JP7075308B2 - ポール状部材の壁部取付構造及び支持構造 - Google Patents

ポール状部材の壁部取付構造及び支持構造 Download PDF

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Description

本発明は、ポール状部材の壁部取付構造及び支持構造に関する。
建物の壁面を活用する技術として、例えば特許文献1には、マガジン収納領域を形成する線材フレーム取付用のパネルの裏面に面材側のフック片を、壁面に壁面側フック片をそれぞれ固定し、上下の面材側及び壁面側のフック片同士の係合によってパネルを壁面に支持するようにした壁掛けタイプのマガジンラックが開示されている。
特許文献1のマガジンラックは、設置するためにネジ等で壁面に穴をあけることとなる。そのため、マガジンラックが一旦取り付けられると、それを取り外した後にも壁に穴があいたままとなり、取り外した後に建物の美観が損なわれてしまう。それを避けるには、壁面にあいた穴を元通りに埋める修復工事が必要となる。これは、賃貸住宅などのように利用者が変わることが想定されている場合、特に顕著な問題となる。
そこで、本出願人は、先に、特許文献2に示されるハンガーフックを出願している。このハンガーフックによると、予め壁面にインサート部材が埋め込まれているので、利用者は、そのインサート部材にフック部材を着脱するだけで済み、上記の諸問題を一挙に解決することができる。
特開平11-155658号公報 特願2017-254508明細書及び図面
ところで、近年、賃貸住宅では、その室内の壁面を活用する要望が多様化しており、例えば、猫が飛び乗ることができるキャットタワーと呼ばれる猫用遊戯具や観葉植物等を飾ることができる壁掛けタイプのプランター等をポール状部材によって壁面に配置したいという要望がある。
このようなポール状部材は、転倒を防止するために、ポール状部材を室内の天井と床面との間に突っ張らせて設置する方法が考えられる。しかし、この方法では、天井に押板等の突っ張り手段を配設する必要があるため、ポール状部材の取付施工状態における外観上の見映えが劣り、建物の美観が損なわれてしまう。さらに、天井の強度によっては、ポール状部材を天井と床面との間に強く突っ張らせることができず、安全性にも課題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ポール状部材の取付構造に工夫を加えることにより、建物の美観を損なうことなく、ポール状部材の取付施工状態における外観上の見映え及び安全性の向上を図ることにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、予め建物の壁部に取り付けられているハンガーフックにより、ポール状部材を壁部に取り付けることとした。
具体的には、第1の発明は、予め建物の壁部に取り付けられているハンガーフックによりポール状部材が取付施工されるポール状部材の壁部取付構造に係り、上記ハンガーフックは、上記壁部の取付穴に基端部が該壁部の表面に露出した状態で挿入されて取付固定され、かつ基端面に有底状のインサート係合穴部が設けられたインサート部材と、先端側に上記インサート部材のインサート係合穴部と係合可能なフック係合部が設けられている一方、基端側にフック部が設けられ、該フック係合部の該インサート係合穴部との係合によって該インサート部材に一体的に取付可能なフック部材と、を備える。
そして、基部と、該基部に一体的に形成され、上記ポール状部材の一端部が嵌合可能な嵌合凹部とを有するエンドブラケットが、該基部において上記壁部に上記ハンガーフックにより取付固定されており、上記エンドブラケットの嵌合凹部に上記ポール状部材の一端部が嵌合されることにより、該ポール状部材は該エンドブラケット及び上記ハンガーフックにより上記壁部に取り付けられており、上記エンドブラケットは、上記基部において上記インサート部材と上記フック部材との間に挟み込まれて取付固定されていることを特徴とする。
第1の発明では、予め建物の壁部に、本願出願人が先に出願した特願2017-254508号に開示されているハンガーフックが取り付けられている。このハンガーフックにより取付固定されたエンドブラケット及びハンガーフックによりポール状部材が壁部に取り付けられているため、ポール状部材の取付施工状態における外観上の見映えが向上する。このことで、ポール状部材の取付施工状態において建物の美観が損なわれずに保持される。具体的には、エンドブラケットは、その基部において、ハンガーフックを構成するインサート部材とフック部材との間に挟み込まれて取付固定されているため、エンドブラケットの壁部への取付固定が確実になり、また、ポール状部材の一端部がエンドブラケットの嵌合凹部に嵌合されているため、ポール状部材の取付施工状態における安全性が向上する。さらに、ポール状部材をエンドブラケットと共に取り外した後は、インサート部材にフック部材を一体的に取り付けることでハンガーフックが構成されるため、建物の美観が損なわれずに保持される。以上により、建物の美観を損なうことなく、ポール状部材の取付施工状態における外観上の見映え及び安全性の向上を図ることができる
第2の発明は、ポール状部材の支持構造に係り、上記ポール状部材は上下方向に延びていて、上記ポール状部材の上端部は、上記建物の壁部に、第1の発明に記載のポール状部材の壁部取付構造により取付固定された上記エンドブラケットの上記嵌合凹部に嵌合される一方、該ポール状部材の下端部は、建物の床面上に位置する支持部に連結されており、上記ポール状部材は、上記支持部と上記エンドブラケットとの間に突っ張り状態で挟持されていることを特徴とする。
の発明では、第1の発明の作用効果を奏するポール状部材の支持構造が得られる。具体的には、ポール状部材は、支持部(ポール状部材の下端部)と、建物の天井ではなくエンドブラケット(ポール状部材の上端部)との間に突っ張り状態で挟持されているため、ポール状部材の取付施工状態における安全性が向上する。また、天井に押板等の突っ張り手段を配設する必要がなく、ポール状部材の取付施工状態における外観上の見映えが向上する。以上により、建物の美観を損なうことなく、ポール状部材の取付施工状態における外観上の見映え及び安全性の向上を図ることができる。
の発明は、第の発明において、上記ポール状部材の長さを調整可能な調整部が設けられていることを特徴とする。
の発明では、支持部とエンドブラケットとの間におけるポール状部材の突っ張り状態を保持する強度(以下「突っ張り強度」ともいう)を大きくすることで、ポール状部材の取付施工状態における安全性がより一層向上する。
の発明は、第又は第の発明において、上記ポール状部材は、長さ方向に分割された複数の分割ポールが直列に連結されたものであり、相隣接する上記分割ポール間に、物品又は動物を上載可能な少なくとも1つの棚部が連結されていることを特徴とする。
の発明では、ポール状部材を、複数の分割ポールが直列に連結されたものにすることで、相隣接する分割ポール間に少なくとも1つの棚部が連結されている構成にすることができる。
の発明は、ポール状部材の支持構造に係り、上記建物の壁部に、第1の発明に記載のポール状部材の壁部取付構造により複数の上記エンドブラケットが互いに間隔をあけて取付固定され、上記複数のエンドブラケットの上記嵌合凹部に上記ポール状部材の両端部が嵌合されていることを特徴とする。
第6の発明では、第1の発明の作用効果を奏するポール状部材の支持構造が得られる。具体的には、ポール状部材の両端部がエンドブラケットの嵌合凹部に嵌合されているため、ポール状部材の取付施工状態における安全性が向上する。また、押板等の突っ張り手段を配設する必要がなく、ポール状部材の取付施工状態における外観上の見映えが向上する。以上により、建物の美観を損なうことなく、ポール状部材の取付施工状態における外観上の見映え及び安全性の向上を図ることができる。
以上に説明したように、本発明によれば、建物の美観を損なうことなく、ポール状部材の取付施工状態における外観上の見映え及び安全性の向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態1に係るポール(ポール状部材)の支持構造を示す側面図である。 図2は、ポールの支持構造を示す正面図である。 図3は、図5のIII-III線断面図である。 図4は、エンドブラケットの側面図である。 図5は、エンドブラケットの底面図である。 図6は、固定ポールの下端部にキャットステップを介して連結ポールの上端部が連結された状態を示す断面図である。 図7は、支持ポールの下端部にアジャスターが取り付けられた状態を示す断面図である。 図8は、小型のキャットステップを示す平面図である。 図9は、大型のキャットステップを示す平面図である。 図10は、床受け部材を示す平面図である。 図11は、本発明の実施形態2に係るポールの支持構造を示す図1相当図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<実施形態1>
(ポール状部材の壁部取付構造及び支持構造)
図3は、ポール50(ポール状部材)の壁部取付構造を示す。図3において、Wは建物の室内壁であり、この室内壁Wの壁面W1(壁部)の上部に、予めハンガーフックHが取り付けられている。このハンガーフックHにより壁面W1にポール50が取付施工される。具体的には、ポール50は、後述するエンドブラケット10及びハンガーフックHにより壁面W1に取り付けられている。
図1及び図2は、ポール50の支持構造を示す。図1及び図2において、fは建物の室内床であり、この床面f1近傍から壁面W1の上部までポール50が上下方向に延びている。そして、ポール50は、床面f1上に位置する床受け部材83介して支持部(後述するアジャスター70)と、エンドブラケット10との間に挟持されて支持されている。
本実施形態におけるポール50の具体例としては、例えば室内壁Wの壁面W1に取付施工されるキャットタワーTが挙げられる。本実施形態では、キャットタワーTを例にして、ポール50の壁部取付構造及び支持構造を説明する。
図3に示すように、予め建物の室内壁Wの壁面W1に取り付けられているハンガーフックHは、特願2017-254508号に開示されたハンガーフックと同様のものであり、インサート部材Iと、フック部材Fと、を備えている。
インサート部材Iは、先端側(図3の後側)に形成され、予め室内壁Wに穿設された取付穴W2に対して螺合により取付固定するための雄ネジ1と、基端側(図3の前側)に形成され、フック部材Fと係合可能なネジ穴2(インサート係合穴部)と、を有する。インサート部材Iは、その基端面3(基端部)が室内壁Wの壁面W1に露出した状態で挿入されて取付固定されている。
なお、室内壁Wにおける取付穴W2を穿設する位置には、その内側に柱等の頑丈な部材が配置されていることが必要であり、インサート部材Iは、頑丈な部材にまで到達するように挿入される。これにより、ハンガーフックHは、頑丈な柱等に強固に支持された状態で室内壁Wに取付固定される。
フック部材Fは、先端側に形成され、インサート部材Iのネジ穴2と螺合締結により係合可能なネジ部4(フック係合部)と、基端側にネジ部4に一体的に形成されたフック部5と、を有する。このフック部材Fは、ネジ部4のインサート部材Iのネジ穴2との係合によってインサート部材Iに一体的に取付可能になっている。
フック部5は、ネジ部4との接続部分において径方向に拡がったフランジ部6を有している。フランジ部6は、エンドブラケット10の後述するフック孔14の孔径よりも大きな径で形成されている。
以上のようにして、インサート部材Iのネジ穴2にフック部材Fのネジ部4が係合したときに、フック部材Fとインサート部材Iとが一体になり、ハンガーフックHが構成される。
キャットタワーTは、図1及び図2に示すように、エンドブラケット10と、分割ポールとしての固定ポール20、連結ポール30,30,…、及び支持ポール40と、キャットステップ60,60,…(棚部)と、アジャスター70(支持部及び調整部)と、を少なくとも備える。
エンドブラケット10は、図3~図5に示すように、エンドブラケット10が室内壁Wの壁面W1に取付固定された状態(以下「エンドブラケット10の取付固定状態」ともいう、図1及び図2参照)において、側面視で略く字状のエンドブラケット本体11を備えている。
エンドブラケット本体11は、エンドブラケット10の取付固定状態において、上方外方に向かって開口する略矩形箱状の基部12と、基部12の前側端部に一体的に形成され、下方外方に向かって開口する円状の嵌合凹部16と、を有する。エンドブラケット10は、基部12の開口を覆う略矩形板状の蓋部18も備えている。
図3に示すように、エンドブラケット本体11の基部12における後側端面部13は、エンドブラケット10の取付固定状態において室内壁Wの壁面W1に接触する部分である。この基部12の後側端面部13の略中央部には、フック部材Fのネジ部4が挿通可能で該フック部材Fのフランジ部6の外径よりも小さいフック孔14が形成されている。このフック孔14に挿通されたフック部材Fのネジ部4が、予め室内壁Wの取付穴W2に取付固定されているインサート部材Iのネジ穴2と螺合締結することにより、エンドブラケット10が基部12において壁面W1にハンガーフックHにより取付固定される。換言すると、エンドブラケット10は、基部12においてインサート部材Iとフック部材Fとの間に挟み込まれて取付固定されている。このとき、基部12のフック孔14の外周縁部とフック部材Fのフランジ部6とが当接することで、エンドブラケット10がフック部材F及びインサート部材I(即ちハンガーフックH)により、安定して壁面W1に取付固定される。なお、このエンドブラケット10の取付固定状態において、壁面W1から嵌合凹部16の中心位置までの長さ(前後長)は、例えば45~65mmである。
フック孔14の孔径は、フック部材Fのネジ部4のネジ径よりも大きく、かつフランジ部6の外径よりも小さくなるように決定すればよく、例えばφ5~15mmである。
エンドブラケット10の嵌合凹部16は、最上段に配設される分割ポール(即ち固定ポール20)の上端部(一端部)が嵌合可能に形成されている。嵌合凹部16の内径は、使用する固定ポール20の外径に応じて決定すればよいが、例えばφ25~45mmである。嵌合凹部16の前側側壁の高さは10~20mm程度、後側側壁の高さは前側側壁の高さと同じかそれよりも低い5~10mm程度に形成されている。これにより、固定ポール20の上端面から5~20mm程度の部分(上端部)が嵌合凹部16に挿入されて嵌合される(以下「固定ポール20の嵌合状態」ともいう)。
また、図5に示すように、嵌合凹部16の底面(基部12の前側底壁部)の略中間部には、固定ポール20を固定するビス(図示省略)が挿通可能なビス孔17,17が互いに隙間をあけて2つ形成されている。図3に示すように、このビス孔17,17に挿通された2つのビス80,80が固定ポール20の上端部に形成された2つのリード穴21,21にそれぞれ螺合締結することにより、固定ポール20の嵌合状態で固定ポール20がエンドブラケット10に固定される。ビス孔17の穴径は、使用するビス80の種類に応じて決定すればよいが、例えばφ3~5mmである。
以上のようにして構成されるポール50の壁部取付構造によれば、エンドブラケット10の基部12の後側端面部13において室内壁Wの壁面W1にハンガーフックHにより取付固定される。一方、エンドブラケット10の嵌合凹部16にポール50(固定ポール20)の上端部が嵌合されて固定される。即ち、固定ポール20は、エンドブラケット10及びハンガーフックHにより壁面W1に取り付けられている。
なお、エンドブラケット10は、例えば建物の壁面に取付施工される手摺り用のブラケットとして市販されている樹脂製又は金属製のものを使用又は流用することができる。
分割ポールとしての固定ポール20(最上段用分割ポール)と、固定ポール20の下端部に連結可能な3つの連結ポール30,30,…(中段用分割ポール)と、連結ポール30の下端部に連結可能な支持ポール40(最下段用分割ポール)とは、いずれも同径の丸棒木材からなり、これらは長さ方向(上下方向)に分割された構造を有する。図1及び図2に示すように、5本の分割ポール20,30,40が直列に連結されて、上下方向に延びる1本のポールを構成している(以下単に「ポール50」ともいう)。
固定ポール20は、上述のごとく、エンドブラケット10及びハンガーフックHにより室内壁Wの壁面W1に取り付けられるものである。図3に示すように、固定ポール20の上端部におけるエンドブラケット10の嵌合凹部16の2つのビス孔17,17に対応する位置に、2つのリード穴21,21が形成されている。このリード穴21の穴径及び深さは、使用するビス80の種類に応じて決定すればよいが、例えば、穴径がφ1~3mmであり、深さが10~30mmである。一方、図6に示すように、固定ポール20の下端部には、ナット穴22が形成されている。このナット穴22には、無底状の埋込ナット81が抜け止め状態で回動不能に埋設されている。埋込ナット81は、例えば(株)ムラコシ精工の商品名「鬼目ナット」(登録商標)等が挙げられる。
連結ポール30の上下両端部には(図6では上端部のみ図示)、固定ポール20のナット穴22と同様のナット穴31,31が形成されている。これらのナット穴31,31には、埋込ナット81,81が抜け止め状態で回動不能にそれぞれ埋設されている。
図7に示すように、支持ポール40の上下両端部には(図7では下端部のみ図示)、固定ポール20のナット穴22及び連結ポール30のナット穴31とは深さが異なるナット穴41,41が形成されている。これらのナット穴41,41には、埋込ナット81,81が、その基端面と支持ポール40の上下両端面とが面一状態、かつ抜け止め状態で回動不能にそれぞれ埋設されている。ナット穴41,41は、アジャスター70によりポール長さを調整するために、その調整可能な長さ分(後述する調整範囲)だけ深く形成されている。
これらの各分割ポール20,30,40は、固定ポール20の下端部と連結ポール30の上端部、相隣接する連結ポール30,30の上下端部、及び連結ポール30の下端部と支持ポール40の上端部が、寸切りボルト82,82,…でそれぞれ螺合締結されることにより、直列に連結されて1本のポール50になる。
各分割ポール20,30,40の長さは、予め室内壁Wの壁面W1に取り付けられているハンガーフックHの位置に応じて決定すればよいが、例えばポール50の全長が1800~2000mmの場合、例えば、固定ポール20は200~300mm、連結ポール30は260~360mm、支持ポール40は600~700mmである。各分割ポール20,30,40の外径は、例えばφ25~45mmである。
固定ポール20のナット穴22及び連結ポール30のナット穴31の深さは、例えば20~30mmである。また、支持ポール40のナット穴41の深さは、アジャスター70によるポール長さの調整範囲を例えば10mmとすると、例えば30~40mmである。ナット穴22,31,41の穴径は、使用する埋込ナット81の外径に応じて決定すればよい。各埋込ナット81及び各寸切りボルト82のネジ径は、例えばM6~M10である。埋込ナット81の長さは、例えば15~35mmである。寸切りボルト82の長さは、ナット穴22,31,41の深さを2倍した長さに、キャットステップ60の厚さを加算した長さとほぼ同じになるように決定すればよく、例えば70~90mmである。
なお、各分割ポール20,30,40の外周縁には、図示しないが必要に応じて、猫の爪とぎ用の麻縄等が螺旋状に巻き付けられて固定されていてもよい。
キャットステップ60は、猫(動物)を上載可能な、換言すると猫(動物)が飛び乗ることができる例えば略矩形板状の木材である。図8及び図9に示すように、キャットステップ60の上面の略中間部には、寸切りボルト82が挿通可能なボルト孔61が形成されている。具体的には、図1に示すように、キャットステップ60の上面におけるキャットタワーTの取付施工状態でキャットステップ60の後側側面62が壁面W1に接触可能な位置に、ボルト孔61が形成されている。このボルト孔61に挿通された寸切りボルト82を相隣接する各分割ポール20,30,40の埋込ナット81にそれぞれ螺合締結することにより、相隣接する分割ポール20,30,40の間、具体的には固定ポール20と連結ポール30との間、相隣接する連結ポール30,30の間、及び連結ポール30と支持ポールと40の間に、キャットステップ60がそれぞれ挟まれて連結される。そして、キャットタワーTの取付施工状態では、各キャットステップ60,60,…の後側側面62,62,…が壁面W1にそれぞれ接触することで、キャットタワーT全体のぐらつきが防止されるようになっている。
ボルト孔61の位置は、キャットステップ60の大きさや形状に応じて決定すればよいが、例えばキャットタワーTの取付施工状態で、キャットステップ60の後側側面62から60~70mm前側寄り、かつ左右いずれか一方の側面から60~200mm内側寄りの位置である。ボルト孔61の孔径は、例えばφ7~11mm等である。
キャットステップ60の大きさは、キャットタワーTの大きさ、高さ等に応じて決定すればよいが、例えば大きさの異なるものを用意してもよい。本実施形態では、大小2種類のものが用いられており、図8に示す小型のキャットステップの大きさは、例えば、縦(キャットタワーTの取付施工状態における前後長さ)200~260mm、横(キャットタワーTの取付施工状態における左右長さ)260~360である。図9に示す大型のキャットステップの大きさは、例えば、縦200~260mm、横360~460mmである。キャットステップ60の厚さは、例えば15~25mmである。
また、図9に示すように、例えば大型のキャットステップ60には、猫が通り抜け可能な抜け孔63が貫通形成されていてもよい。抜け孔63の穴径は、例えばφ100~200mmである。抜け孔63の中心位置は、例えば、縦方向における中央位置、かつボルト孔61が形成されている左右いずれか一方の側とは反対側の側面から抜け孔63の穴径の半径に100mm程度加算した長さ分だけ内側の位置である。
アジャスター70は、図7に示すように、下方に向かって外径が徐々に拡がる略円錐台状でかつ室内床fの床面f1上に位置する支持部としてのアジャスター本体71と、アジャスター本体71の上部に一体的に形成されたボルト部72と、から構成される。アジャスター70は、例えば金属部材である。また、アジャスター本体71の底面には、床面f1(床受け部材83が介設されている場合は床受け部材83の上面)との接触抵抗を大きくするために、例えば弾性部材等が配設されていてもよい。
ボルト部72には、ナット73が螺合されており、このナット73を支持ポール40の下端部に接触するように螺合締結することで、ボルト部72の埋込ナット81に対する螺動が規制されて、アジャスター70の高さ位置(支持ポール40の下端部の埋込ナット81に螺合するボルト部72の長さ)が固定されるようになっている。
アジャスター70は、ボルト部72が支持ポール40の下端部の埋込ナット81に螺合締結することにより、支持ポール40の下端部に連結される。これにより、室内床fの床面f1上に位置するアジャスター本体71と、ポール50(固定ポール20)の上端部が取付固定されたエンドブラケット10との間にポール50が突っ張り状態で挟持されて支持される。換言すると、ポール50の両端部を、アジャスター70及びエンドブラケット10に押しあててささえる(突きあてて押す)ことにより、ポール50が上下方向(長さ方向)に加圧された状態で挟持される。
また、アジャスター70は、アジャスター本体71を回し操作して支持ポール40の下端部の埋込ナット81に螺合するボルト部72の長さを調整することにより、ポール50の全長が調整可能になっている。このポール50の全長を調整することで、ポール50の突っ張り強度の調整が可能になる。即ちアジャスター70は、本発明の支持部及び調整部を構成する。ポール長さの調整範囲は、例えば10mmである。この場合、ポール50の全長を最大で10mm伸張させることができる。
なお、アジャスター70は、一般に市販されているものを使用することができる。アジャスター70のボルト部72のネジ径は、例えばM6~M10である。ボルト部72の長さは、例えば40~70mmである。従って、例えば、支持ポール40のナット穴41の深さが35mm、このナット穴41に埋設されている埋込ナット81の長さが25mmとすると、螺合によりボルト部72が支持ポール40に挿入可能な長さは、15~35mm(センター位置25mm)である。換言すると、ポール長さの調整範囲は、センター位置に対して±10mmである。
また、アジャスター本体71と室内床fの床面f1との間には、床受け部材83が介設される。これにより、アジャスター本体71の底面と床面f1との接触面積が大きくなるため、ポール50の突っ張り状態が安定する。図10に示すように、床受け部材83は、例えば略矩形板状の木材であり、縦100~200mm、横160~260mm、厚さ15~25mmである。なお、アジャスター本体71と室内床fの床面f1との間に床受け部材83を介在させることは必須ではなく、不要であれば省略してもよい。
以上のようにして構成されるポール50の支持構造では、ポール50(固定ポール20)の上端部は、予め室内壁Wの壁面W1に取り付けられているハンガーフックH(即ちポール50の壁部取付構造)により取付固定されたエンドブラケット10の嵌合凹部16に嵌合される。一方、ポール50(支持ポール40)の下端部は、室内床fの床面f1上に位置するアジャスター70に連結されている。このことで、ポール50は、アジャスター70とエンドブラケット10との間に突っ張り状態で挟持されて支持されている。
(ポール状部材の壁部取付作業手順)
次に、図3を参照しながら、予め室内壁Wの壁面W1に取り付けられているハンガーフックHによりポール50(固定ポール20)を壁面W1に取り付ける作業手順を以下に説明する。
準備作業として、まず、エンドブラケット10の蓋部18を取り外し、エンドブラケット10の嵌合凹部16に固定ポール20の上端部を嵌合させる。この嵌合状態で、嵌合凹部16のビス孔17,17に挿通させたビス80,80を固定ポール20のリード穴21,21に螺合締結する。これにより、エンドブラケット10が固定されたエンドブラケット付固定ポール20が組み付けられる。
一方、ハンガーフックHにおけるフック部材Fをインサート部材Iから取り外す。このフック部材Fが取り外されて壁面W1に露出したインサート部材Iの基端面3にエンドブラケット10の基部12における後側端面部13を接触させる。この接触状態で、フック部材Fを後側端面部13のフック孔14に挿通させてインサート部材Iのネジ穴2に螺合締結する。最後に、エンドブラケット10の蓋部18をエンドブラケット本体11に取り付ける。
以上の工程により、ハンガーフックHによりエンドブラケット付固定ポール20を壁面W1に取付固定することができる。
なお、本工程における準備工程は、最後に行ってもよい。具体的には、上記とは逆に、ハンガーフックHによりエンドブラケット10を壁面W1に取り付けた後に、このエンドブラケット10に固定ポール20を固定してもよい。
(ポール状部材の支持作業手順)
次に、図1及び図2を参照しながら、上記のように室内壁Wの壁面W1に取付固定されたエンドブラケット付固定ポール20にキャットステップ60を介して各分割ポール30,40が連結されたポール50を、アジャスター70とエンドブラケット10の間で支持する作業手順を以下に説明する。
準備段階として、連結ポール30の一端部の埋込ナット81に寸切りボルト82を螺合する。また、支持ポール40の一端部の埋込ナット81に寸切りボルト82を螺合し、他端部の埋込ナット81にアジャスター70のボルト部72を螺合することにより、アジャスター付支持ポール40を組み付ける。
まず、大型のキャットステップ60のボルト孔61に挿通させた第1連結ポール30の寸切りボルト82を、エンドブラケット付固定ポール20の下端部の埋込ナット81に螺合締結する。同様にして、小型のキャットステップ60のボルト孔61に挿通させた第2連結ポール30の寸切りボルト82を、第1連結ポール30の下端部の埋込ナット81に螺合締結する。さらに抜け孔63が形成された大型のキャットステップ60のボルト孔61に挿通させた第3連結ポール30の寸切りボルト82を、第2連結ポール30の下端部の埋込ナット81に螺合締結する。
次いで、小型のキャットステップ60のボルト孔61に挿通させたアジャスター付支持ポール40の寸切りボルト82を、第3連結ポール30の下端部の埋込ナット81に螺合締結する。このとき、アジャスター本体71の底面と室内床fの床面f1との間に床受け部材83を介設する。
最後に、アジャスター付支持ポール40の下端部に螺合したアジャスター70のボルト部72の長さを調整することにより、各分割ポール20,30,40がキャットステップ60,60,…を介して直列に連結されたポール50の全長を調整する。この調整により、ポール50を、アジャスター70とエンドブラケット10との間に突っ張り状態になるように挟持させる。調整後、ナット73をアジャスター付支持ポール40の下端部に接触するように螺合締結する。
以上の作業により、アジャスター70とエンドブラケットの間にポール50を突っ張り状態で挟持して支持することができる。換言すると、予め室内壁Wの壁面W1に取り付けられているハンガーフックHにより、キャットタワーTを壁面W1に配置することができる。
(効果)
以上のように構成されるキャットタワーTにおけるポール50(固定ポール20)は、予め室内壁Wの壁面W1に取り付けられたハンガーフックHにより取付固定されたエンドブラケット10、及びハンガーフックHにより壁面W1に取り付けられているため、キャットタワーTにおけるポール50の取付施工状態における外観上の見映えが向上する。このことで、ポール50の取付施工状態において建物の美観が損なわれずに保持される。また、ポール50(固定ポール20)の上端部がエンドブラケット10の嵌合凹部16に嵌合されているため、ポール50の取付施工状態における安全性が向上する。さらに、キャットタワーTを取り外した後は、インサート部材Iにフック部材Fを一体的に取り付けることでハンガーフックHが構成されるため、建物の美観が損なわれずに保持される。以上により、建物の美観を損なうことなく、ポール50の取付施工状態における外観上の見映え及び安全性の向上を図ることができる。
エンドブラケット10が基部12においてインサート部材Iとフック部材Fとの間に挟み込まれて取付固定されることにより、エンドブラケット10の壁面W1への取付固定が確実になるため、ポール50の取付施工状態における安全性がより一層向上する。
ポール50は、アジャスター70と、建物の天井ではなくエンドブラケット10との間に突っ張り状態で挟持されているため、ポール50の取付施工状態における安全性が向上する。また、天井に押板等の突っ張り手段を配設する必要がなく、ポール50の取付施工状態における外観上の見映えが向上する。以上により、建物の美観を損なうことなく、ポール50の取付施工状態における外観上の見映え及び安全性の向上を図ることができる。
ポール長さを調整可能なアジャスター70により、ポール50の突っ張り強度を大きくすることができるため、ポール50の取付施工状態における安全性がより一層向上する。
ポール50を複数の分割ポール20,30,40が直列に連結されたものにすることで、相隣接する分割ポール20,30,40間に猫を上載可能なキャットステップ60,60,…を連結することができる。
<実施形態2>
図11は本発明の実施形態2を示す。本実施形態では、ポール50の支持構造が異なっているが、その他の点については、実施形態1と同様の構成である。そこで、以下の説明では、実施形態1の構成要素と同様の構成要素については、同じ符号を付し、重複説明を省略する場合がある。
具体的に、本実施形態では、室内壁Wの壁面W1にポール50の壁部取付構造により2つのエンドブラケット10,10が例えば上下方向に互いに間隔をあけて取付固定されている。換言すると、予め壁面W1の比較的低い位置(例えば床面f1に対して700~800mm上方の位置)と比較的高い位置(例えば該比較的低い位置に対して500~900mm上方の位置)に例えば2つのハンガーフックH,Hが上下方向に並んで取り付けられており、両ハンガーフックH,Hにより2つのエンドブラケット10,10が例えば上下方向に互いに間隔をあけて取付固定されている。これら2つのエンドブラケット10,10の嵌合凹部16,16に、ポール50の一端部のみならず両端部がそれぞれ嵌合されることで、ポール50が支持されており、エンドブラケット10,10とポール50とで手摺りRが構成されている。その他の構成は、実施形態1と同様である。
従って、本実施形態によれば、実施形態1と同様の効果が得られる。即ち、ポール50の両端部が2つのエンドブラケット10,10の嵌合凹部16,16に嵌合されているため、手摺りRにおけるポール50の取付施工状態における安全性が向上する。また、押板等の突っ張り手段を配設する必要がなく、ポール50の取付施工状態における外観上の見映えが向上する。以上により、建物の美観を損なうことなく、ポール50の取付施工状態における外観上の見映え及び安全性の向上を図ることができる。
なお、ポール50の長さ、配設方向等は、予め室内壁Wの壁面W1に取り付けられているハンガーフックHの位置等に応じて決定すればよい。ポール50の配設方向は、上下方向に限らず、左右水平方向であってもよい。その場合、予め壁面W1に例えば2つのハンガーフックH,Hが左右水平方向に並ぶように互いに間隔をあけて取り付けられている必要がある。
<その他の実施形態>
上記各実施形態において、フック部材Fの代わりに、インサート部材Iのネジ穴2に螺合締結により係合可能な通常のボルト(例えばM8)をエンドブラケット10のフック孔14に挿通させてインサート部材Iのネジ穴2に螺合締結することにより、エンドブラケット10を壁面W1に取付固定することもできる。
上記各実施形態において、ポール50(分割ポール20,30,40)は、丸棒木材に限定されず、角棒木材であってもよく、また樹脂部材や金属部材であってもよい。
上記各実施形態1では、長さ方向に分割された分割ポール20,30,40が直列に連結されたポール50が使用されているが、これに限定されず、キャットステップ60等が不要な場合には、アジャスター70とエンドブラケット10との間に亘って延びる1本のポール50としてもよい。
上記実施形態1では、キャットステップ60を有するキャットタワーTが例示されているが、キャットステップ60の代わりに、例えば物品としての植物用プランター等を上載可能な棚部を設けてポール状棚としてもよい。
上記実施形態1では、支持ポール40の下端部にアジャスター70が連結されているが、これに限定されず、ポール長さを調整できる構造であればよい。また、固定ポール20と連結ポール30との間、相隣接する連結ポール30,30の間、連結ポール30と支持ポール40との間に調整部が設けられていてもよい。また、調整部が設けられていなくてもよい。但し、ポール50の突っ張り強度、換言するとキャットタワーTの耐荷重を向上させる観点から、調整部が設けられていることが好ましい。
上記実施形態2では、手摺りRの取付施工状態において、室内壁Wの壁面W1に、上下方向に直線状に延びるI型構造のポール50がハンガーフックHにより取付施工されているが、これに限定されず、上下方向と左右方向とに折れ曲がって延びるL型構造のポール50としてもよい。例えば、予め壁面W1に例えば3つのハンガーフックH,H,…がそのうちの1つの位置を基準としてその上方及び水平横方向に並ぶようにそれぞれ間隔をあけて取り付けられており、これらのハンガーフックH,H,…にエンドブラケット(ジョイントブラケット)を取り付ける。このことで、室内壁Wの壁面W1に、互いに直交する上下方向及び水平方向に各々開口する2つの嵌合凹部を有するエンドブラケット(ジョイントブラケット)をハンガーフックHにより取付固定する。このジョイントブラケットの2つの嵌合凹部と、該嵌合凹部に対応する位置にハンガーフックHにより取付固定された2つのエンドブラケット10,10の嵌合凹部16,16との間に、2つのポールをそれぞれ嵌合させる。以上により、ハンガーフックHにより取付施工されたL型構造のポール50が得られ、手摺りRとして用いられる。
本発明は、建物の美観を損なうことなく、ポール状部材の取付施工状態における外観上の見映え及び安全性の向上を図ることができるため、産業上の利用可能性が高い。
W 室内壁
W1 壁面
W2 取付穴
f 室内床
f1 床面
H ハンガーフック
I インサート部材
F フック部材
T キャットタワー
R 手摺り
2 ネジ穴(インサート係合穴部)
3 基端面(基端部)
4 ネジ部(フック係合部)
5 フック部
10 エンドブラケット
12 基部
16 嵌合凹部
20 固定ポール(分割ポール)
30 連結ポール(分割ポール)
40 支持ポール(分割ポール)
50 ポール(ポール状部材)
60 キャットステップ(棚部)
70 アジャスター(支持部及び調整部)

Claims (5)

  1. 予め建物の壁部に取り付けられているハンガーフックによりポール状部材が取付施工されるポール状部材の壁部取付構造であって、
    上記ハンガーフックは、上記壁部の取付穴に基端部が該壁部の表面に露出した状態で挿入されて取付固定され、かつ基端面に有底状のインサート係合穴部が設けられたインサート部材と、
    先端側に上記インサート部材のインサート係合穴部と係合可能なフック係合部が設けられている一方、基端側にフック部が設けられ、該フック係合部の該インサート係合穴部との係合によって該インサート部材に一体的に取付可能なフック部材と、を備え、
    基部と、該基部に一体的に形成され、上記ポール状部材の一端部が嵌合可能な嵌合凹部とを有するエンドブラケットが、該基部において上記壁部に上記ハンガーフックにより取付固定されており、
    上記エンドブラケットの嵌合凹部に上記ポール状部材の一端部が嵌合されることにより、該ポール状部材は該エンドブラケット及び上記ハンガーフックにより上記壁部に取り付けられており、
    上記エンドブラケットは、上記基部において上記インサート部材と上記フック部材との間に挟み込まれて取付固定されていることを特徴とするポール状部材の壁部取付構造。
  2. 上記ポール状部材は上下方向に延びていて、
    上記ポール状部材の上端部は、上記建物の壁部に、請求項1に記載のポール状部材の壁部取付構造により取付固定された上記エンドブラケットの上記嵌合凹部に嵌合される一方、該ポール状部材の下端部は、建物の床面上に位置する支持部に連結されており、
    上記ポール状部材は、上記支持部と上記エンドブラケットとの間に突っ張り状態で挟持されていることを特徴とするポール状部材の支持構造。
  3. 請求項において、
    上記ポール状部材の長さを調整可能な調整部が設けられていることを特徴とするポール状部材の支持構造。
  4. 請求項又はにおいて、
    上記ポール状部材は、長さ方向に分割された複数の分割ポールが直列に連結されたものであり、
    相隣接する上記分割ポール間に、物品又は動物を上載可能な少なくとも1つの棚部が連結されていることを特徴とするポール状部材の支持構造。
  5. 上記建物の壁部に、請求項1に記載のポール状部材の壁部取付構造により複数の上記エンドブラケットが互いに間隔をあけて取付固定され、
    上記複数のエンドブラケットの上記嵌合凹部に上記ポール状部材の両端部が嵌合されていることを特徴とするポール状部材の支持構造。
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