JP7055238B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吹出口にシャッターを備える空気調和装置に関する。
この種の空気調和装置としては、吸入口および吐出口を連動して開閉するシャッターを備えたものが知られている(例えば、特許文献1)。この特許文献1の空気調和装置では、モーターの駆動により回転するピニオンに歯合されたラックが、ピニオンの回転に伴い移動することで、ラックに結合されたシャッターを移動させている。このとき、シャッターには、移動を容易にする目的でローラが設けられている。これにより、この空気調和装置は、非稼働時の異物流入を防止すると共に、より広い吸入口を形成して吸入量を増やすことを目的としている。
特開平9-203534号公報
しかしながら、特許文献1の空気調和装置では、シャッターを移動させるためのローラが、シャッターの幅方向の両側部における上下両端部に、それぞれシャッターの幅方向に向けた一方向にしか設けられていなかった。そのため、シャッターの幅方向である左右方向におけるガタツキは、これら2対のローラで抑えることができるものの、シャッターの奥行方向である前後方向のガタツキについては、抑える術がなかった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためのものであり、シャッターの移動時または停止時に前後左右に生じるガタツキを抑制し、このガタツキによって発生するシャッターと周辺部品との接触を未然に防止できる空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、吸込口と吹出口とを有する装置本体を備え、前記吸込口から吸い込んだ室内空気を熱交換器で熱交換して前記吹出口から室内へと吹き出す空気調和装置であって、運転時は前記吹出口を開放し、停止時は前記吹出口を閉塞するシャッターを有し、前記シャッターは、長手方向の両端部にそれぞれ奥行方向に向けて配置される第一のローラを設けた一対のローラベースと、各前記ローラベースを幅方向の両側部にそれぞれ設けたベースと、前記ベースの両側部にそれぞれ設けられ、前記第一のローラを案内する一対の第一のレールと、前記ベースに設けられ、モーターの駆動により回転するピニオンと、前記ベースに対向して設けられ、前記ピニオンに歯合されたラックと、を備えており、前記ラックは、長手方向の両端部に幅方向に向けて配置される一対の第二のローラを有し、前記ベースは、前記第二のローラを案内する一対の第二のレールを有し、前記第一のローラは、前記第一のレールを前記シャッターの奥行方向に押圧し、前記第二のローラは、前記第二のレールを前記シャッターの幅方向に押圧するものである。
本発明に係る空気調和装置によれば、第一のローラが第一のレールをシャッターの奥行方向に押圧し、第二のローラが第二のレールをシャッターの幅方向に押圧する。そして、シャッターの移動時または停止時に幅方向である左右方向に生じるガタツキを第一のローラおよび第一のレールで抑制し、奥行方向である前後方向に生じるガタツキを第二のローラおよび第二のレールで抑制する。したがって、シャッターの移動時または停止時に前後左右に生じるガタツキによって発生するシャッターと周辺部品との接触を未然に防止できる。
実施の形態1に係る空気調和装置を示す分解斜視図である。 図1の空気調和装置のシャッターを閉じた状態を示す正面図である。 図1の空気調和装置のシャッターを開いた状態を示す正面図である。 図1の空気調和装置のシャッターの説明に供する分解斜視図である。 図1の空気調和装置のシャッターの説明に供する分解斜視図である。 図1の空気調和装置のシャッターの説明に供する分解斜視図である。 図1の空気調和装置のラックを示す斜視図である。 図1の空気調和装置のベースを示す斜視図である。 図1の空気調和装置のローラベースにおけるレールと第一のローラとの位置関係を示す斜視図である。 図1の空気調和装置の第二のレールと第二のローラとの位置関係を示す部分的断面図である。 図1の空気調和装置の第一のローラとローラベースとの位置関係を側方から見て示す模式図である。 図1の空気調和装置の第二のレールと第二のローラとの位置関係を正面から見て示す模式図である。 実施の形態2における空気調和装置のシャッターの説明に供する分解斜視図である。 実施の形態2における空気調和装置のベースを示す斜視図である。 実施の形態2における空気調和装置の第二のレールと第二のローラとの位置関係を上方から見て示す模式図である。 実施の形態2における空気調和装置の第二のレールと第二のローラとの位置関係を正面から見て示す模式図である。 実施の形態3に係る空気調和装置のシャッター停止状態における第一のレールと第一のローラとの位置関係を示す模式図である。 実施の形態3に係る空気調和装置のシャッター動作状態における第一のレールと第一のローラとの位置関係を示す模式図である。 実施の形態3に係る空気調和装置の第一のレールと第一のローラとの位置関係を示す模式図である。
以下、図面に基づいて実施の形態について説明する。なお、明細書全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。すなわち、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能である。また、そのような変更を伴う空気調和装置も技術思想に含まれる。さらに、各図において、同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
実施の形態1.
実施の形態1に係る空気調和装置100を示す分解斜視図である。図2は、図1の空気調和装置100のシャッター11を閉じた状態を示す正面図である。図3は、図1の空気調和装置100のシャッター11を開いた状態を示す正面図である。図4は、図1の空気調和装置100のシャッター11の説明に供する分解斜視図である。
図1~図4に示すように、本実施の形態1において、空気調和装置100は、例えば床置形空気調和装置からなる。室内ユニットである装置本体1は、送風ファン2の回転により前面下方に設けた下パネル3の背面に備えるグリルベース4の左右側面に設けた吸込グリル5、6に各々二箇所形成された吸込口7から、塵埃を除去するフィルタ8、9を介して室内空気を吸い込む。このように、吸入された室内空気は、装置本体1の内部の熱交換器(図示省略)により冷却あるいは加熱され、上部の吹出口10から室内へと吹出され、室内の冷房または暖房を行う。
そして、吹出口10には、シャッター11が備えられている。シャッター11は、空気調和装置100の運転停止時に、吹出口10を閉じる。これにより、意匠性がよく、異物が吹出口10から流入しないように防止できる。また、シャッター11は、空気調和装置100の運転時に、自動的に下がり、吹出口10を開放する。
グリルベース4は、後述するキャビネット1aに固定されて装置本体1全体の剛性を向上させると共にフィルタ8および9と吸込グリル5および6、更には下パネル3を取り付けるものである。また、グリルベース4の前面には、配管または配線の据付・サービス作業を可能とする開口部4aが形成されている。この開口部4aは、据付・サービス作業を行わない場合は下パネル3で塞がれており、装置本体1の見栄えをよくするものである。
また、図1に示す例では、吸込グリル5および6の吸込口7を装置本体1の左右側面に設けて前方から見て目立たないようにしている。これにより、シャッター11が閉じた状態では、図1および図2に示すように、装置本体1の前面に部品分割された箇所が少なく、見栄えに優れている。
図2~図4に示すように、シャッター11の後方における幅方向の左右両側部には、吸込グリル5および6の側面の前後幅と同じ幅のサイドカバー12および13を設けている。これにより、空気調和装置100は、さらに意匠性を向上させている。
図3に示すように、吹出口10には、ルーバユニット14が配設されている。ルーバユニット14は、風向を上下に偏向する複数の水平ルーバ15と、当該水平ルーバ15の後方に配置され、風向を左右に偏向する複数の垂直ルーバ(図示せず)と、を備えている。そして、これら水平ルーバ15と垂直ルーバとの傾きを変更することで、吹出口10から吹き出す送風方向をユーザの好みに合わせて調整できるようにしている。
次に、図4を参照しながら、装置本体1の内部における部品以外の構成を説明する。装置本体1のキャビネット1aは、左側面1SL、右側面1SR、上面1H、裏面1Bおよび台座1Gにより構成されている。
ルーバユニット14は、キャビネット1aに取り付けられる。また、キャビネット1aには、パネル16が取り付けられる。パネル16は、ルーバユニット14の下に設けられ、シャッター11の後ろに配置されて、キャビネット1a本体に取り付けられる。パネル16は、キャビネット1aに固定されることで装置本体1の剛性を強固にすると共に、後述するシャッター11のベース17を取り付けるものである。
図5は、図1の空気調和装置100のシャッター11の説明に供する分解斜視図である。図6は、図1の空気調和装置100のシャッター11の説明に供する分解斜視図である。図7は、図1の空気調和装置100のラック22を示す斜視図である。
図5および図6に示すように、シャッター11は、意匠面を形成する可動側18と後パネル16に取り付けられる固定側19により構成されている。シャッター11の可動側18は、シャッター本体11aの背面に第一のレール20および21がねじ締結などにより取り付けられている。第一のレール20および21は、シャッター11を開閉させるように上下に案内する左右対称形状で、シャッター11の長手方向の長さと同等の長さを有している。これら第一のレール20および21には、後述する第一のローラ30を案内するための溝部であるレール溝34が形成されている。そして、第一のレール20および21の間には、ラック22がシャッター本体11aの背面に配置され、ねじで締結されている。
図6および図7に示すように、ラック22は後述するピニオン23(図8等参照)の歯に噛み合う上下二列のギア24を左右端部に形成している。このラック22の上下端部の左右にはボールベアリング等からなる第二のローラ25が取り付けられている。このラック22の上下間の距離は、シャッター11の移動距離とほぼ同じ長さを有する。第二のローラ25は、シャッター11に対して平行に配置されることで、後述する第二のレール26に対して幅方向である左右方向に押圧しながら回転自在に係合される。
図8は、図1の空気調和装置100のベース17を示す斜視図である。図8に示すように、シャッター11の固定側19には、上端部から下端部に亘って第二のレール26が中央に形成されたベース17と、このベース17の前面の左右端部にベース17の長手方向の長さと同等の長さを有するローラベース27とがねじで締結されている。そして、このベース17の中央部付近には、ピニオン23が露出するように配置されたモーター28が、ベース17の裏側からねじで締結されている。また、シャッター11の上下開閉検出センサー29がシャッター11の移動距離分上下に離れて配置され、ベース17の裏側に取り付けられている。ピニオン23は、モーター28の駆動によって回動することで、歯合するラック22のギア24にモーター23の駆動力を伝達し、ラック22をベース17の第二のレール26に沿って摺動させる。
図9は、図1の空気調和装置100のローラベース27における第二のレール26と第一のローラ30との位置関係を示す斜視図である。図9に示すように、ローラベース27の長手方向の両端部には、第一のローラ30が設けられており、第一のローラ30はスペーサ31を介してねじ32でローラベース27に取り付けられている。そして、第一のローラ30は、シャッター11の長さからシャッター11の移動距離を差し引いた距離とほぼ同じ距離分、上下に離れて配置され、スペーサ31を軸に回転自在な構造となっている。第一のローラ30は、シャッター11に対して垂直に配置されることで、第一のレール20および21のレール溝34に対して奥行方向である前後方向に押圧しながら回転自在に係合される。
図10は、図1の空気調和装置100の第二のレール26と第二のローラ25との位置関係を示す部分的断面図である。図10に示すように、ラック22に取り付けられた第二のローラ25は、ベース17に形成された第二のレール26に案内され、シャッター11の上下方向に移動可能な構造となっている。
次に空気調和装置100の運転動作と連動したシャッター11の自動開閉動作の概要を説明する。この場合、シャッター11の開閉動作は不図示の制御部によって制御されるが、以下の説明では、便宜上、割愛する。まず、不図示のリモートコントローラまたは装置本体1に設けられる操作パネル等の操作手段を介して電源ONの操作がなされると、空気調和装置100の運転スイッチがONになる。次に、モーター28が始動して回転し、ラック22が下降すると、シャッター11が下がり吹出口10が開放される。次いで、上下開閉検出センサー29によりシャッター11が完全に開いたことを検出する。このとき、上下開閉検出センサー29により、シャッター11が完全に開いたことを検出すると、モーター28が停止する。そして、送風ファン2の運転が開始され、図示省略する冷媒サイクルなどにより冷房または暖房が行われる。
空気調和装置100の運転を終了する場合は、リモートコントローラ等から空気調和装置100の運転スイッチをOFFにする。次に、送風ファン2の運転を停止し、冷媒サイクル等による冷房または暖房を停止する。次いで、モーター28を逆回転させてラック22を上昇させ、シャッター11を上げて吹出口10を閉塞する。このとき、上下開閉検出センサー29により、シャッター11が完全に閉じたことを検出すると、モーター28を停止させ、次の運転指令があるまで空気調和装置100の運転を停止する。
以上のように、空気調和装置100では、自動でスムーズに開閉するシャッター11を備え、意匠性に優れて、且つ、吹出口10から塵埃が流入するのを防止できる。
次に、シャッター11の前後方向のガタツキを抑える構造について説明する。図11は、図1の空気調和装置100の第一のローラ30とローラベース27との位置関係を側方から見て示す模式図である。
図11に示すように、シャッター11の前後方向のガタツキZ2は、次のように求めることができる。すなわち、第一のローラ30の前後方向のガタツキをZ1、第一のローラ30の上下間距離をY1、および、シャッター11の天面と下部の第一のローラ30までとの距離をY2とすると、Z2=Z1×Y2/Y1という式によって求められる。
本実施の形態1の空気調和装置100は、第一のローラ30をローラベース27の上下端部に配置して、これら上下の第一のローラ30および30間の距離Y1を長く設定することで、前後方向のガタツキZ2を抑える。ここで、第一のローラ30および30間の距離Y1は、シャッター11の長さからシャッター11の移動距離を差し引いた距離に近づけられる。
このように、本実施の形態1の空気調和装置100は、ローラベース27に取り付けられた上側の第一のローラ30と下側の第一のローラ30との間の距離を長く設定することで、シャッター11の天面で発生する前後方向のガタツキZ2を抑制可能にしている。
次に、シャッター11の左右方向のガタツキを抑える構造について説明する。図12は、図1の空気調和装置100の第二のレール26と第二のローラ25との位置関係を正面から見て示す模式図である。
図12に示すように、シャッター11の左右方向のガタツキX2は、次のように求めることができる。すなわち、第二のローラ25の左右方向のガタツキをX1、第二のローラ25の上下間距離をW1およびシャッター11の天面と下部の第二のローラ25までとの距離をW2とすると、X2=X1W2/W1という式によって求められる。
本実施の形態1の空気調和装置100は、第二のローラ25をラック22の上下端部に配置して、これら上下の第二のローラ25および25間の距離W1を長く設定することで、左右方向のガタツキX2を抑える。ここで、第二のローラ25および25間の距離W1は、シャッター11の移動距離に近づけられる。
このように、本実施の形態1の空気調和装置100は、ラック22に取り付けられた上側の第二のローラ25と下側の第二のローラ25との間の距離を長く設定することで、シャッター11の天面で発生する左右方向のガタツキX2を抑制可能にしている。
以上、説明したように、本実施の形態1の空気調和装置100は、吸込口7と吹出口10とを有する装置本体1を備え、吸込口7から吸い込んだ室内空気を熱交換器で熱交換して吹出口10から室内へと吹き出す空気調和装置100である。空気調和装置100は、運転時、シャッター11を下方へ移動させて吹出口10を開放させると共に、停止時、シャッター11を上方へ移動させて吹出口10を閉塞させる。このとき、シャッター11を上下方向に移動させる機構として、長手方向の両端部にそれぞれ第一のローラ30を設けた一対のローラベース27と、各ローラベース27を幅方向の両側部にそれぞれ設けたベース17と、を備えている。また、シャッター11の両側部にそれぞれ設けられ、第一のローラ30を案内するレール溝34が形成された一対の第一のレール20および21を備えている。さらに、モーター28の駆動により回転するピニオン23と、シャッター11に設けられ、長手方向の両端部に第二のローラ25を有し、ピニオン23に歯合されたラック22と、を備えている。さらに、ベース17は、第二のローラ25を案内する一対の第二のレール26を有し、ラック22は、長手方向の両端部に幅方向に向けて配置される一対の第二のローラ25を有している。そして、第一のローラ30は、第一のレール20および21をシャッター11の奥行方向に押圧し、第二のローラ25は、第二のレール26をシャッター11の幅方向に押圧するものである。
これにより、本実施の形態1の空気調和装置100では、シャッター11の移動時または停止時に幅方向である左右方向に生じるガタツキX2を、第一のローラ30と、第一のレール20および21と、で抑制する。また、奥行方向である前後方向に生じるガタツキZ2を、第二のローラ25と、第二のレール26と、で抑制する。したがって、本実施の形態1の空気調和装置100は、シャッター11の移動時または停止時に前後左右に生じるガタツキX2およびZ2を抑制し、このガタツキX2およびZ2によって発生するシャッター11と周辺部品との接触を未然に防止できる。
実施の形態2.
前述した実施の形態1では、第二のローラ25がラック22に取り付けられ、第二のローラ25が左右方向に押圧しながら係合される第二のレール26がベース17に形成されているものであった。ここでは、第二のローラ25がベース17に取り付けられ、第二のローラ25が左右方向に押圧しながら係合される第二のレール33がシャッター本体11aに取り付けられることで、シャッター11の天面の左右方向のガタツキを抑制する実施の形態2を説明する。
図13は、実施の形態2における空気調和装置100のシャッター11の説明に供する分解斜視図である。図14は、実施の形態2における空気調和装置100のベース17を示す斜視図である。図15は、実施の形態2における空気調和装置100の第二のレール33と第二のローラ25との位置関係を上方から見て示す模式図である。図16は、実施の形態2における空気調和装置100の第二のレール33と第二のローラ25との位置関係を正面から見て示す模式図である。
図13に示すように、シャッター11の可動側18は、シャッター本体11aの背面にシャッター11を開閉させるように上下に案内する第一のレール20および21と、一対の第二のレール33と、がねじ締結等により取り付けられている。これら、第一のレール20および21と、一対の第二のレール33とは、それぞれ左右対称形状で、シャッター11の長手方向の長さと同等の長さを有する。第一のレール20および21は、第一のローラ30を案内するために形成されたレール溝34を備えている。そして、第一のレール20および21の間に配置されるラック22が、シャッター本体11aの背面にねじで締結されている。
図14に示すように、シャッター11の固定側19は、ベース17と、このベース17の前面側における上下端部の左右に取り付けられたボールベアリング等からなる第二のローラ25と、を備えている。これら上側の第二のローラ25と、下側の第二のローラ25との間の距離は、シャッター11の長さからシャッター11の移動距離を差し引いた距離とほぼ同じ長さを有する。また、このベース17の前面の左右端部には、ベース17の長手方向の長さと同等の長さを有するローラベース27がねじで締結されている。そして、このベース17の中央部付近に、ピニオン23が露出した状態で配置されたモーター28が、ベース17の裏側からねじで締結されている。また、シャッター11の上下開閉検出センサー29が、シャッター11の移動距離分上下に離れて配置され、ベース17の裏側に取り付けられている。
図15に示すように、ベース17に取り付けられた第二のローラ25は、シャッター本体11aに取り付けられた第二のレール33に案内され、シャッター11の上下方向に移動可能となっている。
次に、シャッター11の左右方向のガタツキを抑える構造について説明する。
図15に示すように、シャッター11の左右方向のガタツキX2は、次のように求めることができる。すなわち、第二のローラ25の左右方向のガタツキをX1、第二のローラ25の上下間距離をW1、シャッター11の天面と下部の第二のローラ25までとの距離をW2とすると、X2=X1W2/W1という式によって求められる。
本実施の形態2の空気調和装置100は、第二のローラ25をベース17の上下端部に配置して、これら上下の第二のローラ25間の距離W1を長くすることで、ガタツキX2を抑える。ここで、第二のローラ25間の距離W1はシャッター11の長さからシャッター11の移動距離を差し引いた距離に近づけられる。
以上のように、本実施の形態2の空気調和装置100では、ベース17に取り付けられた第二のローラ25間の上下間距離を長く設定することで、シャッター11の天面で発生する左右方向のガタツキX2を抑制するようにしている。このため、前述した実施の形態1の空気調和装置100よりもシャッター11の天面の左右方向に発生するガタツキX2を抑えることができる。また、前述したように、シャッター11の天面で発生する左右のガタツキX2を抑えることにより、実施の形態1の空気調和装置100よりもシャッター11の停止時または運転時に発生する周辺部品との接触を抑えることができる。
実施の形態3.
前述した実施の形態1および2の空気調和装置100は、シャッター11の停止時または運転時に発生する周辺部品との接触を抑えるものであるが、次にシャッター11の停止時におけるシャッター11の前後方向のガタツキを抑制する実施の形態3を説明する。
図17は、実施の形態3に係る空気調和装置100のシャッター停止状態におけるローラベース27と第一のローラ30との位置関係を示す模式図である。図18は、実施の形態3に係る空気調和装置100のシャッター動作状態におけるローラベース27と第一のローラ30との位置関係を示す模式図である。図19は、実施の形態3に係る空気調和装置100の第一のレール20および21と第一のローラ30との位置関係を示す模式図である。
本実施の形態3の場合、図17~図19に示すように、第一のローラ30を案内する第一のレール20および21のレール溝34には、その溝幅が狭くなる方向に突出した凸部35が設けられている。この凸部35は、シャッター11の停止状態である吹出口10の閉塞状態、または、吹出口10の開放状態において、第一のローラ30が停止する位置に配置されている。このとき、凸部35の設置数は、単数でもよいし、複数でもよい。また、図19に示すように、凸部35が複数設けられる場合、その配置間隔は、シャッター11の移動距離に等しい距離とする。
このように、本実施の形態3の空気調和装置100では、シャッター11が停止位置で止まるときに、第一のローラ30が通る第一のレール20および21の溝幅が凸部35によって狭くなる。これにより、本実施の形態3の空気調和装置100は、シャッター11の停止状態でのシャッター11の前後方向のガタツキを抑制するようにしている。したがって、本実施の形態3の空気調和装置100では、シャッター11の停止状態におけるシャッター11の前後方向のガタツキを抑えることができる。
1 装置本体、1a キャビネット、2 送風ファン、3 下パネル、4 グリルベース、4a 開口部、5 吸込グリル、6 吸込グリル、7 吸込口、8 フィルタ、9 フィルタ、10 吹出口、11 シャッター、11a シャッター本体、12 サイドカバー、14 ルーバユニット、15 水平ルーバ、16 パネル、17 ベース、18 可動側、19 固定側、20 第一のレール、22 ラック、23 ピニオン、24 ギア、25 第二のローラ、26 第二のレール、27 ローラベース、28 モーター、29 上下開閉検出センサー、30 第一のローラ、31 スペーサ、32 ねじ、33 第二のレール、34 レール溝、35 凸部、100 空気調和装置。

Claims (4)

  1. 吸込口と吹出口とを有する装置本体を備え、前記吸込口から吸い込んだ室内空気を熱交換器で熱交換して前記吹出口から室内へと吹き出す空気調和装置であって、
    運転時は前記吹出口を開放し、停止時は前記吹出口を閉塞するシャッターを有し、
    前記シャッターは、
    長手方向の両端部にそれぞれ奥行方向に向けて配置される第一のローラを設けた一対のローラベースと、
    各前記ローラベースを幅方向の両側部にそれぞれ設けたベースと、
    前記ベースの両側部にそれぞれ設けられ、前記第一のローラを案内する一対の第一のレールと、
    前記ベースに設けられ、モーターの駆動により回転するピニオンと、
    前記ベースに対向して設けられ、前記ピニオンに歯合されたラックと、を備えており
    記ラックは、長手方向の両端部に幅方向に向けて配置される一対の第二のローラを有し
    前記ベースは、前記第二のローラを案内する一対の第二のレールを有し
    前記第一のローラは、前記第一のレールを前記シャッターの奥行方向に押圧し、
    前記第二のローラは、前記第二のレールを前記シャッターの幅方向に押圧する、空気調和装置。
  2. 各前記ローラベースの前記長手方向における前記第一のローラ間の距離を、前記シャッターの長手方向の長さから前記シャッターの移動距離を差し引いた距離に近づけると共に、前記ラックの前記長手方向における前記第二のローラ間の距離を前記シャッターの移動距離に近づける、請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記第二のローラが前記ベースに取り付けられ、前記第二のレールが前記シャッターに取り付けられている、請求項1に記載の空気調和装置。
  4. 前記第一のレール溝部における前記シャッターの停止位置に、前記溝部の幅を狭める方向に突出した凸部が設けられている、請求項1~3のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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