JP7032442B2 - ワイヤレス電力制御のシステムおよび方法 - Google Patents

ワイヤレス電力制御のシステムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7032442B2
JP7032442B2 JP2019563472A JP2019563472A JP7032442B2 JP 7032442 B2 JP7032442 B2 JP 7032442B2 JP 2019563472 A JP2019563472 A JP 2019563472A JP 2019563472 A JP2019563472 A JP 2019563472A JP 7032442 B2 JP7032442 B2 JP 7032442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power control
group
signal
uplink
configuration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019563472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020520201A (ja
Inventor
ジャリン・リウ
ウェイミン・シャオ
チェン・チェン
Original Assignee
ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド filed Critical ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
Publication of JP2020520201A publication Critical patent/JP2020520201A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7032442B2 publication Critical patent/JP7032442B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/14Separate analysis of uplink or downlink
    • H04W52/146Uplink power control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/08Closed loop power control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/10Open loop power control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/24TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
    • H04W52/241TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters taking into account channel quality metrics, e.g. SIR, SNR, CIR, Eb/lo
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/24TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
    • H04W52/242TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters taking into account path loss
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/24TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
    • H04W52/245TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters taking into account received signal strength
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/0473Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource the resource being transmission power
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/23Control channels or signalling for resource management in the downlink direction of a wireless link, i.e. towards a terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/38TPC being performed in particular situations
    • H04W52/50TPC being performed in particular situations at the moment of starting communication in a multiple access environment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本願は、2017年5月15日に出願された米国仮出願第62/506,435号、名称「System and Method for Wireless Power Control」、ならびに2017年9月13日に出願された同第62/558,190号、名称「System and Method for Wireless Power Control」の利益を主張し、各出願は全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、概して、デジタル通信のシステムおよび方法に関し、特定の実施形態においては、ワイヤレス電力制御のシステムおよび方法に関する。
通信装置の送信電力レベルは、通信のデータレートに影響を与えることができる。通信装置からの送信の送信電力レベルが低過ぎると、不十分な信号強度のために通信装置のデータレートが低下しうると共に、他の通信装置からの干渉への感受性が増大しうる。通信装置からの送信の送信電力レベルが高過ぎると、通信装置からの送信によって生じる干渉が増大するため、他の通信装置のデータレートが負の影響を受ける可能性がある。
次世代のワイヤレス通信システムは、電力制御パラメータおよび設定の点で増大した柔軟性をもつ見込みである。したがって、電力制御パラメータおよび設定のシグナリングがより複雑になり、通信オーバーヘッドを増大させる可能性があり、そのことが通信システム全体の性能に負の影響を与える。
したがって、電力制御パラメータおよび設定の数の増大に伴って効率的にスケーリングする、ワイヤレス電力制御のシステムおよび方法が必要とされる。
例示的な実施形態は、ワイヤレス電力制御のシステムおよび方法を提供する。
例示的な実施形態によれば、ユーザ機器(UE)を動作させるためのコンピュータにより実施される方法が提供される。方法は、UEにより、1つもしくは複数のダウンリンク(DL)信号の第1のグループの構成、1つもしくは複数の開ループ電力制御(PC)パラメータの第2のグループの構成、または1つもしくは複数の閉ループPCパラメータの第3のグループの構成、の少なくとも1つを受信するステップと、UEによりPC構成を受信するステップであって、PC構成は、第1のグループのサブセット、第2のグループのサブセット、または第3のグループのサブセット、の少なくとも1つに関連付けられている、ステップと、UEにより、PC構成および経路損失に従って送信電力レベルを決定するステップであって、経路損失は、第1のグループのサブセット内のDL信号に従って計算される、ステップと、UEにより、その送信電力レベルで、アップリンク(UL)リソースのセット上で信号を送信するステップと、を含む。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、1つまたは複数のDL信号の第1のグループ内の各DL信号は、第1のインデックスに関連付けられている、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、DL信号は、DL参照信号(RS)、または同期信号(SS)およびこのSSに関連付けられた物理ブロードキャストチャネル(PBCH)復調参照信号(DMRS)である、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、DL RSはチャネル状態情報RS(CSI-RS)である、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、1つまたは複数の閉ループPCパラメータの第3のグループは、1つまたは複数の送信PC(TPC)コマンド構成のグループを含む、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、1つまたは複数の閉ループPCパラメータの第3のグループは、1つまたは複数のPC調整状態構成のグループを含む、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、1つまたは複数のPC調整状態構成のグループの各PC調整状態構成は、第3のインデックスに関連付けられている、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、1つまたは複数の開ループPCパラメータの第2のグループの各開ループPCパラメータは、P0およびアルファ(α)のパラメータペアを含み、P0およびアルファ(α)の各パラメータペアは、第2のインデックスに関連付けられている、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、UEにより、ULリソースの1つまたは複数のセットの構成を受信するステップをさらに含み、ULリソースの1つまたは複数のセットは、サウンディング参照信号(SRS)リソース、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソース、または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に使用されるリソース、の少なくとも1つを含む、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、PC構成は、ULリソースのセット上で送信される信号に関連付けられている、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、送信電力レベルは、UEに関連付けられた電力制限値に従ってさらに選択される、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、UEにより、第1のグループのサブセット内のDL信号のポートのためのDL送信電力レベルを受信するステップをさらに含む、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、DL送信電力レベルは、システム情報ブロック(SIB)内で受信される、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、送信電力レベルは、ポートに関連付けられた参照信号受信電力(RSRP)と、ポートのためのDL送信電力レベルとに従ってさらに選択される、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、PC構成は、一意の識別子に関連付けられている、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、PC構成は、第1のインデックス、第2のインデックス、および第3のインデックスに関連付けられている、実施形態。
例示的な実施形態によれば、アクセスノードを動作させるためのコンピュータにより実施される方法が提供される。方法は、アクセスノードにより、1つもしくは複数のDL信号の第1のグループの構成、1つもしくは複数の開ループPCパラメータの第2のグループの構成、または1つもしくは複数の閉ループPCパラメータの第3のグループの構成、の少なくとも1つを送るステップと、アクセスノードによりPC構成を送るステップであって、PC構成は、第1のグループのサブセット、第2のグループのサブセット、または第3のグループのサブセット、の少なくとも1つに関連付けられている、ステップと、アクセスノードにより、UEから、PC構成および経路損失に従って選択された送信電力レベルで、ULリソースのセット上で信号を受信するステップであって、経路損失は、第1のグループのサブセット内のDL信号に従って計算される、ステップと、を含む。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、アクセスノードにより、ULリソースの1つまたは複数のセットの構成を送るステップをさらに含み、ULリソースの1つまたは複数のセットは、SRSリソース、PUCCHリソース、またはPUSCHに使用されるリソース、の少なくとも1つを含む、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、送信電力レベルは、UEに関連付けられた電力制限値に従ってさらに選択される、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、アクセスノードにより、第1のグループのサブセット内のDL信号のポートのためのDL送信電力レベルを送るステップをさらに含む、実施形態。
例示的な実施形態によれば、UEが提供される。UEは、命令を備えるメモリ記憶装置と、メモリ記憶装置と通信している1つまたは複数のプロセッサとを含む。1つまたは複数のプロセッサは、1つもしくは複数のDL信号の第1のグループの構成、1つもしくは複数の開ループPCパラメータの第2のグループの構成、または1つもしくは複数の閉ループPCパラメータの第3のグループの構成、の少なくとも1つを受信することと、PC構成を受信することであって、PC構成は、第1のグループのサブセット、第2のグループのサブセット、または第3のグループのサブセット、の少なくとも1つに関連付けられている、受信することと、PC構成および経路損失に従って送信電力レベルを決定することであって、経路損失は、第1のグループのサブセット内のDL信号に従って計算される、決定することと、その送信電力レベルで、ULリソースのセット上で信号を送信することと、を行うための命令を実行する。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、1つまたは複数のプロセッサはさらに、ULリソースの1つまたは複数のセットの構成を受信するための命令を実行し、ULリソースの1つまたは複数のセットは、SRSリソース、PUCCHリソース、またはPUSCHに使用されるリソース、の少なくとも1つを含む、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、1つまたは複数のプロセッサはさらに、UEに関連付けられた電力制限値にも従って送信電力レベルを選択するための命令を実行する、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、1つまたは複数のプロセッサはさらに、第1のグループのサブセット内のDL信号のポートのためのDL送信電力レベルを受信するための命令を実行する、実施形態。
例示的な実施形態によれば、アクセスノードが提供される。アクセスノードは、命令を備えるメモリ記憶装置と、メモリ記憶装置と通信している1つまたは複数のプロセッサとを含む。1つまたは複数のプロセッサは、1つもしくは複数のDL信号の第1のグループの構成、1つもしくは複数の開ループPCパラメータの第2のグループの構成、または1つもしくは複数の閉ループPCパラメータの第3のグループの構成、の少なくとも1つを送ることと、PC構成を送ることであって、PC構成は、第1のグループのサブセット、第2のグループのサブセット、または第3のグループのサブセット、の少なくとも1つに関連付けられている、送ることと、UEから、PC構成および経路損失に従って選択された送信電力レベルで、ULリソースのセット上で信号を受信することであって、経路損失は、第1のグループのサブセット内のDL信号に従って計算される、受信することと、を行うための命令を実行する。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、1つまたは複数のプロセッサはさらに、ULリソースの1つまたは複数のセットの構成を送るための命令を実行し、ULリソースの1つまたは複数のセットは、SRSリソース、PUCCHリソース、またはPUSCHに使用されるリソース、の少なくとも1つを含む、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、1つまたは複数のプロセッサはさらに、第1のグループのサブセット内のDL信号のポートのためのDL送信電力レベルを送るための命令を実行する、実施形態。
任意選択で、上記の実施形態のいずれかにおいて、送信電力レベルは、UEに関連付けられた電力制限値に従ってさらに選択される、実施形態。
上述の実施形態の実践は、通信システムの電力制御パラメータおよび設定の数が増えるのに伴って、電力制御パラメータおよび設定の効率的なシグナリングを可能にする。したがって、電力制御パラメータおよび設定のシグナリングが、通信オーバーヘッドを大幅に増大させることによって通信システムの全体的な通信性能に負の影響を及ぼすことがない。
本開示およびその利点をより完全に理解できるように、次いで添付図面と併せて解釈される以下の説明が参照される。
本明細書に記載される例示的な実施形態に係る例示的なワイヤレス通信システムの図である。 キャリアアグリゲーション(CA)またはキャリアスイッチング(CS)をサポートするためのワイヤレスネットワークの図である。 キャリアアグリゲーションまたはキャリア選択をサポートするように構成されたワイヤレス異種混合ネットワーク(HetNet)の図である。 キャリアアグリゲーション、キャリア選択、または二重接続性をサポートするように構成された別のワイヤレス異種混合ネットワーク(HetNet)の図である。 UEによって行われてもよい、3GPP LTEに関する信号を処理するための一実施形態としての方法の図である。 3GPP LTEにおける電力制御パラメータを示す図である。 本明細書に記載される例示的な実施形態に係るNR通信システムに関する第1の例示的な電力制御パラメータの図である。 本明細書に記載される例示的な実施形態に係るNR通信システムに関する第2の例示的な電力制御パラメータの図である。 本明細書に記載される例示的な実施形態に係るNR通信システムに関する第3の例示的な電力制御パラメータの図である。 電力制御に使用されるダウンリンクビームとアップリンクビームとの間の関係を示す図である。 本明細書に記載される例示的な実施形態に係る例示的な指向性アンテナの放射電力の図である。 本明細書に記載される例示的な実施形態に係る、電力制御パラメータのグループを使用して指定された電力制御設定を用いてUEと通信するアクセスノード内で発生する例示的な動作の流れ図である。 本明細書に記載される例示的な実施形態に係る、電力制御パラメータ値を送るためにアクセスノードによって使用される例示的な技術の図である。 本明細書に記載される例示的な実施形態に係る、電力制御パラメータ値を送るためにアクセスノードによって使用される例示的な技術の図である。 本明細書に記載される例示的な実施形態に係る、電力制御パラメータ値を送るためにアクセスノードによって使用される例示的な技術の図である。 本明細書に記載される例示的な実施形態に係る、電力制御パラメータのグループを構成するアクセスノード内で発生する例示的な動作の流れ図である。 本明細書に記載される例示的な実施形態に係る、電力制御パラメータのグループを使用して指定された電力制御設定を用いてアクセスノードと通信するUE内で発生する例示的な動作の流れ図である。 本明細書に記載される例示的な実施形態に係る、電力制御パラメータのグループによって指定された電力制御を使用してUEと通信するアクセスノード内で発生する例示的な動作の流れ図である。 本明細書に記載される例示的な実施形態に係る、電力制御パラメータのグループによって指定された電力制御を使用してアクセスノードと通信するUE内で発生する例示的な動作の流れ図である。 ホスト装置内に設置されてもよい、本明細書に記載される方法を行うための一実施形態としての処理システムのブロック図である。 遠隔通信ネットワークを通じてシグナリングを送信および受信するように適合された送受信機のブロック図である。 例示的な通信システムの図である。 本開示による方法および教示を実施してもよい例示的な装置の図である。 本開示による方法および教示を実施してもよい例示的な装置の図である。 本明細書に開示される装置および方法を実施するために使用されてもよいコンピューティングシステムのブロック図である。
開示される実施形態の作成および使用について以下で詳細に論じる。ただし、本開示は、幅広い具体的状況で具現化することができる多くの適用可能な発明概念を提供することを認識すべきである。論じられる具体的な実施形態は、実施形態を作成し、使用する具体的な方式を説明するものに過ぎず、本開示の範囲を制限するものではない。
図1は、例示的なワイヤレス通信システム100を示す。通信システム100は、カバレッジエリア101をもつアクセスノード110を含む。アクセスノード110は、複数のユーザ機器(UE)120にサービスする。通信システム100は、バックホールネットワーク130も含む。図示されるように、アクセスノード110は、UE120との間にアップリンクチャネル(破線として図示する)またはダウンリンクチャネル(実線として図示する)を確立し、このチャネルは、UE120からアクセスノード110に、またはその逆にデータを搬送する役割を果たす。アップリンクチャネルまたはダウンリンクチャネルを通じて搬送されるデータは、UE120間で通信されるデータ、ならびにバックホールネットワーク130を利用してリモートエンド(図示せず)との間で通信されるデータを含んでもよい。
セルラー動作モードでは、複数のUEへの通信およびそこからの通信はアクセスノード105を通るのに対し、例えば近接サービス(ProSe)動作モードなどの装置間通信モードでは、UE間の直接の通信が可能である。アクセスノードは、一般に、ノードB、進化型ノードB(eNB)、次世代(NG)ノードB(gNB)、マスターeNB(MeNB)、セカンダリeNB(SeNB)、マスターgNB(MgNB)、セカンダリgNB(SgNB)、ネットワークコントローラ、制御ノード、基地局、アクセスポイント、送信ポイント(TP)、送受信ポイント(TRP)、セル、キャリア、マクロセル、フェムトセル、ピコセル等とも呼ばれてもよく、対してUEは、一般に、モバイル局、モバイル、端末、ユーザ、加入者、局等とも呼ばれてもよい。アクセスノードは、1つまたは複数のワイヤレス通信プロトコル、例えば第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)、3GPP LTE advanced(LTE-A)、第5世代(5G)、5G LTE、5G New Radio(NR)、高速パケットアクセス(HSPA)、Wi-Fi 802.11a、b、g、n、またはac等に従って、ワイヤレスアクセスを提供してもよい。通信システムはいくつかのUEと通信することが可能な複数のアクセスノードを用いてもよいことが理解されるが、簡単のため、1つのみのアクセスノードおよび2つのUEが示される。
図2Aは、キャリアアグリゲーション(CA)またはキャリアスイッチング(CS)をサポートするためのワイヤレスネットワーク210を示す。図示されるように、アクセスノード211は、異なるコンポーネントキャリア216、217を通じてUE215と通信する。いくつかの実施形態では、コンポーネントキャリア216はプライマリコンポーネントキャリア(PCC)であり、コンポーネントキャリア217はセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)である。一実施形態では、PCCは、制御情報(例えばUE215からアクセスノード211へのフィードバック)を搬送し、SCCはデータトラフィックを搬送する。3GPP Rel-10仕様では、コンポーネントキャリアは、セルと呼ばれる。複数のセルが同じeNBによって制御される場合、単一のスケジューラが複数のセルの交差スケジューリングを行ってもよい。キャリアアグリゲーションの文脈では、1つの高電力ノードが動作し、いくつかのコンポーネントキャリアを制御してもよく、それによりプライマリセル(Pセル)およびセカンダリセル(Sセル)を形成する。アクセスノードからUEに通信されるプライマリキャリアは、ダウンリンクプライマリコンポーネントキャリア(DL PCC)と呼ばれてもよく、対して、UEからアクセスノードに通信されるプライマリキャリアは、アップリンクプライマリコンポーネントキャリア(UL PCC)と呼ばれてもよい。アクセスノードからUEに通信されるセカンダリキャリアは、ダウンリンクセカンダリコンポーネントキャリア(DL SCC)と呼ばれてもよく、対して、UEからアクセスノードに通信されるセカンダリキャリアは、アップリンクセカンダリコンポーネントキャリア(UL SCC)と呼ばれてもよい。3GPP Rel-11設計では、eNBがマクロセルとピコセルの両方を制御してもよい。この場合、マクロセルとピコセルの間のバックホールは、高速のバックホールである。eNBは、マクロセルおよびピコセル両方の送信または受信を動的に制御することができる。キャリア、チャネル、帯域、サブバンド、帯域幅部分、周波数単位、仮想キャリア、セル、仮想セル等の用語は、UEのために構成または使用される概ね連続した周波数リソースのセットを言うとき、スケジューラが作用する1つの単位を言うことが留意される。
現代のワイヤレスネットワークでは、アクセスノードは、アクセスノードのクラスタを形成するために、共にグループ化されてもよい。クラスタ中の各アクセスノードは、複数のアンテナを有してもよく、対応するアクセスノードのワイヤレスカバレッジエリア内の複数のUEにワイヤレスアクセスを提供してもよい。リソースは、例えば比例公平性、ラウンドロビン等のスケジューリングアルゴリズムに基づいて、UEに割り当てられてもよい。図2Bは、キャリアアグリゲーションまたはキャリア選択をサポートするように構成されたワイヤレス異種混合ネットワーク(HetNet)220を示す。図示されるように、アクセスノード221、222は、異なるコンポーネントキャリア226、227を通じてUE225と通信する。アクセスノード221は、高電力ノード(例えばマクロセル)であってもよく、アクセスノード222は、低電力ノード、例えば、ピコセル、フェムトセル、マイクロセル、中継器、リモート無線ヘッド(RRH)、リモート無線ユニット、分散されたアンテナ等であってもよい。よって、アクセスノード222は、アクセスノード221よりも小さいカバレッジエリアを有してもよい。低電力ノードは、家庭およびビジネス、ならびに都市部および地方の公衆空間に向上したセルラーカバレッジ、容量、およびアプリケーションを提供してもよい。
図2Cは、キャリアアグリゲーション、キャリア選択、または二重接続性をサポートするように構成された別のワイヤレス異種混合ネットワーク(HetNet)230を示す。図示されるように、アクセスノード(または送信もしくは受信ポイント:TRP)232、233、234は、異なるコンポーネントキャリア236、237、238を通じてUE235と通信する。アクセスノード234は、高電力ノード(例えばマクロセル)であってもよく、アクセスノード232、233は、低電力ノード、例えばピコセル、フェムトセル、マイクロセル、中継器、リモート無線ヘッド(RRH)、リモート無線ユニット、分散されたアンテナ等であってもよい。異なる位置にあるアクセスノードまたはTRP同士は、高速のバックホール(理想的なバックホールと呼ばれることがある)を介して接続されてもよく、これによりそれらアクセスノードまたはTRPが、1つのアクセスノードとして働く、または1つのアクセスノードとして制御されるようになる。異なる位置にあるアクセスノードまたはTRP同士は、非理想的なバックホールを介して接続されてもよい。非理想的なバックホールは、特に物理(PHY)層またはメディアアクセス制御(MAC)層の高速の時間スケールのリソースについては、各場所の無線リソースが一定の自律性をもって管理されるものの、一部の無線リソース制御(RRC)および高位(または上位)層に関する低速の時間スケールでは、非理想的なバックホールを介して各場所間で連係されることを必要とする。これを二重接続性と呼ぶ。同じTRP位置からのアンテナポートに関係するため、それらは、例えば、同じドップラー拡散、遅延拡散等、一定の共通性を共有してもよい。一般に、ネットワークは概して、アンテナポートの位置情報をUEに明かさないが、一部の場合には、アンテナポートの共通性に関してUEにシグナリングすることを助けてもよい。シグナリングされる性質は、擬似コロケーション(QCL:quasi-collocation)関係と呼ばれる。QCL関係は、2つの参照信号またはデータ信号間の関係を、それら2つの信号が同様の特性を処理するとみなされてもよいように定義してもよい。例示的な特性には、キャリア周波数、時間オフセット、周波数オフセット、空間プリコーディングベクトル等が含まれる。
図2B~図2Cは、異なるコンポーネントキャリアを通じてUEと通信するアクセスノードを描いているが、一部の実装形態では、Het-Net内のアクセスノードは、同じコンポーネントキャリアを通じてUEと通信してもよいことを認識すべきである。
一部のHet-Netは、複数のコンポーネントキャリアにわたって動作する複数の高電力アクセスノードまたは複数の低電力アクセスノードを有してもよい。同じHet-Net内のアクセスノードは、展開に応じて高速または低速のバックホール接続で相互接続されてもよい。高速のバックホール接続は、共同送信または受信を実施するなどのために、アクセスノード間の連係を向上させるために利用されてもよい。複数のリモート無線ユニットが、ベースバンドユニットとリモート無線ユニットとの間の比較的低待ち時間の通信をサポートするために、ファイバケーブルによってeNBの同じベースバンドユニットに接続されてもよい。いくつかの実施形態では、同じベースバンドユニットが、複数のセルの連係された送信または受信を処理する。例えば、ベースバンドユニットは、複数のアクセスノードからUEへの共同送信(例えば多地点協調送受信(CoMP:coordinated multiple point)送信)、またはCoMP送信を実施するための複数のセルの端末への送信を連係させてもよい。別の例として、ベースバンドユニットは、CoMP受信を実施するためにUEから複数のアクセスノードに通信される信号の共同受信を連係させてもよい。高速のバックホール接続は、異なるアクセスノード間の共同スケジューリングを連係させるためにも使用されてもよい。密に展開されたネットワークは、HetNetの拡張であり、向上したカバレッジおよびスループットを提供するために比較的多数の密に展開された低電力アクセスノードを含む。密に展開されたネットワークは、屋内または屋外のホットスポットの展開に特に適してもよい。
ワイヤレスネットワーク内で、参照信号、データ信号、および制御信号は、直交時間-周波数リソースを通じて通信されてもよい。直交周波数分割多重化(OFDM)が一般に使用され、巡回シフト(CP-)OFDMが広く使用される変種である。例えば、それぞれの信号は、無線フレームのリソースブロック(RB)内の異なるリソース要素(RE)にマッピングされてもよい。一部の場合には、離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)、交互周波数分割多重接続、OFDMA、SC-FDMAなどの変種または関係するものを使用することができる。
図3は、UEによって行われてもよい、3GPP LTEに関する信号を処理するための一実施形態としての方法300を示す。ステップ305および310で、UEは、それぞれプライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)を処理して、セル識別と、物理ブロードキャストチャネルのフレームタイミングとを決定する。ステップ315で、UEは、物理ブロードキャストチャネルのセル固有参照信号(CRS)を処理して、3GPP LTEと同様にチャネル情報を取得する。3GPP NRまたは他のシステムでは、CRSは存在しなくてもよく、チャネル情報は、SSS、復調参照信号(DMRS)、発見参照信号(DRS)、チャネル状態情報参照信号(CSI-RS)等から取得されてもよい。ステップ320で、UEは、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を処理して、1つまたは複数のキャリアについてのシステム情報ブロック(SIB)メッセージ、例えばSIB1、SIB2等を取得する。ステップ325で、UEは、SIBメッセージを処理して、対応するコンポーネントキャリアに関連付けられたシステム情報、例えばダウンリンク制御情報(DCI)を取得する。DCIは、それぞれの候補キャリアを送信するために使用される送信パラメータ(例えば変調および符号化方式(MCS)パラメータ等)に関する情報を提供してもよい。ステップ330で、UEは、候補キャリア内のCRSを処理して、それぞれの候補キャリア各々に関連するチャネル品質を推定する。
ステップ335で、UEは、ステップ330で推定したチャネル品質(例えばチャネル品質情報)に基づいてセル選択を行う。ステップ340および345で、UEは、選択されたキャリアの監視を開始し、選択されたキャリアのリソースをUEにスケジュールすることを要求するランダムアクセス送信(RACH)アップリンク送信を行う。ステップ350で、UEは、RRC_IDLEモードからRRC_CONNECTEDモードに遷移する。これは、例えば、それぞれのキャリアに関連付けられたアクセスノードとメッセージを交換することによって実現されてもよい。同様の手順が3GPP NRにも検討されてもよく、場合によっては異なる用語または表記が用いられる。
3GPP無線アクセスネットワーク(RAN)会合番号71(RAN#71会合)において、New Radioアクセス技術(RAT)に対する新しい5G研究項目が承認され、これは、5G向けのNRシステムの標準化を成功させるために必要とされる技術的構成要素を特定し、開発することを目的とする。以下に、UE主導型アクセスのための物理層手順の検討事項ならびにRSの設計および構成について論じた。
以下の展開シナリオは、セルラーシステムにとって重要であり、3GPP LTEにサポートされてきた。これらはNRにサポートされるべきであり、可能な強化および最適化が、これらの展開シナリオのために検討されてもよい。
1)UE密度がTRPまたはキャリア密度よりも高い(またははるかに高い)。これは、3GPP LTEにおける典型的なシナリオである。NRでは、UE密度は、3GPP LTEの場合よりもさらに高くなってもよい。NR設計は、このシナリオに対して効率的なサポートを提供しなければならない(例えば、このシナリオはDLに基づく測定により適している)。
2)TRPまたはキャリア密度がUE密度よりも高い(またははるかに高い)。これは、ネットワーク高密度化の結果であってもよく、NRで検討し、効率的にサポートすべき主要なシナリオである。設計原理は、上記のシナリオとは多少異なることが可能であり、例えば、ULに基づく測定、UE主導型アクセス等が、このシナリオにより適してもよい。
3)ネットワークは、一般に、初期アクセス手順をサポートするTRPまたはキャリアと、初期アクセス手順をサポートしないTRPまたはキャリアとの両方を含む。一部のTRPまたはキャリアは、初期アクセス手順(UEによって直接発見することが可能なSSを送信するなど)および関連する機能をサポートしなければならず、これらはスタンドアロン(SA)TRP(略して単にSA)と呼ばれ、これに対し、一部の他のTRPまたはキャリアは、初期アクセス手順をサポートしなくてよく、これらは非スタンドアロン(NSA)TRP(略して単にNSA)と呼ばれる。すべてのTRPまたはキャリアが初期アクセス手順をサポートする必要はない。ネットワークコストおよび複雑性を低減するのを助けるために、ネットワーク、特に密なネットワークは、一般に、初期アクセス手順をサポートするTRPまたはキャリアを、初期アクセス手順をサポートしないものよりも少なく含む。NSA TRPまたはキャリアは、SA TRPまたはキャリアから、何らかの支援を介してアクセスされることができる。
したがって、NRは、高いUE密度または高いTRPもしくはキャリア密度を伴うもの、および初期アクセス手順をサポートするTRPまたはキャリアのサブセットを伴うものを含む、3GPP LTEの展開シナリオをサポートしなければならない。
上記のシナリオは、一般に、NRと3GPP LTEの両方に共通である。しかし、NRは、3GPP LTEとは異なるいくつかの新しい特性をもつ。一例として、NRは、場合によってはアナログビーム形成を介して、狭ビーム送信を用いる高周波数キャリアをサポートする。別の例として、NRは、「軽量キャリア」を用いて動作する。より具体的には、ネットワークの高密度化および動作の高い柔軟性に対する要件に伴い、共通のオーバーヘッドが低減した軽量キャリア、特にCRSが、NRのために検討される。
前述のように、送信電力制御(アップリンク送信電力制御など)は、3GPP LTEの重要な要素であり、様々なシナリオについて干渉管理とスループット性能との間の望ましいバランスを取る。一例として、アップリンク送信電力制御は、アップリンクの干渉管理とアップリンクのスループット性能とのバランスを取る。送信電力制御は、NRの新しいシナリオおよび要件に従った強化と共に、NRにおいてサポートされるべきである。本明細書に提示される論述はアップリンクの送信電力制御に着目するが、提示される例示的な実施形態は、ダウンリンクの送信電力制御にも動作可能であることが留意される。したがって、アップリンクの送信電力制御への着目は、例示的な実施形態の範囲または主旨のいずれに対しても制限的であると解釈すべきでない。
以下のシナリオは、NRにおけるアップリンク送信電力制御のために検討されてもよい。本明細書に提示されるいくつかのシナリオは、新しいもので、3GPP LTEには存在せず、一方、他のシナリオは3GPP LTEで論議されているかもしれないが、サポートされていないものがあることが留意される。
- CRSがない:3GPP LTEのアップリンク送信電力制御は、ダウンリンクで推定される経路損失(PL)に基づく。PLの推定は、CRSに基づいて取得される。しかし、CRSがNRに存在する可能性は低い。したがって、PL推定は、別のRSまたは新しい機構に依拠しなければならない。
- ビームに基づく送信または受信:NRでは、送信および受信は、特に高周波数(HF)のまたは大規模な多入力多出力(MIMO)展開では、ビーム、場合によっては非常に狭いビームに基づいてもよい。加えて、同じアクセスノードとUEとの間のビーム幅、およびしたがってビーム形成利得が、異なる時間およびチャネルに対して大きく変動できる。ビームに基づく送信または受信については2つの主要な関係事項がある。
- UE送信が狭ビームになり、アクセスノード受信も狭ビームになる。狭ビームのアップリンク送信が別のアクセスノードの狭ビーム受信と干渉する確率は、一般に低い。その結果、干渉を低減するための非常に正確なアップリンク送信電力制御の必要性は、NRでは3GPP LTEほど重大ではない。
- 狭ビームの送信および受信は、ビーム形成の差を原因とする受信電力の変動を引き起こす。一例として、UEは、ダウンリンクビームが精緻化され、より狭くなるにつれて、ダウンリンクでより高い受信電力を見るようになり、アクセスノードは、アップリンクビームが精緻化され、より狭くなるにつれて、アップリンクでより高い受信電力を見るようになる。どのダウンリンク受信電力をPL推定に使用すべきか、およびどのアップリンク受信機電力を送信電力制御動作ポイントとして使用すべきかを決定する必要がある。
- アクセスノードまたはUEにおけるアナログビーム形成:NR HFは、アクセスノードおよびUEにおいてアナログビーム形成を採用してもよい。アナログビーム形成を用いて送信および受信するには、送信および受信(例えば物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)での送信)が発生しうる前に、アナログ方向が知られる必要がある。スケジュールされた送信では、アナログ方向の知識は問題とならない。しかし、スケジュールされないアップリンク送信(例えば競合に基づくRACHの送信、またはグラントフリーのアップリンク信号)では、アナログ方向の知識が欠如していると、アクセスノードでより広いアナログビームを用いた送信の受信が必要になってもよく、アナログビーム形成利得はないか、または少ない。広アナログビームの使用は、アップリンク送信の電力レベルの設定に反映されるべきである。
- アップリンクCoMP:NRにおけるアップリンクCoMPは、3GPP LTE Rel-11 CoMPと同様であってもよいが、NRの場合よりも頻繁に遭遇されてもよい。したがって、アップリンクCoMPは、NRにとって、特にアップリンク送信電力制御の面で重要なシナリオと考えるべきである。3GPP LTE Rel-11では、サービングセルに基づく1つのアップリンク送信電力制御設定が、1つのUEによってすべてのサービングアクセスノードに対して使用され、したがって、一部のアクセスノードにおける受信信号電力レベルは、予想よりも高く、または低くなってもよい。アップリンクCoMPをより好適にサポートするためにどのようにアップリンク送信電力制御を強化できるかということが検討すべき課題となる。
- 複数のヌメロロジー(numerology):UEは複数のヌメロロジーをサポートすることができ、異なるヌメロロジーに対してどのようにアップリンク送信電力制御を設定すべきかを議論しなければならない。ヌメロロジーは、サブキャリア間隔、サブフレームまたはスロットまたはシンボルの継続時間、キャリアの帯域幅またはサブバンドの帯域幅部分、CP長、キャリア周波数、SSブロックまたはバーストの可能な時間または周波数構成等を指定してもよい。
- 潜在的な対象アクセスノードからのダウンリンク送信が事前に受信されていないアップリンクビーコン送信:NRでは、アップリンクビーコンと呼ばれる新しいアップリンク信号を導入することが有用であってもよい。アップリンクビーコンは、隣接するアクセスノードがアクセスノードのダウンリンク送信に依拠せずにUEを発見できるようにするために、UEによって送信される。このシナリオでは、UEは、アップリンクビーコンの対象を知らず、また対象までのチャネルのPL推定も知らない。UEがどのように自身のアップリンク送信電力レベルを設定するかは、議論すべき論題である。
- 動的TDD(D-TDD)は、UE間の干渉を低減するために、さらに強化されたアップリンク送信電力レベル制御を必要としてもよい。D-TDDは、強化された干渉緩和およびトラフィック適合(eMITA:enhanced interference mitigation and traffic adaptation)を柔軟かつ動的に発展させたものである。サブフレームセットに依存するeMITAに導入された二重ループアップリンク送信電力制御強化は、不十分になることがあり、D-TDDを考えるときにはアップリンク送信電力制御をさらに強化させなければならない。
アップリンク送信電力制御の設計または強化は以下を含んでもよい。
- まず、フラクショナル電力制御(FPC)と呼ばれる3GPP LTEにおけるアップリンク送信電力制御は、汎用的な枠組みを提供し、OFDMまたはシングルキャリアOFDM(SC-OFDM)に基づくどの通信システムにも良好に機能すると予想される。UE送信電力の一般式は、次のように表すことができ、
Figure 0007032442000001
ここで、P(i)は、サブフレームiについてのキャリア(または、セル、帯域幅部分(BWP)等)上での送信電力であり、PCMAX(i)は、そのキャリアに対してサブフレームi中に構成されたUE送信電力であり、M(i)は、帯域幅係数であり、POは開ループ電力制御オフセットパラメータであり、α(または同義でアルファ)は開ループ電力制御スケーリングパラメータであり、PLは経路損失推定であり、ΔTF(i)はMCS係数であり、f(i)は閉ループ電力制御調整状態(または単に、ループ状態、ループステータス、ループステータス値等)である。UE送信電力は、UE最大電力、帯域幅割り振り係数、開ループ電力制御、MCS係数、および閉ループオフセットを取り込む。明らかなように、UEのための送信電力は、包括的で柔軟性があり、NRにおけるアップリンク送信電力制御の枠組みの基準として使用されてもよい。
累積が構成される場合、すなわちf(i)=f(i-1)+δ(i-K)である場合、次いで、δは閉ループ補正値(TPCコマンドとも呼ぶ)であり、f(i)は、閉ループ電力制御調整状態またはループ状態である。累積が構成されない場合、すなわち絶対閉ループ電力制御、f(i)=δ(i-K)である場合には、次いで、閉ループ電力制御調整状態またはループ状態がδまたはTPCコマンドになり、ループが実際に無記憶になる。複数のサブフレームセットが構成されてもよく、各サブフレームセットは、1つのセットの開ループ電力制御パラメータ(すなわち、αおよびPO)と、自身のループ状態とを使用することができる。しかし、サブフレームセットは、同じPLおよびδ(TPCコマンド)を共有してもよい。
図4は、3GPP LTEにおける電力制御パラメータ400を示す。3GPP LTEにおける電力制御パラメータ400は、パラメータα(または同義でアルファ)、PO、任意選択のTPCリソース、および各PUSCHのRNTIと共にCC405に対して構成されたPUSCH、パラメータPO、および任意選択のTPCリソースおよび各PUCCHのRNTIと共にCC410に対して構成されたPUCCH、ならびにDCI415内で暗黙的であるTPCリソースおよびRNTIを含んでもよい。PLは構成420を必要としなくてもよいことが留意される。3GPP LTEでは電力制御設定とそれに関連付けられた信号との間に厳格な関連付けがあることが留意される。
それでも、先に説明した新しいシナリオに対処するために、いくつかの変形または強化がNRに導入されてもよい。さらに検討されるいくつかの選択肢を列挙する。
- PL推定のためのCRSがない。1つの選択肢は、PL推定が、DRS、SS、非UE固有のダウンリンクRS、または他の長期間ダウンリンクRSに基づいてもよいというものである。
- ビームに基づく送信または受信:PL推定は、ビームに基づいてもよく、すなわち、ビーム固有のPL推定が使用されてもよい。さらに、狭ビームのダウンリンクRSは、PLのロバストな推定を提供しなくてもよく、それに伴う高いビーム形成利得が原因となってUEがPLを低く推定してもよい。したがって、広ビームのダウンリンクRSがPL推定のために使用されてもよく、これは、送信が狭ビームである場合には、必要よりも高いアップリンク送信電力レベルにつながってもよい。しかし、先に説明したように、狭ビーム送信の使用は、送信の狭ビーム性のために他のアクセスノードと干渉しなくてもよい。
- アクセスノードまたはUEにおけるアナログビーム形成。グラントフリーのアップリンク送信をサポートするために、アクセスノードは、広アナログビームを使用する必要があってもよく、したがって、どのグラントフリー送信のためのアップリンク送信電力制御も、狭ビームのダウンリンクRSに基づくべきではない。1つの選択肢は、広ビーム、長期間のダウンリンクRSをPL推定に使用し、すべてのグラントフリーアップリンク送信にアップリンク送信電力制御を使用するものであってもよい。
- アップリンクCoMP:潜在的な強化は、アップリンクCoMPに対してアクセスノード固有のアップリンク送信電力制御設定を指定するものであってもよい。すなわち、UEは、異なるアクセスノードごとに異なるアップリンク送信電力制御設定を適用する。これは、マルチビームアップリンク送信をカバーするように一般化されてもよい。
- 複数のヌメロロジー:複数のヌメロロジーに対して、複数のアップリンク送信電力制御設定が提供されてもよい。換言すると、複数のアップリンクヌメロロジーを用いるUEは、複数のヌメロロジー固有アップリンク送信電力制御設定をサポートする必要があってもよい。
- ダウンリンク送信が事前に受信されていないアップリンク送信。UEは、PL推定を取得できなくてもよい。サービングアクセスノードは、PL推定(またはアップリンク送信電力)をUEにシグナリングしてもよく、シグナリングされた値が、例えばUEの近辺のアクセスノード密度、任意の他のサイド情報等に基づいてアクセスノードによって推定されてもよい。任意の他のサイド情報は、実装に依存してもよい。
- D-TDD:UE間の干渉レベルを決定し、アップリンク送信電力レベルを設定するためのより高度な技術が検討されてもよい。時間領域における干渉の大幅な揺らぎのため、D-TDDのアップリンク送信電力制御をさらに強化できるようにするために、瞬間的で正確な測定または感知が必要とされてもよい。
NRにおける送信電力制御は、かなり多様で複雑であってもよいことが留意される。したがって、NRにおける統一された電力制御フレームワークが必要とされる。電力制御値を直接提供することに加えて、電力制御設定は、必須の要素および任意選択の要素を必ず含んでもよい。例示的な実施形態によれば、電力制御設定は、1つまたは複数の任意選択の要素と共に、必須の要素を用いて指定されてもよい。対応するUE挙動が明確に定義される。複数の電力制御設定が、いくつかの共通の要素を共有してもよい。
一実施形態では、第1の必須の要素は、アップリンク送信に関する、時間、周波数、アンテナ、アンテナポート、ビーム、またはパネルリソースである。これらのリソースは、例えば、PUSCH、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、サウンディング参照信号(SRS)、RACH等の、チャネルおよび信号に従って定義されてもよい。チャネルまたは信号およびリソースの性質に応じて、1つのタイプのチャネルまたは信号が、1つまたは複数のタイプのリソースに対応してもよい。異なるタイプのアップリンクリソースは、異なる電力制御設定を使用してもよい。一例として、PUSCHとPUCCHとが異なるリソースを使用し、異なる性質を有し、よって異なる電力制御設定が使用される。別の例として、永続的なスケジューリングを用いるPUSCHと、DCIによってスケジュールされるPUSCHとが異なるPO値を有し、したがって異なる電力制御設定を有してもよい(ただし同じα値が共有されてもよい)。さらに別の例として、あるビームを用いるPUSCHが、別のビームを用いるPUSCHに対して異なる電力制御設定を使用してもよいが、受信側(すなわち、ネットワーク側)における対応する受信ビームが、あるQCL関係を有する場合には、電力制御設定が何らかの共通の要素を共有してもよい。同様の区別が、PUCCH、SRS、RACHなどの他のチャネルおよび信号、ならびに新たに導入される信号またはチャネルにも成立する。
一実施形態では、第2の必須の要素は、電力レベルを決定するために使用されるパラメータである。このパラメータは主として、準静的電力制御パラメータと、動的電力制御パラメータの2種類を含む。準静的電力制御パラメータは通例、電力レベルを決定するために必須であり、およびαおよびPO(これは目標受信電力レベルであってもよい)またはそれと同等のものを含み、しばしば開ループ電力制御パラメータと呼ばれる。電力ランピング値も、準静的電力制御パラメータに含まれてもよい。一部の場合には、UEが送信電力をそれに基づいて決定できるように送信電力レベルまたは基準係数が指定されてもよい。準静的電力制御パラメータは、RRCシグナリングを通じてUEに対して構成(または指定)されてもよい。
動的電力制御パラメータは、ループ状態、閉ループTPCコマンド、および帯域幅またはMCS調整係数を含む。TPCコマンドは、絶対的または累積的な性質であってもよい。既存のシステムでは、TPCコマンドは、PUSCH、PUCCH、またはSRSには1ビットまたは2ビットであり、RACH手順のメッセージ3 PUSCHには3ビットであってもよい。TPCコマンドは、通例はDCI内で搬送されるが、RACHの場合、TPCコマンドは、ランダムアクセス応答(RAR)内で搬送される。TPCコマンドは、閉ループ調整に使用されてもよく、正確な送信電力レベルを設定するのに役立ってもよい。しかし、TPCコマンドは、すべての電力制御設定には存在しなくてもよい。ループ状態は、いくつの電力制御ループ(すなわち、閉ループ)がUEに対して構成され、維持する必要があるかを決定してもよい。絶対TPCコマンドに対して、ループ状態は、TPCコマンドに等しく、無記憶である。それ以外の場合、ループ状態は、ループに関連付けられたTPCコマンドの累積和(積分)である。3GPP LTEでは、ループ状態は、構成シグナリングを全く必要としないが、3GPP LTE技術標準には単純な形態で指定され、他の要素とのその関連付けも3GPP LTE技術標準に指定されている。しかし、NRでは、ループ状態は、より複雑な形で他の要素と関連付けられる必要があってもよい。一例として、柔軟性を見込んで、ループ状態についての構成シグナリングが設計される必要があってもよい。関連付けの一部は関連する技術標準になお定義されてもよいが、一部は、RRCシグナリング内に構成されてもよく、最も柔軟性の高い事例では、アップリンク送信のためにいつどのループ状態が使用されるかが、MACまたはPHYシグナリング内で指定されてもよい。一実施形態は、どのループ状態を使用するかについての情報を、TPCコマンドを用いてDCI内で提供するものである(例えばループ状態インデックスを指定することによる)。
別の要素は、電力制御に使用されるPL推定である。PL推定は、ダウンリンクRSまたはアップリンクRSに従って、またはさらにはどのRSにも従うことなく生成されてもよい。RSに基づいて、受信機は、参照信号受信電力(RSRP)値を取得してもよい。次いで、RSに関連付けられた送信電力(TxP)を除去することにより、PL推定が取得されてもよい。一例として、PL=ポート当たりのTxP-RSRPであり、ここで、ポート当たりのTxPは一般に、関連付けられたRSまたはSSに関してUEにシグナリングされる参照信号電力である。RSのために複数のアンテナポート、パネル等が使用される場合は、ポート当たりのRSRPが使用されるべきであり、ポート当たりのTxPが送信機側から受信機側にシグナリングされるべきである(そうではなく総TxPがシグナリングされる場合は、ポート数もシグナリングされるべきである)。これは、PL推定におけるすべてのRSまたは信号、例えば、SS(特にSSS)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)DMRS、CSI-RS、RSRPの計算に使用される場合はPDSCH DMRS、ネットワークによりPLを推定するためのアップリンク信号等に適用すべきである。一般に、RSのためのポート数は、受信機にシグナリングされてもよい。そのため、受信機が1つのRSの複数のポートからRSを受信する場合、受信機は、PL推定を決定するために、対応するポート当たりのTxPを正しく使用してもよい。第1のRS内のポートは、実際には、第2のRSの複数のポートによって形成される層またはストリームであってもよく、送信機は、第1のRSのポート当たりのTxPが第2のRSのポート当たりのTxPに等しくなるように電力を調整するか、または第1および第2のRSのポート当たりのTxPを受信機にシグナリングするかのいずれかをしなければならないことが留意される。一実施形態では、PL推定が利用できない場合、初期の小さな電力値からの電力ランピングが使用されてもよい。
例示的なPUSCH PC設定は以下のように構成されてもよい。ネットワークは、コンポーネントキャリア(CC)上のPUSCHまたはアクセスノードに関連付けられたBWPを構成し、DCIまたはRRCを使用して、PUSCHの時間リソースまたは周波数リソースの割り振りを指定する。ネットワークは、DCIによってトリガされるPUSCHに関する準静的電力制御パラメータαおよびPOと、準永続的なPUSCHに関する準静的電力制御パラメータの別のセットαおよびPOとを構成する。ネットワークは、グループDCIに関連付けられた無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、およびグループDCI内の電力制御設定のためのTPCコマンドビット割り振り情報など、PC設定のための閉ループTPCコマンドを構成する。TPCコマンド構成は、DCIがUEに専用である場合には、標準仕様に指定されることもあってもよい。ループ状態は、PUCCH、TDDにおけるサブフレームセット2のPUSCH等から独立して指定される。すなわち、UEが維持すべき3つのループ、1)PUSCH(TDDにおけるサブフレームセット1)、2)PUCCH、および3)TDDにおけるサブフレームセット2のPUSCH、があってもよい。ネットワークは、ダウンリンクRSのセットを数個構成し、CSI-RSなど、そのうちの1つがこの電力制御設定のために構成され、ポート当たりのTxPがUEにシグナリングされる。次いで、UEは、ポート当たりのRSRP測定のためにCSI-RSを使用し(複数のポートが存在する場合には、第1のポートが使用されることができ、またはすべてのポートのRSRPが決定されることができ、平均RSRPがポート当たりのRSRPとして使用される)、ポート当たりのTxPからRSRPを引いて、CSI-RSに関連付けられたPL推定、およびしたがって電力制御設定を取得する。PL推定および開ループPCパラメータは、開ループ電力制御値を生成するために使用される。この値は、PUSCH送信に関連付けられたTPC値および帯域幅係数に基づいてさらに更新され、PUSCH送信に適用されてもよい。
上記の電力制御設定の方法論は、複数のPUSCH電力制御設定、1つまたは複数のPUCCH電力制御設定、1つまたは複数のSRS電力制御設定、および適切な変更を加えて1つまたは複数のPRACH電力制御設定に合わせて容易に拡張することができる。1つのタイプのチャネル、例えばPUSCHに対して複数の電力制御設定が必要とされてもよく、その原因は、複数のキャリア、帯域幅部分、セル、セルグループ、アクセスノード、UEまたはネットワークにおける送信ビーム、UEまたはネットワークにおける受信ビーム、UEまたはネットワークにおける送信パネル、UEまたはネットワークにおける受信パネル、UEまたはネットワークにおける送信または受信アンテナポートの数、RS、ヌメロロジー、干渉条件、二重通信、異なるサブフレームのリソース割り振り、サブフレームまたはスロットタイプ等である。
そのような複数の電力制御設定が定義される場合、各電力制御設定は、個別に定義され、対応するCCおよびビーム等の中で対応するアップリンク信号に関連付けられる。例えば、アクセスノードは、UEに対して、CCのためのアップリンク信号(例えばPUSCH)およびビームを構成してもよい。次いで、アクセスノードは、そのビームを用いるCC上の信号のために、その信号に対して、αおよびPOなどの電力制御パラメータおよびリソースを構成する。PUSCHが準永続的にシグナリングされる(SPS)、DCIによってトリガされる、またはグラントフリーである場合には、次いで、SPSのためにαおよびPOの第1のセットが構成され、DCIによってトリガされるPUSCHのためにαおよびPOの第2のセットが構成され、グラントフリーのPUSCHのためにαおよびPOの第3のセットが構成される。次いで、別のCC上の、または別のビームを用いるPUSCHに対しても、アクセスノードは、電力制御パラメータおよびリソースを構成する。他の信号(例えば、PUCCH、SRS、RACH、ULビーコン等)、および他のアップリンクチャネル、アップリンクリソース、アップリンク構成、アップリンク設定等について、同様の処理が繰り返される。その代わりに、構成は、各CCに対して1つまたは複数の信号が構成され、次いで各信号に対して、複数の電力制御パラメータおよびリソースが、各タイプ(SPS、DCIによりトリガ、またはグラントフリー、他の信号と同時に、他の信号を伴わずに等)および各ビーム、ヌメロロジー等に対して構成され、さらにこれが他のCC等に対して繰り返されるものであってよい。
それに対応してダウンリンクでは、ネットワークが、CCまたはビームに対してダウンリンクSSまたはRSを構成または指定し、CCまたはビームに対してダウンリンクSSまたはRSに基づくRSRP測定を構成または指定し、CCまたはビームについてのダウンリンクSS RSのポート当たりのTxPをシグナリングする。すべてのダウンリンクSSまたはRSおよび関連するRSRPがUEに対して構成される必要はないことが留意される。この理由は、UEは、技術標準または例えばPSS、SSS、DRS、レイヤ3 CSI-RS等の事前に定義されたプロトコルに従ってSSまたはRSを発見できうるためである。次いで、UEは、CCまたはビームについてのPL推定を取得する。次いで、アップリンク信号を送信すべき場合には、CC当たりのPL推定またはビーム当たりのPL推定が使用される。例えば、あるビームに関連付けられたCC上でアップリンク信号を送信しようとする場合に、ビームが、アップリンクビーム(例えばビーム管理プロセスを介して得られる)、またはダウンリンクRSまたはSSのためのダウンリンクビームであってもよい場合、アップリンクビームまたはダウンリンクビームに関連付けられたCC当たりおよびビーム当たりのPL推定を使用して、アップリンク信号の電力を設定する。
先に提示した例示的な構成では、TPCリソースおよびパラメータは、任意選択で構成されてよい。それらは、TPCコマンドに関するグループDCIが利用されない場合は明示的に構成される必要はなくてもよい。UEに専用であるDCIが、PUSCHまたはSRSをトリガする、またはPUSCH等においてACKまたはNACKを用いてPDSCHをスケジュールするために、TPCコマンドビットが、技術標準仕様に定義されるようにすでに含まれている。しかし、より高い柔軟性を可能にするために、TPCコマンドに関するグループDCIが使用されてもよい。そのような状況では、UEは、DCIに対応するTPC RNTIおよびDCI内でのビット位置を用いて構成される必要があってもよい。
ループ状態も任意選択で構成されてよい。それらは、絶対TPCコマンドに対しては明示的に構成されなくてよい。累積を伴うTPCコマンドの状況では、例えば、1つのTPCコマンド構成が1つのタイプのアップリンク送信に関連付けられ、すべてのそのような通信に対して1つの共通のループ状態が使用される場合には、ループ状態は構成される必要がないこともあってもよい。しかし、同じTPCコマンドに対してさえも複数のループ状態が指定されてもよく、ループ状態ごとに独立して累積が行われる。各ループ状態は、UEによって維持されてよく、ループまたはループ状態に関連付けられた次のTPCコマンドが受信されるまで更新される(次のTPCコマンドは、RRC、MAC、もしくはPHYシグナリング内で、または技術標準仕様に指定されてもよい。
ループオーバーヘッドを低減するために、異なるパラメータまたは構成を用いる複数のTPCコマンドが、同じループまたはループ状態に割り当てられてもよい。TPCオーバーヘッドを減らすために、複数のループまたはループ状態に、TPCコマンドパラメータまたは構成の1つのセットが割り当てられてもよい。ループまたはループ状態とそれらに関連付けられたTPCコマンドとの間の関係が複雑化されることがあり、多くの異なるマッピングが存在するが、本明細書に提示される例示的な実施形態すべてを通じて、ループまたはループ状態およびそれらに関連付けられたTPCコマンドは、特に断らない限り、簡潔のため同義で使用される。ループまたはループ状態およびそれらに関連付けられたTPCコマンドは、閉ループPCパラメータと呼ばれてもよい。
複数の電力制御設定を構成することに関係する例示的な実施形態は、以下のようなものであってもよい。
- ネットワークが、ダウンリンクRSの複数のセットを構成し、UEが受信するようにそれらのダウンリンクRSを送信する。ネットワークのアクセスノードは、SSも送信してよく(SSは構成シグナリングを必要としなくてもよい)、UEがSSを受信する。ダウンリンクRSおよびSSは、電力制御設定の要素を含む。
- ネットワークが、1つまたは複数のアップリンク送信およびそれらに関連付けられたリソースを構成する。1つまたは複数のアップリンク送信およびそれらに関連付けられたリソースは、電力制御設定の別の要素を含む。
- ネットワークが、複数の閉ループTPCコマンドに関するリソースおよびパラメータを構成する。ネットワークは、準静的電力制御に関するパラメータの複数のセットを構成する。複雑性を制限するために、準静的または開ループの電力制御パラメータの最大数のセットが、第1の事前に定義された制限値に設定されてもよく、動的または閉ループの電力制御パラメータの最大数のセットが、第2の事前に定義された制限値に設定されてもよく、第2の事前に定義された制限値は、第1の事前に定義された制限値と同じであるか、または異なる。複数の電力制御ループを維持するのはより複雑であってもよいため、第2の事前に定義された制限値は、第1の事前に定義された制限値よりも小さくてよいことが留意される。
- UEに対して構成された1つまたは複数のアップリンク要素、UEに対する開ループ電力制御パラメータの1つまたは複数のセット、任意選択で、UEに対する1つまたは複数の閉ループ電力制御パラメータ、およびUEに対して1つのPL推定を取得するためのパラメータまたは構成、を指定することによって、電力制御設定が構成されてもよい。ここで、PLは、ダウンリンクRSからのRSRPに関連付けられる。複数の電力制御設定が構成されてもよい。
- 電力制御設定またはそのシグナリングを簡略化するために、ダウンリンクRS(またはそれに関連付けられたRSRP測定)がインデックス付けされてよく、開ループ電力制御パラメータがインデックス付けされてよく、閉ループ電力制御パラメータがインデックス付けされてよく、それらのインデックスが電力制御設定構成で使用される。電力制御設定もインデックス付けされてもよい。アップリンクの信号、送信、またはリソースもインデックス付けされ、電力制御設定の構成で使用されてもよい。その代わりに、インデックス付けが、異なる要素に対して使用されなくてもよく、異なる要素の各々に対して電力制御設定が構成される。
複数の電力制御設定を構成することに関係する例示的な実施形態は、以下のようなものであってもよい。
- ネットワークが、複数の閉ループTPCコマンドおよび開ループ電力制御パラメータに関するリソースおよびパラメータの複数のセットを構成し、複雑性を制限するために電力制御の最大数のセットが固定される。ネットワークは、既存の電力制御構成と異なる可能性のある準静的電力制御についてパラメータの複数のセットを構成し、閉ループおよび開ループ電力制御パラメータおよび構成は、アップリンク送信を構成する際に指定されなくてもよい。代わりに、閉ループおよび開ループ電力制御パラメータおよび構成は、アップリンク信号構成とは独立して指定されてもよく、閉ループおよび開ループ電力制御パラメータおよび構成は、アップリンク信号構成、および任意選択でRS構成にリンクされる。そのようなリンク付けが提供される場合は、電力制御設定が定義される。
- 開ループ電力制御パラメータの1つのセットが、RSの1つまたは複数のセットにリンクされてもよい。閉ループ電力制御パラメータの1つのセットが、RSの1つまたは複数のセットにリンクされてもよい。開ループ電力制御パラメータの1つのセットが、アップリンク送信リソースの1つまたは複数のセットにリンクされてもよい。閉ループ電力制御パラメータの1つのセットが、アップリンク送信リソースの1つまたは複数のセットにリンクされてもよい。要素同士をリンクして複数の電力制御設定を定義するこの柔軟な方式によって可能になる、多くの組み合わせが可能であることが留意される。
- 電力制御パラメータセットは、一意の識別子でインデックス付けされてもよく、各識別子は、1つまたは複数のアップリンク信号、および任意選択でPL推定のための1つまたは複数のRSに対して構成される。ここで、ダウンリンクRS(または関連付けられたRSRP測定)もインデックス付けされてもよい。すなわち、アップリンク信号に対して、電力制御パラメータインデックスが提供され、任意選択でダウンリンクRSまたはRSRPインデックスが提供される場合には、次いで、電力制御設定が定義される。これは、RRC構成シグナリング、MACシグナリング、およびTPCコマンドに関する情報を提供するために使用されるアップリンク信号またはPHY DCIをトリガする(直接、またはACKまたはNACKなど間接的に)ために使用されるPHY DCI内で行われてもよい。
例示的な実施形態では、DCIが、UEのPUSCHの電力制御に関する情報をCC上で提供してもよく、当該UEのCC上のPUSCHに対するTPCコマンドと共に、開ループ電力制御パラメータセットのインデックスが指定され、また任意選択でダウンリンクRSまたはRSRPインデックスも指定される。これは、その後に行われるまたは対応するPUSCH電力制御のためにUEが使用する電力制御設定を指定する。DCIは、グループDCI(例えば、CC上のUEのPUSCHに関連付けられたRNTI)、またはアップリンクグラントのためのUE固有DCIであってもよい。PUSCHが複数のタイプ(例えば、広ビーム幅のPUSCHまたは狭ビーム幅のPUSCH、第1のヌメロロジーのPUSCHまたは第2のヌメロロジーのPUSCH等)を有する場合には、次いで、タイプに関する情報も、関連付けられたDCI内で提供される必要がある(UEが、ダウンリンクRSもしくはRSRP(例えば、受信するためにUEがそれぞれ広ビーム幅または狭いビーム幅を使用する、広ビーム幅のダウンリンクRSもしくは狭ビーム幅のダウンリンクRS)、またはRNTI、CRC、DCI形式、または開ループ電力制御パラメータセットへの暗黙的なリンク付けに基づいて、タイプを決定できる場合を除く)。これは、PUCCH、SRS、PRACH、または他の信号にも同様に適用されることができる。
例示的な実施形態では、DCIが、CC上のUEのPUSCHのための電力制御に関する情報を提供してもよく、当該UEのCC上のPUSCHに対するTPCコマンドと共に、任意選択でダウンリンクRSまたはRSRPインデックスも指定されてもよい。TPCコマンドは、開ループ電力制御パラメータセットまたは複数の開ループ電力制御パラメータセットに関連付けられるように構成される(どれを使用するかの決定については以下で説明する)。これは、その後に行われるまたは対応するPUSCH電力制御のためにUEが使用する電力制御設定を指定する。DCIは、グループDCI(例えば、CC上のUEのPUSCHに関連付けられたRNTI)、またはアップリンクグラントのためのUE固有DCIであってもよい。ネットワークは、いくつかの閉ループ電力制御パラメータセットでUEを構成してもよく、各セットは、1つ(または複数の)開ループ電力制御パラメータセットに関連付けられる。各閉ループ電力制御パラメータセットは、1つもしくは複数のアップリンク信号、チャネル、またはリソースにも関連付けられる。対応するDCIがUEによって検出されると、UEは、どの閉ループ電力制御パラメータセットが適用されるかを知る。PUSCHが複数のタイプ(例えば、広ビーム幅のPUSCHまたは狭ビーム幅のPUSCH、第1のヌメロロジーのPUSCH、または第2のヌメロロジーのPUSCH等)を有する場合であって、一部のタイプが異なる開ループ電力制御パラメータセットに関連付けられている場合には、次いで、タイプに関する情報も、関連付けられたDCI内で提供される必要がある(UEが、ダウンリンクRSもしくはRSRP(例えば、受信するためにUEがそれぞれ広ビーム幅または狭いビーム幅を使用する、広ビーム幅のダウンリンクRSもしくは狭ビーム幅のダウンリンクRS)、またはRNTI、CRC、DCI形式、または開ループ電力制御パラメータセットへの暗黙的なリンク付けに基づいて、タイプを決定できる場合を除く)。どの開ループ電力制御パラメータセットを使用するかを決定するためにこれらのうちどれも使用されない場合、PUSCHのためにネットワークによって選択された開ループ電力制御パラメータセットインデックスが、明示的にシグナリングされる必要があってもよい。インデックスは、各閉ループ電力制御パラメータセットに固有であってもよく、その場合、異なる閉ループ電力制御パラメータセットは、各自の開ループ電力制御パラメータのセットが割り当てられるか、またはすべての閉ループ電力制御パラメータセットに対して共通であってもよい。これは、PUCCH、SRS、PRACH、または他の信号に同様に適用することができる。
例示的な実施形態では、DCIオーバーヘッドを低減するのを助けるために、関連付け関係の一部は、TPCコマンドに沿って指定されない。例えば、どのPL推定をどのタイプのどのアップリンク信号に使用すべきかは、RRCまたはMACシグナリング内で、または技術標準によって指定されることができる。例示的な実施形態では、第1のタイプ(例えば、SS受信またはレイヤ3 CSI-RSに関連するものなどの広ビーム幅)のすべてのPUSCH、PUCCH、SRSが、同じPL推定(例えば、SSまたはレイヤ3 CSI-RSから導出される)を使用する。別の例示的な実施形態では、第2のタイプ(例えば、PUSCH CSI測定用のCSI-RS、ビーム管理用のCSI-RS、レイヤ1 RSRP用のCSI-RSに関連付けられたものなどの狭ビーム幅)のすべてのPUSCH、PUCCH、SRSが、同じPL推定(例えば、関連付けられたCSI-RSから導出される)を使用する。これは、ビーム幅(またはビーム形成のレベル、ビーム形成利得等)から見たQCL関係とみなすこともでき、すなわち、アップリンク信号、チャネル、またはリソースは、一部のダウンリンク信号、チャネル、またはリソースが受信および送信されるアンテナポートとQCL関係にされたポートで送信および受信される。さらに別の例示的な実施形態では、すべてのアップリンク信号およびダウンリンク信号がグループにグループ化され、アップリンク信号およびダウンリンク信号の少なくとも1つのグループが、ビーム管理もしくは精緻化プロセスの前に、またはビーム管理もしくは精緻化プロセスの結果がない状態で、使用されるか、または使用されることが可能であり、アップリンク信号およびダウンリンク信号の少なくとも1つのグループが、ビーム管理または精緻化プロセスの結果に基づいて使用される。1つのグループ中の信号は、ビーム幅に関してQCL関係を有する。例えば、上記の前者のグループはすべて、サービングセルのSSビーム、信号、もしくはポートまたはレイヤ3 CSI-RSビーム、信号、もしくはポートに基づくか、またはそれらとQCL関係にされてもよい。例えば、上記の後者のグループは、ビーム管理の結果、データのビームが精密になるおかげで、上記の前者のグループよりも恐らくは狭いビームを使用して、CSI測定用のCSI-RSビーム、信号、もしくはポート、またはビーム管理もしくはレイヤ1 RSRPに基づくか、またはそれらとQCL関係にされてもよい。
これらの関連付けまたは関係は、標準化される、またはUEに対してネットワークによって構成されてもよく、そのため、MACまたはPHYシグナリングを使用してUEにシグナリングされなくてよい。あるタイプの信号(例えば、PUSCH、SRS、またはPUCCH)が1つよりも多いグループ内で割り当てられた場合、その信号の送信前に、ネットワークは、どのグループが選択されるかについての情報を構成または提供する必要があってもよい。例示的な実施形態は、グループインデックスを利用し、インデックスをシグナリングする。別の例示的な実施形態は、QCLまたは参照ポートまたは送信関係を利用し、この信号が、アップリンクまたはダウンリンクで、別の信号、参照ポート、または送信、とQCL関係にされる、または関連付けられることを指定する。簡潔のために、用語「広い」「より広い」「狭い」「より狭い」ビームが、明細書全体を通じて使用されてもよく、上記の定義としてより正確に理解できることが留意される。同様に、用語「ビーム」は、文脈に基づいて、ビームペア(すなわち、関連付けられたTxビームとRxビームのペア)として理解されてよく、時にビームペアリンク(BPL)と呼ばれこともある。ビームは、指定された送信を別の信号(例えばRSおよびSS)にリンクする空間的なQCLの仮定と理解されてもよい。
例示的な実施形態では、第1の電力制御設定が、α、PO、およびTPCコマンドを含む、第2の電力制御設定の一部のパラメータおよび構成を共有するが、追加的なオフセットが、開ループ電力制御パラメータセット内に構成される。例えば、異なるビーム幅を用いる同じTRPへの複数のPUSCHについて、より狭いビームを用いる第1のPUSCHが、より広いビームを用いる第2のPUSCHのオフセットバージョンとして構成されてもよい。例えば、1つのPUSCHが、SSまたはレイヤ3 CSI-RSに関連付けられてもよく(例えばそれと共にグループ化され)、電力制御設定が指定される。別のPUSCHが別のCSI-RSに関連付けられてもよく(例えばそれと共にグループ化されてよく)、このCSI-RSは、SSもしくはレイヤ3 CSI-RSとQCL関係にされ(例えば、平均遅延およびドップラーシフト、もしくは他の弱いQCL性に関して)、またはSSもしくはレイヤ3 CSI-RSの精緻化されたビームである。後者のPUSCHは、前者のPUSCHの電力制御設定のパラメータを再使用するように指定されてもよいが、ただしオフセットが適用される。オフセットは、ビーム管理プロセスの完了時などに、RRC、MAC、またはPHYシグナリングを介してネットワークからUEにシグナリングされることができる。
オフセットは、レイヤ1 CSI-RS RSRPからのレイヤ3 RSRPの差、またはネットワークによって計算されたレイヤ1 PLからのレイヤ3 PLの差に基づいてもよい(可能性としては、ネットワークによって決定された追加的なオフセット、またはPUSCH電力制御設定のαなどの追加的なスケーリングを加える)。オフセットはまた、レイヤ1 CSI-RS RSRPからのレイヤ3 RSRPの差に基づいてUEによって計算されてもよい。オフセットの有用性は、受信機側の電力スペクトル密度が、異なるPUSCH送信に対してより均等になることができるようにPUSCH電力を規制することであってもよい。
別の例として、開ループ電力制御パラメータが、デフォルト(基準)設定を用いるPUSCHのために構成され、追加的なオフセットが、他の設定を用いるPUSCHのために構成される。一実施形態では、PUSCHは、一般に、デフォルトのヌメロロジー(例えば、低周波数においては15kHzまたは高周波数においては120kHz)、デフォルトの波形(例えばDFT-S-FDM)、デフォルトの形式(例えばアップリンクスロットにある)、デフォルトのビーム幅等を使用してよく、これは、αおよびPOなどのデフォルトの開ループ電力制御パラメータで構成される。
異なるヌメロロジー(例えば、低周波数においては30kHzまたは高周波数においては240kHz)、異なる波形(例えばOFDM)、異なる形式(例えば、ミニスロット、ダウンリンク-アップリンクスロットにある等)、異なるビーム幅(例えば、より広いビーム幅)等が使用される場合は、追加的なオフセットが適用される。追加的なオフセットは、一般に、異なるシナリオごとにRRCシグナリング内に構成されてもよい。追加的なオフセットはまた、ヌメロロジー、波形、形式等が変化しているものとしてシグナリングされるときに、例えばMACまたはPHY内でシグナリングされてもよい。後者は、より柔軟性が高くてもよいが、高速の時間スケールではより高いシグナリングオーバーヘッドを必要とする。
一実施形態では、上記の2つのタイプのPUSCH(およびいくつかの他のタイプの信号)が、関連付けられたRS、RSRP、またはPLを除いては、同じPC設定を共有してもよい。L3 CSI- RS、RSRP、またはPLが1つのタイプに使用され、その他のタイプは、L1用のCSI-RSなど、RSまたはRSRPの別のセットから生成される別のPLを使用する。オフセットは、PL推定の差にすでに加味されているため、必要とされない。特定のPUSCHに対してどのPLを使用するかは、本明細書の他箇所に記載されるように指定または決定される。
一実施形態では、先に説明した2つのタイプのPUSCH(ならびにいくつかの他のタイプの信号)が、関連付けられたRS、RSRP、またはPLを除いては、同じ電力制御設定を共有してもよい。レイヤ3 CSI-RS、RSRP、またはPLが1つのタイプのPUSCHに使用され、その他のタイプのPUSCHは、レイヤ1用のCSI-RSなど、RSまたはRSRPの別のセットから生成される別のPLを使用する。オフセットは、PL推定の差にすでに加味されているため、必要とされない。特定のPUSCHに対してどのPLを使用するかは、本明細書に記載されるように指定または決定される。
一実施形態では、先に説明した2つのタイプのPUSCH(ならびにいくつかの他のタイプの信号)が、同じ電力制御設定を共有してもよい。この結果、受信機側の電力スペクトル密度が異なるが、ネットワークはこのことを事前に認識してもよいため、種々のリンク適合(すなわち、MCSレベル、ランク、リソース割り振り等)を使用して最大限に活用することができる。
一実施形態では、閉ループ電力制御構成の1つのセットが複数の電力制御設定と共有される。ネットワークが異なる信号の電力を調整するために、可能性としてはより広い範囲の電力制御調整値を用いるTPCコマンドを使用することができる。累積的なTPCコマンドは、例えば、他のタイプの信号が送信されることなく、あるタイプの信号が比較的長い時間にわたって送信されるのでなければ、この事例には適さないことがあってもよい。より一般的な事例では、このような異なるタイプの信号には絶対TPCコマンドを使用すべきである。TPCコマンドの範囲を拡大するために、2ビット、さらには3ビット(RARで定義されるように)、またはさらに多くのビットが使用されてもよい。DCIビット幅を拡大しないための別の方式は、異なる電力制御分解能が適用されることをUEにシグナリングするものである。例えば2ビットなどの、電力制御分解能の複数のセットを事前に定義してインデックス付けされてもよく、それらの1つが、1つまたは複数の電力制御設定についてUEに選択される。ネットワークは、新しいインデックスをRRC、MAC、またはPHYシグナリングでUEのグループまたは1つのUEにシグナリングすることによって、分解能を変更することもできる。これによる利益は、追加的なDCI形式を定義する必要がなく、すでに定義されたDCI形式の新しい解釈が、適切なシグナリングによって許されることである。
一実施形態では、2つのTPCコマンド構成のループが定義される。TPCコマンド構成の一方は累積に使用され、すなわち、現在のループ状態に追加するために使用され、次のインスタンスに持ち越され、他方は、累積には使用されず、すなわち、現時点に一回適用される。例えば、f1(i)=f(i-1)+δ1(i-K)、およびf2(i)=f1(i)+δ2(i-K)であり、ここで、δ1は累積的であり、δ2は累積的でなく、UEはf1(i)のみを維持する。f2は、f1およびδ2から導出され、電力制御値を得るために適用される。これは、複数のタイプの信号が同じ共通のループまたはループ状態を共有することを助け、すなわち、f1(i)およびδ2は、異なる信号に対して異なることができ、これにより信号間の不要な相互作用を回避する。
一実施形態では、UEが接続されるアクセスノード、TRP、セル、キャリア、帯域幅部分が、UEによって見られるSSまたはレイヤ3 CSI-RSを全く有さなくてもよい。この場合、UEは、アップリンクモビリティ手順、またはUEに対して構成された非永続的なSSまたはレイヤ3 CSI-RSを介してTRP、セル、キャリア、または帯域幅部分に接続されていてもよく、接続の確立後は、より直接的にデータ送信に関連付けられた狭ビームが維持される。次いで、UEは、ダウンリンクRSRPおよびPL推定のためには、CSIまたはビーム管理用のCSI-RS、およびレイヤ1 RSRP等に依拠することのみ必要であってもよい。換言すると、このアクセスノード、TRP、セル、キャリア、または帯域幅部分に関連付けられたすべてのアップリンク送信が、狭ビーム幅であってもよく、これらの送信に関するアップリンク電力制御は、対応するPL推定に基づく。
一実施形態では、UEとTRPが高レートデータ送信のために狭ビームを選択した後でも、UEが接続されるアクセスノード、TRP、セル、キャリア、または帯域幅部分が、SSまたはレイヤ3 CSI-RS(これはまた、構成可能であっても、UEに対して非周期的であってもよい)を送信し、UEによって見られる。換言すると、UEは、同じアクセスノードに対して異なるビーム幅の複数のビームを維持する(ただし、UEは、それらが同じアクセスノードからのものであるか否かを知らなくてよいこともあり、UEはそれらの間の一定のQCL関係を知る)。この場合、アップリンク送信は、広ビームであっても狭ビームであってもよい。広ビームはビーム接続のロバスト性に適するのに対し、狭ビームは高いデータデートに適する。したがって、アップリンクのデータ送信には、狭ビームが好ましくてもよく、一方、制御または他の送信のためには広ビームが好ましくてもよい。ある信号に対して両方がサポートされる場合には、先に説明したように、ビームタイプを指定する必要がある。
しかし、高精度のダウンリンクビーム形成およびランク、MCS、またはリソース割り振りのために使用されるSRSには、PDSCHに関連付けられた狭ビームが好ましくてもよく、その他の場合は広ビームが使用されることができる。UEは、これらの事例を区別するか、または区別するようにシグナリングされ、それに応じて電力制御を適用することができる。一実施形態では、異なるビーム(例えば、異なるビーム幅または異なるビーム方向)を用いる異なる信号を伴う展開において、各々が、開ループ電力制御パラメータ、閉ループ電力制御パラメータ、各自のダウンリンクRS等を含む電力制御設定で構成される。一実施形態では、異なるビーム(例えば、異なるビーム幅または異なるビーム方向)を用いる異なる信号を伴う展開において、一部の信号は、開ループ電力制御パラメータおよび閉ループ電力制御パラメータの共通のセットで構成されてもよいが、PL推定に関しては各自の異なるダウンリンクRSで構成される。一実施形態では、異なるビーム(例えば、異なるビーム幅または異なるビーム方向)を用いる異なる信号を伴う展開において、一部の信号は、開ループ電力制御パラメータ共通のセットで構成されてもよいが、PL推定に関しては各自の異なる閉ループ電力制御パラメータおよびダウンリンクRSで構成される。一実施形態では、異なるビーム(例えば、異なるビーム幅または異なるビーム方向)を用いる異なる信号を伴う展開において、一部の信号は、PL推定に関しては共通セット閉ループ電力制御パラメータおよびダウンリンクRSで構成されてもよいが、各自の異なる開ループ電力制御パラメータで構成される。これらおよび上記の実施形態は、異なるシナリオに使用され、ビーム固有の電力制御を構成してもよい。同様の設計を、ヌメロロジーに固有、サブフレームセットに固有、波形に固有等の電力制御に行うことができる。
一実施形態では、PL推定は、ネットワーク側で取得される。これは、アップリンクに基づくモビリティ、アップリンクビーコン、キャリア、もしくはUEのためのダウンリンクをもたない帯域幅部分、または、アップリンクもしくはダウンリンクの非対称性が著しい、もしくは相互性が成立しないキャリアまたは帯域幅部分の場合であってもよい。アップリンクの電力制御は、ネットワーク側でのPL推定にはアップリンクRSに依拠しなければならず、次いで、UEにシグナリングされる。初期電力制御に関して、UEは、使用すべき初期電力値で構成されてもよく、電力ランピングが使用されてもよい。電力ランピングは、通常のRACH電力制御と同様、接続が確立されていない場合には自律的であってもよいが、通常のRACHは、初期目標電力で構成され、ダウンリンクでPL推定を行うことができるのに対し、信号は初期送信電力で構成することができる点が異なる。通常のRACH電力制御と同じ電力ランピング構成をここで再使用することができる。この信号は、新しい特殊な形態のRACHであってもよいことが留意される。電力ランピングは、接続が確立されていない場合は、ダウンリンクのTPCコマンドに基づいてもよい。累積的なTPCが使用されてもよい。加えて、3ビット以上がTPCコマンドに使用されてもよい。いずれの場合も、ネットワークが、PL推定の精度が十分に高い信号を受信すると、ネットワークは、UEがPL値を使用して他の電力制御設定を設定できるように、そのPL値をUEにシグナリングすることができる。UEは、成功した送信(ネットワークによって受信確認された送信と定義される)に関連付けられたポート当たりのTxPを、PL推定のためにネットワークにシグナリングする必要があることが留意される。その代わりに、ネットワークはRSRPをUEにシグナリングしてもよく、UEは、成功した送信のTxPに基づいてPL推定を決定する。このPL推定は、PL推定要素に関する他の実施形態に組み合わされることができる。
一実施形態では、アクセスノードのキャリアまたは帯域幅部分にあるUEに対して、動的または閉ループの電力制御パラメータのセットの最大数が、技術標準に従って事前に決定される。3GPP LTEでは、最大の、ただし事前に指定されるのではないセット数は、事実上は2つであり、1つがPUSCH用で、1つがPUCCH用であるか、または1つがPUSCHのないキャリア上のSRS用である。NRは、より複雑であってもよく、複雑性に対する制限値を設定するために、セットの最大数を標準化する必要があってもよい。アップリンクにおける様々な形態の送信に対処するための可能な値は4である(ただし他の値が可能である)。この場合、最大値は、あらゆる形態のアップリンク送信に対して最大限の柔軟性を提供するには十分でなく、UEは、本明細書に論じられるように、追加的なオフセット、TPCコマンド中の追加的なビット、TPCコマンドの可変の分解能等を利用して、複数の電力制御設定間で閉ループ電力制御パラメータ(例えば、TPCコマンド、RNTI、およびビット割り振り)の1つのセットを共有しなければならない。同様に、アクセスノードのキャリアまたは帯域幅部分にあるUEに関する実施形態、準静的または開ループ電力制御パラメータのセットの最大数が、技術標準に従って事前に決定されるが、この値は、閉ループ電力制御のためのセットの最大数より多くてもよい。
一実施形態では、PL推定は、RSに使用されるTxアンテナポート、パネル、層等の数の知識に基づいて調整される。ポート当たりの(または層当たりの)TxPが受信機にシグナリングされない場合には、次いで、総TxPがシグナリングされる必要があるか、またはRSに使用されるアンテナポート、パネル、層等の数がシグナリングされる必要がある。これに基づいて、ポート当たりのRSRPおよびPLを決定されることができる。これは、RSまたは送信に使用されるアンテナポート、パネル、層等の数が、例えば、ビーム管理および異なる形態のCSI(例えば、複数の層をもつプリコーディングされたCSI-RS)に対して、3GPP LTEの場合よりも動的に変動する場合に有用であってもよい。異なる数のアンテナポートをもつ異なるRSに対して総TxPが同じに保たれる場合には、次いで、ポート当たりのTxPが変動する。この場合、総TxPと、ポートまたは層の数とが使用されることができる。しかし、ポートまたは層当たりのTxPが同じに保たれる場合には、次いで、総TxPは、使用されるポート、パネル、または層の数に応じて変動できる。
一実施形態では、アナログビーム形成(ABF)を用いるUEが、PL推定のためのダウンリンクRSを受信するために、送信ABFに対応する受信アンテナABFを使用する。UEは、ダウンリンクで受信する際のアンテナ能力よりも、アップリンクで送信する際のアンテナ能力を制限してもよい。例えば、UEは、ダウンリンクの受信において2つのRFチェーンを有し、比較的狭い受信ビームを形成してよく、これは、より高いアンテナ利得に関連し、したがって有効に低減したPLに関連する。しかし、UEは、アップリンク送信のために1つのRFチェーンを有してもよく、より広い送信ビーム(これは初期RACHビームほど広くなくてよいが、UEの受信ビームよりは広い)を形成することができ、これは、より低いアンテナ利得、およびしたがって有効に増大したPLにつながる。これは、ダウンリンクとアップリンクとのビーム形成利得差のUEによる推定に基づいて調整し、差を補償することができる。
しかし、一部のUEには、そのような推定が利用可能でなくてもよい。異なるRFチェーンに関して関連付けられた受信信号同士を分離できる場合には、UEは、次いで、送信に関連付けられたRFチェーンに関連付けられた受信信号を抽出してもよい。換言すると、UEは、ダウンリンクのABFを使用してアップリンクのABFを模倣する。これは、例えば、アップリンクまたはダウンリンクにおける異なるアンテナ数(それによりアンテナビーム形成利得の差が生じる)に合わせて一般化されることができる。UEのダウンリンク受信条件は、アップリンク送信条件と同様に作られるが、アップリンクのために使用されないアンテナまたはRFチェーンでは、そのような模倣は必要とされない。ここでの模倣は、UEが1つのアンテナまたは1つのRFチェーンでRSを受信することを必要とせず、すべてをダウンリンクで使用されることができるが、当該1つのアンテナまたはRFチェーン上の信号がPL推定の目的で抽出されることが留意される。これは、UE挙動として技術標準に、または試験に指定される必要があってもよい。
一実施形態では、SS(例えばSSS)TxPがUEにシグナリングされる。3GPP LTEでは、SSはPL推定には使用されず(CRSが使用される)、SS TxPはシグナリングされない(またCRS参照信号電力がシグナリングされる)。NRでは、UEは、SSS(またはそれに加えて、関連付けられたPBCH中のDMRS)をSS-RSRP測定に使用し、次いでSS-RSRPおよびSS TxPの測定に基づいてPL推定を生成してもよい。一実施形態では、SSSのRE当たりの(すなわち、すべてのSSS REにわたって線形に平均された)TxPが、シグナリングされる。技術標準においてサブキャリア間隔が固定されていない場合、RE当たりのTxPまたは各単位帯域幅(例えば、30KHzがサブキャリアに使用されてもよい場合でも、低周波数における15KHz)についてのTxPがシグナリングされてもよい。SSSはPSSとQCL関係にされてよく、そのため、SSS TxPは、QCL関係にされたPSS TxP、またはPSSおよびSSSの両方を含むSSブロックの中で平均されたTxPであるとして指定されてもよい。SSSは、PBCH内でDMRSとQCL関係にされてもよい。DMRSは、SS-RSRPにも使用されてもよく、DMRSのポート当たり、RE当たりのTxPがUEにシグナリングされる場合、UEは、DMRSに関連付けられたRSRPもPL推定のために使用することができる。DMRSのポート当たり、RE当たりの電力がRE当たりのSSS電力と同じでない場合、UEは、RSRPの判定およびPL推定においてこの差を加味し、DMRSから取得された結果をSSS電力に従って変換する必要があってもよい。上記の実施形態のいずれでも、電力は、PBCHまたは最小限のシステム情報中でシグナリングされてもよい。これは、RACH構成もPBCHまたは最小限のシステム情報中でシグナリングされる場合に有用である可能性があり、そのため、UEはPBCHまたは最小限のシステム情報を復号した後にRACHを行うことができる。その代わりに、電力は、3GPP LTEのようにSIB2など、他のSIB内でシグナリングされてもよく、その場合RACH構成および参照信号電力がシグナリングされる。
図5は、NR通信システムに関する第1の例示的な電力制御パラメータ500を示す。NR通信システムの電力制御パラメータ500は、3GPP LTEに基づいており、2つの要素を含んでもよい。第1の要素505は、第1のタイプ(例えばPUSCH)の各アップリンク信号に関するパラメータα(アルファ)、PO、任意選択のTPCリソースおよびRNTI;第2のタイプ(例えばPUCCH)の各アップリンク信号に関するパラメータα(アルファ)、PO、任意選択のTPCリソースおよびRNTI;ならびにDCI内で暗黙的なTPCリソースおよびRNTIなどのアップリンク信号に関する電力制御パラメータを含む。第1の要素505は、各構成されるアップリンク信号に関する電力制御パラメータを含む。第2の要素510は、チャネル測定に使用されるダウンリンク参照信号、およびCCまたはビームの参照信号送信電力に関するパラメータなど、PL測定に関するパラメータを含む。第2の要素510は、行われるPL測定ごとにPL測定に関するパラメータを含む。
図6は、NR通信システムに関する第2の例示的な電力制御パラメータ600を示す。NR通信システムの電力制御パラメータ600は、3GPP LTEに基づいており、2つの要素を含んでもよく、ビームに対するサポートを追加する。第1の要素605は、第1のタイプ(例えばPUSCH)の各アップリンク信号に関するパラメータα(アルファ)、PO、任意選択のTPCリソースおよびRNTI;第2のタイプ(例えばPUCCH)の各アップリンク信号に関するパラメータα(アルファ)、PO、任意選択のTPCリソースおよびRNTI;各アップリンク信号に関するパラメータα(アルファ)、PO、任意選択のTPCリソースおよびRNTI(使用されるビームごとに別個に);ならびにDCI内で暗黙的なTPCリソースおよびRNTIなどのアップリンク信号に関する電力制御パラメータを含む。第1の要素605は、各構成されるアップリンク信号に関する電力制御パラメータを含む。第2の要素610は、チャネル測定に使用されるダウンリンク参照信号、およびCCまたはビームの参照信号送信電力に関するパラメータなど、PL測定に関するパラメータを含む。第2の要素610は、使用される各ビームに対して行われるPL測定ごとに、PL測定に関するパラメータを含む。
図7は、NR通信システムに関する第3の例示的な電力制御パラメータ700を示す。電力制御パラメータ700は、電力制御設定を指定する複数のグループに区分される。各グループにある要素は、電力制御設定を指定するように構成されてもよい。図7に示すように、グループA 705、グループB 710、グループC 715、およびグループD 720、の4つのグループがある。グループA 705は、アップリンク信号またはリソースグループと呼ばれ、アップリンク信号を指定するパラメータを含み、異なるCCまたはビームごとに定義されてもよい。グループB 710は、PL測定用のRSまたはSSグループと呼ばれ、PL測定に関するパラメータを含み、異なるCCまたはビームごとに定義されてもよい。グループC 715は、開ループ構成またはパラメータセットグループと呼ばれ、異なるCCまたはビームごとに電力制御パラメータ(α(アルファ)、PO等を含む)を含む。グループD 720は、閉ループ構成またはパラメータセットグループと呼ばれ、ループ状態、TPC、RNTI等に関するパラメータを含む。
電力制御パラメータ700を複数のグループに区分することにより、他のグループのパラメータに影響を与えることなく、グループのサブセットの中で、臨時パラメータの追加、または臨時信号、ビームなどに関する追加的なパラメータ値の追加、が可能になる。グループ当たりのパラメータまたはパラメータ値の数が減るため、パラメータのシグナリングが必要とするオーバーヘッドも少なくなってもよく、それにより、例えば、必要とするインデックス値が減る。シグナリングオーバーヘッドを低減するために、差動シグナリングも使用されてもよい。一例として、1つのUEグループのすべてのUEに、グループのサブセットから電力制御パラメータの共通のセットがシグナリングされてよく、一方、UEグループの各UEに電力制御パラメータの完全なセットをシグナリングしなければならない代わりに、そのUEグループの個々のUEは、UEごとに異なる電力制御パラメータをシグナリングされるだけでもよい。
一実施形態では、電力制御パラメータ700のグループの要素は、RRCを使用して構成されてもよい。一実施形態では、電力制御設定は、MAC、PHY、またはDCIシグナリングを使用して指定されてもよく(事前に定義された電力制御設定がないことを示唆する)、DCIは、どの電力制御設定を使用すべきかに関する情報を動的に提供する。一実施形態では、DCIは、グループC 715またはグループD 720の電力制御パラメータに関する情報を動的に提供した。
本論述では、4つのグループの各々から1つまたは複数の電力制御パラメータを指定することによって、電力制御設定の仕様を説明するが。しかし、4つのグループのサブセットからの電力制御パラメータを指定することによって電力制御設定を指定することが可能である。一例として、グループのうち一部についてデフォルト値が構成されてもよい。そのような状況では、デフォルト値を指定する必要はない。実際、デフォルト値を指定することは、追加的なシグナリングオーバーヘッドを招く。例えば、デフォルトのαおよびPO値、ならびにデフォルトのループ状態、TPC、およびRNTIが構成されてもよい。次いで、グループA 705およびグループB 710からの電力制御パラメータのみがUEにシグナリングされればよく、UEは、グループC 715およびグループD 720にあるデフォルト値を利用することになる。グループの各々がデフォルト値を有してもよいことが留意される。加えて、各グループは1つよりも多いデフォルト値を有してもよい。そのような状況では、UEは、例えば、別のグループからの指定された電力制御パラメータに従ってデフォルト値を選択する。
図8は、電力制御に使用されるダウンリンクビームとアップリンクビームとの間の関係800を示す。図8に示すように、SSビームと初期RACHビームの間に関係815が存在する。同様に、レイヤ3 CSI-RSビームと他のRACHビームとの間に関係820が存在する。互いとの間に関係を有する図8に示すダウンリンクビームおよびアップリンクビームは、BPLと呼ばれてもよい。これらのBPLは、QCL関係にされたビーム、またはQCL関係を有すると呼ばれてもよい。
どのように送信電力が測定され、定義されるかは、電力制御および電力余力報告(PHR:power headroom report)の別の態様である。総放射電力は、アンテナによってすべての方向に放射される電力の量を測定する、実行される指標である。総放射電力は通常、アンテナコネクタにおいて測定可能であり、アンテナの電力増幅器(PA)の出力電力とみなされてもよい。総放射電力はまた、UE出力電力と呼ばれてもよい。TRP(送信-受信ポイント)との混同を回避するために、総放射電力は、頭字語TORP(TOtal Radiate Power)で表される。しかし、文献では、TRPが、総放射電力を表す典型的な頭字語である。
実効等方放射電力(EIRP:Effective Isotropic Radiate Power)、または等価等方放射電力は、単一の方向に沿ってアンテナによって放射される電力の量を測定する放射指標であり、これは指向性(その方向における指向性アンテナビーム形成利得)を含む。EIRPは、アンテナコネクタにおいて測定することはできず、一般にはオーバーザエア(OTA)で測定される。ピークEIRP、通常はアンテナのボアサイト(指向性アンテナの最大利得の軸であり、多くの場合はアンテナの対称軸)に沿ったEIRPは、UEのPAによって出力される最大TORPを用いて取得され、ボアサイトに沿った最大アンテナ利得(ボアサイトに沿ってDFT符号語を適用することなどによる)は、以下のように決定されてもよい。
EIRPmax_boresight=TORPmax+Gmax_boresight (1)
ここで、TORPmaxは最大TORPであり、Gmax_boresightはボアサイトに沿った最大アンテナ利得である。式(1)は、ボアサイト方向についての式であり、最大限のTORP電力が送信に使用される。
図9は、例示的な指向性アンテナの放射電力900の図を示す。第1の曲線905はアンテナのTORPmaxを表し、第2の曲線910はアンテナのEIRPantenna包絡線を表す。TORPmaxはボアサイトに対する角度に依存せず、一方、EIRPantennaは角度が変化すると変動することが留意される。予想されるように、アンテナのEIRPはボアサイトにおいて最大になり、これがEIRPmax_boresightである。放射電力900の図は2次元の図として提示されるが、アンテナの実際の図は3次元であることが留意される。
一般に、特定の角度におけるアンテナの総放射電力は、アンテナのTORPと、当該特定の角度におけるGantennaとの和である。一例として、曲線915は、アンテナの最大放射電力を表し、ボアサイトにおけるGantenna917とTORPmax919の和である。別の例として、曲線920は、(ボアサイトに対する)角度αにおけるアンテナの最大放射電力を表し、Gantenna_α922とTORPmax919の和である。しかし、アンテナは最大電力で送信しなくてよい。そのような状況では、角度β(ボアサイトに対するものであり、曲線925として示される)における実際の放射電力は、Gantenna_β927とTORPactual929の和である。放射電力は次のように表すことができる。
EIRPmax_α=TORPmax+Gmax_α (2)
および
EIRPactual_β=TORPactual+Gactual_β (3)
したがって、どの方向においても、TORP、EIRP、およびアンテナ利得は関係している。さらに、どの1つの値も、他の2つの値から推量されてもよい。この関係は、EIRPに基づく数量をTORPに基づく数量に変換する、およびその逆を行うのに有用であってもよい。
ある方向に沿った最大アンテナ利得は、その方向におけるDFT符号語を使用したプリコーディングから生成されてもよいことが留意される。アナログビーム形成が、アナログ位相シフタに特定のビット組み合わせを入力することによって生成される場合、DFT符号語は正確に生成されなくてもよい。ある方向に沿った最大アンテナ利得は、UEに正確に知られなくてもよく、最大EIRP包絡線(例えば曲線910)は、滑らかでない複雑な形状を有するように見えてもよい。一実施形態では、一部のUEは、位相シフタへの所与のビット組み合わせに対応する自身のアンテナ利得を推定できてもよく、ただし、所与の推定誤差許容範囲を伴う(例えば、1つの方向に0.5dB~1dBであるが、他の値が可能である)。一実施形態では、一部のUEは、すべての方向に沿った自身のアンテナ利得を推定できてもよく、ただし、所与の推定誤差許容範囲を伴う(例えば、1つの方向に0.5dB~1dBであるが、他の値が可能である)。一実施形態では、一部のUEは、位相シフタへの所与のビット組み合わせに対しても、または所与の方向に対しても自身の実際のアンテナ利得を推定できなくてもよいが、それらのUEは、所与の方向についての自身の主要なアンテナ利得を推定できてもよい。一実施形態では、一部のUEは、所与の方向についての自身の最大アンテナ利得を推定できなくてもよい。一実施形態では、一部のUEは、どの所与の方向についても自身の最大アンテナ利得を推定できなくてもよいが、それらのUEは、1つまたは複数の所与の方向についての自身の最大アンテナ利得を推定するか、または1つもしくは複数の所与の方向についての自身の最大アンテナ利得を記憶してもよい(例えば、無線アクセスネットワーク(RAN)4または5の試験目的、電力クラス定義、Pcmax定義等のため、ボアサイト、またはボアサイトから0、30、45、もしくは60度の傾き等に沿って)。ボアサイトまたはピークアンテナ利得が実践において取得するのが難しい場合は、以下に述べるように、第95百分位(または第90百分位)の最大アンテナ利得が、ピークボアサイト利得として代わりに使用されてもよい。
ピークEIRPは、アンテナパターンがより複雑化されうる(例えば空間方向において滑らかではない)ため、実践においては容易に取得できないことがあってもよいが、一般には、ボアサイト方向の前後でピークとなり、ボアサイトから離れる方に移動するにつれて低下する。したがって、実践において、UEは、複数の角度に対応する最大EIRPに関連付けられた、複数の方向に沿った複数の最大EIRPを生成してもよい。UEは、最大EIRPを並べ替えて累積分布関数(CDF:cumulative distribution function)を取得し、全体的なEIRP CDFを表す少数の百分位点を選ぶ。これは、UEの電力クラスを定義する1つの方式であってもよく、これは、より高い電力クラスのUEはより大きいセルを許容可能であるのに対し、より低い電力クラスのUEはより小さいセルを必要とすることから、ネットワーク計画に有用であってもよい。
3GPP LTEでは、UEのための電力クラスおよびPcmaxは、実行に従って、すなわちTORPに基づいて定義される。説明のための例として、TS 36.101のUE電力クラス仕様は以下の通りである。
EUTRA帯域 クラス3(dBm) 許容範囲(dB)
1 23 +/-2
2 23 +/-2
3 23 +/-2
4 23 +/-2
他の例も同様である。明らかなように、3GPP LTEのUE電力クラスは、一般に、可能性としてはすべての帯域にあるすべてのアンテナコネクタにわたって合計した最大出力電力、すなわち最大TORPとして定義される。同様に、最大電力低減(MPR)および追加的MPR(A-MPR:additional MPR)もTORPに基づく。さらに、Pcmaxは、TORPおよび他の数量に基づいて定義される。換言すると、PcmaxもTORPに基づく。加えて、3GPP LTEでは、アップリンク電力制御およびPHRは、Pcmaxを使用する。したがって、アップリンク電力制御およびPHRもTORPに基づく。
しかし、3GPP LTEおよびそのPcmax、PPUSCH、PH、PO等の定義は、6GHz未満、またはさらには28GHz未満などの低周波数で動作する通信向けである。高周波数(HF)の通信システムでは、可能性としてははるかに高いアンテナ利得に起因して、一般には、場合によってはTORPのみでは不十分であることがあり、場合によってはEIRPがより有用である。したがって、3GPP RAN4は、電力クラスおよびPcmaxに関してEIRPに基づく定義を採用している。
HFのアップリンク電力制御式が3GPP LTEの制御式と同様である場合には、次いで、アンテナ利得がPLに吸収されることが示唆され、これは、より正確には結合損失(CL)と呼ばれてもよいことが留意される。そのような状況では、アップリンク電力制御は、TORPに基づく定義を使用すべきであり、定義は一般にはUEからアクセス可能であり、アンテナ利得の知識は、アップリンク電力制御には必要とされない。3GPP LTEであっても、基地局のアンテナ利得およびUEのアンテナ利得が存在しており、PLに吸収される。
一方、HFのアップリンク電力制御式がEIRPに基づく場合には、次いで、UEのアンテナ利得をPLから除外すべきである。そうでなければ、アンテナ利得が二重に数えられることになる。これの欠点は、UEがアップリンク電力制御のためにアンテナ利得の知識を有する必要があることである。一部のUEは、一定の許容範囲以内になるようにアンテナ利得を推定できてもよいが、他のUEはそれを行うことができなくてもよい。
したがって、TORPに基づくアップリンク電力制御は、アンテナ利得を推定する必要を回避する助けとなり、EIRPに基づくアップリンク電力制御よりも単純であってもよい。同様の結論がアップリンクPHRについても引き出されてもよい。したがって、TORPに基づくアップリンク電力制御およびPHRは、アンテナ利得推定の必要を回避し、EIRPに基づくアップリンク電力制御およびPHRよりも単純であってもよい。
HFのためのNRでは、UEは、1つまたは複数のビームペアリンク(BPL)を維持してもよい。各BPLは、RSRP、およびしたがって結合損失値に関連付けられる。アンテナ利得がUEによって推定されるのでない限り、PL(UEアンテナ利得を除く)はUEに利用可能でない。したがって、(PLではなく)結合損失が電力制御に使用されると仮定すると、複数のBPLが電力制御またはPHRを共有することができず、すなわち、ビームごとに別々の電力制御およびPHRが必要となり、UEアンテナ利得が、電力制御およびPHRに関連する動作に対して透過になる。それに対して、アンテナ利得を除外することによってPLがUEによって取得される場合には、次いで、原理上、同じアクセスノードに関連付けられた複数のBPLは、同じ電力制御プロセスおよびPHRプロセスを共有することができてもよいが、電力制御またはPHRに使用されるBPLおよびアンテナ利得には、異なる電力制御またはPHR値が依然として必要とされる。したがって、BPLごとに別々の電力制御およびPHRを採用すべきである。要約すると、アップリンク電力制御およびPHRは、UEによって維持されるBPLごとに別々である。
EIRPに基づくアップリンク電力制御またはPHRにはいくつかの利点があってもよいことが留意される。一例として、受信機から見て、より適切であってもよい。受信機があるSINRをもつ信号を受信する必要がある場合、受信機が注目するのは送信機のEIRPだけであり、EIRPがどのように取得されるかは関係しない。例えば、そのEIRPが、高いTORPに低いアンテナ利得を足したものから取得されるか、それとも低いTORPに高いアンテナ利得を足したものから取得されるかは受信機に関係しない。送信機は、自身のTORPおよびビームの設定により高い柔軟性を有してもよい。しかし、電力制御およびPHRがBPLごとに別々であり、各BPLが固定されたアンテナ利得を有する場合には、次いで、そのような柔軟性はいずれにせよ存在しなくてもよい。このことはさらに、TORPに基づくアップリンク電力制御およびPHRを使用すべきことを示唆する。
例示的な実施形態によれば、アップリンク電力制御およびPHRの最高限度値(例えば達成可能な上限)が設けられる。最高限度値は、TORPまたはEIRPのいずれにおいてアップリンク電力を制限するために使用されてもよい。最高限度値は、PHRを決定するためにも使用されてもよい。一例として、3GPP LTEでは、Pcmaxが最高限度値である。換言すると、3GPP LTEでは、電力クラスおよびPcmaxが、アップリンク電力制御またはPHRにおける最高限度値として使用される。
同様の最高限度値がHFで使用可能である。一例として、最高限度値はTORPに基づく。式(1)または(2)に基づいて、TORPに基づく最高限度値が導入されてもよい。TORPは指向性でないため、1つのみのTORP最高限度値が必要とされ、任意の方向に適用されてもよいことが留意される。また、TORP最高限度値は、UEにとって達成可能な値になるように設定すべきことも留意される。そうでなければ、UEによって決定されたPHRは有意にならず、UEは、電力制御式を正確に実施することができない。アップリンク電力制御は、さらに、
P=min(Pcmax, P')
の形態の式を採用してもよく、ここで、P'は、リソース割り振り、開ループまたは閉ループパラメータなどに基づいて決定される。P'>Pcmaxであるとき、次いで、UEは、電力Pcmaxで送信しなければならない。UEがPcmaxを達成できない場合、次いで、UEは、技術標準に定義された電力制御式を正確に遵守することができず、問題につながる可能性がある。同様の問題がPHRに存在する。一例として、UEが10dBのPHRを報告し、アクセスノードが、次の送信で9dB増大させるようにUEに要求する場合、UEは対応することができない。したがって、TORPの面でUEの実際の送信電力にどのように最高限度を課すかを知る必要がある。
例示的な実施形態によれば、UEによって達成可能なUE固有最大TORP最高限度値が、アップリンク電力制御およびPHRに関して設けられる。UE固有最大TORP最高限度値は、UE固有最大TORP最高限度値が実際にUEによって達成可能であるとすれば、またはその代わりに、特定の方向の最大EIRPに関連付けられたアンテナ利得がUEによって達成可能であるとすれば、EIRPに基づく電力クラスおよびPcmaxの定義が、すべての考えられるタイプの送信について電力制御およびPHRと互換性をもてるようにすることを保証する助けとなる。3GPP RAN4の定義によるPcmaxがUEによって達成可能な場合、Pcmaxは、UE固有最大TORP最高限度値でもある。しかし、Pcmaxは、あるタイプのUEに対して汎用的な値になるように定義されてもよく、特定のUEによって常に達成可能であるとは限らなくてもよい。そのような状況では、UE固有最大TORP最高限度値は、Pcmaxよりも低い別の値である。
一実施形態では次のように仮定する。非CAおよび非アップリンクMIMO動作のためのチャネル帯域幅をもつ任意の送信帯域幅についてのUEの電力クラスが、EIRPの第90百分位点(PPowerclass_90%,EIRP、または単にPP)として定義され、関連付けられたアンテナ利得がUEによってG90%と推定されると、次いで、サービングセルcのEIRPのPcmax,cは、次のように表すことが可能な範囲以内に設定される。
PCMAX_L,cPCMAX,c≦PCMAX_H,c
ただし、
PCMAX_L,c=MIN {PEMAX,c-ΔTC,c,
PP-MAX(MPRc+A-MPRc+ΔTIB,c+ΔTC,c+ΔTProSe, P-MPRc)},
PCMAX_H,c=MIN {PEMAX,c, PP}
ここで、PEMAX,cは、サービングセルcの指定最大電力値であり、PPは、3GPP TS 36.101の表6.2.2-1に指定された許容範囲を考慮しない最大UE電力であり、MPRcおよびA-MPRcは、3GPP TS 36.101の下位条項6.2.3および6.2.4に指定される値であり、ΔTIB,cは、3GPP TS 36.101の表6.2.5-1に指定されるサービングセルcの追加的な許容範囲であり(それ以外の場合はΔTIB,c=0dB)、ΔTC,cは、別の許容範囲であり、3GPP TS 36.101の表6.2.2-1の注2が該当する場合は1.5dBに等しく、3GPP TS 36.101の注2が該当しない場合は0dBに等しく、UEが、対応するE-UTRA ProSe帯におけるProSe直接発見(Direct Discovery)またはProSe直接通信をサポートする場合、ΔTProSe=0.1dBであり、それ以外の場合はΔTProSe=0dBであり、P-MPRcは、最大の許容出力電力低減である。加えて、帯域41で動作する、電力クラス2に対応可能なUEの場合は、ΔPPowerClass=3dBであり、これは、23dBmまたはそれ以下のP-maxに関する情報が提供されるとき、またはアップリンクもしくはダウンリンク構成がセル内で0もしくは6である場合であり、それ以外の場合は、ΔPPowerClass=0dBである。上に示されるように、EIRPに基づくPcmaxは、PP、MPR値、および他の許容範囲または調整値によって範囲が定められる。電力クラス定義は、EIRPの他のCDF点を含んでもよいが、Pcmaxの定義には最も高いEIRP値だけが使用されることが留意される。次いで、UEは、PcmaxTORP,Cを、
PcmaxTORP,C=Pcmax,C-G90%
として導出してもよい。
説明のための例として、PUSCHの電力制御式は、
Figure 0007032442000002
として表すことが可能である。
説明のための別の例として、電力余力式は、
PHtype1,c(i)=PCMAX,TORP,c(i)-{10log10(MPUSCH,c(i))+PO_PUSCH,c(j)+αc(j)・PLcTF,c(i)+fc(i)}
として表すことが可能である。
例示的な実施形態によれば、規制要件の中に設定される最大EIRPの制約も組み込まれる。最大EIRPの制約は、Pcmaxに、または電力制御式に組み込まれてもよい。最大EIRPの制約がPcmaxに組み込まれる場合、次いで、EIRPのPcmaxは以下のように更新されてもよい。
PCMAX_L,c≦PCMAX,c≦PCMAX_H,c
ただし、
PCMAX_L,c=MIN {PEMAX,c-ΔTC,c,
PP-MAX(MPRc+A-MPRc+ΔTIB,c+ΔTC,c+ΔTProSe, P-MPRc)},
PCMAX_H,c=MIN {PEMAX,c, PPowerClass, PEIRP,upper}
電力制御またはPHR設計の残りは、同様に続く。ボアサイトから遠い方向では過度に厳格な上限がUE TORPに課されるので、PcmaxTRP,Cは性質的に控えめ(すなわち、必要よりも低い)であってもよいことが留意される。電力制御式を組み込むと、送信電力は
Figure 0007032442000003
と表すことができ、ここで、Gは、アップリンク送信の方向に沿った実際のアンテナ利得Gactualであってもよく、その場合はUEがその方向における実際のアンテナ利得を推定することが必要となる。その代わりに、Gは、G90%など、UEに知られているアンテナ利得であってもよく、これも控えめな(必要よりも低い)アップリンク送信電力につながる。一部のUEには、最大限のTORPが使用される場合にPEIRP,upperを超えるであろう角度の範囲(またはビームフォーマのセット、位相シフトビットの組み合わせ等)を決定することが実現可能であってもよく、UEは、実際の送信時にそれらの角度について最大の許容TORPを決定する。他の角度については、最大TORPが使用されてもよい。換言すると、
PcmaxTORP,α,c=min(Pcmax,C-Gmax,α)
または
PcmaxTORP,α=min(Pcmax-Gmax,α)
である。cの下付文字がある場合、Pcmaxは特定のキャリアに適用可能であり、対してcの下付文字がない場合、Pcmaxはすべてのキャリアの和に適用可能であることが留意される。
UEの電力クラスに加えて、アンテナ利得値G、またはより具体的にはG90%もしくはGmax,αが、UEに知られた数量であってもよいことが留意される。その代わりに、Gは、UEの電力クラスの中に定義された数量の1つであってもよい。アンテナ利得、EIRP、およびTORPは関係しており、1つを他の2つから導出されてもよいので、代わりにPcmaxTORPをUEが利用できるようにしてもよく、次いで、アンテナ利得値は、電力制御にもPHRにも必要とされない。しかし、電力クラス(許容範囲を含む)は、最も高いアンテナ利得および最大TORPであっても規制EIRPを超えることがないように定義されてもよい。そのような状況では、パラメータPEIRP,upperは、Pcmaxまたはアップリンク電力制御またはPHR式の中に現れる必要がある。
先に提示した数式は、示されるように、第90百分位のEIRPおよびそれに関連付けられたアンテナ利得をもつ電力クラスについてのものである。しかし、第X百分位(またはピークもしくは平均)のEIRPおよびそれに関連付けられたアンテナ利得が提供され、かつそれよりも高いEIRP点が定義されない場合には、それらの値がPcmaxを定義するために使用されてもよい。換言すると、上記の式中のPPが、PPowerclass,x%,EIRPに置き換えられ、PcmaxTORP=Pcmax,C-GX%であり、これらの式が説明されたように評価される。
加えて、第X百分位(またはピークもしくは平均)のEIRPが提供され、それよりも高いEIRP点が定義されない場合。さらに、UEによって知られているアンテナ利得がG'であり、EIRP値に関連付けられていない場合は、次いで、上記の式中のPPが、PPowerclass,X%,EIRPに置き換えられ、PcmaxTORP=Pcmax,C-G'であり、これらの式が説明されたように評価される。G'<GX%である場合、アップリンク電力制御は控えめになり、一方、G'>GX%である場合は、次いで、積極的なアップリンク電力制御が使用されてもよいことが留意される(積極的な電力制御が問題(規制範囲の違反など)を引き起こさなければ、次いで、それが許容されてもよく、そうでなければ積極的な電力制御は許容されない)。
本明細書に提示されるEIRPに基づくアップリンク電力制御またはPHRに関する例示的な実施形態は、PUSCHを使用して説明される。しかし、本明細書に提示される例示的な実施形態は、例えば、SRS、RACH、PUSCH、およびPUCCH等の他のアップリンクチャネルにも動作可能である。したがって、PUSCHのみを使用したEIRPに基づくアップリンク電力制御またはPHRについての論述は、例示的な実施形態の範囲または主旨を制限するものとは解釈すべきでない。
加えて、本明細書に提示されるEIRPに基づくアップリンク電力制御またはPHRに関する例示的な実施形態は、アップリンクCA、アップリンクMIMO、アップリンク二重接続性(DC)がない、1つのキャリアおよび単一のビームを用いる環境で説明される。しかし、本明細書に提示される例示的な実施形態は、アップリンクCA、アップリンクMIMO、アップリンクDC、UEにおける複数のパネル、1つまたは複数の帯域幅部分(BWP)をもつ広いキャリア、複数のビーム等をサポートする展開で動作可能である。そのような状況では、電力クラスは、すべての帯域、すべてのパネル、すべてのセルグループ(またはTRPグループ)、MIMO能力等を含むように定義されてもよい。Pcmaxは、すべての帯域に対して定義され、電力クラスによって範囲が定められてよく、Pcmax,cは、各キャリアまたはBWPに対して定義され、これも電力クラスによって範囲が定められてもよい。Pcmax,cの例示的数式は以下を含む。
PCMAX_L=MIN {10log10Σ MIN [ pEMAX,c/(ΔtC,c),
pPowerClass/(mprc・a-mprc・ΔtC,c・ΔtIB,c・ΔtProSe),
pPowerClass/pmprc], PPowerClass}
PCMAX_L,c≦PCMAX,c≦PCMAX_H,c, ただし、
PCMAX_L,c=MIN {PEMAX,c-ΔTC,c,
PP-MAX(MPRc+A-MPRc+ΔTIB,c+ΔTC,c+ΔTProSe, P-MPRc)}
上記のPcmax,cの数式は、EIRPに基づく。TORPに基づいてPcmax式を決定するために、変換が適用される。例示的な変換は以下を含む。
PcmaxTORP=Pcmax-G90%
PcmaxTORP,C=Pcmax,C-G90%
例示的な実施形態によれば、電力制御またはPHRにおいて、Pcmax,TORP,cが各CCまたはBWPに対して使用される。さらに、全PcmaxTORPを使用して、UEがその電力をスケールダウンしなければならないかどうかを判定する。電力制御またはPHRの残りの態様は、3GPP LTEに指定されるように続く。明らかなように、EIRP規制要件以外に、UEの最大出力電力、すなわち最大TORPが、すべてのキャリアリソースに対する制限値(換言すると最高限度値)となる。したがって、電力スケーリング、電力制御、およびPHRは、最高限度値に基づくべきである。
例示的な実施形態によれば、DC等をサポートする通信システムでは、セルグループごとのPcmax(Pcmax,c,iと表記する)が定義され、電力クラスによって範囲が定められる。そのような状況では、TORPに基づくPcmax、Pcmax,TORP,c,iが、G90%を取り除くことによって定義されてよく、数式は説明されたように評価される。EIRP規制要件以外に、UEの最大出力電力、すなわち最大TORPが、すべてのセルグループのすべてのキャリアリソースに対する制限値(換言すると最高限度値)であり、また、電力スケーリング、電力制御、およびPHRは、最高限度値に基づくべきである。これは、1つまたは複数のアンテナパネルを使用して複数のTRPに複数のビーム送信が行われる状況にも適用可能である。
例示的な実施形態によれば、UEがHFおよびLFの両方をサポートする場合、HF電力クラスは、EIRPに基づいて定義され、LF電力クラスは、TORPに基づいて定義される。しかし、規制要件がHFとLFとに対して独立していれば、それぞれは独立して動作することができる。一例として、LFの規制要件は、LFが23dBmのTORPを超えないことを要求し、一方、HFの規制要件は、HFが45dBmのEIRPを超えないことを要求する。そのような状況では、UEは、電力制御またはPHRを、HFとLFとに別々に、または独立に決定する。しかし、総EIRPの制約がある場合、UEは、自身のLFアンテナ利得を推定し、したがってLF EIRPを取得する必要もある。LFアンテナ利得の変動が一般には小さいので、最大LFアンテナ利得を使用することによって実装を単純化してもよい。総EIRPの制約が違反された場合、LFおよびHF TORPは、制約を満たすように同じ量のdBだけ低減されてもよい。換言すると、HFまたはLFに関する電力制御またはPHRは、依然として単一のTORP値に基づいてもよい。
図10Aは、電力制御パラメータのグループを使用して指定される電力制御設定を用いてUEと通信するアクセスノード内で発生する例示的な動作1000の流れ図を示す。動作1000は、アクセスノードが電力制御パラメータのグループを使用して指定される電力制御設定を用いてUEと通信する際に、アクセスノード内で発生する動作を示してもよい。
動作1000は、アクセスノードが、電力制御パラメータのグループに対して電力制御パラメータの値を選択することによって電力制御設定を指定することから開始する(ブロック1005)。アクセスノードは、電力制御パラメータのグループごとに、または電力制御パラメータのグループのサブセットに対して、電力制御パラメータの値を選択してもよい。アクセスノードは、電力制御パラメータの特定のグループに属する1つまたは複数の電力制御パラメータの値を選択してもよい。アクセスノードは、電力制御設定の電力制御パラメータ値をグループ単位でUEに送る(ブロック1007)。一例として、単一のグループの電力制御パラメータは、リスト形態に配置され、インデックスを使用して参照されてよく、アクセスノードは、電力制御パラメータにインデックスと、その電力制御パラメータの値とを送る。1つよりも多い値または1つよりも多い電力制御パラメータがある状況では、アクセスノードは、それぞれに対してインデックスおよび電力制御パラメータ値を繰り返してもよい。アクセスノードは、UEからアップリンク送信を受信する(ブロック1009)。このアップリンク送信は、アクセスノードによって送られた電力制御設定に従ってUEによって送られる。
図10Bは、電力制御パラメータ値を送るためにアクセスノードによって使用される第1の例示的な技術の図1030を示す。図1030は、図10Aのブロック1007の例示的な実装を示す。アクセスノードは、RRCシグナリングを使用して電力制御パラメータ値を送る。
図10Cは、電力制御パラメータ値を送るためにアクセスノードによって使用される第2の例示的な技術の図1040を示す。図1040は、図10Aのブロック1007の例示的な実装を示す。アクセスノードは、DCIシグナリングを使用して電力制御パラメータ値を送る。
図10Dは、電力制御パラメータ値を送るためにアクセスノードによって使用される第3の例示的な技術の図1050を示す。図1050は、図10Aのブロック1007の例示的な実装を示す。アクセスノードは、RRCシグナリングを使用して電力制御パラメータ値のサブセットを送り(ブロック1055)、DCIシグナリングを使用して電力制御パラメータ値の残りを送る(ブロック1057)。一例として、電力制御設定は、MAC、PHY、またはDCIシグナリングを使用して指定されてもよく(これは事前に定義された電力制御設定がないことを示唆する)、DCIは、どの電力制御設定を使用するかについての情報を動的に提供する。一実施形態では、DCIは、グループC 715またはグループD 720の電力制御パラメータに関する情報を動的に提供し、一方、グループA 705およびグループB 710の電力制御パラメータは、MAC、PHY、またはDCIシグナリングを使用してシグナリングされる。
図11は、電力制御パラメータのグループを構成するアクセスノード内で発生する例示的な動作1100の流れ図を示す。動作1100は、アクセスノードがUEへの電力制御パラメータのグループを構成する際にアクセスノード内で発生する動作を示してもよい。
動作1100は、アクセスノードがアップリンクリソースに関する構成情報を送ることから開始する(ブロック1105)。アクセスノードによって送られる構成情報は、例えば、アップリンク送信のためにUEに割り振られているアップリンクリソースを指定する。アクセスノードは、電力制御パラメータを複数のグループにグループ化する(ブロック1107)。説明のための例として、電力制御パラメータは、グループA、グループB、グループC、およびグループD、の4つのグループにグループ化される。グループAは、アップリンク信号またはリソースに関係する電力制御パラメータを含み、グループBは、PL測定のためのRSまたはSSに関係する電力制御パラメータを含み、グループCは、開ループ構成またはパラメータセットに関係する電力制御パラメータを含み、グループDは、閉ループ構成またはパラメータセットに関係する電力制御パラメータを含む。アクセスノードは、複数のグループについての構成情報を送る(ブロック1109)。複数のグループについての構成情報は、例えばRRCシグナリングを使用して送られてもよい。
図12は、電力制御パラメータのグループを使用して指定された電力制御設定を用いてアクセスノードと通信するUE内で発生する例示的な動作1200の流れ図を示す。動作1200は、UEが電力制御パラメータのグループを使用して指定された電力制御設定を用いてアクセスノードと通信する際にUE内で発生する動作を示してもよい。
動作1200は、UEがアップリンクリソースに関する構成情報を受信することから開始する(ブロック1205)。アクセスノードによって送られる構成情報は、例えば、アップリンク送信のためにUEに割り振られているアップリンクリソースを指定する。UEは、電力制御パラメータの複数のグループに関する構成情報を受信する(ブロック1207)。電力制御パラメータの複数のグループは、まとまって電力制御設定を指定し、アクセスノードまたは技術標準によってグループ化されてもよい。構成情報は、RRCシグナリング内で受信されてもよい。UEは、電力制御パラメータ値を受信する(ブロック1209)。電力制御パラメータ値は、パラメータグループ単位で受信されてもよく、これは、UEが、グループへのインデックスと、そのインデックスに関連付けられた電力制御パラメータの値とを受信してもよいことを意味する。UEは、各グループからのインデックスおよび電力制御パラメータの値を、別のグループからインデックスおよび電力制御パラメータの値を受信する前に受信してもよい。一部のグループからの電力制御パラメータは受信されなくてもよく、UEは、それらの電力制御パラメータにデフォルト値を使用するままとなることが留意される。UEは送信電力レベルを選択する(ブロック1211)。送信電力レベルは、電力制御設定(アクセスノードから受信された電力制御パラメータ値によって指定される)と、UEが送信を行うことを試みた回数に関係するカウントとに従って選択される。一例として、UEは、アクセスノードによって提供された電力制御パラメータ値で指定されるように、ダウンリンク信号(ダウンリンクRS(例えばCSI-RS)、SS、DMRS等)に基づいて1回または複数回のPL推定を行う。また、UEは、アクセスノードよって提供された電力制御パラメータ値で指定されるように、1つまたは複数の閉ループ電力制御状態を維持する。PL推定および閉ループ電力制御状態は、送信電力レベルの選択で使用される。さらに、開ループ電力制御パラメータ(例えばα(アルファ)およびPO)も、送信電力レベルの選択で使用される。UEは、ブロック1211で選択された電力レベルでアップリンクにおいて送信する(ブロック1213)。
図13は、電力制御パラメータのグループによって指定された電力制御を使用してUEと通信するアクセスノード内で発生する例示的な動作1300の流れ図を示す。動作1300は、アクセスノードが電力制御パラメータのグループによって指定された電力制御を使用してUEと通信する際にアクセスノード内で発生する動作を示してもよい。
動作1300は、アクセスノードが、1つまたは複数のアップリンクリソースの構成をUEに送ることから開始する(ブロック1305)。1つまたは複数のアップリンクリソースは、UEがSRS、PUCCH、またはPUSCHなどのアップリンク送信を行えるようにするためにUEに割り振られる。アクセスノードは、電力制御パラメータの1つまたは複数のグループの構成を送る(ブロック1307)。一例として、アクセスノードは、ダウンリンク信号の構成、開ループ電力制御パラメータ、または閉ループ電力制御パラメータを送ってもよい。アクセスノードは、電力制御構成を送る(ブロック1309)。電力制御構成は、例えば、電力制御パラメータの1つまたは複数のグループのうち1つまたは複数からの電力制御パラメータ値を指定してもよい。アクセスノードは、UEからのアップリンク送信を受信する(ブロック1311)。UEからのアップリンク送信は、アクセスノードによって提供された電力制御構成に従って送信されてもよい。アップリンク送信の送信電力は、アクセスノードとUEとの間の経路損失にも従い、この経路損失は、アクセスノードによって送信されたダウンリンク信号に基づいて決定される。
図14は、電力制御パラメータのグループによって指定された電力制御を使用してアクセスノードと通信するUE内で発生する例示的な動作1400の流れ図を示す。動作1400は、UEが電力制御パラメータのグループによって指定された電力制御を使用してアクセスノードと通信する際に、UE内で発生する動作を示してもよい。
動作1400は、UEが、アクセスノードから1つまたは複数のアップリンクリソースの構成を受信することから開始する(ブロック1405)。1つまたは複数のアップリンクリソースは、UEがSRS、PUCCH、またはPUSCHなどのアップリンク送信を行えるようにするためにUEに割り振られる。UEは、電力制御パラメータの1つまたは複数のグループの構成を受信する(ブロック1407)。一例として、UEは、ダウンリンク信号の構成、開ループ電力制御パラメータ、または閉ループ電力制御パラメータを受信してもよい。UEは電力制御構成を受信する(ブロック1409)。電力制御構成は、例えば、電力制御パラメータの1つまたは複数のグループのうち1つまたは複数からの電力制御パラメータ値を指定してもよい。UEは、アップリンク送信をアクセスノードに送る(ブロック1411)。UEからのアップリンク送信は、アクセスノードによって提供された電力制御構成に従って送信されてもよい。アップリンク送信の送信電力は、アクセスノードとUEとの間の経路損失にも従い、この経路損失は、アクセスノードによって送信されたダウンリンク信号に基づいて決定される。
図15は、本明細書に記載される方法を行うための一実施形態としての処理システム1500のブロック図を示し、処理システムはホスト装置内に設置されてもよい。図示されるように、処理システム1500は、プロセッサ1504、メモリ1506、インターフェース1510~1514を含み、これらは、図15に示すように配置されても(またはされなくても)よい。プロセッサ1504は、計算または他の処理に関係するタスクを行うように適合された任意の構成要素または構成要素の集まりであってもよく、メモリ1506は、プロセッサ1504によって実行されるプログラミングまたは命令を記憶するように適合された任意の構成要素または構成要素の集まりであってもよい。一実施形態では、メモリ1506は、非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。インターフェース1510、1512、1514は、処理システム1500が他の装置または構成要素またはユーザと通信することを可能にする任意の構成要素または構成要素の集まりであってもよい。例えば、インターフェース1510、1512、1514の1つまたは複数は、プロセッサ1504から、ホスト装置またはリモート装置にインストールされたアプリケーションに、データメッセージ、制御メッセージ、または管理メッセージを通信するように適合されてもよい。別の例として、インターフェース1510、1512、1514の1つまたは複数は、ユーザまたはユーザ装置(例えばパーソナルコンピュータ(PC)等)が処理システム1500と対話または通信することを可能にするように適合されてもよい。処理システム1500は、長期記憶(例えば不揮発性メモリ等)など、図15に描かれない追加的な構成要素を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、処理システム1500は、遠隔通信ネットワークにアクセスしているか、またはその他の形で遠隔通信ネットワークの一部である、ネットワーク装置に含まれる。一例では、処理システム1500は、無線または有線の遠隔通信ネットワーク内のネットワーク側装置の中にあり、ネットワーク側装置は、例えば、基地局、中継局、スケジューラ、コントローラ、ゲートウェイ、ルータ、アプリケーションサーバ、または遠隔通信ネットワーク内の他の装置である。他の実施形態では、処理システム1500は、無線または有線の遠隔通信ネットワークにアクセスするユーザ側装置の中にあり、ユーザ側装置は、例えば、モバイル局、ユーザ機器(UE)、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット、着用可能通信装置(例えばスマートウォッチ等)、または遠隔通信ネットワークにアクセスするように適合された任意の他の装置である。
いくつかの実施形態では、インターフェース1510、1512、1514の1つまたは複数は、処理システム1500を、遠隔通信ネットワークを通じてシグナリングを送信および受信するように適合された送受信機に接続する。図16は、遠隔通信ネットワークを通じてシグナリングを送信および受信するように適合された送受信機1600のブロック図を示す。送受信機1600は、ホスト装置内に設置されてもよい。図示されるように、送受信機1600は、ネットワーク側インターフェース1602、結合器1604、送信機1606、受信機1608、信号プロセッサ1610、および装置側インターフェース1612を備える。ネットワーク側インターフェース1602は、無線または有線の遠隔通信ネットワークを通じてシグナリングを送信または受信するように適合された任意の構成要素または構成要素の集まりを含んでもよい。結合器1604は、ネットワーク側インターフェース1602を通じた双方向通信を容易にするように適合された任意の構成要素または構成要素の集まりを含んでもよい。送信機1606は、ベースバンド信号を、ネットワーク側インターフェース1602を通じて送信するのに適した変調キャリア信号に変換するように適合された任意の構成要素または構成要素の集まり(例えば、アップコンバータ、電力増幅器等)を含んでもよい。受信機1608は、ネットワーク側インターフェース1602を通じて受信されたキャリア信号をベースバンド信号に変換するように適合された任意の構成要素または構成要素の集まり(例えば、ダウンコンバータ、低ノイズ増幅器等)を含んでもよい。信号プロセッサ1610は、ベースバンド信号を、装置側インターフェース1612を通じて通信するのに適したデータ信号に変換する、またはその逆を行うように適合された任意の構成要素または構成要素の集まりを含んでもよい。装置側インターフェース1612は、信号プロセッサ1610と、ホスト装置内部の構成要素(例えば、処理システム1300、ローカルエリアネットワーク(LAN)ポート等)との間でデータ信号を通信するように適合された任意の構成要素または構成要素の集まりを含んでもよい。
送受信機1600は、任意のタイプの通信媒体を通じてシグナリングを送信および受信してもよい。いくつかの実施形態では、送受信機1600は、ワイヤレス媒体を通じてシグナリングを送信および受信する。例えば、送受信機1600は、セルラープロトコル(例えば、ロングタームエボリューション(LTE)、5G、5G NR等)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)プロトコル(例えば、Wi-Fi等)、または任意の他のタイプのワイヤレスプロトコル(例えば、Bluetooth(登録商標)、近距離通信(NFC)等)などのワイヤレス遠隔通信プロトコルに従って通信するように適合されたワイヤレス送受信機であってもよい。そのような実施形態では、ネットワーク側インターフェース1602は、1つまたは複数のアンテナまたは放射要素を備える。例えば、ネットワーク側インターフェース1602は、単一のアンテナ、複数の独立したアンテナ、または、例えば単入力多出力(SIMO)、多入力単出力(MISO)、多入力多出力(MIMO)等の多層通信のために構成された多アンテナアレイを含んでもよい。他の実施形態では、送受信機1600は、有線媒体、例えばより対線ケーブル、同軸ケーブル、光ファイバー等を通じてシグナリングを送信および受信する。特定の処理システムまたは送受信機は、図示される構成要素のすべて、またはそれら構成要素のサブセットを利用してもよく、組み込みのレベルは装置ごとに異なってもよい。
図17は、例示的な通信システム1700を示す。一般に、システム1700は、複数の無線および有線ユーザがデータおよび他のコンテンツを送信および受信することを可能にする。システム1700は、符号分割多重接続(CDMA)、時分割多重接続(TDMA)、周波数分割多重接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、非直交多重接続(NOMA)などの、1つまたは複数のチャネルアクセス方法を実施してもよい。
この例では、通信システム1700は、電子装置(ED)1710a~1710c、無線アクセスネットワーク(RAN)1720a~1720b、コアネットワーク1730、公衆交換電話網(PSTN)1740、インターネット1750、および他のネットワーク1760を含む。図17には特定の数のこれら構成要素または要素が示されるが、任意数のこれらの構成要素または要素がシステム1700に含まれてもよい。
ED1710a~1710cは、システム1700内で動作または通信するように構成される。例えば、ED1710a~1710cは、無線または有線の通信チャネルを介して送信または受信するように構成される。各ED1710a~1710cは、任意の適切なエンドユーザ装置を表し、ユーザ機器または装置(UE)、ワイヤレス送信または受信ユニット(WTRU)、モバイル局、固定またはモバイル加入者ユニット、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、コンピュータ、タッチパッド、ワイヤレスセンサ、または消費者電子装置などの装置を含んでも(または呼ばれても)よい。
ここでのRAN1720a~1720bは、それぞれ基地局1770a~1770bを含む。各基地局1770a~1770bは、ED1710a~1710cの1つまたは複数とワイヤレスにインターフェースを取って、コアネットワーク1730、PSTN1740、インターネット1750、または他のネットワーク1760へのアクセスを可能にするように構成される。例えば、基地局1770a~1770bは、ベース送受信機局(BTS)、Node-B(ノードB)、進化型ノードB(eNodeB)、次世代(NG)ノードB(gNB)、ホームノードB、ホームeNodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、またはワイヤレスルータなど、いくつかのよく知られた装置の1つまたは複数を含んでも(またはそれらであっても)よい。ED1710a~1710cは、インターネット1750とのインターフェースを取り、それと通信するように構成され、コアネットワーク1730、PSTN1740、または他のネットワーク1760にアクセスしてもよい。
図17に示す実施形態では、基地局1770aは、RAN1720aの一部を形成し、RAN1720aは、他の基地局、要素、または装置を含んでもよい。また、基地局1770bは、RAN1720bの一部を形成し、RAN1720bは、他の基地局、要素、または装置を含んでもよい。各基地局1770a~1770bは、「セル」と呼ばれることもある特定の地理的領域またはエリア内でワイヤレス信号を送信または受信するように動作する。いくつかの実施形態では、各セルに対して複数の送受信機を有する多入力多出力(MIMO)技術が用いられてもよい。
基地局1770a~1770bは、ワイヤレス通信リンクを使用して、1つまたは複数のエアインターフェース1790を通じてED1710a~1710cの1つまたは複数と通信する。エアインターフェース1790は、任意の適切な無線アクセス技術を利用してもよい。
システム1700は、上記のような方式を含む、多チャネルアクセス機能性を使用してもよいことが企図される。特定の実施形態では、基地局およびEDは、5G New Radio(NR)、LTE、LTE-A、またはLTE-Bを実施する。無論、他の多重接続方式およびワイヤレスプロトコルが利用されてもよい。
RAN1720a~1720bは、音声、データ、アプリケーション、Voice over Internet protocol(VoIP)、または他のサービスをED1710a~1710cに提供するためにコアネットワーク1730と通信している。理解できるように、RAN1720a~1720bまたはコアネットワーク1730は、1つまたは複数の他のRAN(図示せず)と直接または間接的に通信してもよい。コアネットワーク1730は、他のネットワーク(PSTN1740、インターネット1750、および他のネットワーク1760など)へのゲートウェイアクセスとしても機能してもよい。加えて、ED1710a~1710cの一部またはすべては、異なるワイヤレス技術またはプロトコルを使用する異なるワイヤレスリンクを通じて、異なるワイヤレスネットワークと通信するための機能性を含んでもよい。ワイヤレス通信に代えて(またはそれに加えて)、EDは、有線通信チャネルを介してサービス提供者またはスイッチ(図示せず)、およびインターネット1750と通信してもよい。
図17は通信システムの一例を示すが、図17に様々な変更が行われてもよい。例えば、通信システム1700は、任意数のED、基地局、ネットワーク、または他の構成要素を任意の適切な構成で含むことができる。
図18Aおよび図18Bは、本開示による方法および教示を実施してもよい例示的な装置を示す。詳細には、図18Aは例示的なED1810を示し、図18Bは例示的な基地局1870を示す。これらの構成要素は、システム1700内でまたは任意の他の適切なシステム内で使用されることができる。
図18Aに示すように、ED1810は、少なくとも1つの処理ユニット1800を含む。処理ユニット1800は、ED1810の様々な処理動作を実施する。例えば、処理ユニット1800は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力もしくは出力処理、またはED1810がシステム1700内で動作することを可能にする任意の他の機能性を行うことができる。各処理ユニット1800は、上記で詳細に説明した方法および教示もサポートする。各処理ユニット1800は、1つまたは複数の動作を行うように構成された任意の適切な処理装置またはコンピューティング装置を含む。各処理ユニット1800は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラム可能ゲートアレイ、または特定用途集積回路を含んでもよい。
ED1810は、少なくとも1つの送受信機1802も含む。送受信機1802は、少なくとも1つのアンテナまたはNIC(ネットワークインターフェースコントローラ)1804によって送信するためにデータまたは他のコンテンツを変調するように構成される。送受信機1802はまた、少なくとも1つのアンテナ1804によって受信されたデータまたは他のコンテンツを復調するようにも構成される。各送受信機1802は、無線または有線送信するための信号を生成する、または無線または有線により受信された信号を処理するための任意の適切な構造を含む。各アンテナ1804は、無線信号または有線信号を送信または受信するための任意の適切な構造を含む。1つまたは複数の送受信機1802をED1810内で使用することができ、1つまたは複数のアンテナ1804をED1810内で使用することができる。図では単一の機能ユニットとして示しているが、送受信機1802は、少なくとも1つの送信機および少なくとも1つの別個の受信機を使用して実施することもできる。
ED1810はさらに、1つまたは複数の入力装置または出力装置1806またはインターフェース(インターネット1750への有線インターフェースなど)を含む。入力装置または出力装置1806は、ネットワーク内のユーザまたは他の装置との対話(ネットワーク通信)を容易にする。各入力装置または出力装置1806は、ネットワークインターフェース通信を含む、スピーカ、マイクロフォン、キーパッド、キーボード、ディスプレイ、またはタッチ画面など、ユーザに情報を提供する、またはユーザから情報を受け取るための任意の適切な構造を含む。
加えて、ED1810は、少なくとも1つのメモリ1808を含む。メモリ1808は、ED1810によって使用、生成、または収集される命令およびデータを記憶する。例えば、メモリ1808は、処理ユニット1800によって実行されるソフトウェアまたはファームウェア命令、および受信信号中の干渉を低減または除去するために使用されるデータを記憶することができる。各メモリ1808は、任意の適切な揮発性または不揮発性の記憶および検索装置を含む。例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、光学ディスク、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなど、任意の適切なタイプのメモリが使用されてもよい。
図18Bに示すように、基地局1870は、少なくとも1つの処理ユニット1850、送信機および受信機の機能性を含む少なくとも1つの送受信機1852、1つまたは複数のアンテナ1856、少なくとも1つのメモリ1858、および1つまたは複数の入力装置もしくは出力装置またはインターフェース1866を含む。当業者であれば理解されるスケジューラが、処理ユニット1850に結合される。スケジューラは、基地局1870の内部に含まれる、または基地局1870とは別個に稼働させることができる。処理ユニット1850は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力または出力処理、または任意の他の機能性など、基地局1870の様々な処理動作を実施する。処理ユニット1850は、上記で詳細に説明した方法および教示もサポートすることができる。各処理ユニット1850は、1つまたは複数の動作を行うように構成された任意の適切な処理装置またはコンピューティング装置を含む。各処理ユニット1850は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラム可能ゲートアレイ、または特定用途集積回路を含む。
各送受信機1852は、1つまたは複数のEDまたは他の装置に無線または有線で送信する信号を生成するための任意の適切な構造を含む。各送受信機1852はさらに、1つまたは複数のEDまたは他の装置から無線または有線により受信された信号を処理するための任意の適切な構造を含む。図では送受信機1852として組み合わせて示されるが、送信機と受信機は別々の構成要素とすることができる。各アンテナ1856は、無線信号または有線信号を送信または送信するための任意の適切な構造を含む。ここでは共通のアンテナ1856が送受信機1852に結合されたものとして図示されるが、1つまたは複数のアンテナ1856を送受信機1852に結合して、別々の構成要素として備えられる場合には送信機と受信機とに別々のアンテナ1856を結合できるようにすることができる。各メモリ1858は、任意の適切な揮発性または不揮発性の記憶および検索装置を含む。各入力装置または出力装置1866は、ネットワーク内のユーザまたは他の装置との対話(ネットワーク通信)を容易にする。各入力装置または出力装置1866は、ネットワークインターフェース通信を含む、ユーザに情報を提供する、またはユーザから情報を受け取るもしくは提供するための任意の適切な構造を含む。
図19は、本明細書に開示される装置および方法を実施するために使用されてもよいコンピューティングシステム1900のブロック図である。例えば、コンピューティングシステムは、UE、アクセスネットワーク(AN)、モビリティ管理(MM)、セッション管理(SM)、ユーザプレーンゲートウェイ(UPGW)、またはアクセス階層(AS:access stratum)の任意のエンティティでありうる。特定装置は、図示される構成要素のすべて、またはそれら構成要素のサブセットのみを利用してもよく、組み込みのレベルは装置ごとに異なってもよい。さらに、装置は、例えば、複数の処理ユニット、プロセッサ、メモリ、送信機、受信機等、1つの構成要素の複数のインスタンスを含んでもよい。コンピューティングシステム1900は、処理ユニット1902を含む。処理ユニットは、バス1920に接続された、中央演算処理装置(CPU)1914、メモリ1908を含み、大容量記憶装置1904、ビデオアダプタ1910、およびI/Oインターフェース1912をさらに含んでもよい。
バス1920は、メモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バス、またはビデオバスを含む、任意タイプのいくつかのバスアーキテクチャのうち1つまたは複数であってよい。CPU1914は、任意のタイプの電子データプロセッサを備えてもよい。メモリ1908は、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、読取り専用メモリ(ROM)、またはそれらの組み合わせなど、任意のタイプの非一時的なシステムメモリを備えてもよい。一実施形態では、メモリ1908は、ブート時に使用するROM、ならびにプログラムの実行中に使用するためのプログラムおよびデータ記憶用のDRAMを含んでもよい。
大容量記憶装置1904は、データ、プログラム、および他の情報を記憶し、そのデータ、プログラム、および他の情報をバス1920を介してアクセス可能な状態にするように構成された、任意タイプの非一時的な記憶装置を備えてもよい。大容量記憶装置1904は、例えば、固体状態ドライブ、ハードディスクドライブ、磁気ディスクドライブ、または光ディスクドライブの1つまたは複数を備えてもよい。
ビデオアダプタ1910およびI/Oインターフェース1912は、外部の入力装置および出力装置を処理ユニット1902に結合するインターフェースを提供する。図示されるように、入力装置および出力装置の例は、ビデオアダプタ1910に結合されたディスプレイ1918、およびI/Oインターフェース1912に結合されたマウス、キーボード、またはプリンタ1916を含む。他の装置が処理ユニット1902に結合されてもよく、追加的なまたはより少ないインターフェースカードが利用されてもよい。例えば、外部装置へのインターフェースを提供するためにユニバーサルシリアルバス(USB)(図示せず)などのシリアルインターフェースが使用されてもよい。
処理ユニット1902は、1つまたは複数のネットワークインターフェース1906も含み、これらは、アクセスノードまたは異なるネットワークへのEthernetケーブルなどの有線リンク、またはワイヤレスリンクを備えてもよい。ネットワークインターフェース1906は、処理ユニット1902がネットワークを介してリモートユニットと通信することを可能にする。例えば、ネットワークインターフェース1906は、1つもしくは複数の送信機または送信アンテナおよび1つもしくは複数の受信機または受信アンテナを介したワイヤレス通信を提供してもよい。一実施形態では、処理ユニット1902は、ローカルエリアネットワーク1922、または他の処理ユニット、インターネット、リモート記憶設備などのリモート装置とデータ処理および通信するためのワイドエリアネットワークに結合される。
本明細書に提供される実施形態としての方法の1つまたは複数のステップは、対応するユニットまたはモジュールによって行われてもよいことを認識すべきである。例えば、信号は、送信ユニットまたは送信モジュールによって送信されてもよい。信号は、受信ユニットまたは受信モジュールによって受信されてもよい。信号は、処理ユニットまたは処理モジュールによって処理されてもよい。他のステップが判定ユニットまたはモジュールによって行われてもよい。それぞれのユニットまたはモジュールは、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせであってもよい。例えば、ユニットまたはモジュールの1つまたは複数は、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)または特定用途集積回路(ASIC)などの集積回路であってもよい。
本開示およびその利点について詳細に説明したが、添付の特許請求の範囲によって定義される本開示の主旨および範囲から逸脱することなく、様々な変更、置き換え、および改変を本発明に加えることが可能であることを理解すべきである。
100 ワイヤレス通信システム
101 カバレッジエリア
110 アクセスノード
120 UE
130 バックホールネットワーク
210 ワイヤレスネットワーク
211 アクセスノード
215 UE
216、217 コンポーネントキャリア
220 ワイヤレス異種混合ネットワーク(HetNet)
221、222 アクセスノード
225 UE
230 ワイヤレス異種混合ネットワーク(HetNet)
232、233、234 アクセスノード(または送信もしくは受信ポイント)
235 UE
236、237、238 コンポーネントキャリア
500 電力制御パラメータ
505 第1の要素
510 第2の要素
600 電力制御パラメータ
605 第1の要素
610 第2の要素
700 電力制御パラメータ
900 放射電力
1500 処理システム
1504 プロセッサ
1506 メモリ
1510、1512、1514 インターフェース
1600 送受信機
1602 ネットワーク側インターフェース
1604 結合器
1606 送信機
1608 受信機
1610 信号プロセッサ
1612 装置側インターフェース
1700 通信システム
1710a、1710b、1710c 電子装置(ED)
1720a、1720b 無線アクセスネットワーク(RAN)
1730 コアネットワーク
1740 公衆交換電話網(PSTN)
1750 インターネット
1760 他のネットワーク
1770a 基地局
1770b 基地局
1790 エアインターフェース
1800 処理ユニット
1802 送受信機
1804 アンテナまたはネットワークインターフェースコントローラ
1806 入力装置または出力装置
1808 メモリ
1810 ED
1870 基地局
1850 処理ユニット
1852 送受信機
1856 アンテナ
1858 メモリ
1866 入力装置もしくは出力装置またはインターフェース
1900 コンピューティングシステム
1902 処理ユニット
1904 大容量記憶装置
1906 ネットワークインターフェース
1908 メモリ
1910 ビデオアダプタ
1912 I/Oインターフェース
1914 CPU
1916 プリンタ
1918 ディスプレイ
1920 バス
1922 ローカルエリアネットワーク

Claims (16)

  1. 通信方法であって、前記方法は、
    ユーザ機器(UE)により、1つもしくは複数のダウンリンク(DL)信号の第1のグループの構成複数の電力制御(PC)閉ループ調整状態の構成とを受信するステップであって、前記PC閉ループ調整状態の構成は、PC閉ループの数を示し、前記PC閉ループ調整状態の各々は、インデックスと関連付けられているステップと、
    前記UEによりPC構成を受信するステップであって、前記PC構成は、前記第1のグループのサブセットに関連付けられており、前記PC閉ループ調整状態が関連付けられている前記インデックスのうちの1つのインデックスを前記UEにより受信する、ステップと、
    前記UEにより、PC閉ループ調整状態および経路損失に従って送信電力レベルを決定するステップであって、前記経路損失は、前記第1のグループの前記サブセット内の前記DL信号に従って計算され、前記PC閉ループ調整状態は、前記1つのインデックスと関連する送信電力制御(TPC)コマンドにより決定される、ステップと、
    前記UEにより、前記送信電力レベルで、アップリンク(UL)リソースのセット上で信号を送信するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記1つのインデックスは、ダウンリンク制御情報(DCI)に含まれる、請求項1に記載の方法。
  3. 1つまたは複数のDL信号の前記第1のグループ内の各DL信号は、第1のインデックスに関連付けられている、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記DL信号は、DL参照信号(RS)、または同期信号(SS)および前記SSに関連付けられた物理ブロードキャストチャネル(PBCH)復調参照信号(DMRS)である、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記DL RSはチャネル状態情報RS(CSI-RS)である、請求項4に記載の方法。
  6. 通信方法であって、前記方法は、
    アクセスノードにより、1つもしくは複数のダウンリンク(DL)信号の第1のグループの構成複数の電力制御(PC)閉ループ調整状態の構成とを送るステップであって、前記PC閉ループ調整状態の構成は、PC閉ループの数を示し、前記PC閉ループ調整状態の各々は、インデックスと関連付けられているステップと、
    前記アクセスノードによりPC構成を送るステップであって、前記PC構成は、前記第1のグループのサブセットに関連付けられており、前記PC閉ループ調整状態が関連付けられている前記インデックスのうちの1つのインデックスを前記アクセスノードにより送る、ステップと、
    前記アクセスノードにより、ユーザ機器(UE)から、PC閉ループ調整状態および経路損失に従って選択された送信電力レベルで、アップリンク(UL)リソースのセット上で信号を受信するステップであって、前記経路損失は、前記第1のグループの前記サブセット内の前記DL信号に従って計算され、前記PC閉ループ調整状態は、前記1つのインデックスに関連付けられた送信電力制御(TPC)コマンドにより決められる、ステップと、
    を含む方法。
  7. 前記1つのインデックスは、ダウンリンク制御情報(DCI)に含まれる、請求項6に記載の方法。
  8. 1つまたは複数のDL信号の前記第1のグループ内の各DL信号は、第1のインデックスに関連付けられている、請求項6または請求項7に記載の方法。
  9. 命令を備えるメモリ記憶装置と、
    前記メモリ記憶装置と通信している1つまたは複数のプロセッサであって、前記1つまたは複数のプロセッサは、
    ユーザ機器(UE)により、1つもしくは複数のダウンリンク(DL)信号の第1のグループの構成と、複数の電力制御(PC)閉ループ調整状態の構成とを受信することであって、前記PC閉ループ調整状態の構成は、PC閉ループの数を示し、前記PC閉ループ調整状態の各々は、インデックスと関連付けられていることと、
    前記UEによりPC構成を受信することであって、前記PC構成は、前記第1のグループのサブセットに関連付けられており、前記PC閉ループ調整状態が関連付けられている前記インデックスのうちの1つのインデックスを前記UEにより受信することと、
    前記UEにより、PC閉ループ調整状態および経路損失に従って送信電力レベルを決定することであって、前記経路損失は、前記第1のグループの前記サブセット内の前記DL信号に従って計算され、前記PC閉ループ調整状態は、前記1つのインデックスと関連する送信電力制御(TPC)コマンドにより決定されることと、
    前記UEにより、前記送信電力レベルで、アップリンク(UL)リソースのセット上で信号を送信することと、
    を行うための前記命令を実行する、1つまたは複数のプロセッサと、
    を備えるユーザ機器(UE)。
  10. 前記1つのインデックスは、ダウンリンク制御情報(DCI)に含まれる、請求項9に記載のUE。
  11. 1つまたは複数のDL信号の前記第1のグループ内の各DL信号は、第1のインデックスに関連付けられている、請求項9または請求項10に記載のUE。
  12. 前記DL信号は、DL 参照信号(RS)、または同期信号(SS)および前記SSに関連付けられた物理ブロードキャストチャネル(PBCH)復調参照信号(DMRS)である、請求項9から11のいずれか一項に記載のUE。
  13. 前記DL RSはチャネル状態情報RS(CSI-RS)である、請求項12に記載のUE。
  14. 命令を備えるメモリ記憶装置と、
    前記メモリ記憶装置と通信している1つまたは複数のプロセッサであって、前記1つまたは複数のプロセッサは、
    アクセスノードにより、1つもしくは複数のダウンリンク(DL)信号の第1のグループの構成と、複数の電力制御(PC)閉ループ調整状態の構成とを送ることであって、前記PC閉ループ調整状態の構成は、PC閉ループの数を示し、前記PC閉ループ調整状態の各々は、インデックスと関連付けられていることと、
    前記アクセスノードによりPC構成を送ることであって、前記PC構成は、前記第1のグループのサブセットに関連付けられており、前記PC閉ループ調整状態が関連付けられている前記インデックスのうちの1つのインデックスを前記アクセスノードにより送ることと、
    前記アクセスノードにより、ユーザ機器(UE)から、PC閉ループ調整状態および経路損失に従って選択された送信電力レベルで、アップリンク(UL)リソースのセット上で信号を受信することであって、前記経路損失は、前記第1のグループの前記サブセット内の前記DL信号に従って計算され、前記PC閉ループ調整状態は、前記1つのインデックスに関連付けられた送信電力制御(TPC)コマンドにより決められることと、
    を行うための前記命令を実行する、1つまたは複数のプロセッサと、
    を備えるアクセスノード。
  15. 前記1つのインデックスは、ダウンリンク制御情報(DCI)に含まれる、請求項14に記載のアクセスノード。
  16. 1つまたは複数のDL信号の前記第1のグループ内の各DL信号は、第1のインデックスに関連付けられている、請求項14または請求項15に記載のアクセスノード。
JP2019563472A 2017-05-15 2018-05-15 ワイヤレス電力制御のシステムおよび方法 Active JP7032442B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201762506435P 2017-05-15 2017-05-15
US62/506,435 2017-05-15
US201762558190P 2017-09-13 2017-09-13
US62/558,190 2017-09-13
US15/977,872 2018-05-11
US15/977,872 US10425900B2 (en) 2017-05-15 2018-05-11 System and method for wireless power control
PCT/CN2018/086903 WO2018210241A1 (en) 2017-05-15 2018-05-15 System and method for wireless power control

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020520201A JP2020520201A (ja) 2020-07-02
JP7032442B2 true JP7032442B2 (ja) 2022-03-08

Family

ID=64096783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019563472A Active JP7032442B2 (ja) 2017-05-15 2018-05-15 ワイヤレス電力制御のシステムおよび方法

Country Status (8)

Country Link
US (4) US10425900B2 (ja)
EP (2) EP3626001B1 (ja)
JP (1) JP7032442B2 (ja)
KR (1) KR102269476B1 (ja)
CN (2) CN110637485B (ja)
BR (1) BR112019024051A2 (ja)
CA (1) CA3063799C (ja)
WO (1) WO2018210241A1 (ja)

Families Citing this family (65)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160295520A1 (en) * 2015-04-05 2016-10-06 Ofinno Technologies, Llc Transmission Power in a Wireless Network
MX2019003537A (es) * 2016-09-28 2019-06-17 Idac Holdings Inc Acceso aleatorio de nuevo radio en sistemas de formacion de haces.
EP3621365A4 (en) * 2017-05-02 2020-12-02 NTT DoCoMo, Inc. USER DEVICE
US10425900B2 (en) 2017-05-15 2019-09-24 Futurewei Technologies, Inc. System and method for wireless power control
US10462755B2 (en) * 2017-06-16 2019-10-29 Qualcomm Incorporated Techniques and apparatuses for power headroom reporting in new radio
US10425901B2 (en) * 2017-06-26 2019-09-24 Qualcomm Incorporated Uplink transmit power control during random access procedures
US11239981B2 (en) * 2017-06-27 2022-02-01 Intel Corporation Multiplexing of channel state information reference signals (CSI-RS)
CN110945894B (zh) * 2017-08-04 2023-06-16 株式会社Ntt都科摩 终端及通信方法
US11153826B2 (en) * 2017-08-10 2021-10-19 Qualcomm Incorporated Procedure-based uplink power control
EP3669466A1 (en) 2017-10-02 2020-06-24 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Uplink power control
US11310746B2 (en) * 2017-10-02 2022-04-19 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) TPC command indication for multiple closed loops
US11452173B2 (en) * 2017-10-04 2022-09-20 Nec Corporation Remote radio head, beamforming method and storage medium
US20190132033A1 (en) * 2017-10-31 2019-05-02 Qualcomm Incorporated Techniques for beam-based power control in wireless communications
US10764896B2 (en) * 2017-11-08 2020-09-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for beam management in the unlicensed spectrum
US11290965B2 (en) * 2017-11-09 2022-03-29 Ntt Docomo, Inc. User terminal and radio communication method
CN109803361B (zh) 2017-11-16 2021-06-04 华为技术有限公司 一种上行信道的发送方法及设备
JP6901743B2 (ja) * 2017-11-16 2021-07-14 オフィノ, エルエルシー 帯域幅部分に関するチャネル状態情報レポート
US11019571B2 (en) * 2017-11-17 2021-05-25 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Limiting accumulation of transmit power control in beam-specific power control
US10880867B2 (en) * 2017-11-17 2020-12-29 Qualcomm Incorporated Selecting a new radio uplink resource to transmit a random access procedure communication
CN110035484A (zh) * 2018-01-12 2019-07-19 中兴通讯股份有限公司 一种功率控制方法、第一通信节点和第二通信节点
CN111669809B (zh) * 2018-01-12 2021-11-05 Oppo广东移动通信有限公司 用于功率控制的方法、终端设备
WO2019159390A1 (en) * 2018-02-14 2019-08-22 Nec Corporation System and methods for signals transmission in multi-carriers cell system
US10813054B2 (en) * 2018-02-21 2020-10-20 Qualcomm Incorporated Feedback transmission techniques in coordinated clusters of transmission reception points
CN108135028B (zh) * 2018-02-27 2022-08-19 中兴通讯股份有限公司 一种功率控制方法、装置及通信节点
US10757656B2 (en) * 2018-04-05 2020-08-25 Qualcomm Incorporated Loop index and time gap for group power control
US11184126B2 (en) * 2018-04-06 2021-11-23 Qualcomm Incorporated Techniques for beam assignments for beamforming wireless communications
CN110460400A (zh) * 2018-05-07 2019-11-15 中兴通讯股份有限公司 一种阵列天线总辐射功率的测量方法、装置和***
KR102450969B1 (ko) * 2018-08-09 2022-10-05 삼성전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 경로감쇄 결정 방법 및 장치
EP3836644A4 (en) * 2018-08-10 2022-04-06 Beijing Xiaomi Mobile Software Co., Ltd. METHOD AND APPARATUS FOR ADJUSTING THE UPLINK TRANSMISSION POWER OF A TERMINAL AND RECORDING MEDIUM
US10439686B1 (en) * 2018-08-22 2019-10-08 Sprint Communication Company L.P. Wireless base station to control an integrated long term evolution and new radio (LTE/NR) antenna array
CN110913483B (zh) * 2018-09-18 2022-06-21 上海朗帛通信技术有限公司 一种被用于无线通信节点中的方法和装置
CN112673678B (zh) * 2018-09-28 2024-01-23 株式会社Ntt都科摩 用于上行功率控制的方法及设备
KR20200069909A (ko) * 2018-12-07 2020-06-17 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 전송 전력을 제어하는 방법 및 장치
US11546859B2 (en) 2018-12-17 2023-01-03 Qualcomm Incorporated Interference control for uplink transmission
US11089555B2 (en) * 2019-01-07 2021-08-10 Qualcomm Incorporated Dynamic configuration of operation power parameters
US11750531B2 (en) * 2019-01-17 2023-09-05 Ciena Corporation FPGA-based virtual fabric for data center computing
KR20200095879A (ko) * 2019-02-01 2020-08-11 한국전자통신연구원 통신 시스템에서 그랜트 프리 방식에 기초한 상향링크 통신을 위한 방법 및 장치
US11265818B2 (en) * 2019-03-29 2022-03-01 FG Innovation Company Limited Method of closed-loop power control in multi-panel transmission and related device
CN110536394B (zh) * 2019-03-29 2024-04-05 中兴通讯股份有限公司 功率控制方法、装置和***
WO2020230220A1 (ja) * 2019-05-10 2020-11-19 株式会社Nttドコモ ユーザ端末及び無線通信方法
CN114128358A (zh) * 2019-05-15 2022-03-01 株式会社Ntt都科摩 用户终端以及无线通信方法
CN112399543B (zh) * 2019-08-15 2022-04-19 大唐移动通信设备有限公司 一种功率控制参数配置方法、终端和网络侧设备
EP4017049A4 (en) * 2019-08-15 2023-05-10 Ntt Docomo, Inc. COMMUNICATION TERMINAL AND METHOD
WO2021032009A1 (en) * 2019-08-16 2021-02-25 Mediatek Inc. Automatic gain control for serving cell activation based on two different reference signals
CN110708751B (zh) * 2019-09-17 2022-04-26 中国联合网络通信集团有限公司 一种上行功控计算方法和设备
US20230156609A1 (en) * 2019-09-29 2023-05-18 Lenovo (Beijing) Limited Method and Apparatus for Power Control
EP4013136B1 (en) * 2019-11-08 2023-06-07 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Uplink power adjustment method and related device
CN111106859B (zh) * 2019-11-28 2020-11-20 东南大学 毫米波/太赫兹网络大规模mimo无线传输方法
CN111148208B (zh) * 2020-01-06 2022-04-19 武汉虹信科技发展有限责任公司 一种功率平衡的方法及装置
JP7482907B2 (ja) 2020-01-21 2024-05-14 株式会社Nttドコモ 端末、基地局、通信システム、及び通信方法
US11206620B2 (en) 2020-04-17 2021-12-21 Qualcomm Incorporated Beam gain signaling
CN113825220A (zh) * 2020-06-19 2021-12-21 北京三星通信技术研究有限公司 上行链路功率控制以及上行链路信道传输
CN113965940A (zh) * 2020-07-20 2022-01-21 中兴通讯股份有限公司 测量下行路损的方法、***、设备及介质
WO2022067636A1 (en) * 2020-09-30 2022-04-07 Zte Corporation Determining information for beam formation across component carriers
JP2024500749A (ja) 2020-12-17 2024-01-10 オフィノ, エルエルシー アップリンクチャネルの繰り返しにおける電力制御パラメータの決定
CN116746072A (zh) * 2021-01-08 2023-09-12 苹果公司 增强物理上行链路信道可靠性的上行链路功率控制
US11540236B2 (en) 2021-03-08 2022-12-27 Qualcomm Incorporated Cell-group transmission power control commands
EP4316029A1 (en) * 2021-04-01 2024-02-07 Tcl Communication (Ningbo) Co., Ltd. Uplink power control method and user equipment
US20220417868A1 (en) * 2021-06-24 2022-12-29 Mediatek Inc. Power control on repeaters
US20230008390A1 (en) * 2021-07-12 2023-01-12 Qualcomm Incorporated Positioning with a simple repeater
US20230045623A1 (en) * 2021-08-03 2023-02-09 Qualcomm Incorporated Uplink power control with fallback downlink control information
CN113747558B (zh) * 2021-08-24 2022-12-06 北京交通大学 一种miso-noma上行信道的功率控制方法
US11924006B2 (en) * 2021-11-17 2024-03-05 T-Mobile Innovations Llc Enhanced method to do channel estimation in a multiple input multiple output based cellular radio technology by leveraging radio power reception level at per antenna element
WO2023196281A1 (en) * 2022-04-08 2023-10-12 Interdigital Patent Holdings, Inc. Enhanced power control
AU2022463051A1 (en) * 2022-09-29 2024-04-11 Zte Corporation Sounding reference signal enhancement

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010531579A (ja) 2007-06-20 2010-09-24 クゥアルコム・インコーポレイテッド 電力制御のための方法及び装置
JP2013070405A (ja) 2012-11-12 2013-04-18 Adaptix Inc マルチキャリヤ通信システム(multi−carriercommunicationsystem)における電力コントロール方法、加入者ユニット、加入者ユニットを動作させる命令を格納した非一時的なコンピュータ可読記憶媒体
JP2015139101A (ja) 2014-01-22 2015-07-30 株式会社Nttドコモ ユーザ端末、無線通信システム及び送信電力制御方法
JP2016521512A (ja) 2013-05-10 2016-07-21 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated eIMTA干渉緩和のための拡張電力制御のシグナリング
WO2017044696A1 (en) 2015-09-10 2017-03-16 Interdigital Patent Holdings, Inc. Multi-user power control methods and procedures

Family Cites Families (61)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1435145A4 (en) * 2001-10-09 2010-06-02 Interdigital Tech Corp CLOSED LOOP POWER CONTROL WITH PROPAGATION WEAKENING COMPENSATION
KR101062630B1 (ko) 2002-11-07 2011-09-07 아답틱스, 인코포레이티드 다중-반송파 통신 시스템에서의 적응적 반송파 할당 및 전력 제어를 위한 방법 및 그 장치
US8897828B2 (en) * 2004-08-12 2014-11-25 Intellectual Ventures Holding 81 Llc Power control in a wireless communication system
KR100869922B1 (ko) * 2006-05-12 2008-11-21 삼성전자주식회사 광대역 무선 통신시스템에서 상향링크 전력 제어 장치 및방법
TWM339161U (en) * 2006-10-03 2008-08-21 Interdigital Tech Corp Wireless transmit/receive unit
AR065637A1 (es) * 2007-03-07 2009-06-17 Interdigital Tech Corp Un metodo combinado de bucle abierto/bucle cerrado para controlar la potencia de enlace ascendente de una estacion movil
WO2009116913A1 (en) * 2008-03-20 2009-09-24 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Semi-distributed, quality-of-service-based scheduling protocols, with minimum control plane signaling
US9226304B2 (en) * 2014-03-10 2015-12-29 Origin Wireless, Inc. Time-reversal wireless paradigm for internet of things
KR101571563B1 (ko) * 2008-09-24 2015-11-25 엘지전자 주식회사 다중셀 협력 무선통신시스템에서의 상향링크 전력의 제어 방법 및 이를 지원하는 단말
WO2010091425A2 (en) * 2009-02-09 2010-08-12 Interdigital Patent Holdings, Inc. Apparatus and method for uplink power control for a wireless transmitter/receiver unit utilizing multiple carriers
CN101835253B (zh) * 2009-03-12 2013-08-07 中兴通讯股份有限公司 Td-scdma***中ue侧上行功控的装置及方法
US8583160B2 (en) * 2009-05-04 2013-11-12 Qualcomm Incorporated Uplink power control for wireless communication
JP5455026B2 (ja) * 2009-10-28 2014-03-26 京セラ株式会社 無線基地局および無線通信方法
KR101716494B1 (ko) * 2009-11-14 2017-03-14 삼성전자주식회사 통신 시스템에서 업링크 송신 전력 제어 장치 및 방법
US9144040B2 (en) * 2010-04-01 2015-09-22 Futurewei Technologies, Inc. System and method for uplink multi-antenna power control in a communications system
CN103797865A (zh) * 2011-06-17 2014-05-14 瑞典爱立信有限公司 无线设备、网络节点以及其中的方法
CN102395184B (zh) * 2011-06-30 2015-08-26 电信科学技术研究院 一种实施上行功率控制的方法及装置
US8395985B2 (en) * 2011-07-25 2013-03-12 Ofinno Technologies, Llc Time alignment in multicarrier OFDM network
JP5927802B2 (ja) 2011-08-02 2016-06-01 シャープ株式会社 基地局、端末および通信方法
US9462557B2 (en) * 2011-08-15 2016-10-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and an apparatus in a user equipment for controlling transmission power of the user equipment
WO2013028018A2 (ko) * 2011-08-23 2013-02-28 엘지전자 주식회사 무선 접속 시스템에서 동기 신호 송수신 방법 이를 위한 장치
US9031033B2 (en) * 2011-09-27 2015-05-12 Apple Inc. Wireless radio access network control channel capacity management
WO2013047130A1 (ja) 2011-09-30 2013-04-04 シャープ株式会社 端末、通信システム、基地局および通信方法
CA2932387C (en) 2011-11-04 2018-10-02 Intel Corporation Coordination of self-optimization operations in a self organizing network
US9642114B2 (en) * 2011-11-04 2017-05-02 Intel Corporation Path-loss estimation for uplink power control in a carrier aggregation environment
EP2777187A1 (en) * 2011-11-11 2014-09-17 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (PUBL) Methods and apparatus for performing measurements in adaptive downlink power transmission
US9161322B2 (en) * 2012-01-25 2015-10-13 Ofinno Technologies, Llc Configuring base station and wireless device carrier groups
US9078109B2 (en) * 2012-04-09 2015-07-07 Intel Corporation Frame structure design for new carrier type (NCT)
WO2013165138A1 (ko) * 2012-04-29 2013-11-07 엘지전자 주식회사 상향링크 신호 전송 및 수신 방법, 및 이들을 위한 장치
US10433159B2 (en) * 2012-08-03 2019-10-01 Texas Instruments Incorporated Uplink signaling for cooperative multipoint communication
CN103582024B (zh) * 2012-08-06 2018-01-23 华为技术有限公司 下行信号的发送、接收方法和网络***及终端
US9681482B2 (en) * 2013-01-07 2017-06-13 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for transmitting/receiving signals with a value indicated by a TPC command being accumulated for all parameter sets
US9210670B2 (en) * 2013-03-18 2015-12-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Uplink power control in adaptively configured TDD communication systems
US9844005B2 (en) * 2013-04-04 2017-12-12 Sharp Kabushiki Kaisha Terminal device, communication method, and integrated circuit
JP6396896B2 (ja) * 2013-05-09 2018-09-26 シャープ株式会社 端末装置、通信方法および集積回路
US9456429B2 (en) * 2013-05-09 2016-09-27 Sharp Kabushiki Kaisha Terminal device, communication method, and integrated circuit
KR20150005153A (ko) * 2013-07-04 2015-01-14 한국전자통신연구원 단말의 상향링크 전력 제어 장치 및 그 방법
US10098143B2 (en) * 2013-11-08 2018-10-09 Sharp Kabushiki Kaisha Terminal device, base station apparatus, communication method, and integrated circuit
WO2015068602A1 (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 シャープ株式会社 端末装置、基地局装置、通信方法、および集積回路
KR102470913B1 (ko) * 2014-01-29 2022-11-28 인터디지탈 패튼 홀딩스, 인크 커버리지 향상 무선 송신을 위한 액세스 및 링크 적응 방법
KR102196245B1 (ko) * 2014-02-10 2020-12-29 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 단말 탐색을 위한 채널 구조와 전력 제어 방법 및 장치
CN109587809B (zh) * 2014-03-27 2021-11-12 海德威无线科技有限公司 一种非周期srs的方法和装置
US9642099B2 (en) 2014-05-08 2017-05-02 Futurewei Technologies, Inc. System and method for power control command for device-to-device transmissions
US20160035344A1 (en) * 2014-08-04 2016-02-04 Google Inc. Identifying the language of a spoken utterance
AU2015354685A1 (en) * 2014-11-27 2017-06-29 Guowang Miao Methods and apparatus for enabling proximity services in mobile networks
WO2016087497A1 (en) * 2014-12-02 2016-06-09 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Combined power control for d2d wireless communication
US9980204B2 (en) * 2015-03-16 2018-05-22 Ofinno Technologies, Llc Channel state information transmission
US10548121B2 (en) * 2016-02-03 2020-01-28 Comcast Cable Communications, Llc Downlink and uplink channel transmission and monitoring in a wireless network
US12015985B2 (en) * 2016-02-24 2024-06-18 Nokia Solutions And Networks Oy Uplink transmit power control
US10925005B2 (en) * 2016-03-25 2021-02-16 Apple Inc. Uplink power control for 5G systems
CN108886457B (zh) * 2016-04-01 2021-11-30 华为技术有限公司 用于srs切换、发送和增强的***与方法
CN108141825B (zh) * 2016-04-18 2021-01-05 华为技术有限公司 一种功率控制方法和网络侧设备以及用户设备
US10213271B2 (en) * 2016-07-06 2019-02-26 Illumix Surgical Canada Inc. Illuminating surgical device and control element
WO2018030855A1 (ko) * 2016-08-11 2018-02-15 엘지전자(주) 무선 통신 시스템에서 채널 상태 정보 참조 신호 송수신 방법 및 이를 위한 장치
US10425139B2 (en) * 2016-09-21 2019-09-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for beam management reference signals in wireless communication systems
KR102102089B1 (ko) * 2016-09-24 2020-04-20 오피노 엘엘씨 무선 네트워크 및 무선 장치에서의 불연속 수신
EP3536049A1 (en) * 2016-11-02 2019-09-11 IDAC Holdings, Inc. Devices, systems and methods for power efficient beam management in wireless systems
US10548096B2 (en) * 2017-04-21 2020-01-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Information type multiplexing and power control
CN110383905B (zh) * 2017-05-05 2021-05-18 华为技术有限公司 上行链路传输的功率控制方法
US10425900B2 (en) * 2017-05-15 2019-09-24 Futurewei Technologies, Inc. System and method for wireless power control
US11737029B2 (en) * 2019-08-06 2023-08-22 Qualcomm Incorporated Downlink pathloss determination for transmit power control for sidelink communications

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010531579A (ja) 2007-06-20 2010-09-24 クゥアルコム・インコーポレイテッド 電力制御のための方法及び装置
JP2013070405A (ja) 2012-11-12 2013-04-18 Adaptix Inc マルチキャリヤ通信システム(multi−carriercommunicationsystem)における電力コントロール方法、加入者ユニット、加入者ユニットを動作させる命令を格納した非一時的なコンピュータ可読記憶媒体
JP2016521512A (ja) 2013-05-10 2016-07-21 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated eIMTA干渉緩和のための拡張電力制御のシグナリング
JP2015139101A (ja) 2014-01-22 2015-07-30 株式会社Nttドコモ ユーザ端末、無線通信システム及び送信電力制御方法
WO2017044696A1 (en) 2015-09-10 2017-03-16 Interdigital Patent Holdings, Inc. Multi-user power control methods and procedures
JP2018530228A (ja) 2015-09-10 2018-10-11 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド マルチユーザ電力制御方法および手順

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Intel Corporation,Discussion On UL Power Control for Data Channel[online],3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1707422,2017年05月07日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1707422.zip>
Nokia, Alcatel-Lucent Shanghai Bell,UL Power Control for MIMO[online],3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1708220,2017年05月05日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1708220.zip>

Also Published As

Publication number Publication date
KR20200006126A (ko) 2020-01-17
WO2018210241A1 (en) 2018-11-22
US10694472B2 (en) 2020-06-23
EP3626001A4 (en) 2020-06-03
CN113784426A (zh) 2021-12-10
EP3626001A1 (en) 2020-03-25
US10425900B2 (en) 2019-09-24
CA3063799A1 (en) 2018-11-22
CN110637485A (zh) 2019-12-31
BR112019024051A2 (pt) 2020-06-02
US11924772B2 (en) 2024-03-05
US11317355B2 (en) 2022-04-26
EP4290941A3 (en) 2024-02-28
CN110637485B (zh) 2021-03-05
JP2020520201A (ja) 2020-07-02
US20180332541A1 (en) 2018-11-15
EP3626001B1 (en) 2023-09-13
EP4290941A2 (en) 2023-12-13
US20190364513A1 (en) 2019-11-28
US20200275382A1 (en) 2020-08-27
KR102269476B1 (ko) 2021-06-24
CA3063799C (en) 2023-05-02
US20220248338A1 (en) 2022-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7032442B2 (ja) ワイヤレス電力制御のシステムおよび方法
JP7157845B2 (ja) 多入力多出力無線システムのためのサウンディング基準信号の電力制御
JP7130832B2 (ja) アップリンク送信のための電力制御の方法
WO2019101204A1 (zh) 一种功率控制的方法、装置及***
WO2018127022A1 (zh) 发送功率的确定方法、装置及***
JP2023523178A (ja) 複数のtrpへのサイマルpusch送信
CN108112065B (zh) 发送功率的确定、信令配置方法及装置、终端、基站
RU2748376C2 (ru) Терминал пользователя и способ радиосвязи
CN115989700A (zh) 用于对朝向多个trp的上行链路传送的功率控制
JP2023536955A (ja) 無線通信システムにおいて上りリンク送受信方法及び装置
US11063734B2 (en) Configuration of periodic signals in a time division duplex communication system
JPWO2019026296A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
CN117223344A (zh) 无线通信网络中的发射功率控制
KR102341474B1 (ko) 빔포밍 시스템에서 단말의 송신 전력 제어 방법 및 장치
WO2019096316A1 (zh) 通信方法、通信装置和***
WO2023139519A1 (en) Medium access control (mac) control element (ce) design for multiple power management maximum power reduction (p-mpr) reporting
CN118118991A (zh) 用于多时隙传输块传输的上行链路功率控制

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200114

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210329

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210628

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7032442

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150