JP7050707B2 - ストレージ制御装置、ストレージシステム、ストレージ制御方法、及び、ストレージ制御プログラム - Google Patents

ストレージ制御装置、ストレージシステム、ストレージ制御方法、及び、ストレージ制御プログラム Download PDF

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Description

本願発明は、ストレージ装置に記憶されたデータの複製を別のストレージ装置に格納する技術に関する。
高度に情報化された現代社会では、社会インフラを構築する様々なコンピュータシステムが稼動している。このようなコンピュータシステムの多くは、高可用性や高信頼性を実現するために、メイン(運用系、常用系、プライマリ)サイトとは別にリモート(待機系、予備系、セカンダリ)サイトを遠隔地に設けている。そしてこのようなコンピュータシステムは、メインサイトのデータをリモートサイトでも多重化して保持することによって、メインサイトが被災した場合であってもリモートサイトにおいてサービスを継続して提供可能とするディザスタリカバリシステムを構築している。
このようなディザスタリカバリシステムは、メインサイトとリモートサイトにそれぞれ設置されているストレージ装置間においてデータを転送する処理であるレプリケーションを実行する。そして、データの転送方式としては、大別して下記の3つの方式がある。
第一のデータ転送方式は、メインサイト側の論理ディスクへの書き込みに同期してリモートサイト側の論理ディスクへも書き込みを行う同期コピー方式である。同期コピー方式では、メインサイト側とリモートサイト側との両方の論理ディスクへの書き込みを完了した後に、その完了報告を、書き込みリクエストを発行したホスト装置へ送信する。同期コピー方式では、リモートサイトへの通信時間分、ホスト装置に対する書き込み応答が遅延する。
第二のデータ転送方式は、メインサイト側の論理ディスクへの書き込みと、リモートサイト側の論理ディスクへの書き込みを非同期に行う非同期コピー方式である。非同期コピー方式では、メインサイトの論理ディスクに対する書き込みが完了した時点で、その完了報告を、書き込みリクエストを発行したホスト装置へ送信する。そして非同期コピー方式では、その後の所定のタイミングに、メインサイトの論理ディスクに対する更新内容を、リモートサイトに送信する。非同期コピー方式は、同期コピー方式と比較して、ホスト装置に対する書き込み応答を改善する一方、リモートサイトにおけるデータの更新順序がメインサイトにおけるデータの更新順序とは必ずしも一致しない。このため、非同期コピー方式では、例えば非同期コピーを実行中に災害が発生した場合に、リモートサイトにおけるデータの整合性が保証されないことになる。
第三のデータ転送方式は、上述した非同期コピー方式において、リモートサイトにおけるデータの更新をメインサイトにおけるデータの更新順序の通りに実行するようにした方式(即ち高機能な非同期コピー方式)であり、本願では以降、非同期順序保証コピー方式と称することとする。非同期順序保証コピー方式では、メインサイトの論理ディスクへの書き込みを行うとともに、その更新内容を表す更新データと更新順序番号とを保存する順序保証バッファを備える。そして非同期順序保証コピー方式では、順序保証バッファに記憶されている更新データを、更新順序番号によって順序保証しながらリモートサイトの論理ディスクに適用する。非同期コピー方式では、災害が発生した時点においてメインサイトからリモートサイトに対してまだ転送されていない順序保証バッファ内の更新データが消失するが、リモートサイトにおけるデータの整合性は確保される。
近年、コンピュータシステムに対する可用性、信頼性、性能等に対する要求レベルは年々高くなってきており、上述したデータ転送方式によるレプリケーションを、効率的かつ確実に実行できるようにする技術への期待が高まってきている。
このような技術に関連する技術として、特許文献1には、ホスト計算機と接続された複製元の記憶装置のデータを、複製先の記憶装置にデータを複製するシステムを制御する制御装置が開示されている。この装置は、書込み順序保証を行う複製元のボリュームと複製先のボリュームとのコピーペアと、当該コピーペアにおけるレプリケーション処理の状態と、を含む情報を記憶する。そしてこの装置は、データ複製時に複数のコピーペアで共有して使用するバッファの使用量が閾値以上である場合、当該バッファを共有している複数のコピーペアのうち、少なくとも一つのコピーペアにおけるレプリケーション処理を停止する。
また、特許文献2には、複数のリモートコピーがそれぞれ非同期で実行される場合でも、ボリューム間の記憶内容を整合させるストレージシステムが開示されている。このシステムは、複数の正記憶制御装置と複数の副記憶制御装置とを、複数の経路により接続し、各第1ボリュームと各第2ボリュームとの間で、それぞれ非同期のリモートコピーを実施する。このシステムは、正記憶制御装置から副記憶制御装置に転送されたライトデータを、ライトデータ記憶部に保管する。このシステムは、ライト時刻やシーケンシャル番号を含む更新順序情報を管理する。そしてこのシステムは、更新順序情報に基づいて各第2ボリュームを更新可能な時点を決定することによって、各第2ボリュームの記憶内容を、更新可能時点までにそれぞれ更新する。
また、特許文献3には、記憶容量が少ないバッファを用いた非同期順序保証コピーを実現するディスクアレイ装置間のリモートコピー処理システムが開示されている。このシステムは、更新データを格納する送信用データバッファを備える。このシステムは、ホストからディスクアレイ装置に更新データの書き込み要求があった場合において、更新データが前回に書き込み要求があってキャッシュに格納されている前回更新データと重複していない場合、その更新データをキャッシュに書き込む。このシステムは、更新データが前回更新データと重複している場合、キャッシュに格納されている前回更新データを送信用データバッファにコピーした後に、その更新データをキャッシュに書き込む。このシステムは、このように、同じ領域に書き込みがあった場合のみ送信用データバッファにデータを書き込む。
特開2018-163521号公報 特開2007-264946号公報 特許第5170169号公報
図8は、メインサイト60とリモートサイト70との間でデータの更新とは非同期にデータをコピーする一般的なストレージシステム2の構成を示すブロック図である。即ち、ストレージシステム2は、上述した非同期コピー方式(非同期順序保証コピー方式を含む)によりレプリケーションを実行するシステムである。メインサイト60は、ストレージ装置600と、ストレージ装置600にアクセスするホスト装置630とを有する。リモートサイト70は、ストレージ装置700と、ストレージ装置700にアクセスするホスト装置730とを有する。
図9は、図8に例示するストレージシステム2によるデータのコピー及び更新動作を示すシーケンス図である。図9に例示する通り、メインサイト60におけるストレージ装置600は、所定のタイミングに非同期コピー処理を実行するにあたり、論理ディスク610におけるコピー領域611を選択する。ストレージ装置600は、選択したコピー領域611を更新排他(禁止)状態に設定した後、コピー領域611のコピーデータを、通信ネットワーク80を介してリモートサイト70におけるストレージ装置700に送信する。ストレージ装置700は、受信したコピーデータを用いて、論理ディスク710におけるコピー領域711を更新し、更新完了報告を、通信ネットワーク80を介してストレージ装置600に送信する。尚、通信ネットワーク80を介する通信においては、通信状況に依存したある通信遅延時間が発生する。ストレージ装置600は、ストレージ装置700から更新完了報告を受信することによって、コピー領域611の更新排他状態を解除する。
ここで、ストレージ装置600が上述したこのコピー領域611に関する非同期コピー処理を行っている最中に、ホスト装置630がコピー領域611と重複する論理ディスク610の領域に対する更新命令(書き込み命令)を発行したとする。この場合、当該更新命令による更新は、コピー領域611の更新排他状態が解除されるまで待たされるので、図9に例示するような更新応答時間が発生する。
図10は、非同期順序保証コピーを行うストレージシステム2において、通信ネットワーク80の障害が発生した場合における順序保証バッファ620に記憶されているデータ量の推移を例示する図である。この場合、ストレージ装置600は、図8に例示する通り、論理ディスク610に対する更新内容と更新順序番号とを関連付けて保存する順序保証バッファ620を備えている。
図10に示す例では、通信ネットワーク80における障害が発生した時刻Tまでは、ストレージ装置600は、ストレージ装置700に対する非同期順序保証コピーを例えば定期的に実行するので、順序保証バッファ620に記憶されているデータ量はある水準を維持している。しかしながら、障害が発生した時刻T以降、順序保証バッファ620に記憶されている更新データをストレージ装置600からストレージ装置700に転送する処理が滞ることによって、順序保証バッファ620に記憶されているデータ量は次第に増加する。そして、そのデータ量は、時刻Tにおいて順序保証バッファ620の上限値に達する(即ち、順序保証バッファ620において、更新データを新たに格納可能な記憶領域が無くなる)。
この場合、ストレージ装置600は、時刻T以降、非同期順序保証コピーを行うことができなくなるので、非同期順序保証コピー処理を一時停止したのち、しばらく差分管理のみを行うように(差分管理のみを行うモードに移行)する。但し、差分管理とは、論理ディスク610と論理ディスク710との間において、どの領域(部分)に差分があるのかを管理することである。
図10に示す例では、時刻Tにおいて通信ネットワーク80における障害が解消したのち、ストレージ装置600は、再同期処理を実行する。但し、再同期処理とは、差分管理を行った結果に基づいて、論理ディスク610から論理ディスク710に対するデータ転送(コピー)を行うことによって、論理ディスク610に記憶されているデータと論理ディスク710に記憶されているデータとを一致させる処理のことである。そして、ストレージ装置600は、時刻Tにおいて再同期処理を完了することによって、論理ディスク610に記憶されているデータと論理ディスク710に記憶されているデータとが一致したのち、一時停止していた非同期順序保証コピー処理を再開する。
ここで、ストレージ装置600による上述した再同期処理について考える。ストレージ装置600は、再同期処理において、論理ディスク610におけるある領域のデータを論理ディスク710にコピーする際に、図9に例示する動作と同様に、コピーする領域を更新排他状態に設定する必要がある。その理由は、ある領域のデータを再同期処理においてコピー中に当該データが更新された場合、当該データの整合性を維持できなくなるからである。
この場合、ホスト装置630は、更新排他状態が解除されるまで、コピーする領域に対する更新処理(書き込み処理)を行うことができなくなる。即ち、例えば、コピーする領域のデータ量が大きい場合、あるいは、通信ネットワーク80における輻輳の発生によって通信遅延時間が長くなる場合などでは、図9に例示するような更新応答時間が大幅に悪化する可能性があり、この場合、メインサイト60によるサービスの提供に与える影響は非常に大きい。特許文献1乃至3は、このような問題については特に言及していない。本願発明の主たる目的は、この課題を解決するストレージ制御装置等を提供することである。
本願発明の一態様に係るストレージ制御装置は、第一のストレージ装置に記憶されているデータに対する更新内容を、第二のストレージ装置に記憶されている前記データの複製に適用する場合において、前記更新内容を表す更新情報を記憶する第一の記憶手段と、前記第一のストレージ装置に記憶されているデータと、前記第二のストレージ装置に記憶されている前記データの複製との差分を表す差分情報を管理する差分管理手段と、前記第一の記憶手段の使用状況に関する所定の事象を検出する検出手段と、前記所定の事象が検出された場合に、前記差分情報に基づいて、前記第一のストレージ装置から、前記第二のストレージ装置に対する転送データを取得するとともに、前記第一のストレージ装置における前記転送データの格納領域を、更新排他状態に設定する取得手段と、第二の記憶手段を介して前記第二のストレージ装置に転送する前記転送データを前記第二の記憶手段に格納する際に、前記更新排他状態を解除するとともに、前記転送データに関する前記差分情報を削除するよう前記差分管理手段を制御する制御手段と、前記第二の記憶手段と、を備える。
上記目的を達成する他の見地において、本願発明の一態様に係るストレージ制御方法は、情報処理装置によって、第一のストレージ装置に記憶されているデータに対する更新内容を、第二のストレージ装置に記憶されている前記データの複製に適用する場合において、前記更新内容を表す更新情報を第一の記憶手段に記憶し、前記第一のストレージ装置に記憶されているデータと、前記第二のストレージ装置に記憶されている前記データの複製との差分を表す差分情報を管理し、前記第一の記憶手段の使用状況に関する所定の事象を検出し、前記所定の事象が検出された場合に、前記差分情報に基づいて、前記第一のストレージ装置から、前記第二のストレージ装置に対する転送データを取得するとともに、前記第一のストレージ装置における前記転送データの格納領域を、更新排他状態を設定し、第二の記憶手段を介して前記第二のストレージ装置に転送する前記転送データを前記第二の記憶手段に格納する際に、前記更新排他状態を解除するとともに、前記転送データに関する前記差分情報を削除する。
また、上記目的を達成する更なる見地において、本願発明の一態様に係るストレージ制御プログラムは、第一のストレージ装置に記憶されているデータに対する更新内容を、第二のストレージ装置に記憶されている前記データの複製に適用する場合において、前記更新内容を表す更新情報を記憶する第一の記憶手段と、第二の記憶手段とを備えるコンピュータに、前記第一のストレージ装置に記憶されているデータと、前記第二のストレージ装置に記憶されている前記データの複製との差分を表す差分情報を管理する差分管理処理と、前記第一の記憶手段の使用状況に関する所定の事象を検出する検出処理と、前記所定の事象が検出された場合に、前記差分情報に基づいて、前記第一のストレージ装置から、前記第二のストレージ装置に対する転送データを取得するとともに、前記第一のストレージ装置における前記転送データの格納領域を、更新排他状態に設定する取得処理と、第二の記憶手段を介して前記第二のストレージ装置に転送する前記転送データを前記第二の記憶手段に格納する際に、前記更新排他状態を解除するとともに、前記転送データに関する前記差分情報を削除するよう前記差分管理処理を制御する制御処理と、を実行させる。
更に、本願発明は、係るストレージ制御プログラム(コンピュータプログラム)が格納された、コンピュータ読み取り可能な、不揮発性の記録媒体によっても実現可能である。
本願発明は、ストレージ装置間におけるレプリケーションを非同期に行うシステムにおいて、ストレージ装置間における再同期処理を実行する際に応答性能が低下することを回避することを可能とする。
本願発明の第1の実施形態に係るストレージシステム1の構成を示すブロック図である。 本願発明の第1の実施形態に係る順序保証バッファ110の記憶内容を例示する図である。 本願発明の第1の実施形態に係るストレージ装置100が、ホスト装置190から発行された命令に基づいて、論理ディスク181あるいは182に記憶されているデータを更新する動作を示すフローチャート(1/2)である。 本願発明の第1の実施形態に係るストレージ装置100が、ホスト装置190から発行された命令に基づいて、論理ディスク181あるいは182に記憶されているデータを更新する動作を示すフローチャート(2/2)である。 本願発明の第1の実施形態に係るストレージ装置100が、非同期順序保証コピー処理を実行する動作を示すフローチャートである。 本願発明の第1の実施形態に係るストレージ装置100が、再同期処理を実行する動作を示すフローチャートである。 本願発明の第2の実施形態に係るストレージ制御装置40の構成を示すブロック図である。 本願発明の各実施形態に係るストレージ制御装置を実行可能な情報処理装置900の構成を示すブロック図である。 メインサイト60とリモートサイト70との間でデータの更新とは非同期にデータをコピーする一般的なストレージシステム2の構成を示すブロック図である。 一般的なストレージシステム2によるデータのコピー及び更新動作を示すシーケンス図である。 非同期順序保証コピーを行うストレージシステム2において、通信ネットワーク80の障害が発生した場合における順序保証バッファ620に記憶されるデータ量の推移を例示する図である。
以下、本願発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本願発明の第1の実施の形態に係るストレージシステム1の構成を示すブロック図である。ストレージシステム1は、メインサイト10とリモートサイト20とが、通信ネットワーク(通信回線)30を介して通信可能に接続されたディザスタリカバリシステムである。
メインサイト10は、運用系(常用系)のサイトであり、ストレージ装置(ストレージ制御装置)100とホスト装置190とを含んでいる。ホスト装置190は、例えばサーバ装置等の情報処理装置である。ストレージ装置100は、ホスト装置190が使用するデータを記憶している。尚、メインサイト10は、ストレージ装置100に対してアクセスする複数のホスト装置190を含んでもよい。
リモートサイト20は、待機系(予備系)のサイトであり、メインサイト10と同様に、ストレージ装置200とホスト装置290とを含んでいる。
尚、ストレージシステム1は、複数のリモートサイト20を含んでもよい。また、ストレージシステム1に含まれる複数のサイトの個々は、メインサイトとしての機能とリモートとしての機能との両方を備えてもよい。
メインサイト10におけるストレージ装置100は、ストレージ装置100に記憶されているデータに関して、リモートサイト20におけるストレージ装置200に対するレプリケーションを行う。即ち、ストレージ装置200に記憶されているデータは、ストレージ装置100に記憶されているデータの複製である。
本実施形態に係るストレージシステム1は、ストレージ装置100に記憶されているデータに対する更新と同じタイミングでその更新内容をストレージ装置200に適用(反映)することを行わず、かつ、ストレージ装置200におけるデータの更新をストレージ装置100におけるデータの更新順序の通りに実行することとする。即ち、本実施形態に係るストレージシステム1は、レプリケーションの方式として、前述した非同期順序保証コピー方式を採用している。
本実施形態に係るストレージ装置100は、非同期順序保証コピー方式によるレプリケーションの実行を制御するストレージ制御装置としての機能を備えている。尚、ストレージシステム1は、ストレージ装置100とは異なる装置として、ストレージ制御装置を備えてもよい。本実施形態では以降、メインサイト10において、ストレージ制御装置として動作するストレージ装置100の構成について説明することとする。
本実施形態に係るストレージ装置100は、順序保証バッファ(第一及び第二の記憶部)110、差分管理部120、検出部130、取得部140、制御部150、論理ディスクアクセス制御部160、キャッシュ170、及び、論理ディスク181及び182を備えている。また、リモートサイト20におけるストレージ装置200も、ストレージ装置100と同様に、順序保証バッファ210、キャッシュ270、及び、論理ディスク281及び282を備えている。尚、ストレージ装置200も、ストレージ装置100と同様に、差分管理部120、検出部130、取得部140、制御部150、論理ディスクアクセス制御部160に相当する構成を備えてもよいが、本実施形態では、ストレージ装置200おける当該構成に関しては、説明の便宜上、省略することとする。また、ストレージ装置200は、順序保証バッファ210を備えない場合もある。
ストレージ装置100における論理ディスク181及び182は、例えば磁気ディスク等の記憶デバイスである。尚、ストレージ装置100が備える論理ディスクの数は2つに限定されない。ストレージ装置100は、1つあるいは3つ以上の論理ディスクを備えてもよい。論理ディスク181及び182は、ホスト装置190が使用するデータであって、ストレージ装置100によるレプリケーションの実行対象であるデータを記憶している。
論理ディスクアクセス制御部160は、ホスト装置190から論理ディスク181あるいは182に対するアクセスを制御する。論理ディスクアクセス制御部160は、論理ディスク181及び182を、同一の順序保証グループに属するディスクとして管理する。但し、順序保証グループは、更新順序を保証する必要があるデータが複数の論理ディスクに跨って記憶されている場合に、それらの論理ディスクの集合を表す。
論理ディスクアクセス制御部160は、論理ディスク181とストレージ装置200における論理ディスク281とを、ペア関係を有するディスクとして管理し、論理ディスク182とストレージ装置200における論理ディスク282とを、ペア関係を有するディスクとして管理する。即ち、本実施形態に係るストレージ装置100は、論理ディスク181に記憶されているデータを論理ディスク281に対してレプリケーションを行い、論理ディスク182に記憶されているデータを論理ディスク282に対してレプリケーションを行う。尚、ストレージ装置100は、論理ディスク181あるいは182に記憶されているデータを、それぞれ2つ以上の論理ディスクにレプリケーションを行うようにしてもよい。
論理ディスクアクセス制御部160は、ホスト装置190から、論理ディスク181あるいは182に記憶されているデータに対する更新命令(書き込み命令)を受信した場合、当該更新命令に含まれる書き込みデータを、キャッシュ170に格納する。キャッシュ170は、論理ディスク181あるいは182に対する書き込みデータを一時的に記憶する、例えばメモリ等の記憶デバイスである。
論理ディスクアクセス制御部160は、当該更新命令が示す、論理ディスク181あるいは182における更新領域に関して、更新排他(他の命令等による更新を禁止する)状態に設定されているか否かを確認する。論理ディスクアクセス制御部160は、論理ディスク181あるいは182における当該更新領域に対する他の命令等による更新排他状態への設定が行われていない場合に、当該更新領域に対する更新を行うことが可能である。尚、上述した他の命令には、例えば、当該更新領域に対する他の更新命令、あるいは、当該更新領域に関するレプリケーションを行う命令等が含まれる。
論理ディスクアクセス制御部160は、当該更新領域に関して、更新排他状態に設定されていない場合、当該更新領域を更新排他状態に設定するとともに、キャッシュ170に格納した当該更新命令に含まれる書き込みデータを用いて、当該更新領域に対する更新を実行する。
論理ディスクアクセス制御部160は、当該更新領域に対する更新を実行したのち、後述する検出部130から、順序保証バッファ110において、更新命令による更新内容を表す更新データ111を新たに格納可能な記憶領域が不足する事象が発生したことを通知されていない場合に、更新データ111を順序保証バッファ110に格納する。図1に示す順序保証バッファ110は、メモリあるいは磁気ディスク等の記憶デバイスであり、メモリ及び磁気ディスク等が混在する記憶デバイスであってもよい。順序保証バッファ110は、論理ディスク181あるいは182に記憶されているデータに対する複数の更新内容を表す、更新データ111-1、更新データ111-2等を記憶している。
図2は、本実施形態に係る順序保証バッファ110の記憶内容を例示する図である。順序保証バッファ110は、図2に例示する項目を関連付けて記憶している。図2に示す更新データ識別子は、各更新に関する更新データを識別可能な識別子である。図2に示す順序保証番号は、更新が行われた順序を表す情報であり、図2に例示する順序保証バッファ110は、更新データ111-1が表す更新の次に、更新データ111-2が表す更新が行われたことを表している。
図2に例示する更新データ111-1は、ストレージ装置100の論理ディスク181におけるアドレスが「00000-00100」の領域に対して更新が行われ、更新データ111-1のレプリケーション先は、ストレージ装置200の論理ディスク281であることを表している。同様に、図2に例示する更新データ111-2は、ストレージ装置100の論理ディスク182におけるアドレスが「03000-05000」の領域に対して更新が行われ、更新データ111-2のレプリケーション先は、ストレージ装置200の論理ディスク282であることを表している。
図1に示す差分管理部120は、ストレージ装置100における論理ディスク181及び182に記憶されているデータと、ストレージ装置200における論理ディスク281及び282に記憶されているデータとの差分を表す差分ビットマップ(差分情報)121を生成して管理する。但し、差分ビットマップ121は、2つのデータの間における差分の有無を所定の粒度により表した情報である。差分管理部120は、生成した差分ビットマップ121を、例えば、ストレージ装置100が備えるメモリ等の記憶デバイスに格納する。
尚、差分管理部120が管理するデータ(情報)は、論理ディスク181及び182に記憶されているデータにおいて、論理ディスク281及び282に記憶されているデータとの差分が存在する場所を特定可能な情報であればよく、差分ビットマップ121とは異なる形式のデータであってもよい。
差分管理部120は、論理ディスクアクセス制御部160が、論理ディスク181あるいは182における更新対象のデータを更新した際に、その更新対象のデータに関する差分ビットマップ121を生成する。差分管理部120は、また、論理ディスクアクセス制御部160が、更新対象のデータに関する更新データ111を順序保証バッファ110に格納した際に、更新対象のデータに関する差分ビットマップ121を削除する。尚、更新対象のデータに関する更新データ111が順序保証バッファ110に格納された時点では、更新データ111は、まだ論理ディスク281あるいは282に記憶されているデータの複製に反映されてはいない。しかしながら、差分管理部120は、更新データ111が順序保証バッファ110に格納されることによって、更新データ111が更新対象のデータ複製に反映されることが決定したときに、更新データ111に関する差分ビットマップ121を削除する。
図1に示す検出部130は、順序保証バッファ110を参照することによって、順序保証バッファ110の使用状況に関する所定の事象を検出する。検出部130は、より具体的には、順序保証バッファ110において、更新命令による更新内容を表す更新データ111を新たに格納可能な記憶領域が不足する事象が発生しているか否かを確認する。即ち、本実施形態では、上述した所定の事象は、「順序保証バッファ110において、更新データ111を新たに格納可能な記憶領域が不足する」ことを表すこととする。そして検出部130は、その検出結果を、論理ディスクアクセス制御部160、及び、後述する取得部140に通知する。
順序保証バッファ110の使用率が増加することによって、更新データ111を新たに格納可能な記憶領域が不足する事象は、例えば、図10に関して前述した通り、図1に示す通信ネットワーク30における障害が発生することなどに起因する。即ち、その障害の発生により、順序保証バッファ110に記憶されている更新データ111をストレージ装置100からストレージ装置200に送信する処理が滞ることによって、順序保証バッファ110に記憶されている更新データ111のデータ量は次第に増加する。そして、そのデータ量は、順序保証バッファ110の上限値に達するので、順序保証バッファ110は、更新データ111を新たに格納することができなくなる。
論理ディスクアクセス制御部160は、論理ディスク181あるいは182から、論理ディスク281あるいは282に対する非同期順序保証コピー処理を、例えば、所定のタイミング(例えば定期的)にバックグラウンドで実行する。
論理ディスクアクセス制御部160は、順序保証バッファ110に更新データ111が存在する場合、順序保証バッファ110に記憶されている更新データ111を、ストレージ装置200に送信する。ストレージ装置200は、ストレージ装置100から受信した更新データ111を、順序保証バッファ210を介してキャッシュ270に格納したのち、キャッシュ270に格納した更新データ111を論理ディスク281あるいは282に書き込む。これによりストレージ装置200は、論理ディスク281あるいは282に記憶されている、論理ディスク181あるいは182に記憶されているデータの複製を更新する。
ストレージ装置200は更新データ111が示す更新を完了したことをストレージ装置100に送信する。ストレージ装置100における論理ディスクアクセス制御部160は、ストレージ装置200から更新データ111が示す更新を完了したことを受信したときに、当該更新データ111を、順序保証バッファ110から削除する。
論理ディスクアクセス制御部160は、また、検出部130が、上述の通り、更新命令による更新内容を表す更新データ111を新たに格納可能な記憶領域が不足する事象を検出した場合、非同期順序保証コピーによるレプリケーションを行うことを一時停止することを決定する。そして、ストレージ装置100は、非同期順序保証コピーによるレプリケーションを停止したのちは、差分ビットマップ121によって、論理ディスク181及び182と、論理ディスク281及び282とに関して、差分管理のみを行うモードに移行することを決定する。このモードは、上述した図10に例示する時刻T乃至Tにおける差分管理のみを行うモードに相当する。
ストレージ装置100が差分ビットマップ121による差分管理を行うモードに移行したのち、差分管理部120は、順序保証バッファ110に記憶されている更新データ111に関する差分ビットマップ121を生成する。そののち、後述する制御部150は、順序保証バッファ110に記憶されている更新データ111を削除する。
取得部140及び制御部150は、ストレージ装置100が差分ビットマップ121による差分管理のみを行うモードに移行したのち、論理ディスク181及び182に記憶されているデータと、論理ディスク281及び282に記憶されているデータとを一致させる再同期処理を実行する。再同期処理は、上述した図10に例示する時刻T乃至Tにおいて実行される処理である。取得部140及び制御部150は、例えば、図10に例示するように、通信ネットワーク30における障害が解消したのちに、再同期処理を行えばよい。
取得部140は、差分ビットマップ121に基づいて、ストレージ装置200へ転送(送信)する論理ディスク181あるいは182におけるデータの領域を決定する。取得部140は、決定したデータの領域を格納可能な記憶領域が順序保証バッファ110に存在する場合に、論理ディスク181あるいは182における決定したデータの領域から、ストレージ装置200へ転送するデータ(転送データ)を読み出す。
制御部150は、取得部140によって読み出された転送データを順序保証バッファ110に格納する。尚、ストレージ装置100が差分ビットマップ121による差分管理のみを行うモードに移行する際に、制御部150は、順序保証バッファ110に記憶されている更新データ111を削除するので、取得部140及び制御部150が再同期処理を開始する時点では、順序保証バッファ110は、転送データを格納可能である。
取得部140は、論理ディスク181あるいは182におけるデータの領域を上述の通りに決定したタイミングにおいて当該データの領域を更新排他状態に設定する。制御部150は、転送データを順序保証バッファ110に格納したタイミングにおいて、当該データの領域に関する差分ビットマップ121を削除するように差分管理部120を制御するとともに、当該データの領域に関する更新排他状態を解除する。そして制御部150は、順序保証バッファ110に格納した転送データを、ストレージ装置200に送信することによって、再同期処理を実行する。
差分管理部120は、ある差分ビットマップ121が示すデータ領域に関して、取得部140によって転送データが順序保証バッファ110に格納された場合、制御部150による制御を受けることによって当該差分ビットマップ121を削除する。そして制御部150は、差分管理部120において存在する全ての差分ビットマップ121に関して、ストレージ装置200へのデータ転送を行うことによって、再同期処理を完了する。
ストレージ装置100は、再同期処理を完了したタイミング(上述した図10に例示する時刻T)において、一時停止していた非同期順序保証コピーによるレプリケーションを行うことを再開する。
次に図3A及び3B、図4、図5のフローチャートを参照して、本実施形態に係るストレージ装置(ストレージ制御装置)100の動作(処理)について詳細に説明する。
図3A及び3Bは、本実施形態に係るストレージ装置100が、ホスト装置190から発行された命令に基づいて、論理ディスク181あるいは182に記憶されているデータを更新する動作を示すフローチャートである。
論理ディスクアクセス制御部160は、ホスト装置190から、論理ディスク181あるいは182に記憶されているデータに対する更新命令を受信する(ステップS101)。論理ディスクアクセス制御部160は、受信した更新命令に含まれる書き込みデータをキャッシュ170に格納する(ステップS102)。論理ディスクアクセス制御部160は、当該更新命令が示す更新領域に関して、他の命令等による更新排他状態への設定が行われているか否かを確認する(ステップS103)。
当該更新領域が更新排他状態に設定されている場合(ステップS104でYes)、処理はステップS103へ戻る。当該更新領域が更新排他状態に設定されていない場合(ステップS104でNo)、論理ディスクアクセス制御部160は、当該更新領域を更新排他状態に設定する(ステップS105)。
論理ディスクアクセス制御部160は、キャッシュ170に格納した更新命令に含まれる書き込みデータを用いて、論理ディスク181あるいは182における更新対象のデータを更新する(ステップS106)。差分管理部120は、更新対象のデータに関する差分ビットマップ121を生成する(ステップS107)。
検出部130は、順序保証バッファ110において、更新命令による更新内容を表す更新データ111を新たに格納可能な記憶領域が不足する事象が発生しているか否かを確認する(ステップS108)。更新データ111を格納可能な記憶領域が不足する事象が発生していない場合(ステップS109でNo)、論理ディスクアクセス制御部160は、更新データ111を、順序保証バッファ110に格納する(ステップS110)。
差分管理部120は、更新対象のデータに関する差分ビットマップ121を削除する(ステップS111)。論理ディスクアクセス制御部160は、更新領域の更新排他状態を解除し(ステップS112)、全体の処理は終了する。
更新データ111を格納可能な記憶領域が不足する事象が発生している場合(ステップS109でYes)、論理ディスクアクセス制御部160は、更新領域の更新排他状態を解除する(ステップS113)。論理ディスクアクセス制御部160は、非同期順序保証コピーによるレプリケーションを行うことを一時停止する(ステップS114)。
差分管理部120は、順序保証バッファ110に記憶されている更新データ111に関する差分ビットマップ121を生成する(ステップS115)。制御部150は、順序保証バッファ110に記憶されている更新データ111を削除し(ステップS116)、全体の処理は終了する。
図4は、本実施形態に係るストレージ装置100が、非同期順序保証コピー処理を実行する動作を示すフローチャートである。
論理ディスクアクセス制御部160は、順序保証バッファ110に更新データ111が存在するか否かを確認する(ステップS201)。順序保証バッファ110に更新データ111が存在しない場合(ステップS202でNo)、処理はステップS201へ戻る。順序保証バッファ110に更新データ111が存在する場合(ステップS202でYes)、論理ディスクアクセス制御部160は、順序保証バッファ110に記憶されている更新データ111を、ストレージ装置200に送信する(ステップS203)。
論理ディスクアクセス制御部160は、ストレージ装置200から、論理ディスク281あるいは282に対する更新データ111が示す更新を完了したことを受信する(ステップS204)。論理ディスクアクセス制御部160は、ストレージ装置200に送信した更新データ111を、順序保証バッファ110から削除し(ステップS205)、処理はステップS201へ戻る。
図5は、本実施形態に係るストレージ装置100が、再同期処理を実行する動作を示すフローチャートである。
差分管理部120は、差分ビットマップ121が存在するか否かを確認する(ステップS301)。差分ビットマップ121が存在しない場合(ステップS302でNo)、全体の処理は終了する。差分ビットマップ121が存在する場合(ステップS302でYes)、取得部140は、差分ビットマップ121に基づいて、ストレージ装置200に対するデータ転送を行う論理ディスク181あるいは182におけるデータの領域を決定する(ステップS303)。
取得部140は、決定したデータの領域を格納可能な記憶領域が順序保証バッファ110に存在するか否かを確認する(ステップS304)。決定したデータの領域を格納可能な領域が順序保証バッファ110に存在しない場合(ステップS305でNo)、処理はステップS304へ戻る。決定したデータの領域を格納可能な領域が順序保証バッファ110に存在する場合(ステップS305でYes)、取得部140は、決定したデータの領域を更新排他状態に設定する(ステップS306)。
取得部140は、論理ディスク181あるいは182から決定したデータの領域を読み出し、制御部150は、読み出した転送データを順序保証バッファ110に格納する(ステップS307)。制御部150は、差分管理部120を制御することによって、決定したデータの領域に関する差分ビットマップ121を削除する(ステップS308)。制御部150は、決定したデータの領域の更新排他状態を解除する(ステップS309)。制御部150は、順序保証バッファ110に格納された転送データを、ストレージ装置200に送信するとともに、当該転送データを順序保証バッファ110から削除し(ステップS310)、処理はステップS301へ戻る。
本実施形態に係るストレージ装置100(ストレージ制御装置)は、ストレージ装置間におけるレプリケーションを非同期に行うシステムにおいて、ストレージ装置間における再同期処理を実行する際に応答性能が低下することを回避することができる。その理由は、ストレージ装置100は、ストレージ装置100とストレージ装置200との間の再同期処理に伴うデータ転送を、順序保証バッファ110を介して実行し、転送データを順序保証バッファ110に格納する際に、当該転送データに関する更新排他状態を解除するとともに、当該転送データに関する差分ビットマップ121を削除するからである。
以下に、本実施形態に係るストレージ装置100によって実現される効果について、詳細に説明する。
例えば図8乃至10に示す通り、一般的なディザスタリカバリシステム(ストレージシステム2)では、メインサイト60とリモートサイト70とを接続する通信ネットワーク80において障害が発生した場合、その障害が解消したのちに、論理ディスク610に記憶されているデータと論理ディスク710に記憶されているデータとを一致させる再同期処理が行われる。メインサイト60におけるストレージ装置600は、この再同期処理において、論理ディスク610におけるある領域のデータを論理ディスク710にコピーする際に、データの整合性を保証するために、コピーする領域を更新排他状態に設定する必要がある。この場合、ホスト装置630は、更新排他状態が解除されるまで、コピーする領域に対する更新処理(書き込み処理)を行うことができなくなる。即ち、例えば、コピーする領域のデータ量が大きい場合、あるいは、通信ネットワーク80における輻輳の発生によって通信遅延時間が長くなる場合などでは、図9に例示する更新応答時間が大幅に悪化する可能性がある。
このような課題に対して、本実施形態に係るストレージ装置(ストレージ制御装置)100は、順序保証バッファ(第一及び第二の記憶部)110と、差分管理部120と、検出部130と、取得部140と、制御部150と、を備え、例えば図1乃至図5を参照して上述した通り動作する。即ち、順序保証バッファ110は、ストレージ装置(第一のストレージ装置)100に記憶されているデータに対する更新内容を、ストレージ装置(第二のストレージ装置)200に記憶されている当該データの複製に適用する場合において、当該更新内容を表す更新データ111を記憶する。差分管理部120は、ストレージ装置100に記憶されているデータと、ストレージ装置200に記憶されている当該データの複製との差分を表す差分ビットマップ(差分情報)121を管理する。検出部130は、順序保証バッファ110の使用状況に関する所定の事象を検出する。取得部140は、当該所定の事象が検出された場合に、差分ビットマップ121に基づいて、ストレージ装置100から、ストレージ装置200に対する転送データを取得するとともに、ストレージ装置100における当該転送データの格納領域を、更新排他状態に設定する。そして、制御部150は、順序保証バッファ110を介してストレージ装置200に転送する当該転送データを順序保証バッファ110に格納する際に、当該更新排他状態を解除するとともに、当該転送データに関する差分ビットマップ121を削除するよう差分管理部120を制御する。
即ち、本実施形態に係るストレージ装置100は、再同期処理において、順序保証バッファ110を介したデータ転送を行い、転送データを順序保証バッファ110に格納したタイミングで、ストレージ装置100における転送データの格納領域の更新排他状態を解除するとともに、転送データに関する差分ビットマップ121を削除する。したがって、ストレージ装置100は、転送データを順序保証バッファ110に格納してのちに当該転送データの格納領域に対して発生した更新の内容を、新たな差分ビットマップ121として管理することによって、データの整合性を維持しつつ、早いタイミングで転送データの格納領域の更新排他状態を解除することを実現する。これにより、本実施形態に係るストレージ装置100は、再同期処理において転送するデータの格納領域を更新排他状態に設定する期間を短縮することができるので、ストレージ装置間における再同期処理を実行する際に応答性能が低下することを回避することができる。
また、本実施形態に係る差分管理部120は、更新データ111が順序保証バッファ110に格納されたときに更新データ111に関する差分ビットマップ121を削除したのち、検出部130によって所定の事象が検出された場合に、順序保証バッファ110に記憶されている更新データ111に関する差分ビットマップ121を生成する。そして制御部150は、検出部130によって所定の事象が検出された場合に、順序保証バッファ110に記憶されている更新データ111を削除する。即ち、本実施形態に係る差分管理部120は、必要最小限の差分ビットマップ121を管理するとともに、制御部150は、再同期処理を行う前に、順序保証バッファ110に記憶されている更新データ111を速やかに削除する。これにより、本実施形態に係るストレージ装置100は、上述した順序保証バッファ110を介した再同期処理を効率的に行うことができる。
また、上述した本実施形態に係るストレージ装置100は、更新データ111を記憶するための順序保証バッファ110(第一の記憶部)を、再同期処理における転送データを格納するバッファ(第二の記憶部)として使用する。即ち、ストレージ装置100は、第一の記憶部と第二の記憶部とを共用することによってコストを削減した構成を備えているが、ストレージ装置100は、第二の記憶部として専用のバッファを備えるようにしてもよい。
この場合、ストレージ装置100は、ホスト装置190から発行された更新命令による更新データ111の第一の記憶部への登録と、再同期処理の実行による転送データの第二の記憶部への登録とを並列に行うことが可能である。そしてこの場合、ストレージ装置100は、更新データ111と転送データとに関して、共通の順序管理を行えばよい。また、ストレージ装置100は、第二の記憶部として専用のバッファを備える場合、再同期処理を実行する前に、順序保証バッファ110に転送データを格納するための領域を確保するために、順序保証バッファ110から更新データ111を削除することを行う必要はない。
また、本実施形態に係る制御部150は、ストレージ装置100とストレージ装置200とを通信可能に接続する通信ネットワーク30の状況を表す情報を外部から受信する機能を備えてもよい。この場合、制御部150は、その通信ネットワーク30の状況を表す情報と、ストレージ装置100からストレージ装置200に対して転送する必要があるデータ量とが条件を満たす場合に、再同期処理におけるデータ転送を実行する。
より具体的には、制御部150は、例えば、転送する必要があるデータ量が多い場合、通信ネットワーク30における輻輳が大きく改善されるまで、再同期処理におけるデータ転送を保留する。そして、制御部150は、例えば、転送する必要があるデータ量が少ない場合、通信ネットワーク30における輻輳がある程度改善された時点において、再同期処理におけるデータ転送を開始してもよい。本実施形態に係るストレージ装置100は、このように動作する制御部150を備えることによって、再同期処理をより効率的に行うことができる。
また、本実施形態に係るストレージシステム1が採用するレプリケーションの方式は、非同期順序保証コピー方式に限定されない。本実施形態に係るストレージ装置100が備えるストレージ制御装置としての機能は、メインサイトにおけるデータの更新とは非同期でレプリケーションを実行するためのバッファを備えた、例えば順序保証を行わない非同期コピーを実行するシステムなどにおいても利用可能である。
<第2の実施形態>
図6は、本願発明の第2の実施形態に係るストレージ制御装置40の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るストレージ制御装置40は、第一の記憶部41、差分管理部42、検出部43、取得部44、制御部45、及び、第二の記憶部46を備える。
第一の記憶部41は、第一のストレージ装置50に記憶されているデータ500に対する更新内容を、第二のストレージ装置51に記憶されているデータ500の複製510に適用する場合において、当該更新内容を表す更新情報410を記憶する。
差分管理部42は、第一のストレージ装置50に記憶されているデータ500と、第二のストレージ装置51に記憶されているデータ500の複製510との差分を表す差分情報420を管理する。
検出部43は、第一の記憶部41の使用状況に関する所定の事象430を検出する。
取得部44は、所定の事象430が検出された場合に、差分情報420に基づいて、第一のストレージ装置50から、第二のストレージ装置51に対する転送データ460を取得するとともに、第一のストレージ装置50における転送データ460の格納領域を、更新排他状態に設定する。
制御部45は、第二の記憶部46を介して第二のストレージ装置51に転送する転送データ460を第二の記憶部46に格納する際に、当該更新排他状態を解除するとともに、転送データ460に関する差分情報420を削除するよう差分管理部42を制御する。
本実施形態に係るストレージ制御装置40は、ストレージ装置間におけるレプリケーションを非同期に行うシステムにおいて、ストレージ装置間における再同期処理を実行する際に応答性能が低下することを回避することができる。その理由は、ストレージ制御装置40は、第一のストレージ装置50と第二のストレージ装置51との間の再同期処理に伴うデータ転送を、第二の記憶部46を介して実行し、転送データ460を第二の記憶部46に格納する際に、転送データ460に関する更新排他状態を解除するとともに、転送データ460に関する差分情報420を削除するからである。
<ハードウェア構成例>
上述した各実施形態において図1、及び、図6に示したストレージ制御装置(ストレージ装置)における各部は、専用のHW(HardWare)(電子回路)によって実現することができる。また、図1、及び、図6において、少なくとも、下記構成は、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捉えることができる。
・順序保証バッファ110、第一の記憶部41、第二の記憶部46における記憶制御機能、
・差分管理部120及び42、
・検出部130及び43、
・取得部140及び44、
・制御部150及び45、
・論理ディスクアクセス制御部160。
但し、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。この場合のハードウェア環境の一例を、図7を参照して説明する。
図7は、本願発明の各実施形態に係るストレージ制御装置を実行可能な情報処理装置900(コンピュータ)の構成を例示的に説明する図である。即ち、図7は、図1、及び、図6に示したストレージ制御装置を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成であって、上述した実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を表す。
図7に示した情報処理装置900は、構成要素として下記を備えている。
・CPU(Central_Processing_Unit)901、
・ROM(Read_Only_Memory)902、
・RAM(Random_Access_Memory)903、
・ハードディスク(記憶装置)904、
・通信インタフェース905、
・バス906(通信線)、
・CD-ROM(Compact_Disc_Read_Only_Memory)等の記録媒体907に格納されたデータを読み書き可能なリーダライタ908、
・モニターやスピーカ、キーボード等の入出力インタフェース909。
即ち、上記構成要素を備える情報処理装置900は、これらの構成がバス906を介して接続された一般的なコンピュータである。情報処理装置900は、CPU901を複数備える場合もあれば、マルチコアにより構成されたCPU901を備える場合もある。
そして、上述した実施形態を例に説明した本願発明は、図7に示した情報処理装置900に対して、次の機能を実現可能なコンピュータプログラムを供給する。その機能とは、その実施形態の説明において参照したブロック構成図(図1、及び、図6)における上述した構成、或いはフローチャート(図3A及び3B、図4、図5)の機能である。本願発明は、その後、そのコンピュータプログラムを、当該ハードウェアのCPU901に読み出して解釈し実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータプログラムは、読み書き可能な揮発性のメモリ(RAM903)、または、ROM902やハードディスク904等の不揮発性の記憶デバイスに格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該ハードウェア内へのコンピュータプログラムの供給方法は、現在では一般的な手順を採用することができる。その手順としては、例えば、CD-ROM等の各種記録媒体907を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等がある。そして、このような場合において、本願発明は、係るコンピュータプログラムを構成するコード或いは、そのコードが格納された記録媒体907によって構成されると捉えることができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本願発明を説明した。しかしながら、本願発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本願発明は、本願発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
1 ストレージシステム
10 メインサイト
100 ストレージ装置
110 順序保証バッファ
111 更新データ
120 差分管理部
121 差分ビットマップ
130 検出部
140 取得部
150 制御部
160 論理ディスクアクセス制御部
170 キャッシュ
181及び182 論理ディスク
190 ホスト装置
20 リモートサイト
200 ストレージ装置
210 順序保証バッファ
270 キャッシュ
281及び282 論理ディスク
30 通信ネットワーク
40 ストレージ制御装置
41 第一の記憶部
410 更新情報
42 差分管理部
420 差分情報
43 検出部
430 所定の事象
44 取得部
45 制御部
46 第二の記憶部
460 転送データ
50 第一のストレージ装置
500 データ
51 第二のストレージ装置
510 複製
2 ストレージシステム
60 メインサイト
600 ストレージ装置
610 論理ディスク
611 コピー領域
620 バッファ
70 リモートサイト
700 ストレージ装置
710 論理ディスク
711 コピー領域
80 通信ネットワーク
900 情報処理装置
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 ハードディスク(記憶装置)
905 通信インタフェース
906 バス
907 記録媒体
908 リーダライタ
909 入出力インタフェース

Claims (8)

  1. 第一のストレージ装置に記憶されているデータに対する更新内容を、第二のストレージ装置に記憶されている前記データの複製に適用する場合において、前記更新内容を表す更新情報を記憶する記憶手段と、
    前記第一のストレージ装置に記憶されている前記データと、前記第二のストレージ装置に記憶されている前記データの複製との差分を表す差分情報を管理する差分管理手段と、
    記記憶手段の使用状況に関する所定の事象を検出する検出手段と、
    前記所定の事象が検出された場合に、前記差分情報に基づいて、前記第一のストレージ装置から、前記第二のストレージ装置に対する転送データを取得するとともに、前記第一のストレージ装置における前記転送データの格納領域を、更新排他状態に設定する取得手段と、
    前記記憶手段を介して前記第二のストレージ装置に転送する前記転送データを前記記憶手段に格納する際に、前記更新排他状態を解除するとともに、前記転送データに関する前記差分情報を削除するよう前記差分管理手段を制御する制御手段と、
    備え
    前記差分管理手段は、前記更新情報が前記記憶手段に格納されたときに前記更新情報に関する前記差分情報を削除したのち、前記検出手段によって前記所定の事象が検出された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記更新情報に関する前記差分情報を生成し、
    前記制御手段は、前記検出手段によって前記所定の事象が検出された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記更新情報を削除する、
    ストレージ制御装置。
  2. 前記差分管理手段は、前記第一のストレージ装置に記憶されている前記データにおいて前記差分が存在する場所を特定可能な前記差分情報を管理する、
    請求項1に記載のストレージ制御装置。
  3. 前記検出手段は、前記所定の事象として、前記記憶手段において、新たに前記更新情報を格納可能な記憶領域が不足することを検出する、
    請求項1または請求項2に記載のストレージ制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記第一のストレージ装置と前記第二のストレージ装置とを通信可能に接続する通信ネットワークの状況を表す情報を外部から受信し、前記通信ネットワークの状況を表す情報と、前記転送データのデータ量とが条件を満たす場合に、前記第一のストレージ装置から前記第二のストレージ装置へ前記転送データを転送する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のストレージ制御装置。
  5. 記記憶手段は、前記更新情報が表す更新が発生した順序と関連付けられ、前記順序に従って前記更新内容が前記第二のストレージ装置に記憶されている前記データの複製に適用される前記更新情報を記憶する、
    請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のストレージ制御装置。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のストレージ制御装置と、
    前記第一のストレージ装置と、
    前記第二のストレージ装置と、
    を有するストレージシステム。
  7. 情報処理装置によって、
    第一のストレージ装置に記憶されているデータに対する更新内容を、第二のストレージ装置に記憶されている前記データの複製に適用する場合において、前記更新内容を表す更新情報を記憶手段に記憶し、
    前記第一のストレージ装置に記憶されている前記データと、前記第二のストレージ装置に記憶されている前記データの複製との差分を表す差分情報を管理し、
    記記憶手段の使用状況に関する所定の事象を検出し、
    前記所定の事象が検出された場合に、前記差分情報に基づいて、前記第一のストレージ装置から、前記第二のストレージ装置に対する転送データを取得するとともに、前記第一のストレージ装置における前記転送データの格納領域を、更新排他状態に設定し、
    前記記憶手段を介して前記第二のストレージ装置に転送する前記転送データを前記記憶手段に格納する際に、前記更新排他状態を解除するとともに、前記転送データに関する前記差分情報を削除する、
    方法であって、
    前記更新情報が前記記憶手段に格納されたときに前記更新情報に関する前記差分情報を削除したのち、前記所定の事象が検出された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記更新情報に関する前記差分情報を生成し、
    前記所定の事象が検出された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記更新情報を削除する、
    ストレージ制御方法。
  8. 第一のストレージ装置に記憶されているデータに対する更新内容を、第二のストレージ装置に記憶されている前記データの複製に適用する場合において、前記更新内容を表す更新情報を記憶する記憶手段を備えるコンピュータに、
    前記第一のストレージ装置に記憶されている前記データと、前記第二のストレージ装置に記憶されている前記データの複製との差分を表す差分情報を管理する差分管理処理と、
    記記憶手段の使用状況に関する所定の事象を検出する検出処理と、
    前記所定の事象が検出された場合に、前記差分情報に基づいて、前記第一のストレージ装置から、前記第二のストレージ装置に対する転送データを取得するとともに、前記第一のストレージ装置における前記転送データの格納領域を、更新排他状態に設定する取得処理と、
    前記記憶手段を介して前記第二のストレージ装置に転送する前記転送データを前記記憶手段に格納する際に、前記更新排他状態を解除するとともに、前記転送データに関する前記差分情報を削除するよう前記差分管理処理を制御する制御処理と、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記差分管理処理は、前記更新情報が前記記憶手段に格納されたときに前記更新情報に関する前記差分情報を削除したのち、前記検出処理によって前記所定の事象が検出された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記更新情報に関する前記差分情報を生成し、
    前記制御処理は、前記検出処理によって前記所定の事象が検出された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記更新情報を削除する、
    ストレージ制御プログラム。
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