JP7076790B2 - Torque sensor - Google Patents
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Description
本発明は、トルクを検出する際に用いられるトルクセンサに関する。 The present invention relates to a torque sensor used when detecting torque.
電動機を用いた回転駆動機構や、自動車のパワーステアリング機構、エンジン制御機構、操舵システムなどには、トルクを検出するためのトルクセンサが組み込まれている。トルクセンサとしては、磁歪効果を利用してトルクを検出する磁歪式のトルクセンサが知られている。 A torque sensor for detecting torque is incorporated in a rotary drive mechanism using an electric motor, a power steering mechanism of an automobile, an engine control mechanism, a steering system, and the like. As a torque sensor, a magnetostrictive torque sensor that detects torque by utilizing the magnetostrictive effect is known.
この種のトルクセンサとして、たとえば、特許文献1には、2つに分割される半円筒状フェライト磁心を組み合わせて1つの円筒状フェライト磁心を形成するとともに、各々の半円筒状フェライト磁心の内周面に所定の傾き角度でコイル配線用の溝を形成し、この溝に沿って2つのコイルをそれぞれジグザク状に配線する技術が記載されている。この特許文献1に記載の技術では、各々の半円筒状フェライト磁心の内周面に形成された溝を利用して、一方のコイルは回転軸の中心軸に対して+45°傾けて配置し、他方のコイルは回転軸の中心軸に対して-45°傾けて配置することにより、トルク検出のための異方性を付与している。
As a torque sensor of this type, for example, in
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、半円筒状フェライト磁心の内周面にコイル配線用の溝を形成するための溝加工が必要になり、しかも各々の半円筒状フェライト磁心の内周面に複雑な形状でコイルを巻線する必要がある。このため、トルクセンサの製造コストが高くなるという課題があった。また、特許文献1に記載の技術では、コイルの巻線に半円筒状フェライト磁心を用いているため、トルクセンサの質量が大きくなるという課題もあった。
However, the technique described in
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、製造コストを低減することができるとともに、センサの軽量化を図ることができるトルクセンサを提供することにある。 The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide a torque sensor capable of reducing the manufacturing cost and the weight of the sensor.
本発明は、少なくとも表層部が磁歪材料によって形成されたシャフトと、前記シャフトが同軸状に挿入される円筒状のコア部を有するとともに、非磁性材料によって形成されたボビンと、前記コア部の外周面に鋸歯状に巻かれた第1コイルおよび第2コイルと、を備え、前記第1コイルは、前記シャフトの中心軸方向に沿って巻かれた第1軸沿い巻き部と、前記シャフトの中心軸に対して第1方向に傾斜して巻かれた第1斜め巻き部とを有し、前記第2コイルは、前記シャフトの中心軸方向に沿って巻かれた第2軸沿い巻き部と、前記シャフトの中心軸に対して前記第1方向とは反対の方向となる第2方向に傾斜して巻かれた第2斜め巻き部とを有するトルクセンサである。 The present invention has a shaft whose surface layer portion is formed of a magnetic strain material, a cylindrical core portion into which the shaft is coaxially inserted, a bobbin formed of a non-magnetic material, and an outer periphery of the core portion. A first coil and a second coil wound in a serrated shape on a surface are provided, and the first coil has a winding portion along the first axis wound along the central axis direction of the shaft and a center of the shaft. The second coil has a first diagonally wound portion wound at an angle in the first direction with respect to the shaft, and the second coil has a second winding portion wound along the central axis direction of the shaft and a winding portion along the second shaft. It is a torque sensor having a second diagonally wound portion wound at an angle in a second direction opposite to the first direction with respect to the central axis of the shaft.
本発明に係るトルクセンサにおいて、前記第1軸沿い巻き部および前記第2軸沿い巻き部は、それぞれ前記コア部の円周方向に1つ設けられていてもよい。 In the torque sensor according to the present invention, one winding portion along the first axis and one winding portion along the second axis may be provided in the circumferential direction of the core portion.
本発明に係るトルクセンサにおいて、前記第1軸沿い巻き部および前記第2軸沿い巻き部は、それぞれ前記コア部の円周方向に複数設けられていてもよい。 In the torque sensor according to the present invention, a plurality of the winding portion along the first axis and the winding portion along the second axis may be provided in the circumferential direction of the core portion, respectively.
本発明に係るトルクセンサにおいて、前記第1斜め巻き部は、前記シャフトの中心軸に対して第1方向に45°の傾斜角度で巻かれ、前記第2斜め巻き部は、前記シャフトの中心軸に対して第2方向に45°の傾斜角度で巻かれていてもよい。 In the torque sensor according to the present invention, the first diagonally wound portion is wound at an inclination angle of 45 ° in the first direction with respect to the central axis of the shaft, and the second diagonally wound portion is the central axis of the shaft. It may be wound at an inclination angle of 45 ° in the second direction.
本発明に係るトルクセンサにおいて、前記ボビンは、前記コア部として、前記シャフトの中心軸方向に位置をずらして配置された第1コア部および第2コア部を有し、前記第1コイルは前記第1コア部の外周面に巻かれ、前記第2コイルは前記第2コア部の外周面に巻かれていてもよい。 In the torque sensor according to the present invention, the bobbin has, as the core portion, a first core portion and a second core portion arranged so as to be displaced in the central axis direction of the shaft, and the first coil is the said. The second coil may be wound around the outer peripheral surface of the first core portion, and the second coil may be wound around the outer peripheral surface of the second core portion.
本発明に係るトルクセンサにおいて、前記第1コイルおよび前記第2コイルは、共通の前記コア部の外周面に巻かれていてもよい。 In the torque sensor according to the present invention, the first coil and the second coil may be wound around a common outer peripheral surface of the core portion.
本発明に係るトルクセンサにおいて、前記第1軸沿い巻き部および前記第2軸沿い巻き部は、前記コア部の円周方向で互いに同じ位置に配置され、かつ、前記第1軸沿い巻き部を流れる電流の向きと前記第2軸沿い巻き部を流れる電流の向きが互いに逆向きに設定されていてもよい。 In the torque sensor according to the present invention, the winding portion along the first axis and the winding portion along the second axis are arranged at the same position in the circumferential direction of the core portion, and the winding portion along the first axis is formed. The direction of the flowing current and the direction of the current flowing along the winding portion along the second axis may be set to be opposite to each other.
本発明に係るトルクセンサは、前記第1軸沿い巻き部および前記第1斜め巻き部のうち、少なくとも前記第1斜め巻き部の外側を囲むように配置された第1ヨークと、前記第2軸沿い巻き部および前記第2斜め巻き部のうち、少なくとも前記第2斜め巻き部の外側を囲むように配置された第2ヨークと、を備えていてもよい。 The torque sensor according to the present invention includes a first yoke arranged so as to surround at least the outside of the first diagonally wound portion of the first diagonally wound portion and the first diagonally wound portion, and the second shaft. Of the side winding portion and the second diagonal winding portion, a second yoke arranged so as to surround at least the outside of the second diagonal winding portion may be provided.
本発明においては、ボビンを非磁性材料によって形成するとともに、そのボビンが有するコア部の外周面に第1コイルと第2コイルを鋸歯状に巻くことで、第1斜め巻き部と第2斜め巻き部を互いに反対方向に傾斜させた構成を採用している。これにより、シャフトに加わるトルクを、第1コイルと第2コイルのインピーダンス変化として検出することができる。その結果、トルクセンサの製造コストを低減することができるとともに、センサの軽量化を図ることが可能となる。 In the present invention, the bobbin is formed of a non-magnetic material, and the first coil and the second coil are wound in a sawtooth shape on the outer peripheral surface of the core portion of the bobbin, whereby the first diagonal winding portion and the second diagonal winding portion are wound. The structure is adopted in which the portions are inclined in opposite directions. As a result, the torque applied to the shaft can be detected as an impedance change between the first coil and the second coil. As a result, the manufacturing cost of the torque sensor can be reduced, and the weight of the sensor can be reduced.
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るトルクセンサの構成例を示す斜視図である。
図1に示すように、トルクセンサ1は、円柱状のシャフト10と、シャフト10と同軸状に配置された第1ボビン12と、シャフト10と同軸状に配置されるとともに、シャフト10の中心軸方向で第1ボビン12と隣り合わせに配置された第2ボビン14と、第1ボビン12に巻かれた第1コイル16と、第2ボビン14に巻かれた第2コイル18と、第1コイル16の外側を囲むように配置された第1ヨーク20と、第2コイル18の外側を囲むように配置された第2ヨーク22と、を備えている。シャフト10の中心軸方向とは、シャフト10の中心軸24と平行な方向をいう。
<First Embodiment>
FIG. 1 is a perspective view showing a configuration example of a torque sensor according to the first embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 1, the
(シャフト)
シャフト10は、シャフト10自身の中心軸24を中心に回転可能に設けられている。シャフト10は、少なくとも表層部が磁歪材料によって形成されている。このため、シャフト10の表層部は磁歪部となる。磁歪材料としては、たとえば、ニッケル、鉄-アルミニウム合金、鉄-コバルト合金等を挙げることができる。このような磁歪材料からなるシャフト10にトルクが加わると、シャフト10にねじれが生じる。また、シャフト10にねじれが生じると、シャフト10の透磁率が変化する。
(shaft)
The
シャフト10の表層部を構成する磁歪材料は、正磁歪材料でも負磁歪材料でもよい。正磁歪材料は、引っ張り応力により透磁率が増加し、圧縮応力により透磁率が減少する特性を有する磁歪材料であり、負磁歪材料は、引っ張り応力により透磁率が減少し、圧縮応力により透磁率が増加する特性を有する磁歪材料である。本実施形態では、一例として、シャフト10の表層部が正磁歪材料によって形成されているものとする。なお、シャフト10は、シャフト全体が磁歪材料によって形成されていてもよいし、シャフト表層部のみが磁歪材料によって形成されていてもよい。
The magnetostrictive material constituting the surface layer portion of the
(第1ボビン)
第1ボビン12は、非磁性材料によって形成されている。非磁性材料としては、たとえば、樹脂を挙げることができる。第1ボビン12は、円筒状の第1コア部26と、一対の第1フランジ部28,30と、を一体に有している。第1コア部26および一対の第1フランジ部28,30には、これを貫通するようにシャフト10が同軸状に挿入されている。第1ボビン12の内径(孔径)は、シャフト10の外径よりも僅かに大きく設定されている。一対の第1フランジ部28,30は、それぞれ第1コア部26よりも大径方向に突出している。大径方向とは、シャフト10の中心軸24を中心とする仮想円の半径または直径が大きくなる方向をいう。
(1st bobbin)
The
(第2ボビン)
第2ボビン14は、上述した第1ボビン12と同一の材料によって形成されている。第2ボビン14は、円筒状の第2コア部32と、一対の第2フランジ部34,36と、を一体に有している。第2コア部32および一対の第2フランジ部34,36には、これを貫通するようにシャフト10が同軸状に挿入されている。第2ボビン14の内径(孔径)は、シャフト10の外径よりも僅かに大きく設定されている。一対の第2フランジ部34,36は、それぞれ第2コア部32よりも大径方向に突出している。また、上述した第1ボビン12と第2ボビン14は、シャフト10が回転したときに、シャフト10と一緒に回転しないよう、図示しないボビン支持機構によって支持されている。
(2nd bobbin)
The
(第1コイル)
第1コイル16は、マグネットワイヤによって構成されるもので、第1ボビン12の第1コア部26の外周面に鋸歯状に巻かれている。第1コイル16は、シャフト10の中心軸方向に沿って巻かれた第1軸沿い巻き部16aと、シャフト10の中心軸24に対して第1方向(図1では右上がりの方向)に傾斜して巻かれた第1斜め巻き部16bと、
を有している。
(1st coil)
The
have.
図2は、本発明の第1実施形態において、第1ボビンの第1コア部における第1コイルの巻線状態を示す展開図である。なお、図2においては、説明の便宜上、第1コア部26の円周方向の位置を角度0°、180°、360°で示している。角度0°の位置と角度360°の位置は、実質的に同じ位置である。
FIG. 2 is a developed view showing the winding state of the first coil in the first core portion of the first bobbin in the first embodiment of the present invention. In FIG. 2, for convenience of explanation, the positions of the
図2に示すように、第1軸沿い巻き部16aは、第1コア部26の円周方向(図2の左右方向)に1つ設けられている。第1コア部26の外周面には、巻線ガイドとなるガイドピン38,40が設けられている。ガイドピン38,40は、第1コア部26の外周面から大径方向に突出して設けられている。ガイドピン38,40は、第1軸沿い巻き部16aの巻線予定位置(図2では角度180°の位置)に合わせて設けられている。また、ガイドピン38,40は、第1コア部26の中心軸方向(図2の上下方向)の一端と他端に配置されている。具体的には、ガイドピン38は第1フランジ部28(図1参照)の近傍に配置され、ガイドピン40は第1フランジ部30(図1参照)の近傍に配置されている。なお、シャフト10は第1コア部26に同軸状に挿入されているため、第1コア部26の中心軸方向は実質的にシャフト10の中心軸方向と同じ方向になる。
As shown in FIG. 2, one winding
ガイドピン38,40は、第1ボビン12と一体に形成してもよいし、第1ボビン12と別体に設けてもよい。前者の場合は、たとえば樹脂成形によって第1ボビン12と一体にガイドピン38,40を形成すればよい。後者の場合は、第1ボビン12と別体で形成したガイドピン38,40を、たとえば、接着、圧入等によって第1コア部26に固定すればよい。
The guide pins 38 and 40 may be formed integrally with the
第1コイル16は、ガイドピン38,40を用いて所定のターン数(たとえば、数十ターン)だけ第1コア部26の外周面に巻かれている。第1コイル16を構成するマグネットワイヤは、ガイドピン38とガイドピン40に引っ掛けて巻かれている。たとえば、第1コイル16の巻始め側のマグネットワイヤ端がガイドピン38の位置に存在すると仮定すると、第1コイル16を構成するマグネットワイヤは、ガイドピン38からガイドピン40に向かって巻かれた後、ガイドピン40に引っ掛けられて巻き方向を曲げられ、その後、第1コア部26の外周面上をガイドピン38に向かって斜めに巻かれた後、ガイドピン38に引っ掛けられて巻き方向を曲げられる。第1コイル16は、これを1ターンとして所定のターン数だけ巻かれている。
The
第1コイル16が有する第1軸沿い巻き部16aと第1斜め巻き部16bのうち、第1軸沿い巻き部16aは、第1コア部26の中心軸方向において、ガイドピン38とガイドピン40との間に巻かれた複数本のマグネットワイヤ(マグネットワイヤの束)によって形成されている。また、第1斜め巻き部16bは、第1コア部26の円周方向において、ガイドピン40からガイドピン38へと至る部分に斜めに巻かれた複数本のマグネットワイヤによって形成されている。
Of the first axial winding
(第2コイル)
第2コイル18は、上述した第1コイル16と同様にマグネットワイヤによって構成されるもので、第2ボビン14の第2コア部32の外周面に鋸歯状に巻かれている。第2コイル18は、シャフト10の中心軸方向に沿って巻かれた第2軸沿い巻き部18aと、シャフト10の中心軸24に対して第1方向とは反対の方向となる第2方向(図1では左上がりの方向)に傾斜して巻かれた第2斜め巻き部18bと、を有している。
(2nd coil)
The
図3は、本発明の第1実施形態において、第2ボビンの第2コア部における第2コイルの巻線状態を示す展開図である。なお、図3においても、説明の便宜上、第2コア部32の円周方向の位置を角度0°、180°、360°で示している。
FIG. 3 is a developed view showing the winding state of the second coil in the second core portion of the second bobbin in the first embodiment of the present invention. Also in FIG. 3, for convenience of explanation, the positions of the
図3に示すように、第2軸沿い巻き部18aは、第2コア部32の円周方向(図3の左右方向)に1つ設けられている。第2コア部32の外周面には、巻線ガイドとなるガイドピン42,44が設けられている。ガイドピン42,44は、第2コア部32の外周面から大径方向に突出して設けられている。ガイドピン42,44は、第2軸沿い巻き部18aの巻線予定位置(図3では角度180°の位置)に合わせて設けられている。また、ガイドピン42,44は、第2コア部32の中心軸方向(図3の上下方向)の一端と他端に配置されている。具体的には、ガイドピン42は第2フランジ部34(図1参照)の近傍に配置され、ガイドピン44は第2フランジ部36(図1参照)の近傍に配置されている。なお、シャフト10は第2コア部32に同軸状に挿入されているため、第2コア部32の中心軸方向は実質的にシャフト10の中心軸方向と同じ方向になる。
As shown in FIG. 3, one winding
ガイドピン42,44は、上述したガイドピン38,40と同様の手段により、第2ボビン14と一体に形成してもよいし、第2ボビン14と別体に設けてもよい。
The guide pins 42 and 44 may be formed integrally with the
第2コイル18は、ガイドピン42,44を用いて、所定のターン数(たとえば、数十ターン)だけ第2コア部32の外周面に巻かれている。第2コイル18を構成するマグネットワイヤは、ガイドピン42とガイドピン44に引っ掛けて巻かれている。たとえば、第2コイル18の巻始め側のマグネットワイヤ端がガイドピン44の位置に存在すると仮定すると、第2コイル18を構成するマグネットワイヤは、ガイドピン44からガイドピン42に向かって巻かれた後、ガイドピン42に引っ掛けられて巻き方向を曲げられ、その後、第2コア部32の外周面上をガイドピン44に向かって斜めに巻かれた後、ガイドピン44に引っ掛けられて巻き方向を曲げられる。第2コイル18は、これを1ターンとして、所定のターン数だけ巻かれている。
The
第2コイル18が有する第2軸沿い巻き部18aと第2斜め巻き部18bのうち、第2軸沿い巻き部18aは、第2コア部32の中心軸方向において、ガイドピン42とガイドピン44との間に巻かれた複数本のマグネットワイヤによって形成されている。また、第2斜め巻き部18bは、第2コア部32の円周方向において、ガイドピン42からガイドピン44へと至る部分に斜めに巻かれた複数本のマグネットワイヤによって形成されている。
Of the second
(トルク検出回路)
第1コイル16と第2コイル18は、図示しないトルク検出回路に電気的に接続される。トルク検出回路は、シャフト10に加わるトルクを、第1コイル16および第2コイル18のインピーダンス変化として検出するものである。トルク検出回路は、シャフト10にトルクが加わった場合に、これにともなうシャフト10の透磁率の変化を第1コイル16と第2コイル18を用いて検出可能な構成であればよい。一例を挙げると、トルク検出回路は、図示はしないが、第1コイル16と第2コイル18のインピーダンス差を取り出すためのブリッジ回路と、ブリッジ回路に交流電流を供給する発振回路と、ブリッジ回路から出力される信号をトルク信号に変換する変換回路と、変換回路によって生成されるトルク信号に基づいてトルクの方向および値を演算する演算回路と、を用いて構成することができる。トルク検出回路に関しては、公知または周知のトルク検出回路を含めて、種々の回路構成が提案されているが、本発明は特にいずれかの回路構成に限定されるものではない。
(Torque detection circuit)
The
(第1ヨーク)
第1ヨーク20は、たとえば鉄材などの磁性材料からなるもので、断面横U字形に形成されている。第1ヨーク20は、第1コイル16が発生する磁束の漏れを抑制するために設けられたものである。第1ヨーク20は、第1コア部26の円周方向のほぼ全周にわたって第1斜め巻き部16bの外側を囲むように配置されている。ただし、図1においては、第1ヨーク20の一部の断面のみを表示している。第1ヨーク20は、シャフト10の中心軸方向において、第1斜め巻き部16bを跨ぐように配置されている。
(1st yoke)
The
(第2ヨーク)
第2ヨーク22は、第1ヨーク20と同じ材料からなるもので、第1ヨーク20と同様に断面横U字形に形成されている。第2ヨーク22は、第2コイル18が発生する磁束の漏れを抑制するために設けられたものである。第2ヨーク22は、第2コア部32の円周方向のほぼ全周にわたって第2斜め巻き部18bの外側を囲むように配置されている。ただし、図1においては、第2ヨーク22の一部の断面のみを表示している。第2ヨーク22は、シャフト10の中心軸方向において、第2斜め巻き部18bを跨ぐように配置されている。
(2nd yoke)
The
なお、第1ヨーク20は、第1斜め巻き部16bの外側だけでなく、第1軸沿い巻き部16aの外側と第1斜め巻き部16bの外側の両方を囲むように配置してもよい。ただし、第1コイル16の中でトルク検出に寄与する主たる部分は第1斜め巻き部16bとなるため、少なくとも第1斜め巻き部16bの外側を囲むように第1ヨーク20を配置すればよい。この点は、第2ヨーク22についても同様である。
The
(トルク検出)
次に、本発明の第1実施形態に係るトルクセンサ1の動作原理について説明する。
まず、図示しないトルク検出回路が有する発振回路により第1コイル16と第2コイル18に電流が流れると、第1コイル16の周囲には図2に示すように磁束φ1が発生し、第2コイル18の周囲には図3に示すように磁束φ2が発生する。このとき、第1コイル16の周囲に発生する磁束φ1の方向は、第1コイル16を流れる電流の向きに従ってすべて同じ方向になる。また、第2コイル18の周囲に発生する磁束φ2の方向は、第2コイル18を流れる電流の向きに従ってすべて同じ方向になる。
(Torque detection)
Next, the operating principle of the
First, when a current flows through the
本発明の第1実施形態においては、第1ボビン12と第2ボビン14がいずれも非磁性材料によって形成されている。このため、第1コア部26と第2コア部32を適度に薄く形成することで、第1コイル16が発生する磁束φ1と第2コイル18が発生する磁束φ2を、それぞれシャフト10の内部まで回り込ませることができる。
In the first embodiment of the present invention, both the
また、シャフト10にトルクが加わると、シャフト10の透磁率が変化する。たとえば、シャフト10に対して所定方向にトルクが加わると、シャフト10の中心軸24に対して+45°の方向に引っ張り応力が作用し、-45°の方向に圧縮応力が作用する。この場合、引っ張り応力が作用する+45°の方向ではシャフト10の透磁率が増加し、圧縮応力が作用する-45°の方向ではシャフト10の透磁率が減少する。一方、シャフト10に対して上記所定方向とは反対方向にトルクが加わると、シャフト10の中心軸24に対して+45°の方向に圧縮応力が作用し、-45°の方向に引っ張り応力が作用する。この場合、圧縮応力が作用する+45°の方向ではシャフト10の透磁率が減少し、引っ張り応力が作用する-45°の方向ではシャフト10の透磁率が増加する。
Further, when torque is applied to the
本発明の第1実施形態においては、第1コイル16の第1斜め巻き部16bはシャフト10の中心軸24に対して第1方向に傾斜して巻かれ、第2コイル18の第2斜め巻き部18bはシャフト10の中心軸24に対して第2方向、すなわち第1斜め巻き部16bとは反対の方向に傾斜して巻かれている。このようにシャフト10の中心軸24に対して第1斜め巻き部16bの傾斜方向と第2斜め巻き部18bの傾斜方向を互いに反対方向とすることにより、トルク検出のための異方性をトルクセンサ1に付与することができる。
In the first embodiment of the present invention, the first diagonally wound
このため、シャフト10にトルクが加わった場合は、シャフト10の透磁率の変化に応じて、たとえば、第1コイル16のインピーダンスは増加し、第2コイル18のインピーダンスは減少する。この場合、シャフト10に加わるトルクの変化は、シャフト10の透磁率の変化、ひいては第1コイル16および第2コイル18のインピーダンスの変化となって現れる。また、第1コイル16および第2コイル18のインピーダンスの増減関係は、シャフト10に加わるトルクの方向が変わると反転する。
Therefore, when torque is applied to the
したがって、シャフト10にトルクが加わったときのシャフト10自身の透磁率の変化を、上述したトルク検出回路において、第1コイル16および第2コイル18のインピーダンス変化として検出することにより、シャフト10に加わるトルクを検出することができる。具体的には、たとえば、第1コイル16および第2コイル18を含むブリッジ回路に発振回路によって交流電流を供給し、第1コイル16と第2コイル18のインピーダンス差をブリッジ回路によって取り出す。そして、ブリッジ回路から出力される信号、すなわち上記インピーダンス差を反映した信号を、変換回路によってトルク信号に変換し、このトルク信号に基づいて演算回路によりトルクの方向および値を演算する。これにより、シャフト10に加わるトルクを検出することが可能となる。
Therefore, the change in the magnetic permeability of the
(第1実施形態の効果)
本発明の第1実施形態においては、第1ボビン12の第1コア部26の外周面に第1コイル16を鋸歯状に巻くとともに、第2ボビン14の第2コア部32の外周面に第2コイル18を鋸歯状に巻いた構成を採用している。また、シャフト10の中心軸24に対して第1コイル16の第1斜め巻き部16bと第2コイル18の第2斜め巻き部18bを互いに反対方向に傾斜させた構成を採用している。これにより、シャフト10に加わるトルクを、第1コイル16と第2コイル18のインピーダンス変化として検出することができる。また、トルク検出のための異方性の付与を簡易な巻線によって実現することができる。また、第1ボビン12と第2ボビン14を樹脂などの非磁性材料によって形成しているため、フェライト等の磁性材料からなる部材にコイルを巻線する場合に比べて、トルクセンサが軽くなる。その結果、トルクセンサの製造コストを低減することができるとともに、センサの軽量化を図ることができる。
(Effect of the first embodiment)
In the first embodiment of the present invention, the
また、本発明の第1実施形態においては、第1コア部26と第2コア部32をシャフト10の中心軸方向に位置をずらして配置し、第1コア部26の外周面に第1コイル16を巻く一方、第2コア部32の外周面に第2コイル18を巻いた構成を採用している。これにより、第1コイル16と第2コイル18を互いに干渉することなく独立して巻線することができる。
Further, in the first embodiment of the present invention, the
また、本発明の第1実施形態においては、第1コイル16の第1斜め巻き部16bの外側を第1ヨーク20で囲むとともに、第2コイル18の第2斜め巻き部18bの外側を第2ヨーク22で囲んだ構成を採用している。これにより、異方性付与に寄与する第1斜め巻き部16bが発生する磁束φ1の漏れを第1ヨーク20によって抑制することができる。また、異方性付与に寄与する第2斜め巻き部18bが発生する磁束φ2の漏れを第2ヨーク22によって抑制することができる。したがって、トルク検出回路において第1コイル16と第2コイル18に電流を供給する場合に、ヨークを有しない場合に比べて、トルク検出に必要な電流値を低減することができる。
Further, in the first embodiment of the present invention, the outside of the first diagonally wound
なお、上記第1実施形態においては、第1ボビン12と第2ボビン14をそれぞれ独立した部品で構成したが、本発明はこれに限らず、第1ボビン12と第2ボビン14を一体構造の1つの部品として構成してもよい。その場合は、第1フランジ部30と第2フランジ部34を1つのフランジ部として形成すればよい。
In the first embodiment, the
また、上記第1実施形態においては、第1軸沿い巻き部16aと第2軸沿い巻き部18aをそれぞれに対応する第1コア部26,第2コア部32の円周方向で互いに同じ位置に配置したが、これに限らず、互いに異なる位置に配置してもかまわない。
Further, in the first embodiment, the winding
<第2実施形態>
図4は、本発明の第2実施形態に係るトルクセンサの構成例を示す斜視図である。
なお、本発明の第2実施形態においては、上記第1実施形態と重複する内容についてはできるだけ省略しながら説明する。
<Second Embodiment>
FIG. 4 is a perspective view showing a configuration example of the torque sensor according to the second embodiment of the present invention.
In the second embodiment of the present invention, the contents overlapping with the first embodiment will be described while omitting as much as possible.
図4に示すように、トルクセンサ100は、円柱状のシャフト110と、シャフト110と同軸状に配置されたボビン112と、ボビン112に巻かれた第1コイル114および第2コイル116と、第1コイル114の外側を囲むように配置された第1ヨーク118と、第2コイル116の外側を囲むように配置された第2ヨーク120と、を備えている。
As shown in FIG. 4, the
(シャフト)
シャフト110は、少なくとも表層部が磁歪材料によって形成されている。このため、シャフト110の表層部は磁歪部となる。磁歪材料の具体例や特性については、上記第1実施形態で述べたとおりである。シャフト110は、シャフト110自身の中心軸122を回転可能に設けられている。
(shaft)
At least the surface layer of the
(ボビン)
ボビン112は、樹脂などの非磁性材料によって形成されている。ボビン112は、円筒状のコア部124と、一対のフランジ部126,128と、を一体に有している。コア部124および一対のフランジ部126,128には、これらを貫通するようにシャフト110が同軸状に挿入されている。ボビン112の内径(孔径)は、シャフト110の外径よりも僅かに大きく設定されている。一対のフランジ部126,128は、それぞれコア部124よりも大径方向に突出している。また、ボビン112は、シャフト110が回転したときに、シャフト110と一緒に回転しないよう、図示しないボビン支持機構によって支持されている。
(Bobbin)
The
(第1コイル)
第1コイル114は、マグネットワイヤによって構成されるもので、ボビン112のコア部124の外周面に鋸歯状に巻かれている。第1コイル114は、シャフト110の中心軸方向に沿って巻かれた第1軸沿い巻き部114aと、シャフト110の中心軸122に対して第1方向(図4では右上がりの方向)に傾斜して巻かれた第1斜め巻き部114bと、を有している。シャフト110の回転軸方向とは、シャフト110の中心軸122と平行な方向をいう。
(1st coil)
The
(第2コイル)
第2コイル116は、上述した第1コイル114と同様にマグネットワイヤによって構成されるもので、ボビン112のコア部124の外周面に鋸歯状に巻かれている。第2コイル116は、シャフト110の中心軸方向に沿って巻かれた第2軸沿い巻き部116aと、シャフト110の中心軸122に対して第1方向とは反対の方向となる第2方向(図4では左上がりの方向)に傾斜して巻かれた第2斜め巻き部116bと、を有している。
(2nd coil)
The
図5は、本発明の第2実施形態において、ボビンのコア部における第1コイルと第2コイルの巻線状態を示す展開図であって、図中の角度0°、180°、360°は、それぞれコア部の円周方向の位置を示している。
図5に示すように、第1軸沿い巻き部114aと第2軸沿い巻き部116aは、それぞれコア部124の円周方向に1つずつ設けられている。コア部124の外周面には、巻線ガイドとなるガイドピン130,132,134,136が設けられている。第1コイル114は、ガイドピン130,132を用いて所定のターン数だけコア部124の外周面に巻かれ、第2コイル116は、ガイドピン134,136を用いて第1コイル114と同じターン数だけコア部124の外周面に巻かれている。
FIG. 5 is a developed view showing the winding state of the first coil and the second coil in the core portion of the bobbin in the second embodiment of the present invention, in which angles 0 °, 180 ° and 360 ° are shown. , Each shows the position of the core part in the circumferential direction.
As shown in FIG. 5, one winding
第1コイル114を構成するマグネットワイヤは、ガイドピン130とガイドピン132に引っ掛けて巻かれている。たとえば、第1コイル114の巻始め側のマグネットワイヤ端がガイドピン130の位置に存在すると仮定すると、第1コイル114を形成するマグネットワイヤは、ガイドピン130からガイドピン132に向かって巻かれた後、ガイドピン132に引っ掛けられて巻き方向を曲げられ、その後、コア部124の外周面をガイドピン130に向かって斜めに巻かれた後、ガイドピン130に引っ掛けられて巻き方向が曲げられる。第1コイル114は、これを1ターンとして所定のターン数だけ巻かれている。
The magnet wire constituting the
第1コイル114が有する第1軸沿い巻き部114aと第1斜め巻き部114bのうち、第1軸沿い巻き部114aは、コア部124の中心軸方向において、ガイドピン130とガイドピン132との間に巻かれた複数本のマグネットワイヤによって形成されている。また、第1斜め巻き部114bは、コア部124の円周方向において、ガイドピン132からガイドピン130へと至る部分に斜めに巻かれた複数本のマグネットワイヤによって形成されている。
Of the first axial winding
一方、第2コイル116を構成するマグネットワイヤは、ガイドピン134とガイドピン136に引っ掛けて巻かれている。たとえば、第2コイル116の巻始め側のマグネットワイヤ端がガイドピン136の位置に存在すると仮定すると、第2コイル116を構成するマグネットワイヤは、ガイドピン136からガイドピン134に向かって巻かれた後、ガイドピン134に引っ掛けられて巻き方向を曲げられ、その後、コア部124の外周面上をガイドピン136に向かって斜めに巻かれた後、ガイドピン136に引っ掛けられて巻き方向が曲げられる。第2コイル116は、これを1ターンとして、所定のターン数だけ巻かれている。
On the other hand, the magnet wire constituting the
第2コイル116が有する第2軸沿い巻き部116aと第2コイル116のうち、第2軸沿い巻き部116aは、コア部124の中心軸方向において、ガイドピン134とガイドピン136との間に巻かれた複数本のマグネットワイヤによって形成されている。また、第2軸沿い巻き部116aは、コア部124の円周方向において、第1軸沿い巻き部114aと同じ位置に配置されている。具体的には、第2軸沿い巻き部116aは、第1軸沿い巻き部114aと同じ位置となる角度180°の位置に、第1軸沿い巻き部114aに重ねてまたは隣接して巻かれている。一方、第2斜め巻き部116bは、コア部124の円周方向において、ガイドピン136からガイドピン134へと至る部分に斜めに巻かれた複数本のマグネットワイヤによって形成されている。また、第2斜め巻き部116bは、角度0°(角度360°)の位置では第1斜め巻き部114bと交差し、それ以外の位置では、第1斜め巻き部114bと重なったり交差したりせず、第1斜め巻き部114bとはコア部124の中心軸方向に位置をずらして巻かれている。コア部124の中心軸方向における第1斜め巻き部114bと第2斜め巻き部116bの離間距離は、角度0°の位置から角度180°の位置に向かって徐々に拡大し、かつ、角度180°°の位置から角度360°の位置に向かって徐々に縮小している。
Of the
(トルク検出回路)
第1コイル114と第2コイル116は、図示しないトルク検出回路に電気的に接続される。トルク検出回路は、シャフト110に加わるトルクを、第1コイル114および第2コイル116のインピーダンス変化として検出するものである。トルク検出回路の具体例に関しては、上記第1実施形態で述べたとおりである。
(Torque detection circuit)
The
(第1ヨーク)
第1ヨーク118は、たとえば鉄材などの磁性材料からなるもので、断面横U字形に形成されている。第1ヨーク118は、第1コイル114が発生する磁束の漏れを抑制するために設けられたものである。第1ヨーク118は、コア部124の円周方向のほぼ全周にわたって第1斜め巻き部114bの外側を囲むように配置されている。ただし、図4においては、第1ヨーク118の一部の断面のみを表示している。第1ヨーク118は、シャフト110の中心軸方向において、第1斜め巻き部114bを跨ぐように配置されている。
(1st yoke)
The
(第2ヨーク)
第2ヨーク120は、第1ヨーク118と同じ材料からなるもので、第1ヨーク118と同様に断面横U字形に形成されている。第2ヨーク120は、第2コイル116が発生する磁束の漏れを抑制するために設けられたものである。第2ヨーク120は、コア部124の円周方向のほぼ全周にわたって第2斜め巻き部116bの外側を囲むように配置されている。ただし、図4においては、第2ヨーク120の一部の断面のみを表示している。第2ヨーク120は、シャフト110の中心軸方向において、第2斜め巻き部116bを跨ぐように配置されている。
(2nd yoke)
The
なお、第1ヨーク118は、第1斜め巻き部114bの外側だけでなく、第1軸沿い巻き部114aの外側と第1斜め巻き部114bの外側の両方を囲むように配置してもよい。ただし、第1コイル114の中でトルク検出に寄与する主たる部分は第1斜め巻き部114bとなるため、少なくとも第1斜め巻き部114bの外側を囲むように第1ヨーク118を配置すればよい。この点は、第2ヨーク120についても同様である。
The
(トルク検出)
次に、本発明の第2実施形態に係るトルクセンサ100の動作原理について説明する。
まず、図示しないトルク検出回路が有する発振回路により第1コイル114と第2コイル116に電流が流れると、図5に示すように、第1コイル114の周囲には磁束φ11が発生し、第2コイル116の周囲には磁束φ12が発生する。このとき、第1コイル114の周囲に発生する磁束φ11の方向は、第1コイル114を流れる電流の向きに従ってすべて同じ方向になる。また、第2コイル116の周囲に発生する磁束φ12の方向は、第2コイル116を流れる電流の向きに従ってすべて同じ方向になる。また、ボビン112が非磁性材料によって形成されているため、コア部124を適度に薄く形成することで、第1コイル114が発生する磁束φ11と第2コイル116が発生する磁束φ12を、それぞれシャフト110の内部まで回り込ませることができる。
(Torque detection)
Next, the operating principle of the
First, when a current flows through the
ここで、本発明の第2実施形態においては、第1コイル114と第2コイル116に電流を供給する場合に、第1軸沿い巻き部114aを流れる電流の向きと第2軸沿い巻き部116aを流れる電流の向きが互いに逆向きになるように設定されている。これにより、第1軸沿い巻き部114aを流れる電流の向きが図5の下向きであるときは、第2軸沿い巻き部116aを流れる電流の向きが図5の上向きとなる。また、第1軸沿い巻き部114aを流れる電流の向きが図5の上向きであるときは、第2軸沿い巻き部116aを流れる電流の向きが図5の下向きとなる。このため、第1軸沿い巻き部114aに電流が流れたときに発生する磁束と、第2軸沿い巻き部116aに電流が流れたときに発生する磁束が、互いに打ち消し合う。
Here, in the second embodiment of the present invention, when the current is supplied to the
また、シャフト110にトルクが加わると、シャフト110の透磁率が変化する。シャフト110に加わるトルクの方向と、シャフト110の透磁率が変化する傾向との関係については、上記第1実施形態で述べたとおりである。
Further, when torque is applied to the
本発明の第2実施形態においては、第1コイル114の第1斜め巻き部114bはシャフト110の中心軸122に対して第1方向に傾斜して巻かれ、第2コイル116の第2斜め巻き部116bはシャフト110の中心軸122に対して第2方向、すなわち第1斜め巻き部114bとは反対の方向に傾斜して巻かれている。このようにシャフト110の中心軸122に対して第1斜め巻き部114bと第2斜め巻き部116bの傾斜方向を互いに反対方向とすることにより、トルク検出のための異方性をトルクセンサ100に付与することができる。
In the second embodiment of the present invention, the first diagonally wound
このため、シャフト110にトルクが加わった場合は、シャフト110の透磁率の変化に応じて、たとえば、第1コイル114のインピーダンスは増加し、第2コイル116のインピーダンスは減少する。この場合、シャフト110に加わるトルクの変化は、シャフト110の透磁率の変化、ひいては第1コイル114および第2コイル116のインピーダンスの変化となって現れる。また、第1コイル114および第2コイル116のインピーダンスの増減関係は、シャフト110に加わるトルクの方向が変わると反転する。したがって、上記第1実施形態と同様に、シャフト110にトルクが加わったときのシャフト110自身の透磁率の変化を、図示しないトルク検出回路において、第1コイル114および第2コイル116のインピーダンス変化として検出することにより、シャフト110に加わるトルクを検出することができる。
Therefore, when torque is applied to the
(第2実施形態の効果)
本発明の第2実施形態においては、ボビン112のコア部124の外周面に、第1コイル114と第2コイル116をそれぞれ鋸歯状に巻くとともに、第1コイル114の第1斜め巻き部114bと第2コイル116の第2斜め巻き部116bを互いに反対方向に傾斜させた構成を採用している。これにより、シャフト110に加わるトルクを、第1コイル114と第2コイル116のインピーダンス変化として検出することができる。また、トルク検出のための異方性の付与を簡易な巻線によって実現することができる。また、ボビン112を樹脂などの非磁性材料によって形成しているため、フェライト等の磁性材料からなる部材にコイルを巻線する場合に比べて、トルクセンサが軽くなる。その結果、トルクセンサの製造コストを低減することができるとともに、センサの軽量化を図ることができる。
(Effect of the second embodiment)
In the second embodiment of the present invention, the
また、本発明の第2実施形態においては、第1コイル114と第2コイル116を、共通のコア部124の外周面に巻いた構成を採用している。これにより、各々のコイルを別々のコア部に巻く場合に比べて、ボビンの小型化やトルクセンサの軽量化を図ることができる。
Further, in the second embodiment of the present invention, the configuration in which the
また、本発明の第2実施形態においては、第1軸沿い巻き部114aと第2軸沿い巻き部116aをコア部124の円周方向で互いに同じ位置に配置し、かつ、第1軸沿い巻き部114aを流れる電流の向きと第2軸沿い巻き部116aを流れる電流の向きを互いに逆向きに設定した構成を採用している。これにより、第1軸沿い巻き部114aに電流が流れたときに発生する磁束と、第2軸沿い巻き部116aに電流が流れたときに発生する磁束とを相殺することができる。このため、異方性付与に寄与する第1斜め巻き部114bと第2斜め巻き部116bだけを有効に利用してトルク検出を行うことができる。その結果、トルクの検出精度を高めることができる。
Further, in the second embodiment of the present invention, the winding
また、本発明の第2実施形態においては、第1コイル114の第1斜め巻き部114bの外側を第1ヨーク118で囲むとともに、第2コイル116の第2斜め巻き部116bの外側を第2ヨーク120で囲んだ構成を採用している。これにより、異方性付与に寄与する第1斜め巻き部114bが発生する磁束φ11の漏れを第1ヨーク118によって抑制することができる。また、異方性付与に寄与する第2斜め巻き部116bが発生する磁束φ12の漏れを第2ヨーク120によって抑制することができる。したがって、トルク検出において第1コイル114と第2コイル116に電流を供給する場合に、ヨークを有しない場合にくべて、トルク検出に必要な電流値を低減することができる。
Further, in the second embodiment of the present invention, the outside of the first diagonally wound
なお、上記第2実施形態においては、第1コイル114と第2コイル116をそれぞれ別々のガイドピンを用いて巻線するとしたが、これに限らず、第1コイル114と第2コイル116を共通のガイドピンを用いて巻線した構成を採用してもよい。
In the second embodiment, the
<第3実施形態>
図6は、本発明の第3実施形態に係るトルクセンサの要部の構成例を示す斜視図である。
本発明の第3実施形態においては、上述した第1実施形態および第2実施形態と比較して、ボビンに対するコイルの巻き方が異なる。以下、詳しく説明する。
図6において、ボビン150は、樹脂などの非磁性材料によって形成されている。ボビン150は、円筒状のコア部152と、一対のフランジ部154,156とを一体に有し、それらにシャフト(不図示)が同軸状に挿入される構成となっている。
<Third Embodiment>
FIG. 6 is a perspective view showing a configuration example of a main part of the torque sensor according to the third embodiment of the present invention.
In the third embodiment of the present invention, the winding method of the coil around the bobbin is different from that of the first embodiment and the second embodiment described above. Hereinafter, it will be described in detail.
In FIG. 6, the
一方、コイル158は、マグネットワイヤによって構成されるもので、ボビン150のコア部152の外周面に鋸歯状に巻かれている。コイル158は、軸沿い巻き部158aと、斜め巻き部158bとを有している。軸沿い巻き部158aは、図示しないシャフトの中心軸方向に沿って巻かれるもので、斜め巻き部158bは、そのシャフトの中心軸に対して一方向に傾斜して巻かれるものである。斜め巻き部158bの外側は、上記第1実施形態および第2実施形態と同様に、ヨーク162によって囲まれている。
On the other hand, the
本発明の第3実施形態においては、軸沿い巻き部158aがコア部152の円周方向に複数設けられ、これに対応して斜め巻き部158bも同方向に複数設けられている。複数の軸沿い巻き部158aは、コア部152の円周方向に一定の間隔で配置されている。
図7は、本発明の第3実施形態において、ボビンのコア部におけるコイルの巻線状態を示す展開図である。図7においては、図示しないシャフトの中心軸160に対して、各々の斜め巻き部158bが45°の傾斜角度θで巻かれている。このため、コイル158に電流を供給すると、コイル158の周囲に磁束φ31が発生する。また、磁束φ31の向きは、コイル158を流れる電流の向きに従ってすべて同じ方向になる。
In the third embodiment of the present invention, a plurality of
FIG. 7 is a developed view showing the winding state of the coil in the core portion of the bobbin in the third embodiment of the present invention. In FIG. 7, each diagonally wound
本発明の第3実施形態によれば、コア部152の円周方向に軸沿い巻き部158aを複数設けた構成を採用しているため、ボビン150の高さ寸法をそれほど大きくしなくても、斜め巻き部158bの傾斜角度θを45°に近づけることができる。また、シャフトにトルクが加わった場合は、シャフトの中心軸160に対して45°の方向に引っ張り応力や圧縮応力が作用するため、斜め巻き部158bの傾斜角度を45°またはこれに近い角度に設定することにより、高い感度でトルクを検出することができる。
According to the third embodiment of the present invention, since the configuration is adopted in which a plurality of winding
なお、図6および図7は、それぞれボビン150とコイル158を模式的に示すもので、実際の巻線状態を忠実に表しているわけではない。また、図7においては、巻線ガイドとなるガイドピンの表記を省略している。ガイドピンは、各々の軸沿い巻き部158aの巻線予定位置に合わせてコア部152の外周面に設けられる。
Note that FIGS. 6 and 7 schematically show the
また、本発明の第3実施形態に係るトルクセンサの要部構成は、上述した第1実施形態と第2実施形態のいずれにも適用することが可能である。たとえば、本発明の第3実施形態に係るトルクセンサの要部構成を第1実施形態に適用する場合は、第1ボビン12の第1コア部26の円周方向に第1軸沿い巻き部16aを複数設けるとともに、第2ボビン14の第2コア部32の円周方向に第2軸沿い巻き部18aを複数設けた構成を採用すればよい。その場合、第1斜め巻き部16bは、シャフト10の中心軸24に対して第1方向に45°の傾斜角度に巻き、第2斜め巻き部18bは、シャフト10の中心軸24に対して第2方向に45°の傾斜角度に巻いた構成を採用することが好ましい。一方、本発明の第3実施形態に係るトルクセンサの要部構成を第2実施形態に適用する場合は、ボビン112のコア部124の円周方向に第1軸沿い巻き部114aと第2斜め巻き部116bをそれぞれ複数設けた構成を採用すればよい。その場合、第1斜め巻き部114bは、シャフト110の中心軸122に対して第1方向に45°の傾斜角度で巻き、第2斜め巻き部116bは、シャフト110の中心軸122に対して第2方向に45°の傾斜角度で巻いた構成を採用することが好ましい。
Further, the main part configuration of the torque sensor according to the third embodiment of the present invention can be applied to both the first embodiment and the second embodiment described above. For example, when the main part configuration of the torque sensor according to the third embodiment of the present invention is applied to the first embodiment, the winding
また、上述した各実施形態では、巻線ガイドの一例としてガイドピンを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、たとえば、コイルの巻線方向に沿うガイド壁あるいはガイド溝によって巻線ガイドを構成してもよい。 Further, in each of the above-described embodiments, the guide pin has been described as an example of the winding guide, but the present invention is not limited to this, and for example, the coil is wound by a guide wall or a guide groove along the winding direction of the coil. A line guide may be configured.
1,100 トルクセンサ
10,110 シャフト
14 第2ボビン
16,114 第1コイル
16a,114a 第1軸沿い巻き部
16b,114b 第1斜め巻き部
18,116 第2コイル
18a,116a 第2軸沿い巻き部
18b,116b 第2斜め巻き部
20,118 第1ヨーク
22,120 第2ヨーク
24,122 中心軸
26 第1コア部
32 第2コア部
112,150 ボビン
124,152 コア部
158 コイル
158a 軸沿い巻き部
158b 斜め巻き部
162 ヨーク
1,100 Torque sensor 10,110 Shaft
14 2nd bobbin 16,114
26 1st core part
32 2nd core part 112,150 Bobbin 124,152 Core part
158 coil
158a Winding along the axis
158b Diagonal winding part
162 York
Claims (8)
前記シャフトが同軸状に挿入される円筒状のコア部を有するとともに、非磁性材料によって形成されたボビンと、
前記コア部の外周面に鋸歯状に巻かれた第1コイルおよび第2コイルと、
を備え、
前記第1コイルは、前記シャフトの中心軸方向に沿って巻かれた第1軸沿い巻き部と、前記シャフトの中心軸に対して第1方向に傾斜して巻かれた第1斜め巻き部とを有し、
前記第2コイルは、前記シャフトの中心軸方向に沿って巻かれた第2軸沿い巻き部と、前記シャフトの中心軸に対して前記第1方向とは反対の方向となる第2方向に傾斜して巻かれた第2斜め巻き部とを有する
トルクセンサ。 At least the shaft whose surface layer is made of magnetostrictive material,
The shaft has a cylindrical core portion to be coaxially inserted, and a bobbin formed of a non-magnetic material.
The first coil and the second coil wound in a sawtooth shape on the outer peripheral surface of the core portion, and
Equipped with
The first coil includes a first winding portion wound along the central axis direction of the shaft and a first diagonal winding portion wound inclined in the first direction with respect to the central axis of the shaft. Have,
The second coil is inclined in a second direction opposite to the first direction with respect to the winding portion along the second axis wound along the central axis direction of the shaft and the central axis of the shaft. A torque sensor having a second diagonally wound portion wound around the shaft.
請求項1に記載のトルクセンサ。 The torque sensor according to claim 1, wherein the winding portion along the first axis and the winding portion along the second axis are each provided one in the circumferential direction of the core portion.
請求項1に記載のトルクセンサ。 The torque sensor according to claim 1, wherein the winding portion along the first axis and the winding portion along the second axis are each provided in a plurality in the circumferential direction of the core portion.
前記第2斜め巻き部は、前記シャフトの中心軸に対して第2方向に45°の傾斜角度で巻かれている
請求項1~3のいずれか一項に記載のトルクセンサ。 The first diagonally wound portion is wound at an inclination angle of 45 ° in the first direction with respect to the central axis of the shaft.
The torque sensor according to any one of claims 1 to 3, wherein the second diagonally wound portion is wound at an inclination angle of 45 ° in a second direction with respect to the central axis of the shaft.
前記第1コイルは前記第1コア部の外周面に巻かれ、前記第2コイルは前記第2コア部の外周面に巻かれている
請求項1~4のいずれか一項に記載のトルクセンサ。 The bobbin has, as the core portion, a first core portion and a second core portion arranged so as to be displaced in the central axis direction of the shaft.
The torque sensor according to any one of claims 1 to 4, wherein the first coil is wound around the outer peripheral surface of the first core portion, and the second coil is wound around the outer peripheral surface of the second core portion. ..
請求項1~4のいずれか一項に記載のトルクセンサ。 The torque sensor according to any one of claims 1 to 4, wherein the first coil and the second coil are wound around a common outer peripheral surface of the core portion.
請求項6に記載のトルクセンサ。 The winding portion along the first axis and the winding portion along the second axis are arranged at the same positions in the circumferential direction of the core portion, and the direction of the current flowing through the winding portion along the first axis and the second winding portion. The torque sensor according to claim 6, wherein the directions of the currents flowing along the winding portion along the shaft are set to be opposite to each other.
前記第2軸沿い巻き部および前記第2斜め巻き部のうち、少なくとも前記第2斜め巻き部の外側を囲むように配置された第2ヨークと、
を備える請求項1~7のいずれか一項に記載のトルクセンサ。 A first yoke arranged so as to surround at least the outside of the first diagonally wound portion among the first diagonally wound portion and the first diagonally wound portion.
A second yoke arranged so as to surround at least the outside of the second diagonally wound portion among the second diagonally wound portion and the second diagonally wound portion.
The torque sensor according to any one of claims 1 to 7.
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