JP7033934B2 - コントローラ、冷却システム、冷却装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

コントローラ、冷却システム、冷却装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、コントローラ、冷却システム、冷却装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
生鮮食品、冷凍食品等を低温で貯蔵するために冷蔵倉庫が用いられている。このような冷蔵倉庫の内部で作業員が食品の配送、仕分け等の作業をする場合、冷蔵倉庫の内部の冷気が作業員に直接当たることで、作業員が不快に感じてしまうという問題がある。
このような問題に対処するため、特許文献1には、冷蔵倉庫の内部に人感センサを設け、人感センサが人を検出した場合に、送風機の風量を低減する発明について記載されている。特許文献2には、人体検知スイッチ、扉の開閉スイッチ等の出力から冷蔵倉庫の内部に人がいるか否かを判別し、人がいると判別した場合は送風機を停止する発明について記載されている。
特開2008-82621号公報 特開平5-157431号公報
特許文献1及び特許文献2に記載された発明では、冷蔵倉庫の内部に作業員がいる場合は送風機の出力が低減、若しくは停止されるため、作業員の快適性はある程度保たれる。しかしながら、冷蔵倉庫の内部に作業員がいる間は、送風機の出力の低減、停止により、倉庫内の温度が上昇してしまい、倉庫内の食品が傷んでしまう虞がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、冷蔵倉庫の内部の人の快適性を確保しつつも、冷蔵倉庫の内部の温度を適切に管理することができるコントローラ、冷却システム、冷却装置の制御方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るコントローラは、
冷蔵倉庫の内部を冷却する冷却装置の運転を制御するコントローラであって、
前記冷蔵倉庫の内部の人の位置を判別する位置判別部と、
前記位置判別部が判別した人の位置を避けるように、前記冷却装置から出力される冷気の方向を制御する冷却制御部と、
前記冷蔵倉庫の内部に人が存在するか否かを判別する在室判別部と、を備え、
前記冷却制御部は、前記在室判別部が前記冷蔵倉庫の内部に人が存在すると判別した際に前記冷蔵倉庫の内部の温度が第1閾値温度以下である場合に、前記冷蔵倉庫の内部の温度を上げるように前記冷却装置を制御する。
本発明によれば、冷蔵倉庫の内部の人の快適性を確保しつつも、冷蔵倉庫の内部の温度を適切に管理することができる。
本発明の実施形態に係る冷却システムの全体構成を示す図 実施形態のコントローラの構成を示すブロック図 実施形態の対象位置記憶DBを説明するための図 実施形態の在室状況記憶DBを説明するための図 実施形態の冷却制御処理の手順を示すフローチャート 冷却装置から出力される冷気の方向を決定する処理を説明するための図(その1) 冷却装置から出力される冷気の方向を決定する処理を説明するための図(その2) 冷却装置から出力される冷気の方向を決定する処理を説明するための図(その3)
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付す。
本発明の実施形態に係る冷却システム100の全体構成を図1に示す。冷却システム100は、冷蔵倉庫50の内部の温度を、物(食品)の貯蔵に適した温度に保つためのシステムである。冷却システム100は、冷却装置10と、対象位置センサ20と、在室検知センサ30と、コントローラ40と、を備える。コントローラ40は、LAN(Local Area Network)、専用回線等のネットワークN1を介して、冷却装置10、対象位置センサ20、及び在室検知センサ30と通信可能に接続されている。
冷却装置10は、冷蔵倉庫50の内部に設置されたユニットクーラ(室内機)、外部に設置されたコンデンシングユニット(室外機)等を備え、コンデンシングユニットから冷気を出力して冷蔵倉庫50の内部を冷却する。本実施形態では、冷蔵倉庫50は食品を冷凍保存するために利用される。そのため、冷却装置10は、冷蔵倉庫50の内部の温度を極めて低温(例えば、-15℃以下)に保つ必要がある。また、冷却装置10のユニットクーラには温度センサが内蔵されており、空調対象空間である冷蔵倉庫50の内部の温度(代表温度)を計測する。代表温度は、後述する冷却制御処理で、コントローラ40が冷却装置10を制御するために利用される。
対象位置センサ20は、冷蔵倉庫50の内部の対象(人又は物(食品))の位置を取得するためのセンサである。具体的には、対象位置センサ20は、冷蔵倉庫50の内部に配置された赤外線カメラであり、予め定めた時間毎に冷蔵倉庫50の内部を撮像し、撮像の結果得られた赤外線画像データ(温度分布データ)をコントローラ40に送信する。なお、冷蔵倉庫50の内部を死角無く撮像できるように、異なる位置に配置された複数の赤外線カメラにより対象位置センサ20を構成してもよい。
在室検知センサ30は、冷蔵倉庫50の内部の人の在室、不在を検知するためのセンサである。例えば、在室検知センサ30は、冷蔵倉庫50の扉の開閉センサ、人感センサ等であり、予め定めた時間毎に検知結果をコントローラ40に送信する。なお、在室検知センサ30を設けずに、冷蔵倉庫50の扉の開閉スイッチの出力、カードキーによる冷蔵倉庫50の内部の入退室情報等をコントローラ40に送信してもよい。
なお、対象位置センサ20と在室検知センサ30とは同期が取れており、同じタイミングで、予め定めた時間間隔毎(例えば、1分毎)に、検知結果をコントローラ40に送信する。
コントローラ40は、ネットワークN1を介して冷却装置10と接続され、冷却装置10の運転を制御する。コントローラ40は、図2に示すように、通信IF(インタフェース)41と、記憶部42と、制御部43とを備える。
通信IF41は、コントローラ40がネットワークN1を介して冷却装置10、対象位置センサ20、及び、在室検知センサ30と通信するためのインタフェースである。
記憶部42は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ、又はHDD(Hard Disk Drive)である。なお、SDカード、USBメモリ等の取り外し可能な記憶装置によって記憶部を構成してもよい。記憶部42は、対象位置記憶DB421と在室状況記憶DB422とを記憶する。この他にも、記憶部42には、様々なプログラム、それらのプログラムの実行時に使用されるデータ(例えば、冷蔵倉庫50の内部の間取りを示す座標データ、冷蔵倉庫50の内部における冷却装置10の位置を示すデータ、冷却装置10の設定データ(設定温度、風量、風向等))が記憶されている。
対象位置記憶DB421には、冷蔵倉庫50の内部にある対象(人又は物)の位置情報が記憶される。具体的には、対象位置記憶DB421には、図3に示すように、計測日時と、対象種類と、位置と、温度とを対応付けた位置情報が記憶される。対象種類は、その対象が人か物のどちらであるかを示す。位置は、冷蔵倉庫50の内部の対象の位置を2次元座標で表した座標データである。なお、本実施形態では、図1に示すように、冷蔵倉庫50の左下隅を原点とした2次元座標(X,Y)で冷蔵倉庫50の内部の位置を表す。温度は、対象の温度である。
在室状況記憶DB422には、図4に示すように、冷蔵倉庫50の内部に人が存在するか否かを示す在室情報が記憶される。
図2に戻り、制御部43は、図示せぬCPU(Central Processing Unit)、オペレーティングシステム等のプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、ワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)等を備える。制御部43は、記憶部42又はROMに記憶されているプログラムを実行することにより、コントローラ40の全体を制御する。
また、制御部43は、機能的な構成として、在室判別部431と、位置判別部432と、冷却制御部433とを備える。
在室判別部431は、在室検知センサ30の検知結果に基づいて、冷蔵倉庫50の内部の人の有無を判別し、判別結果を在室状況記憶DB422に登録する。
位置判別部432は、対象位置センサ20(赤外線カメラ)から受信した赤外線画像(温度分布データ)を解析して、冷蔵倉庫50の内部の人の位置、物(食品)の位置及び温度を判別し、判別結果を対象位置記憶DB421に登録する。位置判別部432による処理の詳細については後述する。
冷却制御部433は、冷却装置10の運転を制御するための処理を実行する。具体的には、冷却制御部433は、位置判別部432が判別した人の位置を避けることを前提に、位置判別部432が判別した物の位置に冷気が当たるように、冷却装置10の送風方向を制御する指示信号を冷却装置10に送信する。また、冷却制御部433は、冷蔵倉庫50の内部の温度に基づいて、冷却装置10の設定温度を変更する処理を行う。位置判別部432によるこれらの処理の詳細については後述する。
続いて、冷却システム100のコントローラ40の動作について説明する。例えば、対象位置センサ20及び在室検知センサ30から情報を受信する度、若しくは、予め定めた時間(例えば5分間)が経過する度に、コントローラ40は、図5のフローチャートに示す冷却制御処理を開始する。
まず、コントローラ40の在室判別部431は、在室検知センサ30から受信した情報に基づいて、冷蔵倉庫50の内部の人の有無を判別し、判別結果を在室状況記憶DB422に登録する(ステップS101)。
続いて、位置判別部432は、対象位置センサ20から受信した赤外線画像を解析して、冷蔵倉庫50の内部にいる人の位置を判別し、その位置情報を対象位置記憶DB421に登録する(ステップS102)。なお、ステップS101で冷蔵倉庫50の内部に人がいないと判別している場合は、この処理は行わなくてもよい。
具体的には、位置判別部432は、受信した赤外線画像内に人と想定される大きさで予め定めた温度範囲の領域がある場合に、当該領域に人がいると判別する。そして、位置判別部432は、対象種別を「人」、位置を当該領域の中心位置、温度を当該領域の平均温度(若しくは最高温度)とした位置情報を対象位置記憶DB421に登録する。
続いて、位置判別部432は、受信した赤外線画像を解析して、冷蔵倉庫50の内部にある予め定めた温度以上(例えば、0℃以上)の物を判別し、その位置情報を対象位置記憶DB421に登録する(ステップS103)。
具体的には、位置判別部432は、受信した赤外線画像内に予め定めた温度以上でステップS102で人とは判別していない領域がある場合に、当該領域に物(食品)があると判別する。そして、位置判別部432は、対象種別を「物」、位置を当該領域の中心位置、温度を当該領域の平均温度(若しくは最高温度)とした位置情報を対象位置記憶DB421に登録する。
続いて、冷却制御部433は、ステップ102で判別した人の位置とステップS103で判別した物の位置とに基づいて、冷却装置10が出力する冷気の方向を決定する(ステップS104)。具体的には、冷却制御部433は、冷却装置10から出力される冷気の方向として、判別した人の位置を避けることを前提に、判別した物の位置に冷気が向かう方向を決定する。なお、ステップS103で複数の物の位置を判別した場合、冷却制御部433は、冷気の出力方向として、最も温度が高い物の位置に冷気が向かう方向を決定してもよい。
ここで、例を挙げてステップS104の処理について説明する。例えば、ステップS102とステップS103との処理により、冷蔵倉庫50の内部の図6に示すような位置に、人1A、1B及び物2Aがあると判別された場合を考える。この場合、ステップS104の処理では、冷却装置10の冷気の出力方向として、人1A、1Bを避け、かつ、物2Aに向かう方向3Aが決定される。
また、例えば、ステップS102とステップS103との処理により、冷蔵倉庫50の内部の図7に示すような位置に、人1C、1D及び物2Bがあると判別された場合を考える。この場合、冷却装置10から物2Bに向けて冷気を出力した場合、人1Cにも冷気が当たってしまう。そのため、この場合ステップS104の処理では、冷却装置10から出力される冷気の方向として、人1C、1D及び物2Bの何れも避ける方向3Bが決定される。
また、例えば、ステップS103の処理により、冷蔵倉庫50の内部の図8に示すような位置に、10℃の物2Cと15℃の物2Dと20℃の物2Eとがあると判別された場合を考える。この場合ステップS104の処理では、冷却装置10から出力される冷気の方向として、温度が最も高い物2Eに向かう方向3Cが決定される。
図5のフローチャートに戻り、続いて、冷却制御部433は、ステップS104で決定した方向に冷気の出力方向を変更する指示信号を冷却装置10に送信する(ステップS105)。当該指示信号を受信した冷却装置10では、指示された方向に冷気の出力方向が変更される。なお、出力方向を変更する必要が無い場合はこの処理を行う必要はない。
続いて、ステップS101で冷蔵倉庫50の内部に人がいると判別した場合(ステップS106;Yes)、冷却制御部433は、冷却装置10の温度センサが計測した冷却装置10の内部の温度(代表温度)が第1閾値温度(例えば、-10℃)以下であるか否かを判別する(ステップS107)。なお、冷却制御部433は、代表温度に代えて、ステップS103で判別した物の温度(複数の物を判別した場合は最大温度)が第1閾値温度以下であるか否かを判別してもよい。
第1閾値温度以下である場合(ステップS107;Yes)、冷却制御部433は、冷蔵倉庫50の内部の温度を上げるように冷却装置10を制御する(ステップS108)。具体的には、冷却制御部433は、設定温度を1℃上げることを指示する信号、又は冷気の風量を1段階弱くすることを指示する信号を冷却装置10に送信する。
なお、冷却制御部433は、冷蔵倉庫50の内部の温度(代表温度)と第1閾値温度との差に応じて、冷却装置10に指示する内容を異ならせてもよい。例えば、代表温度が第1閾値温度よりも著しく低い場合、冷却制御部433は、設定温度を3℃上げることを指示する信号、又は冷気の風量を2段階弱くすることを指示する信号を冷却装置10に送信してもよい。
第1閾値温度以下でない場合(ステップS107;No)、若しくは、ステップS108の処理が終了すると、冷却制御処理は終了する。
一方、ステップS106で冷蔵倉庫50の内部に人がいないと判別した場合(ステップS106;No)、冷却制御部433は、冷却装置10の温度センサが計測した冷却装置10の内部の温度(代表温度)が第1閾値温度よりも低い第2閾値温度(例えば、-15℃)以上であるか否かを判別する(ステップS109)。なお、冷却制御部433は、代表温度に代えて、ステップS103で判別した物の温度(複数の物を判別した場合はそのうちの最大温度)が第2閾値温度以上であるか否かを判別してもよい。
第2閾値温度以上である場合(ステップS109;Yes)、冷却制御部433は、冷蔵倉庫50の内部の温度を下げるように冷却装置10に制御する(ステップS110)。具体的には、冷却制御部433は、設定温度を1℃下げることを指示する信号、又は冷気の風量を1段階強くすることを指示する指示信号を冷却装置10に送信する。
なお、冷却制御部433は、第2閾値温度と冷蔵倉庫50の内部の温度(代表温度)との差に応じて、冷却装置10に指示する内容を異ならせてもよい。例えば、代表温度が第2閾値温度よりも著しく高い場合、冷却制御部433は、設定温度を3℃下げることや冷気の風量を2段階強くすることを指示する信号を冷却装置10に送信してもよい。
第2閾値温度以上で無い場合(ステップS109;No)、若しくは、ステップS110の処理が終了すると、冷却制御処理は終了する。
このように、本実施形態に係るコントローラ40は、冷蔵倉庫50の内部に人がいる場合、当該人の位置を避ける方向に、冷却装置10から出力される冷気の方向を制御する。そのため、冷気が直接当たることによって人が不快に感じてしまうことを防ぐことができる。さらに、本実施形態では、冷気は出力方向のみが変更され、冷気の出力が低減、若しくは停止されることは無いため、人がいる間に冷蔵倉庫50の内部の温度が上昇して食品が傷んでしまう可能性も低い。即ち、本実施形態によれば、冷蔵倉庫50の内部の人の快適性を確保しつつも、冷蔵倉庫50の内部の温度を適切に管理することが可能となる。
また、本実施形態に係るコントローラ40によれば、冷蔵倉庫50の内部にある予め定めた温度以上の物の位置が判別される。そして、人の位置を避けることを前提に判別した物の位置に冷気が当たるように、冷却装置10から出力される冷気の方向が制御される。そのため、鮮度を保つために早急に冷却(冷凍)したい常温の食品を短時間で冷却(冷凍)することが可能となる。
また、本実施形態に係るコントローラ40によれば、冷蔵倉庫50の内部に人が存在し、冷蔵倉庫50の内部の温度が第1閾値温度以下である(即ち、十分冷えている)場合は、冷蔵倉庫50の内部の温度を上げるように冷却装置10を制御する。そのため、冷蔵倉庫50の内部の人の快適性をより向上させることが可能となる。
また、本実施形態に係るコントローラ40によれば、冷蔵倉庫50の内部に人が存在せず、冷蔵倉庫50の内部の温度が第2閾値温度以上である(即ち、冷却が不十分である)場合は、冷蔵倉庫50の内部の温度を下げるように冷却装置10を制御する。また、この第2閾値温度は、冷蔵倉庫50の内部に人がいる場合に用いられる第1閾値温度よりも低い温度が設定されている。そのため、冷蔵倉庫50の内部に人がいない場合は、人の快適性を考慮する必要無しに、冷蔵倉庫50の内部を十分に冷却することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、上記実施形態では対象位置センサ20が赤外線カメラであると説明したが、他のセンサを用いて冷蔵倉庫50の内部の対象の位置を取得してもよい。例えば、倉庫内の異なる複数箇所から異なるビーコンを常時出力させる。そして、人(作業員)にビーコンの受信装置を携帯させることで、受信装置がどのビーコンを受信しているかによって、作業員の位置を判別してもよい。また、対象位置センサ20の検知結果から冷蔵倉庫50の内部の人の有無が判別できる場合は、在室検知センサ30を設けなくてもよい。
例えば、コントローラ40は、冷蔵倉庫50の物の出庫情報を記憶部42に記憶させておき、当該出庫情報も参照して、冷却装置10を制御してもよい。例えば、コントローラの冷却制御部433は、出庫情報から冷蔵倉庫50が長時間不在になると判断できる時間帯には、冷蔵倉庫内の設定温度を低くするように冷却装置10を制御してもよい。また、冷却制御部433は、出庫情報から冷蔵倉庫50の内部で従業員による出庫、入庫等の作業が行われる時刻の予め定めた時間前(例えば、1時間前)から、冷蔵倉庫50の内部の設定温度を高くするように冷却装置10を制御してもよい。このようにすることで、冷蔵倉庫50への出庫作業や入庫作業時に作業員への負担を軽減することが可能となる。
また、コントローラ40の記憶部42に記憶されている対象位置記憶DB421、在室状況記憶DB422、上述した出庫情報等を、インターネットを介してクラウドサーバ上で保持し、コントローラ40が適宜参照してもよい。
なお、上記実施形態からも明らかなように、本発明における「冷蔵倉庫」は、物、食品等を冷蔵するために利用される冷蔵倉庫に限定されるものではなく、物、食品等を冷凍するために利用される冷凍倉庫も意味するものである。
また、上記実施形態において、コントローラ40が実行するプログラムを、既存のコンピュータに適用することで、当該コンピュータを本発明に係るコントローラ40として機能させることも可能である。
このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD-ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネット等の通信ネットワークを介して配布してもよい。また、コントローラ40の機能を冷却装置10が有していてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
100 冷却システム、10 冷却装置、20 対象位置センサ、30 在室検知センサ、40 コントローラ、50 冷蔵倉庫、N1 ネットワーク、41 通信IF、42 記憶部、421 対象位置記憶DB、422 在室状況記憶DB、43 制御部、431 在室判別部、432 位置判別部、433 冷却制御部、1A~1D 人、2A~2E 物、3A~3C 冷気の出力方向

Claims (7)

  1. 冷蔵倉庫の内部を冷却する冷却装置の運転を制御するコントローラであって、
    前記冷蔵倉庫の内部の人の位置を判別する位置判別部と、
    前記位置判別部が判別した人の位置を避けるように、前記冷却装置から出力される冷気の方向を制御する冷却制御部と、
    前記冷蔵倉庫の内部に人が存在するか否かを判別する在室判別部と、を備え、
    前記冷却制御部は、前記在室判別部が前記冷蔵倉庫の内部に人が存在すると判別した際に前記冷蔵倉庫の内部の温度が第1閾値温度以下である場合に、前記冷蔵倉庫の内部の温度を上げるように前記冷却装置を制御する、
    コントローラ。
  2. 前記位置判別部は、前記冷蔵倉庫の内部にある予め定めた温度以上の物の位置をさらに判別し、
    前記冷却制御部は、前記判別した人の位置を避けることを前提に前記判別した物に当たるように前記冷気の方向を制御する、
    請求項1に記載のコントローラ。
  3. 前記位置判別部が複数の物の位置を判別した場合、前記冷却制御部は、最も温度が高い物に当たるように、前記冷気の方向を制御する、
    請求項2に記載のコントローラ。
  4. 前記冷却制御部は、前記在室判別部が前記冷蔵倉庫の内部に人が存在しないと判別した際に前記冷蔵倉庫の内部の温度が前記第1閾値温度よりも低い第2閾値温度以上である場合に、前記冷蔵倉庫の内部の温度を下げるように前記冷却装置を制御する、
    請求項1から3の何れか1項に記載のコントローラ。
  5. 冷蔵倉庫の内部を冷却する冷却装置と、前記冷却装置の運転を制御するコントローラと、前記冷蔵倉庫の内部にある対象の位置を判別する対象位置センサと、前記冷蔵倉庫の内部の人の在室、不在を検知する在室検知センサと、を備えた冷却システムであって、
    前記コントローラは、
    前記対象位置センサが取得した位置情報に基づいて、前記冷蔵倉庫の内部の人の位置を判別する位置判別部と、
    前記位置判別部が判別した人の位置を避けるように前記冷却装置から出力される冷気の方向を制御する冷却制御部と、
    前記在室検知センサの検知結果に基づいて、前記冷蔵倉庫の内部に人が存在するか否かを判別する在室判別部と、を備え、
    前記冷却制御部は、前記在室判別部が前記冷蔵倉庫の内部に人が存在すると判別した際に前記冷蔵倉庫の内部の温度が第1閾値温度以下である場合に、前記冷蔵倉庫の内部の温度を上げるように前記冷却装置を制御する、
    冷却システム。
  6. 冷蔵倉庫の内部に人が存在するか否かを判別し、
    前記冷蔵倉庫の内部の人の位置を判別し、
    判別した位置を避けるように、冷却装置から出力される冷気の方向を制御し、
    前記冷蔵倉庫の内部に人が存在すると判別した際に前記冷蔵倉庫の内部の温度が第1閾値温度以下である場合に、前記冷蔵倉庫の内部の温度を上げるように前記冷却装置を制御する、
    冷却装置の制御方法。
  7. 冷蔵倉庫の内部を冷却する冷却装置の運転を制御するコンピュータを、
    前記冷蔵倉庫の内部の対象の位置を判別する位置判別部、
    前記位置判別部が判別した対象の位置に基づいて、前記冷却装置から出力される冷気の方向を制御する冷却制御部、
    前記冷蔵倉庫の内部に人が存在するか否かを判別する在室判別部、として機能させ
    前記冷却制御部は、前記在室判別部が前記冷蔵倉庫の内部に人が存在すると判別した際に前記冷蔵倉庫の内部の温度が第1閾値温度以下である場合に、前記冷蔵倉庫の内部の温度を上げるように前記冷却装置を制御する、
    プログラム。
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