bは、第2変形例での間欠噴射脈動運転の一例を示したフローチャートである。 図11は、第3変形例の燃料電池システムのアノードガス供給系の概略構成図である。
[燃料電池システムの構成]
図1は、燃料電池システム1の概略構成図である。燃料電池システム1は、車両に搭載されており、ECU(Electronic Control Unit)3、燃料電池(以下、FCと称する)4、二次電池(以下、BATと称する)8、カソードガス供給系10、アノードガス供給系20、及び電力制御系30を含む。尚、燃料電池システム1は、FC4に冷却水を循環させて冷却する不図示の冷却系を含む。また、燃料電池システム1が搭載された車両は、走行用のモータ50や、車輪5、アクセル開度センサ6を備えている。
FC4は、カソードガスとアノードガスの供給を受けて発電する固体高分子電解質型の単セルが複数積層されている。FC4内には、カソードガスが流れるカソード流路4cと、アノードガスが流れるアノード流路4aとが形成されている。単セルは、膜電極接合体とそれを挟持するカソード側のセパレータとアノード側のセパレータとから構成される。カソード流路4cは、主に膜電極接合体とカソード側のセパレータとの間で画定され、カソードガスが流通可能な空間である。アノード流路4aは、膜電極接合体とアノード側のセパレータとの間で画定され、アノードガスが流通可能な空間である。膜電極接合体は、電解質膜、電解質膜のカソード流路4c側の面に形成されたカソード触媒層、及び電解質膜のアノード流路4a側の面に形成されたアノード触媒層を含む。
カソードガス供給系10は、カソードガスとして酸素を含む空気をFC4に供給し、供給管11、排出管12、バイパス管13、エアコンプレッサ14、三方弁15、インタークーラ16、背圧弁17、及び加湿器18を含む。供給管11は、FC4のカソード入口マニホールドに接続されている。エアコンプレッサ14、三方弁15、及び背圧弁17の駆動は、ECU3により制御される。排出管12は、FC4のカソード出口マニホールドに接続されている。バイパス管13は供給管11及び排出管12を連通している。三方弁15は、供給管11とバイパス管13との接続部分に設けられている。三方弁15は供給管11とバイパス管13との連通状態を切り替える。エアコンプレッサ14、三方弁15、及びインタークーラ16は、供給管11上に上流側から順に配置されている。背圧弁17は、排出管12上であって、排出管12とバイパス管13との接続部分よりも上流側に配置されている。加湿器18は、供給管11及び排出管12に亘って設けられており、具体的には、インタークーラ16よりも下流側の供給管11上に設けられ、背圧弁17よりも上流側の排出管12上に設けられている。
エアコンプレッサ14は、カソードガスとして酸素を含む空気を、供給管11を介してFC4に供給する。FC4に供給されたカソードガスは、排出管12を介して排出される。インタークーラ16は、FC4に供給されるカソードガスを冷却する。背圧弁17は、FC4のカソード側の背圧を調整する。ECU3は、エアコンプレッサ14の回転速度を制御することにより、FC4に供給されるカソードガスの流量を調整できる。また、ECU3は、三方弁15及び背圧弁17の開度を制御することにより、FC4に供給されるカソードガスの流量及びバイバスされるカソードガスの流量を調整することができる。加湿器18は、排出管12を流れるFC4から排出されたカソードオフガス中の水分を利用して、供給管11を流れるFC4に供給される前のカソードガスを加湿する。加湿器18内には、カソードガスが流れる流路とカソードオフガスが流れる流路とを仕切るように水分透過膜が設けられており、この水分透過膜を介してカソードオフガス中の水分がカソードガス側に透過することにより、カソードガスが加湿される。尚、三方弁15の代わりに、供給管11上に封止弁を設け、バイパス管13上に分流弁を設けてもよい。
アノードガス供給系20は、アノードガスとして水素ガスをFC4に供給し、タンク20T、供給管21、排出管22、循環管23、タンク弁24、調圧弁25、インジェクタ(以下、INJと称する)26、気液分離器27、排水弁28、及びエジェクタ(以下、EJと称する)29を含む。タンク弁24、調圧弁25、INJ26、及び排水弁28の駆動は、ECU3により制御される。タンク20TとFC4のアノード入口マニホールドは、供給管21により接続されている。タンク20Tには、アノードガスである水素ガスが貯留されている。タンク弁24、調圧弁25、及びINJ26は、供給管21の上流側から順に配置されている。循環管23の一端は、FC4のアノード出口マニホールドに接続され、循環管23の他端は、EJ29に接続され、循環管23の途中に気液分離器27が配置されている。排出管22の一端は、気液分離器27の重力方向下端に接続されており、排出管22の他端は、カソードガス供給系10の排出管12に接続されており、排出管22の途中には、排水弁28が設けられている。
タンク弁24が開いた状態で調圧弁25の開度が調整され、INJ26が開弁することによりアノードガスが噴射される。INJ26は、噴射装置の一例である。INJ26から噴射されたアノードガスは、EJ29を通過して供給管21を流れてFC4に供給される。供給管21のINJ26及びEJ29よりも下流側であってFC4のアノード入口マニホールドよりも上流側には、圧力センサSが設けられている。圧力センサSは、FC4に供給されるアノードガスの圧力を代表する値として、供給管21のINJ26及びEJ29よりも下流側での圧力を検出する。気液分離器27は、FC4から排出されたアノードガスから水分を分離して貯留する。気液分離器27に貯留された水は、排水弁28が開くことにより、排出管22及び12を介して燃料電池システム1の外部へと排出される。循環管23は、FC4から排出されたアノードガスを再びFC4へ還流させるため配管であり、循環通路の一例である。INJ26から噴射されたアノードガスがEJ29を通過することによりEJ29内で負圧が発生し、この負圧によりFC4から排出されたアノードガスは、気液分離器27を介してEJ29へ吸引され、INJ26から噴射されたアノードガスと共に供給管21を流れてFC4に供給される。供給管21は、供給通路の一例である。EJ29は、エジェクタ機構の一例である。
INJ26は、アノードガスを噴射する噴射孔を有する弁座と、ソレノイドにより駆動されて噴射孔を開閉する弁体と、弁体を弁座に向けて付勢するスプリング等を備える。INJ26のソレノイドが通電されると、弁体が弁座から離隔して噴射孔からアノードガスが噴射される。INJ26のソレノイドへの通電が遮断されると、スプリングの付勢力に従って弁体が弁座に当接してアノードガスの噴射は停止する。
電力制御系30は、FC4の放電及びBAT8の充放電を制御する。電力制御系30は、燃料電池DC/DCコンバータ(以下、FDCと称する)32、バッテリDC/DCコンバータ(以下、BDCと称する)34、モータインバータ(以下、MINVと称する)38、補機インバータ(以下、AINVと称する)39を含む。FDC32は、ECU3から送信される要求電流値に基づきFC4による出力電流を制御すると共に、FC4からの直流電力を調整してMINV38やAINV39に出力する。BDC34は、BAT8からの直流電力を調整してMINV38やAINV39に出力する。FC4の発電電力は、BAT8に充電可能である。MINV38は、入力された直流電力を三相交流電力に変換してモータ50へ供給する。モータ50は、車輪5を駆動して車両を走行させる。FC4及びBAT8の電力は、AINV39を介してモータ50以外の負荷装置にも供給可能である。ここで負荷装置は、FC4用の補機と、車両用の補機とを含む。FC4用の補機とは、上述したエアコンプレッサ14、三方弁15、背圧弁17、タンク弁24、調圧弁25、INJ26、及び排水弁28を含む。車両用の補機は、例えば空調設備や、照明装置、ハザードランプ等を含む。尚、BDC34やFDC32を備えずに、FC4又はBAT8が直接MINV38に接続される構成であってもよい。
ECU3は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含む。ECU3は、アクセル開度センサ6、エアコンプレッサ14、三方弁15、背圧弁17、タンク弁24、調圧弁25、INJ26、排水弁28、FDC32、BDC34、及び圧力センサSが電気的に接続されている。
ECU3は、アクセル開度センサ6の検出値や上述した車両用の補機及びFC4用の補機の駆動状態、BAT8の蓄電電力等に基づいて、FC4への要求出力を算出し、この要求出力に基づいてFC4への要求電流値を算出する。また、ECU3は、FC4への要求出力に応じてエアコンプレッサ14、及びINJ26を制御してFC4に供給されるカソードガス及びアノードガスの流量を制御しつつ、FC4の要求電流値に基づいてFDC32を制御することによりFC4の出力電流を制御する。ECU3は、INJ26を制御する制御装置の一例である。
ここで、FC4の発電反応によりカソード流路4c内で発生した生成水やカソードガス中に含まれている窒素等が電解質膜を透過して、アノード流路4a内に液水や不純物が発生する場合がある。ECU3は、アノード流路4aからの液水や不純物の排出を促進するために、FC4に供給されるアノードガスの圧力を脈動させる脈動運転を実行する。本実施例の脈動運転について説明する前に、比較例の脈動運転について説明する。
[比較例の脈動運転]
図2は、比較例の脈動運転のタイミングチャートである。図2には、FC4に供給されるアノードガスの圧力Pと、INJ26の通電状態と、FC4のアノード流路4aに流入するアノードガスの流量Fとを示している。流量Fは、INJ26から噴射されたアノードガスの流量と、FC4から排出されて循環管23及びEJ29を介して再びFC4に循環するアノードガスの流量との合計である。
時刻t0xで、圧力センサSにより検出される圧力Pが圧力下限値PL以下となると、ECU3はINJ26をオフからオンに切り替える。これにより、INJ26からアノードガスが噴射されてEJ29を介してFC4に供給され、これに伴いFC4から排出されたアノードガスも循環管23及びEJ29を介してFC4に供給される。INJ26がアノードガスを噴射している期間では、圧力Pが上昇し、流量Fは所定値まで上昇してその後に略一定となる。INJ26からアノードガスが噴射されている間に圧力Pが上昇する理由は、この期間でFC4の発電により消費されるアノードガスの消費量よりも多い噴射量のアノードガスがINJ26から噴射されているからである。
時刻t1xで圧力Pが圧力上限値PU以上となると、ECU3はINJ26をオンからオフに切り替える。これにより、INJ26からのアノードガスの噴射は停止され、圧力P及び流量Fは低下し始め、流量Fは略ゼロとなる。アノードガスの噴射が停止されている期間で圧力Pが低下する理由は、噴射が停止されている期間においてもFC4は発電によりアノードガスが消費されているからである。
時刻t2xで再び圧力Pが圧力下限値PL以下となると、INJ26からアノードガスが噴射され、時刻t3xで圧力Pが圧力上限値PU以上となるとINJ26からのアノードガスの噴射が停止される。同様に、時刻t4xでINJ26からアノードガスが噴射され、時刻t5xでINJ26からのアノードガスの噴射が停止される。このように、圧力Pが圧力上限値PUと圧力下限値PLとの範囲で脈動する。比較例では、時刻t0x〜t1x、時刻t2x〜3x、及び時刻t4x〜t5xの期間は圧力Pが上昇する昇圧期間に相当し、時刻t1x〜t2x、時刻3x〜4xの期間は圧力Pが降下する降圧期間に相当する。
上述したように比較例では、降圧期間では流量Fは徐々に低下して略ゼロとなる。このように降圧期間ではFC4のアノード流路4a内でアノードガスが流動しにくくなる。これによりアノード流路4aの所定の箇所に液水や不純物が留まり、膜電極接合体のアノード触媒層の一部分にアノードガスが供給されにくい箇所が発生し、膜電極接合体の一部分で発電反応が生じにくくなり、FC4の発電効率が低下する可能性がある。
[本実施例の脈動運転]
本実施例では、間欠噴射脈動運転と通常脈動運転とが実行される。通常脈動運転については後述し、先に間欠噴射脈動運転について説明する。
[間欠噴射脈動運転]
図3は、本実施例での間欠噴射脈動運転のタイミングチャートである。図3には、図2と同様に、アノードガスの圧力Pと、INJ26の通電状態と、アノードガスの流量Fとを示している。本実施例の間欠噴射脈動運転についても比較例と同様、時刻t0で圧力Pが圧力下限値PL以下になるとINJ26がアノードガスを噴射し、時刻t1で圧力Pが圧力上限値PU以上になるとINJ26のアノードガスの噴射が停止される。その後も同様に、時刻t2で圧力Pが圧力下限値PL以下になるとINJ26がアノードガスを噴射し、時刻t3で圧力Pが圧力上限値PU以上になるとINJ26のアノードガスの噴射が停止される。
ここで、本実施例では時刻t1〜t2の降圧期間において、ECU4はINJ26によりアノードガスを間欠的に噴射させる。降圧期間における間欠噴射では、略一定の周期で、INJ26からアノードガスが噴射される噴射期間と、噴射が一時的に休止される休止期間とが交互に繰り返される。噴射期間中では、圧力Pが一時的に上昇して流量Fも一時的に増大する。休止期間中では、圧力Pが低下し流量Fも低下する。このように、降圧期間においてもFC4のアノード流路4a内でのアノードガスを流動させることができ、アノード流路4a内で液水や不純物が同じ箇所に留まることを抑制できる。これによりFC4の膜電極接合体の全面にわたってアノードガスが供給され、FC4の発電効率の低下が抑制される。尚、燃料電池システム1がEJ29を備えていることにより、降圧期間での間欠噴射での1回あたりの噴射期間が短くても、FC4から排出されたアノードガスをEJ29により吸引でき、これによりアノード流路4a内でのアノードガスの流動性を確保することができる。
図3には、降圧期間における間欠噴射での休止期間であるΔtを示しているが、Δtは0.5秒以下が好ましく、更に好ましくは0.1秒以下である。この期間であれば、噴射後の休止期間においてもアノード流路4a内でアノードガスが慣性により流動している状態であり、アノード流路4a内で液水や不純物が同じ箇所に留まることを抑制できる。尚、アノード流路4a内でのアノードガスの圧損が大きいほど、この休止期間は短い方が好ましい。アノードガスの圧損が大きいと、休止期間でアノードガスの流動を確保しにくいからである。但し、INJ26の応答性能を考慮して、休止期間や噴射期間を定める必要がある。
また、上述したようにINJ26の間欠噴射による噴射期間中では圧力Pは一時的に上昇するため、これにより流量Fも一時的に増大する。このように流量Fが一時的に増大するようにINJ26からアノードガスが噴射されるため、噴射の停止直後でもアノードガスが慣性により流動する。これによっても、アノード流路4a内で液水や不純物が同じ箇所に留まることを抑制でき、FC4の発電効率の低下が抑制される。
尚、降圧期間での間欠噴射による噴射量は、圧力Pが圧力下限値PLに向けて徐々に低下する程度に設定されている。詳細には、降圧期間でINJ26から噴射されるアノードガスの合計噴射量は、降圧期間でのFC4によるアノードガスの消費量よりも少なく設定されている。これにより、降圧期間において圧力Pを圧力下限値PLまで低下させることができ、圧力上限値PU及び圧力下限値PLの間で圧力Pを脈動させることができる。このような圧力上限値PU及び圧力下限値PL間での圧力Pの脈動によっても、アノード流路4aから液水や不純物の排出を促進できる。
図3の例では、降圧期間での間欠噴射において、1回の噴射期間は1回の休止期間よりも短いがこれに限定されず、噴射期間は休止期間よりも長くてもよい。また、降圧期間での間欠噴射での1回の噴射期間は、昇圧期間での噴射期間よりも短く設定されている。
降圧期間での圧力Pは以下のように制御してもよい。降圧期間において、時間経過とともに圧力上限値PUから圧力下限値PLにまで徐々に低下する目標圧力値が定められ、圧力Pがこの目標圧力値に収束するように、アノードガスが間欠的に噴射される。例えば、INJ26の噴射が実行されて圧力Pが目標圧力値以上となると、予め定められた目標休止期間だけINJ26の噴射が休止される。この休止期間が目標休止期間を経過すると、再びINJ26の噴射が実行される。これにより、圧力Pが目標圧力値以上となると、再度目標休止期間だけINJ26の噴射が休止される。このようにして降圧期間において圧力Pが徐々に低下するように制御してもよい。また、降圧期間において、圧力Pが徐々に低下するように目標噴射期間及び目標休止期間を予め実験結果等から定めておき、これに従って間欠噴射を実行してもよい。例えば、目標噴射期間と目標休止期間は、1回の噴射による圧力Pの上昇量が休止期間での圧力Pの低下量未満となるように定めればよい。
[アノードガス噴射制御]
図4Aは、アノードガス噴射制御の一例を示したフローチャートである。ECU3は、FC4が発電中であるか否かを判定する(ステップS1)。例えば、ECU3は、不図示の電流センサにより検出されたFC4の出力電流値がゼロより大きい場合に発電中であり、出力電流値がゼロの場合には発電停止中であると判定してもよい。また、ECU3は、FC4への要求出力が、発電を開始する所定の閾値以上の場合に発電中であり、閾値未満の場合に発電停止中であると判定してもよい。ステップS1でNoの場合には、本制御は終了する。
ステップS1でYesの場合には、ECU3はFC4が中又は低負荷運転要求があるか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3でYesの場合には、ECU3は間欠噴射脈動運転を実行する(ステップS5)。ステップS3でNoの場合には、ECU3は通常脈動運転を実行する(ステップS7)。即ち、FC4に対する高負荷運転要求がある場合には、間欠噴射脈動運転は実行されずに通常脈動運転が実行される。通常脈動運転については後述する。
図4Bは、間欠噴射脈動運転の一例を示したフローチャートである。ECU3は、INJ26のソレノイドを通電して連続的にアノードガスを噴射させる(ステップS11)。次に、ECU3は、圧力センサSの検出結果に基づいて圧力Pが圧力上限値PU以上であるか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13でNoの場合には、ステップS11の処理が継続される。ステップS13でYesの場合には、ECU3はINJ26に間欠的にアノードガスを噴射させる(ステップS15)。間欠噴射ではINJ26のソレノイドへの通電及び通電の遮断が繰り返し行われる。噴射と噴射の休止が繰り返される間欠噴射において、噴射期間でのアノードガスの噴射量が、噴射期間及び休止期間でのFC4のアノードガスの消費量未満となるように、ソレノイドへの通電期間及び通電が遮断された遮断期間が制御される。次にECU3は、圧力Pが圧力下限値PL以下であるか否かを判定する(ステップS17)。ステップS17でNoの場合には、再度ステップS15の処理が継続される。ステップS17でYesの場合には、ステップS11の処理が実行される。
次に、通常脈動運転について説明する。通常脈動運転は、図2に示した比較例と同様に降圧期間ではアノードガスの噴射は実行されない。FC4が高負荷運転時には、FC4のアノードガスの消費量は中及び低負荷運転時よりも多く、アノードガスの噴射が停止している状態での圧力Pの低下速度も速い。このため、高負荷運転時に圧力Pをより高い圧力に維持するために、中及び低負荷運転時よりも圧力下限値PLが高い値に設定され、圧力上限値PUと圧力下限値PLによって定まる圧力Pの振幅の大きさが縮小する。このため、高負荷運転時には圧力Pが圧力上限値PU以上となってアノードガスの噴射を停止しても、比較的短時間で圧力Pが圧力下限値PL以下にまで低下し再度アノードガスの噴射が行われる。従って、高負荷運転時には、降圧期間が中及び低負荷運転時よりも短くなり、この短い降圧期間に、上述した間欠噴射を実行することはINJ26の制御上困難となる場合がある。また、高負荷運転時には降圧期間が短いため、INJ26の噴射が停止している期間においても、降圧期間にアノードガスが噴射されていなくても、降圧期間に占めるアノードガスがアノード流路4a内で慣性により流動している期間が確保されている。また、高負荷運転時には、アノード流路4a内には常時流速の速いアノードガスが流動しているため、アノード流路4a内で液水や不純物が同じ箇所に留まりにくい。従って、高負荷運転時には降圧期間においてアノードガスの噴射は行われない。尚、上記の説明は、必ずしも高負荷運転時での降圧期間において間欠噴射を実行しないことを意図したものではなく、INJ26が高い応答性を有している場合や、降圧期間中に一度でもINJ26によりアノードガスを噴射できる程度に降圧期間の長さが設定されている場合には、高負荷運転時での降圧期間において間欠噴射を実行してもよい。
本実施例では、間欠噴射脈動運転において降圧期間の全体にわたってINJ26からアノードガスが間欠的に噴射されたがこれに限定されず、降圧期間内でINJ26を少なくとも一度噴射してもよい。また、降圧期間内の一部の期間で間欠的に噴射を実行してもよい。例えば、昇圧期間ではINJ26により連続噴射が実行されているため、昇圧期間から降圧期間に切り替わった直後ではまだアノード流路4a内でアノードガスが流動している場合がある。このため、降圧期間の途中から終了まで間欠的に噴射してもよい。また、降圧期間内で、所定期間にわたって間欠噴射を実行し、その後に停止期間を挟んで再び間欠噴射を実行してもよい。
ここで、圧力上限値PUは、FC4の電解質膜の許容圧力に基づいて定められており、FC4への要求負荷の大きさによらずに略一定である。これに対して圧力下限値PLは、FC4への要求負荷が小さいほど低下するように設定される。FC4への要求負荷が小さいほど、FC4によるアノードガスの消費量が小さいからである。従って、FC4への要求負荷が小さいほど、圧力上限値PUと圧力下限値PLとにより定まる圧力Pの振幅の大きさが拡大する。振幅が拡大することにより、仮に間欠噴射を実行しなかった場合での降圧期間の長さは長くなる。このため、FC4への要求負荷が小さいほど、間欠噴射脈動運転での降圧期間での間欠噴射の噴射回数を多くしてもよい。これにより、降圧期間が長い場合であっても、降圧期間中にアノード流路4a内でのアノードガスの流動を確保することができる。
[第1変形例]
図5は、第1変形例の燃料電池システム1Aのアノードガス供給系20Aの概略構成図である。尚、上述した本実施例と同一の構成については同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。また、図5に示していない構成は、上述した構成と同様である。第1変形例では、INJ26は設けられておらず、調圧弁25の開度がECU3に制御されることにより、調圧弁25からのアノードガスの噴射量が制御される。調圧弁25は、バタフライバルブが用いられており、DCモータにより駆動される電動弁として構成されている。ECU3はDCモータの駆動を制御することにより、調圧弁25の開度を任意の開度に維持することができる。また、調圧弁25の開度が増大するほど、調圧弁25から噴射されるアノードガスの噴射流量は増大する。第1変形例では、調圧弁25が噴射装置の一例である。第1変形例では、上述した間欠噴射脈動運転の代わりに、継続噴射脈動運転を実行する。
図6は、第1変形例の継続噴射脈動運転のタイミングチャートである。時刻t0a〜t1aまでや時刻t2a〜t3aまでの昇圧期間では、調圧弁25の開度は比較的大きな値である開度αに維持される。昇圧期間での調圧弁25の開度αは、FC4によるアノードガスの消費量よりも調圧弁25からのアノードガスの噴射量が多くなるように制御されている。時刻t1a〜時刻t2aまでの降圧期間では、調圧弁25の開度は、昇圧期間での調圧弁25の開度αよりも小さく且つゼロよりも大きい値である開度βに維持される。降圧期間での調圧弁25の開度βは、FC4によるアノードガスの消費量よりも調圧弁25からのアノードガスの噴射量が少なくなるように設定される。これにより、降圧期間で圧力Pを徐々に低下させつつ、常に調圧弁25からアノードガスが連続的に噴射されている。このため、降圧期間でも常にFC4のアノード流路4a内ではアノードガスが流動し、アノード流路4a内で液水や不純物が同じ箇所に留まることを抑制できる。また、降圧期間で圧力Pを徐々に低下させることにより、昇圧期間と降圧期間とを繰り返し、圧力Pを圧力下限値PL及び圧力上限値PU間で脈動させることができるため、この脈動によってアノード流路4aからの液水や不純物の排出を促進できる。
図7Aは、第1変形例でのアノードガス噴射制御の一例を示したフローチャートである。ステップS3でYesの場合、ECU3は継続噴射脈動運転を実行し(ステップS5a)、ステップS3でNoの場合には、ECU3は非脈動運転を実行する(ステップS7a)。非脈動運転については後述する。
図7Bは、継続噴射脈動運転の一例を示したフローチャートである。ECU3は、調圧弁25の開度を開度αに制御する(ステップS11a)。開度αは、FC4によるアノードガスの消費量よりも調圧弁25からのアノードガスの噴射量が多くなる開度である。開度αは、一定の固定値であってもよいし、中及び低負荷運転状態においてFC4への要求負荷が増大するほど、大きく設定してもよい。ステップS13でYesの場合、ECU3は調圧弁25の開度を開度βに制御する(ステップS15a)。開度βについても、一定の固定値に限定されない。ステップS17でYesの場合には、ステップS11aの処理が実行される。ステップS17でNoの場合には、ステップS15aの処理が継続される。
非脈動運転では、調圧弁25の開度を高い状態に維持して、常時高い流量でアノードガスを噴射させる。この場合、FC4によるアノードガスの消費量と調圧弁25から噴射されるアノードガスの噴射量が一致するように、調圧弁25の開度は一定に維持される。このため、これまで説明してきた脈動運転のように、アノードガスの消費量と噴射量との大小関係に起因した圧力Pの脈動は生じない。
第1変形例では、継続噴射脈動運転において降圧期間の全体にわたって調圧弁25が所定の開度に維持されたアノードガスが継続的に噴射されたがこれに限定されない。例えば、降圧期間において圧力Pが圧力上限値PUを越えずに徐々に低下するように、調圧弁25の開度を第1所定値と第1所定値よりも小さくゼロ以外の第2所定値とに交互に制御してもよい。この場合、調圧弁25の開度が第2所定値に維持されている場合には圧力Pが低下する程度の開度に設定する必要があるが、調圧弁25の開度が第1所定値に維持されている場合に圧力Pは低下してもよいし、一定に維持されてもよいし、上昇してもよい。例えば調圧弁25の開度が第1所定値に維持されている期間で圧力Pが上昇する場合には、調圧弁25の開度が第1所定値に維持されている期間での圧力Pの上昇量が調圧弁25の開度が第2所定値に維持されている期間での圧力Pの低下量未満となるように、両期間を定める必要がある。このように調圧弁25の開度を制御して降圧期間において一時的に圧力Pを上昇させることにより、降圧期間においてアノード流路4a内で液水や不純物が同じ箇所に留まることを抑制できる。
また、降圧期間内で調圧弁25を少なくとも一度閉じて少なくとも一度開くことによりアノードガスを噴射してもよい。また、上述した本実施例のように、降圧期間内で調圧弁25を複数開閉させることにより間欠噴射を実行してもよい。間欠噴射を実行する際には、噴射期間中に圧力Pが一時的に上昇するように調圧弁25の開度を制御してもよい。
[第2変形例]
図8Aは、第2変形例の燃料電池システム1Bのアノードガス供給系20Bの概略構成図である。アノードガス供給系20Bは、小流量インジェクタ(以下、SINJと称する)26a、大流量インジェクタ(以下、LINJと称する)26b及びマルチノズルエジェクタ(以下、MEJと称する)29Aを含む。調圧弁25、SINJ26a及びLINJ26b、及びMEJ29Aは、供給管21の上流側から順に配置されている。SINJ26a及びLINJ26bは、供給管21の部分的に互いに分岐した部位にそれぞれ設けられている。SINJ26a及びLINJ26bの何れかから噴射されたアノードガスはMEJ29Aを通過してFC4に供給される。MEJ29Aは、エジェクタ機構の一例である。
SINJ26a及びLINJ26bは、それぞれ上述したINJ26と同様の構造を有しているが、LINJ26bの噴射孔の径はSINJ26aの噴射孔の径よりも大きい。従って、噴射期間が同じ条件下では、LINJ26bからのアノードガスの噴射流量の方が、SINJ26aからのアノードガスの噴射流量よりも大きい。アノードガスの噴射流量は、単位時間あたりに各インジェクタから噴射されるアノードガスの量である。SINJ26aは第1インジェクタの一例であり、LINJ26bは第2インジェクタの一例である。ECU3には、SINJ26a、LINJ26bが電気的に接続されている。
図8Bは、MEJ29Aの概略構成図である。MEJ29Aは、ノズル部291a及び291bと、吸引部292と、混合部293と、ディフューザ部294とを有する。ノズル部291a及び291bは、それぞれSINJ26a及びLINJ26bに接続されており、ノズル部291bはノズル部291aよりも径が大きく形成されている。吸引部292には、循環管23が接続されている。SINJ26a及びLINJ26bのそれぞれ噴射されたアノードガスがノズル部291a及び291bを介してMEJ29A内を通過することにより、FC4から排出されたアノードガスは吸引部292に吸引される。混合部293では、SINJ26a及びLINJ26bの何れかから噴射されたアノードガスと、FC4から排出されたアノードガスとが混合する。ディフューザ部294では、混合部293において混合されたアノードガスが流れる。ディフューザ部294は、下流側に従って径が徐々に拡大するように形成されている。混合部293で新たに噴射されたアノードガスとFC4から排出されたアノードガスとが混合して、混合したアノードガスがディフューザ部294を流れる過程で、水素濃度が均一となる。これにより、水素濃度が均一なアノードガスがFC4に供給される。
上述したように、SINJ26aのみならずLINJ26bから噴射されたアノードガスもMEJ29Aを通過するため、SINJ26a及びLINJ26bの何れからアノードガスが噴射されても、FC4から排出されたアノードガスがMEJ29Aに吸引されてFC4に再循環させることができる。また、2つのSINJ26a及びLINJ26bに対して単一のMEJ29Aが共用されているため、SINJ26a及びLINJ26bに対して個別にエジェクタを設ける場合と比較して部品点数が削減されており、搭載スペースも削減されている。
図9は、第2変形例での間欠噴射脈動運転のタイミングチャートである。昇圧期間ではLINJ26bによりアノードガスを連続噴射させ、降圧期間ではLINJ26bによるアノードガスの噴射は停止してSINJ26aによりアノードガスを間欠的に噴射させる。昇圧期間でのLINJ26bの噴射量は、昇圧期間でのFC4のアノードガスの消費量よりも多い。降圧期間でのSINJ26aの噴射量は、降圧期間でのFC4のアノードガスの消費量よりも少ない。昇圧期間では、FC4に発電に使用されるアノードガスを供給するとともにアノード流路4a内から液水や不純物の排出を促進することを目的とするため、噴射流量が大きいLINJ26bを用いることが適している。一方、降圧期間では、FC4のアノード流路4a内でのアノードガスの流動を確保する目的でアノードガスが間欠的に噴射されるため、噴射流量の小さいSINJ26aを用いることが適している。
図10Aは、第2変形例でのアノードガス噴射制御の一例を示したフローチャートである。ステップS3でYesの場合には、ECU3は間欠噴射脈動運転を実行する(ステップS5b)。ステップS3でNoの場合には、ECU3は通常脈動運転を実行する(ステップS7b)。第2変形例での通常脈動運転については後述する。
図10Bは、第2変形例での間欠噴射脈動運転の一例を示したフローチャートである。ECU3は、LINJ26bによるアノードガスを連続噴射させ、SINJ26aによる噴射は停止する(ステップS11b)。ステップS13でNoの場合には、ステップS11bの処理が継続される。ステップS13でYesの場合には、ECU3はLINJ26bによるアノードガスの噴射は停止させ、SINJ26aによりアノードガスを間欠的に噴射させる(ステップS15b)。ステップS17でYesの場合には、ステップS11bの処理が実行される。ステップS17でNoの場合には、ステップS15bの処理が継続される。
第2変形例での通常脈動運転では、SINJ26aの噴射を停止してLINJ26bのみからアノードガスを噴射してもよいし、SINJ26a及びLINJ26bの双方からアノードガスを噴射してもよい。
第2変形例では、間欠噴射脈動運転での昇圧期間ではLINJ26bのみからアノードガスを噴射させたが、SINJ26a及びLINJ26bの双方からアノードガスを噴射してもよい。これにより昇圧期間でFC4に供給されるアノードガスの圧力を急上昇させることができ、アノード流路4aからの液水や不純物の排出を促進できる。
第2変形例の間欠噴射脈動運転の代わりに、第1変形例の継続噴射脈動運転のように降圧期間においてSINJ26aから連続的にアノードガスを噴射してもよい。この場合、降圧期間で圧力Pが徐々に低下するように、SINJ26aのアノードガスの単位時間当たりの噴射量が、FC4の単位時間当たりのアノードガスの消費量よりも少ない必要がある。
[第3変形例]
図11は、第3変形例の燃料電池システム1Cのアノードガス供給系20Cの概略構成図である。燃料電池システム1Cでは、SINJ26a及びLINJ26bからそれぞれ噴射されたアノードガスが通過するエジェクタ(以下、EJと称する)29a及び29bが設けられている。即ち、SINJ26aから噴射されたアノードガスはEJ29aのみを通過し、LINJ26bから噴射されたアノードガスはEJ29bのみを通過する。SINJ26a及びEJ29aと、LINJ26b及びEJ29bとは、供給管21Aの部分的に互いに分岐した分岐管21a及び21bにそれぞれ設けられている。循環管23Aは、気液分離器27よりも下流側で分岐管23a及び23bに分岐しており、分岐管23a及び23bはそれぞれEJ29a及び29bに接続されている。EJ29a及び29bは、エジェクタ機構の一例である。
このように、EJ29a及び29bはそれぞれSINJ26a及びLINJ26bの専用のエジェクタであるため、EJ29aの設計の際にはLINJ26bの諸元を考慮する必要はなく、EJ29bの設計の際にはSINJ26aの諸元を考慮する必要はない。従って、EJ29a及び29bのそれぞれの設計の自由度が確保されている。例えばLINJ26bはSINJ26aよりもアノードガスの噴射流量が大きいため、EJ29bはEJ29aよりも大型に設計してもよい。
第3変形例においても、第2変形例と同様に、間欠噴射脈動運転では、昇圧期間ではLINJ26bのみからアノードガスを連続的に噴射させ、降圧期間ではSINJ26aのみからアノードガスを間欠的に噴射させる。
第3変形例では、SINJ26a及びLINJ26bの双方が設けられているが、LINJ26bのみを採用してSINJ26aを採用しない構成であってもよい。この場合、昇圧期間では調圧弁25の開度を比較的大きく維持しつつLINJ26bからアノードガスを連続噴射させ、且つ調圧弁25からEJ29aを経由してアノードガスを4に供給してもよい。降圧期間では調圧弁25の開度を比較的小さく維持しLINJ26bを停止することにより、EJ29aを経由してアノードガスをFC4に供給してもよい。
第2及び第3変形例において、調圧弁25を用いずに、SINJ26a及びLINJ26bの代わりに2つの調圧弁を用いた構成であってもよい。例えば2つの調圧弁は、開度が同じであったとしてもアノードガスの噴射流量に差がある構成であってもよい。この場合、SINJ26aの代わりに噴射流量が小さい調圧弁を用い、LINJ26bの代わりに噴射流量が大きい調圧弁を用いる。この場合、昇圧期間では少なくとも噴射流量が大きい調圧弁によりアノードガスを噴射させ、降圧期間では噴射流量が大きい調圧弁による噴射を停止し噴射流量が小さい調圧弁の開度を圧力Pが低下する程度に制御して噴射流量が小さい調圧弁によりアノードガスを噴射させてもよい。また、2つの調圧弁は、開度が同じ場合にはアノードガスの噴射量は同じであるが、制御可能な最大開度に差がある構成であってもよい。この場合、SINJ26aの代わりに、最大開度が小さい調圧弁を用い、LINJ26bの代わりに最大開度が大きい調圧弁を用いてもよい。この場合、昇圧期間では少なくとも最大開度が大きい調圧弁によりアノードガスを噴射させ、降圧期間では最大開度が大きい調圧弁による噴射を停止し最大開度が小さい調圧弁の開度を圧力Pが低下する程度に制御して最大開度が小さい調圧弁によりアノードガスを噴射させてもよい。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 燃料電池システム
3 ECU(制御装置)
4 燃料電池スタック(燃料電池)
20 アノードガス供給系
21 供給管(供給通路)
23 循環管(循環通路)
26 インジェクタ(噴射装置)
29 エジェクタ(エジェクタ機構)

Claims (9)

  1. 燃料電池と、
    アノードガスを噴射する噴射装置と、
    前記噴射装置から噴射された前記アノードガスが通過するエジェクタ機構と、
    前記燃料電池から排出された前記アノードガスを前記エジェクタ機構に戻す循環通路と、
    前記噴射装置から噴射された前記アノードガスと共に前記燃料電池から排出された前記アノードガスを前記エジェクタ機構から前記燃料電池に供給する供給通路と、
    前記噴射装置を制御することにより、前記燃料電池に供給される前記アノードガスの圧力が上昇する昇圧期間と下降する降圧期間とが交互に繰り返すように前記圧力を所定の範囲内で脈動させる脈動運転を実行する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記昇圧期間において前記燃料電池で消費される前記アノードガスの消費量よりも多い噴射量の前記アノードガスを前記噴射装置から噴射させ、前記降圧期間において前記消費量よりも少ない噴射量の前記アノードガスを前記噴射装置から噴射させる、燃料電池システム。
  2. 前記制御装置は、前記降圧期間において、前記噴射装置から前記アノードガスを間欠的に噴射させる、請求項1の燃料電池システム。
  3. 前記噴射装置は、前記制御装置により開度が制御される弁を有し、前記弁の開度が増大するほど前記アノードガスの噴射流量が増大し、
    前記制御装置は、前記降圧期間において、前記昇圧期間よりも前記弁の開度を小さく維持することにより前記噴射装置から前記アノードガスを連続的に噴射させる、請求項1の燃料電池システム。
  4. 前記制御装置は、前記降圧期間において、前記アノードガスの噴射が休止している期間を0.5秒以下に制御する、請求項2の燃料電池システム。
  5. 前記制御装置は、前記降圧期間において、前記圧力が一時的に上昇するように前記噴射装置から前記アノードガスを噴射させる、請求項1乃至4の何れかの燃料電池システム。
  6. 前記噴射装置は、前記アノードガスを噴射する第1及び第2噴射装置を含み、
    前記第2噴射装置は、前記第1噴射装置よりも前記アノードガスの噴射流量が大きく、
    前記制御装置は、前記昇圧期間において少なくとも前記第2噴射装置から前記アノードガスを噴射させ、前記降圧期間において前記第2噴射装置からの前記アノードガスの噴射を停止して前記第1噴射装置から前記アノードガスを噴射させる、請求項1乃至5の何れかの燃料電池システム。
  7. 前記エジェクタ機構は、前記第1及び第2噴射装置の何れかからも噴射された前記アノードガスが通過する単一のエジェクタを含む、請求項6の燃料電池システム。
  8. 前記エジェクタ機構は、前記第1及び第2噴射装置のそれぞれの下流に配置された第1及び第2エジェクタを含み、
    前記循環通路は、互いに分岐して前記第1及び第2エジェクタにそれぞれ接続された第1及び第2分岐通路を含む、請求項6の燃料電池システム。
  9. 前記制御装置は、中及び低負荷運転時に前記脈動運転を実行する、請求項1乃至8の何れかの燃料電池システム。
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