JP7034601B2 - 撮像制御装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像制御装置およびその制御方法に関し、特に自分撮りモードと他の撮影モードとを切り替える際の技術に関する。
近年、撮影者自身が被写体となる自分撮りという撮影方法がある。また、撮影モードとして自分撮りに適した自分撮りモードが可能なカメラがある。特許文献1においては、モニタが反転したことに応じて自分撮りモードに切り替え可能な自撮りショートカットボタンが表示され、自分撮りモードに切り替え可能になることが開示されている。さらに自撮りショートカットボタンにより自分撮りモードに切り替わった場合には、モニタの位置が通常の位置に戻った場合に自分撮りから元の撮影モードに戻ることが開示されている。
特開2016-063249号公報
ファインダを介して被写体の光学像が視認可能なミラーを有するカメラがあり、このようなカメラにおいてもユーザは自分撮りを行うことが考えられる。しかしながら特許文献1の撮影方法では、自撮りショートカットボタンにより自分撮りモードに切り替わった場合には、ミラーがダウンして被写体側からは被写体像が見えなくても、モニタの位置が反転している場合には、自分撮りモードのままとなる。また、焦点距離の異なるレンズに交換をし、ユーザが自分撮りから風景の撮影等の異なる撮影をしようとした場合であっても、モニタの位置が反転している場合には、自分撮りモードのままとなる。よって、ユーザはモニタの位置を変えるか、自分撮りモードから他のモードへと切り替える操作をしなければならなくなる。
本発明は、上記の課題に鑑み、自分撮りモードと他のモードとを切り替える際の操作性を向上させた撮像制御装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像制御装置は、撮像部と、前記撮像部と被写体光の入射面との間にある、ミラーの位置を、被写体光をファインダへ導く第1の位置と、前記被写体光を前記撮像部へ導き、前記撮像部が前記被写体像を撮像可能とする第2の位置とで切り替え可能な切替手段と、前記撮像部により撮像された画像を表示可能な表示部の表示方向が、撮像方向から前記画像を視認可能な第1の表示方向であるか否かを判定する判定手段と、撮影者が被写体となる自分撮り撮影モードである第1の撮影モードと前記第1の撮影モードとは異なる第2の撮影モードを含む複数の撮影モードのうちいずれかを設定する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記表示部の表示方向が前記第1の表示方向から前記第1の方向と異なる第2の表示方向に変更されたことに応じて、前記第1の撮影モードから前記第2の撮影モードへと設定するように制御し、前記表示部の表示方向が前記第1の表示方向であっても、前記切替手段により前記ミラーの位置が前記第2の位置から前記第1の位置に切り替えられたことによって、前記第1の撮影モードから前記第2の撮影モードへと設定するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、自分撮りモードと他のモードとを切り替える際の操作性を向上させることができる。
(a)~(c)本実施形態の構成を適用可能な装置の一例としてのデジタルカメラの外観図 本実施形態の構成を適用可能な装置の一例としてのデジタルカメラの構成例を示すブロック図 本実施形態の撮影処理を示すフローチャート 本実施形態におけるパネルとデジタルカメラの本体の位置関係を示す図 本実施形態における表示部の表示を示す図
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1(a)~(c)に本発明を適用可能な撮像装置の一実施形態としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図であり、さらに図1(c)はモニタ76を反転開位置にした場合の背面図である。
図1(a)~(c)において、表示部28は画像や各種情報を表示する表示部である。表示部28と一体となるタッチパネル70aがあり、タッチ操作を受け付け可能である。シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。端子カバー40は該部機器との接続ケーブルとデジタルカメラ100とを接続する接続ケーブル等のコネクタ(不図示)を保護するカバーである。メイン電子ダイヤル71は回転操作部材であり、このメイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。電源スイッチ72はデジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は選択枠の移動や画像送りなどを行う回転操作部材である。十字キー74は上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な4方向キーである。十字キー74の押された部分に応じた操作が可能である。SETボタン75は、主に選択項目の決定などに用いられる押しボタンである。ライブビューボタン78は、表示部28へのライブビュー画像(以下、LV画像)の表示のONとOFFを切り替えるボタンである。再生ボタン79は、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。シャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、ライブビューボタン78、再生ボタン79は、操作部70に含まれる。
ファインダ16はフォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型のファインダである。蓋202は記録媒体200を格納ひたスロットの蓋である。グリップ部90は、ユーザがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。
モニタ76は、ヒンジ76aと軸にしてデジタルカメラ100の本体に対して回転可能である。モニタ76は、図1(b)に示すような本体に収納されて、表示部28が背面側から見える状態(反転閉位置)と、図1(c)に示すような本体部に収納された状態から開かれた位置に移動した状態(反転開位置)とがある。
通信端子10はデジタルカメラ100がレンズ側(着脱可能)と通信を行う為の通信端子である。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
図2において、レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。
レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのみで示している。通信端子6はレンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行う為の通信端子であり、通信端子10はデジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行う為の通信端子である。レンズユニット150は、この通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信し、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り102の制御を行い、AF駆動回路3を介して、レンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
AEセンサー17は、レンズユニット150、クイックリターンミラー12を通しフォーカシングスクリーン13上に結像した被写体の輝度を測光する。
焦点検出部11(AFセンサー)は、クイックリターンミラー12及びサブミラー120を介して入射する像を撮像しシステム制御部50にデフォーカス量情報を出力する位相差検出方式のAFセンサーである。システム制御部50は前記デフォーカス量情報に基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AFを行う。
クイックリターンミラー12(以下、ミラー12)は、露光、ライブビュー撮影、動画撮影の際にシステム制御部50から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。ミラー12は、レンズ103から(入射面より)入射した光束(被写体光)をファインダ16側と撮像部22側とに切替えるためのミラーである。ミラー12は通常時はファインダ16へと光束を導くよう反射させるように配されているが、撮影が行われる場合やライブビュー表示の場合には、撮像部22へと光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する(ミラーアップ)。ライブビューボタン78は、ミラー12のダウン状態とアップ状態とを切り替えるボタンである。ミラー12のダウン状態とアップ状態を切り替えると、光学像を視認可能にするか、光学路(光路)を遮断することによりファインダ16からの光学像は視認不可能になるかが切り替わる。そして撮像部22から画像を取得し、表示部28に(ライブビュー画像を)表示することにより被写体の確認をすることができる。またミラー12はその中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うための焦点検出部11に入射するように透過させる。
撮影者は、ペンタプリズム14とファインダ16を介して、フォーカシングスクリーン13上に結像した像を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点状態や構図の確認が可能となる。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を制御するためのものである。
撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
表示部28は画像を表示するための背面モニタであり、図2(b)に示すようにデジタルカメラ100の背面に設けられている。画像を表示するディスプレイであれば液晶方式に限らず、有機ELなど他の方式のディスプレイであってもよい。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器19においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー表示)を行える。
不揮発性メモリ56は、システム制御部50によって電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサーを内蔵し、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開するRAM等が用いられる。また、システム制御部はメモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮影モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアル(Mモード)モード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60で、メニュー画面に含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。あるいは、モード切替スイッチ60でメニュー画面に一旦切り換えた後に、メニュー画面に含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。ライブビューボタン78はミラー12の上げ下げをするボタンであり、ミラー12をダウンするとファインダ16を介して光学像を視認可能になり、ミラー12をアップすると撮像部22が被写体像を撮像可能になり、撮像画像が表示部28に表示可能になる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源スイッチ72は、デジタルカメラ100の電源のONとOFFとを切り替えるためのスイッチである。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
なお、操作部70の一つとして、表示部28に対する接触を検知可能なタッチパネル70aを有する。タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル70aを光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成し、表示部28の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネルにおける入力座標と、表示部28上の表示座標とを対応付ける。これにより、恰もユーザが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を構成することができる。システム制御部50はタッチパネル70aへの以下の操作、あるいは状態を検出できる。
・タッチパネルにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネルにタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch-Down)と称する)。
・タッチパネルを指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch-On)と称する)。
・タッチパネルを指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch-Move)と称する)。
・タッチパネルへタッチしていた指やペンを離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch-Up)と称する)。
・タッチパネルに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch-Off)と称する)。
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチパネル上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知され、システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチパネル上にどのような操作が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。またタッチパネル上をタッチダウンから一定のタッチムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたこととする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる。また、所定距離以上を、所定速度未満でタッチムーブしたことが検出された場合はドラッグが行なわれたと判定するものとする。タッチパネルは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いても良い。方式によって、タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式ものがあるが、いずれの方式でもよい。
図3を用いて本実施形態における撮影処理について説明する。この処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。なお、この処理は、デジタルカメラ100に電源が入ると開始する。
S301では、システム制御部50は、表示部28に撮影項目の一覧を表示する。図4(a)~(f)はモニタ76とデジタルカメラ100本体の関係を示す図であり、図4(a)に示す一覧画面401は、撮影モード、ISO感度、露出補正、ホワイトバランス等の撮影に関する項目の一覧を表示した画面である。図4(a)においては、ミラー12はダウンしており、ファインダ16を介して被写体の光学像が視認可能な状態である。一覧画面401において各項目を選択すると、選択した項目の設定値を変更可能である。
S302では、システム制御部50は、表示部28へのライブビュー画像(LV画像)の表示指示がされたか否かを判定する。表示部28へのライブビュー画像の表示指示がされたと判定した場合は、S303へ進み、そうでない場合は、S304へ進む。
S303では、システム制御部50は、ミラー12をアップし、ライブビュー画像を表示部28に表示する。図4(b)のライブビュー画像402は、ライブビュー画像が表示された様子を示しており、ファインダ16を介して被写体の光学像は視認できない。
S304では、システム制御部50は、モード切替指示(撮影モードを切り替える指示)がされたか否かを判定する。モード切替指示は、モード切替スイッチ60の回転操作により変更することができる。モード切替指示がされたと判定された場合は、S305へ進み、そうでない場合は、S306へ進む。
S305では、システム制御部50は、S304において判定された操作に応じて、撮影モードを変更する。撮影モードとしては、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアル(Mモード)モード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)がある。その他に、後述する被写体自身で撮影を行う自分撮りモードがあるが、モード切替スイッチ60への操作に応じては自分撮りモードには切り替えることはできない。なお、自分撮り(セルフィ)とは被写体自身、近距離での撮影をする撮影方法であり、撮像範囲に対して顔の領域が比較的大きく、撮影者がアングルや構図、表情などを微調整しながら撮影を行うものである。自分撮りでは通常の撮影よりも、被写体までの距離が限られている。
S306では、システム制御部50は、撮影指示がされたか否かを判定する。撮影指示はシャッターボタン61の押下により行うことができる。撮影指示がされたと判定された場合は、S307へ進み、そうでない場合は、S308へ進む。
S307では、システム制御部50は、撮影を行う。ミラー12がダウンしている場合には、ミラー12で遮断していた被写像の光学路を、ミラー12をアップすることにより、撮像部22まで届くようにする。撮像部22は撮影指示に応じて被写体像を撮像し、記録媒体200に記録する(撮影制御)。
S308では、システム制御部50は、撮影処理を終了するか否かを判定する。撮影処理を終了すると判定した場合は、撮影処理を終了し、そうでない場合は、S309へ進む。撮影処理は、デジタルカメラ100の電源のOFF、再生モードへの切り替えにより終了する。
S309では、システム制御部50は、現在の撮影モードが自分撮りモードであるか否かを判定する。自分撮りモードであると判定した場合は、S317へ進み、そうでない場合は、S310へ進む。
S310では、システム制御部50は、ミラー12がアップしているか否かを判定する。ミラー12がアップしていると判定された場合には、S311へ進み、そうでない場合は、S302へ戻る。図5(a)~(d)は、表示部28の表示の様子を示す図である。ミラー12がアップしている場合には、図5(a)、(b)に示すようにライブビュー画像が表示される。図5(a)はマニュアルモードにおけるライブビュー画像507、図5(b)は自撮りモードにおけるライブビュー画像508を示している。また、ミラー12がアップしていても、ライブビュー画像507、508に表示されるQボタン(クイック設定ボタン)509を選択すると、図5(c)、(d)に示されるクイック設定画面に切り替わる。図5(c)はマニュアルモードにおけるクイック設定画面509、図5(d)は自分撮りモードにおけるクイック設定画面510を示したものであり、クイック設定画面509、510においてミラー12はアップしたままである。なお、図4(a)に示した一覧画面401においてもQボタン401aを選択するとクイック設定画面に遷移するが、このときミラー12はダウンした状態である。
S311では、システム制御部50は、モニタ76のデジタルカメラ100の本体に対する位置を取得する。モニタ76の本体に対する位置は、図4(c)のように、モニタ76が本体に収納され、かつ表示部28が背面から見えない状態を閉位置、図4(b)、(c)のように本体に収納され、かつ表示部28が背面から見える状態を反転閉位置とする。さらに、モニタ76の本体に対する位置は、図4(d)のように、表示部28が背面を向く側にモニタ76が開かれている状態を開位置という。また、図4(e)、(f)のように、表示部28がレンズユニット150側を向く(撮像方向と表示方向とが同じ方向)側にモニタ76が開かれている状態と反転開位置という。閉位置と開位置とは、図4(a)、(b)に示す開閉軸Aを中心にモニタ76を回転することにより変更できる。また、図4(d)に示す反転軸Bを中心にモニタ76を回転することによりモニタ76を反転することができる。つまり、図4(c)に示す閉位置から開閉軸Aを介してモニタ76を回転すると、図4(d)に示す開位置になり、さらに図4(d)から反転軸Bを介してモニタ76を回転すると図4(e)、(f)のように反転開位置になる。さらに、反転閉位置から開閉軸Aを介してモニタ76を回転すると図4(a)、(b)に示す反転閉位置になる。このようにモニタ76はデジタルカメラ100の本体に対して位置が変更可能であり、システム制御部50は、モニタ76の本体に対する位置を取得可能である。
S312では、システム制御部50は、S311において取得したモニタ76の位置が、モニタ76が反転開位置であるか否かを判定する。モニタ76の位置が反転開位置であると判定した場合は、S313へ進み、そうでない場合は、S302へ進む。
S313では、システム制御部50は、表示部28に自分撮りモードに切り替えるための自撮りボタンを表示する。図5(a)、(b)は自分撮りモードに遷移する際の様子を示している。図5(a)に示す自撮りボタン501は、自分撮りモードへ撮影モードを遷移するためのボタンであり、モニタ76が反転開位置、かつミラー12がアップしている状態(表示部28にライブビュー画像が表示されている状態)のときに表示される。また、図4(e)、(f)においてモニタ76は反転開位置であるが、図4(e)はミラー12がアップしている状態、図4(f)はミラー12がダウンしている状態を示している。S310でYes(ミラー12アップの状態)かつ、S312でYesと判定された場合は、S313において自撮りボタン501が表示されるが、反転開位置であってもミラーがダウンしている図4(f)の状態においては自撮りボタン501は表示されない。
S314では、システム制御部50は、自分撮りモードへと撮影モードが切り替えられたか否かを判定する。S313において表示された図5(a)の自撮りボタン501はタッチ操作により選択可能であり、自撮りボタン501が選択されると自撮りモードへと切り替わる。自分撮りモードへと切り替えらえたと判定した場合は、S315へ進み、そうでない場合は、S319へ進む。
S315では、システム制御部50は、自分撮りモードへと撮影モードを切り替える。
S316では、システム制御部50は、表示部28に自撮りガイダンスを表示し、システムメモリ52に元の撮影モードを記録する。図5(b)は自分撮りモードに切り替わった際の表示部28の様子を示したものである。ガイダンス502は自分撮りモードに切り替わったことを示すためのガイダンスである。さらに、アイテム506は自分撮りモードを示すアイテムである。例えば自分撮りモードに切り替わる前の撮影モードがマニュアルモードであり、図5(a)に示すマニュアルモードを示すアイテム505が表示された状態から、自分撮りモードに切り替わると、図5(b)に示すアイテム506とガイダンス502が表示される。
S317では、システム制御部50は、自分撮りモードの効果の強さが変更されたか否かを判定する。自分撮りモードの効果とは背景ぼかしの効果である。図5(b)のアイテム503は背景ぼかしの効果の強さを変更するためのアイテムであり、カーソル503iが効果OFFを示す位置503aの状態に表示されているため、現在効果の強さがOFFであることを示している。メイン電子ダイヤル71の回転操作によって、カーソル503iの位置は変更可能であり、カーソル503iの位置が変更されると背景ぼかしの効果の強さも変更される。位置503b~503fになるほど背景ぼかしの効果は強くなる。自分撮りの効果の強さが変更されたと判定した場合は、S318へ進み、そうでない場合は、S319へ進む。
S318では、システム制御部50は、S317において変更された効果の処理を撮像された被写体の画像にかける処理を行う。背景ぼかしの効果は被写体の顔がより引き立つようにするための効果である。背景ぼかしはAv値(絞り数値)を変更することにより、人物の背景をぼかす処理をしている。背景ぼかしの効果が強く設定されるほどAv値を大きく設定して、人物(カメラの近くにいる撮影者)の背景がぼけるようにする。撮影者(被写体)は、表示部28に表示された効果の具合を確認しながら、効果の調整をして撮影を行うことができる。
S319では、システム制御部50は、モニタ76の位置が反転開位置から変更されたか否かを判定する。モニタ76の位置が反転開位置から変更されたと判定した場合は、S323へ進み、そうでない場合は、S320へ進む。
S320では、システム制御部50は、ミラー12がダウンされたか否かを判定する。ミラー12がダウンされたと判定した場合は、S321へ進み、そうでない場合は、S322へ進む。ミラー12は、ライブビューボタン78の押下だけでなく、レンズの着脱や、デジタルカメラ100の温度、蓋202を開ける操作、ライブビュー画像を所定時間以上表示することによりダウンされる。また、ライブビュー画像の表示は消費電力が高く、デジタルカメラ100の温度も上昇してくため、温度が所定以上になったり、ライブビュー画像が例えば30分以上継続して表示されている場合には、ミラー12をダウンする。さらに蓋202を開けて記録媒体200の抜き差しを行う場合にも、ライブビュー画像を表示してしまうと撮影が行えるようにユーザが思ってしまう可能性があるため、ミラー12をダウンする。レンズの着脱の場合には、着脱操作中に撮像部22に傷がつかないようにミラーをダウンする。
S321では、システム制御部50は、表示部28の表示をライブビュー画像が表示された状態から撮影項目の一覧画面へと切り替える。つまり、ミラー12がダウンされ、被写体の光学路が遮断され、ライブビュー画像が表示されなくなり、ファインダ16を介して光学像が視認可能になったので、表示部28には図4(a)に示した一覧画面401を表示するようにする。なお、レンズユニット150が外されている場合にはS321の処理は行わない。
S322では、システム制御部50は、戻るボタンが選択されたか否かを判定する。図5(b)に示す戻るボタン504は、自分撮りモードから自分撮りモードに切り替える前の撮影モードに戻すためのボタンである。戻るボタン504はタッチ操作により選択可能である。戻るボタン504が選択されたと判定した場合は、S324へ進み、そうでない場合は、S317へ進む。
S323では、システム制御部50は、現在の撮影モードが自分撮りモードであるか否かを判定する。自分撮りモードであると判定した場合は、S324へ進み、そうでない場合は、S325へ進む。
S324では、システム制御部50は、S316において記憶した、自分撮りモードに切り替える前の撮影モードに撮影モードを切り替える。つまり、マニュアルモードから自分撮りモードに切り替わった場合には、S324においてマニュアルモードに切り替える。S324では、S319においてモニタ76の位置が反転開位置から変更されたか、ミラー12がダウンされたかのいずれかに応じて、自分撮りモードから元のモードに戻るようにする。前述のように、自分撮りモードは、被写体自身が撮影される構図や、表情を確認しながら撮影するモードである。さらに、効果をかけた場合にはその効果の強さを確認しながら撮影をするモードであるので、表示部28がレンズユニット150側にいる被写体から視認できない状態になったらユーザが自分撮りをやめようとした可能性が高い。また、ミラー12をダウンするとライブビュー画像が被写体から確認できなくなるため、自分撮りモードを抜ける。自分撮りモードは、レンズユニット150から比較的近距離で被写体の顔を主に撮影するという特定の目的のためのモードであるので、設定可能な項目の数が少ない。自分撮りモードで設定変更可能な項目としては、背景ぼかしと図5(d)に示す項目のみである(よって、ライブビュー画像と共に表示される)。図5(d)においては、フォーカスモードを示すアイテム511、セルフタイマーを示すアイテム512、記録サイズを示すアイテム513、明るさを示すアイテム514がある。それぞれのアイテムを選択すると対応する項目の設定値を変更可能である。例えば、アイテム514を選択すると画像の明るさを変更可能であり、図5(d)のアイテム514aに示すように表示部28の下辺の領域において設定値を変更可能である。一方、図5(c)のクイック設定画面509に示すように、マニュアルモード等の自分撮りモード以外の撮影モードにおいては、自分撮りモードよりも多くの項目の設定値を変更可能である。よって、ユーザが自分撮りから、通常の撮影に移行しようと思い、モニタ76を開位置に変更したり、ミラー12をダウンしたりした場合に、自分撮りモードのままであると、設定変更可能な項目数が少なくなるため、ユーザ所望の撮影が行えない可能性がある。また、自分撮りモードは、モード切替スイッチ60への操作で切り替えることのできる撮影モードではないため、ユーザがすぐに自分撮りモードから他の撮影モードに切り替える方法が分からない可能性が高い。よって、ユーザが自分撮りモードから元のモードに戻る操作(S322に示す戻るボタンの選択)を探したり、戻る操作をしている間に、撮影機会を逃してしまう可能性もある。よって、ユーザが自分撮りを行うのに適している状態からデジタルカメラ100の状態を変更したことに応じて、自分撮りモードから元の撮影モードに戻るようにする。なお、元の撮影モードに切り替わった後、撮影指示がされると元の撮影モードにおいて(ミラー12がダウンされた状態で)撮影が行われる。自分撮りモードで背景ぼかしの効果を設定してAv値が設定されていたとしても、撮影モードが変更された後は、自分撮りモードに切り替わる前の撮影モードにおけるAv値に設定される。
S325では、システム制御部50は、自撮りボタン501を表示部28から非表示にする。図5(a)に示すように自撮りボタン501を表示したが、ユーザが自撮りボタン501を選択せずに、S319またはS320においてYesと判定された場合は、自分撮りモードへと遷移することなく自撮りボタン501を非表示にする。
以上、説明した実施形態によれば、自分撮りモードとその他の撮影モードとの切り替えの操作性を向上することができる。自分撮りモードは、撮影者自身が被写体となり、被写体像の様子を見ながら構図や画像の効果のかかり具合等を見ながら撮影を行うものである。また、自分撮りモードにおいて設定可能な項目数は通常の撮影モードよりも少ないため、ユーザが自分撮りをやめた可能性の高い場合には、自分撮りモードから元の撮影モード(設定項目数の多い)に戻した方が、所望の設定で撮影を行えるようになる。また、自分撮りモードに設定する際もモニタ76の位置やミラー12の状態に関わらず、ユーザがモード切替スイッチ60を操作して切り替えることができると、ユーザが設定変更可能な項目が少ないことに気付かずに設定をしてしまう可能性が高い。そのまま撮影を行ってしまうと、例えば、自分撮りモード以外の撮影モードでは設定変更可能なホワイトバランスを変更したくてもできなくなってしまう。そこで、上述の実施形態のように自分撮りに適して状態にデジタルカメラ100がなった際に、自分撮りモードに切り替えられるようにする。これにより、ユーザは、自分撮りをしたい場合には、すぐに自分撮りモードに切り替えることができるし、さらに、通常の撮影を行う場合にも所望の撮影を行うことができる。
[変形例]
変形例においては、レンズの交換に応じて自分撮りモードから他のモードに切り替えることを説明する。レンズを交換して焦点距離の異なるレンズにした場合には、ユーザはレンズの交換前とは異なる被写体を撮影しようとしている可能性が高い。つまり、レンズの交換前に自分撮りを行っていたユーザが望遠レンズへと切り替えた後には、風景や遠くの被写体を撮影しようとしている可能性が高く、自分撮りをしようとしている可能性は低い。よって、レンズの交換後には撮影モードが自分撮りモードから他のモード(元の撮影モード)にすると、ユーザはレンズを交換した後(装着後)、わざわざ自分撮りモードからマニュアルモード等に変更しなくてもよい。なお、このとき、レンズの交換時にミラーダウンしていなくても、自分撮りモードから元の撮影モードに戻るようにしてもよい。また、自分撮りモードへはモニタ76が反転開位置、かつミラー12がアップした状態で遷移可能であることを説明したが、変形例においてはモニタ76の位置とミラー12は必ずしもこの状態でなくてもよい。モニタ76が反転閉位置や、ミラー12がダウンしているような場合に自分撮りモードに設定可能であるような際にも変形例は適用可能である。つまり、モニタ76の位置やミラーの状態に関わらず、ユーザが撮影モードを絞り優先モードから自分撮りモードに切り替えた後、レンズを交換した場合には、レンズの交換が終了した後は、絞り優先モードに設定し、絞り優先モードでの撮影を行うようにする。また、レンズが交換されても自分撮りモードに適しているレンズであれば、自分撮りモードのままであってもよいし、レンズの交換後に自分撮りモードに設定するか否かをユーザに選択させるようにしてもよい。
以上、説明した変形例によれば、自分撮りモードとその他の撮影モードとの切り替えの操作性を向上することができる。ユーザが自分撮りモードで撮影をした後に、レンズを交換した場合には、自分撮り以外の撮影をしようとしている可能性が高いので、自分撮りモードから他のモードに切り替えるようにすることでユーザの操作性は向上する。
なお、上述の実施形態においてモニタ76の位置は、開位置と閉位置、開位置と反転開位置、反転開位置と閉位置とは、それぞれ回転軸に沿って180度回転した位置であるが、各位置はこれに限らない。反転開位置は、図4に示したものでなくても、表示部28の表示が背面ではなくレンズユニット150側から見える角度であればよい。また、開位置か反転開位置かは、図4(d)に示す開位置のモニタ76の位置をα=0として、0<α<90°、270°<α≦0°を開位置、90°≦α≦270°を反転開位置としてもよい。
また、自分撮り撮影モードにおいては、初期設定においてセルフタイマーを行う設定にしているため、撮影者がシャッターボタン61を押下した後、落ち着いて表情や画角を決めて撮影に臨むことができる。自分撮りモードの画像の効果としては、人物の肌色を健康的に見せるための画像の色処理や、毛穴を目立ちにくくするための画像の均一処理等を行うようにしてもよい。
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明を撮像制御装置に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、以下の装置にも適用可能である。つまり、レンズ部側に表示部28の表示方向を変更可能であり、ミラーのアップダウンを行うことのできる撮像装置を制御可能な撮像制御装置や、レンズの交換が可能な撮像装置を制御可能な撮像制御装置であれば適用可能である。すなわち、本発明は携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ファインダを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダーなどに適用可能である。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。

Claims (12)

  1. 撮像部と、
    前記撮像部と被写体光の入射面との間にある、ミラーの位置を、被写体光をファインダへ導く第1の位置と、前記被写体光を前記撮像部へ導き、前記撮像部が被写体像を撮像可能とする第2の位置とで切り替え可能な切替手段と、
    前記撮像部により撮像された画像を表示可能な表示部の表示方向が、撮像方向から前記画像を視認可能な第1の表示方向であるか否かを判定する判定手段と、
    撮影者が被写体となる自分撮り撮影モードである第1の撮影モードと前記第1の撮影モードとは異なる第2の撮影モードを含む複数の撮影モードのうちいずれかを設定する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記表示部の表示方向が前記第1の表示方向から前記第1の 表示 方向と異なる第2の表示方向に変更されたことに応じて、前記第1の撮影モードから前記第2の撮影モードへと設定するように制御し、
    前記表示部の表示方向が前記第1の表示方向であっても、前記切替手段により前記ミラーの位置が前記第2の位置から前記第1の位置に切り替えられたことによって、前記第1の撮影モードから前記第2の撮影モードへと設定するように制御することを特徴とする撮像制御装置。
  2. 前記制御手段は、撮影指示を受け付けた際に前記ミラーが前記第1の位置である場合には、前記第1の位置から前記第2の位置へと前記ミラーの位置を切り替えるように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
  3. 前記表示部は、前記撮像部のある本体と回転軸を介して位置を変更可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像制御装置。
  4. 前記第1の表示方向は、前記撮像部に撮像される被写体のある方向であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  5. 前記第1の撮影モードは、前記第2の撮影モードよりも設定変更可能な項目の数が少ないことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  6. 前記第1の撮影モードは、背景ぼかしの効果が設定可能であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  7. 前記第1の撮影モードは、前記表示部の表示方向が前記第1の表示方向であり、前記ミラーの位置が前記第2の位置である場合に設定可能であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記表示部の表示方向が前記第1の表示方向であり、前記ミラーの位置が前記第2の位置である場合に、前記第1の撮影モードに変更するためのアイテムを表示するように制御することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  9. 前記第2の撮影モードを含む複数の撮影モードのいずれかに設定可能な操作部材をさらに有し、
    前記第1の撮影モードは前記操作部材を介して設定できないことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  10. 撮像部と、
    前記撮像部と被写体光の入射面との間にある、ミラーの位置を、被写体光をファインダへ導く第1の位置と、前記被写体光を前記撮像部へ導き、前記撮像部が被写体像を撮像可能とする第2の位置とで切り替え可能な切替手段とを有する撮像制御装置の制御方法であって、
    前記撮像部により撮像された画像を表示可能な表示部の表示方向が、撮像方向から前記画像を視認可能な第1の表示方向と、前記第1の表示方向とは異なる第2の表示方向とに少なくとも前記表示部の表示方向を変更する変更ステップと、
    撮影者が被写体となる自分撮り撮影モードである第1の撮影モードと前記第1の撮影モードとは異なる第2の撮影モードを含む複数の撮影モードのうちいずれかを設定する制御ステップと、
    を有し、
    前記制御ステップは、前記表示部の表示方向が前記第1の表示方向から前記第1の 表示 方向と異なる第2の表示方向に変更されたことに応じて、前記第1の撮影モードから前記第2の撮影モードへと設定するように制御し、
    前記表示部の表示方向が前記第1の表示方向であっても、前記切替手段により前記ミラーの位置が前記第2の位置から前記第1の位置に切り替えられたことによって、前記第1の撮影モードから前記第2の撮影モードへと設定するように制御することを特徴とする撮像制御装置の制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至のいずれか1項に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  12. コンピュータを、請求項1乃至のいずれか1項に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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