JP7037419B2 - 金属製錬炉及びその操業方法 - Google Patents

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Description

本発明は金属製錬炉及びその操業方法に関する。
金属製錬における金属製錬炉、例えば、銅製錬における自溶炉200は、図10に示すように、反応シャフト201、セットラ202及びアップテイク203から構成され、反応シャフト201には1~3本の精鉱バーナ204が設けられている。そして、精鉱(製錬原料)を酸素富化空気あるいは高温熱風と同時に吹き込んで瞬間的に化学反応を起こさせ、比重差によってマットとスラグに分離する。自溶炉200は精鉱の酸化反応熱を利用するため他の方法より燃料消費率が低いという特徴がある。処理する原料の品位、組成によっては、酸化反応熱だけでは熱量が不足することもあるため、精鉱バーナ204、204から重油等で助燃することもある。
マットには、通常、銅が60~70%含まれており、このマットは自溶炉200の底部近傍に複数連設して設けられたマットタップホール205,205から抜き出される。一方、スラグにも1%前後の銅が含まれているため、アップテイク203の下部側に設けられたスラグタップホール206からスラグを抜き出して錬かん炉220へ送って錬かんし、スラグに含まれる銅をマットとして回収し、自溶炉200から抜き出されたマットとあわせて転炉で処理する。そして、電解精製によってさらに品位の高い電気銅が製造される。
この自溶炉200のセットラ202の炉壁には熱的負荷がかかるため、炉壁に水冷ジャケットを配置して炉壁を構成する耐火物を冷却し、それによって耐火物の熱負荷の抑制を図ることが提案されている(特許文献1、2等を参照)。
特許第5441593号公報 特許第5511601号公報
昨今の銅製錬原料中のCu%の低下、Fe%、S%の増加に起因して、これまでと同量の銅製錬原料を自溶炉で処理しても生産量が低下するとともに、炉内での反応熱量は増加する傾向にある。また、Fe%の増加により、生成するスラグ量の増加、スラグの滞留時間の低下が生じ、自溶炉内でのスラグとマットの分離時間が不足する可能性がある。そのため、スラグ中に懸垂するマット粒子が多い状態でスラグが炉外へ排出され、マット回収率の低下が生じ、製錬所の収益性を著しく悪化させる要因となることが懸念されている。例えば、これまではカワ品位が65%で自溶炉を操業した場合にスラグ中に懸垂あるいは溶解状態で排出されて回収できないCu分(以下、「スラグロス」という。)は0.8%未満であったが、今後処理量が増加した場合には、カワ品位が63%と低い場合であってもスラグ滞留時間が不足し、スラグロスが0.9%にまで悪化し得ることが確認されている。したがって、今後はCu生産量を維持しつつ、スラグロスを維持、改善するためにスラグ滞留時間を確保、或いは増加させることが望まれるが、滞留時間確保のために炉体を単に拡大するというのでは建屋自体の改造や付帯設備の大掛かりな改造が必要となり、非現実的である。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、従来の炉体外郭サイズを変更することなく炉内溶湯保持容積を拡大することが可能な金属製錬炉を提供することを目的とする。また、本発明は、スラグ滞留時間の確保が容易であり、スラグロスの悪化を防止して、これまでのカワ品位を少なくとも維持又は改善を図ることができる金属製錬炉の操業方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載の本発明は、金属製錬炉の炉内壁面側における熱負荷に応じて冷却能力の異なる水冷ジャケットを配置することにより炉体の外郭サイズを変えることなく炉内容積の拡大を可能としたことを特徴とする金属製錬炉を提供する。
上記課題を解決するため請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の金属製錬炉において、炉内壁面側における熱負荷に応じてフィンの長さが異なる水冷ジャケットを配置したことを特徴とする。
上記課題を解決するため請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の金属製錬炉において、炉内壁面側における熱負荷の低い箇所に設置する水冷ジャケットのフィンの長さは熱負荷の高い箇所に設置するフィンの長さよりも相対的に短くしたことを特徴とする。
上記課題を解決するため請求項4に記載の本発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の金属製錬炉において、前記水冷ジャケットは、炉外側に耐火層を設けることなく剥き出しの状態としたことを特徴とする。
上記課題を解決するため請求項5に記載の本発明は、金属製錬炉の炉内壁面側における熱負荷分布を測定するステップと、測定された熱負荷分布に基づいて熱負荷の異なる2以上のエリアに前記炉内壁面側を区分するステップと、区分されたエリアの熱負荷に応じて冷却能力の異なる水冷ジャケットを配置するステップとを含み構成されていることを特徴とする金属製錬炉の操業方法を提供する。
本発明に係る金属製錬炉によれば、従来の炉体外郭サイズを変更することなく炉内溶湯保持容積を拡大することができるという効果がある。また、本発明に係る金属製錬炉の操業方法によれば、スラグ滞留時間の確保が容易であり、スラグロスの悪化を防止して、これまでのカワ品位を少なくとも維持又は改善を図ることができるという効果がある。
本発明に係る金属製錬炉の一実施形態である自溶炉の概略正面断面図である。 水冷ジャケットの部分斜視図である。 水冷ジャケットを自溶炉に配置した状態の側面断面図である。 水冷ジャケットの炉外側を示す背面図である。 水冷ジャケットの平面図である。 比較例における熱負荷の分布を説明する図である。 (A)は熱負荷の異なるエリアを説明する図であり、(B)はエリアごとの冷却フィンの長さを説明する図である。 冷却フィンが千鳥配置された状態を示す説明図である。 熱電対による温度監視の説明図である。 銅製錬における自溶炉の一例を示す概略正面断面図である。
以下、本発明に係る金属製錬炉及びその操業方法について、好ましい実施形態に基づいて詳細に説明する。本実施形態では、金属製錬における金属製錬炉の一例として銅製錬における自溶炉及びその操業方法について説明する。
[自溶炉の構成]
図1は本発明に係る金属製錬炉の一実施形態である自溶炉の概略正面断面図である。図示された自溶炉1は、概略として、一端側に設けられた反応シャフト2と、他端側に設けられたアップテイク4と、反応シャフト2とアップテイク4の中間部に位置するセットラ3を備えて炉体が構成されており、自溶炉1の炉体全体は鋼材等の金属製材料によって形成されたシェル(缶体)によって形成されている。反応シャフト2は、略円筒形状とされ、その上部に精鉱バーナ7が配置されている。そして、精鉱バーナ7には酸素富化空気の供給部8が設けられている。反応シャフト2に精鉱バーナ7から酸素富化空気あるいは高温熱風と同時に精鉱(製錬原料)が吹き込まれると、瞬間的に化学反応が生起し、反応した精鉱(製錬原料)は比重差によってセットラ3の炉低部1a上でマット(下層)とスラグ(上層)とに分離される。セットラ3のマットレベルには不図示のマットタップホールが設けられ、セットラ3のスラグレベルには不図示のスラグタップホールが設けられる。スラグタップホールは不図示の錬かん炉に連結されており、スラグに含まれていた銅はマットとして回収される。一方、アップテイク4は、スラグ上層の排ガスを廃熱ボイラへ誘導して廃熱の回収を行い、冷却された排ガスは硫酸工場に送られる。なお、セットラ3の周壁には、図1に示すとおり、互いに連結された複数の水冷ジャケット10が配置されており、これら複数の水冷ジャケット10の周囲にはジャケットを保持するための複数のバックステイ2aが配置されている。本実施形態では、セットラ3の周壁に配置された水冷ジャケット10を主として説明するが、反応シャフト2の周壁にも適当な水冷ジャケットが配置されている。
[水冷ジャケットの構成]
図2は、水冷ジャケット10の部分斜視図、図3は、水冷ジャケット10を自溶炉1に配置した状態の側面断面図、図4は、水冷ジャケット10の炉外側を示す背面図、図5は、水冷ジャケット10の平面図である。
図示された水冷ジャケット10は、概略として、内部に冷却水路11を備えたジャケット本体20と、ジャケット本体20の表面から炉内側へ突出するようにして形成された複数の冷却フィン30を備えて形成されている。ジャケット本体20と冷却フィン30は、ジャケット本体20の内部に冷却水路11となる金属パイプを内装した状態で一体鋳造することによって形成されている。また、互いに隣接する冷却フィン30の間隙(スペース)32には耐火物層(後述)が充填される。ジャケット本体20と冷却フィン30及び冷却水路11は熱伝導性が高い金属、例えば銅によって形成すると、冷却フィン30やジャケット本体20が冷却水路11内を流通する冷却水によって耐火物層を効率的に冷却することができる。
また、図4に示すように、複数の水冷ジャケット10の各々は、3つのパーツ(以下、水冷ジャケット10a,10b,10cという。)を横方向に相互に連結することによって構成されている。水冷ジャケット10aについて説明すると、この水冷ジャケット10aには複数の冷却フィン30が多段状に配置されていると共に、ジャケット本体20aの図4における右側の側縁部にはジャケット本体20aの縦方向(図4における上下方向)に沿って平面状の取付部21(図2)が形成されている。また、冷却フィン30が設けられた側とは反対側(炉外側)の上部にはジャケット本体20aの内部に配置した冷却水路11へ冷却水を供給するための供給口12及び冷却水路11からの冷却水を排出するための排出口13とが配置されている。冷却水路11は、ジャケット本体20aの上部側に設けられた供給口12から内部を通って下へ伸びた後、略直角に折り曲げられてジャケット本体20aの底部側近傍を幅方向に進み、さらに略直角に折り曲げられてジャケット本体20aの上部へ至り、最後に排出口13に至るように配管されている。
一方、水冷ジャケット10cは、水冷ジャケット10aと左右対称の形状に形成されており、ジャケット本体20cの図4における左側の側縁部にはジャケット本体20cの縦方向(図4における上下方向)に沿って平面状の取付部21(図2)が水冷ジャケット10aと同様に形成されている。そして、ジャケット本体20cの内部に配置した冷却水路11へ冷却水を供給排出するための供給口12と排出口13が配置されている。
さらに、水冷ジャケット10bは水冷ジャケット10aと水冷ジャケット10cとの間に配置され、図4における左側の側縁部に水冷ジャケット10aの取付部21と密着される取付部22がジャケット本体20bの縦方向(図4における上下方向)に沿って形成されており、取付部21に複数穿設された図示しない孔部を介してボルトなどの締着部材14によって両者が連結されている。同様にして、水冷ジャケット10bは水冷ジャケット10cに対しても、図4における右側の側縁部に水冷ジャケット10cの取付部21と密着される取付部22がジャケット本体20bの縦方向(図4における上下方向)に沿って形成されており、ボルトなどの締着部材14によって両者が連結されている。これにより水冷ジャケット10a,10b,10cは一体化され、水冷ジャケット10を構成している。このように、水冷ジャケット10を3分割して構成するのは、水冷ジャケット10の設置及び更新工事等の施工時におけるハンドリング及び冷却水路11のレイアウト等を考慮したためである。具体的な幅サイズとしては水冷ジャケット10a,10cが約400mmで、水冷ジャケット10bが600mm程度、すなわち400~600mm程度とすることができる。また、溶湯の湯深に合わせて高さは1,000~1,300mm程度とすることができる。
水冷ジャケット10a~10cのジャケット本体20a,20b,20cには複数の冷却フィン30がそれぞれ所定の間隔で多段状に配置されている。冷却フィン30の配列、本数、長さ及び形状は特に限定されるものではないが、例えば、耐火物層31(図3)を接合保持しやすく、且つ、耐火物層31が溶損したときに同時にスラグコーティングが可能なレイアウト、長さ及び形状(断面等)とする。
[耐火物層の構成]
次に、水冷ジャケット10の炉内側に位置する耐火物層について説明する。冷却フィン30の相互間(図2のスペース32)及び最上部及び最下部の冷却フィンの片側の隙間には、図3に示すように、耐火物層31が形成されている。自溶炉1はその稼働時に下側からマットレベル(Mレベル)101、スラグレベル(Sレベル)102及びガスレベル(Gレベル)103の3つのレベルが形成される。一例を示すと、自溶炉1におけるマットホールレベルを0mmとした場合、マットレベルが600~800mm、スラグレベルが700~1,300mmである。また、マット抜きの際の溶湯レベルはマットレベルが500~700mm、スラグレベルが700~1,200mmであり、スラグ抜きの際の溶湯レベルはマットレベルが600~800mm、スラグレベルが700~1,000mmである。反応シャフト2の直下のスラグレベル102及びガスレベル103はマットレベル101に比べてより高温に晒されること、ならびに溶湯レベルの変動によりガスと溶湯界面が移動する範囲であり負荷変動が大きいために溶損し易く、このスラグレベル102及びガスレベル103に焼成マグネシアクロミア耐火煉瓦を用いた場合、スラグレベル102及びガスレベル103の耐火煉瓦は6カ月程度で溶損しはじめるおそれがある。
そこで、図3に示すように、ガスレベル103及びスラグレベル102に対向する冷却フィン30の相互間(上下方向の両側の隙間)に耐火煉瓦を充填し、さらに該冷却フィン30の先端面を所定の厚み(例えば100mm)に覆うようにしてCr(クロミア)を多く(例えば、60~80%(通常の耐火物層のCr含有量は15%程度)含んだ耐火物層31(不定型耐火物)が形成される。その一方、スラグレベル102及びガスレベル103よりも負荷が低いマットレベル101に対向する冷却フィン30の相互間には焼成煉瓦(例えば、焼成マグネシアクロミア耐火煉瓦)による耐火物層31(定型耐火物)を介在させている。
[水冷の方法]
次に、水冷ジャケット10による水冷の方法について説明する。自溶炉1においては冷却水路11の供給口12から所定の流速で冷却水を流し、それを排出口13から排出することによって耐火物層31を積極的に冷却して自溶炉の安定操業を行うことが出来る。また、冷却水路11への冷却水の流量を適宜調整することで冷却の強弱を調整することが出来る。この場合、熱電対40による常時監視のデータを利用して測定温度が上昇した場合には冷却水の流量を増やし、温度が安定してきたら冷却水の流量を減らす等の調整をコンピュータ管理によって行わせることも出来る。
[冷却フィンの形状]
次に、冷却フィン30の形状について説明する。図2に示すように、水冷ジャケット10の冷却フィン30は、略水平な姿勢で上面及び底面を有した概略板状のフィンであって、略鉛直方向にかけて略等ピッチで複数配列されている。上面及び底面が非水平となるように冷却フィン30の姿勢を変更することも可能であるが、耐火物層31が溶損した後に形成されるスラグコーティングの保持の観点から、略水平とされること好ましい。また、冷却フィン30の形状及びサイズは、設置部の熱負荷条件において、耐火物層を安定維持し、且つ適切な厚みのコーティングを形成するために必要な冷却能力に応じて決定される。尚、ジャケット本体20は冷却水によって冷却されているので、ジャケット本体20と一体鋳造で形成される冷却フィン30は熱伝導により冷却され、冷却フィン30の相互間に充填された耐火物層31が溶損したときに、冷却フィン30の相互間をジャケット本体20に向かって進行してくる溶湯は冷却されて凝固し、スラグコーティングとして冷却フィン30の相互間に保持されるので、冷却フィン30が残存している状態であればジャケット本体20が直接溶湯と接触することはない。
[水冷ジャケットの寸法]
次に、水冷ジャケット10の寸法について説明する。水冷ジャケット10の厚さは、約100~200mmに設定され、冷却フィン30の厚さは、約30~80mmに設定され、冷却フィン30の間隔(スペース32の厚さ)は、冷却フィン30の厚さと同様の約30~80mmに設定される。自溶炉1の通常の操業状態において、スラグの厚さは約400~700mm、マットの厚さは約600~800mm、スラグとマットを合わせた最大湯深は約1,400mmであるので、これに適合するよう水冷ジャケット10の高さ(冷却フィン30の配列数)が設定される。また、自溶炉1の通常の操業状態において、スラグ及びマットの温度は約1,200~1,300℃であるので、これに適合するよう冷却フィン30の幅サイズや突出長さが設定される。ここで、冷却フィン30の突出長さは、ジャケット本体20a~20cの表面から例えば約100mm~約200mmに設定することができる。
[自溶炉の熱負荷分布]
ここで、図6は比較例における熱負荷の分布を説明する図である。比較例は、本実施形態の自溶炉1と同様の構成を有した自溶炉であるが、セットラ(溶湯保持部)の周壁の全周に亘り水冷ジャケット10の冷却性能が一様である点において本実施形態の自溶炉1と相違する。図6において符号3で示すのは、比較例のセットラを水平面で切断してできる概略断面であり、図6において符号2で示すのは反応シャフトの直下に位置する領域であり、図6のグラフは、セットラの炉内壁面にかかる熱負荷分布を示すグラフである。図6に示す4つのグラフは、セットラの周壁である4つの炉内壁面の水平方向における熱負荷分布をそれぞれ示している。グラフの縦軸は熱負荷(Mcl/h)であり、グラフの横軸は水平方向の位置である。なお、熱負荷の値は、冷却水抜熱量に基づき計測することができる(後述する熱電対を用いてもよい)。
図示されたとおり、反応シャフトの直下では熱負荷が50Mcal/h以上のエリアが存在しているが、反応シャフトから離れるに従って熱負荷が低くなり、熱負荷が2Mcal/h程度と低いエリアも存在している。操業条件によって熱負荷の絶対値は変化するものの、セットラの炉内壁面における熱負荷の分布自体は、図6に示すような分布又はこれに近い分布になると考えられる。
[エリア毎の水冷ジャケット]
次に、本実施形形態に係る自溶炉1の特徴的な構成(比較例との相違点)を自溶炉1の操業方法と共に説明する。
先ず、自溶炉1の操業者(又は管理者)は、比較例のセットラ(溶湯保持部)の炉内壁面側における熱負荷分布(図6)を測定し、測定された熱負荷分布(図6)に基づいて、当該炉内壁面側を、熱負荷の異なる2以上のエリアに区分する(図7(A))。自溶炉1の操業者(又は管理者)は、図7(A)に示すとおり、セットラ3の幅方向に対向する2つの炉内壁面を、例えば、熱負荷が50Mcal/h以上となり得る高負荷エリアAと、熱負荷が25Mcal/h以上50Mcal/h未満に収まる中負荷エリアAと、熱負荷が25Mcal/h未満に収まる低負荷エリアAの3つに区分する。図7(A)に示すとおり、高負荷エリアAは、反応シャフト2の下方に位置するエリアであり、低負荷エリアAは、アップテイク4(図1参照)の下方に位置するエリアであり、中負荷エリアAは、高負荷エリアAと低負荷エリアAとの間に位置するエリアである。そして、自溶炉1の操業者(又は管理者)は、それぞれ区分されたエリアA、A、Aの熱負荷に応じて冷却能力の異なる水冷ジャケット10をそれぞれ配置し、セットラ3の周壁を形成する。中負荷エリアAに配置される水冷ジャケット10の冷却能力は、高負荷エリアAに配置される水冷ジャケット10の冷却能力よりも低く設定され、低負荷エリアAに配置される水冷ジャケット10の冷却能力は、中負荷エリアA及び高負荷エリアAに配置される水冷ジャケット10の冷却能力よりも低く設定される。
ここで、3つのエリアA、A、Aの間で水冷ジャケット10の冷却能力に差を設けるためには、3つのエリアA、A、Aの間で水冷ジャケット10のパラメータに差異を設ければよい。差異を設けるべきパラメータとしては、ジャケット本体20の厚さ、冷却フィン30の材質、冷却フィン30の突出長さ、冷却水の水量などが挙げられる。特に、本実施形態では、図7(B)に示すとおり、3つのエリアA、A、Aの間で冷却フィン30の突出長さに差異を設けている。
自溶炉1の操業者(又は管理者)は、図7(B)に示すとおり、例えば、高負荷エリアAに設置される冷却フィン30の突出長さを最長の200mmに設定し、中負荷エリアAに設置される冷却フィン30の突出長さを中程度の150mmに設定し、低負荷エリアAに設置される冷却フィン30の突出長さを最短の100mmに設定する。なお、3つのエリアA、A、Aの間では、冷却フィン30の突出長さを除いて水冷ジャケット10の各種寸法は共通である。
このように、セットラ3の周壁のうち熱負荷の低いエリアほど冷却フィン30の突出長さを短く設定すれば、セットラ3の全周に亘って突出長さを最長に設定した比較例(図6)と比較して、突出長さを短くした分だけ溶湯保持容積が拡大される(図7(A))。従って、本実施形態の自溶炉1は、炉体外郭サイズが従来と同じであっても溶湯保持容積を拡大することが可能となる。
[水冷ジャケットの炉外面]
また、本実施形態の自溶炉1では、少なくともセットラ3の周壁に配置された水冷ジャケット10は、図3に示すとおり、炉外側に耐火層(不定形耐火物、定型耐火物などの耐火物層)を設けることなく剥き出しの状態とされる。よって、耐火物層を備えない分だけ水冷ジャケット10を自溶炉1の炉体外郭サイズの限界位置まで下げて配置することができるのでその分だけ溶湯保持容積の増大を図ることができる。また、水冷ジャケット10の炉外面(背面)に耐火物層を設けなかったことで、水冷ジャケット10の炉外面(背面)からの直接的な放熱が可能となり、熱拡散効率の向上、省エネルギ化を図ることができる。
[実施形態の効果]
以上説明したとおり、本実施形態に係る自溶炉1は、セットラ3の炉内壁面側における熱負荷に応じて冷却能力の異なる水冷ジャケット10を配置しているので(図7参照)、熱負荷の低いエリアにおける過剰な冷却(除熱)が抑制されることとなり、これによって当該エリアにおける過剰な炉内コーティング(鋳付き)の生成が防止され、ひいては炉内溶湯保持容積の縮小(炉内埋り)を防止することが可能である。よって、自溶炉1の炉体外郭サイズを変更することなく溶湯保持容積を拡大することができるという効果がある。
また、本実施形態に係る自溶炉1は、セットラ3の炉内壁面側における熱負荷に応じて冷却フィン30の突出長さが異なる水冷ジャケット10を配置しているので(図7参照)、熱負荷が低いエリアについては冷却フィン30の突出長さを積極的に短くすることができ、その分だけ自溶炉1の炉内溶湯保持容積を拡大することができる。また、冷却フィン30の突出長さを短くした分だけフィン材料(主に銅)の過剰な使用を抑制し、軽量化も可能なので施工面で有利である。
また、本実施形態に係る自溶炉1は、セットラ3の炉内壁面側における熱負荷の低い箇所に設置する水冷ジャケット10の冷却フィン30の突出長さは熱負荷の高い箇所に設置する冷却フィン30の長さよりも相対的に短くしたので(図7参照)、炉内壁面の各箇所を過不足なく効率的に冷却できると共に、自溶炉1の外郭サイズを変更することなく炉内溶湯保持容積を拡大できるという効果が確実に得られる。
また、本実施形態に係る自溶炉1において、少なくともセットラ3の周壁に位置する水冷ジャケット10は、炉外側に耐火層を設けることなく剥き出しの状態であるので(図3参照)、水冷ジャケット10の炉外面(背面)からの直接的な放熱が可能となり、熱拡散効率の向上、省エネルギ化を図ることができる。
また、本実施形態に係る操業方法は、セットラ3の炉内壁面側における熱負荷分布を測定するステップと、測定された熱負荷分布に基づいてセットラ3の炉内壁面側を熱負荷の異なる2以上のエリアA、A、Aに区分するステップと、区分されたエリアA、A、Aの熱負荷に応じて冷却能力の異なる水冷ジャケット10を配置するステップとを含むので、自溶炉1の炉体外郭サイズを変更することなく炉内溶湯保持容積を拡大することが可能である。また、炉内溶湯保持容積の拡大によってスラグ滞留時間を長く確保できるので、スラグロスの維持又は改善を図ることができる。例えば、本実施形態の自溶炉1は、セットラ3の熱負荷が相対的に低いエリアにおける冷却フィン30の突出長さを図7(B)に示すとおり積極的に短縮したものであり、フィン長さに相当する炉内容積を確保できることに加え、冷却能力の適正化により過剰な炉内面のコーティング形成を抑制し、適正なコーティング厚みを維持可能となり、当該突出長さを何ら短縮しなかった比較例(図6)と比較して、15%ほど炉内溶湯保持容積を増加させることができた。このように、炉内溶湯保持容積の増加が可能となればスラグ滞留時間を適切に確保できることに加え、マットとスラグの界面積を大きく維持でき、一定量生成する中間層の厚みを増大させることなく操業が可能となるので、例えば、原料装入量220t/h、カワ品位65%の条件下であってもスラグロスを0.8%以下に維持することができる。
[冷却フィンのレイアウトについて]
上述した実施形態において、水冷ジャケット10bの各冷却フィン30は、図8に示すように、両側の水冷ジャケット10a,10cの冷却フィン30に対し設置位置が異なる千鳥配置になるように高さをずらして配置してもよい。このような千鳥配置を実現するために水冷ジャケット10bの最上部に位置する冷却フィン30と最下部に位置する冷却フィン30の厚さは他の冷却フィン30の厚さのほぼ2倍の厚さにすることができる。これにより冷却フィン30と耐火物層31が挟み込まれる空間部が千鳥配置となり、耐火物層31は上下左右方向に位置する冷却フィン30及びジャケット本体20の表面の5方向から効率的に冷却されることになる。また、ジャケット本体20は冷却フィン30と耐火物層31によって溶湯とは直接接触しないのでジャケット本体20の溶損が効果的に抑制され、それによって水漏れトラブルから守られることになる。尚、水冷ジャケット10の分割形状は上述した構造に限るものではなく、水冷ジャケット10a,10bを一つのユニットとして左右に連続配置することも可能である。
[エリア数について]
また、上記実施形態では、冷却能力の異なるエリアの数(区分数)を「3」としたが(図7参照)、区分数は「3」に限定されることはなく「4以上」にすることもできるし、「2」にすることもできる。
[エリア最小単位について]
また、冷却能力の異なるエリアのサイズは、上記実施形態におけるそれに限定されることはない。例えば、エリアの最小単位は、水冷ジャケット一つ分(又はこれを構成するパーツ一つ分)としてもよいし、冷却フィン一つ分としてもよい。
[区分パターンについて]
また、上記実施形態では、セットラ3の周壁を横方向(水平方向)にかけて区分したが、縦方向(鉛直方向)にかけて区分してもよい。
[フィンの厚さについて]
また、上記実施形態では、セットラ3の周壁における熱負荷冷却フィン30の厚さを均一としたが、熱負荷の低いエリアほど厚さを小さくしてもよい(耐火物層を厚くしてもよい)。
[対象となる壁面について]
また、上記実施形態では、冷却能力に分布を設ける壁面を、セットラ3の巾方向(図7の上下方向)に並ぶ1対の壁面としたが、セットラ3の長さ方向(図7の左右方向)に並ぶ1対の壁面としてもよいし、セットラ3の全ての周壁としてもよい。また、自溶炉1の他の壁面(反応シャフト2の周壁など)としてもよい。例えば、反応シャフト2の周壁の熱負荷分布に応じて、当該周壁に配置される水冷ジャケットの冷却能力を設定してもよい。
[温度監視について]
また、水冷ジャケット10には冷却フィン30の溶損進行度を把握するために3つの熱電対40が配置されている。図9は熱電対による温度監視の説明図である。3つの熱電対40によって測定された温度データは、図9に示すコンピュータ50を用いて解析することによって冷却フィン30の溶損進行度を常時監視するようになっている。3つの熱電対40は、水冷ジャケット10a~10cに設けられた所定の冷却フィン30の基端部に取り付けられており、この部分で測定された温度が図示しない制御室に設置されたコンピュータ50に常時取り込まれて監視される。この温度によって冷却フィン30の溶損の進行状態を把握することができる。コンピュータ50は測定温度に基づいて冷却フィン30の寿命を推定し、音や光(ランプ)による警報、プリントアウト等により保安要員等に警告及び通知する。これを基に保安要員等は、予め交換の必要な水冷ジャケット10を準備しておくことにより、長時間の操業停止等を回避することが可能になる。また、予めコンピュータ50に所定の温度を設定しておき、熱電対40による測定温度がその設定温度になったときに水冷ジャケット10の交換を促す警報を行うように構成することも可能である。尚、熱電対40の数は3つとしたが、これに限るものではなく、1又は複数を設けることも可能である。
[その他の実施の形態]
本発明は各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、金属製錬炉の一例として自溶炉及びその操業方法に係る実施形態について説明したが、本発明は自溶炉に限らず水冷ジャケットを備えた炉の全般に採用可能である。また、銅以外の金属の製錬にも適用が可能である。
1 自溶炉
1a 炉底部
2 反応シャフト
2a バックステイ
3 セットラ
4 アップテイク
7 精鉱バーナ
8 酸素富化空気供給部
10 水冷ジャケット
10a 水冷ジャケット
10b 水冷ジャケット
10c 水冷ジャケット
11 冷却水路
12 供給口
13 排出口
14 締着部材
20 ジャケット本体
20a ジャケット本体
20b ジャケット本体
20c ジャケット本体
21 取付部
22 取付部
30 冷却フィン
32 スペース
31 耐火物層
34 スペーサ
40 熱電対
50 コンピュータ
101 マットレベル
102 スラグレベル
103 ガスレベル
201a ジャケット本体
201b ジャケット本体
200 自溶炉
201 反応シャフト
202 セットラ
205 マットタップホール
206 スラグタップホール
203 アップテイク
204 精鉱バーナ
220 錬かん炉

Claims (5)

  1. 金属製錬炉の炉内壁面側における熱負荷に応じて冷却能力の異なる水冷ジャケットを配置することにより、炉体の外郭サイズを変えることなく炉内容積の拡大を可能としたことを特徴とする金属製錬炉。
  2. 請求項1に記載の金属製錬炉において、
    炉内壁面側における熱負荷に応じてフィンの長さが異なる水冷ジャケットを配置したことを特徴とする金属製錬炉。
  3. 請求項2に記載の金属製錬炉において、
    炉内壁面側における熱負荷の低い箇所に設置する水冷ジャケットのフィンの長さは熱負荷の高い箇所に設置するフィンの長さよりも相対的に短くしたことを特徴とする金属製錬炉。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の金属製錬炉において、
    前記水冷ジャケットは、炉外側に耐火層を設けることなく剥き出しの状態としたことを特徴とする金属製錬炉。
  5. 金属製錬炉の炉内壁面側における熱負荷分布を測定するステップと、
    測定された熱負荷分布に基づいて熱負荷の異なる2以上のエリアに前記炉内壁面側を区分するステップと、
    区分されたエリアの熱負荷に応じて冷却能力の異なる水冷ジャケットを配置するステップと、
    を含み構成されていることを特徴とする金属製錬炉の操業方法。
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