JP7026926B2 - 文書作成装置 - Google Patents

文書作成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7026926B2
JP7026926B2 JP2017151513A JP2017151513A JP7026926B2 JP 7026926 B2 JP7026926 B2 JP 7026926B2 JP 2017151513 A JP2017151513 A JP 2017151513A JP 2017151513 A JP2017151513 A JP 2017151513A JP 7026926 B2 JP7026926 B2 JP 7026926B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
translation
text
original
translated
column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017151513A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019032580A (ja
Inventor
幹子 保立
Original Assignee
株式会社アソシエ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アソシエ filed Critical 株式会社アソシエ
Priority to JP2017151513A priority Critical patent/JP7026926B2/ja
Publication of JP2019032580A publication Critical patent/JP2019032580A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7026926B2 publication Critical patent/JP7026926B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Machine Translation (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Description

この出願の発明は、第一の原語でのテキスト入力に基づいて第二の言語で文書を作成する文書作成装置に関するものである。
第一の言語でのテキスト入力に基づいて第二の言語で文書を作成する文書作成装置は、通常、第一の言語から第二の言語に翻訳する機械翻訳(コンピュータ翻訳)を含み、したがって翻訳エンジンを使用することになる。翻訳エンジンとは、第一の言語から第二の言語に翻訳する機能を果たすソフトウェア又はそのようなソフトウェアを実装したハードウェアを意味する。翻訳エンジンがインターネットサイトにあるならそのサイトは翻訳サイトと呼ばれるし、スタンドアローンのコンピュータに実装されてそのコンピュータで機能を果たすような場合は翻訳ソフトと呼ばれる。
機械翻訳を行う翻訳ソフトについては、数十年以上も前に開発が始まり、多くの進歩を重ねてかなり精度の高い翻訳ができるようになってきている。それでも、少し長い文章や、専門技術的な文章の場合には、誤訳となることが非常に多い。このため、ありふれた短い文章の翻訳以外には、翻訳エンジンの利用はあまり広がっていない。
特開2001-357034号公報 特開2000-010974号公報
長い文章や専門技術的な文章の場合に誤訳が頻発する主な原因は、構文解析のミスや修飾関係の把握ミスである。本願の発明は、第一の原語でのテキスト入力に基づいて第二の言語で文書を作成するに際して、誤訳のない正しい文章から成る文書を労力をかけずに作成することができる文書作成装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本願発明の文書作成装置は、入力部、ディスプレイ及び演算処理部を備え、演算処理部で実行される文書作成プログラムが実装されていて二以上の異なる言語で文書の作成が可能な文書作成装置である。
そして、本願発明において、文書作成プログラムは、
一つの原文を構成する各要素が入力される各原文要素欄と、当該原文の訳文を構成する各訳文要素を表示する各訳文要素欄とをディスプレイに表示する要素欄表示モジュールと、
各原文要素欄に入力された各原文要素を翻訳エンジンに渡して翻訳させる翻訳エンジン駆動モジュールと、
翻訳エンジンにより各原文要素を翻訳して得られた各テキストを対応する各訳文要素欄に表示する訳文要素表示モジュールと、
各原文要素欄に入力された各原文要素を結合して原文全体をディスプレイに表示する原文表示モジュールと、
各訳文要素欄に表示された各訳文要素を結合して訳文全体をディスプレイに表示する訳文表示モジュールと
を備えており、
各訳文要素欄は、各訳文要素を編集可能に表示する欄である。
また、本願発明のある態様では、要素欄表示モジュールは、各原文要素欄と各訳文要素欄とを文内の機能に従って一対一で対応させて同一画面内に表示するモジュールである。
また、本願発明の別の態様では、
前記原文表示モジュールは複数の原文を同一画面内に表示するモジュールであり、
前記訳文表示モジュールは、表示された複数に対応する複数の訳文を同一画面内に表示するモジュールであり、
前記原文要素欄表示モジュール及び前記訳文要素欄表示モジュールは、表示された複数
の原文から一つの原文が選択された際、当該原文の各原文要素を前記各原文要素欄に表示し、当該原文に対応した訳文の各訳文要素を前記各訳文要素欄に表示するものであるか、表示された複数の訳文から一つの訳文が選択された際、当該訳文の各訳文要素を前記各訳文要素欄に表示し、当該訳文に対応した原文の各原文要素を前記各原文要素欄に表示するモジュールである。
また、本願発明のさらに別の態様では、
文書作成プログラムは、各原文要素欄に入力された各原文要素及び各訳文要素欄に表示された各訳文要素を、表計算プログラムにおけるシートの各セル又はデータベースプログラムにおけるレコードの各フィールドに記録するための記録モジュールを備えており、
各原文要素欄は、各原文要素を編集可能に表示する欄であり、
記録モジュールは、原文表示欄において原文が変更された際に変更された部分を含む原文要素について記録されたセル又はフィールドを変更後のものに更新するモジュールであり、訳文表示欄において訳文が変更された際に変更された部分を含む訳文要素について記録されたセル又はフィールドを変更後のものに更新するモジュールである。
また、本願発明のさらに別の態様では、
文書作成プログラムは、原文要素自動貼付モジュールを備えており、
原文要素自動貼付モジュールは、一つの文の一部のテキストが選択された状態で実行されるものであって、選択されたテキストと当該選択されたテキストが原文中のどの要素かを特定する要素特定情報とが引数として渡されて実行されるものであり、渡されたテキストを要素特定情報に従って原文要素欄に貼り付けるモジュールである。
また、本願発明のさらに別の態様では、
翻訳エンジンは、原文要素に対して翻訳メモリ手段を使用して翻訳をして文書作成プログラムに戻すことが可能なものであり、
文書作成プログラムは、原語と訳語とを対応させたデータベースファイルである翻訳メモリファイルに原語と訳語とを対応させて記録し、原語が渡された際に当該原語に対応する訳語が翻訳メモリファイルに記録されている場合に当該訳語を戻す翻訳メモリ手段に対して原語を渡して記録させる翻訳メモリ登録モジュールを備えており、
翻訳メモリ登録モジュールは、いずれかの原文要素欄に入力された原文要素及び対応する訳文要素欄に表示された訳文要素を翻訳メモリ手段に渡して翻訳メモリファイルに記録させることが可能なモジュールである。
以下に説明する通り、本願発明によれば、ユーザーが入力した各原文要素欄のテキストごとに翻訳エンジンによって翻訳がされ、各翻訳結果が各訳文要素欄に表示され、それが結合されて訳文となる。これは、ユーザーが原文の文型や原文における修飾関係をユーザーが指定して翻訳エンジンに翻訳させていることに相当する。このため、翻訳における構文把握や修飾関係のミスが少なくなり、翻訳の精度が向上する。また、各訳文要素欄は編集可能な欄であるので、翻訳エンジンによる翻訳に不具合がある場合、ユーザーはキーボードで修正が可能であり、より好ましい訳の状態で訳文を生成することができる。
加えて、本願発明のある態様では、要素欄表示モジュールは、各原文要素欄と各訳文要素欄とを一対一で対応させて同一画面内に表示するモジュールであるので、原文要素とそれに対応する訳文要素とをそれぞれ見比べることができ、翻訳エンジンによる翻訳結果の適否や文の要素分けの適否等を判断するのが容易となる。
また、本願発明のある態様では、各要素を結合して生成した文(原文又は訳文)のうちの一つが選択された際、対応する原文の各原文要素と訳文の各訳文要素とが表示されるので、生成済みの文を要素分けした状態で確認したり、生成済みの文を再度要素分けして修正したりするのが容易に行える。
また、本願発明のある態様では、原文要素欄において原文が変更されたり、訳文要素欄で訳文が表示されたりすると、当該変更された部分についての原文要素又は訳文要素の記
録がセル又はフィールドに反映されるので、セル又はフィールドを別途編集する必要がない。
また、本願発明のある態様では、原文要素自動貼付モジュールを備えているので、テキストと当該テキストの要素特定情報とを渡すだけでテキストが原文要素欄に自動的に貼り付けられるので、原文要素欄への入力が省力化される。
また、本願のある態様では、翻訳エンジンは、原文要素に対して翻訳メモリ手段を使用して翻訳をして文書作成プログラムに戻すことが可能なものであり、翻訳メモリ登録モジュールは、原文要素欄に入力された原文要素を翻訳メモリ手段に渡して翻訳メモリファイルに記録させるので、要素単位で翻訳メモリへの記録がされる。このため、翻訳メモリの利用による翻訳効率の向上の効果がより高くなる。
実施形態の文書作成装置の構成及び文書作成装置におけるソフトウェアの実装構造を示した概略図である。 文書作成装置における各プログラムの構造を示した概略図である。 実行画面表示モジュールによって表示される実行画面の一例を示した概略図である。 文型選択ウインドウの一例を示す概略図である。 異なる文型に変更した場合の実行画面の例を示す概略図である。 文生成モジュールの概略を示したフローチャートである。 文生成モジュールの実行後の画面の一例を示した概略図である。 記録モジュールによるデータの記録について示した概略図である。 原文要素貼付モジュールによって表示される要素割り記号入力ウインドウの一例を示す図である。 第二の実施形態の文書作成装置の概略図である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。
図1は、実施形態の文書作成装置の構成及び文書作成装置におけるソフトウェアの実装構造を示した概略図であり、図2は、文書作成装置における各プログラムの構造を示した概略図である。
本願発明の実施形態に係る文書作成装置は、翻訳エンジンを利用するものである。翻訳エンジンの具体的構成によって幾つかの態様が考えられるが、この実施形態の翻訳エンジンは、パソコンのような汎用コンピュータ(以下、PCと略称する。)1に実装されて機能するもの、即ち翻訳ソフトとなっている。PC1は、キーボード111やマウス112等の入力部、ディスプレイ12、CPU13、ハードディスク等の記憶部14、プリンタ15等を備えている。翻訳ソフト2はPC1にインストールされており、翻訳エンジンを実現している。
実施形態の文書作成装置は、翻訳ソフト22に加え、文書作成プログラム3を備えている。この実施形態では、文書作成プログラム3は、翻訳ソフト2とは別にPCにインストールされたプログラムである。
さらに、実施形態の文書作成装置は、汎用の表計算プログラム又はデータベースプログラム(以下、汎用データ管理プログラムと総称する。)4を備えている。
まず、翻訳ソフト2について説明すると、図2に示すように、翻訳ソフト2は、翻訳エンジンとしての機能を果たすプログラム群、即ち、原文の構造解析を行う構造解析プログラム21、構造解析によって得られた構造木の各語を辞書を参照して最適な訳語に変換する変換プログラム22、訳語を組み合わせて訳文を生成する生成プログラム23等を含んでいる。また、辞書データファイルとしての基本辞書ファイル24や、ユーザーによる更新が可能なユーザー辞書251を生成し、管理するユーザー辞書プログラム25等も翻訳ソフト2に含まれている。この他、汎用データ管理プログラム4との連携のための連携プログラム27も翻訳ソフト2に含まれている。連携プログラム27は、図1に示すように、汎用データ管理プログラム4に常駐した形となっている。
これらに加え、翻訳ソフトは、翻訳メモリプログラム26を備えている。翻訳メモリプログラム26は、PC1を翻訳メモリ手段として機能させるプログラムである。翻訳ソフト2がPC1にインストールされると、PC1は、翻訳エンジン及び翻訳メモリ手段として機能することになる。
翻訳ソフト2は、パッケージでの販売又はECサイトからのダウンロード販売の形でユーザーに提供される。翻訳ソフト2は、PC1へのインストールプログラム(不図示)を含んでおり、インストールプログラムが実行されると、翻訳エンジンを構成するプログラム群21~25や翻訳メモリプログラム26等がPCに展開され、各プログラム21~がPC上で実行可能となる。
汎用データ管理プログラム4としては、マイクロソフト社のExcelやAccess等が周知である。以下の説明では、例示的にExcelのような表計算プログラムであるとする。汎用データ管理プログラム4は、文書作成のために作成されて保存されるデータ管理用のファイル(以下、データ管理用ファイル)40を取り扱う。データ管理ファイル40も、PC1の記憶部14に記憶される。
翻訳ソフト2及び文書作成プログラム3は、汎用データ管理プログラム4と連携して機能するよう構成されたプログラムである。連携の態様は幾つか考えられるが、この実施形態では、図1及び図2に示すように、汎用データ管理プログラム4をベースのプログラムとし、翻訳ソフト2及び文書作成プログラム3が汎用データ管理プログラム4上で動作するよう実装されている。例えば、富士通株式会社のATLAS V14.0のように、市販されている翻訳ソフト2にはExcelを含むマイクロソフト社のOfficeに対して連携機能を備えたものがあり、それを使用することができる。また、文書作成プログラム3としては、Office上で動作するマクロプログラム(VBAプログラム)とされている。文書作成プログラム3は、アドインとして登録されており、クイックアクセスツールバー等の操作性を向上させるショートカットキーの登録もされている。
実施形態の文書作成装置において、汎用データ管理プログラム4をPC1上で起動させると、翻訳ソフト2の連携機能が自動的に働いて翻訳ソフト2も汎用データベースプログラム上で実行可能な状態となる。また、文書作成プログラム3は、汎用データ管理プログラム4上で動作するマクロプログラムとして予め作成されて実装されており、汎用データ管理プログラム4が起動すると同様に実行可能な状態となる。
図3に示すように、文書作成プログラム3は、実行画面表示モジュール31、編集用要素表示モジュール32、翻訳エンジン駆動モジュール33と、訳文要素表示モジュール34、文生成モジュール35、記録モジュール36、翻訳メモリ登録モジュール37、文型選択モジュール381、原文要素貼付モジュール382等を備えている。
図3は、実行画面表示モジュール31によって表示される実行画面の一例を示した概略図である。実行画面表示モジュール31は、文書作成プログラム3が起動すると、最初に自動的に実行されるモジュールである。図3に示すように、実行画面表示モジュール31は、左コラムフレーム51と、原文・訳文表示フレーム52と、原文要素表示フレーム53と、訳文要素表示フレーム54とをディスプレイ12に表示するようプログラミングされている。
この実施形態では、原文・訳文表示フレーム52は、原文とそれに対応する訳文とを横に左右に並べて一対一で表示するものとなっている。この例では、原文と訳文との対は、最大で五個表示できるように各々五個の原文表示欄521及び訳文表示欄522が設けられている。
尚、図3に示す実行画面において、原文・訳文表示フレーム52はスクロール機能を有している。即ち、文書作成プログラム3は、原文・訳文表示フレーム52においてスクロール機能を実現するスクロールモジュールを含んでいる。左コラムフレーム51には、「次へ」と表記されたボタンがあり、例えばこのボタンは、スクロールモジュールの実行ボタンとなっている。原文、訳文の対が六個以上ある文書の場合、「次へ」のボタンをクリックすると、表示が全体に下の行にシフトし、次の行の原文・訳文が原文・訳文表示フレーム52内の一番下の行に表示されるようになっている。
図3に示すように、原文要素表示フレーム53は原文要素欄531を含んでおり、訳文要素表示フレーム54は訳文要素欄541を含んでいる。これら要素欄531,541は実行画面表示モジュール31によって表示されるものであり、したがってこの実施形態では実行画面表示モジュール31が要素欄表示モジュールに相当している。
実施形態の文書作成装置は、作成モードと編集モードという二つの異なるモードで動作することが可能となっている。作成モードは、文を新たに作成して追加するモードであり、編集モードは、既存の文を修正するモードである。詳細は省略するが、動作モードについては、文書作成プログラムが起動時にユーザーが選択するようになっている。動作モードに応じて、実行画面の各欄での表示が異なる。まず、作成モードの場合の実行画面での表示について、説明する。
作成モードが選択された場合、実行画面表示モジュール31は、各原文要素欄531及び各訳文要素欄541を空欄として表示する。デフォルトの文型は基本型(文型3)となっており、文書作成プログラムは、作成モードの場合、基本型での各原文要素欄531及び各訳文要素欄541の表示を行う。基本型は、訳文の語順でいうと、文頭修飾語+主語+述語+従属節(句)のパターンの文型である。この明細書では、「従属節(句)」とは、本文全体を修飾すべく本文の後に続く語又は語群を意味しており、節の場合もあり句の場合もあるという意味である。この点は、「文頭修飾語」も同様であり、文頭に位置して文全体を修飾する語又は語群という意味であり、節の場合もあり、句の場合もある。尚、図3に示すように、各原文要素欄531と各訳文要素欄541とは、一対一で対応している。各原文要素欄531及び各訳文要素欄541は、編集可能な設定のテキストボックスである。
図3の例では基本型のパターンであるが、文型はユーザーが任意に変更できるようになっている。具体的に説明すると、図3に示すように、実行画面に含まれる左コラムフレーム51には、「文型選択」と表記されたボタン(以下、文型選択ボタン)511が設けられている。文型選択ボタン511は、文型選択モジュール381の実行ボタンとなっている。文型選択モジュール381は、起動すると、複数の異なる文型の中から一つを選ぶウインドウ(以下、文型選択ウインドウ)を開くようプログラミングされている。
図4は、文型選択ウインドウの一例を示す概略図である。この実施形態では、以下の文型が選択可能となっている。
文型1:欄一つのみ
文型2:文頭修飾語+本文
文型3:基本型
文型4:複数述語
文型5:複数目的語
文型6:主語関係詞
文型7:目的語関係詞
文型8:単純複文
文型9:仮主語文
文型10:there文
図4に示すように、文型選択ウインドウ60内には、いずれかの文型を選ぶラジオボタンが設けられている。いずれかの文型を選んでOKボタン61をクリック又はタップ(以下、クリックで総称する。)すると、文型選択モジュール381は、選択された文型のパターンで各原文要素欄531及び各訳文要素欄541が表示されるようプログラミングされている。したがって、この実施形態では、文型選択モジュール381も要素欄表示モジュールに相当している。この例ではラジオボタンであるが、リストボックス(プルダウンリスト)でも良く、またマウスの右クリックで文型のリストが表示されてそこから選ぶような構成でも良い。
例えば、文型選択ウインドウで文型4が選択されて文型4に変更された場合を例にすると、図5に示すように実行画面は変更される。図5は、異なる文型に変更した場合の実行画面の例を示す概略図である。図5に示すように、文型4(複数述語)では、述語の原文要素欄531が複数設けられ、一対一で対応した形で述語の訳文要素欄541も複数設けられた表示パターンとされる。尚、複数述語の場合、複数の述語の関係がandなのかorなのかが問題となるが、原文の述語中に含まれる語からプログラムが判断して訳語に反映させても良いし、andなのかorなのかを選択させる欄を設け、ユーザーに選択させても良い。文型5の複数目的語についても同様である。
図3や図5に示すように、原文要素欄531が設けられた原文要素表示フレーム53には、翻訳と表記されたコマンドボタン(以下、翻訳ボタン)530が設けられている。翻訳ボタン530は、翻訳エンジン駆動モジュール33の実行ボタンとなっている。
翻訳エンジン駆動モジュール33は、実行された時点での各原文要素欄531のテキストを引数として翻訳エンジンに渡し、各テキストを翻訳させるコードを含んでいる。翻訳エンジン駆動モジュール33は、翻訳エンジンから戻り値(訳語のテキスト)を訳文要素表示モジュール34に渡し、訳文要素表示モジュール34は、渡された訳語のテキストを対応する訳文要素欄541に表示するようプログラミングされている。
より具体的な一例を示すと、この実施形態では、汎用データ管理プログラム4は、Excelのような表計算プログラムである。翻訳エンジン駆動モジュール33は、各原文要素欄531のテキストをいったん表計算シートの所定のセルに貼り付けし、貼り付けられたセルを指定して翻訳エンジンに翻訳させるようプログラミングされる。翻訳エンジンが実行されると、指定されたセルが訳語に切り替わるので、訳文要素表示モジュール34はそのセルのテキストをコピーし、対応する訳文要素欄541に貼り付けることで表示するようプログラミングされている。即ち、この例では、訳文要素表示モジュール34は、翻訳エンジン駆動モジュール33のサブプログラムとしてプログラミングされている。翻訳エンジン駆動モジュール33に戻り値(訳語のテキスト)が戻ると、翻訳エンジン駆動モジュール33が訳文要素表示モジュール34を呼び出して実行するようになっている。
翻訳エンジン駆動モジュール33は、各原文要素欄531のテキストをまとめて翻訳エンジンに渡して翻訳させる。例えば表計算ソフトに連携する翻訳ソフト2は、複数のセル内のテキストをまとめて翻訳する機能を有しているので、その機能を使うことで実現できる。即ち、翻訳エンジン駆動モジュール33は、各原文要素欄531のテキストをそれぞれ所定のセルに貼り付け、それらセルを指定して翻訳エンジンに翻訳させる。訳文要素表示モジュール34は、訳語に切り替わったそれらセルのテキストをそれぞれ訳文要素欄541に表示する。
尚、翻訳エンジンの起動については、翻訳ソフト2の側に文書管理プログラム3からの実行コード又は汎用データ管理プログラム4経由での実行コードを受け付ける機能を追加することで実現しても良いし、マウス112の動作を自動化するコードを文書管理プログラム3内に設けて実現しても良い。後者の場合、汎用データ管理プログラム4上に設けられる翻訳エンジンの実行用のコマンドボタンにマウスポインタが自動的に移動して自動的に左クリックをするモジュールが、文書管理プログラム3内に設けられる。
各訳文要素欄541は、編集可能な設定となっている。このため、ユーザーは、キーボードからの入力により各訳文要素欄541のテキストを変更することが可能である。
図3や図5に示すように、各訳文要素欄541が表示される訳文要素フレーム54内には、「結合」と表記されたボタン(以下、結合ボタンという。)540が設けられている。結合ボタン540は、文生成モジュール35の実行ボタンとなっている。
図6は文生成モジュール35の概略を示したフローチャートであり、図7は文生成モジュール35の実行後の画面の一例を示した概略図である。
文生成モジュール35は、作成モードと編集モードとで多少異なる処理を行う。図6に示すように、文生成モードは、起動した後、作成モードの場合には、新しい文番号を自動生成する。文番号は、通常、続き番号とされるので、最も大きな文番号に1を加えた場合を新しい文番号とする。その上で、文生成モジュール35は、原文の生成と訳文の生成とを行う。即ち、文生成モジュール35は、実行時点で各原文要素欄531に表示されているテキストを結合して原文全体を生成するとともに、実行時点で各訳文要素欄541に表示されているテキストを結合して訳文を生成する。
図3に示す文型3(基本型)の場合を例にして説明すると、図6に示すように、文生成モジュール35は、文頭修飾語の原文要素欄531に入力されているテキスト、従属節(句)の原文要素欄531に入力されているテキスト、主語の原文要素欄531に入力されているテキスト、述語の原文要素欄531を入力されているテキストの順に結合して原文を生成する。
さらに、文生成モジュール35は、実行時点で各訳文要素欄541に表示されているテキストを結合して訳文を生成する。同様に基本型を例にすると、文表示モジュール35は、文頭修飾語の訳文要素欄541に表示されているテキスト、主語の訳文要素欄541に表示されているテキスト、述語の訳文要素欄541に表示されているテキスト、従属節(句)の訳文要素欄541に表示されているテキストの順に、適宜スペースを挿入しながら結合して訳文を生成するようプログラミングされている。
図7に示すように、文生成モジュール35は、次に、生成された原文を原文表示欄521に表示し、生成された訳文を訳文表示欄522に表示する。この際、文生成モジュール35は、これら表示欄521,522の横に設けられている文番号表示欄523に、自動生成した文番号を表示する。
図7は作成モードで文書の最初の文章を作成する例なので、図3と図7とを対比すると解るように、原文・訳文表示フレーム52中には何も文章が表示されていない状態から、最初の文章として原文と訳文とが表示された状態となる。
そして、文生成モジュール35は、記録モジュール36を読み出し、文番号、文型番号、各原文要素、各訳文要素、生成された原文及び訳文を引数として汎用データ管理プログラム4に渡し、データ管理用ファイル40に記録させる。
その後、文生成モジュール35は、作成モードの場合、使用した各原文要素欄531及び各訳文要素欄541をすべてクリアする(テキストを削除する)。そして、次の文の生成のため、デフォルトの文型として文型3(基本型)を選択し、文型3のパターンで要素欄表示フレーム53,54に空の各原文要素欄531と空の各訳文要素欄541とを表示する。これで、文生成モジュール35は、終了である。
次に、記録モジュール36について説明する。
図8は、記録モジュール36によるデータの記録について示した概略図である。この実施形態では、汎用データ管理プログラムは表計算ソフトであるため、データ管理ファイル40はブックファイルとなっており、図8はブックファイルの構造について示した概略図となっている。
この例では、原文用に一つのシートが用意され、訳文用に別のシートが用意される。原文用のシートでは、先頭の列が文番号とされ、次の行が文型番号とされ、それ以降の列が各原文要素の記録用のセルとされている。そして、それら以外のいずれかの行が原文の記録用のセルとされている。訳文用のシートも同様で、文番号、文型番号、各訳文要素、訳文となっている。尚、原文、訳文とも、シートの一つの行が一つの文の記録用に割り当てられている。記録モジュール36は、上述したように、一つの原文とその原文に対応する訳文について、文番号、文型番号、各原文要素、各訳文要素、生成された原文及び訳文を引数として渡し、各原文要素及び各訳文要素とを汎用データ管理プログラム4に渡して記録させるようプログラミングされている。
次に、編集モードについて説明する。
図3に示すように、原文・訳文表示フレーム52には、一対の原文・訳文を表示した行内に「修正」と表記されたボタン(以下、編集ボタン)524が設けられている。編集ボタン524は、編集用要素表示モジュール32の起動ボタンとなっている。
編集ボタン524は、当該行に表示された原文・訳文の文番号を引数にして編集用要素表示モジュール32を実行するボタンである。編集用要素表示モジュール32は、文番号を引数にしてデータ管理用ファイル40を検索し、該当する文番号の文型番号、各原文要素及び各訳文要素を読み出す。そして、文型番号に従って原文要素表示フレーム53における各原文要素欄531及び訳文要素表示フレーム54内の各訳文要素欄541の表示パターンを選択し、そのパターンで表示するようプログラミングされている。例えば、文型番号が「4」の複数述語である場合、図4に示すようなパターンに原文要素表示フレーム53及び訳文要素表示フレーム54を切り替える。その上で、データ管理用ファイル40から読み出した各原文要素及び各訳文要素を貼り付ける。
編集モードでの翻訳ボタン530の動作や結合ボタン540の動作は、作成モードの場合と基本的に同様である。編集モードでも、翻訳ボタン530がクリックされると、各原文要素欄531の原文要素が渡されて翻訳エンジンが駆動され、戻り値(翻訳結果)のテキスト(訳文要素)が各訳文要素欄541に上書きされて貼り付けられる。また、結合ボタン540がクリックされると、その時点での各原文要素欄531のテキストが結合されて原文が生成され、各訳文要素欄541のテキストが結合されて訳文が生成される。そして、生成された原文は、原文・訳文表示フレーム52内の当該文番号の行の原文表示欄521に上書きされて表示され、生成された訳文は当該文番号の訳文表示欄522に上書きされて表示される。さらに、原文及び訳文は文番号及び文型番号とともに記録モジュール36に渡され、データ管理ファイル40に記録される。
尚、編集用要素表示モジュール32の起動については、原文又は訳文のいずれかが選択されたことをイベントとするものであっても良い。例えば、原文・訳文表示フレーム52において、いずれかの原文表示欄521がアクティブになった(マウスで選択された)ことをイベントとしてモジュールが起動するようにし、そのアクティブになった原文表示欄521で表示されていた原文の文番号を取得して各原文要素及び各訳文要素を各原文要素欄531及び各訳文要素欄541に表示するようにしても良い。もしくは、いずれかの訳文表示欄522がアクティブになったことをイベントとして同様にモジュールが起動するようにしても良い。
また、上記編集モードにおいても、編集対象の文の文型は、ユーザーの入力によって変更可能である。文型を変更する場合、作成モードの場合と同様、文型選択ボタン511をクリックする。この実施形態では、文書作成プログラムは、編集モードの場合に編集対象の原文の原文要素を自動的に原文要素欄531に貼り付ける原文要素貼付モジュール382を備えている。文型選択モジュール381は、編集モードの場合、原文要素貼付モジュール382をサブプログラムとして実行するようプログラミングされている。
原文要素貼付モジュール382は、起動すると、要素割り記号入力ウインドウを新たなウインドウとして表示する。図9は、原文要素貼付モジュール382によって表示される要素割り記号入力ウインドウの一例を示す図である。
原文割り記号入力ウインドウ55は、記号入力用原文表示欄551を含んでいる。原文要素貼付モジュール382は、要素割り記号入力ウインドウ55を表示した際、編集対象の原文全体を記号入力用原文表示欄551に表示するようプログラミングされている。この構成としては、編集対象の文を表示している原文表示欄521のテキストをコピーして貼り付けても良いし、要素表示フレーム53内の各原文要素欄531のテキスト(各原文要素)を結合して貼り付けても良い。後者の場合、文型を変更する前にユーザーがキーボード入力で変更した内容が反映されるというメリットがある。
図9に示すように、要素割り記号入力ウインドウ55には、変更先の文型に従って要素割り記号を入力するよう指示するメッセージが表示されるようになっているとともに、OKボタン552が設けられている。ユーザーがメッセージに従って要素割り記号をキーボード入力した後にOKボタン552をクリックすると、原文要素貼付モジュール382は、変更先の文型のパターンで各原文要素欄531及び各訳文要素欄541を表示するとともに、各原文要素欄531に区割りされた各原文要素を貼り付けるようプログラミングされている。
上記以外の原文要素貼付モジュール382の例としては、ユーザーインターフェースを活用したものが考えられる。例えば、原文を入力したテキストボックス内で右クリックした際に表示されるコマンドボタンリストとして、文型に応じて要素を指定するリストが表示されるようにする。例えば、文型3に変更しようとしている場合、「文頭修飾語」、「主語」、「述語」、「従属節(句)」の四つが右クリックで表示されるようにし、いずれかを選ぶと、左ドラッグで範囲指定されたテキストがその要素特定情報に従って原文要素欄531に貼り付けられるようにする。左ドラッグによる範囲指定が面倒であれば、文の途中でキーボードで改行ボタンを押し、その後に右クリックで要素を選択すると、改行よりも前のテキストが自動的に範囲指定されて原文要素欄531に貼り付けられるようにすることもできる。これらの構成は、テキストボックス内以外でも可能であり、例えば汎用データ管理プログラム4と連携して動作しているワープロソフト上で上記自動貼付の機能を実現することもできる。
上述したように、実施形態の文書作成装置は、選択された文型において各原文要素欄531及び各訳文要素欄541を一対一で対応させて同一画面内に配置する構成を採用している。この際、図3や図5に示すように、要素表示フレーム53では、従属節(句)は、右端に位置している。これは、文内で同一機能を果たす要素を画面内で上下に並べて対応させるとともに、訳文での語順を優先させたものであるといえる。この例では、原文は日本語であり訳文が英語であることが想定されている。日本語の文で従属節(句)が末尾になることは原則的にないが、英語では末尾になることが多々あるので、訳文での語順を優先し、従属節(句)の要素欄をそれぞれ右端に位置させている。
尚、英語においても、従属節(句)は、文頭に位置する場合もある。この実施形態では、従属節(句)の欄に入力された原文要素の翻訳(訳文要素)は、常に文末に位置する。もしユーザーが、本文に従属する語群(節又は句)を文頭に置きたい場合、文頭修飾語の原文要素欄531に入力することになる。文頭修飾語の原文要素欄531に入力すれば、その訳語は訳文において必ず文頭に置かれることになる。
上記の構成は、文全体の修飾語(節又は句)について、翻訳された際に文頭に置くのか文末に置くのかをユーザーに選択させるものであるといえる。図3の例で説明すると、「入力情報の記載された媒体の形状や媒体上の入力情報の位置を問わず、必要な情報のみを入力できる利点があるので、」の訳語を訳文において文頭に置くか文末に置くのかをユーザーに選択させている。ユーザーは、原文を作成ないし入力している際に訳文を思い浮かべ、どちらに置くが最適化を検討していずれかを選ぶことになる。
また、前述したように、各訳文要素欄541は編集可能なテキストボックスである。したがって、ユーザーは、結合ボタン540をクリックする前に、訳文要素欄541のテキストを適宜修正する。例えば、前述した例では、"In the image input device"を"Among image input devices"とキーボード入力で修正する。その上で結合ボタン540をクリックする。これにより、翻訳エンジンによる翻訳(機械翻訳)での誤りが修正される。
また、図3に示すように、このような実行画面には、「翻訳メモリ登録」と表記されたボタン(以下、翻訳メモリボタンという。)62が設けられている。翻訳メモリボタン62は、各訳文要素欄541の下に設けられており、いる。各翻訳メモリボタン62は、翻訳メモリ登録モジュール37の実行ボタンとなっている。
翻訳メモリ登録ボタン62は、その上側の訳文要素欄541に表示されているテキストと、それに対応する原文要素欄531に表示されているテキストとを引数にして翻訳メモリ登録モジュール37を実行するものとなっている。例えば、文頭修飾語の訳文要素欄541の下の翻訳メモリボタン62をクリックすると、文頭修飾語の原文要素欄531に表示されているテキストと文頭修飾語の訳文要素欄541に表示されているテキストとが引数とされて翻訳メモリ登録モジュール37が実行される。
翻訳メモリ登録モジュール37は、渡された原文要素と訳文要素とを引数にして翻訳メモリプログラム26を実行するようプログラミングされている。翻訳メモリプログラム26は、渡された原文要素と訳文要素を対にして翻訳メモリファイル260に記録する。この部分は、通常の翻訳メモリと同様である。但し、通常の翻訳メモリは文を対にしてデータベース登録する手段であるが、この実施形態では、原文要素欄531、訳文要素欄541に表示されたテキストであるため、文にはなっていない。この点が大きく異なる。尚、翻訳メモリプログラム26が原文のテキストと訳文のテキストとを対応させて記録する翻訳メモリファイル260は、翻訳メモリ用のデータベースファイルの場合もあるし、ユーザー辞書を兼用している場合もある。ユーザー辞書への登録は品詞を特定して行われるが、翻訳メモリの登録にユーザー辞書を兼用している場合、翻訳メモリであることを意味する品詞が特別に設けられ、その品詞とともに一対のテキストが登録される。
また、実施形態の文書作成装置は、原文要素と訳文要素とを対応させて翻訳メモリに登録する機能に加え、任意の語句を登録する機能を備えている。具体的には、文書作成プログラム3は、語句をメモリ登録するための語句メモリ登録モジュール371を備えており、図3に示すように実行画面の左コラムフレーム51には「翻訳メモリ登録(句)」と表記されたコマンドボタン(以下、語句メモリ登録ボタンという。)512が設けられている。語句メモリ登録ボタン512は、語句メモリ登録モジュール371の実行ボタンとなっている。
図示は省略するが、語句メモリ登録モジュール371は、語句メモリ登録用のウインドウを新たに表示するモジュールとなっている。このウインドウ内には、原語の語句を入力するテキストボックス(以下、原語ボックスという。)と、訳語の語句を入力するテキストボックス(以下、訳語ボックスという。)と、登録ボタンとが設けられている。
原語ボックス及び訳語ボックスは、任意の場所でコピー(クリップボードへのコピー)したテキストを貼り付けることで入力が行えるようになっている。登録ボタンは、原語ボックス内のテキストと訳語ボックス内のテキストとを引数にして翻訳メモリ登録プログラム26を実行するコマンドボタンとなっている。したがって、登録ボタンがクリックされると、原語ボックスに入力されたテキストと訳語ボックスに入力されたテキストとが翻訳メモリプログラム26に渡され、翻訳メモリプログラム26は、それらを対にして翻訳メモリファイル260に記録する。
また、文書作成プログラム3は、生成された各文章を繋ぎ合わせ、一つの文書とするためのモジュールも備えている。各文章は原文及び訳文であるので、原文での一つの文書、訳文での一つの文書をそれぞれ生成することになる。即ち、文書作成プログラム3は、原文文書生成モジュール391、訳文文書生成モジュール392を備えている。
図3に示すように、実行画面の左コラムフレーム51には、「原文結合」と表記されたボタン(以下、原文結合ボタンという。)513と、「訳文結合」と表記されたボタン(以下、訳文結合ボタンという。)514が設けられている。原文結合ボタン513は原文文書生成モジュール391の実行ボタンとなっており、訳文結合ボタン514は訳文文書生成モジュール392の実行ボタンとなっている。
原文結合モジュール391は、原文表示欄521に表示されている各原文を表示の順序(上から下)に繋げていき、一つの文書を作成するモジュールである。より具体的には、原文表示欄521に表示されている各原文は、表計算シートの所定の列に書き込まれている。列内では、表示の順序で各行のセルに書き込まれている。したがって、原文結合モジュール391は、原文が書き込まれている列の最初の行のセルからテキストを順次読み取り、繋げていく。
この際、原文文書生成モジュール391は、適宜改行を挿入し、段落を生成する。段落生成については、幾つかのやり方があるが、例えば、原文表示欄521に空欄を設けてもらい、空欄の場合に改行を挿入するやり方がある。即ち、原文文書生成モジュール391は、セルが空欄であったら改行を挿入するようプログラミングされる。この他、原文の最後に特別な識別記号をユーザーに入力しておいてもらい、この識別記号を検出したら改行を挿入するようプログラミングしても良い。このようにして原文文書を生成した後、原文文書生成モジュール391は、保存画面を表示し、ユーザーにファイル名を入力させて原文文書ファイル393として保存する。
訳文文書生成モジュール392も同様であり、シートの所定の列の各セルに表示順に書き込まれているテキストを順次読み取り、繋げていく。そして、空欄や識別記号等を検出した際には改行を挿入し、一つの訳文文書を生成する。生成した訳文文書は、ユーザーにファイル名を入力させ、訳文文書ファイル394として保存する。尚、識別記号を検出する場合、原文の末尾に識別記号を入力するだけで良い構成とし、訳文文書生成モジュール392は、原文の末尾に識別記号があるかどうかで改行を挿入するかどうか判断するようにすると好適である。
原文文書ファイル393や訳文文書ファイル394は、ワードプロソフトが扱う形式のファイルとして保存されることが好ましい。このためには、文書作成プログラム3は、ワープロソフトと連携する構成とし、ワープロソフトを起動して利用する構成が考えられる。例えば、VBAの場合、Excel上のマクロでWordを開いてWordの形式で文書を保存することが可能である。したがって、例えば、原文文書生成モジュール391は、各セルから順次原文を読み込み、Word上で文書をつなげてWordの保存機能で文書を保存させる構成が考えられる。訳文についても同様である。
尚、データ管理ファイル40でもデータの保存は行われる。即ち、各原文要素を各セルに記録したシート、各訳文要素を各セルに記録したシート、各原文を各セルに記録したシート、各訳文を各セルに記録したシートがそれぞれ保存される。各シートは、一つのブック内のシートとされる。
このような実施形態の文書作成装置の使用方法について、以下に概略的に説明する。
ユーザーは、汎用データ管理プログラム4がインストールされているPC1に、翻訳ソフト2と文書作成プログラム3とを追加でインストールする。そして、汎用データ管理プログラム4を起動させる。この際、連携機能により翻訳ソフト2も自動的に起動する。この起動は、汎用データ管理プログラム4の起動により自動的に起動して常駐する場合もあるが、追加の操作により起動する場合もある。例えば、前述したように文書作成プログラム3がマクロプログラムの場合、汎用データ管理プログラム4上に設けられるマクロの実行ボタン(クイックアクセスツールバー等)を操作し、文書作成プログラム3を起動する。文書作成プログラム3の起動により、図3に示す実行画面がディスプレイ12に表示される。
ユーザーは、各原文要素欄531に原文要素を入力し、翻訳ボタン530をクリックする。これにより、翻訳エンジンが動作し、各訳文要素欄541に訳文要素が表示される。
ユーザーは、各訳文要素欄541のテキストを確認し、問題がないと判断したら、結合ボタン540をクリックする。問題があると判断したら、その訳文要素欄541のテキストをキーボード入力で適宜修正し、その上で結合ボタン540をクリックする。
結合ボタン540のクリックにより、原文と訳文とが生成され、原文は原文表示欄521に表示され、対応する訳文表示欄522に訳文が表示される。この動作を繰り返し、原文と訳文とを次々に同時作成する。この際、ユーザーは、翻訳メモリ登録ボタン62を適宜クリックする。これにより、対応する原文要素と訳文要素とが翻訳メモリファイル260に記録される。
このようにして原文と訳文とを次々に生成し、最後の文章について原文と訳文とを生成したら、ユーザーは、原文結合ボタン513をクリックして原文文書を生成するとともに、訳文結合ボタン514をクリックして訳文文書を生成する。生成された原文文書と訳文文書は、連結するワープロソフト上の保存メニューにより、任意の場所(フォルダ)に保存される。
また、文書作成が完了する前に既に作成した文章を修正したり、完成した文書を見直して修正したりする場合には、文書作成装置は編集モードで使用される。この場合、原文・訳文表示フレーム52において、修正したい文を表示している行の左端にある編集ボタン524をクリックし、当該原文の各原文要素及び当該訳文の各訳文要素を各原文要素欄521及び各訳文要素欄541に表示する。
そして、原文要素欄531、訳文要素欄541において必要な修正をキーボード入力で行う。この際、いずれかの原文要素欄531で修正をした後、翻訳ボタン530を再度クリックすることもある。これにより、修正した原語の内容で再度翻訳がされ、その翻訳結果が、対応する訳文要素欄541に上書きされて表示される。
このような修正や再翻訳を行いながら、各原文要素欄531及び各訳文要素欄541の内容が適切であるとユーザーが判断すると、ユーザーは、結合ボタン540をクリックする。これにより、原文・訳文表示フレーム52の原文表示欄521及び訳文表示欄522の内容が修正後の内容となる。また、記録モジュール36が修正後の内容でデータ管理ファイル40の各セルを更新する。
ユーザーは、このような文章の修正を適宜行った後、全ての原文・訳文の双方について内容が適切であると判断すると、原文結合ボタン513をクリックして原文文書の生成、保存を行い、訳文結合ボタン514をクリックして訳文文書の生成、保存を行う。これら保存は、既に保存してあるファイルの上書き保存の場合もあるし、ファイル名を変更して新たなファイルとすることもある。
上記のような構成及び動作に係る実施形態の文書作成装置によれば、原文の文書の完成と同時に訳文の文書も完成しており、二つの言語での文書の同時作成が可能となる。この際、装置は、翻訳メモリ登録モジュール37を備えているので、文書の作成途中で文章の要素レベルでの翻訳メモリ登録が可能となっている。この点は、言語文書に対する翻訳精度の高い訳語文書を同時作成する際の労力を飛躍的に軽減する意義がある。この点について、以下に説明する。
前述した例で説明すると、ユーザーは、文頭修飾語「イメージ入力装置の中で、」の翻訳エンジンによる訳"In the image input device"を、"Among image input devices"とキーボード入力で修正した上で結合ボタン540をクリックするが、この際、文頭修飾語の訳文要素欄541の下の翻訳メモリ登録ボタン62をクリックする。これにより、「イメージ入力装置の中で、」の対訳として翻訳メモリ登録される。
翻訳エンジンに含まれる変換プログラム22は、辞書を参照した個々の語句の訳語への変換よりも翻訳メモリファイル260を参照した変換を優先するようプログラミングされているから、次に「イメージ入力装置の中で、」がいずれかの原文要素欄531に入力されて翻訳ボタン530がクリックされた際には、"among image input devices"と翻訳されることになる。したがって、次に「イメージ入力装置の中で、」を原語として入力した場合にはマニュアル修正を必要とせずそのまま結合ボタン540をクリックすれば良く、文書作成の効率は飛躍的に向上する。
上記の点は、従来の翻訳メモリの欠点を補う意義を持っている。即ち、従来の翻訳メモリでは、文章全体を登録するため、文章全体として同じようなものが出て来る文書作成の場合には効果的であるが、そうではない場合には効果的ではない。この場合、文章全体としては同じものではなくとも、個々の要素としては同じようなものになる場合が多い。例えば特許明細書の場合には、同じ内容を表現する場合には同じ用語を用いるように指導されており、従って複数の語から成る語句についても同じ表現が繰り返されることが多い、特許明細書でなくとも、技術論文や各種レポート等、複雑な内容を明確に伝えようとする場合、同じ内容については同じ複数の語句から成る文章要素を使用する。このような場合、上記のように語句の翻訳メモリ登録をしておくと、次回以降はマニュアル修正が必要なくなり、多言語での文書作成の効率が飛躍的に向上する。
また、この実施形態では、原文要素欄531及び訳文要素欄541に表示されたテキストの対のみならず、ユーザーが任意に選択した原語と訳語の対を翻訳メモリに登録できる。このため、原文要素及び訳文要素の単位よりもさらに小さい単位で翻訳メモリ登録することができ、多言語での文書作成の効率がさらに向上する。
また、上述した実施形態の文書作成装置は、多言語での文書同時作成に大きな威力を発揮するが、既に作成されている文書を他の原語での文書にする業務、即ち翻訳業務においても大きな威力を発揮する。
翻訳業務で実施形態の文書作成装置を使用する場合の好適な方法としては、原文の文書の各文を文型1(欄一つのみ)の文型でデータ管理ファイル40にまず記録してしまう方法がある。即ち、シートの原文の列の各セルに原文を一文ずつ書き込み、文型番号のセルにはデフォルトの文型として文型1を書き込む。この状態で、各文が書き込まれたセルを全て翻訳エンジンで翻訳し、翻訳後のテキストを訳文用のシートの所定の列のセルに各々書き込む。原文のシートは翻訳前の状態で保存し、訳文のシートはそのまま保存する。文番号については、文章の順番に昇順で自動記録する。そして、原文のシート及び訳文のシートを含むブックをデータ管理ファイル40として保存する。
このような準備をした後、保存したデータ管理ファイル40を汎用データ管理プログラム4上で開き、文書作成プログラム3を起動させる。そして、編集モードで各文(原文及び訳文)を修正する。この場合、全ての文はデフォルトの文型として文型1(欄一つのみ)であるので、ユーザー(翻訳者)は文型選択ボタン511を適宜クリックし、最適と考える文型に変更する。この際には、前述した原文要素貼付モジュール382が動作し、要素割り記号入力ウインドウ55が表示されて利用される。
ユーザーは、原文要素貼付モジュール382で原文を複数の原文要素に区分し、各要素を各原文要素欄531に自動貼付させて翻訳ボタン530をクリックする。そして、各訳文要素欄541に表示される訳語をチェックし、必要な修正をした後、結合ボタン540をクリックする。この作業を、文書の全ての原文について行う。
このような翻訳業務への利用の場合にも、要素単位で翻訳エンジンでの翻訳が行われるので、構文解析のミスや修飾関係の把握ミスが大幅に減少し、精度の高い翻訳が少ない労力で行われる。そして、原文要素と訳文要素とが一対一で同じ画面内に表示されるので、原文-訳文の対応関係を要素間で容易に把握でき、ミスの少ない作業が容易に行える。
次に、第二の実施形態の文書作成装置について説明する。
図10は、第二の実施形態の文書作成装置の概略図である。第二の実施形態の文書作成装置は、翻訳エンジンがインターネット7上のウェブサイト(翻訳サイト)である点で、第一の実施形態と異なっている。
第二の実施形態においても、文書作成装置は、PC1と、PC1にインストールされた文書作成プログラム3によって構成されている。PC1には、文書作成プログラム3の他、汎用データ管理プログラム4がインストールされている。汎用データ管理プログラム4としては、同様にマイクロソフト社のExcelのような表計算ソフトで良い。
翻訳サイトは、無料の場合と有料の場合とがある。有料の場合、ユーザーは、翻訳サイトの運営会社と利用契約し、IDやパスワードの発行を受けておく。
翻訳サイトは、翻訳エンジンを実装したウェブサーバ(以下、翻訳サーバ)8によって提供される。翻訳サーバ8には、同様に、翻訳エンジンとしての機能を果たすプログラム群として、構造解析プログラム81、変換プログラム82等が実装されている。また、辞書ファイルについては、基本辞書ファイル84は翻訳サーバ8によって提供される。ユーザー辞書851は、この例では翻訳サーバ8のユーザーエリアに設けられているが、ユーザーのPC1の記憶部(ハードディスク等)14に設けられたり、翻訳サーバ8以外のサーバ(ストレージサーバ)のユーザーエリアに設けられたりする場合もある。また、連携プログラム87は、翻訳サーバ8からPC1にダウンロードされて常駐する。
第二の実施形態の構成は、翻訳エンジンが翻訳サーバ8で提供される以外は、第一の実施形態と同様の構成であり、同様の動作である。ユーザーは、汎用データ管理プログラム4をPC1上で起動し、汎用データ管理プログラム4上で文書作成プログラム3を実行して実行画面をディスプレイ12に表示する。また、翻訳サイトがログインが必要なサイトである場合、IDやパスワードを入力し、インターネット経由で翻訳サイトにログインしておく。
同様に、各原文要素欄531に原文要素が入力され、翻訳ボタン530がクリックされる。これにより翻訳エンジン駆動モジュール33が実行される。翻訳エンジン駆動モジュール33は、翻訳サーバ8上の翻訳エンジンに原文要素を渡し、変換プログラム81等を実行させるようプログラミングされている。翻訳エンジンからの戻り値は、同様に訳語のテキストであり、訳文要素表示モジュール34に渡されて、訳語のテキストが訳文要素欄541に表示される。
ユーザーは、各訳文要素欄541に表示された訳語を必要に応じて適宜マニュアル修正した上で結合ボタン540をクリックし、原文及び訳文の生成と各表示欄521,522への表示を行う。各文章についてこれを繰り返し、原文文書と訳文文書の同時作成を行う。作成された原文文書及び訳文文書は、PC1上の記憶部14に記憶される場合もあるし、データ預かりサービス等を利用してウェブ上のストレージに記憶する場合もある。
上記各実施形態において、汎用データ管理プログラム4は表計算ソフトであると説明したが、汎用のデータベースプログラムであっても良い。例えばマイクロソフト社のAccessは、同様にVBAで書かれたマクロプログラムを実行可能であり、本願発明における汎用データ管理プログラム4として利用することができる。
尚、データベースプログラムの場合、原文文書を構成する一つの原文を一つのレコードとして記録し、一つの原文文書を一つのデータベースファイルとして保存される。各レコードは、レコードのID(一意のデータ)として文番号(レコード番号)が与えられるとともに、各原文要素を記録する各フィールドが与えられた構造とされる。訳文文書についても同様であり、一つの訳文が一つのレコードになり、一意のデータとして文番号(レコード番号)が与えられ、各訳文要素を記録する各フィールドが与えられた構造とされる。そして、原文文書のデータベースファイルと訳文文書のデータベースファイルとをリンクさせるためのフィールがお互いに設けられ、管理される。
また、汎用データ管理プログラム4は、PC1にインストールされたプログラムでない場合もある。例えば、汎用データ管理プログラム4がASPやSaaSで提供されており、ウェブサーバからダウンロードして利用したりウェブサーバ上で動作させて使用したりする場合が考えられる。
さらに、汎用ではなくて文書作成プログラム3のために作られた専用のデータプログラムであったり、文書作成プログラム3の一部としてデータプログラムが実装されている場合もあったりし得る。即ち、文書作成プログラム3の一部の機能として、各原文及び各訳文のデータを例えばデータベース化して管理する機能が設けられる場合もあり得る。
尚、上記各実施形態では、文書作成プログラム3はVBAで書かれたマクロプログラムであったが、VBA以外の言語で書かれたアドインプログラムであっても良いし、COMアドインのようにより汎用性の高いアドインであっても良い。
また、第二の実施形態において、翻訳サーバ8はインターネット7上にあったが、プライベートなネットワーク上、例えば会社内のイントラネット上に翻訳サーバ8がある場合もある。さらに、翻訳エンジンがアクセスする辞書ファイルとして、複数のユーザー(端末)からアクセスがされる共有辞書ファイルが設けられることもある。共有辞書ファイルは、イントラネット上に設けられる場合が多い。
尚、上記各実施形態は、第一の言語が日本語で第二の言語が英語である場合を想定したが、第一の言語が英語で第二の言語が日本語でも良く、第一の言語が日本語で第二の言語が中国語、フランス語その他の言語でも良い。
さらに、例えば第一の言語が日本語で第二の言語が英語である場合、さらに第三の言語として中国語やフランス語等を採用することができる。この場合は、第二の言語の文章を原文とし、第三の言語の文章を訳文とすることになる。汎用データ管理プログラム4が表計算ソフトの場合、言語の数だけシートを増やして管理すれば良い。データベース管理プログラムの場合、言語の数だけデータベースファイルを増やし、文番号で関連付ければ良い。
尚、本願発明は、「文書作成装置」の発明ではあるが、本願発明のコンセプトは、「文章」を作成するのみである場合にもその優位性が発揮される。一つの文章のみを原文・訳文で生成する場合にも、精度の高い訳文を少ない労力で生成できることは、以上の説明で容易に理解される。つまり、「文書」は一つの文章のみから成るものでも良く、その意味で、本願発明の「文書作成装置」は、文章作成装置である態様も含む。
1 PC
111 キーボード
112 マウス
12 ディスプレイ
13 CPU
14 記憶部
2 翻訳ソフト
21 構造解析プログラム
22 変換プログラム
3 文書作成プログラム
31 実行画面表示モジュール
32 編集用要素表示モジュール
33 翻訳エンジン駆動モジュール
34 訳文要素表示モジュール
35 文生成モジュール
36 記録モジュール
37 翻訳メモリ登録モジュール
4 汎用データ管理プログラム
40 データ管理ファイル
7 インターネット
8 翻訳サーバ

Claims (5)

  1. 入力部、ディスプレイ及び演算処理部を備え、演算処理部で実行される文書作成プログラムが実装されていて二以上の異なる言語で文書の作成が可能な文書作成装置であって、
    文書作成プログラムは、
    一つの原文を構成する各要素が入力される各原文要素欄と、当該原文の訳文を構成する各訳文要素を表示する各訳文要素欄とをディスプレイに表示する要素欄表示モジュールと、
    各原文要素欄に入力された各原文要素を翻訳エンジンに渡して翻訳させる翻訳エンジン駆動モジュールと、
    翻訳エンジンにより各原文要素を翻訳して得られた各テキストを対応する各訳文要素欄に表示する訳文要素表示モジュールと、
    各原文要素欄に入力された各原文要素を結合して原文全体をディスプレイに表示する原文表示モジュールと、
    各訳文要素欄に表示された各訳文要素を結合して訳文全体をディスプレイに表示する訳文表示モジュールと
    を備えており、
    各訳文要素欄は、各訳文要素を編集可能に表示する欄であり、
    要素欄表示モジュールは、各原文要素欄と各訳文要素欄とを文内での機能に従って一対一で対応させて同一画面内に表示するモジュールであることを特徴とする文書作成装置。
  2. 前記原文表示モジュールは複数の原文を同一画面内に表示するモジュールであり、
    前記訳文表示モジュールは、表示された複数の原文に対応する複数の訳文を同一画面内に表示するモジュールであり、
    前記文書作成プログラムは、編集用要素表示モジュールを含んでおり、
    編集用要素表示モジュールは、表示された複数の原文から一つの原文が選択された際、当該原文の各原文要素を前記各原文要素欄に表示し、当該原文に対応した訳文の各訳文要素を前記各訳文要素欄に表示するものであるか、表示された複数の訳文から一つの訳文が選択された際、当該訳文の各訳文要素を前記各訳文要素欄に表示し、当該訳文に対応した原文の各原文要素を前記各原文要素欄に表示するモジュールであることを特徴とする請求項1記載の文書作成装置。
  3. 前記文書作成プログラムは、前記各原文要素欄に入力された各原文要素及び前記各訳文要素欄に表示された各訳文要素を、表計算プログラムにおけるシートの各セル又はデータベースプログラムにおけるレコードの各フィールドに記録するための記録モジュールを備えており、
    前記各原文要素欄は、各原文要素を編集可能に表示する欄であり、
    記録モジュールは、原文表示欄において原文が変更された際に変更された部分を含む原文要素について記録されたセル又はフィールドを変更後のものに更新するモジュールであり、訳文表示欄において訳文が変更された際に変更された部分を含む訳文要素について記録されたセル又はフィールドを変更後のものに更新するモジュールであることを特徴とする請求項1又は2記載の文書作成装置。
  4. 入力部、ディスプレイ及び演算処理部を備え、演算処理部で実行される文書作成プログラムが実装されていて二以上の異なる言語で文書の作成が可能な文書作成装置であって、
    文書作成プログラムは、
    一つの原文を構成する各要素が入力される各原文要素欄と、当該原文の訳文を構成する
    各訳文要素を表示する各訳文要素欄とをディスプレイに表示する要素欄表示モジュールと、
    各原文要素欄に入力された各原文要素を翻訳エンジンに渡して翻訳させる翻訳エンジン駆動モジュールと、
    翻訳エンジンにより各原文要素を翻訳して得られた各テキストを対応する各訳文要素欄に表示する訳文要素表示モジュールと、
    各原文要素欄に入力された各原文要素を結合して原文全体をディスプレイに表示する原文表示モジュールと、
    各訳文要素欄に表示された各訳文要素を結合して訳文全体をディスプレイに表示する訳文表示モジュールと
    を備えており、
    各訳文要素欄は、各訳文要素を編集可能に表示する欄であり、
    文書作成プログラムは、原文要素自動貼付モジュールを備えており、
    原文要素自動貼付モジュールは、一つの文の一部のテキストが選択された状態で実行されるものであって、選択されたテキストと当該選択されたテキストが原文中のどの要素かを特定する要素特定情報とが引数として渡されて実行されるものであり、渡されたテキストを要素特定情報に従って原文要素欄に貼り付けるモジュールであることを特徴とする文書作成装置。
  5. 入力部、ディスプレイ及び演算処理部を備え、演算処理部で実行される文書作成プログラムが実装されていて二以上の異なる言語で文書の作成が可能な文書作成装置であって、
    文書作成プログラムは、
    一つの原文を構成する各要素が入力される各原文要素欄と、当該原文の訳文を構成する各訳文要素を表示する各訳文要素欄とをディスプレイに表示する要素欄表示モジュールと、
    各原文要素欄に入力された各原文要素を翻訳エンジンに渡して翻訳させる翻訳エンジン駆動モジュールと、
    翻訳エンジンにより各原文要素を翻訳して得られた各テキストを対応する各訳文要素欄に表示する訳文要素表示モジュールと、
    各原文要素欄に入力された各原文要素を結合して原文全体をディスプレイに表示する原文表示モジュールと、
    各訳文要素欄に表示された各訳文要素を結合して訳文全体をディスプレイに表示する訳文表示モジュールと
    を備えており、
    各訳文要素欄は、各訳文要素を編集可能に表示する欄であり、
    翻訳エンジンは、原文要素に対して翻訳メモリ手段を使用して翻訳をして文書作成プログラムに戻すことが可能なものであり、
    文書作成プログラムは、原語と訳語とを対応させたデータベースファイルである翻訳メモリファイルに原語と訳語とを対応させて記録し、原語が渡された際に当該原語に対応する訳語が翻訳メモリファイルに記録されている場合に当該訳語を戻す翻訳メモリ手段に対して原語を渡して記録させる翻訳メモリ記録モジュールを備えており、
    翻訳メモリ記録モジュールは、いずれかの原文要素欄に入力された原文要素及び対応する訳文要素欄に表示された訳文要素とを翻訳メモリ手段に渡して翻訳メモリファイルに記録させることが可能なモジュールであることを特徴とする文書作成装置。
JP2017151513A 2017-08-04 2017-08-04 文書作成装置 Active JP7026926B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017151513A JP7026926B2 (ja) 2017-08-04 2017-08-04 文書作成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017151513A JP7026926B2 (ja) 2017-08-04 2017-08-04 文書作成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019032580A JP2019032580A (ja) 2019-02-28
JP7026926B2 true JP7026926B2 (ja) 2022-03-01

Family

ID=65523413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017151513A Active JP7026926B2 (ja) 2017-08-04 2017-08-04 文書作成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7026926B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113807106B (zh) * 2021-08-31 2023-03-07 北京百度网讯科技有限公司 翻译模型的训练方法、装置、电子设备及存储介质

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233486A (ja) 2006-02-27 2007-09-13 Fujitsu Ltd 翻訳者支援プログラム,翻訳者支援装置及び翻訳者支援方法
JP2013171323A (ja) 2012-02-17 2013-09-02 Asoshie:Kk 文書作成方法、文書作成装置及び文書作成プログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1185751A (ja) * 1997-09-05 1999-03-30 Sharp Corp 翻訳装置及び翻訳装置制御プログラムを記憶した媒体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233486A (ja) 2006-02-27 2007-09-13 Fujitsu Ltd 翻訳者支援プログラム,翻訳者支援装置及び翻訳者支援方法
JP2013171323A (ja) 2012-02-17 2013-09-02 Asoshie:Kk 文書作成方法、文書作成装置及び文書作成プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019032580A (ja) 2019-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3666004B2 (ja) 多言語対応文書検索システム
US5416903A (en) System and method for supporting multilingual translations of a windowed user interface
US7992088B2 (en) Method and system for copy and paste technology for stylesheet editing
US20080288239A1 (en) Localization and internationalization of document resources
CN108762743B (zh) 一种数据表操作代码生成方法及装置
RU2579888C2 (ru) Универсальное представление текста с возможностью поддержки различных форматов документов и текстовая подсистема
JP2005507524A (ja) 機械翻訳
Edhlund NVivo 8 essentials: The ultimate help when you work with qualitative analysis
JP7026926B2 (ja) 文書作成装置
WO2006001392A1 (ja) 文書処理方法および装置
JP5994150B2 (ja) 文書作成方法、文書作成装置及び文書作成プログラム
JP2009151676A (ja) データ処理装置、データ処理方法、プログラム
JP2019191838A (ja) 文書作成装置
JP6565012B2 (ja) 翻訳支援システム
Schenner et al. Extracting interlinear glossed text from LATEX documents
JPS6190272A (ja) 辞書機能を用いた翻訳方式
Müldner et al. Internationalization of Websites
Joy Translating tagged text-imperfect matches and a good finished job
Anderl et al. Some Reflections on the Mark-up and Analysis of Dūnhuáng Manuscripts: Exemplified by the Platform Sūtra
JP3389313B2 (ja) 機械翻訳装置
Fund et al. Haynes, L., S. Pfeffer, JM Boss, et al.(2006).
JP2011175343A (ja) データ処理装置、データ処理方法、及びデータ処理プログラム
JP2001022733A (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
Sievers et al. XML-Print: an Ergonomic Typesetting System for Complex Text Structures
Bickford Advanced Toolbox Workshop

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200923

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7026926

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150