JP7044074B2 - 通信装置、ペアリング方法、プログラム - Google Patents

通信装置、ペアリング方法、プログラム Download PDF

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Description

本技術は通信装置、ペアリング方法、プログラムに関し、特に3以上の多数の機器間での通信におけるペアリング技術に関する。
ブルートゥース(BLUETOOTH:登録商標)無線技術はP2P(Peer to Peer:ピア・トゥ・ピア)通信であり、機器間にて通信を行うためには予め各機器間にてペアリングを行う必要がある。P2P通信であるため、通常ペアリングは1回の操作にて1対1のペアリングが行われる。
例えば、スマートフォン、ヘッドセット、スピーカー、パソコンなどがあった場合、使用したい組合せにてペアリングを行うことになる。
下記特許文献にはペアリングに関する技術が記載されている。
ペアリングのためのユーザ手順は例えば次のようになる。
ユーザは、例えばスマートフォンで再生される音楽をワイヤレスのヘッドセットで聴きたい場合、スマートフォンでブルートゥース通信をオンとする操作を行う。するとスマートフォンは周囲の通信可能な機器を検索し、発見された通信可能な機器を表示する。
ユーザは表示されている通信可能な機器の中で使用するヘッドセットを指定する操作を行う。するとスマートフォンはヘッドセットとの間でペアリングを行う。
これによりスマートフォンとヘッドセットがそれぞれ互いに通信対象として設定され、以降、スマートフォンで再生した音楽を無線接続されたヘッドセットで聴取するということが可能となる。
特許第4618279号公報
ところで、近距離に居る複数人のグループで通話可能な通信装置は有用である。例えばバイクやスキーなどに用いるヘルメットに装着したブルートゥース通信装置を用いれば、近くにいる仲間同士で通話を行うことができるようにすることができる。
この場合、例えば3人、4人等の複数人の仲間同士で、あらかじめ各自の通信装置を他のそれぞれの人の通信装置とペアリングしておけばよい。
ところがペアリングは、それぞれの組み合わせとしての機器間毎に1回のペアリング操作を行って1対1で行う。このためグループ間でそれぞれの機器が接続されるようにする場合、接続台数が増えるに従いペアリング回数が増える。
例えば、接続台数がN台にて総当たりでペアリングを行う場合はN*(N-1)/2回のペアリングが必要である。4人の仲間がそれぞれ機器A,B,C,Dを所持して通信を行うことを考えた場合、A-B間、A-C間、A-D間、B-C間、B-D間、C-D間という6回のペアリング操作が必要になる。
さらに各ユーザは、どの機器間がペアリング済みでどの機器間が未ペアリングであるのかを把握しながらペアリング操作を行っていかなければならない。
従って接続台数が増えることによりユーザにとってペアリングがとても煩わしくなる。
もちろん接続機器の追加や削除、接続形態の変更を行う場合、その度に再ペアリングが必要であり、ペアリングは非常に複雑かつ煩わしいものとなっている。
そこで本技術は、例えば3台以上の機器間でそれぞれペアリングを行って、通信可能なグループとする場合に、そのための操作を容易化することを目的とする。
本技術に係る通信装置は、無線通信可能な機器であって通信を行うグループに該当可能な機器として選定された機器を示したグループリスト情報を生成又は取得するリスト情報処理部と、グループリスト情報を参照し、自己機器とグループリスト情報に示される通信装置との間で互いを無線通信対象に設定するペアリング処理を行うペアリング処理部と、を備えたものである。
例えば自己を含めて通信を行う3以上の通信装置を示すグループリスト情報に挙げられている機器との間でペアリングを行う。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記リスト情報処理部は、グルーピング開始のトリガに応じて、無線通信可能な機器のうちで、所定情報に基づいて通信を行うグループに該当可能な2以上の接続対象機器を選定し、自己機器と2以上の接続対象機器を示したグループリスト情報を生成することが考えられる。
即ち、グルーピングの際にマスターとなる通信装置としての動作としてグループリスト情報の作成を行う。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記リスト情報処理部は、前記所定情報として無線通信可能な他の機器から受信した機器種別情報を用いて、接続対象機器を選定することが考えられる。
即ち、グルーピングの際にマスターとなる通信装置は、周辺の無線通信可能な機器のうち機器種別に応じて接続対象機器を選定する。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記リスト情報処理部は、選定した接続対象機器を、受信信号強度が高い機器から降順に機器識別情報を示したグループリスト情報を生成することが考えられる。
グルーピングの際にマスターとなる通信装置は、確実に通信できる機器から順にリストに示したグループリスト情報を作成する。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記リスト情報処理部は、自己機器を含めて設定された上限数以内の機器を示すグループリスト情報を生成することが考えられる。
即ちグルーピングの際にマスターとなる通信装置は、上限数以内の機器数に制限したグループリスト情報を作成する。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記ペアリング処理部は、グループリスト情報に示される接続対象機器のそれぞれとペアリング処理を行うことが考えられる。
即ちグルーピングの際にマスターとなる通信装置は、作成したグループリスト情報に基づいて、グループリスト情報に示されている接続対象機器のそれぞれとの間で順次ペアリング処理を実行する。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記ペアリング処理部は、グループリスト情報に示される接続対象機器の全部又は一部に対して、グループリスト情報の送信制御を行うことが考えられる。
例えばグルーピングの際にマスターとなる通信装置は、作成したグループリスト情報に基づいて、グループリスト情報に示されている接続対象機器のそれぞれとの間でペアリングを行うだけでなく、生成したグループリスト情報を提供する。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記ペアリング処理部は、グループリスト情報の送信先の機器に対して、グループリスト情報を用いたペアリングの実行指示の送信制御を行うことが考えられる。
グルーピングの際にマスターとなる通信装置は、配布したグループリスト情報を利用したペアリングをスレーブ機器にも実行させる。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記リスト情報処理部は、ペアリングされた機器から送信されてきたグループリスト情報を受信することで、グループリスト情報を取得することが考えられる。
即ち、グルーピングの際にスレーブとなった通信装置はグループリスト情報を他の機器(例えばマスター機器)から受信することで取得する。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記ペアリング処理部は、グルーピング開始後の最初のペアリング要求の受信に応じて、自己を特定したペアリング要求以外には応答しない状態に遷移することが考えられる。
即ち、グルーピングの際にスレーブとなった通信装置はマスター機器や他のスレーブ機器からのペアリング要求があったら、その機器とペアリング処理を行うが、通信可能な機器の探索のための問い合わせには対応しない状態となる。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記ペアリング処理部は、ペアリング実行指示の受信に応じて、グループリスト情報に示される機器のうちでペアリングしていない機器との間でペアリング処理を行うことが考えられる。
即ち、グルーピングの際にスレーブとなった通信装置はグループリスト情報に基づいて他のスレーブ機器を認識し、マスター機器からのペアリング実行指示に応じて他のスレーブ機器との間のペアリングを行う。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記ペアリング処理部は、グループリスト情報に示される機器のうちでペアリングしていない全ての機器との間でのペアリング処理を完了したら、ペアリング実行指示の送信元の機器に対してペアリング完了通知を行うことが考えられる。
即ち、グルーピングの際にスレーブとなった通信装置は、他の全てのスレーブ機器とのペアリングが完了した状態となったら、その旨をマスター機器に通知する。
上記した本技術に係る通信装置においては、音声入力部と、音声出力部と、音声信号についてのエンコード及びデコードを行うコーデック部を備え、
通話音声の通信を行うことが考えられる。
即ち、会話音声等の通話に用いる通信装置とする。
本技術に係る通信装置のペアリング方法は、無線通信可能な機器であって通信を行うグループに該当可能な機器として選定された機器を示したグループリスト情報を生成又は取得するリスト情報処理手順と、グループリスト情報を参照し、自己機器とグループリスト情報に示される通信装置との間で互いを無線通信対象に設定するペアリング処理を行うペアリング処理手順とを行う。
本技術に係るプログラムは、上記リスト情報処理手順とペアリング処理手順に相当するステップの処理を演算処理装置に実行させるプログラムである。
本技術によれば、グループリスト情報に基づいてペアリングが自動的に実行されることで、3台以上の機器間でのペアリングが効率的に迅速に実行され、ユーザにとっての操作の煩わしさが解消される。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の実施の形態の通信装置のブロック図である。 実施の形態の通信装置の制御部の機能構成の説明図である。 実施の形態の通信装置間の通信の説明図である。 実施の形態のグループリストの生成の説明図である。 実施の形態のグルーピング動作のフローチャートである。 実施の形態のグルーピング動作のフローチャートである。 実施の形態のグルーピング動作のフローチャートである。 実施の形態の通信装置のグルーピングモード遷移処理のフローチャートである。 実施の形態の通信装置のマスター状態でのグルーピングモード処理のフローチャートである。 実施の形態の通信装置のマスター状態でのグルーピングモード処理のフローチャートである。 実施の形態の通信装置のスレーブ状態でのグルーピングモード処理のフローチャートである。 実施の形態の通信装置のスレーブ状態でのグルーピングモード処理のフローチャートである。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.通信装置の構成>
<2.グルーピング動作>
<3.通信装置の処理例>
<4.まとめ及び変形例>
<1.通信装置の構成>

実施の形態では、ブルートゥース通信機器としての通信装置1を例に挙げる。この通信装置1はユーザが装着又は所持した状態で、ペアリングした他の通信装置1との間で音声通信(通話)を行うことができる機器を想定する。
図1Aは実施の形態の通信装置1の構成を示している。
通信装置1は、SoC(System-on-a-chip)10、アンテナ11、スピーカー12、マイクロフォン13を備えている。
SoC10はブルートゥース通信制御を行うデバイスとして生成されたブルートゥースSoCである。
図1BはSoC10の内部構成例を示している。なお、ここではSoCを用いる例を示しているが、SoC形態に限らず、通信装置1は図1Bに示すようなブルートゥース通信制御を行うための構成を備えれば良い。
SoC10は、制御部21、メモリ部22、無線通信部23、オーディオコーデック24、オーディオインターフェース25、入力アンプ26、出力アンプ27を備える。
制御部21はMCU(Micro Control Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等により構成され通信装置1の動作全般を制御する。
本実施の形態の場合、制御部21は動作プログラムにより図2に示す通信制御部21a、リスト情報処理部21b、ペアリング処理部21cとしての各機能を備えるものとされている。
通信制御部21aは、無線通信部23を介した他の通信装置1との音声通信動作全般を制御する機能として示している。
本実施の形態では特に、3台以上の通信装置1間でペアリングを行うグルーピング動作を効率的に実行するための機能として、リスト情報処理部21b、ペアリング処理部21cが設けられる。
リスト情報処理部21bは、無線通信可能な機器であってかつ通信を行うグループに該当可能な機器と選定された機器を示したグループリストを生成又は取得する機能である。グループリストは、自己機器と、自己機器の近隣に存在する通信可能な機器のうちで、グループ通話のための接続対象機器として選定した機器をリスト化した情報である。
3台以上の通信装置1を互いにペアリングして音声通信可能なグループとするグルーピングを行う際において、ある通信装置1がマスター機器となる場合、その通信装置1はリスト情報処理部21bの機能によりグループリストを生成する処理を行う。
またスレーブ機器となった通信装置1の場合、その通信装置1はリスト情報処理部21bの機能により、他の通信装置1が送信してくるグループリストを受信して取得する処理を行う。
ペアリング処理部21cは、グループリストを参照し、自己機器とグループリストに示される通信装置との間で互いを無線通信対象に設定するペアリング処理を行う機能である。
マスター機器となった場合とスレーブ機器になった場合とで、ペアリング処理の手順や内容は異なるが、必要なペアリング処理を行ってグループ内の各通信装置1が他の通信装置1のそれぞれとペアリングした状態となるようにする。
以上のリスト情報処理部21b、ペアリング処理部21cによる処理の具体例は後述する。
図1Bのメモリ部22はROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュROMなどを総括的に示している。
メモリ部22におけるROMやフラッシュROMには図2に示した各機能を実現するためのプログラムや各種処理に必要な定数等が記憶されている。
メモリ部22におけるRAMは、通信制御、ペアリング処理、グループリスト生成等の各種処理の演算領域として用いられたり、一時的なデータ記憶に用いられる。
ペアリング機器の情報やグループリストは、RAMやフラッシュROMに記憶される。
無線通信部23は、制御部21の制御に基づいてアンテナ11を介したブルートゥース通信方式による音声データ通信を行うユニットとして示している。
オーディオコーデック24は、音声データ通信のためのエンコード及びデコードを行う。即ちマイクロフォン13で得られた送話音声についての音声データのエンコードを行って無線通信部23に供給する。また無線通信部23で受信した音声データのデコードを行う。
マイクロフォン13によってはユーザの送話音声の集音が行われる。マイクロフォン13で集音されたアナログ音声信号は入力アンプ26に供給される。入力アンプ26では、AGC(Automatic Gain Control)処理、リミッタ処理、フィルタ処理、デジタル信号への変換処理(A/D変換)、イコライジング等が施され、送話音声のデジタルデータとしてオーディオインターフェース25に供給され、オーディオコーデック24に転送される。そしてエンコード処理されて無線通信部23から送信される。
無線通信部23で受信されオーディオコーデック24でデコードされた受話音声の音声データはオーディオインターフェース25を介して出力アンプ27に供給される。出力アンプ27ではイコライジング、アナログ信号への変換処理(D/A変換)、レベル調整、パワーアンプ増幅等を行った音声信号をスピーカー12に供給し、スピーカー12からの音声出力を実行させる。
このような構成の通信装置1として、図3には4台の通信装置1A、1B、1C、1Dを示している。
この通信装置1A、1B、1C、1Dがブルートゥース無線方式で接続されていることで、ユーザ同士が遠く離れていても無線が届く範囲であれば、お互いに音声による会話が可能であり、さらに全ユーザにて会話をすることも可能である。
ブルートゥース無線技術を用いて音声通信を行うためには、予め各通信装置1A、1B、1C、1D間のペアリングを行う必要がある。
本実施の形態では例えばこのような各通信装置1A、1B、1C、1D間のペアリングを容易に可能とする。
図4Aは、通信装置1Aを中心に、近隣に存在するブルートゥース通信可能な機器を示している。なお、円形の範囲RRが、通信装置1Aから送信されるIDパケットが届く範囲であるとする。
ここでは通信装置1E、1F、1G、1Hも、同様の通信装置1であるとするが、比較的離れた位置に存在するものとしている。
機器X1,X2もブルートゥース通信可能な機器であるが、通信装置1との間での音声通話用途の機器ではないとする。例えば音楽プレーヤ、ゲーム機器等の機器であるとする。この機器X1,X2は通信装置1Aと通信可能な位置に存在している。
ここで通信装置1A、1B、1C、1Dを所持する4人がグループ内で無線通話を行いたい状況を想定する。
通信装置1E、1F、1G、1Hはそれぞれ無関係の他人が所持する通信装置1であるとする。
いま通信装置1Aがマスターとなってグルーピングを行う場合、ブルートゥース通信可能な機器を探索することで、通信装置1B、1C、1D、機器X1,X2が検出される。通信装置1Eが検出される場合もある。
通信装置1Aは、この通信可能として検出された機器のうちでグループとなる機器を選定する。
この場合に、検出された各機器の機器種別情報を確認することで、機器X1,X2を接続対象機器から外すことができる。
また通信装置1Eは検出された場合でも受信信号強度が極めて弱い。これに応じて通信装置1Eの選択の優先度を下げることで接続対象機器から外すことが可能である。後述の処理例では台数制限により接続対象機器から外すものとしている。
なお、通信装置1Eについては、受信信号強度のレベルにより接続対象機器とするか否かを判断するようにしてもよい。
このように通信装置1Aは、グループ内の機器を選定し、そのグループに属することになる各機器をリスト化したグループリストを生成する。
グループリストの例を図4Bに示す。
グループリストの1行目には自己機器(通信装置1A)を記述する。
2行目以降は、グループ内の機器と選定された通信装置1B、通信装置1C、通信装置1Dが記述される。各通信装置1A、1B、1C、1Dは、BD_ADDR(ブルートゥースデバイスアドレス:Bluetooth Device Address)により示される。
このようにグループリストは、グループ内の全機器を示すものとしてグルーピングの際に生成される。
<2.グルーピング動作>

具体的なグルーピング動作例を図5,図6,図7で説明する。各図は図4Aの通信装置1A、1B、1C、1Dをグルーピングすることを想定し、それぞれの通信装置1(1A、1B、1C、1D)の制御部21の制御処理の流れを示している。
なお図5の「A1」「B1」「C1」「D1」は図6の同記号に進むことを表す。また図6の「A2」「B2」「C2」「D2」は図7の同記号に進むことを表す。
例えば図4Aのような位置関係にある通信装置1A,1B.1C,1Dをそれぞれ所持する4人の各ユーザは、それぞれ自分が所持する通信装置1(1A,1B.1C,1D)を操作して、自分の通信装置1をグルーピングモードとする。)
各通信装置1の制御部21は、グルーピングモードとする操作に応じて、それぞれ図5のステップS1000、S1100、S1200、S1300として以下説明するグルーピングのための処理の待機状態に入る。即ち通信装置1A,1B.1C,1Dはディスカバラブル(Discoverable)になり、問合せ検索(後述のインクワイアリ:Inquiry)により検索可能となる。
グルーピングモードとした複数の通信装置1のうちの1つがマスターとして機能してグルーピング処理が進行される。通信装置1A,1B,1C,1Dのどれがマスターとなってもよい。あるユーザがグルーピング開始を行ったら、そのグルーピング開始操作が行われた通信装置1がマスターとなる。
図5では、通信装置1Aがグルーピング開始操作に応じて、ステップS1002でマスターとしてグルーピング処理を開始するものとしている。
この場合、通信装置1Aは問合せ検索のために、ステップS1004で一定時間ID パケットをブロードキャストする。
これに対して通信装置1B,1C,1DはそれぞれIDパケットへの応答(例えばFHS(Frequency Hop Syncronization)パケットやEIR(Extended Iquiry Response)パケットの送信)を実行する(ステップS1104、S1204、S1304)。
通信装置1AはステップS1006で、周辺の各機器(ブルートゥース通信可能な機器)の応答から得られたCoD(Class of Device)やマニファクチャラースペシフィックデータ(Manufacturer Specific data)から接続対象となる通信装置を抽出する処理を実行する。
例えば図4Aのように通信装置1Aの周辺に他のブルートゥース対応の機器X1,X2が存在する場合があり、これらが通信装置1AからのIDパケットに応答を返す可能性がある。
そこで通信装置1Aは、応答に含まれるCoDにて機器の種別を判別することで接続対象機器かどうかの判断を行う。
また、EIRにてマニファクチャラースペシフィックデータを設定することで、より詳細に接続対象機器かどうかの判断を行うことが可能である。
この処理により機器X1,X2を除外して通信装置1B,1C,1Dを接続対象機器として抽出できる。
次に通信装置1AはステップS1008でグループリスト作成を実行する。例えば通信装置1Aは、接続対象機器として抽出された通信装置をRSSI(受信信号強度:Received Signal Strength Indicator)の値の降順に並べてグループリストを作成する。
通信装置1Aは各通信装置(1B,1C,1D)からの応答受信時のRSSI値を記憶している。RSSI値が大きい通信装置は通信装置1Aの近くにあり、RSSI値が小さい通信装置は通信装置1Aから離れた場所に位置している。つまり、接続対象として選定した通信装置1B,1C,1Dを、自己機器から近い順に並べてグループリストを生成する。
なお、ここで図4Aの通信装置1E,1F,1G,1Hについてはグループリストに入らないようにしている。通信装置1E,1F,1G,1Hは、本実施の形態の音声通信が可能な同機種又は同タイプの機器であるとしているが、まず通信装置1F,1G,1Hについては、グルーピング開始の際に通信装置1Aの近くに存在しないため、IDパケットに対する応答は通信装置1Aには返ってこない。つまり通信装置1Aからみて存在しない状態である。
通信装置1Eに関しては、同時にグルーピングモードになっていないことが通常想定されるため問題ないことが多い。ただ、偶然同時にグルーピングモードとなって比較的近くに居ることも考えられる。その場合、通信装置1Aに対してIDパケットの応答を返してくることが生ずる。
そこで、上述のようにRSSI値の降順に並べ、かつグループ内の機器数を制限する機器数を制限することで、通信装置1Eがグルーピングされてしまうことを防止している。
通信装置1Aは、グループの台数を自己機器を含めて“4”とし、RSSI値にて降順に通信装置を並べることにより、RSSI値の小さい通信装置、つまり通信装置1Aから離れた場所に位置している通信装置1Eを接続対象機器から排除することが可能である。
以上により、図4Bのようなグループリストが作成される。
グループリストの1行目はステップS1002でグルーピングを開始した通信装置1Aとなる。2行目以降はRSSI値の降順で各通信装置1B、1C、1DのBD_ADDRがリストされることになる。つまり図4Aの位置関係のため、通信装置1Aに近い順に通信装置1B、1C、1Dが順に示されている。
次に通信装置1AはステップS1010で、グループリストに従い、通信装置1Bにペアリング要求を送信する。
通信装置1BはステップS1110で通信装置1Aのペアリング要求を受信する。
通信装置1BはステップS1112で、他のブルートゥース機器からの問い合わせ検索に応答しないために、応答のモードをノンディスカバラブル(non-discoverable)に遷移する。なお、グルーピング処理中、ディスカバラブルには復帰しないことで、グルーピングモードとなってからのディスカバラブルな期間を極力短くしている。
続いて通信装置1AはステップS1014で通信装置1Bとのペアリング処理を実行し、通信装置1BはステップS1114で通信装置1Aとのペアリング処理を実行する。
ペアリング完了後、通信装置1AはステップS1016で通信装置1Bに接続要求を送信する。
通信装置1BはステップS1116で通信装置1Aから接続要求を受信する。
そして通信装置1AはステップS1018で通信装置1Bと接続確立し、通信装置1BはステップS1118で通信装置1Aと接続確立する。
接続確立後、通信装置1AはステップS1020で通信装置1Bにグループリスト配布を実行し、通信装置1BはステップS1120で通信装置1Aからのグループリスト受信を実行する。これにより通信装置1Bは、図4Bのようなグループリストを取得したことになる。
通信装置1Aはグループリスト順に通信装置1Aと通信装置1C間、通信装置1Aと通信装置1D間についても、上述の通信装置1Aと通信装置1B間の「ペアリング、接続、グループリスト配布」と同手順にて各処理を実行する。
即ち通信装置1Aは図6のステップS1022で、通信装置1Cにペアリング要求を送信する。通信装置1CはステップS1222で通信装置1Aのペアリング要求を受信し、ステップS1224でノンディスカバラブルに遷移する。
続いて通信装置1AはステップS1026で通信装置1Cとのペアリング処理を実行し、通信装置1CはステップS1226で通信装置1Aとのペアリング処理を実行する。
ペアリング完了後、通信装置1AはステップS1028で通信装置1Cに接続要求を送信する。通信装置1CはステップS1228で通信装置1Aから接続要求を受信する。
そして通信装置1AはステップS1030で通信装置1Cと接続確立し、通信装置1CはステップS1230で通信装置1Aと接続確立する。
接続確立後、通信装置1AはステップS1032で通信装置1Cにグループリスト配布を実行し、通信装置1CはステップS1232で通信装置1Aからのグループリスト受信を実行する。これにより通信装置1Cがグループリストを取得したことになる。
次に通信装置1AはステップS1034で、通信装置1Dにペアリング要求を送信する。通信装置1DはステップS1334で通信装置1Aのペアリング要求を受信し、ステップS1336でノンディスカバラブルに遷移する。
通信装置1AはステップS1038で通信装置1Dとのペアリング処理を実行し、通信装置1DはステップS1338で通信装置1Aとのペアリング処理を実行する。
ペアリング完了後、通信装置1AはステップS1040で通信装置1Dに接続要求を送信する。通信装置1DはステップS1340で通信装置1Aから接続要求を受信する。
そして通信装置1AはステップS1042で通信装置1Dと接続確立し、通信装置1DはステップS1342で通信装置1Aと接続確立する。
接続確立後、通信装置1AはステップS1044で通信装置1Dにグループリスト配布を実行し、通信装置1DはステップS1344で通信装置1Aからのグループリスト受信を実行する。これにより通信装置1Dがグループリストを取得したことになる。
以上の処理の結果、通信装置1Aを中心として、通信装置1B、1C、1Dが接続されたネットワークが確立される。また通信装置1B、1C、1Dがグループリストを取得した状態となる。
続いてマスター機器である通信装置1Aは、スレーブ機器間のペアリングが行われるようにする。
通信装置1Aは図7のステップS1046でグループリストに従い、通信装置1Bに他の通信装置とのペアリング指示(スレーブ-スレーブ間のペアリング指示)を送信する。
通信装置1BはステップS1146で通信装置1Aからのペアリング指示を受信する。
この場合、通信装置1BはステップS1148でグループリストの自分より下位にある通信装置1Cに対してペアリング要求を送信する。
通信装置1CはステップS1248で通信装置1Bからのペアリング要求を受信する。
そして通信装置1BはステップS1150で通信装置1Cとのペアリング処理を実行し、通信装置1CはステップS1250で通信装置1Bとのペアリング処理を実行する。これにより通信装置1Bと通信装置1Cはペアリングされることになる。
さらに、通信装置1BはステップS1152で、グループリストにおいて通信装置1Cより下位にある通信装置1Dに対してペアリング要求を送信し、通信装置1DはステップS1352で通信装置1Bからのペアリング要求を受信する。
通信装置1BはステップS1154で通信装置1Dとのペアリング処理を実行し、通信装置1DはステップS1354で通信装置1Bとのペアリング処理を実行する。これにより通信装置1Bと通信装置1Dはペアリングされることになる。
通信装置1Bはグループリストの自分より下位の全ての通信装置(図4Bの例では通信装置1C、1D)とペアリングが終わったため、ステップS1156でマスター機器である通信装置1Aにペアリング完了通知を送信する。
通信装置1AはステップS1056で通信装置1Bからのペアリング完了通知を受信する。これに応じて通信装置1Aは、グループリストにて通信装置1Bより下位の通信装置1Cに他通信装置とのペアリング指示を送信する。
通信装置1CはステップS1258で通信装置1Aからのペアリング指示を受信することで、先の通信装置1Bと同様にグループリストにて自分より下位の通信装置とペアリングを行う。
この場合、通信装置1CはステップS1260で通信装置1Dに対してペアリング要求を送信する。通信装置1DはステップS1360で通信装置1Cからのペアリング要求を受信する。
そして通信装置1CはステップS1262で通信装置1Dとのペアリング処理を実行し、通信装置1DはステップS1362で通信装置1Cとのペアリング処理を実行する。これにより通信装置1Cと通信装置1Dはペアリングされることになる。
通信装置1Cはグループリストの自分より下位の全ての通信装置(図4Bの例では通信装置1D)とペアリングが終わったため、ステップS1264でマスター機器である通信装置1Aにペアリング完了通知を送信する。
通信装置1AはステップS1064で通信装置1Cからのペアリング完了通知を受信する。
通信装置1Aはグループリストの最下位の1つ上位の通信装置(この例では通信装置1C)まで、他の通信装置とのペアリング指示(スレーブ-スレーブ間のペアリング指示)を実行すればよい。
従って、この例では、通信装置1Aは通信装置1Cからペアリング完了通知を受信したことで、全ての通信装置の組合せにてペアリングが完了したと判断できる。
そこで通信装置1AはステップS1068で各通信装置1B、1C、1Dにグルーピング完了通知を送信する。そしてステップS1070でグルーピング完了としてグルーピング処理を終える。
通信装置1BはステップS1168で通信装置1Aからグルーピング完了通知を受信し、これに応じてステップS1170でグルーピング処理を終える。
通信装置1CはステップS1268で通信装置1Aからグルーピング完了通知を受信し、これに応じてステップS1270でグルーピング処理を終える。
通信装置1DはステップS1368で通信装置1Aからグルーピング完了通知を受信し、これに応じてステップS1370でグルーピング処理を終える。
以上で、通信装置1A、1B、1C、1Dの間の全ての組合せにてペアリングが完了となる。
以上のグルーピング動作では、ユーザは1回のペアリングのための操作を行うだけで3台以上の機器による各機器間のペアリングが可能であることが理解される。つまりユーザ各人は最初に自己の機器をグルーピングモードとし、一人がグルーピング開始操作を行えばよい。これによって音声通信を行う機器のグルーピングが可能である。
また、マスター機器(グルーピングを開始した機器)はIDパケットを送信し、IDパケットを受信したスレーブ機器からのFHSパケットとEIRパケットに含まれる情報からグルーピング対象機器かどうかの判断を行うことが可能である。
またマスター機器は受信したFHSパケットの受信信号強度(RSSI)から受信信号強度が高い機器をグルーピング対象機器とし、受信信号強度が低い機器をグルーピング対象機器から除外することが可能である。
またマスター機器はFHSパケットとEIRパケットに含まれる情報やRSSI値を用いてグループリストを作成することにより、音声通信を行う機器のグルーピングが可能である。
グループリストには、各通信装置1のブルートゥースデバイスアドレスBD_ADDRが含まれるようにして各機器を示している。
そしてマスター機器はグループリストに含まれる各機器とのペアリングを実施する。
またマスター機器は作成したグループリストをグループリストに含まれる各スレーブ機器に配布する。
マスター機器を除いたグループリストに含まれるスレーブ機器間のペアリングはマスター機器からの指示により、グループリストに従って実行される。
<3.通信装置の処理例>

以上のようなグルーピング処理を可能とする通信装置1の処理アルゴリズム、即ち主にリスト情報処理部21b及びペアリング処理部21cとしての処理アルゴリズムを説明する。以下は制御部21においてプログラムに基づいて行われる処理例である。各通信装置1の制御部21が以下の図8~図12の処理を行うことでマスター機器又はスレーブ機器としてグルーピング処理を行うことができる。
図8は通信装置1のグルーピングモードへの遷移の処理を示している。
制御部21は、ユーザのグルーピングモード操作を検知したらステップS101からS103に進み、グルーピングモードへ遷移する。この状態ではスレーブ機器としてグルーピングモードに遷移することになる。図5の各通信装置1A、1B、1C、1DにおけるステップS1000,S1100,S1200,S1300の処理に相当する。
また制御部21は、ユーザのグルーピング開始操作を検知したらステップS102からS104に進み、既にグルーピングモード状態であればステップS105でマスター機器としてのグルーピングモードへ遷移する。図5の通信装置1AにおけるステップS1002の処理に相当する。
なお当然、制御部21はグルーピングモード操作、グルーピング開始操作以外の操作も受け付けるが、それらの場合の処理は図示及び説明を省略している。
図9,図10は、通信装置1がマスター機器としてのグルーピングモードに遷移した場合に実行する処理を示している。即ち図5の通信装置1Aの場合の処理となる。なお、図9の処理は図10に続くように示している。
マスター機器となった通信装置1の制御部21は、図9,図10に示したステップS200,S210,S220,S230,S240,S250,S260,S270のチェックループの処理を繰り返す。
図9のステップS200で制御部21は、インクワイアリ(Inquiry)の開始タイミングであるか否かを判断する。インクワイアリは周辺機器の問い合わせを行い周辺機器の一覧を得る処理である。
マスター機器になった時点がインクワイアリの開始タイミングである。その場合、制御部21はステップS201でインクワイアリタイマ(Inquiry Timer)をスタートさせ、ステップS202でIDパケットの送信を開始する。インクワイアリタイマは、インクワイアリ(IDパケットの送信)の期間をカウントするタイマである。
なお1回のインクワイアリの期間は、設定時間Tinquiryで規定される。設定時間Tinquiryは例えば10秒などとされる。
ステップS210で制御部21は、グルーピングタイマ(Grouping Timer)が或る設定時間Tiquiryscanに達したか否かを確認している。
グルーピングタイマは、グルーピングモードの期間をカウントするタイマであり、スレーブでのグルーピングモードとなったときに、後述する図11のステップS301でカウントスタートされる。図8からわかるように、マスター機器としてグルーピングモードに遷移した通信装置1も、最初にグルーピングモード操作がおこなわれた時点ではスレーブ機器でのグルーピングモードに一旦遷移していたため、グルーピングタイマのカウントは開始しており、マスター状態に遷移した後も引き続き実行されている。
設定時間Tiquiryscanは、グルーピングモードの期間の制限時間を示し、例えば30秒などとされる。マスター/スレーブいずれの場合も、グルーピングタイマのタイムアウトによってグルーピングモードから抜けることができるようにしている。
グルーピングタイマが設定時間Tiquiryscanに達した場合、制御部21はステップS210からS211に進み、グルーピングタイマを停止させ、ステップS212でインクワイアリタイマを停止させ、ステップS213でインクワイアリを終了する。そしてステップS214で接続待ち受け状態へ遷移する。つまりグルーピングモードを終了する。
ステップS220で制御部21は、FHSパケットの受信を確認する。FHSパケットを受信した場合、制御部21はステップS221で、そのFHSパケットがグルーピング対象機器からのもの否かを確認する。例えば上述のようにCoDやマニファクチャラースペシフィックデータから接続対象となる通信装置であるか否かを確認する。
もしFHSパケットの送信元が対象の機器でない場合は、特に処理は行わない(S221→NO)。FHSパケットの送信元がグルーピング対象の機器であった場合、制御部21はステップS222に進み、RSSI値を取得する。そしてステップS223でインクワイアリリストに登録済み機器であるか否かにより処理を分岐する。インクワイアリリストとは、インクワイアリにより検出された周辺機器のリストである。
インクワイアリリストに登録済みの機器ではない場合、制御部21はステップS224に進み、今回検出した機器のBD_ADDRとRSSIをインクワイアリリストに追加する。
インクワイアリリストに登録済みの機器であった場合、制御部21はステップS225に進み、インクワイアリリストにおいて今回検出した機器のBD_ADDRに対応するRSSIを更新する。
そしてこれらの処理の後、制御部21はステップS226でインクワイアリリストをRSSI順にソートする。
ステップS230で制御部21は、インクワイアリタイマが或る設定時間Tinquiryに達したか否かを確認している。
インクワイアリタイマが設定時間Tinquiryに達した場合、制御部21はステップS231に進み、インクワイアリリストに機器が存在するか否かを確認する。
もしインクワイアリリストに機器が存在しなければ、引き続きインクワイアリを実行する。即ち制御部21はステップS232に進み、インクワイアリタイマをリセットし、ステップS233でインクワイアリタイマをスタートさせる。
一方、ステップS231でインクワイアリリストに機器が存在すると確認された場合は、制御部21はステップS234でインクワイアリタイマを停止させ、ステップS235でインクワイアリを終了する。
そして制御部21はステップS236で、その時点のインクワイアリリストから上述の通りグループリストを作成する。
図10のステップS240で制御部21は、グループリスト作成完了を確認する。即ちグループリスト作成を完了した際には、制御部21はステップS240からS241に進み、グループリストで自機より下位にあるスレーブ機器にペアリング要求を行う。そしてステップS242でペアリング状態へ遷移する。
ステップS250で制御部21は、スレーブ機器とのペアリング完了を確認する。即ちスレーブ機器とのペアリングを完了した際には、制御部21はステップS250からS251に進み、ペアリングしたスレーブ機器に接続要求を行う。
ステップS260で制御部21は、スレーブ機器との接続確立を確認する。即ちスレーブ機器との接続確立が完了した際には、制御部21はステップS260からS261に進み、接続確立したスレーブ機器にグループリストの送信を行う。
制御部21はステップS262で、グループリストにおいて、さらに下位のスレーブ機器が存在するか否かを確認する。
存在しなければ制御部21はステップS263で、自機のすぐ下位にあるスレーブ機器に、スレーブ-スレーブ間のペアリング指示を送信する。
一方、グループリストにおいて、接続確立したスレーブ機器よりさらに下位のスレーブ機器が存在する場合は、制御部21はステップS264で、当該さらに下位のスレーブ機器にペアリングを要求し、ステップS265でペアリング状態へ遷移する。
ステップS270で制御部21は、スレーブ-スレーブ間のペアリング完了の受信を確認する。スレーブ機器から、スレーブ-スレーブ間のペアリング完了の通知を確認したら、制御部21はステップS271に進む。そしてグループリストにおいて、更に下位(ペアリング完了を送信してきたスレーブ機器よりも下位)のスレーブ機器が2台以上存在するか否かを確認する。
2台以上存在する場合は、制御部21はステップS274で、ペアリング完了を送信してきたスレーブ機器の次に下位となっているスレーブ機器に、スレーブ-スレーブ間のペアリング指示を送信する。
2台以上存在しない場合は、制御部21はステップS272で、各スレーブ機器にグルーピング完了通知を送信する。そしてステップS273でグルーピング完了状態へ遷移する。即ちグルーピングモードを終了する。
続いて通信装置1がスレーブ機器として行うグルーピングモードの処理を図11,図12で説明する。即ち図5の通信装置1B、1C、1Dの場合の処理となる。なお、図11の処理は図12に続くように示している。
スレーブ機器としての通信装置1の制御部21は、図11,図12に示したステップS300,S310,S320,S330,S340,S350,S360,S370、S380,S390のチェックループの処理を繰り返す。
図11のステップS300で制御部21は、インクワイアリに対応するインクワイアリスキャン(Inquiry Scan)の開始タイミングであるか否かを判断する。これはグルーピングモードに遷移したときのタイミングとなる。この場合制御部21はステップS301でグルーピングタイマをスタートさせる。
ステップS310で制御部21は、グルーピングタイマが設定時間Tiquiryscanに達したか否かを確認している。
グルーピングタイマが設定時間Tiquiryscanに達した場合、制御部21はステップS311でグルーピングタイマを停止させ、ステップS312でインクワイアリスキャンを終了する。そしてステップS313で接続待ち受け状態へ遷移する。つまりグルーピングモードを終了する。
ステップS320で制御部21は、マスター機器からのIDパケットの受信を確認する。IDパケットを受信した場合、制御部21はステップS321で、FHSパケットで応答する。
ステップS330で制御部21は、ペアリング要求の受信を確認する。ペアリング要求を受信した場合、制御部21はステップS331でペアリング状態へ遷移する。
なおこれまでの説明から理解されるように、ペアリング要求はマスター機器だけでなく、他のスレーブ機器から送信されることもある。
そしてステップS332でインクワイアリスキャンを終了し、ステップS333でページスキャン(Page Scan)状態に遷移する。即ち、インクワイアリに応答するディスカバラブル状態を終了し、アドレスによる呼び出しに対応するノンディスカバラブル状態となる。
ステップS340で制御部21はマスター機器とのペアリング終了を確認する。
マスター機器とのペアリング終了の場合は、制御部21はステップS341でグルーピングタイマをリセットし、ステップS342でグルーピングタイマをスタートさせる。
ステップS350で制御部21は、マスター機器からの接続要求の受信を確認する。接続要求を受信した場合、制御部21はステップS351で接続状態へ遷移する。
ステップS360で制御部21は、グループリストの受信を確認する。グループリストを受信した場合、制御部21はステップS361でグループリストの保存処理を行う。
ステップS370で制御部21は、マスター機器からのスレーブ-スレーブ間のペアリング指示の受信を確認する。当該指示を受信した場合、制御部21はステップS371で、グループリスト上で自機より下位に機器が存在するか否かを確認する。存在しなければ、特に処理は行わない。
自機より下位に機器が存在する場合、制御部21はステップS372で、下位のスレーブ機器にペアリング要求を行う。そしてステップS373でペアリング状態へ遷移する。
ステップS380で制御部21はスレーブ機器とのペアリング終了を確認する。
スレーブ機器とのペアリング終了の場合は、制御部21はステップS381で、グループリスト上にさらに下位(ペアリングしたスレーブ機器より下位)にスレーブ機器が存在するか否かを確認する。
存在する場合、制御部21はステップS383で、当該下位のスレーブ機器にペアリング要求を行う。そしてステップS384でペアリング状態へ遷移する。
ペアリングしたスレーブ機器より下位にスレーブ機器が存在しない場合は、制御部21はステップS382で、マスター機器にスレーブ-スレーブ間ペアリング完了の通知を送信する。
ステップS390で制御部21はグルーピング完了通知の受信を確認する。グルーピング完了通知を受信した場合、制御部21はステップS391でグルーピング完了状態に遷移する。即ちグルーピングモードを終了する。
各通信装置1が以上の図8~図12の処理を実行可能とされていることで、各通信装置1は、図5~図7の通信装置1Aから1Dのいずれかのような挙動を行うことになり、自動的なグルーピングが実行される。
<4.まとめ及び変形例>

以上説明してきた実施の形態の通信装置1は、無線通信可能な機器であってかつ通信を行うグループに該当可能な機器として選定された機器を示したグループリストを生成又は取得するリスト情報処理部21bと、グループリストを参照し、自己機器とグループリストに示される通信装置1との間で互いを無線通信対象に設定するペアリング処理を行うペアリング処理部21cを備えている。
これにより各通信装置1のユーザが他のそれぞれの通信装置1との間のペアリングを指示する操作を行わなくとも、自動的にグループとされた複数の通信装置1との間でペアリングを行うことができる。
3台以上のグループ通話を行う場合などでは、それぞれの通信装置1のペアリングのための操作が非常に煩雑で使用性が悪かった。また操作の確認、各人の理解など、多数の機器で総当たりでペアリングするグルーピングに非常に時間がかかった。
これに対して本実施の形態では自動的に、かつ効率的に、全てのペアリングが行われるため、ユーザの操作負担は著しく低減される。例えば各人がグルーピングモードにする操作と、一人のユーザ(例えば通信装置1Aを所持するユーザ)がグルーピング開始の操作を行うのみでよい。
また、それぞれのユーザがペアリング開始操作を行うものではないため、操作に戸惑うことがなく非常に短時間に全てのペアリングが完了できる。
またそれぞれのユーザの操作の場合、未ペアリングの装置間が生ずる可能性があるが、そのような未ペアリングの装置間も生じない。
なお、グルーピング開始のトリガを、ユーザの操作とする例を挙げたが、これを自動化することも可能である。
実施の形態の通信装置1がマスター機器となった場合の処理では、グルーピング開始のトリガ(例えばグルーピング開始操作)に応じて、無線通信可能な機器のうちで、所定情報に基づいて通信を行うグループに該当可能な2以上の接続対象機器を選定し、自己機器と2以上の接続対象機器を示したグループリストを生成するようにしている。
即ち、グルーピングの際にマスターとなる通信装置1としての動作としてグループリストの作成を行う。
このグループリストの作成のために、周囲に存在する無線通信可能な他の機器を探索し、さらにそのうちでグルーピングの対象となる機器を接続対象機器とする。そして自己機器と接続対象機器をリスト化し、グルーピング対象の機器を明示するグループリストを作成する。これによりグルーピングを行いたい機器間のペアリングに適切に利用できるグループリストが作成できる。
そしてグループリストに基づいてペアリングを行うようにしている。このようにすると、問い合わせ応答をグループリスト作成前の1回しか行わないことになるため、第3者から誤ってもしくは故意にペアリングされることが無く、セキュリティーが高いものとなるという利点も得られる。
なお、変形例としてLIAC(Limited Inquiry Access Code)にて問合せ応答を行うことも可能であり、LIACを使用した場合、スマートフォンやパソコンからの問合せはGIAC(General Inquiry Access Code)が使用されているため、機器として検出されず、第3者から誤ってもしくは故意にペアリングされることが無く、セキュリティーが高い。
またグループリスト生成のために接続対象機器を選定する所定情報として無線通信可能な他の機器から受信した機器種別情報、例えばCoDやマニファクチャラースペシフィックデータを用いている。
即ち、グルーピングの際にマスターとなる通信装置は、周辺の無線通信可能な機器のうち機器種別に応じて接続対象機器を選定する。
これによりマスター機器からみて、グルーピングに適した種別の機器、例えば本実施の形態のようにグループ間の会話のための音声通信に適した機器が自動的に接続対象機器に選定され、グループリストを生成される。従って、ブルートゥース通信可能な機器、例えばスマートフォン、音楽プレーヤ、スピーカー、音声通信に非対応の通信機、別用途の通信機などが存在していても、それらを除外して、グループリストを作成できる。
このため目的のグルーピングを行うために、無駄なペアリング試行を行わないようにでき、グルーピングのための一連のペアリング動作を効率化できることになる。例えば本実施の形態の音声通話機器のみをグループリストに挙げることで、グルーピングをより効率化し、短時間で完了できる。
また実施の形態のマスター機器の処理では、選定した接続対象機器を、RSSI値が高い機器から降順に機器識別情報(BD_ADDS)を示したグループリスト情報を生成する例を述べた。
これにより受信信号強度の高い機器から順にペアリングを実行していく状況を作ることができる。これによりグルーピングが効率化される可能性を高める。
また問い合わせ応答時にスレーブ機器のRSSIにてペアリング対象機器かどうかを選択するため、同じ機器を購入した第3者が同じタイミングでグルーピングを行った場合でも誤ってペアリングされる可能性が低い。
また実施の形態のマスター機器の処理では、自己機器を含めて設定された上限数以内の機器を示すグループリストを生成する例を述べた。
即ちグルーピングの際にマスターとなる通信装置1は、上限数以内の機器数に制限したグループリストを作成する。
これにより使用形態、例えば会話のための音声通話等に適した機器数内でのグルーピングが可能となる。通信システムや機器の処理能力、通信量、使用帯域、使用形態や使用目的に応じた事情などに適した機器数のグルーピングに適切である。例えば機器数が増えると音声通話性能が低下するような通信システムの場合で、良好な音声通話性能が維持できる機器数に制限したい場合などに有効である。
さらに、上述のように受信信号強度(RSSI)の高い機器から降順にリスト化していく場合、機器数制限をかけることで受信信号強度が低い機器をグルーピング対象機器から除外することが可能である。これにより良好な通信を行うことのできる機器のみをグルーピングの対象とすることもできる。
なお上限数をグルーピングの前にユーザが設定できるようにしてもよい。例えば4人のグループであれば上限数を4とし、5人のグループであれば上限数を5とする。このようにすれば、図4に示した無関係の他人の通信装置1Eがペアリングされてしまうことをより有効に防止できる。
実施の形態のマスター機器の処理では、グループリストに示される接続対象機器(スレーブ機器)のそれぞれと順次ペアリング処理を行うようにしている(S241、S264)。
これによりマスター機器と、他の複数のスレーブ機器との間で、それぞれペアリングができる。この場合にグループリストに沿ってスレーブ機器を特定することで、無駄なペアリング動作が実行されない。つまり無線通信可能であるが接続対象機器とはならない機器とのペアリングは行われない。従って、通信装置の使用目的に沿った適切なグルーピングが実行されるとともに、グルーピングを効率化できる。
実施の形態のマスター機器の処理では、グループリストに示される接続対象機器(スレーブ機器)の全部又は一部に対して、グループリストの送信制御を行うようにしている(S261)。
これによりスレーブ機器は、マスター機器が生成したグループリストを受信し取得することができる。これによってグループ内の各機器がグループリストを共有できる状態となる。
なお、マスター機器はスレーブ機器の一部にグループリストを送信し、受信したスレーブ機器が他のスレーブ機器にグループリストを送信するようにしてもよい。いずれにしてもグループリストに挙げられた各機器がすべて、マスター機器が作成したグループリストを共有できる状態となればよい。
実施の形態のマスター機器の処理では、グループリストの送信先のスレーブ機器に対して、グループリストを用いたペアリングの実行指示の送信制御を行うようにしている(S263、S274)
これによりスレーブ機器は、他のスレーブ機器との間でペアリングを行う。これによってグループ内の各機器が、それぞれ他の全ての機器とペアリングした状態を形成できる。
実施の形態のスレーブ機器の処理では、ペアリングされた機器から送信されてきたグループリスト情報を例えばマスター機器から受信することで、グループリスト情報を取得するようにしている(S361)。
これによりスレーブ機器もグループリストを参照でき、それを用いてペアリングを行うことが可能となる。
実施の形態のスレーブ機器の処理では、グルーピング開始後の最初のペアリング要求の受信に応じて、自己を特定したペアリング要求以外には応答しない状態に遷移する。
即ちスレーブ機器は他の機器からの要求に応じたペアリング処理を実行するが、自己機器を特定しない問い合わせ(例えば第三者機器のインクワイアリ)には応答しないノンディスカバラブルに遷移することで、他のブルートゥース機器からの問い合わせに対応せずに、正確にペアリング処理を実行できる。
特に、実施の形態では、スレーブ機器である通信装置1B、1C、1Dはそれぞれ最初に通信装置1Aからペアリング要求があったときにノンディスカバラブルに遷移している。また、グループリストを受け取ることで、BD_ADDR(ブルートゥースデバイスアドレス)が明確になっているので、スレーブ間同士のペアリングの際もノンディスカバラブルのままでよい。
これはできる限りディスカバラブルな時間を減らす工夫がされていることを意味する。
つまりペアリング要求を受信した後、各スレーブ機器はノンディスカバラブルになるため、第3者から誤ってもしくは故意にペアリングされることが無く、セキュリティーが高いものとすることができる。
なお、ノンディスカバラブルに遷移するタイミングはペアリング要求を受信した直後に限らず、例えばマスター機器とのペアリング完了後や、マスター機器との接続完了後など他のタイミングであってもよい。即ちディスカバラブルな時間を減らすことのできるタイミングとして各種考えられる。
実施の形態のスレーブ機器の処理では、ペアリング実行指示の受信に応じて、グループリストに示される機器のうちでペアリングしていない機器との間でペアリング処理を行うようにしている(S372)。
即ち、グルーピングの際にスレーブとなった通信装置1はグループリストに基づいて他のスレーブ機器を認識し、マスター機器からのペアリング実行指示に応じて他のスレーブ機器との間のペアリングを行う。
これによりスレーブ機器同士のペアリングは実行される。即ちグループリストに示された各機器がそれぞれの機器との間でペアリングを行った状態を形成できる。
実施の形態のスレーブ機器の処理では、グループリストに示される機器のうちでペアリングしていない全ての機器との間でのペアリング処理を完了したら、ペアリング実行指示の送信元の機器に対してペアリング完了通知を行うようにしている(S382)。
これによりマスター機器がスレーブ機器同士のペアリングを認識できる。従ってスレーブ機器同士のペアリングを把握しながら一連のグルーピング処理を円滑に進めることができる。
実施の形態の通信装置1は、音声入力部(マイクロフォン13,入力アンプ26)と、音声出力部(スピーカー12,出力アンプ27)と、音声信号についてのエンコード及びデコードを行うコーデック部(オーディオコーデック24)を備え、通話音声の通信を行うものとした。
この場合、会話通信等の通信装置として、グルーピングを自動的に効率化したシステムを実現できる。例えば各ユーザが使用する通信装置間でそれぞれペアリング操作を行うような煩雑な作業を行うことは不要となり、ユーザにとっては、非常に手軽にグループ通話を実行できる環境を実現できることになる。
なお本開示の技術は実施の形態の例に限られない。
図1に示したSoC10には、例えばブルートゥース無線ユニット、MCU、DSP、ROM、I/O、フラッシュROM、RAM、オーディオコーデック、オーディオアンプなどにて構成されているが、各々を部品として組み合わせて使用することも可能である。
また実施の形態では4台の通信装置1を用いた例を述べたが、3台以上で本技術は有用である。ブルートゥース通信を用いる通信装置1の場合、通信装置1は3台~8台においても実施可能で上述の効果を得ることができる。なお、本技術を適用した通信装置1は、2台を用いる場合でも通信動作は可能であることはいうまでもない。
本技術はGIAC(General Inquiry Access Code)による問い合わせ応答に対応しており、また、LIAC(Limited Inquiry Access Code)による問い合わせ応答にも対応している。
本技術を適用できる具体的な製品例として、ブルートゥースヘッドセット、ブルートゥースヘッドホン、ブルートゥーススピーカー、オードバイや自転車用のインターコム機器などが想定される。
実施の形態のプログラムは、無線通信可能な機器であって通信を行うグループに該当可能な機器として選定された機器を示したグループリストを生成又は取得するリスト情報処理ステップと、グループリストを参照し、自己機器とグループリスト情報に示される通信装置との間で互いを無線通信対象に設定するペアリング処理を行うペアリング処理ステップとを演算処理装置に実行させるプログラムである。
即ち図8、図9、図10、図11、図12の処理を演算処理装置に実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより本実施の形態の通信装置1の実現が容易となる。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記録媒体や、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記憶しておくことができる。あるいはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
なお本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)無線通信可能な機器であって通信を行うグループに該当可能な機器として選定された機器を示したグループリスト情報を生成又は取得するリスト情報処理部と、
グループリスト情報を参照し、自己機器とグループリスト情報に示される通信装置との間で互いを無線通信対象に設定するペアリング処理を行うペアリング処理部と、を備えた
通信装置。
(2)前記リスト情報処理部は、グルーピング開始のトリガに応じて、無線通信可能な機器のうちで、所定情報に基づいて通信を行うグループに該当可能な2以上の接続対象機器を選定し、自己機器と2以上の接続対象機器を示したグループリスト情報を生成する
上記(1)に記載の通信装置。
(3)前記リスト情報処理部は、前記所定情報として無線通信可能な他の機器から受信した機器種別情報を用いて、接続対象機器を選定する
上記(2)に記載の通信装置。
(4)前記リスト情報処理部は、選定した接続対象機器を、受信信号強度が高い機器から降順に機器識別情報を示したグループリスト情報を生成する
上記(2)又は(3)に記載の通信装置。
(5)前記リスト情報処理部は、自己機器を含めて設定された上限数以内の機器を示すグループリスト情報を生成する
上記(2)乃至(4)のいずれかに記載の通信装置。
(6)前記ペアリング処理部は、グループリスト情報に示される接続対象機器のそれぞれとペアリング処理を行う
上記(2)乃至(5)のいずれかに記載の通信装置。
(7)前記ペアリング処理部は、グループリスト情報に示される接続対象機器の全部又は一部に対して、グループリスト情報の送信制御を行う
上記(2)乃至(6)のいずれかに記載の通信装置。
(8)前記ペアリング処理部は、グループリスト情報の送信先の機器に対して、グループリスト情報を用いたペアリングの実行指示の送信制御を行う
上記(7)に記載の通信装置。
(9)前記リスト情報処理部は、ペアリングされた機器から送信されてきたグループリスト情報を受信することで、グループリスト情報を取得する
上記(1)に記載の通信装置。
(10)前記ペアリング処理部は、グルーピング開始後の最初のペアリング要求の受信に応じて、自己を特定したペアリング要求以外には応答しない状態に遷移する
上記(9)に記載の通信装置。
(11)前記ペアリング処理部は、ペアリング実行指示の受信に応じて、グループリスト情報に示される機器のうちでペアリングしていない機器との間でペアリング処理を行う
上記(9)又は(10)に記載の通信装置。
(12)前記ペアリング処理部は、グループリスト情報に示される機器のうちでペアリングしていない全ての機器との間でのペアリング処理を完了したら、ペアリング実行指示の送信元の機器に対してペアリング完了通知を行う
上記(11)に記載の通信装置。
(13)音声入力部と、音声出力部と、音声信号についてのエンコード及びデコードを行うコーデック部を備え、
通話音声の通信を行う
上記(1)乃至(12)のいずれかに記載の通信装置。
(14)無線通信可能な機器であって通信を行うグループに該当可能な機器として選定された機器を示したグループリスト情報を生成又は取得するリスト情報処理手順と、
グループリスト情報を参照し、自己機器とグループリスト情報に示される通信装置との間で互いを無線通信対象に設定するペアリング処理を行うペアリング処理手順と、を行う
通信装置のペアリング方法
(15)無線通信可能な機器であって通信を行うグループに該当可能な機器として選定された機器を示したグループリスト情報を生成又は取得するリスト情報処理ステップと、
グループリスト情報を参照し、自己機器とグループリスト情報に示される通信装置との間で互いを無線通信対象に設定するペアリング処理を行うペアリング処理ステップと、
を演算処理装置に実行させるプログラム。
1,1A,1B,1C,1D…通信装置、10…ブルートゥースSoC、11…アンテナ、12…スピーカー、13…マイクロフォン、21…制御部、21a…通信制御部、21b…リスト情報処理部、21c…ペアリング処理部、22…メモリ部、23…無線通信部、24…オーディオコーデック、25…オーディオインターフェース、26…入力アンプ、27…出力アンプ

Claims (15)

  1. 無線通信可能な機器であって通信を行うグループに該当可能な機器として選定された機器を示したグループリスト情報を生成するリスト情報処理部と、
    グループリスト情報を参照し、自己機器とグループリスト情報に示される通信装置との間で互いを無線通信対象に設定するペアリング処理を行うペアリング処理部と、を備え、
    前記リスト情報処理部は、グルーピング開始のトリガに応じて、無線通信可能な機器のうちで、所定情報に基づいて通信を行うグループに該当可能な2以上の接続対象機器を選定し、自己機器と2以上の接続対象機器を示したグループリスト情報を生成し、
    前記ペアリング処理部は、グループリスト情報に示される接続対象機器の全部又は一部に対して、グループリスト情報の送信制御を行う
    通信装置。
  2. 前記リスト情報処理部は、前記所定情報として無線通信可能な他の機器から受信した機器種別情報を用いて、接続対象機器を選定する
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記リスト情報処理部は、選定した接続対象機器を、受信信号強度が高い機器から降順に機器識別情報を示したグループリスト情報を生成する
    請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記リスト情報処理部は、自己機器を含めて設定された上限数以内の機器を示すグループリスト情報を生成する
    請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記ペアリング処理部は、グループリスト情報に示される接続対象機器のそれぞれとペアリング処理を行う
    請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記ペアリング処理部は、グループリスト情報の送信先の機器に対して、グループリスト情報を用いたペアリングの実行指示の送信制御を行う
    請求項1に記載の通信装置。
  7. 無線通信可能な機器であって通信を行うグループに該当可能な機器として選定された機器を示したグループリスト情報を取得するリスト情報処理部と、
    グループリスト情報を参照し、自己機器とグループリスト情報に示される通信装置との間で互いを無線通信対象に設定するペアリング処理を行うペアリング処理部と、を備え、
    前記リスト情報処理部は、ペアリングされた機器から送信されてきたグループリスト情報を受信することで、グループリスト情報を取得する
    通信装置。
  8. 前記ペアリング処理部は、グルーピング開始後の最初のペアリング要求の受信に応じて、自己を特定したペアリング要求以外には応答しない状態に遷移する
    請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記ペアリング処理部は、ペアリング実行指示の受信に応じて、グループリスト情報に示される機器のうちでペアリングしていない機器との間でペアリング処理を行う
    請求項7に記載の通信装置。
  10. 前記ペアリング処理部は、グループリスト情報に示される機器のうちでペアリングしていない全ての機器との間でのペアリング処理を完了したら、ペアリング実行指示の送信元の機器に対してペアリング完了通知を行う
    請求項9に記載の通信装置。
  11. 音声入力部と、音声出力部と、音声信号についてのエンコード及びデコードを行うコーデック部を備え、
    通話音声の通信を行う
    請求項1に記載の通信装置。
  12. 無線通信可能な機器であって通信を行うグループに該当可能な機器として選定された機器を示したグループリスト情報を生成するリスト情報処理手順と、
    グループリスト情報を参照し、自己機器とグループリスト情報に示される通信装置との間で互いを無線通信対象に設定するペアリング処理を行うペアリング処理手順と、を行い、
    前記リスト情報処理手順において、グルーピング開始のトリガに応じて、無線通信可能な機器のうちで、所定情報に基づいて通信を行うグループに該当可能な2以上の接続対象機器を選定し、自己機器と2以上の接続対象機器を示したグループリスト情報を生成し、
    前記ペアリング処理手順において、グループリスト情報に示される接続対象機器の全部又は一部に対して、グループリスト情報の送信制御を行う
    通信装置のペアリング方法。
  13. 無線通信可能な機器であって通信を行うグループに該当可能な機器として選定された機器を示したグループリスト情報を生成するリスト情報処理ステップと、
    グループリスト情報を参照し、自己機器とグループリスト情報に示される通信装置との間で互いを無線通信対象に設定するペアリング処理を行うペアリング処理ステップと、を演算処理装置に実行させ、
    前記リスト情報処理ステップにおけるグルーピング開始のトリガに応じて、無線通信可能な機器のうちで、所定情報に基づいて通信を行うグループに該当可能な2以上の接続対象機器を選定し、自己機器と2以上の接続対象機器を示したグループリスト情報を生成する処理と、
    前記ペアリング処理ステップにおけるグループリスト情報に示される接続対象機器の全部又は一部に対して、グループリスト情報の送信制御を行う処理と、
    を演算処理装置に実行させるプログラム。
  14. 無線通信可能な機器であって通信を行うグループに該当可能な機器として選定された機器を示したグループリスト情報を取得するリスト情報処理手順と、
    グループリスト情報を参照し、自己機器とグループリスト情報に示される通信装置との間で互いを無線通信対象に設定するペアリング処理を行うペアリング処理手順と、を行い、
    前記リスト情報処理手順において、ペアリングされた機器から送信されてきたグループリスト情報を受信することで、グループリスト情報を取得する
    通信装置のペアリング方法
  15. 無線通信可能な機器であって通信を行うグループに該当可能な機器として選定された機器を示したグループリスト情報を取得するリスト情報処理ステップと、
    グループリスト情報を参照し、自己機器とグループリスト情報に示される通信装置との間で互いを無線通信対象に設定するペアリング処理を行うペアリング処理ステップと、を演算処理装置に実行させ、
    前記リスト情報処理ステップにおけるペアリングされた機器から送信されてきたグループリスト情報を受信することで、グループリスト情報を取得する処理
    を演算処理装置に実行させるプログラム。
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