JP7059987B2 - ウィンドシールド表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウィンドシールド表示装置に関する。
従来、透明スクリーンに光源から映像光を投写し、ユーザに映像を視認させる投影表示装置が知られている。この種の投影表示装置では、透明スクリーンの外表面のうち光源側を表面とし、その反対面を裏面として、透明スクリーンは、裏面からの光を透過させつつも、光源からの光を散乱反射させることが要求される。このような透明スクリーンを備える投影表示装置としては、例えば特許文献1に記載のものが挙げられる。
特許文献1に記載の投影表示装置は、無機ガラスと、光を散乱反射する薄片状または略球状の微粒子とを有してなる透明スクリーンに、光源から映像光を投写する構成とされている。
特開2017-27026号公報
さて、近年、この種の投影表示装置の分野では、自動車等の移動体のウィンドシールドに映像光を投写することで、ウィンドシールドの位置に各種映像を実像表示させ、当該各種映像を乗員に視認させるウィンドシールド表示装置の開発が進められている。この場合、上記した構成の透明スクリーンをウィンドシールドとして用いると共に、映像光を投写する光源を車両のダッシュボードに配置されることが想定される。
しかしながら、この場合、ウィンドシールドを透過した外光がダッシュボードに配置された光源の光の射出口で反射し、この反射した光がウィンドシールドで正反射すると、ユーザには、映像とは別に、光源の射出口がウィンドシールドに映って見えてしまう。以下、説明の便宜上、この現象を単に「射出口の映り込み」と称する。
このウィンドシールドにおける射出口の映り込みを抑制するためには、例えば、透明スクリーンとして機能するウィンドシールドの車室側および車外側の両外面に反射防止層を設けることが考えられる。
しかしながら、このような反射防止層を設けることで射出口の映り込みを抑制できるものの、ガラスの面積が大きくなるほどコーティングコストが高くなってしまう。また、車外側の面に設けられる反射防止層は、雨風等の影響で劣化してしまい、時間経過に伴って射出口の映り込みの抑制効果を発揮しなくなる。
本発明は、上記の点に鑑み、ウィンドシールドまたは透明スクリーンに反射防止層等の他の層を設けることなく、射出口の映り込みを抑制できるウィンドシールド表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載のウィンドシールド表示装置は、移動体(V)の乗員に対してウィンドシールド(WS)の位置に映像を視認させるウィンドシールド表示装置であって、ウィンドシールドに重ねて配置される透明スクリーン(1)と、透明スクリーンに映像光を投写するプロジェクター(2)と、プロジェクターの位置を変更するために用いられる駆動部(3)と、駆動部の作動を制御する制御部(4)と、を備え、プロジェクターは、投写レンズ(21)を有すると共に、少なくとも投写レンズが移動体のダッシュボード(D)のうち正反射発生領域(D1)とは異なる領域に位置する配置とされており、乗員のアイボックス(EB)の鉛直方向における上下端からウィンドシールドの鉛直方向における上下端に向かう直線状の光が、ウィンドシールドで正反射した光である正反射光が存在すると仮定したとき、正反射発生領域は、ダッシュボードのうち正反射光との交点同士を繋ぐことで生じる外郭の内側の領域であり、移動体には、乗員の眼を撮像する撮像部(F)が搭載されており、制御部は、撮像部から乗員の眼の位置情報を取得すると共に、位置情報により算出される正反射発生領域に変動が生じた場合において、投写レンズが変動した正反射発生領域内にあるとき、電気信号を駆動部に出力して駆動部を作動させ、投写レンズがダッシュボードのうち変動した正反射発生領域とは異なる領域内に配置されるようにプロジェクターを移動させる制御を行う
これにより、プロジェクターのうち投写レンズがダッシュボードにおける正反射発生領域とは異なる領域に配置されてなる、ウィンドシールド表示装置となる。この構成によれば、外光が投写レンズで反射し、当該反射光がウィンドシールドの車室側の面で正反射したとしても、当該正反射した光が乗員のアイボックスに入射しなくなる。そのため、反射防止層等の他の層をウィンドシールドに設けることなく、射出口の映り込みを抑制できる構成となる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態のウィンドシールド表示装置が搭載された車両を示す図である。 第2実施形態のウィンドシールド表示装置が搭載された車両を示す図である。 第2実施形態のウィンドシールド表示装置の構成を示すブロック図である。 乗員の姿勢の変化に伴って、駆動部によりプロジェクターの位置を変更する様子を示す図である。 第3実施形態のウィンドシールド表示装置が搭載された車両を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態のウィンドシールド表示装置S1について、図1を参照して説明する。本実施形態のウィンドシールド表示装置S1は、自動車等の移動体のうち運転者等の乗員の前方に配置されるウィンドシールドに映像光を投写し、ウィンドシールドの位置において乗員に映像を視認させる構成とされている。本実施形態では、図1に示すように、移動体が自動車等の車両Vである例を代表例として説明する。
図1では、見易くするため、断面を示すものではないが、後述のアイボックスEBにハッチングを施している。また、図1では、後述の正反射発生領域D1を説明するため、便宜的に、ウィンドシールドWSの上下端とアイボックスEBの上下端とを繋ぐ直線を実線で示し、実線で示した光がウィンドシールドWSで正反射したと仮定した場合の反射光を破線で示している。
なお、ここでいう「上下端」とは、鉛直方向における上端および下端を意味する。また、アイボックスEBは、例えば図1に示すように、運転者(乗員)が車両Vの運転席に着座したときの当該運転者の眼の位置として想定される上下左右の所定の領域である。
(構成)
本実施形態のウィンドシールド表示装置S1は、図1に示すように、自動車等の車両Vに搭載され、車両VのウィンドシールドWSに重ねて配置される透明スクリーン1と、透明スクリーン1に映像光を投写するプロジェクター2とを有してなる。ウィンドシールド表示装置S1は、車両VのダッシュボードDの所定の領域に配置されたプロジェクター2が透明スクリーン1に映像光を投写し、運転者に対してウィンドシールドWSの位置に各種映像を実像として視認させる構成とされている。
透明スクリーン1は、例えば、所定の角度範囲から投写された映像光を散乱反射させることで乗員に映像を視認させる一方で、ウィンドシールドWSを介して透過する車両Vの外部からの外光を透過させる構成とされた反射型透明スクリーンとされる。透明スクリーン1は、例えば、不規則な凹凸形状を備える光散乱シートやマイクロレンズアレイを備えるシート等の任意の光学シートとされ得る。
透明スクリーン1は、例えば、ウィンドシールドWSの外表面のうち車室側の面に図示しない透明接着剤を介して配置されるが、ウィンドシールドWSを構成する図示しない2枚のガラス基材の間に配置されてもよい。透明スクリーン1は、ウィンドシールドWSの一部または全部の領域に重ねて配置され得る。
プロジェクター2は、映像光を透明スクリーン1に投写するものであり、例えば、液晶方式、DLP(登録商標)方式やレーザ光走査式などの任意のプロジェクターとされる。なお、DLPとは、デジタルライティングプロセッシングの略である。プロジェクター2は、図示しない他の車載装置に接続され、外部からの映像信号に基づき、各種映像をウィンドシールドWSに表示させるための映像光を投写する。
なお、他の車載装置としては、例えば、車載カメラ、ナビゲーション装置、各種メータ装置などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
プロジェクター2は、例えば図1に示すように、投写レンズ21を有してなり、車両VのダッシュボードDのうち後述の正反射発生領域D1とは異なる領域に配置される。これは、車両Vの外部からの外光が投写レンズ21、すなわち映像光の射出口で反射し、当該反射光がウィンドシールドWSで正反射することで生じる「射出口の映り込み」を抑制するためである。この詳細については後述する。
以上が、本実施形態のウィンドシールド表示装置S1の基本的な構成である。
(プロジェクターの配置と効果)
次に、ダッシュボードDの正反射発生領域D1について説明する。
正反射発生領域D1は、ウィンドシールドWSを介して入射した外光がダッシュボードDで反射した場合において、その反射光がウィンドシールドWSで正反射したと仮定したとき、その正反射した光がアイボックスEBに入射する領域である。つまり、この正反射発生領域D1に光を反射する何らかの物体が存在すると、乗員には、ウィンドシールドWSに当該物体が映り込んで見える。具体的には、プロジェクター2が正反射発生領域D1内に配置されると、特に投写レンズ21が光を反射し、乗員には、ウィンドシールドWSに投写レンズ21、すなわち映像光の射出口が映り込んで見えてしまう。
このような射出口の映り込みを防止するため、本実施形態のウィンドシールド表示装置S1では、プロジェクター2は、少なくとも投写レンズ21がダッシュボードDのうち正反射発生領域D1とは異なる領域に位置するように配置されている。この正反射発生領域D1は、車両Vの車種等により異なるが、ウィンドシールドWSの鉛直方向における上下端とアイボックスEBの鉛直方向における上下端との位置関係により定まる。
以下、説明の簡略化のため、ウィンドシールドWSの鉛直方向における上端および下端を単に「ウィンドシールドWSの上端」および「ウィンドシールドWSの下端」と称する。また、アイボックスEBの鉛直方向における上端および下端を単に「アイボックスEBの上端」および「アイボックスEBの下端」と称する。
具体的には、まず、図1に示すように、アイボックスEBの上端とウィンドシールドWSの上端および下端を直線で繋げる。また、アイボックスEBの下端とウィンドシールドWSの上端および下端を直線で繋げる。図1に示すこれら4本の直線を運転者側からウィンドシールドWSに向かう光として、当該光がウィンドシールドWSもしくは透明スクリーン1の車室側の面で正反射したと仮定する。このとき、ダッシュボードDのうち図1の破線で示す当該4本の光の正反射光で囲まれた範囲内の領域が、正反射発生領域D1である。なお、上記では、ウィンドシールドWSもしくは透明スクリーン1の車室側の面で正反射した上記4本の光により正反射発生領域D1を定めた例について説明したが、車外側の面で正反射したと仮定して正反射発生領域D1を定めてもよい。また、アイボックスEBの上下端からウィンドシールドWSの上下端に直線状に向かう光が、車室側の面と車外側の面の2つの面でそれぞれ正反射したとして、その反射光で囲まれた領域がより広くなる面を基準として、正反射発生領域D1を定めてもよい。つまり、ウィンドシールドWSもしくは透明スクリーン1の外表面のうち車室側の面および車外側の面の2つの面による光の反射を考慮し、射出口の映り込みの観点から、より不利な面を基準として正反射発生領域D1を定めてもよい。
換言すると、正反射発生領域D1とは、アイボックスEBの上下端からウィンドシールドWSの上下端に向かう直線状の光がウィンドシールドWSで正反射した正反射光とダッシュボードDの上面との交点を「特定交点」として、特定交点内の領域である。すなわち、正反射発生領域D1とは、特定交点同士を繋ぐことで生じる外郭内側の領域であるとも言える。また、正反射発生領域D1とは、例えば図1に示すように、断面視にて、ダッシュボードDのうちウィンドシールドWSに当接する部分と運転者に最も近い特定交点との間の領域と言い換えることもできる。なお、ここでいうダッシュボードDの上面とは、ダッシュボードDの外表面のうち鉛直方向とは反対側の方向に位置する面である。
プロジェクター2は、少なくとも投写レンズ21がダッシュボードDのうち正反射発生領域D1とは異なる領域に位置することで、投写レンズ21に入射した外光の反射光がウィンドシールドWSで正反射してもアイボックスEBに入射しない配置となる。そのため、透明スクリーン1やウィンドシールドWSに反射防止層等の他の層を設けることなく、射出口の映り込みを抑制できる。
なお、従来のヘッドアップディスプレイ装置のように、光源から映像光をウィンドシールドWSに投写して正反射させ、ウィンドシールドWSよりも前方の領域に各種映像を虚像として乗員に認識させる場合には、光源等は、正反射発生領域D1に配置される。具体的には、この種の装置では、正反射を利用して乗員に映像を視認させるため、映像光を投写する光源または映像光を反射する凹面鏡を正反射発生領域D1に配置する必要がある。
しかしながら、光源を正反射発生領域D1に配置する場合、射出口の映り込みを防止することができない。また、凹面鏡などの反射部材を正反射発生領域D1に配置する場合には、凹面鏡の向きによっては、当該反射部材の映り込みを抑制できるものの、光源付近における部品点数が多くなり、ダッシュボードDへの収容性の観点やコスト面から、好ましくない。
これに対して、本実施形態のウィンドシールド表示装置S1では、透明スクリーン1をウィンドシールドWSに重ねて配置し、プロジェクター2から映像光を投写するため、凹面鏡を用いる必要がなく、光源付近の部品点数を少なくできる。また、プロジェクター2の投写レンズ21をダッシュボードDのうち正反射発生領域D1とは異なる領域に配置することで、射出口の映り込みを抑制できる。
本実施形態によれば、プロジェクター2がダッシュボードDの正反射発生領域D1とは異なる領域に配置されることで、乗員に対してウィンドシールドWSの位置にて映像を視認させつつも、射出口の映り込みを抑制できるウィンドシールド表示装置S1となる。
(第2実施形態)
第2実施形態のウィンドシールド表示装置S2について、図2~図4を参照して説明する。
図4では、図1と同様に、ウィンドシールドWSの上端およびアイボックスEBの下端を繋ぐ直線、ウィンドシールドWSの下端およびアイボックスEBの上端を繋ぐ直線を実線で示している。また、図4では、上記の実線に沿った光がウィンドシールドWSで正反射したと仮定した場合の当該光の軌跡を破線で示している。さらに、図4では、乗員の姿勢が変わった場合の前後を分かり易くするため、乗員の姿勢変更前の状態を一点鎖線で示し、乗員の姿勢変更後の状態を実線で示している。
本実施形態のウィンドシールド表示装置S2は、例えば図2に示すように、撮像部Fが搭載された車両Vに搭載されると共に、撮像部Fから乗員の眼の位置情報を取得する。ウィンドシールド表示装置S2は、撮像部Fから取得する乗員の眼の位置情報に基づいて、プロジェクター2の位置を変更可能な駆動部3を備える。ウィンドシールド表示装置S2は、これらの点で上記第1実施形態と相違する。本実施形態では、この相違点について主に説明する。
ウィンドシールド表示装置S2は、本実施形態では、例えば図3に示すように、プロジェクター2のほか、プロジェクター2の位置を変更する駆動部3と、駆動部3の動作等を制御する制御部4とを備える。ウィンドシールド表示装置S2は、制御部4が撮像部Fから乗員の眼の位置情報を取得し、当該位置情報に基づいて駆動部3に電気信号を出力し、必要に応じてプロジェクター2の位置を正反射発生領域D1とは異なる領域に移動させる構成とされている。
駆動部3は、プロジェクター2が取り付けられ、プロジェクター2と共にダッシュボードDに収容される部品である。駆動部3は、例えば、図示しない配線により制御部4に接続されており、制御部4からの出力信号に基づいて作動し、プロジェクター2をダッシュボードDにおいて移動させる役割を果たす。駆動部3は、プロジェクター2を移動させることが可能なものであればよく、履帯、ネジ状部品や歯車状部品と回転体とを組み合わせたもの等の任意の機械部品とされ得る。
なお、駆動部3によるプロジェクター2の移動量については、回転体の回転量などにより制御され得る。また、プロジェクター2の位置については、例えば、予め制御部4に位置情報を格納しておき、撮像部Fから取得する乗員の眼の位置情報に基づいて決定する移動量とダッシュボードD内の位置座標とを紐づける等の任意の方法により管理できる。
制御部4は、例えば、図示しないCPU、ROMやRAMなどの記憶媒体、I/Oなどを有する電子制御ユニットである。制御部4は、例えば図3に示すように、外部からの映像信号が入力され、当該映像信号に基づく電気信号をプロジェクター2に出力する。制御部4は、撮像部Fから所定の信号が入力され、当該信号に基づき、必要に応じて、駆動部3を駆動させるための駆動信号を出力する。制御部4は、例えば車体ECUとされ、プロジェクター2および駆動部3に図示しない配線により接続される。
なお、制御部4を構成する図示しない記憶媒体には、例えば、ウィンドシールドWSの上下端、アイボックスEBの上下端およびプロジェクター2もしくは投写レンズ21の座標データやCPUが実行する上記した制御用の各種プログラムが格納されている。図示しないCPUは、必要に応じてこれらの各種データを記憶媒体から読み込む。
撮像部Fは、乗員の眼が位置すると想定される空間を撮像し、乗員の眼の位置情報を取得する。撮像部Fは、例えば、株式会社デンソー製のドライバーステータスモニターなどの任意の撮像装置とされ、車両VのダッシュボードDやインストルメントパネル等の任意の位置に配置される。撮像部Fは、図3に示すように、制御部4に乗員の眼の位置情報に関する信号を出力する。
撮像部Fは、例えば図4に示すように、乗員が車両Vの座席を車両後方に向けて倒すなどにより乗員の姿勢が変わった場合における乗員の眼の位置情報を取得し、ダッシュボードDにおける正反射発生領域D1の変化を算出するために使用される。
具体的には、例えば図4に示すように、乗員が姿勢を変えることでアイボックスEBの位置が変化すると、ダッシュボードDにおける正反射発生領域D1が変動する。つまり、乗員の姿勢の変化に起因して正反射発生領域D1が変動し、変動した当該領域内に、図4の破線で示すように、プロジェクター2の投写レンズ21が位置することとなり得る。この場合、投写レンズ21に入射した外光のウィンドシールドWSでの反射光が姿勢を変えた乗員のアイボックスEBに入射してしまう。言い換えると、プロジェクター2と乗員の眼の位置との相対位置の変化により、プロジェクター2の位置が変わっていなくても、射出口の映り込みが生じ得る。
本実施形態では、乗員の姿勢の変化、すなわち乗員の眼の位置の変化に起因する射出口の映り込みを抑制するため、制御部4は、撮像部Fから乗員の眼の位置情報を取得し、必要に応じて、駆動部3を作動させ、プロジェクター2を移動させる制御を実行する。
例えば、制御部4は、以下の処理を実行する。制御部4は、撮像部Fから乗員の眼の位置座標を取得すると共に、ダッシュボードDにおける正反射発生領域D1を算出する。続いて、制御部4は、算出した正反射発生領域D1内にプロジェクター2の投写レンズ21の位置座標が含まれるかを判定し、肯定判定の場合には、駆動部3を作動させる制御を実行し、否定判定の場合には、処理を終了する。制御部4は、駆動部3を作動させる場合には、プロジェクター2の移動可能方向(例えば車両後方に向かう任意の方向)における正反射発生領域D1の外郭と投写レンズ21との位置座標との差を算出する。そして、制御部4は、この算出に基づいてプロジェクター2の移動量を決定し、当該移動量に対応する電気信号を駆動部3に出力し、駆動部3を作動させる。これにより、制御部4は、図4に矢印で示すように、プロジェクター2を駆動部3により移動させることができる。
本実施形態によっても、上記第1実施形態の効果が得られる。また、乗員の姿勢変更により正反射発生領域D1が変動し、プロジェクター2の投写レンズ21がこの領域内に位置したとしても、プロジェクター2を移動させることが可能なウィンドシールド表示装置S2となる。
なお、本実施形態において、プロジェクター2を移動させた際に、ウィンドシールドWS上における映像の表示領域や映像の大きさが変動することも想定されるため、制御部4は、補正部を有する構成とされてもよい。例えば、補正部は、プロジェクター2の移動前後において映像の表示位置や大きさを維持する制御を実行する。
(第3実施形態)
第3実施形態のウィンドシールド表示装置S3について、図5を参照して説明する。
図5では、後述の遮光部5の配置説明の便宜上、アイボックスEBおよび投写レンズ21の上端同士およびこれらの下端同士を繋ぐ直線を実線で示すと共に、図1と同様に、アイボックスEBにハッチングを施している。
本実施形態のウィンドシールド表示装置S3は、図5に示すように、プロジェクター2と乗員との間に配置される遮光部5を備える点で上記第1実施形態と相違する。本実施形態では、この相違点について主に説明する。
遮光部5は、ダッシュボードDまたはインストルメントパネルに配置され、乗員がプロジェクター2の投写レンズ21を直接視認することを防ぐ遮光部材である。遮光部5は、光を透過しない部材であればよく、例えば、任意の遮光板やセンターインフォメーションディスプレイ等の電子装置とされ得るが、これらに限定されない。
遮光部5は、図5に示すように、投写レンズ21およびアイボックスEBの上端同士とこれらの下端同士を直線で繋ぐことで生じる直視領域Rを分断するように配置され、衝立として機能する。遮光部5は、固定されていてもよいし、上記第2実施形態と同様に、図示しない駆動部により可動させられてもよい。遮光部5の面積や寸法等については、運転の支障にならない範囲内で適宜変更され得る。
本実施形態によれば、上記第1実施形態の効果に加えて、乗員が射出口やこれから投写される映像光を直視することを防止できる効果が得られるウィンドシールド表示装置S3となる。
なお、上記第2実施形態と同様に、車両Vに撮像部Fが搭載されている場合には、ウィンドシールド表示装置S3は、撮像部Fから得られる乗員の眼の位置情報に基づいて、制御部4が駆動部3により遮光部5の位置や高さを制御する構成とされてもよい。
(他の実施形態)
本発明は、実施例に準拠して記述されたが、本発明は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本発明は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらの一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本発明の範疇や思想範囲に入るものである。
本開示に記載の制御部4及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリーを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御部4及びその手法は、一つ以上の専用ハードウエア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御部4及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリーと一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
1 透明スクリーン
2 プロジェクター
21 投写レンズ
3 駆動部
4 制御部
5 遮光部
WS ウィンドシールド
D ダッシュボード
D1 正反射発生領域
F 撮像部

Claims (2)

  1. 移動体(V)の乗員に対してウィンドシールド(WS)の位置に映像を視認させるウィンドシールド表示装置であって、
    前記ウィンドシールドに重ねて配置される透明スクリーン(1)と、
    前記透明スクリーンに映像光を投写するプロジェクター(2)と、
    前記プロジェクターの位置を変更するために用いられる駆動部(3)と、
    前記駆動部の作動を制御する制御部(4)と、を備え、
    前記プロジェクターは、投写レンズ(21)を有すると共に、少なくとも前記投写レンズが前記移動体のダッシュボード(D)のうち正反射発生領域(D1)とは異なる領域に位置する配置とされており、
    前記乗員のアイボックス(EB)の鉛直方向における上下端から前記ウィンドシールドの鉛直方向における上下端に向かう直線状の光が、前記ウィンドシールドで正反射した光である正反射光が存在すると仮定したとき、
    前記正反射発生領域は、前記ダッシュボードのうち前記正反射光との交点同士を繋ぐことで生じる外郭の内側の領域であり、
    前記移動体には、前記乗員の眼を撮像する撮像部(F)が搭載されており、
    前記制御部は、前記撮像部から前記乗員の眼の位置情報を取得すると共に、前記位置情報により算出される前記正反射発生領域に変動が生じた場合において、前記投写レンズが変動した前記正反射発生領域内にあるとき、電気信号を前記駆動部に出力して前記駆動部を作動させ、前記投写レンズが前記ダッシュボードのうち変動した前記正反射発生領域とは異なる領域内に配置されるように前記プロジェクターを移動させる制御を行う、ウィンドシールド表示装置。
  2. 遮光部(5)をさらに備え、
    前記アイボックスの鉛直方向における上下端と前記投写レンズの鉛直方向における上下端とを直線で繋ぐことで生じる領域を直視領域(R)として、
    前記遮光部は、前記ダッシュボードのうち前記プロジェクターと前記乗員との間であって、前記直視領域を分断するように配置されている、請求項1に記載のウィンドシールド表示装置。
JP2019133115A 2019-07-18 2019-07-18 ウィンドシールド表示装置 Active JP7059987B2 (ja)

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