JP7023215B2 - 草刈機 - Google Patents

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Description

本発明は、走行機体にリンク機構を介して昇降可能にモーアが吊り下げ支持されている草刈機に関する。
上記草刈機において、従来では、モーアを支持するリンク機構が次のように構成されたものがあった。すなわち、前後両側に夫々揺動リンクが備えられ、各揺動リンクの一端部が走行機体のフレームに揺動可能に連結され、各揺動リンクの他端部が補助リンクに揺動可能に連結され、各補助リンクがモーアにおける刈刃ハウジングに揺動可能に連結される構成である(例えば、特許文献1参照)。
特開2003-274730号公報
上記従来構成では、モーアが走行機体に対して最大上昇位置まで上昇した場合であっても、各揺動リンクは補助リンクを介して刈刃ハウジングを吊り下げ支持するので、刈刃ハウジングの上側には空間が形成される。その結果、刈刃ハウジングの上側に、刈刃に動力を伝達する伝動機構を設置させるための空間を確保し易い、という利点がある。
しかしながら、上記従来構成では、揺動リンクと刈刃ハウジングとの間に、両側端部が揺動可能に枢支連結される構成の補助リンクが介装される構成であるから、枢支連結箇所が多くなって左右方向でのガタツキが大きくなるおそれがある。その結果、モーアの走行機体に対する左右方向での位置が安定せず、走行機体側の部材とモーア側の部材とが接触して、長期の使用に伴って部材が損傷する等の不利があった。
そこで、モーアの昇降操作にかかわらず伝動機構のための設置空間を確保することが可能でありながら、モーアの左右方向での位置の安定化を図り、部材の損傷のおそれを少なくすることが望まれていた。
本発明に係る草刈機の特徴構成は、走行機体にリンク機構を介して昇降可能にモーアが吊り下げ支持され、前記モーアに、回転駆動される刈刃と、前記刈刃の上方側を覆う刈刃ハウジングと、前記刈刃ハウジングの上側に位置して前記刈刃に動力を伝達する伝動機構とが備えられ、前記リンク機構に、機体前側に位置する前側の揺動リンクと、機体後側に位置する後側の揺動リンクとが備えられ、前記刈刃ハウジングの上部における前部側箇所及び後部側箇所の夫々に、前記刈刃ハウジングの上面から上方に延びる縦向き延設部が立設され、前記前側の揺動リンクは、一端が前記走行機体に揺動可能に連結されるとともに、他端が前部側の前記縦向き延設部の上部に揺動可能に連結され、前記後側の揺動リンクは、一端が前記走行機体に揺動可能に連結されるとともに、他端が後部側の前記縦向き延設部の上部に揺動可能に連結され、前記刈刃ハウジングの排出部から排出される刈草を車体後方に案内する集草ダクトと、前記集草ダクトで案内された刈草を収納する集草容器とが備えられ、前記排出部の底板がモーア側操作具の操作により第1横軸芯周りで上下揺動可能に支持され、前記排出部の底板に連なって刈草案内面を形成する前記集草ダクトの底板が、ダクト側操作具の操作により第2横軸芯周りで上下揺動可能に支持され、前記集草ダクトの底板は、前端部が前記排出部の底板に連なる刈草案内状態と、前端部が上方に回動して重心位置が前記第2横軸芯の位置よりも後側に位置する退避状態と、にわたり揺動可能に設けられ、前記集草ダクトの側板を横方向外方側から横方向内方側に向けて付勢力にて押し操作する隙間抑制部材が備えられている点にある。
本発明によれば、モーアを支持するリンク機構は、前側の揺動リンク及び後側の揺動リンクにより構成され、枢支連結箇所は、各揺動リンクの端部だけであるから、長期間にわたり使用しても左右方向でのガタツキが大きくなるおそれは少ない。その結果、モーアの走行機体に対する左右方向での位置が安定し、走行機体側の部材とモーア側の部材とが接触するおそれは少なくなる。
そして、各揺動リンクは刈刃ハウジングの上面から上方に延びる縦向き延設部に揺動可能に連結されるので、モーアを最大上昇位置まで上昇させても、揺動リンクは縦向き延設部を介して刈刃ハウジングを吊り下げ支持するので、刈刃ハウジングの上側に位置する伝動機構が機体側の部材に干渉することを回避させることが可能となる。
従って、モーアの昇降操作にかかわらず伝動機構のための設置空間を確保することが可能でありながら、モーアの左右方向での位置の安定化を図り、部材の損傷のおそれを少なくすることが可能となった。
また、本構成によれば、刈草が詰まった場合には、排出部の底板や集草ダクトの底板を揺り動かすことで、刈草の詰まりを解して円滑な排出作動を行うことができる。そして、作業終了時あるいは集草容器内の刈草を回収するような場合に、排出部内に残留している刈草を排出させるために、排出部の底板を揺動させる場合には、集草ダクトの底板を退避状態に切り換えておくと、モーア側操作具から手を離しても、集草ダクトの底板は自重によりその退避状態を維持できる。その結果、集草ダクトの底部が開放された状態となり、排出部内の刈草を容易に排出させることができる。
集草ダクトは、底板が揺動可能に構成されるので、底板と、それに対して横方向両側に位置する側板とは、離間した状態となる。そして、排出される刈草による押圧力が作用したり、草刈作業に伴って集草容器が、地面の凸部や樹木等の外物と接触して横方向の無理な力が掛かったりすることが原因で、側板が横方向外方側に変位して、側板と底板との間の隙間が広がってしまうことがある。隙間が広がると、刈草が滞留して塊状になって堆積する不利がある。
そこで、本構成によれば、隙間抑制部材を備えることにより、側板に対して上記したような力が作用しても、隙間抑制部材が側板を横方向内方側に向けて押し操作するので、側板と底板との間の隙間が広がることを防止して、刈草が堆積することを回避させ易いものになる。
草刈機の全体側面図である。 草刈機の全体平面図である。 モーアの平面図である。 接地状態におけるモーア配設部の側面図である。 接地状態における排出部とダクトを示す縦断側面図である。 上昇状態におけるモーア配設部の側面図である。 上昇状態における排出部とダクトを示す縦断側面図である。 排出部とダクトを示す横断平面図である。 ダクトの縦断正面図である。 操作用連係構成を示す斜視図である。 底板が退避状態にあるときの第2連係機構を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例を図面に基づいて説明する。
尚、本実施形態での説明における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、次のように記載している。つまり、本発明に係る乗用型の草刈機の作業走行時における前進側の進行方向(図1における矢印F参照)が「前」、後進側への進行方向(図1における矢印B参照)が「後」、その前後方向での前向き姿勢を基準としての右側に相当する方向(図2における矢印R参照)が「右」、同様に左側に相当する方向(図2における矢印L参照)が「左」である。
〔全体構成〕
図1,2に示すように、草刈機は、走行機体1における前側に左右一対の操向操作可能な前輪2を備え、後側に左右一対の駆動可能な後輪3を備えて自走するように構成されている。車体の下方で、前後方向における前輪2と後輪3との間に、リヤディスチャージ型式のモーア4が昇降可能に吊り下げ支持されている。その走行機体1の後方側に、モーア4で刈り取られた刈草を収容する集草部としての集草容器5が設けられている。
走行機体1の前部に原動部6が設けられ、原動部6の後部側に搭乗運転部7が設けられている。原動部6では、エンジン8が、エンジンボンネット9に内装された状態で機体フレーム10に搭載支持されている。エンジン8の後方側から取り出された動力は、後方に向けて延びる伝動軸11を介して後方に位置する静油圧式無段変速装置(HST)12に入力される。静油圧式無段変速装置12からの出力が後部に設けられたミッションケース13及び左右両側の伝動ケース14に内装されたチェーン式伝動機構(図示せず)を介して左右の後車軸3aに伝達され、後輪3が駆動される。伝動ケース14は、ミッションケース13の横側部から後斜め下方に向けて延設されている。
エンジン8の前側に、ベルト伝動機構によって構成された動力取り出し機構15が設けられ、この動力取り出し機構15に備えたPTO軸16及びモーア4の上部に備えられた伝動機構33を介して、エンジン8の動力がモーア4に伝達されている。
搭乗運転部7には、エンジンボンネット9の後方側に連なる操縦パネル17、及び、前輪2を操向操作可能なステアリングホイール18等を備えた操縦部19が設けられている。そして、操縦部19の後方側には、運転座席20が設置され、その運転座席20の後部箇所にロプス21が備えられている。
〔モーアの構成〕
図3に示すように、モーア4は、刈刃ハウジング31内に刈刃としての2枚のブレード32を左右に並べる状態で備える構造のものであり、左側のブレード32が時計回りに駆動され、右側のブレード32が反時計回りに駆動される。このように、左側のブレード32が時計回りに駆動され、右側のブレード32が反時計回りに駆動されることで、刈草が両ブレード32の回転によって発生した搬送風に乗って刈刃ハウジング31の後部中央近くに形成した排出部34から後方へ排出されるように構成されている。排出部34から排出される刈草は、その排出部34に接続される集草用のダクト35により案内され、集草容器5に送り込まれて収容される。
図4に示すように、モーア4は、昇降リンク機構36を介して昇降可能に機体フレーム10に支持されている。昇降リンク機構36は、上端側が機体フレーム10に枢支連結され、且つ、下端側が刈刃ハウジング31に枢支連結された前後一対の揺動リンク37A、37Bを左右両側に1組ずつ備えている。
そして、刈刃ハウジング31の上部における前部側箇所及び後部側箇所の夫々に、刈刃ハウジング31の上面から上方に延びる左右一対の縦向き延設部31A,31Bが立設されている。図3に示すように、前部側の縦向き延設部31A及び後部側の縦向き延設部31Bは、夫々、板体を平面視で略L字形に折り曲げた形状となっており、刈刃ハウジング31の上面に溶接にて一体的に連結されている。
前側の揺動リンク37Aは、一端が走行機体1における機体フレーム10に横向き軸芯周りで揺動可能に連結されるとともに、他端が前部側の縦向き延設部31Aの上部に横向き軸芯周りで揺動可能に連結されている。一方、後側の揺動リンク37Bは、一端が走行機体1における機体フレーム10に横向き軸芯周りで揺動可能に連結されるとともに、他端が後部側の縦向き延設部31Bの上部に横向き軸芯周りで揺動可能に連結されている。
図3に示すように、前部側の縦向き延設部31A及び後部側の縦向き延設部31Bは、夫々、板体を平面視で略L字形に折り曲げた形状となっており、刈刃ハウジング31の上面に溶接にて一体的に連結されている。前部側の縦向き延設部31A及び後部側の縦向き延設部31Bは、刈刃ハウジング31の上面から刈刃用の伝動機構33の高さと略等しい高さまで上方に延びている。このように構成することで、図6に示すように、モーア4を最大上昇位置にまで上昇させても、伝動機構33における機体フレーム10に対応する箇所の上端部が、機体フレーム10に干渉することがなく、刈刃ハウジング31の上側に伝動機構33を設置するための空間を確保することができる。
前後の揺動リンク37A,37B同士は、その上端側が連結杆38で連動連結されており、前側の揺動リンク37Aに形成された操作部37A1に昇降用の油圧シリンダ39の一端部が連動連結されている。油圧シリンダ39の他端部が機体フレーム10に枢支連結されている。モーア4は、油圧シリンダ39を伸縮作動させて揺動リンク37A,37Bを揺動操作することにより昇降操作可能である。モーア4は、刈取作業状態では、刈刃ハウジング31の下端部に配備されたゲージ輪40を接地させた状態で接地追従しながら刈取走行を行う。
図3,4,5に示すように、排出部34は、刈刃ハウジング31の左右方向中央後部に、後斜め上方へ延びるように形成されている。排出部34は、刈刃ハウジング31に一体的に連設される排出部本体41と、排出部本体41の底部を形成するガイド部材42とを備えている。排出部本体41は、天井面41aと左右両側の側面41bとを有し、前後方向視で逆U字形に形成されている。そして、板状のガイド部材42が排出部本体41にて形成される内部空間の下部を覆う状態で備えられている。従って、排出部本体41とガイド部材42とによって後斜め上方に向けて延びる略矩形筒状の搬送経路が形成されている。ガイド部材42の搬送途中には、刈草を上向き方向に案内する上方案内面43が形成されている。
図8,10に示すように、ガイド部材42は、排出部本体41の左右両側の側面41bに亘って架設された支軸44によって、刈刃ハウジング31に対して第1横軸芯X1周りで上下揺動可能に支持されている。ガイド部材42は、第1連係機構70を介して運転座席20の近傍に備えられた第1操作レバー71に連係されており、ガイド部材42は、第1操作レバー71を手動操作することによって揺動操作可能に構成されている。刈取作業に伴って、排出部34にて刈草が詰まった場合に、第1操作レバー71を往復揺動操作することで、刈草の詰まりを解して搬送させることができる。
図3,5,8に示すように、第1連係機構70は、左右向きの支軸部72を有して刈刃ハウジング31の右側後部に上下揺動可能に支持された第1操作レバー71、支軸部72の左端部位に固定された第1アーム73、支軸44の右端部に固定された第2アーム74、及び、第1アーム73と第2アーム74とを連係する押し引きリンク75、引っ張りバネ76などを備えている。引っ張りバネ76の作用によって第1アーム73が前傾方向に揺動付勢され、且つ、接当部77にて規制されることにより、ガイド部材42を後上がりの案内姿勢に保持する。第1操作レバー71が、後上方に向けて引き上げ揺動操作されることにより、引っ張りバネ76の付勢力に抗して、ガイド部材42を後上がりの案内姿勢から前上がり方向に揺動させることができる。
刈り取り作業中に、排出部34において、刈草がガイド部材42に付着堆積する詰まりが生じた場合には、運転者は、運転座席20に座っている状態で、第1操作レバー71を上下方向に揺動させることにより、ガイド部材42を上下方向に揺動させることができ、付着堆積した刈草を取り除くことができる
〔集草ダクト〕
次に、集草用のダクト35について説明する。
図3,4,5,8に示すように、刈刃ハウジング31に形成された排出部34に連通するように接続されて排出部34から送り出される刈草を案内する集草用のダクト35が備えられている。図1,9に示すように、ダクト35は、左右の伝動ケース14同士の間に形成される空間において前後方向に延びる状態で備えられている。
図5,8,9に示すように、ダクト35は、ダクト本体45と底板46とを備えている。ダクト本体45は、天井面45aと左右両側の側板46bとを有し、前後方向視で逆U字形に形成されている。そして、板状の底板46がダクト本体45にて形成される内部空間の下部を覆う状態で備えられている。従って、モーア4の排出部34と同様に、ダクト本体45と底板46とによって囲われる内部領域にて、後斜め上方に向けて延びる略矩形筒状の搬送経路が形成されている。
上記したように、ダクト本体45は、前後方向視で逆U字形に形成されており、側板が横方向外方側に変位するおそれがある。そこで、ダクト35におけるダクト本体45の側板45bを横方向内方側に向けて押し操作する隙間抑制部材SYが備えられている。図9に示すように、隙間抑制部材SYは、ダクト本体45の横側外方側に位置している機体フレーム10と、ダクト本体45の側板45bとの間に備えられている。隙間抑制部材SYは、複数のコイルバネ23と、コイルバネ23の付勢力にて側板45bを押し操作する板体24等を有する。隙間抑制部材SYによって、側板45bが横方向内方側に向けて押し操作されるので、側板45bが外方に広がることを回避させることができる。
ダクト35の左右両側外方に位置固定状態の支持部材47が備えられている。図示はしていないが、支持部材47は、機体フレーム10あるいは機体フレーム10に固定される部材等に連結されて位置固定状態で支持されている。ダクト35における底板46が、第2横軸芯X2周りで上下揺動可能に左右の支持部材47によって支持されている。すなわち、図8に示すように、左右の支持部材47に亘って架設される状態で回動支軸48が設けられている。図5に示すように、底板46の下面から後下方に向けて左右の支持アーム49が一体的に延設されている。左右の支持アーム49の延設端部に設けられたボス部49Aが回動支軸48に対して回動可能に外嵌支持されている。
そして、ダクト35の底板46は、第2連係機構50を介して運転座席20の右横側に設けられたダクト側操作具としての第2操作レバー51と連動連結され、第2操作レバー51を操作することにより回動操作可能に構成されている。図6,10に示すように、第2操作レバー51は、横向き軸部51aにより回動可能に支持され、横向き軸部51aの左側端部に一体回動する第1アーム78が備えられている。支持アーム49の回動ボス部49aに連設された第2アーム79とが押し引きリンク80を介して連動連係されている。従って、第2操作レバー51を揺動操作すると、第2連係機構50の連係構造により、底板46が揺動する。その結果、ガイド部材42と同様に、刈取作業に伴ってダクト35内部で刈草が詰まった場合に、第2操作レバー51を往復揺動操作することにより刈草の詰まりを解して搬送させることができる。
ダクト35の底板46は、第2操作レバー51の操作による姿勢切り換えとは別に、モーア4の昇降操作に連動して姿勢変更可能に構成されている。説明を加えると、図6,10,11に示すように、モーア4の昇降に連動して底板46を姿勢変更するように、モーア4と底板46とを連動連係するモーア連係機構52が備えられている。モーア連係機構52は、ダクト35の左外側方に位置する状態で備えられている。
モーア連係機構52は、一端部がガイド部材42を支持する支軸44の左側端部に連動連係されている押し引きリンク54と、支持部材47に備えられた支点ピン55と、押し引きリンク54の他端部が枢支連結され且つ支点ピン55により揺動可能に支持された第1揺動アーム56と、第1揺動アーム56と一体揺動可能に支点ピン55により支持され且つ揺動端が底板46の下面に接当作用する第2揺動アーム57とを備えている。押し引きリンク54は、ターンバックル部54aを備えている。
モーア4が上昇すると、それに伴って、支軸44が上昇し、押し引きリンク54を押し操作して、第1揺動アーム56及び第2揺動アーム57が揺動して、底板46を前上がり状態に姿勢変更させる(図7参照)。モーア4が下降すると、支軸44が下降し、押し引きリンク54を引き操作して、第1揺動アーム56及び第2揺動アーム57が揺動して、底板46を前下がり状態に姿勢変更させる(図5参照)。その結果、モーア4の昇降に起因して底板46が損傷したり、ガイド部材42と底板46との間の隙間から刈草が放出されること等を防止できる。
そして、ダクト35の底板46は、前端部が排出部34の底板であるガイド部材42に連なる刈草案内状態(図5,7に示す状態)と、前端部が上方に回動して重心位置Gが第2横軸芯X2位置よりも後側に位置する退避状態(図11に示す状態)と、にわたり揺動可能に設けられている。すなわち、図11に示すように、底板46を退避状態にまで揺動させると、底板46は、自重で刈草案内状態とは反対側(後方側)に向けて回動付勢力が作用する状態となり、第2操作レバー51から手を離してもその姿勢で位置保持することができる。
草刈り作業が終了して、排出部34の内部に残留している刈草を外方に排出させる場合には、ダクト35の底板46を退避状態に切り換えて底部を開放させておき、排出部34のガイド部材42を揺動させることで、容易に排出させることができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、ダクト35の側板46bを横方向内方側に向けて押し操作する隙間抑制部材が備えられる構成としたが、このような部材を備えない構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、ダクト35の底板46が、前端部が上方に回動して重心位置が第2横軸芯位置よりも後側に位置する退避状態に切り換え可能に設けられるものを示したが、この構成に代えて、第2操作レバー51から手を離すと、ダクト35の底板46が、常に、刈草案内状態に復帰する構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、油圧シリンダ39の操作によりモーア4が昇降操作される構成としたが、この構成に代えて、例えば、機体後部に装着される後側の作業装置を昇降させるためのリフトアームを備えるものであれば、このリフトアームの昇降操作に伴ってモーアを昇降させるようにリンク機構と連係される構成としてもよい。
(4)草刈機としては、左右の後輪3に代えて左右のクローラを備えるセミクローラ仕様に構成されていてもよい。又、エンジンの代わりに電動モータを備える電動仕様に構成されるもの、エンジン9と電動モータとを備えるハイブリッド仕様に構成されるものでもよい。さらに、草刈機は、自動運転システムを備えて自動走行可能に構成されていてもよい。
(5)モーア4として、単一のブレード32又は3枚以上のブレード32を備える構成であってもよく、ブレード32の代わりに円盤状の刈刃などを備える構成であってもよい。
本発明は、走行機体にリンク機構を介して昇降可能にモーアが吊り下げ支持されている草刈機に適用できる。
4 モーア
5 集草容器
31 刈刃ハウジング
31A 前部側の縦向き延設部
31B 後部側の縦向き延設部
32 ブレード(刈刃)
33 伝動機構
34 排出部
35 集草ダクト
36 リンク機構
37A 前側の揺動リンク
37B 後側の揺動リンク
42 ガイド部材(底板)
45b 側板
46 底板
51 第2操作レバー(ダクト側操作具)
71 第1操作レバー(モーア側操作具)
G 重心位置
SY 隙間抑制部材
X1 第1横軸芯
X2 第2横軸芯

Claims (1)

  1. 走行機体にリンク機構を介して昇降可能にモーアが吊り下げ支持され、
    前記モーアに、回転駆動される刈刃と、前記刈刃の上方側を覆う刈刃ハウジングと、前記刈刃ハウジングの上側に位置して前記刈刃に動力を伝達する伝動機構とが備えられ、
    前記リンク機構に、機体前側に位置する前側の揺動リンクと、機体後側に位置する後側の揺動リンクとが備えられ、
    前記刈刃ハウジングの上部における前部側箇所及び後部側箇所の夫々に、前記刈刃ハウジングの上面から上方に延びる縦向き延設部が立設され、
    前記前側の揺動リンクは、一端が前記走行機体に揺動可能に連結されるとともに、他端が前部側の前記縦向き延設部の上部に揺動可能に連結され、
    前記後側の揺動リンクは、一端が前記走行機体に揺動可能に連結されるとともに、他端が後部側の前記縦向き延設部の上部に揺動可能に連結され
    前記刈刃ハウジングの排出部から排出される刈草を車体後方に案内する集草ダクトと、前記集草ダクトで案内された刈草を収納する集草容器とが備えられ、
    前記排出部の底板がモーア側操作具の操作により第1横軸芯周りで上下揺動可能に支持され、
    前記排出部の底板に連なって刈草案内面を形成する前記集草ダクトの底板が、ダクト側操作具の操作により第2横軸芯周りで上下揺動可能に支持され、
    前記集草ダクトの底板は、前端部が前記排出部の底板に連なる刈草案内状態と、前端部が上方に回動して重心位置が前記第2横軸芯の位置よりも後側に位置する退避状態と、にわたり揺動可能に設けられ、
    前記集草ダクトの側板を横方向外方側から横方向内方側に向けて付勢力にて押し操作する隙間抑制部材が備えられている草刈機。
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