JP7067976B2 - 改札システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、出場装置及び改札システムに関する。
鉄道又はバスなどの交通機関などにおいて、入場駅(バスの場合は停留所)の情報や、出場駅の情報、利用者が利用可能な区間を示す情報(定期区間やチャージ金額)を書き込み可能な交通系のIC(Integrated Circuit)カードが利用されている。しかしながら、従来の技術では、入場駅の情報などを書き込む領域が設定されていないICカードを改札において利用できない場合がある。
特開2014-63216号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、利用者にとっての利便性を向上させることができる出場装置及び改札システムを提供することである。
実施形態の出場装置は、入出場に料金が必要なエリアからの出場時に使用される。実施形態の出場装置は、第1の取得部、通信部、第2の取得部、一致判定部及び第1の決済部を含む。第1の取得部は、決済サービスを利用するための媒体から識別情報を取得する。通信部は、前記第1の取得部によって取得された前記識別情報をサーバー装置に送信することで、送信した前記識別情報によって特定される前記料金の金額を前記サーバー装置から受信する。第2の取得部は、決済サービスを利用するための媒体から識別情報を取得する。一致判定部は、前記第1の取得部によって取得された前記識別情報と前記第2の取得部によって取得された前記識別情報とが一致するか否かを判定する。第1の決済部は、前記判定部によって一致すると判定された場合に前記決済サービスを用いて前記料金の金額分の決済処理をし、前記判定部によって一致しないと判定された場合に前記決済処理をしない。
第1実施形態~第4実施形態に係る改札システムの全体構成の一例を示す図。 第1実施形態~第4実施形態に係る媒体の構成及び機能の一例を示す図。 第1実施形態~第4実施形態に係る改札ユニットの外観構成の一例を示す図。 第1実施形態~第3実施形態に係る改札システム並びに当該改札システムに含まれる自動改札機及び決済端末の要部回路構成及び機能構成の一例を示すブロック図。 第1実施形態及び第2実施形態に係るセンターサーバーの要部回路構成及び機能構成の一例を示すブロック図。 第1実施形態~第4実施形態に係る電子マネーサーバーの要部回路構成及び機能構成の一例を示すブロック図。 第1実施形態に係る改札システムの処理の概要の一例を示す図 管理テーブルの内容の一例を示す図。 第1実施形態~第4実施形態に係る自動改札機のプロセッサーによる処理のフローチャート。 第1実施形態に係る自動改札機のプロセッサーによる処理のフローチャート。 第1実施形態に係る決済端末のプロセッサーによる処理のフローチャート。 第1実施形態及び第2実施形態に係るセンターサーバーのプロセッサーによる処理のフローチャート。 第2実施形態に係る自動改札機のプロセッサーによる処理のフローチャート。 第2実施形態に係る決済端末のプロセッサーによる処理のフローチャート。 管理テーブルの内容の一例を示す図。 精算テーブルの内容の一例を示す図。 第3実施形態に係る自動改札機の要部回路構成及び機能構成を示す図。 第3実施形態及び第4実施形態に係る決済端末の要部回路構成及び機能構成を示す図。 第3実施形態に係るセンターサーバーの要部回路構成及び機能構成を示す図。 第4実施形態に係る改札システム並びに当該改札システムに含まれる自動改札機及び決済端末の要部回路構成及び機能構成の一例を示すブロック図。 第4実施形態に係る自動改札機の要部回路構成及び機能構成を示す図。 第4実施形態に係るセンターサーバーの要部回路構成及び機能構成を示す図。
以下、いくつかの実施形態に係る改札システムについて図面を用いて説明する。実施形態の改札システムは、例えば、鉄道、バス、航空機又は船舶などの交通機関において、駅などの入出場又はバスなどの乗降車の管理を行うシステムである。あるいは、実施形態の改札システムは、交通機関以外の入出場の管理を行うシステムであっても良い。以下の説明では、改札システムが、鉄道駅において適用される例について説明する。
〔第1実施形態〕
(全体構成)
図1は、第1実施形態に係る改札システム1の全体構成の一例を示す図である。改札システム1は、例えば、A駅システム10Aと、B駅システム10Bと、センターサーバー50と、電子マネーサーバー70と、店舗決済端末100とを含む。なお、A駅システム10Aと、B駅システム10Bとを区別しない場合は、以下単に「駅システム10」と称する。また、各図及び以下において、A駅システム10Aに含まれる構成の符号の末尾に「A」を付し、B駅システム10Bに含まれる構成の符号の末尾に「B」を付して示している。また、いずれの駅システムに含まれる構成であるか区別しない場合は、「A」又は「B」を省略して示す。なお、図1には、A駅及びB駅の2つの駅の駅システム10を示しているが、典型的には改札システム1は、より多くの駅及び駅システム10を含む。
駅システム10は、自動改札機30及び決済端末40を含む。自動改札機30と決済端末40とは、専用線又は無線などを介して通信する。
さらに、駅システム10は、駅サーバー、自動券売機及び駅務機器なども含む。駅サーバーは、ネットワークNW1を介してセンターサーバー50から取得した情報を、専用線、公衆回線又はLAN(local area network)などを介して自動改札機30に送信する。また、駅サーバーは、自動改札機30から専用線、公衆回線又はLANなどを介して取得した情報を、ネットワークNW1を介してセンターサーバー50に送信する。ネットワークNW1は、典型的にはインターネットを含む通信網である。ネットワークNW1は、典型的にはWAN(wide area network)を含む通信網である。ネットワークNW1は、イントラネットなどのプライベートネットワークを含む通信網であっても良い。ネットワークNW1は、LANを含む通信網であっても良い。また、ネットワークNW1は、無線回線でも良いし有線回線でも良く、無線回線と有線回線とが混在していても良い。また、ネットワークNW1は、専用線又は公衆携帯電話網などを含む通信網であっても良い。
決済端末40は、例えば、ネットワークNW2を介して電子マネーサーバー70と通信する。なお、決済端末40は、駅サーバーを介して通信しても良い。ネットワークNW2は、典型的にはインターネットを含む通信網である。ネットワークNW2は、典型的にはWANを含む通信網である。ネットワークNW2は、イントラネットなどのプライベートネットワークを含む通信網であっても良い。ネットワークNW2は、LANを含む通信網であっても良い。また、ネットワークNW2は、無線回線でも良いし有線回線でも良く、無線回線と有線回線とが混在していても良い。また、ネットワークNW2は、専用線又は公衆携帯電話網などを含む通信網であっても良い。なお、ネットワークNW1とネットワークNW2とは、一部又は全部が同一の通信網であっても良い。あるいは、ネットワークNW1とネットワークNW2とは、接続されていても良い。
(媒体)
ここで、本実施形態の改札システム1において利用される媒体Mについて説明する。媒体Mは、例えば、電子マネーなどの決済サービスを利用するために用いられる媒体である。媒体Mは、例えば、ICカードである。媒体Mは、例えば、決済サービスのIDが書き込まれる。また、電子マネーサービスを使用するために用いられる媒体Mは、さらに、チャージ金額などが書き込まれる。なお、媒体Mによって使用可能な決済サービスとしては、電子マネーのサービスに限らず、プリペイド型、ポストペイ型又はデビット型などの各種の決済サービスであっても良い。なお、実施形態では、決済サービスとして電子マネーサービスを用いる場合を主な例として説明する。
図2は、媒体Mの構成及び機能の一例を示す図である。媒体Mは、一例として、無線通信機能を有する媒体である。媒体Mは、例えば、基材M2と、チップM3と、アンテナM4とを備える。基材M2は、例えば、カード状の形状である。チップM3は、例えば、パッシブタイプのICチップである。チップM3は、RFID(radio frequency identifier)などを用いた非接触通信などによって、自動改札機30と通信する。チップM3は、例えば、自動改札機30により送信されたコマンド(信号)に応答して情報を送信する、コマンドレスポンス方式に基づいて処理を実行する。チップM3は、例えば、送受信部M5、制御回路M6、記憶部M7などを備える。送受信部M5は、自動改札機30により送信された電波に含まれる情報を復調したり、情報を重畳するための電波を生成し、生成した電波に情報を重畳したりする。
制御回路M6は、例えば、CPU(central processing unit)などのプロセッサーを含む。制御回路M6は、自動改札機30により送信されたコマンドの内容に応じて、記憶部M7に情報を書き込んだり、記憶部M7に書き込まれた情報を読み出したりする。また、制御回路M6は、記憶部M7に記憶された情報を読み出す。そして、制御回路M6は、アンテナM4及び送受信部M5を用いて、読み出した情報を自動改札機30に送信する。
記憶部M7には、制御回路M6により実行されるプログラム、媒体ID、及び電子マネーのチャージ金額(入金金額)などがエンコードされて記憶されている。以下、具体的に説明する。記憶部M7には、例えば、第1記憶領域ARlと、第2記憶領域AR2とが設定されている。第1記憶領域ARlには、例えば、媒体Mの識別情報(以下「媒体ID」と称する。)が記憶されている。媒体IDは、媒体Mにおいて管理される電子マネーのサービスに関わらず、媒体MのチップM3ごとに付与される識別情報である。この媒体IDは、チップM3に対して、予め定められた所定のプロトコルで通信が行われることによって取得される情報である。
第2記憶領域AR2には、電子マネーのサービスに関する情報が記憶される。電子マネーのサービスに関する情報は、当該電子マネーのサービスに対応するアクセス権を有する装置によって、当該電子マネーのサービスに対応するプロトコルで通信が行われることで取得又は書き換えられる。
電子マネーのサービスに関する情報は、サービスID、チャージ金額、及び利用履歴を含む。サービスIDは、電子マネーのサービスの管理者により管理されているIDである。
また、媒体Mには、少なくとも媒体IDを書き込む領域が設定される。媒体Mは、利用者の入場駅の情報、出場駅の情報、又はチャージ金額を書き込む領域は設定されていなくても良い。この場合、チャージ金額は、電子マネーサーバー70側で管理される。なお、媒体Mは、複数種類の電子マネーのサービスに関する情報を記憶していても良い。
また、媒体Mとして、カードエミュレーション機能を有する携帯電話などの電子機器などが用いられても良い。当該電子機器は、非接触通信のためにICチップ及びアンテナなどを備える。
(自動改札機及び決済端末)
図3は、第1実施形態に係る改札ユニット20の外観構成の一例を示す図である。改札ユニット20は、駅改札内への入場又は出場のために駅などに設置される。改札内は、入出場に料金が必要なエリアの一例である。なお、バスの車内なども入出場に料金が必要なエリアの一例である。
改札ユニット20は、例えば図3に示すように自動改札機30及び決済端末40を含む。改札ユニット20は、例えば、支持体22に支持される。改札ユニット20は、自動改札機30と、決済端末40を含む。なお、改札ユニット20は、入出場に限らず、他社路線への乗換などのために設置されていても良い。改札ユニット20は、一例として、入場用であるか出場用であるかが分かるように分けて設置される。なお、入場用の改札ユニット20と出場用の改札ユニット20と乗換用の改札ユニット20とは、同一構成であっても良いし、異なる構成であっても良い。例えば、入場用又は乗換用の改札ユニット20は、決済端末40が省略されていても良い。なお、改札ユニット20は、自動改札機30と決済端末40とが別々の筐体で構成され、自動改札機30と決済端末40とがケーブル又は無線などによって接続された態様であっても良い。入場用の改札ユニット20は、入出場に料金が必要なエリアへの入場時に使用される入場装置の一例である。出場用の改札ユニット20は、入出場に料金が必要なエリアからの出場時に使用される出場装置の一例である。
改札ユニット20は、自動改札機30の入出場用リーダー38と、決済端末40の決済用リーダー47とを備える。当該入出場用リーダー38及び決済用リーダー47は、利用者が媒体Mをタッチ可能な位置に設けられる。入出場用リーダー38には、図3のA方向(紙面手前側から奥側へ向かうような方向)に通過しようとする利用者によって媒体Mが翳される。そして、媒体Mは、自動改札機30の内部の各種処理を受ける。当該各種処理については、後述する。また、決済用リーダー47には、入出場用リーダー38に媒体Mを翳した利用者によって、再度、媒体Mが翳される。そして、媒体Mは、決済端末40内部の各種処理を受ける。当該各種処理についても、後述する。また、改札ユニット20は、一例として、入出場用リーダー38と決済用リーダー47との間に、自動改札機30の処理結果を表示するタッチパネル37を備える。
なお、図3では、自動改札機30がICカード専用機であるものとして説明するが、自動改札機30は、ICカードと、QR(登録商標)コード等のコード券、磁気券又は紙券などとの双方を処理可能な併用機であっても良い。また、自動改札機30は、利用者の双方向の通過のみを許可するものに限らず、利用者の一方向の通過を許可するものであっても良い。また、自動改札機30は、通行の可否に応じて開閉する扉又はバーなどを備えていても良い。
図4は、第1実施形態に係る改札システム1並びに改札システム1に含まれる自動改札機30及び決済端末40の要部回路構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。
自動改札機30は、一例として、プロセッサー31、ROM(read-only memory)32、RAM(random-access memory)33、補助記憶デバイス34、第1の通信部35、第2の通信部36、タッチパネル37及び入出場用リーダー38を含む。
プロセッサー31は、自動改札機30の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー31は、ROM32又は補助記憶デバイス34などに記憶されたシステムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア又はファームウェアなどのプログラムに基づいて、自動改札機30の各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサー31は、例えば、CPU、MPU(micro processing unit)、SoC(system on a chip)、DSP(digital signal processor)、GPU(graphics processing unit)、ASIC(application specific integrated circuit)、PLD(programmable logic device)又はFPGA(field-programmable gate array)などである。あるいは、プロセッサー31は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM32は、プロセッサー31を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM32は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM32は、上記のプログラムを記憶する。また、ROM32は、プロセッサー31が各種の処理を行う上で使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。
RAM33は、プロセッサー31を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM33は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM33は、プロセッサー31が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアなどとして利用される。
補助記憶デバイス34は、プロセッサー31を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス34は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disk drive)又はSSD(solid state drive)などである。補助記憶デバイス34は、上記のプログラムを記憶する場合もある。また、補助記憶デバイス34は、プロセッサー31が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー31での処理によって生成されたデータ又は各種の設定値などを保存する。
ROM32又は補助記憶デバイス34に記憶されるプログラムは、後述する処理を実行するためのプログラムを含む。一例として、自動改札機30は、当該プログラムがROM32又は補助記憶デバイス34に記憶された状態で自動改札機30の管理者などへと譲渡される。しかしながら、自動改札機30は、当該プログラムがROM32又は補助記憶デバイス34に記憶されない状態で当該管理者などに譲渡されても良い。また、自動改札機30は、当該プログラムとは別のプログラムがROM32又は補助記憶デバイス34に記憶された状態で当該管理者などに譲渡されても良い。そして、後述する処理を実行するためのプログラムが別途に当該管理者などへと譲渡され、当該管理者又はサービスマンなどによる操作の下にROM32又は補助記憶デバイス34へと書き込まれても良い。このときのプログラムの譲渡は、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク又は半導体メモリなどのようなリムーバブルな記憶媒体に記録して、あるいはネットワークNW1などを介したダウンロードにより実現できる。
第1の通信部35は、例えば、自動改札機30がネットワークNW1などを介してセンターサーバー50などと通信するために設けられた通信インターフェースである。第1の通信部35は、通信部の一例である。
第2の通信部36は、例えば、自動改札機30が決済端末40と通信するために設けられた通信インターフェースである。
タッチパネル37は、一例として、表示部371と入力部372とが積層されたものである。表示部371は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどのディスプレイである。表示部371は、自動改札機30の操作者に各種情報を通知するための画面を表示する。入力部372は、例えば、タッチパッドなどのポインティングデバイスである。入力部372は、当自動改札機30の操作者によるタッチ操作を受け付ける。
入出場用リーダー38は、鉄道の利用者によって翳された媒体Mなどと通信する。これにより、入出場用リーダー38は、当該媒体Mに記憶された媒体IDなどの各種情報を取得する。なお、入出場用リーダー38は、媒体Mに情報を書き込む機能を有していても良い。出場用の改札ユニット20が備える入出場用リーダー38は、第1の取得部の一例である。入場用の改札ユニット20が備える入出場用リーダー38は、第3の取得部の一例である。
なお、プロセッサー31は、一例として、ROM32又は補助記憶デバイス34に記憶されたプログラムに基づき、判定部311及び通信制御部312として機能する。
判定部311は、入出場用リーダー38によって取得された媒体IDをRAM33又は補助記憶デバイス34などに記憶させる。そして、判定部311は、IDが一致するか否かの判定を行う。
通信制御部312は、第1の通信部35を制御して、入出場用リーダー38によって取得された媒体IDをセンターサーバー50に送信させる。また、通信制御部312は、センターサーバー50によって送信された、鉄道の利用運賃を示す運賃情報などを、第1の通信部35に受信させる。
また、通信制御部312は、第2の通信部36を制御して、第1の通信部35によって受信された運賃情報などを決済端末40に送信させる。
決済端末40は、一例として、プロセッサー41、ROM42、RAM43、補助記憶デバイス44、第1の通信部45、第2の通信部46及び決済用リーダー47を含む。出場用の改札ユニット20が備える決済端末40は、第1の決済部の一例である。入場用の改札ユニット20が備える決済端末40は、第2の決済部の一例である。
プロセッサー41は、決済端末40の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー41は、ROM42又は補助記憶デバイス44などに記憶されたシステムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア又はファームウェアなどのプログラムに基づいて、決済端末40の各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサー41は、例えば、CPU、MPU、SoC、DSP、GPU、ASIC、PLD又はFPGAなどである。あるいは、プロセッサー41は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM42は、プロセッサー41を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM42は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM42は、上記のプログラムを記憶する。また、ROM42は、プロセッサー41が各種の処理を行う上で使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。
RAM43は、プロセッサー41を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM43は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM43は、プロセッサー41が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアなどとして利用される。
補助記憶デバイス44は、プロセッサー41を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス44は、例えばEEPROM、HDD又はSSDなどである。補助記憶デバイス44は、上記のプログラムを記憶する場合もある。また、補助記憶デバイス44は、プロセッサー41が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー41での処理によって生成されたデータ又は各種の設定値などを保存する。
ROM42又は補助記憶デバイス44に記憶されるプログラムは、後述する処理を実行するためのプログラムを含む。一例として、決済端末40は、当該プログラムがROM42又は補助記憶デバイス44に記憶された状態で決済端末40の管理者などへと譲渡される。しかしながら、決済端末40は、当該プログラムがROM42又は補助記憶デバイス44に記憶されない状態で当該管理者などに譲渡されても良い。また、決済端末40は、当該プログラムとは別のプログラムがROM42又は補助記憶デバイス44に記憶された状態で当該管理者などに譲渡されても良い。そして、後述する処理を実行するためのプログラムが別途に当該管理者などへと譲渡され、当該管理者又はサービスマンなどによる操作の下にROM42又は補助記憶デバイス44へと書き込まれても良い。このときのプログラムの譲渡は、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク又は半導体メモリなどのようなリムーバブルな記憶媒体に記録して、あるいはネットワークNW2などを介したダウンロードにより実現できる。
第1の通信部45は、例えば、決済端末40がネットワークNW2などを介して電子マネーサーバー70などと通信するために設けられた通信インターフェースである。
第2の通信部46は、例えば、決済端末40が自動改札機30と通信するために設けられた通信インターフェースである。
決済用リーダー47は、媒体Mなどと通信を行う。これにより、決済用リーダー47は、媒体Mに記憶された媒体ID及びチャージ金額などを取得する。なお、決済用リーダー47は、媒体Mに情報を書き込む機能を有していても良い。出場用の改札ユニット20が備える決済用リーダー47は、第2の取得部の一例である。入場用の改札ユニット20が備える決済用リーダー47は、第4の取得部の一例である。
なお、プロセッサー41は、一例として、ROM42又は補助記憶デバイス44に記憶されたプログラムに基づき、判定部411及び決済制御部412として機能する。
判定部411は、第2の通信部46によって受信された媒体IDと決済用リーダー47によって受信された媒体IDとを比較して、2つの媒体IDが一致するか否かの判定を行う。
決済制御部412は、媒体Mにおいて管理される電子マネーサービスを用いた運賃の決済に係る制御を行う。
(センターサーバー)
図5は、センターサーバーの要部回路構成及び機能構成を示す図である。センターサーバー50は、一例として、プロセッサー51、ROM52、RAM53、通信部54及びセンターサーバー記憶部60を含む。センターサーバー50は、サーバー装置の一例である。
プロセッサー51は、センターサーバー50の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー51は、ROM52などに記憶されたシステムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア又はファームウェアなどのプログラムに基づいて、センターサーバー50の各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサー51は、例えば、CPU、MPU、SoC、DSP、GPU、ASIC、PLD又はFPGAなどである。あるいは、プロセッサー51は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM52は、プロセッサー51を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM52は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM52は、上記のプログラムを記憶する。また、ROM52は、プロセッサー51が各種の処理を行う上で使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。
RAM53は、プロセッサー51を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM53は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM53は、プロセッサー51が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアなどとして利用される。
通信部54は、例えば、センターサーバー50がネットワークNW1などを介して自動改札機30などと通信するために設けられた通信インターフェースである。
センターサーバー記憶部60は、プロセッサー51を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。センターサーバー記憶部60は、例えばEEPROM、HDD又はSSDなどである。センターサーバー記憶部60は、上記のプログラムを記憶する場合もある。また、センターサーバー記憶部60は、プロセッサー41が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー51での処理によって生成されたデータ又は各種の設定値などを保存する。センターサーバー記憶部60は、第1の記憶部の一例である。センターサーバー記憶部60は、第2の記憶部の一例である。
また、センターサーバー記憶部60は、運賃テーブル61及び管理テーブル62を記憶する。運賃テーブル61は、駅間の運賃又は駅間の運賃を導出するために必要な情報などを記憶するテーブルである。管理テーブル62については後述する。
ROM52又はセンターサーバー記憶部60に記憶されるプログラムは、後述する処理を実行するためのプログラムを含む。一例として、センターサーバー50は、当該プログラムがROM52又はセンターサーバー記憶部60に記憶された状態でセンターサーバー50の管理者などへと譲渡される。しかしながら、センターサーバー50は、当該プログラムがROM52又はセンターサーバー記憶部60に記憶されない状態で当該管理者などに譲渡されても良い。また、センターサーバー50は、当該プログラムとは別のプログラムがROM52又はセンターサーバー記憶部60に記憶された状態で当該管理者などに譲渡されても良い。そして、後述する処理を実行するためのプログラムが別途に当該管理者などへと譲渡され、当該管理者又はサービスマンなどによる操作の下にROM52又はセンターサーバー記憶部60へと書き込まれても良い。このときのプログラムの譲渡は、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク又は半導体メモリなどのようなリムーバブルな記憶媒体に記録して、あるいはネットワークNW1などを介したダウンロードにより実現できる。
なお、プロセッサー51は、一例として、ROM52又はセンターサーバー記憶部60に記憶されたプログラムに基づき情報管理部511及び運賃導出部512として機能する。
情報管理部511は、通信部54を制御して、自動改札機30によって送信された情報を受信させる。そして、情報管理部511は、通信部54によって受信された情報を、管理テーブル62を用いて管理する。また、情報管理部511は、通信部54を制御して、運賃導出部512によって導出された鉄道の利用運賃を出場駅の自動改札機30に送信させる。
運賃導出部512は、運賃テーブル61を参照して、利用者の入場駅から出場駅までの駅間の運賃を導出する。
(電子マネーサーバー)
電子マネーサーバー70は、電子マネーのサービスを管理する装置である。
電子マネーサーバー70は、一例として、プロセッサー71、ROM72、RAM73、通信部74及び電子マネーサーバー記憶部80を含む。
プロセッサー71は、電子マネーサーバー70の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー71は、ROM72又は電子マネーサーバー記憶部80などに記憶されたシステムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア又はファームウェアなどのプログラムに基づいて、電子マネーサーバー70の各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサー71は、例えば、CPU、MPU、SoC、DSP、GPU、ASIC、PLD又はFPGAなどである。あるいは、プロセッサー71は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM72は、プロセッサー71を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM72は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM72は、上記のプログラムを記憶する。また、ROM72は、プロセッサー71が各種の処理を行う上で使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。
RAM73は、プロセッサー71を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM73は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM73は、プロセッサー71が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアなどとして利用される。
通信部74は、例えば、電子マネーサーバー70がネットワークNW2などを介して決済端末40など通信するために設けられた通信インターフェースである。
電子マネーサーバー記憶部80は、プロセッサー71を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。電子マネーサーバー記憶部80は、例えばEEPROM、HDD又はSSDなどである。電子マネーサーバー記憶部80は、上記のプログラムを記憶する場合もある。また、電子マネーサーバー記憶部80は、プロセッサー71が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー71での処理によって生成されたデータ又は各種の設定値などを保存する。
また、電子マネーサーバー記憶部80は、電子マネー情報81を記憶する。電子マネー情報81は、例えば、媒体ID及びサービスIDに対して、利用後のチャージ金額、媒体Mが利用された日時、媒体Mの利用金額、及び媒体Mが利用された事業者名などが関連付けられた情報を含む。
ROM72又は電子マネーサーバー記憶部80に記憶されるプログラムは、後述する処理を実行するためのプログラムを含む。一例として、電子マネーサーバー70は、当該プログラムがROM72又は電子マネーサーバー記憶部80に記憶された状態で電子マネーサーバー70の管理者などへと譲渡される。しかしながら、電子マネーサーバー70は、当該プログラムがROM72又は電子マネーサーバー記憶部80に記憶されない状態で当該管理者などに譲渡されても良い。また、電子マネーサーバー70は、当該プログラムとは別のプログラムがROM72又は電子マネーサーバー記憶部80に記憶された状態で当該管理者などに譲渡されても良い。そして、後述する処理を実行するためのプログラムが別途に当該管理者などへと譲渡され、当該管理者又はサービスマンなどによる操作の下にROM72又は電子マネーサーバー記憶部80へと書き込まれても良い。このときのプログラムの譲渡は、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク又は半導体メモリなどのようなリムーバブルな記憶媒体に記録して、あるいはネットワークNW2などを介したダウンロードにより実現できる。
なお、プロセッサー71は、一例として、ROM72又は電子マネーサーバー記憶部80に記憶されたプログラムに基づいて、決済管理部711として機能する。
決済管理部711は、決済端末40によって行われた決済処理を、電子マネー情報81を用いて管理する。
(改札システムの処理の概要)
図7は、改札システム1の処理の概要の一例を示す図である。入場駅において、利用者が媒体Mを入出場用リーダー38に翳すと、自動改札機30は、入出場用リーダー38が読み取った媒体ID及び駅IDをセンターサーバー50に送信する。駅IDは、駅ごとにユニークに割り当てられた識別情報である。なお、自動改札機30が送信する駅IDは、当該自動改札機30が設置されている駅の駅IDである。自動改札機30は、当該駅IDを記憶している。
センターサーバー50は、自動改札機30から受信した媒体IDを、図8に示すように管理テーブル62によって管理される。図8は管理テーブル62の内容の一例を示す図である。管理テーブル62は、入出場ID及び媒体IDに対して、入場駅の駅ID(入場駅ID)、入場時刻、出場駅の駅ID(出場駅ID)、出場時刻、入場駅から出場駅までの運賃、及び運賃の決済が完了しているか否かを示す情報(決済状況)などを関連付ける。なお、入出場IDは、1件の入出場ごとにユニークに割り当てられる識別情報である。また、決済状況の初期値は、未決済を示す値である。
センターサーバー50の情報管理部511は、自動改札機30によって送信された媒体ID、駅ID及び時刻を取得する。例えば、情報管理部511は、管理テーブル62において、媒体IDに対して駅の識別情報が関連付けられていない状態で、駅IDを取得すると、取得した駅IDで特定される駅を入場駅とみなし、当該駅IDを取得した時刻を入場時刻とみなす。そして、情報管理部511は、取得した媒体IDに駅ID及び入場時刻を関連付けて管理テーブル62に記憶させる。
図7に示すように、出場駅において、利用者が入出場用リーダー38に媒体Mを翳すと、自動改札機30は、入出場用リーダー38が読み取った媒体ID及び駅IDをセンターサーバー50に送信する。
センターサーバー50の情報管理部511は、媒体IDに対して入場駅として駅IDが関連付けられている状態で駅IDを取得すると、取得した駅IDで特定される駅を出場駅とみなし、当該駅IDを取得した時刻を出場時刻とみなす。そして、情報管理部511は、図8に示すように、媒体IDに、取得した駅ID及び出場時刻を関連付けて管理テーブル62に記憶させる。さらに、運賃導出部512は、運賃テーブル61を参照して、入場駅から出場駅までの運賃を導出する。情報管理部511は、運賃導出部512によって導出された運賃を、図8に示すように、媒体IDに関連付ける。また、情報管理部511は、通信部54を制御して、当該運賃を出場駅の自動改札機30に送信させる。
運賃を受信した自動改札機30は、受信した運賃及び媒体Mから読み取った媒体IDを決済端末40に送信する。
決済端末40は、自動改札機から運賃及び媒体IDを受信すると、運賃を決済するための処理を実行し、決済端末40は、媒体Mが翳されるのを待つ状態となる。この状態で、利用者によって決済用リーダー47に媒体Mが翳されると、決済用リーダー47は、当該媒体Mから媒体IDを取得する。そして、判定部411は、決済用リーダー47によって取得された媒体IDと、自動改札機30から送信された媒体IDとを比較して一致するか否かを判定する。
判定部411が媒体IDの一致を判定した場合、決済制御部412は、媒体Mが管理する電子マネーを用いて運賃分の決済を行う。例えば、決済制御部412は、チャージ金額から運賃分を差し引くための処理を行う。そして、決済端末40は、決済明細を、電子マネーサーバー70に送信する。決済明細は、例えば、差し引いた金額、差し引き後のチャージ金額、及び媒体Mが利用された事業社名などを含む。また、決済端末40は、決済明細をセンターサーバー50にも送信する。
決済明細を受信したセンターサーバー50は、管理テーブル62を更新して、決済状況の値を決済済みを示す値にする。
電子マネーサーバー70は、決済明細を受信すると、電子マネー情報81を更新する。電子マネー情報81は、例えば、媒体IDに対して、利用後のチャージ金額、利用された日時、利用金額、及び利用された事業名を関連付けた情報を含む。決済管理部711は、決済明細を取得すると、当該決済明細に基づき電子マネー情報81を更新することで、媒体Mの利用状況を管理する。これにより、媒体Mの管理する電子マネーによって運賃が支払われ、利用者の入出場処理が終了する。
一方、判定部411が媒体IDが一致しないと判定した場合、判定部411は、自動改札機30に、媒体IDが一致せず決済が未了に終わったことを示す不一致情報を送信する。不一致情報を受信した自動改札機30は、表示部371に決済未了であることを表示し、決済用リーダー47に正しい媒体Mをタッチするように利用者に促す。このとき、入出場用リーダー38にタッチするように促し、運賃の導出からやり直すようにしても良い。
(動作)
以下、第1実施形態に係る改札システム1の動作を図9~図12などに基づいて説明する。なお、以下の動作説明における処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。したがって、以下の動作説明における処理は、前述の改札システムの処理の概要で説明したものと異なる部分がある場合がある。図9及び図10は、自動改札機30のプロセッサー31による処理のフローチャートである。プロセッサー31は、ROM32又は補助記憶デバイス34などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。図11は、決済端末40のプロセッサー41による処理のフローチャートである。プロセッサー41は、ROM42又は補助記憶デバイス44などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。図12は、センターサーバー50のプロセッサー51による処理のフローチャートである。プロセッサー51は、ROM52などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。なお、プロセッサー31、プロセッサー41又はプロセッサー51がステップS(N(Nは、自然数。))の処理の後にステップS(N+1)へと進む場合、このことを説明する記載を省略する場合がある。
図9のステップS101において自動改札機30のプロセッサー31は、入出場用リーダー38を、媒体Mを読取可能なオン状態にする。また、プロセッサー31は、入出場用リーダー38が媒体Mを読取可能であることを示すために、入出場用リーダー38の近傍に設けられたLED(light-emitting diode)などの光源を光らせても良い。また、プロセッサー31は、入出場用リーダー38が媒体Mを読取可能であることを示す内容、又は入出場用リーダー38に媒体Mを翳すように指示する内容などを含む画面を表示部371に表示させても良い。
ステップS102においてプロセッサー31は、入出場用リーダー38を用いて、媒体Mが入出場用リーダー38に近接するのを待ち受ける。プロセッサー31は、媒体Mが入出場用リーダー38に近接したならば、ステップS102においてYesと判定してステップS103へと進む。
ステップS103においてプロセッサー31は、入出場用リーダー38を制御して、当該入出場用リーダー38に近接している媒体Mから、当該媒体Mが記憶している媒体IDを取得する。
ステップS104においてプロセッサー31は、入出場用リーダー38を、媒体Mを読取可能でないオフ状態にする。また、プロセッサー31は、入出場用リーダー38が媒体Mを読取可能でないことを示すために、入出場用リーダー38の近傍に設けられたLEDなどの光源を消灯させても良い。また、プロセッサー31は、入出場用リーダー38が媒体Mを読取可能でないことを示す内容、又は入出場用リーダー38に媒体Mを翳すのを少し待つように指示する内容などを含む画面を表示部371に表示させても良い。
ステップS105においてプロセッサー31は、自動改札機30が入場用として設置されているか否かを判定する。なお、自動改札機30は、入場用と出場用の2種類の設定が可能であるとし、入場用として設置するものは入場用として設定され、出場用として設置するものは出場用として設定されるものとする。当該設定は、例えば、自動改札機30の管理者などによって変更される。また、どちらの設定となっているかは、例えば、補助記憶デバイス34などに記録される。プロセッサー31は、自動改札機30が入場用として設置されているならば、ステップS105においてYesと判定してステップS106へと進む。
ステップS106においてプロセッサー31は、入場要求を生成する。入場要求は、ステップS103で取得した媒体ID、及び自動改札機30が設置されている駅の駅IDを含む。入場要求は、当該媒体IDで特定される媒体Mの所持者が当該駅IDで特定される駅で入場するにあたって必要な処理をするようにセンターサーバー50に要求するものである。プロセッサー31は、入場要求を生成した後、当該入場要求をセンターサーバー50に送信するように第1の通信部35に対して指示する。この指示を受けて第1の通信部35は、当該入場要求をセンターサーバー50に送信する。送信された当該入場要求は、センターサーバー50の通信部54によって受信される。
一方、図12のステップS301においてセンターサーバー50のプロセッサー51は、通信部54によって入場要求又は出場用急が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー51は、入場要求が受信されたならば、ステップS301においてYesと判定してステップS302へと進む。なお、ここで受信された入場要求又は出場要求に含まれる媒体IDを以下「受信媒体ID」、当該入場要求又は出場要求に含まれる駅IDを以下「受信駅ID」と称するものとする。なお、出場要求については後述する。
ステップS302においてプロセッサー51は、ステップS301において受信された要求が入場要求であるか否かを判定する。プロセッサー51は、受信された要求が入場要求であるならば、ステップS302においてYesと判定してステップS303へと進む。
ステップS303においてプロセッサー51は、入場処理を行う。すなわち、プロセッサー51は、管理テーブル62に新規レコードを追加する。当該レコードは、媒体IDの値が受信ID、入場駅IDの値が受信駅ID、入場時刻の値が現在時刻である。これにより、受信媒体IDで特定される媒体Mの所持者が改札内に入場済みの状態となったことが記録される。
ステップS304においてプロセッサー51は、入場通知を、入場要求の送信元である自動改札機30に送信するように通信部54に対して指示する。入場通知は、入場処理が終了したことを自動改札機30に通知するものである。この指示を受けて通信部54は、当該入場通知を入場要求の送信元である自動改札機30に送信する。送信された当該入場通知は、当該自動改札機30の第1の通信部35によって受信される。プロセッサー51は、ステップS304の処理の後、ステップS301へと戻る。
一方、図9のステップS107において自動改札機30のプロセッサー31は、第1の通信部35によって入場通知が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー31は、入場通知が受信されたならば、ステップS107においてYesと判定してステップS108へと進む。
ステップS108においてプロセッサー31は、入場処理が正常に行われたことを報知する。例えば、プロセッサー31は、入場処理が正常に行われたことを示す内容及び媒体Mが正常に読み取られたことを示す内容などを含む画面を表示部371に表示させる。また例えば、プロセッサー31は、入場処理が正常に行われたことを示す音をスピーカーなどから出力させる。プロセッサー31は、ステップS108の処理の後、図9のステップS101へと戻る。
対して、プロセッサー31は、自動改札機30が出場用として設置されているならば、ステップS105においてNoと判定して図10のステップS109へと進む。
ステップS109においてプロセッサー31は、出場要求を生成する。出場要求は、ステップS103で取得した媒体ID、及び自動改札機30が設置されている駅の駅IDを含む。出場要求は、当該媒体IDで特定される媒体Mの所持者が当該駅IDで特定される駅で出場するにあたって必要な処理をするようにセンターサーバー50に要求するものである。プロセッサー31は、出場要求を生成した後、当該出場要求をセンターサーバー50に送信するように第1の通信部35に対して指示する。この指示を受けて第1の通信部35は、当該出場要求をセンターサーバー50に送信する。送信された当該出場要求は、センターサーバー50の通信部54によって受信される。
一方、センターサーバー50のプロセッサー51は、出場要求が受信されたならば、ステップS301においてYesと判定してステップS302へと進む。そして、プロセッサー51は、受信された要求が出場要求であるならば、ステップS302においてNoと判定してステップS305へと進む。
ステップS305においてプロセッサー51は、例えば以下のようにして入場駅から出場駅までの運賃を導出する。入場駅は、管理テーブル62において、受信媒体IDに入場駅IDが関連付けられ、且つ出場駅IDが関連付けられていないレコード(以下「対象レコード」という。なお、対象レコードは、入場済みであり、未出場であることを示すレコードである。)を参照して特定する。すなわち、入場駅は、対象レコードにおいて受信媒体IDに入場駅IDで特定される駅である。また出場駅は、受信駅IDである。プロセッサー51は、入場駅から出場駅までの運賃を、運賃テーブル61を参照して導出する。ステップS305の処理を実行するプロセッサー51は、導出部の一例である。
ステップS306においてプロセッサー51は、運賃通知を生成する。運賃通知は、自動改札機30に、入場駅から出場駅までの運賃を通知するものである。運賃通知は、ステップS305において導出された運賃を含む。プロセッサー51は、運賃通知を生成した後、当該運賃通知を出場要求の送信元である自動改札機30に送信するように通信部54に対して指示する。この指示を受けて通信部54は、当該運賃通知を当該自動改札機30に送信する。送信された当該運賃通知は、当該自動改札機30の第1の通信部35によって受信される。
一方、図10のステップS110において自動改札機30のプロセッサー31は、第1の通信部35によって運賃通知が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー31は、運賃通知が受信されたならば、ステップS110においてYesと判定してステップS111へと進む。
ステップS111においてプロセッサー31は、決済用リーダー47に媒体Mを翳すように促す旨の報知を行う。例えば、プロセッサー31は、決済用リーダー47が媒体Mを読取可能であることを示す内容、決済用リーダー47に媒体Mを翳すように指示する内容、及び運賃通知に含まれる運賃などを含む画面を表示部371に表示させる。また、プロセッサー31は、決済用リーダー47に媒体Mを翳すことを利用者に促すための音をスピーカーなどから出力させても良い。また、プロセッサー31は、決済用リーダー47が媒体Mを読取可能であることを示すために、決済端末40の近傍に設けられたLEDなどの光源を光らせても良い。
ステップS112においてプロセッサー31は、決済要求を生成する。決済要求は、決済に係る処理をするように決済端末40に指示するものである。決済要求は、ステップS103で取得した媒体ID、及びステップS110で受信された運賃通知に含まれる運賃の金額を含む。プロセッサー31は、決済要求を生成した後、当該決済要求を決済端末40に送信するように第2の通信部36に対して指示する。この指示を受けて第2の通信部36は、当該決済要求を決済端末40に送信する。送信された当該決済要求は、決済端末40の第2の通信部46によって受信される。
一方、図11のステップS201において決済端末40のプロセッサー41は、第2の通信部46によって決済要求が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー41は、決済要求が受信されたならば、ステップS201においてYesと判定してステップS202へと進む。
ステップS202においてプロセッサー41は、決済用リーダー47をオン状態にする。
ステップS203においてプロセッサー41は、決済用リーダー47に媒体Mが近接しているか否かを判定する。プロセッサー41は、決済用リーダー47に媒体Mが近接していないならば、ステップS203においてNoと判定してステップS204へと進む。
ステップS204においてプロセッサー41は、第2の通信部46によってやり直し通知が受信されたか否かを判定する。プロセッサー41は、やり直し通知が受信されないならば、ステップS204においてNoと判定してステップS203へと戻る。かくして、プロセッサー41は、決済用リーダー47に媒体Mが近接するか、やり直し通知が受信されるまでステップS203及びステップS204を繰り返す。なお、やり直し通知については後述する。
プロセッサー41は、ステップS203及びステップS204の待受状態にあるときに決済用リーダー47に媒体Mが近接したならば、ステップS203においてYesと判定してステップS205へと進む。
ステップS205においてプロセッサー41は、決済用リーダー47を制御して、当該決済用リーダー47に近接している媒体Mから媒体IDを取得する。
ステップS206においてプロセッサー41は、ステップS201で受信された決済要求に含まれる媒体IDと、ステップS205で取得した媒体IDとの2つの媒体IDが一致するか否かを判定する。プロセッサー41は、2つの媒体IDが一致するならば、ステップS206においてYesと判定してステップS207へと進む。ステップS206の処理を実行するプロセッサー41は、一致判定部の一例である。
ステップS207においてプロセッサー41は、電子マネーサーバー70と協働して、媒体Mが管理する電子マネーを用いて、ステップS201に含まれる金額分の決済処理を実行する。決済処理については、改札システムの処理の概要で説明した方法の他、周知の方法を用いることができる。
ステップS208においてプロセッサー41は、決済用リーダー47をオフ状態にする。
ステップS209においてプロセッサー41は、ステップS207の決済に成功したか否かを判定する。例えば、媒体Mのチャージ金額が運賃に満たない場合に決済に失敗する。プロセッサー41は、決済に成功したと判定するならば、ステップS209においてYesと判定してステップS210へと進む。
ステップS210においてプロセッサー41は、第1の完了通知を生成する。第1の完了通知は、決済処理が正常に完了したことを示す。プロセッサー41は、第1の完了通知を生成した後、当該第1の完了通知を自動改札機30に送信するように第2の通信部46に対して指示する。この指示を受けて第2の通信部46は、当該第1の完了通知を自動改札機30に送信する。送信された当該第1の完了通知は、自動改札機30の第2の通信部36によって受信される。プロセッサー41は、ステップS210の処理の後、ステップS201へと戻る。
一方、図10のステップS113において自動改札機30のプロセッサー31は、第2の通信部36によって第1の完了通知、失敗通知又は第1の不一致通知が受信されたか否かを判定する。プロセッサー31は、第1の完了通知、失敗通知又は第1の不一致通知が受信されないならば、ステップS114へと進む。なお、失敗通知及び第1の不一致通知については後述する。
ステップS114においてプロセッサー31は、入出場用リーダー38へ媒体Mを翳すことをやり直すための操作(以下「やり直し操作」という。)が行われたか否かを判定する。プロセッサー31は、やり直し操作が行われていないならば、ステップS114においてNoと判定してステップS113へと戻る。かくして、プロセッサー31は、第1の完了通知、失敗通知又は第1の不一致通知が受信されるか、やり直し操作が行われるまでステップS113及びステップS114を繰り返す。
プロセッサー31は、ステップS113及びステップS114の待受状態にあるときに第1の完了通知が受信されたならば、ステップS113においてYesと判定してステップS115へと進む。
ステップS115においてプロセッサー31は、ステップS113で受信された通知が第1の完了通知であるか否かを判定する。プロセッサー31は、受信された通知が第1の完了通知であるならば、ステップS115においてYesと判定してステップS116へと進む。
ステップS116においてプロセッサー31は、第2の完了通知を生成する。第2の完了通知は、決済処理が正常に完了したことを示す。プロセッサー31は、第2の完了通知を生成した後、当該第2の完了通知をセンターサーバー50に送信するように第1の通信部35に対して指示する。この指示を受けて第1の通信部35は、当該第2の完了通知をセンターサーバー50に送信する。送信された当該第2の完了通知は、センターサーバー50の通信部54によって受信される。プロセッサー31は、ステップS116の処理の後、図9のステップS101へと戻る。
一方、図12のステップS307においてセンターサーバー50のプロセッサー51は、通信部54によって第2の完了通知が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー51は、第2の完了通知が受信されたならば、ステップS307においてYesと判定してステップS308へと進む。
ステップS308においてプロセッサー51は、出場処理を行う。すなわち、プロセッサー51は、対象レコードを更新して、当該対象レコードの出場駅IDの値を受信駅IDにし、出場時刻の値を現在時刻にし、運賃の値をステップS305で導出した運賃の金額にする。さらに、プロセッサー51は、対象レコードを更新して、当該対象レコードの決済状況の値を決済済みを示す値にする。これにより、受信媒体IDで特定される媒体Mの所持者が改札内から出場済みの状態となったことが記録される。プロセッサー51は、ステップS308の処理の後、ステップS301へと戻る。
一方、決済端末40のプロセッサー41は、図11のステップS207における決済に失敗したと判定するならば、ステップS209においてNoと判定してステップS211へと進む。
ステップS211においてプロセッサー41は、失敗通知を生成する。失敗通知は、決済に失敗したことを示す。なお、失敗通知は、決済に失敗した理由などを示す失敗情報を含む。プロセッサー41は、失敗通知を生成した後、当該失敗通知を自動改札機30に送信するように第2の通信部46に対して指示する。この指示を受けて第2の通信部46は、当該失敗通知を自動改札機30に送信する。送信された当該失敗通知は、自動改札機30の第2の通信部36によって受信される。プロセッサー41は、ステップS211の処理の後、ステップS201へと戻る。
一方、自動改札機30のプロセッサー31は、第2の通信部36によって失敗通知が受信されたならば、図10のステップS113でYesと判定してステップS115へと進む。そして、プロセッサー31は、受信された通知が失敗通知であるならば、ステップS115においてNoと判定してステップS117へと進む。
ステップS117においてプロセッサー31は、ステップS113で受信された通知が失敗通知であるか否かを判定する。プロセッサー31は、受信された通知が失敗通知であるならば、ステップS117においてYesと判定してステップS118へと進む。
ステップS118においてプロセッサー31は、受信された失敗通知に含まれる失敗情報に基づき、エラーが発生したことを報知する。例えば、プロセッサー31は、決済に失敗した旨、及び決済に失敗した理由を表示部371に表示させる。また例えば、プロセッサー31は、例えば、決済に失敗したことを示す音をスピーカーなどから出力させる。プロセッサー31は、ステップS118の処理の後、図9のステップS101へと戻る。
なお、決済端末40のプロセッサー41は、2つの媒体IDが一致しないならば、図11のステップS206においてNoと判定してステップS212へと進む。
ステップS212においてプロセッサー41は、第1の不一致通知を生成する。第1の不一致通知は、2つの媒体IDが一致しなかったことを示す。プロセッサー41は、第1の不一致通知を生成した後、当該第1の不一致通知を自動改札機30に送信するように第2の通信部46に対して指示する。この指示を受けて第2の通信部46は、当該第1の不一致通知を自動改札機30に送信する。送信された当該第1の不一致通知は、自動改札機30の第2の通信部36によって受信される。プロセッサー41は、ステップS212の処理の後、ステップS203へと戻る。
一方、自動改札機30のプロセッサー31は、第2の通信部36によって第1の不一致通知が受信されたならば、図10のステップS113でYesと判定してステップS115へと進む。そして、プロセッサー31は、受信された通知が第1の不一致通知であるならば、ステップS115及びステップS117においてそれぞれNoと判定してステップS119へと進む。
ステップS119においてプロセッサー31は、入出場用リーダー38に翳された媒体Mと決済用リーダー47に翳された媒体Mとが異なることなどを報知する。例えば、プロセッサー31は、例えば、入出場用リーダー38に翳された媒体Mと決済用リーダー47に翳された媒体Mとが異なる旨、及び入出場用リーダー38に翳した媒体Mと同じ媒体Mを決済用リーダー47に翳すように利用者に求める旨の内容を含む画面を表示部371に表示させる。また例えば、プロセッサー31は、入出場用リーダー38に翳された媒体Mと決済用リーダー47に翳された媒体Mとが異なることを示す音をスピーカーなどから出力させる。プロセッサー31は、ステップS119の処理の後、ステップS113へと戻る。
なお、利用者は、入出場用リーダー38に媒体Mを翳すところから出場をやり直すこともできる。この場合、利用者は、例えば、入力部372などを用いてやり直し操作を行う
プロセッサー31は、ステップS113及びステップS114の待受状態にあるときにやり直し操作が行われたならば、ステップS114においてYesと判定してステップS120へと進む。
ステップS120においてプロセッサー31は、やり直し通知を生成する。やり直し通知は、入出場用リーダー38へ媒体Mを翳すことからやり直すことを決済端末40に通知するものである。また、やり直し通知は、決済用リーダー47によって媒体Mを読み込まないように決済端末40に指示するものである。プロセッサー31は、やり直し通知を生成した後、当該やり直し通知を決済端末40に送信するように第2の通信部36に対して指示する。この指示を受けて第2の通信部36は、当該やり直し通知を決済端末40に送信する。送信された当該やり直し通知は、決済端末40の第2の通信部46によって受信される。プロセッサー31は、ステップS120の処理の後、図9のステップS101へと戻る。
一方、決済端末40のプロセッサー41は、図11のステップS203及びステップS204の待受状態にあるときにやり直し通知が受信されたならば、ステップS204においてYesと判定してステップS213へと進む。
ステップS213においてプロセッサー41は、決済用リーダー47をオフ状態にする。プロセッサー41は、ステップS213の処理の後、ステップS201へと戻る。
第1実施形態の改札システム1は、入場駅又は出場駅の情報が書き込めない媒体Mであっても、改札処理を実現することができる。この結果、利用者が、自身にとって都合のよい媒体を利用することができ、利用者の利便性が向上する。
また、第1実施形態の改札システム1によれば、決済端末40は、2つの媒体IDが一致すると判定した場合に決済処理を行う。つまり、決済端末40は、入出場用リーダー38に翳された媒体Mと、決済用リーダー47に翳された媒体Mとが異なる媒体Mである場合には決済処理を行わない。これにより、第1実施形態の改札システム1は、例えば、入出場用リーダー38に媒体Mを翳した人がその場から立ち去った後に、別の人が決済用リーダー47に別の媒体Mを翳すことによる運賃の誤収受などを防ぐことができる。この結果、利用者が不当な運賃を支払うことなどがなくなるため、利用者の利便性が向上する。
〔第2実施形態〕
決済端末40が端末IDの一致を判定した第1実施形態と異なり、第2実施形態では、自動改札機30が端末IDの一致を判定する。
(構成)
第2実施形態の改札システム1は、第1実施形態の改札システム1と同様であるので、説明を省略する。
(動作)
以下、第2実施形態に係る改札システム1の動作を図9及び図12~図14などに基づいて説明する。なお、以下の動作説明における処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。第2実施形態の自動改札機30のプロセッサー31は、第1実施形態と異なり、図9及び図10に代えて図9及び図13のフローチャートで示す処理を実行する。図13は、自動改札機30のプロセッサー31による処理のフローチャートである。プロセッサー31は、ROM32又は補助記憶デバイス34などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。第2実施形態の決済端末40のプロセッサー41は、第1実施形態と異なり、図11に代えて図14のフローチャートで示す処理を実行する。図14は、決済端末40のプロセッサー41による処理のフローチャートである。プロセッサー41は、ROM42又は補助記憶デバイス44などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。なお、センターサーバー50のプロセッサー51は、第1実施形態と同様に図12のフローチャートに示す処理を実行する。なお、図13及び図14において、図10又は図11と同様の処理については同一の符号を付している。また、以下の第2実施形態の動作説明では、第1実施形態と同様の処理については説明を省略する場合がある。
決済端末40のプロセッサー41は、図14のステップS205の処理の後、ステップS221へと進む。
ステップS221においてプロセッサー41は、ステップS205で取得した媒体IDを決済端末40に送信するように第2の通信部36に対して指示する。この指示を受けて第2の通信部36は、当該媒体IDを決済端末40に送信する。送信された当該媒体IDは、決済端末40の第2の通信部46によって受信される。
一方、自動改札機30のプロセッサー31は、第2実施形態では、図9のステップS105でNoと判定したならば、図13のステップ109へと進む。そして、プロセッサー31は、図13のステップS112の処理の後、ステップS131へと進む。
ステップS131においてプロセッサー31は、第1の通信部35によって媒体IDが受信されたか否かを判定する。プロセッサー31は、媒体IDが受信されないならば、ステップS131においてNoと判定してステップS114へと進む。
プロセッサー31は、ステップS114においてNoと判定したならば、ステップS131へと戻る。かくして、プロセッサー31は、媒体IDが受信されるか、やり直し操作が行われるステップS131及びステップS114を繰り返す。
プロセッサー31は、ステップS131及びステップS114の待受状態にあるときに媒体IDが受信されたならば、ステップS131においてYesと判定してステップS132へと進む。
ステップS132においてプロセッサー31は、ステップS103で取得した媒体IDと、ステップS131で受信された媒体IDとの2つの媒体IDが一致するか否かを判定する。プロセッサー31は、2つの媒体IDが一致するならば、ステップS132においてYesと判定してステップS133へと進む。ステップS132の処理を実行するプロセッサー31は、一致判定部の一例である。
ステップS133においてプロセッサー31は、一致通知を生成する。一致通知は、2つの媒体IDが一致することを示す。また、一致通知は、運賃についての決済処理を実行するように決済端末40に指示するものである。プロセッサー31は、一致通知を生成した後、当該一致通知を決済端末40に送信するように第2の通信部36に対して指示する。この指示を受けて第2の通信部36は、当該一致通知を決済端末40に送信する。送信された当該一致通知は、決済端末40の第2の通信部46によって受信される。
一方、図14のステップS222において決済端末40のプロセッサー41は、第2の通信部46によって一致通知又は第2の不一致通知が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー41は、一致通知が受信されたならば、ステップS222においてYesと判定してステップS223へと進む。なお、第2の不一致通知については後述する。
ステップS223においてプロセッサー41は、ステップS222で受信された通知が一致通知であるか否かを判定する。プロセッサー41は、受信された通知が一致通知であるならば、ステップS223においてYesと判定してステップS207へと進む。
一方、自動改札機30のプロセッサー31は、2つの媒体IDが一致しないならば、ステップS132においてNoと判定してステップS119へと進む。そして、プロセッサー31は、ステップS119の処理の後、ステップS134へと進む。
ステップS134においてプロセッサー31は、第2の不一致通知を生成する。第2の不一致通知は、2つの媒体IDが一致しないことを示す。プロセッサー31は、第2の不一致通知を生成した後、当該第2の不一致通知を決済端末40に送信するように第2の通信部36に対して指示する。この指示を受けて第2の通信部36は、当該第2の不一致通知を決済端末40に送信する。送信された当該第2の不一致通知は、決済端末40の第2の通信部46によって受信される。
一方、決済端末40のプロセッサー41は、第2の通信部46によって第2の不一致通知が受信されたならば、図14のステップS222においてYesと判定してステップS223へと進む。そして、プロセッサー41は、受信された通知が第2の不一致通知であるならば、ステップS223においてNoと判定してステップS203へと戻る。
なお、自動改札機30のプロセッサー31は、図13のステップS131及びステップS114の待受状態にあるときにやり直し操作が行われたならば、ステップS114においてYesと判定してステップS120へと進む。また、プロセッサー31は、ステップS115においてNoと判定したならば、ステップS118へと進む。
第2実施形態の改札システム1は、入場駅又は出場駅の情報が書き込めない媒体Mであっても、改札処理を実現することができる。この結果、利用者が、自身にとって都合のよい媒体を利用することができ、利用者の利便性が向上する。
第2実施形態の改札システム1によれば、決済端末40は、自動改札機30によって2つの媒体IDが一致すると判定された場合に決済処理を行う。つまり、決済端末40は、入出場用リーダー38に翳された媒体Mと、決済用リーダー47に翳された媒体Mとが異なる媒体Mである場合には決済処理を行わない。これにより、第2実施形態の改札システム1は、第1実施形態と同様に運賃の誤収受などを防ぐことができる。この結果、利用者が不当な運賃を支払うことなどがなくなるため、利用者の利便性が向上する。
〔第3実施形態〕
第3実施形態は、入出場用リーダー38に翳された媒体Mの媒体IDと、決済用リーダー47に翳された媒体Mの媒体IDとの2つの媒体IDが一致するか否かの判定を、決済処理の前に行うことができない場合の実施形態である。市販のICカードリーダーを決済端末40として用いる場合には、決済処理の前にこのような判定をすることが出来ない場合がある。したがって、第3実施形態では、市販のICカードリーダーを決済端末40として用いるような場合に有効である。すなわち、第3実施形態は、決済を行った後に、2つの媒体IDが一致するか否かの判定を行って、一致しない場合には誤収受及び未収受分の運賃について精算をすることができるようにしたものである。
(構成)
第3実施形態のセンターサーバー記憶部60は、図15に示すように運賃テーブル61、管理テーブル62b及び精算テーブル63を記憶する。図15は、第3実施形態に係るセンターサーバー50の要部回路構成及び機能構成を示す図である。なお、第3実施形態に係る改札システム1のその他の構成は第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
図16は、管理テーブル62bの内容の一例を示す図である。管理テーブル62bは、入出場ID及び媒体IDに対して、入場駅ID、入場時刻、出場駅で決済した媒体Mの媒体ID(出場媒体ID)、出場駅ID、出場時刻、入場駅から出場駅までの運賃、及び決済状況などを関連付ける。
図17は、精算テーブル63の内容の一例を示す図である。精算テーブル63は、誤収受又は未収受が発生したために誤収受又は未収受分の運賃の精算が必要な媒体Mの媒体IDと精算金額とを関連付けて記録する。
(動作)
以下、第3実施形態に係る改札システム1の動作を図9及び図17~図19などに基づいて説明する。なお、以下の動作説明における処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。第3実施形態の自動改札機30のプロセッサー31は、第1実施形態の図9及び図10のフローチャートに代えて図9及び図17のフローチャートで示す処理を実行する。図17は、自動改札機30のプロセッサー31による処理のフローチャートである。プロセッサー31は、ROM32又は補助記憶デバイス34などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。第2実施形態の決済端末40のプロセッサー41は、第1実施形態の図11のフローチャートに代えて図18のフローチャートで示す処理を実行する。図14は、決済端末40のプロセッサー41による処理のフローチャートである。プロセッサー41は、ROM42又は補助記憶デバイス44などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。また、第2実施形態のセンターサーバー50のプロセッサー51は、第1実施形態の図12のフローチャートに代えて図19のフローチャートで示す処理を実行する。図19は、センターサーバー50のプロセッサー51による処理のフローチャートである。プロセッサー51は、ROM52などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。なお、図17~図19において、図12~図14と同様の処理については同一の符号を付している。また、以下の第3実施形態の動作説明では、第1実施形態と同様の処理については説明を省略する場合がある。
自動改札機30のプロセッサー31は、第3実施形態では、図9のステップS105でNoと判定したならば、図17のステップ109へと進む。
また、プロセッサー31は、ステップS110でNoと判定したならば、ステップS141へと進む。
ステップS141においてプロセッサー31は、第1の通信部35によって精算通知が受信されたか否かを判定する。プロセッサー31は、精算通知が受信されないならば、ステップS141においてNoと判定してステップS110へと戻る。かくして、プロセッサー31は、運賃通知又は精算通知が受信されるまでステップS110及びステップS141を繰り返す。なお、精算通知については後述する。
プロセッサー31は、ステップS110及びステップS141の待受状態にあるときに、運賃通知が受信されたならば、ステップS110においてYesと判定してステップS111へと進む。
また、決済端末40のプロセッサー41は、図18のステップS205の処理の後、ステップS207へと進む。
そして、プロセッサー41は、ステップS209においてYesと判定したならば、ステップS231へと進む。
ステップS231においてプロセッサー41は、第3の完了通知を生成する。第3の完了通知は、第1の完了通知と同様に、決済処理が正常に完了したことを示す。第3の完了通知は、ステップS205で取得された媒体IDを含む。プロセッサー41は、第3の完了通知を生成した後、当該第3の完了通知を自動改札機30に送信するように第2の通信部46に対して指示する。この指示を受けて第2の通信部46は、当該第3の完了通知を自動改札機30に送信する。送信された当該第3の完了通知は、自動改札機30の第2の通信部36によって受信される。
一方、自動改札機30のプロセッサー31は、図17のステップS112の処理の後、ステップS142へと進む。
ステップS142においてプロセッサー31は、第2の通信部36によって第3の完了通知又は失敗通知が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー31は、第3の完了通知又は失敗通知又が受信されないならば、ステップS114へと進む。かくして、プロセッサー31は、第3の完了通知又は失敗通知が受信されるか、やり直し操作が行われるまでステップS142及びステップS114を繰り返す。
プロセッサー31は、ステップS142及びステップS114の待受状態において第3の完了通知が受信されたならば、ステップS142においてYesと判定してステップS143へと進む。
ステップS143においてプロセッサー31は、ステップS142で受信された通知が第3の完了通知であるか否かを判定する。プロセッサー31は、受信された通知が失敗通知であるならば、ステップS143においてNoと判定してステップS118へと進む。対して、プロセッサー31は、ステップS142で受信された通知が第3の完了通知であるならば、ステップS143においてYesと判定してステップS144へと進む。
ステップS144においてプロセッサー31は、ステップS103で取得した媒体IDと、ステップS142で受信された第3の完了通知に含まれる媒体IDとの2つの媒体IDが一致するか否かを判定する。プロセッサー31は、2つの媒体IDが一致するならば、ステップS144においてYesと判定してステップS116へと進む。対して、プロセッサー31は、2つの媒体IDが一致しないならば、ステップS144においてNoと判定してステップS145へと進む。ステップS144の処理を実行するプロセッサー31は、誤収受判定部の一例である。
ここで2つの媒体IDが一致しないことは、誤収受が起きていることを示す。なお、説明のため、以下、入出場用リーダー38に翳された媒体Mを媒体MX、決済用リーダー47に翳された媒体Mを媒体MYと称するものとする。例えば、媒体MXを翳した利用者は、決済用リーダー47に媒体MXを翳さずに改札外に出る。その後、別の利用者が決済用リーダー47に媒体MYを翳す。これにより、媒体MXについては運賃が未収受となる。そして、媒体MYについては運賃誤収受となる。すなわち、媒体MYは、媒体MXによって決済するはずであった金額を決済することになる。
ステップS145においてプロセッサー31は、誤収受通知を生成する。誤収受通知は、誤収受が発生したことを示す。誤収受通知は、媒体MXの媒体ID、及び媒体MYの媒体IDを含む。プロセッサー31は、誤収受通知を生成した後、当該誤収受通知をセンターサーバー50に送信するように第1の通信部35に対して指示する。この指示を受けて第1の通信部35は、当該誤収受通知をセンターサーバー50に送信する。送信された当該誤収受通知は、センターサーバー50の通信部54によって受信される。プロセッサー31は、ステップS145の処理の後、図9のステップS101へと戻る。
一方、センターサーバー50のプロセッサー51は、図19のステップS306の処理の後、ステップS311へと進む。
ステップS311においてプロセッサー51は、通信部54によって誤収受通知が受信されたか否かを判定する。プロセッサー51は、誤収受通知が受信されていないならば、ステップS311においてNoと判定してステップS307へと進む。かくして、プロセッサー51は、誤収受通知又は第2の完了通知が受信されるまでステップS311及びステップS307を繰り返す。そして、プロセッサー51は、ステップS311及びステップS307の待受状態において第2の完了通知が受信されたならば、ステップS307においてYesと判定してステップS308へと進む。また、プロセッサー51は、ステップS311及びステップS307の待受状態において誤収受通知が受信されたならば、ステップS311においてYesと判定してステップS312へと進む。
ステップS312においてプロセッサー51は、例えば以下のようにして誤収受及び未収受を記録する。プロセッサー51は、管理テーブル62bを更新して、媒体MXに入場駅IDが関連付けられ、且つ出場駅IDが関連付けられていないレコード(以下「媒体MXのレコード」という。)について、出場媒体IDの値を媒体MYの媒体IDにし、出場駅IDの値を受信駅IDにし、出場時刻の値を現在時刻にし、運賃の値をステップS305で導出した運賃の金額にし、決済状況の値を決済済みを示す値にする。さらに、プロセッサー51は、管理テーブル62bを更新して、媒体MYに入場駅IDが関連付けられ、且つ出場駅IDが関連付けられていないレコード(以下「媒体MYのレコード」という。)について、出場駅IDの値を受信駅IDにし、運賃の値を、媒体MYのレコードについての入場駅IDで特定される駅を出場駅とし、受信駅IDで特定される駅を出場駅とした場合の入場駅から出場駅の運賃の金額にする。なお、プロセッサー51は、当該運賃の金額を、ステップS305と同様に運賃テーブル61を参照して導出する。
以上のような処理により、管理テーブル62bは、一例として図15に示すような状態となる。すなわち、図15における入出場ID10000003のレコードが媒体MXのレコードの一例である。そして、図15における入出場ID10000004のレコードが媒体MYのレコードの一例である。これにより、入出場ID10000003及び入出場ID10000004で特定される誤収受1件分についての誤収受金額及び未収受金額が記録される。一例として、媒体MXの未収受金額は、媒体MXのレコードの運賃の値である340円である。この金額が、当該誤収受1件分についての媒体MXに対して精算が必要な金額である。また、一例として、媒体MYの誤収受金額は、媒体MXのレコードの運賃の値である340円である。そして、媒体MYの未収受金額は、媒体MYのレコードの運賃の値である260円である。したがって、当該誤収受1件分についての媒体MYに対して精算が必要な金額は、媒体MYの未収受金額から媒体MYの誤収受金額を引いた-80円である。なお、精算金額が負の値である場合、返金が必要であることを示す。
さらに、プロセッサー51は、例えば次のように精算テーブル63を更新する。プロセッサー51は、精算テーブル63に、媒体IDの値が媒体MXの媒体IDであるレコードが無い場合、媒体IDの値が媒体MXの媒体IDであるレコードを精算テーブル63に追加する。追加された当該レコードの精算金額の値は、上記の誤収受1件分についての媒体MXに対して精算が必要な金額である。対して、プロセッサー51は、精算テーブル63に、媒体IDの値が媒体MXの媒体IDであるレコードがある場合、当該レコードの精算金額の値に、上記の誤収受1件分についての媒体MXに対して精算が必要な金額を加える。また、プロセッサー51は、精算テーブル63に、媒体IDの値が媒体MYの媒体IDであるレコードが無い場合、媒体IDの値が媒体MYの媒体IDであるレコードを精算テーブル63に追加する。追加された当該レコードの精算金額の値は、上記の誤収受1件分についての媒体MYに対して精算が必要な金額である。対して、プロセッサー51は、精算テーブル63に、媒体IDの値が媒体MYの媒体IDであるレコードがある場合、当該レコードの精算金額の値に、上記の誤収受1件分についての媒体MYに対して精算が必要な金額を加える。これにより、媒体MX及び媒体MYそれぞれについての精算が必要な金額が精算テーブル63に記憶される。なお、精算テーブル63に記憶されている金額は、未清算の金額の合計である。したがって、精算テーブル63に記録されている金額は、誤収受を複数回しており且つその精算が終わっていない媒体Mの場合には、当該複数回分の誤収受における誤収受金額及び未収受金額の合計である。
プロセッサー51は、ステップS312の処理の後、ステップS301へと戻る。
次に、精算テーブル63に記憶されている精算金額について精算することを説明する。
プロセッサー51は、ステップS305の処理の後、ステップS313へと進む。
ステップS313においてプロセッサー51は、精算が必要であるか否かを判定する。例えば、プロセッサー51は、次のようにして精算が必要であるか否かを判定する。すなわち、プロセッサー51は、精算テーブルに、精算テーブルの媒体IDの値が受信媒体IDであるレコードがあり、且つ当該レコードの精算金額の値が0で無い場合に、精算が必要であると判定する。なお、当該精算金額の値を、以下「必要精算金額」というものとする。プロセッサー51は、精算が必要でないならば、ステップS313においてNoと判定してステップS306へと進む。対して、プロセッサー51は、精算が必要であるならば、ステップS313においてYesと判定してステップS314へと進む。
ステップS314においてプロセッサー51は、精算通知を生成する。精算通知は、精算が必要であることを示す。精算通知は、必要精算金額及びステップS305で導出された運賃を含む。プロセッサー51は、精算通知を生成した後、当該精算通知を自動改札機30に送信するように通信部54に対して指示する。この指示を受けて通信部54は、当該精算通知を自動改札機30に送信する。送信された当該精算通知は、自動改札機30の第1の通信部35によって受信される。プロセッサー51は、ステップS314の処理の後、ステップS311へと進む。プロセッサー51は、必要精算金額を精算テーブル63から取得する。したがって、必要精算金額を精算テーブル63から取得するプロセッサー51は、第1の金額取得部の一例である。
一方、自動改札機30のプロセッサー31は、図17のステップS110及びステップS141の待受状態にあるときに、精算通知が受信されたならば、ステップS141においてYesと判定してステップS146へと進む。
ステップS146においてプロセッサー31は、精算が必要である旨などを報知する。例えば、プロセッサー31は、例えば、プロセッサー31は、精算が必要であることを示す内容、決済用リーダー47が媒体Mを読取可能であることを示す内容、決済用リーダー47に媒体Mを翳すように指示する内容、精算通知に含まれる運賃及び必要精算金額、並びに当該運賃と当該必要精算金額との合計などを含む画面を表示部371に表示させる。また、プロセッサー31は、決済用リーダー47に媒体Mを翳すことを利用者に促すための音をスピーカーなどから出力させても良い。また、プロセッサー31は、決済用リーダー47が媒体Mを読取可能であることを示すために、決済端末40の近傍に設けられたLEDなどの光源を光らせても良い。
ステップS147においてプロセッサー31は、決済要求を生成する。決済要求は、決済に係る処理をするように決済端末40に指示するものである。決済要求は、ステップS103で取得した媒体ID、及びステップS141で受信された精算通知に含まれる運賃と当該精算通知に含まれる必要精算金額との合計の金額を含む。プロセッサー31は、決済要求を生成した後、当該決済要求を決済端末40に送信するように第2の通信部36に対して指示する。この指示を受けて第2の通信部36は、当該決済要求を決済端末40に送信する。送信された当該決済要求は、決済端末40の第2の通信部46によって受信される。プロセッサー31は、ステップS147の処理の後、ステップS142へと進む。
なお、決済要求に含まれる金額は、負の値になる場合がある。この場合には、決済端末40のプロセッサー41は、例えば、図18のステップS207の決済処理において当該金額分の返金処理を行う。また、決済要求に含まれる金額は、ゼロである場合がある。この場合には、自動改札機30は、決済端末40に決済処理をさせなくても良い。あるいは、決済端末40は、決済処理をスキップしても良い。決済端末40が決済処理をしない場合、利用者は、媒体Mを決済用リーダー47に翳す必要が無くなる。
一方、センターサーバー50のプロセッサー51は、図19のステップS308の処理の後、ステップS315へと進む。
ステップS315においてプロセッサー51は、精算テーブル63を更新して、精算が終わった媒体Mについての必要精算金額をリセットする。すなわち、プロセッサー51は、精算テーブル63について、媒体IDの値が受信媒体IDであるレコードの精算金額の値を0にする。あるいは、プロセッサー51は、当該レコードを削除する。
第3実施形態の改札システム1は、入場駅又は出場駅の情報が書き込めない媒体Mであっても、改札処理を実現することができる。この結果、利用者が、自身にとって都合のよい媒体を利用することができ、利用者の利便性が向上する。
第3実施形態の改札システム1によれば、自動改札機30は、入出場用リーダー38に翳された媒体Mと、決済用リーダー47に翳された媒体Mとが異なる媒体Mである場合、誤収受が発生したと判定する。そして、センターサーバー50は、誤収受が発生したことと、必要精算金額とを媒体Mの識別情報と関連付けて記憶しておく。これにより、当該金額を後で精算することが可能となる。これにより、利用客の利便性が向上する。
第3実施形態の改札システム1は、出場時に必要精算金額についての精算を行う。したがって、利用客は、精算のための特別な手続きが不要である。
〔第4実施形態〕
第4実施形態の改札システム1は、誤収受が発生した場合に、そのときのカメラ映像を記録しておくものである。
カメラ90は、改札ユニット20及びその周辺が映るように設けられる。カメラ90は、稼働中は撮影した動画を常時録画する。ただし、カメラ90は、例えば、古い録画から順に新しい録画で上書きしていく。なお、動画は、画像の一種である。カメラ90は、改札ユニット20を撮影する撮影装置の一例である。
(構成)
第4実施形態の自動改札機30は、図20に示すようにカメラ90が接続される。図20は、第4実施形態に係る改札システム1並びに改札システム1に含まれる自動改札機30及び決済端末40の要部回路構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。なお、第4実施形態に係る改札システム1のその他の構成は第3実施形態と同様であるので説明を省略する。
(動作)
以下、第4実施形態に係る改札システム1の動作を図9、図18、図21及び図22などに基づいて説明する。なお、以下の動作説明における処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。第4実施形態の自動改札機30のプロセッサー31は、第3実施形態と異なり、図9及び図17に代えて図9及び図21のフローチャートで示す処理を実行する。図21は、自動改札機30のプロセッサー31による処理のフローチャートである。プロセッサー31は、ROM32又は補助記憶デバイス34などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。第4実施形態のセンターサーバー50のプロセッサー51は、第3実施形態の図19のフローチャートに代えて図22のフローチャートで示す処理を実行する。図22は、センターサーバー50のプロセッサー51による処理のフローチャートである。プロセッサー51は、ROM52などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。なお、決済端末40のプロセッサー41は、第3実施形態と同様に図18のフローチャートに示す処理を実行する。なお、図21及び図22において、図17又は図19と同様の処理については同一の符号を付している。また、以下の第4実施形態の動作説明では、第3実施形態と同様の処理については説明を省略する場合がある。
自動改札機30のプロセッサー31は、図21のステップS144でNoと判定したならば、ステップS151へと進む。
ステップS151においてプロセッサー31は、カメラ90が録画している動画から、誤収受通知が起きたときの前後の部分の動画を切り抜く。例えば、当該動画は、入出場用リーダー38に媒体MXが翳されたときから決済用リーダー47に媒体MYが翳されたときまでを含む。さらに、当該動画は、その前後分の動画も含む。例えば、当該前後は、数十秒間である。
プロセッサー31は、ステップS151において切り抜いた動画を解析して、入出場用リーダー38に媒体MXを翳した人物と、決済用リーダー47に媒体MYを翳した人物が同一人物であるか否かを判定する。プロセッサー31は、同一人物であると判定したならば、ステップS116へと進む。大して、プロセッサー31は、同一人物で無いと判定したならば、ステップS145へと進む。プロセッサー31は、ステップS145の処理の後、ステップS153へと進む。
ステップS153においてプロセッサー31は、ステップS151で切り取った動画をセンターサーバー50に送信するように第1の通信部35に対して指示する。この指示を受けて第1の通信部35は、当該動画をセンターサーバー50に送信する。送信された当該動画は、センターサーバー50の通信部54によって受信される。プロセッサー31は、ステップS153の処理の後、図9のステップS101へと戻る。
一方、センターサーバー50のプロセッサー51は、図22のステップS312の処理の後、ステップS321へと進む。
ステップS321においてプロセッサー51は、通信部54によって動画が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー51は、動画が受信されたならば、ステップS321においてYesと判定してステップS322へと進む。
ステップS322においてプロセッサー51は、ステップS321で受信された動画を、誤収受の対象となった入出場についての入出場IDに関連付けて記憶する。すなわち、例えば、プロセッサー51は、媒体MXのレコードの入出場ID及び媒体MYのレコードの入出場IDに当該動画を関連付ける。なお、当該動画は、例えば、センターサーバー記憶部60に記憶される。
第4実施形態の改札システム1は、入場駅又は出場駅の情報が書き込めない媒体Mであっても、改札処理を実現することができる。この結果、利用者が、自身にとって都合のよい媒体を利用することができ、利用者の利便性が向上する。
第4実施形態の改札システム1は、誤収受が発生したときの動画を記憶しておく。したがって、誤収受発生時の状況を後から動画で確認することが可能となる。
第4実施形態の改札システム1は、入出場用リーダー38に媒体MXを翳した人物と、決済用リーダー47に媒体MYを翳した人物が同一人物である場合、誤収受は発生していないとみなす。同一人物であるならば、異なる媒体Mで決済しても問題ないと考えられるためである。また、利用者は、媒体MXのチャージ金額が足りない場合に媒体MYを用いて決済することなどができる。したがって、利用者の利便性が向上する。
上記の各実施形態は以下のような変形も可能である。
改札ユニット20は、自動改札機30及び決済端末40に代えて、自動改札機30と決済端末40との2つの装置を兼ねる1つの装置を含む態様であっても良い。当該2つの装置を兼ねる1つの装置のプロセッサーは、上記各実施形態におけるプロセッサー31と同様の処理と、上記各実施形態におけるプロセッサー41と同様の処理とを実行する。
第1実施形態では、入出場用リーダー38によって取得された媒体IDと決済用リーダー47によって取得された媒体IDとが一致するか否かを決済端末40が判定した。そして、第2実施形態では、自動改札機が当該判定を行った。しかしながら、センターサーバー50が当該判定を行っても良い。当該判定を行うセンターサーバー50のプロセッサー51は、一致判定部の一例である。
上記の各実施形態では、改札ユニット20は、入出場用リーダー38と決済用リーダー47との2つのリーダーを備える。しかしながら、改札ユニット20は、当該2つのリーダーに代えて、当該2つのリーダーの機能を兼ねる1つのリーダーを備える態様であっても良い。
改札システム1は、入場用の自動改札機30と出場用の自動改札機30とに代えて入場用と出場用とを兼ねる自動改札機30が設置されていても良い。
第3実施形態及び第4実施形態において、センターサーバー50は、必要精算金額とステップS305で導出された運賃との合計が負の値になる場合、精算通知に含める必要精算金額に代えて、ステップS305で導出された運賃と同額以下の金額(以下「同額以下金額」という。)を含んでも良い。好ましくは、同額以下金額は、ステップS305で導出された運賃と同額である。そして、センターサーバー50は、ステップS315において、精算テーブル63について、媒体IDの値が受信媒体IDであるレコードの精算金額の値を、当該精算金額の値から精算通知に含めた同額以下金額を引いた値にする。これにより、決済端末40において返金処理が発生しなくなる。以上のようにすることで、決済端末40が返金処理に対応していない場合にも精算が可能となる。
第3実施形態及び第4実施形態において、誤収受が発生したことを自動改札機30が判定した。しかしながら、センターサーバー50が、誤収受が発生したことを判定しても良い。誤収受が発生したことを判定するセンターサーバー50のプロセッサー51は、誤収受判定部の一例である。
第3実施形態及び第4実施形態の改札システム1は、出場時に精算を行った。しかしながら、入場時に精算を行うようにしても良い。この場合、センターサーバー50は、入場要求を受け取ったことに応じて、精算テーブル63を参照して精算が必要であるか否かを判定する。そして、センターサーバー50のプロセッサー51は、精算が必要であると判定した場合、精算テーブル63から必要精算金額を取得する。なお、必要精算金額を取得するプロセッサー51は第2の金額取得部の一例である。そして、センターサーバー50は、精算が必要であること、及び必要精算金額を自動改札機30に通知する。通知を受け取った自動改札機30は、精算が必要である旨、及び決済用リーダー47に翳すように促す旨を示す内容を含む画面を表示部371に表示させる。さらに、自動改札機30は、当該必要精算金額分の決済処理を行うよう決済端末40に指示する。利用者は、決済用リーダー47に媒体Mを翳す。決済端末40は、当該媒体Mを用いて決済処理を行う。以上の場合でも、利用客は、精算のための特別な手続きが不要である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
入出場に料金が必要なエリアからの出場時に使用される出場装置であって、
決済サービスを利用するための媒体から識別情報を取得する第1の取得部と、
前記第1の取得部によって取得された前記識別情報をサーバー装置に送信することで、送信した前記識別情報によって特定される前記料金の金額を前記サーバー装置から受信する通信部と、
決済サービスを利用するための媒体から識別情報を取得する第2の取得部と、
前記第1の取得部によって取得された前記識別情報と前記第2の取得部によって取得された前記識別情報とが一致するか否かを判定する一致判定部と、
前記一致判定部によって一致すると判定された場合に前記決済サービスを用いて前記料金の金額分の決済処理をし、前記一致判定部によって一致しないと判定された場合に前記決済処理をしない、第1の決済部と、を備える出場装置。
[C2]
入出場に料金が必要なエリアへの入場時に使用される入場装置、前記エリアからの出場時に使用される出場装置、及びサーバー装置を含み、
決済サービスを利用するための媒体から識別情報を取得する、前記入場装置が備える第3の取得部と、
前記エリアへの入場の記録を、前記第3の取得部によって取得された前記識別情報に関連付けて記憶する、前記サーバー装置が備える第1の記憶部と、
決済サービスを利用するための媒体から識別情報を取得する、前記出場装置が備える第1の取得部と、
前記第1の取得部によって取得された前記識別情報と同一の識別情報が関連付けられた入場の記録を前記第1の記憶部から取得し、取得した入場の記録に基づき前記料金の金額を導出する、前記サーバー装置が備える導出部と、
決済サービスを利用するための媒体から識別情報を取得する、前記出場装置が備える第2の取得部と、
前記第1の取得部によって取得された前記識別情報と前記第2の取得部によって取得された前記識別情報とが一致するか否かを判定する一致判定部と、
前記一致判定部によって一致すると判定された場合に前記決済サービスを用いて前記料金の金額分の決済処理をし、前記一致判定部によって一致しないと判定された場合に前記決済処理をしない、前記出場装置が備える第1の決済部と、を備える改札システム。
[C3]
入出場に料金が必要なエリアへの入場時に使用される入場装置、前記エリアからの出場時に使用される出場装置、及びサーバー装置を含み、
決済サービスを利用するための媒体から識別情報を取得する、前記入場装置が備える第3の取得部と、
前記エリアへの入場の記録を、前記第3の取得部によって取得された前記識別情報に関連付けて記憶する、前記サーバー装置が備える第1の記憶部と、
決済サービスを利用するための媒体から識別情報を取得する、前記出場装置が備える第1の取得部と、
前記第1の取得部によって取得された前記識別情報と同一の識別情報が関連付けられた入場の記録を前記第1の記憶部から取得し、取得した入場の記録に基づき前記料金の金額を導出する、前記サーバー装置が備える導出部と、
決済サービスを利用するための媒体から識別情報を取得する、前記出場装置が備える第2の取得部と、
前記第2の取得部が識別情報を取得した前記媒体によって利用可能な前記決済サービスを用いて前記料金の金額分の決済処理をする第1の決済部と、
前記第1の取得部によって取得された前記識別情報と前記第2の取得部によって取得された前記識別情報とが一致しない場合に誤収受が発生したと判定する誤収受判定部と、 前記誤収受判定部によって誤収受が発生したと判定された場合、誤収受が発生したこと、及び発生した誤収受によって必要となる精算金額を前記第1の取得部によって取得された前記識別情報及び前記第2の取得部によって取得された前記識別情報のそれぞれと関連付けて記憶する、前記サーバー装置が備える第2の記憶部と、を備える改札システム。
[C4]
前記第1の取得部によって取得された前記識別情報と同一の識別情報に関連付けられた精算金額を前記第2の記憶部から取得する、前記サーバー装置が備える第1の金額取得部をさらに備え、
前記第1の決済部は、前記料金の金額と前記第1の金額取得部によって取得された前記精算金額分との合計金額分の決済処理をする、[C3]に記載の改札システム。
[C5]
前記第3の取得部によって取得された前記識別情報と同一の識別情報に関連付けられた精算金額を前記第2の記憶部から取得する、前記サーバー装置が備える第2の金額取得部と、
決済サービスを利用するための媒体から識別情報を取得する、前記入場装置が備える第4の取得部と、
前記第4の取得部が識別情報を取得した前記媒体によって利用可能な前記決済サービスを用いて、前記第2の金額取得部によって取得された前記精算金額分の決済処理をする、前記入場装置が備える第2の決済部と、をさらに備える、[C3]又は[C4]に記載の改札システム。
[C6]
前記出場装置を撮影する撮影装置をさらに含み、
前記第2の記憶部は、前記誤収受判定部によって誤収受が発生したと判定された場合、誤収受が発生したときに前記撮影装置によって撮影されていた画像を、前記第1の取得部によって取得された前記識別情報及び前記第2の取得部によって取得された前記識別情報の少なくともいずれかと関連付けて記憶する、[C3]乃至[C5]のいずれか1項に記載の改札システム。
[C7]
前記誤収受判定部は、前記第1の取得部に前記媒体を翳した人物と前記第2の取得部に前記媒体を翳した人物が同一人物であると判定した場合には、前記第1の取得部によって取得された前記識別情報と前記第2の取得部によって取得された前記識別情報とが一致しない場合でも誤収受が発生していないと判定する、[C3]乃至[C6]のいずれか1項に記載の改札システム。
1……改札システム、30……自動改札機、31,41,51,71……プロセッサー、32,42,52,72……ROM、33,43,53,73……RAM、34,44……補助記憶デバイス、35,45……第1の通信部、36,46……第2の通信部、37……タッチパネル、38……入出場用リーダー、40……決済端末、47……決済用リーダー、50……センターサーバー、54,74……通信部、60……センターサーバー記憶部、61……運賃テーブル、62,62b……管理テーブル、63……精算テーブル、70……電子マネーサーバー、80……電子マネーサーバー記憶部、81……電子マネー情報、82……電子マネー情報、90……カメラ、311,411……判定部、312……通信制御部、371……表示部、372……入力部、412……決済制御部、511……情報管理部、512……運賃導出部、711……決済管理部、M……媒体

Claims (1)

  1. 入出場に料金が必要なエリアへの入場時に使用される入場装置、前記エリアからの出場時に使用される出場装置、及びサーバー装置を含み、
    前記出場装置は、
    決済サービスを利用するための媒体から識別情報を取得する第1の取得部と、
    前記第1の取得部によって取得された前記識別情報を前記サーバー装置に送信することで、送信した前記識別情報によって特定される前記料金の金額を前記サーバー装置から受信する通信部と、
    決済サービスを利用するための媒体から識別情報を取得する第2の取得部と、
    前記第1の取得部によって取得された前記識別情報と前記第2の取得部によって取得された前記識別情報とが一致するか否かを判定する一致判定部と、
    前記一致判定部によって一致すると判定された場合に前記決済サービスを用いて前記料金の金額分の決済処理をし、前記一致判定部によって一致しないと判定された場合に前記決済処理をしない、第1の決済部と、を備え
    前記入場装置は、
    決済サービスを利用するための媒体から識別情報を取得する第3の取得部を備え、
    前記サーバー装置は、
    前記エリアへの入場の記録を、前記第3の取得部によって取得された前記識別情報に関連付けて記憶する第1の記憶部と、
    前記第1の取得部によって取得された前記識別情報と同一の識別情報が関連付けられた入場の記録を前記第1の記憶部から取得し、取得した入場の記録に基づき前記料金の金額を導出する導出部と、を備える改札システム。
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