JP7081077B2 - 樹脂ボス構造、及び、樹脂成型品 - Google Patents

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Description

本発明は、雄螺子部材を捻じ込んで別部材を固定する樹脂ボス構造、及び、そのような樹脂ボス構造を備える樹脂成型品に関する。
従来の樹脂ボス構造が、例えば、特許文献1に記載されている。同文献に記載の樹脂ボス構造では、筒部の内面の全周に雄螺子部材が掛かって雄螺子部材の螺子軸部を支持するようになっている。
特開2006-25863号公報
上記従来の樹脂ボス構造では、雄螺子部材をねじ込んだ際の残留応力や、加熱や冷却の温度変化による熱応力が加わった際に、応力の逃げ場がないために、筒部における脆弱部分にストレスによるクラックが発生し易くなっていた。
上記実情に鑑み、本発明は、ストレスによるクラックの発生を防止できる樹脂ボス構造、及び、そのような樹脂ボス構造を有する樹脂成型品を提供することを目的とする。
本発明に係る樹脂ボス構造は、
雄螺子部材を捻じ込んで別部材を固定する樹脂ボス構造であって、
前記雄螺子部材の螺子軸部を支持可能で板状部に立設される外筒部と、
前記外筒部の内側に一体的に形成される内側部と、が備えられ、
前記内側部に、前記雄螺子部材が掛かる掛かり部と、周方向において前記掛かり部の間に形成される間隙部と、が設けられ
前記外筒部の根本と前記板状部との境界箇所であって前記間隙部の径方向外側に対応する箇所に、補強リブを架設しているものである。
本発明によると、別部材に挿通した雄螺子部材を内側部にねじ込み、螺子軸部を掛かり部に掛けることで締結がなされる。この際、掛かり部が間隙部内で自由に変形可能であるので、締結による残留応力が緩和され、締結時のストレスで外筒部等にクラックが生じることを回避できる。さらに、加熱や冷却の温度変化が作用した際にも、同様に、掛かり部が間隙部内で自由に変形可能であるので、熱応力が局所に集中することが回避され、外筒部等に熱によるストレスでクラックが生じることを回避できる。
このように、本発明であれば、ストレスによるクラックの発生を好適に防止できる樹脂ボス構造となる。
上記構成において、
前記間隙部は、周方向に沿って均等間隔を空けて複数設けられていると好適である。
本構成によれば、掛かり部が周方向の両端面において各間隙部側へ変形可能になるので、掛かり部に作用するストレスが緩和され、クラックが生じ難くなる。また、螺子軸部が各掛かり部により周方向に均等に力が作用した状態で支持されるため、雄螺子部材により安定した締結を実現できる。
上記構成において、
前記外筒部の筒内径が、前記雄螺子部材の呼び径よりも大きくなっていると好適である。
本構成によれば、外筒部の筒内面に雄螺子部材による傷がつかないので、熱ストレスが加わった際に、外筒部の筒内面からクラックが生じることを回避できる。
上記構成において、
前記掛かり部が、径方向内側から径方向外側に向かうにつれて周方向に幅広となるように形成されていると好適である。
本構成によれば、例えば、掛かり部が、径方向の位置によらず同幅になっているものに比べて、掛かり部において雄螺子部材の螺子軸部の螺子山が掛かって摩擦力が作用する面積が増え、締結力を高めることができる。
また、本発明に係る樹脂成型品は、上記のような樹脂ボス構造が、外装材となる板状部の裏面に一体的に形成されているものである。
本発明に係る樹脂成型品によれば、上記樹脂ボス構造のメリットを享受できる。さらに、上記樹脂ボス構造は、雄螺子部材による締結をしっかり行うことができ、かつ、ストレスによるクラックを防止できる構造を、外筒部等の肉厚をそれほど大きくすることなく実現可能であるため、外装材となる板状部の裏面に採用することで、樹脂ボス構造に対応する部分の反対側の表面にヒケが生じ難くなる。このため、機能性と意匠性との両方を満足する樹脂成型品の製造が容易となる。
炊飯器を示す上面図である。 炊飯器を示す側面図である。 炊飯器を示す側面視の断面図(図1のA1-A1断面図)である。 炊飯器を示す側面視の断面図(図1のA2-A2断面図)である。 本体ケースから保護枠と肩部材を取り外した状態を示す斜め後上方視の分解斜視図である。 本体ケースから保護枠と肩部材を取り外した状態を示す斜め前上方視の分解斜視図である。 メイバン部材の裏面を示す下面図である。 樹脂ボス構造を示す下面図である。 樹脂ボス構造を示す斜め前下方視の斜視図である。 樹脂ボス構造を示す側面視の断面図である。 蒸気経路やオネバ分離ユニットの周辺を拡大して示す側面視の断面図(図3の拡大断面図)である。 蒸気経路を構成する部分の各部を分解して示す斜め前上方視の分解斜視図である。 オネバ分離ユニットを示す側面図である。 オネバ分離ユニットを示す下面図である。 オネバ分離ユニットを示す前面視の断面図(図14のA3-A3断面図)である。 オネバ分離ユニットの下部材と小泡化部材を示す斜め後上方視の分解斜視図である。 オネバ分離ユニットに蒸気流が流入する状態を模式的に示す断面図である。 オネバ分離ユニットからオネバが炊飯空間側に向けて戻る状態を模式的に示す断面図である。 第1誤装着状態を示す模式的な断面図である。 第2誤装着状態を示す模式的な断面図である。 別実施形態におけるオネバ分離ユニットを示す下面図である。 別実施形態におけるオネバ分離ユニットを示す前面視の断面図(図21のA4-A4断面図)である。 別実施形態におけるオネバ分離ユニットの下部材と小泡化部材を示す斜め後上方視の分解斜視図である。
以下、本発明の例示である実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態では、「炊飯器」の一例として圧力式炊飯器1を挙げて説明する。この圧力式炊飯器1は、加熱方式がIH方式のものである。圧力式炊飯器1に関する前後方向は、図1、図2に示すものとする。
図1~図4等に示すように、圧力式炊飯器1(「炊飯器」の一例)には、本体ユニット2と、本体ユニット2に対して開閉可能な蓋ユニット3と、が備えられている。本体ユニット2と蓋ユニット3とは、圧力式炊飯器1の後部に位置するヒンジ機構4で連結されている。図3等に示すように、蓋ユニット3は、ヒンジ機構4を介して本体ユニット2に対して開閉可能に支持されている。蓋ユニット3は、閉状態にすることで、本体ユニット2との間に、被炊飯物を圧力炊飯可能な炊飯空間S1を形成するようになっている。説明を加えると、蓋ユニット3は、本体ユニット2に対して、ヒンジ機構4の揺動軸心X周りに揺動して開閉操作できるようになっている。
図3、図4等に示すように、本体ユニット2には、被炊飯物を入れる内鍋5を収容可能となっている。本体ユニット2には、外装材Eの一部を構成する本体ケース6、外装材Eの一部を構成する支持構造部85等が備えられている。支持構造部85には、本体ケース6の上側に隣接する外装材Eの一部を構成する肩部材9と、肩部材9よりも強度が高く肩部材9の下側に一体的に連結固定される保護枠8と、が備えられている。また、支持構造部85は、内鍋5を収容する収容部7と、収容部7から後方に延出されてヒンジ機構4が連結支持される連結部86と、を有している。また、本体ユニット2には、加熱手段であるIHヒータ10、センサ類の一例であり内鍋5の鍋温度を検知するセンターセンサ11、IHヒータ10の制御を行う本体側制御装置12、内部の熱を外部に排出する冷却ファン13等が備えられている。
図3~図6等に示すように、本体ケース6は、支持構造部85の下部を外囲すると共に、支持構造部85の下側に隣接する外装材Eの一部を構成するようになっている。
肩部材9は、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂で構成できる。保護枠8は、例えば、肩部材9よりも強度の高い部材で構成できる。具体的には、保護枠8は、例えば、ポリエチレンテレフタラート等の耐熱性の合成樹脂で構成できる。
図1~図3等に示すように、蓋ユニット3には、各部材を支持する剛性部材である支持基材14、外装材Eの一部を構成する蓋カバー15(「別部材」の一例)、外装材Eの一部を構成し、蓋カバー15に連結固定されるメイバン部材16(「樹脂成型品」の一例)、ヒンジ機構4と支持基材14とを連結する板金フレーム17、本体側制御装置12と接続される蓋側制御装置18、ロック機構19、ロック機構19を解除操作するロック解除レバー20、各種の操作を行う操作ボタン21、蓋側制御装置18の制御により各種の情報を表示する表示部22等が備えられている。また、蓋ユニット3には、支持基材14の下面に着脱可能に取り付けられる内蓋ユニット23が設けられている。
図3に示すように、本体側制御装置12と蓋側制御装置18とは、フレキシブルフラットケーブル80(FFC;配線ケーブル)で接続されている。フレキシブルフラットケーブル80は、ヒンジ機構4の近くを通り、本体ユニット2の後端部の付近を通るように配索されている。
図1に示すように、ロック解除レバー20、操作ボタン21、表示部22が配置される領域は、蓋ユニット3の天面の前半部を広く使ってレイアウトされている。
また、図1~図4、図11等に示すように、蓋ユニット3には、被炊飯物を炊飯する炊飯空間S1から蒸気経路Pを介してオネバを含む蒸気流を導入し、内部の気液分離空間S2においてオネバを分離するとともに蒸気放出口24から蒸気を放出するオネバ分離ユニット25が設けられている。オネバ分離ユニット25は、蓋カバー15の凹部に対して着脱可能に備えられている。
蓋ユニット3は、非加圧状態の時には、ロック解除レバー20を押圧操作することで、本体ユニット2に対する蓋ユニット3の閉状態のロックが解除され、ヒンジばね26(図3等参照)の付勢力により、蓋ユニット3が開状態へと揺動する。尚、詳細な説明は省略するが、圧力炊飯時の加圧状態では、ロック解除レバー20を操作しても、蓋ユニット3のロックを解除できないようになっている。
図3、図4等に示すように、内蓋ユニット23には、板状の内蓋部27、内蓋部27と内鍋5の上縁部とをシールする円環状の内蓋パッキン28、オネバを含む蒸気流やオネバを流通させる2か所の調圧孔や各調圧孔に対応する調圧ボール(図示せず)等を有する調圧部29等が備えられている。
図3、図4等に示すように、蓋ユニット3を閉状態にすることで、内蓋ユニット23で内鍋5がシールされ、蓋ユニット3と本体ユニット2との間に、被炊飯物を炊飯する炊飯空間S1が形成される。
圧力式炊飯器1は、図3、図4、図11、図12に示す調圧部29の作用により、炊飯空間S1を大気圧を超える加圧状態に維持した炊飯(圧力炊飯)を行うことが可能になっている。例えば、調圧部29は、大気圧(1atm)、大気圧よりも高い第1加圧状態(例えば、1.05atm)、第1加圧状態より第2加圧状態(例えば、1.25atm)に炊飯空間S1の圧力状態を切り換えることができる。
〔本体ケース6と肩部材9との間に隙間が生じないようにする構造について〕
図3~図6に示すように、支持構造部85には、肩部材9と、肩部材9と一体化するように連結固定される保護枠8と、が備えられている。保護枠8には、収容部7の後方に一体的に連設されてヒンジ機構4が連結固定される後方延出部30が設けられている。保護枠8は、弾性変形が生じ難い剛性部材で構成される。
保護枠8の収容部7の底面部は、本体ケース6に螺子止め等によって固定されている。また、図5に示すように、保護枠8と肩部材9とは、周縁部において複数の掛止構造31により掛止固定されている。各掛止構造31は、保護枠8側のフック体に肩部材9側の矩形環状体を掛止するようになっている。
図3~図6に示すように、肩部材9には、収容部7に対して後方側に延ばされる後方延伸部32が備えられている。後方延伸部32の後部には、ヒンジ機構4における横方向に沿って延びるピン部材33を支持する支持板金34が備えられている。
図2~図6に示すように、肩部材9には、蓋ユニット3と本体ケース6の間に挟まれて外観に露出する露出部87が設けられている。露出部87は、本体ユニット2の上部縁部の全周に位置する態様で形成されている。
図4~図6に示すように、本体ユニット2の後部には、保護枠8側に本体ケース6を係止可能な係止構造35が設けられている。係止構造35には、支持構造部85から本体ケース6側に向けて突出する突起体37と、本体ケース6から支持構造部85側に向けて突出して突起体37により下方からの押圧力を受けることが可能な被押圧突起36と、で構成されている。突起体37は、保護枠8の後端部に一体成形により形成されている。
図4、図5に示すように、係止構造35は、ヒンジ機構4よりも後方に位置している。係止構造35は、左右方向に所定距離を空けて一対で設けられている。つまり、係止構造35は、2つ(複数)設けられている。
図4に示すように、被押圧突起36は、側面視で、本体ケース6の内面から突出する三角形状をしている。図5に示すように、突起体37は、後面視で、略U字状の形状をしており、対応する被押圧突起36の下面と両側面を囲うようになっている。圧力炊飯時には、突起体37の底面が、被押圧突起36の下面を押し上げる形態となる。
また、図5に示すように、圧力式炊飯器1には、他の係止構造91が備えられている。他の係止構造91は、ヒンジ機構4よりも前方に位置している。他の係止構造91は、本体ユニット2の後部に設けられ、支持構造部85から本体ケース6側に向けて突出する突起部93と、本体ケース6から支持構造部85側に向けて突出して突起部93により下方からの押圧力を受けることが可能な被押圧片92と、により構成される。
図3、図4等から理解されるように、圧力炊飯を行う際には、炊飯空間S1が大気圧を超える圧力に加圧される加圧状態となって、本体ユニット2に対して蓋ユニット3が持ち上がろうとする力が掛かる。このため、本体ユニット2と蓋ユニット3との連結箇所であるヒンジ機構4により、保護枠8と保護枠8に一体的に固定されている肩部材9を持ち上げられる。このため、圧力炊飯時には、炊飯空間S1(収容部7)から後方に向けて片持ち状に延出される保護枠8の後方延出部30及び肩部材9の後方延伸部32が、多少なりともヒンジ機構4で引っ張り上げられて撓み変形をする場合がある。
しかし、この際、図4、図5に示すように、本体ユニット2の後部に、係止構造35と他の係止構造91とを設けている。係止構造35において、保護枠8に形成されている突起体37が、被押圧突起36を上方に押し、保護枠8及び肩部材9の撓み変形分だけ、本体ケース6が肩部材9側に引き込まれる。また、他の係止構造91においても、保護枠8に形成されている突起部93が、被押圧片92を上方に押し、本体ケース6が肩部材9側に引き込む。このため、圧力炊飯を行う際に、本体ユニット2の後端部において、本体ケース6と肩部材9との間に外観上の隙間が生じることを有効に防止でき、外観を損なわないものとなる。
また、本体ケース6の後面部に、補強板金等を設けなくてよいので、フレキシブルフラットケーブル80に対する静電気対策を省略することも可能となる。さらに、そのような補強板金等を設けなくてよくなることから、図2~図4に示すように、本体ケース6の後面部を上方から下方に向かうにつれて内側に向かうように湾曲した形状にデザインできるようになる。このため、本体ユニット2の後面部の意匠性が向上するものとなる。
〔樹脂ボス構造38について〕
図7~図10に示すように、この圧力式炊飯器1の外装材Eの一部を構成するメイバン部材16には、ストレスによるクラックが生じ難い樹脂ボス構造38が、表面が外装部分となる板状部43の裏面の適所に採用されている。樹脂ボス構造38は、金属製のビス39(「雄螺子部材」の一例)を捻じ込んで蓋カバー15を固定するのに用いられる。説明を加えると、樹脂ボス構造38は、硬質樹脂製のメイバン部材16に一体的に形成され、金属製のビス39によるメイバン部材16と蓋カバー15との締結に用いられる。
図8~図10等に示すように、樹脂ボス構造38は、ビス39の螺子軸部40を挿通して支持可能な外筒部41と、外筒部41の内側に一体的に形成され、ビス39が噛み込んで締結力を作用させる内側部42を有している。外筒部41は、メイバン部材16における板状部43の裏面(下面)に設けられている。図10に示すように、蓋カバー15に形成される挿通孔の裏側(下側)からビス39を挿入し、メイバン部材16の裏面の樹脂ボス構造38にビス39を締結することで、蓋カバー15にメイバン部材16が固定される。本実施形態では、樹脂ボス構造38は、予め螺子切りされておらず、ビス39によるセルフタップで締結するようになっている。
図8~図10に示すように、内側部42には、掛かり部45が周方向に離間した空間である間隙部44が設けられている。間隙部44は、内側部42の軸方向に沿った略全域に形成されている。間隙部44は、周方向に沿って均等間隔を空けて4つ(複数)設けられている。間隙部44の周方向の幅は、掛かり部45の周方向の幅よりも短くなっている。これにより、掛かり部45におけるビス39の掛かり代を比較的大きく確保できるようになり、しっかりとした締結を行うことができる。
図8、図9に示すように、樹脂ボス構造38において、内側部42の掛かり部45は、径方向内側から径方向外側に向かうにつれて幅広となるように形成されている。また、内側部42のうち間隙部44ではない掛かり部45は、それぞれ、軸方向に直交する断面視で略扇形の形状をしている。このため、内側部42の掛かり部45にビス39を締め込んだ場合に、掛かりしろを多くすることが可能となり、締結力を高めることができる。
また、内側部42の間隙部44は、径方向内側から径方向外側に向かうにつれて幅広となるように形成されている。また、間隙部44は、それぞれ、軸方向に直交する断面視で略扇形の形状をしている。間隙部44は、内側部42の端面から板状部43との境界に至るまで軸方向に沿って延びている。
図8、図9等に示すように、外筒部41とメイバン部材16の板状部43との間には、補強リブ46が架設されている。補強リブ46は、周方向に分散して複数設けられている。補強リブ46により、外筒部41の根本と板状部43との境界箇所が補強され、割れ等が生じ難くなっている。
図8に示すように、樹脂ボス構造38において、外筒部41の筒内径D1は、ビス39の呼び径D2よりも大きくなっている。また、内側部42の掛かり部45の内面径D3は、ビス39の呼び径D2よりも小さくなっている。つまり、ビス39は、呼び径D2が、内側部42の内面径D3よりも大きく、且つ、外筒部41の筒内径D1より小さいものを用いることが好ましい。これにより、外筒部41の筒内面にビス39の傷が入らず、外筒部41にクラックが生じ難くなる。尚、ビス39の螺子溝の径は、掛かり部45の内面径D3よりも小さい。
このような樹脂ボス構造38であれば、炊飯時の加熱と冷却が外筒部41に加わった際に、内側部42の掛かり部45が間隙部44に入り込むように変形可能になっているので、熱応力を逃がすことができるようになる。このため、外筒部41や、外筒部41と板状部43の境界等において、熱ストレスによるクラックが生じることを防止できる。また、外筒部41の肉厚を大きくせずに、クラックを防止可能になるので、一体成形する際に、外装材Eを構成する薄肉の板状部43の表面にヒケを生じさせ難い樹脂ボス構造38となる。また、ヒケを回避するために、メイバン部材16の板状部43を過度に厚肉化することを回避できる。つまり、使用する樹脂の量を減らすことが可能になり、低コスト化にも貢献するものとなる。
〔蒸気経路Pについて〕
図11、図12等に示すように、蓋ユニット3には、調圧部29から蒸気放出口24を有するオネバ分離ユニット25とを接続する蒸気経路Pが設けられている。蒸気経路Pには、オネバを含む蒸気流や液体のオネバ等が通過する。
蒸気経路Pは、複数の部分(部材)で構成されている。例えば、蒸気経路Pを構成する部分として、内鍋5の鍋中心Cから遠ざかるように延長され、オネバ分離ユニット25へ蒸気流を導く導出口47が設けられた延長部材48と、導出口47とオネバ分離ユニット25との間をシールする第1パッキン49と、延長部材48の外端部をシールする第2パッキン50と、が備えられている。
また、図11等に示すように、蒸気経路Pを構成する部分として、オネバ分離ユニット25側から調圧部29側に向けて下り勾配となったオネバ戻し面51を有するガイド部52が備えられている。オネバ戻し面51の勾配は、例えば、約10度~約20度の間の角度に設定されていてよい。ガイド部52には、オネバ戻し面51の両側面において立ち上がる横壁部が設けられている。延長部材48側と、調圧部29の周囲の空間を囲う支持基材14の一部である囲い部53側との間には、蒸気流やオネバを通過させる中間開口54が設けられている。
図3等から理解されるように、圧力式炊飯器1では、圧力炊飯時に、本体ユニット2側におけるヒンジ機構4を支持する部分に強い力がかかるため、強度を高くするために、内鍋5の位置をヒンジ機構4からかなり前方寄りの箇所に設定している。そして、図1、図3等に示すように、ユーザーの利便性を高めるために、操作ボタン21や表示部22を設ける領域を蓋ユニット3の前半分以上の領域を用いてレイアウトしている。このため、オネバ分離ユニット25は、蓋ユニット3において、内鍋5から離れた、操作ボタン21や表示部22等を避けた箇所にレイアウトすることが必要となる。このため、図3、図11に示すように、蒸気経路Pの後端位置B1は、内鍋5において内径が最も小さくなる最小内径部55の直上位置B2に至るまで延長されている。
すなわち、延長部材48、第1パッキン49、第2パッキン50等を設けて蒸気経路Pの終端位置を内鍋5から離れた箇所に設定できる。具体的には、さらに、内鍋5とオネバ分離ユニット25を配置する位置関係に応じて、延長部材48等に適切な形状のものを選択すれば、蒸気経路Pを自在にレイアウトできるようにもなる。オネバ分離ユニット25のレイアウト設計の自由度が向上する。その結果として、蓋ユニット3の設計自由度を有意に向上させるものとなる。
〔オネバ分離ユニット25について〕
図3、図11、図13~図18等に示すように、オネバ分離ユニット25には、炊飯空間S1との間で蒸気経路Pを介して蒸気流やオネバが流入出する下部材56と、下部材56に組み合わされて気体の蒸気と液体のオネバを分離する気液分離空間S2を形成する上部材57と、が備えられている。
図14、図16~図18等に示すように、下部材56には、炊飯空間S1からオネバを含む蒸気流を気液分離空間S2に導入する導入孔58と、気液分離空間S2に貯留されたオネバを炊飯空間S1に戻す戻し孔59と、が設けられている。導入孔58は、下部材56の下面から立ち上がる煙突状に延びる筒形の周壁81の内部に形成されている。戻し孔59は、例えば、扇型形状をしており、周方向に分散して複数設けられている。
図3、図13、図14、図16等に示すように、下部材56には、付勢バネ60(図3参照)により突出方向に付勢される着脱フック61(図13等参照)が備えられている。着脱フック61は、蓋カバー15に設けられる係止片62に係止することで、オネバ分離ユニット25を蓋カバー15に好適に取り付けることができる。下部材56には、環状の一対の被連結部63と、矩形状に突設される突片64と、が備えられている。
図1、図3、図11、図13等に示すように、上部材57には、気液分離空間S2から外部に向けて蒸気を放出させる蒸気放出口24が設けられている。図11等に示すように、上部材57には、導入孔58から導入されるオネバが蒸気放出口24へと直接向かわないように迂回させる迂回壁65が設けられている。迂回壁65は、周壁81の上端付近に至るまで下方に向けて延出されている。上部材57には、対応する被連結部63に引っ掛けられる一対の固定フック66と、突片64に引っ掛けられる揺動フック67と、が備えられている。
図11、図15~図18等に示すように、オネバ分離ユニット25には、蒸気流を導入する導入孔58と、導入孔58に取り付けられて導入孔58を通る蒸気流によって動作して蒸気流に含まれるオネバ泡を小さくする小泡化部材68が備えられている。小泡化部材68は、弾性材料で構成されている。
図15~図18に示すように、小泡化部材68には、蒸気流の流れ方向に沿って案内される軸部69と、軸部69の先端に設けられ、導入孔58を覆うことが可能な第1覆い部70と、が備えられている。軸部69は、下部材56に設けられる軸支持部75に支持されている。軸部69には、他の箇所よりも拡径された拡径部82が備えられている。小泡化部材68は、拡径部82を弾性変形させて軸支持部75に挿入し、第1覆い部70と拡径部82との間に軸支持部75を挟み込む態様で、下部材56に取り付けられる。つまり、小泡化部材68は、下部材56に対して着脱可能に取り付けられている。
図15、図16に示すように、軸支持部75は、導入孔58の壁面に支持されている。軸支持部75により、導入孔58は、例えば、4つ(複数)の小孔58Aに区分けされている。小孔58Aは、扇型形状をしている。このため、蒸気流に含まれるオネバ泡のうち小孔58Aよりも大きなものは、潰れて小泡化される。このため、導入孔58においては、小孔58A、及び、小泡化部材68の第1覆い部70の二段階でオネバ泡の小泡化が行われるようになっている。
図15、図16、図19等に示すように、第1覆い部70には、小泡化部材68を誤装着した場合に、気液分離空間S2と炊飯空間S1との間で流体が通過する空間を確保する第1スペーサ71が設けられている。第1スペーサ71は、周方向に隙間を空けて4つ(複数)設けられている。
オネバ分離ユニット25には、気液分離空間S2から炊飯空間S1に向けてオネバを戻す戻し孔59と、戻し孔59に取り付けられ、戻し孔59から気液分離空間S2に蒸気流が流入することを防止する流入防止部材72と、が備えられている。
図17~図20等に示すように、流入防止部材72は、小泡化部材68と同軸上に配置されている。流入防止部材72は、弾性材料で構成されている。流入防止部材72には、戻し孔59を覆うことが可能な第2覆い部73が備えられている。また、流入防止部材72には、一対の案内軸部88が設けられている。各案内軸部88は、弾性変形させながら、下部材56における対応する取付孔部89に挿入して取り付けられる。つまり、流入防止部材72は、下部材56に対して着脱可能に取り付けられている。また、流入防止部材72には、導入孔58と略同径の貫通孔90が設けられている。
図14、図20等に示すように、第2覆い部73には、流入防止部材72を誤装着した場合に、気液分離空間S2と炊飯空間S1との間で流体が通過する空間を確保する第2スペーサ74が設けられている。第2スペーサ74は、周方向に隙間を空けて4つ(複数)設けられている。
図11、図17に示すように、圧力炊飯時には、小泡化部材68は、圧力炊飯時に導入孔58から気液分離空間S2に導入される蒸気流により第1覆い部70が押し上げられて、拡径部82が軸支持部75に当たるまで、軸部69が移動する。第1覆い部70と周壁81との間の隙間を通って蒸気流が気液分離空間S2に流れ込む。この第1覆い部70と周壁81との間の隙間は、小孔58Aの開口面積よりも小さくなっている。このため、気液分離空間S2には、第1覆い部70と周壁81との間の隙間よりも大きなオネバ泡は流入しないものとなる。また、小泡化部材68は、自重で、第1覆い部70と周壁81との間を塞ぐように落ち込んでくるので、第1覆い部70は、フラッタリングするような状態となり、これによっても、オネバ泡を効率良く潰せるものとなる。なお、この際、戻し孔59は、流入防止部材72により塞がれており、戻し孔59から気液分離空間S2に蒸気流が流入することはない。
また、図11、図18に示すように、圧力炊飯が終了すると、気液分離空間S2に貯留されたオネバは、自重により流下し、戻し孔59、流入防止部材72の第2覆い部73の上面を通って、蒸気経路Pのオネバ戻し面51側へと流れ、調圧部29の調圧孔を通って炊飯空間S1へと戻ってゆく。
〔小泡化部材の誤装着対策について〕
小泡化部材68は、第1覆い部70と拡径部82との間に軸支持部75を挟むようにして下部材56に取り付けられる。図11、図15、図17、図18等に示すように、正しく装着すると、第1覆い部70が気液分離空間S2の中心側に近くなる姿勢で装着される。しかし、小泡化部材68は、弾性材料で構成されているため、ユーザがお手入れ時に誤装着する場合も想定される。
例えば、図19に示すように、小泡化部材68を第1覆い部70が気液分離空間S2の中心側から遠くなる逆向きの姿勢で装着し、そこから、流入防止部材72を、戻し孔59に取り付けた第1誤装着状態にしてしまう場合がある。しかし、この場合、図16、図19等から理解されるように、小泡化部材68の第1スペーサ71により、第1覆い部70と流入防止部材72の第2覆い部73との間に、流体の通過を許容する隙間が確保され、戻し孔59、流入防止部材72の貫通孔90を流体が通過する経路を確保できる。このため、炊飯空間S1側を加圧状態から大気圧側へ減圧する際に、炊飯空間S1の圧力を、気液分離空間S2、蒸気放出口24を介して、外部へ抜くことができる。
つまり、第1スペーサ71は、小泡化部材68には、軸部69を軸支持部75に対して逆向きに装着してから流入防止部材72を装着した第1誤装着状態において第1覆い部70と第2覆い部73との間に流体が通流可能な隙間を確保するようになっている。
また、例えば、図20に示すように、流入防止部材72を戻し孔59に取り付けてから、小泡化部材68を第1覆い部70が気液分離空間S2の中心側から遠くなる逆向きの姿勢で装着した第2誤装着状態にしてしまう場合がある。しかし、この場合にも、図14、図20等から理解されるように、流入防止部材72の第2スペーサ74により、第2覆い部73と第1覆い部70との間に、流体の通過を許容する隙間が確保され、導入孔58、貫通孔90を流体が通過する経路を確保できる。このため、炊飯空間S1側を加圧状態から大気圧側へ減圧する際に、炊飯空間S1の圧力を、気液分離空間S2、蒸気放出口24を介して、外部へ抜くことができる。
つまり、第2スペーサ74は、流入防止部材72に、流入防止部材72を装着してから小泡化部材68の軸部69を軸支持部75に逆向きに装着した第2誤装着状態において第1覆い部70と第2覆い部73との間に流体が通流可能な隙間を確保するようになっている。
以下、本実施形態に変更を施した別実施形態について説明する。各実施形態は、矛盾が生じない限り、適宜組み合わせることが可能である。尚、本発明の範囲は、各実施形態に示した内容に限定されるものではない。つまり、本発明の範囲には、各実施形態における要素の均等物も含まれる。
(1)上記実施形態では、係止構造35を2つ設けているものを例示しているが、これに限られない。例えば、係止構造35を1つのみ設けてもよい。また、係止構造35が、3つ以上設けられていてもよい。また、他の係止構造91についても、1つ、または、3つ以上設けるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、突起体37を保護枠8に設けているものを例示しているが、これに限られない。例えば、突起体37を保護枠8と一体的に固定される肩部材9に設けるようにしてもよい。つまり、突起体37は、保護枠8と一体的に固定されている部材(保護枠8側)に設けられていればよい。
(3)上記実施形態では、保護枠8側の突起体37が略U字状の形状で、本体ケース6側の被押圧突起36が略三角形の形状のものを例示しているが、これに限られない。例えば、保護枠8側の突起体37が略三角形の形状で、本体ケース6側の被押圧突起36が略U字状の形状のものであってもよい。
(4)上記実施形態では、樹脂ボス構造38は、予め螺子切りされていないものを例示しているが、これに限られない。例えば、ビス39の呼び径D2より小さい径の案内溝を内側部42に予め螺子切りしておいてもよい。
(5)上記実施形態では、樹脂ボス構造38において、内側部42が、径方向内側から径方向外側に向かうにつれて幅広となるように形成されているものを例示しているが、これに限られない。例えば、内側部42が、径方向の位置によらず同一幅に形成されていてもよい。また、内側部42が、径方向内側から径方向外側に向かうにつれて幅狭になるように形成されていてもよい。
(6)上記実施形態では、間隙部44が4つ設けられているものを例示しているが、これに限られない。例えば、間隙部44が2つ、3つ、または、5つ以上設けられていてもよい。この場合も、間隙部44は、周方向に沿って均等間隔を空けて設けられていると、内側部42の各箇所における力の掛かり方が均等になり、好ましい。
(7)上記実施形態では、樹脂ボス構造38において、外筒部41の筒内径D1が、ビス39の呼び径D2よりも小さいものを例示しているが、これに限られない。例えば、樹脂ボス構造38において、外筒部41の筒内径D1が、ビス39の呼び径D2と同一、または、ビス39の呼び径D2よりも大きくてもよい。この場合、外筒部41の内面にビス39が掛かるので、締結力を高めることができる。
(8)上記実施形態では、樹脂ボス構造38が、メイバン部材16における板状部43の裏面に設けられているものを例示しているが、これに限られない。例えば、「炊飯器」におけるメイバン部材16以外の樹脂成型品に一体成形されて設けられていてもよい。また、「炊飯器」以外にも、電気ケトル、ホットプレート、ベーカリー等の他の加熱調理器の一部にも樹脂ボス構造38は適用できる。このような樹脂ボス構造38は、特に、外装材Eの一部を構成する薄肉の樹脂成型品で、外観に顕れる表面部分にヒケを生じさせたくない箇所に好適に適用できる。
(9)上記実施形態では、「雄螺子部材」としてビス39を例示しているが、これに限られない。例えば、螺子やボルト等の他の「雄螺子部材」であってもよい。
(10)上記実施形態では、圧力式炊飯器1において、蒸気経路Pを構成する部分として、オネバ分離ユニット25側から調圧部29側に向けて下り勾配となったオネバ戻し面51が備えられているものを例示しているが、これに限られない。例えば、そのようなオネバ戻し面51が備えられていなくてもよい。
(11)上記実施形態では、側面視の断面が略Tの字状の形状をした小泡化部材68を例示したが、これに限られない。例えば、図21~図23に示すような別構造の小泡化部材168であってもよい。小泡化部材168は、一対の案内軸部188が取り付けられるようになっている。この小泡化部材168は、戻し孔59から気液分離空間S2に蒸気流が流入することを防止する流入防止機能も併せ持っている。図21~図23に示す別構造では、上記実施形態に比較して導入孔158のサイズが大きくなっている。小泡化部材168における蒸気流が通過する筒状部200の中途部には、片持ち状の弁体201が設けられており、炊飯時には、この弁体201が蒸気流が当たってフラッタリングするように動作し、気液分離空間S2に導入されるオネバ泡を破壊して小泡化する。つまり、この別構造においても、小泡化部材168は、蒸気流に押されて状態変化することでオネバ泡を小さくするように構成されている。
(12)上記実施形態では、小泡化部材68が、弾性材料で構成されているものを例示しているが、これに限られない。例えば、小泡化部材68を、硬質樹脂等の非弾性材料で構成してもよい。
(13)上記実施形態では、流入防止部材72が、弾性材料で構成されているものを例示しているが、これに限られない。例えば、流入防止部材72を、硬質樹脂等の非弾性材料で構成してもよい。
(14)上記実施形態では、オネバ分離ユニット25が、蓋カバー15に対して着脱可能なものを例示しているが、これに限られない。例えば、オネバ分離ユニット25が、蓋カバー15と一体的に形成されて着脱不能になっていてもよい。
(15)上記実施形態では、「炊飯器」の一例として、加熱方式がIH方式のものを例示しているが、これに限られない。例えば、加熱方式が、シーズヒーター方式やガス方式の「炊飯器」であってもよい。
(16)上記実施形態では、「炊飯器」の一例として、圧力式炊飯器1を例示しているが、これに限られない。例えば、大気圧より大きな圧力をかけない形式の通常の炊飯器であってもよい。
15 :蓋カバー(別部材)
16 :メイバン部材(樹脂成型品)
38 :樹脂ボス構造
39 :ビス(雄螺子部材)
40 :螺子軸部
41 :外筒部
42 :内側部
43 :板状部
44 :間隙部
45 :掛かり部
D1 :筒内径
D2 :呼び径
E :外装材

Claims (5)

  1. 雄螺子部材を捻じ込んで別部材を固定する樹脂ボス構造であって、
    前記雄螺子部材の螺子軸部を支持可能で板状部に立設される外筒部と、
    前記外筒部の内側に一体的に形成される内側部と、が備えられ、
    前記内側部に、前記雄螺子部材が掛かる掛かり部と、周方向において前記掛かり部の間に形成される間隙部と、が設けられ
    前記外筒部の根本と前記板状部との境界箇所であって前記間隙部の径方向外側に対応する箇所に、補強リブを架設している樹脂ボス構造。
  2. 前記間隙部は、周方向に沿って均等間隔を空けて複数設けられている請求項1に記載の樹脂ボス構造。
  3. 前記外筒部の筒内径が、前記雄螺子部材の呼び径よりも大きくなっている請求項1または2に記載の樹脂ボス構造。
  4. 前記掛かり部が、径方向内側から径方向外側に向かうにつれて周方向に幅広となるように形成されている請求項1~3のいずれか一項に記載の樹脂ボス構造。
  5. 請求項1~4のいずか一項に記載の前記樹脂ボス構造が、外装材となる前記板状部の裏面に一体的に形成されている樹脂成型品。

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