JP7052369B2 - データ解析装置、データ解析方法及びプログラム - Google Patents

データ解析装置、データ解析方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、データ解析装置、データ解析方法及びプログラムに関する。
近年、ランニング等の運動時に、ユーザが装着しているセンサによってユーザの身体の立体的な動きを測定できるセンシング技術が利用されている。また、センシング技術により測定したユーザの動き等に基づいて、健康支援、スポーツ支援、あるいは生活行動支援等を目的とした様々な解析が行われている。
このような、センシング技術及び解析技術は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2015-178026号公報
上述したように、センシングや解析は様々な用途にて利用される。そのため、センシングや解析を行うために、様々な用途に特化した、様々な解析モジュールが利用されている。例えば、スポーツを例に取った場合、ゴルフ用の解析モジュール、テニス用の解析モジュール、ランニング用の解析モジュール、といったように様々な解析モジュールが用途に応じて利用されている。
1つの装置に、これら複数の解析モジュールを搭載し、これら複数の解析モジュールを使い分けることができれば、1つの装置で様々な用途の解析を行うことができる。
しかしながら、これらの複数の解析モジュールを使い分けるためには、ユーザが最適なモジュールを選択する操作を行う必要がある。あるいは、各解析モジュールを動作させてみて、その動作結果を分析することによって、最適なモジュールを選択する必要がある。
つまり、複数の解析モジュールを使い分けることは、容易ではない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、例えばスポーツに関する解析モジュールといった、複数の解析手段を、より簡便に選択することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ解析装置は、ユーザの現在位置を特定する現在位置特定手段と、前記現在位置特定手段により特定された前記ユーザの現在位置に対応付けて予め登録されているスポーツがある場合に前記ユーザに装着された所定のセンサからの出力データに基づいて前記予め登録されているスポーツに特化させた運動解析を行う第1解析モジュールを選択する一方で、前記現在位置特定手段により特定された前記ユーザの現在位置に対応付けていずれのスポーツも予め登録されていない場合に前記ユーザに装着された所定のセンサからの出力データに基づいて汎用的な運動解析を行う第2解析モジュールを選択する選択手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るデータ解析方法は、データ解析装置が実行するデータ解析方法であって、ユーザの現在位置を特定する現在位置特定処理と、前記現在位置特定処理で特定された前記ユーザの現在位置に対応付けて予め登録されているスポーツがある場合に前記ユーザに装着された所定のセンサからの出力データに基づいて前記予め登録されているスポーツに特化させた運動解析を行う第1解析モジュールを選択する一方で、前記現在位置特定処理で特定された前記ユーザの現在位置に対応付けていずれのスポーツも予め登録されていない場合に前記ユーザに装着された所定のセンサからの出力データに基づいて汎用的な運動解析を行う第2解析モジュールを選択する選択処理と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、データ解析装置のコンピュータを、ユーザの現在位置を特定する現在位置特定手段、前記現在位置特定手段により特定された前記ユーザの現在位置に対応付けて予め登録されているスポーツがある場合に前記ユーザに装着された所定のセンサからの出力データに基づいて前記予め登録されているスポーツに特化させた運動解析を行う第1解析モジュールを選択する一方で、前記現在位置特定手段により特定された前記ユーザの現在位置に対応付けていずれのスポーツも予め登録されていない場合に前記ユーザに装着された所定のセンサからの出力データに基づいて汎用的な運動解析を行う第2解析モジュールを選択する選択手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、例えばスポーツに関する解析モジュールといった、複数の解析手段を、より簡便に選択することができる。
本発明の各実施形態に係る解析システムの全体構成を示す模式図である。 本発明の各実施形態に係る解析装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 図2の解析装置の機能的構成のうち、スポーツ解析処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態において、図2の解析装置が行うスポーツ解析処理の流れを説明するフローチャートである。 第2の実施形態において、図2の解析装置が行うスポーツ解析処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下では、第1の実施形態と、第2の実施形態の2つの実施形態について、順番に説明を行う。
ここで、各実施形態は、複数の解析モジュールから、ユーザの選択操作等を要することなく、適切な解析モジュールを選択するというものである。具体的に、第1の実施形態は、位置情報に基づいて、解析モジュールを選択するという実施形態である。また、第2の実施形態は、複数の装置で連携することによって、解析モジュールを選択するという実施形態である。
以下の各実施形態の説明において、それぞれ相違する点については詳細に説明を行うが、各実施形態で共通する点については、重複する説明を省略する。
<第1の実施形態>
[システム構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る解析システムSの構成を示すシステム構成図である。
図1に示すように、解析システムSは、解析装置1と、スマートフォン2と、を含んで構成される。また、解析装置1とスマートフォン2とは、無線通信により通信可能に接続される。この無線通信は、任意の規格に準拠したものであってよい。例えば、この無線通信は、Bluetooth(登録商標) low energy(以下、「BLE」と称する。)に準拠した無線通信により実現される。
解析装置1は、計測対象者であるユーザ(以下、単に「ユーザ」と称する。)に装着され、ユーザの動きをセンシングしてセンサ情報を取得する。そして、解析装置1は、取得したセンサ情報に基づいた解析を行う。この際に、解析装置1は、センシングしたセンサ情報とは異なる条件に基づいて、自らが備える複数の解析モジュールから、適切な解析モジュールを選択する。そして、解析装置1は、選択した解析モジュールを用いて解析を行うと、解析結果をスマートフォン2に対して送信する。
スマートフォン2は、解析装置1から受信した解析結果を、例えば、ディスプレイに表示することにより、ユーザに対して通知する。ユーザは、この通知を参照することにより、自らの動きに関しての解析結果を把握することができる。
このように、解析装置1は、ユーザによる解析モジュールの選択を要することなく、最適な解析モジュールを選択する。また、この場合に、最適なモジュールを選択するための前段階として、各解析モジュールを動作させてみて、その動作結果を分析して、最適なモジュールを選択するといった煩雑な処理も要さない。
つまり、本実施形態では、例えばスポーツに関する解析モジュールといった、複数の解析手段を、より簡便に選択することができる。
[ハードウェア構成]
次に、図2を参照して、解析装置1のハードウェア構成について説明をする。図2は、解析装置1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
解析装置1は、例えば、計測対象の動きを検出する各種センサを備え、ユーザの腰やユーザの腕に装着されるウェアラブル端末として構成される。
解析装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、センサ部16と、入力部17と、出力部18と、記憶部19と、通信部20と、測位部21と、ドライブ22とを備えている。このドライブ22には、半導体メモリ等よりなるリムーバブルメディア100が脱着される。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部19からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、センサ部16、入力部17、出力部18、記憶部19、通信部20、測位部21及びドライブ22が接続されている。
センサ部16は、図示はしないが、多様なセンサを含んでいる。例えばセンサ部16は、互いに直交する3軸方向の加速度を測定する加速度センサと、互いに直交する3軸方向の角速度を測定する角速度センサと、ユーザの脈拍を測定する脈拍センサと、ユーザの呼吸の数や深さや速さを測定するための呼吸センサと、を備えている。センサ部16は、予め設定されたサンプリング周期(例えば、0.1秒)毎に、これらセンサの測定結果をサンプリングする。
サンプリングにより生成された測定値のデータ(以下、「センサデータ」と称する。)は、測定時刻のデータと対応付けて、記憶部19に記憶される。また、これらセンサデータ及び測定時刻のデータは、記憶部19に記憶されるのみならず、CPU11等に適宜供給される。なお、センサ部16が、更に他のセンサを具備していてもよい。例えば、互いに直交する3軸方向の地磁気の大きさをそれぞれ測定する3軸地磁気センサや、高低差を求めるために気圧を測定する気圧センサや、脈拍や呼吸以外の生体情報を測定するための生体センサ等を更に具備していてもよい。
入力部17は、各種釦等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
出力部18は、ランプやディスプレイやスピーカあるいは振動用モータ等で構成され、画像や音声あるいはバイブレーション信号を出力する。なお、入力部17及び出力部18の機能をタッチパネルにて一体的に構成してもよい。
記憶部19は、フラッシュメモリ等の半導体メモリで構成され、各種データを記憶する。例えば、記憶部19は、後述するスポーツ解析処理にて用いるための地図情報や、解析を行うための解析モジュールを実現する各種データを記憶する。
通信部20は、BLEあるいはWi-Fi等の規格に準拠した無線通信や、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠したケーブル等での有線通信によって、他の装置(例えば、スマートフォン2)との間で行う通信を制御する。なお、通信部20は、複数の通信方式により通信を行う機能を有していてもよい。
測位部21は、例えば、GPS(Global Positioning System)モジュール等の測位用のモジュールで構成される。測位部21は、解析装置1の現在位置を測位して、測位した位置を示すデータ(以下、「測位位置データ」と称する。)を生成する。生成した測位位置データは、測位時刻のデータと対応付けて、記憶部19に記憶される。また、これら測位位置データ及び測位時刻のデータは、記憶部19に記憶されるのみならず、CPU11等に適宜供給される。なお、このようにして測位される解析装置1の現在位置とは、すなわち、解析装置1を利用するユーザの現在位置に相当する。
ドライブ22は、リムーバブルメディア100を脱着可能なインターフェースにより構成される。ドライブ22には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア100が適宜装着される。リムーバブルメディア100には、後述のスポーツ解析処理を実行するためのプログラムや、解析を行うための解析モジュールを実現する各種データが格納される。ドライブ22によってリムーバブルメディア100から読み出されたプログラム等の各種のデータは、必要に応じて記憶部19にインストールされる。
以上、解析装置1の構成について説明したが、この構成はあくまで一例である。例えば、センサ部16が備えるとして説明した、加速度センサ、角速度センサ、脈拍センサ及び呼吸センサやその他のセンサを解析装置1の外部に設けられた外部センサにより実現してもよい。この場合、外部センサの測定結果をサンプリングすることにより生成されたセンサデータを、通信部20による通信で解析装置1が取得するようにしてもよい。
また、入力部17及び出力部18の機能をスマートフォン2により実現し、このスマートフォン2と通信部20による通信で入力情報及び出力情報を送受信するようにしてもよい。
なお、スマートフォン2のハードウェア構成については、当業者によく知られているので、ここでは、説明を省略する。
[機能的構成]
図3は、図1及び図2の解析装置1の機能的構成のうち、スポーツ解析処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
スポーツ解析処理とは、所定の条件で解析モジュールを選択し、選択した解析モジュールによってセンサデータを解析するための一連の処理をいう。
スポーツ解析処理が実行される場合には、図3に示すように選択用データ取得部51と、選択部52と、センサデータ取得部53と、解析モジュール群54とが機能する。また、解析モジュール群54には、複数の解析モジュール(図中のゴルフ解析モジュール541から汎用解析モジュール54mまでに相当。)が含まれる。なお、以下の説明では、解析モジュール群54に含まれる各解析モジュールを特に区別することなく、まとめて説明する場合には、単に「解析モジュール」と称する。
更に、記憶部19の一領域には、地図情報記憶部61と、連携情報記憶部62とが設定される。
地図情報記憶部61には、地図情報であって、特にスポーツに関連する施設や建物や自然環境等の位置についての地図情報が格納される。例えば、ゴルフ場や、ゴルフ練習場や、テニス場や、野球場や、サッカー場や、ランニングコースや、プールや、海水浴場や、スキー場といった、スポーツに関連する施設や建物や自然環境等の位置を示す位置データ(以下、「施設位置データ」と称する。)が格納される。
地図情報記憶部61に格納される施設位置データは、測位部21が測位した測位位置データと照らし合わせることができる形式とする。例えば、測位部21がGPSに準拠して測位を行う場合であれば、地図情報記憶部61に格納される施設位置データは、GPSに準拠した位置座標と同じ形式とする。
連携情報記憶部62には、解析装置1以外の他の解析装置との連携に関する情報が格納される。なお、他の解析装置との連携は、もっぱら第2の実施形態に関連する処理である。そこで、第2の実施形態との重複する説明を避けるため、ここではこれ以上の説明を省略し、連携情報記憶部62に格納される情報については、第2の実施形態の説明として後述する。
なお、地図情報記憶部61や連携情報記憶部62に格納される各情報は、記憶部19にのみ格納されていてもよいが、ドライブ22によってリムーバブルメディア100に適宜格納されるようにしてもよい。
選択用データ取得部51は、解析モジュールを選択するためのデータを取得する。本実施形態では、後述の選択部52が、解析装置1の現在位置(すなわち、ユーザの現在位置)を示す測位位置データを利用して、解析モジュールを選択する。そこで、選択用データ取得部51は、測位部21が測位を行うことにより生成した測位位置データを、測位部21から取得する。選択用データ取得部51は、取得した測位位置データを、選択部52に対して出力する。
選択部52は、選択用データ取得部51が取得した測位位置データと、地図情報記憶部61に格納されているゴルフ場等の施設の位置を示す施設位置データとに基づいて、解析に用いる解析モジュールを選択する。例えば、選択用データ取得部51は、測位位置データと施設位置データとのそれぞれが示す位置を照らし合わせる。そして、測位位置データと施設位置データとのそれぞれが示す位置が一致した場合に、一致した施設位置データが示す施設にて行われるスポーツの解析モジュールを、解析モジュール群54から選択する。
例えば、選択部52は、測位位置データと、ゴルフ場に対応する施設位置データとそれぞれが示す位置が一致した場合に、ゴルフ場にて行われるスポーツであるゴルフに対応した解析モジュールである、ゴルフ解析モジュール541を、解析モジュール群54から選択する。
そして、選択部52は、選択した解析モジュールの種類を解析モジュール群54に対して通知する。
この選択部52による解析モジュールの選択は、測位位置データと、或る施設(例えば、ゴルフ場)に対応する施設位置データが一致する場合には、ユーザは、この或る施設(例えば、ゴルフ場)に在圏しているので、ユーザがこの或る施設に対応するスポーツ(例えば、ゴルフ)を行っている可能性が高い、という考えに基づくものである。
センサデータ取得部53は、選択部52により選択された解析モジュールが解析を行うために用いるセンサデータを、センサ部16に含まれる各センサから取得する。また、センサデータ取得部53は、取得したセンサデータを解析モジュール群54に対して出力する。
なお、解析を行うために用いるセンサデータが、解析モジュール毎に異なる場合がある。この場合には、選択部52は、選択した解析モジュールの種類をセンサデータ取得部53に通知するようにすればよい。そして、センサデータ取得部53が通知された解析モジュールに対応したセンサデータを取得するようにすればよい。
解析モジュール群54は、複数の解析モジュールを含む。ここで、本実施形態では、一例として、解析モジュール群54は、ゴルフ解析モジュール541、テニス解析モジュール542、・・・、ランニング解析モジュール54n(nは、任意の自然数)、及び汎用解析モジュール54m(m=n+1)を含む。ここで、ゴルフ解析モジュール541、テニス解析モジュール542、・・・、及びランニング解析モジュール54nは、各スポーツに特化した解析モジュールである。また、これに対して、汎用解析モジュール54mは、多くのスポーツに汎用的に用いる解析モジュールである。
これら、ゴルフ解析モジュール541、テニス解析モジュール542、・・・、及びランニング解析モジュール54nは、選択部52から選択されると、センサデータ取得部53から入力されるセンサデータに基づいて、自身に対応するスポーツそれぞれに応じた適切な解析を行う。また、選択部52が何れの解析モジュールも選択しなかった場合には、汎用解析モジュール54mは、センサデータ取得部53から入力されるセンサデータに基づいて、多くのスポーツに対応する汎用的な解析を行う。
例えば、ゴルフ解析モジュール541は、ゴルフに特化した解析モジュールであり、ゴルフに応じた適切な解析を行う。具体的には、ゴルフ解析モジュール541は、センサデータとして、3軸加速度センサによって検出される重力方向及び3軸地磁気センサによって検出される方位を基準として、身体の前後方向の傾斜角度、左右方向の傾斜角度及び鉛直軸周りの回転角度を取得する。
また、ゴルフ解析モジュール541は、取得したセンサデータに基づいて、ゴルフのスイングにおける所定の特徴的なポイントのタイミングを検出する。例えば、ゴルフ解析モジュール541は、取得したセンサデータを解析し、ゴルフのスイングにおけるアドレス、トップ、ダウンスイング、インパクト、フォローの各ポイントのタイミングを検出する。そして、ゴルフ解析モジュール541は、検出した各タイミングにおけるセンサデータに基づいて、ユーザのゴルフスイングに関する解析を行う。
また、例えば、テニス解析モジュール542は、テニスに特化した解析モジュールであり、テニスに応じた適切な解析を行う。具体的には、テニス解析モジュール542は、ゴルフ解析モジュール541と同様にしてセンサデータに基づいて、テニスにおけるサーブやスマッシュ等の各スイングのタイミングを検出する。そして、テニス解析モジュール542は、検出した各タイミングにおけるセンサデータに基づいて、ユーザのテニススイングに関する解析を行う。
また、例えば、解析モジュール群54nは、ランニングに特化した解析モジュールであり、ランニングに応じた適切な解析を行う。具体的には、解析モジュール群54nは、センサデータに基づいて、ランニングにおけるユーザの歩数であるピッチを検出する。また、解析モジュール群543は、一定時間の間にユーザが進んだ距離を、一定時間におけるユーザのピッチで除算することにより、ストライドを算出する。更に、解析モジュール群543は、例えば加速度センサにより測定された加速度に基づいて、重力加速度の方向を特定し、この重力加速度に対する傾斜角度に基づいて体軸のブレを算出する。
これに対して、汎用解析モジュール54mは、多くのスポーツに汎用的に用いる解析モジュールであり、例えば、センサデータに基づいてユーザの運動量を算出し、算出した運動量に基づいた消費カロリーの解析等を行う。このように、汎用解析モジュール54mは、特定のスポーツのスイング動作等の解析には特化していないが、各スポーツについて汎用的に解析を行うことができる。
なお、各解析モジュールは、他にも例えば、ユーザの生体情報等のセンサデータに基づいた解析を行ってもよい。例えば、ユーザの心拍数や、血圧等の生体情報に基づいた解析を行うようにしてもよい、また、本実施形態における解析モジュールは、説明のための一例であり、他のスポーツに対応する解析モジュールが含まれていてもよい。例えば、サイクリング、サーフィン、スイミング、スノーボード、スキー、山登り、トレッキング等に対応する解析モジュールが含まれていてもよい。
ゴルフ解析モジュール541、テニス解析モジュール542、・・・、汎用解析モジュール54mは、解析結果をユーザに対して出力する。この出力は、例えば、出力部18に含まれるディスプレイへの表示や、出力部18に含まれるスピーカからの音の出力により実現される。あるいは、通信部20を介した他の装置(例えば、スマートフォン2)への送信、及びこの他の装置による出力により実現される。また、解析結果が、適宜、記憶部19や、リムーバブルメディア100や、他の装置(例えば、スマートフォン2)の記憶部へ格納されるようにしてもよい。
[スポーツ解析処理]
図4は、解析装置1が実行するスポーツ解析処理の流れを説明するフローチャートである。スポーツ解析処理とは、所定の条件で解析モジュールを選択し、選択した解析モジュールによってセンサデータを解析するための一連の処理をいう。
スポーツ解析処理は、ユーザによる入力部17へのスポーツ解析処理の開始操作により開始される。
ステップS11において、選択用データ取得部51は、測位部21が測位を行うことにより生成した測位位置データを取得する。
ステップS12において、選択部52は、選択用データ取得部51が取得した測位位置データと、地図情報記憶部61に格納されている各施設の施設位置データとに基づいて、解析に用いる解析モジュールを選択するための判定を行う。選択は、上述したように、測位位置データと、施設位置データとを照合して、照らし合わせることにより行われる。
ステップS12において、測位位置データと、ゴルフ場やゴルフ練習場に対応する施設位置データとが一致した場合には、「ゴルフ」と判定され、処理はステップS13-1に進む。そして、ステップS13-1において、選択部52は、ゴルフ解析モジュール541を選択する。
ステップS12において、測位位置データと、テニス場に対応する施設位置データとが一致した場合には、「テニス」と判定され、処理はステップS13-2に進む。そして、ステップS13-2において、選択部52は、テニス解析モジュール542を選択する。
ステップS12において、測位位置データと、ランニングコースに対応する施設位置データとが一致した場合には、「ランニング」と判定され、処理はステップS13-nに進む。そして、ステップS13-3nおいて、選択部52は、ランニング解析モジュール54nを選択する。
ステップS12において、測位位置データと、何れの施設の施設位置データとも一致しない場合には、「未分類」と判定され、処理はステップS13-mに進む。そして、ステップS13-mにおいて、選択部52は、汎用解析モジュール54mを選択する。
ステップS14において、解析モジュール群54は、所定のスポーツ解析モジュールが選択されているか否かを判定する。ステップS13-1からステップS13-nの何れかのステップが行われ、所定のスポーツ解析モジュールが選択されている場合には、ステップS14においてYesと判定され、処理はステップS15に進む。そして、ステップS15において、解析モジュール群54に含まれる選択された解析モジュールは、センサデータ取得部53から入力されるセンサデータに基づいて解析を行う。解析後に行われる、解析結果の出力等については、図3を参照して上述した通りである。そして、スポーツ解析処理は終了する。
一方で、ステップS13-mが行われ、何れのスポーツ解析モジュールも選択されていない場合には、ステップS14においてNoと判定され、処理はステップS16に進む。そして、ステップS16において、汎用解析モジュール54mは、センサデータ取得部53から入力されるセンサデータに基づいて解析を行う。解析後に行われる、解析結果の出力等については、図3を参照して上述した通りである。そして、スポーツ解析処理は終了する。
以上説明した、スポーツ解析処理によれば、解析装置1は、ユーザによる解析モジュールの選択を要することなく、最適な解析モジュールを選択する。また、この場合に、最適なモジュールを選択するための前段階として、各解析モジュールを動作させてみて、その動作結果を分析して、最適なモジュールを選択するといった煩雑な処理も要さない。
つまり、解析装置1は、例えばスポーツに関する解析モジュールといった、複数の解析手段を、より簡便に選択することができる。
<第2の実施形態>
[システム構成]
次に、第2の実施形態について説明をする。なお、上述したように、第1の実施形態と第2の実施形態とで共通する部分については、重複する説明を省略する。例えば、第2の実施形態において、解析システムSの全体構成や、解析システムSに含まれる解析装置1のハードウェア構成や、機能的ブロックの構成の基本的な内容については、上述した第1の実施形態と共通するので、重複する説明を省略する。
一方で、本実施形態では、複数の解析装置1が連携することによって、解析モジュールを選択する点で、第1の実施形態と相違する。そして、この連携を行うため、本実施形態では、解析システムSに複数の解析装置1が含まれる。
[機能的構成]
また、本実施形態では、選択用データ取得部51及び選択部52の動作が第1の実施形態と相違する。
選択用データ取得部51及び選択部52について説明する前提として、図3に示した、連携情報記憶部62に格納される情報について説明をする。本実施形態では、予めユーザによる入力部17を用いた操作等に応じて、各解析装置1と、所定のスポーツとを対応付けておく。例えば、同じテニスサークルに属するメンバー各々が利用する各解析装置1の識別情報に、所定のスポーツとして「テニス」を対応付けておく。そして、この対応付けた情報を、例えば、テーブル等の形式で、連携情報として連携情報記憶部62に格納しておく。
そして、選択用データ取得部51は、解析モジュールを選択するための選択用のデータとして、位置測位データの変わりに、通信相手となった他の解析装置1の識別情報を取得する。
また、選択部52は、連携情報記憶部62に格納されている連携情報を参照することにより、選択用データ取得部51が取得した他の解析装置1の識別情報に対応付けられている所定のスポーツを特定する。更に、選択部52は、特定した所定のスポーツに対応する解析モジュールを選択する。例えば、選択用データ取得部51が、他の解析装置1の識別情報を取得した場合に、連携情報において、他の解析装置1の識別情報とテニスとが対応付けられているならば、選択部52は、テニス解析モジュール542を選択する。
この選択部52による解析モジュールの選択は、いつも所定のスポーツ(例えば、テニス)を行うメンバーの解析装置1と通信を行える状況の場合は、このメンバーと所定のスポーツ(例えば、テニス)を行っている可能性が高い、という考えに基づくものである。なお、例えば、図示を省略したネットワーク等を介して遠方の解析装置1同士で通信を行うような場合には、所定のスポーツを行っている可能性は高くない。そのため、本実施形態は、例えば、近距離無線通信等の方法で、他の解析装置1と直接通信を行うような場合に、適用することが望ましい。
なお、選択用データ取得部51及び選択部52以外の他の機能ブロックの機能については、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
[スポーツ解析処理]
図5は、本実施形態における解析装置1が実行するスポーツ解析処理の流れを説明するフローチャートである。第1の実施形態と同様に、スポーツ解析処理とは、所定の条件で解析モジュールを選択し、選択した解析モジュールによってセンサデータを解析するための一連の処理をいう。
スポーツ解析処理は、ユーザによる入力部17へのスポーツ解析処理の開始操作により開始される。
ステップS21において、通信部20が他の解析装置1と通信を行うことにより、他の解析装置1の識別情報を受信する。選択用データ取得部51は、この他の解析装置1の識別情報を取得する。
ステップS22において、選択部52は、選択用データ取得部51が取得した他の解析装置1の識別情報と、連携情報記憶部62に格納されている連携情報とに基づいて、解析に用いる解析モジュールを選択するための判定を行う。選択は、上述したように、他の解析装置1の識別情報と、連携情報とを照合して、照らし合わせることにより行われる。
ステップS22において、ステップS21で取得した他の解析装置1の識別情報がゴルフと対応付けられていた場合には、「ゴルフ」と判定され、処理はステップS23-1に進む。そして、ステップS23-1において、選択部52は、ゴルフ解析モジュール541を選択する。
ステップS22において、ステップS21で取得した他の解析装置1の識別情報がテニスと対応付けられていた場合には、「テニス」と判定され、処理はステップS23-2に進む。そして、ステップS23-2において、選択部52は、テニス解析モジュール542を選択する。
ステップS22において、ステップS21で取得した他の解析装置1の識別情報がランニングと対応付けられていた場合には、「ランニング」と判定され、処理はステップS23-nに進む。そして、ステップS23-3nおいて、選択部52は、ランニング解析モジュール54nを選択する。
ステップS22において、ステップS21で取得した他の解析装置1の識別情報が何れの所定のスポーツとも対応付けられていない場合には、「未分類」と判定され、処理はステップS23-mに進む。そして、ステップS23-mにおいて、選択部52は、汎用解析モジュール54mを選択する。
以後のステップS24、ステップS25、及びステップS26は、図4を参照して上述したステップS14、ステップS15、及びステップS16と同様の処理となるので、重複する説明を省略する。
以上説明した、第2の実施形態におけるスポーツ解析処理によれば、第1の実施形態におけるスポーツ解析処理と同様の効果を奏する。
つまり、本実施形態においても、解析装置1は、ユーザによる解析モジュールの選択を要することなく、最適な解析モジュールを選択する。また、この場合に、最適なモジュールを選択するための前段階として、各解析モジュールを動作させてみて、その動作結果を分析して、最適なモジュールを選択するといった煩雑な処理も要さない。
つまり、本実施形態においても、解析装置1は、例えばスポーツに関する解析モジュールといった、複数の解析手段を、より簡便に選択することができる。
[変形例]
なお、本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の第1の実施形態では、選択部52は、測位位置データと、施設位置データとに基づいて解析モジュールを選択していた(以下、「第1の実施形態での選択方法」と称する。)。また、上述の第2の実施形態では、選択部52は、他の解析装置1の識別情報と、連携情報とに基づいて解析モジュールを選択していた(以下、「第2の実施形態での選択方法」と称する。)。
これに限定されず、これら2つの実施形態での選択方法を組み合わせるようにしてもよい。これにより、適切な解析モジュールを選択する精度を向上させることが可能となる。この場合、例えば、選択部52は、第1の実施形態での選択方法にて選択した解析モジュールと、第2の実施形態での選択方法にて選択した解析モジュールとが一致した場合に、一致した解析モジュールを選択するようにしてもよい。
また、2つの実施形態での選択方法で選択した解析モジュールが一致しなかった場合には、選択部52は、解析モジュールを選択しないようにしてもよいし、何れかの実施形態での選択方法にて選択した解析モジュールを優先的に選択するようにしてもよい。
更に、何れか一方の実施形態での選択方法にて選択を試み、何れの解析モジュールも選択できなかった場合に、他方の実施形態での選択方法にて選択を行うようにしてもよい。
また、他の変形例として、各実施形態での選択方法を更に変更した選択方法にて、解析モジュールを選択するようにしてもよい。例えば、選択部52が、選択用データ取得部51が取得した測位位置データに基づいて、解析装置1(を利用するユーザ)の移動速度を算出するようにしてもよい。そして、選択部52が、この移動速度が、ユーザがランニングを行うような速度である所定の速度範囲内であった場合に、ランニング解析モジュール54nを選択するようにしてもよい。
また、他の変形例として、例えば、選択用データ取得部51が、通信部20を利用した通信によって他の解析装置1と通信を行うことにより、他の解析装置1が解析しているスポーツの種類、又は、他の解析装置1が選択している解析モジュールの種類、を示す情報を取得するようにしてもよい。そして、選択部52が、この他の解析装置1が解析しているスポーツの種類、又は、他の解析装置1が選択している解析モジュールの種類、を示す情報に基づいて、他の解析装置1と同じスポーツについて解析をするための解析モジュールを選択するようにしてもよい。
また、他の変形例として、上述の各実施形態では、スポーツ毎に解析モジュールを用意したが、更に細分化された解析モジュールを用意するようにしてもよい。例えば、スポーツが野球である場合に、バッターのバッタースイングについての解析を行う解析モジュールと、ピッチャーのピッチングについての解析を行う解析モジュールを用意するようにしてもよい。そして、例えば、選択部52が、測位位置データに基づいて、解析装置1(すなわち、ユーザ)が、バッターボックスに位置している場合に、バッタースイングについての解析を行う解析モジュールを選択するようにしてもよい。また、選択部52が、測位位置データに基づいて、解析装置1(すなわち、ユーザ)が、ピッチャーマウンドに位置している場合に、ピッチングについての解析を行う解析モジュールを選択するようにしてもよい。
また、他の変形例として、上述の第2の実施形態では、他の解析装置1と連携することを想定したが、他の解析装置1以外の装置や機器と連携することにより、解析モジュールの選択を行うようにしてもよい。例えば、ゴルフクラブやテニスラケットに、ビーコン情報を送信する機能を付加し、このビーコン情報を送信するゴルフクラブやテニスラケットと連携することにより、解析モジュールの選択を行うようにしてもよい。この場合、例えば、選択部52は、ゴルフクラブが送信するビーコン情報を受信した場合に、ゴルフ解析モジュール541を選択するようにする。また、選択部52は、テニスクラブが送信するビーコン情報を受信した場合に、テニス解析モジュール542を選択するようにする。
この場合に、更に例えば、ゴルフクラブが、ドライバー、アイアン、及びパターの何れかを示す情報もビーコンに含ませるようにしてもよい。そして、選択部52は、ドライバーが送信するビーコン情報を受信した場合と、パターが送信するビーコン情報を受信した場合とで、それぞれ適した解析モジュールを選択するようにしてもよい。
更に、他の変形例として、上述の各実施形態では、スポーツに関する解析を行う用途に解析装置1を用いる場合を例に取って説明したが、これに限らず、スポーツ以外の他の行動についての行動解析を行う用途に解析装置1を用いるようにしてもよい。
[構成例]
以上のように構成される解析装置1は、解析モジュール群54と、選択部52と、を備える。
解析モジュール群54は、センサデータを解析することによって、それぞれが異なるデータの解析を行なう複数の解析モジュールからなる。
選択部52は、センサデータとは異なるデータに基づいて、複数の解析モジュールからなる解析モジュール群54の中から、何れかの解析モジュールを選択する。
これにより、解析装置1は、ユーザによる解析モジュールの選択を要することなく、最適な解析モジュールを選択する。また、この場合に、最適なモジュールを選択するための前段階として、各解析モジュールを動作させてみて、その動作結果を分析して、最適なモジュールを選択するといった煩雑な処理も要さない。
つまり、解析装置1は、例えばスポーツに関する解析モジュールといった、複数の解析手段を、より簡便に選択することができる。
例えば、仮に、最適なモジュールを選択するための前段階として、各解析モジュールを動作させてみて、その動作結果を分析するためには、複雑なプログラムが必要となるのみならず、計算量も増加する。これに対して解析装置1は、このような処理を不要とすることから、複雑なプログラムを不要とするのみならず、計算量も減少させることができる。従って、解析装置1における、演算量を減少させ、省電力化を図ることも可能となる。
解析装置1は、選択用データ取得部51を更に備える。
選択用データ取得部51は、当該解析装置1の現在位置を取得する。
選択部52は、取得した現在位置が所定のスポーツを行なう場所に対応する位置であった場合、複数の解析モジュールからなる解析モジュール群54の中から、所定のスポーツの解析を行なう解析モジュールを選択する。
これにより、解析装置1は、現在位置に応じて、ユーザが行うと想定されるスポーツに対応する解析モジュールを選択することができる。
選択部52は、取得した現在位置がゴルフ場又はゴルフ練習場に対応する位置であった場合、複数の解析モジュールからなる解析モジュール群54の中から、ゴルフ解析モジュールを選択する。
これにより、解析装置1は、ゴルフ場又はゴルフ練習場に位置する、ゴルフを行うと想定されるユーザについて、ゴルフに対応する解析モジュールを選択することができる。
選択部52は、取得した現在位置がテニス場に対応する位置であった場合、複数の解析モジュールからなる解析モジュール群54の中から、テニス解析モジュールを選択する。
これにより、解析装置1は、テニス場に位置する、テニスを行うと想定されるユーザについて、テニスに対応する解析モジュールを選択することができる。
選択用データ取得部51は、当該解析装置1の移動速度を取得する。
選択部52は、取得した移動速度が所定の速度範囲であった場合、複数の解析モジュールからなる解析モジュール群54の中から、ランニング解析モジュールを選択する。
これにより、解析装置1は、所定の速度範囲で移動する、ランニングを行うと想定されるユーザについて、ランニングに対応する解析モジュールを選択することができる。
選択用データ取得部51は、他の解析装置1から当該他の解析装置1が解析するデータ解析の種類を示す情報を取得する。
選択部52は、複数の解析モジュールからなる解析モジュール群54の中から、取得したデータ解析の種類を示す情報が示すデータの解析を行なう解析モジュールを選択する。
これにより、解析装置1は、ユーザと共に同じスポーツを行っていると考えられる、他のユーザが利用する他の解析装置1が解析するスポーツと同じスポーツに対応する解析モジュールを選択することができる。
選択用データ取得部51は、他の解析装置1から当該他の解析装置1の識別情報を取得する。
選択部52は、複数の解析モジュールからなる解析モジュール群54の中から、取得した識別情報により特定される他の解析装置1に対応付けられているデータの解析を行なう解析モジュールを選択する。
これにより、解析装置1は、ユーザと共に同じスポーツを行っていると考えられる、他のユーザが利用する他の解析装置1と対応付けられているスポーツに対応する解析モジュールを選択することができる。
選択用データ取得部51は、データ解析の種類に対応したビーコン情報を受信する。
選択部52は、複数の解析モジュールからなる解析モジュール群54の中から、受信したビーコン情報に対応するデータ解析を行なう解析モジュールを選択する。
これにより、解析装置1は、所定のスポーツ器具(例えば、ゴルフクラブ)等が送信するビーコン情報を受信した場合に、この所定のスポーツ器具に対応するスポーツ(例えば、ゴルフ)に対応する解析モジュールを選択することができる。
当該解析装置1は、スポーツを行う測定対象が装着するウェアラブル端末であり、
測定対象が当該解析装置1を装着時に、測定対象に対する測定を行うことにより、センサデータを生成するセンサ部16を更に備える。
これにより、解析装置1は、ユーザが携帯して利用可能となると共に、ユーザの身体の動き等に対応するセンサデータを生成することができる。
以上説明したように、上述の実施形態では、本発明が適用される解析装置1は、ユーザの腕や胴体等に装着するような形状のウェアラブル端末を例として説明したが、特にこれに限定されない。
本発明は、センサのセンサデータを利用する機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ユーザの腕や胴体等に装着するような他の形状(例えば、腕時計型の形状や、メガネ型の形状)のウェアラブル端末、スマートフォン、携帯型ナビゲーション装置、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
また、上述の実施形態では、解析装置1は、単体の装置により実現することを想定していたが、複数の装置が協働することにより、解析装置1を実現するようにしてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。すなわち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が解析装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
本実施形態における機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサによって実現され、本実施形態に用いることが可能なプロセッサには、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ及びマルチコアプロセッサ等の各種処理装置単体によって構成されるものの他、これら各種処理装置と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられたものを含む。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図2のリムーバブルメディア100により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア100は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu-ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini-Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図2のROM12や、図2の記憶部19に含まれるフラッシュメモリ等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
センサデータを解析することによって、それぞれが異なるデータ解析を行なう複数の解析手段と、
前記センサデータとは異なるデータに基づいて、前記複数の解析手段の中から、何れかの解析手段を選択する選択手段と、
を備えたデータ解析装置。
[付記2]
当該データ解析装置の現在位置を取得する位置取得手段を更に備え、
前記選択手段は、前記取得した現在位置が所定のスポーツを行なう場所に対応する位置であった場合、前記複数の解析手段の中から、前記所定のスポーツの解析を行なう解析手段を選択することを特徴とする付記1に記載のデータ解析装置。
[付記3]
前記選択手段は、取得した現在位置がゴルフ場又はゴルフ練習場に対応する位置であった場合、前記複数の解析手段の中から、ゴルフ解析手段を選択することを特徴とする付記2に記載のデータ解析装置。
[付記4]
前記選択手段は、取得した現在位置がテニス場に対応する位置であった場合、前記複数の解析手段の中から、テニス解析手段を選択することを特徴とする付記2又は3に記載のデータ解析装置。
[付記5]
当該データ解析装置の移動速度を取得する速度取得手段を更に備え、
前記選択手段は、取得した移動速度が所定の速度範囲であった場合、前記複数の解析手段の中から、ランニング解析手段を選択することを特徴とする付記1乃至4の何れか一項に記載のデータ解析装置。
[付記6]
他のデータ解析装置から当該他のデータ解析装置が解析するデータ解析の種類を示す情報を取得する情報取得手段を備え、
前記選択手段は、前記複数の解析手段の中から、取得した前記データ解析の種類を示す情報が示すデータ解析を行なう解析手段を選択することを特徴とする付記1乃至5の何れか1に記載のデータ解析装置。
[付記7]
他のデータ解析装置から当該他のデータ解析装置の識別情報を取得する他装置識別情報取得手段を備え、
前記選択手段は、前記複数の解析手段の中から、取得した前記識別情報により特定される他のデータ解析装置に対応付けられているデータ解析を行なう解析手段を選択することを特徴とする付記1乃至6の何れか1に記載のデータ解析装置。
[付記8]
データ解析の種類に対応したビーコン情報を受信するビーコン情報受信手段を備え、
前記選択手段は、前記複数の解析手段の中から、受信した前記ビーコン情報に対応するデータ解析を行なう解析手段を選択することを特徴とする付記1乃至7の何れか1に記載のデータ解析装置。
[付記9]
当該データ解析装置は、測定対象が装着するウェアラブル端末であり、
前記測定対象が当該データ解析装置を装着時に、前記測定対象に対する測定を行うことにより、前記センサデータを生成するセンサを更に備えることを特徴とする付記1乃至8の何れか1に記載のデータ解析装置。
[付記10]
データ解析装置が行うデータ解析方法であって、
センサデータを解析することによって、それぞれが異なるデータ解析を行なう複数の解析ステップと、
前記センサデータとは異なるデータに基づいて、前記複数の解析手段の中から、何れかの解析手段を選択する選択ステップと、
を備えた解析方法。
[付記11]
コンピュータに、
センサデータを解析することによって、それぞれが異なるデータ解析を行なう複数の解析機能と、
前記センサデータとは異なるデータに基づいて、前記複数の解析手段の中から、何れかの解析手段を選択する選択機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
1・・・解析装置,11・・・CPU,12・・・ROM,13・・・RAM,14・・・バス,15・・・入出力インターフェース,16・・・センサ部,17・・・入力部,18・・・出力部,19・・・記憶部,20・・・通信部,21・・・測位部,22・・・ドライブ,51・・・選択用データ取得部,52・・・選択部,53・・・センサデータ取得部,54・・・解析モジュール群,541・・・ゴルフ解析モジュール,542・・・テニス解析モジュール,54n・・・ランニング解析モジュール,54m・・・汎用解析モジュール,61・・・地図情報記憶部,62・・・連携情報記憶部,100・・・リムーバブルメディア

Claims (5)

  1. ユーザの現在位置を特定する現在位置特定手段と、
    前記現在位置特定手段により特定された前記ユーザの現在位置に対応付けて予め登録されているスポーツがある場合に前記ユーザに装着された所定のセンサからの出力データに基づいて前記予め登録されているスポーツに特化させた運動解析を行う第1解析モジュールを選択する一方で、前記現在位置特定手段により特定された前記ユーザの現在位置に対応付けていずれのスポーツも予め登録されていない場合に前記ユーザに装着された所定のセンサからの出力データに基づいて汎用的な運動解析を行う第2解析モジュールを選択する選択手段と、
    を備えることを特徴とするデータ解析装置。
  2. 当該データ解析装置は、前記ユーザが装着するウェアラブル端末であり、
    前記センサは当該データ解析装置に内蔵されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ解析装置。
  3. 前記第1解析モジュールまたは前記第2解析モジュールにより行われた運動解析の結果を所定の表示部に表示させるべく前記表示部を備えた外部端末に送信する送信手段を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータ解析装置。
  4. データ解析装置が実行するデータ解析方法であって、
    ユーザの現在位置を特定する現在位置特定処理と、
    前記現在位置特定処理で特定された前記ユーザの現在位置に対応付けて予め登録されているスポーツがある場合に前記ユーザに装着された所定のセンサからの出力データに基づいて前記予め登録されているスポーツに特化させた運動解析を行う第1解析モジュールを選択する一方で、前記現在位置特定処理で特定された前記ユーザの現在位置に対応付けていずれのスポーツも予め登録されていない場合に前記ユーザに装着された所定のセンサからの出力データに基づいて汎用的な運動解析を行う第2解析モジュールを選択する選択処理と、
    を含むことを特徴とするデータ解析方法。
  5. データ解析装置のコンピュータを、
    ユーザの現在位置を特定する現在位置特定手段、
    前記現在位置特定手段により特定された前記ユーザの現在位置に対応付けて予め登録されているスポーツがある場合に前記ユーザに装着された所定のセンサからの出力データに基づいて前記予め登録されているスポーツに特化させた運動解析を行う第1解析モジュールを選択する一方で、前記現在位置特定手段により特定された前記ユーザの現在位置に対応付けていずれのスポーツも予め登録されていない場合に前記ユーザに装着された所定のセンサからの出力データに基づいて汎用的な運動解析を行う第2解析モジュールを選択する選択手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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