JP7078493B2 - 遠隔作業システムの非常回収装置及びその非常回収方法 - Google Patents

遠隔作業システムの非常回収装置及びその非常回収方法 Download PDF

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Description

本発明は遠隔作業システムの非常回収装置及びその非常回収方法に係り、特に、非常時に、作業装置の姿勢を非常回収姿勢へと変更するものに好適な遠隔作業システムの非常回収装置及びその非常回収方法に関する。
一般に、原子力プラントや火力プラントでは、プラントの構造物を切断して撤去したりする重量物を取り扱う作業を行うことがある。特に、原子力プラントでは、原子炉内の構造物の保全作業(原子炉内の構造物を切断、撤去し、新たな構造物を原子炉内に据付して溶接で固定する等の作業)や外観撮影、超音波検査等の点検作業が行われることがある。
このような原子炉内の構造物の保全作業や点検作業は、作業員が原子炉内に作業装置(遠隔操作ロボット)を投入して行われるが、この作業装置を制御する制御装置等に異常や故障が発生した場合等の非常時には作業装置が作業姿勢のまま停止してしまい(作業装置の異常)、この作業装置の停止姿勢が原子炉内から回収不能な姿勢の場合は、作業装置を非常回収できる姿勢に変更する必要がある。
なお、原子力プラントを対象としたものではないが、作業装置の姿勢を非常回収姿勢へと変更する方法としては、特許文献1に記載されたものがある。
この特許文献1には、駆動機構にロックを解除する機構を内蔵し、その機構に直接治具を挿入して回転させてロックを解除することで、作業装置の姿勢を非常回収姿勢へと変更する遠隔制御装置が記載されている。
特開2018-10635号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の遠隔制御装置における非常回収機構は、故障時にロックを解除する手段として別の専用治具を挿入することを前提としており、例えば、原子力プラントの原子炉内の構造物の保全作業や点検作業のように、作業環境までのアクセス距離が長い場合や狭隘部を通過する必要がある場合には、遠隔地からの作業装置の非常回収姿勢への変更が難しく、非常回収時の回収時間に長時間を要するという課題があった。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、作業環境までのアクセス距離が長い場合や狭隘部を通過する必要がある場合であっても、遠隔地からの作業装置の非常回収姿勢への変更が容易であり、非常回収時の回収時間の短縮が図れる遠隔作業システムの非常回収装置及びその非常回収方法を提供することにある。
本発明の遠隔作業システムの非常回収装置は、上記目的を達成するために、液圧または空気圧で作動するアクチュエータを駆動部に備えた作業装置と、該作業装置の前記アクチュエータの圧力を調整する圧力調整ユニットと、少なくとも前記圧力調整ユニットの圧力調整の制御指令を出力する制御装置とを備え、
前記作業装置は、該作業装置の前記アクチュエータを駆動するための媒質を供給する媒質供給ラインと、前記作業装置に異常が発生した際に、前記アクチュエータと前記圧力調整ユニットの間の前記媒質供給ラインを切断して前記アクチュエータの圧力を開放する圧力開放機構と、該圧力開放機構により前記アクチュエータの圧力開放後に、前記作業装置の姿勢を回収姿勢へと変換する姿勢変換手段と、複数のリンクと、該各リンク間を接続する前記姿勢変換手段である関節駆動部と、最先端の前記リンクに設置された作業ツールとから成り、
前記作業装置のベース部には前記圧力調整ユニットが設置され、前記作業装置の各関節駆動部には前記アクチュエータを備えていると共に、前記圧力調整ユニットと前記アクチュエータは前記媒質供給ラインで接続されており、
前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力開放機構により前記媒質供給ラインを切断して前記アクチュエータの圧力を開放し、前記アクチュエータの圧力開放後に、前記各関節駆動部により前記作業装置の前記リンク及び前記作業ツールが鉛直下向きに一直線上となるように姿勢を変換して前記作業装置を回収すると共に、
前記圧力開放機構は、前記媒質供給ラインの途中に設置され、前記圧力調整ユニットと電流ケーブルを介して接続された加熱部から成り、前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力調整ユニット又は前記制御装置からの指令に基づいて、前記電流ケーブルに電流を流すことで前記加熱部を加熱し、前記媒質供給ラインを切断して前記作業装置を回収するものであり、かつ、
前記加熱部は熱伝達率の高い材料から成り、前記媒質供給ラインは前記加熱部の加熱時温度よりも融点が低い材料から成ることを特徴とする。
また、本発明の遠隔作業システムの非常回収方法遠隔作業装置の監視方法は、上記目的を達成するために、液圧または空気圧で作動するアクチュエータを駆動部に備えた作業装置と、該作業装置の前記アクチュエータの圧力を調整する圧力調整ユニットと、少なくとも前記圧力調整ユニットの圧力調整の制御指令を出力する制御装置とを備え、前記作業装置の前記アクチュエータへ、前記アクチュエータを駆動するための媒質を媒質供給ラインにより供給する遠隔作業システムにおける前記作業装置に異常が発生した際に、
前記アクチュエータと前記圧力調整ユニットの間の前記媒質供給ラインを圧力開放機構により切断して前記アクチュエータの圧力を開放し、このアクチュエータの圧力開放後に、姿勢変換手段により前記作業装置の姿勢を回収姿勢へと変換して前記作業装置を回収すると共に、
前記作業装置は、複数のリンクと、該各リンク間を接続する前記姿勢変換手段である関節駆動部と、最先端の前記リンクに設置された作業ツールとから成り、
前記作業装置のベース部には前記圧力調整ユニットが設置され、前記作業装置の各関節駆動部には前記アクチュエータを備えていると共に、前記圧力調整ユニットと前記アクチュエータは前記媒質供給ラインで接続され、
前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力開放機構により前記媒質供給ラインを切断して前記アクチュエータの圧力を開放し、前記アクチュエータの圧力開放後に、前記各関節駆動部により前記作業装置の前記リンク及び前記作業ツールが鉛直下向きに一直線上になるように姿勢を変換して前記作業装置を回収し、
前記圧力開放機構は、前記媒質供給ラインの途中に設置された水タンクと水供給チューブを介して接続され、内部に酸化カルシウムが内蔵された加熱部から成り、前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力調整ユニット又は前記制御装置からの指令に基づいて、管に設置されている弁を開放して前記水タンクからの水を前記水供給チューブに流すことで前記加熱部内の前記酸化カルシウムを化学反応させて加熱し、前記媒質供給ラインを切断して前記作業装置を回収することを特徴とする。
本発明によれば、作業環境までのアクセス距離が長い場合や狭隘部を通過する必要がある場合であっても、遠隔地からの作業装置の非常回収姿勢への変更が容易であり、非常回収時の回収時間の短縮が図れる。
本発明の遠隔作業システムの非常回収装置の実施例1を、原子力プラントにおける原子炉内の構造物の保全作業に適用している例を示す図である。 図1の遠隔作業システムの非常回収装置における作業装置を示す図である。 図1の遠隔作業システムの非常回収装置における作業装置と制御装置の接続関係を示す図である。 図1の原子力プラントにおける原子炉内のシュラウドの内壁面に作業装置が停止した状態を示す図である。 図1の原子力プラントにおける原子炉内において作業装置に異常が発生した時の作業装置の回収状態を示す図である。 本発明の遠隔作業システムの非常回収装置の実施例1における作業装置を構成する関節駆動部の構造を示す図である。 本発明の遠隔作業システムの非常回収装置の実施例1における媒質供給ラインと圧力調整ユニットの間に設けた圧力開放機構の一例を示す図である。 本発明の遠隔作業システムの非常回収装置の実施例2として媒質供給ラインと圧力調整ユニットの間に設けた圧力開放機構の他の例を示す図である。 本発明の遠隔作業システムの非常回収装置の実施例3として媒質供給ラインと圧力調整ユニットの間に設けた圧力開放機構の更に他の例を示す図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明の遠隔作業システムの非常回収装置及びその非常回収方法を説明する。なお、以下で説明する各実施例において、同一構成部品には同符号を使用する。
図1は、本発明の遠隔作業システムの非常回収装置及びその非常回収方法の実施例1であり、原子力プラントにおける原子炉1内の構造物の保全作業(原子炉1内の構造物を切断、撤去し、新たな炉内構造物を据付して溶接で固定する作業)に適用している例を示すものである。
図1に示すように、原子炉1内には、例えば、シュラウド2、上部格子板3、炉心支持板4及びシュラウドサポート5等の構造物が設置されており、PLR(Primary Loop Re-circulation System)一次冷却材再循環系配管6等の配管が接続されている。通常、原子炉1内は、冷却水7で満たされており、原子炉1の上部には、作業スペースであるオペレーションフロア8があり、オペレーションフロア8の上方には、燃料交換装置9が設けられている。
図1に示す原子炉1内の構造物の保全作業を行う遠隔作業システムは、例えば、制御装置10、遠隔操作ロボット等の作業装置11、ユーザインターフェース部12等を備えている。
遠隔操作ロボット等の作業装置11は、原子炉1内の構造物の保全作業や外観撮影、超音波検査等の点検作業などに用いられ、本実施例での作業装置11は、複数の関節を有する液圧または空気圧で作動するアクチュエータを駆動部に備えており、この作業装置11は、ケーブル13を介して制御装置10に接続されている。
なお、ケーブル13は、水や油等の液体や空気をアクチュエータへ供給したり、各種機器(例えば、アクチュエータや作業ツール)へ電源を供給するためのチューブや電線を内蔵している。
また、ユーザインターフェース部12は、作業装置11と作業員19が情報を交換するための装置である。ユーザインターフェース部12の情報出力装置には、作業装置11に備えられているカメラや作業装置11の周辺に設置されたカメラ(図示せず)で撮影した画像の全部または一部を、そのまま或いは加工して表示することができ、ユーザインターフェース部12には、作業装置11の位置や姿勢、作業装置11の作業領域の状況などを画像として映すことができる。更に、作業員19は、ユーザインターフェース部12の操作機能を用いて、作業装置11を操作することができる。
原子炉1内の構造物の保全作業を行う場合、燃料交換装置9上に居る作業員19は、原子炉1内に作業装置11を投入し、この作業装置11の位置や姿勢、作業装置11の作業領域の状況などの画像をユーザインターフェース部12で確認しながら操作を行う。
図2は、上述した遠隔作業システムの非常回収装置における作業装置11の詳細を示すものである。
図2に示すように、本実施例の作業装置11は、3本のリンク14A、14B、14Cと、リンク14Aとリンク14B間を接続する姿勢制御手段である関節駆動部15A及びリンク14Bとリンク14C間を接続する姿勢制御手段である関節駆動部15Bと、最先端のリンク14Cの先端に設置された作業ツール16とから構成されている。
図3は、上述した作業装置11と制御装置10の接続関係を示すものである。
図3に示すように、作業装置11のベース部には、作業装置11のアクチュエータの圧力を調整する機能を有する圧力調整ユニット18が設置されていると共に、作業装置11の各関節駆動部15A及び15Bに内蔵されているアクチュエータを駆動するための媒質を供給する媒質供給ライン17A及び17Bを備えている。
そして、作業装置11と制御装置10はケーブル13を介して接続され、圧力調整ユニット18と各関節駆動部15A及び15Bに内蔵されているアクチュエータは、媒質供給ライン17A及び17Bで接続されている。
なお、圧力調整ユニット18には、例えば、電磁弁や比例弁等を内蔵しており、地上に設置された制御装置10との信号はケーブル13を介してやり取りすることで、電磁弁や比例弁等の開閉が制御される。
ところで、何らかの理由で制御装置10、圧力調整ユニット18或いはケーブル13等に異常や故障が発生した場合に、作業装置11の関節駆動部15A及び15Bへ圧力が印加状態のまま停止する恐れがある。
即ち、制御装置10、圧力調整ユニット18或いはケーブル13等に異常や故障が発生した場合等の非常時には、作業装置11のリンク14A、14B、14Cや作業ツール16が作業姿勢のまま停止してしまい(作業装置11の異常)、この作業装置のリンク14A、14B、14Cや作業ツール16の停止姿勢が原子炉1内から回収不能な姿勢の場合は、作業装置11を非常回収できる姿勢に変更する必要がある。
そこで、本実施例では、上記した制御装置10、圧力調整ユニット18或いはケーブル13等に異常や故障が発生し、作業装置11のリンク14A、14B、14Cや作業ツール16の姿勢が回収不能な姿勢のまま停止した場合には、その作業装置11のリンク14A、14B、14Cや作業ツール16を非常回収するための姿勢に変換して回収する装置及び方法を提供する。
図4は、原子炉1内において作業装置11に異常が発生した時の作業装置11の状態を示すものである。
図4は、原子炉1内のシュラウド2の内壁面に対して検査や補修等の作業を実施している最中に、作業装置11に異常が発生して作業装置11が停止した場合を示しており、図4の状態のまま作業装置11を上部へ引き上げしようとすると、作業装置11のリンク14A、14B、14Cの曲がっている部分が、上部格子板3に引っかかり作業装置11を回収することができない。
図5は、原子炉1内において作業装置11に異常が発生した時の作業装置11の回収状態を示し、図4に示した作業装置1に異常が発生時の作業装置11の姿勢から、回収姿勢へ変更した場合の作業装置11の状態を示している。後述するが、本発明では、作業装置11の関節駆動部15A及び15Bの構造に応じて、作業装置11の回収姿勢も任意に設定できる。
図5に示すように、本実施例では、作業装置11に異常が発生した際には、後述する圧力開放機構により媒質供給ライン17を切断してアクチュエータの圧力を開放し、このアクチュエータの圧力開放後に、各関節駆動部15A及び15Bにより、作業装置11のリンク14A、14B、14C及び作業ツール16が鉛直下向きに一直線上となるように姿勢を変換して作業装置11を回収するものである。
図6に、本実施例の作業装置11を構成する関節駆動部15A及び15Bの構造を示す。図6の(a)は作業装置11に異常が発生した状態を、図6の(b)は作業装置11の非常回収時の状態を示す図である。
図6の(a)及び(b)に示すように、本実施例の関節駆動部15A及び15Bは、シリンダ30aと、このシリンダ30a内を移動するピストン30bから成るアクチュエータ30と、アクチュエータ30の圧力開放後にシリンダ30aの位置を初期位置に戻す力を発生する弾性体20とから構成されている。
そして、本実施例のようなシリンダ式のアクチュエータ30を用いる場合は、作業装置11の異常発生時には、媒質供給ライン17と圧力調整ユニット18の間に設けた圧力開放機構21により、媒質供給ライン17の途中を切断してシリンダ30aの内部の圧力を開放している。
シリンダ30aの内部の圧力開放後に、シリンダ30aの位置が初期位置に戻る方向(図6の(a)の左方向)に力を発生する弾性体20により、アクチュエータ30の状態を初期位置(図6の(b)の状態)へ戻す。なお、弾性体20としては、例えば、コイルばね或いは板ばね等であり、何れも電源不要で力を発生できるものを用いる。
図7は、上述した媒質供給ライン17と圧力調整ユニット18の間に設けた圧力開放機構21を説明する図である。
図7に示すように、本実施例の圧力開放機構21は、ヒータ加熱式の溶断機構であり、媒質供給ライン17の途中に設置され、圧力調整ユニット18と電流ケーブル25を介して接続されたヒータが内蔵された加熱部24から成り、作業装置11に異常が発生した際には、圧力調整ユニット18または制御装置10からの信号指令に基づいて電流ケーブル25に電流を流すことで、加熱部24を加熱する。
加熱部24を加熱することで媒質供給ライン17が切断され、関節駆動部15A及び15Bのシリンダ30aの内部の圧力が開放され、図5に示すように、作業装置11のリンク14A、14B、14C及び作業ツール16が鉛直下向きに一直線上となるように姿勢が変換され、この状態で作業装置11を原子炉1内から回収するものである。
本実施例での加熱部24を構成する材料は、例えば、アルミ等の熱伝達率の高い材料を用いることとし、媒質供給ライン17の材質としては、加熱部24の加熱時温度よりも融点が低い材料を用いる。
このような本実施例の構成とすることにより、原子力プラントのような作業環境までのアクセス距離が長い場合や狭隘部を通過する必要がある場合であっても、遠隔地からの作業装置11の非常回収姿勢への変更が容易であり、これにより、非常回収時の作業装置11の回収時間の短縮が図れる。
図8は、本発明の実施例2として、上述した媒質供給ライン17と圧力調整ユニット18の間に設けた圧力開放機構21の他の例を説明する図である。
図8に示すように、本実施例の圧力開放機構21は、化学反応を利用した溶断機構であり、媒質供給ライン17の途中に設置されて水タンク(図示せず)と水供給チューブ27を介して接続され、内部に酸化カルシウムが内蔵された加熱部26から成り、作業装置11に異常が発生した際には、圧力調整ユニット18または制御装置10からの信号指令に基づいて、管に設置されている弁を開放して水タンクからの水を水供給チューブ27に流すことで、加熱部26内の酸化カルシウムを化学反応させて加熱する。
加熱部26を化学反応で加熱することで媒質供給ライン17が切断され、関節駆動部15A及び15Bのシリンダ30aの内部の圧力が開放され、図5に示すように、作業装置11のリンク14A、14B、14C及び作業ツール16が鉛直下向きに一直線上となるように姿勢が変換され、この状態で作業装置11を原子炉1内から回収するものである。
本実施例での加熱部26を構成する材料は、例えば、アルミ等の熱伝達率の高い材料を用いることとし、媒質供給ライン17の材質としては、加熱部26の加熱時温度よりも融点が低い材料を用いる。
また、化学反応を利用する方式として、他に水と反応して発熱する材料(酸化カルシウム以外)を加熱部26に内蔵しても良い。
このような本実施例の構成であっても、実施例1と同様な効果を得ることができる。
図9は、本発明の実施例3として上述した媒質供給ライン17と圧力調整ユニット18の間に設けた圧力開放機構21の更に他の例を説明する図である。
図9に示すように、本実施例の圧力開放機構21は、作業装置11の異常発生時に複数の媒質供給ライン17を選択的に切断するヒータ加熱式の溶断機構であり、媒質供給ライン17の途中に設置され、圧力調整ユニット18と夫々の電流ケーブル29A、29B、29Cを介して接続された複数の加熱部28A、28B、28Cから成り、作業装置11に異常が発生した際には、圧力調整ユニット18または制御装置10からの信号指令に基づいて、複数の電流ケーブル29A、29B、29Cから選択された電流ケーブル29A、又は29B、又は29Cに電流を流すことで、複数の加熱部28A、28B、28Cから選択された加熱部28A、又は28B、又は28Cを加熱する。
加熱部28A、又は28B、又は28Cを加熱することで媒質供給ライン17が切断され、関節駆動部15A及び15Bのシリンダ30aの内部の圧力が開放され、図5に示すように、作業装置11のリンク14A、14B、14C及び作業ツール16が鉛直下向きに一直線上となるように姿勢が変換され、この状態で作業装置11を原子炉1内から回収するものである。
なお、制御装置10は、媒質供給ライン17を選択的に切断して予め定めた複数の回収姿勢候補の中から回収姿勢を選択する回収姿勢選択機能を備えている。
本実施例での加熱部28A、28B、28Cを構成する材料は、例えば、アルミ等の熱伝達率の高い材料を用いることとし、媒質供給ライン17の材質としては、加熱部28A、28B、28Cの加熱時温度よりも融点が低い材料を用いる。
このような本実施例の構成であっても、実施例1と同様な効果を得ることができることは勿論、加熱部28A、28B、28Cにより切断する媒質供給ライン17の切断位置を選択することで、作業装置11の故障状態や故障場所に応じて、媒質供給ライン17の切断箇所を任意に選択できる。
以上の説明では、原子力プラントにおける原子炉内で作業する作業装置の非常回収方法について説明したが、本発明は、火力プラントや化学プラント等のような遠隔地で作業する作業装置が故障した場合に広く適用可能である。
なお、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成を置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…原子炉、2…シュラウド、3…上部格子板、4…炉心支持板、5…シュラウドサポート、6…一次冷却材再循環系配管、7…冷却水、8…オペレーションフロア、9…燃料交換装置、10…制御装置、11…作業装置、12…ユーザインターフェース部、13…ケーブル、14A、14B、14C…リンク、15A、15B…関節駆動部、16…作業ツール、17、17A、17B…媒質供給ライン、18…圧力調整ユニット、19…作業員、20…弾性体、21…圧力開放機構、24、26、28A、28B、28C…加熱部、25、29A、29B、29C…電流ケーブル、27…水供給チューブ、30…アクチュエータ、30a…シリンダ、30…ピストン。

Claims (10)

  1. 液圧または空気圧で作動するアクチュエータを駆動部に備えた作業装置と、該作業装置の前記アクチュエータの圧力を調整する圧力調整ユニットと、少なくとも前記圧力調整ユニットの圧力調整の制御指令を出力する制御装置とを備え、
    前記作業装置は、該作業装置の前記アクチュエータを駆動するための媒質を供給する媒質供給ラインと、前記作業装置に異常が発生した際に、前記アクチュエータと前記圧力調整ユニットの間の前記媒質供給ラインを切断して前記アクチュエータの圧力を開放する圧力開放機構と、該圧力開放機構により前記アクチュエータの圧力開放後に、前記作業装置の姿勢を回収姿勢へと変換する姿勢変換手段と、複数のリンクと、該各リンク間を接続する前記姿勢変換手段である関節駆動部と、最先端の前記リンクに設置された作業ツールとから成り、
    前記作業装置のベース部には前記圧力調整ユニットが設置され、前記作業装置の各関節駆動部には前記アクチュエータを備えていると共に、前記圧力調整ユニットと前記アクチュエータは前記媒質供給ラインで接続されており、
    前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力開放機構により前記媒質供給ラインを切断して前記アクチュエータの圧力を開放し、前記アクチュエータの圧力開放後に、前記各関節駆動部により前記作業装置の前記リンク及び前記作業ツールが鉛直下向きに一直線上となるように姿勢を変換して前記作業装置を回収すると共に、
    前記圧力開放機構は、前記媒質供給ラインの途中に設置され、前記圧力調整ユニットと電流ケーブルを介して接続された加熱部から成り、前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力調整ユニット又は前記制御装置からの指令に基づいて、前記電流ケーブルに電流を流すことで前記加熱部を加熱し、前記媒質供給ラインを切断して前記作業装置を回収するものであり、かつ、
    前記加熱部は熱伝達率の高い材料から成り、前記媒質供給ラインは前記加熱部の加熱時温度よりも融点が低い材料から成ることを特徴とする遠隔作業システムの非常回収装置。
  2. 請求項1に記載の遠隔作業システムの非常回収装置において、
    前記作業装置の位置及び/又は姿勢、前記作業装置の作業領域の状況を画像として映し出すユーザインターフェース部を備えていることを特徴とする遠隔作業システムの非常回収装置。
  3. 請求項に記載の遠隔作業システムの非常回収装置において、
    前記関節駆動部は、シリンダ及び該シリンダ内を移動するピストンから成る前記アクチュエータと、前記アクチュエータの圧力開放後に前記シリンダの位置を初期位置に戻す力を発生する弾性体とから成ることを特徴とする遠隔作業システムの非常回収装置。
  4. 液圧または空気圧で作動するアクチュエータを駆動部に備えた作業装置と、該作業装置の前記アクチュエータの圧力を調整する圧力調整ユニットと、少なくとも前記圧力調整ユニットの圧力調整の制御指令を出力する制御装置とを備え、
    前記作業装置は、該作業装置の前記アクチュエータを駆動するための媒質を供給する媒質供給ラインと、前記作業装置に異常が発生した際に、前記アクチュエータと前記圧力調整ユニットの間の前記媒質供給ラインを切断して前記アクチュエータの圧力を開放する圧力開放機構と、該圧力開放機構により前記アクチュエータの圧力開放後に、前記作業装置の姿勢を回収姿勢へと変換する姿勢変換手段と、複数のリンクと、該各リンク間を接続する前記姿勢変換手段である関節駆動部と、最先端の前記リンクに設置された作業ツールとから成り、
    前記作業装置のベース部には前記圧力調整ユニットが設置され、前記作業装置の各関節駆動部には前記アクチュエータを備えていると共に、前記圧力調整ユニットと前記アクチュエータは前記媒質供給ラインで接続されており、
    前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力開放機構により前記媒質供給ラインを切断して前記アクチュエータの圧力を開放し、前記アクチュエータの圧力開放後に、前記各関節駆動部により前記作業装置の前記リンク及び前記作業ツールが鉛直下向きに一直線上となるように姿勢を変換して前記作業装置を回収すると共に、
    前記圧力開放機構は、前記媒質供給ラインの途中に設置された水タンクと水供給チューブを介して接続され、内部に酸化カルシウムが内蔵された加熱部から成り、前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力調整ユニットまたは前記制御装置からの指令に基づいて、管に設置されている弁を開放して前記水タンクからの水を前記水供給チューブに流すことで前記加熱部内の前記酸化カルシウムを化学反応させて加熱し、前記媒質供給ラインを切断して前記作業装置を回収することを特徴とする遠隔作業システムの非常回収装置。
  5. 請求項に記載の遠隔作業システムの非常回収装置において、
    前記加熱部は熱伝達率の高い材料から成り、前記媒質供給ラインは前記加熱部の加熱時温度よりも融点が低い材料から成ることを特徴とする遠隔作業システムの非常回収装置。
  6. 液圧または空気圧で作動するアクチュエータを駆動部に備えた作業装置と、該作業装置の前記アクチュエータの圧力を調整する圧力調整ユニットと、少なくとも前記圧力調整ユニットの圧力調整の制御指令を出力する制御装置とを備え、
    前記作業装置は、該作業装置の前記アクチュエータを駆動するための媒質を供給する媒質供給ラインと、前記作業装置に異常が発生した際に、前記アクチュエータと前記圧力調整ユニットの間の前記媒質供給ラインを切断して前記アクチュエータの圧力を開放する圧力開放機構と、該圧力開放機構により前記アクチュエータの圧力開放後に、前記作業装置の姿勢を回収姿勢へと変換する姿勢変換手段と、複数のリンクと、該各リンク間を接続する前記姿勢変換手段である関節駆動部と、最先端の前記リンクに設置された作業ツールとから成り、
    前記作業装置のベース部には前記圧力調整ユニットが設置され、前記作業装置の各関節駆動部には前記アクチュエータを備えていると共に、前記圧力調整ユニットと前記アクチュエータは前記媒質供給ラインで接続されており、
    前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力開放機構により前記媒質供給ラインを切断して前記アクチュエータの圧力を開放し、前記アクチュエータの圧力開放後に、前記各関節駆動部により前記作業装置の前記リンク及び前記作業ツールが鉛直下向きに一直線上となるように姿勢を変換して前記作業装置を回収すると共に、
    前記圧力開放機構は、前記媒質供給ラインの途中に設置され、前記圧力調整ユニットと夫々の電流ケーブルを介して接続された複数の加熱部から成り、前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力調整ユニットまたは前記制御装置からの指令に基づいて、複数の前記電流ケーブルから選択された電流ケーブルに電流を流すことで、複数の前記加熱部から選択された加熱部を加熱し、前記媒質供給ラインを切断して前記作業装置を回収するものであり、かつ、
    複数の前記加熱部は熱伝達率の高い材料から成り、前記媒質供給ラインは前記加熱部の加熱時温度よりも融点が低い材料から成ることを特徴とする遠隔作業システムの非常回収装置。
  7. 請求項に記載の遠隔作業システムの非常回収装置において、
    前記制御装置は、前記媒質供給ラインを選択的に切断して予め定めた複数の回収姿勢候補の中から回収姿勢を選択する回収姿勢選択機能を備えていることを特徴とする遠隔作業システムの非常回収装置。
  8. 液圧または空気圧で作動するアクチュエータを駆動部に備えた作業装置と、該作業装置の前記アクチュエータの圧力を調整する圧力調整ユニットと、少なくとも前記圧力調整ユニットの圧力調整の制御指令を出力する制御装置とを備え、前記作業装置の前記アクチュエータへ、前記アクチュエータを駆動するための媒質を媒質供給ラインにより供給する遠隔作業システムにおける前記作業装置に異常が発生した際に、
    前記アクチュエータと前記圧力調整ユニットの間の前記媒質供給ラインを圧力開放機構により切断して前記アクチュエータの圧力を開放し、このアクチュエータの圧力開放後に、姿勢変換手段により前記作業装置の姿勢を回収姿勢へと変換して前記作業装置を回収すると共に、
    前記作業装置は、複数のリンクと、該各リンク間を接続する前記姿勢変換手段である関節駆動部と、最先端の前記リンクに設置された作業ツールとから成り、
    前記作業装置のベース部には前記圧力調整ユニットが設置され、前記作業装置の各関節駆動部には前記アクチュエータを備えていると共に、前記圧力調整ユニットと前記アクチュエータは前記媒質供給ラインで接続され、
    前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力開放機構により前記媒質供給ラインを切断して前記アクチュエータの圧力を開放し、前記アクチュエータの圧力開放後に、前記各関節駆動部により前記作業装置の前記リンク及び前記作業ツールが鉛直下向きに一直線上になるように姿勢を変換して前記作業装置を回収し、
    前記圧力開放機構は、前記媒質供給ラインの途中に設置された水タンクと水供給チューブを介して接続され、内部に酸化カルシウムが内蔵された加熱部から成り、前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力調整ユニット又は前記制御装置からの指令に基づいて、管に設置されている弁を開放して前記水タンクからの水を前記水供給チューブに流すことで前記加熱部内の前記酸化カルシウムを化学反応させて加熱し、前記媒質供給ラインを切断して前記作業装置を回収することを特徴とする遠隔作業システムの非常回収方法。
  9. 液圧または空気圧で作動するアクチュエータを駆動部に備えた作業装置と、該作業装置の前記アクチュエータの圧力を調整する圧力調整ユニットと、少なくとも前記圧力調整ユニットの圧力調整の制御指令を出力する制御装置とを備え、前記作業装置の前記アクチュエータへ、前記アクチュエータを駆動するための媒質を媒質供給ラインにより供給する遠隔作業システムにおける前記作業装置に異常が発生した際に、
    前記アクチュエータと前記圧力調整ユニットの間の前記媒質供給ラインを圧力開放機構により切断して前記アクチュエータの圧力を開放し、このアクチュエータの圧力開放後に、姿勢変換手段により前記作業装置の姿勢を回収姿勢へと変換して前記作業装置を回収すると共に、
    前記作業装置は、複数のリンクと、該各リンク間を接続する前記姿勢変換手段である関節駆動部と、最先端の前記リンクに設置された作業ツールとから成り、
    前記作業装置のベース部には前記圧力調整ユニットが設置され、前記作業装置の各関節駆動部には前記アクチュエータを備えていると共に、前記圧力調整ユニットと前記アクチュエータは前記媒質供給ラインで接続され、
    前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力開放機構により前記媒質供給ラインを切断して前記アクチュエータの圧力を開放し、前記アクチュエータの圧力開放後に、前記各関節駆動部により前記作業装置の前記リンク及び前記作業ツールが鉛直下向きに一直線上になるように姿勢を変換して前記作業装置を回収し、
    前記圧力開放機構は、前記媒質供給ラインの途中に設置され、前記圧力調整ユニットと電流ケーブルを介して接続された熱伝達率の高い材料から成る加熱部から成り、前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力調整ユニットまたは前記制御装置からの指令に基づいて、前記電流ケーブルに電流を流すことで前記加熱部を加熱し、前記加熱部の加熱時温度よりも融点が高い材料から成る前記媒質供給ラインを切断して前記作業装置を回収することを特徴とする遠隔作業システムの非常回収方法。
  10. 液圧または空気圧で作動するアクチュエータを駆動部に備えた作業装置と、該作業装置の前記アクチュエータの圧力を調整する圧力調整ユニットと、少なくとも前記圧力調整ユニットの圧力調整の制御指令を出力する制御装置とを備え、前記作業装置の前記アクチュエータへ、前記アクチュエータを駆動するための媒質を媒質供給ラインにより供給する遠隔作業システムにおける前記作業装置に異常が発生した際に、
    前記アクチュエータと前記圧力調整ユニットの間の前記媒質供給ラインを圧力開放機構により切断して前記アクチュエータの圧力を開放し、このアクチュエータの圧力開放後に、姿勢変換手段により前記作業装置の姿勢を回収姿勢へと変換して前記作業装置を回収すると共に、
    前記作業装置は、複数のリンクと、該各リンク間を接続する前記姿勢変換手段である関節駆動部と、最先端の前記リンクに設置された作業ツールとから成り、
    前記作業装置のベース部には前記圧力調整ユニットが設置され、前記作業装置の各関節駆動部には前記アクチュエータを備えていると共に、前記圧力調整ユニットと前記アクチュエータは前記媒質供給ラインで接続され、
    前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力開放機構により前記媒質供給ラインを切断して前記アクチュエータの圧力を開放し、前記アクチュエータの圧力開放後に、前記各関節駆動部により前記作業装置の前記リンク及び前記作業ツールが鉛直下向きに一直線上になるように姿勢を変換して前記作業装置を回収し、
    前記圧力開放機構は、前記媒質供給ラインの途中に設置され、前記圧力調整ユニットと夫々の電流ケーブルを介して接続された熱伝達率の高い材料から成る複数の加熱部から成り、前記作業装置に異常が発生した際には、前記圧力調整ユニットまたは前記制御装置からの指令に基づいて、複数の前記電流ケーブルから選択された電流ケーブルに電流を流すことで、複数の前記加熱部から選択された加熱部を加熱し、複数の前記加熱部の加熱時温度よりも融点が高い材料から成る前記媒質供給ラインを切断して前記作業装置を回収することを特徴とする遠隔作業システムの非常回収方法。
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