JP5994150B2 - 文書作成方法、文書作成装置及び文書作成プログラム - Google Patents

文書作成方法、文書作成装置及び文書作成プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5994150B2
JP5994150B2 JP2012033220A JP2012033220A JP5994150B2 JP 5994150 B2 JP5994150 B2 JP 5994150B2 JP 2012033220 A JP2012033220 A JP 2012033220A JP 2012033220 A JP2012033220 A JP 2012033220A JP 5994150 B2 JP5994150 B2 JP 5994150B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input field
input
sentence
predicate
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012033220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013171323A (ja
Inventor
幹子 保立
幹子 保立
Original Assignee
株式会社アソシエ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アソシエ filed Critical 株式会社アソシエ
Priority to JP2012033220A priority Critical patent/JP5994150B2/ja
Publication of JP2013171323A publication Critical patent/JP2013171323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5994150B2 publication Critical patent/JP5994150B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Machine Translation (AREA)

Description

本願発明は、二つの異なる言語で同じ内容の文書を作成する文書作成方法に関する。
コンピュータ技術の発達に伴い、いわゆる機械翻訳(コンピュータによる翻訳)の技術も進歩を続けている。機械翻訳は、基本的には、原文の構造解析を行って構文木を作成し、構文木を構成する各単語の形態素解析等を行いながら辞書を参照して目的言語に変換し、変換された構文木から目的言語の文を生成することで行われる。
特開平6−162080号公報
しかしながら、人力による翻訳(翻訳者による翻訳)に比べると機械翻訳の精度は低く、日本語と英語というように構文が異なる言語間ではその傾向が顕著である。辞書ファイルをいかに充実させても構造解析に失敗してしまうと、翻訳された文が意味不明のものになってしまうことが多々ある。また、修飾関係の解析にも困難な場合が多く、これに失敗してしまうと、意味の異なる翻訳(誤訳)となってしまう。
このような精度の問題があるため、一般的に、機械翻訳は、法律文書や特許明細書といった誤訳の許されない分野では使われていない。翻訳ソフトを使用して翻訳をする場合もあるが、それは補助的であり、翻訳されたものを翻訳者がチェックし、誤訳を逐一訂正する作業を行っている。このため、翻訳ソフトを使用したとしても、翻訳者が最初から翻訳するのと手間が変わらなくなってしまったり、かえって手間がかかってしまったりすることもある。
本願発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、機械翻訳を利用した翻訳作業において誤訳の発生を極端に少なくでき、誤訳が発生したとしてもその修正作業が極めて短時間に済む技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の請求項1記載の発明は、ディスプレイとキーボードとプロセッサと記憶部とを備えたコンピュータと、翻訳エンジンとを使用し、文書作成プログラムを実行することで二つの異なる言語で同じ内容の文書を作成する文書作成方法であって、
文書作成プログラムは、
文書を構成する各文章をキーボードによって第一言語で入力させる入力欄をディスプレイに表示する入力欄表示モジュールと、
入力欄表示モジュールが表示した入力欄に入力された文章を記憶部に記憶する記憶モジュールと、
入力欄表示モジュールが表示した入力欄に入力された文章を翻訳エンジンに渡して翻訳エンジンに第二の言語に翻訳させる翻訳モジュールとを有しており、
入力欄表示モジュールは、入力者が入力しようとする文章において主部となる語又は語群を入力する主部入力欄と、述部となる語又は語群を入力する述部入力欄とを表示するものであり、
記憶モジュールは、主部入力欄に入力された語又は語群を主部である旨の識別情報を付与して記憶するとともに、述部入力欄に入力された語又は語群を述部である旨の識別情報を付与して記憶するものであり、
翻訳モジュールは、各語又は語群を各識別情報とともに翻訳エンジンに渡して利用させるものであることを特徴とするものであり、
入力欄表示モジュールは、一つの画面内に主部入力欄及び述部入力欄を表示するモジュールであり、
記憶モジュール及び翻訳モジュールは、文章登録モジュールによって実行されるモジュールであり、
文章登録モジュールは、入力欄表示モジュールによって主部入力欄及び述部入力欄が表示された前記一つの画面内に、第一第二の二つの登録済み文章表示欄を並べて表示するモジュールであって、第一言語で主部入力欄及び述部入力欄に入力された語又は語群を再構築して第一言語の文章として第一の登録済み文章表示欄に表示するとともに、翻訳モジュールにより第二言語に翻訳された語又は語群を再構築して第二言語の文章として第二の登録済み文章表示欄に表示するモジュールであり、
入力欄表示モジュールにより表示される主部入力欄及び述部入力欄は、第二の登録済み文章表示欄に第二言語の文章が表示されている状態で、当該第二言語の文章の元になった第一言語の文章における語又は語群の入力をし直すことができるものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記入力欄表示モジュールは、述部入力欄として複数の欄を表示するものとなっており、複数の入力欄のうちの一つは、述語又は述語と当該述語を修飾する副詞又は副詞句を入力する述語句入力欄であって、他の入力欄は、述語句入力欄に入力される述語の目的語及び又は補語の入力欄であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記翻訳エンジンは、前記主部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該主部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記述部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該述部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行うという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項2の構成において、前記翻訳エンジンは、前記主部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該主部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記述語句入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は当該述語句入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記他の入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は当該他の入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行うという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、前記請求項2又は4の構成において、前記入力欄表示モジュールは、複数の異なる文型に応じてそれぞれ異なるパターンで前記主部入力欄及び前記述部入力欄を表示することが可能となっているとともに、複数の異なる文型から一つの文型を選択させる文型選択欄を表示するものとなっており、選択された文型に応じたパターンで前記主部入力欄及び前記述部入力欄を表示して入力させるものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項6記載の発明は、ディスプレイとキーボードとプロセッサと記憶部とを備え、文書作成プログラム及び翻訳エンジンがインストール又は実装されたコンピュータで構成されており、文書作成プログラムを実行することで二つの異なる言語で同じ内容の文書を作成する文書作成装置であって、
文書作成プログラムは、
文書を構成する各文章をキーボードによって第一言語で入力させる入力欄をディスプレイに表示する入力欄表示モジュールと、
入力欄表示モジュールが表示した入力欄に入力された文章を記憶部に記憶する記憶モジュールと、
記憶モジュールが記憶した文章を翻訳エンジンに渡して翻訳エンジンに第二の言語に翻訳させる翻訳モジュールとを有しており、
入力欄表示モジュールは、入力者が入力しようとする文章において主部となる語又は語群を入力する主部入力欄と、述部となる語又は語群を入力する述部入力欄とを表示するものであり、
記憶モジュールは、主部入力欄に入力された語又は語群を主部である旨の識別情報を付与して記憶するとともに、述部入力欄に入力された語又は語群を述部である旨の識別情報を付与して記憶するものであり、
翻訳モジュールは、各語又は語群を各識別情報とともに翻訳エンジンに渡して利用させるものであり、
入力欄表示モジュールは、一つの画面内に主部入力欄及び述部入力欄を表示するモジュールであり、
記憶モジュール及び翻訳モジュールは、文章登録モジュールによって実行されるモジュールであり、
文章登録モジュールは、入力欄表示モジュールによって主部入力欄及び述部入力欄が表示された前記一つの画面内に、第一第二の二つの登録済み文章表示欄を並べて表示するモジュールであって、第一言語で主部入力欄及び述部入力欄に入力された語又は語群を再構築して第一言語の文章として第一の登録済み文章表示欄に表示するとともに、翻訳モジュールにより第二言語に翻訳された語又は語群を再構築して第二言語の文章として第二の登録済み文章表示欄に表示するモジュールであり、
入力欄表示モジュールにより表示される主部入力欄及び述部入力欄は、第二の登録済み文章表示欄に第二言語の文章が表示されている状態で、当該第二言語の文章の元になった第一言語の文章における語又は語群の入力をし直すことができるものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項7記載の発明は、前記請求項6の構成において、前記入力欄表示モジュールは、述部入力欄として複数の欄を表示するものとなっており、複数の入力欄のうちの一つは、述語又は述語と当該述語を修飾する副詞又は副詞句を入力する述語句入力欄であって、他の入力欄は、述語句入力欄に入力される述語の目的語及び又は補語の入力欄であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項8記載の発明は、前記請求項6の構成において、前記翻訳エンジンは、前記主部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該主部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記述部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該述部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行うという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項9記載の発明は、前記請求項7の構成において、前記翻訳エンジンは、前記主部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該主部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記述語句入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は当該述語句入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記他の入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は当該他の入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行うという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項10記載の発明は、前記請求項7又は9の構成において、前記入力欄表示モジュールは、複数の異なる文型に応じてそれぞれ異なるパターンで前記主部入力欄及び前記述部入力欄を表示することが可能となっているとともに、複数の異なる文型から一つの文型を選択させる文型選択欄を表示するものとなっており、選択された文型に応じたパターンで前記主部入力欄及び前記述部入力欄を表示して入力させるものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項11記載の発明は、ディスプレイとキーボードとプロセッサと記憶部とを備えたコンピュータにより実行された際に翻訳エンジンを使用することで二つの異なる言語で同じ内容の文書を作成する文書作成プログラムであって、
文書を構成する各文章をキーボードによって第一言語で入力させる入力欄をディスプレイに表示する入力欄表示モジュールと、
入力欄表示モジュールが表示した入力欄に入力された文章を記憶部に記憶する記憶モジュールと、
記憶モジュールが記憶した文章を翻訳エンジンに渡して翻訳エンジンに第二の言語に翻訳させる翻訳モジュールとを有しており、
入力欄表示モジュールは、入力者が入力しようとする文章において主部となる語又は語群を入力する主部入力欄と、述部となる語又は語群を入力する述部入力欄とを表示するものであり、
記憶モジュールは、主部入力欄に入力された語又は語群を主部である旨の識別情報を付与して記憶するとともに、述部入力欄に入力された語又は語群を述部である旨の識別情報を付与して記憶するものであり、
翻訳モジュールは、各語又は語群を各識別情報とともに翻訳エンジンに渡して利用させるものであり、
入力欄表示モジュールは、一つの画面内に主部入力欄及び述部入力欄を表示するモジュールであり、
記憶モジュール及び翻訳モジュールは、文章登録モジュールによって実行されるモジュールであり、
文章登録モジュールは、入力欄表示モジュールによって主部入力欄及び述部入力欄が表示された前記一つの画面内に、第一第二の二つの登録済み文章表示欄を並べて表示するモジュールであって、第一言語で主部入力欄及び述部入力欄に入力された語又は語群を再構築して第一言語の文章として第一の登録済み文章表示欄に表示するとともに、翻訳モジュールにより第二言語に翻訳された語又は語群を再構築して第二言語の文章として第二の登録済み文章表示欄に表示するモジュールであり、
入力欄表示モジュールにより表示される主部入力欄及び述部入力欄は、第二の登録済み文章表示欄に第二言語の文章が表示されている状態で、当該第二言語の文章の元になった第一言語の文章における語又は語群の入力をし直すことができるものであることを特徴とするものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項12記載の発明は、前記請求項11の構成において、前記入力欄表示モジュールは、述部入力欄として複数の欄を表示するものとなっており、複数の入力欄のうちの一つは、述語又は述語と当該述語を修飾する副詞又は副詞句を入力する述語句入力欄であって、他の入力欄は、述語句入力欄に入力される述語の目的語及び又は補語の入力欄であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項14記載の発明は、前記請求項12の構成において、前記翻訳エンジンは、前記主部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該主部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記述部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該述部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行うという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項15記載の発明は、前記請求項1又は14の構成において、前記入力欄表示モジュールは、複数の異なる文型に応じてそれぞれ異なるパターンで前記主部入力欄及び前記述部入力欄を表示することが可能となっているとともに、複数の異なる文型から一つの文型を選択させる文型選択欄を表示するものとなっており、選択された文型に応じたパターンで前記主部入力欄及び前記述部入力欄を表示して入力させるものであるという構成を有する。
以下に説明する通り、本願の各請求項の発明によれば、第一言語での文章の入力と記憶部への記憶を行った際に翻訳エンジンへのデータ渡しがされて第二言語への翻訳が行われるので、第一言語の文書を別途読み込んで機械翻訳する手間がない。また、翻訳エンジンへのデータ渡しの際に、主部や述部といった文章の各要素について構文情報が付与された状態で渡されるので、翻訳エンジンにおいて構文解析が不要となるか又は大幅に簡略化される。このため、翻訳エンジンにおける処理が短時間に済み、作業の効率化が図れる。さらに、翻訳エンジンに対して構文情報が付与された状態で各テキストが渡されるため、翻訳エンジンにおける意味づけや構文変換の正確性が増し、誤訳の発生の確率が大幅に減少する。このため、翻訳のチェックや手直しに要する手間や時間も大幅に削減される。
第一の実施形態に係る文書作成装置の概略を示したブロック図である。 文書作成プログラムの概略を示したブロック図である。 入力欄表示モジュールによって表示された各入力欄の一例について示した概略図である。 従属節入力欄が追加された状態のメイン画面の一例を示した概略図である。 文章登録モジュールの概略を示したフローチャートである。 第一言語一時ファイルの一例について示した概略図である。 第二言語一時ファイルの一例について示した概略図である。 新規ファイル作成モジュール21の動作状態の一例について示した概略図である。 第二の実施形態の文書作成装置の概略図である。
次に、本願発明を実施するための形態(以下、実施形態)について説明する。
まず、第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態に係る文書作成装置の概略を示したブロック図である。第一の実施形態は、文書作成装置がスタンドアローンのコンピュータによって構成される実施形態である。スタンドアローンとはいっても、コンピュータがLAN等のネットワーク接続されていることを排除するものではない。第一の実施形態は、文書作成装置が一つのコンピュータで構成されるということである。
図1に示すように、第一の実施形態に係る文書作成装置は、ディスプレイ11、プリンタ12、キーボード13、マウス14、CPU15と、記憶部としてのメモリ16やハードディスク17等を備えたコンピュータである。それぞれのハードウェアは不図示のインターフェースを介してCPU15に接続されている。このコンピュータは、これらハードウェアに加え、文書作成プログラムがインストールされることにより文書作成装置として構成される。
図2は、文書作成プログラムの概略を示したブロック図である。図2では、理解を容易にするため、文書作成プログラム2と協働するファイル群やハードウェア、文書作成プログラム2が作成するファイル群等も示されている。文書作成プログラム2と協働する主要なもののが翻訳エンジン5である。翻訳エンジン5は、辞書ファイル群51〜53を参照する。翻訳エンジン5や辞書ファイル群51〜53も、同様にコンピュータにインストールされる。
図2に示すように、文書作成プログラム2は、新規ファイル作成モジュール21、入力欄表示モジュール22、文章登録モジュール23、保存モジュール24、一括翻訳モジュール25、文書変換モジュール26、編集用読み込みモジュール27等から構成されている。本実施形態では、文章登録モジュール23は、入力欄表示モジュール22が表示した入力欄に入力された文章を記憶部に記憶する記憶モジュールを構成するとともに、入力欄表示モジュール22が表示した入力欄に入力された文章を翻訳エンジン5に渡して翻訳エンジン5に第二の言語に翻訳させる翻訳モジュールを構成するものとなっている。尚、モジュールとは、プログラムを構成する要素という程度の意味であり、モジュール自体もプログラム(ソフトウェア)であることには変わりはない。また、入力される語又は語群を、以下、必要に応じて「テキスト」と言い換える。
図3は、入力欄表示モジュール22によって表示された各入力欄の一例について示した概略図である。
入力欄表示モジュール22によって表示される入力欄は、この文書作成プログラム2におけるメイン画面の一部として表示されるようになっている。メイン画面とは、文書作成のためにテキストを入力したり編集したりする画面である。
図3に示すように、メイン画面では、文型選択欄31、複数の入力欄32〜34、二つの登録済み文章表示欄35,36などが表示されるようになっている。
図3に示す例は、第一言語が英語であり、第二言語が日本語である場合を例にしている。このような言語の選択は、新規ファイル作成モジュール21により予め行われる。
実施形態の文書作成プログラム2の大きな特徴点は、文書作成のためのテキストの入力の際に、予め構文情報も入力させる点である。この特徴点を担うのが、入力欄表示モジュール22である。
具体的に説明すると、入力欄表示モジュール22は、主部と述部という大まかな区分けで入力するパターンの入力欄の表示を選ぶか(大まか選択)、より誤訳を少なくするため、述部をさらに細かく分けて入力するパターンの入力欄の表示を選ぶ(詳細選択)ようになっている。大まか選択とした場合、従属節が無い文型と従属節がある文型のいずれかを選ぶようになっている。また、詳細選択とした場合、5文型と二つの特殊構文(仮主語It構文、There構文)から1つの文型を選ぶようになっている。
より具体的に説明すると、図3に示すように、メイン画面には文型選択欄31が設けられており、文型選択欄31にはそれぞれの文型の選択用の入力欄(この例ではラジオボタン)311が設けられている。また、文型選択欄31の下部には、「文型選択」と表示されたコマンドボタン(以下、文型選択ボタン)312が設けられている。
入力欄表示モジュール22は、各入力欄の配置構造(各入力欄のパターン)を指定するサブプログラム(以下、入力欄構造指定サブ)を含んでいる。入力欄構造指定サブは、文型選択ボタン312がクリックされた際に実行されるものであり、ラジオボタン311で指定された文型に従って各入力欄をメイン画面に表示するものである。図3では、一例として、第3文型(S+V+O)が選択された場合が示されている。即ち、入力欄構造指定サブは、主部入力欄32と、述語句入力欄33と、目的語句入力欄34を表示するよう入力欄表示モジュール22に値を返す。入力欄表示モジュール22は、この値に従って図3に示すように各入力欄32〜35をフレームに嵌め込んで表示する。
図3において、主部入力欄32に入力されたテキストは、主部を構成するものとして取り扱われる。主部とは、主語及び主語を修飾する修飾語(群)である。
述部入力欄は、第3文型であるので、述語句入力欄33と、目的語句入力欄34とで構成されている。述語句入力欄33には、述語と述語を修飾する修飾語(群)を入力する。述語を修飾する修飾語(群)とは、述語を修飾する副詞又は副詞句である。目的語句入力34欄は、述語句における述語の目的語とその修飾語が入力される。各入力欄32〜34の近くには、このような説明書きが併せて表示されるようになっている。
第2文型が選択された場合には、主部入力欄と述語句入力欄と補語句入力欄が表示される。第4文型が選択された場合には、主部入力欄と述語句入力欄と第一目的語句入力欄と第二目的語入力欄が表示される。第5文型が選択された場合、主部入力欄と述語句入力欄と目的語句入力欄と補語入力欄とが表示される。
また、仮主語It構文が選択された場合、主語としてItがデフォルトで表示され、それに続いて、述語句入力欄と、補語句入力欄とが表示される。ここでの補語句入力欄は、to不定詞句かthat節ということになる。That節についても、5文型のいずれかを選択させて入力欄を表示するようにしても良い。
There構文が選択された場合、Thereがデフォルトで表示され、それに続いて、述語句入力欄と、主部入力欄とが表示される。
尚、いったん文型が選択された後に文型選択ボタン312が再度クリックされた場合、入力欄構造指定サブは、ラジオボタン311で指定されている文型に切り替えて表示するよう入力欄表示モジュール22に値を返す。この場合、既に入力されているテキストはキャンセルされる(削除される)。但し、主部入力欄32のように、変更の前後で共通している入力欄については、既に入力されたテキストを保持して残すようにしても良い。
また、入力欄表示モジュール22は、複文即ち従属節を入力することが可能となっている。具体的に説明すると、図3に示すように、テキスト入力欄32〜34を表示した箇所の下側には、「従属節を入力する」と表記されたコマンドボタン(以下、従属節欄追加ボタン)37が設けられている。従属節欄追加ボタン37には、メイン画面内に従属節入力欄を追加して表示するためのサブプログラム(以下、従属節欄追加サブ)の実行コマンドが埋め込まれている。
図4は、従属節入力欄が追加された状態のメイン画面の一例を示した概略図である。図4に示すように、従属節入力欄は、主節との関係を示す接続詞の入力欄(接続詞入力欄)381と、従属節となる語又は語群の入力欄(従属節語句入力欄)382〜384とで構成されている。従属節欄追加サブは、これらを追加して表示するサブプログラムとなっている。
従属節語句入力欄も、主節と同様、文型を選択させつつ入力させるようになっている。図示は省略されているが、従属節欄追加ボタンがクリックされると、従属節欄追加サブは、従属節における文型を選択させるウインドウを表示する。このウインドウは、図3に示す文型選択画面と同様のものである(但し、主部+従属部+従属節の選択はできない。この実施形態では、二つ以上の従属節を設けることは、文が複雑になるので禁止される)。従属節欄追加サブは、ここで選択された文型に応じて従属節語句入力欄を表示する。図4に示す例では、従属節の文型として第2文型(S+V+C)が選択されている。
また、本実施形態では、より正確な翻訳がされるよう、文全体を修飾する語又は語群が入力される入力欄39が設けられている。この修飾語(群)は、文頭において入力されるルールとなっている(以下、この入力欄39を文頭修飾語入力欄と呼ぶ)。
このようにして表示された各欄32〜34,381〜384,39に入力されたテキストを、構文情報を付与して登録するため、メイン画面には、「文章登録」と表記されたコマンドボタン(以下、文章登録ボタン)40が設けられている。文章登録ボタン40には、文章登録モジュール23の実行コマンドが埋め込まれている。
入力欄表示モジュール22は、各入力欄32〜34,381〜384,39に入力されたテキストを一時的に各メモリ変数に格納するためのサブプログラムを含んでいる。それぞれの入力欄にはそれぞれのサブプログラムが設けられており、入力欄を識別した状態でメモリ変数に格納するようになっている。例えば、主部入力欄32に埋め込まれたサブプログラムは、主部入力欄32用の変数であることを示す変数名が付けられたメモリ変数にテキストを格納する。他の入力欄も同様である。各サブプログラムは、例えば、各入力欄において改行がされたことをイベントとして実行されるものとすることができる。FEP(Front End Processor)が動作している場合、Enterキーを一回押すと変換が確定するので、その後、もう一回押された(改行された)場合に各サブプログラムが実行されるようプログラミングされる。改行をイベントとする場合の他、各入力欄32〜34,381〜384,39に隣接して専用のボタン(例えば、「入力されたテキストを登録する」と表記されたボタン)を設け、そのボタンに各サブプログラムの実行コマンドを埋め込んでも良い。
図5は、文章登録モジュール23の概略を示したフローチャートである。図5に示すように、文章登録モジュール23は、各入力欄に入力されたテキストのエラーチェック、構文情報を付与した状態での各テキストの第一言語一時ファイル41への記録、各テキストを第一言語の文章として再構築した上での第一言語登録済み文章表示欄35への表示、構文情報を付与した状態での各テキストの翻訳エンジン5への渡し、翻訳エンジン5からの戻り値の第二言語一時ファイル42への記録、翻訳エンジン5からの戻り値の第二言語登録済み文章表示欄36への表示等を順次行うようプログラミングされている。
より具体的に説明すると、文章登録モジュール23は、まず、各メモリ変数に格納されたテキストを読みだし、入力された各テキストが当該入力欄のテキストとして正しいものかどうかチェックするサブプログラム(以下、エラーチェックサブ)を実行する。エラーチェックサブは、各入力欄に入力されたテキストが当該欄のテキストとして正しくない場合、エラーメッセージをディスプレイ11に表示するようプログラミングされている。エラーメッセージは、メイン画面内に追加して表示されるようにしても良いし、新たにウインドウを開いて表示するようにしても良い。
エラーチェックサブとしては、幾つかの異なる構成が考えられる。最も単純なものとしては、NULL値ではないことを確認するようプログラミングすることが考えられる。たとえば、主語を省略して(主部入力欄32に何も入力しないで)文章登録ボタン40をクリックした場合、エラーチェックサブは、「主語が入力されていません。主語が入力されないと第二言語での登録はされません。」というようなエラーメッセージを表示する。他の例としては、それぞれの節に固有な品詞の語が存在しているかどうかをチェックするようプログラミングすることが考えられる。たとえば、主部入力欄32において名詞として機能する単語が入力されていない場合、「主語に相当する単語が入力されていません。このままでは第二言語に正しく翻訳されません。」というようなエラーメッセージが表示される。
次に、文章登録モジュール23は、第一言語一時ファイル41への文章の登録を行う。第一言語一時ファイル41は、作成中の文章を一時的に保存しておくファイルであり、アプリケーションとして文書作成プログラム2に割り当てられたメモリ空間に一時的に記憶されるものである。
文章登録モジュール23は、この際、各テキストについて構文情報を付与した状態で記録を行うようプログラミングされている。構文情報とは、そのテキストが、入力された文章においてどの要素のものであるかを特定する情報である。本実施形態では、各要素についてそれぞれに専用の入力欄を設け、各欄毎に異なるメモリ変数に格納し、これを読み出すことで構文情報を付与している。
より具体的に説明すると、一例として、The old man studied English hard when he was a high school student. という文章を入力して登録する場合を取り上げる。この場合、ユーザーは、The old man を主部入力欄32に入力し、studied hardを述語句入力欄33に入力し、English を目的語句入力欄34に入力する。そして、whenを従属節入力欄の接続詞入力欄381に入力し、he を従属節入力欄の主部入力欄382に入力し、was を従属節入力欄の述語句入力欄383に入力し、a high school student を従属節入力欄の補語句入力欄384に入力する。ユーザーは、各々の入力欄でEnterキーを1回押し(改行し)、その上で、文章登録ボタン40をクリックする。
文章登録モジュール23は、たとえば、主部用のメモリ変数としてshugoという名前の変数を宣言し、述語句用のメモリ変数としてjutsugoという名前の変数を宣言し、目的語句用のメモリ変数としてmokutekiという名前の変数を宣言し、接続詞用のメモリ変数としてsetsuzokushiという名前の変数を宣言し、従属節の主部用のメモリ変数としてjuzokushugoという名前のメモリ変数を宣言し、従属節の述語句用のメモリ変数としてjuzokujutsugoという名前の変数を宣言し、従属節の補語句用のメモリ変数としてjuzokuhogoという名前の変数を宣言する。
上記の例で言うと、文章登録モジュール23は、以下のように各メモリ変数にテキストを格納していく。
shugo="The old man"
jutsugo="studied hard"
mokuteki="English"
setsuzokushi="when"
juzokushugo="he"
juzokujutsugo="was"
juzokuhogo="a high school student"
文章登録モジュール23は、このような各メモリ変数を格納された各テキストをそれぞれ個別にファイル記録する。この点について、図6を使用してさらに詳しく説明する。図6は、第一言語一時ファイルの一例について示した概略図である。
図6に示すように、第一言語一時ファイルは、データベース形式のファイルとなっている。このファイルには、フィールドとして、「文番号」、「文型ID」、「文頭修飾語」、「大まか選択の主部」、「大まか選択の述部」、「大まか選択の従属節」、「詳細選択の主部」、「述語句」、「補語句(第2文型)」、「目的語句(第3文型)」、「第1目的語句(第4文型)」、「第2目的語句(第4文型)」、「目的語句(第5文型)」、「接続詞」、「従属節主部」、「従属節述語句」、「従属節補語句(第2文型)」、「従属節目的語句(第3文型)」、「従属節第1目的語句(第4文型)」、「従属節第2目的語句(第4文型)」等が設けられている。
文章登録モジュール23は、この際、最後のレコードの文番号に1を加えて文番号とし、新たなレコードを追加してこの値を「文番号」のフィールドに記録する。それとともに、この新たなレコードの各フィールドに、各メモリ変数から読み出したテキストを記録する。上記の例で言えば、"The old man"を「詳細選択の主部」のフィールドに記録し、"studied hard"を「述語句」のフィールドに記録し、"English"を「目的語句」のフィールドに記録し、"when"を「接続詞」のフィールドに記録し、"he"を「従属節主部」のフィールドに記録し、"was"を「従属節述語句」のフィールドに記録し、"a high school student"を「従属節補語句(第2文型)」のフィールドに記録する。
尚、「文型ID」については、たとえば、第1文型は1、第2文型は2、第3文型は3、第4文型は4、第5文型は5、仮主語It文型は6、There文型は7というように予め定められる。この値は、文章登録ボタン40がクリックされた際、入力欄表示モジュール22が表示している文型選択欄31から渡されるようになっており、その値が「文型ID」のフィールドに記録される。
このようにして各フィールドが記録されると、文章登録モジュール23は、第一言語一時ファイル41を更新する。
次に、文章登録モジュール23は、登録した各テキストを再構築し、メイン画面に確認のため表示する。図3に示すように、入力欄表示モジュール22は、第一言語登録済み文章表示欄35をメイン画面内に表示するようになっている。この例では、第一言語登録済み文章表示欄35は、各入力欄の下側に設けられたフレームとなっている。
文章登録モジュール23は、各メモリ変数の情報を、語順を変えることなくそのまま結合することで一つの文章とし、第一言語登録済み文章表示欄35に表示するようになっている。但し、文章登録モジュール23は、結合して文章化したテキストをコマンドボタンとして表示するようになっており、表示している文章を編集(修正)するための編集用読み込みモジュール27(後述)の実行コマンドが埋め込まれるようになっている。
尚、上記再構築の際、意図的に語順を変えて再構築することもあり得る。即ち、上記の例のように、述語句中の述語(studied)とその修飾語(hard)が分かれた方が自然な文章である場合、文章登録モジュール23は、studied English hardというように語順を入れ替えて再構築する。このような処理のためには、例文データベースファイルをインストールして利用すると好適である。文章登録モジュール23は、studiedとhardという語について例文データベースファイルを検索し、登録されている例文からhardが目的語の後に置かれることが多いかどうか判断する。多いということであれば、目的語句のテキストの後にhardが置かれるように語順を入れ替える。
このようにして第一言語一時ファイル41への記録と第一言語登録済み文章表示欄35への表示を行った後、文章登録モジュール23は、翻訳エンジン5に翻訳を行わせる。即ち、文章登録モジュール23は、前述した各テキストについての各変数名をそのまま使用し、翻訳エンジン5に引数として各テキストを渡すようになっている。つまり、各メモリ変数は、翻訳エンジン5内でも有効なグローバル変数として各々宣言されるようになっており、各メモリ変数をそのまま引数として翻訳エンジン5に渡す。
翻訳エンジン5は、渡された各テキストを翻訳し、第二言語の文章として再構築し、それを戻り値として文章登録モジュール23に戻す。図5に示すように、文章登録モジュール23は、戻り値(第二言語で記述された文章)を第二言語一時ファイル42に記録する。第二言語一時ファイル42も同様にデータベース形式のファイルである。
図7は、第二言語一時ファイルの一例について示した概略図である。図7に示すように、第二言語一時ファイルは、「文番号」と「第二言語文」との二つのフィールドから成る構造である。文番号については、翻訳エンジン5に各テキストとともに引数として渡されるようになっており、それがそのまま戻されるので、それが「文番号」のフィールドに記録される。また、「第二言語文」には、翻訳エンジン5が翻訳を行って再構築した第二言語の文(翻訳文)が記録される。文章登録モジュール23は、新たにレコードを追加してこれらの情報を記録した後、ファイルを更新する。
文章登録モジュール23は、図7に示すように第二言語一時ファイルに記録してファイルを更新した後、翻訳文をメイン画面内の第二言語登録済み文章表示欄36に確認のために表示する。翻訳文は、最後の文の次に追加する形で表示される。
最後に、文章登録モジュールは、各入力欄のテキストを削除して各入力欄を空欄に戻す。これで、文章登録モジュール23の一回の実行が終了である。本実施形態では、一つの文章を入力するたびに文章登録ボタン40がクリックされ、文章登録モジュール23が実行される。
尚、図5に示すように、エラーチェックでエラーとなった場合(エラーメッセージが表示された場合)、翻訳エンジン5へのデータ渡しは行われない。これは、不完全なデータを渡しても誤訳となるだけだからである。この場合、文章登録モジュール23は、第二言語登録済み文章表示欄36に、「文番号20,原文エラーのため翻訳文無し」というような表示をしておく。
但し、エラーチェックでエラーとなった場合でも、翻訳エンジン5に無理やり翻訳をやらせるよう構成する場合もある。省略された主語を類推して補うような高度の機能を翻訳エンジン5が備えている場合、そのように構成されることがあり得る。
また、本実施形態では、後述するように、逐次翻訳モードの動作と保存後一括翻訳モードでの動作のいずれかを選択できるようになっている。図5に示すように、文章登録モジュール23は、逐次翻訳モードが選択されている場合のみ、翻訳エンジン5へのデータ渡しを行う。
以上が、文章登録モジュール23の主な構成である。
次に、翻訳エンジン5について若干補足して説明する。
翻訳エンジン5としては、たとえばクロスランゲージ株式会社(本社、東京都千代田区)が販売しているWEB-Transer@SDK等が使用できる。翻訳エンジン5は、通常、入力された文章の各単語について辞書引き(辞書ファイル51〜53の参照)を行って品詞を特定し、構文解析を行う。そして、構文解析によって得られた構造木を前提として、各単語の意味付けをして意味木を得た後、目的言語への構造変換(語順変換、助詞付加等)をする。そして、形態素生成を行い、意味木中の動詞や形容詞の活用を所定のものに変化させた後、翻訳文として出力する。
このような翻訳エンジン5の基本的な構成は、本実施形態においても大きく変わるところはない。但し、本実施形態では、原文のテキストは文章を構成する各要素に区分された状態で渡され、且つ構文情報が付与されているので、構文解析は省略されるか又は大幅に簡略化される。つまり、原文の基本文型の情報(文型ID)が渡されるとともに各要素に区分けされた状態で各テキストが渡されるので、特段の処理を必要とせずにそれら情報により構文木が生成される。
また、本実施形態では、翻訳エンジン5における意味づけや目的言語への構造変換の際、一つのテキスト(一つのメモリ変数から読み出したテキスト)は、他のテキストの語を修飾しないことが前提とされる。つまり、例えば主部として渡されたテキストに含まれるいかなる語も、それらテキストに含まれるいずれかの語を修飾する語として意味づけ等が行われ、述語句等の他の句に含まれる語を修飾しないことを前提に、意味づけや構造変換が行われる。意味づけや構造変換において、他の句を修飾することなるオプションは除外される。このようなルールは、メイン画面において表示されるようになっており、ユーザーに対して注意が喚起される。
次に、本実施形態の文書作成プログラム2の他の要素について説明する。
図3に示すように、文書作成プログラム2は、文書ファイルを新規作成するための新規ファイル作成モジュール21や、作成した文書を保存する保存モジュール24等を備えている。
新規ファイル作成モジュール21は、通常のワープロソフトにおけるものとほぼ同様であり、新たに作る文書ファイルについての初期設定や一時ファイル41,42の新規作成等を行うモジュールである。新規ファイル作成モジュール21は、メイン画面において「ファイル(F)」→「新規作成(N)」をクリックすると実行されるモジュールである。
新規ファイル作成モジュール21は、ユーザーに幾つかの選択を行わせてから文書作成作業に入らせるようになっている。この点について、図8を使用して説明する。図8は、新規ファイル作成モジュール21の動作状態の一例について示した概略図である。
図8に示すように、新規ファイル作成モジュール21が起動すると、言語選択欄61と、モード選択欄62とが表示されるようになっている。言語選択欄61は、第一言語として何を選択し、第二言語として何を選択するかの欄である。この例では、第一言語が英語で第二言語が日本語のパターンと、第一言語が日本語で第二言語が英語のパターンのいずれかを選択できるようになっている。
モード選択欄62は、逐次翻訳モードか、保存後一括翻訳モードかを選択する欄である。逐次翻訳モードは、上述したように、一つの文章を入力して登録すると、その翻訳が行われ、第二言語登録済み文章表示欄36に表示されるモードである。保存後一括翻訳モードは、文書を保存した後に一括して第二言語への翻訳を行うモードである。
これらの選択が正しく行われてOKボタンがクリックされると、新規ファイル作成モジュール21は、メイン画面をディスプレイ11上に表示するとともに、第一言語一時ファイル41及び第二言語一時ファイル42を新規に作成し、アプリケーション用メモリ空間に記憶する。選択された言語パターンやモードは、図3及び図4に示すようにメイン画面中に表示される。
次に、保存モジュール24について説明する。保存モジュール24は、各一時ファイル41,42の内容を別ファイルとしてユーザー指定の場所に保存するモジュールである。保存モジュール24は、文書作成プログラム2を利用して後に編集することを考慮し、文書作成プログラム2が使用する固有の識別子でファイルを保存するとともに二つのファイルをリンクさせて保存するようプログラミングされている。
例えば、第一言語一時ファイル41について、ユーザーが、「特許明細書」という名前を指定したとすると、保存モジュール24は、第一言語一時ファイル41に対し特許明細書.xxxというような名前を与えてユーザー指定場所に保存する。.xxxは、この文書作成プログラム2が第一言語の文書ファイル(以下、第一言語ファイル)43に対して割り当てているプログラム固有の識別子である。この第一言語ファイル43の保存の際、保存モジュール24は、特許明細書.yyyのような特別の識別子でファイル名を自動生成し、この名前で第二言語一時ファイル42を保存する。この.yyyという識別子は、文書作成プログラム2が第二言語の文書ファイル(以下、第二言語ファイル)44に割り当てているプログラム固有の識別子である。保存モジュール24は、この第二言語ファイル(特許明細書.yyy)44を隠しファイルとして保存するとともにこの保存の際、第二言語ファイル(特許明細書.xxx)44のリンク情報を第一言語ファイル(特許明細書.xxx)43に書き込んで第一言語ファイル43を更新するようプログラミングされている。
一方、図2に示すように、文書作成プログラム2は、編集用読み込みモジュール27を備えている。編集用読み込みモジュール27は、いったん保存した文書ファイル43,44を読み込んで編集可能とするモジュールである。
編集用読み込みモジュール27は、メイン画面において、「ファイル(F)」→「開く(O)」をクリックすると起動するモジュールである。編集読用み込みモジュール27は、通常のワープロソフトと同様にファイルを読み込むウインドウを表示する。ここで表示されるのは、第一言語ファイル43のみであり、第二言語ファイル44は表示されない。任意の第一言語ファイル43を読み込むと、編集用読み込みモジュール27は、第一言語ファイル43(上記の例では、特許明細書.xxx)の内容を第一言語登録済み文章表示欄35に表示する。それとともに、編集用読み込みモジュール27は、第一言語ファイル43に書き込まれているリンク情報から第二言語ファイル44を開き、第二言語ファイル44(上記の例では、特許明細書.yyy)の内容を第二言語登録済み文章表示欄36に表示する。
表示の状態は、前述したものと同様である。即ち、第一言語登録済み文章表示欄35では、各文章がコマンドボタンの状態で表示され、各々クリックすることで各入力欄にテキストが読み込まれ、各入力欄で編集が可能となる。各欄での編集後、文章登録ボタン40をクリックすると、同様に文章が第一言語ファイル43に記録され、翻訳エンジン5にデータ渡しがされて翻訳後の内容が第二言語ファイル44に記録される。尚、これらのファイル記録において、各ファイル43,44は、前述した一時ファイル41,42と同様にデータベース形式のファイルであり、該当するレコード(文番号が一致するレコード)の各フィールドに上書きする形で各テキストが記録される。
また、本実施形態の文書作成プログラム2は、汎用のファイル形式に変換することでユーザーが任意の編集を行えるようにする文書変換モジュール26を備えている。以下、文書変換モジュール26について説明する。
文書変換モジュール26は、メイン画面において、「ツール(T)」→「ファイル変換」をクリックすると起動するモジュールである。文書変換モジュール26は、.docxや.jtd、.rtfのような各社のワープロソフトの形式や汎用形式で文書ファイルを保存するモジュールである。文書変換モジュール26は、変換するファイルの選択欄(第一言語ファイル43か第二言語ファイル44か、またはその両方か)、保存形式の選択欄、保存場所の指定欄、ファイル名の入力欄などから成るウインドウを表示し、各選択や指定、入力を行わせる。各欄の選択や指定、入力が正しく行われると、文書変換モジュール26は、登録されている各文章を順次つなぎ合わせていき、指定されたファイル形式にして指定場所に保存するようプログラミングされている。例えば第一言語ファイル43の変換の場合、文番号1から順にテキストを読み込み、文型によって決められている順番にテキストをつなげる。例えば、第3文型なら主部、述語句、目的語句の順につなげる。文番号の順にすべての文章をつなぎ合わせた後、指定された形式にして保存する。第一言語ファイル43と第二言語ファイル44の双方を変換する場合、それぞれ別々のファイルにして変換する。
尚、各文章の末尾には、句点やピリオドが自動で追加されるのは勿論である。また、読点やカンマについては、ルールを適宜設けて自動で挿入するようにする。例えば、英語の場合、文頭修飾語の後には必ずカンマを入れ、従属節がある場合にはその前に必ずカンマを入れるといったルールが考えられる。日本語の場合には、例えば、文頭修飾語の後には必ず読点を入れ、また主部と述部の間には必ず読点を入れるといったルールが考えられる。
また、本実施形態の文書作成プログラム2は、保存後一括翻訳モードが選択された場合に保存後に実行されるモジュールである一括翻訳モジュール25を備えている。一括翻訳モジュール25は、保存後一括翻訳モードで実行されている状態で保存ボタンがクリックされた場合、保存モジュール24の後に実行されるようになっている。保存後一括翻訳モードで動作していた場合、保存モジュール24は、新たにウインドウを開いて「第二言語への一括翻訳をしますか?」というメッセージを表示し、「する」と表記されたボタンがクリックされた場合、一括翻訳モジュール25を実行するようになっている。
一括翻訳モジュール25は、保存した第一言語ファイル43(保存前の第一言語一時ファイル41でも良い)について文番号1から順に各テキストを読み込み(即ち、各フィールドの値を読み込み)、逐次翻訳モードの場合と同様にそれぞれに宣言したメモリ変数に格納して翻訳エンジン5に引数として渡す。そして、翻訳エンジン5からの戻り値を、第二言語一時ファイル42に記録する。この処理を、文番号の順に従って繰り返し、最後の文番号の文章まで処理を行うと、第二言語一時ファイル42を同様に第一言語ファイル43にリンクした別ファイルとして且つ隠しファイルとして保存し、終了する。
尚、一括翻訳モジュール25は、保存モジュール24の実行とは無関係に実行される場合もある。メイン画面において、「ツール(T)」で表示されるプルダウンメニューには、「一括翻訳」と表記されたコマンドボタンが含まれるようになっている。このコマンドボタンには、一括翻訳モジュール25の起動コマンドが埋め込まれている。この起動コマンドは、任意の第一言語ファイル(.xxxの識別子を持つファイル)を指定させるウインドウを表示するものである。一括翻訳モジュール25は、ここで指定された第一言語ファイルについて上記と同様に一括翻訳を行うようになっている。
次に、上記構成に係る文書作成装置の全体の動作について説明する。以下の説明は、文書作成方法の発明の実施形態の説明でもある。
まず、上記構成に係る文書作成プログラム2のインストールについて説明する。本実施形態では、文書作成プログラム2は、ソフトウェアパッケージに含まれるものとしてユーザーに提供される。このソフトウェアパッケージは、文書作成プログラム2の他、翻訳エンジン5や各種辞書ファイル51〜53、インストールプログラム等が含まれる。ユーザーは、ソフトウェアパッケージを入手後、インストールプログラムを実行し、文書作成プログラム2や翻訳エンジン5のインストール、各種ファイルのコピー等を行う。インストールプログラムは、文書作成プログラム2の起動用アイコンの生成とOS上への登録も行うようになっている。
このようにインストールを行った後、ユーザーは、文書作成プログラム2を起動し、図3に示すメイン画面を表示する。文書ファイルを新規に作成する場合、新規ファイル作成モジュール21を実行する。言語選択やモード選択を行ってOKボタンをクリックすると、メイン画面が表示され、テキストの入力が可能となる。ユーザーは、各入力欄にテキストを入力し、文章を完成させる。各入力欄はどこから先に入力しても良く、順序は任意である。
文章が完成した後、ユーザーは、文章登録ボタン40をクリックし、第一言語一時ファイル41への記録と翻訳エンジン5へのデータ渡しを行う。翻訳エンジン5からの戻り値は、第二言語一時ファイル42に記録される。
文章の入力と文章登録ボタン40のクリックを繰り返し、すべての文章の入力と登録が完了すると、ユーザーは保存ボタンをクリックし、保存モジュール24を実行する。保存モジュール24は、ユーザー指定のファイル名でユーザー指定の場所に第一言語ファイル43を保存し、第二言語ファイル44を第一言語ファイル43にリンクさせて隠しファイルとして保存する。
保存済みのファイルを編集する場合、メイン画面において「ファイル(F)」→「開く(O)」をクリックし、保存済みの第一言語ファイル43を読み込む。第一言語ファイル43が読み込まれると、その内容は第一言語一時ファイル41としてメモリに保持される。また、リンク情報に従って第二言語ファイル44も読み込まれ、その内容は第二言語一時ファイル42としてメモリに保持される。そして、第一言語登録済み文章表示欄35に表示される各文章のうち、任意の文章の表示部分をクリックし、各入力欄に表示して編集を行う。編集終了後、文章登録ボタン40をクリックし、編集後の第一言語の文章を第一言語一時ファイル41に上書きして記録するとともに、翻訳エンジン5に第二言語への翻訳をさせてその結果を第二言語一時ファイル42に上書きして記録する。上書きして記録するとは、文番号が一致するレコードの各フィールドに上書きして記録するということである。その後、保存ボタンをクリックして各一時ファイル41,42をそれぞれ第一言語ファイル43と第二言語ファイル44に上書きする形で更新する。
尚、辞書ファイルとしては、複数のものがインストールされるようになっており、例えば、基本語辞書ファイル51、専門語辞書ファイル52、ユーザー辞書ファイル53等がインストールされる。翻訳エンジン5は、学習機能を備えており、頻度の高い訳が上位になるようユーザー辞書53を更新する。
上述した文書作成プログラム2、文書作成装置及び文書作成方法によれば、第一言語での文章の入力と第一言語ファイル43への記録を行った際に翻訳エンジン5へのデータ渡しがされて第二言語への翻訳が行われるので、第一言語の文書を別途読み込んで機械翻訳する手間がない。つまり、本実施形態は、第一言語での文書の作成と保存を完了した時点で第二言語での当該文書の保存も終了するのであり、同一内容の文書を二つの文書で同時に作成、保存することができるものである。したがって、その利便性は著しい。
また、翻訳エンジン5へのデータ渡しの際に、主部や述部といった文章の各要素について各々別々にテキストが渡され、且つ文章においてどの要素となるかの情報(構文情報)が付与された状態で渡されるので、翻訳エンジン5において構文解析が不要となるか又は大幅に簡略化される。このため、翻訳エンジン5における処理が短時間に済み、作業の効率化が図れる。
さらに、翻訳エンジン5に対して構文情報が付与された状態で各テキストが渡されるため、翻訳エンジン5における意味づけや構文変換の正確性が増し、誤訳の発生の確率が大幅に減少する。このため、翻訳のチェックや手直しに要する手間や時間も大幅に削減される。
そして、逐次翻訳モードを選択した場合、一つの文章を入力して文章登録ボタン40をクリックすると、その文章の第二言語での翻訳文は第二言語登録済み文章表示欄36に表示されるので、入力した第一言語の文章の翻訳結果を逐一チェックしながら文章作成を行うことができる。第二言語での翻訳結果に大きな誤りがあるようであれば、第一言語での入力をやり直してもう一度翻訳させるという使い方も可能であり、この点でも利便性が高い。
尚、翻訳エンジン5における処理の短時間化や翻訳の正確性向上のためには、入力欄表示モジュールが少なくとも主部と述部とを分けて入力させるようにしておけば足りる。即ち、主部入力欄と述部入力欄とがあれば足りる。但し、さらに細かく入力欄を設けて要素別に入力させて構文情報を付与して登録するようにすれば、翻訳処理の短時間化や翻訳の正確性向上の効果がさらに高く得られる。
次に、本願発明の第二の実施形態について説明する。
図9は、第二の実施形態の文書作成装置の概略図である。第一の実施形態は、一つのコンピュータに文書作成プログラム2や翻訳エンジン5等がインストールされて文書作成装置が構成された実施形態であったが、第二の実施形態は、翻訳エンジン5がサーバ7上に存在しており、ネットワーク71経由で利用する実施形態となっている。ネットワーク71としては、インターネットの場合が多いが、社内LAN上に設けられたサーバに翻訳エンジン5が実装される場合もあり得る。
即ち、図9に示すように、この実施形態では、翻訳エンジン5はサーバ7上に実装されており、辞書ファイル51〜53もサーバ7上の記憶装置に記憶されている。一方、文書作成プログラム2はクライアント72上にインストールされている。
サーバ7は、SaaSのようにインターネット経由での利用量に応じて料金を払うサービスを提供するものとなっている。ユーザーは、サーバ7を運営する運営会社と契約を結び、月極のような単位で料金を支払う。運営会社は、ユーザーに対してIDとパスワードを発行し、ユーザーはIDとパスワードによってサーバ7にログインした状態で文書作成プログラム2を実行する。
文書作成プログラム2が実行されるコンピュータと翻訳エンジン5が実行されるコンピュータとが別々となっているが、基本的な動作は前述した第一の実施形態と同様である。文章登録ボタン40がクリックされると、文章作成プログラム2は、第一言語一時ファイル41に第一言語での各テキストの記録を行うとともに、翻訳エンジン5に対してネットワーク71経由でデータ渡しを行う。翻訳エンジン5は、渡された各テキストの翻訳を構文情報を利用しつつ行い、戻り値をネットワーク71経由で文書作成プログラム2に戻す。文書作成プログラム2は、戻された値(第二言語での文章)を第二言語一時ファイル42に記録する。
この実施形態において、サーバ7上の記憶装置には、登録ユーザー専用の領域が設けられ、各種辞書ファイルのうちのユーザー辞書53についてはこの領域に記憶されている。ユーザー辞書53については、クライアント72上の記憶装置に記憶するようにしても良い。
尚、この実施形態では、文書作成プログラム2はクライアント72にインストールされていたが、文書作成プログラム2もサーバ7上のプログラムとし、クライアント72から呼び出して実行するようにしても良い。
また、構文情報の付与については、前述したようにそれぞれの要素毎にメモリ変数を宣言して格納するやり方の他、テキストに追記する形で構文情報を記述するようにしても良い。例えば、前述した例で、第3文型の文型IDがB3であり、主部であることを示す符号がSであり、述語句であることを示す符号がVであり、目的語句であることを示す符号がOであるとする。この場合、The old man studied Enlish hard.という文章を登録する場合、B3 & S="The old man" & V="studied hard" & O="English"というテキストを一つのメモリ変数に格納する。文章登録モジュールは、これを読み出し、予め定められているルールに従ってデータを取り出し、文型IDや各テキストを第一言語一時ファイル41に記録するとともに翻訳エンジン5にデータ渡しする。
尚、一括翻訳を行う場合、第一言語ファイル43が保存されたコンピュータとは別の場所で一括翻訳モジュール25が動作する場合もある。第二言語ファイル44がリンクしている状態で第一言語ファイル43をUSBメモリのような媒体にコピーし、同様に文書作成プログラム2がインストールされている別のコンピュータで読み込んで一括翻訳を行う場合もある。第一言語ファイル43とこれにリンクしている第二言語ファイル44をメールで別の場所に送信したり、何らかのサーバに送信したりして、別の場所で一括翻訳を行うこともあり得る。
また、上記実施形態では、英語→日本語の例が取り上げられたが、日本語→英語の場合も同様に実施できる。日本語の場合には、4文型と呼ばれることもあり、英語の5文型と同じではないが、英語の5文型に従ってユーザーが言葉を選んで入力することが奨励される。そのように入力するということは、最初から英語に翻訳されることを前提に入力するのであり、英語の文型に沿って入力しておくことが、誤訳の無い英文を得る上で非常に重要だからである。とはいえ、日本語→英語のパターンの場合、5文型以外の日本語用の文型に応じたパターンで各入力欄が表示されるようにしても良い。
尚、複雑な構造の文章をどうしても入力したい場合、5文型のいずれかのパターンでは入力ができない場合もあり得る。例えば、The old man studied English, played baseball, traveled abroad when he was a high school student. という文章を入力しようとすると、主節において第1文型と第3文型が混在しているので、単純にどれかの文型を選択することができない。この場合には、大まか選択をし、主部+述部+接続詞の文型を選択する。
本願発明は、英語と日本語の二言語のみならず、日本語と中国語というように他の二言語の組合せについても同様に実施できる。また、同時に二言語以上の言語に翻訳する翻訳エンジンも開発されており、このような翻訳エンジンを使用することで、三言語以上の言語の文章を作成するようにすることも可能である。
また、キーボードは、ソフトウェアキーボードやタッチスクリーンキーボードであっても良い。
11 ディスプレイ
2 文書作成プログラム
21 新規ファイル作成モジュール
22 入力欄表示モジュール
23 文章登録モジュール
24 保存モジュール
25 一括翻訳モジュール
31 文型選択欄
32 主部入力欄
33 述語句入力欄
34 目的語句入力欄
35 第一言語登録済み文章表示欄
36 第二言語登録済み文章表示欄
41 第一言語一時ファイル
42 第二言語一時ファイル
43 第一言語ファイル
44 第二言語ファイル
5 翻訳エンジン
51〜53 辞書ファイル
61 言語選択欄
62 モード選択欄
7 サーバ
71 ネットワーク
72 クライアント

Claims (15)

  1. ディスプレイとキーボードとプロセッサと記憶部とを備えたコンピュータと、翻訳エンジンとを使用し、文書作成プログラムを実行することで二つの異なる言語で同じ内容の文書を作成する文書作成方法であって、
    文書作成プログラムは、
    文書を構成する各文章をキーボードによって第一言語で入力させる入力欄をディスプレイに表示する入力欄表示モジュールと、
    入力欄表示モジュールが表示した入力欄に入力された文章を記憶部に記憶する記憶モジュールと、
    入力欄表示モジュールが表示した入力欄に入力された文章を翻訳エンジンに渡して翻訳エンジンに第二の言語に翻訳させる翻訳モジュールとを有しており、
    入力欄表示モジュールは、入力者が入力しようとする文章において主部となる語又は語群を入力する主部入力欄と、述部となる語又は語群を入力する述部入力欄とを表示するものであり、
    記憶モジュールは、主部入力欄に入力された語又は語群を主部である旨の識別情報を付与して記憶するとともに、述部入力欄に入力された語又は語群を述部である旨の識別情報を付与して記憶するものであり、
    翻訳モジュールは、各語又は語群を各識別情報とともに翻訳エンジンに渡して利用させるものであり、
    入力欄表示モジュールは、一つの画面内に主部入力欄及び述部入力欄を表示するモジュールであり、
    記憶モジュール及び翻訳モジュールは、文章登録モジュールによって実行されるモジュールであり、
    文章登録モジュールは、入力欄表示モジュールによって主部入力欄及び述部入力欄が表示された前記一つの画面内に、第一第二の二つの登録済み文章表示欄を並べて表示するモジュールであって、第一言語で主部入力欄及び述部入力欄に入力された語又は語群を再構築して第一言語の文章として第一の登録済み文章表示欄に表示するとともに、翻訳モジュールにより第二言語に翻訳された語又は語群を再構築して第二言語の文章として第二の登録済み文章表示欄に表示するモジュールであり、
    入力欄表示モジュールにより表示される主部入力欄及び述部入力欄は、第二の登録済み文章表示欄に第二言語の文章が表示されている状態で、当該第二言語の文章の元になった第一言語の文章における語又は語群の入力をし直すことができるものであることを特徴とする文書作成方法。
  2. 前記入力欄表示モジュールは、述部入力欄として複数の欄を表示するものとなっており、複数の入力欄のうちの一つは、述語又は述語と当該述語を修飾する副詞又は副詞句を入力する述語句入力欄であって、他の入力欄は、述語句入力欄に入力される述語の目的語及び又は補語の入力欄であることを特徴とする請求項1記載の文書作成方法。
  3. 前記翻訳エンジンは、前記主部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該主部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記述部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該述部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行うことを特徴とする請求項1記載の文書作成方法。
  4. 前記翻訳エンジンは、前記主部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該主部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記述語句入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は当該述語句入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記他の入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は当該他の入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行うことを特徴とする請求項2記載の文書作成方法。
  5. 前記入力欄表示モジュールは、複数の異なる文型に応じてそれぞれ異なるパターンで前記主部入力欄及び前記述部入力欄を表示することが可能となっているとともに、複数の異なる文型から一つの文型を選択させる文型選択欄を表示するものとなっており、選択された文型に応じたパターンで前記前記主部入力欄及び前記述部入力欄入力させるものであることを特徴とする請求項2又は4記載の文書作成方法。
  6. ディスプレイとキーボードとプロセッサと記憶部とを備え、文書作成プログラム及び翻訳エンジンがインストール又は実装されたコンピュータで構成されており、文書作成プログラムを実行することで二つの異なる言語で同じ内容の文書を作成する文書作成装置であって、 文書作成プログラムは、
    文書を構成する各文章をキーボードによって第一言語で入力させる入力欄をディスプレイに表示する入力欄表示モジュールと、
    入力欄表示モジュールが表示した入力欄に入力された文章を記憶部に記憶する記憶モジュールと、
    記憶モジュールが記憶した文章を翻訳エンジンに渡して翻訳エンジンに第二の言語に翻訳させる翻訳モジュールとを有しており、
    入力欄表示モジュールは、入力者が入力しようとする文章において主部となる語又は語群を入力する主部入力欄と、述部となる語又は語群を入力する述部入力欄とを表示するものであり、
    記憶モジュールは、主部入力欄に入力された語又は語群を主部である旨の識別情報を付与して記憶するとともに、述部入力欄に入力された語又は語群を述部である旨の識別情報を付与して記憶するものであり、
    翻訳モジュールは、各語又は語群を各識別情報とともに翻訳エンジンに渡して利用させるものであり、
    入力欄表示モジュールは、一つの画面内に主部入力欄及び述部入力欄を表示するモジュールであり、
    記憶モジュール及び翻訳モジュールは、文章登録モジュールによって実行されるモジュールであり、
    文章登録モジュールは、入力欄表示モジュールによって主部入力欄及び述部入力欄が表示された前記一つの画面内に、第一第二の二つの登録済み文章表示欄を並べて表示するモジュールであって、第一言語で主部入力欄及び述部入力欄に入力された語又は語群を再構築して第一言語の文章として第一の登録済み文章表示欄に表示するとともに、翻訳モジュールにより第二言語に翻訳された語又は語群を再構築して第二言語の文章として第二の登録済み文章表示欄に表示するモジュールであり、
    入力欄表示モジュールにより表示される主部入力欄及び述部入力欄は、第二の登録済み文章表示欄に第二言語の文章が表示されている状態で、当該第二言語の文章の元になった第一言語の文章における語又は語群の入力をし直すことができるものであることを特徴とする文書作成装置。
  7. 前記入力欄表示モジュールは、述部入力欄として複数の欄を表示するものとなっており、複数の入力欄のうちの一つは、述語又は述語と当該述語を修飾する副詞又は副詞句を入力する述語句入力欄であって、他の入力欄は、述語句入力欄に入力される述語の目的語及び又は補語の入力欄であることを特徴とする請求項6記載の文書作成装置。
  8. 前記翻訳エンジンは、前記主部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該主部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記述部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該述部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行うことを特徴とする請求項6記載の文書作成装置。
  9. 前記翻訳エンジンは、前記主部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該主部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記述語句入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は当該述語句入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記他の入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は当該他の入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行うことを特徴とする請求項7記載の文書作成装置。
  10. 前記入力欄表示モジュールは、複数の異なる文型に応じてそれぞれ異なるパターンで前記主部入力欄及び前記述部入力欄を表示することが可能となっているとともに、複数の異なる文型から一つの文型を選択させる文型選択欄を表示するものとなっており、選択された文型に応じたパターンで前記主部入力欄及び前記述部入力欄を表示して入力させるものであることを特徴とする請求項7又は9記載の文書作成装置。
  11. ディスプレイとキーボードとプロセッサと記憶部とを備えたコンピュータにより実行された際に翻訳エンジンを使用することで二つの異なる言語で同じ内容の文書を作成する文書作成プログラムであって、
    文書を構成する各文章をキーボードによって第一言語で入力させる入力欄をディスプレイに表示する入力欄表示モジュールと、
    入力欄表示モジュールが表示した入力欄に入力された文章を記憶部に記憶する記憶モジュールと、
    記憶モジュールが記憶した文章を翻訳エンジンに渡して翻訳エンジンに第二の言語に翻訳させる翻訳モジュールとを有しており、
    入力欄表示モジュールは、入力者が入力しようとする文章において主部となる語又は語群を入力する主部入力欄と、述部となる語又は語群を入力する述部入力欄とを表示するものであり、
    記憶モジュールは、主部入力欄に入力された語又は語群を主部である旨の識別情報を付与して記憶するとともに、述部入力欄に入力された語又は語群を述部である旨の識別情報を付与して記憶するものであり、
    翻訳モジュールは、各語又は語群を各識別情報とともに翻訳エンジンに渡して利用させるものであり、
    入力欄表示モジュールは、一つの画面内に主部入力欄及び述部入力欄を表示するモジュールであり、
    記憶モジュール及び翻訳モジュールは、文章登録モジュールによって実行されるモジュールであり、
    文章登録モジュールは、入力欄表示モジュールによって主部入力欄及び述部入力欄が表示された前記一つの画面内に、第一第二の二つの登録済み文章表示欄を並べて表示するモジュールであって、第一言語で主部入力欄及び述部入力欄に入力された語又は語群を再構築して第一言語の文章として第一の登録済み文章表示欄に表示するとともに、翻訳モジュールにより第二言語に翻訳された語又は語群を再構築して第二言語の文章として第二の登録済み文章表示欄に表示するモジュールであり、
    入力欄表示モジュールにより表示される主部入力欄及び述部入力欄は、第二の登録済み文章表示欄に第二言語の文章が表示されている状態で、当該第二言語の文章の元になった第一言語の文章における語又は語群の入力をし直すことができるものであることを特徴とするものであることを特徴とする文書作成プログラム。
  12. 前記入力欄表示モジュールは、述部入力欄として複数の欄を表示するものとなっており、複数の入力欄のうちの一つは、述語又は述語と当該述語を修飾する副詞又は副詞句を入力する述語句入力欄であって、他の入力欄は、述語句入力欄に入力される述語の目的語及び又は補語の入力欄であることを特徴とする請求項11記載の文書作成プログラム。
  13. 前記翻訳エンジンは、前記主部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該主部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記述部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該述部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行うことを特徴とする請求項11記載の文書作成プログラム。
  14. 前記翻訳エンジンは、前記主部入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は、当該主部入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記述語句入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は当該述語句入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行い、前記他の入力欄に語群が入力されて渡された際、その語群における修飾語は当該他の入力欄に入力されたいずれかの語を修飾するものとして翻訳を行うことを特徴とする請求項12記載の文書作成プログラム。
  15. 前記入力欄表示モジュールは、複数の異なる文型に応じてそれぞれ異なるパターンで前記主部入力欄及び前記述部入力欄を表示することが可能となっているとともに、複数の異なる文型から一つの文型を選択させる文型選択欄を表示するものとなっており、選択された文型に応じたパターンで前記主部入力欄及び前記述部入力欄を表示して入力させるものであることを特徴とする請求項12又は14記載の文書作成プログラム。
JP2012033220A 2012-02-17 2012-02-17 文書作成方法、文書作成装置及び文書作成プログラム Active JP5994150B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012033220A JP5994150B2 (ja) 2012-02-17 2012-02-17 文書作成方法、文書作成装置及び文書作成プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012033220A JP5994150B2 (ja) 2012-02-17 2012-02-17 文書作成方法、文書作成装置及び文書作成プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013171323A JP2013171323A (ja) 2013-09-02
JP5994150B2 true JP5994150B2 (ja) 2016-09-21

Family

ID=49265234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012033220A Active JP5994150B2 (ja) 2012-02-17 2012-02-17 文書作成方法、文書作成装置及び文書作成プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5994150B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7026926B2 (ja) * 2017-08-04 2022-03-01 株式会社アソシエ 文書作成装置
US11232262B2 (en) * 2018-07-17 2022-01-25 iT SpeeX LLC Method, system, and computer program product for an intelligent industrial assistant

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000010974A (ja) * 1998-06-26 2000-01-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 機械翻訳装置および機械翻訳方法ならびに記録媒体
JP2001357034A (ja) * 2000-06-14 2001-12-26 Mitsubishi Electric Corp 漢記号文を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び漢記号文作成支援装置及び漢記号文生成装置及び言語変換サービス装置及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び漢記号文通信装置及び情報管理サーバ及び読者端末装置及び漢記号文表示装置及び辞書を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及びコンテンツ情報流通システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013171323A (ja) 2013-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200257848A1 (en) System and method for generating task-embedded documents
US7992088B2 (en) Method and system for copy and paste technology for stylesheet editing
US20080288239A1 (en) Localization and internationalization of document resources
US20110264705A1 (en) Method and system for interactive generation of presentations
US20050197826A1 (en) Embedded translation document method and system
US20070260584A1 (en) System for processing formatted data
CN108762743B (zh) 一种数据表操作代码生成方法及装置
JP2007034813A (ja) 複数自然言語のソフトウェア説明書生成システム
US20070250509A1 (en) User interface for machine aided authoring and translation
RU2579888C2 (ru) Универсальное представление текста с возможностью поддержки различных форматов документов и текстовая подсистема
US20080189682A1 (en) In-Line Editor
US20110144972A1 (en) Method and System for Generating a Localized Software Product
US20070022115A1 (en) Key term extraction
JPH05197685A (ja) ウィンドウ化ユーザ・インタフェースの複数言語による翻訳を支援するシステム及び方法
US10949175B2 (en) Method of carrying out modifications to a software application
Heinecke ConlluEditor: a fully graphical editor for Universal dependencies treebank files
US7346488B2 (en) Automatic translator and computer-readable storage medium having automatic translation program recorded thereon
US20070250528A1 (en) Methods for processing formatted data
JP5994150B2 (ja) 文書作成方法、文書作成装置及び文書作成プログラム
Komen Cesax: Coreference editor for syntactically annotated XML corpora
Gessler et al. Midas loop: A prioritized human-in-the-loop annotation for large scale multilayer data
JP7026926B2 (ja) 文書作成装置
Debove et al. A contrastive analysis of five automated QA tools (QA Distiller 6.5. 8, Xbench 2.8, ErrorSpy 5.0, SDL Trados 2007 QA Checker 2.0 and SDLX 2007 SP2 QA Check)
Andrews et al. The formal definition of Modula-2 and its associated interpreter
Georgiades et al. A novel software tool for supporting and automating the requirements engineering process with the use of natural language

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5994150

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250