JP7063000B2 - 時刻設定装置、時刻更新方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、時刻設定装置、時刻更新方法及びプログラムに関する。
GPS(Global Positioning System)衛星から電波信号(衛星信号)を受信する、受信部(レシーバ)を備える装置は、GPS衛星から受信した衛星信号に含まれる、衛星時刻信号を利用して、当該装置の時刻を設定できる。
特許文献1においては、GPS衛星のGPS時刻と、UTC(Coordinated Universal Time; Universal Time, Coordinated)時刻(世界協定時)との差を、予め算出し、保持する技術が記載されている。そして、特許文献1に記載された技術においては、算出した差を利用して、UTC時刻を修正する技術が記載されている。
特開2009-145318号公報
なお、上記先行技術文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明の観点からなされたものである。
装置がGPS衛星から衛星信号を受信する場合、当該装置は、所定の時間間隔で、閏秒に関する情報(閏秒情報)を取得可能である。
ここで、装置がGPS衛星から、衛星時刻情報を含む衛星信号を受信する場合、装置は、GPS衛星から、1秒間隔で衛星時刻情報を受信可能である。しかし、装置がGPS衛星から、閏秒に関する情報(閏秒情報)を含む衛星信号を受信する場合、装置は、GPS衛星から、12.5分間隔で、閏秒情報を含む衛星信号を受信することになる。そのため、装置が最新の閏秒情報を受信できていないタイミングにおいて、閏秒が発生した場合、装置は、最新の閏秒を反映して、UTC(Coordinated Universal Time; Universal Time, Coordinated)時刻(世界協定時)を算出できない。その場合、装置は、最新の閏秒情報を含む衛星信号を受信するまで、適切にUTC時刻を算出できない。
特許文献1に記載された技術においては、装置が最新の閏秒情報を受信できていないタイミングにおいて、閏秒が発生した場合、装置は、最新の閏秒を反映して、UTC時刻(世界協定時)を算出できない。
そこで、本発明は、閏秒を反映した時刻を、容易且つ適切に、設定及び更新することに貢献する時刻設定装置、時刻更新方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の視点によれば、時刻設定装置が提供される。前記時刻設定装置は、衛星時刻情報を含む衛星信号を、第1の時間間隔で衛星から受信し、受信閏秒情報をさらに含む、衛星信号を、前記第1の時間間隔より長い第2の時間間隔で前記衛星から受信する、衛星信号受信部を備える。
さらに、前記時刻設定装置は、累積閏秒と、次回閏秒発生時刻と、次回累積閏秒とを含む、登録閏秒情報を保持する、記憶部を備える。
さらに、前記時刻設定装置は、前記衛星信号受信部が、前記受信閏秒情報を含む衛星信号を受信してから、次の受信閏秒情報を含む衛星信号を受信するまでの間に、閏秒が発生した場合、前記登録閏秒情報を利用して、UTC時刻を算出する、時刻算出部を備える。
本発明の第2の視点によれば、時刻更新方法が提供される。前記時刻更新方法は、記憶部を備える時刻設定装置が実行する方法である。
前記時刻更新方法は、衛星時刻情報を含む衛星信号を、第1の時間間隔で衛星から受信し、受信閏秒情報をさらに含む、衛星信号を、前記第1の時間間隔より長い第2の時間間隔で前記衛星から受信する工程を含む。
さらに、前記時刻更新方法は、累積閏秒と、次回閏秒発生時刻と、次回累積閏秒とを含む、登録閏秒情報を、前記記憶部に保持する工程を含む。
さらに、前記時刻更新方法は、前記受信閏秒情報を含む衛星信号が受信されてから、次の受信閏秒情報を含む衛星信号が受信されるまでの間に、閏秒が発生した場合、前記登録閏秒情報を利用して、UTC時刻を算出する工程を含む。
なお、本方法は、衛星時刻情報を受信する時刻設定装置という、特定の機械に結び付けられている。
本発明の第3の視点によれば、プログラムが提供される。前記プログラムは、記憶部を備える時刻設定装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムである。
前記プログラムは、衛星時刻情報を含む衛星信号を、第1の時間間隔で衛星から受信し、受信閏秒情報をさらに含む、衛星信号を、前記第1の時間間隔より長い第2の時間間隔で前記衛星から受信する処理を、前記コンピュータに実行させる。
さらに、前記プログラムは、累積閏秒と、次回閏秒発生時刻と、次回累積閏秒とを含む、登録閏秒情報を、前記記憶部に保持する処理を、前記コンピュータに実行させる。
さらに、前記プログラムは、前記受信閏秒情報を含む衛星信号が受信されてから、次の受信閏秒情報を含む衛星信号が受信されるまでの間に、閏秒が発生した場合、前記登録閏秒情報を利用して、UTC時刻を算出する処理を、前記コンピュータに実行させる。
なお、これらのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transient)なものとすることができる。本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明の各視点によれば、閏秒を反映した時刻を、容易且つ適切に、設定及び更新することに貢献する時刻設定装置、時刻更新方法及びプログラムが提供される。
一実施形態の概要を説明するための図である。 第1の実施形態に係る時刻設定装置1の内部構成の一例を示すブロック図である。 登録閏秒情報32の構成の一例を示す図である。 時刻設定部40の内部構成の一例を示すブロック図である。 設定ファイル取得処理の一例を示すシーケンス図である。 UTC時刻を設定する処理の一例をシーケンス図である。 UTC時刻設定処理の一例を示すフローチャートである。 UTC時刻を設定する処理の一例を示すシーケンス図である。
初めに、図1を用いて一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。また、各ブロック図のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。
上記の通り、閏秒を反映した時刻を、容易且つ適切に、設定及び更新することに貢献する時刻設定装置が望まれる。
そこで、一例として、図1に示す時刻設定装置1000が提供される。時刻設定装置1000は、衛星信号受信部1001と、記憶部1002と、時刻算出部1003とを備える。
衛星信号受信部1001は、衛星時刻情報を含む衛星信号を、第1の時間間隔で衛星から受信し、受信閏秒情報をさらに含む、衛星信号を、第1の時間間隔より長い第2の時間間隔で衛星から受信する。受信閏秒情報とは、衛星から送信される、閏秒に関する情報である。
記憶部1002は、累積閏秒1011と、次回閏秒発生時刻1012と、次回累積閏秒1013とを含む、登録閏秒情報1010を保持する。累積閏秒1011は、当該累積閏秒1011を登録した時点、又は取得した時点までに発生した、閏秒を積算した秒数である。次回閏秒発生時刻1012は、累積閏秒1011を登録した時点又は取得した時点以後に、次回の閏秒が発生する時刻である。次回累積閏秒1013は、次回の閏秒が発生した後に、発生する閏秒を積算した秒数である。
時刻算出部1003は、衛星信号受信部1001が、受信閏秒情報を含む衛星信号を受信してから、次の受信閏秒情報を含む衛星信号を受信するまでの間に、閏秒が発生した場合、登録閏秒情報1010を利用して、UTC時刻を算出する。
従って、時刻設定装置1000は、受信した衛星信号が、閏秒に関する情報(閏秒情報)を含まない場合に、閏秒が発生した場合であっても、適切に閏秒を反映して、UTC時刻を設定できる。従って、時刻設定装置1000は、閏秒を反映した時刻を、容易且つ適切に、設定及び更新することに貢献する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る時刻設定装置1の内部構成の一例を示すブロック図である。本実施形態に係る時刻設定装置1は、制御部10と、衛星信号受信部20と、記憶部30とを含んで構成される。図2は、簡単のため、本実施形態に係る時刻設定装置1に関係するモジュールを主に記載する。時刻設定装置1は、図示しないハードウェア、ソフトウェアを含んでもよいことは勿論である。
制御部10は、時刻設定装置1の全体を制御すると共に、時刻設定装置1の図2に示す各部を制御する。例えば、時刻設定装置1は、CPU(Central Processing Unit)を用いて実現可能である。
制御部10は、時刻設定部40を含んで構成される。時刻設定部40は、時刻設定装置の時刻を制御する。時刻設定部40の詳細については、後述する。
衛星信号受信部20は、衛星から時刻情報(衛星時刻情報)を含む、衛星信号を受信する。具体的には、衛星信号受信部20は、衛星時刻情報を含む衛星信号を、第1の時間間隔で衛星から受信し、受信閏秒情報をさらに含む、衛星信号を、前記第1の時間間隔より長い第2の時間間隔で衛星から受信する。例えば、衛星信号は、GPS(Global Positioning System)信号であってもよい。
第1の時間間隔は1秒間隔であってもよい。また、第2の時間間隔は、12.5分間隔であってもよい。
記憶部30は、時刻設定装置1の動作に必要な情報を記憶する。記憶部30は、磁気ディスク装置や光ディスク装置、半導体メモリによって実現される。
記憶部30は、累積閏秒と、次回閏秒発生時刻と、次回累積閏秒とを含む、登録閏秒情報を保持する。具体的には、記憶部30は、設定ファイル31を記憶する。設定ファイル31は、登録閏秒情報32を含んで構成される。
図3は、登録閏秒情報32の構成の一例を示す図である。登録閏秒情報32は、累積閏秒321と、次回閏秒発生時刻322と、次回累積閏秒323とを含んで構成される。
次に、時刻設定部40について詳細に説明する。
図4は、時刻設定部40の内部構成の一例を示すブロック図である。時刻設定部40は、設定ファイル取得部401と、時刻算出部402と、閏秒情報更新部403と、衛星信号管理部404と、時刻設定制御部405とを含んで構成される。
図4に示す各モジュールは、時刻設定装置1に搭載されたコンピュータに、そのハードウェアを用いて、時刻設定装置1の処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現しても良い。
設定ファイル取得部401は、記憶部30から設定ファイル31を読み出し、設定ファイル31を取得する。例えば、時刻設定装置1が起動した際に、設定ファイル取得部401は、設定ファイル31を取得してもよい。
時刻算出部402は、衛星信号受信部20が、受信閏秒情報を含む衛星信号を受信してから、次の受信閏秒情報を含む衛星信号を受信するまでの間に、閏秒が発生した場合、登録閏秒情報を利用して、UTC時刻を算出する。
時刻算出部402は、登録閏秒情報32に含まれる次回閏秒発生時刻、次回累積閏秒のうち、少なくとも一方と、累積閏秒と、衛星時刻情報とを利用して、UTC時刻を算出する。
閏秒情報更新部403は、登録閏秒情報32を更新する。閏秒情報更新部403は、衛星信号受信部20が、受信閏秒情報を含む衛星信号を受信した場合、受信閏秒情報と登録閏秒情報との差分に基づいて、登録閏秒情報を更新するか否かを判断する。
衛星信号管理部404は、衛星信号受信部20が受信した衛星信号を取得する。さらに、衛星信号管理部404は、衛星信号受信部20が受信した衛星信号を解析する。具体的には、衛星信号管理部404は、取得した衛星信号が、受信閏秒情報を含むか否かを判断する。
時刻設定制御部405は、設定ファイル取得部401、時刻算出部402、閏秒情報更新部403、衛星信号管理部404を制御する。
次に、時刻設定装置1の動作について詳細に説明する。
まず、設定ファイル31を取得する処理(以下、設定ファイル取得処理と呼ぶ)について説明する。
図5は、設定ファイル取得処理の一例を示すシーケンス図である。
ステップA1において、時刻設定制御部405は、設定ファイル取得部401に、設定ファイル31の取得を要求する。ステップA2において、設定ファイル取得部401は、記憶部30に、設定ファイル31を要求する。ステップA3において、記憶部30は、設定ファイル取得部401に、設定ファイル31を応答する。ステップA4において、設定ファイル取得部401は、設定ファイル31から、登録閏秒情報32を取得する。ステップA5において、設定ファイル取得部401は、時刻設定制御部405に設定ファイルの取得完了を応答する。そして、時刻設定装置1は、設定ファイル取得処理を終了する。
次に、受信された衛星信号が受信閏秒情報を含まない場合に、UTC時刻を設定する処理について説明する。
図6は、受信された衛星信号が受信閏秒情報を含まない場合に、UTC時刻を設定する処理の一例を示すシーケンス図である。
ステップS1において、衛星信号受信部20は、受信した衛星信号を、衛星信号管理部404に送信する。衛星信号が受信閏秒情報を含まない場合、衛星信号管理部404は、UTC時刻の設定を、閏秒情報更新部403に要求する(ステップS2)。ステップS3において、時刻設定部40は、UTC時刻を設定する処理(以下、UTC時刻設定処理と呼ぶ)を実行する。そして、閏秒情報更新部403は、衛星信号管理部404に、UTC時刻の設定完了を応答する。
図7を参照しながら、UTC時刻設定処理について詳細に説明する。
図7は、UTC時刻設定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS201において、時刻算出部402は、衛星信号管理部404から衛星時刻情報を取得する。具体的には、時刻算出部402は、衛星信号管理部404に衛星時刻情報を要求する。衛星信号管理部404は、衛星信号受信部20が受信した衛星信号から、衛星時刻情報を取得する。そして、衛星信号管理部404は、取得した衛星時刻情報を、時刻算出部402に通知する。
ステップS202において、時刻算出部402は、登録閏秒情報を取得する。具体的には、時刻算出部402は、時刻設定制御部405に、図5に示す設定ファイル取得処理の実行を要求する。設定ファイル取得処理は上記の通りであるため、詳細な説明は省略する。設定ファイル取得部401は、取得した登録閏秒情報32を、時刻算出部402に通知する。
ステップS203において、時刻算出部402は、UTC時刻を算出する。具体的には、時刻算出部402は、受信閏秒情報と登録閏秒情報32とが同一である場合、衛星時刻情報と、登録閏秒情報32に含まれる累積閏秒321とを用いて、UTC時刻を算出する。
ステップS204において、時刻算出部402が算出したUTC時刻が、次回閏秒発生時刻322以降であるか否かを、閏秒情報更新部403は判断する。一方、時刻算出部402が算出したUTC時刻が、次回閏秒発生時刻322未満である場合、時刻算出部402は、ステップS203の処理において算出したUTC時刻を、時刻設定装置1に設定する(ステップS208)。そして、時刻設定部40は、UTC時刻設定処理を終了する。
一方、時刻算出部402が算出したUTC時刻が、次回閏秒発生時刻322以降である場合、ステップS205に遷移する。
ステップS205において、累積閏秒321と次回累積閏秒323とが同一であるか否かを、閏秒情報更新部403は判断する。累積閏秒321と次回累積閏秒323とが同一である場合(ステップS205のYes分岐)には、時刻算出部402は、ステップS203の処理において算出したUTC時刻を、時刻設定装置1に設定する(ステップS208)。つまり、時刻算出部402は、算出したUTC時刻が、次回閏秒発生時刻322以降である場合であって、且つ累積閏秒321と次回累積閏秒323とが同一である場合、算出したUTC時刻を、時刻設定装置1に設定する。
一方、累積閏秒321と次回累積閏秒323とが同一ではない場合(ステップS205のNo分岐)には、閏秒情報更新部403は、次回累積閏秒323と累積閏秒321との差分を、累積閏秒差分として算出する(ステップS206)。
ステップS207において、時刻算出部402は、累積閏秒差分を反映したUTC時刻を算出する。そして、時刻算出部402は、ステップS207の処理において算出したUTC時刻を、時刻設定装置1に設定する(ステップS208)。そして、時刻設定部402は、UTC時刻設定処理を終了する。
つまり、閏秒情報更新部403は、時刻算出部402が算出したUTC時刻が、累積閏秒321以降である場合であって、且つ累積閏秒321と次回累積閏秒323とが異なる場合、累積閏秒321と次回累積閏秒323との差分を、累積閏秒差分として算出する。そして、時刻算出部402は、累積閏秒差分を反映したUTC時刻を算出し、算出したUTC時刻を、時刻設定装置1に設定する。
次に、受信された衛星信号が受信閏秒情報を含む場合に、UTC時刻を設定する処理について説明する。
図8は、受信された衛星信号が受信閏秒情報を含む場合に、UTC時刻を設定する処理の一例を示すシーケンス図である。
ステップS1において、衛星信号受信部20は、受信した衛星信号を、衛星信号管理部404に送信する。衛星信号が受信閏秒情報を含む場合、衛星信号管理部404は、受信閏秒情報を、閏秒情報更新部403に通知する(ステップS101)。閏秒情報更新部403は、設定ファイル取得処理を実行する(ステップS102)。具体的には、閏秒情報更新部403は、時刻設定制御部405に、図5に示す設定ファイル取得処理の実行を要求する。設定ファイル取得処理の詳細は上記の通りであるため、詳細な説明は省略する。
設定ファイル取得部401が登録閏秒情報32を取得した場合、閏秒情報更新部403は、受信閏秒情報と登録閏秒情報32とを比較する。受信閏秒情報と登録閏秒情報32とが同一である場合には、ステップS104に遷移する。
一方、受信閏秒情報と登録閏秒情報32とが異なる場合には、閏秒情報更新部403は、受信閏秒情報を、登録閏秒情報として設定する(ステップS103)。つまり、閏秒情報更新部403は、衛星信号受信部20が、受信閏秒情報を含む衛星信号を受信した場合であって、且つ受信閏秒情報と登録閏秒情報32とが異なる場合、受信閏秒情報を、登録閏秒情報32として、記憶部30に登録する。
ステップS104において、時刻設定部40は、図7に示すUTC時刻設定処理を実行する。UTC時刻設定処理の詳細は上記の通りであるため、詳細な説明は省略する。
[変形例1]
本実施形態に係る時刻設定装置1の変形例1として、時刻設定装置1が衛星と接続する前に、時刻設定装置1のユーザ(例えば、時刻設定装置1を運用するオペレータ等)が、設定ファイル31を更新するときに、次回閏秒発生時刻322と次回累積閏秒323とを更新してもよい。
[変形例2]
本実施形態に係る時刻設定装置1の変形例2として、衛星信号受信部20が受信するが衛星信号は、PTP(Precision Time Protocol)信号であってもよい。
以上のように、本実施形態に係る時刻設定装置1は、累積閏秒321と次回閏秒発生時刻322と次回累積閏秒323とを含む、最新の閏秒に関する情報を、登録閏秒情報32として保持する。時刻設定装置1は、登録閏秒情報32を保持することで、受信した衛星信号が、閏秒に関する情報(閏秒情報)を含まない場合に、閏秒が発生した場合であっても、適切に閏秒を反映して、UTC時刻を設定できる。従って、本実施形態に係る時刻設定装置1は、閏秒を反映した時刻を、容易且つ適切に、設定及び更新することに貢献する。
また、本実施形態に係る時刻設定装置1は、衛星から発信される、最新の閏秒に関する情報(閏秒情報)を保持する。従って、本実施形態に係る時刻設定装置1は、最新の閏秒を反映して、時刻を設定及び更新することに貢献する。
また、本実施形態に係る時刻設定装置1は、衛星から閏秒に関する情報(閏秒情報)を受信するまで待つ必要がない。閏秒を反映した時刻を、迅速且つ適切に、設定及び更新することに貢献する。
なお、上記の特許文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
1、1000 時刻設定装置
10 制御部
20、1001 衛星信号受信部
30、1002 記憶部
31 設定ファイル
32 登録閏秒情報
40 時刻設定部
321、1011 累積閏秒
322、1012 次回閏秒発生時刻
323、1013 次回累積閏秒
401 設定ファイル取得部
402 時刻算出部
403 閏秒情報更新部
404 衛星信号管理部
405 時刻設定制御部
1003 時刻算出部

Claims (10)

  1. 衛星時刻情報を含む衛星信号を、第1の時間間隔で衛星から受信し、受信閏秒情報をさらに含む衛星信号を、前記第1の時間間隔より長い第2の時間間隔で前記衛星から受信する、衛星信号受信部と、
    累積閏秒と、次回閏秒発生時刻と、次回累積閏秒とを含む、登録閏秒情報を保持する、記憶部と、
    前記衛星信号受信部が、前記受信閏秒情報を含む衛星信号を受信してから、次の受信閏秒情報を含む衛星信号を受信するまでの間に、UTC時刻が設定される場合、前記登録閏秒情報を利用して、UTC時刻を算出する、時刻算出部と、
    前記衛星信号受信部が、前記受信閏秒情報を含む衛星信号を受信した場合、前記受信閏秒情報と前記登録閏秒情報との差分に基づいて、前記登録閏秒情報を更新するか否かを判断する、閏秒情報更新部と、
    を備える時刻設定装置。
  2. 前記時刻算出部が、前記登録閏秒情報に含まれる前記次回閏秒発生時刻、前記次回累積閏秒のうち、少なくとも一方と、前記累積閏秒と、前記衛星時刻情報とを利用して、UTC時刻を算出する、請求項1に記載の時刻設定装置。
  3. 前記閏秒情報更新部は、前記衛星信号受信部が、前記受信閏秒情報を含む衛星信号を受信した場合であって、且つ前記受信閏秒情報と前記登録閏秒情報とが異なる場合、前記受信閏秒情報を、前記登録閏秒情報として、記憶部に登録する、請求項1又は2に記載の時刻設定装置。
  4. 前記閏秒情報更新部は、前記時刻算出部が算出したUTC時刻が、前記登録閏秒情報に含まれる前記次回閏秒発生時刻以降である場合であって、且つ前記登録閏秒情報に含まれる、前記累積閏秒と前記次回累積閏秒とが異なる場合、前記累積閏秒と前記次回累積閏秒との差分を、累積閏秒差分として算出し、
    前記時刻算出部は、前記累積閏秒差分を反映したUTC時刻を算出し、算出したUTC時刻を、自時刻設定装置に設定する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の時刻設定装置。
  5. 前記時刻算出部は、算出したUTC時刻が、前記登録閏秒情報に含まれる前記次回閏秒発生時刻以降である場合であって、且つ前記登録閏秒情報に含まれる、前記累積閏秒と前記次回累積閏秒とが同一である場合、算出したUTC時刻を、自時刻設定装置に設定する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の時刻設定装置。
  6. 前記時刻算出部は、算出したUTC時刻が、前記登録閏秒情報に含まれる前記次回閏秒発生時刻未満である場合、算出したUTC時刻を、自時刻設定装置に設定する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の時刻設定装置。
  7. 前記時刻算出部は、前記衛星信号受信部が、前記受信閏秒情報を含む衛星信号を受信した場合、前記登録閏秒情報を利用して、UTC時刻を算出する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の時刻設定装置。
  8. 前記UTC時刻が設定される場合とは、前記衛星信号受信部が、前記受信閏秒情報を含む衛星信号を受信してから、次の受信閏秒情報を含む衛星信号を受信するまでの間に、前記衛星時刻情報を含む衛星信号を受信した場合である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の時刻設定装置。
  9. 記憶部を備える時刻設定装置が実行する時刻更新方法であって、
    衛星時刻情報を含む衛星信号を、第1の時間間隔で衛星から受信し、受信閏秒情報をさらに含む衛星信号を、前記第1の時間間隔より長い第2の時間間隔で前記衛星から受信する工程と、
    累積閏秒と、次回閏秒発生時刻と、次回累積閏秒とを含む、登録閏秒情報を、前記記憶部に保持する工程と、
    前記受信閏秒情報を含む衛星信号が受信されてから、次の受信閏秒情報を含む衛星信号が受信されるまでの間に、UTC時刻が設定される場合、前記登録閏秒情報を利用して、UTC時刻を算出する工程と、
    衛星信号受信部が、前記受信閏秒情報を含む衛星信号を受信した場合、前記受信閏秒情報と前記登録閏秒情報との差分に基づいて、前記登録閏秒情報を更新するか否かを判断する工程と、
    を含む時刻更新方法。
  10. 記憶部を備える時刻設定装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    衛星時刻情報を含む衛星信号を、第1の時間間隔で衛星から受信し、受信閏秒情報をさらに含む衛星信号を、前記第1の時間間隔より長い第2の時間間隔で前記衛星から受信する処理と、
    累積閏秒と、次回閏秒発生時刻と、次回累積閏秒とを含む、登録閏秒情報を、前記記憶部に保持する処理と、
    前記受信閏秒情報を含む衛星信号が受信されてから、次の受信閏秒情報を含む衛星信号が受信されるまでの間に、UTC時刻が設定される場合、前記登録閏秒情報を利用して、UTC時刻を算出する処理と、
    衛星信号受信部が、前記受信閏秒情報を含む衛星信号を受信した場合、前記受信閏秒情報と前記登録閏秒情報との差分に基づいて、前記登録閏秒情報を更新するか否かを判断する処理と、
    を前記コンピュータに実行させるプログラム。
JP2018028644A 2018-02-21 2018-02-21 時刻設定装置、時刻更新方法及びプログラム Active JP7063000B2 (ja)

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