JP7044145B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は包装箱に関する。
従来、カットシート冊等の商品を複数個梱包した段ボール製の包装箱が広く流通している。このようなカットシート冊の包装箱としてラップアラウンド方式の包装箱が多く用いられている。
ラップアラウンド方式の包装箱は、頂板と底板、一対の端壁が折り曲げ用の罫線を介して連設されている段ボール製のシートからなる。包装時には、複数冊重ねたカットシート冊を巻き込むようにしてシートを折り曲げ、端壁と天板とを接合片で糊付け接合して周壁を形成している。そして、両端壁から延びる内フラップを折り畳むとともに、天板、底板から延びる外フラップを内フラップに折り重ねて糊付けすることで周壁の両側面を封止している(例えば特許文献1参照)。
ラップアラウンド方式の包装箱は、例えば、糊付けしてある外フラップや接合片を剥がすことで開梱することができる。
一方、蓋付きの包装箱としてC式箱が知られている。C式箱は、トレー状の箱本体と、箱本体の開口部に被せられる蓋体と、を備えている。箱本体と蓋体とは、結束バンドで閉じられている。C式箱は、結束バンドを取り外して箱本体から蓋体を取り外すことで開梱することができる。
特開2012-246025号公報
前記した特許文献1の包装箱は、外フラップや接合片を剥がして一旦開梱すると、側面や頂板が閉じた状態に保持されずに開いた状態のままとなってしまう。このため、蓋付きの包装箱として再利用し難いという課題があった。
この点、前記したC式箱は、箱本体の開口部を蓋体で容易に閉じることができ、開梱後に蓋付きの箱として再利用することができる。しかしながら、C式箱は、梱包時に結束バンドで閉じる必要があるため、ラップアラウンド方式の包装箱に比べて生産性および作業性に劣るという課題があった。
本発明は、前記した課題を解決し、蓋付きの包装箱として再利用することができるラップアラウンド方式の包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の包装箱は、底板と、前記底板の前後の縁部に連設された前後一対の端壁と、一方の前記端壁の上縁部に連設された頂板と、左右一対の側壁と、を備えている。前記頂板の縁部には、他方の前記端壁に貼着されるフラップが連設されている。他方の前記端壁の上端部には、他方の前記端壁から剥離した前記フラップを係止するための係止片が設けられている。前記係止片は、他方の前記端壁の外側方または内側方に傾倒することで、前記フラップが差し込まれる差込スペースを形成する。
本発明では、他方の端壁からフラップを引き剥がすことで頂板を開くことができる。その後、開梱した箱を再利用する場合には、頂板を閉じて頂板に連設されているフラップを他方の端壁の係止片に係止する。これにより、頂板が閉じられた状態で保持される。したがって、蓋付きの包装箱として再利用することができる。
また、頂板を閉じるときに、他方の端壁の外側方または内側方に係止片を傾倒させて他方の端壁の上端部に差込スペースを形成し、この差込スペースにフラップを差し込む。これにより、フラップを他方の端壁の上端部に係止することができ、頂板が閉じられた状態で保持される。
本発明では、蓋付きの包装箱として再利用することができるラップアラウンド方式の包装箱が得られる。
本発明の第一実施形態に係る包装箱を前方左上から見た斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る包装箱のブランクシートである。 本発明の第一実施形態に係る包装箱を搬送時に上下逆にした状態を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る包装箱の開梱時の手順を示した図であり、(a)は接合片を前端壁から剥離し、左右のミシン目を切り開いて頂板を開きかけた状態を示す斜視図、(b)は頂板を開いた状態を示す一部省略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る包装箱の再利用時の手順を示した図であり、(a)は係止片を端壁の外側へ傾倒して差込スペースを形成し、頂板を閉じかけた状態を示す斜視図、(b)は頂板を差込スペースに係止して閉じた状態を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る包装箱の他の再利用時の手順を示した図であり、(a)は係止片を端壁の内側へ傾倒し、頂板を閉じかけた状態を示す斜視図、(b)は頂板を係止片に係止して閉じた状態を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る包装箱の係止片に対する接合片の係止を示す断面図であり、(a)は図5(b)に対応する縦断面図、(b)は図6(b)に対応する縦断面図である。 本発明の第二実施形態に係る包装箱を前方左上から見た斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る包装箱のブランクシートである。 本発明の第二実施形態に係る包装箱を搬送時に上下逆にした状態を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る包装箱の開梱時の手順を示した図であり、(a)は接合片を剥離しつつミシン目に沿って頂板から接合片を切り離す様子を示した斜視図、(b)は頂板に連設された両上側フラップを剥離した様子を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る包装箱の頂板を開いた状態を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る包装箱の再利用時の手順を示した図であり、(a)は頂板を閉じかけた状態を示す斜視図、(b)は両上側フラップの両差込片をスリットに差し込んで頂板を閉じた状態を示した斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る包装箱の再利用時の手順を示した図であり、(a)は図13(a)に対応する差込片の様子を示す縦断面図、(b)は図13(b)に対応する差込片の様子を示す縦断面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右上下の方向は、包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成を限定するものではない。
(第一実施形態)
図1に示すように、包装箱1は、ラップアラウンド方式の直方体の箱である。包装箱1は、底板10と、前後一対の端壁11,12と、左右一対の側壁13,14と、頂板15と、を備えている。包装箱1は、カットシート冊C(図4(a)(b)参照)等の製品を梱包した後、例えば、図3に示すように、天地逆にされた状態、つまり、底板10が上にされ頂板15が下にされた状態で搬送可能である。
包装箱1は、図2に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各罫線において山折りおよび谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートSは内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝である。
なお、罫線に切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
底板10は、図1に示すように、長方形に形成されており、前後方向よりも左右方向が大きく形成されている。底板10の前後の縁部には、罫線L1,L2を介して前端壁11および後端壁12が連設されている。
前端壁(他方の端壁)11は、底板10の前縁部から上方に向けて立ち上がっている。前端壁11は、底板10に対して垂直に形成されている。前端壁11は、略長方形に形成されており、上下方向よりも左右方向が大きく形成されている。
前端壁11の上端部の左右方向の中央部には、係止片17が形成されている。係止片17は、左右一対の切込線L17,L17によって前端壁11から区画されている。切込線L17,L17は、下方へ向けて略ハの字状に切り込まれている。切込線L17,L17の長さは、頂板15に連設された接合片16の上下方向の長さと略同様である。
係止片17の上縁部の中央部には、円弧状に切り欠かれた指掛け部18が形成されている(図4(a)参照)。係止片17の上縁部は、図4(a)に示すように、前端壁11の上縁部11cよりも一段低く形成されている。係止片17の左右角部17e,17eは、アール状に面取りされている(図2参照)。
このような係止片17は、開梱後の後記する箱の再利用時に、図5(a)、図6(a)に示すように、前端壁11の外側方または内側方に向けて傾倒される。係止片17が傾倒されることで、係止片17と前端壁11の左右の壁との間には、差込スペースSPが形成される。差込スペースSPには、頂板15に連設された接合片16が差し込まれて係止される(図5(b)、図6(b)参照)。
後端壁(一方の端壁)12は、図1に示すように、底板10の後縁部から上方に向けて立ち上がっている。底板10に対して垂直に形成されている。後端壁12は、前端壁11に対応して長方形に形成されており、上下方向よりも左右方向が大きく形成されている。
後端壁12の上縁部には、罫線L3を介して頂板15が連設されている。頂板15は、後端壁12の上縁部から前方に向けて延びている。頂板15は、底板10と同じ外形状であり、前端壁11,後端壁12に対して垂直に形成されている。
頂板15の前縁部には、罫線L4を介して接合片16が連設されている。接合片16は、頂板15の前縁部に沿って帯状に延在している。接合片16は、特許請求の範囲における「端壁(前端壁11)に貼着されるフラップ」に相当する。
ブランクシートS(図2参照)を前記罫線L1~L4で折り曲げつつ、前端壁11の上端前面に接合片16を貼着して接合することで、前端壁11、底板10、後端壁12、頂板15が角筒状を呈するようになる。
左側壁13は、底板10の左縁部および頂板15の左縁部に対して垂直に形成されている。左側壁13は、前側の側部フラップ21と、後側の側部フラップ22と、上側フラップ31と、下側フラップ32と、によって構成されている。
前側の側部フラップ21は、前端壁11の左縁部に罫線L5を介して連設されている。前側の側部フラップ21は、前端壁11の左縁部から後方に向けて延びている。前側の側部フラップ21は、前端壁11に対して垂直に形成されている。
後側の側部フラップ22は、後端壁12の右縁部に罫線L6を介して連設されている。後側の側部フラップ22は、後端壁12の右縁部から前方に向けて延びている。後側の側部フラップ22は、後端壁12に対して垂直に形成されている。
前側の側部フラップ21および後側の側部フラップ22の前後方向の長さは、底板10および頂板15の前後方向の長さの半分である。両側部フラップ21,22によって、包装箱1の左側面が閉塞されている。
上側フラップ31は、頂板15の左縁部にミシン目L7を介して連設されている。上側フラップ31は、頂板15の左縁部から下方に向けて延びている。上側フラップ31は、頂板15に対して垂直に形成されている。ミシン目L7は、直線状の切れ込みを断続的に形成したものであり、各切れ込みはブランクシートS(図2参照)を貫通している。
上側フラップ31の上下方向の長さは、前後の端壁11,12の上下方向の長さの約半分である。
上側フラップ31の内面は、前後の側部フラップ21,22の外面の上部に貼着されて接合されている。
下側フラップ32は、底板10の左縁部に罫線L8を介して連設されている。下側フラップ32は、底板10の左縁部から上方に向けて延びている。下側フラップ32は、底板10に対して垂直に形成されている。
下側フラップ32の上下方向の長さは、前後の端壁11,12の上下方向の長さの約半分である。
下側フラップ32の内面は、前後一対の側部フラップ21,22の外面の下部に貼着されて接合されている。
右側壁14は、底板10の右縁部および頂板15の右縁部に対して垂直に形成されている。右側壁14は、左側壁13と左右対称な構成である。右側壁14は、左側壁13と同様に、前側の側部フラップ21,22、上側フラップ31および下側フラップ32によって構成されている。なお、右側壁14の上側フラップ31は、左側壁13と同様に、頂板15の右縁部にミシン目L7を介して連設されている。これにより、頂板15は、左右のミシン目L7,L7で上側フラップ31,31から切り離し可能である。なお、接合片16は、前端壁11に対して係止片17以外の部分に貼着されている。
以上のような包装箱1を開梱する場合には、図4(a)に示すように、頂板15に連設された接合片16の下縁部に指をかけて接合片16を手前側に引き、接合片16を前端壁11から引き剥がす。そして、引き剥がした接合片16を指で摘んで上方へ持ち上げる。そうすると、接合片16に引っ張られて頂板15が上方へ持ち上げられ、頂板15の左右のミシン目L7,L7が切り開かれる。これにより頂板15が開き、包装箱1が開梱される。カットシート冊Cは、頂板15が開くことで形成された開口部から取り出し可能である(図4(b)参照)。
その後、残りのカットシート冊Cを包装箱1に保管しておく場合や、カットシート冊Cを取り出して書類等を収容する包装箱1として再利用(再使用)する場合には、頂板15を包装箱1の蓋として用いる。具体的に、係止片17の指掛け部18に指を掛けて、図5(a),図6(a)に示すように、前端壁11の外側方または内側方に係止片17を傾倒する。
前端壁11の外側方に係止片17を傾倒した場合には、図5(b)に示すように、前端壁11の外側方に形成される差込スペースSPに接合片16を差し込んで頂板15を閉じる。これにより、差込スペースSPに接合片16が係止され、頂板15が閉じられた状態に保持される(図7(a)参照)。
また、図6(a)に示すように、前端壁11の内側方に係止片17を傾倒した場合には、図6(b)に示すように、前端壁11の内側方に形成される差込スペースSPに接合片16を差し込んで頂板15を閉じる。これにより、差込スペースSPに接合片16が係止され、頂板15が閉じられた状態に保持される(図7(b)参照)。
その後、頂板15を開く場合には、差込スペースSPに係止されている接合片16を引き上げて、係止を解除すればよい。
以上のような包装箱1では、前端壁11に貼着されている接合片16を引き剥がすことで頂板15を簡単に開くことができるので開梱が簡単である。また、包装箱1を再利用する場合には、接合片16を差込スペースSPに係止して頂板15を閉じるという簡単な作業で、頂板15を閉じた状態に保持できる。つまり、再封緘が容易である。したがって、本実施形態では、蓋付きの包装箱1として好適に再利用することができる。
また、係止片17を前端壁11の外側方または内側方に傾倒させるだけで、差込スペースSPを簡単に形成することができる。したがって、残りのカットシート冊Cを包装箱1に保管しておく場合や、書類等を収容する包装箱1として再利用する場合に、容易に頂板15を閉じた状態で保持でき、使い勝手がよい。
また、係止片17の上縁部が前端壁11の上縁部よりも低くなっているので、差込スペースSPに接合片16を差し込む際に前端壁11に接合片16を沿わせるようにして差し込むことができる。したがって、接合片16の係止をスムーズに行うことができる。
また、係止片17の左右角部17e,17eは、アール状に面取りされているので、差込スペースSPに接合片16を差し込む際に接合片16の下縁部が引っ掛かりにくい。したがって、接合片16の係止をスムーズに行うことができる。
(第二実施形態)
次に、図8~図14を参照して本発明の第二実施形態に係る包装箱について説明する。本実施形態が前記第一実施形態と異なるところは、図8に示すように、両上側フラップ31,31を左右の両側壁13,14に係止することで、頂板15が閉じられた状態に保持されるようにした点にある。そのための構成として、両上側フラップ31,31は、差込片31a,31aを備えている。また、前側の側部フラップ21と後側の側部フラップ22とには、差込片31aが挿入されるスリット25が形成されている。なお、本実施形態の包装箱1Aは、基本構成が前記第一実施形態で説明した包装箱1と同様であるので、以下、異なる点を中心に説明する。
包装箱1Aの頂板15には、図8,図9に示すように、ミシン目L4を介して接合片16が連設されている。接合片16は、第一実施形態と同様に前端壁11の上部前面に対して貼着されるが、開梱時に前端壁11から引き剥がされる際に、ミシン目L4が切り開かれて頂板15から分離されるようになっている(図11(a)参照)。
両上側フラップ31,31は、図2に示すように、ミシン目ではない罫線L7,L7を介して頂板の左縁部および右縁部に連設されている。つまり、両上側フラップ31,31は頂板15から分離されない構成となっている。
両上側フラップ31,31の先端部(下端中央部)には、差込片31a,31aが形成されている。差込片31aは矩形状を呈している。差込片31aは罫線L31(図9参照、以下同じ)を介して上側フラップ31の下縁部に連設されている。両差込片31a,31aは罫線L31,L31を介して対向する左側壁13側および右側壁14側に折り曲げ可能である。
前側の側部フラップ21の先端縁部には、図9に示すように、前方へ向けて角状に窪んだ窪み部25aが形成されている。また、後側の側部フラップ22の先端縁部には、後方へ向けて角状に窪んだ窪み部25aが形成されている。窪み部25a,25aは、両側部フラップ21,22の上下方向の中央部に形成されている。両側部フラップ21,22の中央部に形成された前後の窪み部25a,25aが連結することで、前後方向に延びるスリット25が形成されている。
両上側フラップ31,31は、図8に示すように、各差込片31aが各スリット25に挿通された状態で、両側部フラップ21,22の上部にそれぞれ貼着されている。
なお、本実施形態においても、包装箱1Aは、製品を梱包した後、例えば、図10に示すように、天地逆にされた状態、つまり、底板10が上にされ頂板15が下にされた状態で搬送可能である。
以上のような包装箱1Aを開梱する場合には、図11(a)に示すように、頂板15に連設された接合片16に指をかけて、前端壁11の上部に貼着されている接合片16を延在方向(左右方向)に引っ張るようにして前端壁11から引き剥がす。そうすると、ミシン目L4が切り開かれ、接合片16が頂板15から分離される。また、接合片16が引き剥がされることで、頂板15の前縁部が前端壁11から切り離される。
次に、両上側フラップ31,31を左右の両側部フラップ21,22から引き剥がす。両上側フラップ31,31を引き剥がす際に、両スリット25,25に挿入されていた両差込片31a,31aが引き抜かれる(図11(a)参照)。その後、頂板15を持ち上げることで、図12に示すように、頂板15が開く。これにより包装箱1が開梱され、カットシート冊Cの取り出しが可能となる。
その後、残りのカットシート冊Cを包装箱1に保管する場合や、カットシート冊Cを取り出して書類等を収容する包装箱1Aとして再利用する場合には、頂板15を包装箱1Aの蓋として用いる。具体的に、図13(a)に示すように、頂板15を倒して閉じ、両上側フラップ31,31を両側部フラップ21,22に重ねる。そして、図13(b)に示すように、両スリット25,25に両差込片31a,31aを挿入する(図14(a)参照)。これにより、両スリット25,25に差込片31a,31aが係止され、頂板15が閉じられた状態に保持される(図14(b)参照)。
以上のような包装箱1Aでは、前端壁11に貼着されている接合片16および両上側フラップ31,31を引き剥がすことで頂板15を簡単に開くことができるので開梱が簡単である。また、包装箱1Aを再利用する場合には、頂板15を閉じ、両スリット25,25に両差込片31a,31aを挿入するという簡単な作業で、頂板15を閉じた状態に保持できる。つまり、再封緘が容易である。したがって、本実施形態においても、蓋付きの包装箱1として好適に再利用することができる。
包装箱1Aでは、両スリット25,25に差し込まれる差込片31a,31aが包装箱1Aの外側から見えないため、包装箱1Aの外観を良くすることができる。
なお、箱として外フラップ31,32と内フラップ21,22の接着性を満足するため、外フラップ31と外フラップ32とは重ならないようにデザインすることが好ましい。この場合には、外フラップ31,32の先端部を差込片として機能させて、これを内フラップ21,22の内側へ係止するように構成することで、再封緘の機能を発揮することができる。外フラップ31,32の先端部が係止されるスリットとしては、例えば、開梱のために内フラップ21,22に設けた破断線等を利用してもよいし、別途、内フラップ21,22に形成してもよい。
もちろん、図1~図7に記載の発明と図8~図14に記載の発明とを同時に使用することも可能である。この場合、頂板15の3辺(3辺に連続する部分)を係止することができるので、再封緘可能な包装箱1,1Aの機能として、さらに望ましい。
また、包装箱1,1Aの構成が開梱前と再封緘後で変化するため、内フラップ21,22と外フラップ31,32の印刷デザイン等に変化をつけて、開梱前と再封緘後で意匠が異なるよう工夫することも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
第一実施形態では、前端壁11の中央部に係止片17を形成したが、これに限られることはなく、係止片17の数や形状は限定されるものではない。
本実施形態の包装箱1,1Aは段ボール製であるが、各種公知の板紙によって包装箱を形成してもよい。
1 包装箱
1A 包装箱
10 底板
11 前端壁
12 後端壁
13 左側壁
14 右側壁
15 頂板
16 接合片(フラップ)
17 係止片
21 前側の側部フラップ
22 後側の側部フラップ
18 指掛け部
31 上側フラップ(フラップ)
31a 差込片
32 下側フラップ
S ブランクシート
SP 差込スペース

Claims (1)

  1. 底板と、
    前記底板の前後の縁部に連設された前後一対の端壁と、
    一方の前記端壁の上縁部に連設された頂板と、
    左右一対の側壁と、を備え、
    前記頂板の縁部には、
    他方の前記端壁に貼着されるフラップが連設されており、
    他方の前記端壁の上端部には、他方の前記端壁から剥離した前記フラップを係止するための係止片が設けられており、
    前記係止片は、他方の前記端壁の外側方または内側方に傾倒することで、前記フラップが差し込まれる差込スペースを形成することを特徴とする包装箱。
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