JP7069393B1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザがサービスを利用しやすくする。【解決手段】情報処理装置30は、ユーザを識別するユーザ識別情報と、ユーザに付与された複数の利用サービス識別情報とを関連付けて記憶し、訴求対象とする訴求サービスと、訴求サービスと異なる他のサービスの利用実績に関する訴求条件と、訴求サービスを利用することにより得られる権利または情報に関する訴求内容と、を関連付けて記憶する記憶部32と、ユーザによる複数の利用サービスの利用実績を取得する取得部332と、複数の利用サービスの少なくとも一つの利用実績が訴求条件の少なくとも一つを満たし、且つ、当該訴求条件に関連付けて記憶された訴求サービスの少なくとも一つが、複数の利用サービス識別情報に対応する複数の利用サービスのいずれとも異なる場合、当該訴求サービスに関連付けて記憶された訴求内容をユーザに通知する通知部333と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システムに関する。
従来、ユーザが登録しているサービスとユーザが登録していないサービスとをユーザが使用する情報端末に表示させる情報処理システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2006-53776号公報
従来の情報処理システムにおいては、ユーザが利用していないサービスを当該ユーザが使用する情報端末に表示させることにより、利用していないサービスがあることをユーザに知らせることができる。しかしながら、利用していないサービスを利用するメリットをユーザが理解できないとユーザは新たにサービスを利用しづらいという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ユーザがサービスを利用しやすくすることを目的とする。
本発明の第1の態様に係る情報処理装置は、ユーザから取得した、ユーザを識別するユーザ識別情報と、複数の利用サービスそれぞれを前記ユーザが利用するために前記ユーザに付与された複数の利用サービス識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶部と、訴求対象とする訴求サービスと、前記訴求サービスと異なる他のサービスの利用実績に関する訴求条件と、前記訴求サービスを利用することにより得られる権利または情報に関する訴求内容と、を関連付けて記憶する訴求情報記憶部と、前記複数の利用サービス識別情報に基づき、前記ユーザによる前記複数の利用サービスの利用実績を取得する取得部と、前記複数の利用サービスの少なくとも一つの前記利用実績が前記ユーザ情報記憶部に記憶された前記訴求条件の少なくとも一つを満たし、且つ、当該訴求条件に関連付けて前記訴求情報記憶部に記憶された前記訴求サービスの少なくとも一つが、前記ユーザ情報記憶部が記憶する前記複数の利用サービス識別情報に対応する前記複数の利用サービスのいずれとも異なる場合、当該訴求サービスに関連付けて前記訴求情報記憶部に記憶された訴求内容を前記ユーザに通知する通知部と、を有する。
前記利用サービスは、前記ユーザの電子マネー用口座を管理する電子マネー管理サービスであり、前記訴求サービスは、所定の決済を可能にするサービスであり、前記通知部は、前記ユーザによる前記電子マネー用口座の前記利用実績が、電子マネー用口座へのチャージ履歴を有することを条件とする前記訴求条件を満たす場合に、前記訴求サービスを用いて前記電子マネー用口座にチャージすることにより特典が付与されることを示す前記訴求内容を通知してもよい。
前記利用サービスは、前記ユーザが商品の購入に利用可能なポイントを管理するポイント管理サービスであり、前記訴求サービスは、所定の決済を可能にするサービスであり、前記通知部は、前記ユーザによる前記ポイント管理サービスで管理されるポイントの前記利用実績が、所定数以上保有又は所定数以上使用していることを示すことを条件とする前記訴求条件を満たす場合に、前記訴求サービスを利用することで、前記ポイント管理サービスで管理されるポイントを付与されることを示す前記訴求内容を通知してもよい。
前記訴求サービスは、所定の決済を可能にするサービスであり、前記通知部は、前記ユーザによる所定の期間内の前記サービスの前記利用実績が、前記サービスの利用料金が所定額以上であることを条件とする前記訴求条件を満たす場合に、前記訴求サービスを利用して前記利用料金を支払うことにより得られる権利または情報に関する前記訴求内容を通知してもよい。
前記利用サービスは、第1チャージ手段により前記ユーザの電子マネー用口座にチャージする口座管理サービスであり、前記訴求サービスは、前記第1チャージ手段と異なる第2チャージ手段により前記ユーザの電子マネー用口座にチャージするサービスであり、前記通知部は、前記ユーザによる前記電子マネー用口座の前記利用実績が、前記第1チャージ手段により前記電子マネー用口座にチャージしたことを条件とする前記訴求条件を満たす場合に、前記訴求サービスを用いることにより前記第2チャージ手段により前記電子マネー用口座にチャージすることにより得られる権利または情報に関する前記訴求内容を前記ユーザに通知してもよい。
前記利用サービスは、前記ユーザが商品の購入に利用可能なポイントを管理する第1ポイント管理サービスであり、前記訴求サービスは、前記ポイントと異なる種類の他のポイントであって、前記ポイントに合算することが可能な前記他のポイントを管理する第2ポイント管理サービスであり、前記通知部は、前記ユーザによる前記ポイントの前記利用実績が、前記ユーザが前記第1ポイント管理サービスで管理される前記ポイントを使用したことを条件とする前記訴求条件を満たす場合に、前記第2ポイント管理サービスに関する前記訴求内容を前記ユーザに通知してもよい。
前記訴求情報記憶部は、前記複数の利用サービスのうち2つ以上のサービスの利用実績を組み合わせた訴求条件と、複数の前記訴求サービスのうち少なくとも1つのサービスを利用することにより得られる権利または情報に関する前記訴求内容とを関連付けて記憶し、前記通知部は、前記複数の利用サービスの前記利用実績の組み合わせに関連付けて前記訴求情報記憶部に記憶された前記訴求内容を前記ユーザに通知してもよい。
本発明の第2の態様に係る情報処理方法は、コンピュータが実行する、ユーザから取得した、ユーザを識別するユーザ識別情報と、複数の利用サービスそれぞれを前記ユーザが利用するために前記ユーザに付与された複数の利用サービス識別情報とを関連付けて記憶するステップと、訴求対象とする訴求サービスと、前記訴求サービスと異なる他のサービスの利用実績に関する訴求条件と、前記訴求サービスを利用することにより得られる権利または情報に関する訴求内容と、を関連付けて記憶するステップと、前記複数の利用サービス識別情報に基づき、前記ユーザによる前記複数の利用サービスの利用実績を取得するステップと、前記複数の利用サービスの少なくとも一つの前記利用実績が前記訴求条件の少なくとも一つを満たし、且つ、当該訴求条件に関連付けられた前記訴求サービスの少なくとも一つが、前記複数の利用サービス識別情報に対応する前記複数の利用サービスのいずれとも異なる場合、当該訴求サービスに関連付けられた訴求内容を前記ユーザに通知するステップと、を有する。
本発明の第3の態様に係る情報処理システムは、ユーザが利用可能な複数のサービスのうち前記ユーザが利用するサービスを管理する情報処理装置と、前記ユーザが使用する情報端末と、を備え、前記情報処理装置は、前記ユーザから取得した、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、前記ユーザが利用する複数の利用サービスそれぞれを前記ユーザが利用するために前記ユーザに付与された複数の利用サービス識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶部と、訴求対象とする訴求サービスと、前記訴求サービスと異なる他のサービスの利用実績に関する訴求条件と、前記訴求サービスを利用することにより得られる権利または情報に関する訴求内容と、を関連付けて記憶する訴求情報記憶部と、前記複数の利用サービス識別情報に基づき、前記ユーザによる前記複数の利用サービスの利用実績を取得する取得部と、前記複数の利用サービスの少なくとも一つの前記利用実績が前記ユーザ情報記憶部に記憶された前記訴求条件の少なくとも一つを満たし、且つ、当該訴求条件に関連付けて前記訴求情報記憶部に記憶された前記訴求サービスの少なくとも一つが、前記ユーザ情報記憶部が記憶する前記複数の利用サービス識別情報に対応する前記複数の利用サービスのいずれとも異なる場合、当該訴求サービスに関連付けて前記訴求情報記憶部に記憶された訴求内容を前記情報端末に通知する通知部と、を有し、前記情報端末は、前記訴求内容を前記情報処理装置から取得する取得部と、前記訴求内容に対応する前記訴求サービスと前記訴求内容とを関連付けて表示部に表示させる表示制御部と、を有する。
本発明によれば、ユーザがサービスを利用しやすくするという効果を奏する。
本実施形態に係る情報処理システム100のシステム構成の一例を示す図である。 情報端末20の構成を示す図である。 表示制御部254が表示部24に訴求内容を表示させた画面の一例を示す図である。 情報処理装置30の構成を示す図である。 記憶部32が記憶する情報の一例を示す図である。 情報処理システム100における処理シーケンスの例を示す図である。
<情報処理システム100の概要>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム100のシステム構成の一例を示す図である。図1に示す情報処理システム100は、複数のサーバ10(サーバ10a、サーバ10b)と、情報端末20と、情報処理装置30と、を備える。複数のサーバ10と情報端末20と情報処理装置30とは、インターネット等の通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。
情報処理システム100は、情報端末20を使用するユーザが利用している複数のサービスにおけるユーザの資産又は収支に関する資産収支情報を統合した統合情報をユーザに提供するためのシステムである。サービスは、例えば銀行、証券等の金融サービス、又はユーザが商品を購入する際に使用可能なポイントを提供したり、ユーザに提供したポイントをユーザによる商品の購入に充当したりするためのポイント提供サービスである。以下の説明においては、金融サービス又はポイント提供サービスを、個別サービスという場合がある。本明細書において、ユーザが利用している個別サービスを利用サービスという場合がある。
サーバ10は、ユーザに個別サービスを提供するためのコンピュータであり、情報端末20からのアクセスを受け付けるフロントエンドサーバである。サーバ10は、ユーザのアカウント情報に関連付けて、当該ユーザの現金資産若しくは現金収支に関する現金情報、又は当該ユーザが保有するポイントに関するポイント情報の少なくともいずれかを記憶している。
現金情報は、例えば現金資産の金額、現金収支が発生した日時、現金収支が発生した店舗等の場所、現金収支の履歴、及びユーザ情報を含む。ユーザ情報は、例えばユーザの氏名、年齢、性別、住所、及び電話番号等の連絡先を含む。店舗等の場所は、例えばEC(Electronic Commerce)サイト等のウェブサイトを含む。ポイント情報は、例えばポイントの名称、ポイントの種類、ポイントのポイント数、ポイントの使用期限、ポイント収支が発生した日時、ポイント収支が発生した店舗等の場所、ポイント収支の履歴、ポイント提供サービスにユーザ情報を登録した登録日、及びユーザ情報を含む。
なお、サーバ10は、フロントエンドサーバに限らず、認証に係る機能を提供し、フロントエンドサーバとは異なるバックエンドサーバであってもよい。金融サービスの事業者とポイント提供サービスの事業者とが同じである場合、金融サービスとポイント提供サービスとは同じサーバ10が提供してもよい。
情報端末20は、例えばスマートフォン、タブレット端末又はパーソナルコンピュータ等の装置である。情報処理装置30は、情報端末20を使用するユーザに統合サービスを提供するためのコンピュータである。情報処理装置30は、単一のコンピュータでもよいし、例えばクラウド型サーバのように複数のコンピュータにより構成されてもよい。情報処理装置30は、統合サービスの複数のユーザアカウント情報それぞれに関連付けて、複数の個別サービスのうちユーザが利用している複数の利用サービスのユーザアカウント情報を記憶している。以下の説明においては、統合サービスのユーザアカウント情報を統合アカウント情報、個別サービスのユーザアカウント情報を個別アカウント情報という。
情報処理装置30は、現金情報に含まれる現金収支の履歴、又はポイント情報に含まれるポイント収支の履歴等を参照することにより、ユーザが個別サービスを利用した実績(以下、「利用実績」という場合がある)を特定する。利用実績は、例えばポイント提供サービス用のポイントカードを用いてチャージした実績、クレジットカードサービス用のクレジットカードを用いて決済した実績、又は金融サービスの口座に預金をした実績である。
情報処理装置30は、特定した利用実績が所定の訴求条件を満たしている場合に、ユーザに訴求するサービスに関する情報をユーザに通知する。詳細については後述するが、一例として、情報処理装置30は、ユーザがA社のカードを用いた決済の履歴があるという訴求条件を満たす利用実績がある場合に、B社のカードを用いて決済するメリットを示す訴求内容をユーザに通知する。このようにすることで、ユーザが統合サービスに登録していない未登録サービスを利用することができるようになる。
以下、図1を参照しながら情報処理システム100の動作の概要を説明する。
情報端末20は、ユーザが現金の収支とポイントの収支とを確認する操作をしたことに応じて統合アカウント情報を情報処理装置30に送信する(図1における(1))。情報処理装置30は、情報端末20から取得した統合アカウント情報に関連付けられた複数の個別アカウント情報を用いて複数のサーバ10にアクセスすることにより、複数の利用サービスにおける現金情報又はポイント情報を要求する(図1における(2))。
情報処理装置30は、ユーザによる個別サービスの利用実績を特定するために利用可能な現金情報又はポイント情報を複数のサーバ10から取得する(図1における(3))。情報処理装置30は、取得した複数の現金情報又は複数のポイント情報を参照することによりユーザによる個別サービスの利用実績を特定する。
情報処理装置30は、ユーザに訴求する対象となる訴求サービスと訴求内容とを特定する(図1における(4))。訴求内容は、ユーザが訴求サービスを利用することによりユーザに付与される特典、又は訴求サービスをユーザが利用するように促すためのメッセージである。特典は、例えばユーザが商品を購入する際に使用可能なポイント、又は商品を購入する際にユーザが優遇されるようにするためのチケット若しくはクーポンである。
情報処理装置30は、複数の訴求サービスそれぞれに関連付けられた訴求条件を記憶している。訴求条件は、例えば「クレジットカードの決済履歴があること」又は「ポイント数が○○以上であること」等の利用実績の状況を示す条件である。情報処理装置30は、特定した利用実績が訴求条件を満たす訴求サービスであってユーザが統合アカウント情報に関連付けた個別アカウント情報に対応する個別サービスと異なる訴求サービスと当該訴求サービスの訴求内容とを特定する。
情報処理装置30は、複数の現金情報及び複数のポイント情報を統合した統合情報を情報端末20に通知する。また、情報処理装置30は、特定した訴求サービスのサービス名及び訴求内容と、を情報端末20に通知する(図1における(5))。情報端末20は、取得した統合情報とともに、取得した訴求サービスのサービス名と訴求内容とを情報端末20が備えるディスプレイに表示する(図1における(6))。
ユーザが統合サービスに登録していない未登録サービスは、ユーザが利用していない個別サービスである可能性が高い。そこで、情報処理装置30は、ユーザが未登録サービスを利用するように促すための訴求内容を情報端末20に表示させる。情報処理装置30がこのように動作することで、情報処理装置30は、ユーザが未登録サービスを利用しやすくするので、ユーザが利用する利用サービスを増やすことができる。さらに、情報処理装置30は、統合サービスから提供された訴求内容をきっかけとしてユーザに未登録サービスの利用を開始させることにより、利用を開始した個別サービスをユーザが統合サービスに登録しやすくする。
なお、情報処理装置30が提供する統合サービスの事業者は、サーバ10が提供する個別サービスの事業者と異なる。情報処理装置30が提供する統合サービスの事業者は、サーバ10が提供するサービスの事業者から、サーバ10が記憶しているユーザの現金情報又はポイント情報の提供を受けることを、当該ユーザとの間で事前に合意しているものとする。
<情報端末20の構成>
図2は、情報端末20の構成を示す図である。情報端末20は、通信部21と、記憶部22と、操作部23と、表示部24と、制御部25と、を有する。制御部25は、操作受付部251と、送信部252と、取得部253と、表示制御部254と、を有する。
通信部21は、インターネット等の通信ネットワークを介して情報を送受信するための通信デバイスを含む。通信デバイスは、例えばLANコントローラ又は無線LANコントローラである。記憶部22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びSSD(Solid State Drive)等の記憶媒体を有する。記憶部22は、制御部25が実行するプログラムを記憶している。
操作部23は、情報端末20を使用するユーザから入力操作を受け付けるための入力デバイスである。入力デバイスは、例えばキーボード、タッチパネル、マウス又はマイクである。表示部24は、情報端末20を使用するユーザに情報を出力するための出力デバイスである。出力デバイスは、例えばディスプレイである。
制御部25は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部25は、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、操作受付部251、送信部252、取得部253、及び表示制御部254として動作する。
操作受付部251は、情報端末20を使用するユーザが操作部23を操作した操作内容を受け付ける。操作内容は、例えばユーザが利用サービスを統合サービスに登録するための操作、及びユーザが統合情報を閲覧するための操作である。送信部252は、操作受付部251が利用サービスを統合サービスに登録する操作を受け付けたことに応じて、統合アカウント情報と当該利用サービスの個別アカウント情報とを情報処理装置30に送信する。送信部252は、ユーザが統合情報を閲覧するための操作を操作受付部251が受け付けたことに応じて、統合アカウント情報を情報処理装置30に送信する。
取得部253は、送信部252が統合アカウント情報を情報処理装置30に送信したことにより、統合情報を情報処理装置30から取得する。取得部253は、訴求サービスのサービス名と訴求内容とを含む訴求情報を情報処理装置30から取得する。表示制御部254は、訴求内容に対応する訴求サービスのサービス名と訴求内容とを関連付けて表示部24に表示させる。
図3は、表示制御部254が表示部24に訴求内容を表示させた画面の一例を示す図である。図3に示す画面は、表示領域261、表示領域262、複数の表示画像263(表示画像263a、表示画像263b、表示画像263c、表示画像263d)、複数の表示画像264(表示画像264a、表示画像264b)及び操作用画像265が含まれている。
表示領域261は、画面に表示された内容を示す件名を表示するための領域である。図3においては「資産の管理」という件名が表示されている。表示領域262は、複数の個別サービスに関する情報を表示するための領域である。複数の個別サービスは、複数の利用サービスと複数の未登録サービスとを含む。図3においては、個別サービスの種類を示す「ポイント」、「電子マネー」、「クレジットカード」及び「銀行口座」が表示領域262に表示されており、個別サービスの種類ごとに当該種類に対応する個別サービスがそれぞれ表示されている。
表示画像263は、個別サービスに関する情報を示す画像である。表示画像263a及び表示画像263bは、利用サービスを示す。表示画像263a及び表示画像264bは、利用サービスのサービス名と当該利用サービスにおけるユーザの現金資産又は保有ポイントを示す。
表示画像263c及び表示画像263dは、未登録サービスを示す。表示画像263c及び表示画像263dは、情報端末20が情報処理装置30から訴求サービスのサービス名を取得したことに応じて表示される画像である。表示画像263c及び表示画像263dは、未登録サービスのサービス名と、当該未登録サービスが利用可能であることを示す「新規発行する」又は「口座開設する」等のメッセージを示す。ユーザは、「新規発行する」又は「口座開設する」等のメッセージを押すことで、未登録サービスの利用を開始するための操作を実行する画面を表示させることができる。
表示画像264は、訴求内容を示す画像である。表示画像264は、情報端末20が情報処理装置30から訴求サービスの訴求内容を取得したことに応じて表示される画像である。表示画像264aは、表示画像263cが示す未登録サービスに対応する訴求内容を示し、表示画像264bは、表示画像263dが示す未登録サービスに対応する訴求内容を示す。
操作用画像265は、ユーザが表示領域261に示す件名に関する操作を中止するための操作用画像である。情報端末20は、例えばユーザが操作用画像265を押すことにより、図3に示す画面と異なる画面(例えば図3に示す画面を表示した時刻よりも前の時刻に表示した画面)を表示する。
<情報処理装置30の構成>
図4は、情報処理装置30の構成を示す図である。情報処理装置30は、通信部31と、記憶部32と、制御部33と、を有する。制御部33は、ユーザ情報取得部331と、取得部332と、通知部333と、を有する。
通信部31は、インターネット等の通信ネットワークを介して情報を送受信するための通信デバイスを含む。通信デバイスは、例えばLANコントローラ又は無線LANコントローラである。記憶部32は、ROM、RAM及びSSD等の記憶媒体を有する。記憶部32は、制御部33が実行するプログラムを記憶している。
記憶部32は、ユーザから取得した、ユーザを識別するユーザ識別情報(以下、「統合ユーザID」という)と、複数の利用サービス識別情報(以下、「利用サービスID」という)とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶部として機能する。利用サービスIDは、複数の利用サービスそれぞれをユーザが利用するためにユーザに付与された情報である。記憶部32は、訴求対象とする訴求サービスと、訴求サービスと異なる他のサービスの利用実績に関する訴求条件と、訴求サービスを利用することにより得られる権利または情報に関する訴求内容と、を関連付けて記憶する訴求情報記憶部として機能する。
図5は、記憶部32が記憶する情報の一例を示す図である。図5(a)は、記憶部32が記憶するユーザ情報の一例を示す図である。図5(b)は、記憶部32が記憶する訴求情報の一例を示す図である。図5(a)に示すように、記憶部32は、統合アカウント情報(すなわち統合ユーザID)と、複数の個別アカウント情報と、複数のサービス名と、複数のサーバアドレスとを関連付けて記憶する。個別アカウント情報は、利用サービスIDとパスワードとを含む。サーバアドレスは、サーバ10にアクセスするためのアドレスである。
図5(b)に示すように、記憶部32は、訴求内容を識別するための訴求識別情報(以下、「訴求ID」という)と、訴求サービスと、訴求条件と、訴求内容とを関連付けて記憶する。図5(b)に示す訴求情報は、例えば外部の情報処理装置(不図示)からインターネット等のネットワークを介して情報処理装置30に送信されることにより、予め記憶部32に記憶されている。
図5(b)に示す訴求ID「A1」に関連付けられた訴求内容は、「Cカードを用いてチャージしたチャージ額の1%に対応するAポイントのポイント数を付与する」ことを示す。訴求ID「A2」に関連付けられた訴求内容は、「Cカードの利用額の0.5%に対応するAポイントのポイント数を付与する」ことを示す。訴求ID「A7」に関連付けられた訴求内容は、「Eマーケットでの購入額の2%に対応するAポイントのポイント数を付与する」ことを示す。
制御部33は、例えばCPUである。制御部33は、記憶部32に記憶されたプログラムを実行することにより、ユーザ情報取得部331、取得部332及び通知部333として動作する。
ユーザ情報取得部331は、ユーザが利用サービスを統合サービスに登録する操作をしたことに応じて、情報端末20が送信した統合アカウント情報、個別アカウント情報及び個別アカウント情報に対応する個別サービスのサービス名を取得する。ユーザ情報取得部331が情報端末20から取得するサービス名は、サービス名を識別するためのサービス名識別情報であってもよい。ユーザ情報取得部331は、ユーザが利用サービスを統合サービスに登録する操作をした後に、ユーザが統合情報を閲覧するための操作をしたことに応じて情報端末20が送信した統合アカウント情報を情報端末20から取得する。ユーザ情報取得部331は、取得した統合アカウント情報、個別アカウント情報及びサービス名を記憶部32に記憶させる。
取得部332は、複数の利用サービスIDに基づき、ユーザによる複数の利用サービスの利用実績を取得する。取得部332は、例えばユーザ情報取得部331が情報端末20から取得した統合アカウント情報に関連付けられた複数の個別アカウント情報に含まれる複数の利用サービスIDを用いて複数のサーバ10にアクセスする。取得部332は、アクセスした複数のサーバ10から、複数の利用サービスIDに対応する複数の利用サービスの利用実績を含む複数の現金情報又は複数のポイント情報を取得する。
通知部333は、訴求条件に基づいて特定した訴求サービスの訴求内容をユーザに通知する。通知部333は、複数の利用サービスの少なくとも一つの利用実績が記憶部32に記憶された訴求条件の少なくとも一つを満たした場合、当該訴求条件に関連付けて記憶部32に記憶された訴求サービスを特定する。通知部333は、特定した訴求サービスの少なくとも一つが、記憶部32が記憶する複数の利用サービスIDに対応する複数の利用サービスのいずれとも異なる場合、当該訴求サービスに関連付けて記憶部32に記憶された訴求内容をユーザに通知する。
具体的には、通知部333は、取得部332が取得した利用サービスのポイント情報に含まれるポイント数を参照することにより、「ユーザがAポイントを2000pt保有していること」を示す利用実績を特定する。通知部333は、特定した利用実績が図5(b)に示す訴求条件のうち「Aポイントを1000pt以上保有している」を示す訴求条件を満たすことにより、訴求サービス「Cカード」を特定する。通知部333は、図5(a)に示すユーザ情報を参照してユーザの利用サービスに訴求サービス「Cカード」が含まれないことを特定することにより、訴求サービス「Cカード」に関連付けて訴求内容「Cカード利用時にAポイント0.5%付与」をユーザに通知する。
通知部333がこのように動作することで、通知部333は、ユーザの未登録サービスに関連付けて当該未登録サービスの利用を促すための訴求内容をユーザに通知することができるので、ユーザが訴求内容を参照することにより未登録サービスを利用しやすくする。その結果、通知部333は、ユーザが利用するサービスを増やすことができる。さらに、通知部333は、統合サービスが提供した訴求内容をきっかけとしてユーザが未登録サービスの利用を開始することにより、ユーザが個別サービスを統合サービスに登録しやすくする。
通知部333は、複数の利用サービスの利用実績の組み合わせに関連付けて記憶部32に記憶された訴求内容をユーザに通知してもよい。通知部333は、例えば複数の利用サービスのうち複数の利用実績の組合せが訴求条件の1つを満たした場合、当該訴求条件に関連付けられた訴求サービスをユーザに通知する。
例えば、記憶部32は、複数の利用サービスのうち2つ以上のサービスの利用実績を組み合わせた訴求条件と、複数の訴求サービスのうち少なくとも1つのサービスを利用することにより得られる権利または情報に関する訴求内容とを関連付けて記憶している。サービスを利用することにより得られる権利は、例えば特典である。サービスを利用することにより得られる情報は、例えば訴求サービスの利用を促すためのメッセージである。
具体的には、記憶部32は、図5(b)に示す訴求ID「A6」に関連付けられた訴求条件及び訴求内容のように、2つの訴求条件と1つの訴求内容とを関連付けて記憶している。訴求ID「A6」に関連付けられた2つの訴求条件は、「Zカードの使用履歴があること」及び「Aポイントの使用履歴があること」である。訴求ID「A6」に関連付けられた1つの訴求内容は、「Zカードでの支払いでAポイント200pt付与」である。
この場合、通知部333は、取得部332が取得した現金情報に含まれる現金収支の履歴を参照することにより「Zカードの使用履歴があること」を第1利用実績として特定する。通知部333は、取得部332が取得したポイント情報に含まれるポイントの使用履歴を参照することにより「Aポイントの使用履歴があること」を第2利用実績として特定する。通知部333は、第1利用実績と第2利用実績との組合せが訴求ID「A6」に関連付けられた訴求条件を満たすと判定する。通知部333は、訴求ID「A6」に関連付けられた訴求サービス「Eマーケット」と訴求内容「Zカードでの支払いでAポイント200pt付与」とをユーザに通知する。
通知部333がこのように動作することで、通知部333は、訴求条件を満たす利用実績をユーザが得ようとすることにより、ユーザが利用サービスを利用する回数を増やすことができる。
[電子マネーをチャージすることが可能な訴求サービスの通知]
ところで、ユーザの電子マネー用口座を管理する電子マネー管理サービスをユーザが利用している場合、ユーザは、電子マネー用口座に電子マネーをチャージすることによるメリットを享受したいと考える場合がある。そこで、通知部333は、電子マネーをチャージする等の所定の決済を可能にする訴求サービスをユーザに通知する。通知部333は、例えばユーザによる電子マネー用口座の利用実績が、電子マネー用口座へのチャージ履歴を有することを条件とする訴求条件を満たす場合に、訴求サービスを用いて電子マネー用口座にチャージすることにより特典が付与されることを示す訴求内容を通知する。
具体的には、通知部333は、取得部332が取得した現金情報に含まれる現金収支の履歴を参照することにより「Bマネーのチャージ履歴があること」を利用実績として特定する。通知部333は、特定した利用実績が図5(b)に示す訴求条件「Bマネーのチャージ履歴がある」を満たすことにより、訴求サービス「Cカード」を特定する。通知部333は、図5(a)に示すユーザ情報を参照してユーザの利用サービスに訴求サービス「Cカード」が含まれないことを特定することにより、訴求内容「CカードからのチャージでAポイント1%付与」をユーザに通知する。
通知部333がこのように動作することで、通知部333は、ユーザが電子マネーをチャージすることによりメリットを享受できる未登録サービスを特定し、当該未登録サービスを利用することによるメリットである訴求内容をユーザに通知できる。その結果、通知部333は、ユーザが未登録サービスを利用しやすくすることができる。
また、例えば第1チャージ手段によりユーザの電子マネー用口座にチャージする口座管理サービスをユーザが利用しているとする。口座管理サービスは、例えば銀行である。この場合、ユーザは、第1チャージ手段と異なる第2チャージ手段によりユーザの電子マネー用口座にチャージすることによるメリットが享受できるのであれば、第2チャージ手段を利用したいと考える場合がある。
そこで、通知部333は、例えばユーザによる電子マネー用口座の利用実績が、第1チャージ手段により電子マネー用口座にチャージしたことを条件とする訴求条件を満たすことを特定する。通知部333は、利用実績が満たした訴求条件に対応する訴求サービスを用いることにより第2チャージ手段により電子マネー用口座にチャージすることにより得られる権利または情報に関する訴求内容をユーザに通知する。
具体的には、通知部333は、取得部332が取得した現金情報に含まれる電子マネーの登録情報を参照することにより、「Bマネーが登録されていること」を利用実績として特定する。通知部333は、特定した利用実績が図5(b)に示す訴求条件「Bマネーが登録されている」を満たすことにより、訴求サービス「D銀行」を特定する。通知部333は、図5(a)に示すユーザ情報を参照してユーザの利用サービスに訴求サービス「D銀行」が含まれないことを特定することにより、訴求内容「Bマネーのチャージ口座に設定で100pt付与」をユーザに通知する。
通知部333がこのように動作することで、通知部333は、未登録サービスを利用してチャージすることによりユーザが得られる権利又は情報をユーザに通知できる。その結果、通知部333は、ユーザが未登録サービスを利用しやすくすることができるため、未登録サービスを利用するユーザを増やすことができる。
[利用料金を支払うことが可能な訴求サービスの通知]
ユーザは、銀行口座からの引き落とし又はクレジットカードの使用により、電気料金等の公共料金又はインターネット等のネットワーク通信の利用料金を支払う場合がある。そして、ユーザは、公共料金又は利用料金を支払うことによるメリットを享受したいと考える場合がある。そこで、通知部333は、公共料金の支払い又は利用料金の支払い等の所定の決済を可能にする訴求サービスをユーザに通知する。
通知部333は、例えばユーザによる所定の期間内の利用サービスの利用実績が、利用サービスの利用料金が所定額以上であることを条件とする訴求条件を満たす場合に、訴求サービスを利用して利用料金を支払うことにより得られる権利または情報に関する訴求内容を通知する。所定の期間は、利用料金の支払日に対応する期間であり、例えば1ヶ月である。所定額は、例えば複数の利用サービスそれぞれの利用料金の最小値である。
具体的には、通知部333は、取得部332が取得した現金情報に含まれる現金収支を参照することにより、「D通信サービスの利用料金として毎月3000円が銀行口座から引き落とされていること」を利用実績として特定する。通知部333は、特定した利用実績が図5(b)に示す訴求条件「1ヶ月以内にD通信サービスの利用料金3000円の支払履歴があること」を満たすと判定する。通知部333は、図5(a)に示すユーザ情報を参照してユーザの利用サービスに訴求サービス「D銀行」が含まれないことを特定することにより、訴求内容「口座開設でAポイント1000pt付与」をユーザに通知する。
通知部333がこのように動作することで、通知部333は、未登録サービスを利用して利用料金を支払うことによりユーザが得られる権利又は情報をユーザに通知できる。その結果、通知部333は、ユーザが利用料金の支払いを実行するために未登録サービスを利用しやすくすることができるため、未登録サービスを利用するユーザを増やすことができる。
[ポイントに関する訴求サービスの通知]
ところで、ユーザは、自身が保有する複数種類のポイントのうち、特定のポイントを増やしたいと考える場合がある。特定のポイントは、例えば自身が保有する他のポイントよりも保有しているポイント数が大きいポイントである。そこで、通知部333は、ユーザが商品の購入に利用可能なポイントを管理するポイント管理サービスを利用するユーザにポイントを付与することが可能な訴求サービスをユーザに通知する。
通知部333は、例えばユーザによるポイント管理サービスで管理されるポイントの利用実績が、所定数以上保有又は所定数以上使用していることを示すことを条件とする訴求条件を満たすことを特定する。所定数は、事業者が予め定めたポイント数であり、例えば1000ポイントである。通知部333は、利用実績が満たした訴求条件に対応する訴求サービスを利用することで、ポイント管理サービスで管理されるポイントを付与されることを示す訴求内容を通知する。
具体的には、通知部333は、取得部332が取得したポイント情報に含まれるポイント数を参照することにより、「Aポイントを2000pt所有」していることを利用実績として特定する。通知部333は、特定した利用実績が図5(b)に示す「Aポイントを1000pt以上保有していること」を満たすと判定する。通知部333は、図5(a)に示すユーザ情報を参照してユーザの利用サービスに訴求サービス「Cカード」が含まれないことを特定することにより、訴求内容「Cカード利用時にAポイント0.5%付与」をユーザに通知する。
通知部333がこのように動作することで、通知部333は、ユーザが利用する頻度が高いポイント又はユーザに付与された回数が比較的多いポイントと同じ種類のポイントを、ユーザが商品の購入等の決済をすることにより付与可能な訴求サービスを通知できる。その結果、通知部333は、ユーザが未登録サービスを利用しやすくすることができる。
また、ユーザは、自身が保有する複数種類のポイントを合算して使用したいと考える場合がある。そこで、通知部333は、ユーザが利用している利用サービスが、ユーザが商品の購入に利用可能なポイントを管理する第1ポイント管理サービスである場合、第1ポイント管理サービスと異なる第2ポイント管理サービスを訴求サービスとしてユーザに通知する。第2ポイント管理サービスは、第1ポイント管理サービスが管理するポイントと異なる種類の他のポイントであって、当該ポイントに合算することが可能な他のポイントを管理するサービスである。
通知部333は、例えばユーザによるポイントの利用実績が、ユーザが第1ポイント管理サービスで管理されるポイントを使用したことを条件とする訴求条件を満たす場合に、第2ポイント管理サービスに関する訴求内容をユーザに通知する。
具体的には、通知部333は、取得部332が取得したポイント情報に含まれるポイントの使用履歴を参照することにより、「Aポイントを使用したこと」を利用実績として特定する。通知部333は、特定した利用実績が図5(b)に示す「Aポイントの使用履歴がある」を満たすと判定する。通知部333は、図5(a)に示すユーザ情報を参照してユーザの利用サービスに訴求サービス「Hポイント」が含まれないことを特定することにより、訴求内容「Hポイントサービス登録でAポイントと合算可能なHポイント100pt付与」をユーザに通知する。
通知部333がこのように動作することで、通知部333は、ユーザが利用する回数が大きいポイントと合算可能な他のポイントを取得可能な訴求サービスをユーザに通知できる。その結果、通知部333は、ユーザが利用する利用サービスの数を増やすことができる。
<情報処理システム100における処理シーケンス>
図6は、情報処理システム100における処理シーケンスの例を示す図である。図6は、サーバ10、情報端末20及び情報処理装置30の間で送受信されるデータの一部を示している。図6に示す処理シーケンスは、情報端末20がユーザ操作を受け付けた時点から開始している(S11)。ユーザ操作は、ユーザが統合情報を閲覧するための操作である。情報端末20は、ユーザ操作を受け付けたことにより、統合ユーザIDを情報処理装置30に送信する(S12)。
取得部332は、ユーザ情報取得部331が情報端末20から取得した統合ユーザIDに関連付けられた利用サービスIDを特定する(S13)。取得部332は、特定した利用サービスIDをサーバ10に送信する(S14)。サーバ10は、取得した利用サービスIDに関連付けられた現金情報又はポイント情報を特定する(S15)。サーバ10は、特定した現金情報又はポイント情報を情報処理装置30に送信する(S16)。
通知部333は、取得部332がサーバ10から取得した現金情報又はポイント情報に基づいて情報端末20のユーザの利用実績を特定する。通知部333は、特定した利用実績が、記憶部32が記憶している訴求条件を満たす場合に、当該訴求条件に関連付けられた訴求サービスを特定する(S17)。通知部333は、特定した訴求サービスをユーザが利用している場合(S18のNO)、特定した訴求サービスに関連付けられた訴求内容を情報端末20に通知しない。
通知部333は、特定した訴求サービスをユーザが利用していない場合(S18のYES)、特定した訴求サービスに関連付けられた訴求内容を特定する(S19)。通知部333は、特定した訴求サービスと特定した訴求内容とを情報端末20に通知する(S20)。情報端末20は、取得した訴求内容を情報端末20が備えるディスプレイに表示する(S21)。
<情報処理装置30による効果>
以上説明したように、情報処理装置30は、統合ユーザIDと利用サービスIDとを関連付けたユーザ情報、及び訴求サービスと訴求条件と訴求内容とを関連付けた訴求情報を記憶する記憶部32を有する。情報処理装置30は、利用サービスIDを用いてサーバ10にアクセスすることにより情報端末20のユーザの利用実績を含む現金情報又はポイント情報を取得する取得部332を有する。そして、通知部333が、現金情報又はポイント情報に含まれる利用実績が訴求条件を満たし、且つ当該訴求条件に対応する訴求サービスが未登録サービスである場合に、訴求サービスに関連付けられた訴求内容を特定する。通知部333は、特定した訴求内容を情報端末20に通知する。
情報処理装置30がこのように構成されることで、情報処理装置30は、ユーザが未登録サービスを利用するように訴求するための訴求内容をユーザに通知することができるので、ユーザが未登録サービスを利用しやすくなる。その結果、情報処理装置30は、ユーザが利用する利用サービスを増やすことができる。さらに、情報処理装置30は、訴求内容をきっかけとしてユーザに未登録サービスの利用を開始させることにより、ユーザが、利用を開始した個別サービスを、訴求内容を提供した統合サービスに登録しやすくする。
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
10 サーバ
20 情報端末
21 通信部
22 記憶部
23 操作部
24 表示部
25 制御部
30 情報処理装置
31 通信部
32 記憶部
33 制御部
100 情報処理システム
251 操作受付部
252 送信部
253 取得部
254 表示制御部
331 ユーザ情報取得部
332 取得部
333 通知部

Claims (9)

  1. ユーザから取得した、ユーザを識別するユーザ識別情報と、複数の利用サービスそれぞれを前記ユーザが利用するために前記ユーザに付与された複数の利用サービス識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶部と、
    訴求対象とする訴求サービスと、前記訴求サービスと異なる他のサービスの利用実績に関する訴求条件と、前記訴求サービスを利用することにより得られる権利または情報に関する訴求内容と、を関連付けて記憶する訴求情報記憶部と、
    前記複数の利用サービス識別情報に基づき、前記ユーザによる前記複数の利用サービスの利用実績を取得する取得部と、
    前記複数の利用サービスの少なくとも一つの前記利用実績が前記訴求情報記憶部に記憶された前記訴求条件の少なくとも一つを満たし、且つ、当該訴求条件に関連付けて前記訴求情報記憶部に記憶された前記訴求サービスの少なくとも一つが、前記ユーザ情報記憶部が記憶する前記複数の利用サービス識別情報に対応する前記複数の利用サービスのいずれとも異なる場合、当該訴求サービスに関連付けて前記訴求情報記憶部に記憶された訴求内容を前記ユーザに通知する通知部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記利用サービスは、前記ユーザの電子マネー用口座を管理する電子マネー管理サービスであり、
    前記訴求サービスは、所定の決済を可能にするサービスであり、
    前記通知部は、前記ユーザによる前記電子マネー用口座の前記利用実績が、電子マネー用口座へのチャージ履歴を有することを条件とする前記訴求条件を満たす場合に、前記訴求サービスを用いて前記電子マネー用口座にチャージすることにより特典が付与されることを示す前記訴求内容を通知する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記利用サービスは、前記ユーザが商品の購入に利用可能なポイントを管理するポイント管理サービスであり、
    前記訴求サービスは、所定の決済を可能にするサービスであり、
    前記通知部は、前記ユーザによる前記ポイント管理サービスで管理されるポイントの前記利用実績が、所定数以上保有又は所定数以上使用していることを示すことを条件とする前記訴求条件を満たす場合に、前記訴求サービスを利用することで、前記ポイント管理サービスで管理されるポイントを付与されることを示す前記訴求内容を通知する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記訴求サービスは、所定の決済を可能にするサービスであり、
    前記通知部は、前記ユーザによる所定の期間内の前記サービスの前記利用実績が、前記サービスの利用料金が所定額以上であることを条件とする前記訴求条件を満たす場合に、前記訴求サービスを利用して前記利用料金を支払うことにより得られる権利または情報に関する前記訴求内容を通知する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記利用サービスは、第1チャージ手段により前記ユーザの電子マネー用口座にチャージする口座管理サービスであり、
    前記訴求サービスは、前記第1チャージ手段と異なる第2チャージ手段により前記ユーザの電子マネー用口座にチャージするサービスであり、
    前記通知部は、前記ユーザによる前記電子マネー用口座の前記利用実績が、前記第1チャージ手段により前記電子マネー用口座にチャージしたことを条件とする前記訴求条件を満たす場合に、前記訴求サービスを用いることにより前記第2チャージ手段により前記電子マネー用口座にチャージすることにより得られる権利または情報に関する前記訴求内容を前記ユーザに通知する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記利用サービスは、前記ユーザが商品の購入に利用可能なポイントを管理する第1ポイント管理サービスであり、
    前記訴求サービスは、前記ポイントと異なる種類の他のポイントであって、前記ポイントに合算することが可能な前記他のポイントを管理する第2ポイント管理サービスであり、
    前記通知部は、前記ユーザによる前記ポイントの前記利用実績が、前記ユーザが前記第1ポイント管理サービスで管理される前記ポイントを使用したことを条件とする前記訴求条件を満たす場合に、前記第2ポイント管理サービスに関する前記訴求内容を前記ユーザに通知する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記訴求情報記憶部は、前記複数の利用サービスのうち2つ以上のサービスの利用実績を組み合わせた訴求条件と、複数の前記訴求サービスのうち少なくとも1つのサービスを利用することにより得られる権利または情報に関する前記訴求内容とを関連付けて記憶し、
    前記通知部は、前記複数の利用サービスの前記利用実績の組み合わせに関連付けて前記訴求情報記憶部に記憶された前記訴求内容を前記ユーザに通知する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータが実行する、
    ユーザから取得した、ユーザを識別するユーザ識別情報と、複数の利用サービスそれぞれを前記ユーザが利用するために前記ユーザに付与された複数の利用サービス識別情報とを関連付けて記憶するステップと、
    訴求対象とする訴求サービスと、前記訴求サービスと異なる他のサービスの利用実績に関する訴求条件と、前記訴求サービスを利用することにより得られる権利または情報に関する訴求内容と、を関連付けて記憶するステップと、
    前記複数の利用サービス識別情報に基づき、前記ユーザによる前記複数の利用サービスの利用実績を取得するステップと、
    前記複数の利用サービスの少なくとも一つの前記利用実績が前記訴求条件の少なくとも一つを満たし、且つ、当該訴求条件に関連付けられた前記訴求サービスの少なくとも一つが、前記複数の利用サービス識別情報に対応する前記複数の利用サービスのいずれとも異なる場合、当該訴求サービスに関連付けられた訴求内容を前記ユーザに通知するステップと、
    を有する情報処理方法。
  9. ユーザが利用可能な複数のサービスのうち前記ユーザが利用するサービスを管理する情報処理装置と、前記ユーザが使用する情報端末と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記ユーザから取得した、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、前記ユーザが利用する複数の利用サービスそれぞれを前記ユーザが利用するために前記ユーザに付与された複数の利用サービス識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶部と、
    訴求対象とする訴求サービスと、前記訴求サービスと異なる他のサービスの利用実績に関する訴求条件と、前記訴求サービスを利用することにより得られる権利または情報に関する訴求内容と、を関連付けて記憶する訴求情報記憶部と、
    前記複数の利用サービス識別情報に基づき、前記ユーザによる前記複数の利用サービスの利用実績を取得する取得部と、
    前記複数の利用サービスの少なくとも一つの前記利用実績が前記訴求情報記憶部に記憶された前記訴求条件の少なくとも一つを満たし、且つ、当該訴求条件に関連付けて前記訴求情報記憶部に記憶された前記訴求サービスの少なくとも一つが、前記ユーザ情報記憶部が記憶する前記複数の利用サービス識別情報に対応する前記複数の利用サービスのいずれとも異なる場合、当該訴求サービスに関連付けて前記訴求情報記憶部に記憶された訴求内容を前記情報端末に通知する通知部と、
    を有し、
    前記情報端末は、
    前記訴求内容を前記情報処理装置から取得する取得部と、
    前記訴求内容に対応する前記訴求サービスと前記訴求内容とを関連付けて表示部に表示させる表示制御部と、
    を有する情報処理システム。
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