JP7087999B2 - ハイブリッド車両の駆動力制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の駆動力制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7087999B2
JP7087999B2 JP2018244554A JP2018244554A JP7087999B2 JP 7087999 B2 JP7087999 B2 JP 7087999B2 JP 2018244554 A JP2018244554 A JP 2018244554A JP 2018244554 A JP2018244554 A JP 2018244554A JP 7087999 B2 JP7087999 B2 JP 7087999B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
engine
motor
torque
operating point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018244554A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020104663A (ja
Inventor
悠太 塚田
大河 萩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018244554A priority Critical patent/JP7087999B2/ja
Publication of JP2020104663A publication Critical patent/JP2020104663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7087999B2 publication Critical patent/JP7087999B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

この発明は、エンジンの動力によって回転することにより、エンジンの動力の少なくとも一部を電力に変換する発電機と、その発電機から電力が供給されて駆動トルクを出力するモータとを備えたハイブリッド車両の駆動力制御装置に関するものである。
特許文献1には、エンジンの出力軸に発電機能を有するモータが連結され、そのモータの出力軸に変速機が連結されたハイブリッド車両の制御装置が記載されている。この制御装置は、モータに電力を供給し、またはモータで発電された電力を蓄電する蓄電池の電圧が第1所定電圧である場合には、モータによる発電を停止し、またその電圧が第1所定電圧よりも低電圧である第2所定電圧未満の場合は、モータを発電機として機能させるように構成されている。
特開2016-16763号公報
特許文献1に記載されたハイブリッド車両は、エンジンと駆動輪とが変速機を介して連結されているため、変速機の変速比(または変速段)を制御することによりエンジン回転数が定まる。言い換えると、モータのトルクの大きさに関わらず、エンジン回転数が定まる。一方、エンジンから伝達されるトルクに対抗したトルクを出力することにより発電する発電機を備え、その発電機の回転数を制御することによりエンジン回転数を制御できるように構成されたハイブリッド車両は、発電機による発電を停止すると、エンジン回転数の増加を抑制するトルクが、エンジンに作用しなくなることにより、エンジン回転数が吹き上がり、エンジン回転数の増加に伴う異音が生じる可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、発電機による発電を停止したことによるエンジン回転数の増加を抑制できるハイブリッド車両の駆動力制御装置を提供することを目的とするものである。
この発明は、上記の目的を達成するために、エンジンと、前記エンジンから伝達される動力の少なくとも一部を電力に変換することができるとともに、その電力に変換する際に出力する回生トルクによってエンジン回転数が増大することを抑制できる発電機と、前記発電機によって変換された電力が供給されることにより駆動トルクを出力するモータと、前記発電機および前記モータに電気的に接続された蓄電装置とを備えたハイブリッド車両の駆動力制御装置において、前記エンジンから動力を出力するとともに、前記発電機によって前記エンジンから伝達される動力の少なくとも一部を電力に変換して走行している場合に、前記ハイブリッド車両を走行させるために要求される前記発電機の発電電力と、前記蓄電装置を充電するために要求される充電電力との和である要求電力が、前記蓄電装置に入力可能な上限電力以下の場合に、前記エンジンの運転点を予め定められた熱効率が良好となる運転点に定め、前記要求電力が前記上限電力よりも大きい場合に、前記エンジンの運転点を、前記熱効率が良好となる運転点よりも前記エンジン回転数が高回転数になり、かつ前記熱交換率が良好となる運転点よりも前記エンジンの出力トルクが低トルクとなる運転点に定めるように構成されていることを特徴としている。
この発明によれば、エンジンから動力を出力するとともに、発電機によってエンジンから伝達される動力の少なくとも一部を電力に変換して走行している場合に、ハイブリッド車両を走行させるために要求される発電機の発電電力と、蓄電装置を充電するために要求される充電電力との和である要求電力が、上限電力よりも大きい場合に、エンジンの運転点を、熱効率が良好となる運転点よりもエンジン回転数が高回転数になる運転点に定めるように構成されている。すなわち、エンジンの出力トルクが低下させられる。その結果、駆動走行している状態から制動走行に切り替える過渡期に、第1モータをシャットダウンしたとしても、エンジントルクが小さいことにより、エンジンが吹き上がることを抑制でき、またはその吹き上げ量を低減することができる。また、上記のようにエンジン回転数を高回転数に定めることにより、エンジン内に設けられたピストンの摺動抵抗やシリンダ内の空気を圧縮する際の圧縮抵抗などが増大することにより、エンジンが吹き上がることを抑制でき、またはその吹き上げ量を低減することができる。
この発明で対象とすることのできるハイブリッド車両の一例を示す模式図である。 この発明の実施形態における駆動力制御装置の制御例を説明するためのフローチャートである。 図2に示す制御例に基づいて設定されるエンジンの運転点を示す図である。
この発明で対象とすることのできるハイブリッド車両は、エンジンから伝達される動力の少なくとも一部を電力に変換することができるとともに、その電力に変換する際に出力する回生トルクによってエンジン回転数が増大することを抑制できる発電機と、その発電機によって変換された電力が供給されることにより駆動トルクを出力するモータとを備えたハイブリッド車両である。このハイブリッド車両には、いわゆるシリーズハイブリッド車両や、シリーズパラレルハイブリッド車両が含まれる。
図1には、シリーズハイブリッド車両の一例を説明するための模式図を示してある。このハイブリッド車両Veは、従来知られているガソリンエンジンや、ディーゼルエンジンなどによって構成されたエンジン(ENG)1が設けられている。このエンジン1は、燃料と空気との混合気を燃焼することにより機械的なエネルギー(動力)を発生するように構成されている。
このエンジン1の出力軸2には、主に発電機として機能する第1モータ(MG1)3が連結されている。この第1モータ3は、従来知られているハイブリッド車両や電気自動車に設けられたモータと同様に構成することができ、例えば、永久磁石式の同期モータによって構成されている。
この第1モータ3は、エンジン1の出力軸2の回転数を低下させる方向にトルクを出力することにより、エンジン1から出力された動力を電力に変換するように構成されている。言い換えると、第1モータ3を発電機として機能させるとともに、その際のトルクの大きさを制御することにより、エンジン1の回転数を無段階に制御することができる。なお、エンジン始動時には、第1モータ3からクランキングトルクを出力する。つまり、第1モータ3はスタータモータとして機能できる。
第1モータ3には、二次電池やキャパシタなどによって構成された蓄電装置(BATT)4が電気的に接続されており、第1モータ3によって発電された電力が蓄電装置4に充電され、また第1モータ3をスタータモータとして機能させるときには、蓄電装置4から第1モータ3に電力が供給される。なお、図1には、電気的な接続関係を破線で示してある。
その蓄電装置4、および第1モータ3には、第2モータ(MG2)5が電気的に接続されている。この第2モータ5も第1モータ3と同様に、発電機能を有するモータであって、永久磁石式の同期モータなどにより構成することができる。また、第2モータ5は、第1モータ3や蓄電装置4と電気的に接続されていて、第1モータ3により発電された電力や蓄電装置4に充電された電力が供給されることにより駆動トルクを出力する。また、駆動輪6から伝達されるトルクによって回転させられ、その回転数を低下させるように制動トルクを出力することにより、駆動輪6に制動トルクを作用させるとともに、第2モータ5から出力する制動トルクと第2モータ5の回転数とに応じた電力を発電する。
第2モータ5の出力軸7には、第2モータ5の出力トルクを増減させるための変速機構8が連結されている。この変速機構8は、従来知られている有段変速機や無段変速機を採用することができる。なお、変速機構8は、変速比を変更できるものに限らず、所定のギヤ比の歯車対によって構成されていてもよい。
そして、上記の変速機構8の出力軸9が、デファレンシャルギヤユニット10を介して左右の駆動輪6に連結されている。
また、上記のエンジン1、各モータ3,5、変速機構8を制御するための電子制御装置(以下、ECUと記す)11が設けられている。このECU11は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、入力されるデータや、予め記憶されているマップや演算式などに基づいて、エンジントルクを制御する装置や、各モータ3,5に接続されたインバータ、あるいは変速機構8に設けられたアクチュエータなどに信号を出力する。
ECU11に入力されるデータは、例えば、アクセル開度を検出するセンサ、ブレーキストローク量を検出するセンサ、ブレーキの踏力を検出するセンサ、車速を検出するセンサ、エンジン回転数を検出するセンサ、各モータ3,5の回転数を検出するセンサ、蓄電装置4の充電残量(以下、SOCと記す)を検出するセンサ、蓄電装置4の出力電圧を検出するセンサ、蓄電装置4の温度を検出するセンサなどからの信号である。また、ECU11に記憶されているマップは、アクセル開度と車速とから要求駆動力を求めるための駆動力マップや、エンジン1の燃費(熱効率)が良好となる運転点を求めるための最適燃費線などである。
上述した車両Veが駆動走行(加速走行または定常走行)する場合は、原則的には、車両Veに要求される動力(機械的エネルギー)と、蓄電装置4に要求される充電電力(電気的エネルギー)とをエンジン1から出力し、その出力された動力を第1モータ3で電力に変換する。そして、変換された電力のうち、走行のための動力に相当する電力を、第2モータ5に供給して、第2モータ5から駆動トルクを出力する。また、制動走行する場合には、第2モータ5によって、制動トルクと第2モータ5の回転数とに応じた電力を蓄電装置4に充電する。その場合、エンジン1や第1モータ3を停止させてもよく、第2モータ5の発電電力に加えて、エンジン1の動力を第1モータ3で電力に変換して、蓄電装置4に充電してもよい。
一方、動力を低下させるための信号をエンジン1に出力したとしても、エンジン1の応答遅れにより、所定時間の間は動力が低下せず、または動力の低下量が信号に応じた低下量よりも少なくなる。したがって、駆動走行から制動走行に切り替える過渡期には、エンジン1の動力を低下させる信号を出力してから、エンジン1の動力が実際に低下するまでの間は、エンジン回転数が意図せずに吹き上がってしまうことを抑制するために、第1モータ3が反力トルクを出力し続ける。つまり、第1モータ3が発電機として機能する。
また、駆動走行から制動走行に切り替える過渡期には、制動トルクを迅速に出力するために第2モータ5を直ちに発電機として機能させる。つまり、電力を消費しなくなる。したがって、上記のように第1モータ3が反力トルクを出力し続けて発電機として機能し、第2モータ5も同様に発電機として機能するため、蓄電装置4に入力される電力が一時的に大きくなる。
他方、蓄電装置4に入力可能な電力は、蓄電装置4の温度やSOCなどに応じて制限される。そのため、駆動走行時や制動走行時に蓄電装置4に入力される電力が、蓄電装置4に入力可能な電力の範囲内であったとしても、駆動走行から制動走行への切り替え過渡期には、蓄電装置4に入力可能な電力を超えて第1モータ3や第2モータ5から蓄電装置4に電力が入力される可能性がある。
したがって、この発明の実施形態における駆動力制御装置は、駆動走行から制動走行への切り替え過渡期に、第1モータ3から反力トルクを出力することなく、すなわち、第1モータ3をシャットダウンしても、エンジン回転数が意図せずに吹き上がることを抑制し、またはその吹き上げ量を低減できるように構成されている。その制御例を、図2に示している。
図2に示す制御例は、駆動走行時に実行されるものであって、まず、要求発電電力Pgが、蓄電装置4に入力可能な電力Winよりも大きいか否かを判断する(ステップS1)。この要求発電電力Pgは、車両Veを走行させるために要求される発電電力Pvと、蓄電装置4を充電するために要求される発電電力Pchgとの合算値である。その車両Veを走行させるために要求される発電電力Pvは、例えば、運転者のアクセル操作量と車速と駆動力マップとから、要求駆動力を演算し、その要求駆動力と車速との積に基づいて求めることができる。その場合、エンジン1や変速機構8の動力損失、あるいは第1モータ3や第2モータ5により動力と電力との変換を行う際の変換効率などを考慮することが好ましい。また、蓄電装置4を充電するために要求される発電電力Pchgは、SOCが所定値まで低下している場合に要求される電力に加えて、補機類を駆動するために要求される電力を含んでよい。
なお、このステップS1は、現時点で制動走行に切り替わった場合に、エンジン1の吹き上がりを抑制するように第1モータ3が反力トルクを出力し続けたとしても、蓄電装置4に入力される電力が、入力可能な電力Win以上とならないか否かを判断するためのステップである。したがって、ステップS1に代えて、現在、アクセルペダルが踏み戻されたとした場合における第2モータ5に要求される制動トルクと車速とから、第2モータ5で発電される電力を演算し、その第2モータ5で演算される発電電力を、蓄電装置4に入力可能な電力Winから減算した値と、要求発電電力Pgとを比較してもよい。
要求発電電力Pgが、蓄電装置4に入力可能な電力Win以下であることによりステップS1で否定的に判断された場合は、要求発電電力Pgに応じた動力(パワー)Pe1をエンジン2から出力した場合にエンジン2の燃費(熱効率)が良好となるエンジントルクTe1とエンジン回転数Ne1との運転点を定めて(ステップS2)、このルーチンを一旦終了する。このステップS2におけるエンジントルクTe1とエンジン回転数Ne1とは、要求発電電力Pgに応じたエンジン1の出力パワーPe1と、ECU11に予め記憶されている最適燃費線とに基づいて求めることができ、図3には、その運転点をA点として示している。なお、図3における横軸にエンジン回転数Neを採り、縦軸にエンジントルクTeを採っており、太線は最適燃費線を示し、細線は要求発電電力Pgに応じたエンジン1の出力パワー(等パワー)Pe1を示している。
それとは反対に、要求発電電力Pgが、蓄電装置4に入力可能な電力Winよりも大きいことによりステップS1で肯定的に判断された場合は、エンジン1の運転点を、ステップS2で定められる動力Pe1と同一であり、かつステップS2で定められるエンジン回転数Ne1よりも高回転数となる運転点Ne2、言い換えると、ステップS2で定められるエンジントルクよりも低トルクとなる運転点Te2に定めて(ステップS3)、このルーチンを一旦終了する。なお、図3には、ステップS3で定められるエンジン1の運転点Te2,Ne2をB点として示している。
また、上述したステップS3のようにエンジン回転数Neを高回転数にすると、エンジン1内に設けられたピストンの摺動抵抗や、シリンダ内の混合気を圧縮する際の圧縮抵抗などが増大して、エンジン1の損失が大きくなる可能性がある。したがって、ステップS3では、要求発電電力Pgに応じたエンジン1の出力パワーを定める際に、エンジン1の損失が増大する分を考慮して、ステップS2で求められるエンジン1の出力パワーPe1よりも高パワーPe2に設定し、かつエンジン1の回転数をステップS2で定められた回転数よりも高回転数に、またはエンジン1のトルクをステップS2で定められたトルクよりも低トルクに定めることが好ましい。図3には、その運転点Ne3,Te3をC点として示している。
上述したように要求発電電力Pgが、蓄電装置4に入力可能な電力Winよりも大きい場合に、エンジン回転数を最適燃費線で求められるエンジン回転数Ne1よりも高回転数Ne2に定めることにより、エンジン1の出力トルクが低下する。その結果、上記のように駆動走行している状態から制動走行に切り替える過渡期に、第1モータ3をシャットダウンしたとしても、エンジントルクTe2が小さいことにより、エンジン1が吹き上がることを抑制でき、またはその吹き上げ量を低減することができる。
また、上記のようにエンジン回転数を高回転数Ne2に定めることにより、エンジン1内に設けられたピストンの摺動抵抗やシリンダ内の空気を圧縮する際の圧縮抵抗などが増大することにより、エンジン1が吹き上がることを抑制でき、またはその吹き上げ量を低減することができる。
さらに、エンジン回転数を高回転数に設定することによるエンジン1の動力損失を考慮して、エンジン1に要求するパワーを増大させることにより、エンジン回転数を高回転数に設定することによる駆動力の低下を抑制することができる。
なお、この発明の実施形態におけるハイブリッド車両は、図1に示すように構成されたシリーズハイブリッド車両に限らず、例えば、エンジンが連結された第1回転要素と、第1モータが連結された第2回転要素と、駆動輪が連結された第3回転要素とを有し、かつ第1モータを発電機として機能させることによりエンジントルクを駆動輪に伝達するとともに、エンジン回転数の増大を抑制できるように構成された動力分割機構と、第3回転要素が連結された駆動輪、または他の駆動輪にトルク伝達可能に連結された第2モータを備えたハイブリッド車両であってもよい。このように構成されたハイブリッド車両の場合には、エンジントルクを駆動輪に伝達するために第1モータから出力するべき反力トルクと、その際の第1モータの回転数との積で求めることができる発電電力が、図2のステップS1における車両Veを走行させるために要求される発電電力Pvに相当する。
1…エンジン、 2,7,9…出力軸、 3,5…モータ、 6…駆動輪、 8…変速機構、 10…デファレンシャルギヤユニット、 11…電子制御装置(ECU)。

Claims (1)

  1. エンジンと、前記エンジンから伝達される動力の少なくとも一部を電力に変換することができるとともに、その電力に変換する際に出力する回生トルクによってエンジン回転数が増大することを抑制できる発電機と、前記発電機によって変換された電力が供給されることにより駆動トルクを出力するモータと、前記発電機および前記モータに電気的に接続された蓄電装置とを備えたハイブリッド車両の駆動力制御装置において、
    前記エンジンから動力を出力するとともに、前記発電機によって前記エンジンから伝達される動力の少なくとも一部を電力に変換して走行している場合に、前記ハイブリッド車両を走行させるために要求される前記発電機の発電電力と、前記蓄電装置を充電するために要求される充電電力との和である要求電力が、前記蓄電装置に入力可能な上限電力以下の場合に、前記エンジンの運転点を予め定められた熱効率が良好となる運転点に定め、前記要求電力が前記上限電力よりも大きい場合に、前記エンジンの運転点を、前記熱効率が良好となる運転点よりも前記エンジン回転数が高回転数になり、かつ前記熱交換率が良好となる運転点よりも前記エンジンの出力トルクが低トルクとなる運転点に定めるように構成されている
    ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動力制御装置。
JP2018244554A 2018-12-27 2018-12-27 ハイブリッド車両の駆動力制御装置 Active JP7087999B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018244554A JP7087999B2 (ja) 2018-12-27 2018-12-27 ハイブリッド車両の駆動力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018244554A JP7087999B2 (ja) 2018-12-27 2018-12-27 ハイブリッド車両の駆動力制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020104663A JP2020104663A (ja) 2020-07-09
JP7087999B2 true JP7087999B2 (ja) 2022-06-21

Family

ID=71450377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018244554A Active JP7087999B2 (ja) 2018-12-27 2018-12-27 ハイブリッド車両の駆動力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7087999B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005016491A (ja) 2003-06-30 2005-01-20 Toyota Motor Corp 内燃機関のデポジット除去
JP2005220756A (ja) 2004-02-03 2005-08-18 Toyota Motor Corp 車輌の暖機制御用運転制御装置
JP2008223545A (ja) 2007-03-09 2008-09-25 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の燃焼制御装置
JP2012153250A (ja) 2011-01-26 2012-08-16 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
WO2012164715A1 (ja) 2011-06-02 2012-12-06 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置および車両の制御方法
JP2016155404A (ja) 2015-02-23 2016-09-01 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両
JP2017170926A (ja) 2016-03-18 2017-09-28 三菱自動車工業株式会社 ハイブリッド車両の排ガス循環故障診断装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005016491A (ja) 2003-06-30 2005-01-20 Toyota Motor Corp 内燃機関のデポジット除去
JP2005220756A (ja) 2004-02-03 2005-08-18 Toyota Motor Corp 車輌の暖機制御用運転制御装置
JP2008223545A (ja) 2007-03-09 2008-09-25 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の燃焼制御装置
JP2012153250A (ja) 2011-01-26 2012-08-16 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
WO2012164715A1 (ja) 2011-06-02 2012-12-06 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置および車両の制御方法
JP2016155404A (ja) 2015-02-23 2016-09-01 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両
JP2017170926A (ja) 2016-03-18 2017-09-28 三菱自動車工業株式会社 ハイブリッド車両の排ガス循環故障診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020104663A (ja) 2020-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4312240B2 (ja) 車両および駆動装置並びにこれらの制御方法
JP5624995B2 (ja) ハイブリッド車両及びその制御方法
JP4345824B2 (ja) 車両およびその制御方法
JP4196958B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP4135681B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載するハイブリッド車並びにこれらの制御方法
JP6620134B2 (ja) ハイブリッド車両
JP4229105B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP2008265681A (ja) 車両およびその制御方法
JP6819685B2 (ja) ハイブリッド車両の制御方法と制御装置
JP5277198B2 (ja) ハイブリッド車両制御装置
JP5200924B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
KR100737003B1 (ko) 직렬 및 병렬 하이브리드 자동차에서의 최적 운전점결정방법
JP2010195255A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP4345765B2 (ja) 車両およびその制御方法
JP4254764B2 (ja) 自動車およびその制御方法
JP4311379B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP5691997B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP7087999B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動力制御装置
JP3894159B2 (ja) 動力出力装置およびその制御方法並びに自動車
JP2010023588A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法
JP4812648B2 (ja) 車両およびその制御方法
JP4281706B2 (ja) ハイブリッド自動車およびその制御方法
JP3846454B2 (ja) 動力出力装置およびその制御方法並びに自動車
JP2008239074A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法,駆動装置,駆動装置の制御方法
JP6133721B2 (ja) 自動車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211227

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20211227

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20211227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220523

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7087999

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151