JP7090308B2 - ガスケット - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、内燃機関のシリンダヘッドとヘッドカバーとの間をシールするガスケットに関する。
前記のような内燃機関のシリンダヘッドとヘッドカバーとは、ガスケットを介し、ボルト等の締結部材によって一体に締結される(例えば、特許文献1,2)。特許文献1に記載されたシール装置では、合成樹脂製のヘッドカバーの周壁部に沿って、嵌合凹部が形成され、この嵌合凹部にガスケット材が嵌め入れられる。そして、このシール装置では、ヘッドカバーの周壁部に形成された複数のボルト挿通孔にカラーを挿通し、このカラーにボルトを挿通して、ボルトをシリンダヘッドにねじ込むことによって、シリンダヘッドとヘッドカバーとが締結一体とされる。このとき、シリンダヘッドとヘッドカバーとの間は、ガスケットが介在することによってシールされる一方、ボルト挿通孔とカラーとの間にもガスケット材が介在する。
また、特許文献2に記載されたヘッドカバーには、その周辺部に加えて内方部分に貫通孔が形成され、この貫通孔に挿通されたカラーを介してカムキャップにボルトをねじ込むことができるように構成されている(図4参照)。そして、貫通孔とカラーとの間にはシール材が介装される。
特開昭63-88375号公報 特開2008-38760号公報
ところで、特許文献2に示されるように、ヘッドカバーの周辺部でなく、内方部分において、ボルトによって被カバー体であるカムキャップにヘッドカバーを締結する場合、被カバー体の被締結面の幅或いは径が小さいと、貫通孔とカラーとの間にシール材を介装させるためのスペースを確保することができないことがある。そのため、貫通孔とカラーとの間のシールが充分になされず、ボルト締結部から、シリンダヘッド内のガス等が外部に漏出したり、塵埃を含む外気や泥水等がシリンダヘッド内へ浸入したりすることになる。
本発明は、前記実情に鑑みなされたもので、被締結面の幅や径が小さくても、締結部材による締結部のシールを好適に行うことができるガスケットを提供することを目的としている。
本発明に係るガスケットは、筒状部材が挿入される貫通孔が形成された合成樹脂製のカバー体と、前記筒状部材に挿通される締結部材によって前記カバー体が一体に締結される被カバー体と、の間に配置されるガスケットであって、前記筒状部材の軸方向の一端面と当該一端面に対向する前記被カバー体の被締結面との間に押圧された状態で介在される面シール部と、前記面シール部と一体に設けられ、前記締結部材による締結前の状態において前記筒状部材の外周面と前記貫通孔の内周面との間に弾性シール部材が弾性変形を伴って接触して圧入される軸シール部と、を備え、前記面シール部は、環状の第1芯材部と、該第1芯材部を被覆する弾性材層とを有し前記軸方向に直交する円板部を備え、前記軸シール部は、前記円板部から軸方向に延出して前記円板部に一体に形成されるとともに前記筒状部材の外周面と前記貫通孔の内周面との間に介在するよう延びる円筒部と、当該円筒部に一体に成型された前記弾性シール部材と、を備え、前記円筒部は、前記第1芯材部の外周縁部から軸方向に沿って一体に延びる第2芯材部を備え、該第2芯材部が、前記第1芯材部を被覆した前記弾性材層と一連の弾性材層で被覆されてなり、前記弾性材層は、ゴム基材に繊維材を混合してなるコンパウンド層であり、前記弾性シール部材は、ゴムエラストマーであることを特徴とする。
本発明のガスケットによれば、被カバー体の被締結面の幅や径が小さくても、面シール部を筒状部材の一端面と被カバー体の被締結面との間に介在させることで、軸方向に重なる筒状部材の一端面と被カバー体の被締結面との間をシールすることができる。一方、面シール部と一体とされた軸シール部を筒状部材の内周面と貫通孔の外周面との間に圧入させることで、筒状部材と貫通孔との間をシールすることができる。したがって、カバー体に形成される貫通孔を介して、被カバー体側に存在するガス、油及び水等が外部に漏れることを抑制することができる。また、塵埃を含む外気や泥水等が被カバー体内に浸入することも抑制することができる
また、弾性材層がゴム基材に繊維材を混合してなるコンパウンド層であるため、ゴム基材のみからなる弾性材層に比べて、応力緩和を低減することができ、弾性シール部材がゴムエラストマーであるため、筒状部材の外周面と貫通孔の内周面との間をシールする際に、充分な反力を得ることができる。
本発明のガスケットにおいて、前記面シール部の前記押圧された状態では、前記弾性材層の一部が、前記筒状部材の一端面と前記被カバー体の前記被締結面との間に弾性的に圧縮されるものとしてもよい。
これによれば、弾性材層が、筒状部材の一端面及び被カバー体の被締結面のそれぞれに弾性的に密接するため、金属材等の剛体によってシールする場合に比べて、面シール部によるシール性を向上させることができる。
本発明のガスケットにおいて、前記軸シール部の弾性シール部材は、前記筒状部材の外周面に締め代をもって接触する第1締め代部と、前記貫通孔の内周面に締め代をもって接触する第2締め代部と、を備えているものとしてもよい。
これによれば、軸シール部を筒状部材の外周面と貫通孔の内周面との間に圧入することで、当該ガスケットをカバー体に組み付けることができる。したがって、当該ガスケットの管理の手間を省略することができる。
本発明のガスケットにおいて、前記被カバー体における前記被締結面の幅寸法は、前記貫通孔における前記被カバー体側の開口部の内径より小さく形成され、前記面シール部における円板部の外径は、前記貫通孔における前記被カバー体側の開口部の内径より小さく、且つ、前記被締結面の幅寸法より大きくなるように形成されているものとしてもよい。
これによれば、筒状部材の一端面と被カバー体の被締結面との間に、面シール部を確実に介在させ、また、筒状部材の外周面と貫通孔の内周面との間に、軸シール部を確実に圧入することができる。
本発明のガスケットによれば、被締結面の幅や径が小さくても、締結部のシールを好適に行うことができる。
(a)は本発明に係るガスケットが適用される一例であって、シリンダヘッド及びヘッドカバーが当該ガスケットを介在させて締結された状態を示す部分破断縦断面図であり、(b)は(a)におけるX部の拡大図であって、本発明に係るガスケットの一実施形態を示す図である。 同実施形態の変形例を示す図1(b)と同様図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1(a)(b)は、内燃機関のシリンダヘッドとヘッドカバーとの締結部に本発明に係るガスケットが介在された例を示している。図1において、金属(鋳物も含む)製のシリンダヘッド1の上には、合成樹脂製のヘッドカバー2が、周辺部及び内方部において、ガスケット3,4を介して締結一体とされている。本発明に係るガスケットは、主に内方部に用いられるガスケット4に適用される。
図1では、周辺部のガスケット3は、ゴム等のエラストマーからなり、ヘッドカバー2の周辺部下面に形成された環状溝21に嵌め入れられるよう環状に形成されている。そして、この周辺部のガスケット3は、ヘッドカバー2がボルト22…によってシリンダヘッド1に締結される際、シリンダヘッド1の周辺部上面1aと環状溝21との間に圧縮状態で介在する。これによって、シリンダヘッド1内の高温ガスの外部漏出や、塵埃を含む外部流体等のシリンダヘッド1内への流入が防止される。
なお、本明細書において、図1の紙面上側を上、同紙面下側を下という。
本実施形態のガスケット4は、カラー(筒状部材)5が挿入される貫通孔23が形成されたヘッドカバー(カバー体)2と、カラー5に挿通されるボルト(締結部材)6によってヘッドカバー2が一体に締結されるシリンダヘッド(被カバー体)1と、の間に配置される。本実施形態のガスケット4は、面シール部41と、軸シール部42と、を備えている。面シール部41は、カラー5の下端面(軸L方向一端面)5aとカラー5の下端面5aに対向するシリンダヘッド1の被締結面10aとの間に押圧された状態で介在される。また、軸シール部42は、カラー5の外周面5bと貫通孔23の内周面230との間に圧入される。貫通孔23の内周面230は、カラー5の外径と略同径(やや大)の小径部230aと、この小径部230aより下側に段差状に連なる大径部230bとからなる。貫通孔23は、ヘッドカバー2の面域方向の内方部に設けられ、シリンダヘッド1の同内方部に設けられる台座部10の上面(被締結面)10aに対向するように位置付けられる。台座部10には、上下方向(軸L方向)に沿った雌ねじ部10bが形成されている。台座部10は、シリンダヘッド1の構成上必要によって設けられるもので、シリンダヘッド1の上部に露出するブロック状に、或いは、対向周辺部間を橋絡するような橋絡形状に形成されている。ヘッドカバー2の下面であって、台座部10に対向し、且つ、被締結面10aに対向する部分には、下向きのボス部20が形成され、このボス部20に前記貫通孔23が形成されている。
面シール部41は、金属材からなる環状の第1芯材部410と、第1芯材部410の両面を被覆する弾性材層411と、を備える。本実施形態では、さらに、第1芯材部410は、円板状とされ、この第1芯材部410の外周縁部から軸L方向に沿って上向きに一体に延びる第2芯材部420が形成されている。第2芯材部420は、第1芯材部410と同様に金属材からなり、円筒状に形成される。この第2芯材部420の両面は、前記弾性材層411と一連の弾性材層421で被覆されている。本実施形態のガスケット4は、第1芯材部410及び弾性材層411からなる円板部4Aと、第2芯材部420及び弾性材層421からなる円筒部4Bとを含む。円筒部4Bは、カラー5の外周面5bと貫通孔23の内周面230(大径部230b)との間に介在するように延び、当該円筒部4Bには後記する弾性シール部材43が一体に成型され、これによって、軸シール部42が構成される。
前記弾性材層411,421は、ゴム材に繊維材を混合してなるコンパウンド層である。コンパウンド層は、具体的には、石綿以外の圧縮性無機繊維と圧縮性有機繊維とからなる基材繊維と、ゴム材と、ゴム薬品と、無機充填材とを含有するコンパウンドを、芯材(第1芯材部410,第2芯材部420)の表面にコーティングしてなる層である。また、前記弾性シール部材43は、ゴム等のエラストマーからなる。前記弾性シール部材43はインサート成型により前記円筒部4Bに一体に形成されるとともに、環状に形成されている。弾性シール部材43は、円筒部4Bの端面を跨って、円筒部4Bの内周側及び外周側を覆うように形成されている。弾性シール部材43は、弾性材層411,421よりも高い弾性率となるように構成されている。弾性シール部材43は、弾性シール部材43の内周側に形成されてカラー5の外周面5bに締め代をもって接触する第1締め代部43aを備えている。また、弾性シール部材43は、弾性シール部材43の外周側に形成されて貫通孔23の内周面230bに締め代をもって接触する第2締め代部43bを備えている。第1締め代部43aはガスケット4の中心に向かって突出する突条である一方、第2締め代部43bは、ガスケット4の中心とは反対側に向かって突出するとともにガスケットの中心に沿った断面が略三角形状の突条である。第1締め代部43a及び第2締め代部43bは、軸シール部42が、カラー5と貫通孔23との間に圧入されたときには、それぞれ、カラー5の外周面5b及び貫通孔23の内周面230(大径部230b)に弾性変形を伴って接触する。図1(b)では、第1締め代部43a及び第2締め代部43bの弾性変形前の形状を2点鎖線で示している。
本実施形態では、シリンダヘッド1における被締結面10aの幅寸法(被締結面10aが円形の場合は外径)d2は、貫通孔23における被締結面10a側の開口部の内径(大径部43bの内径)dより小さく形成されている。また、面シール部41における円板部4Aの外径d1は、貫通孔23における被締結面10a側の開口部の内径(同上)dより小さく、且つ、被締結面10aの幅寸法(同上)d2より大きくなるように形成されている。
次に、前記のように構成されるガスケット4を用いて、シリンダヘッド1の内方部においてヘッドカバー2を締結する要領について説明する。先ず、ヘッドカバー2を内面(下面)を上向きにした状態で貫通孔23にカラー5を挿通させる。次いで、ガスケット4の軸シール部42を、貫通孔23の内周面230(大径部230b)とカラー5の外周面5bとの間に圧入する。この状態で、ヘッドカバー2を反転させ、ガスケット4を面シール部41がシリンダヘッド1の台座部10の上に乗るように配置する。このとき、弾性シール部材43の第1締め代部43a及び第2締め代部43bがカラー5の外周面5b及び貫通孔23の内周面230にそれぞれ締め代をもって接触しているから、ガスケット4がその突っ張るような反力によって保持される。したがって、ヘッドカバー2をシリンダヘッド1に組付ける際、ガスケット4が落下することはなく、ガスケット4の組付け時における管理の手間を省略することができる。さらに、ワッシャ6aを備えたボルト(締結部材)6をカラー5に挿通し、シリンダヘッド1における台座部10の雌ねじ部10bにねじ込む。ワッシャ6aの外径は貫通孔230(小径部230a)の内径より大とされており、ボルト6のねじ込みによって、ヘッドカバー2が、カラー5及びガスケット4の面シール部41を介してシリンダヘッド1の台座部10に締結される。このとき、ヘッドカバー2は合成樹脂製であるが、カラー5及びボス部20が存在しているので、締結時におけるヘッドカバー2の毀損等が防止される。
この締結状態では、面シール部41は、カラー5の下端面5aと、台座部10の上面(被締結面)10aとの間に押圧された状態で介在される。面シール部41が押圧されると、面シール部41を構成する弾性材層411は圧縮されるから、その圧縮反力によって、カラー5の下端面5aと、台座部10の上面10aとの間が良好にシールされる。特に、弾性材層411が、カラー5の下端面5a及びシリンダヘッド1の被締結面10aのそれぞれに弾性的に密接するため、金属材等の剛体によってシールする場合に比べて、面シール部41によるシール性を向上させることができる。加えて、弾性材層411がゴム基材に繊維材を混合してなるコンパウンド層であるため、ゴム基材のみからなる弾性材層に比べて、応力緩和を低減することができる。また、軸シール部42は、貫通孔23の内周面230(大径部230b)とカラー5の外周面5bとの間に圧入された状態とされる。この圧入状態では、弾性シール部材43の第1締め代部43aが、カラー5の外周面5bに所定の締め代をもって弾性的に接触し、第2締め代部43bが、貫通孔23の内周面230(大径部230b)に所定の締め代をもって弾性的に接触する。これによって、カラー5の外周面5bと貫通孔23の内周面230との間が良好にシールされる。したがって、シリンダヘッド1とヘッドカバー2との内方部におけるボルト6による締結部のシールが的確になされ、この部分での内部流体の漏出や外部流体の浸入が防止される。
本実施形態のガスケット4を用いたシール構造では、被締結面である台座部10の上面10aの幅寸法d2が小さいが、面シール部41における円板部4Aの外径d1が被締結面10aの幅寸法d2より大きく形成されている。そのため、カラー5の下端面5aと被締結面10aとの間に、面シール部41を確実に介在させることができる。また、貫通孔23における大径部230bの内径dが円板部4Aの外径d1より大きいから、カラー5の外周面5bと貫通孔23の内周面230(大径部230b)との間に、軸シール部42を確実に圧入することができる。そして、円板部4A及び円筒部4Bは、一体の第1芯材部410及び第2芯材部420によって補強されるから、円板部4A及び円筒部4Bの一連の形状が保持される。また、円筒部4Bが軸シール部42の芯材として機能するため、弾性シール部材43によってカラー5の外周面5bと貫通孔23の内周面230との間をシールする際に、充分な反力を得ることができる。
なお、内方部における前記締結操作と並行して、或いは相前後して、周辺部においても前記ガスケット3を介したボルト22によるシリンダヘッド1とヘッドカバー2との締結操作がなされる。これによって、シリンダヘッド1及びヘッドカバー2も周辺部における内部流体の漏出や外部流体の浸入が防止される。
図2は、前記実施形態の変形例を示す。この例では、円筒部4Bを構成する第2芯材部420が前記例のような弾性材層421で被覆されておらず、弾性シール部材43が直接第2芯材部420に一体に固着されている。弾性シール部材43が弾性材層を介さずに第2芯材部420に一体とされているので、インサート成型による場合は、この一体化が強固になされる。
その他の構成は、前記実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付してその説明を割愛する。
なお、シリンダヘッド1及びヘッドカバー2の周辺部においても、実施形態に示す締結構造を採用することはもとより可能である。また、面シール部41、軸シール部42、弾性シール部材43の形状等は、図例に限らず他の形状にすることも可能である。例えば、前記実施形態では、弾性シール部材43は第1締め代部43a及び第2締め代部43bを有しているが、これら第1締め代部43a及び第2締め代部43bのどちらか一方を省略してもよい。また、第1締め代部43a及び第2締め代部43bの形状は突条に限らず、適宜変更してもよい。
さらに、第1芯材部410、第2芯材部420と弾性材層411,421との厚さ関係は、図例では弾性材層411,421の厚さを誇張しているが、これに限らず他の厚さ関係にしてもよい。例えば、弾性材層411,421の厚みが第1芯材部410及び第2芯材部420の厚みより薄い構成であってもよい。また、前記実施形態では、弾性材層411,421を備えるガスケット4を開示したが、弾性材層411,421が存在しないガスケットであってもよい。
また、第1芯材部410及び第2芯材部420は金属材により構成されるものに限らず、例えば、弾性材層411,421よりも剛性の高い合成樹脂により構成してもよい。
加えて、シリンダヘッド1及びヘッドカバー2の形状も、図例は模式的に示したものであって、実際の形状とは必ずしも一致しないことは言うまでもない。さらに、実施形態では、シリンダヘッドとヘッドカバーとの締結部に適用されるガスケットについて述べたが、これに限らず、合成樹脂製のカバー体を被カバー体に対して気密的乃至液密的に締結することが求められる他の事例にも、本発明が等しく適用可能である。
1 シリンダヘッド(被カバー体)
10a 被締結面
2 ヘッドカバー(カバー体)
23 貫通孔
230 内周面
230a 小径部(内周面)
230b 大径部(内周面)
4 ガスケット
4A 円板部
4B 円筒部
41 面シール部
410 第1芯材部
411 弾性材層
42 軸シール部
420 第2芯材部
421 弾性材層
43 弾性シール部材
43a 第1締め代部
43b 第2締め代部
5 カラー(筒状部材)
5a 下端面(一端面)
5b 外周面
6 ボルト(締結部材)
d 貫通孔における被カバー体側の内径
d1 面シール部における円板部の外径
d2 被締結面の幅寸法(外径)
L 軸

Claims (4)

  1. 筒状部材が挿入される貫通孔が形成された合成樹脂製のカバー体と、前記筒状部材に挿通される締結部材によって前記カバー体が一体に締結される被カバー体と、の間に配置されるガスケットであって、
    前記筒状部材の軸方向の一端面と当該一端面に対向する前記被カバー体の被締結面との間に押圧された状態で介在される面シール部と、
    前記面シール部と一体に設けられ、前記締結部材による締結前の状態において前記筒状部材の外周面と前記貫通孔の内周面との間に弾性シール部材が弾性変形を伴って接触して圧入される軸シール部と、を備え、
    前記面シール部は、環状の第1芯材部と、該第1芯材部を被覆する弾性材層とを有し前記軸方向に直交する円板部を備え、
    前記軸シール部は、前記円板部から軸方向に延出して前記円板部に一体に形成されるとともに前記筒状部材の外周面と前記貫通孔の内周面との間に介在するよう延びる円筒部と、当該円筒部に一体に成型された前記弾性シール部材と、を備え、
    前記円筒部は、前記第1芯材部の外周縁部から軸方向に沿って一体に延びる第2芯材部を備え、該第2芯材部が、前記第1芯材部を被覆した前記弾性材層と一連の弾性材層で被覆されてなり、
    前記弾性材層は、ゴム基材に繊維材を混合してなるコンパウンド層であり、前記弾性シール部材は、ゴムエラストマーであることを特徴とするガスケット。
  2. 請求項1に記載のガスケットにおいて、
    前記面シール部の前記押圧された状態では、前記弾性材層の一部が、前記筒状部材の前記一端面と前記被カバー体の前記被締結面との間に弾性的に圧縮されることを特徴とするガスケット。
  3. 請求項1または請求項2に記載のガスケットにおいて、
    前記弾性シール部材は、前記筒状部材の外周面に締め代をもって接触する第1締め代部と、前記貫通孔の内周面に締め代をもって接触する第2締め代部と、を備えていることを特徴とするガスケット。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のガスケットにおいて、
    前記被カバー体における前記被締結面の幅寸法は、前記貫通孔における前記被カバー体側の開口部の内径より小さく形成され、
    前記面シール部における円板部の外径は、前記貫通孔における前記被カバー体側の開口部の内径より小さく、且つ、前記被締結面の幅寸法より大きくなるように形成されていることを特徴とするガスケット。
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