JP7022308B2 - 電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電池モジュールに関する。詳しくは、複数の単電池を拘束した状態で保持する電池モジュールに関する。
リチウムイオン二次電池やニッケル水素電池等の単電池を備える電池モジュールは、電気を駆動源とする車両搭載用電源、あるいはパソコンおよび携帯端末等の電気製品等に搭載される電源として重要性が高まっている。特に、軽量で高エネルギー密度が得られるリチウムイオン二次電池を単電池として用いた電池モジュールは、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、ハイブリッド自動車(HV)等の車両の駆動用高出力電源として好ましく、今後も需要が拡大するものと期待されている。
かかる電池モジュールの典型的な構成として、複数の単電池が積層され、且つ該積層方向に所定の荷重が加えられた状態で拘束されて構築されるものがある。このような単電池の拘束は、主に電池モジュールの耐振動および耐衝撃、および電池性能確保の観点から行われる。しかしながら、かかる電池モジュールにおいて、電池の使用時(充放電時)に単電池の一部が膨張収縮したり、電池モジュールが経年劣化したりすることにより、電池モジュールの構築時において単電池に加えられていた拘束荷重の大きさが変化することがあり、かかる拘束荷重の変化に応じて単電池に加わる圧力が調節される必要があった。この種の技術に関する従来技術文献としては、特許文献1および2が挙げられる。
特開2017-103083号公報 特開2016-18704号公報
しかしながら、これら従来技術における電池モジュールの拘束圧の調節方法には、未だ改善の余地があった。特に、電池モジュールの使用時(充放電時)において、積層された各単電池の積層方向に相互に対向する面(以下、「積層面」という。)の中央部に比べて該積層面の縁部が大きく膨張収縮しがちな単電池を用いた電池モジュールの場合、従来技術によっては単電池の該積層面の全域において十分な拘束圧の制御が成されず、結果として電池性能が低下する虞があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、積層された各単電池に加えられる拘束圧が該単電池の積層面の全域において好適に制御されることにより、電池性能の劣化が抑制され得る電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明によると、複数の単電地が積層した積層体と、該積層された単電池間の間隙、該積層方向の一方の端部および他方の端部のうちの少なくとも一箇所に配置され、該積層体の積層方向にかかる圧力を調節する圧力調節部材と、を備えた電池モジュールが提供される。上記圧力調節部材は、背板と、該背板の一方面に突設され、かつ、該背板の周縁部に沿って形成された額縁部と、該背板の該額縁部が設けられた面と同じ面に突設され、かつ、該額縁部の内側に形成された複数の突起部と、を有する。上記圧力調節部材のうち、少なくとも上記額縁部と上記突起部は、ゴム弾性を示す材料で形成されている。また、上記圧力調節部材は、上記額縁部および上記突起部が上記積層体の位置する側を向くように配置されている。ここで、上記電池モジュールを上記積層方向から視たとき、上記額縁部が形成された領域内に上記積層された各単電池の積層面の外周が配置されていることを特徴とする。
かかる構成によると、電池モジュールの使用時において、該モジュールを構成する単電池が積層方向に膨張収縮したとしても、積層体の積層方向にかかる圧力が好適に調節されて変動しにくくなる。また、かかる構成によると、電池モジュールの構成が単純化されるため、電池モジュールがコンパクト化され得る。さらに、かかる構成によると、各単電池の積層面の縁部に対して、圧力調節部材の額縁部により好適な拘束圧を印加することができるため、局所的な膨張収縮による単電池の劣化を抑制し、電池性能の低下を抑制し得る電池モジュールが実現し得る。
一実施形態に係る電池モジュールを模式的に示す斜視図である。 図1のII-II’矢視断面図である。 一実施形態に係る圧力調節部材を示す斜視図である。 図1のIV-IV’矢視断面図である。 一実施形態に係る圧力調節部材の要部を模式的に示す図である。 他の一実施形態に係る電池モジュールにおける図1のIV-IV’矢視図に相当する図である。
以下、適宜図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態を説明する。本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。なお、以下の図面において、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明し、重複する説明は省略または簡略化することがある。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は必ずしも実際の寸法関係を反映するものではない。各図面は、一例を示すのみであり、各図面は、特に言及されない限りにおいて本発明を限定しない。
図1は、一実施形態に係る電池モジュール100の構造を模式的に示す斜視図である。図2は、図1のII-II’矢視断面を模式的に示した概略図である。図1および図2に示すように、電池モジュール100は、複数の単電池10を有する積層体20と、一対のエンドプレート30A、30Bと、一対のサイドプレート40A、40Bと、圧力調節部材60とを備えている。
積層体20は、複数の単電池10(好ましくは充放電可能な単電池10)が所定の積層方向(図1中の矢印X方向)に積層されて配置されることにより構成されている。複数の単電池10の間には、単電池10以外の部材(例えば、冷却板等)が介在していてもよい。
<単電池>
単電池10は、好適には全固体電池であり、より好適には全固体リチウム二次電池またはリチウム-硫黄二次電池である。全固体電池は、典型的には、正極、負極、および固体電解質を備える。単電池10が全固体電池であった場合、正極、負極、および固体電解質の積層方向は、積層体20の積層方向Xと同じである。単電池10は、非水電解液二次電池であってもよい。非水電解液二次電池は、典型的には、正極、負極、セパレータ、および非水電解液を備える。単電池10が非水電解液二次電池であった場合、正極、負極、およびセパレータの積層方向は、積層体20の積層方向Xと同じである。よって、ここに開示される一実施形態の電池モジュール100によると、単電池10内の電極面に対して垂直方向に拘束荷重が印加される。
単電池10として全固体電池を用いた場合、電池の充放電時において、積層体20の積層方向Xに直交する方向(即ち、図1のYZ面の面内方向)における単電池10の面である積層面の縁部は、中央部よりも大きく膨張収縮する傾向がある。ここに開示される技術によると、上記単電池10の縁部にかかる拘束圧を好適に調節することができるため、全固体電池である単電池10に対して本発明を適用することは有意義である。
また、単電池10は、燃料電池や、ニッケル水素電池その他の二次電池であってもよい。なお、本明細書において「二次電池」とは、繰り返し充放電可能な蓄電デバイス一般をいい、いわゆる蓄電池ならびに電気二重層キャパシタ等の蓄電素子を包含する用語である。
単電池10は、上述した正極、負極、電解質等の発電要素を内部に収容する外装体14と、外装体14から引き出された正極端子12Aおよび負極端子12Bと、を備える。図1に示す例によると、正極端子12Aと負極端子12Bはそれぞれ外装体14の同じ辺から引き出されている。
単電池10の正極端子12Aと負極端子12Bは、それぞれ外装体14の対向する二つの辺から引き出されていてもよい。かかる単電池10は、電池容量向上等の観点から好ましく採用され得る。
単電池10が全固体電池であった場合において、単電池10を構成する正極に用いられる材料については、従来の全固体電池の正極に使用される材料であれば、特に限定されず用いることができる。例えば、正極に含まれる正極活物質としては、層状、オリビン系、スピネル型の化合物が用いられ得る。具体的には、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、マンガン酸リチウム(LiMnO)、ニッケルマンガンコバルト酸リチウム(LiNi1-y-zCoMn、例えばLiNi1/3Co1/3Mn1/3)、ニッケルコバルト酸リチウム(LiNi1-xCo)、ニッケルマンガン酸リチウム(LiNi1-xMn)、マンガン酸リチウム(LiMn)、リチウムマンガン酸化合物(Li1+xMn2-x-y;M=Al、Mg、Fe、Cr、Co、Ni、Zn)、リン酸金属リチウム(LiMPO、M=Fe、Mn、Co、Ni)、フッ化リン酸金属リチウム(LiMPOF、M=Fe、Mn、Co、Ni)、リン酸金属リチウム(LiMP、M=Fe、Mn、Co、Ni)、チタン酸リチウム(LiTiO)などが例示される。または、正極活物質は硫黄元素を含んでいてもよく、硫黄(S)であってもよい。
ここに開示される技術によると、電池の充放電時に単電池10が膨張伸縮したとしても、積層体20の積層方向Xにかかる拘束圧が好適に調節され得る。このため、充放電時に大きく膨張伸縮する傾向がある硫黄(S)を正極材料として用いた単電池10に対して、本発明に係る技術を適用することは、特に有意義である。
単電池10が全固体電池であった場合において、単電池10を構成する負極に用いられる材料については、従来の全固体電池の負極に使用される材料であれば、特に限定されず用いることができる。例えば、負極に含まれる負極活物質としては、金属、炭素材などが用いられ得る。金属としては、Li、Sn、Si、Al、In、Sbなどの金属、これらのいくつかを組み合わせた合金などが例示される。炭素材としては、少なくとも一部にグラファイト構造(層状構造)を含む炭素材料等、具体的には、天然または人造の黒鉛、ソフトカーボン、ハードカーボン、低温焼成炭素、または、これらのうちのいくつかを組み合わせた材料、が例示される。
ここに開示される技術によると、電池の充放電時に単電池10が膨張伸縮したとしても、積層体20の積層方向Xにかかる拘束圧が好適に調節され得る。このため、充放電時に大きく膨張伸縮する傾向があるSn、Si等の金属、またはこれらを組み合わせた合金を負極材料として用いた単電池10に対して、本発明に係る技術を適用することは、特に有意義である。
単電池10が全固体電池であった場合において、単電池10に含まれる固体電解質としては、従来の全固体電池の固体電解質として使用される材料であれば、特に限定されずに用いることができる。例えば、固体電解質として、硫化物、酸化物等の無機系固体電解質が用いられ得る。なかでも硫化物固体電解質が好ましく採用され得る。また、固体電解質は結晶、非結晶あるいはガラスセラミックのいずれでであってよい。硫化物系固体電解質としては、LiS-SiS系、LiS-SiS-LiI系、LiS-SiS-LiPO系等の非結晶、Li10GeP12等の結晶、Li11、Li3.250.95等のガラスセラミックスが例示される。酸化物系固体電解質としては、La0.51Li0.34TiO2.94、Li1.3Al0.3Ti1.7(PO、LiLaZr12等が例示される。
外装体14は、薄く、軽量であって、柔軟性が高く、熱溶着や超音波溶着などによって容易に融着できるとともに、気密性、水分非透過性に優れた材料からなることが好ましい。外装体14は、例えば、2つの高分子樹脂層の間に金属層を配置した三層構造を有するラミネートフィルムで構成されていてもよい。金属層は、例えば、アルミニウム、ステンレス、ニッケル、銅などの金属箔から構成されてもよい。高分子樹脂層は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、エチレンビニルアセテートなどの熱可塑性樹脂フィルムから構成されてもよい。図示されるような、外装体14がかかるラミネートフィルムで構成された扁平な形状の単電池10は、特に積層面の縁部において充放電時の膨張伸縮が大きくなる傾向にあるため、本発明に係る技術を適用するのに好適である。
<エンドプレート>
一対のエンドプレート30A、30Bは、積層体20の積層方向Xの両端部に配置されている。本実施形態では、エンドプレート30Aは、積層体20の積層方向Xの一方側の端部に加圧プレート50および圧力調節部材60を介在させて配置されている。エンドプレート30Bは、積層体20の積層方向Xの他の一方の端部に配置されている。エンドプレート30A、30Bには、積層体20にかかる拘束荷重に耐え得る素材と形状が採用される。エンドプレート30A、30Bは、金属製であっても樹脂製であってもよく、例えば、炭素鋼製であってもよい。エンドプレート30A、30Bは、板状に形成されている。
<サイドプレート>
一対のサイドプレート40A、40Bの間には、積層体20が配置される。図2に示すように、サイドプレート40A、40Bは、積層体20から離隔して配置されている。サイドプレート40Aとサイドプレート40Bとは、積層体20を介して対向している。サイドプレート40A、40Bは、それぞれ一対のエンドプレート30A、30Bを連結する。即ち、サイドプレート40Aは、エンドプレート30Aの図1の矢印Z方向の一方側の端部と、エンドプレート30Bの図1の矢印Z方向の一方側の端部とを連結する。サイドプレート40Bは、エンドプレート30Aの図1の矢印Z方向の他方側の端部と、エンドプレート30Bの図1の矢印Z方向の他方側の端部とを連結する。サイドプレート40A、40Bは、エンドプレート30A、30Bと同じ材料から形成されていてもよく、異なる材料から形成されていてもよい。
サイドプレート40A、40Bとエンドプレート30A、30Bとの連結は、ボルト等の締結部材によるものであってもよい。あるいは、サイドプレート40A、40Bとエンドプレート30A、30Bとの連結は、溶接などによる強固な接合によるものであってもよい。サイドプレート40A、40Bとエンドプレート30A、30Bとが溶接により接合される場合、エンドプレート30A、30Bとサイドプレート40A、40Bの素材としては金属が好ましく採用される。
<加圧プレート>
図1および図2に示す実施形態では、積層体20の積層方向Xの一方側の端部に隣接して、加圧プレート50が配置されている。加圧プレート50の図1の矢印Z方向の一方側の端部はサイドプレート40Aに接しており、加圧プレート50の図1の矢印Z方向の他方側の端部はサイドプレート40Bに接している。加圧プレート50は、サイドプレート40A、40Bとは接合されていない状態で配置されており、積層体20が積層方向Xに膨張縮小するのに応じて、積層方向Xに可逆的に移動可能な状態で配置される。加圧プレート50によると、後述する圧力調節部材60の額縁部64Aおよび突起部64Bが弾性変形することにより発生する弾性力を、積層体20の積層面に均一に伝達することができる。
<圧力調節部材>
図1および図2に示す実施形態では、積層体20の積層方向Xの一方の端部とエンドプレート30Aとの間には、圧力調節部材60が配置されている。具体的には、積層体20の積層方向Xの一方の端部に隣接して配置された加圧プレート50と、エンドプレート30Aとの間に、圧力調節部材60が配置されている。圧力調節部材60は、積層体20の積層方向Xにかかる圧力(拘束圧)を調節し得る。かかる構成によると、積層体20の積層方向Xの一方の端部のみに圧力調節部材60が配置されており、電池モジュール100の構成が単純であることから、電池モジュール100のコンパクト化が達成されやすい。
図3は、一実施形態に係る圧力調節部材60を示す斜視図である。圧力調節部材60は、背板62と、背板62の一方面に突設された額縁部64Aと、背板62の一方面であって額縁部64Aが設けられた面と同じ面に突設された複数の突起部64Bと有する。額縁部64Aは、背板62の周縁部に沿って所定の幅を持って形成されている。複数の円柱形の突起部64Bは、背板62の上記周縁部の内側に規則的に配置されて形成されている。
ここで、額縁部64Aと突起部64Bはそれぞれゴム弾性を示す材料で形成されており、額縁部64Aと突起部64Bが突設されている方向に弾性変形することにより復元力(弾性力)を発生することが可能である。
図4は、図1のIV-IV’矢視断面を模式的に示した概略図である。図2および図4に示すように、圧力調節部材60は、額縁部64Aおよび突起部64Bが積層体20の位置する方を向くようにして配置されている。図4の点線は、電池モジュール100を積層方向Xから視たときの積層体20(または積層体20を構成する単電池10)が配置されている領域の外周を示す。図4に示すように、ここに開示される電池モジュール100を積層方向Xから視たとき、積層体20(または単電池10)の外縁は、額縁部64Aが形成された領域内に配置されている。即ち、額縁部64Aは、加圧プレート50を介して、積層体20(単電池10)の積層方向Xに直交する方向(即ち、図4におけるYZ面の面内方向)の縁部に圧力を印加することができる。また、突起部64Bは、加圧プレート50を介して、積層体20(単電池10)の積層面の中央部に圧力を印加することができる。
かかる構成によると、圧力調節部材60により積層体20の積層方向Xにかかる圧力を調節することができる。特に、積層体20の積層面における単電池10の縁部が、該方向における単電池10の中央部よりも大きく膨張収縮する傾向がある単電池10を用いた場合においても、単電池10の当該縁部における局所的な膨張収縮に応じて額縁部64Aの働きにより当該縁部にかかる圧力を好適に調節することができるため、積層体20の積層面にかかる拘束圧の均一性が向上する。このため、かかる構成によると、単電池10の局所的な膨張収縮に起因する劣化が抑制された電池モジュール100が実現され得る。
図5は、好適な一実施形態にかかる突起部64Bの配置およびサイズを説明するための図である。円柱形の突起部64Bの直径をa、突起部64B間の距離をbとしたとき、直径aと距離bが以下の不等号式(1)を満たすように突起部64Bの配置とサイズを設計すると、より好適な圧力調節機能をもつ。
a ≧ b ≧ a/2 (1)
距離bが直径aの半分(即ち、a/2)よりも小さすぎると、突起部64Bが弾性変形しにくくなる。また、距離bが直径aよりも大きすぎると、圧力調節部材60における突起部64Bの数が減少するため、積層体20(または単電池10)の積層面における中央部にかかる圧力を調節する機能が不十分となりやすい。
額縁部64Aおよび突起部64B(好ましくは額縁部64A、突起部64Bおよび背板62)を構成するゴム弾性を示す材料としては、特に限定されることなく、種々のゴム材料が用いられ得る。かかる材料としてはブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、クロロプロピレンゴム、ポリウレタン、シリコーンゴム等の合成ゴムが例示される。なかでも、好適に積層体20の積層方向Xに掛かる拘束圧を制御し得る観点から、スチレン・ブタジエンゴムが好適に採用され得る。額縁部64A、突起部64Bおよび背板62はそれぞれ異なる材料で構成されていてもよく、同じ材料で構成されていてもよい。製造容易性の観点からは、額縁部64A、突起部64Bおよび背板62は同じ材料で構成されており、一体化していることが好ましい。
図6は、他の一実施形態に係る圧力調節部材60を用いた電池モジュール100の図1のIV-IV’矢視図に相当する図である。図6に示す例によると、突起部64Bは四角柱の形状をしている。突起部64Bの形状は、突起部64Bの突設された方向に好適に弾性変形して復元力(弾性力)を発生させる効果を示す限りにおいて、円柱形(図4)および四角柱(図6)に限定されず、種々の形状をとることができる。例えば、図6のように積層体の積層方向から視た時に、突起部は、複数の突設部位がそれぞれ連結して一定の幅を有する直線状または波状のラインを形成していてもよい。
他の一実施形態に係る電池モジュール100では、圧力調節部材60が、積層体20を構成する単電池10同士の間隙に配置されている。例えば、圧力調節部材60は、積層体20の積層方向Xの中央部に配置されてもよい。かかる構成によると、積層体20の積層面にかかる拘束圧の均一性が向上し得る。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
10 単電池
12A 正極端子
12B 負極端子
14 外装体
20 積層体
30A エンドプレート
30B エンドプレート
40A サイドプレート
40B サイドプレート
50 加圧プレート
60 圧力調節部材
62 背板
64A 額縁部
64B 突起部
100 電池モジュール

Claims (1)

  1. 複数の単電が積層した積層体と、
    前記積層された単電池間の間隙、該積層方向の一方の端部および他方の端部のうちの少なくとも一箇所に配置され、前記積層体の積層方向にかかる圧力を調節する圧力調節部材と、を備えた電池モジュールであって、
    前記圧力調節部材は、
    背板と、
    前記背板の少なくとも一方面に突設され、かつ、該背板の周縁部に沿って形成された額縁部と、
    前記背板の前記額縁部が設けられた面と同じ面に突設され、かつ、前記額縁部の内側に形成された複数の突起部と、を有し、
    前記圧力調節部材のうち、少なくとも前記額縁部と前記突起部は、ゴム弾性を示す材料で形成されており、
    前記圧力調節部材は、前記額縁部および前記突起部が前記積層体の位置する側を向くように配置されており、
    前記電池モジュールを前記積層方向から視たとき、前記額縁部が形成された領域内に前記積層された各単電池の積層面の外周が配置されていること、
    を特徴とする電池モジュール。
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