JP7052701B2 - 吸収性物品、吸収性物品の製造方法及びそれに用いる製造装置 - Google Patents
吸収性物品、吸収性物品の製造方法及びそれに用いる製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7052701B2 JP7052701B2 JP2018233492A JP2018233492A JP7052701B2 JP 7052701 B2 JP7052701 B2 JP 7052701B2 JP 2018233492 A JP2018233492 A JP 2018233492A JP 2018233492 A JP2018233492 A JP 2018233492A JP 7052701 B2 JP7052701 B2 JP 7052701B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wearer
- sheet
- diaper
- notch
- woven fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
図1は、実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ」という)の斜視図である。本願で用いる方向に関する用語は、おむつ1が着用者に着用された状態において該着用者の前後左右に一致する方向を意味するものとする。例えば、本願で左右方向という場合、おむつ1の着用者に着用された状態において該着用者の左右に一致する方向を意味する。
ら後身頃にかけて覆うシート状の部材の一端部付近に固定されたテープを、該シート状の部材の他端部付近に貼り付けることで筒状構造を形成するテープ型使い捨ておむつ等、腹囲と股下を包み得る各種形態の吸収性物品が含まれる。
材である。インナーカバーシート5Rもインナーカバーシート5Fと同様、カバーシート4Rのうち後述する折り返し線4R6よりも股下領域1B側の部分に一致する形状を有するシート状の部材である。
縁4R7、カバーシート4Fにおける縁4F8及びカバーシート4Rにおける縁4R8の接合方法は特に限定されないが、例えば、ヒートシール、高周波シール、超音波シール等によって行うことができる。
る通気路形成シート11Fと、カバーシート4Rの着用者側の面に積層される通気路形成シート11Rとを有する。通気路形成シート11F,11Rには不織布が用いられる。通気路形成シート11Fは、センターシート9の長手方向における一端側においてカバーシート4Fに重ねられる。また、通気路形成シート11Rは、センターシート9の長手方向における他端側においてカバーシート4Rに重ねられる。なお、本願においてシートが重なる状態とは、重ね合わされるシート同士が互いに全面的に接触する状態で重なる形態に限定されるものでなく、シートの一部分同士が重なる形態を含む概念である。例えば、通気路形成シート11Fは、パッドカバーシート6の長手方向における一端側の一部分が、カバーシート4Fの一部分に触れる状態で重ねられる。おむつ1は、吸収体8を間に挟んだバックシート7及びセンターシート9の他、カバーシート4F,4R、通気路形成シート11F,11R、パッドカバーシート6、サイドシート10L,10Rが積み重なって形成されているため、これら複数のシートを積み重ねた積層体を有していると言える。
ることができる。
であるが、不織布が用いられたカバーシート4F,4R、インナーカバーシート5F,5R、パッドカバーシート6に切り込み11F1と同様の切り込みが形成されていてもよい。おむつ1において、上記の切り込みを備える不織布は、前身頃領域1F又は後身頃領域1Rの少なくとも何れかに配置されている。また、おむつ1において、切り込みが形成された不織布は、股下領域1Bに配置されていてもよい。おむつ1は、切り込みが形成された不織布を備えることで、通気性を確保して蒸れを抑制することができる。なお、おむつ1は、不織布にミシン目状の切り込みが形成されていても通気性を確保することができる。
通した歯112が受入孔122に収容される。これにより、第2ローラ120の回転が歯112に干渉されることを防ぐことができる。なお、受入孔122の形状は、歯112を受け入れ可能な形状であればよい。
ート5F,5R、パッドカバーシート6には、不織布21を2枚重ね合わせたものが用いられてもよい。図8は、これらのシートに用いることができる不織布を2枚重ね合わせたもの断面図である。不織布21と不織布22は互い重ねあわされている。なお、図8では、不織布21と不織布22の間の隙間を実際にこれらの間に生じる隙間よりも広く図示している。不織布21は、図6や図7に示す製造装置100で加工されて、切り込み21A1が形成されている。また、図4(C)に示す通気路形成シート11Fと同様に、不織布21に形成された切り込み21A1によって画定され、切り込み21A1の両端部を結ぶ切り残し21A2によって不織布21に接続された小片21A3を備えている。小片21A3は、切り残し21A2を起点として、吸引部113,123によって不織布22側に曲げられている。これにより、小片21A3は、不織布22側に弁状に開いた状態となる。更に、小片21A3は、不織布22に超音波溶着やホットメルト等の接着剤や熱融着によって接着されている。図8において、小片21A3と不織布22が接着している領域S1を点線で囲んで示している。小片21A3を不織布22に接着させることによって、外部からの力の作用等で小片21A3の曲がりが解消されるのを防ぎ、小片21A3が曲がることにより生じる隙間21A4を安定的に確保することができる。なお、不織布21側が着用者の肌側となり、不織布22側が肌側の反対である非肌側となるように配置される。また、例えば、不織布22にミシン目状の孔を複数設けておくことにより、おむつ1は、不織布21から不織布22側にかけて通気性を確保することができる。これにより、おむつ1は、蒸れを抑制することができる。
Claims (4)
- 不織布を備え、着用者の腹部を覆う前身頃領域と、着用者の背部を覆う後身頃領域と、前記前身頃領域及び前記後身頃領域の間に位置すると共に吸収体が配置される股下領域が連設された吸収性物品であって、
前記前身頃領域及び前記後身頃領域のうち、着用者の胴部を挿通可能な胴開口部を形成する胴開口端縁に近接する領域に設けられると共に胴回り方向に沿って環状に延設される伸縮部材が配置され、前記領域を胴回り方向に収縮させる収縮部と、
前記収縮部における着用者側の面の少なくとも一部を覆うように、前記収縮部を形成するシート部材に積層配置される不織布からなる通気路形成シートと、
を備え、
前記伸縮部材は、前記シート部材に接着されており、
前記通気路形成シートは、前記収縮部における前記着用者側の面に対して胴回り方向に沿って間欠的に大小交互の間隔で複数設けられる接合部によって接合されており、前記収縮部の収縮によって前記接合部同士の間に位置する非接合領域が撓み、波型に変形することで前記通気路形成シートの前記非接合領域によって囲まれる第1通気路及び前記通気路形成シートの前記着用者側の面側に第2通気路を形成し、
前記通気路形成シートには、
厚さ方向に貫通した非直線状の切り込みが形成されており、
前記切り込みによって画定され、前記切り込みの両端部を結ぶ切り残しによって前記不織布に接続された小片を備え、
前記小片は、前記切り残しを起点として、着用状態における着用者の肌側の反対である非肌側に曲がっている、
吸収性物品。 - 前記切り込みは、略C字形状を有する、
請求項1に記載の吸収性物品。 - 前記通気路形成シートは、着用者の腹部を覆う前身頃領域又は着用者の背部を覆う後身頃領域の少なくとも何れかに配置されている、
請求項1または2に記載の吸収性物品。 - 不織布を備えた吸収性物品の製造装置であって、
前記不織布に厚さ方向に貫通した非直線状の切り込みを形成する歯と、
前記非直線状の切り込みの両端部を結ぶ切り残しによって前記不織布に接続された小片の中心を吸引し、前記小片を曲げる吸引部と、
を有するローラ、
を備える、吸収性物品の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018233492A JP7052701B2 (ja) | 2018-12-13 | 2018-12-13 | 吸収性物品、吸収性物品の製造方法及びそれに用いる製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018233492A JP7052701B2 (ja) | 2018-12-13 | 2018-12-13 | 吸収性物品、吸収性物品の製造方法及びそれに用いる製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020092893A JP2020092893A (ja) | 2020-06-18 |
JP7052701B2 true JP7052701B2 (ja) | 2022-04-12 |
Family
ID=71085829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018233492A Active JP7052701B2 (ja) | 2018-12-13 | 2018-12-13 | 吸収性物品、吸収性物品の製造方法及びそれに用いる製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7052701B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010004949A (ja) | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Oji Nepia Co Ltd | 吸収性物品 |
JP2014188189A (ja) | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
WO2017002217A1 (ja) | 2015-06-30 | 2017-01-05 | ユニ・チャーム株式会社 | 胴回り前後でスリット位置の異なる吸収性物品 |
JP2017012759A (ja) | 2016-07-04 | 2017-01-19 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品用の賦形された不織布、当該賦形された不織布を含む吸収性物品、及び上記賦形された不織布の製造方法 |
-
2018
- 2018-12-13 JP JP2018233492A patent/JP7052701B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010004949A (ja) | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Oji Nepia Co Ltd | 吸収性物品 |
JP2014188189A (ja) | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
WO2017002217A1 (ja) | 2015-06-30 | 2017-01-05 | ユニ・チャーム株式会社 | 胴回り前後でスリット位置の異なる吸収性物品 |
JP2017012759A (ja) | 2016-07-04 | 2017-01-19 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品用の賦形された不織布、当該賦形された不織布を含む吸収性物品、及び上記賦形された不織布の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020092893A (ja) | 2020-06-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2637618B1 (en) | Absorbent product and method of manufacturing absorbent product | |
TWI609681B (zh) | 短褲型穿著用物品及其製造方法 | |
JP5097570B2 (ja) | 使い捨ておむつの製造方法 | |
JP6308121B2 (ja) | ボクサーパンツ型の使い捨ておむつ | |
JP7052701B2 (ja) | 吸収性物品、吸収性物品の製造方法及びそれに用いる製造装置 | |
JP7052704B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP7052702B2 (ja) | 吸収性物品及び吸収性物品の製造方法 | |
JP6019174B1 (ja) | 吸収性物品の製造方法、吸収性物品の製造装置、及び吸収性物品 | |
JP7052703B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6838673B2 (ja) | 吸収性物品の製造方法 | |
JP6777211B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5540380B2 (ja) | パンツ型使い捨ておむつ | |
JP2006181172A (ja) | 吸収性物品及び吸収性物品の製造方法 | |
WO2020137368A1 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2022064698A (ja) | 吸収性物品及び吸収性物品の製造方法 | |
CN217908184U (zh) | 尿布 | |
CN217723900U (zh) | 吸收性物品 | |
JP7107203B2 (ja) | 吸収性物品 | |
WO2023234195A1 (ja) | パンツ型吸収性物品、及び、パンツ型吸収性物品の製造方法 | |
JP7171266B2 (ja) | パンツ型使い捨ておむつ | |
JP2020103562A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2022131306A (ja) | 吸収性物品 | |
WO2019230981A1 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2022131309A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2022124167A (ja) | おむつ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211206 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211221 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220301 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220314 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7052701 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |