JP7020180B2 - 回転電機用ステータ - Google Patents

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Description

本発明は、発電機やモータ等に用いる回転電機用ステータに係り、特に、複数の箔材を積層したステータコアにコイルを備えた回転電機用ステータに関する。
従来、この種の回転電機用ステータは、ステータと、これに巻回されたコイルとを備えている。このような回転電機用ステータとして、特許文献1には、軟磁性材料からなるコア片(箔材)を回転軸方向に積層して形成したステータコアを備えたステータが提案されている。このステータコアにはティース部が形成されており、このティース部に分布巻または集中巻で、素線を巻回することにより、ステータコアにコイルが形成される。
特開2015-228713号公報
しかし、前記特許文献1等に記載された回転電機用コアでは、箔材を用いており、コイルを巻くために突出した複数のティース部は、円環状のヨーク部から内径側に延在しているため、ティース部の先端部が自重で垂れ下がることがある。この垂れ下がりに起因して、回転電機の効率が損なわれるおそれがある。
そこで、複数のティース部の自重による垂れ下がりを防止するため、各ティース部を囲うように筒状の補強部材をティース部に設けることも考えられる。しかしながら、この場合には、スロットに補強部材の一部が配置されるため、コイルの占積率を下げてしまい、回転電機の効率が低下するおそれがある。特に、分布巻の場合には、その巻き方に起因して、集中巻に比べて、コイルの占積率の低下による回転電機の効率の低下の影響が顕著である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、箔材が積層されたステータコアの複数のティース部の先端部の自重による垂れ下がりを抑え、コイルを分布巻するときのコイルの占積率を確保し、回転電機の効率を維持することができる回転電機用ステータを提供することにある。
前記課題に鑑みて、本発明に係る回転電機用ステータは、円環状のヨーク部と、前記ヨーク部の内周面から前記ヨーク部の内径側に延在し、前記ヨーク部の周方向に間隔をあけて配列された複数のティース部と、が形成されたステータコアを備えた回転電機用ステータであって、前記ステータコアは、前記回転電機の回転軸方向に、軟磁性材料からなる箔材が複数枚積層された積層体であり、前記各ティース部には、前記周方向に隣り合うティース部に対向した一対の側壁面が形成されており、前記ステータは、前記各ティース部と前記ヨーク部の一部をわたすように、前記一対の側壁面を露出させた状態で、前記各ティース部を前記回転軸方向の両側から挟み込む一対の絶縁性の補強部材と、前記一対の補強部材とともに前記各ティース部を周回するように、前記一対の補強部材を前記各ティース部に固定する絶縁性の固定部材と、前記固定部材で固定された前記複数のティース部に、分布巻により形成されたコイルと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、回転電機用ステータは、軟磁性材料からなる箔材が複数枚積層された積層体をステータコアとして備え、ステータコアの各ティース部は、円環状のヨーク部の内周面から該ヨーク部の内径側に延在して形成されるため、ヨーク部から突出した片持ち梁状に形成される。本発明では、一対の絶縁性の補強部材は、各ティース部とヨーク部の一部をわたすように、一対の側壁面を露出させた状態で、各ティース部を回転軸方向の両側から挟み込んでいる。この状態で、絶縁性の固定部材が、一対の補強部材とともに各ティース部を周回するように、一対の補強部材をティース部に固定している。このような結果、各ティース部は、補強部材により固定され、各ティース部の先端部が自重で垂れ下がることを抑えることができる。
また、一対の絶縁性の補強部材は、各ティース部の一対の側壁面を露出させた状態で、回転軸方向の両側から、各ティース部を挟み込んでいるため、巻線が配置される各ティース部の間の空間(すなわち、スロットの空間)は、これまで通り確保することができる。このため、分布巻により形成されたコイルの占積率を確保し、回転電機の効率を維持することができる。
ここで、補強部材をティース部に固定することができ、絶縁性を有するものであれば、固定部材の形状および材質等は特に限定されるものではなく、各ティース部と一対の補強部材を巻回する樹脂テープなどであってもよい。しかしながら、好ましい態様として、前記固定部材は、リング状または管状であり、前記固定部材の内部空間に、前記ティース部が内挿されている。
この態様によれば、各ティース部を、一対の補強部材で回転軸方向の両側から挟み込んだ状態で、一対の補強部材とともに各ティース部が、リング状または管状の固定部材の内部空間に内挿されている。これにより、各ティース部と、これを挟み込んだ一対の補強部材とを、固定部材で切れ目無く周回するように固定することができる。さらに、固定部材がゴムなどの弾性材料からなる場合、回転電機の使用時のティース部の熱膨張および熱収縮に、固定部材が弾性変形することにより追従し、安定して固定をすることができる。また、固定部材が熱収縮する合成樹脂からなる場合、回転電機の使用時に、固定部材が加熱されたとしても、固定部材が収縮するので、ティース部と一対の補強部材との固定を維持することができる。
ここで、一対の補強部材を、各ティースに個別に設けてもよいが、より好ましい態様としては、前記補強部材は、前記ヨークに沿って形成された環状部と、前記環状部から前記各ティース部に向かって延在した補強部とを備える。この態様によれば、各補強部材は、ヨーク部に沿って形成された環状部と、環状部から各ティース部に向かって延在した補強部とを備えた一体構造であるので、各ティースを安定して固定することができる。また、ステータを製造する際には、ステータコアの各ティース部に補強部材の補強部を容易に配置することができる。
また、より好ましい態様としては、前記補強部材は、少なくとも前記コイルの巻線が配置される位置において、前記ティース部の側壁面から突出していることが好ましい。この態様によれば、補強部材は、少なくともコイルの巻線が配置される位置において、ティース部の側壁面から突出しているため、コイルの形成時または回転電機の使用時に、コイルの巻線に作用する力を、補強部材で受けることができるため、ティース部を構成する箔材の損傷を回避することができる。
さらに好ましい態様としては、前記固定部材はリング状であり、前記複数のティース部の先端部と根元部の少なくとも一方に配置され、前記コイルの巻線は、前記固定部材が配置されていない部位に配置されている。この構成によれば、コイルは固定部材が配置されていない部位に設けられるため、ティース部に巻回されるコイルの占積率の低下を防止することができる。
本発明の回転電機用ステータによれば、複数の金属製の箔材が積層された複数のティース部の先端部の自重による垂れ下がりを防止することができる。また、コイルを分布巻するときのコイルの占積率を確保し、モータ等の回転電機に適用したときに高効率化を達成することができる。
本発明に係る回転電機用ステータの一実施形態のステータコアを示す斜視図である。 図1の要部拡大斜視図である。 本実施形態のステータの要部拡大平面図である。 図3のA-A線から見た矢視断面図である。 ステータコアのティース部と、補強部材と、固定部材との関係を示す要部斜視図である。 図5のティース部に補強部材を挟み込んで配置し、固定部材で固定した状態の要部斜視図である。 本実施形態の変形例に係る補強部材の要部斜視図である。 図7の補強部材をステータコアに配置した状態の要部斜視図である。 図6に相当する変形例に係るステータコアの要部斜視図である。 実施例1および比較例2に係る試験体を用いたモータの損失を測定した結果を示すグラフである。 実施例2および比較例3に係るモデルを用いたモータの損失の解析結果を示すグラフである。
以下、本発明に係る回転電機用ステータの一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る電機用ステータのステータコアを示す斜視図であり、図2は、図1の要部拡大斜視図であり、図3は、本実施形態のステータの要部拡大平面図であり、図4は、図3のA-A線から見た矢視図である。なお、図1では、コイル13を仮想線で描いている。
図1~4において、本実施形態に係る回転電機用ステータ(以下、ステータという)1は、ロータ(図示せず)を、その内部に配置し、モータ等の回転電機を構成する、ステータコア10を備えている。ステータコア10は円環状のヨーク部11と、ヨーク部11の内周面からヨーク部11の内径側に延在し、ヨーク部11の周方向θに間隔をあけて配列された複数のティース部12、12…と、が形成されている。すなわち、ヨーク部11は、周方向θに沿って円環状に形成されており、ステータコア10の各ティース部12、12…は、ヨーク部11から、その径方向Rに向かって延在している。
ステータコア10は、複数の金属製の箔材10a、10a…が、回転電機の回転軸方向Zに沿って積層された積層体であり、各ティース部12には、周方向θに隣り合うティース部12に対向した一対の側壁面12a、12aが形成されている。つまり、一対の側壁面12a、12aは、箔材10a、10a…が積層した積層面となっている。ステータコア10を構成する金属製の箔材10a、10a…は、軟磁性材料からなり、厚さが0.1mm以下である。なお、ステータコア10を構成する箔材10aは、電磁鋼板をさらに圧延した箔であってもよく、厚さも適宜設定できるものである。
また、ステータコア10の各ティース部12、12…には、一対の側壁面12a、12aと直交する外壁面12b、12bが形成されている。なお、外壁面12b、12bは、回転電機の回転軸方向Zの最も外側に配置された各箔材10a、10aにより形成される表面である。各ティース部12は、半径方向に突出する先端面12cは、平坦面あるいは凹湾曲面に形成され、図示していないロータに対向する面となっている。ステータ1は、ステータコア10の複数のティース部12、12…間の空間(スロット)に、分布巻で形成される後述のコイル13を備えている。
ステータコア10の円環状のヨーク部11には、取り付け用のボス11aが外周側に突出して設けられている。ボス11aは外周の3カ所に形成され、各ボス11aには、例えばケーシング(図示せず)にステータコア10を固定するためのボルトを挿通する貫通孔11bが形成されている。
ステータコア10の各ティース部12は、図2に示すように、積層された金属製の箔材10a、10a…により、厚さT1に設定されている。ティース部12は、周方向θの幅W1を有し、ステータコア10のヨーク部11より中心方向(径方向R)に、突出長さL1で延在している。
図3~6等に示すように、ステータ1は、各ティース部12に、一対の絶縁性の補強部材14、14を備えている。一対の補強部材14、14は、各ティース部12とヨーク部11の一部をわたすように、一対の側壁面12a、12aを露出させた状態で、各ティース部12を、回転軸方向Zから挟み込んでいる。
すなわち、ステータコア10の各ティース部12には、回転軸方向(積層方向)Zの各外壁面12bに、一対の補強部材14が配置され、配置された一対の補強部材14、14は各ティース部12を回転軸方向Zから挟持している。一対の補強部材14、14は、各ティース部12の外壁面12b、12bに沿って延在し、側壁面12a、12aは、積層された箔材10a、10a…がむき出しの状態で、露出している。
一対の補強部材14、14は、各ティース部12を両側から挟み込んで、ヨーク部11から径方向(中心方向)Rに片持ち梁状に延在する各ティース部12の箔材10a、10a…が自重で垂れ下がるのを防止する芯材としての機能を有している。このため、補強部材14は、ステータコア10を構成する金属製の箔材10aより剛性が高く、例えば、箔材10aよりも肉厚が厚い合成樹脂からなる。例えば、合成樹脂は、熱硬化性樹脂であることが好ましい。
より具体的には、補強部材14は、その厚さが0.1~1mmであり、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、または不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂からなる板状部材である。補強部材14に熱硬化性樹脂を用いることで、例えば、ステータ1を回転電機に適用した場合、コイル13への通電時に、コイル13等が発熱したとしても、この発熱により加熱された補強部材14が軟化することなく、その剛性を維持することができる。
さらに、図3に示すように、補強部材14の径方向Rに向かう長さL2は、各ティース部12の突出長さL1より大きく設定され、補強部材14の長さL2はステータコア10のヨーク部11の中央近傍まで至る長さとなっている。このように、補強部材14は、各ティース部12とヨーク部11の一部をわたすような長さL2に設定されている。
また、補強部材14は、少なくともコイル13の巻線13aが配置される位置において、ティース部12の側壁面12aから突出している。すなわち、補強部材14の幅W2は、各ティース部12の幅W1より僅かに大きく設定されている。具体的にはW1に対してW2は0.2~0.3mm程度大きく設定されている。なお、補強部材14が側壁面12aから突出している突出量(長さ)は、補強部材14の厚さよりも小さい。
補強部材14は、少なくともコイル13の巻線13aが配置される位置において、ティース部12の側壁面12aから突出しているため、コイル13の形成時または回転電機の使用時に、コイル13の巻線13aに作用する力を、補強部材で受けることができる。この結果、巻線13aからの力により、ティース部12を構成する箔材10aの損傷を回避することができる。
ティース部12の先端面12cは、回転子であるロータ(図示せず)と対向する面となるため、先端面12cとロータとの間隔が小さい方がモータの効率を高めることができる。したがって、図3に示すように、各補強部材14は、ティース部12の先端面12cから突出せず、それよりも内側に配置されていることが好ましい。
本実施形態のステータ1は、一対の補強部材14、14を各ティース部12に固定する固定部材15を備えている。固定部材15は、一対の補強部材14、14とともに各ティース部12を周回するように配置されている。固定部材15は、絶縁性を有した材料であり、例えば、ゴムなどの弾性材料または熱収縮性を有した合成樹脂からなる。本実施形態では、固定部材15は、管状の部材であり、固定部材15の内部空間には、ティース部12が内挿されている(図6参照)。また、補強部材14、14を各ティース部12に固定することができるのであれば、固定部材15は、リング状であってもよい。
例えば、固定部材15が、加熱することにより収縮する熱収縮性を有した合成樹脂からなる場合、合成樹脂に、ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン等を挙げることができる。このような場合、図5に示すように、熱収縮性を有した合成樹脂からなるチューブ15Aを準備し、チューブ15Aの内部空間15aに、ステータコア10のティース部12を、一対の補強部材14、14と共に内挿した状態で、チューブ15Aを加熱することでチューブ15Aを収縮させる。これにより、一対の補強部材14、14とティース部12を周回するように、固定部材15を、一対の補強部材14、14とティース部12に密着させることができる。
このような結果、ティース部12を構成する複数の金属製の箔材10a、10a…は密着された積層体として一体化し、さらにこの積層体を挟み込むように積層体に補強部材14、14が一体化される。これにより、各箔材10a、10a…の自重による、ティース部12の先端部の垂れ下がりを防止することができる。なお、固定部材15は、各ティース部12および一対の補強部材14、14の表面に密着した後も、熱収縮性を有する。このため、回転電機の使用時に、固定部材15が加熱されたとしても、固定部材15が収縮するので、ティース部12と一対の補強部材14、14との固定を維持することができる。
一方、固定部材15がゴムなどの弾性材料からなる場合、弾性材料として、フッ素系ゴム、シリコーンゴムなどを挙げることがきる。このような場合であっても、上述したティース部12の先端部の垂れ下がりを防止することができる。これに加えて、回転電機の使用時のティース部12の熱膨張および熱収縮に、固定部材15が弾性変形することにより追従するので、各ティース部12に一対の補強部材14、14をさらに安定して固定することができる。
前記したコイル13は、固定部材15で一対の補強部材14,14とともに固定された複数のティース部12、12…に、分布巻により巻回されている。図4に示す、コイル13の巻線13aは、束状の巻線である。コイル13は例えば平角導線などの巻線13aを各ティース部12に巻回して形成されている。コイル13の巻線13aは、隣接するティース部12を飛ばして、例えば2つ先のティース部12に分布巻(具体的には波巻)で配置されている。本実施形態では、コイル13は、例えばu相、v相、w相の3相のコイルで形成されている。
上述した如く、本実施形態の回転電機用ステータ1は、軟磁性材料からなる箔材10aが複数枚積層された積層体をステータコア10として備え、ステータコア10の各ティース部12は、円環状のヨーク部11より内径側に延在して形成される。このため、各ティース部12は、ヨーク部11から突出した片持ち梁状に形成される。
そこで、本実施形態では、一対の補強部材14、14は、各ティース部12とヨーク部11の一部をわたすように、一対の側壁面12a、12aを露出させた状態で各ティース部12を、回転軸方向Zの両側から挟み込んでいる。この状態で、固定部材15が、一対の補強部材14、14とともにティース部12を周回するように、一対の補強部材14、14をティース部12に固定している。このような結果、各ティース部12は、一対の補強部材14、14により固定され、各ティース部12の先端部が自重で垂れ下がることを抑えることができる。
また、一対の補強部材14、14は、各ティース部12の一対の側壁面12a、12aを露出させた状態で、回転軸方向Zの両側から、各ティース部12を挟み込んでいる。このため、巻線13aが配置される各ティース部12の間の空間(すなわち、スロットの空間)を、これまで通り確保することができる。このような結果、分布巻により形成されたコイル13の占積率を確保し、回転電機の効率を維持することができる。なお、固定部材15は、絶縁性を有するので、箔材10a、10a同士は固定部材15を介して導通することはない。したがって、箔材10a、10aを積層することによるステータコア10の磁気特性をこれまで通り確保することができる。
〔変形例〕
本実施形態では、図5に示すように、補強部材14をティース部12毎に設けたが、例えば、図7および図8の変形例に示す形状の補強部材24であってもよい。具体的には、この変形例では、一対の補強部材24、24は、ヨーク部11に沿って形成された環状部24aと、環状部24aから各ティース部12に向かって延在した補強部24bとを備える。補強部材24は、前記の実施形態と同様に、絶縁性を有した合成樹脂で形成されており、箔材10aより厚さが厚い。
一対の補強部材24、24の環状部24a、24aは、ヨーク部11を回転軸方向Zの両側から挟み込むように配置され、一対の環状部24aから延在した補強部24bは、各ティース部12を回転軸方向Zの両側から挟み込むように配置されている。この状態で、固定部材15が、一対の補強部材24、24とともに各ティース部12を周回するように、補強部材24を各ティース部12に固定する。
この変形例でも、一対の補強部材24、24が、各ティース部12とヨーク部11の一部をわたすように、各ティース部12を、回転軸方向Zの両側から挟み込んで配置されるため、ステータコア10を構成する箔材10a、10a…は補強される。したがって、上述した実施形態と同様に、片持ち梁状の各ティース部12の自重による垂れ下がりは確実に防止される。
また、各補強部24bは、環状部24aに一体的に形成されているので、各補強部24bをティース部12に安定して固定することができる。さらに、回転電機用ステータ1を製造する際に、各補強部24bを各ティース部12に一度に配置することができるため、作業効率を高めることができる。
さらに、本実施形態では、図6に示すように、ティース部12の先端部から根元部までを覆うように、チューブ状の固定部材15を配置したが、例えば、図9に示す変形例のように、リング状の固定部材25を配置してもよい。具体的には、固定部材25は、リング状であり、複数のティース部12の先端部12dと根元部12eの少なくとも両方に配置されている。
この変形例では、上述した実施形態に係る分布巻で形成されたコイル13の巻線13aは、固定部材15が配置されていない部位12fに配置されることが好ましい。これにより、コイル13の巻線13aを固定部材15が配置されていない部位12fに設けられるため、ティース部12に巻回されるコイル13の占積率の低下を防止することができる。
以下に本発明に係る実施例を説明する。
〔実施例1〕
図1に示す回転電機用ステータを作成した。具体的には、厚さ0.025mmの軟磁性材料(液体急冷法で作製する、例えばFeが80%以上のFe系合金)からなる箔材を800枚積層して積層体を形成し、この積層体に対して、厚さ1mm以下の絶縁材料(不飽和ポリエステル樹脂)からなる一対の補強部材で、積層体であるステータコアの各ティース部を挟み込んだ。この状態で、チューブ状の絶縁材料(ポリ塩化ビニル)からなる固定部材が、一対の補強部材とともに各ティース部を周回するように、一対の補強部材を各ティース部に固定した。次に、このステータコアに対して、絶縁被膜が形成された導線を分布巻(波巻)で巻回し、コイルを形成し、回転電機用ステータを作製した。
〔比較例1〕
実施例1と同様に回転電機用ステータを作製した。実施例1と相違する点は、補強部材を設けずに、固定部材をティース部に周回させたステータコアに、コイルを形成した点である。しかしながら、比較例1の場合には、ステータコアのティース部の先端部が自重により垂れ下がってしまい、ステータコアの形状を保つことができなかった。
〔比較例2〕
実施例1と同様にステータコアを作製した、実施例1と相違する点は、補強部材と固定部材とを設けずに、積層体を、溶融樹脂が収容された槽に浸漬し、この槽内に内圧を加えることにより、積層体の箔材間に樹脂を含浸した点である。
<モータの損失試験とその結果>
実施例1および比較例2のステータを回転電機であるモータに組み込んで、モータの損失特性を実測した。この結果を、図10に示す。図10では、実施例1のモータの損失を1として、比較例2のモータ損失を損失割合として示した。図10に示すように、実施例1のモータの損失割合、比較例2のものよりも低かった。これは、比較例2では、積層体の箔材間に樹脂を含浸した際の圧力により、箔材の材料に応力が導入されたからであると考えられる。
〔実施例2〕
実施例1のステータに相当するモデルを作成し、モータに搭載した際、モータの回転数9000rpmにおける、モータの損失を解析ソフト(JMAG-Designer)を用いて解析した。この結果を図11に示す。図11では、実施例2のモータの損失を1とした。
〔比較例3〕
実施例2と同じようにして、モータの損失の解析を行った。比較例3が、実施例1と相違する点は、ティース部の側壁面にも、その外壁面の補強部材と同じ厚さの補強部材を配置した点である。この結果を図11に示す。
<解析結果と考察>
図11に示すように、実施例2のモータの損失割合が、比較例3のものよりも低かった。これは、実施例2の場合、ティース部間のコイルの占積率は、60%であり、比較例3の場合、ティース部の側壁面に配置された補強部材により、ティース部間のコイルの占積率が、54%であり、比較例3のコイルの占積率が、実施例2のものよりも低いからである。この結果、比較例3では、実施例2に比べて、同じモータの出力に対して、コイルに通電すべき電流をより多く流す必要があり、モータの損失が大きくなったと考えられる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
例えば、本実施形態では、補強部材が、コイルの巻線が配置される位置において、ティース部の側壁面から突出していたが、例えば、補強部材の端部が側壁面に一致していてもよい。
1:ステータ、10:ステータコア、11:ヨーク部、10a:金属製の箔材(箔材)、12:複数のティース部、12a:側壁面、12b:外壁面、13:コイル、14:補強部材、15:固定部材

Claims (5)

  1. 円環状のヨーク部と、前記ヨーク部の内周面から前記ヨーク部の内径側に延在し、前記ヨーク部の周方向に間隔をあけて配列された複数のティース部と、が形成されたステータコアを備えた回転電機用ステータであって、
    前記ステータコアは、前記回転電機の回転軸方向に、軟磁性材料からなる箔材が複数枚積層された積層体であり、
    前記各ティース部には、前記周方向に隣り合うティース部に対向した一対の側壁面が形成されており、
    前記ステータは、前記各ティース部と前記ヨーク部の一部をわたすように、前記一対の側壁面を露出させた状態で、前記各ティース部を前記回転軸方向の両側から挟み込む一対の絶縁性の補強部材と、
    前記一対の補強部材とともに前記各ティース部を周回するように、前記一対の補強部材を前記各ティース部に固定する絶縁性の固定部材と、
    前記固定部材で固定された前記複数のティース部に、分布巻により形成されたコイルと、を備え
    前記補強部材は、板状であり、前記固定部材は、リング状または管状であり、
    前記固定部材を、熱収縮性を有した合成樹脂とすることにより、前記固定部材の内部空間に、前記ティース部が内挿された状態で、前記固定部材と前記一対の補強部材とが密着していることを特徴とする回転電機用ステータ。
  2. 円環状のヨーク部と、前記ヨーク部の内周面から前記ヨーク部の内径側に延在し、前記ヨーク部の周方向に間隔をあけて配列された複数のティース部と、が形成されたステータコアを備えた回転電機用ステータであって、
    前記ステータコアは、前記回転電機の回転軸方向に、軟磁性材料からなる箔材が複数枚積層された積層体であり、
    前記各ティース部には、前記周方向に隣り合うティース部に対向した一対の側壁面が形成されており、
    前記ステータは、前記各ティース部と前記ヨーク部の一部をわたすように、前記一対の側壁面を露出させた状態で、前記各ティース部を前記回転軸方向の両側から挟み込む一対の絶縁性の補強部材と、
    前記一対の補強部材とともに前記各ティース部を周回するように、前記一対の補強部材を前記各ティース部に固定する絶縁性の固定部材と、
    前記固定部材で固定された前記複数のティース部に、分布巻により形成されたコイルと、を備え
    前記補強部材は、板状であり、前記固定部材は、リング状または管状であり、
    前記固定部材を、弾性材料とすることにより、前記固定部材の内部空間に、前記ティース部が内挿された状態で、前記回転電機の使用時の前記ティース部の熱膨張および熱収縮に、前記固定部材が弾性変形して追従するように、前記固定部材で、前記ティース部と前記一対の補強部材とが固定されていることを特徴とする回転電機用ステータ。
  3. 前記補強部材は、前記ヨーク部に沿って形成された環状部と、前記環状部から前記各ティース部に向かって延在した補強部と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の回転電機用ステータ。
  4. 前記補強部材は、少なくとも前記コイルの巻線が配置される位置において、前記ティース部の側壁面から突出していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機用ステータ。
  5. 前記固定部材はリング状であり、前記複数のティース部の先端部と根元部の少なくとも一方に配置され、前記コイルの巻線は、前記固定部材が配置されていない部位に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機用ステータ。
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