JP7062411B2 - 端面清掃方法、及び、切削装置 - Google Patents

端面清掃方法、及び、切削装置 Download PDF

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Description

本発明は、マウントフランジの端面を清掃する端面清掃方法、及び、端面清掃ユニットを備える切削装置に関する。
一般に、ウエーハ等の被加工物を切削する切削装置は、切削ブレードをマウントフランジによってスピンドルの先端に固定している。マウントフランジは、切削ブレードの一側面に環状の端面を接触させた状態で固定ナットにより切削ブレードを挟持する。この種のマウントフランジでは、端面に切削ブレードの構成材料の一部(付着物ともいう)が付着することで、端面に凹凸が発生すると切削ブレードの挟持が部分的になる。また、スピンドルの回転軸と直交する面に対して端面が斜めに設定されていたりする場合がある。すると、切削ブレードの挟持が部分的になり、切削時に回転軸に対して切削ブレードが振れ易くなったり、斜めに回転してしまい、被加工物の欠けや切削ブレードの破損の原因となる。そこで、定期的に又はマウントフランジ交換時に、該マウントフランジの端面を研磨砥石で研磨して付着物を除去し、端面を平坦で回転軸と垂直な面にする端面修正という作業が実施されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平08-339977号公報 特開2017-019043号公報
ところで、上記した端面修正の作業は、被加工物の加工(生産)を停止して実施される。具体的には、研磨砥石を固定した専用治具をチャックテーブルに固定し、回転するマウントフランジの端面に対して研磨砥石を接触させて該端面を研磨する。このため、端面修正の作業では、チャックテーブルを専用チャックテーブルに交換し、専用治具を用意し、研磨砥石と端面とを所定の位置に位置付ける調整をし、研磨後に元のチャックテーブルへ交換し、交換したチャックテーブルの表面に切削ブレードを接触させて切り込み送り方向の基準位置を再度設定することを要し、端面修正の作業に非常に工数がかかり煩雑になるという問題があった。また、研磨砥石をマウントフランジの端面に接触させて研磨するためには、研磨砥石とマウントフランジの端面とを精密に位置付けする必要があり、位置付け操作が煩雑になるという問題もあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、マウントフランジの端面の付着物を簡単な構成で除去できる端面清掃方法、及び切削装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の端面清掃方法は、スピンドルの先端に装着され、チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードに接触して支持するマウントフランジの端面を清掃する端面清掃方法であって、加圧噴射した流体で該端面に付着した該切削ブレードの構成材料を清掃するものであり、該流体は、液体とエアーとが混合された2流体である。
また、本発明の端面清掃方法は、スピンドルの先端に装着され、チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードに接触して支持するマウントフランジの端面を清掃する端面清掃方法であって、加圧噴射した流体で該端面に付着した該切削ブレードの構成材料を清掃するものであり、該流体は、研磨用砥粒が混合された流体である。
また、本発明の端面清掃方法は、スピンドルの先端に装着され、チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードに接触して支持するマウントフランジの端面を清掃する端面清掃方法であって、弾性力を有するブラシ、又は弾性力を有する研磨シートで該端面に付着した該切削ブレードの構成材料を清掃するものである。
また、本発明の切削装置は、板状の被加工物を保持するチャックテーブルと、スピンドルの先端に固定されたマウントフランジで切削ブレードを固定し該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ユニットと、該切削ブレードに接触して支持する該マウントフランジの端面を清掃する端面清掃ユニットと、を備える切削装置であって、該端面清掃ユニットは、加圧した流体を噴射する噴射ノズルを備えるものであり、該流体は、液体とエアーとが混合された2流体である。
また、本発明の切削装置は、板状の被加工物を保持するチャックテーブルと、スピンドルの先端に固定されたマウントフランジで切削ブレードを固定し該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ユニットと、該切削ブレードに接触して支持する該マウントフランジの端面を清掃する端面清掃ユニットと、を備える切削装置であって、該端面清掃ユニットは、加圧した流体を噴射する噴射ノズルを備えるものであり、該流体は、研磨用砥粒が混合された流体である
また、本発明の切削装置は、板状の被加工物を保持するチャックテーブルと、スピンドルの先端に固定されたマウントフランジで切削ブレードを固定し該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ユニットと、該切削ブレードに接触して支持する該マウントフランジの端面を清掃する端面清掃ユニットと、を備える切削装置であって、該端面清掃ユニットは、弾性力を有するブラシを備え、端面清掃の際に該ブラシを該端面に接触させるものである。
また、本発明の切削装置は、板状の被加工物を保持するチャックテーブルと、スピンドルの先端に固定されたマウントフランジで切削ブレードを固定し該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ユニットと、該切削ブレードに接触して支持する該マウントフランジの端面を清掃する端面清掃ユニットと、を備える切削装置であって、該端面清掃ユニットは、弾性力を有する研磨シートを備え、端面清掃の際に該研磨シートを該端面に接触させるものである。また、該端面清掃ユニットは、該研磨シートが固定されるシート固定部を備え、該シート固定部の該チャックテーブルの外周側の面に該研磨シートが固定されてもよい。また、該研磨シートの該マウントフランジの該端面に接触する接触面の高さは、該マウントフランジの該端面の幅よりも大きくてもよい。また、該端面清掃ユニットは、該チャックテーブルを加工送り方向に移動させる加工送りユニットの該チャックテーブルを支持する移動基台上に固定されていてもよい。
本発明によれば、マウントフランジの端面に付着した切削ブレードの構成材料に対して流体を加圧噴射、もしくは、ブラシ又は研磨シートを接触させることにより、端面に付着した切削ブレードの構成材料を除去することができるため、マウントフランジの端面の清掃を容易に行うことができる。さらに、研磨砥石をマウントフランジの端面に接触させて端面を研磨するものと比べて、マウントフランジの端面に対する噴射ノズル、ブラシ又は研磨シートの精密な位置付けを不要とするため、マウントフランジの端面の清掃をより容易に行うことができる。
図1は、本実施形態に係る切削装置の構成を示す外観斜視図である。 図2は、切削装置の加工送りユニットの構成を示す部分断面図である。 図3は、切削装置の切削ユニットの構成を示す分解斜視図である。 図4は、端面清掃ユニットによりマウントフランジの端面の清掃を行っている状態を示す側面図である。 図5は、図4に相当する上面図である。 図6は、図4に相当する要部拡大図である。 図7は、別の実施形態に係る端面清掃ユニットによりマウントフランジの端面の清掃を行っている状態を示す側面図である。 図8は、端面清掃ユニットの要部を示す上面図である。
本発明の実施形態に係る切削装置について説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
図1は、本実施形態に係る切削装置の構成を示す外観斜視図である。図2は、切削装置の加工送りユニットの構成を示す部分断面図である。図3は、切削装置の切削ユニットの構成を示す分解斜視図である。切削装置1は、被加工物200を切削加工して、被加工物200を個々のチップに分割する装置である。本実施形態では、被加工物200は、例えば、シリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とする円板形状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハである。これらのウエーハは、表面に格子状に形成された分割予定ラインを有し、この分割予定ラインで区画された各領域にデバイスが形成されている。切削装置1は、分割予定ラインに沿って切削してウエーハをデバイスチップに分割する。被加工物200は、裏面側にダイシングテープ201が貼着され、このダイシングテープ201に環状フレーム202が貼着される。これにより、被加工物200は、ダイシングテープ201を介して環状フレーム202に支持される。また、被加工物200には、円板状のウエーハだけでなく、矩形板状に形成されたパッケージ基板、セラミクス基板、ガラス基板などが含まれる。
切削装置1は、図1に示すように、環状フレーム202に支持された被加工物200を保持面11で吸引保持する回転可能なチャックテーブル10と、チャックテーブル10に保持された被加工物200に切削水を供給しながら該被加工物200を切削ブレード21で切削(加工)する切削ユニット20と、チャックテーブル10をX軸方向(加工送り方向)に移動させる加工送りユニット30と、切削ユニット20をX軸方向と直交するY軸方向(割り出し送り方向)に移動させる割り出し送りユニット40と、切削ユニット20をX軸方向及びY軸方向にそれぞれ直交するZ軸方向(鉛直方向)に移動させる切り込み送りユニット50と、制御ユニット60とを備える。切削装置1は、図1に示すように、切削ユニット20を2つ備えた構成であるが、切削ユニット20を1つ備えた構成であってもよい。
チャックテーブル10は、直方体状の装置本体2の上面に配置されており、被加工物200が載置されて吸引される保持面11と、この保持面11の外周側に複数配置されて被加工物200に貼着された環状フレーム202を固定するクランプ部12とを有している。チャックテーブル10は、保持面11を構成する部分がポーラスセラミック等から形成された円盤形状であり、真空吸引経路(不図示)を介して真空吸引源(不図示)と接続され、保持面11に載置された被加工物200を吸引することで保持する。また、チャックテーブル10は、加工送りユニット30により装置本体2の上面をX軸方向(加工送り方向)に移動自在であるとともに、回転駆動源(不図示)によりZ軸方向と平行な軸心回りに回転される。
加工送りユニット30は、チャックテーブル10を保持面11と平行なX軸方向に移動させることで、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的にX軸方向に沿って加工送りするものである。加工送りユニット30は、図2に示すように、X軸方向に延びる一対のガイドレール31と、これらガイドレール31と平行に配設されたボールねじ32と、このボールねじ32に螺合するナット(不図示)を内部に有し、ガイドレール31に沿って移動する移動基台33とを備える。この移動基台33には支持基台34が立設され、該支持基台34にチャックテーブル10が支持される。また、ボールねじ32の一端には、該ボールねじ32を回転させるパルスモータ(不図示)が連結され、ボールねじ32の回転によって、移動基台33(チャックテーブル10)は、ガイドレール31に沿ってX軸方向に移動する。本構成では、ガイドレール31、ボールねじ32及びパルスモータが移動基台33を移動させる駆動部として機能する。
切削装置1は、図1に示すように、切削時に供給された切削水が加工送りユニット30に浸入することを防止する防水カバー35と、この防水カバー35に連結される一対の蛇腹部36とを備える。防水カバー35は、図2に示すように、移動基台33に立設される複数の支柱37により支持されて該移動基台33を覆う。防水カバー35は、中央部に支持基台34が貫通する開口部35A1を有する上面部35Aと、この上面部35Aの側縁から下方に延びる側面部35Bとを備え、樹脂材料を用いて一体に形成される。防水カバー35の開口部35A1と支持基台34との間にはシール材(不図示)が設けられている。蛇腹部36(図1)は、それぞれ防水カバー35の側面部35Bに連結され、ボールねじ32の上方を覆って、X軸方向(加工送り方向)に延在する。
装置本体2の上面には、Y軸方向に沿って延在するとともに、チャックテーブル10を跨いで配置される門型の支持構造3が設けられる。割り出し送りユニット40及び切り込み送りユニット50は、上記支持構造3に設けられている。割り出し送りユニット40は、切削ユニット20を保持面11と平行でかつX軸方向と直交する割り出し送り方向であるY軸方向に移動させることで、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的にY軸方向に沿って割り出し送りするものである。割り出し送りユニット40は、図1に示すように、支持構造3に配置されてY軸方向に延びる一対のガイドレール41と、これらガイドレール41と平行に配設されたボールねじ42と、このボールねじ42に螺合するナット(不図示)を内部に有し、ガイドレール41に沿って移動するブレード移動基台43とを備える。ボールねじ42の一端には、該ボールねじ42を回転させるパルスモータ44が連結され、ボールねじ42の回転によって、ブレード移動基台43は、ガイドレール41に沿ってY軸方向に移動する。
切り込み送りユニット50は、切削ユニット20を保持面11と直交する切り込み送り方向であるZ軸方向に移動させることで、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的にZ軸方向に沿って切り込み送りするものである。切り込み送りユニット50は、図1に示すように、ブレード移動基台43に配置されてZ軸方向に延びる一対のガイドレール51と、これらガイドレール51と平行に配設されたボールねじ52と、このボールねじ52に螺合するナット(不図示)を内部に有し、ガイドレール51に沿って移動する切り込み移動基台53とを備える。この切り込み移動基台53には、上記した切削ユニット20が支持されている。また、ボールねじ52の一端には、該ボールねじ52を回転させるパルスモータ54が連結され、ボールねじ52の回転によって、切り込み移動基台53は、ガイドレール51に沿ってZ軸方向に移動する。
切削ユニット20は、割り出し送りユニット40及び切り込み送りユニット50により、チャックテーブル10の保持面11の任意の位置に切削ブレード21を位置付け可能となっている。切削ユニット20は、図3に示すように、ハウジング23と、スピンドル22と、マウントフランジ24と、切削ブレード21と、固定ナット25とを備える。また、切削ユニット20は、図示は省略するが、切削加工時に、切削ブレード21の刃先、及び、加工点に向けてそれぞれ切削水を供給するノズルを備えている。
切削ブレード21は、いわゆるハブブレードであり、金属(例えばアルミニウム)で形成された円盤状の基台21Aの外周に固定されて、被加工物200を切削する円環状の切り刃21Bを備える。切り刃21Bは、ダイヤモンドやCBN(Cubic Boron Nitride)等の砥粒と、金属や樹脂等のボンド材(結合材)とからなり所定厚みに形成されている。なお、切削ブレードとして、切り刃のみで構成されたワッシャーブレードを用いてもよい。
スピンドル22は、切削ブレード21を回転させることで被加工物200を切削する。スピンドル22は、ハウジング23内に収容され、このハウジング23は、切り込み送りユニット50の切り込み移動基台53に支持されている。切削ユニット20のスピンドル22及び切削ブレード21の軸心は、Y軸方向と平行に設定されている。また、スピンドル22の一端側は、ハウジング23の一端部から外部に突出し、スピンドル22の他端側には、該スピンドル22を回転させるためのモータ(不図示)が連結されている。また、スピンドル22の一端部の外周に、マウントフランジ24が装着される。
マウントフランジ24は、切削ブレード21を支持する。マウントフランジ24は、金属製であり、スピンドル22の一端部の外周に取り付けられる円筒状のボス部24Aと、ボス部24Aの外周面から径方向外向きに延出したフランジ部24Bとを備える。マウントフランジ24は、ボス部24A内にスピンドル22の一端部が嵌め込まれ、ボルト26がスピンドル22の一端部にねじ込まれることにより、スピンドル22に固定される。また、切削ブレード21は、ボス部24Aの外周部に嵌め込まれて、このボス部24Aの外周に固定ナット25が螺合される。これにより、切削ブレード21の基台21Aを固定ナット25とマウントフランジ24とで挟持して固定する。マウントフランジ24のフランジ部24Bには、切削ブレード21の基台21Aと当接して切削ブレード21を支持する端面24Cが形成されている。また、切削ユニット20は、図1に示すように、被加工物200の上面を撮像する撮像部29が一体的に移動するように固定されている。撮像部29は、チャックテーブル10に保持された加工前の被加工物200の分割すべき領域を撮像するCCDカメラを備えている。CCDカメラは、チャックテーブル10に保持された被加工物200を撮像して、被加工物200と切削ブレード21との位置合わせを行なうアライメントを行うための画像を取得し、取得した画像を制御ユニット60に出力する。
また、切削装置1は、切削前後の被加工物200を収容するカセット70が載置されかつカセット70をZ軸方向に移動させるカセットエレベータ75と、切削後の被加工物200を洗浄する洗浄手段80と、カセット70とチャックテーブル10と洗浄手段80との間で被加工物200を搬送する搬送手段(不図示)とを備える。
ところで、上述したように、切削ブレード21は、切削ブレード21の基台21Aを固定ナット25とマウントフランジ24の端面24Cとで挟持して固定している。ここで、例えば、マウントフランジ24の端面24Cに基台21Aを構成するアルミニウム金属(構成材料)の一部が付着することにより、マウントフランジ24の端面24Cが平坦でない場合や、端面24Cとスピンドル22の軸心とのなす角度が直角でない場合には、スピンドル22の回転時に切削ブレード21がばたつき、精密に切削できないという問題が生じる可能性がある。
この種の問題に対して、マウントフランジ24の端面24Cを、定期的に、又はマウントフランジ24の交換時に研磨砥石で研磨することで修正することも想定されるが、研磨砥石をマウントフランジ24の端面24Cに接触させて研磨するためには、研磨砥石を端面24Cに対して精密に位置付けする必要があり、位置付け操作が煩雑になるという問題もあった。また、発明者は、マウントフランジ24の端面24Cに付着したアルミニウム金属(切削ブレードの構成部材の一部)の付着物は研磨によらなくても清掃により除去できるとの知見を得た。
このため、本構成では、切削装置1は、マウントフランジ24の端面24Cを清掃する端面清掃ユニット100を備える。この端面清掃ユニット100は、定期的に、マウントフランジ24の端面24Cを清掃して、この端面24Cに付着した付着物(アルミニウム金属)を除去するものである。
端面清掃ユニット100は、図2に示すように、移動基台33上に固定されるとともに、防水カバー35を貫通し、チャックテーブル10に隣接して配置される。図2には端面清掃ユニット100を1つしか描いていないが、切削装置1は、2つの端面清掃ユニット100を備え、これら端面清掃ユニット100は、図1に示すように、各切削ユニット20に対応して防水カバー35の角部にそれぞれ配置されている。
端面清掃ユニット100は、マウントフランジ24の端面24Cと接触する研磨シート101が固定されるシート固定部(固定部)102と、シート固定部102に連結されて研磨シート101の位置をZ軸に沿って上下方向に移動させる位置付けユニット103とを備える。端面清掃ユニット100は、切削加工時に供給される切削水が飛び散る方向と反対側に設けられており、端面清掃ユニット100の位置付けユニット103は移動基台33の上に固定される。これにより、端面清掃ユニット100の研磨シート101に切削水や切削屑が付着することを防止している。また、端面清掃ユニット100は、例えば、防水カバー35に取り付けられて、研磨シート101及びシート固定部102を開閉自在に覆う不図示のカバー体を備えても良い。この構成では、端面清掃ユニット100を使用する際に、カバー体を開けて端面24Cの清掃を実行し、端面清掃ユニット100を使用しない場合は、カバー体を閉じておく。この構成によっても、端面清掃ユニット100の研磨シート101に切削水や切削屑が付着することを防止できる。
研磨シート101は、例えば、ナイロン繊維をシート状に押し固めたナイロン不織布が用いられる。研磨シート101は、マウントフランジ24の端面24Cに接触して端面24Cの付着物を除去する接触面101Aを有し、この接触面101Aは、マウントフランジ24の端面24Cの径方向の幅W(図3)よりも十分に大きい高さHに形成される。シート固定部102は、防水カバー35の外側空間に配置され、研磨シート101の接触面101AがY軸方向の装置外側を向くように研磨シート101を固定する。すなわち、研磨シート101の接触面101Aは、X軸方向とZ軸方向との双方とほぼ平行になる。また、研磨シート101は、ある程度の弾力性を備えるため、マウントフランジ24の端面24Cの形状に合わせて変形する。このため、マウントフランジ24の端面24Cの形状を変えることなく、端面24Cに付着したアルミニウム金属(切削ブレードの構成部材の一部)の付着物を除去することができる。
また、本構成では、端面清掃ユニット100は、研磨シート101を備える構成としたが、これに限るものではなく、例えば、ナイロン繊維を束ねて形成されたブラシを備えた構成としてもよい。また、これら研磨シート及びブラシは、マウントフランジ24の端面24Cを傷つけることなく、この端面24Cの付着物を除去できる硬さを有する材料であれば、他の材料を使用できることは勿論である。
位置付けユニット103は、例えば、エアシリンダ油圧シリンダを用いて構成され、シート固定部102に固定された研磨シート101をマウントフランジ24の端面24Cに接触させる作用位置と、マウントフランジ24から退避する退避位置とに位置付ける。具体的には、切削ユニット20が切削加工時には、図2に示すように、位置付けユニット103を収縮させて、シート固定部102がマウントフランジ24から退避する退避位置に位置付ける。また、マウントフランジ24の端面24Cの加工時には、位置付けユニット103を伸張させて、研磨シート101が端面24Cに接触させる作用位置に位置付ける。
次に、本実施形態に係る端面清掃の作業手順を説明する。図4は、端面清掃ユニットによりマウントフランジの端面の清掃を行っている状態を示す側面図である。図5は、図4に相当する上面図である。図6は、図4に相当する要部拡大図である。
端面清掃は、定期的に行われる。オペレータは、切削装置1の運転を停止し、切削ユニット20の固定ナット25及び切削ブレード21(図2)を取り外す。この状態では、図4及び図5に示すように、マウントフランジ24は、端面24Cが露出した状態となっている。この際、端面清掃ユニット100は、図2に示すように、位置付けユニット103を収縮させて、研磨シート101が退避位置に位置付けられている。
次に、オペレータは、制御ユニット60に端面清掃作業を実行させる。制御ユニット60は、割り出し送りユニット40及び切り込み送りユニット50を動作させて、図4及び図5に示すように、切削ユニット20を予め定められた初期位置に位置付けるとともに、端面清掃ユニット100の位置付けユニット103のロッド103Aを伸張させて、シート固定部102が端面24Cと対面する予め定められた作用位置に位置付ける。
次に、制御ユニット60は、割り出し送りユニット40を動作させて、マウントフランジ24の端面24Cと研磨シート101の接触面101Aとが接触する所定位置まで、切削ユニット20をY軸方向に割り出し送りさせる。この場合、マウントフランジ24と研磨シート101との接触を電流値(抵抗値)変化により検出してもよいし、カメラ等の撮像画像に基づいて接触を検知してもよい。また、割り出し送りユニット40のパルスモータ44の負荷電流値を監視し、この負荷電流値の変動(上昇)により接触を検知しても良い。制御ユニット60は、マウントフランジ24と研磨シート101とが接触した状態で割り出し送りユニット40の動作を停止する。
次に、制御ユニット60は、スピンドル22を回転させつつ、加工送りユニット30で移動基台33、すなわち研磨シート101をX軸方向に端面24C全体に接触できる所定範囲内で往復移動させながら研磨シート101でマウントフランジ24の端面24Cを清掃(研磨)する。本構成では、研磨シート101の接触面101Aは、図6に示すように、マウントフランジ24の端面24Cの径方向の幅Wよりも十分に大きい高さHに形成されるため、研磨シート101(端面清掃ユニット100)をX軸方向に沿って往復移動する際に、研磨シート101の接触面101Aと端面24Cとが偏って接触することが防止され、研磨シート101の偏摩耗が防止される。また、研磨シート101は、ある程度の弾力性を備えるため、マウントフランジ24の端面24Cの形状に合わせて変形する。このため、マウントフランジ24の端面24Cの形状を変えることなく、端面24Cの付着物のみを研磨して除去することができる。制御ユニット60は、移動基台33の往復動作を予め定められた所定時間又は所定回数行うと、端面清掃作業を終了する。この例では、端面清掃作業を制御ユニット60に実行させた構成を説明したが、オペレータが各ユニットを動作させて端面清掃作業を実行してもよいことは勿論である。また、研磨シート101(端面清掃ユニット100)をX軸方向に沿って往復移動している最中に、割り出し送りユニット40を駆動させて、マウントフランジ24の端面24Cを研磨シート101に向けて押し付ける動作を行ってもよい。
次に、端面清掃ユニットの別の構成について説明する。図7は、別の実施形態に係る端面清掃ユニットによりマウントフランジの端面の清掃を行っている状態を示す側面図である。図8は、端面清掃ユニットの要部を示す上面図である。この別の構成では、端面清掃ユニット110は、図7に示すように、流体噴射ノズル111と、この流体噴射ノズル111に清掃用の流体を供給する流体供給ユニット(不図示)とを備える。この端面清掃ユニット110は、流体噴射ノズル111から流体を噴射することにより、マウントフランジ24の端面24Cに付着したアルミニウム金属(切削ブレードの構成部材の一部)の付着物を除去するものである。
流体噴射ノズル111は、図7に示すように、移動基台33上に固定されるとともに、防水カバー35を貫通してチャックテーブル10に隣接して配置される。流体噴射ノズル111は、流体を噴射する噴射口112を有し、この噴射口112が、図8に示すように、マウントフランジ24の端面24Cに向けるとともに、スピンドル22の軸心に対して斜め外側を向くように配置されている。
流体供給ユニットは、所定経路を通じて流体噴射ノズル111に流体123を供給する。流体123としては、例えば、圧縮空気(エアー)に水等の液体を混入させた2流体が用いられる。この構成では、圧縮空気に混入された水がマウントフランジ24の端面24Cに噴射されることにより、この水が衝突した衝撃によって付着物を除去することができる。
次に、本構成に係る端面清掃の作業手順を説明する。上述のように、オペレータは、切削装置の運転を停止し、切削ユニット20の固定ナット25及び切削ブレード21(図2)を取り外す。この状態では、図7に示すように、マウントフランジ24は、端面24Cが露出した状態となっている。
次に、オペレータは、制御ユニット60に端面清掃作業を実行させる。制御ユニット60は、割り出し送りユニット40及び切り込み送りユニット50を動作させて、図7に示すように、切削ユニット20を予め定められた初期位置に位置付ける。次に、制御ユニット60は、スピンドル22を回転させつつ、流体供給ユニットを作動させ、図8に示すように、流体噴射ノズル111の噴射口112からマウントフランジ24の端面24Cに向けて流体123を噴射する。この流体123に含まれる水は、マウントフランジ24の端面24Cに吹き付けられるため、この水が衝突した衝撃により端面24Cに付着した付着物が除去される。この場合、流体噴射ノズル111の噴射口112は、スピンドル22の軸心に対して斜め外側を向いているため、流体123によって除去された付着物は、マウントフランジ24の外側に排出されてマウントフランジ24の端面24Cに再度付着することが防止される。
この構成では、端面清掃ユニット110の流体噴射ノズル111がマウントフランジ24の端面24Cと直接接触しないため、流体噴射ノズル111に対するマウントフランジ24の端面24Cの位置付け精度を高める必要がなく、端面清掃を容易に自動化することができる。
上記した構成では、流体123として、圧縮空気に水を混入させた2流体を用いていたが、これに限るものではなく、流体123として、例えば上記2流体に、ホワイトアランダム(WA)やグリーンカーボランダム(GC)等の研磨用砥粒を混入させたものを用いてもよい。この構成によれば、混入した研磨用砥粒が端面24Cに衝突することで、この端面24Cに強固に付着した切削ブレード21の構成材料(アルミニウム)であっても容易に除去することができる。この場合、流体123は、マウントフランジ24の端面24Cに付着した付着物を除去しつつも、マウントフランジ24を傷付けない程度の噴射速度に設定されている。また、この構成では、研磨用砥粒が端面24Cに付着するおそれがあるため、清掃後に洗浄水を端面24Cに噴射して、研磨用砥粒を洗い流すことが好ましい。
また、流体123として、圧縮空気(エアー)にドライアイス粒を混入したものを用いることもできる。ドライアイス粒は、ドライアイスを所定の大きさ(例えば数mm)に粉砕したペレットであり、圧縮空気とともに流体噴射ノズル111の噴射口112から噴射される。この構成によれば、混入したドライアイス粒が端面24Cに衝突することで、この端面24Cに強固に付着した切削ブレード21の構成材料(アルミニウム)であっても容易に除去することができる。さらに、ドライアイス粒が端面24Cに衝突した際に破砕して端面24Cと付着物との間に進入することが期待される。この進入したドライアイス粒は、二酸化炭素ガスに昇華する際に体積が急激に膨張するため、端面24Cに付着した切削ブレード21の構成材料をより容易に除去することができる。
以上のように、本実施形態に係るスピンドル22の先端に装着され、チャックテーブル10に保持された被加工物200を切削する切削ブレード21を固定するマウントフランジ24の端面24Cを清掃する端面清掃方法は、加圧噴射した流体123、ブラシ、又は研磨シート101で端面24Cに付着した切削ブレード21の構成材料を除去するため、マウントフランジ24の端面24Cの清掃を容易に行うことができる。さらに、例えば、研磨砥石をマウントフランジ24の端面24Cに接触させて端面24Cを研磨するものと比べて、マウントフランジ24の端面24Cに対する流体噴射ノズル111、ブラシ又は研磨シート101の精密な位置付けを不要とするため、マウントフランジ24の端面24Cの清掃の自動化をより容易に行うことができる。
また、流体123は、水と圧縮空気とが混合された2流体としたため、圧縮空気に含まれる水が端面24Cに衝突することにより、端面24Cに付着した切削ブレード21の構成材料を容易に除去することができる。
また、流体123は、研磨用砥粒が混合された流体であるため、研磨用砥粒が端面24Cに衝突することにより、端面24Cに強固に付着した切削ブレード21の構成材料であっても容易に除去することができる。
また、本実施形態に係る切削装置は、板状の被加工物200を保持するチャックテーブル10と、スピンドル22の先端に固定されたマウントフランジ24で切削ブレード21を固定し該チャックテーブル10に保持された被加工物200を切削する切削ユニット20と、該切削ブレード21に接触して支持する該マウントフランジ24の端面24Cを清掃する端面清掃ユニット110と、を備え、該端面清掃ユニット110は、加圧した流体123を噴射する流体噴射ノズル111を備えるため、マウントフランジ24の端面24Cに付着した切削ブレード21の構成材料に対して流体123を加圧噴射することにより、この切削ブレード21の構成材料を除去することができ、マウントフランジ24の端面24Cの清掃を容易に行うことができる。さらに、研磨砥石をマウントフランジ24の端面24Cに接触させて端面を研磨するものと比べて、マウントフランジ24の端面24Cに対する流体噴射ノズル111の精密な位置付けを不要とするため、マウントフランジ24の端面24Cの清掃の自動化を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る切削装置1は、板状の被加工物200を保持するチャックテーブル10と、スピンドル22の先端に固定されたマウントフランジ24で切削ブレード21を固定し該チャックテーブル10に保持された被加工物200を切削する切削ユニット20と、該切削ブレード21に接触して支持する該マウントフランジ24の端面24Cを清掃する端面清掃ユニット100と、を備え、該端面清掃ユニット100は、端面24Cに接触するブラシ又は研磨シート101を備えるため、マウントフランジ24の端面24Cに付着した切削ブレード21の構成材料をブラシ又は研磨シート101によって除去することができる。さらに、ブラシ又は研磨シート101は、ある程度の弾力性を備えるため、マウントフランジ24の端面24Cの形状に合わせて変形する。このため、マウントフランジ24の端面24Cの形状を変えることなく、端面24Cの付着物のみを研磨して除去することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。上記した実施形態では、切削装置1は、Y軸方向に対向して配置される2台の切削ユニット20,20と、これら切削ユニット20,20にそれぞれ対応する位置に2つの端面清掃ユニット100,100とを備えるため、各切削ユニット20におけるマウントフランジ24の端面24Cを同時に清掃することができる効果を有する。ただし、この構成に限るものではなく、1台の切削ユニット20を備える構成では、この切削ユニット20に対応する位置に1つの端面清掃ユニット100を設けた構成としてもよい。
1 切削装置
10 チャックテーブル
20 切削ユニット
21 切削ブレード
22 スピンドル
24 マウントフランジ
24A ボス部
24B フランジ部
24C 端面
30 加工送りユニット
31 ガイドレール
33 移動基台
40 割り出し送りユニット
50 切り込み送りユニット
60 制御ユニット
100、110 端面清掃ユニット
101 研磨シート
101A 接触面
102 シート固定部
103 位置付けユニット
103A ロッド
111 流体噴射ノズル(噴射ノズル)
112 噴射口
123 流体
200 被加工物

Claims (10)

  1. スピンドルの先端に装着され、チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードに接触して支持するマウントフランジの端面を清掃する端面清掃方法であって、
    加圧噴射した流体で該端面に付着した該切削ブレードの構成材料を清掃し、
    該流体は、液体とエアーとが混合された2流体である端面清掃方法。
  2. スピンドルの先端に装着され、チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードに接触して支持するマウントフランジの端面を清掃する端面清掃方法であって、
    加圧噴射した流体で該端面に付着した該切削ブレードの構成材料を清掃し、
    該流体は、研磨用砥粒が混合された流体である端面清掃方法。
  3. スピンドルの先端に装着され、チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードに接触して支持するマウントフランジの端面を清掃する端面清掃方法であって、
    弾性力を有するブラシ、又は弾性力を有する研磨シートで該端面に付着した該切削ブレードの構成材料を清掃する端面清掃方法。
  4. 板状の被加工物を保持するチャックテーブルと、スピンドルの先端に固定されたマウントフランジで切削ブレードを固定し該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ユニットと、該切削ブレードに接触して支持する該マウントフランジの端面を清掃する端面清掃ユニットと、を備える切削装置であって、
    該端面清掃ユニットは、加圧した流体を噴射する噴射ノズルを備え、
    該流体は、液体とエアーとが混合された2流体である切削装置。
  5. 板状の被加工物を保持するチャックテーブルと、スピンドルの先端に固定されたマウントフランジで切削ブレードを固定し該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ユニットと、該切削ブレードに接触して支持する該マウントフランジの端面を清掃する端面清掃ユニットと、を備える切削装置であって、
    該端面清掃ユニットは、加圧した流体を噴射する噴射ノズルを備え、
    該流体は、研磨用砥粒が混合された流体である切削装置。
  6. 板状の被加工物を保持するチャックテーブルと、スピンドルの先端に固定されたマウントフランジで切削ブレードを固定し該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ユニットと、該切削ブレードに接触して支持する該マウントフランジの端面を清掃する端面清掃ユニットと、を備える切削装置であって、
    該端面清掃ユニットは、弾性力を有するブラシを備え、端面清掃の際に該ブラシを該端面に接触させる切削装置。
  7. 板状の被加工物を保持するチャックテーブルと、スピンドルの先端に固定されたマウントフランジで切削ブレードを固定し該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ユニットと、該切削ブレードに接触して支持する該マウントフランジの端面を清掃する端面清掃ユニットと、を備える切削装置であって、
    該端面清掃ユニットは、弾性力を有する研磨シートを備え、端面清掃の際に該研磨シートを該端面に接触させる切削装置。
  8. 該端面清掃ユニットは、該研磨シートが固定されるシート固定部を備え、
    該シート固定部の該チャックテーブルの外周側の面に該研磨シートが固定される請求項7に記載の切削装置。
  9. 該研磨シートの該マウントフランジの該端面に接触する接触面の高さは、該マウントフランジの該端面の幅よりも大きい請求項7又は請求項8に記載の切削装置。
  10. 該端面清掃ユニットは、該チャックテーブルを加工送り方向に移動させる加工送りユニットの該チャックテーブルを支持する移動基台上に固定されている請求項4から請求項9のうちいずれか一項に記載の切削装置。
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