JP7093467B2 - 電気チルトロータ航空機 - Google Patents

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Description

[0001]この出願は、この参照によりその全体が本明細書に組み込まれる2018年5月10日に出願された米国仮出願第62/669,874号の利益を主張するものである。
[0002]本発明は一般に航空分野に関し、より具体的には、航空分野における新規で有用な航空機に関する。
[0003]回転翼航空機(ヘリコプターなど)と固定翼航空機の間にはトレードオフが存在する。ヘリコプターは垂直離着陸(VTOL)とホバリングが可能であるが、固定翼航空機は長距離の移動において効率的に動作し、多くの場合、より高速で移動できる。チルトロータ航空機(すなわち、主に回転翼航空機としての運用と、同じ推進システムを使用して固定翼航空機としての運用との間で移行できる航空機)は、回転翼運用(例えば、VTOLおよびホバー機能)と固定翼運用の特定の態様を有利に組み合わせることができる。しかしながら、チルトロータ構成への従来のアプローチには、いくつかの欠点があった。例えば、機械式パワートレインを有するチルトロータ航空機は、多くの場合、パワープラント(例えば、航空機の胴体内にある)と推進システム(例えば、パワープラントの遠位の航空機の外部にあるロータまたはプロペラ)との間に複雑な機械的動力伝達を必要とし、これにより航空機の重量と複雑さが増すことになる。複雑さが増すため、チルトロータ航空機への従来のアプローチでは、推進ユニット(ロータ、プロペラ、ターボ機械など)の数が制限されることが多く、これにより、飛行中に1つのエンジン不作動(OEI)や他の緊急推進関連状況により制御不能状態(LoC)となるリスクが高くなる。従来のチルトロータ航空機は、他の不都合も受けやすくもある。
[0004]したがって、航空分野において、新規で有用なチルトロータ航空機を生産するニーズがあった。本発明は、そのような新規で有用なチルトロータ航空機を提供する。
[0005]図1A~1Bは、それぞれ、ホバー構成と前進構成にある航空機の一態様の概略上面図を示す。[0006]図1C~1Dは、それぞれ、ホバー構成と前進構成にある航空機の一態様の概略側面図を示す。 [0007]図2Aは、航空機の一部の一態様の上面図と、縦軸および横軸を含む例示的な主軸とを示す。[0008]図2Bは、航空機の一部の一態様の側面図と、縦軸および垂直軸を含む例示的な主軸とを示す。 [0009]図3は、航空機の複数のプロペラの実質的に対称なホバー配置の例を示す。 [0010]図4は、V尾翼を具える航空機の前進構成の一態様の後から見た図を示す。 [0011]図5は、交差した水平尾翼と尾翼を具える航空機の一部の一態様の後から見た図を示す。 [0012]図6A~6Bはそれぞれ、パイロットが推進アセンブリの前方にある第1の構成と、パイロットが推進アセンブリの後方にある第2の構成とにおける、航空機のパイロットに対する例示的な推進アセンブリの相対的な向きの概略図を示す。 [0013]図7は、ホバーモードでの動作中の重力ベクトルに対する航空機の向きの例を示す図である。 [0014]図8は、リンケージを具える推進アセンブリの例示的な実施形態の、前進構成とホバー構成とを示す。 [0015]図9は、リンケージを具える推進アセンブリの実施例の、前進構成とホバー構成の両方における航空機の例示的な実施形態における翼およびプロペラの相対的な向きを示す。 [0016]図10は、ピボットを具える推進アセンブリの例示的な実施形態の前進構成とホバー構成とを示す。 [0017]図11は、ピボットを含む推進アセンブリの実施例の、前進構成およびホバー構成の両方における航空機の例示的な実施形態における翼およびプロペラの相対的な向きを示す。 [0018]図12は、掃引翼と、リンケージとを具える推進アセンブリの例示的な実施形態とを具える航空機の例示的な実施形態の、前進構成およびホバー構成における翼およびプロペラの相対的な向きを示す。 [0019]図13は、非掃引翼と、リンケージとを具える推進アセンブリの例示的な実施形態とを具える航空機の例示的な実施形態の、前進構成およびホバー構成における翼およびプロペラの相対的な向きを示す。 [0020]図14A~Bは、前進構成の一態様における航空機の例示的な実施形態のそれぞれ正面斜視図および背面斜視図を示す。 [0021]図15A~Bは、それぞれ、ホバー構成の一態様における航空機の例示的な実施形態の第1の斜視図および第2の斜視図を示す。 [0022]図16A~Bは、それぞれ、前進構成およびホバー構成の一態様における航空機の例示的な実施形態の正面図を示す。 [0023]図17A~Bは、それぞれ、前進構成およびホバー構成の一態様における航空機の例示的な実施形態の俯瞰図を示す。[0024]図17Cは、図17Aおよび17Bの航空機の例示的な実施形態の前進構成およびホバー構成の一態様における、推進アセンブリ間のハブ間距離の変化を示すテーブルである。 [0025]図18Aは、前進構成の一態様における航空機の例示的な実施形態の側面図を示す。[0026]図18Bは、前進構成とホバー構成の態様間の航空機の例示的な実施形態の側面図を示す。[0027]図18Cは、ホバー構成の一態様における航空機の例示的な実施形態の側面図を示す。 [0028]図19Aは、前進構成の一態様におけるピボットチルト機構を具える推進アセンブリの一態様を示す。[0029]図19Bは、前進構成とホバー構成の態様間のピボットチルト機構を具える推進アセンブリの一態様を示す。[0030]図19Cは、ホバー構成の一態様におけるピボットチルト機構を具える推進アセンブリの一態様を示す。 [0031]図20Aは、前進構成の一態様におけるリンケージチルト機構を具える推進アセンブリの一態様を示す。[0032]図20Bは、前進構成とホバー構成の態様間のリンケージチルト機構を具える推進アセンブリの一態様を示す。[0033]図20Cは、ホバー構成の一態様におけるリンケージチルト機構を具える推進アセンブリの一態様を示す。
[0034]本発明の好ましい実施形態の以下の説明は、本発明をこれらの好ましい実施形態に限定することを意図するのではなく、むしろ当業者が本発明を作成および使用できるようにすることを意図するものである。
1.概要
[0035]図1A~1Bに示されるように、チルトロータ航空機100は、機体と、当該機体に結合された複数の推進アセンブリとを具える。航空機100は、複数の推進アセンブリ120がホバー構成で配置されるホバーモードと、複数の推進アセンブリ120が前進構成で配置される前方モードとの間で動作可能である。ホバー構成は、ホバーモードでの航空機100の動作中における、複数の推進アセンブリ120の各プロペラ122の、複数の推進アセンブリ120のそれぞれ他のプロペラ122および機体110に対する位置を規定し、前進配置は同様に、前進モードで動作中の各プロペラ122のそれぞれ他のプロペラ122および機体110に対する相対位置を規定する。機体110は、左翼112、右翼114、胴体116、および尾翼118を具え、ここで左翼と右翼は胴体116に結合され、尾翼118の前方の間に配置される。各推進アセンブリ120は、プロペラ、チルト機構、および電気モータを具える。各推進アセンブリ120は、好ましくは関連するチルト機構124によって、あるいは他の任意の適切な方法で、以下でさらに詳述するように、ホバー構成と前進構成との間で動作可能である。チルトロータ航空機100は、さらに、電源、飛行操縦翼面142およびアクチュエータ、ならびに任意の他の適切な構成要素を具えることができる。
[0036]チルトロータ航空機100は、重心(CoG)を規定する。この重心は、好ましくは、チルトロータ航空機100の重量が作用すると見なすことができる三次元空間内の点であるが、代替的に、有限の体積を有する領域、多様な航空機100の積載構成においてCoGを規定する一組の点として定義することができ、および/または他の方法で適切に定義されてもよい。重心は、航空機100の質量の状態や配置(例えば、積載状態あるいは空、貨物および/または乗客の重量分布、プロペラのチルト構成など)に依存し、本書におけるCoGとは、好ましくは、無積載状態(例えば、空の状態)かつ複数のプロペラのホバー配置における航空機100のCoGを指すが、追加的または代替的に、積載状態の、前進配置状態、および他の任意の航空機100の適切な状態を指すことができる。
[0037]チルトロータ航空機100は、様々な幾何学的特徴を規定する。チルトロータ航空機100は、図2A~2Bに示されるように、垂直軸(例えば、ヨー軸10)、縦軸(例えば、ロール軸20)、および横軸(例えば、ピッチ軸30)を含む主な幾何学的軸を定義する。垂直軸、縦軸、および横軸は、それらが航空機100のCoGで交差するように定義することができ、これらの軸のいずれか1つの周りの純粋なモーメントにより、航空機100は、垂直軸、縦軸、および横軸の周りをそれぞれ回転する。しかしながら、3つの主軸はCoGを基準として、または基準とせずに、追加的または代替的に、幾何学的に(例えば、1または複数の次元における航空機100の対称線に基づいて、航空機100を通る任意の線に基づいて)定義することができる。例えば、軸は、航空機100の幾何学的中心で交差してもよい。チルトロータ航空機のプロペラはそれぞれ、プロペラの回転軸を中心とするディスク領域を定義し、このディスク領域は、回転軸から離れて延在する無限のディスク面に包含される。航空機100の一態様では、複数の推進アセンブリ120のそれぞれのディスク面は、複数の推進アセンブリ120の残りの任意の適切なサブセットと同一の広がりを持つことができる。第1の例では、各ディスク面は、第1の一態様のホバー構成において、互いに同一の広がりを持つことができる。第2の例では、各ディスク面は、航空機100の縦軸を横切って対称的に他の1つの推進アセンブリ120のディスク面と同一の広がりを有し、かつ互いの推進アセンブリ120のディスク面から変位してもよい。しかしながら、複数の推進アセンブリ120のディスク面は、他の方法で互いに対して適切に配置してもよい。
[0038]チルトロータ航空機100は、ホバーモード(例えば、回転翼モード)と前進モード(例えば、固定翼モード)との間で動作可能な航空機を提供するように機能する。ホバーモードは、航空機100の垂直離陸、垂直着陸、および/または実質的に静止したホバリングを含み得るが、ホバーモードは追加的または代替的に、垂直方向の推力が複数の推進アセンブリ120のうちの1つまたは複数によって生成される任意の適切な動作モードを含むことができる。前進モードは、航空機100の前進飛行、水平離陸、および/または水平着陸(例えば、従来の離着陸/CTOL)を含み得るが、前進モードは追加的または代替的に、水平方向の推力が複数の推進アセンブリ120のうちの1つまたは複数によって生成される任意の適切な動作モードを含むことができる。したがって、ホバーモードと前進モードは相互に排他的ではなく、チルトロータ航空機100は、ホバーモードと前進モードの重ね合わせで動作することができる(例えば、複数の推進アセンブリ120が、ホバー構成と前進構成との間の複数の推進アセンブリ120のそれぞれの限界構成によって規定されるホバー配置と前進配置の重ね合わせに配置される)。チルトロータ航空機100はまた、ホバーモードで安定(例えば、最大安定、定義された安定性ウィンドウまたは飛行条件のエンベロープ内で安定、航空機100への様々な制御入力の安定閾値の度合まで安定)かつ効率的(例えば、空力効率、電力効率、熱力学効率など)である航空機を提供するように機能することができる。チルトロータ航空機100はまた、乗客および/または貨物に空中輸送を提供するように機能することができる。しかしながら、チルトロータ航空機100は、追加的または代替的に、他の任意の適切な機能を有してもよい。
[0039]チルトロータ航空機100は、ホバーモードおよび前進モードを含む複数のモード間で動作可能である。ホバーモードでは、複数の推進アセンブリ120をホバー構成で配置することができる。ホバー構成では、好ましくは複数のプロペラのそれぞれがホバー構成で配置される。前進モードでは、複数の推進アセンブリ120を前進配置で配置することができる。この前進配置では、好ましくは複数のプロペラのそれぞれが前進構成で配置される。しかしながら、複数のプロペラのそれぞれは、航空機100の動作のホバーモードにおいて、互いに独立して、前進構成とホバー構成との間の任意の適切な状態で、および/または任意の適切な向きで配置することができる。さらに、複数のプロペラのそれぞれは、航空機100の動作の前方モードにおいて、互いに独立して、前進構成とホバー構成との間の任意の適切な状態で、および/または任意の他の適切な向きで配置することができる。さらに、チルトロータ航空機100は、ホバーモードと前進モードとの間の任意の適切な限界モード(liminal mode)で動作することができ、ここでは1つまたは複数の推進アセンブリ120によって生成される推力の成分は、垂直軸および縦軸の両方(例えば、および/または横軸)に沿って向けられる。
[0040]航空機100は、本明細書ではチルトロータ航空機100と呼ばれるが、本明細書で使用される「プロペラ」や「ロータ」という用語は、一般にロータ、プロペラ、回転エアフォイルなどと呼ばれる任意の適切な回転式空力アクチュエータを指すことができる。ロータは、関節式または半剛性のハブを利用する回転式空力アクチュエータを意味し(例えば、ハブへのブレードの接続は、関節式、可撓性、剛性、および/または他の方法で接続することができる)、プロペラ122は、剛性ハブを利用する回転式空力アクチュエータを意味し得るが(例えば、ハブへのブレードの接続は、関節式、可撓性、剛性、および/または他の方法で接続することができる)、本明細書で使用される場合そのような区別は明示的または暗示的ではなく、プロペラ122を用いても両方の構成、および関節式または剛性ブレードの他の可能な構成、および/または中央部材またはハブへのブレード接続の任意の他の可能な構成を指すことができる。したがって、チルトロータ航空機100は、チルトプロペラ122式の航空機100、チルトプロペラ航空機100、および/または他の方法で適切に言及または説明され得る。いくつかの一態様では固定子および回転子(ロータ)を具える電気モータの文脈で、電気モータ126の回転子(ロータ)は、電機モータの電位エネルギーが動作中に回転運動エネルギーに変換される場合に回転するモータの部分を指すことができる。
[0041]チルトロータ航空機100は、好ましくは、同じ複数のプロペラを使用して、ホバーモード機能のためにホバー構成を最適化し、前進モード機能のために前進構成を最適化するように構成される。しかしながら、代替構成では、チルトロータ航空機100は、ホバーモード動作中にのみ利用される複数のプロペラのサブセットと、前進モード動作中にのみ利用される別のサブセットとを具えることができる。各モードでのプロペラの最適な配置は、各プロペラのディスク領域の重心位置(例えば、プロペラ122の軸に沿った点)を、ホバー構成と前進構成との間を移行する際の航空機100の縦軸および横軸の少なくとも一方に平行な軸に沿って少なくとも部分的に変位させることを含み得る。例えば、所望のホバー構成は、六角形構成に配置された6つのプロペラディスクを含むことができ、この場合に各ディスク領域の重心は、航空機100のロール軸またはピッチ軸を横切って反射される少なくとも1つの他のディスク領域として、航空機100のCoGから実質的に等距離である(例えば、図1Aおよび3に示されるように)。一方、所望の前進配置は、6つのプロペラディスクが90°回転され(例えば、各プロペラ122の回転軸が縦軸に実質的に平行になるように)、それらが推進アセンブリ取り付け点で取り付けられる機体110の部分(例えば、図1Bに示されるように)の方向に平行移動されることを含み得る。しかしながら、各モードにおけるプロペラの構成(例えば、前進構成、ホバー構成など)は、複数のプロペラのいずれかの並進を追加的または代替的に含み得るか、または省略し得る。
[0042]図1Aの例に示されるように、航空機100の第1の一態様では、ホバー構成は、(例えば、複数の推進アセンブリ120の)複数のプロペラが実質的に対称に(例えば、完全に対称に、ほぼ対称になど)、航空機100のCoGについてペアワイズ様式で配置され、複数のプロペラの前進構成は、CoGに関して対称ではない。関連する一態様では、ホバー配置は、縦方向および横方向の両方に成分を有するベクトルに沿って(例えば、一方の推進アセンブリ120が動作不能な航空機100の状態で推進アセンブリ120の推力要件を最小化するために)、各プロペラ122がCoG(例えば、公称CoG、ある時点での測定されたCoGなど)から等距離の第2プロペラ122に対応するような複数のプロペラのペアワイズ構成を含む。別の一態様では、ホバー構成は、航空機100のCoGの周りのプロペラの非対称配置を含む。複数のプロペラの前進構成は、CoGに関して対称または非対称であり得、好ましくは、前進飛行における安定性および/または制御性を最適化するように、圧力中心に対して(例えば、様々な飛行条件における圧力中心の範囲に対して)配置される。追加または代替の変形例では、上記構成は、航空機100のCoGの代わりに、航空機100の幾何学的中心に対して実現してもよい。
2.利点
[0043]チルトロータ航空機100およびその一態様は、いくつかの利点および/または利点を提供することができる。
[0044]第1に、チルトロータ航空機100の一態様は、1つのエンジンが不作動(OEI)状態で最大の負荷を有する動作中のモータの電力要件を低減することによって、OEI状態の効率的かつ安全な取り扱いを実現することができる。各推進アセンブリ120に同じ電気モータ126を用いることにより、1つの故障が残りの推進アセンブリ120のうちの1つに他の残りの推進アセンブリ120よりも高い出力で動作する必要がないように推進アセンブリ120を構成すると有利である。例えば、航空機100が6つの推進アセンブリ120を具え、1つが故障した場合(例えば、推力ゼロとなる、制御不能になるなど)、5つのモータを140%の出力で動作させる方が、1つのモータを200%で残りの4つを120%の電力で動作させるよりも好ましい。後者の架空の設計パラダイムでは、各モータが公称出力の140%しか能力を必要としない前者の場合よりも、各モータが公称出力の200%で動作するのに十分な能力が必要となる。したがって、残りのモータで生成される総出力は低くなるが、後者の場合、モータの総重量は前者の場合よりも大きくなる。したがって、考えられるOEIの場合(すなわち、複数の推進アセンブリ120のいずれか1つのモータが作動不能となった場合)に対して最も苛酷に動作する残りのモータのホバー電力要件を低減するために、そのような態様の推進アセンブリ120のレイアウトは、各プロペラ122対がホバー構成においてCoGに関して対称である(すなわち、CGから実質的に等距離で180°離れている)ことが好ましい。そのようなレイアウトは、すべてのプロペラ122対がCoGから等距離にある構成、および/または各対の各プロペラ122がこの対の対応するプロペラ122に関してCoGから等距離にあるが、各プロペラ122対がCoGから異なる距離(例えば、図17Bに示すように)であり得る構成を含み得る。
[0045]例えば、チルトロータ航空機100は、航空機100のCoGの周りに配置された多数(例えば、3つ以上)の実質的に同一の電動プロペラを具えることができ(例えば、各プロペラ122は、CoGから等距離、ほぼ等距離、ペアワイズ等距離など)、OEI状態における残りのモータのオーバースロットルに必要な電力が最小化されるようになっている(例えば、電気モータが独立していない、および/または同一でない構成に対して)。この機能は、各モータの最大電力要件を低減することもでき、これにより、サイズや重量が削減され、それによって航空機100のパフォーマンスを向上させることができる(例えば、範囲、速度、バッテリ質量に利用できる質量バジェット、限界質量の削減など)。この機能はまた、複数の推進アセンブリ120の各推進アセンブリ120に対して同じモータ(例えば、同一のモータ設計、実質的に同じモータなど)を使用する能力を強化することができる(例えば、システム全体の複雑さを低減するため)。航空機100の形状に関連する推進アセンブリ120の配置は、好ましくは、上記のOEI状況におけるパフォーマンス能力をサポートする。例えば、航空機100のホバー構成において、推進アセンブリ120の分布は、好ましくは、少なくとも3つの推進アセンブリ120がピッチ軸30の各側およびロール軸20の各側に配置されるようにする(例えば、いずれか1つの推進アセンブリ120が失われても、ロール軸20およびピッチ軸30のそれぞれの両側に少なくとも2つの動作可能な推進アセンブリ120があり、OEI状況で推力差を使用して制御権限を維持する)。
[0046]第2に、チルトロータ航空機100の一態様は、ホバーモードでの動作中(例えば、ホバー構成でのプロペラの対称的またはほぼ対称的な配置、航空機100の幾何学的軸を横切るプロペラのペアワイズ対称配置などを介して)と前進モードでの動作中(例えば、推進アセンブリ120を、航空機100の圧力中心に基づき前進飛行のための所望の構成に移行することによって)の両方で、最適な飛行性能(例えば、安定性、制御性、応答性、OEI状況での操作性など)を実現し得る。
[0047]第3に、チルトロータ航空機100の一態様は、回動チルト機構(例えば、ピボット)およびリンケージチルト機構(例えば、リンケージ)の組み合わせを利用して、所望のホバー構成と所望の前進構成との間で効率的に移行することができる。ピボットとリンケージの両方を使用することで、航空機100で利用可能な翼の形状が広範囲になると同時に、幅広いホバー構成と前進構成を実現することができる。ピボットは、前進構成とホバー構成の間の移行を可能にしながら、機械的な単純さ(例えば、部品点数の削減、自由度の数の削減など)を提供でき、リンケージは、ホバー構成と前進構成間の移行時にディスク領域の移動を柔軟に行って、目的の形状を実現することができる。ピボットとリンケージの組み合わせは、航空機100のホバー構成と前進構成の両方で所望の形状を得ながら、機械的複雑さを最小限にすることができる。
[0048]しかしながら、チルトロータ航空機100およびその一態様は、追加的または代替的に、任意の他の適切な利益および/または利点を提供することができる。
3. システム
[0049]図1A~1Bに示されるように、チルトロータ航空機100は、機体110と、当該機体110に結合された複数の推進アセンブリ120とを具える。航空機100は、複数の推進アセンブリ120がホバー構成で配置されるホバーモードと、複数の推進アセンブリ120が前進構成で配置される前進モードとの間で動作可能である。ホバー構成は、ホバーモードでの航空機100の動作中に、複数の推進アセンブリ120の各プロペラ122の、複数の推進アセンブリ120の他の各プロペラ122および機体110に対する位置を規定し、前進構成は同様に、前進モードでの動作中の各プロペラ122の他の各プロペラ122および機体110に対する相対位置を規定する。機体110は、左翼112、右翼114、胴体116、および尾翼118を具え、左翼と右翼は胴体116に結合され、尾翼118の前方の間に配置される。各推進アセンブリ120は、プロペラ、チルト機構、および電気モータを具える。各推進アセンブリ120は、好ましくは関連するチルト機構124によって、あるいは他の任意の適切な方法で、以下に詳述するように、ホバー構成と前進構成との間で動作可能である。チルトロータ航空機100は、さらに、電源、飛行操縦翼面142およびアクチュエータ、ならびに任意の他の適切なコンポーネントおよび/または構成要素を具えることができる。
3.1 機体
[0050]機体110は、様々な構造的応力(例えば、空力、重力、推進力、外点力、分布力、および体積力など)の影響下で、動作中にそれ自体および航空機100の他の部分を構造的に支持するように機能する。機体110はまた、1人または複数のパイロット、1人または複数の乗客、および/または任意の適切な量およびタイプの貨物を収容するように適合された1つまたは複数の内部管腔(例えば、3次元領域)を画定するように機能し得る。機体110は、1つまたは複数の推進アセンブリ取り付け点を定義するように機能し得る。機体110は、アルミニウム合金、鋼合金、複合材料、およびその他の適切な材料など、航空構造に適したさまざまな材料で構成することができる。機体110およびその構成要素または部分(例えば、胴体116、翼、尾翼118、操縦翼面など)はまた、エアロウェット動作に適した様々な材料でコーティング(例えば、カバー、パネル貼り、クラッドなど)することができ、それにはアルミニウム、任意の適切なコーティング(例えば、塗料、低摩擦コーティングなど)を有するパネル、炭素繊維、複合材料、および任意の他の適切な材料などが含まれる。
[0051]機体110は、ノーズエンドおよびテールエンドを規定する胴体116を具える。ノーズエンドは翼の前方にある胴体116の部分を指し、テールエンドは翼の後方に位置する胴体116の部分を指すことができる。尾部は、尾翼118に接続しこれを構造的に支持するテールブームを具え得る。このテールブームは、翼の後縁から尾翼118まで後方に延びることができ、尾翼118は、好ましくは、テールブームから上方に延びる。特に、尾翼118の垂直範囲は、好ましくは、機体110の他の部分の最大垂直範囲より上であるが、代わりに、機体110の異なる部分の最大垂直範囲までおよび/またはそれより下に延在してもよい。別の一態様では、尾翼118は、テールブームから下に延在する(例えば、逆V尾翼として)。別の代替変形例では、尾翼118は、テールブームから横方向と垂直方向に延びる(例えば、従来型のT尾翼、逆T尾翼としてなど)。
[0052]一態様では、図4に示されるように、尾翼118は、2つの推進アセンブリ取り付け箇所を規定するV尾翼(例えば、ビーテール(vee-tail))を具え、このV尾翼のV字の各最上部領域は、推進アセンブリ取り付け箇所に対応する。この一態様では、2つのプロペラのそれぞれのディスク領域は、ロール軸およびヨー軸によって形成される平面内で(例えば、航空機100の側面図から見て)航空機100の前進構成において翼の位置の実質的に上に位置しており、したがって尾部推進アセンブリ120(例えば、尾部に結合された2つの推進アセンブリ120の2つのプロペラ、後部推進アセンブリ120など)が、上流側のプロペラ、静的および/または/または動的飛行面、および飛行操縦翼面から生じる航跡妨害から実質的に解放される。あるいは、尾翼118は、図5に示すような交差した垂直および水平のスタビライザ対(例えば、T尾翼)を具え、任意の適切な位置に1つ以上の推進アセンブリ取り付け点を具えてもよい。
[0053]ビーテールを具える一態様では、ビーテールを前方に傾けてもよい(例えば、図18A-Cに示すように)。しかしながら、ビーテールは、追加的または代替的に、後方に傾けてもよいし、および/または実質的に垂直にしてもよい(例えば、傾けない)。
[0054]左右の翼は、チルトロータ航空機100の前進飛行中に揚力を提供するように機能する。これらの翼はまた、航空機100の様々な構成要素(例えば、1つまたは複数の推進アセンブリ取り付け箇所にある1つまたは複数の推進アセンブリ120)に構造的支持を提供するように機能する。翼はまた、配電システム(例えば、電力ケーブル、電池など)、制御命令分配コンポーネント(例えば、フライバイワイヤ制御システム用の電気信号ケーブル)、手動制御システム用の機械的リンケージなど)、およびその他の適切なコンポーネントなどのチルトロータ航空機100の構成要素を収容するように機能することができる。
[0055]第1の一態様では、翼は胴体116に堅牢に固定されている。第1の特定の実施例では、翼は、1つまたは複数の翼取り付け箇所で胴体116の第2のトラスに結合された第1のトラスを具える。第2の特定の実施例では、翼および胴体116は、トラスの代わりに、またはトラスに加えて、少なくとも部分的に連続する材料(例えば、複合材料、炭素繊維材料など)から構成される。第2の一態様では、翼は胴体116に対して回動する。第2の態様の特定の実施例では、翼に(例えば、左右の翼114のそれぞれに)結合された推進アセンブリ120のそれぞれのチルト機構124は、翼自体を傾斜させる機構(例えば、胴体116に対して翼全体を回転させるピボット機構)である。しかしながら、翼と胴体116は、他の方法で適切に結合させてもよい。
[0056]機体110によって規定される推進アセンブリ取り付け箇所は、推進アセンブリ120を機体110に機械的に結合するように機能する。第1の一態様では、推進アセンブリ取り付け点は、推進アセンブリ120の一部を機体110(例えば、翼)に一体化させる剛性の取付部である。例えば、この一態様では、推進アセンブリ120のチルト機構124は、プロペラディスクを、翼に固定された推進アセンブリ120の部分から離して上に延ばすリンケージを含み得る。第2の一態様では、推進アセンブリの取り付け点は、ピボットの一部である(例えば、純粋なピボット機構の片側)。例えば、この一態様では、推進アセンブリ120のチルト機構124は、推進アセンブリ120全体を翼に対して(例えば、翼の先端で)回転させるピボットを含み得る。
[0057]実施例では、機体110は、推進アセンブリ取り付け箇所を規定する、翼、胴体116、および/または尾翼118から離れて延在するパイロンを具え得る。このパイロンは、前進構成とホバー構成との間で変形する推進アセンブリ120の固定位置を調整することができる。例えば、図12および17Aに示されるように、パイロンは、翼が前方に掃引(swept)されている場合に、左右の翼の内側位置から前方に延在して、内側推進アセンブリ120を外側推進アセンブリ120の前方に伸ばすことができる。したがって、外側推進アセンブリの取り付け箇所は、パイロンの基部の前方にある(すなわち、内側推進アセンブリの取り付け箇所は、パイロンまたは類似の延長部材がない場合となる)。パイロンは、好ましくは翼の前方に延在し、航空機100は、好ましくは左翼112から前方に延在し、左の内側推進アセンブリ120に結合された左の内側パイロンと、右翼114から前方に延在し、右の内側推進アセンブリ120に結合された右の内側パイロンとを具える。そのような例では、前進構成において、左の内側推進アセンブリ120および右の内側推進アセンブリ120のディスク面は、左の外側推進アセンブリ120および右の外側推進アセンブリ120のディスク面に対して、ロール軸20に沿って前方にずらされている。しかしながら、代替の変形例および実施例では、パイロンは、推進アセンブリ120の位置の固定位置を、機体110に対して任意の適切な方向にずらすことができる。さらなる代替例では、航空機100はパイロンを有することなく、すべての推進アセンブリ取り付け箇所を、機体110の様々な部分に直接配置してもよい。
3.2 推進アセンブリ
チルトロータ航空機100は、対応する複数の推進アセンブリ取り付け箇所で機体110に結合された複数の推進アセンブリ120を具える。各推進アセンブリ120は、好ましくはプロペラ、チルト機構、および電気モータを具える。推進アセンブリ120は、プロペラ、チルト機構、電気モータ、およびプロペラ122およびその電気機械駆動に関連する任意の他の適切な構成要素を収容および併置するように機能する。チルトロータ航空機100は、好ましくは偶数個の推進アセンブリ120を具え、より好ましくは6つの推進アセンブリ120を具える。しかしながら、チルトロータ航空機100は、追加的または代替的に、奇数個の推進アセンブリ120、8つの推進アセンブリ120、および任意の他の適切な数の推進アセンブリ120を具えてもよい。
[0059]推進アセンブリ120のプロペラ122は、電気モータ126によって供給される回転運動エネルギーを空力に変換するように機能する(例えば、航空機100をホバーモード、前進モードなどで推進するために)。プロペラ122は、いくつかのプロペラ122ブレード(例えば、ブレード、エアフォイルなど)、ヘッド(例えば、ハブおよび関連するリンケージ)、および任意の他の適切な構成要素を具え得る。プロペラ122は、好ましくは可変ピッチプロペラ122であるが(例えば、各プロペラ122ブレードのピッチが集合制御などを介して協調して可変である、各プロペラ122ブレードのピッチが周期的制御などを介して独立して可変であるなど)、追加的または代替的に固定ピッチプロペラであってもよい。いくつかの一態様では、航空機100は、複数の推進アセンブリ120のうちの異なる推進アセンブリ120に関連付けられた可変ピッチおよび固定ピッチプロペラ122の両方を具えてもよい。追加的または代替的な一態様では、プロペラ122は、負の迎角状態に関節運動することができ、これは、プロペラの回転方向を変えることなく逆推力を生成するように機能することができる。プロペラ122は、好ましくはプロペラごとに5つのブレードを具えるが、追加的または代替的に、プロペラ122ごとに任意の適切な数のブレード(例えば、2つ、3つ、4つ、6つなど)を具え得る。プロペラ122は、任意の適切なディスク領域(例えば、プロペラディスク、ディスクなど)を規定することができ、各ブレードは、ブレードスパンの関数として任意の適切な断面および/またはねじれ角を規定し得る。
[0060]特定の実施例では、複数の推進アセンブリ120の各プロペラ122はプロペラ122ブレードのセットを具え、これは各プロペラ122ブレードをプロペラ122ブレードの長軸の周りで回転させ、プロペラ122ブレードのディスク面に垂直な動きを拘束する可変ピッチリンケージによってハブに取り付けられている(例えば、プロペラ122ブレードは、ディスク面から前方または後方に実質的に関節運動しない)。
[0061]プロペラは、好ましくは囲われていないが(例えば、拘束ブレードチップがない、流入スクリーンがないなど)、追加的または代替的な一態様では、囲われてもよいし(例えば、ダクトファンのようなダクト付き、ディスク領域の周縁部の周りでカウリングに囲われているなど)、および/または流入および/または流出経路に固定スクリーンを具えてもよい。
[0062]推進アセンブリ120のチルト機構124は、各プロペラ122の向きをホバー構成と前進構成との間で遷移させるように機能する。チルト機構124はまた、図6Aおよび6Bに示すように、ホバー構成と前進構成において、機体110(例えば、ディスク面)へのプロペラディスクの半径方向の突出部が、パイロットが位置する航空機100のどの部分とも交差しないように、プロペラディスクの可能な動きを制限するように機能することができる。前進構成においてディスク面がパイロット領域の前方にある構成では、ディスク面は、好ましくは、ホバー構成と前進構成との間の移行中は、端点(例えば、ホバー構成とフォワード構成)を含み各点でパイロット領域と交差しない。例えば、内側推進アセンブリ120は、好ましくは、左側の内側推進アセンブリ120および右側の内側推進アセンブリ120のディスク面が、前進構成とホバー構成の間においてディスク面が機体110と交差する各点で、胴体116のパイロット領域の外側で機体110と交差するように配向される。しかしながら、推進アセンブリ120は、代替実施例では、パイロット領域に対して他の方法で適切に配置され得る。向きを変える工程は、航空機100のピッチ軸30に平行な軸の周りでプロペラディスクをピッチングするステップと、推進アセンブリ120の一部を(例えば、推進アセンブリ取り付け点に対して)並進させるステップと、航空機100のヨー軸10に平行な軸の周りでプロペラディスクを回転させるステップと、前述の遷移モダリティの他の適切な平行移動または回転および/またはそれらの組み合わせとを含む。
[0063]各推進アセンブリ120に付随するチルト機構124は、好ましくは各プロペラ122をホバー構成と前進構成との間で調整する(例えば、航空機100のホバーモードと前進モードとの間の遷移と併せて)。しかしながら、追加的または代替的な一態様では、調整は、すべてのプロペラ(例えば、各推進アセンブリ120に堅固に固定された傾斜翼)に関連付けられた単一のチルト機構124によって、複数のプロペラの数とは異なる数のチルト機構によって(例えば、6つのプロペラのセットが対に細分され、各対がホバー構成と前進構成との間で単一のチルト機構124によって遷移される)、および/または他の方法で適切に実行され得る。第1の一態様では、航空機100は、6つのプロペラと6つのチルト機構を具え、6つのチルト機構のうちの1つのチルト機構124が、6つのプロペラのうちの1つのプロペラ122に関連付けられている(例えば、プロペラとチルト機構は1対1の関係である)。別の一態様では、複数のプロペラのうちの2以上のプロペラが単一のチルト機構124に連結されており、当該単一のチルト機構124の作動により、2つ以上のプロペラがホバー構成と前進構成との間で遷移する(例えば、2つ以上のプロペラは翼に堅固に結合されており、チルト機構124はピッチ軸30を中心に翼を回転させて、航空機100をホバー構成と前進構成との間で操作する)。
[0064]複数の一態様において、チルト機構124は、推進アセンブリ120の電気モータ126およびプロペラ122の全体を、推進アセンブリ120の残りの部分に対して、機体110(例えば、翼、パイロンなど)から離れるように変位させることができる。変位は、好ましくは、リンケージを具えるチルト機構124によって実行される(例えば、図8、9、および20A~Cに示す)。そのような一態様では、複数の推進アセンブリ120のうちの少なくとも1つのチルト機構124が、ホバー構成においてロール軸20に平行(例えば、翼またはパイロンから前方または後方)に電気モータ126およびプロペラ122を変位させるリンケージを具える。そのような一態様における航空機100の一実施例では、左の内側推進アセンブリ120および右の内側推進アセンブリ120のチルト機構124はそれぞれ、電気モータ126およびプロペラ122をホバー構成の左翼112および右翼114から離れるように変位させるリンケージを具える。
[0065]追加的または代替的な態様では、チルト機構124は、推進アセンブリ120自体を回転させて、前進構成とホバー構成との間で移行することができる。そのような態様における航空機100の実施例では、左の外側推進アセンブリ120、右の外側推進アセンブリ120、左後部推進アセンブリ120、および右後部推進アセンブリ120のチルト機構124が、各推進アセンブリ120を前進構成とホバー構成との間で回転させるピボットをそれぞれ具える。
[0066]しかしながら、航空機100は、任意の適切な方法で任意の適切な数のチルト機構に関連する任意の適切な数のプロペラを追加的または代替的に具えることができる。
[0067]ホバー構成は、航空機100がホバーモードで(または前進モードとホバーモードの重ね合わせで)動作している間に、推進アセンブリ120が航空機100に垂直推力を提供できるようにするように機能する。ホバー構成は、プロペラ122のプロペラディスクが縦軸および横軸で規定される平面に平行である(例えば、各プロペラ122のプロペラ122軸が航空機の垂直軸100と平行);あるいは、プロペラディスクが、ホバー構成において、この平面に対して平行から逸脱することができる(例えば、わずかに逸脱する、かなり逸脱するなど)、推進アセンブリ120の構成として幾何学的に定義することができる。いくつかの変形例では、推進アセンブリ120がホバー構成にあるとき、プロペラディスクが重力ベクトルに垂直な方向に維持される(例えば、図7に示すように、プロペラディスクが重力ベクトルに垂直のままとなるように航空機100の幾何学的形状に平行から逸脱し得る)。
[0068]ホバー構成において、前進構成の位置からのプロペラディスクの並進は、チルト機構によって決定することができる。例えば、図8に示されるように、チルト機構124は、所望のホバー構成(例えば、複数のプロペラの他のプロペラディスクに対するプロペラディスクの位置)を達成するために、推進アセンブリ120の一部(例えば、プロペラ、プロペラ122、および電気モータなど)を推進アセンブリ取り付け点から離して(例えば、翼の前縁から離して、翼の後縁から離して、尾翼セクションの一部の前縁から離してなど)傾斜させるリンケージを具え得る。リンケージを具える実施例では、リンケージは順方向延長リンケージを含むことができ、このリンケージは、プロペラ122を前進構成とホバー構成との間で遷移させるときにプロペラディスクを前方に移動させる。リンケージはまた逆延長リンケージを含むことができ、このリンケージは、プロペラ122を前進構成とホバー構成との間で遷移させるときにプロペラディスクを後方に移動させる。順方向および/または逆方向延長リンケージは、プロペラ122をそれぞれ順方向または逆方向のいずれかに適切な距離だけ延ばすことができる。いくつかの変形例では、航空機100は、所望のホバー構成を達成するための、異なる距離および/または異なる方向(例えば、順方向、逆方向)に別個のプロペラを延ばすリンケージを含んでもよい。チルト機構124はまたピボットを具えてもよく、これによると図10に示されるようにプロペラディスクが推進アセンブリ取り付け点の周りを回転し、それによってピボットの回転軸に対して拘束された態様で並進する。しかしながら、推進アセンブリ120がホバー構成にあるときのプロペラディスクの向きは、他の方法で適切に規定することができる。
[0069]前進構成は、航空機100が前進モードで(または前進モードとホバーモードの重ね合わせで)動作している間に、推進アセンブリ120が航空機100に水平推力を提供できるようにするように機能する。前進構成では、チルト機構124は、各プロペラ122の回転軸が航空機100の縦軸に平行になるようにプロペラ122の位置を遷移させる。さらに前進構成では、プロペラ122は、図8に例示されるように、推進アセンブリ取り付け点とプロペラ122のハブとの間のカンチレバー距離が最小になるように構成されることが好ましい。しかしながら、このカンチレバー距離は、代替的に、前進構成における任意の適切な距離であってよい。
[0070]チルト機構124は、推進アセンブリ120の向きを、ホバー構成と前進構成との間の任意の適切な中間配向に保持することができる。例えば、チルト機構124は、プロペラ122の軸が縦軸に対して45°の角度で傾くように、推進アセンブリ120の向きを保持することができる。複数のプロペラの複数のチルト機構は、各プロペラの向きを独立して制御することができる。例えば、航空機100の翼に配置された4つの推進アセンブリ120のセットが、各推進アセンブリ120に関連する対応するチルト機構によって前進構成に維持され、尾翼に取り付けられた一対の推進アセンブリ120が縦軸に対してゼロ以外の角度に維持されてもよい。
[0071]
いくつかの変形例では、チルト機構124は、推進アセンブリ120全体を機体110に結合し、ホバー構成と前進構成との間で推進アセンブリ120全体を遷移(例えば、回転、再配置など)する。他の変形例では、チルト機構124は、推進アセンブリ120の一部(例えば、プロペラ122および電気モータ、プロペラのみなど)をホバー構成と前進構成との間で遷移させる。しかしながら、チルト機構124は、追加的または代替的に、推進アセンブリ120の任意の適切な部分をホバー構成と前進構成との間で移行させることができる。
[0072]図8および20A~Cに示されるように、チルト機構124は、ホバー構成と前進構成との間の移行中にプロペラディスクの同時の並進および回転(例えば、ピッチング)を可能にするリンケージを具え得る。このリンケージは、ホバーモードでの航空機100の動作中に、残りの複数のプロペラに対してプロペラ122の所望の配置(例えば、対称配置、ほぼ対称配置、機体110の制約が与えられた最大の対称配置、揚力中心またはCoGに関するペアワイズ対称配置、ダウンロード最小化配置など)を達成するように機能し、また、前進モードでの航空機100の動作中に、機体110に対するプロペラ122の所望の配置(例えば、最小の片持ち式の配置、ウェイクフリー配置など)を達成するように機能する。このリンケージはまた、航空機100の投影断面からプロペラディスクを(例えば、上または下から見たときに)オフセットすることによって、ホバー構成におけるプロペラ122のダウンウォッシュからの航空機100へのダウンロードを減らすように機能することができる。例えば、図9に示すように、リンケージは、翼の表面へのプロペラ122からのダウンウォッシュの衝突が最小化および/または軽減されるように、プロペラディスクを翼の平面からオフセットさせることができる。しかしながら、複数の推進アセンブリ120の様々なプロペラに関連する1つまたは複数のチルト機構が、追加的または代替的に、航空機100の他の適切な部分(例えば、胴体116、尾翼セクションなど)からプロペラディスクをオフセットし、それにより、(例えば、図1C、12、および13の実施例で示すように)航空機100へのダウンロードを減らすように機能することができる。
[0073]航空機100のいくつかの一態様では、リンケージは、ホバー配置における各プロペラの位置を幾何学的に変更することによって推力の中心を動的に調整するように機能することができる。そのような変形例では、リンケージは、ロール軸20およびピッチ軸30を含む平面に平行に(例えば、プロペラ122を前進構成とホバー構成との間で平行移動および回転させる代わりに)機体110に対してプロペラ122を純粋に平行移動させることができる。実施例では、リンケージは、推力中心を動的に調整して、CoGと一致させることができる(例えば、航空機100の乗員および/または貨物荷重が位置を変えてCoGが変わった場合、乗物に積載および/または積み降ろしなどでCoGの位置が変わった場合など)。しかしながら、そのような一態様は、リンケージを使用して、他の適切な方法で、および他の適切な基準で、各プロペラの相対位置を適切に調整することができる。
[0074]航空機100の特定の実施例では、左の内側推進アセンブリ120および右の内側推進アセンブリ120のチルト機構124はそれぞれ、ホバー構成において、電気モータ126およびプロペラ122をそれぞれ左翼112および右翼114から離れるように変位させるリンケージを具える。
[0075]図10および19A~Cに示されるように、チルト機構124は、推進アセンブリ取り付け点を中心に推進アセンブリ120の純粋な回転を可能にするピボットを具え得る。このピボットは、ホバーモードでの航空機100の動作中に残りの複数のプロペラに対してプロペラ122の所望の配置(例えば、所望のホバー構成)を達成するように機能し、また、前進モードでの航空機100の動作中に機体110に対するプロペラ122の所望の配置(例えば、所望の前進構成)を達成するように機能する。航空機100は、好ましくは、ピボットを含むチルト機構124によって翼端の推進アセンブリ取り付け点で翼に結合された推進アセンブリ120を具える。しかしながら、ピボットを含むチルト機構124を追加的または代替的に用いて、推進アセンブリ120を任意の適切な推進アセンブリ取り付け点(例えば、翼の中間点、尾翼セクション点、機首点など)で機体110に連結してもよい。図11に示すように、プロペラディスクの向き(例えば、上または下から見た場合)は、縦軸方向の翼の位置と重なり得る。しかしながら、ピボットを翼端および/または機体110の他の適切な部分に用いて、翼の投影領域および/または航空機100の他の適切な部分とプロペラディスクの重なりが最小限になるようにすることができる。
[0076]いくつかの一態様では、チルト機構124は、ピボットとリンケージの組み合わせを具えてもよい。例えば、チルト機構124が、前方延長リンケージと実質的に同一に機能する逆方向延長リンケージを具え、ピボットが推進アセンブリ120を反転させ(例えば、180°)、その後に、前方延長リンケージがプロペラディスクを後方へ伸ばすようにしてもよい。
[0077]各推進アセンブリ120に付随するチルト機構124のタイプは、ホバーモードでの航空機100の動作中の所望のホバー構成における、複数のプロペラの各プロペラ122の所望のホバー構成に基づくことができる。例えば、図12に示されるように、前方掃引翼を具える航空機100の構成において、プロペラ122の所望のホバー構成(例えば、関連するホバー配置)を達成するために、翼端プロペラが逆方向延長リンケージによって翼に連結され、内側プロペラが順方向延長リンケージによって機体110(例えば、機体110のナセルまたはブーム)に連結されてもよい。別の実施例では、図13に示すように、小さな(例えば、ゼロの)前方向掃引角度を有する航空機100の構成において、プロペラ122の所望のホバー構成(例えば、関連するホバー配置)を達成するために、翼端プロペラがピボットによって翼に結合され、内側プロペラを順方向延長リンケージによって機体110(例えば、機体110のナセルまたはブーム)に連結してもよい。いくつかの変形例では、複数のプロペラのうちのサブセットがそれぞれ第1のチルト機構124タイプを利用し、複数のプロペラのうちの別のサブセットがそれぞれ第2のチルト機構124タイプを利用する。
[0078]特定の実施例(例えば、図14A~Bおよび15A~Bに示す)では、チルトロータ航空機100が、6つの推進アセンブリ120を具える。この例では、第1の推進アセンブリ120がピボットによって翼の左の外側位置(例えば、翼端)に結合され、第2の推進アセンブリ120がピボットによって翼の右の外側位置に結合され、第3の推進アセンブリ120が翼の左の内側領域に結合されるとともに順方向延長リンケージを具え、第4の推進アセンブリ120が翼の右の内側領域に結合されるとともに順方向延長リンケージを具え、第5の推進アセンブリ120が尾翼118の左側に結合されるとともにピボットを具え、第6の推進アセンブリ120が尾翼118の右側に結合されるとともにピボットを具える。
[0079]別の特定の実施例では、チルトロータ航空機100は、6つの推進アセンブリ120を具える。この例では、第1の推進アセンブリ120がピボットによって翼の左の外側位置(例えば、翼端)に結合され、第2の推進アセンブリ120がピボットによって翼の右の外側位置に結合され、第3の推進アセンブリ120が翼の左の内側領域に結合されるとともに順方向延長リンケージを具え、第4の推進アセンブリ120が翼の右の内側領域に結合されるとともに順方向延長リンケージを具え、第5の推進アセンブリ120が尾翼118の左側に結合されるとともに順方向延長リンケージを具え、第6の推進アセンブリ120が尾翼118の右側に結合されるとともに順方向延長リンケージを含む。
[0080]ホバー構成および前進構成における推進アセンブリ120の配置は、各推進アセンブリ120のそれぞれのディスク領域を含む平面によって定義することができる。例えば、図16Bに示されるように、ホバー構成において、左の内側推進アセンブリ120および右の内側推進アセンブリ120のディスク領域は第1の平面に含まれ、左の外側推進アセンブリ120のディスク領域および右の外側推進アセンブリ120は、第1の平面からヨー軸10に沿って上方に変位した第2の平面に含まれ、左の後部推進アセンブリ120および右の後部推進アセンブリ120のディスク領域は、第2の平面からヨー軸10に沿って上方に変位した第3の平面に含まれることができる。図17Aに示されるように、この例示的な構成が前進構成に移行すると、左の内側推進アセンブリ120および右の内側推進アセンブリ120のディスク領域は第1の平面に含まれ、左の外側推進アセンブリ120および右の外側推進アセンブリ120は、第1の平面からロール軸20に沿って後方に変位した第2の平面に含まれ、左の後部推進アセンブリ120および右の後部推進アセンブリ120のディスク領域は、第2の平面からロール軸20に沿って後方に変位した第3の平面に含まれることができる。追加的または代替的な実施例では、ディスク面は、航空機100の推進アセンブリ120のセットの間で、他の方法で互いに対して適切に変位させることができる。
[0081]ホバー構成および前進構成における推進アセンブリ120の配置は、各推進アセンブリ120のプロペラのそれぞれのハブと交差する線によって定義することができる。例えば、図16Aに示されるように、前進構成において、左右の後部推進アセンブリのハブは第1の線と交差し、左右の内側推進アセンブリのハブは、第1の線からヨー軸に平行に下方に変位した第2の線と交差し、左右の外側推進アセンブリは、第2の線からヨー軸に平行に下方に変位した第3の線と交差することができる。同じ実施では、図17Bに示すように、さまざまな推進アセンブリのハブを、ホバー構成で前述したのと同じ線と交差させることができる。しかしながら、これらの配置は、他の方法で適切に定義することができる(例えば、ディスク領域によって、ハブの交差によってなど)。
[0082]電気モータ126は、電気エネルギーをプロペラ122の回転運動エネルギーに変換して、航空機100に推力を提供するように機能する。電気モータ126は、プロペラ122に(例えば、シャフトによって)直接連結することができるが、代替的に、動力伝達リンケージ(例えば、ギアボックス、オフセットシャフト、クラッチなど)を介してプロペラ122に連結してもよい。いくつかの実施例では、電気モータ126は、ステータおよびロータを具え、ロータは、電気モータ126に結合されたプロペラ122に統合されている(例えば、プロペラ122の一部が、プロペラを回転させるためにステータと電磁的に相互作用するロータを規定する)。代替の変形例では、チルト機構124が、プロペラディスクが前進構成とホバー構成との間で移行するときに、電気モータ126がプロペラディスクの平面に対して固定されたままとなるように、動力伝達リンケージとして少なくとも部分的に機能することができる。
[0083]電気モータ126は、電磁モータ、静電モータ、圧電モータ、および電位エネルギーを回転運動エネルギーに変換する他の任意の適切なタイプのモータであり得る。電気モータ126は、自己転流モータ(例えば、ブラシ付きDCモータ、ブラシレスDCモータ、スイッチドリラクタンスモータ、ユニバーサルAC-DCモータまたは転流電気励起直列または並列巻線モータなど)または外部整流モータ(例えば、誘導モータ、トルクモータ、同期モータ、二重給電電気モータ、単一給電電気モータなど)であり得る。代替の変形例では、電気モータ126は、コアレスロータモータ、アキシャルロータモータ、ステッピングモータ、および任意の他の適切なタイプの電気モータを含み得る。
[0084]電気モータ126は、モータに電気的に結合されたモータコントローラ、モータおよびモータコントローラに電気的に結合された電源130、ならびにモータ動作に関する任意の他の適切な構成要素(例えば、熱管理コンポーネント、潤滑機構、フィードバックコントローラなど)を具え得る。モータコントローラは、好ましくは、推進アセンブリ120のハウジング内に保持されている(例えば、モータに直接結合される)が、追加的または代替的に、航空機100上の他の場所に配置され、他の任意の適切な方法でモータに電気的に結合されてもよい。電源130は、好ましくは、ハウジングの遠位に保持される(例えば、機体110に結合される航空機100上の別の場所)が、追加的または代替的に、推進アセンブリ120のハウジング内または航空機100の他の任意の適切な場所に保持されてもよい。
[0085]チルトロータ航空機100は、好ましくは、プロペラの数に等しい数の電気モータを具える(例えば、電気モータおよびプロペラが、1対1の対応を有するのが好ましい)が、追加的または代替的に、プロペラの数との適切に対応する任意の適切な数の電気モータを含むことができる。航空機100の各電気モータ126は、好ましくは実質的に同一である。しかしながら、代替の変形例では、異なる性能特性(例えば、トルク、効率、RPM範囲など)の複数の電気モータを使用することができる。
3.3 電源と配電
[0086]電源130は、推進アセンブリ120およびそれに結合された航空機100の他の任意の電動コンポーネント(例えば、電動リンケージ、飛行操縦翼面アクチュエータ、および任意の他の電気アクチュエータ、センサ、変換器、ディスプレイなど)に電力を供給するように機能する。電源130は、好ましくは、1つまたは複数の電池を含むが、追加的または代替的に、発電機(例えば、燃焼駆動発電機、燃料電池、太陽光発電機など)を含むことができる。発電機を具える態様では、電源130は、発電機に電力を供給するための燃料(例えば、搭載燃料タンクに含まれる)を含み得る。電源130は、好ましくは、航空機100上で推進アセンブリ120の遠位に搭載され、適切な電気接続機構(例えば、配電システム)によって電力を必要とする構成要素に電気的に接続される。しかしながら、電源130は、追加的または代替的に、電気モータ126アセンブリに、したがって推進アセンブリ120に統合することができ、したがって、運用中にチルト機構124の変形に従ってそれと連結され得る。さらに別の代替の変形例では、電源130は、電動部品に対して(例えば、分散方式で、集中方式でなど)航空機100に他の態様で適切に配置され、他の任意の適切な方法でそれらに接続されてもよい。
[0087]チルトロータ航空機100は、電源130を各電動部品(例えば、各電気モータを含む)に結合する配電システムを具えることができる。この配電システムは、複数の電源(例えば、バッテリ、バッテリネットワーク、バッテリセルなど)から電力を必要とする航空機100の構成要素に電力を分配する電力伝送バスを具え得る。各推進アセンブリ120は、好ましくは、推進アセンブリ120の電気モータ126アセンブリに電力を供給する少なくとも1つの関連する電源130に接続され、より好ましくはそれぞれが実質的に等しい量の電力を供給する複数の関連する電源に接続される。しかしながら、電源は、追加的または代替的に、互いにおよび/または1つまたは複数の推進アセンブリ120に相互接続され、それによって任意の推進アセンブリ120(または他の動力部品)が航空機100の任意の適切な電源サブセットから、電源間の任意の適切な相対電力引き込みで、電力を得るようにしてもよい。
3.4 飛行操作コンポーネント
[0088]チルトロータ航空機100は、飛行制御および操作を容易にするための様々な飛行制御要素を具えることができ、これには操縦翼部142および制御アクチュエータを含み得る。例えば、チルトロータ航空機100は、着陸装置(例えば、格納式着陸装置、固定着陸装置)、飛行操縦翼面(例えば、フラップ、エレベータ、アイレロン、ラダー、ラダーベータ、スポイラー、スラット、エアブレーキなど)、飛行計器(例えば、高度計、空速計および測定装置、垂直速度計および測定装置、コンパス、姿勢指示器および測定装置、方位計および測定装置、方向指示器および測定装置、飛行指示器システム、ナビゲーションシステム、およびその他適切な機器)、およびその他の適切なコンポーネントを具え得る。様々な構成要素は、任意の適切な方法で航空機100に結合することができる。例えば、飛行操縦翼面142は、翼および尾翼の一部に連結され、および/またはそれらによって規定され得る。飛行計器は、航空機100のコックピット内および/または遠隔操作場所(例えば、遠隔操作施設、遠隔水先案内場所など)に配置することができる。着陸装置は、航空機100の底部に配置することができる。
3.5 追加の特定実施例
[0089]特定の実施例では、航空機100は、左翼112、右翼114、胴体116、および尾翼118を有する機体110を具える。本例の機体110は、ヨー軸10、ピッチ軸30、およびロール軸20を規定する。航空機100は、(例えば、様々な推進アセンブリの取り付け箇所で)機体110に結合された複数の推進アセンブリ120を具える。各推進アセンブリ120は、電気モータ、当該電気モータに結合されたプロペラ122、および推進アセンブリ120を機体110に接続し、推進アセンブリ120を前進構成とホバー構成との間で変換するチルト機構124を具える。各プロペラ122は、ディスク領域、当該ディスク領域の中心にあるハブ、およびディスク領域を囲む(例えば、ハブから離れて延びる)ディスク平面を規定する。各推進アセンブリ120は、前進構成とホバー構成との間で動作可能であり、ディスク面は、前進構成ではロール軸20に垂直であり、ディスク面は、ホバー構成ではヨー軸10に垂直である。この例では、複数の推進アセンブリ120は、左翼112に結合された左の外側推進アセンブリ120、当該左の外側推進アセンブリ120と胴体116との間の左翼112に結合された左の内側推進アセンブリ120、右翼114に結合された右の外側推進アセンブリ120、当該右の外側推進アセンブリ120と胴体116との間の右翼114に結合された右の内側推進アセンブリ120、尾翼118の左側に結合された左の後部推進アセンブリ120、および尾翼118の右側に結合された右の後部推進アセンブリ120とを具える。本例では、互いに対するプロペラの位置は、航空機100の前進構成とホバー構成との間で異なる(例えば、図17A~Cに例として示されるように、左の内側推進アセンブリ120のハブは、左の外側推進アセンブリ120のハブから、前進構成において第1の距離だけ離れ、ホバー構成において第2の距離だけ離れており、これは他の推進アセンブリのそれぞれについても同様である)。
[0090]関連する特定の実施例では、左の内側推進アセンブリ120および右の内側推進アセンブリ120のチルト機構124はそれぞれ、ホバー構成において電気モータ126およびプロペラ122をそれぞれ左翼112および右翼114から離すように変位させるリンケージを具える。
[0091]関連する特定の実施例では、左の外側推進アセンブリ120および右の外側推進アセンブリ120のチルト機構124はそれぞれ、前進構成とホバー構成の間で、左の外側推進アセンブリ120および右の外側推進アセンブリ120をそれぞれ回転させるピボットを具える。関連する特定の実施例では、左の後部推進アセンブリ120および右の後部推進アセンブリ120のチルト機構124はそれぞれ、前進構成とホバー構成の間で、左の後部推進アセンブリ120および右の後部推進アセンブリ120をそれぞれ回転させるピボットを具える。
[0092]関連する特定の実施例では、図18A~Cに示されるように、尾翼118が前方に掃引されたビーテールを具え、左の後部推進アセンブリ120は、前方に掃引された左側の最前方領域に結合されている。ビーテールおよび右の後部推進アセンブリ120は、前方に掃引されたビーテールの右側の最前方領域に結合されている。
[0093]別の特定の実施例では、航空機100は、左翼112、右翼114、胴体116、および尾翼118を有する機体110を具える。機体110は、ヨー軸10、ピッチ軸30、およびロール軸20を規定する。航空機100はまた、機体110に結合された複数の推進アセンブリ120を具え、各推進アセンブリ120は、電気モータ、当該電気モータに結合されたプロペラ122、および推進アセンブリ120を機体に接続するとともに推進アセンブリ120を前進構成とホバー構成との間で変換するチルト機構124を具える。各プロペラ122は、ディスク領域、当該ディスク領域の中心にあるハブ、およびディスク領域を囲むディスク平面を規定し、ディスク平面は、前進構成ではロール軸20に垂直であり、ホバー構成ではヨー軸10に垂直である。まとめて、複数の推進アセンブリ120は、前進構成とホバー構成との間で変形可能である(例えば、複数の推進アセンブリ120のそれぞれは前進構成において前進配置にあり、複数の推進アセンブリ120のそれぞれはホバー構成においてホバー配置にある)。複数の推進アセンブリ120のハブのうちの少なくとも2つの間の間隔が、前進構成とホバー構成との間で変化する。
[0094]簡潔にするために省略されているが、好ましい実施形態は、様々なシステム構成要素のすべての組み合わせおよび順列を含み、これらは、任意の適切な順列または組み合わせで組み合わせることができ、および/または好ましい実施形態の変形例から全体的または部分的に省略できる。
[0095]当業者は、前述の詳細な説明および図面および特許請求の範囲から認識するように、特許請求の範囲で規定される本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の好ましい実施形態に修正および変更を加えることができる。

Claims (11)

  1. 航空機において、
    ・左翼、右翼、胴体、および尾翼を有する機体であって、ヨー軸、ピッチ軸、およびロール軸を規定する機体と、
    ・前記機体に結合された複数の推進アセンブリとを具え、各推進アセンブリは、
    o電気モータと、
    o当該電気モータに連結されたプロペラであって、ディスク領域、当該ディスク領域の中心にあるハブ、および前記ディスク領域を囲むディスク平面を規定するプロペラと、
    o前記推進アセンブリを前記機体に接続するとともに、前記推進アセンブリを前進構成とホバー構成との間で変換するチルト機構であって、前記前進構成において前記ディスク平面は前記ロール軸に垂直であり、前記ホバー構成において前記ディスク平面は前記ヨー軸に垂直である、チルト機構とを具え、
    ・前記複数の推進アセンブリは、
    o前記左翼に連結された左の外側推進アセンブリ、
    o前記左の外側推進アセンブリと前記胴体の間の前記左翼に連結された左の内側推進アセンブリ、
    o前記右翼に結合された右の外側推進アセンブリ、
    o前記右の外側推進アセンブリと前記胴体の間の前記右翼に連結された右の内側推進アセンブリ、
    o前記尾翼の左側に連結された左の後部推進アセンブリ、および
    o前記尾翼の右側に結合された右の後部推進アセンブリを具え、
    ・前記複数の推進アセンブリは、前進構成およびホバー構成の間で変形可能であり、前記複数の推進アセンブリのそれぞれが前記前進構成では前進配置となり、前記複数の推進アセンブリのそれぞれが前記ホバー構成ではホバー配置となり、前記前進構成では前記左の内側推進アセンブリのハブが前記左の外側推進アセンブリのハブから第1の距離だけ離れ、前記ホバー構成では前記左の内側推進アセンブリのハブが前記左の外側推進アセンブリのハブから前記第1の距離より大きな第2の距離だけ離れることを特徴とする航空機。
  2. 前記電気モータが固定子と回転子を具え、前記プロペラの一部が前記電気モータの回転子を含む、請求項1に記載の航空機。
  3. 前記左の内側推進アセンブリおよび前記右の内側推進アセンブリのチルト機構はそれぞれ、前記ホバー構成において、前記電気モータおよび前記プロペラをそれぞれ前記左翼および前記右翼から離れるように変位させるリンケージを具える、請求項1に記載の航空機。
  4. 前記左の外側推進アセンブリおよび前記右の外側推進アセンブリのチルト機構がそれぞれ、前記前進構成とホバー構成との間で、それぞれ前記左の外側推進アセンブリおよび前記右の外側推進アセンブリを回転させるピボットを具える、請求項1に記載の航空機。
  5. 前記左の後部推進アセンブリおよび前記右の後部推進アセンブリのチルト機構がそれぞれ、前記前進構成とホバー構成との間で、前記左の後部推進アセンブリおよび前記右の後部推進アセンブリをそれぞれ回転させるピボットを具える、請求項1に記載の航空機。
  6. 前記尾翼が前方に掃引されたビーテールを具え、前記左の後部推進アセンブリは、前記前方に掃引されたビーテールの左側の最も前方領域に連結され、前記右の後部推進アセンブリは、前記前方に掃引されたビーテールの右側の最も前方領域に連結されている、請求項5に記載の航空機。
  7. 前記ホバー構成において、少なくとも3つの推進アセンブリがピッチ軸の各側およびロール軸の各側に配置されている、請求項1に記載の航空機。
  8. 前記複数の推進アセンブリの各プロペラが囲われていない、請求項1に記載の航空機。
  9. 前記ホバー構成において、前記左の内側推進アセンブリおよび前記右の内側推進アセンブリのディスク領域は第1の平面に含まれ、前記左の外側推進アセンブリおよび前記右の外側推進アセンブリのディスク領域は、前記第1の平面から前記ヨー軸に沿って上方に変位した第2の平面に含まれ、前記左の後部推進アセンブリおよび前記右の後部推進アセンブリのディスク領域は、前記第2の平面から前記ヨー軸に沿って上方に変位した第3の平面に含まれる、請求項1に記載の航空機。
  10. 前記前進構成において、前記左の内側推進アセンブリおよび前記右の内側推進アセンブリのディスク領域は第1の平面に含まれ、前記左の外側推進アセンブリおよび前記右の外側推進アセンブリのディスク領域は前記第1の平面から前記ロール軸に沿って後方に変位した第2の平面に含まれ、前記左の後部推進アセンブリおよび前記右の後部推進アセンブリのディスク領域は、前記第2の平面から前記ロール軸に沿って後方に変位した第3の平面に含まれる、請求項1に記載の航空機。
  11. 前記左翼および前記右翼が前方に掃引されており、さらに、前記左翼から前方に延在し、前記左の内側推進アセンブリに連結された左の内側パイロンと、前記右翼から前方に延長し、前記右の内側推進アセンブリに連結された右の内側パイロンとを具える、請求項10に記載の航空機。
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