JP7030062B2 - 情報処理システム、及び情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システム、及び情報処理装置に関する。
従来、経路検索に関し、目的地に到達するまでに要する時間以外の様々な要素を反映して、経路検索を行う技術が提案されている。例えば、特許文献1には、屋外で乗り換えに要する時間が少ない経路を検索する技術が開示されている。また例えば、特許文献2には、客観的な経路検索ではなく、ユーザによる新たな発見を支援するために、経路選択の優先順位を決めておき、ユーザの嗜好に合わせた迂回ルートの提示が行える技術が開示されている。また例えば、特許文献3には、複数のユーザの関係性を考慮して、最適な経路検索の結果(案内情報)を提示する技術が開示されている。
特開2016-151548号公報 特開2016-127677号公報 国際公開第2016/121174号
ここで、経路検索に関し、ユーザが望む経路は、ユーザの感情によって変化するものと想定される。従って、ユーザの感情を反映した経路検索の結果をユーザに提示できれば、ユーザの利便性の向上を図ることができる。しかしながら、特許文献1-3には、経路検索に際し、ユーザの感情を反映する技術について開示は無い。
本発明は、ユーザの感情を反映して経路検索を行うことができる情報処理システム、及び情報処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、入力された経路検索情報に基づいて経路検索を行う検索部(201)を備え、前記検索部が検索した結果を出力する情報処理システム(1)において、前記検索部が検索する経路の対象には、自動二輪車により移動する経路が含まれており、前記検索部は、前記経路検索情報、及び種々の事象に対して検索者が抱く感情と同じ感情を持つよう構成された人工知能から得られる感情情報に基づいて、経路検索を行い、上記人工知能は、少なくとも、上記検索者が入力する当該検索者自身の感情に関連する情報と、センサ及び又は装置により検出される上記検索者の行動に係る情報と、に基づいて、種々の事象に対して上記検索者が抱く感情と同じ感情を持つように構成され、上記検索者の行動に係る情報には、上記検索者の生体情報、顔画像、発話音声、位置情報、時間帯情報のいずれかが含まれ、前記人工知能は、さらに、荷物の量、服装、及び身なりを含む、装置により検出されるユーザの状態にも基づいて、種々の事象に対して前記検索者が抱く感情と同じ感情を持つように構成され、前記身なりとは、眼鏡の着用有無や整髪料の使用の有無、化粧の状態、アクセサリの着用有無を含む
この構成によれば、情報処理システムは、経路検索に際し、ユーザの感情を反映して、ユーザにとって適した経路を検索することができる。
また、本発明は、前記検索部は、前記経路検索情報、及び前記感情情報に加え、過去に前記検索者が利用する経路として選択した経路に関する選択情報に基づいて、経路検索を行うことを特徴とする。
この構成によれば、検索部は、経路検索に際し、検索者が過去に行った経路の選択を反映して、的確に、経路を検索できる。
また、本発明は、前記検索部が検索する経路の対象には、車両による移動する経路が含まれることを特徴とする。
この構成によれば、検索部は、検索者が車両を利用した移動を行なうことも踏まえ、検索者の感情を反映して多様な経路を検索できる。
また、本発明は、前記人工知能は、車両による移動に関して前記検索者が抱く感情と同じ感情を持つよう構成されることを特徴とする。
この構成によれば、検索部は、車両による移動を伴う経路を検索することの妥当性について、検索者の感情を反映して適切に判断できる。
また、本発明は、前記経路検索情報は、出発地に関する情報、及び、目的地に関する情報のほか、目的地に至るまでに経由する経由地が設定された場合は、前記経由地に関する情報を含み、前記検索部は、前記経路検索情報が、前記経由地に関する情報を含む場合、前記経由地までの移動、及び、前記経由地からの移動を反映して経路検索を行うことを特徴とする。
この構成によれば、検索部は、経由地が設定された場合に、経由地の存在を踏まえた的確な経路を検索できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、経路検索情報を入力する入力部(12)と、経路検索の結果を出力する出力部(12)と、前記入力部、及び前記出力部を制御する制御部(10)を備える情報処理装置(2)であって、前記経路検索の対象には、自動二輪車により移動する経路が含まれており、前記制御部は、前記入力部に入力された前記経路検索情報、及び種々の事象に対して検索者が抱く感情と同じ感情を持つよう構成された人工知能から得られる感情情報、に基づいて行われた経路検索の結果を、前記出力部に出力させ、前記人工知能は、少なくとも、前記検索者が入力する当該検索者自身の感情に関連する情報と、センサ及び又は装置により検出される前記検索者の行動に係る情報と、に基づいて、種々の事象に対して前記検索者が抱く感情と同じ感情を持つように構成され、前記検索者の行動に係る情報には、前記検索者の生体情報、顔画像、発話音声、位置情報、時間帯情報のいずれかが含まれ、前記人工知能は、さらに、荷物の量、服装、及び身なりを含む、装置により検出されるユーザの状態にも基づいて、種々の事象に対して前記検索者が抱く感情と同じ感情を持つように構成され、前記身なりとは、眼鏡の着用有無や整髪料の使用の有無、化粧の状態、アクセサリの着用有無を含む
この構成によれば、情報処理装置は、ユーザの感情を反映して検索された経路をユーザに提示することができる。
第1の発明によれば、情報処理システムは、経路検索に際し、ユーザの感情を反映して、ユーザにとって適した経路を検索することができる。
第2の発明によれば、人工知能は、検索者が入力した情報と、検索者の行動とを反映して、的確に検索者の感情と同質の感情を生成できる。検索者の感情に近い感情が生成されることにより、より感情に沿った検索をすることが可能になる。
第3の発明によれば、検索部は、経路検索に際し、検索者が過去に行った経路の選択を反映して、的確に、経路を検索できる。過去に行った経路の選択結果は実際に感情を反映したデータであり、選択時の他の情報と選択結果を反映させることで、より感情に沿った検索をすることが可能になる。一例を挙げると前回雨の日には、徒歩ではなくバスを選択していた場合などにおいては、当日が雨であれば徒歩に比べてバスを優先した検索をすることになる。
第4の発明によれば、検索部は、徒歩及び公共交通機関以外の移動手段として、タクシー(配車サービスを含む)、レンタル又はシェア車(自動車・二輪車・自転車を含む)も含めた検索が可能になり、より多くの選択肢からの検索が可能になる。即ち、検索者の感情を反映して多様な経路を検索できる。
第5の発明によれば、車両による移動に対する検索者の感情を踏まえた経路の検索が可能となる。
第6の発明によれば、検索部は、経由地が設定された場合に、経由地の存在を踏まえた的確な経路を検索できる。なお、経由地は、公共交通機関における駅等の特定された場所だけではなく、任意の地点を意味する。任意の地点を経由地とする検索ができれば、移動全体の行為の最適化を図ることができる。
第7の発明によれば、情報処理装置は、ユーザの感情を反映して検索された経路をユーザに提示することができる。
図1は、情報処理システムの構成を示す図である。 図2は、端末の機能的構成を示すブロック図である。 図3は、制御サーバの機能的構成を示すブロック図である。 図4は、人工知能モジュール改変部の説明に用いる図である。 図5は、端末、及び、制御サーバの動作を示すフローチャートである。 図6は、情報入力画面を示す図である。 図7は、区間経路の優先度の設定の説明に用いる図である。 図8は、検索部、及び、人工知能モジュール実行部の動作を示すフローチャートである。 図9は、区間経路の優先度の設定の説明に用いる図である。 図10は、区間経路の優先度の設定の説明に用いる図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成を示す図である。
情報処理システム1は、ユーザの要求に応じて、目的地までの経路検索を行い、経路検索の結果をユーザに提示するシステムである。後述するように、情報処理システム1では、ユーザの感情を反映した経路検索を行って、ユーザに適した経路を提示することが可能である。
図1に示すように、情報処理システム1は、インターネット、電話網、その他の通信網を含んで構成されるネットワークNに接続された複数の端末2(情報処理装置)を備える。情報処理システム1は、ネットワークNに接続された制御サーバ3(情報処理装置)を備える。端末2と、制御サーバ3とは、ネットワークNを介して通信可能である。端末2と、制御サーバ3との間での通信に用いられる通信プロトコルは何でもよい。通信プロトコルは、例えば、HTTPであり、また例えば、WebSocketである。詳細は省略するが、端末2と、制御サーバ3との間では、既存の暗号化技術や、仮想専用線技術等により、セキュアな通信が行われる。
端末2は、ユーザが操作可能な装置であり、少なくとも、情報を入力する入力部(画面など)と、情報を出力する出力部(画面など)とを備える。端末2は、例えば、タブレット型のコンピューターや、携帯電話(例えば、いわゆるスマートフォン。)、ノート型のコンピューター、デスクトップ型のコンピューターである。本実施形態では、端末2を、ユーザが所有するタブレット型のコンピューターとして実施形態を説明する。
制御サーバ3は、端末2をクライアントの1つとするサーバ装置である。制御サーバ3は、経路検索サービス(後述)を提供する。なお、図1では、制御サーバ3を、1つのブロックによって表現するが、これは制御サーバ3が単一のサーバ装置により構成されることを意味するものではない。例えば、制御サーバ3は、複数のサーバ装置を含んで構成されたものでもよく、また、所定のシステムの一部であってもよい。例えば各データベースを個別に管理するサーバであってもよく、各データベースの一部が携帯端末内にあってもよい。すなわち、制御サーバ3は、後述する各種処理を実行可能な構成であれば、その形態を問わない。
図2は、端末2の機能的構成を示すブロック図である。
端末2は、前面の広い領域にタッチパネル12が設けられたタブレット型のコンピューターである。
図2に示すように、端末2は、端末制御部10(制御部)と、端末通信部11と、タッチパネル12(入力部)(出力部)と、端末記憶部13とを備える。
端末制御部10は、CPUや、ROM、RAM、ASIC、信号処理回路等を備え、端末2の各部を制御する。端末制御部10は、例えばCPUが、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して処理を実行し、また例えばASICに実装された機能により処理を実行し、また例えば信号処理回路で信号処理を行って処理を実行する等、ハードウェア及びソフトウェアにより処理を実行する。
端末通信部11は、端末制御部10の制御に従って、ネットワークNにアクセスし、ネットワークNと接続する外部の装置(制御サーバ3を含む。)と所定の通信プロトコルに従って通信する。
タッチパネル(インターフェイス)12は、液晶表示パネルや、有機ELパネル等の表示パネルを備え、端末制御部10の制御で、表示パネルに情報を表示する。また、タッチパネル12は、表示パネルに重ねて配置されたタッチセンサーを備え、ユーザによるタッチパネル12に対する操作を検出し、検出した操作に対応する信号を端末制御部10に出力する。端末制御部10は、タッチパネル12からの入力に基づいて、ユーザによるタッチパネル12に対する操作に対応する処理を実行する。
タッチパネル12は、経路検索情報を入力する「入力部」、及び、経路検索の結果を表示(出力)する「出力部」として機能する。
端末記憶部13は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に不揮発的に記憶する。
端末記憶部13は、専用アプリケーションAPを記憶する。専用アプリケーションAPは、後述するように、制御サーバ3が提供する経路検索サービスをユーザが利用する場合に用いられるアプリケーションである。専用アプリケーションAPは、例えば、後述するサービス提供会社が提供するアプリケーションであり、ユーザにより、所定の手段で端末2にインストールされる。
図3は、制御サーバ3の機能的構成を示すブロック図である。
制御サーバ3は、端末2をクライアントの1つとするサーバ装置である。
図3に示すように、制御サーバ3は、サーバ制御部20と、サーバ通信部21と、サーバ記憶部22とを備える。
サーバ制御部20は、CPUや、ROM、RAM、ASIC、信号処理回路等を備え、制御サーバの各部を制御する。サーバ制御部20は、例えばCPUが、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して処理を実行し、また例えばASICに実装された機能により処理を実行し、また例えば信号処理回路で信号処理を行って処理を実行する等、ハードウェア及びソフトウェアにより処理を実行する。
サーバ制御部20は、機能ブロックとして、検索部201と、人工知能モジュール改変部202と、人工知能モジュール実行部203と、感情要素情報取得部204と、ユーザ入力情報取得部205とを備える。これら機能ブロックは、CPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により処理を実行する。これら機能ブロックについては後述する。
サーバ通信部21は、サーバ制御部20の制御に従って、ネットワークNにアクセスし、ネットワークNと接続する外部の装置(端末2を含む。)と所定の通信プロトコルに従って通信する。
サーバ記憶部22は、ハードディスクや、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に不揮発的に記憶する。
サーバ記憶部22は、人工知能管理データベース221と、経路データベース222と、ユーザ履歴管理データベース223とを記憶する。これらデータについては後述する。
ところで、上述したように、本実施形態に係る制御サーバ3は、経路検索サービスを提供する。経路検索サービスは、ユーザ(検索者)の要求に応じて、ユーザが指定した目的地までの経路検索を行い、経路検索の結果を出力するサービスである。なお、本実施形態において、目的地までの経路とは、ユーザが目的地に至るまでに使用する交通手段が特定の手段に限定されていない状況で、ユーザが1又は複数の交通手段(交通手段には、「徒歩」も含む。)を利用して、出発地を出発してから目的地に至るまでの経路を意味する。
ここで、経路検索に関し、ユーザが望む経路は、ユーザの感情によって変化するものと想定される。従って、ユーザの感情を反映した経路検索を行って、経路検索の結果をユーザに提示できれば、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
以上のことを踏まえ、本実施形態に係る制御サーバ3、及び、端末2は、以下の処理を実行する。
ここで、制御サーバ3が提供する経路検索サービスについて、当該サービスを利用することを望むユーザは、事前に、ユーザ登録を行う。ユーザ登録は、所定の会社(以下、「サービス提供会社」という。)により適切に行われる。ユーザ登録が完了したユーザには、ユーザを識別する識別情報(以下、「ユーザ識別情報」という。)がサービス提供会社により発行される。ユーザ識別情報は、サービス提供会社により、所定の方法でユーザに通知される。新規のユーザ登録する場合だけでなく、既に他のサービスで登録したユーザ情報の共有を許可する形で既に所有しているユーザ識別情報(所謂ID)を用いてもよい。
以下、まず、制御サーバ3のサーバ記憶部22の人工知能管理データベース221について説明する。
なお、本実施形態において、「モジュール」とは、所定の機能を有し、CPU等の演算処理を実行する主体に、当該所定の機能に基づく処理を実行させるプログラム(プログラムが使用するデータを含む。)を意味する。
人工知能管理データベース221は、ユーザ登録が完了したユーザごとにレコードを有する。人工知能管理データベース221の各レコードは、対応するユーザのユーザ識別情報と、対応するユーザの人工知能モジュールMとを対応付けて記憶する。
このように、制御サーバ3は、人工知能管理データベース221により、経路検索サービスにユーザ登録したユーザのそれぞれの人工知能モジュールMを管理する。
なお、制御サーバ3が、必ずしも、人工知能管理データベース221を記憶する必要は無い。制御サーバ3以外の外部の装置(例えば、制御サーバ3以外のサーバ。)が、人工知能管理データベース221を記憶し、制御サーバ3が、適宜、当該外部の装置にアクセスし、人工知能管理データベース221を利用する構成でもよい。
次に、人工知能管理データベース221が記憶する人工知能モジュールMについて、説明する。
1のユーザの人工知能モジュールMは、当該1のユーザの感情と同質の感情が生成され、情報の入力に対して、当該1のユーザの感情と同質の感情を反映した情報を出力する機能を有するモジュールである。後述するように、1のユーザの人工知能モジュールMは、人工知能モジュール改変部202により、当該1のユーザの感情が生成されるように、適宜、改変される。尚、ここで言う同質の感情とは、本人の感情と実質的にイコールの感情を意味するもである。即ちある事象に対して本人が抱く感情と同じ感情を生成することができる人工知能のことをいう。
次に、制御サーバ3の人工知能モジュール改変部202について説明する。
人工知能モジュール改変部202は、人工知能技術を用いて、1のユーザの人工知能モジュールMに、当該1のユーザの感情と同質の感情が生成されるように、適宜、人工知能モジュールMを改変する。以下、人工知能モジュール改変部202の処理について詳述する。
人工知能技術は、例えば、各種フィルタリングに関する技術、独立成分分析に関する技術、SVM(Support Vector Machine)に関する技術、輪郭抽出その他の画像処理技術、パターン認識(例えば、音声認識や、顔認識等。)に関する技術、自然言語処理に関する技術、知識情報処理に関する技術、強化学習に関する技術、ベイジアンネットワークに関する技術、SOM(自己組織化マップ)に関する技術、ニューラルネットワークに関する技術、Deep Learning(深層学習)に関する技術を含む。
図4は、人工知能モジュール改変部202の説明に用いる図である。
1のユーザの人工知能モジュールMの改変に関し、感情要素情報取得部204は、当該1のユーザに関する感情要素情報を、適宜、取得し、人工知能モジュール改変部202に出力する。すなわち、人工知能モジュール改変部202には、当該1のユーザに関する感情要素情報が、適宜、入力される。感情要素情報は、センサや、装置等から入力される情報であって、人工知能モジュールMに、ユーザの感情と同質の感情を生成する際に用いることが可能な情報である。特に、感情要素情報は、以下で例示するように、ユーザの日常の行動に基づく情報を含む。
例えば、感情要素情報は、ユーザの生体情報である。生体情報は、例えば、ユーザの心拍数、血圧、呼吸数、発汗量、体温、声紋、脳波、眼球(瞳孔)の変化等を示す情報である。例えば、ユーザが装着する腕時計型のウェアラブル端末に生体情報を検出する機能が実装され、当該ウェアラブ端末や携帯端末に内蔵されたカメラがユーザの生体情報を検出し、検出した生体情報を制御サーバ3に送信する。
また例えば、感情要素情報は、ユーザの顔が撮像されて生成される撮像画像情報である。例えば、ユーザが居住する家の玄関等に設けられたカメラが撮像画像情報を生成し、生成した撮像画像情報を制御サーバ3に送信する。また例えば、ユーザが車両(自動二輪車や、自動四輪車等。)を所有する場合において、当該車両でユーザの顔を撮像可能な位置に設けられたカメラが撮像画像情報を制御サーバ3に送信する。
また例えば、感情要素情報は、ユーザの発話が記録された音声情報である。例えば、ユーザが居住する家の所定の位置に設けられたマイクを有する収音装置が音声情報を生成し、生成した音声情報を制御サーバ3に送信する。また例えば、ユーザが自動二輪車を所有する場合において、ユーザが装着するヘルメットに設けられたヘッドセットが音声情報を生成し、生成した音声情報を制御サーバ3に送信する。
また例えば、感情要素情報は、ユーザが所有する車両(自動二輪車や、自動二輪車等。)の使用態様を示す情報である。例えば、車両に設けられた車載装置が、車両に設けられた各種センサから、ユーザによる車両の使用態様を検出し、使用態様を示す情報を制御サーバ3に送信する。
また例えば、感情要素情報は、ユーザが所有する家電(テレビや、冷蔵庫、炊飯器、掃除機等。)の使用態様を示す情報である。例えば、家電が、家電に設けられた各種センサから、ユーザによる家電の使用態様を検出し、使用態様を示す情報を制御サーバ3に送信する。
また例えば、感情要素情報は、ユーザの位置を示す位置情報である。例えば、ユーザが携帯する携帯端末(スマートフォン等。)や、ユーザが搭乗する車両の車載装置が、GPSユニット等からの入力に基づいて、ユーザの位置を検出し、位置情報を制御サーバ3に送信する。
また例えば、感情要素情報は、ユーザの周囲の環境を示す環境情報である。環境は、例えば、外気温、湿度、天気、時間帯(朝、昼、夜等。)、季節等である。例えば、ユーザが携帯する携帯端末や、ユーザが装着するウェアラブル端末が、各種センサや、所定のサーバにアクセスして得た情報に基づいて、ユーザの周囲の環境を検出し、環境情報を制御サーバ3に送信する。
上記で例示した感情要素情報は、あくまで一例である。感情要素情報として、種々のセンサ、種々の装置が検出する情報を用いることができる。
人工知能モジュール改変部202は、1のユーザに関する感情要素情報に基づいて、人工知能技術により、人工知能モジュールMに、当該1のユーザの感情と同質の感情が生成されるように、適宜、人工知能モジュールMを改変する。
例えば、人工知能モジュール改変部202は、環境情報や、位置情報、生体情報、撮像画像情報、音声情報等に基づいて、ユーザがどういった環境でどういった感情を抱くのかを認識し、当該認識に基づいて、人工知能モジュールMにユーザの感情と同質の感情が生成されるように、人工知能モジュールMを改変する。また例えば、人工知能モジュール改変部202は、車両の使用態様を示す情報や、家電の使用態様を示す情報に基づいて、ユーザがどういった使用態様で車両や、家電等の物を使用することを好み、又は、好まないのかを認識し、当該認識に基づいて、人工知能モジュールMにユーザの感情と同質の感情が生成されるように、人工知能モジュールMを改変する。
なお、人工知能モジュール改変部202に入力される感情要素情報には、ユーザ識別情報が付加されており、人工知能モジュール改変部202は、感情要素情報に基づいて人工知能モジュールMを改変する際、当該情報に付加されたユーザ識別情報に基づいて改変すべき人工知能モジュールMを特定し、特定した人工知能モジュールMを改変する。
また、1のユーザの人工知能モジュールMの改変について、ユーザ入力情報取得部205は、当該1のユーザに関する感情要素情報を、適宜、取得し、人工知能モジュール改変部202に出力する。すなわち、人工知能モジュール改変部202には、当該1のユーザに関するユーザ入力情報が、適宜、入力される。ユーザ入力情報は、ユーザが入力する情報であって、人工知能モジュールMに、ユーザの感情と同質の感情を生成する際に用いることが可能な情報である。
例えば、事前に、ユーザに対して、サービス提供会社から、ユーザの性格を分析するためのアンケートが通知される。そして、当該アンケートに対するユーザの回答(当該アンケートに対してユーザが入力する情報。)が、ユーザ入力情報に相当する。ユーザ入力情報は、アンケートに対する回答に限らず、人工知能モジュールMに、ユーザの感情と同質の感情を生成する際に用いることが可能な情報であって、ユーザが意図的に入力する情報であれば、何でもよい。
人工知能モジュール改変部202は、ユーザ入力情報に基づいて、人工知能技術を使って、例えば統計学的手法を応用して、ユーザの性格を分析する。ユーザの性格とは、例えば、ユーザがどういった環境でどういった感情を抱くのかといったユーザの感情の傾向であり、また例えば、ユーザがどういった状況のときにどういった行動を取る傾向があるのかといったユーザの行動の傾向である。人工知能モジュール改変部202は、分析したユーザの性格に基づいて、人工知能モジュールMにユーザの感情と同質の感情が生成されるように、人工知能モジュールMを改変する。
なお、人工知能モジュール改変部202に入力されるユーザ入力情報には、ユーザ識別情報が付加されており、人工知能モジュール改変部202は、ユーザ入力情報に基づいて人工知能モジュールMを改変する際、当該情報に付加されたユーザ識別情報に基づいて改変すべき人工知能モジュールMを特定し、特定した人工知能モジュールMを改変する。
以上、人工知能モジュール改変部202による人工知能モジュールMの改変について説明したが、上記の説明で例示した人工知能モジュール改変部202の処理は一例である。人工知能モジュールMの改変にあたり、人工知能モジュール改変部202は、人工知能技術、その他の技術を用いた種々の処理が実行可能であり、また、処理の実行にあたり、例示した情報以外の種々の情報を利用可能である。また、人工知能モジュール改変部202が、感情要素情報と、ユーザ入力情報との組み合わせを用いて、人工知能モジュールMを改変してもよい。
次に、ユーザが、制御サーバ3が提供する経路検索サービスを利用する場合の端末2、及び、制御サーバ3の動作について説明する。
図5のフローチャートFAは端末2の動作を示すフローチャートであり、図5のフローチャートFBは制御サーバ3の動作を示すフローチャートである。
図5のフローチャートFAに示すように、経路検索サービスを利用する際、ユーザは、端末2のタッチパネル12をタッチ操作して、専用アプリケーションAPを起動する(ステップS1)。
なお、端末制御部10は、フローチャートFAの各処理を、ステップS1でユーザにより起動された専用アプリケーションAPの機能により実行する。
図5のフローチャートFAに示すように、端末2の端末制御部10は、専用アプリケーションAPの起動に応じて、タッチパネル12に、情報入力画面G1を表示させる(ステップSA1)。
図6は、情報入力画面G1を示す図である。
図6に示すように、情報入力画面G1は、出発地入力欄N1を有する。出発地入力欄N1は、出発地を示す情報(以下、「出発地情報」という。)を入力する欄である。出発地入力欄N1がユーザによりタッチ操作されると、画面が切り替わり、出発地情報を入力する画面(以下、「出発地入力画面」という。)が表示される。ユーザは、出発地入力画面に、出発地情報を直接入力したり、予め用意された出発地情報から選択したりする等して、出発地を示す情報を入力し、確定する。本実施形態では、ユーザは、電車の駅や、バスの停留所、飛行機の空港、船舶の係留場等のみならず、特定の施設を出発地とすることができる。特定の施設は、例えば、ユーザの家や、ユーザの職場、イベント会場、店舗等である。ユーザは、特定の施設を事前に登録することができ、出発地入力画面で、登録した施設の中から1の施設を選択することによって、出発地情報を入力することができる。
出発地入力画面で出発地情報の入力が確定すると、画面が情報入力画面G1へと切り替わる。情報入力画面G1の出発地入力欄N1には、入力が確定した出発地情報が表示される。
図6に示すように、情報入力画面G1は、目的地入力欄N2を有する。目的地入力欄N2は、目的地を示す情報(以下、「目的地情報」という。)を入力する欄である。目的地入力欄N2がユーザによりタッチ操作されると、画面が切り替わり、目的地情報を入力する画面(以下、「目的地入力画面」という。)が表示される。目的地入力画面では、ユーザは、上述した出発地入力画面と同様の方法で、目的地情報を入力し、確定することができる。ユーザは、出発地と同様、特定の施設を、目的地とすることができる。
目的地入力画面で目的地情報の入力が確定すると、画面が情報入力画面G1へと切り替わる。情報入力画面G1の目的地入力欄N2には、入力が確定した目的地情報が表示される。
図6に示すように、情報入力画面G1は、経由地入力欄N3を有する。経由地入力欄N3は、ユーザが目的地に至るまでに経由することを望む1又は複数の経由地を示す情報(以下、「経由地情報」という。)を入力する欄である。経由地入力欄N3がユーザによりタッチ操作されると、画面が切り替わり、経由地情報を入力する画面(以下、「経由地入力画面」という。)が表示される。経由地入力画面では、ユーザは、上述した出発地入力画面と同様の方法で、経由地情報を入力し、確定することができる。ユーザは、出発地と同様、特定の施設を、経由地とすることができる。
経由地入力画面で経由地情報の入力が確定すると、画面が情報入力画面G1へと切り替わる。情報入力画面G1の経由地入力欄N3には、入力が確定した経由地情報が表示される。本実施形態では、目的地に至るまでに、複数の経由地を経由することを望む場合、ユーザは、情報入力画面G1に、複数の経由地情報を入力することができる。
このように、本実施形態では、ユーザは、目的地、出発地、及び経由地として、公共交通機関の駅などの特定された場所だけではなく、任意の地点を選択できる。
図6に示すように、情報入力画面G1は、検索開始ボタンB1を有する。検索開始ボタンB1は、情報入力画面G1への情報の入力を確定し、経路検索の開始を指示するボタンである。
なお、情報入力画面G1に入力された情報は、後述するように、制御サーバ3が経路検索を行う際に用いられる。本実施形態では、情報入力画面G1に入力される情報は、出発地情報と、目的地情報と、経由地情報とであるが、これ以外の情報が情報入力画面G1に入力されて、経路検索に際して制御サーバ3に用いられる構成でもよい。例えば、出発地を出発する予定の日時を示す情報や、目的地に到着する予定の日時を示す情報、経由地に到着する予定の日時を示す情報、経由地を出発する予定の日時を示す情報、検索条件(例えば、バスの使用を禁止する等。)を示す情報が情報入力画面G1に入力可能な構成でもよい。
ユーザは、情報入力画面G1に各情報を入力した後、検索開始ボタンB1をタッチ操作することにより、経路検索の開始を指示する(ステップS2)。
ユーザにより情報入力画面G1の検索開始ボタンB1が操作されたことを検出すると、端末制御部10は、当該画面に入力された目的地情報、出発地情報、及び、経由地情報を取得する(ステップSA2)。ユーザにより経由地情報が入力されていない場合は、経由地情報の値は、ヌル値である。
以下の説明では、目的地情報、出発地情報、及び、経由地情報の組み合わせを、「経路検索情報」という。経路検索情報は、経路検索にあたって、ユーザにより入力される情報である。
次いで、端末制御部10は、ユーザ状態情報を取得する(ステップSA3)。以下、ステップSA3の処理について詳述する。
ユーザ状態情報とは、現時点のユーザの状態に関する情報である。ユーザの状態は、目的地までの経路に関し、ユーザが望む経路(ユーザに適した経路。)に影響を与えるようなユーザの状態を意味する。
例えば、ユーザの状態は、ユーザの体調である。ユーザの体調により、ユーザが目的地に至るまでの経路として利用することを望む経路は変化するものと想定される。例えば、ユーザの体調が悪いときは、ユーザは、身体的な負担が軽い経路を望むことが想定される一方、ユーザの体調が悪くないときは、ユーザは、経路に関して、身体的な負担を重要視しないと想定される。端末制御部10は、例えば以下の方法で、ユーザの体調に関するユーザ状態情報を取得する。例えば、ユーザには、ユーザの心拍数、血圧、呼吸数、発汗量、体温等の生体情報を取得する機能を有するウェアラブル端末が装着される。生体情報は、ユーザの体調に応じて値が変化する情報であり、ユーザの体調を推定するのに用いることができる。そして、端末制御部10は、ウェアラブル端末と通信して、生体情報を取得することによって、ユーザの体調に関するユーザ状態情報を取得する。また例えば、端末制御部10は、所定のユーザインターフェースをタッチパネル12に表示させて、体調に関する情報をユーザに入力させ、入力された情報に基づいて、ユーザの体調に関するユーザ状態情報を取得する。また例えば、端末制御部10は、ユーザの現時点の顔を撮像可能な撮像手段から、ユーザの体調に関するユーザ状態情報として、撮像画像情報を取得する。ユーザの顔の状態(顔色等。)は、ユーザの体調によって変化するため、撮像画像情報は、ユーザの体調を推定するのに用いることができる。
また例えば、ユーザの状態は、ユーザの荷物の量である。ユーザの荷物の量により、ユーザが目的地に至るまでの経路として利用することを望む経路は変化するものと想定される。例えば、ユーザの荷物が多いときは、ユーザは、徒歩の距離が短い経路を望むことが想定される一方、ユーザの荷物が多くないときは、ユーザは、経路に関して、徒歩の距離を重要視しないと想定される。端末制御部10は、例えば以下の方法で、ユーザの荷物の量に関するユーザ状態情報を取得する。例えば、端末制御部10は、所定のユーザインターフェースをタッチパネル12に表示させて、ユーザの荷物の量に関する情報をユーザに入力させ、入力された情報に基づいて、ユーザの荷物の量に関するユーザ状態情報を取得する。
また例えば、ユーザの状態は、ユーザの服装である。ユーザの服装には、ユーザが着用する服のほか、ユーザが履く靴(運動靴、革靴、ヒール等。)も含む。ユーザの服装により、ユーザが目的地に至るまでの経路として利用することを望む経路は変化するものと想定される。例えば、ユーザの服装が、汚れや乱れが好ましくない服装のときは、ユーザは、屋外の滞在時間が長い経路を望まないことが想定される一方、ユーザの服装が、汚れや乱れを気にしなくてよい服装のときは、ユーザは、経路に関して、屋外での滞在時間を重要視しないと想定される。また例えば、ユーザが動きにくい靴(例えば、ヒール。)を履いている場合は、ユーザは、徒歩の距離が短い経路を望むことが想定される一方、ユーザが動きやすい靴(例えば、運動靴)を履いているときは、ユーザは、経路に関して、徒歩の距離を重要視しないと想定される。端末制御部10は、例えば以下の方法で、ユーザの服装に関するユーザ状態情報を取得する。例えば、端末制御部10は、所定のユーザインターフェースをタッチパネル12に表示させて、ユーザの服装に関する情報をユーザに入力させ、入力された情報に基づいて、ユーザの服装に関するユーザ状態情報を取得する。また例えば、端末制御部10は、ユーザの現時点の身体を撮像可能な撮像手段から撮像画像情報を取得し、取得した撮像画像情報を分析して、ユーザの服装に関するユーザ状態情報を取得する。
また例えば、ユーザの状態は、ユーザの身なりである。ユーザの身なりは、例えば、整髪料の使用の有無、化粧の状態、眼鏡の着用の有無、アクセサリの着用の有無等である。ユーザの身なりにより、ユーザが目的地に至るまでの経路として利用することを望む経路は変化するものと想定される。例えば、ユーザが整髪料を使用している場合は、ユーザは、ヘルメットの着用が必須となる二輪車の使用を望まないことが想定される。端末制御部10は、例えば以下の方法で、ユーザの身なりに関するユーザ状態情報を取得する。例えば、端末制御部10は、所定のユーザインターフェースをタッチパネル12に表示させて、ユーザの身なりに関する情報をユーザに入力させ、入力された情報に基づいて、ユーザの身なりに関するユーザ状態情報を取得する。また例えば、端末制御部10は、ユーザの現時点の身体を撮像可能な撮像手段から撮像画像情報を取得し、取得した撮像画像情報を分析して、ユーザの身なりに関するユーザ状態情報を取得する。
以上、ユーザ状態情報について例を挙げて説明したが、ユーザ状態情報は、例示した情報に限られない。すなわち、ユーザ状態情報は、ユーザが望む経路に影響を与えるようなユーザの状態に関する情報であればよい。
次いで、端末制御部10は、検索指示データを生成する(ステップSA4)。検索指示データは、ステップSA2で取得した経路検索情報(目的地情報、出発地情報、及び、経由地情報。)、ステップSA3で取得したユーザ状態情報、及びユーザ識別情報を含み、これら情報に基づいて経路検索の実行を指示する制御データである。ユーザ識別情報は、専用アプリケーションAPに登録される。
次いで、端末制御部10は、端末通信部11を制御して、ステップSA4で生成した検索指示データを制御サーバ3に送信する(ステップSA5)。制御サーバ3に検索指示データを送信するために必要な通信に関する情報(制御サーバ3のアドレスや、通信に用いる通信プロトコル等。)は、事前に登録される。ステップSA5において、例えば、端末制御部10は、HTTPに従って、HTTPリクエストとして、検索指示データを制御サーバ3に送信する。
図5のフローチャートFBに示すように、制御サーバ3のサーバ制御部20の検索部201は、サーバ通信部21を制御して、検索指示データを受信する(ステップSB1)。
次いで、検索部201は、人工知能管理データベース221を参照し、当該データベースにおいて、ステップSB1で受信した検索指示データに含まれるユーザ識別情報の値と同一の値のユーザ識別情報と対応付けられた人工知能モジュールMを特定する(ステップSB2)。ステップSB2で特定された人工知能モジュールMは、経路検索を指示したユーザに対応する人工知能モジュールMであり、当該ユーザの感情と同質の感情が生成されている。
次いで、検索部201は、ステップSB2で特定した人工知能モジュールMを読み出し(ロードし)、人工知能モジュールMの機能による処理が実行可能な状態とする(ステップSB3)。
サーバ制御部20が備える人工知能モジュール実行部203は、ステップSB3で読み出された人工知能モジュールMの機能により処理を実行する機能ブロックである。
次いで、検索部201は、サーバ記憶部22が記憶する経路データベース222を用いて、経路検索処理を実行する(ステップSB4)。以下、ステップSB4の経路検索処理について詳述する。
なお、経路データベース222は、経路検索を実行するために必要な経路に関する情報を記憶するデータベースである。経路データベース222は、出発地、目的地、及び経由地として設定可能な地点や、電車の交通網の駅、バスの交通網の停留所等により構成される結線点に対応するノードに関する情報や、ノードとノードとの間に形成されるリンクに関する情報等を有する。なお、本実施形態では、経路データベース222を制御サーバ3が記憶する構成であるが、当該データベースを、制御サーバ3と通信可能な外部の装置が記憶する構成でもよい。
以下の説明では、出発地から目的地までの経路を「目的地経路」と表現し、目的地経路上に存在する1の地点と、他の地点との間を「区間」と表現し、当該1の地点から、当該他の地点に至る経路のことを、「区間経路」と表現する。
ステップSB4の経路検索処理において、検索部201は、経路データベース222に基づいて、目的地経路を検索する。その際、検索部201は、1の地点と他の地点との区間について、区間経路の候補が、複数、ある場合は、ユーザの感情を反映して、各区間経路の優先度を設定する。優先度が高い区間経路ほど、ユーザに経路検索の結果を提示するときに、より高い優先順位で利用することが推奨され、優先度が低い区間経路ほど、ユーザに経路検索の結果を提示するときに、より低い優先順位で利用することが推奨される。以下、1の地点から、他の地点に至る区間において区間経路の候補が複数ある場合に、各区間経路に優先度を設定するときの検索部201の処理について例を挙げて説明する。
<第1の例>
図7は、第1の例の説明に用いる図である。
第1の例では、電車に係る路線R1に駅E1が存在すると共に、路線R1とは異なる路線R2に駅E2、及び駅E3が存在する。駅E1と駅E2とは、徒歩で移動することが想定されており、ユーザが駅E1から、駅E2まで徒歩で移動した場合、10分程度の時間を要する。駅E3の近傍には、ユーザが目的地として設定した施設S1が存在する。駅E3と施設S1との離間距離は、これら施設間を移動するのに要する時間を無視できるほど、短い。また、駅E1の近傍には、バス停B1が存在すると共に、施設S1の近傍には、バス停B2が存在する。駅E1とバス停B1との離間距離、及び、バス停B2と施設S1との離間距離は、それぞれ、施設間を移動するのに要する時間を無視できるほど、短い(概ね3分以内を想定。)。
第1の例では、ユーザが路線R1を使って駅E1に至った後、駅E1から施設S1に至る区間において、区間経路の候補が、2つ、存在する。すなわち、区間経路の候補として、駅E1から徒歩で駅E2に移動し、駅E2から路線R2を介して電車で駅E3に移動し、駅E3で電車を降りて施設S1に移動する第1区間経路がある。また、区間経路の候補として、駅E1からバス停B1に移動し、バス停B1からバスでバス停B2に移動し、バス停B2でバスを降りて施設S1に移動する第2区間経路がある。本例では、第1区間経路を用いて駅E1から施設S1に行く場合に要する時間の方が、第2区間経路を用いて駅E1から施設S1に行く場合に要する時間よりも十分に短い。
図8は、第1の例において、第1区間経路、及び第2区間経路について優先度を設定するときの検索部201、及び人工知能モジュール実行部203の処理を示す図である。図8のフローチャートFCは検索部201の動作を示し、図8のフローチャートFDは人工知能モジュール実行部203の動作を示す。
図8のフローチャートFCに示すように、第1の例において、検索部201は、人工知能モジュール実行部203に対して、ステップSB1で受信した検索指示データに含まれるユーザ状態情報を出力する(ステップSC1)。フローチャートFDに示すように、人工知能モジュール実行部203は、入力されたユーザ状態情報を取得する(ステップSD1)。
図8のフローチャートFCに示すように、検索部201は、第1区間経路に関する感情応答要求情報を、人工知能モジュール実行部203に出力する(ステップSC2)。フローチャートFDに示すように、人工知能モジュール実行部203は、入力された第1区間経路に関する感情応答要求情報を取得する(ステップSD2)。
ここで、1の区間経路に関する感情応答要求情報は、当該1の区間経路を特定する経路特定情報と、当該1の区間経路の環境に関する環境情報とを少なくとも含む。
1の区間経路を特定する経路特定情報は、当該1の区間経路においてユーザが経由する各地点を特定する情報と、各地点間でユーザが移動に利用する交通手段(徒歩を含む。)を示す情報と、各地点間でユーザが移動に要する時間を示す情報とを含む。例えば、第1区間経路を特定する経路特定情報は、駅E1、駅E2、駅E3、及び施設S1を特定する情報と、各地点間でユーザが移動に利用する交通手段を示す情報(例えば、駅E1と駅E2との間の交通手段が徒歩であることを示す情報。)と、各地点間でユーザが移動に要する時間を示す情報(例えば、駅E1と駅E2との間で移動に10分の時間を要することを示す情報。)とを含む。
また、1の区間経路の環境に関する環境情報は、当該1の区間経路を含む地域の天気や、外気温、湿度、時間帯、季節等を示す情報のことである。検索部201は、サーバ通信部21を制御して、環境情報を提供する外部の装置と通信し、当該外部の装置に対して区間経路を含む地域を特定する情報等の必要な情報を出力して、当該外部の装置からの応答として、環境情報を取得する。
図8のフローチャートFDに示すように、第1区間経路に関する感情応答要求情報が入力された人工知能モジュール実行部203は、感情応答要求情報に基づいて、ユーザの感情を反映して、感情情報を生成する(ステップSD3)。1の区間経路に関する感情情報は、当該1の区間経路を認知したときにユーザが抱く感情を反映して、当該1の区間経路をユーザが利用することの妥当性の度合いを数値として表す情報である。本実施形態では、感情情報は、妥当性が最も低いことを表す値「0」から、妥当性が最も高いことを表す値「100」までの範囲内の値である。
ステップSD3の感情情報の生成に際し、人工知能モジュール実行部203は、ステップSD1で取得したユーザ状態情報が示す現時点のユーザの状態、及び、ステップSD2で取得した感情応答要求情報に含まれる環境情報が示す環境を反映して、感情応答要求情報に含まれる経路特定情報が特定する区間経路に対してユーザが抱く感情と同質の感情を生成し、区間経路についてユーザがより良い感情を抱くほど感情情報の値を高い値とし、区間経路についてユーザがより悪い感情を抱くほど感情情報の値を低い値とする。
例えば、ヒールを履いている場合は、できるだけ徒歩で移動したくない、という感情をユーザが抱くものとする。この場合、人工知能モジュール実行部203は、ユーザがヒールを履いている状態のときは、できるだけ徒歩で移動したくないという感情と同質の感情を生成する。そして、人工知能モジュール実行部203は、ユーザがヒールを履いている場合において、1の区間経路が交通手段として徒歩を含む場合、含まない場合と比較して、当該1の区間経路に係る感情情報について、値を低く設定する。
また例えば、天気が晴れであり、かつ、外気温が「30℃」以上の場合は、できるだけ徒歩で移動したくない、という感情をユーザが抱くものとする。この場合、人工知能モジュール実行部203は、天気が晴れであり、かつ、外気温が「30℃」以上の場合は、できるだけ徒歩で移動したくないという感情と同質の感情を生成する。そして、人工知能モジュール実行部203は、天気が晴れであり、かつ、外気温が「30℃」以上の場合において、1の区間経路が交通手段として徒歩を含む場合、含まない場合と比較して、当該1の区間経路に係る感情情報について、値を低く設定する。
また例えば、荷物の量が多い場合は、できるだけ徒歩での移動を避けたい、という感情をユーザが抱くものとする。この場合、人工知能モジュール実行部203は、ユーザの荷物の量が多い場合は、できるだけ長い距離の徒歩による移動を避けたいという感情と同質の感情を生成する。そして、人工知能モジュール実行部203は、ユーザの荷物の量が多い場合において、1の区間経路が交通手段として徒歩の移動時間の長い場合、短い場合と比較して、当該1の区間経路に係る感情情報について、徒歩の移動時間が長い経路の値を低く設定する。
人工知能モジュール実行部203は、ユーザの感情に影響する種々の要素を多面的、かつ、総合的に判断して、感情情報の値を設定する。
以上、人工知能モジュール実行部203が感情情報を生成するときの方法について、例を挙げて説明した。しかしながら、人工知能モジュール実行部203が感情情報を生成するときの方法は、例示した方法に限らない。すなわち、感情情報は、現時点のユーザの状態、及び、区間経路の環境を踏まえて、ユーザの感情が反映されて生成されればよい。
次いで、人工知能モジュール実行部203は、ステップSD3で生成した第1区間経路に関する感情情報を、検索部201に出力する(ステップSD4)。
図8のフローチャートFCに示すように、検索部201は、入力された第1区間経路に関する感情情報を取得する(ステップSC3)。
次いで、検索部201は、第2区間経路に関する感情応答要求情報を、人工知能モジュール実行部203に出力する(ステップSC4)。フローチャートFDに示すように、人工知能モジュール実行部203は、入力された第2区間経路に関する感情応答要求情報を取得する(ステップSD5)。第2区間経路に関する感情応答要求情報は、第2区間経路を特定する経路特定情報と、第2区間経路の環境に関する環境情報とを少なくとも含む。
図8のフローチャートFDに示すように、第2区間経路に関する感情応答要求情報が入力された人工知能モジュール実行部203は、感情応答要求情報に基づいて、ユーザの感情を反映して、感情情報を生成する(ステップSD6)。
次いで、人工知能モジュール実行部203は、ステップSD6で生成した第2区間経路に関する感情情報を検索部201に出力する(ステップSD7)。
図8のフローチャートFCに示すように、検索部201は、入力された第2区間経路に関する感情情報を取得する(ステップSC5)。
次いで、検索部201は、ユーザ履歴管理データベース223を参照する(ステップSC6)。
ユーザ履歴管理データベース223は、ユーザごとに、選択情報を記憶する。選択情報とは、過去に、ユーザが、所定の区間について、複数の区間経路の候補から、1つの区間経路を選択したことがある場合に、ユーザが選択した区間経路を示す情報を累積的に有する情報である。
ステップSC6でユーザ履歴管理データベース223を参照した後、検索部201は、経路検索の指示を行ったユーザの選択情報を取得し、取得した選択情報に基づいて、以下の処理を実行する(ステップSC7)。すなわち、検索部201は、選択情報に基づいて、第1の例に係る区間について、過去にユーザが区間経路の候補から1つの区間経路を選択したことがあるか否かを判別する。検索部201は、ユーザが選択したことがある場合は、過去にユーザが行った選択を反映して、ステップSC3で取得した第1区間経路に関する感情情報、及びステップSC5で取得した第2区間経路に関する感情情報のそれぞれの値を調整する。具体的には、検索部201は、過去に選択された回数が多い区間経路ほど、感情情報の値を大きくさせるように調整された係数を、第1区間経路に関する感情情報、及び第2区間経路に関する感情情報の双方に乗じる。
ステップSC7の処理により、第1区間経路に関する感情情報の値、及び第2区間経路に関する感情情報の値は、それぞれ、対応する区間において過去にユーザが行った区間経路の選択が反映された値となる。
次いで、検索部201は、第1区間経路に関する感情情報の値、及び第2区間経路に関する感情情報の値の大きさを比較する(ステップSC8)。
次いで、検索部201は、第1区間経路と、第2区間経路との関係において、感情情報の値が大きい方の区間経路の優先度を高く設定し、感情情報の値が小さい方の区間経路の優先度を低く設定する(ステップSC9)。
以上のように、検索部201は、1の区間について、区間経路の候補が複数ある場合は、現時点のユーザの状態、及び各区間経路の環境を踏まえたユーザの感情、及び、当該1の区間について過去にユーザが行った選択を反映して、区間経路の候補のそれぞれについて優先度を設定する。
なお、上記では、検索部201は、過去に選択された回数が多い区間経路ほど、感情情報の値を大きくさせるように調整された係数を、第1区間経路に関する感情情報、及び第2区間経路に関する感情情報の双方に乗じることによって、感情情報の値を調整していた。この点に関し、検索部201は、現在の区間経路の環境と同一又は近似する環境で、過去に選択された回数が多い区間経路ほど、感情情報の値が大きくなるように調整する構成でもよい。これにより、例えば、ユーザが、過去、雨の日に、徒歩を交通手段とする区間経路ではなく、バスを交通手段とする区間経路をより多く選択していた場合において、検索の指示が行われた際に雨が降っている状況では、徒歩よりもバスがより高い優先順位で選択されることになる。
<第2の例>
図9は、第2の例の説明に用いる図である。
第2の例では、電車に係る路線R3に駅E4、駅E5、及び駅E6が存在する。駅E6に対応する位置には、ユーザが目的地として設定した施設S2が存在する。ユーザが駅E6から、施設S2まで徒歩で移動した場合、10分程度の時間を要する。駅E5の近傍には、レンタルバイク施設RT1が存在すると共に、駅E6の近傍には、レンタルバイク施設RT2が存在する。レンタルバイク施設RT1、及びレンタルバイク施設RT2は、共に、所定の会社が運営する施設である。レンタルバイク施設RT1、及びレンタルバイク施設RT2には、ユーザがレンタル可能な自動二輪車が準備されており、ユーザは、各施設において、準備された自動二輪車を借り受けることができ、また、ユーザは、自動二輪車を返却することができる。ユーザは、レンタルバイク施設RT1で借り受けた自動二輪車をレンタルバイク施設RT2で返却することができ、逆に、レンタルバイク施設RT2で借り受けた自動二輪車をレンタルバイク施設RT1で返却することができる。
第2の例では、以下の区間が存在する。すなわち、駅E4を起点として、施設S2を目的地とする区間である。また、第2の例では、当該区間において、区間経路の候補が、2つ、存在する。すなわち、区間経路の候補として、駅E4から路線R3を介して電車で駅E5に移動し、さらに、駅E5から路線R3を介して電車で駅E6に移動し、駅E6から徒歩で目的地の施設S2に移動する第3区間経路がある。ユーザが第3区間経路を利用する場合、施設S2での滞在が完了した後、ユーザは、駅E6に徒歩で移動することになる。また、区間経路の候補として、駅E4から路線R3を介して電車で駅E5に移動し、駅E5で電車を降りてレンタルバイク施設RT1に移動し、レンタルバイク施設RT1で自動二輪車を借り受けて、借り受けた自動二輪車でレンタルバイク施設RT1から目的地の施設S2に移動する第4区間経路である。ユーザが第4区間経路を利用する場合、施設S2での滞在が完了した後、ユーザは、レンタルバイク施設RT2(レンタルバイク施設RT1であってもよい。)に自動二輪車を使用して移動することになる。
なお、制御サーバ3は、ユーザ識別情報と対応付けて、ユーザが自動二輪車を運転するための免許証を持っているか否かを示す情報と、ユーザがレンタルバイク施設RT1、RT2を利用する資格を有するか否かを示す情報と対応付けたデータベースを記憶している。そして、検索部201は、ユーザが自動二輪車を運転するための免許証を持っており、かつ、ユーザがレンタルバイク施設RT1、RT2を利用する資格を有する場合にのみ、第4区間経路のように交通手段に自動二輪車を含む区間経路を候補とする。
第2の例において、検索部201は、第1の例で図8を用いて説明した方法と同様の方法で、人工知能モジュール実行部203と協働して、ユーザの感情を反映して、第3区間経路と、第4区間経路とのそれぞれに優先度を設定する。
ここで、第4区間経路は、交通手段に自動二輪車を含む経路である。このように交通手段に自動二輪車を含む経路について、感情情報の生成に際し、人工知能モジュール実行部203は、以下の処理を実行する。
すなわち、感情情報の生成に際し、人工知能モジュール実行部203は、ユーザ状態情報が示す現時点のユーザの状態、及び、感情応答要求情報に含まれる環境情報が示す環境を踏まえて、交通手段に自動二輪車を含むことに対するユーザが抱く感情と同質の感情を生成し、ユーザの感情を反映して、感情情報の値を設定する。
例えば、眼鏡をかけている場合は、できるだけ自動二輪車を使用したくない、という感情をユーザが抱くものとする。この場合、人工知能モジュール実行部203は、ユーザが眼鏡をかけている状態のときは、できるだけ自動二輪車を使用したくないという感情と同質の感情を生成する。そして、人工知能モジュール実行部203は、ユーザが眼鏡をかけている場合において、1の区間経路が交通手段として自動二輪車を含む場合、含まない場合と比較して、当該1の区間経路に係る感情情報について、値を低く設定する。
また例えば、整髪料をつけている場合は、できるだけ自動二輪車を使用したくない、という感情をユーザが抱くものとする。この場合、人工知能モジュール実行部203は、ユーザが整髪料をつけている状態のときは、できるだけ自動二輪車を使用したくないという感情と同質の感情を生成する。そして、人工知能モジュール実行部203は、ユーザが整髪料をつけている場合において、1の区間経路が交通手段として自動二輪車を含む場合、含まない場合と比較して、当該1の区間経路に係る感情情報について、値を低く設定する。
また例えば、晴れている場合は、自動二輪車を使用してもよいが、雨が降っている場合はできるだけ自動二輪車を使用したくないという感情をユーザが抱くものとする。この場合、人工知能モジュール実行部203は、晴れている場合は、自動二輪車を使用してもよいという感情と同質の感情を生成する一方、雨が降っている場合は、できるだけ自動二輪車を使用したくないという感情と同質の感情を生成する。そして、人工知能モジュール実行部203は、晴れている場合は、1の区間経路が交通手段として自動二輪車を含む場合と、含まない場合とで値に差をつけない一方、雨が降っている場合は、1の区間経路が交通手段として自動二輪車を含む場合を、含まない場合と比較して、当該1の区間経路に係る情報について、値を低く設定する。
以上、区間経路が交通手段として自動二輪車を含む場合において、人工知能モジュール実行部203が感情情報を生成するときの方法について、例を挙げて説明した。しかしながら、人工知能モジュール実行部203が感情情報を生成するときの方法は、例示した方法に限らない。例えば、人工知能モジュール実行部203は、渋滞に対するユーザの感情や、自動二輪車を使用する場合において自動二輪車を使用するときの時間帯に対するユーザの感情を反映して、感情情報を生成してもよい。また交通手段として自動二輪車を含む場合について説明したが、例えばタクシーを含む配車サービスの情報と組み合わせて、人工知能モジュールがタクシーや配車サービスに対す感情を生成するようにしてもよい。
<第3の例>
図10は、第3の例の説明に用いる図である。
第3の例では、電車に係る路線R4に駅E7、駅E8、及び駅E9が存在する。駅E8に対応する位置には、ユーザが経由地として設定した施設S3が存在する。ユーザが駅E8から、施設S3まで徒歩で移動した場合、10分程度の時間を要する。駅E9に対応する位置には、ユーザが目的地として設定した施設S4が存在する。ユーザが駅E9から、施設S4まで徒歩で移動した場合、10分程度の時間を要する。駅E8の近傍には、レンタルバイク施設RT3が存在すると共に、駅E9の近傍には、レンタルバイク施設RT4が存在する。レンタルバイク施設RT3とレンタルバイク施設RT4との関係は、第2の例に係るレンタルバイク施設RT1とレンタルバイク施設RT2との関係と同様である。
第3の例では、以下の区間が存在する。すなわち、駅E7を起点として、経由地の施設S3を経由して、目的地の施設S4へ至る区間である。また、第3の例では、当該区間において、区間経路の候補が、2つ、存在する。すなわち、区間経路の候補として、駅E7から路線R4を介して電車で駅E8に移動し、駅E8で電車を降りて経由地の施設S3に徒歩で移動し、施設S3での滞在が完了した後、施設S3から徒歩で駅E8に移動し、駅E8から路線R4を介して電車で駅E9に移動し、駅E9で電車を降りて目的地の施設S4に徒歩で移動する第5区間経路がある。ユーザが第5区間経路を利用する場合、施設S4での滞在が完了した後、ユーザは、駅E9に徒歩で移動することになる。
また、区間経路の候補として、駅E7から路線R4を介して電車で駅E8に移動し、駅E8で電車を降りてレンタルバイク施設RT3に移動し、レンタルバイク施設RT3で自動二輪車を借り受けて、借り受けた自動二輪車でレンタルバイク施設RT3から経由地の施設S3に移動し、施設S3での滞在が完了した後、施設S3から自動二輪車を利用して、直接、施設S4に移動する第6区間経路である。ユーザが第6区間経路を利用する場合、施設S4での滞在が完了した後、ユーザは、レンタルバイク施設RT4(レンタルバイク施設RT3であってもよい。)に自動二輪車を使用して移動することになる。
第3の例において、駅E7から経由地の施設S3への移動に要する時間、及び、施設S3から目的地の施設S4への移動に要する時間は、第6区間経路の方が、第5区間経路よりも、非常に短い。目的地の他に、1又は複数の経由地が設定されている場合、交通手段に自動二輪車を含む区間経路の方が、交通手段に自動二輪車を含まない区間経路と比較して、移動に要する時間が短くなるケースは多いものと想定される。なぜなら、施設から施設への移動に際して、電車や、バス等を利用する場合は、電車や、バスを利用するための駅や、停留所に移動する必要があると共に、駅や、停留所で待ち時間が発生する。また、施設と施設とを結ぶ道路上の経路と比較して、遠回りとなる場合も多い。一方、自動二輪車を使用する場合、施設と施設とを結ぶ道路上の経路を介して、施設から施設へ、直接、移動できるからである。
このように、区間が目的地の他に1又は複数の経由地を含む場合、検索部201は、以下の処理を実行する。
すなわち、目的地の他に1又は複数の経由地を含む区間の区間経路の候補として、交通手段として自動二輪車を含む区間経路と、交通手段として自動二輪車を含まない区間経路とがある場合において、交通手段として自動二輪車を含む区間経路の方が、交通手段として自動二輪を含まない区間経路よりも移動に要する時間が短い場合、検索部201は、以下の処理を実行する。すなわち、検索部201は、交通手段として自動二輪車を含む区間経路に係る感情情報の値と、交通手段として自動二輪車を含まない区間経路に係る感情情報の値との大小にかかわらず、交通手段として自動二輪車を含む区間経路の優先度を、交通手段として自動二輪車を含まない区間経路の優先度よりも高く設定する。なお、優先度の設定に際し、検索部201は、交通手段として自動二輪車を含む区間経路に係る感情情報の値が、所定の閾値を上回っていることを条件としてもよい。また、上記の優先度の設定は、ユーザが、検索条件として、自動二輪車を使用しないことという条件を設定していないことを前提とする。
以上のように、検索部201は、区間が目的地の他に1又は複数の経由地を含む場合、経由地までの移動、経由地からの移動を反映して経路検索を行う。
さて、図5のフローチャートFBに示すように、ステップSB4で経路検索処理を実行した後、検索部201は、検索結果処理の結果に基づいて、検索結果情報を生成する(ステップSB5)。
検索結果情報は、経路検索処理で検索した経路を示す情報である。検索結果情報は、検索した経路における所定の区間について、複数の区間経路の候補が存在し、各区間経路の優先度を設定した場合は、各区間経路の優先度を示す情報を有する。
次いで、検索部201は、サーバ通信部21を制御して、ステップSB5で生成した検索結果情報を端末2に送信する(ステップSB6)。検索部201は、HTTPリクエストとして、検索指示データを受信した場合は、HTTPレスポンスとして、検索結果情報を端末2に送信する。
図5のフローチャートFAに示すように、端末2の端末制御部10は、検索結果情報を受信する(ステップSA6)。
次いで、端末制御部10は、ステップSA6で受信した検索結果情報に基づいて、タッチパネル12に、検索結果画面を表示させる(ステップSA7)。
検索結果画面には、制御サーバ3の検索部201の経路検索処理で検索された経路を示す情報が表示される。また、検索結果画面には、検索された経路における所定の区間について、複数の区間経路の候補が存在し、各区間経路の優先度を設定した場合は、各区間経路を示す情報が一覧表示される。その際、優先度の高い区間経路ほど、利用することを推奨する区間経路として高い優先順位で表示される。例えば、優先度の高い区間経路ほど、検索結果画面の上方に表示される。すなわち、複数の区間経路の候補が存在した区間については、ユーザの感情を反映して、ユーザが利用することが推奨される区間経路ほど、高い優先順位で表示される。
ユーザは、検索結果画面を参照することにより、出発地から目的地に至る経路(経由地を設定している場合は、経由地を経由して目的地に至る経路。)を的確に認識することができる。また、複数の区間経路の候補が存在した区間については、ユーザの感情を反映した優先順位で各区間経路が表示されるため、ユーザは、検索結果画面を参照することにより、自身にとって適した区間経路を利用する区間経路として的確に選択できる。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システム1は、入力された経路検索情報に基づいて経路検索を行う検索部201を備え、検索部201が検索した結果を出力する。そして、検索部201は、経路検索情報、及びユーザ(検索者)の感情と同質の感情を生成する人工知能から得られる感情情報に基づいて経路検索を行う。
この構成によれば、情報処理装置は、経路検索に際し、ユーザの感情を反映して、ユーザにとって適した経路を検索することができる。
また、本実施形態では、人工知能モジュールMが生成する感情は、ユーザ入力情報(検索者が入力した情報)と、感情要素情報(検索者の行動に基づく情報)と、に基づいて生成される。
この構成によれば、人工知能モジュールMは、ユーザの意図的な入力と、ユーザの行動とを反映して、的確にユーザの感情と同質の感情を生成できる。
また、本実施形態では、検索部201は、経路検索情報、感情情報に加え、過去にユーザが利用する経路として選択した経路に関する選択情報に基づいて、経路検索を行う。
この構成によれば、検索部201は、経路検索に際し、ユーザが過去に行った経路の選択を反映して、的確に、経路を検索できる。
また、本実施形態では、検索部201が検索する経路の対象には、ユーザが借り受けることが可能な自動二輪車(車両)を使用する経路が含まれる。
この構成によれば、検索部201は、ユーザが自動二輪車を利用することも踏まえ、ユーザの感情を反映して多様な経路を検索できる。
なお、検索部201が検索する経路の対象は、「ユーザが借り受けることが可能な自動二輪車(車両)を使用する経路」に限らず、「車両により移動する経路」を含む。「車両により移動する経路」は、例えば、タクシー(配車サービスを含む)を交通手段とする経路、自動二輪車に限らないレンタル車(例えば、自動四輪車、自転車。)を交通手段とする経路、シェア車(自動二輪車や、自動四輪車、自転車等。)を交通手段とする経路である。「車両により移動する経路」を、検索部201が検索する経路の対象とすることにより、より多くの選択肢からの経路検索が可能となる。
また、本実施形態では、人工知能モジュールMは、自動二輪車を使用することに対するユーザの感情を生成する。
この構成によれば、検索部201は、自動二輪車の利用を伴う経路を検索することの妥当性について、ユーザの感情を反映して適切に判断できる。なお、検索部201が検索する経路の対象は、「車両により移動する経路」を含む。そして、人工知能モジュールMは、車両による移動に対するユーザの感情を生成する。この構成によれば、検索部201は、車両による移動を伴う経路を検索することの妥当性について、ユーザの感情を反映して適切に判断できる。
また、本実施形態では、経路検索情報は、出発地に関する情報、及び、目的地に関する情報のほか、目的地に至るまでに経由する経由地が設定された場合は、経由地に関する情報を含む。そして、検索部201は、経路検索情報が、経由地に関する情報を含む場合、経由地までの移動、及び、経由地からの移動を反映して経路検索を行う。
この構成によれば、検索部201は、経由地が設定された場合に、経由地の存在を踏まえた的確な経路を検索できる。
なお、上述したように、経由地は、公共交通機関における駅等の特定された場所だけではなく、任意の地点を意味する。任意の地点を経由地とする検索ができれば、移動全体の行為の最適化を図ることができる。
また、本実施形態では、端末2(情報処理装置)は、経路検索情報を入力し、経路検索の結果を表示(出力)するタッチパネル12(入力部)(出力部)と、タッチパネル12を制御する端末制御部10を備える。そして、端末制御部10は、タッチパネル12に入力された経路検索情報、及びユーザの感情と同質の感情を生成する人工知能モジュールMから得られる感情情報に基づいて行われた経路検索の結果をタッチパネル12に表示させる。
この構成によれば、端末2は、ユーザの感情を反映して検索された経路をユーザに提示することができる。
なお、上述した各実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、端末制御部10は、経路検索の結果を表示という手段によって出力したが、音声等の他の手段によって出力する構成でもよい。
また例えば、上述した実施形態では、ユーザが借り受けることが可能な車両を「自動二輪車」として説明したが、車両は、自動二輪車に限らず、例えば、自動四輪車や、自動三輪車でもよい。
また例えば、上述した実施形態では、1つの人工知能モジュールMは、当該モジュールを構成する全てのデータが、制御サーバ3に記憶された状態であった。しかしながら、人工知能モジュールMについて、その一部が、制御サーバ3と通信可能な1又は複数の外部の装置(端末2であってもよい。)に記憶され、人工知能モジュールMが、当該外部の装置に記憶されたプログラムと協働で機能を発揮する構成でもよい。
また、端末2、及び、制御サーバ3の機能ブロックは、ハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
また、図で示したフローチャートの処理単位は、各装置の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。各装置の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、同様の処理が行えれば、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
2 端末(情報処理装置)
3 制御サーバ(情報処理装置)
10 端末制御部(制御部)
12 タッチパネル(入力部、出力部)
201 検索部
M 人工知能モジュール(人工知能)

Claims (6)

  1. 入力された経路検索情報に基づいて経路検索を行う検索部(201)を備え、前記検索部が検索した結果を出力する情報処理システム(1)において、
    前記検索部が検索する経路の対象には、自動二輪車により移動する経路が含まれており、
    前記検索部は、
    前記経路検索情報、及び種々の事象に対して検索者が抱く感情と同じ感情を持つよう構成された人工知能から得られる感情情報に基づいて、経路検索を行い、
    前記人工知能は、少なくとも、前記検索者が入力する当該検索者自身の感情に関連する情報と、センサ及び又は装置により検出される前記検索者の行動に係る情報と、に基づいて、種々の事象に対して前記検索者が抱く感情と同じ感情を持つように構成され、
    前記検索者の行動に係る情報には、前記検索者の生体情報、顔画像、発話音声、位置情報、時間帯情報のいずれかが含まれ、
    前記人工知能は、さらに、荷物の量、服装、及び身なりを含む、装置により検出される前記検索者の状態にも基づいて、種々の事象に対して前記検索者が抱く感情と同じ感情を持つように構成され、
    前記身なりとは、眼鏡の着用有無や整髪料の使用の有無、化粧の状態、アクセサリの着用有無を含む、
    情報処理システム。
  2. 前記検索部は、
    前記経路検索情報、及び前記感情情報に加え、過去に前記検索者が利用する経路として選択した経路に関する選択情報に基づいて、経路検索を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記検索部が検索する経路の対象には、車両による移動する経路が含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記人工知能は、車両による移動に関して前記検索者が抱く感情と同じ感情を持つよう構成されることを特徴とする、請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記経路検索情報は、出発地に関する情報、及び、目的地に関する情報のほか、目的地に至るまでに経由する経由地が設定された場合は、前記経由地に関する情報を含み、
    前記検索部は、
    前記経路検索情報が、前記経由地に関する情報を含む場合、前記経由地までの移動、及び、前記経由地からの移動を反映して経路検索を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 経路検索情報を入力する入力部(12)と、経路検索の結果を出力する出力部(12)と、前記入力部、及び前記出力部を制御する制御部(10)と、を備える情報処理装置(2)であって、
    前記経路検索の対象には、自動二輪車により移動する経路が含まれており、
    前記制御部は、
    前記入力部に入力された前記経路検索情報、及び種々の事象に対して検索者が抱く感情と同じ感情を持つよう構成された人工知能から得られる感情情報、に基づいて行われた経路検索の結果を、前記出力部に出力させ、
    前記人工知能は、少なくとも、前記検索者が入力する当該検索者自身の感情に関連する情報と、センサ及び又は装置により検出される前記検索者の行動に係る情報と、に基づいて、種々の事象に対して前記検索者が抱く感情と同じ感情を持つように構成され、
    前記検索者の行動に係る情報には、前記検索者の生体情報、顔画像、発話音声、位置情報、時間帯情報のいずれかが含まれ、
    前記人工知能は、さらに、荷物の量、服装、及び身なりを含む、装置により検出される前記検索者の状態にも基づいて、種々の事象に対して前記検索者が抱く感情と同じ感情を持つように構成され、
    前記身なりとは、眼鏡の着用有無や整髪料の使用の有無、化粧の状態、アクセサリの着用有無を含む、
    情報処理装置。
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