JP7083306B2 - 走行軌道決定処理及び自動運転装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両が折れ曲がった走路を走行するときに、車両の未来の走行軌道を決定する走行軌道決定装置などに関する。
従来、車両が折れ曲がった走路を走行するときに、走行軌道を決定する走行軌道決定装置として、特許文献1に記載されたナビゲーション装置タイプのものが知られている。同文献の図7に示す走行軌道決定装置は、記憶部及び制御部を備えており、この記憶部は、地図データベース、軌道曲線ファイル及び道路ネットワークデータベースを備えている。
この走行軌道決定装置では、同文献の図8に示すように、現在位置情報を取得し、この現在位置情報に基づいて、道路ネットワークデータ上の交差点付近における車両の旋回の有無を判定し、車両が旋回していると判定されたときには、交差点を走行するときの走行軌道曲線を決定する。具体的には、交差点への進入リンクと退出リンクとに対応する走行軌道曲線が軌道曲線ファイルに記憶されている場合には、それを軌道曲線ファイルから読み出す一方、対応する走行軌道曲線が軌道曲線ファイルに記憶されていない場合には、進入リンクと退出リンクとに対して接する軌道曲線が生成される。
特開2012-2753号公報
上記従来の走行軌道決定装置によれば、道路ネットワークデータを用いて、走行軌道曲線を決定している関係上、道路ネットワークデータにおいて、車両が進入しようとしている交差点のデータが存在しない場合には、交差点付近での旋回の有無を判定することもできず、走行軌道曲線を決定することもできないという問題点がある。この場合、走路環境は、工事などによって変化するのに対して、道路ネットワークデータをその変化に対応して常に最新の状態に更新するのには限界があり、その結果、上記の問題は特許文献1の走行軌道決定装置において必然的に発生することになる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、車両が折れ曲がった走路を走行するときに、地図データなどが存在しない条件下でも、未来の走行軌道を適切に決定することができる走行軌道決定装置などを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車両3が第1走路31から第1走路31に対して折れ曲がりながら連続する第2走路32に向かって走行するときに、車両3の未来の走行軌道Xfを決定する走行軌道決定装置1であって、第2走路32における目標となる第2走路目標点Xtを取得する第2走路目標点取得手段(ECU2、第2走路目標点算出部11)と、車両3から第1走路31及び第2走路32の連続部(交差点30)内を通りながら車両3の進行方向に延びる第1直線L1と、第2走路目標点Xtを通りながら第1直線L1と連続部(交差点30)内で交差するように第2走路32に沿って延びる第2直線L2と、曲率が連続部(交差点30)内で第1直線L1及び第2直線L2に内接する円弧よりも小さい値から漸増するように、第1直線L1の第1所定点X1から湾曲しながら延びる第1小湾曲線部Xfb1と、第1小湾曲線部Xfb1の一端部に連続し、曲率が円弧よりも大きい極大値まで漸増した後、極大値から漸減するように湾曲しながら延びる大湾曲線部Xfb3と、大湾曲線部Xfb3の一端部に連続し、曲率が大湾曲線部Xfb3の一端部の値から円弧よりも小さい値まで漸減するように湾曲しながら第2直線L2の第2所定点X2まで延びる第2小湾曲線部Xfb2とを用い、第1小湾曲線部Xfb1の少なくも一部、第2小湾曲線部Xfb2の少なくも一部及び大湾曲線部Xfb3が連続部(交差点30)に含まれるように、車両3の未来の走行軌道Xfを決定する走行軌道決定手段(ECU2、走行軌道算出部17)と、第1走路31と連続部(交差点30)の境界を規定する第1境界線Lb1を取得する第1境界線取得手段(ECU2)と、を備え、走行軌道決定手段は、第1直線L1の第1所定点X1が第1直線L1の第1境界線Lb1との交点である第1交点Xc1よりも車両3の進行方向にずれた位置になるように、未来の走行軌道Xfを決定し、連続部は、車両3の進行方向における、第1走路31の両側の境界線と第2走路32の両側の境界線とによって囲まれた部分であり、円弧の中心点は、第2直線L2に対して車両3側の位置であって、第1直線L1に対して車両3が曲がりながら走行する方向の位置になるように設定されていることを特徴とする。
この走行軌道決定装置によれば、第2走路における目標となる第2走路目標点が取得される。さらに、第1直線、第2直線、第1小湾曲線部、第2小湾曲線部及び大湾曲線部を用いて、第1小湾曲線部の少なくも一部、第2小湾曲線部の少なくも一部及び大湾曲線部が連続部に含まれるように、車両の未来の走行軌道が決定される。この第1直線は、車両から第1走路及び第2走路の連続部内を通りながら車両の進行方向に延びるものであり、第2直線は、第2走路目標点を通りながら第1直線と連続部内で交差するように第2走路に沿って延びるものである。
さらに、第1小湾曲線部は、曲率が連続部内で第1直線及び第2直線に内接する円弧よりも小さい値から漸増するように、第1直線の第1所定点から湾曲しながら延びるものであり、大湾曲線部は、第1小湾曲線部の一端部に連続し、曲率が円弧よりも大きい極大値まで漸増した後、極大値から漸減するように湾曲しながら延びるものである。これに加えて、第2小湾曲線部は、大湾曲線部の一端部に連続し、曲率が大湾曲線部の一端部の値から円弧よりも小さい値まで漸減するように湾曲しながら第2直線の第2所定点まで延びるものである。したがって、これらの第1直線、第2直線、第1小湾曲線部、第2小湾曲線部及び大湾曲線部を用いることにより、地図データなどが存在しない条件下でも、未来の走行軌道を適切に決定することができる。
また、第1小湾曲線部の形状により、未来の走行軌道は、第1直線及び第2直線に内接する円弧よりも小さい曲率で湾曲しながら第1直線の第1所定点から連続部内に延びるように決定される。したがって、例えば、車両の通行区分が左側通行に規定されている場合において、上記のように決定された未来の走行軌道に従って、車両が連続部としての交差点内を右折走行した際、未来の走行軌道が第1直線の第1所定点から円弧状に延びるように決定されている場合と比べて、交差点内の対向車線側に近づく度合いを抑制することができる。さらに、車両が連続部としての交差点内を左折走行した際、未来の走行軌道が第1直線の第1所定点から円弧状に延びるように決定されている場合と比べて、内輪差によって交差点の曲がり角に近づく度合いを抑制することができる。
さらに、第2小湾曲線部の形状により、未来の走行軌道は、第1直線及び第2直線に内接する円弧よりも小さい曲率で湾曲しながら第2直線の第2所定点に連続するように決定される。したがって、例えば、車両の通行区分が左側通行に規定されている場合において、上記のように決定された未来の走行軌道に従って、車両が連続部としての交差点内を右折走行した際、未来の走行軌道が第2直線の第2所定点から円弧状に延びるように決定されている場合と比べて、第2直線の第2所定点に達するときの車両の角度を小さくすることができ、第2走路に進入する際に乗員に対して作用する横Gを低減することができる。
この走行軌道決定装置によれば、第1走路と連続部の境界を規定する第1境界線が取得され、第1直線の第1所定点が第1直線の第1境界線との交点である第1交点よりも車両の進行方向にずれた位置になるように、未来の走行軌道が決定される。このように未来の走行軌道を決定した場合、第1小湾曲線部の長さを、第1直線の第1所定点を第1交点としたときなどと比べて、より短くすることができる。それにより、前述したように交差点内を右折走行した際、交差点内の対向車線側に近づく度合いをより一層、抑制することができる。一方、前述したように交差点内を左折走行した際、内輪差によって交差点の曲がり角に近づく度合いをより一層、抑制することができる。
本発明において、走行軌道決定手段は、第2直線L2と第1直線L1との交点を第2交点Xc2としたときに、第2交点Xc2と第1交点Xc1との間の距離(第1距離D1)に応じて、第1所定点X1の第1交点Xc1に対するずれ量(第1オフセット値Offset1)を決定することが好ましい。
この走行軌道決定装置によれば、第2交点と第1交点との間の距離すなわち車両の進行方向における連続部のサイズに応じて、第1所定点の位置を適切に決定することができる。
本発明において、第2走路32と連続部(交差点30)の境界を規定する第2境界線Lb2を取得する第2境界線取得手段(ECU2)をさらに備え、走行軌道決定手段は、第2直線L2の第2所定点X2が第2直線L2の第2境界線Lb2との交点である第3交点(第2走路目標点Xt)よりも連続部(交差点30)の反対側にずれた位置になるように、未来の走行軌道Xfを決定することが好ましい。
この走行軌道決定装置によれば、第2走路と連続部の境界を規定する第2境界線が取得され、第2直線の第2所定点が第2直線の第2境界線との交点である第3交点よりも連続部の反対側にずれた位置になるように、未来の走行軌道が決定される。このように未来の走行軌道を決定した場合、第2小湾曲線部の長さを、第2直線の第2所定点を第3交点としたときと比べて、より長くすることができる。それにより、第2直線の第2所定点に達するときの車両の角度をより一層、小さくすることができ、第2走路に進入する際、乗員に対して作用する横Gをより一層、低減することができる。
本発明において、走行軌道決定手段は、第2直線L2と第1直線L1との交点を第2交点Xc2としたときに、第2交点Xc2と第3交点(第2走路目標点Xt)との間の距離(第2距離D2)に応じて、第2所定点X2の第3交点(第2走路目標点Xt)に対するずれ量(第2オフセット値Offset2)を決定することが好ましい。
この走行軌道決定装置によれば、第2交点と第3交点との間の距離すなわち第2直線の延びる方向における連続部のサイズに応じて、第2所定点の位置を適切に決定することができる。
本発明において、第2走路32における車両3の走行方向の車線と対向車線との間の境界の領域に相当する車線境界領域(中央分離帯32a)を取得する車線境界領域取得手段(ECU2)と、未来の走行軌道Xfの決定後、車両3の走行軌道Xfが未来の走行軌道Xfになるように車両3が実際に走行したときに、走行中の車両3の周辺状況を表す周辺状況データD_infoを取得する周辺状況データ取得手段(状況検出装置4)と、周辺状況データD_infoの取得結果に基づき、車線境界領域(中央分離帯32a)が車両3と干渉する状態で車両3の進行方向に存在しているときには、車両3が車線境界領域(中央分離帯32a)と干渉しないように、未来の走行軌道Xfを変更する走行軌道変更手段(ECU2)と、をさらに備えることが好ましい。
この走行軌道決定装置によれば、第2走路における車両の走行方向の車線と対向車線との間の境界の領域に相当する車線境界領域が取得され、未来の走行軌道の決定後、車両の走行軌道が未来の走行軌道になるように車両が実際に走行したときに、走行中の車両の周辺状況を表す周辺状況データが取得される。そして、周辺状況データの取得結果に基づき、車線境界領域が車両と干渉する状態で車両の進行方向に存在しているときには、車両が車線境界領域と干渉しないように、未来の走行軌道が変更される。それにより、例えば、中央分離帯のような高さを有している構造物が車線境界領域に存在するときに、車両がその構造物に接触するのを回避できる。
本発明において、走行軌道変更手段は、車両3が連続部(交差点30)内で第1走路31の対向車線を横切りながら第2走路32に向かって走行する場合において、車線境界領域(中央分離帯32a)が車両3と干渉する状態で車両3の進行方向に存在しているときには、第2直線L2上の第2所定点X2よりも第1直線L1との交点側の点を第3所定点(干渉回避用点X3)として決定し、未来の走行軌道Xfを、車両3から第3所定点(干渉回避用点X3)までの直線軌道と第3所定点から第2所定点X2までの直線軌道とを繋いだ軌道(変更軌道Xf’)に変更することが好ましい。
この走行軌道決定装置によれば、車両が連続部内で第1走路の対向車線を横切りながら第2走路に向かって走行する場合において、車線境界領域が車両と干渉する状態で車両の進行方向に存在しているときには、第2直線上の第2所定点よりも第1直線との交点側の点が第3所定点として決定される。これと同時に、未来の走行軌道が、車両から第3所定点までの直線軌道と第3所定点から第2所定点までの直線軌道とを繋いだ軌道に変更されるので、2つの直線軌道を組み合わせるだけで、車両が車線境界領域と干渉しないように、未来の走行軌道を容易に変更することができる。
本発明において、第1小湾曲線部Xfb1、大湾曲線部Xfb3及び第2小湾曲線部Xfb2は、ベジェ曲線で構成されていることが好ましい。
この走行軌道決定装置によれば、第1小湾曲線部、大湾曲線部及び第2小湾曲線部が、ベジェ曲線で構成されているので、数式を用いて、これらの曲線部を容易に決定することができる。
本発明の自動運転装置1は、上記のいずれかの走行軌道決定装置1と、未来の走行軌道Xfを用いて、車両3の走行状態を制御する制御手段(ECU2)と、を備えることを特徴とする。
この自動運転装置によれば、前述したように決定された未来の走行軌道を用いて、車両の走行状態が制御されるので、車両が折れ曲がった走路を走行するときに、地図データなどが存在しない条件下でも、車両の走行状態を円滑に制御することができる。
本発明の一実施形態に係る自動運転装置及びこれを適用した自動運転車両の構成を模式的に示す図である。 自動運転装置の機能的な構成を示すブロック図である。 交差点の右折時における走行軌道Xfの算出方法の説明図である。 交差点の左折時における走行軌道Xfの算出方法の説明図である。 右左折用の走行軌道算出処理を示すフローチャートである。 右左折用の自動運転制御処理を示すフローチャートである。 右折中の変更軌道の算出方法の説明図である。 右折中の変更軌道算出処理を示すフローチャートである。 右折中の変更軌道制御処理を示すフローチャートである。 曲線軌道Xfb及び円弧軌道Xfcにおける差異の説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る走行軌道決定装置及び自動運転装置について説明する。なお、本実施形態の自動運転装置は走行軌道決定装置も兼用しているので、以下の説明では、自動運転装置について説明するとともに、その中で、走行軌道決定装置の機能及び構成についても説明する。
図1に示すように、この自動運転装置1は、四輪タイプの車両3に適用されたものであり、ECU2を備えている。このECU2には、状況検出装置4、原動機5及びアクチュエータ6が電気的に接続されている。
この状況検出装置4(周辺状況データ取得手段)は、カメラ、ミリ波レーダー、LIDAR、ソナー、GPS及び各種のセンサなどで構成されており、車両3の位置及び車両3の進行方向の周辺状況(交通環境や交通参加者など)を表す周辺状況データD_infoをECU2に出力する。
ECU2は、後述するように、この状況検出装置4からの周辺状況データD_infoに基づいて、車両3の位置及び車両3の周辺の交通環境などを認識し、車両3の未来の走行軌道Xfを決定する。なお、以下の説明では、未来の走行軌道Xfを単に「走行軌道Xf」という。
原動機5は、例えば、電気モータなどで構成されており、後述するように、車両3の走行軌道Xfが決定されたときに、車両3がこの走行軌道Xfで走行するように、ECU2によって原動機5の出力が制御される。
また、アクチュエータ6は、制動用アクチュエータ及び操舵用アクチュエータなどで構成されており、後述するように、車両3の走行軌道Xfが決定されたときに、車両3がこの走行軌道Xfで走行するように、ECU2によってアクチュエータ6の動作が制御される。
一方、ECU2は、CPU、RAM、ROM、E2PROM、I/Oインターフェース及び各種の電気回路(いずれも図示せず)などからなるマイクロコンピュータで構成されている。ECU2は、上述した状況検出装置4からの周辺状況データD_infoなどに基づいて、後述するように、右左折用の走行軌道算出処理などを実行する。
なお、本実施形態では、ECU2が、第2走路目標点取得手段、走行軌道決定手段、第1境界線取得手段、第2境界線取得手段、車線境界領域取得手段、走行軌道変更手段及び制御手段に相当する。
次に、図2~4を参照しながら、本実施形態の自動運転装置1の機能的な構成について説明する。この自動運転装置1は、以下に述べる算出アルゴリズムによって、例えば交差点を右折/左折するときの走行軌道Xfを算出するものである。なお、以下の説明では、車両3の通行区分が左側通行に規定されている場合について説明する。
図2に示すように、自動運転装置1は、第1交点算出部10、第2走路目標点算出部11、第1距離算出部12、第2距離算出部13、第2交点算出部14、第1所定点算出部15、第2所定点算出部16及び走行軌道算出部17を備えており、これらの要素10~17は、具体的にはECU2によって構成されている。
まず、図3を参照しながら、車両3が四叉路の交差点30(連続部)を右折する際の走行軌道Xfの算出手法について説明する。この交差点30の場合、車両3が交差点30の右折を開始する前に現在走行している走路31と右折先の走路32が直交しており、以下の説明では、車両3が現在走行している走路31を「第1走路31」といい、右折先の走路32を「第2走路32」という。
さらに、同図は、車両3が、第1走路31の中央分離帯31aと破線の車線境界線31bとの間の走行レーンから、停止線31cを超えて第2走路32の中央分離帯32a(車線境界領域)と破線の車線境界線32bとの間の走行レーンに向かって、右折するときの例を示している。
この場合、車両3の相対座標を、車両3の中心付近を原点とし、車両3の進行方向をx軸とし、これに直交する方向をy軸として定義したときの、x座標値とy座標値の組み合わせとして、走行軌道Xf(Xf_x,Xf_y)が算出される。また、右折時は、x軸座標値は進行方向に進むほど、より大きい正値を示し、y軸座標値は右方向に進むほど、より大きい正値を示すものとする。また、以下の説明では、x軸と重なって延びる直線を第1直線L1とする。
まず、前述した第1交点算出部10について説明する。この第1交点算出部10では、前述した周辺状況データD_infoに基づき、交差点30と第1走路31の境界を表す第1境界線Lb1が取得され、これと第1直線L1(すなわちx軸)との交点が第1交点Xc1(Xc1_x,Xc1_y)として算出される。この場合、第1交点Xc1のy座標値Xc1_yは値0となる。
また、前述した第2走路目標点算出部11では、周辺状況データD_infoに基づき、交差点30と第2走路32の境界を表す第2境界線Lb2が取得され、この第2境界線Lb2上で、第2走路32における車両3が走行する車線の中央に位置する点が第2走路目標点Xt(Xt_x,Xt_y)として算出される。なお、本実施形態では、第2走路目標点算出部11が第2走路目標点取得手段に相当し、第2走路目標点Xtが第3交点に相当する。
さらに、前述した第1距離算出部12では、第2走路目標点Xtを通り第2走路32と平行な直線を第2直線L2としたときに、この第2直線L2と第1境界線Lb1との間隔が第1距離D1として算出される。すなわち、第1距離D1は、第2走路目標点Xtのx座標値Xt_xと第1交点Xc1のx座標値Xc1_xとの偏差として算出される(D1=Xt_x-Xc1_x)。
一方、前述した第2距離算出部13では、第2走路目標点Xtと第1直線L1との間隔が第2距離D2として算出される。すなわち、第2距離D2は、第2走路目標点Xtのy座標値Xt_yとして算出される(D2=Xt_y)。
また、前述した第2交点算出部14では、第1直線L1と第2直線L2の交点が第2交点Xc2(Xc2_x,Xc2_y)として算出される。この場合、第2交点Xc2のx座標値Xc2_xは、第2走路目標点Xtのx座標値Xt_xと等しい値になる(Xc2_x=Xt_x)。また、第2交点Xc2は、x軸上に位置する関係上、そのy座標値Xc2_yは値0となる。
さらに、前述した第1所定点算出部15では、以下に述べるように第1所定点X1(X1_x,X1_y)が算出される。まず、前述した第1距離D1に応じて、図示しないマップを検索することにより、第1オフセット値Offset1を算出する。このマップでは、第1オフセット値Offset1は、値0から所定値(例えば2m)までの範囲内の値に設定されており、より具体的には、第1距離D1が大きいほど、より大きい値に設定されている。
次いで、第1所定点X1のx座標値X1_xが第1交点Xc1のx座標値Xc1_xと第1オフセット値Offset1の和として算出される(X1_x=Xc1_x+Offset1)。また、第1所定点X1はx軸上に位置する関係上、そのy座標値X1_yは値0となる。
一方、前述した第2所定点算出部16では、以下に述べるように第2所定点X2(X2_x,X2_y)が算出される。まず、前述した第2距離D2に応じて、図示しないマップを検索することにより、第2オフセット値Offset2を算出する。このマップでは、第2オフセット値Offset2は、値0から所定値(例えば2m)までの範囲内の値に設定されており、具体的には、第2距離D2が大きいほど、より大きい値に設定されている。第2オフセット値Offset2は、右折時の場合、上記の所定値又はそれに近い値として算出される。
次いで、第2所定点X2のy座標値X2_yが第2走路目標点Xtのy座標値Xt_yと第2オフセット値Offset2の和として算出される(X2_y=Xt_y+Offset2)。また、第2所定点X2は、第2直線L2上に位置する関係上、そのx座標値X2_xは、第2走路目標点Xtのx座標値Xt_xと等しい値になる(X2_x=Xt_x)。
さらに、前述した走行軌道算出部17(走行軌道決定手段)では、まず、以下の式(1),(2)により、曲線軌道Xfb(Xfb_x,Xfb_y)が、第1所定点X1、第2所定点X2及び第2交点Xc2を3つの制御点とする2次ベジェ曲線として算出される。なお、下式(1),(2)のtは、0≦t≦1の範囲内で連続的に変化する媒介変数である。
Figure 0007083306000001
Figure 0007083306000002
そして、交差点30を右折するときの走行軌道Xfは、第1交点Xc1から第1所定点X1までの直線軌道と上記曲線軌道Xfbとを繋いだ軌道として算出される。
次に、図4を参照しながら、車両3が前述した交差点30を左折する際の走行軌道Xfの算出手法について説明する。同図は、車両3が、第1走路31の外側境界線31dと破線の車線境界線31bとの間の走行レーンから、停止線31cを超えて第2走路32の外側境界線32dと破線の車線境界線32bとの間の走行レーンに向かって、左折するときの例を示している。
なお、この自動運転装置1の場合、左折時と右折時において、走行軌道Xfの算出方法はほぼ同一であり、一部のみが異なっているので、以下、異なっている点についてのみ説明する。
まず、左折時の場合、車両3の相対座標のy軸座標値は、右折時とは逆に、車両3が左方向に進むほど、より大きい正値を示すものとして算出される。なお、左折時における車両3の相対座標のy軸を右折時と同じように設定し、各種の演算において、y軸座標値の絶対値を用いるように構成してもよい。
また、左折時、前述した第1距離D1は、右折時と比べて、かなり小さい値として算出されることになる。それにより、前述した第1所定点算出部15において、第1オフセット値Offset1は値0として算出されることで、第1交点Xc1と第1所定点X1が同じ位置になる。それにより、走行軌道Xfは、前述した曲線軌道Xfbと同一の軌道として算出される。
さらに、前述した第2距離D2も、右折時と比べて、かなり小さい値として算出され、それにより、前述した第2所定点算出部16において、第2オフセット値Offset2は右折時よりも小さい値(例えば1m)として算出される。交差点30の左折時における走行軌道Xfの算出方法は、以上の点のみが右折時と異なっている。
次に、図5を参照しながら、右左折用の走行軌道算出処理について説明する。この走行軌道算出処理は、前述した算出手法によって、右左折用の走行軌道Xfなどを算出するものであり、ECU2によって、所定の制御周期で実行される。なお、以下の説明において算出される各種の値は、ECU2のE2PROM内に記憶されるものとする。
同図に示すように、まず、状況検出装置4からの周辺状況データD_infoに基づき、車両3が交差点の右折時であるか否かを判定する(図5/STEP1)。
この判定が肯定であるとき(図5/STEP1…YES)には、右折用のy座標値設定を実行する(図5/STEP2)。すなわち、前述したように、右折時の場合、車両3の相対座標のy軸座標値が、車両3が右方向に進むほど、より大きい正値を示すように設定される。
一方、上記の判定が否定であるとき(図5/STEP1…NO)、すなわち左折時のときには、左折用のy座標値設定を実行する(図5/STEP3)。すなわち、左折時の場合、前述したように、車両3の相対座標のy軸座標値が、車両3が左方向に進むほど、より大きい正値を示すように設定される。
次いで、周辺状況データD_infoに基づき、前述した手法により、第1交点Xc1(Xc1_x,Xc1_y)が算出される(図5/STEP4)。その後、周辺状況データD_infoに基づき、前述した手法により、第2走路目標点Xt(Xt_x,Xt_y)が算出される(図5/STEP5)。
次いで、前述した手法により、第2交点Xc2(Xc2_x,Xc2_y)が算出される(図5/STEP6)。すなわち、第2交点Xc2のx座標値Xc2_xは、第2走路目標点Xtのx座標値Xt_xと等しい値として算出され、第2交点Xc2のy座標値Xc2_yは値0として算出される。その後、第1距離D1が、前述したように、第2走路目標点Xtのx座標値Xt_xと第1交点Xc1のx座標値Xc1_xとの偏差として算出される(図5/STEP7)。
次いで、第1オフセット値Offset1が、前述したように、第1距離D1に応じて、マップを検索することにより算出される(図5/STEP8)。その後、第1所定点X1(X1_x,X1_y)が前述した手法により算出される(図5/STEP9)。すなわち、第1所定点X1のx座標値X1_xが値Xc1_x+Offset1として算出され、第1所定点X1のy座標値X1_yが値0として算出される。
次に、第2距離D2が、前述したように、第2走路目標点Xtのy座標値Xt_yとして算出される(図5/STEP10)。その後、第2オフセット値Offset2が、前述したように、第2距離D2に応じて、マップを検索することにより算出される(図5/STEP11)。
次いで、第2所定点X2(X2_x,X2_y)が前述した手法により算出される(図5/STEP12)。すなわち、第2所定点X2のy座標値X2_yが値Xt_y+Offset2として算出され、第2所定点X2のx座標値X2_xは、第2走路目標点Xtのx座標値Xt_xと等しい値として算出される。
次に、走行軌道Xf(Xf_x,Xf_y)が算出される(図5/STEP13)。この場合、走行軌道Xfは、前述したように、右折時は、第1交点Xc1と第1所定点X1との間の直線軌道と、前述した式(1),(2)により算出した曲線軌道Xfbとを繋いだ軌道として算出される。一方、左折時は、走行軌道Xfは、曲線軌道Xfbとして算出される。以上のように、走行軌道Xf(Xf_x,Xf_y)を算出した後、本処理を終了する。
次に、図6を参照しながら、右左折用の自動運転制御処理について説明する。この制御処理は、車両3が前述したように算出された走行軌道Xfで走行するように、原動機5及びアクチュエータ6を制御するものであり、ECU2によって、前述した走行軌道Xfの算出周期よりも長い所定の制御周期で実行される。
同図に示すように、まず、右左折用の走行軌道Xfを算出済みであるか否かを判定する(図6/STEP20)。この判定が否定であるとき(図6/STEP20…NO)には、そのまま本処理を終了する。
一方、この判定が肯定であるとき(図6/STEP20…YES)、すなわち右左折用の走行軌道Xfを算出済みであるときには、車両3が前述した第1交点Xc1に到達済みであるか否かを判定する(図6/STEP21)。
この判定が否定であるとき(図6/STEP21…NO)には、そのまま本処理を終了する。一方、この判定が肯定であるとき(図6/STEP21…YES)、すなわち車両3が第1交点Xc1に到達済みであるときには、車両3が前述した第2所定点X2に到達済みであるか否かを判定する(図6/STEP22)。
この判定が肯定であるとき(図6/STEP22…YES)には、そのまま本処理を終了する。一方、この判定が否定であるとき(図6/STEP22…NO)、すなわち車両3が第1交点Xc1に到達済みであって、第2所定点X2に到達していないときには、車両3が走行軌道Xfで走行するように、原動機5を制御する(図6/STEP23)。
次いで、車両3が走行軌道Xfで走行するように、アクチュエータ6を制御する(図6/STEP24)。その後、本処理を終了する。
次に、本実施形態の自動運転装置1による右折中の変更軌道算出処理及び右折中の変更軌道制御処理について説明する。まず、図7を参照しながら、これらの処理の原理について説明する。
例えば、車両3が交差点30を右折する場合において、右折用の走行軌道Xfが図7に破線で示すように算出された後、前述した右左折用の自動運転制御処理が実行されたときに、何らかの理由により、図7に示すように、車両3がこの走行軌道Xfから外れて走行することがある。
このように車両3が走行軌道Xfから外れて走行した際、自動運転装置1において、状況検出装置4による周辺状況データD_infoから、中央分離帯32aなどの障害物が車両3の進行方向に存在すると認識される場合があり、その場合には、車両3がそのまま走行すると、障害物に干渉する可能性が生じるおそれがある。この場合は、中央分離帯32aのように高さを備えることで、車両3が回避せざるを得ないものが障害物に該当し、白線のように、車両3が踏み越えても問題のないものは障害物から除外される。
自動運転装置1は、上記のように中央分離帯32aなどの障害物が車両3の進行方向に存在することを認識した場合、これを回避するために、以下に述べるように、変更軌道Xf’を算出する。まず、走行軌道Xfの算出時の第2所定点X2に代えて、干渉回避用点X3(第3所定点)を算出する。この干渉回避用点X3は、第2直線L2上の、第2所定点X2よりも交差点30側に位置するとともに、車両3がこの干渉回避用点X3に向かって走行したときに、障害物である中央分離帯32aとの干渉が回避できるような位置として算出される。
次いで、変更軌道Xf’が、車両3から干渉回避用点X3までの直線軌道と、干渉回避用点X3から第2所定点X2までの直線軌道とを繋いだ軌道として算出される。その後、車両3がこの変更軌道Xf’で走行するように、原動機5及びアクチュエータ6が制御される。それにより、車両3と中央分離帯32aとの干渉が回避されることになる。
次に、図8を参照しながら、右折中の変更軌道算出処理について説明する。この処理は、上述した変更軌道Xf’を算出するものであり、ECU2によって、前述した走行軌道Xfの算出周期と同じ制御周期で実行される。
同図に示すように、まず、車両3が右折走行中であるか否かを判定する(図8/STEP31)。この判定が否定であるとき(図8/STEP31…NO)には、そのまま本処理を終了する。
一方、この判定が肯定(図8/STEP31…YES)で、車両3が右折走行中であるときには、周辺状況データD_infoに基づき、車両3の前方に中央分離帯などの障害物が存在するか否かを判定する(図8/STEP32)。
この判定が否定であるとき(図8/STEP32…NO)には、そのまま本処理を終了する。一方、この判定が肯定(図8/STEP32…YES)で、車両3の前方に中央分離帯などの障害物が存在するときには、上述した手法により、干渉回避用点X3を算出する(図8/STEP33)。
次いで、上述したように、変更軌道Xf’を、車両3から干渉回避用点X3までの直線軌道と、干渉回避用点X3から第2所定点X2までの直線軌道とを繋いだ軌道として算出する(図8/STEP34)。その後、本処理を終了する。
次に、図9を参照しながら、右折中の変更軌道制御処理について説明する。この処理は、車両3が上記のように算出された変更軌道Xf’で走行するように、原動機5及びアクチュエータ6を制御するものであり、ECU2によって、右左折用の自動運転制御処理と同じ制御周期で実行される。
同図に示すように、まず、車両3が右折走行中であるか否かを判定する(図9/STEP41)。この判定が否定であるとき(図9/STEP41…NO)には、そのまま本処理を終了する。
一方、この判定が肯定(図8/STEP41…YES)で、車両3が右折走行中であるときには、変更軌道Xf’を算出済みであるか否かを判定する(図8/STEP42)。この判定が否定であるとき(図9/STEP42…NO)には、そのまま本処理を終了する。
一方、この判定が肯定(図9/STEP42…YES)で、変更軌道Xf’を算出済みであるときには、車両3が変更軌道Xf’で走行するように、原動機5を制御する(図9/STEP43)。
次いで、車両3が変更軌道Xf’で走行するように、アクチュエータ6を制御する(図9/STEP44)。その後、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態の自動運転装置1によれば、周辺状況データD_infoに基づき、交差点30を右折するときの走行軌道Xfが、第1交点Xc1及び第1所定点X1の間の直線軌道と、曲線軌道Xfbと繋いだ軌道として算出され、交差点30を左折するときの走行軌道Xfが、曲線軌道Xfbとして算出される。この曲線軌道Xfbは、式(1),(2)により、第1所定点X1、第2所定点X2及び第2交点Xc2を3つの制御点とする2次ベジェ曲線として算出されるので、地図データなどが存在しない条件下でも、走行軌道Xfを適切に決定することができる。
また、走行軌道Xfの曲線軌道Xfbは、2次ベジェ曲線の特性上、図10に示すように、第1所定点X1から湾曲しながら延びる第1小湾曲線部Xf1と、これに連続して湾曲しながら延びる大湾曲線部Xf3と、これに連続して湾曲しながら第2所定点X2まで延びる第2小湾曲線部Xf2とで構成されることになる。
この曲線軌道Xfbを、図10に破線で示すような、第1直線L1から延びて第2所定点X2で第2直線L2に合流する円弧軌道Xfcとを比較した場合、両者の間には以下のような差異が存在する。
すなわち、本実施形態の曲線軌道Xfbの第1小湾曲線部Xfb1は、その曲率が円弧軌道Xfcよりも小さい値から漸増しながら延びるように構成され、大湾曲線部Xfb3は、その曲率が円弧軌道Xfcよりも大きい極大値まで漸増した後、この極大値から漸減するように湾曲しながら延びるように構成される。さらに、第2小湾曲線部Xfb2は、その曲率が円弧軌道Xfcよりも小さい値まで漸減しながら延びるように構成される。
上記のような第1小湾曲線部Xfb1の形状により、車両3が図10に示す交差点30内を曲線軌道Xfbで右折走行した場合、円弧軌道Xfcで右折走行した場合と比べて、交差点30内において第1走路31の対向車線側に近づく度合いを抑制することができる。特に、第1小湾曲線部Xfb1が第1所定点X1から延びているので、第1小湾曲線部Xfb1のx軸方向の長さを、第1小湾曲線部Xfb1が第1交点Xc1から延びるように構成した場合と比べて、より短くすることができる。それにより、交差点30内の対向車線側に近づく度合いをより一層、抑制することができる。
さらに、第1所定点X1は、第1交点Xc1を車両3の進行方向に第1オフセット値Offset1分、ずらした点として算出され、この第1オフセット値Offset1は、第1境界線Lb1と第2直線L2との間隔である第1距離D1に応じて、マップを検索することにより算出される。それにより、車両3が右折/左折する際、車両3の進行方向における交差点30のサイズの大小に応じて、第1所定点X1の位置を適切に決定することができる。
また、車両3が交差点30内を曲線軌道Xfbで左折走行した際、第1小湾曲線部Xfb1の形状により、走行軌道が円弧状に決定されている場合と比べて、車両3がその内輪差に起因して交差点30の曲がり角に近づく度合いを抑制することができる。
さらに、第2小湾曲線部Xf2の形状により、曲線軌道Xfbは、第1直線L1及び第2直線L2に内接する円弧よりも小さい曲率で湾曲しながら第2所定点X2で第2直線L2に接続するように決定される。したがって、例えば、車両3の通行区分が左側通行に規定されている場合において、上記のように決定された曲線軌道Xfbに従って、車両3が交差点30内を右折走行した際、円弧軌道Xfcで右折走行した場合と比べて、第2所定点X2に達するときの車両3の角度を小さくすることができ、第2走路32に進入する際に乗員に対して作用する横Gを低減することができる。
また、第2所定点X2は、第2走路目標点Xtを、第2オフセット値Offset2分、第2走路32の奥側にずらした点として算出され、この第2オフセット値Offset2は、第2走路目標点Xtと第1直線L1との間隔である第2距離D2に応じて、マップを検索することにより算出される。それにより、車両3が右折/左折する際、車両3の右折/左折方向における交差点30のサイズの大小に応じて、第2所定点X2の位置を適切に決定することができる。
これに加えて、自動運転装置1では、車両3が以上のように決定した走行軌道Xfで走行するように、原動機5及びアクチュエータ6が制御される。その際、車両3が交差点30を右折中、走行軌道Xfから外れて走行し、車両3の進行方向に障害物である中央分離帯32aなどが存在する状態になったときには、変更軌道Xf’が算出される。
この変更軌道Xf’は、車両3から干渉回避用点X3までの直線軌道(線分)と、干渉回避用点X3から第2所定点X2までの直線軌道(線分)を繋いだ軌道として算出され、この干渉回避用点X3は、第2直線L2上の、第2所定点X2よりも交差点30側に位置するとともに、車両3がこの干渉回避用点X3に向かって走行したときに、障害物である中央分離帯32aとの干渉が回避できるような位置として算出される。それにより、車両3がこの変更軌道Xf’で走行するように、原動機5及びアクチュエータ6が制御されることで、右折走行中の車両3が中央分離帯32aなどの障害物と干渉するのを回避することができる。
また、変更軌道Xf’が2つの直線軌道すなわち2つの線分を繋いだ軌道として算出されるので、この変更軌道Xf’を容易に算出することができ、車両3が走行すべき軌道を走行軌道Xfから変更軌道Xf’に容易に変更することができる。
なお、実施形態は、ベジェ曲線を用いて、第1小湾曲線部、大湾曲線部及び第2小湾曲線部を備えた曲線軌道Xfbを決定した例であるが、これに代えて、他の曲線を用いて、曲線軌道Xfbを決定してもよい。例えば、Bスプライン曲線を用いて、第1小湾曲線部、大湾曲線部及び第2小湾曲線部を備えた曲線軌道Xfbを決定してもよい。
また、実施形態は、第2境界線Lb2上で車両3の第2走路32の走行車線の中央に位置する点を、第2走路目標点Xtとした例であるが、本発明の第2走路目標点はこれに限らず、第2走路における目標となるものであればよい。例えば、第2境界線Lb2よりも第2走路32の奥側で第2走路32の走行車線の中央に位置する点を第2走路目標点としてもよい。
さらに、実施形態は、第1距離D1を第2直線L2と第1境界線Lb1との間隔として算出した例であるが、これに代えて、第1距離D1を停止線31cと第2直線L2との間隔として算出してもよい。その場合には、停止線31cと第2直線L2との間隔である第1距離D1に応じて、第1オフセット値Offset1を算出するように構成すればよい。
さらに、第1走路31及び第2走路32が斜めに交差している場合には、第1走路31及び第2走路32の交差角度に応じて、第1オフセット値Offset1及び/又は第2オフセット値Offset2を決定してもよい。
一方、実施形態は、走行軌道決定装置1によって、四叉路の交差点30を右折/左折するときの走行軌道Xfの決定に適用した例であるが、本発明の走行軌道決定装置はこれに限らず、第1走路からこれに対して折れ曲がりながら連続する第2走路に向かって走行するときの走行軌道の決定に適用可能である。例えば、本発明の走行軌道決定装置によって、互いに斜めに交差する四叉路や、L字路、T字路、三叉路、多叉路を右折/左折するときの走行軌道を決定してもよい。
また、実施形態は、本発明の自動運転装置1及び走行軌道決定装置1を4輪車両に適用した例であるが、本発明の自動運転装置及び走行軌道決定装置は、これに限らず、2輪車両、3輪車両及び5輪以上の車両にも適用可能である。
さらに、実施形態は、中央分離帯32aを車線境界領域とした例であるが、本発明の車線境界領域はこれに限らず、第2走路における車両の走行方向の車線と対向車線との間の境界の領域に相当するものであればよい。例えば、ガードレールやフェンスなどが設置された領域を車線境界領域としてもよい。
一方、実施形態は、車両3の交差点30の右折時、車両3の進行方向に車線境界領域としての中央分離帯32aが存在するときに、変更軌道Xf’を算出した例であるが、これに代えて、車両3の交差点30の左折時、車両3の進行方向に車線境界領域としての中央分離帯32aが存在するときに、車両3の走行軌道を変更するように構成してもよい。
1 自動運転装置、走行軌道決定装置
2 ECU(第2走路目標点取得手段、走行軌道決定手段、第1境界線取得手段、第 2境界線取得手段、車線境界領域取得手段、走行軌道変更手段、制御手段)
3 車両
4 状況検出装置(周辺状況データ取得手段)
11 第2走路目標点算出部(第2走路目標点取得手段)
17 走行軌道算出部(走行軌道決定手段)
30 交差点(連続部)
31 第1走路
32 第2走路
32a 中央分離帯(車線境界領域)
D_info 周辺状況データ
L1 第1直線
L2 第2直線
Xf 走行軌道
Xfb 曲線軌道(走行軌道)
Xfb1 第1小湾曲線部
Xfb2 第2小湾曲線部
Xfb3 大湾曲線部
Xf’ 変更軌道(変更した走行軌道)
Xt 第2走路目標点(第3交点)
D1 第1距離(第2交点と第1交点との間の距離)
D2 第2距離(第2交点と第3交点との間の距離)
Lb1 第1境界線
Xc1 第1交点
X1 第1所定点
Offset1 第1オフセット値(第1所定点の第1交点に対するずれ量)
Lb2 第2境界線
Xc2 第2交点
X2 第2所定点
Offset2 第2オフセット値(第2所定点の第3交点に対するずれ量)
X3 干渉回避用点(第3所定点)

Claims (8)

  1. 車両が第1走路から当該第1走路に対して折れ曲がりながら連続する第2走路に向かって走行するときに、当該車両の未来の走行軌道を決定する走行軌道決定装置であって、
    前記第2走路における目標となる第2走路目標点を取得する第2走路目標点取得手段と、
    前記車両から前記第1走路及び前記第2走路の連続部内を通りながら当該車両の進行方向に延びる第1直線と、前記第2走路目標点を通りながら当該第1直線と前記連続部内で交差するように前記第2走路に沿って延びる第2直線と、曲率が前記連続部内で前記第1直線及び当該第2直線に内接する円弧よりも小さい値から漸増するように、前記第1直線の第1所定点から湾曲しながら延びる第1小湾曲線部と、当該第1小湾曲線部の一端部に連続し、曲率が前記円弧よりも大きい極大値まで漸増した後、当該極大値から漸減するように湾曲しながら延びる大湾曲線部と、当該大湾曲線部の一端部に連続し、曲率が当該大湾曲線部の一端部の値から前記円弧よりも小さい値まで漸減するように湾曲しながら前記第2直線の第2所定点まで延びる第2小湾曲線部とを用い、前記第1小湾曲線部の少なくも一部、前記第2小湾曲線部の少なくも一部及び前記大湾曲線部が前記連続部に含まれるように、前記車両の前記未来の走行軌道を決定する走行軌道決定手段と、
    前記第1走路と前記連続部の境界を規定する第1境界線を取得する第1境界線取得手段と、を備え、
    前記走行軌道決定手段は、前記第1直線の前記第1所定点が当該第1直線の前記第1境界線との交点である第1交点よりも前記車両の進行方向にずれた位置になるように、前記未来の走行軌道を決定し、
    前記連続部は、前記車両の進行方向における、前記第1走路の両側の境界線と前記第2走路の両側の境界線とによって囲まれた部分であり、
    前記円弧の中心点は、前記第2直線に対して前記車両側の位置であって、前記第1直線に対して前記車両が曲がりながら走行する方向の位置になるように設定されていることを特徴とする走行軌道決定装置。
  2. 請求項1に記載の走行軌道決定装置において、
    前記走行軌道決定手段は、前記第2直線と前記第1直線との交点を第2交点としたときに、当該第2交点と前記第1交点との間の距離に応じて、前記第1所定点の前記第1交点に対するずれ量を決定することを特徴とする走行軌道決定装置。
  3. 請求項1又は2に記載の走行軌道決定装置において、
    前記第2走路と前記連続部の境界を規定する第2境界線を取得する第2境界線取得手段をさらに備え、
    前記走行軌道決定手段は、前記第2直線の前記第2所定点が当該第2直線の前記第2境界線との交点である第3交点よりも前記連続部の反対側にずれた位置になるように、前記未来の走行軌道を決定することを特徴とする走行軌道決定装置。
  4. 請求項に記載の走行軌道決定装置において、
    前記走行軌道決定手段は、前記第2直線と前記第1直線との交点を第2交点としたときに、当該第2交点と前記第3交点との間の距離に応じて、前記第2所定点の前記第3交点に対するずれ量を決定することを特徴とする走行軌道決定装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の走行軌道決定装置において、
    前記第2走路における前記車両の走行方向の車線と対向車線との間の境界の領域に相当する車線境界領域を取得する車線境界領域取得手段と、
    前記未来の走行軌道の決定後、前記車両の走行軌道が当該未来の走行軌道になるように当該車両が実際に走行したときに、当該走行中の前記車両の周辺状況を表す周辺状況データを取得する周辺状況データ取得手段と、
    当該周辺状況データの取得結果に基づき、前記車線境界領域が前記車両と干渉する状態で当該車両の進行方向に存在しているときには、当該車両が前記車線境界領域と干渉しないように、前記未来の走行軌道を変更する走行軌道変更手段と、
    をさらに備えることを特徴とする走行軌道決定装置。
  6. 請求項に記載の走行軌道決定装置において、
    前記走行軌道変更手段は、前記車両が前記連続部内で前記第1走路の対向車線を横切りながら前記第2走路に向かって走行する場合において、前記車線境界領域が前記車両と干渉する状態で当該車両の進行方向に存在しているときには、前記第2直線上の前記第2所定点よりも前記第1直線との交点側の点を第3所定点として決定し、前記未来の走行軌道を、前記車両から当該第3所定点までの直線軌道と当該第3所定点から前記第2所定点までの直線軌道とを繋いだ軌道に変更することを特徴とする走行軌道決定装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の走行軌道決定装置において、
    前記第1小湾曲線部、前記大湾曲線部及び前記第2小湾曲線部は、ベジェ曲線で構成されていることを特徴とする走行軌道決定装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の走行軌道決定装置と、
    前記未来の走行軌道を用いて、前記車両の走行状態を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする自動運転装置。
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