JP7053002B2 - 熱交換用配管を備えた熱交換システム、及び熱交換用マットの製造方法 - Google Patents
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Description
地中に埋設された既設管と、
該既設管の内壁に固定された熱交換用配管と、を備え、
前記既設管内を流れる流体と前記熱交換用配管内を流れる熱交換媒体との間で熱交換を行う熱交換システムにおいて、
前記熱交換用配管を複数並列してマット状に形成した熱交換用マットと、
前記熱交換用マットを前記既設管の内壁に押し付けて固定する固定部材と、を備え、
前記熱交換用マットは、前記既設管の伸長方向に流路が形成されるように断面略円形状の前記熱交換用配管が複数並列され、幅方向に円弧形状が連なる凹凸状の表面を有しており、前記熱交換用配管は、少なくとも前記流体が流通する側の表面に、前記熱交換媒体と前記流体との間の伝熱性能を高め、且つ前記熱交換媒体の流路と異なる材料で構成されたコーティング層を有し、
前記コーティング層は、前記熱交換用配管よりも熱伝達率の高い材料からなり、前記熱交換用配管の円弧形状の表面に沿って断面略円弧形状に形成され、
前記固定部材は、前記コーティング層を介して前記熱交換用マットを構成する各熱交換用配管の頂部と当接された状態で取り付けられたことを特徴とする。
複数の熱交換用配管を並列配置してマット状に形成した熱交換用マットであって、地中に埋設された既設管の内壁に固定されて、前記熱交換用配管を流れる熱交換媒体と前記既設管を流れる流体との間で熱交換を行う熱交換システムに用いられる熱交換用マットの製造方法であって、
並列する複数の熱交換用配管を連結した樹脂材料からなる配管束を形成する配管束形成工程と、
該配管束形成工程後の高温の前記配管束を所定の温度まで一次冷却する一次冷却工程と、
該配管束の表面に、前記樹脂材料よりも熱吸収率及び/又は熱伝達率の高い塗料を塗布してコーティング層を形成するコーティング層形成工程と、
前記コーティング層が形成された前記配管束を二次冷却して硬化させる硬化工程と、
を含み、
前記塗料は、フレーム処理若しくはプラズマ処理された前記配管束の表面、又は前記所定の温度に加熱された状態にある前記配管束の表面に対して塗布されることを特徴とする。
前記コーティング層形成工程において、
前記塗料は、シリコンカーバイド及び/又はカーボンナノチューブ材を含む粉末体と溶材とを混合したものであり、該塗料をブラッシング、スプレー、又は浸漬塗装によって前記配管束の表面に塗布することを特徴とする。
図1は、本発明の第1の実施の形態である熱交換システムを模式的に示す概略図である。熱交換システム10は、地中に埋設された既設管である下水管70に適用される。下水管70は2つのマンホール72,74の間に配設され、この2つのマンホール72,74を連通している。熱交換システム10は、複数の熱交換用配管20と、熱交換用配管20を下水管70に固定する固定部材となる更生管30と、ヒートポンプユニット40とを備える。なお、図1では下水管70及びマンホール72,74内の下水78の記載を省略している。
図3~図5を用いて、本発明の第2の実施の形態である熱交換システム10について説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態である熱交換システム10を模式的に示す、図2と同様の断面図である。図3~図5において、第1の実施の形態と対応する部位には同一符号を付している。以下に説明する第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成については詳細な説明を省略する。
次に、図8を用いて熱交換用マット50の変形例1を説明する。変形例1の熱交換用マット50は、平板状の両面が凹凸のない平滑面状に形成されている。複数の熱交換用配管52は、断面略四角形状であって隣接する熱交換用配管52の側面が一体化されており、流路断面が略四角形状に形成されている。また、熱交換用マット50の更生管30側の表面には、熱交換用配管52よりも熱吸収率及び熱伝導率の高いコーティング層55が形成されている。
次に、図9を用いて熱交換用マット50の変形例2を説明する。変形例1の熱交換用マット50は、下水管70の内壁と対向する外側表面50aが平面状であって、更生管30と対向する内側表面50bが幅方向に円弧形状が複数連なった凹凸状に形成されている。なお、図示例では、更生管30によって内側表面50bが押しつぶされて円弧状の頂部が平らに近い形状となっている。コーティング層55は、隣接する熱交換用配管52の間において、層厚が厚くなっている。
からの放熱を抑制することができる。
20,52 熱交換用配管
25,55 コーティング層
30 更生管(固定部材)
40 ヒートポンプユニット
50 熱交換用マット
70 下水管(既設管)
Claims (3)
- 地中に埋設された既設管と、
該既設管の内壁に固定された熱交換用配管と、を備え、
前記既設管内を流れる流体と前記熱交換用配管内を流れる熱交換媒体との間で熱交換を行う熱交換システムにおいて、
前記熱交換用配管を複数並列してマット状に形成した熱交換用マットと、
前記熱交換用マットを前記既設管の内壁に押し付けて固定する固定部材と、を備え、
前記熱交換用マットは、前記既設管の伸長方向に流路が形成されるように断面略円形状の前記熱交換用配管が複数並列され、幅方向に円弧形状が連なる凹凸状の表面を有しており、前記熱交換用配管は、少なくとも前記流体が流通する側の表面に、前記熱交換媒体と前記流体との間の伝熱性能を高め、且つ前記熱交換媒体の流路と異なる材料で構成されたコーティング層を有し、
前記コーティング層は、前記熱交換用配管よりも熱伝達率の高い材料からなり、前記熱交換用配管の円弧形状の表面に沿って断面略円弧形状に形成され、
前記固定部材は、前記コーティング層を介して前記熱交換用マットを構成する各熱交換用配管の頂部と当接された状態で取り付けられたことを特徴とする熱交換システム。 - 複数の熱交換用配管を並列配置してマット状に形成した熱交換用マットであって、地中に埋設された既設管の内壁に固定されて、前記熱交換用配管を流れる熱交換媒体と前記既設管を流れる流体との間で熱交換を行う熱交換システムに用いられる熱交換用マットの製造方法であって、
並列する複数の熱交換用配管を連結した樹脂材料からなる配管束を形成する配管束形成工程と、
該配管束形成工程後の高温の前記配管束を所定の温度まで一次冷却する一次冷却工程と、
該配管束の表面に、前記樹脂材料よりも熱吸収率及び/又は熱伝達率の高い塗料を塗布してコーティング層を形成するコーティング層形成工程と、
前記コーティング層が形成された前記配管束を二次冷却して硬化させる硬化工程と、
を含み、
前記塗料は、フレーム処理若しくはプラズマ処理された前記配管束の表面、又は前記所定の温度に加熱された状態にある前記配管束の表面に対して塗布されることを特徴とする熱交換用マットの製造方法。 - 前記コーティング層形成工程において、
前記塗料は、シリコンカーバイド及び/又はカーボンナノチューブを含む粉末体と溶材とを混合したものであり、該塗料をブラッシング、スプレー又は浸漬塗装によって前記配管束の表面に塗布することを特徴とする請求項2に記載の熱交換マットの製造方法。
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