JP7048365B2 - ガタツキ抑制構造、電子部品モジュール、電気接続箱及びワイヤハーネス - Google Patents

ガタツキ抑制構造、電子部品モジュール、電気接続箱及びワイヤハーネス Download PDF

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Description

本発明は、筐体と、この筐体の外部から内部に収容される基板と、基板に組み付けられて筐体の開口部に嵌合するブロック状の部材とを備えるガタツキ抑制構造に関する。また、このガタツキ抑制構造を採用してなる電子部品モジュールに関する。また、電子部品モジュールと、この電子部品モジュールを内部に収容係止するフレームとを備える電気接続箱に関する。また、この電気接続箱を備えて自動車に配索されるワイヤハーネスに関する。
電子部品モジュール及び電気接続箱についての技術は、例えば下記特許文献1に開示される。電子部品モジュールは、筐体と、この筐体の外部から内部に収容される基板と、コネクタブロックとを備えて構成される。また、電気接続箱は、電子部品モジュールと、この電子部品モジュールを内部に収容係止するフレームとを備えて構成される。尚、電気接続箱は、車両に搭載されるものであり、電子部品モジュールは、例えばリレーモジュール等が挙げられる。
基板は、筐体の側壁内面から突出する一対のレールにより案内されて筐体内に収容される。コネクタブロックは、基板に組み付けられて基板収容時に筐体の開口部に嵌合するように形成される。
電気接続箱を構成するフレームは、この内部に電子部品モジュールを収容係止するための係止部を有する。そして、この係止部に係止される電子部品モジュールは、筐体の側壁外面に、この外面から突出するように被係止部が形成される。フレームの係止部にて筐体の被係止部が係止されることにより、電子部品モジュールは電気接続箱内に収容保持される。
特開2017-103914号公報
上記従来技術にあっては、コネクタブロックが筐体の開口部に嵌合する構造であることから、嵌合ガタによりコネクタブロックにガタツキが生じると基板もガタツキが生じてしまう。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、ガタツキを抑制することが可能なガタツキ抑制構造を提供することを課題とする。また、このガタツキ抑制構造を採用してなる電子部品モジュール、電気接続箱及びワイヤハーネスを提供することも課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のガタツキ抑制構造は、筐体と、該筐体の外部から内部に収容される基板と、該基板の前後方向の前部に組み付けられて前記筐体の開口部に嵌合するブロック状の部材とを備え、前記基板は、前記筐体に対する収容方向である前後方向に真っ直ぐのび且つ収容時に前記筐体に案内される基板側部を有し、前記筐体は、前記基板の収容時に前記基板側部を案内する基板案内部を有し、前記ブロック状の部材は、前記基板案内部に前記基板側部と共に案内される鍔部を有し、前記鍔部は、前記ブロック状の部材の側端面から側方に突出し且つ前後方向に延びる突条であり、前記基板側部の前端より前側位置にて前記基板側部と前後方向に並ぶように配置されていることを特徴とする。
このような請求項1の特徴を有する本発明によれば、基板側部のみならず鍔部も基板案内部に案内されることから、鍔部は基板案内部にて保持され、結果、ブロック状の部材のガタツキを抑制することができる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のガタツキ抑制構造において、前記鍔部は、前記基板案内部に対し圧入用となる潰れ可能な微小なリブを有することを特徴とする。
このような請求項2の特徴を有する本発明によれば、鍔部が基板案内部に案内される際、微小なリブが潰れてこの部分が圧入状態になることから、ブロック状の部材のガタツキを抑制することができる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載のガタツキ抑制構造において、前記筐体は、前記基板が接触する部分として前記筐体の奥側に配置され且つ前記基板案内部の近傍に配置されるガタ抑制リブを有することを特徴とする。
このような請求項3の特徴を有する本発明によれば、筐体の奥側において基板がガタ抑制リブに接触することから、基板のガタツキも抑制することができる。本発明によれば、筐体の開口部側と奥側とでガタツキを抑制することができる。
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載のガタツキ抑制構造において、前記ガタ抑制リブは、前記基板が摺接するテーパを有することを特徴とする。
このような請求項4の特徴を有する本発明によれば、基板がテーパに摺接すると、この摺接部分における基板は若干上に持ち上がった状態(反った状態)になり、これを保持に寄与させるようにすれば、ガタツキを抑制することができる。
また、上記課題を解決するためになされた請求項5に記載の本発明の電子部品モジュールは、筐体と、該筐体の外部から内部に収容される基板と、該基板に組み付けられて前記筐体の開口部に嵌合するブロック状の部材と、請求項1、2、3又は4に記載のガタツキ抑制構造とを備えることを特徴とする。
このような請求項5の特徴を有する本発明によれば、請求項1、2、3又は4に記載のガタツキ抑制構造を採用することから、より良い電子部品モジュールを提供することができる。
また、上記課題を解決するためになされた請求項6に記載の本発明の電気接続箱は、請求項5に記載の電子部品モジュールと、該電子部品モジュールを内部に収容係止するフレームとを備えることを特徴とする。
このような請求項6の特徴を有する本発明によれば、請求項5の電子部品モジュールを構成に含むことから、より良い電気接続箱を提供することができる。
また、上記課題を解決するためになされた請求項7に記載の本発明のワイヤハーネスは、端末に請求項6に記載の電気接続箱を備えて自動車に配索されることを特徴とする。
このような請求項7の特徴を有する本発明によれば、より良いワイヤハーネスを提供することができる。
本発明によれば、ガタツキを抑制することが可能なガタツキ抑制構造を提供することができるという効果を奏する。また、このガタツキ抑制構造を採用してなる、より良い電子部品モジュール、電気接続箱及びワイヤハーネスを提供することもできるという効果を奏する。
本発明の電子部品モジュール及び電気接続箱の一実施形態を示す斜視図である。 電子部品モジュールの正面図である。 電子部品モジュールの側面図である。 電子部品モジュールの背面図である。 電子部品モジュールの分解斜視図である。 電子部品モジュールの分解斜視図である。 基板及びコネクタブロックの平面図である。 図3のA-A線断面図(円内は拡大図)である。 図3のB-B線断面図(円内は拡大図)である。 筐体の変形例の図である。 図4のC-C線位置での筐体の断面斜視図である。 図4のD-D線位置での筐体の断面図である。 図4のD-D線断面図(コネクタブロック嵌合直前)である。 図4のD-D線断面図である。 電子部品モジュールの背面側からの斜視図(図3のE-E線位置での断面図を含む)である。
ガタツキ抑制構造は、筐体と、基板と、コネクタブロック(ブロック状の部材)とを備えて構成される。基板は、筐体に対する収容方向に真っ直ぐのび且つ収容時に筐体に案内される基板側部を有する。筐体は、基板の収容時に基板側部を案内する基板案内部を有する。コネクタブロックは、基板案内部に基板側部と共に案内される鍔部を有する。また、ガタツキ抑制構造は、ガタ抑制リブを備えて構成される。ガタ抑制リブは、基板が接触する部分として筐体の奥側に配置され且つ基板案内部の近傍に配置される。ガタツキ抑制構造は、電子部品モジュールに採用され、この電子部品モジュールは、車両に配索されるワイヤハーネスの端末に設けられる電気接続箱の構成部材として備えられる。
以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明の電子部品モジュール及び電気接続箱の一実施形態を示す斜視図である。また、図2~図6は電子部品モジュールの正面図、側面図、背面図、分解斜視図である。また、図7は基板及びコネクタブロックの平面図、図8は図3のA-A線断面図、図9は図3のB-B線断面図、図10は筐体の変形例の図である。また、図11は図4のC-C線位置での筐体の断面斜視図、図12は図2のD-D線位置での筐体の断面図、図13~図14は図4のD-D線断面図、図15は図3のE-E線位置での断面斜視図である。尚、図1中の矢印は、前後、左右、上下の方向をそれぞれ示すものとする(方向は一例であるものとする)。
<電気接続箱1について>
図1において、例えば車両に搭載される電気接続箱1は、車両の所定位置に配索されて機器間を電気的に接続するワイヤハーネス(図示省略)の一部に設けられる。電気接続箱1は、電子部品モジュール2と、この電子部品モジュール2を内部に収容係止することが可能なフレーム(図示省略。電気接続箱本体を構成するものである)と、フレームの上部開口及び下部開口を覆うアッパーカバー及びロアカバーとを備えて構成される。尚、電気接続箱1は、電子部品モジュール2の取り付け先になるものである。
<電子部品モジュール2の構成について>
図1ないし図6において、電子部品モジュール2は、例えばリレーモジュールや機器制御モジュール等と呼ばれるものであって、ここでは前者を一例に挙げて説明をするものとする。リレーモジュールとしての電子部品モジュール2は、基板3と、コネクタブロック4(ブロック状の部材)と、筐体5とを備えて構成される。電子部品モジュール2は、本実施例において、電気接続箱1の中の更に小さな電気接続箱があるという見方をしてもよいものとする。電子部品モジュール2は、以下の説明から分かるようになるが、従来よりもガタツキが抑制されたものでもある。
<基板3について>
図5ないし図7において、基板3は、平面視矩形の板状部材となる基板本体6を有する。基板本体6は、この下側の面である裏面に図示しない所望の回路が形成される。また、基板本体6には、小さな貫通孔(図示省略)が多数形成される。このような基板本体6の表面側には、上記貫通孔を用いて複数のリレー7や抵抗8が実装される。リレー7や抵抗8は、上記裏面側で半田付けにより上記回路に接続される。また、基板本体6の表面側には、複数のピン端子9も設けられる。ピン端子9は、上記貫通孔に差し込まれ、半田付けにより上記回路に接続される。ピン端子9は、この基端側が基板本体6の基板前部10に配置されるとともに、先端側が基板前部10の端部11よりも外側に突出するようなL字の形状に形成される。ピン端子9の先端側は、コネクタブロック4を貫通し、コネクタブロック4でコネクタ接続を行えるように配置される。
基板本体6における左右の引用符号12は、基板側部を示す。また、基板側部12における引用符号13は、基板側部12の端部を示す。この他、引用符号14は、基板後部、引用符号15は、基板後部14の端部を示す。
リレー7や抵抗8は、基板側部12の端部13及び基板後部14の端部15から内側(基板本体6の内方)となる位置に実装される。より詳しくは、リレー7や抵抗8は、基板側部12よりも基板本体6の内方となる位置に実装される。
基板側部12は、この端部13が前後方向に沿って(筐体5に対する収容方向に沿って)真っ直ぐのびる部分に形成される。また、基板側部12は、この部分の表裏面(基板本体6の表裏面)が平行な部分に形成される。基板側部12は、筐体5の後述する基板案内部39に案内される部分(被案内部分)として形成される。基板後部14は、この端部15が左右方向に沿って真っ直ぐのびる部分に形成される。また、基板後部14の端部15は、基板前部10の端部11に平行な部分に形成される。
尚、基板3は上記形態に限らず、例えばバスバーを用いた基板(バスバーインサート配線板)等であってもよいものとする。
<コネクタブロック4について>
図1、図2、図5、図6、及び図7において、コネクタブロック4は、基板3の基板前部10に組み付けらて電気接続箱1でのコネクタ接続を行うことができるように構成される。このようなコネクタブロック4は、樹脂成形品であるブロック本体16を有する。コネクタブロック4は、ブロック本体16に対し基板3のピン端子9の先端側が貫通することにより、コネクタとして機能するように構成される。コネクタブロック4は、上記説明から分かるように、ブロック本体16と、ピン端子9(の先端側)とを備えて構成される。
ブロック本体16は、この前部を開口させて形成されるコネクタ接続部17を有する。コネクタ接続部17は、コネクタ接続を行えるようにするための部分であって、内部にピン端子9の先端側が突出する。このようなコネクタ接続部17の周囲、すなわちブロック上部18、ブロック下部19、左右のブロック側部20は、筐体5の後述する開口部29に嵌合する嵌合部21と、枠部22とを有して、図示形状に形成される。ブロック後部23は、ピン端子9の先端側がコネクタ接続部17まで貫通できるような部分に形成される。
ブロック上部18及びブロック下部19には、筐体5の後述する開口部29に対し嵌合する部分(係止される部分)として一対の係止凸部24がそれぞれ形成される。また、左右のブロック側部20には、筐体5の後述する基板案内部39に案内される鍔部25がそれぞれ形成される。この鍔部25は、基板3の基板側部12の表裏面と略同一平面に形成され且つ基板案内部39に対し基板側部12と共に案内される部分として形成される。鍔部25は、前後方向に沿って(基板3の筐体5に対する収容方向に沿って)小さく真っ直ぐのびる片状の部分に形成される。このような鍔部25は、筐体5の開口部29に嵌合するブロック本体16のガタツキや基板3のガタツキを抑制する部分として有効になるのは勿論である。また、鍔部25に関し、この下部に図8の円内に示すような微小なリブ26を形成すると、より効果的になるのは勿論である。微小なリブ26は、基板案内部39に対する圧入用の突条部分に形成される。すなわち、基板案内部39に案内される際に押し潰されるような突条部分に形成される(圧入構造により、鍔部25でのガタツキを確実に抑制することができる。尚、図中の微小なリブ26は、便宜上、潰れていない状態で示すものとする)。
図7、図9、及び図10において、ブロック後部23における引用符号27は、基板固定部を示す。基板固定部27は、ネジ28にて基板本体6に固定される。基板固定部27は、鍔部25の近傍に配置形成される(鍔部25が固定部分に近い配置になることから、鍔部25と基板側部12との位置ズレを起こり難くすることができるという利点がある)。
<筐体5について>
図1ないし図6において、筐体5は、樹脂成形品であって、開口部29及び内部収容空間30を有する有底の箱形状に形成される。具体的には、筐体5は、略長方形に開口する開口部29と、この開口部29を形成するため上下に配置される筐体上壁31及び筐体下壁32と、開口部29を形成するため左右に配置される筐体側壁33と、開口部29から一番遠い奥側に配置される筐体底壁34とを有して、図示のような有底の箱形状に形成される。
図5、図6、及び図11において、筐体上壁31及び筐体下壁32は、開口部29及び内部収容空間30の分だけ間隔をあけて対向する矩形の壁であって、開口部29の側には一対の係止凹部35が形成される。係止凹部35は、本実施例において、矩形の貫通孔形状に形成される。係止凹部35は、開口部29を介して差し込まれるコネクタブロック4を嵌合させる部分(係止凸部24を係止して脱落を防止する部分)として形成される。筐体上壁31及び筐体下壁32の各外面は、平坦に形成される。一方、内面側には、前後方向に真っ直ぐのびるリブ(符号省略)が複数形成される。この符号を省略した複数のリブは、コネクタブロック4を嵌合させる際に用いる部分として形成される。筐体下壁32の内面から突出する引用符号36の一対のリブは、筐体5に収容される基板3を支持するために形成される。リブ36は、基板本体6の下面に接触する位置まで突出するように形成される。リブ36は、開口部29から筐体底壁34まで真っ直ぐのびるように形成される(図11参照)。
図11及び図12において、筐体下壁32の内面側には、一対のガタ抑制リブ37が形成される。このガタ抑制リブ37は、上記リブ36の外側に配置形成される。また、ガタ抑制リブ37は、左右の筐体側壁33の近傍に配置形成される。さらに、ガタ抑制リブ37は、筐体底壁34に連続するように配置形成される。ガタ抑制リブ37は、内部収容空間30の一番奥の部分で突出するような前後方向に短いリブとして形成される。このようなガタ抑制リブ37は、テーパ38を有し、このテーパ38がある部分が若干、上記リブ36よりも高く突出するように形成される。テーパ38は、基板本体6における端部15が摺接する部分(図13及び図14参照)として形成される。また、テーパ38は、基板後部14を若干上に持ち上げて(反らせるようにして)後述する基板案内部39に対し基板後部14の表面を押し付けることができるような部分として形成される。別な言い方をすれば、このような押し付けにより、基板後部14の位置でのガタツキを確実に抑制することができる部分として形成される。テーパ38は、開口部29側における係止凹部35と係止凸部24との嵌合ガタを吸収することができるような傾斜部分としても形成される。
<筐体側壁33について>
図1ないし図6において、左右の筐体側壁33は、筐体上壁31及び筐体下壁32に連続するとともに開口部29から筐体底壁34までのびる細長い壁であって、基板案内部39と、被係止部40とを有する。尚、筐体側壁33における引用符号41は内面、引用符号42は外面を示す。
<基板案内部39について>
図8、図9、図11、及び図12において、基板案内部39は、基板3を筐体5の内部収容空間30(図5参照)に収容する時に、基板本体6の基板側部12及びブロック本体16の鍔部25を案内することができる溝状の部分として形成される。溝状の基板案内部39は、筐体側壁33の内面41を凹ませ、外面42側を突出させるような形状に形成される。尚、図10に示す如く、基板案内部39は、筐体側壁33の内面から突出する一対のレール43となる従来の形状であっても当然によいものとする(この場合、レール43を開口部29の位置までのばす必要がある(従来の形状は途中から奥までしか形成されておらず、開口部の位置での案内や保持、ガタツキ抑制の効果がないため))。
図12において、基板案内部39は、上下方向の間隔が、前後方向の位置によって異なるように形成される。具体的には、開口部29に連続する部分(前側案内部44)が一番間隔が広く、逆に筐体底壁34に連続する部分(後側案内部45)が一番間隔が狭くなるように形成される。また、基板案内部39は、中間部分(中間案内部46)が次第に間隔が狭くなるように形成される。前側案内部44は、上側の溝側面aと下側の溝側面bとが平行になるように形成される。また、後側案内部45も同様に、上側の溝側面aと下側の溝側面bとが平行になるように形成される。中間案内部46は、上側の溝側面aが前側案内部44及び後側案内部45と同一平面に形成され、且つ、下側の溝側面bは前側案内部44から後側案内部45に向けて傾斜するように形成される。前側案内部44は、基板本体6の基板側部12を案内し、最終的にブロック本体16の鍔部25を案内保持する部分として形成される(図8参照)。後側案内部45は、基板側部12と基板後部14の境界部分を案内保持する部分として形成される(図14及び図15参照)。尚、上記境界部分は、ガタ抑制リブ37の作用によりガタツキなく保持されるようになる(図14及び図15参照)。
図12において、基板案内部39に関し補足をすれば、基板案内部39は、この溝底面cから溝開口に向けて突出する部分(従来例(特開2017-103914号公報)における引用符号49の突起部)が存在しない平坦な面に形成される。別な言い方をすれば、基板案内部39は、筐体5を樹脂成形する際にアンダーカットになる部分が存在しないような、形状安定性のよい部分に形成される。
<被係止部40について>
図1において、被係止部40は、電気接続箱1での取り付け先になる図示しないフレームに対し係止される部分として用いられる。このような被係止部40は、図1ないし図4に示すように、筐体側壁33の前後方向中間位置に配置され且つ筐体側壁33の外面42から外側に小さく突出する爪状の突起部分に形成される(形状は一例であるものとする)。筐体側壁33の外面42には、被係止部40の他に被ガイド部47、48も形成される。
<電子部品モジュール2の組み付けについて>
図6に示す状態の基板3に対しコネクタブロック4を組み付けると、これらが一体化して図5及び図7に示す、コネクタブロック4が組み付けられた基板3になる。このコネクタブロック4が組み付けられた基板3を、開口部29(図5参照)を介して筐体5の内部収容空間30に収容していくと、この収容時に基板本体6の基板側部12及びブロック本体16の鍔部25が基板案内部39により案内される(案内状態としては図9及び図13参照)。コネクタブロック4が開口部29の部分で嵌合し(図8参照)、また、基板本体6における基板後部14の端部15が筐体底壁34の内面に対向又は当接すると(図14参照)、電子部品モジュール2の組み付けが完了して図1に示すようなアッセンブリ状態になる。電子部品モジュール2の組み付けが完了した状態においては、基板3が電子部品モジュール2の前後位置でガタツキなく確実に保持される(図8、図14、及び図15参照)。電子部品モジュール2は、この後図示しないフレームに組み付けられて電気接続箱1を構成する(図1参照)。
<効果について>
以上、図1ないし図15を参照しながら説明してきたように、本発明の一実施形態である電子部品モジュール2は、ガタツキを抑制する構造、すなわちガタツキ抑制構造を採用してなる。このガタツキ抑制構造は、筐体5と、基板3と、コネクタブロック4とを備え、基板3は、筐体5に対する収容方向に真っ直ぐのび且つ収容時に筐体5に案内される基板側部12を有し、筐体5は、基板3の収容時に基板側部12を案内する基板案内部39を有し、コネクタブロック4は、基板案内部39に基板側部12と共に案内される鍔部25を有することから、基板側部12のみならず鍔部25も基板案内部39に案内することができる。そのため、鍔部25は基板案内部39にて保持され、結果、コネクタブロック4のガタツキを抑制することができる。
また、ガタツキ抑制構造は、鍔部25が基板案内部39に対し圧入用となる潰れ可能な微小なリブ26を有することから、圧入状態にすることができ、以てコネクタブロック4のガタツキをより良く抑制することができる。
また、ガタツキ抑制構造は、筐体5にガタ抑制リブ37を有することから、筐体5の奥側において基板3をガタ抑制リブ37に接触させることができ、結果、基板3のガタツキも抑制することができる。従って、筐体5の開口部29側と奥側とでガタツキを抑制することができる。
また、ガタツキ抑制構造は、ガタ抑制リブ37に関し、基板3が摺接するテーパ38を有することから、基板3(基板後部14)を若干上に持ち上げた状態(反った状態)にすることができ、これを保持に寄与させることができる。従って、ガタツキを抑制することができる。
以上をまとめると、ガタツキを抑制することが可能なガタツキ抑制構造を提供することができるという効果を奏する。また、このガタツキ抑制構造を採用してなる、より良い電子部品モジュール2、電気接続箱1及びワイヤハーネスを提供することもできるという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…電気接続箱、 2…電子部品モジュール、 3…基板、 4…コネクタブロック(ブロック状の部材)、 5…筐体、 6…基板本体、 7…リレー、 8…抵抗、 9…ピン端子、 10…基板前部、 11、13、15…端部、 12…基板側部、 14…基板後部、 16…ブロック本体、 17…コネクタ接続部、 18…ブロック上部、 19…ブロック下部、 20…ブロック側部、 21…嵌合部、 22…枠部、 23…ブロック後部、 24…係止凸部、 25…鍔部、 26…微小なリブ、 27…基板固定部、 28…ネジ、 29…開口部、 30…内部収容空間、 31…筐体上壁、 32…筐体下壁、 33…筐体側壁、 34…筐体底壁、 35…係止凹部、 36…リブ、 37…ガタ抑制リブ、 38…テーパ、 39…基板案内部、 40…被係止部、 41…内面、 42…外面、 43…レール、 44…前側案内部、 45…後側案内部、 46…中間案内部、 47、48…被ガイド部

Claims (7)

  1. 筐体と、該筐体の外部から内部に収容される基板と、該基板の前後方向の前部に組み付けられて前記筐体の開口部に嵌合するブロック状の部材とを備え、
    前記基板は、前記筐体に対する収容方向である前後方向に真っ直ぐのび且つ収容時に前記筐体に案内される基板側部を有し、
    前記筐体は、前記基板の収容時に前記基板側部を案内する基板案内部を有し、
    前記ブロック状の部材は、前記基板案内部に前記基板側部と共に案内される鍔部を有し、
    前記鍔部は、前記ブロック状の部材の側端面から側方に突出し且つ前後方向に延びる突条であり、前記基板側部の前端より前側位置にて前記基板側部と前後方向に並ぶように配置されている
    ことを特徴とするガタツキ抑制構造。
  2. 請求項1に記載のガタツキ抑制構造において、
    前記鍔部は、前記基板案内部に対し圧入用となる潰れ可能な微小なリブを有する
    ことを特徴とするガタツキ抑制構造。
  3. 請求項1又は2に記載のガタツキ抑制構造において、
    前記筐体は、前記基板が接触する部分として前記筐体の奥側に配置され且つ前記基板案内部の近傍に配置されるガタ抑制リブを有する
    ことを特徴とするガタツキ抑制構造。
  4. 請求項3に記載のガタツキ抑制構造において、
    前記ガタ抑制リブは、前記基板が摺接するテーパを有する
    ことを特徴とするガタツキ抑制構造。
  5. 筐体と、該筐体の外部から内部に収容される基板と、該基板に組み付けられて前記筐体の開口部に嵌合するブロック状の部材と、請求項1、2、3又は4に記載のガタツキ抑制構造とを備える
    ことを特徴とする電子部品モジュール。
  6. 請求項5に記載の電子部品モジュールと、該電子部品モジュールを内部に収容係止するフレームとを備える
    ことを特徴とする電気接続箱。
  7. 端末に請求項6に記載の電気接続箱を備えて自動車に配索される
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
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