JP7024209B2 - 表示制御装置 - Google Patents

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Description

本開示は、車両に搭載された表示制御装置に関する。
車両周辺の状況を運転者に報知する技術として、電子ミラーを用いた表示制御装置が知られている。この表示制御装置は、車載カメラによって車両の側方や後方などを撮像した撮像画像を左右反転させ、当該反転させた画像を車載ディスプレイに表示する。特許文献1に記載の表示制御装置では、車載カメラが車両の側方や後方などを撮像した撮像画像から、周辺車両や歩行者などの特定物を抽出し、車載ディスプレイに、当該特定物周辺の背景など運転者に不必要な情報となる画像は表示せず、特定物など運転者に必要な情報となる画像のみを表示する技術が提案されている。
国際公開第2013/084317号
しかしながら、上述した特許文献1に記載の表示制御装置では、車載カメラによって撮像される特定物を表す画像を表示することはできるが、本来は撮像される位置にあるが障害物によって撮像されない特定物の画像を表示することはできない。例えば、高速道路などの自動車専用道路の合流路においては、本線と合流線との間に壁などの障害物が設置されている場合が多い。こうした道路では、合流線を走行する車両からは、本線を走行している車両が障害物によって隠れてしまい、本線との合流地点の直前まで到達しないと本線を走行している車両が確認できない場合が想定される。運転者のより安全な運転を補助するためには、障害物によって車載カメラによって撮像されない特定物の情報を提供することが好ましい。
本開示の一局面は、障害物によって遮られていることにより運転者が確認することができない特定物の情報を運転者に報知することが可能な表示制御装置を提供することを目的としている。
本開示の一態様は、車両(106)に搭載された表示制御装置(201)であって、表示処理部(S7~S8,S87~S88,S97~S98,S107~S108)と、相対位置特定部(S4~S5,S21,S23,S84~S85,S942,S95,S1042,S105)と、表示位置特定部(S6,S86,S861~S862,S96,S961~S962,S106)と、を備える。表示処理部は、車両の後側方を撮像する車載カメラ(202)による撮像画像を後側方画像(400)として車載ディスプレイ(203)に表示する。相対位置特定部は、車両の後側方を走行している後側方車両(107)の走行位置を特定可能な情報である走行情報を車両の外部から無線通信によって受信し、走行情報に基づいて車両と後側方車両との相対位置を特定する。表示位置特定部は、相対位置に基づいて、後側方画像における後側方車両の位置を特定する。具体的には、表示処理部は、後側方車両の位置を示す位置印(401,401a,401b,401c)を重畳した後側方画像を車載ディスプレイに表示する。
このような構成によれば、例えば壁などの障害物によって遮られていることにより運転者が確認することができない後側方車両の存在及び位置を、運転者に報知することができる。その結果、例えば合流路を走行中の車両の運転者が車両の速度を調整するなど、本線を走行中の後側方車両の存在を考慮してスムーズに本線に合流しやすくなり、運転者のより安全な運転を補助することができる。
自動車専用道路の一例を示す図である。 第1実施形態の電子ミラー装置のブロック図である。 第1実施形態のカメラの設置位置を示す図である。 第1実施形態のディスプレイに表示される後側方画像の図である。 第1実施形態の表示処理のフローチャートである。 (A)は、自車である車両と本線を走行している車両の位置関係を上から見た平面図、(B)は、(A)の側面図である。 壁がなければ表示されていた本線を走行している車両を含む2次元平面である。 第1実施形態において、画像平面上に写像される画像と後側方画像とを重ね合わせた図である。 第2実施形態の表示処理のフローチャートである。 第3実施形態の表示処理のフローチャートである。 第4実施形態の表示処理のフローチャートである。 第4実施形態の表示処理によってディスプレイに表示される後側方画像の図である。 第7実施形態の選択処理のフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図2に示す第1実施形態の電子ミラー装置200は、図1に示す例において合流路102を走行する車両106に搭載された、車両106の運転者の運転補助を行う装置である。合流路102は、例えば高速道路などの自動車専用道路100(以下、「自専道100」。)の一部である。具体的には、合流路102は、図示しない一般道を走行していた車両が、自専道100の本線101へ合流するための道路である。合流路102は、合流部103を介して本線101につながっている。合流路102を走行する車両106は、合流部103から本線101に合流する。車両106の右後側方には、車両107が本線101を走行している。本線101と合流路102との間であって本線101側の路肩には、壁104が設置されている。
本線101における、車両が走行する進行方向において合流部103よりも後方、換言すれば図1における左側には、路側器105が設置されている。路側器105は、本線101を走行する車両の走行位置及び速度などを検出する機能、並びに検出したデータを路側器105の外部へ無線送信する機能を有する機器である。路側器105は、本線101を走行している車両107が路側器105の検出範囲に差し掛かってから検出範囲にいる間、車両107の走行位置を表す情報、この例では車両107の緯度及び経度、並びに車両107の速度などを検出する。路側器105は、車両107の緯度及び経度の情報である位置情報及び車両107の速度の情報である速度情報を含んだ車両107に関する情報を、路側器105の外部へ無線送信する。なお、路側器105の設置位置は、例えば、自動車専用道路の本線の脇に設置された支柱の上部や、本線に設置したガントリーの上部など、特に限定されない。
図2に示すように、電子ミラー装置200は、制御装置201、カメラ202、ディスプレイ203、無線通信機204及びナビゲーションシステム205を備える。制御装置201と、無線通信機204と、ナビゲーションシステム205とは、車載ネットワーク206を介して接続されている。
制御装置201は、電子制御ユニット、すなわちECU(Electronic Control Unit)である。制御装置201は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び処理IC(Integrated Circuit)などを主として構成される。処理ICは、カメラ202から入力された撮像画像のデータをCPUに入力するための処理ICや、CPUで生成した後述する後側方画像400のデータをディスプレイ203に表示するための信号に変換する処理ICなどである。制御装置201は、非遷移的実体的記録媒体であるROMに記録されているプログラムをCPUが実行することにより、後述する表示処理を実行する。
カメラ202は、図3に示すように、車両106の右側、この例では運転席側、のドアミラーの下に設置されている。より詳細には、カメラ202は、車両106に対して、光軸が水平となるように、かつ光軸に対して回転角がないように設置されている。カメラ202は、車両106の右後側方を撮像するデジタルカメラである。カメラ202は、撮像した撮像画像のデータを、鏡像化、すなわち左右反転して制御装置201に入力する。
ディスプレイ203は、カメラ202によって撮像された撮像画像を車両106の右後側方を表す後側方画像400として車室内に表示するディスプレイである。なお、ディスプレイ203は、例えば、運転席前方に設置された専用ディスプレイ、運転席のメータに組み込まれたディスプレイ、及び運転席前方のガラスに映像を表示するいわゆるヘッドアップディスプレイなどでもよく、特に限定されない。
無線通信機204は、車両106の外部の通信装置と無線通信を行う機器である。無線通信機204は、路側器105から無線送信された位置情報及び速度情報を含む車両107に関する情報を受信する。無線通信機204は、受信した車両107に関する情報を、車載ネットワーク206を介して制御装置201に入力する。無線通信機204の無線通信の方式は、例えば、ピア・ツー・ピアによる通信方式、携帯通信網を用いた通信方式など、特に限定されない。
ナビゲーションシステム205は、地図情報やGPS機能などを有している。ナビゲーションシステム205は、これらの情報及び機能に基づいて、車両106の道路属性情報、位置座標及び方位角を検出する。道路属性情報は、車両106が現在走行している道路が一般道なのか、自動車専用道路の本線なのか、あるいは合流路又は合流部なのかといった道路の種別を表す情報である。ナビゲーションシステム205は、道路属性情報とともに、検出した位置座標を表す位置座標データ、及び検出した方位角を表す方位角データを、車載ネットワーク206を介して制御装置201へ送信する。
車載ネットワーク206は、制御装置201と、無線通信機204と、ナビゲーションシステム205とを接続する有線の通信線である。車載ネットワーク206を介した通信には、CAN(Control Area Network)等の車載向け通信プロトコルが適用される。車載ネットワーク206には、制御装置201、無線通信機204及びナビゲーションシステム205に加えて、図示しないECUなど、種々の装置及びシステムが接続されている。
[1-2.処理の概要]
次に、電子ミラー装置200の制御装置201が実行する表示処理の概要について説明する。
制御装置201には、カメラ202で撮像された撮像画像のデータが入力される。ここで、カメラ202は、車両106の右後側方、すなわち本線101の方向を撮像するが、図1に示す例では、車両106の右後側方には壁104が存在する。このため、本線101は壁104によって遮られてしまい、後側方画像400には、壁104がなければ表示されるはずの本線101を走行する車両107が表示されない。このような状況において、制御装置201は、図4に示すように、マーカー401が重畳して描画された後側方画像400をディスプレイ203に表示する。なお、図4には、より分かりやすい説明のため、マーカー401に加え、実際に本線101を走行している車両107も点線で示されている。
ここで、マーカー401について説明する。マーカー401は、後側方画像400における、壁104がなければ表示されていた車両107の位置及び大きさを示す印である。この例では、マーカー401は点線で表された長方形状の枠である。マーカー401が描画される位置及び大きさは、路側器105から受信した車両107に関する情報及び車両106に関する情報に基づいて、制御装置201によって、後側方画像400における車両107の位置を特定することによって算出される。マーカー401は、後側方画像400における、壁104がなければ表示されるはずの車両107の位置に表示される。
後側方画像400には、マーカー401とともに、カメラ202による車両106の右後側方の撮像画像、図4の例では車両106の右後側方部分、合流路102及び壁104が含まれた撮像画像が、左右反転されて表示される。
[1-3.処理]
次に、電子ミラー装置200の制御装置201により実現される表示処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。この表示処理は、車両106のイグニッションスイッチがオンの状態になることにより開始され、一定時間毎に繰り返し行われる。
まず、S1で、制御装置201は、カメラ202から左右反転された撮像画像のデータを受信する。また、制御装置201は、車載ネットワーク206を介してナビゲーションシステム205から道路属性情報を受信する。
S2で、制御装置201は、受信した道路属性情報に基づいて、車両106が自動車専用道路の合流路又は合流部を走行中か否かを判定する。図1に示す例では、S2で、制御装置201は、自専道100を走行している車両106が、合流路102又は合流部103を走行中と判定し、S3へ処理を移行する。
S3で、制御装置201は、車載ネットワーク206を介して、ナビゲーションシステム205から自車である車両106の位置座標データ及び方位角データを受信する。
S4で、制御装置201は、無線通信機204を介して、路側器105から、本線を走行している車両である車両107に関する情報を受信する。車両107に関する情報には、車両107の位置情報が含まれている。位置情報は、車両107が路側器105の検出範囲に差し掛かってから検出範囲にいる間、路側器105が捉え続けた車両107の座標位置を表す位置情報である。
S5で、制御装置201は、S3で受信した車両106の位置座標データ及び方位角データ、並びにS4で受信した車両107の位置情報から、車両106と車両107との相対位置を表す座標である相対座標を算出する。
ここで、S5における相対座標の算出方法について説明する。S3で受信した車両106の位置座標データに含まれる緯度及び経度を(x1,y1)とし、S4で受信した車両107の位置情報に含まれる緯度及び経度を(x2,y2)とする。なお、位置座標データ及び位置情報はそれぞれ、車両106及び車両107の中心の位置を示すものとする。2点の座標である緯度と経度との間の距離Aは、地球の半径をr(r=6,731000[m])とすると、式(1)で算出できる。
A=r × arccos(cos(x1)cos(y1)cos(x2)cos(y2) + cos(x1)sin(y1)cos(x2)sin(y2) + sin(x1)sin(x2))・・・式(1)
また、車両106及び車両107が真北を向いていると仮定したときの相対座標(xb,yb)は、式(2)及び式(3)で算出できる。なお、xbは車両の進行方向における相対距離を示すこととし、ybは車両の横方向における相対距離を示すこととする。よって、xbは南北方向、ybは東西方向の平面座標の値と言える。また、車両106に対して車両107は右後側方に位置するので、座標表現としては、車両106の位置を原点とし、車両106の後方向及び右方向、すなわち南方向及び東方向をプラスとする。
xb=r × arccos(cos(x1)cos(y1)cos(x2)cos(y1) + cos(x1)sin(y1)cos(x2)sin(y1) + sin(x1)sin(x2))・・・式(2)
yb=r × arccos(cos(x1)cos(y1)cos(x1)cos(y2) + cos(x1)sin(y1)cos(x1)sin(y2) + sin(x1)sin(x1))・・・式(3)
そして、S3で受信した方位角データに含まれる、車両106の真北に対する反時計回りの方位角をθとする。このとき、車両106と車両107との相対座標(xa, ya)は、式(4)及び式(5)で算出できる。なお、座標表現としては、車両106の位置を原点とし、車両106の後方向と右方向をプラスとする。
xa = yb × sinθ + xb × cosθ・・・式(4)
ya = yb × cosθ - xb × sinθ・・・式(5)
S6で、制御装置201は、S5で算出した車両106と車両107との相対座標に基づき、後側方画像400に描画する、本線101を走行する車両107を示すマーカー401の位置及び大きさを算出する。
ここで、S6におけるマーカー401の位置及び大きさの算出方法について、図6、図7及び図8を用いて説明する。なお、図6、図7及び図8では、カメラ202の光軸方向、すなわち車両106の前後方向をX軸方向、X軸に対して垂直かつ車両106の幅方向をY軸方向とする。図7に示す後側方画像400aは、後側方画像400と基本的には同じであるが、壁104に遮られるはずの車両107が表示された仮想上の画像である。カメラ202が撮像する範囲は、カメラ202の画角によって決まる。図1の例では、カメラ202の画角のうち、図6の(A)に示す水平方向における画角を水平画角θ1とし、図6の(B)に示す鉛直方向における画角を垂直画角θ2とする。そして、後側方画像400aには、原点PからX軸に沿って垂直画角θ2によって決まる距離x0離れた路面上の地点が、後側方画像400aの下端となるように表示される。原点Pは、路面上の点であって、X軸方向の座標がカメラ202の位置、具体的には画角の基準位置、と同じ点である。距離x0は、yb方向から見た場合に垂直画角θ2の境界線と合流路102の路面とが交わる点までの距離である。すなわち、原点Pから距離x0離れた地点が、後側方画像400aの下端に相当する位置となる。よって、距離x0の地点にカメラ202の光軸と垂直に仮想的な平面を置いたとき、カメラ202の画角内の景色を当該平面状に2次元写像させた画像である画像平面601が、後側方画像400aと同じ画像となる。画像平面601の高さは、カメラ202の設置高Lの2倍である。画像平面601の幅y0は、カメラの水平画角θ1及び距離x0によって決まる。画像平面601上には、車両107の写像602が表れる。マーカー401は、後述するS7で、写像602が表れる位置に描画される。マーカー401の位置及び大きさは、画像平面601上における写像602の位置及び大きさを算出し、当該位置及び大きさを、ディスプレイ203に表示する画像、つまりピクセル単位の画像に変換することによって算出される。
ここで、画像平面601上における写像602の位置及び大きさの算出方法について説明する。車両106と車両107との位置関係及び画像平面601上における写像602の位置及び大きさを示す変数は以下の通りである。
h:車両107の車高[m]
w:車両107の車幅[m]
d:車両107の車長[m]
L:カメラ202の設置高さ[m]
θ1:カメラ202の水平画角[rad]
θ2:カメラ202の垂直画角[rad]
α1:X軸上における車両106の中心位置からカメラ202までの距離[m]
β1:Y軸上における車両106の中心位置からカメラ202までの距離[m]
α2:車両107の中心位置から前方先端までの距離[m]
x:カメラ202と車両107の前面中央とのX軸方向の相対位置[m]
y:カメラ202と車両107の前面中央とのY軸方向の相対位置[m]
x0:カメラ202から画像平面601までの距離[m]
y0:画像平面601の横幅の半分の長さ[m]
x00:カメラ202から写像602のY軸方向における中心までの直線距離[m]
au:写像602上端から画像平面601のZ軸方向における中心までの距離[m]
ad:写像602下端から画像平面601の下端までの距離[m]
br:写像602の車両107右端にあたる位置から画像平面601のY軸方向における中心までの距離[m]
bd:写像602の車両107左後端にあたる位置から画像平面601のY軸方向における中心までの距離[m]
上述した変数のうち、h, w, d, L, θ1, θ2, α1, β1, α2は、固定値として制御装置201が備えるROM等に記録されている。L, θ1, θ2 , α1, β1は、カメラ202の設置位置及び仕様により一意的に決まる値である。h, w, dは、後側方画像400に描画するマーカー401の大きさの算出に用いられるが、一般的な車両寸法にあらかじめ設定されている。これは、後述する本開示の効果を鑑みると、マーカー401の大きさは必ずしも車両107の大きさを表すのに正確である必要はなく、一般的な車両の大きさを表現することで十分であるためである。また、α2も、マーカー401の位置の算出に用いられ、車両によって異なる値であるが、一般的な車両の寸法を設定しても描画位置への影響は小さく誤差の範囲とみなせるので、h, w, dと同様、一般的な車両寸法にあらかじめ設定されている。
上述した変数のうち、x, yは、相対座標(xa, ya)から、式(6)と式(7)で算出される。
x = xa + α1 - α2・・・式(6)
y = ya - β1・・・式(7)
上述した変数のうち、x0, y0, x00, au, ad, br, bd はそれぞれ、式(8),式(9),式(10), 式(11), 式(12), 式(13), 式(14)で算出される。
x0 = L ÷ tan(θ2 ÷ 2)・・・式(8)
y0 = x0 × tan(θ1 ÷ 2)・・・式(9)
Figure 0007024209000001
br = x0 × x ÷ (y + (w ÷ 2))・・・式(13)
bd = x0 × (x + d) ÷ (y + (w ÷ 2))・・・式(14)
図8に示す画像は、壁104がなければ表示されるはずの車両107の写像602が表示された画像平面601上に写像される画像700と、後側方画像400とを重ね合わせた図である。当然、画像700と後側方画像400とはカメラ202の位置から見て一致し、画像700における写像602の位置と後側方画像400における車両107の位置とも一致する。これにより、後側方画像400における車両107の位置が特定される。後側方画像400には、撮像画像に、後述するS7で描画されるマーカー401が、写像602の位置、換言すれば車両107の位置を囲うように重畳されている。
ここで、ディスプレイ203に表示される後側方画像400の大きさ及び座標、並びにマーカー401の位置及び大きさは、ピクセル単位で表現される。マーカー401の位置及び大きさをピクセル単位で表現した変数は以下の通りである。
H:カメラ202の水平解像度[pixel]
V:カメラ202の垂直解像度[pixel]
Hy:マーカー401の水平位置[pixel]
Vx:マーカー401の垂直位置[pixel]
wp:マーカー401の横幅[pixel]
hp:マーカー401の高さ[pixel]
上述した変数のうち、H, Vは、カメラ202の仕様により一意的に決まり、固定値として制御装置201が備えるROM等に記録されている。図8に示す通り、H/2及びV/2はy0及びLに対応しているので、制御装置201は、画像平面601上に写像された車両107の位置及び大きさを示すau, ad, br, bdからHy, Vx, wp, hpに相応する値を算出する。Hy, Vx, wp, hpそれぞれの算出式を、式(15), 式(16), 式(17), 式(18)に示す。
Figure 0007024209000002
次に、S7で、制御装置201は、S6で算出したHy, Vx, wp, hpに基づき、後側方画像400に重畳してマーカー401を描画する。なお、車両107がカメラ202の撮像範囲外に出てしまった場合、S6で算出したマーカー401の位置及び大きさは、カメラ202の解像度に応じたピクセルの範囲外を示す値となるため、マーカー401は後側方画像400に描画されない。
一方、S2で、制御装置201は、受信した道路属性情報に基づいて、車両106が自動車専用道路の合流路又は合流部を走行中でないと判定した場合は、S8に処理を移行する。
S8で、制御装置201は、後側方画像400をディスプレイ203に表示する。制御装置201が、S1で車両106が自動車専用道路の合流路又は合流部を走行中であると判定し、かつS7でマーカー401を描画した場合は、マーカー401が重畳された後側方画像400が表示される。一方、制御装置201が、S1で車両106が自動車専用道路の合流路又は合流部を走行中でないと判定した場合は、マーカー401が重畳されていない後側方画像400が表示される。制御装置201は、S8の処理の後、表示処理を終了する。
[1-4.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)制御装置201は、自車である車両106の位置座標データ及び方位角データ、並びに路側器105から送信される本線101を走行している車両107の位置情報に基づいて、車両106と車両107との相対座標を特定する。制御装置201は、車両107の位置を示すマーカー401を重畳した後側方画像400をディスプレイ203に表示する。
このような構成によれば、図1の例に示すように、壁104などの障害物によって遮られていることにより車両106の運転者が確認することができない車両107の存在及び位置を、運転者に報知することができる。その結果、車両106の運転者が、車両106の速度を調整するなど、早い段階から車両107の存在を考慮してスムーズに本線101に合流しやすくなり、運転者のより安全な運転を補助することができる。
(1b)制御装置201は、原点PからX軸に沿って垂直画角θ2によって決まる距離x0離れた路面上の位置であって、後側方画像400の下端に相当する位置に、画像平面601を仮定する。制御装置201は、原点Pと車両107の位置とを結ぶ直線と、画像平面601と、の交点に基づき、画像平面601における写像602の位置及び大きさを特定することで、後側方画像400に重畳するマーカー401の位置及び大きさを算出する。
このような構成によれば、焦点距離やイメージセンサーの撮像素子の大きさなど、カメラ202の詳細な仕様を把握できなくても、カメラ202の画素数、画角の仕様及び設置位置の基本情報さえ把握していれば、車両107の位置を示すマーカー401を描画することができる。これは、マーカー401を描画する際、カメラ202のイメージセンサーに写像される画像に対して描画するのではないからである。すなわち、まず、カメラ202の画角と設置位置から決まる仮想的な画像平面601を仮定して置く。次に、画像平面601に写像される物体、図1の例では写像602の位置及び大きさを、物理値で算出する。そして、それをカメラ202のピクセル単位に置き換え、後側方画像400に重畳して描画する。これにより、車両107の位置を示すマーカー401の描画を実現している。更に、このような構成によれば、本開示における電子ミラー装置200を、車両106とはカメラの設置位置や仕様が異なる車両に設置したとしても、表示処理の実行に用いる変数の基本情報を変更するだけで、本開示の機能を実現することができる。
なお、第1実施形態では、制御装置201が表示制御装置に相当し、車両106が車両に相当し、車両107が後側方車両に相当する。また、位置情報が検出位置情報に相当し、路側器105が位置検出装置に相当し、マーカー401が位置印に相当し、画像平面601が仮想平面に相当する。また、S4~S5が相対位置特定部としての処理に相当し、S6が表示位置特定部としての処理に相当し、S7~S8が表示処理部としての処理に相当する。
[2.第2実施形態]
[2-1.処理の概要]
制御装置201が実行する表示処理において、後側方画像400にマーカーを重畳して描画する際、色、線の太さ及び塗りつぶしの有無など、マーカーの描画形態を車両107の位置に応じて異ならせるようにしてもよい。
例えば、車両106が合流路102を走行しており、車両107が本線101における車両106と比較的近い位置を走行しているとする。このような状況において、車両106の運転者が、合流路102から合流部103に到達し合流のための運転操作を行おうとした場合、車両107が車両106と近い位置を走行しているため強い注意を払わなければならない状況になる可能性が高い。こうした状況に備えるため、あるいは、前もって速度を調整してこうした状況にならないようにするため、第1実施形態の電子ミラー装置200によって、壁104に遮られて見えない車両107の位置情報であるマーカー401を後側方画像400に表示することで、運転者が前もって速度を調整するなどの対応をとることができる。
しかしながら、運転に不慣れな運転者の場合、第1実施形態のマーカー401によって車両107の存在は認識できても、車両の速度を調整すべきか否かの判断ができず、マーカー401による情報を活用できないことが考えられる。そこで、合流路102を走行中の車両106が合流部103に到達した際の車両107の位置を予測し、当該位置に応じてマーカーの表示形態を変えることで、運転に不慣れな運転者であっても的確な情報を伝えることができる。例えば、車両107の予測位置が、車両106に対して前方もしくは遥か後方にあると予測された場合は、マーカーを緑色の枠かつ塗りつぶしがない長方形状とする。一方、車両107の予測位置が、車両106に少し後方に位置するなど近接していると予測された場合は、マーカーを黄色の太めの枠かつ少し透過した黄色で塗りつぶされた長方形状とする。
[2-2.処理]
次に、電子ミラー装置200の制御装置201により実現される表示処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。この表示処理は、車両106のイグニッションスイッチがオンの状態になることにより開始され、第1実施形態の表示処理と同様、一定時間毎に繰り返し行われる。
S81~S83の処理はS1~S3と同様である。
S831で、制御装置201は、車載ネットワーク206を介して、ナビゲーションシステム205から、自車である車両106から合流部103まで、具体的には、本線101と合流路102とが交わる所定の合流地点まで、の距離を表す距離データd1を受信する。ナビゲーションシステム205は、車両106から合流部103の合流地点までの距離を検出する。距離データd1は、ナビゲーションシステム205が位置座標データ及び方位角データとともに車載ネットワーク206へ送信するデータである。
S832で、制御装置201は、車載ネットワーク206を介して自車である車両106の走行速度を表す車速データv1を受信する。車載ネットワーク206には、制御装置201及び無線通信機204以外にも、車両のスタビリティを制御する図示しないECUも接続されている。当該ECUには、車輪の回転速度を検出する車輪速センサーが接続されている。当該ECUは、車輪速センサーが検出した検出結果から車両106の走行速度を検出する機能を有している。車速データv1は、当該ECUが車載ネットワーク206に送信するデータである。
S84の処理はS4と同様である。
S841で、制御装置201は、無線通信機204を介して、本線を走行している車両である車両107から、合流部103の合流地点まで、の距離を表す距離データd2を受信する。路側器105は、車両107が路側器105の検出範囲に差し掛かってから検出範囲にいる間中、車両107の位置情報に基づいて、車両107から合流部103の合流地点までの距離も捉え続ける。距離データd2は、路側器105が定期的に路側器105の外部へ無線送信するデータである。路側器105は、自専道100の所定の位置に設置されるので、路側器105と合流部103の合流地点との間の距離はあらかじめ判明している。更に、路側器105が本線101を走行する車両107を捉える位置も、当然あらかじめ判明している。これらの条件から、路側器105は、捉えた車両107から合流部103までの距離を検出することが可能である。
S842で、制御装置201は、無線通信機204を介して、車両107の走行速度を表す車速データv2を受信する。路側器105は、車両107が路側器105の検出範囲にある間中、車両107の走行速度を捉え続ける。車速データv2は、路側器105が定期的に路側器105の外部へ無線送信するデータである。
S85~S86の処理はS5~S6と同様である。
S861で、制御装置201は、自車である車両106が合流部103の合流地点に到達した時の、本線を走行している車両である車両107から合流部103の合流地点までを予測した距離を表す推定距離d22を算出する。推定距離d22は、車両106が合流部103の合流地点に到達する時間tに基づいて算出することができる。時間tは、S831で受信した車両106の合流部103の合流地点までの距離データd1及びS832で受信した車両106の車速データv1から、式(19)で算出できる。
t = d1 ÷ v1・・・式(19)
推定距離d22は、式(20)で算出できる。
d22 = d2 - (v2 × t)・・・式(20)
S862で、制御装置201は、本線を走行している車両である車両107の推定距離d22に応じて、マーカーの態様を決定する。S861で算出した推定距離d22が0よりも大きい場合は、車両106が合流部103の合流地点に到達した時に車両107は車両106の後方を走行していると予測される。推定距離d22が0もしくは0に近い値である場合は、車両106が合流部103の合流地点に到達した時に車両107は車両106に近接し、車両106のすぐ横を走行していると予測される。推定距離d22が0よりも小さい、すなわちマイナスである場合は、車両106が合流部103の合流地点に到達した時に車両107は車両106の前方を走行していると予測される。制御装置201は、推定距離d22が0未満もしくは正の所定値D以上である場合は、マーカーの態様を、緑色の枠で塗りつぶしがない長方形状と決定する。一方、制御装置201は、推定距離d22が0以上で正の所定値D未満である場合は、マーカーの態様を、黄色の太枠で少し透過した黄色で塗りつぶした長方形状と決定する。
ここで正の所定値Dとは、車両107が後方にある状況において車両106が合流部103の合流地点に到達し合流のための運転操作を行う際、車両107が通過するよりも前に本線101に合流するか、車両107が通過するのを待ってから本線101に合流するかの境界の値であって、あらかじめ設定されている。すなわち、推定距離d22の値が正の所定値Dよりも小さい場合は、車両107は車両106の近くに位置し、本線101に合流するには車両107が通過するのを待ってから車両107よりも後ろに合流することになる可能性が高い。よって、この場合はマーカーの態様を黄色の太枠で少し透過した黄色で塗りつぶした長方形状とし、運転者に対してより強い注意を促す。一方、推定距離d22の値が正の所定値Dよりも大きい場合は、車両107は車両106の遠くに位置し、本線101に合流するには車両107よりも前に強い注意を払わずとも合流する必要が生じる可能性が高い。よって、この場合はマーカーの態様を緑色の枠で塗りつぶしのない長方形状とし、運転者に対して軽く注意を促す程度に留める。
S87で、制御装置201は、S86で算出したマーカーの位置及び大きさを示すHy, Vx, wp, hp及びS862で決定したマーカーの態様に基づき、S1で受信した後側方画像400に重畳してマーカーを描画する。
S88の処理はS8と同様である。
制御装置201は、S88の処理の後、表示処理を終了する。
[2-3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(2a)制御装置201は、推定距離d22が0未満もしくは正の所定値D以上である場合は、緑色の枠で塗りつぶしがない長方形状のマーカーを、後側方画像400に重畳して描画する。一方、制御装置201は、推定距離d22が0以上で正の所定値D未満である場合は、黄色の太枠で少し透過した黄色で塗りつぶした長方形状のマーカーを、後側方画像400に重畳して描画する。
このような構成によれば、車両106の運転者は、早い段階から車両107の位置を確認できるのに加え、車両106が合流部103に差し掛かった時の車両107が走行すると予測された位置を事前に確認することができる。具体的には、車両106が合流部103に差し掛かった時、強い注意を払う必要があるほど車両107が車両106と近い位置を走行すると予測された場合と、車両107が車両106よりも前方もしくは遥か後方を走行すると予測された場合とによって、マーカーの態様が変わる。これにより、車両106の運転者は、合流部103に差し掛かった時の車両107の位置を、合流への影響度合いを含めて早い段階から確認することができる。その結果、運転に不慣れな運転者でも、車両106が合流部103に差し掛かった時の状況を把握でき、その状況に合わせて車両106の速度を調整するなどの対応をとることが可能となる。その結果、合流部103に到達した時にスムーズに本線101に合流しやすくなり、運転者のより安全な運転を補助することができる。
なお、第2実施形態では、合流路102が車両が走行する車線に相当し、本線101が後側方車両が走行する車線に相当し、S84~S85が相対位置特定部としての処理に相当し、S86,S861~S862が表示位置特定部としての処理に相当し、S87~S88が表示処理部としての処理に相当する。
[第3実施形態]
[3-1.処理の概要]
第1実施形態及び第2実施形態では、路側器105が車両107の緯度及び経度の情報である位置情報を車両106へ無線送信し、制御装置201が当該位置情報を含む情報に基づいて、後側方画像400に重畳してマーカー401を描画する構成を例示した。しかし、例えば、路側器105が、検出範囲にいる車両の緯度及び経度は検出せず、特定の地点である速度検出ポイントを通過時の車両の走行速度を検出する簡易的な機能を有していてもよい。車両が路側器105の速度検出ポイントに到達すると、路側器105は、その走行速度を検出し、検出した走行速度を表す車速データを路側器105の外部へ無線送信する。制御装置201は、当該車速データから車両107の位置を算出して予測し、その予測した位置に基づいて後側方画像400にマーカーを重畳してディスプレイ203に表示する表示処理を実行する。
[3-2.処理]
次に、電子ミラー装置200の制御装置201により実現される表示処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。この表示処理は、車両106のイグニッションスイッチがオンの状態になることにより開始され、第1実施形態及び第2実施形態の表示処理と同様、一定時間毎に繰り返し行われる。
S91~S92の処理はS81~S82と同様である。
S931の処理はS831と同様である。ただし、第3実施形態では、自車である車両106から合流部103の合流地点までの距離データd1だけでなく、合流路102から本線101までの距離y3のデータもナビゲーションシステム205から受信する。距離y3は、上述したカメラ202と車両107の前面中央とのY軸方向の相対位置yの目安となるあらかじめ設定された値である。
S932の処理はS832と同様である。
S942で、制御装置201は、無線通信機204を介して、路側器105から、車両107の走行速度を表す車速データv2、及びその走行速度を捉えた位置である速度検出ポイントから合流部103の合流地点までの距離を表す距離データd2を受信する。距離データd2は、路側器105に記憶されている、路側器105の設置位置によりあらかじめ判明している値である。車速データv2及び距離データd2は、車両107の走行速度の検出時に路側器105が路側器105の外部へ無線通信するデータである。
S95で、制御装置201は、自車である車両106と本線を走行している車両である車両107との相対座標(xa, ya)を算出する。相対座標(xa, ya)は、S942で制御装置201が車速データv2及び距離データd2を受信してから経過した時間をt3とし、車速データv2が表す走行速度一定で車両107が走行していると仮定して、式(21)及び式(22)で算出できる。
xa = (d2 - v2*t3) - d1・・・式(21)
ya = y3・・・式(22)
S96の処理はS86と同様、S961~S962の処理はS861~S862と同様、S97~S98の処理はS87~S88の処理と同様である。
制御装置201は、S98の処理の後、表示処理を終了する。
[3-3.効果]
以上詳述した第3実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(3a)制御装置201は、路側器105から無線送信される車速データv2及び距離データd2から車両107の位置を算出して予測し、その予測した位置に基づいてマーカーを重畳してディスプレイ203に表示する表示処理を実行する。
このような構成によれば、図1の例に示すように、路側器105が、オービスのように検出範囲にいる車両の速度を検出する機能しか有していない場合であっても、マーカーを後側方画像400に重畳して描画することができる。
なお、第3実施形態では、路側器105が速度検出装置に相当し、車速データv2が速度情報に相当する。また、S942,S95が相対位置特定部としての処理に相当し、S96,S961~S962が表示位置特定部としての処理に相当し、S97~S98が表示処理部としての処理に相当する。
[第4実施形態]
[4-1.処理の概要]
第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態では、壁104がなければ表示されるはずの車両107の位置に、長方形状の枠のマーカーを後側方画像400に重畳するように描画していた。しかしながら、第3実施形態の表示処理では、路側器105によって検出した車速データv2から車両107の位置を予測するため、第1実施形態及び第2実施形態の表示処理と比較して精度が低い。そこで、車両107の位置を路側器105によって検出した車速データv2から予測する場合、例えば、遠距離、中距離及び近距離の3段階の領域のいずれに車両107が存在するかを特定、換言すれば相対座標が含まれる領域を特定し、当該領域を示すマーカーを重畳した後側方画像を表示してもよい。
[4-2.処理]
次に、電子ミラー装置200の制御装置201により実現される表示処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。この表示処理は、車両106のイグニッションスイッチがオンの状態になることにより開始され、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態の表示処理と同様、一定時間毎に繰り返し行われる。
S101~S102の処理はS91~S92と同様、S1031~S1032の処理はS931~S932と同様、S1042の処理はS942と同様、S105の処理はS95と同様である。
S106で、制御装置201は、本線を走行している車両である車両107が存在する領域を示すマーカーを決定する。まず、制御装置201は、S105で算出した車両106と車両107との相対座標(xa, ya)のxa、すなわち車両107の車両106からの後ろ方向の距離に応じて、車両107が存在する領域が遠距離エリア、中距離エリア及び近距離エリアのうちいずれの領域にあるかを判定する。ここで、遠距離エリアと中距離エリアとの境をD41、中距離エリアと近距離エリアとの境をD42とする。D41及びD42は、あらかじめ設定された値とする。制御装置201は、xa>D41の場合は遠距離エリアと判定し、D42≦xa≦D41の場合は中距離エリアと判定し、xa<D42の場合は近距離エリアと判定し、その判定結果に基づいて描画するマーカーを決定する。
図12は、ディスプレイ203に表示される後側方画像400bの一例である。後側方画像400bは、描画されるマーカーが異なる以外は図4の後側方画像400と基本的には同じであるが、より分かりやすい説明のため、実際に本線101を走行している車両107も、存在している領域ごとに点線で示されている。図12に示すように、車両107aは車両107が車両106に対して遠距離エリアに存在するときの位置を示しており、同様に、車両107bは中距離エリア、車両107cは近距離エリアに車両107が存在するときの位置を示している。制御装置201は、車両107が存在する領域に応じて、大きさ及び位置が異なる楕円形状の枠のマーカー401a、マーカー401b及びマーカー401cのうちいずれを描画するかを決定する。
S107で、制御装置201は、後側方画像400bに重畳して、マーカー401a、マーカー401b及びマーカー401cのうち、S106で決定したマーカーを描画する。
S108の処理はS98と同様である。
[4-3.効果]
以上詳述した第4実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(4a)制御装置201は、大きさ及び位置が異なる楕円形状の枠のマーカー401a、マーカー401b及びマーカー401cのうち、車両107が存在する領域に応じたマーカーを後側方画像400bに重畳してディスプレイ203に表示する。
このような構成によれば、例えば、図1に示す例の場合、路側器105がオービスのように速度を検出する機能しか有しておらず、車両107の正確な位置を後側方画像400bに表示できない場合であっても、車両107が存在する領域を後側方画像400bに表示することができる。その結果、車両106の運転者は合流部103に到達した時にスムーズに本線101に合流しやすくなり、運転者のより安全な運転を補助することができる。
なお、第4実施形態では、遠距離エリア、中距離エリア及び近距離エリアが複数の領域に相当し、マーカー401a、マーカー401b及びマーカー401cが位置印に相当する。S1042,S105が相対位置特定部としての処理に相当し、S106が表示位置特定部としての処理に相当し、S107~S108が表示処理部としての処理に相当する。
[第5実施形態]
[5-1.処理の概要]
路側器105の種類に応じて、後側方画像に描画するマーカーの態様を変えてもよい。例えば、第1実施形態及び第2実施形態に例示したように、路側器105が本線を走行している車両の走行位置を緯度及び経度で検出できる機能を有している場合は、本線を走行している車両そのものの位置を示す長方形状の枠のマーカーを後側方画像に描画する。一方、第3実施形態及び第4実施形態に例示したように、路側器105が本線を走行している車両の速度を速度検出ポイントにて検出する機能のみを有している場合は、本線を走行している車両が存在する領域を示す楕円形状のマーカーを表示する。
具体的には、まず、制御装置201は、路側器105から受信した情報が位置情報、並びに、車速データV2及び距離データd2、のうちいずれであるかを判定する。制御装置201は、受信した情報が位置情報であると判定した場合、車両107の位置を示す長方形状の枠のマーカーを後側方画像に描画する。一方、制御装置201は、受信した情報が車速データv2及び距離データd2であると判定した場合、車両107が存在する領域を示す楕円形状の枠のマーカーを後側方画像に描画する。次に、制御装置201は、マーカーが重畳された後側方画像をディスプレイ203に表示する。
[5-2.効果]
以上詳述した第5実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(5a)制御装置201は、路側器105から受信した情報に応じて、車両107の位置を示す長方形状の枠のマーカー及び車両107の存在する領域を示す楕円形状の枠のマーカーのうち適した方のマーカーが重畳された後側方画像をディスプレイ203に表示する。
このような構成によれば、特定された車両107の位置の精度に適したマーカーの表示を行うことができる。その結果、車両106の運転者は、ディスプレイ203に表示されたマーカーの信頼度に応じた合流のための運転操作を行うことができる。
なお、第5実施形態では、位置情報が検出位置情報に相当し、長方形状の枠のマーカー及び楕円形状のマーカーが位置印に相当する。
[第6実施形態]
[6-1.処理の概要]
路側器105が位置情報を路側器105の外部へ無線送信するのと同様に、車両107が、位置情報など種々の情報を無線送信する構成としてもよい。具体的には、例えば、車両107が、車両106と同様に、ナビゲーションシステム及び無線通信機を備えているとする。車両107のナビゲーションシステムは、車両107の走行位置を表す情報、この例では車両107の緯度及び経度を表す位置情報、走行速度及び走行中の道路の種別、並びに自動車専用道路を走行中である場合は本線から合流部の合流地点までの距離などを検出し、その検出結果を表した情報を無線通信機を介して車両106に無線送信する。制御装置201は、相対座標を、車両107から受信した情報に基づいて算出することで特定する。
[6-2.効果]
以上詳述した第6実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(6a)第6実施形態の構成によれば、図1に示す例とは異なり路側器が設置されていない自動車専用道路を車両106が走行している場合であっても、表示処理を実行することができる。
なお、第6実施形態では、位置情報が車両位置情報に相当する。
[第7実施形態]
[7-1.処理の概要]
路側器105と車両107との両方から情報を受信できた場合、表示処理における相対座標の算出による特定に使用する情報を選択する処理を実行するようにしてもよい。
例えば、図13に示すように、制御装置201は、表示処理とは別に選択処理を行う。選択処理は、制御装置201が路側器105及び車両107のうち少なくとも一方から情報を受信したことによって開始される。
S21で、制御装置201は、路側器105と本線を走行している車両である車両107との両方から情報を受信したか否かを判定する。制御装置201は、S21で、路側器105と車両107との両方から情報を受信したと判定した場合、処理をS22へ移行する。
S22で、制御装置201は、路側器105から受信した情報が位置情報であるか否かを判定する。ここでいう位置情報とは、第1実施形態で説明したように、車両107の緯度及び経度の情報であって、車両107が路側器105の検出範囲に差し掛かってから検出範囲にいる間、路側器105が捉え続けた車両107の座標位置を表す情報である。制御装置201は、S22で、路側器105から受信した情報が位置情報であると判定した場合、処理をS23に移行する。
S23で、制御装置201は、表示処理における相対座標の算出に使用する情報として、路側器105から受信した位置情報を選択し、選択処理を終了する。これは、車両107から受信する位置情報と比較して、路側器105から受信する位置情報の方が、一般的に、検出する機能や性能によるばらつきが少ないことが想定されるためである。
一方、制御装置201は、S22で、路側器105から受信した情報が位置情報でないと判定した場合、処理をS24に移行する。S24に移行する場合としては、路側器105が、オービスなど、検出範囲にいる車両の緯度及び経度は検出せず、速度検出ポイントを通過時の車両の走行速度を検出する簡易的な機能を有する装置である場合が想定される。
S24で、制御装置201は、表示処理における相対座標の算出に使用する情報として、車両107から受信した位置情報を選択し、選択処理を終了する。これは、路側器105が簡易的な走行速度の検出装置である場合、路側器105から受信する走行速度などの情報と比較して、車両107から受信する位置情報の方が、一般的に、検出する機能や性能によるばらつきが少ないことが想定されるためである。
一方、S21で、制御装置201は、路側器105と車両107との両方から情報を受信していない、つまり、これらのうち一方から情報を受信したと判定した場合、S25へ処理を移行する。
S25で、制御装置201は、表示処理における相対座標の算出に使用する情報として、受信した方の情報を選択し、選択処理を終了する。
なお、後側方画像に重畳するマーカーの態様は、次のようにしてもよい。すなわち、S25で選択された、受信した方の情報が、速度検出ポイントを通過時の車両の走行速度を検出する簡易的な機能のみを有する路側器105である場合、第4実施形態で例示した車両107が存在する領域を示す楕円形状のマーカーを、後側方画像に重畳して表示する。一方、S23又はS24で選択された情報が、路側器105又は車両107からの位置情報である場合、第1実施形態等で例示した車両107の位置を示す長方形状の枠のマーカーを、後側方画像に重畳して表示する。
[7-2.効果]
以上詳述した第7実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(7a)第7実施形態の構成によれば、路側器105から受信する情報及び車両107から受信する情報の種類のうち、最も精度の高い情報を選択して表示処理に使用することができる。その結果、ディスプレイ203に、信頼度の高い種類のマーカーを優先して表示させることができる。
なお、第7実施形態では、S21,S23が相対位置特定部としての処理に相当する。
[第8実施形態]
[8-1.処理の概要]
上述した各実施形態では、図1に示す例において、車両106が自専道100の合流路102又は合流部103を走行中か否かを判定し、走行中であると判定した場合に後側方画像にマーカーを重畳する構成を例示した。ここで、合流路102だけでなく、合流部103を車両106が走行中である場合にもマーカーを重畳する構成としたのは、車両106が合流部103の合流地点に到達した時でも、カメラ202には、車両107がまだ壁104によって遮られ撮像されない可能性が高いためである。しかしながら、車両106が合流部103の合流地点に到達した時、壁104がなくなり車両107が撮像画像に撮像される場合も想定される。そうすると、後側方画像には、車両107が表示されているにもかかわらず、車両107に重なるようにマーカーが重畳されることとなり、車両107がかえって視認しづらくなる場合が生じ得る。
そこで、例えば、車両106が隣接する車線を走行する車両の存在を捉えられる機能を有する場合、後側方画像にマーカー401を重畳しないようにしてもよい。当該機能を有する場合とは、例えば、車両106が、レーザーレーダーやミリ波レーダーなどの周辺の物体を検出するセンサーを備えている場合である。車両106は、これらのセンサーによって車両107の存在を検出した場合、後側方画像にマーカーを重畳しない。
[8-2.効果]
以上詳述した第8実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(8a)第8実施形態の構成によれば、車両107が後側方画像400に表示されずマーカーの重畳が必要な場合は後側方画像にマーカーを重畳し、車両107が後側方画像400に表示され後側方画像にマーカーの重畳が不要な場合は後側方画像にマーカーを重畳しない。その結果、車両107にマーカーが重なるように後側方画像に表示されることを防ぐことができ、後側方画像を見やすく表示することが可能となる。
[9.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(9a)上記各実施形態では、車両106の右側のドアミラーの下に設置されているカメラ202の構成を例示した。しかし、電子ミラー装置が備えるカメラの数及び設置位置は特に限定されるものではない。例えば、電子ミラー装置が備えるカメラは、車両の左側に設置されていてもよく、また、車両の左右にそれぞれ設置されていてもよい。さらに、電子ミラー装置が備えるカメラは、例えば車両のドアミラーが存在しない車両には車両のボデーに設置されるなど、車両の後側方の画像を撮像できる位置に設置されていればよい。
(9b)上記第1実施形態等では、車両107の位置情報に基づいて車両107の位置が算出された場合、車両107の位置を示すマーカーが後側方画像に重畳して表示される構成を例示した。そして、上記第4実施形態等では、車両107の車速データv2及び距離データd2に基づいて車両107の位置が算出された場合、車両107の存在する領域を示すマーカーが後側方画像に重畳して表示される構成を例示した。しかし、走行位置の算出に用いられた情報と表示されるマーカーの態様との関係はこれに限定されるものではない。例えば、車両107の走行位置が算出された場合にも、車両107の存在する領域を示すマーカーが後側方画像に重畳して表示されるようにしてもよい。
(9c)上記各実施形態では、位置印の態様として、長方形状の枠のマーカー及び楕円形状のマーカーを例示したが、位置印の態様はこれに限定されるものではない。位置印は、後側方車両の位置又は後側方車両の存在する領域を示すものであればよく、例えば、長方形状以外の多角形状の枠のマーカーや、枠のない透過色の塗りつぶし領域などであってもよく、特に限定されない。
(9d)上記第7実施形態における選択処理では、路側器105と車両107との両方から位置情報を受信し、路側器105から位置情報を受信した場合、表示処理における相対座標の算出に路側器105から受信した位置情報を選択する構成を例示した。しかし、選択処理の構成はこれに限定されるものではない。例えば、路側器から受信する位置情報と比較して、本線を走行する車両から受信する位置情報の方が、検出する機能や性能によるばらつきが少ないという前提の場合、路側器及び当該車両の両方から位置情報を受信した際に当該車両から受信する位置情報を選択するように選択処理を構成してもよい。
(9e)上記第8実施形態では、車両106が周辺の物体を検出するセンサーによって車両107を検出し、当該センサーによって車両107が検出された場合は後側方画像にマーカーが重畳されない構成を例示した。しかし、本線を走行している車両の検出方法は特に限定されるものではなく、例えば、本線を走行している車両を、路側器が備えるカメラによって撮像された画像の解析によって検出してもよい。
(9f)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(9g)本開示は、上述した制御装置の他、当該制御装置を構成要素とする電子ミラー装置、当該制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、表示方法など、種々の形態で実現することができる。
100…自動車専用道路、101…本線、102…合流路、103…合流部、104…壁、105…路側器、106,107…車両、200…電子ミラー装置、201…制御装置、202…カメラ、203…ディスプレイ、204…無線通信機、205…ナビゲーションシステム、206…車載ネットワーク、400,400a,400b…後側方画像、401,401a,401b,401c…マーカー、601…画像平面、602…写像、700…画像。

Claims (6)

  1. 車両(106)に搭載された表示制御装置(201)であって、
    前記車両の後側方を撮像する車載カメラ(202)による撮像画像を後側方画像(400)として車載ディスプレイ(203)に表示する表示処理部(S7~S8,S87~S88,S97~S98,S107~S108)と、
    前記車両の前記後側方を走行している後側方車両(107)の走行位置を特定可能な情報である走行情報を前記車両の外部から無線通信によって受信し、前記走行情報に基づいて前記車両と前記後側方車両との相対位置を特定する相対位置特定部(S4~S5,S21,S23,S84~S85,S942,S95,S1042,S105)と、
    前記相対位置に基づいて、前記後側方画像における前記後側方車両の位置を特定する表示位置特定部(S6,S86,S861~S862,S96,S961~S962,S106)と、
    を備え、
    前記表示処理部は、前記後側方車両の位置を示す位置印(401,401a,401b,401c)を重畳した前記後側方画像を前記車載ディスプレイに表示し、
    前記相対位置特定部(S942,S95)は、道路に設置され当該道路を走行する車両の走行速度を検出する速度検出装置(105)から送信される情報であって前記後側方車両の所定の位置における走行速度を表す速度情報を前記走行情報として受信し、前記速度情報に基づいて前記後側方車両の走行位置を予測することにより前記相対位置を特定する、表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記表示位置特定部(S106)は、前記車両からの距離に応じた複数の領域のうち、前記相対位置により特定される前記後側方車両の前記車両からの距離に応じた領域を、前記後側方画像における前記後側方車両の位置として特定し、
    前記表示処理部(S107~S108)は、前記表示位置特定部により特定された領域を示す前記位置印(401a~401c)を重畳した前記後側方画像を前記車載ディスプレイに表示する、表示制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の表示制御装置であって、
    前記相対位置特定部は、前記速度検出装置から送信される前記速度情報に加え、道路に設置され当該道路を走行する車両の走行位置を検出する位置検出装置(105)から送信される情報であって前記後側方車両の走行位置を表す検出位置情報を前記走行情報として受信し、
    前記表示処理部は、前記相対位置特定部により前記速度情報及び前記検出位置情報のいずれに基づいて前記相対位置が特定されたかに応じて、前記位置印の態様を変化させる、表示制御装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の表示制御装置であって、
    前記表示処理部は、前記後側方画像に前記後側方車両が表示されているか否かを判定し、前記後側方画像に前記後側方車両が表示されていると判定した場合、前記後側方画像に前記位置印を重畳しない、表示制御装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の表示制御装置であって、
    前記表示処理部は、前記車両が走行する車線(102)と前記後側方車両が走行する車線(101)とが合流する合流地点を受信し、前記車両が前記合流地点に到達する際の前記車両と前記後側方車両との距離を予測し、予測した距離に応じて前記位置印の態様を変化させる、表示制御装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の表示制御装置であって、
    前記表示位置特定部は、前記車両の前記後側方における路面上の位置であって前記後側方画像の下端に相当する位置に、前記車載カメラの光軸と垂直な平面であって、前記車載カメラの位置から見て前記後側方画像に表示される範囲に対応する大きさの仮想平面(601)を仮定し、前記車載カメラの位置と前記後側方車両の位置とを結ぶ直線と、前記仮想平面と、の交点に基づき、前記仮想平面における前記後側方車両の位置及び大きさを特定することで、前記後側方画像に重畳する前記位置印の位置及び大きさを算出する、表示制御装置。
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