JP7090478B2 - 基板載置台及び基板検査装置 - Google Patents

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Description

本開示は、基板載置台及び基板検査装置に関する。
半導体デバイスが形成された基板を載置する載置台と、載置された基板の半導体デバイスの電気的特性を検査する検査部と、載置台の温度を調整する温度調整部と、載置台を通過する冷媒流路とを備える基板検査装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-209536号公報
本開示は、載置台における冷媒流路の流入口近傍の温度分布を改善することができる技術を提供する。
本開示の一態様による基板載置台は、内部に冷媒流路が形成され、上面に基板を載置する基板載置台であって、前記冷媒流路は、流入口を有する第1流路と、前記第1流路と連通し、流出口を有する第2流路と、を有し、前記第1流路は、前記第2流路よりも下方に設けられ、前記第2流路には、冷媒の流れ方向に沿って間隔を有して複数の吸熱促進部材が設けられている
本開示によれば、載置台における冷媒流路の流入口近傍の温度分布を改善することができる。
プローバの構成例を示す斜視図 ステージの移動機構の構成例を示す斜視図 ステージの構成例を示す断面図 ステージ内部の冷媒流路の一例の説明図 図4のA-A線断面図 図4のB-B線断面図 図4のC-C線断面図 ステージ内部の冷媒流路の別の例の説明図 ステージ内部の冷媒流路の更に別の例の説明図 ステージのウエハ載置面における温度分布を示す図
以下、添付の図面を参照しながら、本開示の限定的でない例示の実施形態について説明する。添付の全図面中、同一又は対応する部材又は部品については、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。
(基板検査装置)
本開示の一実施形態に係る基板検査装置について、プローバを例に挙げて説明する。図1は、プローバの構成例を示す斜視図である。
図1に示されるように、プローバ10は、ウエハWを載置するステージ11を内蔵する本体12と、本体12に隣接して配置されるローダ13と、本体12を覆うように配置されるテストヘッド14とを備える。プローバ10は、大口径、例えば直径が300mmや450mmのウエハWに形成された半導体デバイスの電気的特性の検査を行う。
本体12は、内部が空洞の筐体形状を有する。本体12の天井部12aには、ステージ11に載置されたウエハWの上方において開口する開口部12bが設けられている。開口部12bには、後述するプローブカード17(図2参照)が配置され、プローブカード17はウエハWと対向する。ウエハWは、ステージ11に対する相対位置がずれないように、ステージ11へ真空吸着される。
テストヘッド14は方体形状を有し、本体12上に設けられたヒンジ機構15によって上方向へ回動可能に構成される。テストヘッド14が本体12を覆う際、テストヘッド14はコンタクトリング(図示せず)を介してプローブカード17と電気的に接続される。また、テストヘッド14は、プローブカード17から伝送される半導体デバイスの電気的特性を示す電気信号を測定データとして記憶するデータ記憶部(図示せず)を有する。また、テストヘッド14は、測定データに基づいて検査対象のウエハWに形成された半導体デバイスの電気的な欠陥の有無を判定する判定部(図示せず)を有する。
ローダ13は、FOUP(Front-Opening Unified Pod)等の搬送容器に収容されているウエハWを取り出して、本体12のステージ11へ載置する。また、ローダ13は、半導体デバイスの電気的特性の検査が終了したウエハWを、ステージ11から取り出して搬送容器へ収容する。
プローブカード17の下面には、ウエハWに形成された半導体デバイスの電極パッドや半田バンプに対応して、多数のプローブ針(図示せず)が配置される。プローブ針は、電極パッドや半田バンプと電気的に接触可能に構成される。ステージ11は、プローブカード17及びウエハWの相対位置を調整して半導体デバイスの電極パッド等を各プローブ針へ当接させる。
半導体デバイスの電極パッド等を各プローブ針へ当接する際、テストヘッド14は、プローブカード17の各プローブ針を介して半導体デバイスへ検査電流を流し、その後、半導体デバイスの電気的特性を示す電気信号をテストヘッド14のデータ記憶部に伝送する。テストヘッド14のデータ記憶部は、伝送された電気信号を測定データとして記憶し、判定部は記憶された測定データに基づいて、検査対象の半導体デバイスの電気的な欠陥の有無を判定する。
図2は、ステージ11の移動機構の構成例を示す斜視図である。図2に示すように、ステージ11の移動機構18は、図2中に示すY方向に沿って移動するYステージ19と、X方向に沿って移動するXステージ20と、Z方向に沿って移動するZ移動部21とを有する。
Yステージ19は、Y方向に沿って配置されたボールねじ22の回動によってY方向に高精度に駆動される。ボールねじ22は、ステッピングモータであるYステージ用モータ23によって回動される。Xステージ20は、X方向に沿って配置されたボールねじ24の回動によってX方向に高精度に駆動される。ボールねじ24は、ボールねじ22と同様に、ステッピングモータであるXステージ用モータ(図示せず)によって回動される。また、ステージ11は、Z移動部21の上において、図2中に示すθ方向に回転自在に配置され、ステージ11上にウエハWが載置される。
移動機構18では、Yステージ19、Xステージ20、Z移動部21、及びステージ11が協働して、ウエハWに形成された半導体デバイスをプローブカード17と対向する位置に移動させ、さらに、半導体デバイスの電極パッド等を各プローブ針へ当接させる。
ところで、ステージ11に載置されたウエハWに形成された半導体デバイスに対してプローブを介して検査電流を供給し、半導体デバイスの電気的特性を検査する場合、ウエハWが発熱する虞がある。特に、NANDフラッシュメモリ、DRAM向けの一括コンタクトテストでは、個々の半導体デバイスを順番に検査する場合と比較して、ウエハWの発熱量が大きい。そのため、過度な熱量がウエハWに加えられ、所望の温度で検査することが困難となる場合がある。また、一括コンタクトテストにおけるウエハ発熱時のウエハ面内温度分布が小さくなるように制御した状態で、半導体デバイスの電気的特性が検査可能なステージ11の市場要求がある。
従来では、内部に冷媒を還流させる冷媒流路を設けてウエハWの発熱を吸熱するチャックトップを有するステージが用いられている。しかしながら、従来のチャックトップでは、冷媒流路が同一平面に配置されているため、冷媒の流れの上流側である流入口近傍の領域が、その他の領域よりも冷却されやすく、温度が低くなるという課題があった。
そこで、鋭意検討した結果、チャックトップの内部に、流入口を有する第1流路と、第1流路と連通し流出口を有する第2流路とを設け、第1流路を第2流路よりも下方に配置することで、冷媒流路の流入口近傍の温度分布を改善できることを見出した。以下、冷媒流路の流入口近傍の温度分布を改善できるチャックトップを含むステージについて詳細に説明する。
(ステージ)
図3は、ステージの構成例を示す断面図である。図4は、ステージ内部の冷媒流路の一例の説明図である。図4は、平面視における冷媒流路の形状の概略を示す。また、図4では、冷媒の流れる方向を矢印で示す。図5、図6、及び図7は、それぞれ図4のA-A線断面図、B-B線断面図、及びC-C線断面図である。
図3に示されるように、ステージ11は、基材11aと、支持部11bと、チャックトップ11cと、ヒータ11dと、を有する。
基材11aは、Z移動部21(図2参照)の上に設けられている。基材11aは、例えば円板形状を有し、酸化アルミニウム(Al)により形成されている。
支持部11bは、基材11aの上に設けられており、チャックトップ11cを支持する。支持部11bは、例えば円筒形状を有し、基材11aの上面とチャックトップ11cの下面との間に空間11sを形成する。支持部11bは、例えば基材11aと同一の材料であるAlにより形成されている。
チャックトップ11cは、基材11aの上に支持部11bを介して設けられている。チャックトップ11cは、上面にウエハWを載置可能に構成されている。チャックトップ11cの内部には、冷媒を通流可能な冷媒流路Fが形成されている。冷媒流路Fは、例えば図4に示されるように、平面視で外周部から中心部に向かって渦巻状に延び、更に中心部から外周部に向かって渦巻状に延びるように形成されている。また、平面視で、外周部から中心部に向かって延びる渦巻状の流路と、中心部から外周部に向かって延びる渦巻状の流路とは、交互に配置されている。但し、冷媒流路Fの配置はこれに限定されるものではない。冷媒の種類は特に限定されないが、例えば窒素、空気等の気体、水、オイル、エチレングリコール水溶液、フッ素系液体等の液体を用いることができる。
チャックトップ11cは、例えば上面と垂直な方向に区画された複数の層を有し、複数の層のうち少なくとも異なる2つの層に冷媒流路Fが形成されている。一実施形態では、例えば図5に示されるように、チャックトップ11cは、下部板101、中間板102、及び、上部板103を有し、下部板101及び中間板102に冷媒流路Fが形成されている。但し、中間板102及び上部板103に冷媒流路Fが形成されていてもよく、下部板101、中間板102、及び上部板103に冷媒流路Fが形成されていてもよい。
下部板101は、基材11aの上に支持部11bを介して設けられている。下部板101は、円板形状を有し、銅(Cu)、アルミニウム(Al)等の熱伝導材料により形成されている。下部板101の上面には、溝101aが形成されている。溝101aは、例えば図4に示されるように、チャックトップ11cの外周に沿って円弧状に形成されている。溝101aは、下部板101の上面に中間板102が接合されることにより、冷媒流路(第1流路F1)として機能する。第1流路F1は流入口Iを有し、流入口Iから第1流路F1に冷媒が供給される。第1流路F1を流れる冷媒は、ウエハWからチャックトップ11c内に伝わった熱を吸収する。第1流路F1は、例えば図5に示されるように、第2流路F2よりも下方に設けられている。言い換えると、第1流路F1は、第2流路F2よりもチャックトップ11cの上面(ウエハWの載置面)から離れた位置に設けられている。また、図4に示されるように、平面視で、第1流路F1の一部は、第2流路F2と重なるように設けられている。また、平面視で、第1流路F1は、鋭角を有する流路を含まない。図4の例では、第1流路F1は、鈍角を有する流路により形成されている。また、第1流路F1は、第2流路F2よりも断面積が小さくなるように形成されている。具体的には、例えば溝101aの深さD1を溝102aの深さD2よりも浅くしてもよく、溝101aの幅W1を溝102aの幅W2よりも狭くしてもよい。
中間板102は、下部板101の上面に接合されている。中間板102は、下部板101と略同径の円板形状を有し、Cu、Al等の熱伝導材料により形成されている。中間板102の下面は平坦に形成されており、下部板101の上面に接合されることで、溝101aの溝蓋として機能する。中間板102の上面には、溝102aが形成されている。溝102aの長さは、溝101aの長さよりも長くなるように形成されている。溝102aは、例えば図4に示されるように、外周部から中心部に向かって渦巻状に延び、更に中心部から外周部に向かって渦巻状に延びるように形成されている。溝102aは、中間板102の上面に上部板103が接合されることにより、冷媒流路(第2流路F2)として機能する。また、中間板102には、厚さ方向に垂直に貫通する貫通孔102bが形成されている。貫通孔102bは、下部板101の上面に中間板102が接合された状態において、一端が溝101aと連通し、他端が溝102aと連通するように形成されており、第1流路F1と第2流路F2とを接続する接続部F3として機能する。第2流路F2には、接続部F3を介して第1流路F1から冷媒が流れ込む。第2流路F2を流れる冷媒は、ウエハWからチャックトップ11c内に伝わった熱を吸収する。また、第2流路F2は、接続部F3と反対側の端部に流出口Oを有する。第2流路F2を流れる冷媒は、流出口Oから排出される。また、第2流路F2には、例えば図4に示されるように、冷媒の流れ方向に沿って間隔を有して複数の吸熱促進部材104が設けられている。吸熱促進部材104は、例えば図6に示されるように、第2流路F2の内面側に設けられている。より具体的には、吸熱促進部材104は、一端が溝102aの底面に接合され、他端が上部板103の下面に接合されている。第2流路F2の内面側に吸熱促進部材104を設けることで、ウエハWからチャックトップ11c(中間板102及び上部板103)内に伝わった熱と、第2流路F2を流れる冷媒との間で熱交換が行われる面積が大きくなるので、吸熱効率が向上する。また、流出口Oは、例えば図7に示されるように、流入口Iよりも上方に設けられている。
上部板103は、中間板102の上面に接合されている。上部板103は、下部板101と略同径の円板形状を有し、例えばCu、Al等の熱伝導材料により形成されている。上部板103の上面には、ウエハWが載置される。即ち、上部板103の上面は、載置面として機能する。また、上部板103の下面は平坦に形成されており、中間板102の上面に接合されることで、溝102aの溝蓋として機能する。
このように、チャックトップ11cの内部に、流入口Iを有する第1流路F1と、第1流路F1と連通し流出口Oを有する第2流路F2とを設け、第1流路F1を第2流路F2よりも下方に配置している。言い換えると、第1流路F1を第2流路F2よりもウエハWから離れた位置に設けている。これにより、ウエハWからチャックトップ11c内に伝わった熱と第1流路F1を流れる冷媒との間の熱交換が抑制されるので、流入口I近傍の領域での過冷却を抑制することができる。その結果、冷媒流路Fの流入口I近傍の温度分布を改善することができる。
また、平面視で、第1流路F1の一部は第2流路F2と重なるように設けられている。これにより、流れ抵抗(圧力損失)を抑えると共に、相対的に冷媒温度が低い第1流路F1による過冷却状態を、相対的に冷媒温度が高い第2流路F2により緩和できるので、冷媒流路Fの流入口I近傍の温度分布を更に改善することができる。
また、平面視で、第1流路F1は、鋭角を有する流路を含まない。これにより、第1流路F1における流れ抵抗(圧力損失)が小さくなるため、第1流路F1における冷媒の滞留が抑制される。そのため、第1流路F1においてウエハWからチャックトップ11c内に伝わった熱と第1流路F1を流れる冷媒との間での熱交換が抑制されるので、流入口I近傍の領域での過冷却を特に抑制することができる。その結果、冷媒流路Fの流入口I近傍の温度分布を更に改善することができる。
また、第2流路F2の長さは、第1流路F1の長さよりも長い。これにより、冷媒による吸熱を無駄なく、効率よく行いつつ、冷媒流路Fの流入口I近傍の温度分布を改善することができる。
また、第1流路F1は、第2流路F2よりも断面積が小さい。これにより、第1流路F1を流れる冷媒の流速が第2流路F2を流れる冷媒の流速よりも大きくなる。そのため、第1流路F1においてウエハWからチャックトップ11c内に伝わった熱と第1流路F1を流れる冷媒との間での熱交換が抑制されるので、流入口I近傍の領域での過冷却を特に抑制することができる。その結果、冷媒流路Fの流入口I近傍の温度分布を更に改善することができる。
また、第2流路F2の内面側に吸熱促進部材104が設けられている。これにより、ウエハWからチャックトップ11c内に伝わった熱と、第2流路F2を流れる冷媒との間で熱交換が行われる面積が大きくなるので、吸熱効率が向上する。そのため、流入口I近傍の領域とその他の領域との間の温度差を小さくすることができる。
ヒータ11dは、チャックトップ11cの下面に取り付けられている。ヒータ11dは、チャックトップ11cを介してウエハWを加熱する。これにより、冷媒流路Fを流れる冷媒による温度制御に加えて、ヒータ11dによる温度制御を行うことができる。また、チャックトップ11cの下面にヒータ11dを取り付ける構造を採用することにより、冷媒によりチャックトップ11cの温度の面内均一性を向上させた状態で更にチャックトップ11cを全体として加熱することができる。そのため、チャックトップ11cの温度の面内均一性を保ったまま高温側へ温度制御することができる。
図8は、ステージ11内部の冷媒流路Fの別の例の説明図であり、第1流路F1と第2流路F2との接続部F3を含むチャックトップ11cの断面を示す。
図8の例では、チャックトップ11c内に厚さ方向に所定の角度で傾斜して貫通する貫通孔102b1が形成されている。なお、その他の点については、図4から図7を参照して説明したチャックトップ11cと同様である。
このように、貫通孔102b1が中間板102の厚さ方向に所定の角度で傾斜しているので、接続部F3における流れ抵抗(圧力損失)が小さくなり、冷媒の接続部F3における滞留が抑制される。そのため、接続部F3においてウエハWからチャックトップ11c内に伝わった熱と接続部F3を流れる冷媒との間での過剰な熱交換が抑制されるので、接続部F3近傍の領域での過冷却を抑制することができる。その結果、接続部F3近傍の領域の温度が周囲の領域の温度よりも低くなることを抑制することができる。
図9は、ステージ11内部の冷媒流路の更に別の例の説明図であり、平面視における冷媒流路の形状の概略を示す。
図9の例では、ステージ11内部に冷媒流路が複数形成されている。一実施形態では、2つの冷媒流路FA、FBが形成されている。なお、その他の点については、図4から図7を参照して説明したチャックトップ11cと同様である。
冷媒流路FAは、流入口IAを有する第1流路FA1と、第1流路FA1と連通し、流出口OAを有する第2流路FA2と、を有し、第1流路FA1は、第2流路FA2よりも下方に設けられている。第1流路FA1と第2流路FA2とは、接続部FA3にて接続されている。
冷媒流路FBは、流入口IBを有する第1流路FB1と、第1流路FB1と連通し、流出口OBを有する第2流路FB2と、を有し、第1流路FB1は、第2流路FB2よりも下方に設けられている。第1流路FB1と第2流路FB2とは、接続部FB3にて接続されている。
図9の例では、図4から図7を参照して説明したチャックトップ11cと同様の効果が奏される。なお、ステージ11内部に形成される冷媒流路の数は、3つ以上であってもよい。
(実施例)
図10は、ステージ11のウエハ載置面における温度分布を示す図である。図10の上段には、図4から図7を参照して説明したチャックトップ11cを有するステージ11を用いたときのステージ11のウエハ載置面における温度分布のシミュレーション結果(実施例の結果)を示す。一方、図10の下段には、冷媒流路が同一平面に配置されているチャックトップ11cを有するステージ11を用いたときのステージ11のウエハ載置面における温度分布のシミュレーション結果(比較例の結果)を示す。
図10に示されるように、実施例では、比較例よりも冷媒流路の流入口近傍(領域Aを参照)の温度分布を改善することができることが分かる。また、シミュレーションの結果、実施例におけるステージ11の温度の面内均一性は±3%以内であり、比較例におけるステージ11の温度の面内均一性は±6~7%であった。このように、実施例では、ステージ11の温度の面内均一性を高めることができることが分かる。
なお、上記の実施形態において、ウエハWは基板の一例であり、ステージ11は基板載置台の一例であり、テストヘッド14は検査部の一例である。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
10 プローバ
11 ステージ
11c チャックトップ
17 プローブカード
101 下部板
101a 溝
102 中間板
102a 溝
103 上部板
F 冷媒流路
F1 第1流路
F2 第2流路
I 流入口
O 流出口
W ウエハ

Claims (7)

  1. 内部に冷媒流路が形成され、上面に基板を載置する基板載置台であって、
    前記冷媒流路は、
    流入口を有する第1流路と、
    前記第1流路と連通し、流出口を有する第2流路と、
    を有し、
    前記第1流路は、前記第2流路よりも下方に設けられ
    前記第2流路には、冷媒の流れ方向に沿って間隔を有して複数の吸熱促進部材が設けられている、
    基板載置台。
  2. 平面視で、前記第1流路の一部は前記第2流路と重なるように設けられている、
    請求項1に記載の基板載置台。
  3. 平面視で、前記第1流路は、鋭角を有する流路を含まない、
    請求項1又は2に記載の基板載置台。
  4. 前記第2流路の長さは、前記第1流路の長さよりも長い、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の基板載置台。
  5. 前記第1流路は、前記第2流路よりも断面積が小さい、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の基板載置台。
  6. 前記冷媒流路は、複数形成されている、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の基板載置台。
  7. 基板に形成された半導体デバイスの電気的特性を検査する基板検査装置であって、
    前記基板を載置する基板載置台と、
    前記基板載置台の前記基板が載置される面に対向して設けられ、前記半導体デバイスと電気的に接触可能な多数のプローブを有するプローブカードと、
    を備え、
    前記基板載置台は、内部に形成された冷媒流路を有し、
    前記冷媒流路は、
    流入口を有する第1流路と、
    前記第1流路と連通し、流出口を有する第2流路と、
    を有し、
    前記第1流路は、前記第2流路よりも下方に設けられ
    前記第2流路には、冷媒の流れ方向に沿って間隔を有して複数の吸熱促進部材が設けられている、
    基板検査装置。
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