JP7061483B2 - ヘアトリートメント剤 - Google Patents
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Description
(A)脂肪酸アミドアミン
(B)ベヘニルアルコール
(C)テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル
本発明のヘアトリートメント剤は、ヘアトリートメント剤に使用できる、成分(A)~(C)以外の種々の成分を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。例えば、シリコーン化合物(成分(D)とする)、ノニオン界面活性剤(成分(E)とする)、カチオン性高分子(成分(F)とする)、中和剤(成分(G)とする)、溶媒となる水(成分(H)とする)等を適宜組み合わせて用いることもできる。
成分(D)は、シリコーン化合物である。具体的には、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテルシリコーン、脂肪酸変性ポリシロキサン、脂肪族アルコール変性ポリシロキサン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、などを含み、例えば以下の(a)~(h)等が挙げられる。
(b)環状シリコーン:環状のメチルポリシロキサン構造を持つシリコーン油であり、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、環状シリコン樹脂等が挙げられる。
(c)高重合ジメチルポリシロキサン:メチルシロキサン構造を持ち、25℃における粘度が50,000~20,000,000mPa・sであるものが挙げられ、高重合ジメチルポリシロキサンを本発明のヘアトリートメント剤に配合する場合、液状油に溶解して配合するか、更にカチオン性界面活性剤やポリオキシエチレンアルキルエーテルなどの非イオン性界面活性剤水溶液中で調製した水性乳濁液を配合することが好ましい。液状油としてはジメチルポリシロキサンや、環状シリコーン又はイソパラフィン系炭化水素等を挙げることができる。
(d)アミノ変性シリコーン:N-(2-アミノエチル)アミノプロピル基又はN-(2-アミノエチル)アミノイソブチル基を持つシリコーン油であり、アミノ変性シリコーンを本発明のヘアトリートメント剤中に配合する場合、液状油に溶解して配合するか、更にカチオン性界面活性剤やポリオキシエチレンアルキルエーテルなどの非イオン性界面活性剤水溶液中で調製した水性乳濁液を配合することが好ましい。また水性乳濁液として用いる場合、該水性乳濁液中に含まれるアミノ変性シリコーンの量は20~60%が好ましく、30~50%が更に好ましい。また液状油としてはジメチルポリシロキサンや、環状シリコーン又はイソパラフィン系炭化水素等を挙げることができる。
(e)ポリエーテル変性シリコーン:ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン・メチル(ポリオキプロピレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキプロピレン)シロキサン共重合体等が挙げられる。
(f)アルコール変性シリコーン:ジメチルポリシロキサンのメチル基の一部をアルコキシ基に置き換えた構造を有し、ステアロキシメチルポリシロキサン、セトキシメチルポリシロキサン等が挙げられる。
(g)アルキル変性シリコーン: ジメチルポリシロキサンのメチル基の一部を長鎖アルキル基に置き換えた構造を有し、アルキル基の置換率及び大きさにより、液体からワックス状の性状を有するものが挙げられる。
(h)アミノフェニル変性シリコーン:N-(2-アミノエチル)アミノプロピル基又はN-(2-アミノエチル)アミノイソブチル基とフェニル基を持つシリコーン油であり、アミノフェニル変性シリコーンを本発明の毛髪化粧料中に配合する場合、液状油に溶解して配合するか、更にカチオン性界面活性剤やポリオキシエチレンアルキルエーテルなどの非イオン性界面活性剤水溶液中で調製した水性乳濁液を配合することが好ましい。また液状油としてはジメチルポリシロキサンや、環状シリコーン又はイソパラフィン系炭化水素等を挙げることができる。
成分(E)は、ノニオン界面活性剤である。ノニオン界面活性剤としては、ヘアトリートメント剤に配合し得るものであれば特に限定されないが、使用感の観点からHLB値が8以上の親水性ノニオン界面活性剤を用いることが好ましい。かかる親水性ノニオン界面活性剤として具体的には、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン等が挙げられ、中でもポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましい。
成分(F)は、カチオン性高分子である。カチオン性高分子としては、ヘアトリートメント剤に配合し得るものであれば特に限定されず、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化ローカストビーンガム、塩化ジメチルジアリル・アクリルアミド共重合体、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体を例として挙げることができる。これらの中でも、カチオン化ヒドロキシエチルセルロースのポリクオタニウム-10(化粧品表示名称)を用いることが好ましい。
成分(G)は、中和剤である。中和剤としては、ヘアトリートメント剤に配合し得るものであれば特に限定されず、有機酸及び/又はその塩、無機酸及び/又はその塩を例として挙げることができる。これらの中でも、クエン酸及び/又はその塩、乳酸及び/又はその塩が好ましく用いられる。
成分(H)は溶媒となる水であり、成分(H)としては、イオン交換水、蒸留水、脱イオン水、精製水、温泉水、海洋深層水等を使用することができる。成分(H)の配合量は、本発明のヘアトリートメント剤の全量に対して、例えば5~90質量%であり、使用時に所望の感触が得られるのに適した配合量となるように調整することが好ましい。
B型粘度計
ルーターNo.4
6rpm60秒
温度:室温
濃度:直接
温度 室温
専門パネラー5名による使用テストを行った。まず、各パネラーが日常使用しているシャンプーで十分洗髪を行ってから、表のヘアトリートメント剤の使用テストを行い、下記の評価基準に従って、髪とのなじみ、すすぎ時の指通り、乾燥後の髪のしっとり感について、絶対評価をし、更にその5人の評点の平均点を下記判定基準により判定した。評価基準及び判定基準は、髪とのなじみ、すすぎ時の指通り、乾燥後の髪のしっとり感で共通のものとした。
<評価基準>
3点:非常に良い
2点:良い
1点:やや悪い
0点:悪い
<判定基準>
◎:2.5点以上
○:1.8点以上2.5点未満
△:1.0点以上1.8点未満
×:1.0点未満
表のヘアトリートメント剤の粘度を5℃及び40℃で1カ月保管した際の粘度を測定し、翌日の粘度を100%とした際の粘度保持率を算出し下記の基準で評価した。
<判定基準>
◎:80%以上120%未満
○:60%以上80%未満又は120%以上140%未満
△:30%以上60%未満又は140%以上170%未満
×:30%未満又は170%以上
Claims (1)
- 下記の(A)~(C)及びジイソステアリン酸ポリグリセリル-10を含有するヘアトリートメント剤。
(A)脂肪酸アミドアミン 0.5~5質量%
(B)ベヘニルアルコール 1~20質量%
(C)テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル 1~15質量%
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Citations (1)
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---|---|---|---|---|
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Non-Patent Citations (1)
Title |
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Henkel, China,Mask,Mintel GNPD [online],2016年07月,https://portal.mintel.com,ID#4125557 |
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JP2019156728A (ja) | 2019-09-19 |
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