JP7047446B2 - 打込み工具 - Google Patents

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Description

この発明は、ファスナーを打ち出す打込み工具に関する。
この種の打込み工具として、可燃性ガスの燃焼圧によりファスナーを打ち出すガス燃焼式打込み工具や、圧縮空気によってピストンを作動させてファスナーを打ち出す空気圧式打込み工具が知られている(例えば特許文献1および2参照)。
こうした打込み工具は目的に応じて出力が設定されており、出力を上げることで硬い材質への打ち込みも可能となる。例えば、可燃性ガスと圧縮空気との混合気に対して着火したときの燃焼圧によりファスナーを打ち出すようにすれば、圧縮空気が持つエネルギーと燃焼ガスによる熱エネルギーとによって大きな出力を得ることができる(特許文献3参照)。
特開2009-45676号公報 特開2005-219193号公報 特開昭51-58768号公報
しかし、打込み工具の出力を上げた場合、打ち込み時の反動や衝撃が大きくなるため、工具を把持した作業者の手にかかる負担も大きくなってしまう。従来の打込み工具では、グリップに巻き付けたゴム等により振動を低減していたが、衝撃が大きい場合には緩衝性能が十分ではないという問題があった。また、グリップ等に設けられたスイッチに大きな衝撃が伝わることで、スイッチが誤作動したり破損したりする場合があった。
また、従来の高エネルギーの打込み工具は、ボディとグリップを金属で一体形成することで剛性を高めていたため、重量が重くなり、操作性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、シンプルな構造でありながら、グリップに伝わる衝撃を十分に緩衝することができる打込み工具を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、ファスナーを打ち出すための運動エネルギーを発生する出力部と、使用者が把持するためのグリップと、を備え、前記出力部と前記グリップとは、互いに移動可能に隙間を設けて接続されており、前記隙間には弾性部材が配設されていることを特徴とする。
本発明は上記の通りであり、出力部とグリップとが互いに移動可能に隙間を設けて接続されているので、出力部が作動したときに出力部とグリップとが相対的に移動する。そして、隙間には弾性部材が配設されているため、出力部とグリップとが相対的に移動したときの衝撃を弾性部材で受け止めることができる。よって、グリップにかかる衝撃振動をシンプルな構造で抑制することができる。グリップにかかる衝撃振動を抑制することで、作業者にかかる負担を小さくすることができるとともに、グリップに設けられたスイッチの誤作動や破損を防止することができる。
また、グリップにかかる衝撃振動を抑制できるので、プラスチックなどの軽量の材料でグリップを構成することができる。よって、打込み工具を軽量化して、取り回しやすくすることができる。
打込み工具の側面図である。 打込み工具の側面断面図(出力部の軸とグリップの軸とによって特定される平面で切断した断面図)である。 打込み工具の斜視分解図である。 打込み工具の内部構造を示す斜視図である。 第1接続部付近の一部切り欠き斜視断面図である。 A-A線(図1参照)断面図である。 (a)B-B線(図6参照)一部断面図、(b)X部拡大図である。 (a)C-C線(図6参照)一部断面図、(b)Y部拡大図である。 (a)D-D線(図6参照)一部断面図、(b)Z部拡大図である。 E部(図1参照)拡大図である。 E部(図1参照)拡大図であって、(a)ボディハウジングが上動したときの図、(b)ボディハウジングが下動したときの図である。 E部(図1参照)拡大図であって、(a)ボディハウジングが後方に移動したときの図、(b)ボディハウジングが前方に移動したときの図である。 変形例に係る打込み工具の側面断面図(ボディハウジングなどを一部省略)である。 F部(図13参照)拡大図である。
本実施形態に係る打込み工具10は、可燃性ガスと圧縮空気との混合気に対して着火したときの燃焼圧によりファスナーを打ち出すように構成されたガス燃焼式の打込み工具10である。なお、打込み工具10としては、圧縮空気を使用したガス燃焼式の打込み工具10に限らず、他の方法でファスナーを打ち出すものであってもよい。例えば、圧縮空気を使用しない通常のガス燃焼式打込み工具であってもよいし、圧縮空気によってファスナーを打ち出す空気圧式打込み工具であってもよい。
この打込み工具10は、図1および図2に示すように、出力部11と、ボディハウジング18と、ノーズ部19と、グリップ20と、ガス缶収納部27と、マガジン28と、カプラ40と、を備える。
出力部11は、ファスナーを打ち出すための運動エネルギーを発生するものであり、図2に示すように、燃焼室12を内蔵している。燃焼室12は、可燃性ガスを燃焼させるための空間である。この燃焼室12で発生させた燃焼圧は、ピストン16に作用しファスナーを打ち出すために使用される。
この出力部11は、図2に示すように、点火装置13、シリンダヘッド14、シリンダ15、ピストン16、ドライバ17、などを備えて構成されている。
点火装置13は、燃焼室12内でスパークを発生させるためのものであり、例えば、後述するバッテリパック50の電圧を高電圧に昇圧させ、この高電圧を放電させることによって火花を発生させるようにした点火プラグである。この点火装置13は、後述する制御装置25からの信号に基づき、所定のタイミングで点火動作を実行する。点火装置13が作動して燃焼室12内の混合ガスに着火すると、高圧の燃焼ガスが燃焼室12内で生成され、その燃焼圧によって後述するピストン16が衝撃的に摺動するように構成されている。
シリンダヘッド14は、後述するシリンダ15とともに燃焼室12を形成する部材である。このシリンダヘッド14は、筒状のシリンダ15の開口を塞ぐように固定されている。このシリンダヘッド14には、圧縮空気および可燃性ガスを燃焼室12に導入するための供給経路が設けられている。
シリンダ15は、出力部11の軸方向D1に沿って配置される筒状の部材である。このシリンダ15の内部は、後述するピストン16を摺動可能に案内する空間や、燃焼室12を形成するための空間を形成している。このシリンダ15は、出力部11の衝撃に耐えられるように金属で形成されている。
ピストン16は、シリンダ15の内部に摺動可能に収容された部材である。燃焼室12で高圧の燃焼ガスが発生すると、この燃焼ガスがピストン16に作用して、ピストン16を打ち込み方向に作動させる。
ドライバ17は、ファスナーを打撃するための部材であり、ピストン16の前方に結合されている。このドライバ17は、打ち込み動作が実行されたときに、ファスナーの射出経路に沿って摺動し、射出経路内のファスナーを射出口19aから打ち出すように作用する。
ボディハウジング18は、上記した出力部11を覆うカバー部材である。本実施形態に係るボディハウジング18は、プラスチックなどの合成樹脂で形成されている。
ノーズ部19は、ファスナーを被打込材へ向けて打込み案内するためのものであり、出力部11の先端に摺動可能に取り付けられている。このノーズ部19の先端には、ファスナーを打ち出す射出口19aが開口形成されている。後述するトリガ操作部23が操作されて打ち込み動作が行われると、ファスナーが射出口19aから被打込材へと打ち出されるようになっている。
このノーズ部19は、出力部11に対して押し込み操作可能に構成されており、押し込み操作された状態でなければトリガ操作部23が操作されても打ち込み動作が行われないようになっている。具体的には、ノーズ部19が押し込まれることで安全スイッチ(図示せず)がオンになり、この安全スイッチがオンになった状態でなければ、後述するトリガスイッチ24の信号が有効とならないように構成されている。このため、ノーズ部19を被打込材へ押し当てた状態でなければファスナーが打ち出されないので、安全性が確保される。
グリップ20は、打込み工具10の使用者が把持するための部位であり、出力部11に対して略T字形に接続されている。すなわち、このグリップ20の軸方向D2は、図1に示すように、出力部11の軸方向D1に対して略直交している。本実施形態に係るグリップ20は、プラスチックなどの合成樹脂製であり、軽量となっている。
このグリップ20には、トリガ操作部23が引き操作可能に設けられている。トリガ操作部23は、グリップ20を握ったときに人差し指がかかる位置に配置されている。このトリガ操作部23が操作されると、グリップ20の内部に配置されたトリガスイッチ24が押圧されてオンとなる。オンになったトリガスイッチ24から出力された信号は、グリップ20の内部に配置された制御装置25に伝達されて処理される。具体的には、制御装置25は、前述した安全スイッチとトリガスイッチ24とがいずれもオンの状態であれば、所定の打ち込み動作を実行する。
また、このグリップ20の下端面には、バッテリパック50を着脱可能なバッテリ装着部26が設けられている。本実施形態に係る打込み工具10は、二次電池を内蔵したバッテリパック50から供給された電力で駆動するため、バッテリ装着部26にバッテリパック50を装着した状態で使用される。本実施形態においては、バッテリパック50を後方からスライドさせてバッテリ装着部26に装着できるように構成されている。また、バッテリパック50を後方にスライドさせてバッテリ装着部26から取り外すことができるように構成されている。
ガス缶収納部27は、燃焼室12に供給される可燃性ガスの供給源であるガス缶を装着するための部位である。本実施形態係るガス缶収納部27は、図2に示すように、円筒状に形成されている。
マガジン28は、打ち出し可能な複数のファスナーを装填するためのものであり、ノーズ部19に接続されている。このマガジン28に装填されたファスナーはノーズ部19へと順次供給され、ノーズ部19へ供給された先頭のファスナーがドライバ17によって打ち出されるように構成されている。本実施形態に係るマガジン28は、一直線に整列させた連結ファスナーを収容可能となっている。
カプラ40は、空気圧縮機等の空気供給源に接続されたホースのプラグなどを接続し、外部から圧縮空気を取り入れるためのものである。本実施形態に係る打込み工具10は、カプラ40を介して外部から供給された圧縮空気を燃焼室12へと送り、ファスナーの打ち込みに使用する。
このように構成された打込み工具10は、以下のように打ち込み動作を実行する。すなわち、トリガ操作部23が操作されて打ち込み動作が開始すると、燃焼室12内に所定量の可燃性ガスと圧縮空気とが供給される。そして、可燃性ガスと圧縮空気が燃焼室12内に導入されて混合気が生成されたら、制御装置25が点火装置13を作動させ、混合気に対して着火する。これにより、燃焼室12内の圧力が急激に高まる。燃焼室12内の圧力が高まると、燃焼圧によってピストン16が摺動し、ピストン16と一体的に摺動するドライバ17によってファスナーが打ち出される。
ところで、本実施形態に係る出力部11とグリップ20とは、互いに分離可能に構成されており、互いに移動可能に隙間G1(図8(b)参照)を設けて接続されている。そして、この隙間G1には弾性部材34が配設されている
具体的には、図3に示すように、出力部11とグリップ20とは、軸部材32、カラー33、弾性部材34、ナット35などで構成される接続部品を使用して、接続部において接続されている。この接続部は、出力部11の軸方向D1に沿って複数設けられていることが望ましい。本実施形態に係る打込み工具10は、第1接続部30と第2接続部31の2つの接続部を備えている。
なお、軸部材32は、金属製のボルトであり、ナット35と噛合するようになっている。また、カラー33は、軸部材32に外装される金属製の筒状部材である。このカラー33は、軸部材32の軸部とほぼ同じ長さで形成されており、軸部材32を挿入できるように形成されている。
弾性部材34は、カラー33に外装される筒状部材である。この弾性部材34は、一定の弾性を有しており、少なくとも金属よりも弾性限界が大きい材料で形成されている。本実施形態に係る弾性部材34はゴム製であるが、これに限らず、弾性部材34は合成樹脂製であってもよい。この弾性部材34は、軸部材32およびカラー33よりも短尺に形成されており、カラー33の中間部の外周を覆うように取り付けられる。
また、シリンダ15には、グリップ20との接続部が一体的に形成されており、この接続部に、上記した軸部材32などの接続部材が挿入される。このように、シリンダ15に接続部を形成することで、内燃機関として本来的に強度が必要なシリンダ15に接続部を設けることができるので、部品点数を増加させずに接続部の強度を向上させることができる。本実施形態においては、シリンダ15は、第1接続部30を構成する第1突出筒部15aと、第2接続部31を構成する第2突出筒部15bと、を備えている。
第1突出筒部15aおよび第2突出筒部15bは、シリンダ15の外周部からグリップ20の方向へ突出して形成されており、接続部材を挿入するための貫通孔を備えている。この貫通孔は、出力部11の軸とグリップ20の軸とによって特定される平面に対して垂直な方向に貫通している。なお、この貫通孔は、図8に示すように、カラー33を装着した軸部材32の径よりも大径で形成されており、カラー33を装着した軸部材32との間に隙間G1を形成している。そして、この隙間G1には、弾性部材34が充填されている。
また、グリップ20は、図4に示すように、左右の分割片(第1分割片21および第2分割片22)を接合して形成されている。この第1分割片21および第2分割片22には、それぞれ第1接続部30を構成する前支持部21a、22aと、第2接続部31を構成する後支持部21bと、が形成されている。前支持部21a、22aおよび後支持部21bは、グリップ20の先端に突出するように形成されており、接続部材を挿入するための貫通孔が形成されている。
第1分割片21に形成された前支持部21aと、第2分割片22に形成された前支持部22aとは、図5および図6に示すように、互いに対向するように配置されており、第1突出筒部15aを両側から挟み込んでいる。このとき、一対の前支持部21a、22aの貫通孔は、第1突出筒部15aの貫通孔と同軸上に配置される。前支持部21a、22aの貫通孔は、図7および図9に示すように、カラー33を装着した軸部材32とほぼ同径で形成されており、カラー33を装着した軸部材32の周囲に隙間ができないように、軸部材32を支持する。
また、第1分割片21に形成された後支持部21bと、第2分割片22に形成された後支持部(図示せず)も、前支持部21a、22aと同様に、互いに対向するように配置されており、第2突出筒部15bを両側から挟み込んでいる。このとき、一対の後支持部21bの貫通孔は、第2突出筒部15bの貫通孔と同軸上に配置される。後支持部21bの貫通孔も、前支持部21a、22aの貫通孔と同様に、カラー33を装着した軸部材32とほぼ同径で形成されており、カラー33を装着した軸部材32の周囲に隙間ができないように、軸部材32を支持している。
このように、本実施形態においては、出力部11とグリップ20とは、両者を個別に貫通する軸部材32によって接続されており、軸部材32の周囲に弾性部材34が配設されている。よって、軸部材32の軸方向に見たときに、出力部11の第1突出筒部15aとグリップ20の前支持部21a、22aとが重なり合うように配置されている。また、出力部11の第2突出筒部15bとグリップ20の後支持部21bとが重なり合うように配置されている。このように、出力部11の接続部とグリップ20の接続部とをオーバーラップさせることで、出力部11とグリップ20とをできるだけ近づけることができるので、出力部11の反動によるグリップ20の振動や回転を抑制でき、作業者の負担を軽くすることができる。
そして、第1突出筒部15aおよび第2突出筒部15bの貫通孔が弾性部材34を介して軸部材32を支持している。このため、軸部材32は、弾性部材34が弾性変形可能な範囲で、径方向に移動可能となっている。このため、出力部11とグリップ20とは、出力部11の軸とグリップ20の軸とによって特定される平面(図2における断面)において、360度のすべての方向に相対移動可能となっている。このため、出力部11で衝撃振動が発生したとしても、出力部11とグリップ20とが相対移動することで衝撃が緩和され、また、弾性部材34が衝撃を受け止めることで瞬間的に衝撃を吸収することができる。
なお、本実施形態においては、出力部11とグリップ20とがすべての方向に相対移動可能としたが、これに限らない。出力部11の打ち込み時の反動を吸収するために、出力部11の軸方向D1にのみ相対移動可能としてもよい。ただし、打ち込み時の反動と機械重心との関係で、打ち込み時に機械が回転しようとする反作用が生じるため、この反作用を緩和するために、出力部11の軸方向D1と、この軸方向D1に対して直交する方向D3と、の少なくとも2方向に相対移動可能であることが望ましい。
ここで、本実施形態においては、出力部11にボディハウジング18が固定されているため、出力部11とグリップ20とが相対移動したときに、ボディハウジング18とグリップ20との間でも相対移動が発生する。本実施形態においては、このような相対移動が発生したときにハウジングが破損しないように、図10に示すように、出力部11の軸方向D1と、この軸方向D1に対して直交する方向D3と、の2方向において、ボディハウジング18とグリップ20との間に隙間G2が設けられている。
よって、出力部11とグリップ20とが、出力部11の軸方向D1に相対移動した場合には、図11に示すように、出力部11の軸方向D1の隙間G2が拡大または縮小することで、ハウジングが衝突して破損することが防止される。
また、この出力部11とグリップ20とが、出力部11の軸方向D1に対して直交する方向D3に相対移動した場合には、図12に示すように、出力部11の軸方向D1に対して直交する方向D3の隙間G2が拡大または縮小することで、ハウジングが衝突して破損することが防止される。
以上のように、本実施形態によれば、出力部11とグリップ20とが互いに移動可能に隙間G1を設けて接続されているので、出力部11が作動したときに出力部11とグリップ20とが相対的に移動する。そして、隙間G1には弾性部材34が配設されているため、出力部11とグリップ20とが相対的に移動したときの衝撃を弾性部材34で受け止めることができる。よって、グリップ20にかかる衝撃振動をシンプルな構造で抑制することができる。グリップ20にかかる衝撃振動を抑制することで、作業者にかかる負担を小さくすることができるとともに、グリップ20に設けられたスイッチの誤作動や破損を防止することができる。
また、グリップ20にかかる衝撃振動を抑制できるので、プラスチックなどの軽量の材料でグリップ20を構成することができる。よって、打込み工具10を軽量化して、取り回しやすくすることができる。
なお、上記した実施形態においては、軸部材32の周囲に弾性部材34を配設するようにしたが、これに限らない。例えば、図13および図14に示すように、新たな接続部36を設け、ここに弾性部材39を配設してもよい。この変形例においては、図14に示すように、シリンダ15の外周から突出したフランジ37と、グリップ20の先端に設けられた受溝38と、によって接続部36が形成されている。フランジ37は、受溝38に挿入されているが、奥までは挿入されておらず、奥方向または手前方向(出力部11の軸方向に対して直交する方向D3)に移動可能となっている。また、受溝38の両側の内壁面は、出力部11の軸方向D1に対して垂直な面であり、フランジ37に臨んでいる。この受溝38の両側の内壁面は、フランジ37の厚みよりも大きな間隔を設けて配置されており、フランジ37は出力部11の軸方向D1に移動可能となっている。そして、この受溝38の両側の内壁面には弾性部材39が取り付けられている。
このような構成とした場合、出力部11とグリップ20とが、出力部11の軸方向D1に相対移動した場合には、フランジ37が弾性部材39に押し付けられて緩衝される。また、出力部11とグリップ20とが、出力部11の軸方向D1に対して直交する方向D3に相対移動した場合には、フランジ37が受溝38の中で移動して、両者が干渉することはない。
このような構成とした場合でも、グリップ20にかかる衝撃振動をシンプルな構造で抑制することができる。グリップ20にかかる衝撃振動を抑制することで、作業者にかかる負担を小さくすることができるとともに、グリップ20に設けられたスイッチの誤作動や破損を防止することができる。
10 打込み工具
11 出力部
12 燃焼室
13 点火装置
14 シリンダヘッド
15 シリンダ
15a 第1突出筒部
15b 第2突出筒部
16 ピストン
17 ドライバ
18 ボディハウジング
19 ノーズ部
19a 射出口
20 グリップ
21 第1分割片
21a 前支持部
21b 後支持部
22 第2分割片
22a 前支持部
23 トリガ操作部
24 トリガスイッチ
25 制御装置
26 バッテリ装着部
27 ガス缶収納部
28 マガジン
30 第1接続部
31 第2接続部
32 軸部材
33 カラー
34 弾性部材
35 ナット
36 接続部
37 フランジ
38 受溝
39 弾性部材
40 カプラ
50 バッテリパック
G1、G2 隙間
D1 出力部の軸方向
D2 グリップの軸方向
D3 出力部の軸方向に対して直交する方向

Claims (4)

  1. ファスナーを打ち出すための運動エネルギーを発生する出力部と、
    使用者が把持するためのグリップと、
    前記出力部を覆うボディハウジングと、
    を備え、
    前記出力部は、ファスナーを打撃するためのドライバが結合されたピストンと、前記ピストンを摺動可能に案内するシリンダと、を備え、
    前記シリンダに前記グリップとの接続部を一体的に形成し、
    前記出力部と前記グリップとは、前記出力部が作動したときに互いに移動可能に隙間を設けて接続されており、前記隙間には弾性部材が配設されていることを特徴とする、打込み工具。
  2. 前記出力部と前記グリップとは、前記出力部の軸と前記グリップの軸とによって特定される平面において、前記出力部の軸方向と、この軸方向に対して直交する方向と、の少なくとも2方向に相対移動可能であることを特徴とする、請求項1記載の打込み工具。
  3. 前記出力部と前記グリップとは、両者を個別に貫通する軸部材によって接続されており、前記軸部材の周囲に前記弾性部材が配設されていることを特徴とする、請求項1または2記載の打込み工具。
  4. 前記出力部と前記グリップとの接続部は、前記出力部の軸方向に沿って複数設けられていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の打込み工具。
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