JP7050610B2 - 照明装置および照明モジュール - Google Patents

照明装置および照明モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP7050610B2
JP7050610B2 JP2018139147A JP2018139147A JP7050610B2 JP 7050610 B2 JP7050610 B2 JP 7050610B2 JP 2018139147 A JP2018139147 A JP 2018139147A JP 2018139147 A JP2018139147 A JP 2018139147A JP 7050610 B2 JP7050610 B2 JP 7050610B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
light emitting
lighting device
emitting element
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018139147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020017394A (ja
Inventor
晃平 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2018139147A priority Critical patent/JP7050610B2/ja
Publication of JP2020017394A publication Critical patent/JP2020017394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7050610B2 publication Critical patent/JP7050610B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、発光素子が搭載された基板を含む照明装置および照明モジュールに関する。
LED(Light Emitting Diode)等の半導体発光素子(以下、単に発光素子という)を光源とする発光装置を備えた照明装置が多用されるようになってきている。このような照明装置においては、発光素子の発光効率の維持等のため、発光時に発光素子から生じる熱を外部に放散する必要がある。
特開2016-130755号公報 特開2017-182948号公報
近年、上記照明装置においては、照度の向上、色調および色温度等の照明の多様性および照明範囲の増大等のため、搭載される発光装置の個数および配置密度の向上、1つの発光装置が放射する光強度の増加等が求められている。そのため、これらの発光装置から生じる熱量が増大する傾向にあり、照明装置における放熱性の向上が求められている。
本発明の1つの態様の照明装置は、発光素子の搭載部を含む第1面および該第1面と反
対側の第2面を有するとともに、前記搭載部以外の部分において前記第1面から前記第2
面にかけて貫通している貫通孔を有する基板と、前記搭載部に位置している発光素子と、
前記貫通孔の内側面に沿って位置する部分を含んでおり、少なくとも一部が前記基板の前
記第1面から外側に突出するとともに前記貫通孔の外周に位置する放熱フィンを含む放熱部とを備えている。
本発明の1つの態様の照明モジュールは、上記構成の照明装置と、該照明装置が実装された筐体とを備えている。
本発明の1つの態様の発光装置によれば、発光素子の発光時に生じる熱は、基板から貫通孔および放熱部を介して、伝導および対流等により効果的に外部に放散される。したがって、放熱性の向上に有利な照明装置を提供することができる。
また、本発明の1つの態様の照明装置によれば、上記構成の発光装置を備えることから、放熱性の向上に有利な照明装置を提供することができる。
本発明の実施形態の照明装置を基板の第1面側から見た斜視図である。 図1に示す照明装置を基板の第1面側から見た平面図である。 図1に示す照明装置を基板の第2面側から見た平面図である。 (a)は本発明の他の実施形態の照明装置の一部を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示す照明装置を仮想線で囲まれた平面Dで切断したときの断面図である。 本発明の他の実施形態の照明装置を基板の第1面側から見た斜視図である。 図5に示す照明装置を分解して示す斜視図である。 本発明の実施形態の照明モジュールを示す斜視図である。
本発明の実施形態の照明装置および照明モジュールを、添付の図面を参照して説明する。以下の説明における上下の区別は便宜的ものであり、照明装置および照明モジュールが実際に用いられるときの上下を規定するものではない。なお、以下の説明では、後述する基板の第1面側を上側とし、第2面側を下側としている。
図1は本発明の実施形態の照明装置を基板の第1面側(上側)から見た斜視図である。図2は、図1に示す照明装置を上側から見た平面図である。図3は、図1に示す発光装置を下側から見た平面図(底面図)である。以下の説明において、第1面を上面という場合があり、第2面を下面という場合がある。
本実施形態において、照明装置10は、発光素子の搭載部2を含む第1面(上面)1aおよび上面1aと反対側の第2面(下面)1bを有する基板1を備えている。基板1は、搭載部2以外の部分において第1面1aから第2面1bにかけて(上下方向に)貫通している貫通孔3を有している。また、照明装置10は、搭載部2に位置している発光素子4と、放熱部5とを備えている。放熱部5は、貫通孔3の内側面に沿って位置する部分を含んでおり、少なくとも一部が基板1の第1面1aから外側に(つまり上面から上側に)突出した放熱フィン6を含んでいる。
例えば基板1に配置された配線導体(図示せず)を介して発光素子4に電力が供給され、光電変換により発光素子4から外部に光が放射される。発光素子4の光電変換等の作動により生じた熱は、放熱部5から外部に放散される。この場合、基板1から外部への放熱も行なわれる。
基板1は、発光素子4を搭載して固定するための基体として機能する。また、基板1は、発光素子4から生じる熱を外部に放散するときの伝熱路の一部として機能する。図1~図3に示す例において、基板1は平面視で長方形状であり、それぞれ長方形状の上面1aおよび下面1bを有している。この長方形状の上面1aの平面視における中央部等に、発光素子の搭載部2が位置している。基板1の平面視における寸法は、例えば10×100~50×300mm程度である。また、基板1の厚さ(第1面1aと第2面1bとの間の距離)は、例えば約3~15mmである。上記のように基板1は、貫通孔3を有し、貫通孔3は、2つの搭載部2の中間部分に位置している。
基板1は、例えば、ステンレス鋼、銅を主成分とする合金材料またはアルミニウムを主成分とする合金材料等の金属材料により形成されている。また、基板1は、酸化アルミニウム質焼結体、窒化ケイ素質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体またはガラスセラミック焼結体等のセラミック材料からなるものでもよい。また、基板1は、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂またはポリアミドイミド樹脂等の樹脂材料からなるものでもよく、樹脂材料にガラスクロスまたは無機物フィラー粒子等が含まれたものでもよい。
基板1は、例えばステンレス鋼等の金属材料からなる場合であれば、塊状等の金属材料の原材料に、切断、切削、圧延、研磨およびエッチング等の各種の金属加工を適宜選択して施すことで、製作することができる。また、上記の金属材料を加熱溶融させた後、その溶融物を所定形状の金型で加工する鋳造等の方法で基板1を製作することもできる。
また、基板1は、酸化アルミニウム質焼結体からなる場合であれば、次の工程で製作することができる。まず、酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素等の原料粉末に有機溶剤およびバインダを添加して混練したスラリーをドクターブレード法等の方法でシート状に成形
してセラミックグリーンシートを作製する。次に、セラミックグリーンシートを所定の形状および寸法に切断して複数のシートを作製する。その後、これらのシートを必要に応じて複数層積層し、約1300~1600℃の温度で一体的に焼成する。以上の工程によって、基板1を製作することができる。
また、基板1は、樹脂材料からなる場合であれば、エポキシ樹脂等の樹脂材料の未硬化物を射出成型またはトランスファー成型等の成型法で所定の基板1の形状および寸法に成型することで、製作することができる。
基板1にはその上面1aまたは内部等に、配線導体等の導体(図示せず)が位置していてもよい。例えば配線導体は、搭載部2から側面または下面等に電気的に導出するように位置する。この配線導体を介して、搭載部2に搭載される発光素子4と外部電気回路とを電気的に接続させることができる。基板1が金属材料からなる場合には、配線導体と基板1との間に樹脂材料、セラミック材料またはガラス材料等の絶縁材が介在して、電気的短絡が抑制されてもよい。
配線導体等の導体は、例えば、タングステン、モリブデン、マンガン、銅、銀、パラジウム、金、ニッケル、コバルト、スズおよびカーボン等の材料から適宜選択された導電材料からなる。
基板1がセラミック材料からなる場合には、配線導体は、例えば次のようにして形成することができる。まず、タングステン等の粉末に有機溶剤を添加して得た金属ペーストを、基板1となる複数のシートにそれぞれ所定パターンで印刷する。その後、複数のシートを積層したものと金属ペーストとを同時焼成することにより、基板1に配線導体を形成することができる。なお、配線導体の表面には、酸化防止または後述するろう材の濡れ性等の特性向上等のために、例えば、ニッケルまたは金等のめっき層が形成されている。
基板1の搭載部2に搭載される発光素子4は、LED(Light Emitting Diode)等の半導体発光素子である。発光素子4は、例えば、ろう材または半田を介して配線導体に電気的および機械的に接続されている。上記配線導体等を介して外部から供給される電力により発光素子4が発光し、照明装置10から外部に光が放射される。放射される光は、可視光線、赤外線および紫外線のいずれでもよく、これらの複数種を含むスペクトルのものでもよい。
発光素子4は、例えば、透光性基体と、透光性基体上に位置する光半導体層である発光部とを有している。透光性基体は、有機金属気相成長法または分子線エピタキシャル成長法等の化学気相成長法を用いて、光半導体層を成長させることが可能なものであればよい。透光性基体に用いられる材料としては、例えば、サファイア、窒化ガリウム、窒化アルミニウム、酸化亜鉛、セレン化亜鉛、シリコンカーバイド、シリコンまたは二ホウ化ジルコニウム等を用いることができる。なお、透光性基体の厚みは、例えば50μm以上1000μm以下である。
光半導体層は、透光性基体上に位置する第1半導体層と、第1半導体層上に位置する発光層と、発光層上に位置する第2半導体層とから構成されている。第1半導体層、発光層および第2半導体層は、例えば、III族窒化物半導体、ガリウムリンまたはガリウムヒ素等のIII-V族半導体、あるいは、窒化ガリウム、窒化アルミニウムまたは窒化インジウム等のIII族窒化物半導体等を用いることができる。なお、第1半導体層の厚みは、例えば1μm以上5μm以下であって、発光層の厚みは、例えば25nm以上150nm以下であって、第2半導体層の厚みは、例えば50nm以上600nm以下である。
発光素子4は、例えば蛍光体材料を含む波長変換部材で発光部が覆われていてもよい。また、発光素子4は、このような発光素子4、波長変換部材を収容するパッケージ(符号なし)の凹状の収容部内に収容されていてもよい。また、収容部内において発光部と波長変換部材との間に透光性の封止材が配置されていてもよい。図1等に示す例では、発光素子4が上記のようにパッケージ内に収容されてなるものを示している。この発光素子4は、上記のような部材を含んでなる発光装置とみなすこともできる。
パッケージは、例えば、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化ジルコニウムまたは酸化イットリウム等のセラミック材料からなる。収容部の発光素子4を囲む内側面は、下部から上部にかけて外側に広がるように傾斜した傾斜面でもよい。発光素子4が放射する光を傾斜面で反射させて、外部に効果的に放射させることができる。
封止材は、例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂等の透光性の絶縁樹脂や透光性のガラス材料が用いられる。封止材の屈折率は、例えば1.4以上1.6以下に設定されている。
基板1は、搭載部2以外の部分において、第1面1aから第2面1bにかけて貫通している貫通孔3を有している。前述したように、貫通孔3は2つの搭載部2の間に位置している。すなわち、搭載部2から貫通孔3までの伝熱距離は、2つの搭載部2で互いに同じ程度である。貫通孔3は、後述する放熱部5が位置する部分であり、放熱部5による外部への放熱を効果的なものとする部位である。搭載部2から貫通孔3周辺に位置する放熱部5に、発光素子4で発生した熱が伝導される。
放熱部5は、貫通孔3の内側面に沿って位置する部分を含んでいる。また、放熱部5は、少なくとも一部が基板1の第1面(上面)1aから外側に突出した放熱フィン6を含んでいる。なお、以下において、基板1の上面1a側に位置する放熱フィン6を後述する他の放熱フィン等と区別するために、第1放熱フィン6Aという場合もある。放熱部5は、この第1放熱フィン6Aに加えて、基板1の第2面(下面)から外側に突出した放熱フィン6(6B)を含んでいてもよい。基板1の下面1b側に位置する第2放熱フィン6Bの詳細については後述する。
放熱部5は、少なくとも一部が貫通孔3内に位置しているため、この貫通孔3内に位置する部分から貫通孔3内に放熱できる。また、貫通孔3の上方において第1放熱フィン6Aから外部に放熱される。放散された熱により、貫通孔3内から基板1の上面1aよりも上側の上方向に向かって気流が生じる。言い換えれば、貫通孔3の存在により、放熱部5から自然気流による上方向への放熱が効果的に行なわれる。これにより、照明装置10から外部に効果的な放熱が行なわれる。したがって、放熱性の向上に有利な照明装置10とすることができる。
放熱性の向上については、例えばファン等により気流を発生させて熱を移動させる(放熱させる)手段があるが、ファン等の作動に電力を消費したり、新たな熱源になったりする可能性がある。そのため、いわゆる省エネ性の低下または発熱量の増加等が誘発される可能性がある。これに対し、実施形態の照明装置10は、ファン等が不要であるので上記のような誘発は効果的に抑制できる。
このような照明装置10は、熱による発光素子4の発光効率の低下等が抑制されるため、長期にわたって、発光効率を維持し、また発光素子4から外部に安定して発光を行なわせることができる。
なお、この実施形態の例では、第1放熱フィン6Aは、放熱部5の第1放熱フィン6A
以外の部分と一体的に形成されている。放熱部5のうち第1放熱フィン6A以外の部分は、例えば貫通孔3の内側面に沿って位置する部分であり、この実施の形態の例では、放熱部5が基板1と一体的に形成されている。放熱部5のうち貫通孔3内に位置する部分は、貫通孔3の内側面の一部を構成している。
第1放熱フィン6Aを含む放熱部5は、例えば、前述した基板1を形成する金属材料と同様の金属材料によって形成されている。放熱部5は、このような金属材料の原材料に、基板1を製作するときと同様の金属加工を施すことで製作することができる。基板1と放熱部5とが一体的に形成されているときには、基板1と放熱部とを同時に、上記金属加工で製作することができる。そのため、基板1から放熱部5への熱伝導に有利であるとともに、生産性の向上にも有利な照明装置10とすることができる。
放熱フィン6(第1放熱フィン6Aおよび第2放熱フィン6B)は、多数のフィン(ひれ状の部分)が平板基材に配列されたものである。上記のような気流による放熱の効果を考慮して、フィンの平面部分が上下方向に平行になるように配列されている。また、これらのフィンは、平面視で貫通孔3側に加えて、貫通孔3と反対側にも配列されて、外部への放熱の効果が高められている。
第1放熱フィン6Aにおける個々のフィンの平面視における寸法、フィンの数(枚数)およびフィン同士の隣接間隔等は、搭載部2に搭載される発光素子4から生じる熱量および第1放熱フィン6Aを形成している金属材料の熱伝導率等の条件に応じて適宜設定することができる。上記の熱量は、例えば、発光素子4の個数、個々の発光素子4の作動時に発生する熱量および照明装置10の作動時間(実際に照明する時間)等の条件に従い算出することができる。
例えば図1に示す例では、第1放熱フィン6Aがアルミニウム合金からなり、個々のフィンの平面視における寸法が2×10~6×30mm程度の四角形状であり、フィン同士の隣接間隔が2~6mm程度である。搭載部2に搭載される発光素子4で発生する熱量は、例えば1~2W程度である。
貫通孔3は、この実施形態では、平面視において長方形状であり、角部分が円弧状に成形されている。貫通孔3の平面視における形状は、長方形状に限らず、正方形状、台形状または平行四辺形状等の他の四角形状でもよく、六角形状または八角形状等の他の多角形状でもよい。また、これらの図形を複数、それぞれの1つの辺同士でつないだ形状でもよい。また、貫通孔3は、1つに限らず、例えば図1~図3に示すように2つでもよく、3つ以上でもよい。
この場合、平面視で貫通孔3を挟んだ両側に第1放熱フィン6Aを配置することを考慮すれば、開口形状は、貫通孔3を挟んだ両側で互いに平行な辺部分を有する形状が適している。貫通孔3の内側面は、その上端から下端にかけて内側または外側に傾いていてもよい。つまり、貫通孔3は、基板1の上面1a側と下面側1bとで、それぞれの開口寸法が互いに異なっていてもよい。貫通孔3の内側面が上記のように傾いているときには、例えば、基板1の下面1b側(吸気側)で開口を大きくして外気の取入れを容易にすることもできる。また、上面1a側で開口を小さくして気流を速くし、上方向への放熱を促進させることもできる。
図1に示す照明装置10を実際の照明に用いる際には、発光素子4が被照明物の方向に向けられてもよい。被照明物は、例えば室内における人または人が目視する各種の物品である。室内照明用の照明装置10は、例えば天井部分に、発光素子4が下向きになるようにセットされる。つまり、例えば図1に示す形態の照明装置10が、上下逆向きになって使用される。この場合、発光素子4の下側に、光を拡散させる拡散板が配置されてもよい。これにより、室内における眩しさを低減することができる。拡散板は、半透明の樹脂材料またはガラス材料等の、光を拡散させる機能を有する材料からなるものを用いることができる。一例として、白色系のポリカーボネート樹脂、またはすりガラス等からなる拡散板を用いることができる。
図4(a)は本発明の他の実施形態の照明装置10の一部を示す斜視図であり、図4(b)は、図4(a)に示す照明装置10を仮想線で囲まれた平面Dで切断したときの断面図である。図5は、本発明の他の実施形態の照明装置10を基板1の第1面1a側から見た斜視図である。図6は、図5に示す照明装置10を分解して示す斜視図である。図4に示す照明装置10の一部は、発光素子4が放射した光を反射して、光の方向を変えて外部に放射させる反射用の部材(リフレクタ)である。以下、これをリフレクタ7という。
すなわち、この実施形態の照明装置10は、上記実施形態で説明した基板1等の各部位に加えて、リフレクタ7をさらに備えている。リフレクタ7は、下面側に凹部8aを有する容器部8と、容器部8の凹部8a内面に位置しており、容器部8よりも表面の反射率が高い反射部9とを有している。この場合の容器部8の表面とは、容器部の凹部8a外に位置する外表面および反射部9で覆われている、凹部8aの内面である。この実施形態の照明装置10においては、基板1が凹部8a内に配置されている。また、基板1は、第1面1aが上向きになるように配置されている。すなわち、第1面1aに搭載されている発光素子4(上面の発光部)と、凹部8aの内面を覆っている反射部9とは、互いに対向し合っている。
図5および図6に示す照明装置10では、発光素子4が上向きになっている。発光素子4から放射された光は、反射部9で下向きに反射されて外部に放射される。これにより、いわゆる間接照明で室内等の被照明物に対する照明を行なうことができる。間接照明により、例えば眩しさの低減等に有効な照明環境を提供することができる。
容器部8は、例えば、ポリカーボネートなどの樹脂を用いることができ、また、前述した基板1を構成する金属材料と同様の金属材料を用いることもできる。また、反射部9は、例えば、アルミニウム、銀またはステンレス鋼等の金属材料により形成されている。また、反射部9は、樹脂等の基材の外表面に、アルミニウム蒸着や銀めっき等のめっき層が被着されたものでもよい。これらの金属材料およびめっき層は、外表面が鏡面研磨されたものでもよく、鏡面めっきされてなるものでもよい。反射部9における光の反射率は、例えば80%以上に設定される。
なお、容器部8と反射部9とは、例えばともにアルミニウム等の同種の金属材料からなり、互いに一体的に加工されてなるものでもよい。この場合には、反射部9の容器部8からの剥離等の破壊が抑制されて、照明装置10としての耐久性、信頼性が向上する。
図4~図6に示す例では、凹部8a内において容器部8が上下方向に貫通した開口部8bを有している。基板1は、貫通孔3と開口部8bとが平面視で互いに重なり合うように位置している。第1放熱フィン6Aは、この開口部8bを通って、容器部8の上面よりも上側に突出している。
この場合には、開口部8bが第1放熱フィン6Aをリフレクタ7の内側から外側に通すスペースとして機能するので、第1放熱フィン6Aの一部を外側に突出させることが容易である。また、この場合には、貫通孔3から開口部8bにかけて直線状に気流の通り道ができる。そのため、第1放熱フィン6Aを介した外部への放熱性を効果的に高めることができる。
また、リフレクタ7と基板1を固定する方法の一例として、リフレクタ7に開口部8bから突出したネジ取り付け部を設け、開口部8bから上側に突出した放熱部5(第1放熱フィン6A)にネジを用いてリフレクタ7を取り付けてもよい。
この実施形態の照明装置10において、放熱部5は、少なくともその一部がリフレクタ7から外側に突出するように配置されていてもよい。この、外側に突出した部分から外部への放熱を促進させることもできる。例えば図5に示す例では、第1放熱フィン6Aの上部分がリフレクタ7(容器部8)の上面よりも上側に突出するように延在している。この第1放熱フィン6Aの上部分から上方向に放熱される。
なお、開口部8bの存在による放熱性の向上の効果は、第1放熱フィン6Aの全体が開口部8b内に位置しているときにも得ることはできる。第1放熱フィン6Aの全体が開口部8b内に位置していても、発光素子4から熱伝導された第1放熱フィン6Aで加熱された空気は上方向に流れる。そのため、第1放熱フィン6Aが位置する開口部8bの上端から外部に、加熱された空気の放散による放熱が行なわれる。
ただし、第1放熱フィン6Aの少なくとも一部が、開口部8bよりも上方向に突出するように延在している場合には、前述したように、第1放熱フィン6Aの上記突出した部分から直接外部に放熱することもできる。そのため、放熱効果を高める上では有利である。
上記の各形態において、放熱部5は、基板1の第2面1b(下面)から外側(下側)に突出した放熱フィン6(前述した第2放熱フィン6B)をさらに有していてもよい。
第2放熱フィン6Bも、発光素子4から基板1を介して伝導された熱により加熱される。加熱された第2放熱フィン6Bが周囲の空気を加熱し、上向き(つまり貫通孔3内から上方向)に気流を生じさせる。これにより、貫通孔3内の上方向に気流が生じやすく、外部への放熱が促進される。
第2放熱フィン6Bは、照明装置10としての小型化および軽量化ならびに経済性等を考慮したときには、第1放熱フィン6Aよりも高さ(上下方向の寸法)が小さい高さに設定される。また、第2放熱フィン6Bは、例えば、第1放熱フィン6Aまたは基板1等と同様の金属材料を用い、同様の方法で製作することができる。放熱部5は、第2放熱フィン6Bも含めて一体的に形成されたものでもよい。
この場合、第2放熱フィン6Bの高さに応じて、基板1の厚みが貫通孔3の周囲で他の部分よりも薄くなっていても構わない。これにより、貫通孔3内での上記気流の移動距離を低減して、放熱の効果を高めることができる。
実施形態の照明装置10は、貫通孔3が、平面視で互いに対向し合う2つ以上の内側面を有していてもよい。この場合に、放熱フィン6(第1放熱フィン6Aおよび第2放熱フィン6Bの少なくとも1つ)が、互いに対向し合う2つ以上の内側面にそれぞれ位置していてもよい。すなわち、平面視において貫通孔3を間に挟んで2つ以上の放熱フィン6が位置していてもよい。この場合には、平面視における貫通孔3の全域にわたって、放熱フィン6で加熱された空気の気流を生じさせることができる。そのため、照明装置10から外部への放熱効果を高めることができる。
また、この場合には、図1および図5等に示すように、貫通孔3を挟んだ両側で基板1が搭載部2を有し、それぞれの搭載部2に発光素子4が搭載されている場合でも、それらの発光素子4から外部への放熱を効果的に行なわせることができる。
基板1は、例えば図2等に示すように、第2面1bの比較的広い範囲に第2放熱フィン6Bがさらに延在していてもよい。このような第2放熱フィン6Bの延在により、外部への放熱効果の向上に有効な照明装置10とすることができる。
図2等に示す例では、第2放熱フィン6Bは、貫通孔3のうち基板1の第2面1b側の端部分から基板1の下面の外周にかけて、平面視で直線状(帯状)の複数のフィンが互いに平行に配列されている。
図7は、本発明の実施形態の照明モジュール20を示す斜視図である。図7において図1~図6と同様の部位には同様の符号を付している。正目モジュール20は、上記いずれかの形態の照明装置10と、照明装置10が実装された筐体11とを備えている。図7に示す例では、筐体11と照明装置10とに分けて図示している。この例では、1つの筐体11に3つの照明装置10が実装されている。
筐体11は、例えばステンレス鋼、アルミニウムまたは鋼等の金属材料またはポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂またはポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂等の樹脂材料からなる。筐体11は、白色等の各種の樹脂塗料で外表面が塗装されたものでもよい。筐体11は、図7に示すような単純な四角形状の箱型(凹状の収容部を有する直方体状)には限定されず、平面視で円形状、楕円形状またはこれらの形状を複数、組み合わせた形状でもよい。筐体11の収容部内には、個々の照明装置10を位置決め固定するための実装部(符号なし)が設けられている。実装部はソケット状になっていてもよい。
実装部から筐体11の外表面にかけて、印刷回路または導線等からなる配線が配置されている。配線を介して、実装された照明装置と外部の電源等とが互いに電気的に接続され、照明装置10の発光素子4を発光させる電力が供給される。
図7に示す例では、複数の照明装置10の発光を制御するための制御器12が配置されている。上記配線と電気的に接続された接続導体13を介して、複数の照明装置10と制御器とが互いに電気的に接続されている。制御器12により、複数の照明装置10のそれぞれの発光素子のオン、オフおよび発光の強度等を調整することにより、照明モジュール20から外部の放射される光のスペクトルを調整したり、照明位置を調整したりすることができる。
例えば、照明モジュール20が動物の飼育用ケージ等の照明に用いられる場合であれば、赤外線センサ等のセンサと組み合わせて、動物の移動に合わせて照明位置を変えるようなこともできる。また、水族館等において、互いに異なる水深に応じたスペクトルの照明環境を提供することもできる。
1・・基板
1a・・第1面(上面)
1b・・第2面(下面)
2・・搭載部
3・・貫通孔
4・・発光素子
5・・放熱部
6・・放熱フィン
6A・・第1放熱フィン
6B・・第2放熱フィン
7・・リフレクタ
8・・容器部
8a・・凹部
8b・・開口部
9・・反射部
10・・照明装置
11・・筐体
12・・制御器
13・・接続導体
20・・照明モジュール

Claims (9)

  1. 発光素子の搭載部を含む第1面および該第1面と反対側の第2面を有するとともに、前記搭載部以外の部分において前記第1面から前記第2面にかけて貫通している貫通孔を有する基板と、
    前記搭載部に位置している発光素子と、
    前記貫通孔の内側面に沿って位置する部分を含んでおり、少なくとも一部が前記基板の前記第1面から外側に突出するとともに前記貫通孔の外周に位置する放熱フィンを含む放熱部とを備える照明装置。
  2. 前記第1面および前記第2面と交差する断面視において、前記放熱フィンは、前記発光素子と対向して位置している請求項1記載の照明装置。
  3. 下面側に凹部を有する容器部と、該容器部の前記凹部内面に位置しており、前記容器部よりも表面の反射率が高い反射部とを有するリフレクタをさらに備えており、
    前記基板が前記凹部内に、前記第1面が上向きになるように配置されている請求項1または請求項2記載の照明装置。
  4. 発光素子の搭載部を含む第1面および該第1面と反対側の第2面を有するとともに、前記搭載部以外の部分において前記第1面から前記第2面にかけて貫通している貫通孔を有する基板と、
    前記搭載部に位置している発光素子と、
    前記貫通孔の内側面に沿って位置する部分を含んでおり、少なくとも一部が前記基板の前記第1面から外側に突出した放熱フィンを含む放熱部と、
    下面側に凹部を有する容器部と、該容器部の前記凹部内面に位置しており、前記容器部よりも表面の反射率が高い反射部とを有するリフレクタとを備えており、
    前記基板が前記凹部内に、前記第1面が上向きになるように配置されている照明装置。
  5. 前記凹部内において前記容器部が上下方向に貫通した開口部を有しており、
    前記基板は、前記貫通孔と前記開口部とが平面視で互いに重なり合うように位置している請求項3または請求項4記載の照明装置。
  6. 前記放熱フィンの少なくとも一部が、前記開口部よりも上方向に突出するように延在している請求項記載の照明装置。
  7. 前記放熱部が、前記基板の前記第2面から外側に突出した放熱フィンをさらに有している請求項または請求項記載の照明装置。
  8. 前記貫通孔が、平面視で互いに対向し合う2つ以上の内側面を有し、前記放熱フィンが、互いに対向し合う前記2つ以上の内側面にそれぞれ位置している請求項1~請求項
    いずれか1項記載の照明装置。
  9. 請求項1~のいずれか1項記載の照明装置と、
    該照明装置が実装された筐体とを備える照明モジュール。
JP2018139147A 2018-07-25 2018-07-25 照明装置および照明モジュール Active JP7050610B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018139147A JP7050610B2 (ja) 2018-07-25 2018-07-25 照明装置および照明モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018139147A JP7050610B2 (ja) 2018-07-25 2018-07-25 照明装置および照明モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020017394A JP2020017394A (ja) 2020-01-30
JP7050610B2 true JP7050610B2 (ja) 2022-04-08

Family

ID=69580897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018139147A Active JP7050610B2 (ja) 2018-07-25 2018-07-25 照明装置および照明モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7050610B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013134834A (ja) 2011-12-26 2013-07-08 Kyocera Corp 照明装置
WO2013132549A1 (ja) 2012-03-07 2013-09-12 パナソニック株式会社 ランプ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008034140A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Atex Co Ltd Led照明装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013134834A (ja) 2011-12-26 2013-07-08 Kyocera Corp 照明装置
WO2013132549A1 (ja) 2012-03-07 2013-09-12 パナソニック株式会社 ランプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020017394A (ja) 2020-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5320560B2 (ja) 光源ユニット及び照明装置
US8777455B2 (en) Retroreflective, multi-element design for a solid state directional lamp
US7794121B2 (en) Two-dimensional luminaire
JP2005243973A (ja) 発光装置および照明装置
US9447957B2 (en) LED lamp
TWI525789B (zh) 發光二極體
JP2007142173A (ja) 照明装置
EP4062093B1 (en) A light emitting device
JP2006049814A (ja) 発光装置および照明装置
JP4683013B2 (ja) 発光装置
JP2009037796A (ja) 光源および照明装置
JP2006210627A (ja) 発光素子収納用パッケージおよび発光装置ならびに照明装置
JP6508552B2 (ja) Led照明器具
JP2006066657A (ja) 発光装置および照明装置
TW201334227A (zh) 發光模組
JP2011134934A (ja) 発光モジュールおよび照明装置
JP7050610B2 (ja) 照明装置および照明モジュール
JP4511238B2 (ja) 発光素子収納用パッケージおよび発光装置ならびに照明装置
JP5757169B2 (ja) Led照明器具
JP5569759B2 (ja) 光源ユニット
JP5617978B2 (ja) 発光モジュールおよび照明装置
JP2011091135A (ja) 発光モジュールおよび照明装置
JP6187784B2 (ja) Led照明器具
JP2006156603A (ja) 発光素子収納用パッケージおよび発光装置ならびに照明装置
JP2006156603A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210112

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20210913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7050610

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150