JP7062502B2 - シール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、センターピラーレス自動車におけるヒンジドアの第1先端部と、スライドドアの第2先端部と、ボディ開口縁部のメインウェザーストリップとが合わさる部分のシール構造に関する。
従来、センターピラーレス自動車において、ヒンジドアおよびスライドドアのそれぞれが単独で可動し、ヒンジドアはヒンジで結合されて回動して開閉するとともに、スライドドアはスライド機構で開閉するように構成された自動車が存在する。
この種の自動車のボディ開口縁部には、車内への防水目的でメインシールとして図5の(a)に示すメインウェザーストリップ207が設置されるが、ヒンジドア101およびスライドドア102間に空間が存在するため、水漏れが生じる。この水漏れを回避するために、ヒンジドア101の第1先端部101aの上部、およびスライドドア102の第2先端部102aの上部にそれぞれ、シール部材201およびシール部材202が設置されシール面が形成される。
また、特許文献1の図5に開示された従来技術では、スライドドア用ウェザーストリップの上下型成形部の先端の挿入不足を回避すべく、上下型成形部の先端の形状をクサビ形状としている。
特開2006-88984号公報(2006年4月6日公開)
上記の従来技術では、シール面が、ヒンジドア101からシール部材201に乗り移り、シール部材201からシール部材202に乗り移り、シール部材202からスライドドア102に乗り移る。このため、ヒンジドア101とスライドドア102を閉めた状態での水密性を良好な状態に保つためには、ヒンジドア101とシール部材201との間、シール部材202とスライドドア102との間、およびシール部材201とシール部材202との間のドア閉時の、各シール部材間の隙(いわゆる三角隙)を極小化する必要がある。
また、上記の目的を達成するためには、図5の(b)に示すシール部材202の乗り替り部分において、第2湾曲壁122と第3内壁121とが接続される接続部123を薄肉化する必要がある。
前述のようにスライドドア102はスライド機構を備え、かつヒンジドア101およびスライドドア102がそれぞれ単独で開閉可能となっている。このため、シール部材202の接続部123を薄肉化した状態でスライドドア102の開閉を行うと、図5の(c)に示すようにシール部材202をシール部材201に弾接させたときに接続部123の巻き込みが生じてしまう。
そこで、上記特許文献1の図1および図2に開示された技術では、ボディ側ウェザーストリップの弾接前に、フロントドア用ウェザーストリップの型成形部とスライドドア用ウェザーストリップの上下型成形部とが互いに弾接しないようにしておき、ヒンジドア101とスライドドア102を閉めた後に、メインウェザーストリップ207を取り付けたフランジFを車外側に移動させてシールさせることで上記巻き込みを回避している。
すなわち、同文献に記載の技術は、フロントドア用ウェザーストリップを先にメインウェザーストリップに弾接させた状態で、後から、スライドドア用ウェザーストリップをフロントドア用ウェザーストリップに弾接させたときに生じる上下型成形部の先端の巻き込みを回避することを目的としたものではない。この構造では、自動車ボディ構造が複雑化し、現実的でない。
本発明の一態様は、上記の問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、第2シール部材を第1シール部材に弾接させたときに生じる第2シール部材の接続部の巻き込みを回避することができるシール構造を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るシール構造は、センターピラーレス自動車におけるヒンジドアの第1先端部と、スライドドアの第2先端部と、ボディ開口縁部のメインウェザーストリップとが合わさる部分のシール構造であって、上記第1先端部の上部に第1シール部材が設置されており、上記第2先端部の上部に第2シール部材が設置されており、上記第1シール部材について、車内側に配置された第1内壁と、上記第2シール部材と弾接する第2内壁とが、上記第2シール部材側に凸となるように湾曲した第1湾曲壁を介して接続され、上記第2シール部材について、車内側に配置された第3内壁と、上記第1シール部材と弾接して湾曲する第2湾曲壁とが、上記第1シール部材に近づくにつれて先が細くなる接続部を介して接続され、上記第3内壁における上記接続部側の端部の肉厚は、上記第3内壁における上記端部以外の部位の肉厚よりも薄くなっており、上記接続部の少なくとも先端が、上記第3内壁における車内側の面よりも車内側に配置されており、上記第1先端部と上記第2先端部とが合わさることにより、上記第1湾曲壁と上記第2湾曲壁とが互いに接触する構成である。
上記構成によれば、第3内壁における接続部側の端部の肉厚は、第3内壁における上記端部以外の部位の肉厚よりも薄くなっている。このため、第1湾曲壁と第2湾曲壁とを互いに接触させたときに、接続部は、弾性変形により湾曲し易くなる。また、上記構成によれば、接続部の少なくとも先端が、第3内壁における車内側の面よりも車内側に配置されている。このため、接続部は、弾性変形により車内側に湾曲し易くなる。
以上により、第1先端部と上記第2先端部とが合わさって第1湾曲壁と第2湾曲壁とが互いに接触した状態となったとき、すなわち、第2シール部材を第1シール部材に弾接させたとき、接続部が第1湾曲壁に弾接して車内側に容易に湾曲する。このため、第2シール部材の接続部の巻き込みを回避することが可能になる。
また、本発明の一態様に係るシール構造は、上記第3内壁における、上記端部以外の部位の肉厚が、上記第2湾曲壁の肉厚よりも厚いことが好ましい。上記構成によれば、メインウェザーストリップの弾接に対する剛性を確保しつつ、第2湾曲壁を弾性変形し易くすることができる。これにより、第2湾曲壁の弾性変形により、第1湾曲壁と第2湾曲壁とが互いに密着するため、第1シール部材と第2シール部材との間のシール性を高めることができる。
また、本発明の一態様に係るシール構造は、上記第2湾曲壁は、リヤ側で車外側に凸となり、フロント側で車外側に凹となるように湾曲していることが好ましい。上記構成によれば、第2湾曲壁が第1湾曲壁により密着し易くなるため、第2シール部材を第1シール部材に弾接させたときにできるシール面をより平滑化することができる。
また、本発明の一態様に係るシール構造は、上記第3内壁は、上記端部以外の部位は、肉厚は略一定で、略直線状に形成されていることが好ましい。上記構成によれば、第2シール部材のメインウェザーストリップの弾接に対する剛性をより高めることができる。
また、本発明の一態様に係るシール構造は、上記第2湾曲壁の肉厚が、少なくとも、フロント側で車外側に凹となるように湾曲している区間において、一定であることが好ましい。上記構成によれば、第3内壁と第2湾曲壁の肉厚が合流する接続部においても、撓み時の合計肉厚を薄くできるため、接続部付近に生じる三角隙をより極小化することができる。
本発明の一態様によれば、第2シール部材を第1シール部材に弾接させたときに生じる第2シール部材の接続部の巻き込みを回避することができるという効果を奏する。
(a)は、本発明の実施の一形態に係る左ドアシール構造の車内側視正面図であり、(b)は、メインウェザーストリップの斜視図であり、(c)は、(a)に示す図におけるA-A断面の断面図であり、(d)は、上記A-A断面の第2シール部材側の拡大断面図である。 (a)は、センターピラーレス自動車のサイド部からヒンジドアおよびスライドドアの両方を取り外した状態を示す左ドアの車外側視側面図であり、(b)は、上記センターピラーレス自動車のサイド部にヒンジドアおよびスライドドアの両方を取付けた状態を示す左ドアの車外側視側面図である。 (a)は、第1シール部材、第2シール部材およびメインウェザーストリップの弾接前の状態を示す断面図であり、(b)は、(a)に示す状態から第1シール部材の第1内壁をメインウェザーストリップに弾接させたときの状態(すなわち、ヒンジドアを先閉めしたときの状態)を示す断面図である。 (a)は、図3の(b)に示す状態から第2シール部材の第3内壁をメインウェザーストリップに弾接させ始めたときの状態(すなわち、ヒンジドアを先閉めした状態で、スライドドアを後閉めし始めた状態)を示す断面図であり、(b)は、(a)に示す状態から第2シール部材の第2湾曲壁を第1シール部材の第1湾曲壁に弾接させたときの状態(すなわち、スライドドアを後閉めし終えた状態)を示す断面図である。 (a)は、従来の左ドアシール構造(メインウェザーストリップ有)を示す車内側視正面図であり、(b)は、従来の第2シール部材の接続部近傍の断面構造を示す断面図であり、(c)は、従来の第2シール部材を第1シール部材に弾接させたときの問題点を説明するための断面図である。
〔センターピラーレス自動車のサイド部の構造の概要〕
図2の(a)に示すように、センターピラーレス自動車(以下、単に「自動車」という)のサイド部100には、センターピラーの存在しないボディ開口縁部100hが形成されており、ボディ開口縁部100hの周縁には、メインウェザーストリップ7が設置されている。メインウェザーストリップ7は、中空シール部7aおよび取付基部7bを備えている〔図1の(b)参照〕。
なお、以下で説明するシール構造は、図2の(b)に示すように、ヒンジドア101の第1先端部101aとスライドドア102の第2先端部102aとが合わさる部分Gのシール構造である。より具体的には、本実施形態に係るシール構造は、ヒンジドア101の第1先端部101aと、スライドドア102の第2先端部102aと、ボディ開口縁部100hのメインウェザーストリップ7とが合わさる部分のシール構造である。
〔シール構造の概要〕
ここで、図2の(b)に示す部分Gのシール構造を、車内側から見た図に相当する、図1の(a)に示すように、ヒンジドア101の第1先端部101aの上部には第1シール部材1が設置されている。第1シール部材1は、メインウェザーストリップ7と弾接することで第1シール部材1とメインウェザーストリップ7との間のシール性を確保するためのウェザーストリップである。
一方、スライドドアの102の第2先端部102aの上部には第2シール部材2が設置されている。第2シール部材2は、メインウェザーストリップ7と弾接することで第2シール部材2とメインウェザーストリップ7との間のシール性を確保するためのウェザーストリップである。なお、図1の(a)では、第1シール部材1をリヤ側斜め上側からみた斜視図で示し、第2シール部材2を車内側からみた正面図で示している。
第1シール部材1や第2シール部材2の成形材料としては、合成ゴムまたはTPE(熱可塑性エラストマー)等の弾性体が用いられる。合成ゴムでは、EPDM(エチレンプロピレンジエン共重合ゴム)等が、TPE(熱可塑性エラストマー)では、TPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)等が、用いられる。また、使用する弾性体は、発泡材でも良いし、非発泡材でも良い。さらに剛性確保目的で、金属や硬質剛性樹脂製等の芯材を、弾性体中に埋設しても良い。例えば、第2シール部材2の接続壁24よりもリヤ側には、金属や硬質剛性樹脂製等の芯材25が埋設されている〔図1の(d)参照〕。
また、図1の(a)に示すように、第1シール部材1の第1内壁11には水受け5が形成されている。また、水受け5の底部付近には、水受け5で受けた水を車外へ排水するための水抜き孔6が形成されている。これにより、水受け5で受けた水を、水抜き孔6を介して最終的に、車外に排出することができる。
次に、図1の(c)に示すように、第1シール部材1については、車内側に配置された第1内壁11と、第2シール部材2と弾接する第2内壁12とが、第2シール部材2側に凸となるように湾曲した第1湾曲壁13を介して接続されている。
また、第2シール部材2については、車内側に配置された第3内壁21と、第1シール部材1と弾接して湾曲する第2湾曲壁22とが、第1シール部材1に近づくにつれて先が細くなる接続部23を介して接続されている。
なお、図1の(c)は、第2シール部材2の第2湾曲壁22と第1シール部材1の第2内壁12(または第1湾曲壁13)とが弾接した後の状態を示している。同図に示すように第2湾曲壁22と接続部23とが、第2内壁12と第1湾曲壁13とに弾接することで、第2湾曲壁22と接続部23とが弾性変形し、第2湾曲壁22と接続部23とが、第2内壁12と第1湾曲壁13とに密着する。これにより、第2湾曲壁22と第2内壁12との間のシール性が確保される。
次に、図1の(d)に示すように、第3内壁21の車外側側面21a(車外側の面)の接続部23側には薄肉部23aが形成されている。薄肉部23aは、第3内壁21における接続部23側の端部の肉厚が、第3内壁21における上記端部以外の部位の肉厚よりも薄くなっている部分である。すなわち、同図に示す上記端部の肉厚d4は、上記端部以外の部位の肉厚d2よりも薄くなっている。また、上記端部の肉厚d4は、接続部23の先端に向けて徐々に薄くなっている。これにより、接続部23付近の肉厚の急上昇を抑制することで、第2シール部材2を第1シール部材1に弾接させたときに生じる三角隙を極小化し易くしている。
また、第3内壁21の車内側側面21b(車内側の面)の接続部23側には、車内側に凹となるように湾曲する湾曲部23bが設けられている。この湾曲部23bは、接続部23の少なくとも先端が、第3内壁21における車内側側面21bの延長線Lよりも若干量車内側に配置されていることにより湾曲している部分である。
この湾曲部23bにより、第1シール部材1の第2シール部材2への当たり始めである、図4(a)から、当たり終わりである図4(b)の状態へ移行する間で面当てすることで巻き込みを回避できる範囲を広げている。これにより、車体バラツキが大きい場合への対応が可能になる。例えば、従来のバラツキは±1mmの小さいバラツキでないと、接続部23の巻き込みが発生していたが、上記の構成では、車体バラツキが±2mmのバラツキであっても、接続部23の巻き込みが発生しないようにすることができる。
図1の(c)に示すように、第1先端部101aと第2先端部102aとが合わさることにより第1湾曲壁13と第2湾曲壁22とは互いに接触する(弾接する)。
上記構成によれば、第3内壁21の車外側側面21aの接続部23側には薄肉部23aが形成されている。すなわち、第3内壁21における接続部23側の端部の肉厚は、第3内壁21における上記端部以外の部位の肉厚よりも薄くなっている。このため、第1湾曲壁13と第2湾曲壁22とを互いに接触させたときに、接続部23は、弾性変形により湾曲し易くなる。
また、上記構成によれば、第3内壁21の車内側側面21bの接続部23側には、車内側に凹となるように湾曲する湾曲部23bが設けられている。すなわち、接続部23の少なくとも先端が、第3内壁21における車内側側面21bの延長線Lよりも車内側に配置されている。このため、接続部23は、弾性変形により車内側に湾曲し易くなる。
以上により、第1先端部101aと第2先端部102aとが合わさって第1湾曲壁13と第2湾曲壁22とが互いに接触した状態となったとき、すなわち、第2シール部材2を第1シール部材1に弾接させたとき、接続部23が第1湾曲壁13に弾接して車内側に容易に湾曲する。このため、第2シール部材2の接続部23の巻き込みを回避することが可能になる。
次に、図1の(d)に示すように、第3内壁21の肉厚d2は、第2湾曲壁22の肉厚d1よりも厚くなっている。より具体的には、肉厚d2は、肉厚d1の約1.3~2.0倍の厚みを有している。これにより、メインウェザーストリップ7の弾接に対する剛性を確保しつつ、第2湾曲壁22を弾性変形し易くすることができる。これにより、第2湾曲壁22の弾性変形により、第1湾曲壁13と第2湾曲壁22とが互いに密着するため、第1シール部材1と第2シール部材2との間のシール性を高めることができる。
また、本実施形態の第2湾曲壁22は、リヤ側で車外側に凸となり、フロント側で車外側に凹となるように湾曲している。これにより、第2湾曲壁22が第1湾曲壁13により密着し易くなるため、第2シール部材2を第1シール部材1に弾接させたときにできるシール面をより平滑化することができる。
また、第2シール部材2においては、第3内壁21と第2湾曲壁22との間を接続する接続壁24が設けられている。これにより、第2シール部材2のメインウェザーストリップ7の弾接に対する剛性をより高めることができる。
また、本実施形態の第2湾曲壁22の肉厚は、少なくとも、フロント側で車内側に凹となるように湾曲している区間Mにおいて、概ね一定である〔ここで、区間Mは、図1(d)において、第2湾曲壁22が車内側に凸から凹に変わる変化点P1と接続部23に接続する、P2までの区間を、区間Mと定義する〕。例えば、フロント側の肉厚d3は、区間Mにおいて、ほぼ等しくなっている。また、リヤ側の肉厚d1は、フロント側の肉厚d3とほぼ同じになるように設定しても良いし、また必要に応じて、少し厚くなるように設定しても良い。これにより、第3内壁21と第2湾曲壁22の肉厚が合流する接続部23においても、撓み時の合計肉厚を薄くできるため、接続部23付近に生じる三角隙をより極小化することができる。
〔シール構造の状態遷移について〕
図3の(a)に示す状態では、第1シール部材1、第2シール部材2およびメインウェザーストリップ7は、互いに弾接していない状態となっている。図3の(a)に示す状態において、第1シール部材1の第1内壁11とメインウェザーストリップ7とを先に弾接させると(すなわち、ヒンジドア101を進入方向に沿って先閉めすると)、図3の(b)に示す状態となる。このとき、第1内壁11とメインウェザーストリップ7とが互いに密着し、第1内壁11とメインウェザーストリップ7との間がシールされる。また、メインウェザーストリップ7は、第1内壁11の弾接により車内側に凹となるように弾性変形する。
次に、図3の(b)に示す状態において、第2シール部材2の第3内壁21とメインウェザーストリップ7とを弾接させ始めると(すなわち、スライドドア102を進入方向に沿って後閉めし始めると)、図4の(a)に示す状態となる。このとき、第3内壁21とメインウェザーストリップ7とが互いに密着し始め、第3内壁21とメインウェザーストリップ7との間がシールされ始める。
次に、図4の(a)に示す状態において、さらに第2シール部材2の第2湾曲壁22を第1シール部材1の第2内壁12(第1湾曲壁13)に弾接させると(すなわち、スライドドア102を進入方向に沿って閉じ終えると)、図4の(b)に示す状態となる。このとき、第1シール部材1と第2シール部材2とメインウェザーストリップ7が合わさる部分には、三角隙が極小化される。これは、上述した湾曲部23bが、メインウェザーストリップ7の弾接により弾性変形して、接続部23の先端と、メインウェザーストリップ7とが互いに密着してシールされるためである。
〔付記事項〕
上述した実施形態では、図2の左ドアにて、ヒンジドア101がサイドフロントドアに取付けられ、スライドドア102がサイドリヤドアに取付けられた上側のあわせ部分Gの例のみを示したが、本発明は、図2の左ドアの下側のあわせ部分Hにも適用が可能である。また、同様に、図示は省略するが、本発明は、右ドアにも適用が可能であり、バックドアにも適用が可能である。
また、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 第1シール部材 2 第2シール部材 7 メインウェザーストリップ
11 第1内壁 12 第2内壁 13 第1湾曲壁 21 第3内壁
21a 車外側側面(車外側の面) 21b 車内側側面(車内側の面)
22 第2湾曲壁 23 接続部 23a 薄肉部 23b 湾曲部
24 接続壁 100h ボディ開口縁部 101 ヒンジドア
101a 第1先端部 102 スライドドア 102a 第2先端部

Claims (4)

  1. センターピラーレス自動車におけるヒンジドアの第1先端部と、スライドドアの第2先端部と、ボディ開口縁部のメインウェザーストリップとが合わさる部分のシール構造であって、
    上記第1先端部の上部に第1シール部材が設置されており、
    上記第2先端部の上部に第2シール部材が設置されており、
    上記第1シール部材について、車内側に配置された第1内壁と、上記第2シール部材と弾接する第2内壁とが、上記第2シール部材側に凸となるように湾曲した第1湾曲壁を介して接続され、
    上記第2シール部材について、車内側に配置された第3内壁と、上記第1シール部材と弾接して湾曲する第2湾曲壁とが、上記第1シール部材に近づくにつれて先が細くなる接続部を介して接続され、
    上記第3内壁における上記接続部側の端部の肉厚は、上記第3内壁における上記端部以外の部位の肉厚よりも薄くなっており、
    上記接続部の少なくとも先端が、上記第3内壁における車内側の面よりも車内側に配置されており、
    上記第1先端部と上記第2先端部とが合わさることにより、上記第1湾曲壁と上記第2湾曲壁とが互いに接触し、
    上記第2湾曲壁は、上記第1シール部材と上記第2シール部材とが弾接していない状態において、リヤ側で車外側に凸となり、フロント側で車外側に凹となるように湾曲していることを特徴とするシール構造。
  2. 上記第3内壁における、上記端部以外の部位の肉厚が、上記第2湾曲壁の肉厚よりも厚いことを特徴とする請求項1に記載のシール構造。
  3. 上記第3内壁は、上記端部以外の部位は、肉厚は略一定で、略直線状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシール構造。
  4. 上記第2湾曲壁の肉厚が、少なくとも、フロント側で車外側に凹となるように湾曲している区間において、一定であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のシール構造。
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