JP7054731B2 - 対話システム - Google Patents

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Description

本発明は、対話システムに関する。
特許文献1には、自然文で入力された質問に対応するよくある質問とその回答の組合せをFAQデータベースから選択するシステムが開示されている。このシステムでは、例えば、ユーザが入力した質問におけるキーワードの出現回数、キーワードの位置などによって、よくある質問の優先順位が決定されている。また、優先順位の高い質問に基づいて、質問内容を絞り込むための逆質問(聞き返し)が出力される。
特開2015-36945号公報
ところで、上記のようなシステムでは、ユーザの誤入力等によって、システムが保持するキーワードと表記の異なるキーワードが入力されることが考えられる。この場合、システムではキーワードを特定することができず、ユーザの質問意図を正しく理解することができない。そこで、入力されたキーワードの表記の揺れを補正等することが考えられる。しかしながら、このような補正がユーザの質問意図に沿っていない場合には、却って質問の絞り込みに時間が掛かることが考えられる。
本発明の一側面は、誤入力等に対して効率的に対処できる対話システムを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る対話システムは、ユーザによる文字列の入力に対してユーザの追加入力を促す応答を行い、ユーザの入力に対応する結果文を決定する対話システムであって、結果文の候補である結果文候補、及び、当該結果文候補に対応付けられる一又は複数の格納キーワードを含む格納キー群、を記憶する記憶部と、文字列の入力に基づいて、文字列に対応付けられる一又は複数の入力キーワードを含む入力キー群を取得するキーワード取得部と、入力キー群と格納キー群との一致度に基づいて結果文候補の優先順位を決定する順位決定部と、順位決定部によって決定された最優先の順位の結果文候補を選択し、選択された当該結果文候補に基づいて、ユーザの追加入力を促す応答を提示する提示部と、を備え、キーワード取得部は、文字列と所定の対応する関係にある格納キーワードがある場合に、当該格納キーワードに付加情報を付与して入力キーワードとして取得し、順位決定部は、キーワード取得部によって取得された入力キーワードに付加情報が付与されている場合において、当該付加情報が付与された入力キーワードが一致度に与える影響を低減し、追加入力を促す応答に前記付加情報が付与された入力キーワードが含まれている場合において、ユーザによって否定を意味する回答が入力されたときには、キーワード取得部は、当該付加情報が付与された前記入力キーワードを入力キー群から削除する。
上記の対話システムにおいて、ユーザによって文字列が入力されると、キーワード取得部によって入力キー群が取得される。また、記憶部では結果文候補に対応付けられた格納キー群が記憶されている。順位決定部では、入力キー群と格納キー群との一致度に基づいて結果文候補の優先順位を決定している。一側面の対話システムでは、文字列と所定の対応する関係にある格納キーワードに付加情報を付与して入力キーワードとして取得し得る。すなわち、ユーザの誤入力等があったとしても、入力された文字列と所定の対応する関係にある格納キーワードが入力キーワードとして取得され得る。付加情報が付与された入力キーワードが一致度に与える影響は、他の入力キーワードに比べて低減されている。そのため、付加情報が付与された入力キーワードの取得がユーザの意図に沿っていない場合であっても、本来の意図に沿った候補質問が埋もれてしまうことがない。一方、付加情報が付与された入力キーワードの取得がユーザの意図に沿っている場合には、当該入力キーワードが一致度に反映されることによって、ユーザの意図する結果文候補に到達しやすい。これにより、ユーザの誤入力等に対して効率的に対処することができる。
本発明の一形態によれば、誤入力等に対して効率的に対処できる対話システム対話システムを提供することができる。
一実施形態に係る対話システムの構成を示すブロック図である。 FAQデータベースを説明するための図である。 ゆらぎ辞書を説明するための図である。 入力キー群と格納キー群との関係を説明するための図である。 マッチリストを説明するための図である。 対話システムの動作を示すフロー図である。 対話システムの動作を示すフロー図である。 端末装置に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置に表示される英語表記における画面の一例を示す図である。 対話装置のハードウェア構成を示す図である。
以下、本開示における一実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。便宜上、実質的に同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。なお、本実施形態においては、特に断りがない場合には、日本語での入力を想定している。
図1は、本開示における一実施形態に係る対話システムの構成を示すブロック図である。対話システム1は、ユーザによる文字列の入力に対してユーザの追加入力を促す応答(聞き返し)を行い、ユーザの意図を特定するシステムである。本実施形態に係る対話システム1は、最適なFAQ(Frequently Asked Questions)を特定するシステムであり、ユーザによる文字列の入力に対して、ユーザが求める質問文を特定するための聞き返し文を端末に出力する。そして、当該聞き返し文に対する追加入力がユーザから入力されることによって、質問文が特定されるようになっている。例えば、ユーザによって日本語で「購入する方法きかん」(これは‘how to purchase, Kikan’を意味する)という文章が入力された場合、この入力に対応する質問文を特定するための聞き返し文が出力される。なお、この文章は、「購入する方法」(これは‘how to purchase’を意味する)の問い合わせを示しているが、「きかん」(‘Kikan’と読む)が何を意味するのか不明な文字列である、ことを示している。聞き返し文は、例えば、「○○についての質問ですか」のような、ユーザに対してキーワードを質問するための文章、又は、「○○という質問ですか」のような、ユーザに対して質問文を確認するための文章であってよい。聞き返し文に対するユーザの追加入力は、例えば「はい」、「いいえ」等であってよい。追加入力によって質問文が特定された場合、対話システム1は特定された質問文及び質問文の回答を出力する。
対話システム1は、端末装置10と、対話装置20と、FAQデータベース30とを含んでいる。対話装置20は、移動体通信網あるいはインターネット等の通信網を介して、端末装置10及びFAQデータベース30と互いにデータの送受信を行うことができる。 端末装置10は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータなどの情報処理端末である。端末装置10は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、通信モジュールなどのハードウェアから構成されている。端末装置10は、通信網を介して対話装置20との間で情報の送受信を行う。端末装置10は、ユーザ入力部11と、表示部12とを含んでいる。ユーザ入力部11は、ユーザからの入力文の入力を受け付ける。また、ユーザ入力部11は、端末装置10からの聞き返しに対するユーザからの追加入力の入力を受け付ける。ユーザ入力部11によって受け付けられた入力文、追加入力等は、対話装置20に出力される。ユーザ入力部11は、例えばタッチパネルディスプレイであり、ユーザによる操作に基づいて入力文、追加入力等を取得する。なお、ユーザ入力部11は、ボタン、キーボード、マイク等によって構成されてもよい。
表示部12は、ユーザ入力部11によって受け付けられた入力文、追加入力等を表示する。また、表示部12は、対話装置20から入力された聞き返し文等の情報を表示する。ユーザ入力部11がタッチパネルディスプレイによって構成されている場合、表示部12はユーザ入力部11と同じタッチパネルディスプレイによって構成され得る。
FAQデータベース30は、一例としてサーバコンピュータなどの情報処理端末であり、CPU、メモリ、通信モジュールなどのハードウェアから構成されている。図2は、FAQデータベースに格納されているデータの一例である。図2に示すように、FAQデータベース(記憶部)30は、質問文(結果文候補)と、質問文に対応付けられる一又は複数の格納キーワードを含む格納キー群と、質問文の回答と、を格納している。格納キー群を構成する格納キーワードは、形態素解析によって質問文から抽出された単語である。例えば、日本語で入力された質問文が「購入する方法」(how to purchase)である場合、格納キー群は格納キーワードとして「購入」(これは‘purchase’ を意味する)及び「方法」(これは‘how to’ を意味する)を有する。回答は、FAQデータベース30を管理するシステム運営者によって管理された情報であり、例えばシステム運営者によって登録されている。なお、質問文がFAQデータベース30に格納される際に、各質問文には数字等によってIDが付与されてもよい。
また、FAQデータベース30は、ゆらぎ辞書を格納している。図3は、ゆらぎ辞書を説明するための図である。図3に示すように、ゆらぎ辞書には、格納キーワードと、格納キーワードに対するゆらぎ表記とが互いに対応付けられて格納されている。ゆらぎ表記は、格納キーワードとの距離が近い文字列である。距離とは、二つの文字列同士がどの程度似ているかを示す指標であってよい。例えば、音の類似度、意味の類似度、入力方法に起因する類似度を用いて、類似度が高いほど距離が小さくなるように、距離が定義されてもよい。本実施形態では、ゆらぎ表記の例として、読み方、類義語、誤入力パターンが示されている。読み方は、格納キーワードをかな表記した文字列である。類義語は、図示される「起動」(‘activate’ を意味する)とコンピュータ用語の「ブート」(‘boot’ を意味する)のように、日本語と外来語の関係であってもよいし、日本語同士であってもよい。誤入力パターンは、ユーザが誤って入力しやすい文字列である。図示例では、「メール」(’mailを意味する)の誤入力パターンとして「mail」をローマ字入力の日本語キーボードで打ち込んだ結果である「まいl」が示されている。なお、ゆらぎ表記は、「メール」に対する「mail」のように、外来語の外国語表記を含んでもよい。
対話装置20は、一例としてサーバコンピュータなどの情報処理端末であり、CPU、メモリ、通信モジュールなどのハードウェアから構成されている。図1に示すように、対話装置20は、入力部21と、キーワード取得部22と、カテゴリ生成部23と、順位決定部24と、提示部26と、を含んでいる。入力部21は、ユーザによって端末装置10から入力された入力文、追加入力等を、通信網を介して受け付ける部分である。
キーワード取得部22は、入力部21によって受け付けられた入力文に基づいて、一又は複数の入力キーワードを含む入力キー群を取得する。取得された入力キー群は、入力文に関連付けられて保持される。例えば、キーワード取得部22は、形態素解析等の技術を用いて入力文から単語を抽出し、抽出された単語が格納キーワードとしてFAQデータベースに格納されている場合に当該単語を入力キーワードとして取得する。例えば、日本語の入力文が「購入する方法きかん」(how to purchase, Kikan)である場合、「購入」(purchase)、及び「方法」(how to)が入力キーワードとして取得される。
また、キーワード取得部22は、入力された文字列と所定の対応する関係にある格納キーワードがある場合に、当該格納キーワードに付加情報を付与して入力キーワードとして取得する。本実施形態では、入力された文字列のなかに格納キーワードのゆらぎ表記として格納されている文字列が含まれているときに、そのゆらぎ表記に対応する格納キーワードが入力キーワードとして取得される。この入力キーワードには、格納キーワードのゆらぎ表記であることを示すゆらぎフラグ(付加情報)が付加されている。例えば、日本語の入力文が「購入する方法きかん」(how to purchase, Kikan)である場合、「きかん」(‘Kikan’と読む)がゆらぎ表記として格納されており、同じ「きかん」(‘Kikan’と読む)と読む「既刊」(‘already issued book’ を意味する)が入力キーワードとして取得される。なお、図示例では、FAQデータベース30に、読み方が「きかん」(‘Kikan’と読む)である「期間」(period)も格納キーワードとして格納されている。このように、異なる格納キーワードに同じゆらぎ表記が対応付けられて格納されている場合には、異なる格納キーワードのなかの一つが入力キーワードとして取得され得る。例えば、取得される入力キーワードを含む質問文の数が最も多くなるように、格納キーワードが選択されてもよい。
なお、本実施形態において、キーワード取得部22は、入力文から抽出された単語が格納キーワードに一致する場合には、当該単語に一致するゆらぎ表記があったとしても、一致する格納キーワードを優先して取得する。また、キーワード取得部22は、抽出された単語に一致する格納キーワードがない場合には、抽出された単語の読み方を用いてゆらぎ表記を検索してもよい。例えば、格納キーワードに「機動」(mobile)を含まない場合、入力文から「機動」(‘mobile’と読む)が抽出されたときには、「機動」(mobile)の読み方である「きどう」(’Kidou’と読む)を検索語として「起動」(‘activate’ を意味する)が取得され得る。以下の説明においては、ゆらぎフラグが付加された入力キーワードをゆらぎキーワードという場合がある。
また、キーワード取得部22は、入力文を特定するための聞き返し文に対するユーザの追加入力に基づいて、入力キー群を更新し得る。すなわち、キーワードを質問する聞き返しに対するユーザの追加入力が入力部21によって取得された場合、当該追加入力に基づいて入力キーワードが追加され得る。例えば、「「一括」についての質問ですか?」という聞き返し文に対して肯定的な回答が取得された場合、「一括」が入力キーワードとして追加されるように入力キー群が更新される。なお、聞き返し文は後述の提示部26によって端末装置10に提示される。
また、聞き返し文にゆらぎキーワードが含まれている場合において、ユーザによって否定を意味する回答が入力されたときには、キーワード取得部は、当該ゆらぎキーワードを入力キー群から削除する。例えば、日本語の入力キーワードを構成する「既刊」、「購入」及び「方法」(method)のうちの「既刊」(already issued)がゆらぎキーワードである場合、「「既刊を購入する方法」(how to purchase the already issued book)という質問ですか?」という聞き返し文に対して否定的な回答が取得された場合、キーワード取得部22は、「既刊」(already issued book)を入力キー群から削除する。この場合、図3のように、ゆらぎ辞書に同じゆらぎ表記である「きかん」(‘Kikan’と読む)を有する「期間」(period)が格納されているときには、キーワード取得部22によって、「期間」(period)が新たにゆらぎキーワードとして取得される。
カテゴリ生成部23は、FAQデータベース30に格納された質問文を複数のカテゴリに分類する。本実施形態では、カテゴリ生成部23は、入力キーワードを少なくとも一つ含む格納キー群に対応した質問文をFAQデータベース30から取得する。そして、カテゴリ生成部23は、キーワード取得部22によって取得された入力キー群とFAQデータベース30が有する格納キー群との比較に基づいて、取得した質問文を分類する。
カテゴリ生成部23における入力キー群と格納キー群との比較方法では、マッチキー、不足キー及び過剰キーが定義されている。マッチキーは、入力キー群の入力キーワードに一致する格納キー群の格納キーワード、として定義され得る。例えば、入力キー群が「既刊」(already issued book)、「購入」(purchase)及び「方法」(how to)という入力キーワードを有している場合において、格納キー群が「購入」(purchase)、「新刊」(‘new book’を意味する)及び「方法」(how to)という格納キーワードを有しているとき、当該格納キー群に対応する質問文はマッチキーとして「購入」(purchase)及び「方法」(how to)を有する。
不足キーは、入力キー群に不足する格納キー群の格納キーワード、として定義され得る。例えば、入力キー群が「既刊」(already issued book)、「購入」(purchase)及び「方法」(how to)という入力キーワードを有している場合において、格納キー群が「購入」(purchase)、「新刊」(new book)及び「方法」(how to)という格納キーワードを有しているとき、当該格納キー群に対応する質問文は不足キーとして「新刊」(new book)を有する。
過剰キーは、格納キー群に対して過剰に取得された入力キー群の入力キーワードであって、ゆらぎキーワードでない入力キーワード、として定義され得る。例えば、入力キー群が「既刊」(already issued book)、「購入」(purchase)及び「方法」(how to)という入力キーワードを有しており、「既刊」(already issued book)がゆらぎキーワードであるとする。この場合において、格納キー群が「購入」(purchase)という格納キーワードを有しているとき、当該格納キー群に対応する質問文は過剰キーとして「方法」(how to)のみを有する。「既刊」(already issued book)は過剰キーとはならない。
カテゴリ生成部23は、不足キーの有無および過剰キーの有無に基づいて、質問文を複数のカテゴリに分類する。カテゴリ生成部23によって定義されるカテゴリは、完全マッチ、不足マッチ、過剰マッチ及び過不足マッチを含む。
完全マッチは、入力キー群と格納キー群とが完全に一致した状態として定義される。すなわち、カテゴリ生成部23は、不足キーが無く、且つ、過剰キーが無い格納キー群に対応する質問文を完全マッチに分類する。
不足マッチは、格納キー群に対して入力キーワードが不足している状態として定義される。すなわち、カテゴリ生成部23は、不足キーが有り、且つ、過剰キーが無い格納キー群に対応する質問文を不足マッチに分類する。
過剰マッチは、格納キー群に対して入力キーワードが過剰に取得された状態として定義される。すなわち、カテゴリ生成部23は、不足キーが無く、且つ、過剰キーが有る格納キー群に対応する質問文を過剰マッチに分類する。
過不足マッチは、格納キー群に対して入力キーワードが不足し、且つ、格納キー群に対して入力キーワードが過剰に取得された状態として定義される。すなわち、カテゴリ生成部23は、不足キーが有り、且つ、過剰キーが有る格納キー群に対応する質問文を過不足マッチに分類する。
図4は、入力キー群と格納キー群との関係を説明するための図であり、入力キー群を構成する入力キーワード、及び、格納キー群を構成する格納キーワードを、便宜的にアルファベットによって表現している。図4の例では、入力文に基づいてA,B,Cの入力キーワードからなる入力キー群が取得されている。入力キーワードのうちCはゆらぎキーワードである。また、FAQデータベース30から取得された質問文は、1~9のIDを有し、A~Kのうちの1又は複数の格納キーワードを有している。
入力キーワードがA,B,Cであるため、格納キー群に含まれる格納キーワードのうちA,B,Cはマッチキーとしてカウントされる。マッチキーのカウントによって、マッチキーの数に応じた情報であるマッチ数(マッチ数情報)が得られる。本実施形態では、ゆらぎフラグが付加されていないA及びBをマッチキーとしてカウントする場合、一つの格納キーワードのマッチ数が1としてカウントされる。また、ゆらぎキーワードをマッチキーとしてカウントする場合には、一つのゆらぎキーワードのマッチ数が1よりも小さい数値である0.5としてカウントされる。このように、ゆらぎキーワードをマッチキーとしてカウントする場合には、一つの入力キーワードがマッチ数に与える影響が低減されている。また、格納キー群に含まれる格納キーワードのうちD~Kは不足キーとしてカウントされる。また、各IDにおいて、格納キー群に存在しないキーワードA~CのうちゆらぎキーワードではないA及びBは、過剰キーとしてカウントされる。
例えば、ID9の質問文は、格納キー群にA及びCを含んでいるため、マッチ数が1.5であり、格納キー群にF及びEを含んでいるため、不足数が2であり、格納キー群にBを含んでいないため、過剰数が1となっている。また、ID2の質問文は、格納キー群にA及びBを含んでいるため、マッチ数が2であり、格納キー群に不足キーを含まないため、不足数が0である。このID2では、格納キー群にCを含んでいないものの、Cはゆらぎキーワードであるため、過剰数が0となっている。
図5は、マッチリストを説明するための図である。図5では、図4の例における質問文のマッチリストが示されている。不足数及び過剰数がいずれもゼロであるID3及びID2が完全マッチに分類されている。過剰数がゼロであり、不足数がゼロ以外であるID7,ID4及びID6が不足マッチに分類されている。不足数がゼロであり、過剰数がゼロ以外であるID8及びID1が過剰マッチに分類されている。不足数及び過剰数がいずれもゼロ以外であるID9及びID6が過不足マッチに分類されている。
上述の通り、キーワード取得部22は、入力文を特定するための聞き返し文に対するユーザの追加入力に基づいて、入力キー群を更新する。この場合、入力キー群と格納キー群との対比結果に変動が生じ得る。そこで、カテゴリ生成部23は、キーワード取得部22によって入力キー群が更新された場合に、質問文を再分類する。
順位決定部24は、入力キー群と格納キー群との一致度に基づいて質問文の優先順位を決定する。一致度は、格納キー群が入力キー群にどの程度一致しているかを示す指標である。本実施形態では、一致度は、完全マッチ>不足マッチ>過剰マッチ>過不足マッチの順番に高くなるように決定される。すなわち、順位決定部24は、完全マッチに分類された質問文から順番に優先順位を決定する。
さらに、順位決定部24は、入力キー群と格納キー群との一致度に基づいて各カテゴリ内における質問文の優先順位を決定する。カテゴリ内の優先順位の決定において、順位決定部24は、質問文のマッチ数が大きいほど一致度が大きくなるように、各質問文の一致度を決定する。なお、ゆらぎキーワードをマッチキーとしてカウントする場合のマッチ数が低減されているため、ゆらぎフラグが付加されていない入力キーワードに比べて、ゆらぎキーワードが一致度に与える影響は低減されている。順位決定部24は、一致度が大きい順番に優先順位を決定する。また、質問文のマッチ数が同じである場合のように、同じカテゴリに分類された質問文の優先順位が競合する場合には、順位決定部24は、不足数又は過剰数が少ないほど一致度が高くなるように、各質問文の一致度を決定してもよい。 上述の通り、キーワード取得部22は、入力文を特定するための聞き返しに対するユーザの回答に基づいて、入力キー群を更新する。この場合、入力キー群と格納キー群との対比結果に変動が生じ得る。そこで、順位決定部24は、キーワード取得部22によって入力キー群が更新された場合に、質問文の優先順位を更新する。
提示部26は、順位決定部24よって決定された最優先順位の質問文を選択する。そして、提示部26は、選択された当該質問文に基づいて、聞き返し文を端末装置10に出力する。例えば、最優先の質問文が完全マッチ又は過剰マッチに分類されている場合、提示部26は質問文を確認するための聞き返し文を端末装置10に出力する。一例として、提示部26は、質問文の全文を取得する。そして、提示部26は、引用符を用いて質問文の全文を引用した聞き返し文を生成し、この生成した聞き返し文を端末装置10に出力する。また、最優先の質問文が不足マッチ又は過不足マッチに分類されている場合、提示部26は質問文が有する不足キーを質問する聞き返し文を端末装置10に出力する。一例として、提示部26は、質問文が有する不足キーを取得する。そして、提示部26は、引用符を用いて不足キーを引用した聞き返し文を生成し、この生成した聞き返し文を端末装置10に出力する。なお、質問文が複数の不足キーを有している場合には、複数の不足キーの中から一の不足キーが選択されて聞き返し文が生成される。
続いて、対話システム1の動作について説明する。図6は、対話システムの動作を説明するためのフローチャートである。対話システム1では、まずユーザの入力文が受け付けられる。すなわち、ユーザが端末装置10のユーザ入力部11によって入力文を入力する。これにより、対話装置20の入力部21は入力文を取得する(ステップS1)。
続いて、キーワード取得部22は、入力文に基づいて入力文に対応する入力キーを取得する(ステップS2)。例えば、ステップS1において、入力キーワードとしてA,B,Cを含む入力文が入力されたものとする。この場合、キーワード取得部22は、A,B,Cを入力キーワードとして含む入力キー群を取得する。
続くステップS3では、質問文決定処理が実行される。図7に示すように、まず、カテゴリ生成部23によって、入力文に対応したマッチリストが生成される(ステップS31)。ステップS31では、まず、カテゴリ生成部23によって、FAQデータベース30に格納された質問文の中から入力キーワードの少なくとも一つを格納キーワードとして含む質問文が取得される。そして、取得された質問文の格納キーワードがマッチキー、不足キー、過剰キーにそれぞれ振り分けられ、質問文毎にマッチキー、不足キー及び過剰キーの数が導出される。カテゴリ生成部23は、不足キーの有無及び過剰キーの有無に基づいて、質問文のそれぞれを完全マッチ、不足マッチ、過剰マッチ及び過不足マッチのいずれかに分類する。それぞれのカテゴリに複数の質問文が分類されている場合、順位決定部24によってカテゴリ内における優先順位が決定される。
本実施形態では、順位決定部24によって、完全マッチ、不足マッチ、過剰マッチ、過不足マッチの順にマッチリスト間の優先順位が決定されている。そこで、続くステップS32では、マッチリスト内に完全マッチがあるか否かが判断される。マッチスト内に完全マッチがある場合、完全マッチ内の最優先の質問文が順位決定部24によって選択される(ステップS33)。図4、図5の例では、完全マッチに分類された質問文の中からマッチ数が最も大きいID3の質問文が選択される。
ステップS32で完全マッチがないと判断された場合、マッチリスト内に不足マッチがあるか否かが判断される(ステップS34)。マッチスト内に不足マッチがある場合、不足マッチ内の最優先の質問文が順位決定部24によって選択される(ステップS35)。図4、図5の例では、不足マッチに分類された質問文の中からマッチ数が最も大きいID7の質問文が選択される。
ステップS34で不足マッチがないと判断された場合、マッチリスト内に過剰マッチがあるか否かが判断される(ステップS36)。マッチスト内に過剰マッチがある場合、過剰マッチ内の最優先の質問文が順位決定部24によって選択される(ステップS37)。図4、図5の例では、過剰マッチに分類された質問文の中からマッチ数が最も大きいID8の質問文が選択される。
ステップS36で過剰マッチがないと判断された場合、過不足マッチ内の最優先の質問文が順位決定部24によって選択される(ステップS38)。図4、図5の例では、過不足マッチに分類された質問文の中からマッチ数が最も大きいID9の質問文が選択される。
ステップS3における質問文決定処理が終了すると、ステップS4に進む。ステップS4では、選択された質問文に不足キーがあるか否かが判断される。不足キーがないと判断された場合、選択された質問文は完全マッチ及び過剰マッチのいずれかである。そこで、続くステップS5では、選択された質問文を特定するための聞き返し文が端末装置10に出力される。例えば、質問文の内容が「既刊を購入する方法」(how to purchase an already issued book)である場合、「「既刊を購入する方法」(how to purchase an already issued book)という質問ですか?」という聞き返し文が出力される。
端末装置10では、質問文を特定するための聞き返し文に対する追加入力が受け付けられる(ステップS6)。聞き返し文に対する追加入力が「はい」である場合、提示部26は質問文と共に質問文に対応した回答を端末装置10に出力する(ステップS7)。
一方、ステップS6における追加入力が「いいえ」の場合、対話システム1の処理はステップS10に進む。ステップS10については、後述する。
ステップS4において、不足キーがあると判断された場合、ステップS8に進む。ステップS8では、提示部26によって不足キーを質問するための聞き返し文が生成され、この聞き返し文が端末装置10に出力される。例えば、「購入する方法きかん」(how to purchase, Kikan)という入力文に対して、「既刊を一括で購入する方法」(how to purchase already issued book in bulk)という質問文が選択された場合、「「一括」(‘bulk’を意味する)についての質問ですか?」という聞き返し文が出力される。
端末装置10では、聞き返し文の表示とともに、ユーザの追加入力の受付が実行される(ステップS9)。ユーザによって聞き返し文に対する追加入力が端末装置10に入力されると、追加入力が端末装置10から対話装置20に出力される。続いて、対話システム1の処理は、ステップS10に進む。ステップS10では、ユーザからの追加入力を受けて、入力キーの更新が行われる。すなわち、ユーザがステップS8による聞き返し文を肯定する追加入力を入力した場合、キーワード取得部22は聞き返し文に含まれる不足キーを入力キーワードとして取得して、入力キー群を更新する。例えば、「「一括」(bulk)についての質問ですか?」という聞き返し文に対して「はい」という追加入力がされた場合には、「一括」(bulk)が入力キーワードとして新たに取得される。なお、マッチリストの更新は、ユーザがステップS8による聞き返し文を否定する追加入力を入力した場合には、実行されなくてもよい。
また、ユーザがステップS6による聞き返し文を否定する追加入力を入力した場合、キーワード取得部22は聞き返し文に含まれるゆらぎキーワードを削除して、入力キー群を更新する。例えば、「「既刊を購入する方法」(how to purchase an already issued book)という質問ですか?」という聞き返し文に対して「いいえ」という追加入力がされた場合には、「既刊」(already issued book)が入力キー群から削除される。
続いて、再びステップS3に戻り、更新された入力キー群に基づいて質問文決定処理が実行され、ステップS3以下の動作が繰り返される。なお、入力文の入力から最終的な質問文の特定までの動作では、同じIDの質問文を確認するための聞き返しが複数回行われないように制御されてもよい。例えば、一度ユーザに対して「「○○」という質問ですか」という確認が行われた質問文が再び最優先順位になった場合には、当該質問文の次の優先順位の質問文が提示部26によって選択されてもよい。
図8は、端末装置10の表示画面を示す図であり、端末装置10(ユーザ)と対話装置20との間の対話の経過を示している。ここでは、タッチパネルディスプレイを備えた端末装置10について説明する。したがって、表示部12はユーザ入力部11として機能し、ユーザは表示部12に表示されているアイコン等をタップすることにより情報の入力・選択を可能にする。表示部12の入力窓11aは、タッチパネルにより文字入力を受け付ける部分である。吹き出しF1~F4は、ユーザと対話システム1との間の対話を示す部分である。アイコンA1は、追加入力を受け付ける部分である。
吹き出しF1はユーザによって端末装置10に入力された入力文を示す。吹き出しF3はユーザによって端末装置10に入力された追加入力を示す。吹き出しF2、F4は、ユーザにより入力された入力文に対して、対話装置20において生成された聞き返し文を示す。図示例では、図2及び図3に示すFAQデータベース及びゆらぎ辞書を備えた対話システムの吹き出しを例示している。
例えば、端末装置10において、吹き出しF1で示される入力文が入力されると、吹き出しF2で示されるように、対話装置20から送信された聞き返し文が出力される。図示例では、聞き返し文とともに、キーワード取得部22によって取得された入力キーワードが取得キーとして表示されている。この例では、ユーザの入力文からゆらぎキーワードとして「既刊」(already issued book)が取得されている。また、吹き出しF2では、聞き返し文と共に、ユーザによって選択可能な追加入力を示すアイコンA1(はい、いいえ)が示される。ユーザは、アイコンA1をタップすることによって「はい」と「いいえ」とのいずれかを入力することができる。吹き出しF2では、質問文を確認する聞き返しが行われているため、ユーザが「はい」をタップすると質問文に対する回答が画面に表示される。
図8の例では、吹き出しF3に示すように、ユーザによって「いいえ」が入力されている。この場合、表示部12は、吹き出しF4を表示する。この例では、ユーザが吹き出しF2の聞き返しに対して「いいえ」と回答したことによって、ゆらぎキーワードである「既刊」が削除されている。そして、図2のゆらぎ辞書に示されるように、同じ読み方である「きかん」( ‘Kikan’と読む)に関連付けられた「期間」(period)が新たなゆらぎキーワードとして取得されている。
つぎに、図9を用いて、英語による質問文を入力したときの処理について説明する。吹き出しF11は、ユーザにより入力された入力文を示す。吹き出しF13はユーザによって端末装置10に入力された追加入力を示す。吹き出しF12、F14は、ユーザにより入力された入力文に対して、対話装置20において生成された聞き返し文を示す。図示例では、英語入力用のFAQデータベース及びゆらぎ辞書を備えた対話システムの吹き出しを例示している。
例えば、端末装置10において、吹き出しF11で示される入力文が入力されると、吹き出しF12で示されるように、対話装置20から送信された聞き返し文が出力される。図示例では、聞き返し文とともに、キーワード取得部22によって取得された入力キーワードがAcquisition key(取得キー)として表示されている。この例では、ユーザの入力文からゆらぎキーワードとして、”patent”, “write”, “how to”が取得されている。また、吹き出しF2では、聞き返し文と共に、ユーザによって選択可能な追加入力を示すアイコンA1(YES/NO)が示される。ユーザは、アイコンA1をタップすることによって「YES」と「NO」とのいずれかを入力することができる。吹き出しF2では、質問文を確認する聞き返しが行われているため、ユーザが「YES」をタップすると質問文に対する回答が画面に表示される。
図9の例では、吹き出しF13に示すように、ユーザによって「NO」が入力されている。この場合、表示部12は、吹き出しF14を表示する。この例では、ユーザが吹き出しF12の聞き返しに対して「NO」と回答したことによって、ゆらぎキーワードである”write”が削除されている。そして、ゆらぎ辞書に従って、”write”に関連付けられた、同じ読み方であるrightが新たなゆらぎキーワードとして取得されている。
なお、図9の例では、FAQデータベース30には、ゆらぎ辞書として、”write”と”right”とが対応付けて記憶されている。そのほか、誤入力を想定した文字列、例えば”righte”のような誤入力を想定した文字列を対応付けてもよいし、また他の異形同音異義語を対応付けてもよい。また、当然に類義語も対応付けてもよい。
以上説明したように、一実施形態に係る対話システム1では、質問文に対応付けられた格納キー群がFAQデータベース30に記憶されている。このシステムにおいて、ユーザによって文字列が入力されると、キーワード取得部22によって入力キー群が取得される。また、順位決定部24は、入力キー群と格納キー群との一致度に基づいて質問文の優先順位を決定している。上述のように、一側面の対話システム1では、文字列と所定の対応する関係にある格納キーワードにゆらぎフラグを付与して入力キーワードとして取得し得る。すなわち、ユーザの誤入力等があったとしても、入力された文字列と所定の対応する関係に該当する格納キーワードがあれば、当該格納キーワードを入力キーワード(ゆらぎキーワード)として取得する。そして、順位決定部24において質問文の優先順位が決定される際、ゆらぎ入力キーワードが一致度に与える影響は低減されている。そのため、ゆらぎキーワードの取得がユーザの意図に沿っていない場合であっても、本来の意図に沿った質問文が埋もれてしまうことがない。一方、ゆらぎキーワードの取得がユーザの意図に沿っている場合には、ゆらぎキーワードが一致度に反映されることによって、ユーザの意図に沿った質問文に到達しやすい。このように、誤入力等に対して効率的に対処することができる。また、対話システム1における対話の回数が低減されることによって、結果としてデータ通信量を削減することができる。したがって、サーバ100の処理負荷を低減し、よって、その対話のための処理効率を向上させることができる。
また、マッチ数を含む情報に基づいて一致度を決定する。ゆらぎキーワードをマッチキーとしてカウントする場合には、ゆらぎフラグが付与されていない入力キーワードをマッチキーとしてカウントする場合に比べて、順位決定部24は、一つの入力キーワードがマッチ数に与える影響を低減する。マッチ数は、入力キー群と格納キー群との間で一致したキーワードの数である。そのため、マッチ数は、入力キー群と格納キー群との一致度を直接的に示す。マッチ数に対するゆらぎキーワードの影響を低減することにより、一致度に対するゆらぎキーワードの影響を確実に低減することができる。
順位決定部24は、ゆらぎキーワードを除外したときの過剰キーの数を含む情報に基づいて一致度を決定する。具体的には、順位決定部24は、カテゴリ生成部23によって分類された完全マッチ、不足マッチ、過剰マッチ、過不足マッチの順番に質問文の優先順位を決定している。質問文が過剰キーを含んでいる場合、その質問文は過剰マッチ又は過不足マッチに分類される。しかし、過剰キーに該当する入力キーワードがゆらぎキーワードのみである場合、その質問文は優先順位の高い完全マッチ又は不足マッチに分類されることになる。これにより、ゆらぎキーワードのみが過剰キーになっている質問文の優先順位が低くなることが抑制される。
聞き返し文にゆらぎキーワードが含まれている場合において、ユーザによって否定を意味する回答が入力されたときには、キーワード取得部22は、当該ゆらぎキーワードを入力キー群から削除する。質問文が完全マッチ又は過剰マッチである場合、聞き返し文にゆらぎキーワードが含まれる場合がある。完全マッチ又は過剰マッチが質問文として選択される場合、通常は入力キーワードが十分に揃っていると考えられる。そのような状況で、質問文がユーザの意図に沿っていないと判断される場合、効率的な質問文の探索のためには、入力キーワードの見直しが有効である。ゆらぎキーワードは、他の入力キーワードに比べて、ユーザの本来の意図に沿っていない可能性が最も高い。そこで、ゆらぎキーワードを削除することによって、本来のユーザの意図に沿った質問文を探索し易くなる。
以上、実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではない。
例えば、マッチキーをカウントする場合、ゆらぎフラグが付加されていないキーワードのマッチ数を1としてカウントし、ゆらぎキーワードのマッチ数を0.5としてカウントする例を示したが、これに限定されない。本実施形態では、ゆらぎキーワードをマッチキーとしてカウントする場合に、一つの入力キーワードがマッチ数に与える影響が低減されていればよい。例えば、ゆらぎフラグが付加されていないキーワードのマッチ数を1としてカウントする場合には、ゆらぎキーワードのマッチ数を1よりも小さい例えば0.75、0.33、0.2等の値としてカウントしてもよい。また、ゆらぎキーワードのマッチ数を1としてカウントし、ゆらぎフラグが付加されていないキーワードのマッチ数を1よりも大きい1.5等の値としてカウントしてもよい。
なお、上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本開示の一実施の形態における対話装置20は、本実施形態の対話装置20の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図10は、本実施形態に係る対話装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の対話装置20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。また、端末装置10、FAQデータベース30も、同様のハードウェア構成を取ってもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。対話装置20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
対話装置20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、対話装置20の各機能は、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば対話装置20の各機能は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、上述の対話装置20の各機能は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、対話装置20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、当業者にとっては、本実施形態が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本実施形態は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本実施形態に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において特定の装置によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。例えば、特定の装置が基地局であった場合においては、当該基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局および/または基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS-GW)であってもよい。
情報等は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC)は、キャリア周波数、セルなどと呼ばれてもよい。 本明細書で使用する「システム」および「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的なものではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本明細書で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素(例えば、TPCなど)は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
移動通信端末は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多
種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーを使用することにより、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した場合においては、その要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本明細書において、文脈または技術的に明らかに1つのみしか存在しない装置である場合以外は、複数の装置をも含むものとする。本開示の全体において、文脈から明らかに単数を示したものではなければ、複数のものを含むものとする。
1…対話システム、22…キーワード取得部、23…カテゴリ生成部、24…順位決定部、26…提示部、30…FAQデータベース(記憶部)。


Claims (3)

  1. ユーザによる文字列の入力に対してユーザの追加入力を促す応答を行い、ユーザの入力に対応する結果文を決定する対話システムであって、
    前記結果文の候補である結果文候補、及び、当該結果文候補に対応付けられる一又は複数の格納キーワードを含む格納キー群、を記憶する記憶部と、
    前記文字列の入力に基づいて、前記文字列に対応付けられる一又は複数の入力キーワードを含む入力キー群を取得するキーワード取得部と、
    前記入力キー群と前記格納キー群との一致度に基づいて前記結果文候補の優先順位を決定する順位決定部と、
    前記順位決定部によって決定された最優先の順位の前記結果文候補を選択し、選択された当該結果文候補に基づいて、ユーザの追加入力を促す応答を提示する提示部と、を備え、
    前記キーワード取得部は、前記文字列と所定の対応する関係にある前記格納キーワードがある場合に、当該格納キーワードに付加情報を付与して前記入力キーワードとして取得し、
    前記順位決定部は、前記キーワード取得部によって取得された前記入力キーワードに前記付加情報が付与されている場合において、当該付加情報が付与された入力キーワードが前記一致度に与える影響を低減し、
    前記追加入力を促す応答に前記付加情報が付与された前記入力キーワードが含まれている場合において、ユーザによって否定を意味する回答が入力されたときには、前記キーワード取得部は、当該付加情報が付与された前記入力キーワードを前記入力キー群から削除する、
    対話システム。
  2. 前記順位決定部は、前記入力キー群のうち前記格納キー群に一致する前記入力キーワードをマッチキーとして定義し、前記マッチキーの数に応じた情報であるマッチ数情報に基づいて前記一致度を決定し、
    前記付加情報が付与された前記入力キーワードを前記マッチキーとしてカウントする場合には、前記付加情報が付与されていない前記入力キーワードを前記マッチキーとしてカウントする場合に比べて、一つの前記入力キーワードが前記マッチ数情報に与える影響を低減する、請求項1に記載の対話システム。
  3. 前記順位決定部は、前記格納キー群に対して過剰に取得された前記入力キー群の前記入力キーワードを過剰キーとして定義し、前記付加情報が付与された入力キーワードを除外したときの前記過剰キーの数を含む情報に基づいて前記一致度を決定する、請求項1又は2に記載の対話システム。
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