JP7020130B2 - 車両制御装置、方法、およびプログラム - Google Patents

車両制御装置、方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7020130B2
JP7020130B2 JP2018005924A JP2018005924A JP7020130B2 JP 7020130 B2 JP7020130 B2 JP 7020130B2 JP 2018005924 A JP2018005924 A JP 2018005924A JP 2018005924 A JP2018005924 A JP 2018005924A JP 7020130 B2 JP7020130 B2 JP 7020130B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
preceding vehicle
lane
adjacent preceding
locus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018005924A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019123402A (ja
Inventor
純 小澤
みなみ 佐藤
真一 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018005924A priority Critical patent/JP7020130B2/ja
Priority to US16/236,701 priority patent/US11377145B2/en
Priority to CN201910040460.XA priority patent/CN110040135B/zh
Publication of JP2019123402A publication Critical patent/JP2019123402A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7020130B2 publication Critical patent/JP7020130B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/001Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits the torque NOT being among the input parameters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W30/00Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units
    • B60W30/10Path keeping
    • B60W30/12Lane keeping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
    • B62D15/02Steering position indicators ; Steering position determination; Steering aids
    • B62D15/025Active steering aids, e.g. helping the driver by actively influencing the steering system after environment evaluation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/002Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits computing target steering angles for front or rear wheels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Description

本発明は、車両制御装置方法、およびプログラムに関する。
特許文献1には、設定された目標走行軌跡に車両を追従させる車線追従装置において、自車線の外に存在する車線外障害物の検出に基づき、車線外障害物が自車両とすれ違う場合に、目標走行軌跡を、車線外障害物のない方向にずらす補正をすることが開示されている。例えば、隣接する車線を走行している隣接先行車と自車両がすれ違う時には、隣接先行車から遠ざかるようにわずかに膨らむ目標走行軌跡への補正がなされる。
特開2001-048036
特許文献1において、自車線の隣接車線を走行する隣接先行車の更に隣接する領域に車両や立体物等の物標が存在するとき、隣接先行車が該物標を避けるように自車線側へ膨らむように走行することがある。このような場合において、自車両の車線追従装置は、隣接先行車が膨らむように走行したことを検知して自車両の目標走行軌跡の補正を行うが、隣接先行車が膨らむように走行した後でないと自車両の目標走行軌跡の補正ができないため、自車両の乗員は目標走行軌跡への反映タイミングを遅く感じ、不安を感じるおそれがあった。
本発明は、車線外障害物に対して従来よりも早いタイミングで自車両の目標走行軌跡を補正することができる車両制御装置を提供することを目的とする。
本発明の第1態様は、自車両を目標走行軌跡に沿って走行させることが可能な車両制御装置であって、前記自車両が走行する車線の隣接車線を走行する隣接先行車を検出する検出部と、前記隣接先行車が走行する車線の前記自車両が走行する車線とは反対側の車線の環境情報を取得する環境情報取得部と、前記環境情報取得部で取得した前記環境情報に基づいて、前記自車両が走行する車線の車線幅内で前記隣接先行車から横に遠ざかる前記自車両の目標走行軌跡を生成する目標走行軌跡生成部と、を備える。前記環境情報は、前記反対側の車線上に存在する車両として特定された車両である他の先行車両を含む。
前記自車両が走行する車線、前記隣接先行車が走行する車線、及び、前記反対側の車線は、本線車道に含まれる。
本発明の第2態様では第1態様において、前記環境情報に基づいて、前記隣接先行車が前記自車両とすれ違う際の前記隣接先行車の横位置を予測する予測部と、前記自車両が走行する車線の幅方向中央に沿った中央軌跡を目標走行軌跡として取得する軌跡取得部と、をさらに備え、前記反対側の車線上に前記他の先行車両が存在するとき、前記目標走行軌跡生成部は、前記隣接先行車の側に位置する前記他の先行車両の端からの所定距離と前記隣接先行車の車幅とに基づいて前記予測部によって予測された前記隣接先行車の横位置と、前記軌跡取得部で取得した前記自車両の目標走行軌跡との幅間隔が所定値未満である場合に、前記隣接先行車から横に遠ざかる方向に前記自車両の目標走行軌跡を補正する。
本発明の第3態様では第態様において、前記自車両が走行する車線の幅方向中央に沿った中央軌跡を目標走行軌跡として取得する軌跡取得部をさらに備え、前記目標走行軌跡生成部は、前記環境情報に基づいて、前記軌跡取得部で取得した前記中央軌跡を補正する。
本発明の第4態様では第1又は第3態様において、前記環境情報に基づいて、前記隣接先行車が前記自車両とすれ違う際の前記隣接先行車の横位置を予測する予測部をさらに備え、前記目標走行軌跡生成部は、前記予測部で予測した前記隣接先行車の横位置に基づいて、前記自車両の目標走行軌跡を生成する。
本発明の第態様では第態様において、前記環境情報取得部で取得した前記環境情報の種別を判定する種別判定部をさらに備え、前記予測部は前記種別に基づいて前記横位置を予測する。
本発明の第態様では第1態様において、前記自車両が走行する車線の幅方向中央に沿った中央軌跡を目標走行軌跡として取得する軌跡取得部と、前記環境情報に基づいて、前記隣接先行車が前記自車両とすれ違う際の前記隣接先行車の横位置を予測する予測部と、前記環境情報取得部で取得した前記環境情報の種別を判定する種別判定部と、をさらに備え、前記目標走行軌跡生成部は、前記予測部で予測した前記隣接先行車の横位置と、前記軌跡取得部で取得した前記自車両の目標走行軌跡との幅間隔が所定値未満である場合に、前記種別に応じて前記自車両の目標軌跡の変曲点の位置を可変とすることで、前記隣接先行車から横に遠ざかる走行制御の操舵開始時期が可変となるように前記目標走行軌跡を補正する。
また、本発明の他の態様は、自車両を目標走行軌跡に沿って走行させる方法であって、前記自車両が走行する車線の隣接車線を走行する隣接先行車を検出し、前記隣接先行車が走行する車線の前記自車両が走行する車線とは反対側の車線の環境情報を取得し、前記環境情報に基づいて、前記自車両が走行する車線の車線幅内で前記隣接先行車から横に遠ざかる前記自車両の目標走行軌跡を生成する。前記環境情報は、前記反対側の車線上に存在する車両として特定された車両である他の先行車両を含む。前記自車両が走行する車線、前記隣接先行車が走行する車線、及び、前記反対側の車線は、本線車道に含まれる。
また、本発明のさらに他の態様は、自車両を目標走行軌跡に沿って走行させることをコンピュータに実行させるプログラムであって、前記自車両が走行する車線の隣接車線を走行する隣接先行車を検出する処理と、前記隣接先行車が走行する車線の前記自車両が走行する車線とは反対側の車線の環境情報を取得する処理と、前記環境情報に基づいて、前記自車両が走行する車線の車線幅内で前記隣接先行車から横に遠ざかる前記自車両の目標走行軌跡を生成する処理と、を前記コンピュータに実行させる。前記環境情報は、前記反対側の車線上に存在する車両として特定された車両である他の先行車両を含む。前記自車両が走行する車線、前記隣接先行車が走行する車線、及び、前記反対側の車線は、本線車道に含まれる。
本発明によれば、隣接先行車が自車両側へ膨らむような走行を行う前から自車両の目標走行軌跡の補正を行い、乗員が不安を感じることを抑制することができる。
本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における自車両30と隣接先行車31と環境情報とを含む状況種別を示す俯瞰図である。 本発明の第1実施形態の状況種別Bにおける、基準位置である他車両端と、隣接先行車走行マージンと、隣接先行車31の車幅と、隣接先行車予測横位置と、自車走行マージンとの関係を示す俯瞰図である。 本発明の第1実施形態における各状況種別に対応する基準位置と隣接先行車予測横位置の一例を示す表である。 本発明の第1実施形態の車両制御装置1で行われる、自車両30の目標走行軌跡の補正に係る一連の処理を表すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における並走領域の進行方向の長さと、それに対応する並走領域の幅との関係の一例を示す表である。 本発明の第3実施形態における、状況種別と、隣接先行車である隣接先行車31の車速と、隣接先行車走行マージンとの関係の一例を示した表である 本発明の第4実施形態において、自車両30が隣接先行車31を追い抜く状況において、通常の変曲点位置と、早めの変曲点位置との関係を示す図である。 本発明の第4実施形態における、状況種別と変曲点位置の対応関係の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1実施形態](自車マージン一定、並走車両マージン可変)
図1は、自車両30に搭載される本発明の第1実施形態の車両制御装置1を搭載した自車両30の構成を示すブロック図である。図1に示す自車両30は、車両制御装置1と、車両制御装置1に接続される外界センサ2、地図データベース3、GPSユニット4、内界センサ5、およびアクチュエータ14とを備えている。また、車両制御装置1には機能的構成として検出部6、環境情報取得部7、軌跡取得部8、マージン設定部9、状況種別判定部10、予測部11、軌跡補正要否判定部12、目標走行軌跡生成部13とを備えている。
図2では、自車両30と、隣接車線を走行する隣接先行車31と、周辺の道路白線、道路境界、立体物、他車両等を含む周辺環境とを含む4つの状況種別の俯瞰図を示している。以下では、第1実施形態の車両制御装置1の構成を、ここで示す自車両30、隣接先行車31を例に挙げながら説明する。また、図2で示す4つの状況種別については、後程さらに詳しく説明する。車線とは、白線、区画線、立体物等によって区画される、車両が走行可能な領域である。
車両制御装置1は、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]、CAN[Controller Area Network]通信回路等を有する電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)である。
外界センサ2は、自車両30や隣接先行車31の周辺環境を検出するためのセンサである。周辺環境とは、自車両30や隣接先行車31周辺の道路白線、路面標識、ガードレール、ポール等を含む道路構造や、他車両、歩行者等を含む動的物標や、建物や看板等を含む静的物標等の位置や形状、速度等の情報である。外界センサ2は、例えば、カメラ、ミリ波レーダ、LIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)等であり、検出した情報を車両制御装置1に送信する。外界センサ2としては、自車両30に搭載される各種センサを用いる他、車両制御装置1と通信可能に接続されていれば、隣接先行車31や道路設備側に搭載される各種センサを用いてもよい。自車両30に搭載されないセンサとして隣接先行車31に搭載されるセンサを用いる場合は車車間(V2V)通信、道路設備側のセンサを用いる場合は路車間(V2X)通信を用いることで車両制御装置1と通信可能に接続される。
地図データベース3は、道路ネットワーク情報、道路形状情報、車線情報、静的障害物情報等を含む地図を格納するデータベースであり、車両制御装置1からアクセス可能に記憶媒体に記憶されている。例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶媒体に記憶されている。地図データベース3は、車両制御装置1からアクセス可能であれば記憶場所は特に限定されず、自車両30に搭載されてもよいし、自車両30に搭載されない外部サーバに記憶されていてもよい。外部サーバを用いる場合は、路車間通信やLTEなどの移動端末通信網を用いて車両制御装置1からアクセスすればよい。
GPSユニット4は、GPS(Global Positioning System)衛星から受信する電波に基づいて、自車両30の現在位置情報を取得することができる。
内界センサ5は、自車両30に搭載され自車両30の現在の走行状態に関する情報を取得する。内界センサ5は、例えば車輪速センサ、加速度センサ、ヨーレートセンサ、コンパス等である。
次に、車両制御装置1の機能的構成について説明する。
検出部6は、外界センサ2から受信する信号に基づいて、自車両30が走行する車線に隣接する車線を走行する隣接先行車31を検出し、隣接先行車31の位置、形状、大きさ、車幅等の情報を取得する。
環境情報取得部7は、検出部6で検出した隣接先行車31の並走領域内の環境情報を取得する。並走領域とは、隣接先行車31の、自車両30とは左右反対側に、所定の長さおよび幅を持ち、隣接先行車31が走行する車線に隣接する領域である。環境情報取得部7は、外界センサ2から得られる情報に基づき、隣接先行車31の並走領域内に存在する道路白線、路面標識、ガードレール、ポール等を含む道路構造や、他車両、歩行者等を含む動的物標や、建物や看板等を含む静的物標等の位置や形状、速度等の情報を取得する。また、環境情報取得部7は、GPSユニット4で取得した自車両30の現在位置に基づいて地図データベース3を参照し、地図情報から隣接先行車31の並走領域内の環境情報を取得してもよい。また、環境情報取得部7は、並走領域に限られず、取得可能な範囲すべての環境情報を取得してもよい。
軌跡取得部8は、自車両30の目標走行軌跡を取得する。本実施例では、外界センサ2から受信する信号に基づく自車両30周辺の物標情報と、内界センサ5から受信する信号に基づく自車両30の現在の走行状態と、GPSユニット4および地図データベース3から受信する信号に基づいて取得する自車両30が走行する道路の道路形状等に基づき、隣接先行車31とすれ違うと予測される時点を含む自車両30の目標走行軌跡を生成する。また、内界センサ5から受信する信号やドライバによる操舵操作、ペダル操作に基づいて自車両30の走行軌跡を予測することで自車両30の目標走行軌跡を取得してもよい。さらに、地図情報と自車両30の現在位置に基づいて、道なりに走行する仮定の下、現在走行中の車線中央に沿った軌跡を自車両30の目標走行軌跡として取得してもよい。
マージン設定部9は、後程説明する軌跡補正要否判定部12の判定に用いる自車走行マージンを設定する。マージン設定部9は、軌跡取得部8で取得した自車両30の走行軌跡から、自車両30が隣接先行車31の横をすれ違う際の自車両30の横位置を取得し、隣接先行車31が現時点での走行軌跡を続けると仮定した場合の自車両30と隣接先行車31との横距離を予測した値を自車走行マージンとして設定する。また、自車走行マージンは予め定められた一定値であってもよい。
状況種別判定部10は、検出部6と環境情報取得部7とから受信する信号に基づき、自車両30と隣接車線を走行する隣接先行車31と、並走領域の環境情報とを含む状況の種別を判定する。本実施形態において、状況種別判定部10は図2に示す4つの種別に分けて現在の状況を判定する。以下に、図2に示す各状況種別について説明する。
(状況種別A)
まず、図2左上に示す状況種別Aでは、自車両30が走行する車線の左側に隣接する車線において、自車両30よりも先行して走行する隣接先行車31が存在する。状況種別Aにおいては、隣接先行車31からさらに自車両30から離れる位置に隣接する車線(隣接先行車31の左側車線)が存在する。隣接先行車31の左側の並走領域内に他車両は存在しない。
(状況種別B)
図2右上に示す状況種別Bでは、上述の状況種別Aと同様に自車両30が走行する車線の左側に隣接する車線において、自車両30よりも先行して走行する隣接先行車31が存在し、隣接先行車31の左側車線が存在する。しかし、状況種別Bでは、隣接先行車31の左側車線の、並走領域内に他車両32が存在する。
(状況種別C)
図2左下に示す状況種別Cでは、上述の状況種別Aと同様に、自車両30が走行する車線の左側に隣接する車線において、自車両30よりも先行して走行する隣接先行車31が存在する。しかし、状況種別Cでは、隣接先行車31の左側は非車道となっている。また、隣接先行車31の左側にある非車道の並走領域内に建築物、歩行者等の立体物は存在しない。
(状況種別D)
図2右下に示す状況種別Dでは、上述の状況種別Cと同様に、自車両30が走行する車線の左側に隣接する車線において、自車両30よりも先行して走行する隣接先行車31が存在し、隣接先行車31の左側は非車道となっている。しかし、隣接先行車31の左側にある非車道の並走領域内には建築物、歩行者等の立体物が存在する。
以上に説明した各状況種別に対して、隣接先行車31は自車両30が走行している方向へ膨らんだ軌跡に沿って走行することがある。また、状況種別によって軌跡の膨らみ度合が異なることがある。本実施形態の車両制御装置1は隣接先行車31に対して自車両30が近付き過ぎないよう、隣接先行車31から遠ざかる方向へ目標走行軌跡を補正する。以下に、状況種別に応じて適切な軌跡補正を行うための構成について説明する。
予測部11は、状況種別判定部10の判定結果に基づいて、隣接先行車31が、自車両30とすれ違う際の横位置(隣接先行車予測横位置)を予測する。予測部11では、以下に説明する通り、各状況種別に対応する基準位置と隣接先行車走行マージンと隣接先行車31の車幅とに基づいて隣接先行車予測横位置を予測する。これによって、軌跡取得部8で予測した自車走行軌跡の左端から、隣接先行車予測横位置までの距離を求めることができる。自車走行軌跡の左端から隣接先行車予測横位置までの距離が、隣接先行車31と自車両30とがすれ違う際に予測される横方向の間隔である。
図3および4を参照しながら、状況種別に応じた隣接先行車予測横位置の定め方の一例を説明する。図3は、図2で示した状況種別Bにおける、基準位置と、隣接先行車走行マージンと、隣接先行車31の車幅と、隣接先行車予測横位置と、自車走行マージンとの関係を示す俯瞰図である。
図3の例において、隣接先行車予測横位置は、隣接先行車31の隣接車線を走行する他車両32の右側端の位置を基準位置として、基準位置から所定距離の隣接先行車走行マージンと、隣接先行車31の車幅とを道路の横に足した位置として求められる。それぞれの状況種別に対する基準位置と隣接先行車走行マージンとは図4に示す例のように、予め定められている。
図4は、各状況種別に対応する基準位置と隣接先行車予測横位置の一例を示す表である。図3で説明した状況種別B以外の状況種別についても、基準位置から隣接先行車走行マージンと隣接先行車31の車幅とを道路の右方向へ足した位置として、隣接先行車予測横位置を求める。
(状況種別A)状況種別Aでは、基準位置は隣接先行車31左側の区画線端であり、隣接先行車走行マージンは0.5mである。
(状況種別B)状況種別Bでは、基準位置は他車両端、すなわち他車両32の右側端である。隣接先行車走行マージンは1.8mである。
(状況種別C)状況種別Cでは、基準位置は隣接先行車31左側の区画線端であり、隣接先行車走行マージンは0.75mである。
(状況種別D)状況種別Dでは、基準位置は隣接先行車側方立体物端、すなわち隣接先行車31左側の立体物の右端である。隣接先行車走行マージンは1.5mである。
以下では、状況種別に応じた制御に関わる車両制御装置1の機能的構成について説明する。
軌跡補正要否判定部12は、軌跡取得部8で自車両の目標走行軌跡と、マージン設定部9で設定した自車両走行マージンと、予測部11で予測した隣接先行車予測横位置とに基づいて、自車両30の目標走行軌跡の補正要否を判定する。自車走行軌跡と隣接先行車予測横位置との横方向の間隔が自車両走行マージン未満である場合は、隣接先行車31から遠ざかる方向に自車両30の走行軌跡を補正する必要があると判定する。
目標走行軌跡生成部13は、隣接先行車31が存在する場合、検出部6で検出した隣接先行車31から横に遠ざかるように自車両30の目標走行軌跡を補正可能であり、この場合、環境情報取得部7で取得した環境情報に基づいて隣接先行車31の横を走行する際の自車両30の横の目標走行位置を設定し、この目標走行位置を自車両30が走行するように自車両30の目標走行軌跡を補正する。ここで、目標走行軌跡生成部13は、軌跡補正要否判定部12の判定結果に基づいて自車両30の目標走行軌跡を補正する。軌跡補正要否判定部12で自車両30の目標走行軌跡の補正要と判定されれば、目標走行軌跡生成部13は、現在の目標走行軌跡よりも隣接先行車31から遠ざかる方向に膨らんだ軌跡に補正する。この際、補正された軌跡の元の目標走行軌跡からの膨らみ幅は予め定められた一定値に基づいて設定されてもよく、横間隔と自車両走行マージンとの差に基づいて可変に定められてもよい。ただし、目標走行軌跡は外界センサ2や、GPSユニット4および地図データベース3から得られる情報に基づき、他の物標、障害物、道路区画線等の位置と干渉しない範囲で定められる。
アクチュエータ14は、車両制御装置1から送信される信号に基づいて転舵を行う装置であり、例えばEPS(Electric Power Steering)装置が用いられる。アクチュエータ14は、転舵を行う駆動装置と、転舵角を計測する装置とを含み、フィードバック制御によって車両制御装置1で求められた目標走行軌跡に沿うように舵角制御される。
(フローチャート)
次に、車両制御装置1で行われる、自車両30の軌跡補正に係る一連の処理を図5のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS1において、軌跡取得部8によって自車両30の目標走行軌跡を取得する。
次に、ステップS2において、検出部6によって隣接先行車31を検出する。ここでは、隣接先行車の位置および車幅を取得する。
次に、ステップS3において、環境情報取得部7によって隣接先行車31の左側に設定される並走領域内の周辺環境に関する環境情報を取得する。
次に、ステップS4では、状況種別判定部10が、環境情報取得部7で取得した環境情報に基づき、隣接先行車31の並走領域が車道であるか否かを判定する。車道であると判定されない場合(S4:No)は、ステップS5へ移行する。一方、車道であると判定された場合(S4:Yes)は、ステップS6へ移行する。
ステップS5では、状況種別判定部10が、隣接先行車31の並走領域に立体物があるか否かを判定する。隣接先行車31の並走領域に立体物があると判定されない場合(S5:No)は、ステップS7へ移行し、状況種別=Cとする(S7)。一方、ステップS5において隣接先行車31の並走領域に立体物があると判定された場合(S5:Yes)は、ステップS8へ移行し、状況種別=Dとする(S8)。
ステップS6では、状況種別判定部10が、隣接先行車31の並走領域に隣接先行車隣接車両(他車両32)が存在するか否かを判定する。隣接先行車31の並走領域に他車両32が存在すると判定されない場合(S6:No)は、ステップS9へ移行し、状況種別=Aとする(S6)。一方、ステップS6において、隣接先行車31の並走領域に他車両32が存在すると判定された場合(S6:Yes)は、ステップS10へ移行し、状況種別=Bとする(S10)。
ステップS6~S10のいずれかで状況種別を判定した後、ステップS11へ移行する。ステップS11では、状況種別判定部10がステップS6~S10のいずれかにおいて状況種別を判定した後、予測部11は、状況種別に応じたパラメータとして隣接先行車走行マージンおよび基準位置を取得し、ステップS12へ移行する。
ステップS12では、予測部11はステップS11において反映された隣接先行車走行マージンと基準位置、およびステップS2で検出した隣接先行車31の車幅に基づいて隣接先行車31の横位置を予測し、ステップS13へと移行する。
ステップS13では、軌跡補正要否判定部12は、ステップS1で取得し目標走行軌跡とステップS12で求めた隣接先行車予測横位置との横方向の間隔が自車両走行マージン未満であるか否かを判定する。横方向の間隔が自車両走行マージン未満であると判定された場合(S13:Yes)は、ステップS14の処理へと移行する。一方、横間隔が自車両走行マージン未満であると判定されない場合(S13:No)は、車両制御装置1は一連の処理を終了する。
ステップS14では、目標走行軌跡生成部13が、自車両30の目標走行軌跡を補正し、両制御装置1は一連の処理を終了する。
以上に、第1実施形態について説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されない。上述した第1実施形態の説明における自車両30、隣接先行車31、他車両32、立体物等の位置は左右が逆であってもよい。また、隣接先行車走行マージンの値は、第1実施形態において例示した値以外であってもよい。
第1実施形態によれば、自車両が走行する車線の隣接車線を走行する隣接先行車の並走領域の環境情報に基づいて、自車両の目標走行軌跡が補正することで、環境情報に対して隣接先行車の挙動変化が生じる前から自車両の目標走行軌跡の補正ができる。また、状況種別によって変わる隣接先行車31の位置を予測し、的確な補正の要否判断と、自車両30が隣接先行車31から遠ざかるために適切な補正量を求めることができる。これによって、乗員の不安感を抑制することができる。
なお、以上の例では、4つの状況種別に対してそれぞれ対応する基準位置や隣接先行車走行マージンを参照した上で隣接先行車31の横位置を予測したが、状況種別は2以上あれば4つに限られない。また、外界センサ2の検出結果と既存の物体軌跡予測手法を用いて、予め用意された状況種別のデータベースを用いることなく隣接先行車予測横位置を算出してもよい。
また、以上の例では、状況種別判定部10および予測部11による隣接先行車31の横位置の予測に基づいて補正要否を判定し、補正要と判定された場合に自車両30の目標走行軌跡を補正したが、隣接先行車31の横位置の予測と、横位置予測に基づく補正要否判定を行わずに目標走行軌跡を補正してもよい。例えば、隣接先行車31の並走領域に物標が検出された場合は、隣接先行車31から遠ざかるように自車両30の目標走行軌跡を補正する構成であってもよい。ただし、この場合も目標走行軌跡は外界センサ2や、GPSユニット4および地図データベース3から得られる情報に基づき、他の物標、障害物、道路区画線等の位置と干渉しない範囲で補正される。
また、以上に説明した実施例では、軌跡取得部8で取得した車線中央に沿った軌跡を補正する構成となっているが、環境情報に基づいて目標走行軌跡生成部13で直接軌跡を生成する構成であってもよい。
[第2実施形態](並走領域可変)
次に、第2実施形態について説明する。以下においては、第1実施形態と異なる点を説明し、重複する説明は省略する。第2実施形態における第1実施形態との相違点は、環境情報取得部7は並走領域を可変に設定する点にある。環境情報取得部7がどのように並走領域を可変に設定するかを以下に説明する。
第2実施形態の環境情報取得部7は、隣接先行車31の車速に基づいて並走領域の進行方向の長さを設定する。第2実施形態においては、隣接先行車31の車速に規定秒数を乗することで並走領域の進行方向の長さを設定する。すなわち、並走領域の進行方向の長さは、隣接先行車が現在の車速を維持した場合に規定秒数の間に走行する距離である。規定秒数は任意に定めることができる。一例として、規定秒数は3秒から6秒の間に定められる。
また、環境情報取得部7は、隣接先行車31と自車両30との相対速度と規定秒数を乗することで並走領域の進行方向の長さを設定してもよい。
また、環境情報取得部7は、並走領域の進行方向の長さに応じて並走領域の横方向の長さ(幅)を可変に定める。図6は並走領域の進行方向の長さと、それに対応する並走領域の幅との関係の一例を表している。この例では、並走領域の長さが大きくなるのにつれ、幅も大きくなっている。また、並走領域の長さのみ可変で、幅は一定であるように設定するようにしてもよい。
[第3実施形態](隣接先行車走行マージン可変)
次に、第3実施形態について説明する。以下においては、第1実施形態と異なる点を説明し、重複する説明は省略する。第3実施形態における第1実施形態との相違点は、予測部11は可変の隣接先行車走行マージンに基づいて隣接先行車予測横位置を求める点にある。予測部11で用いる可変の隣接先行車走行マージンの求め方の例を以下に説明する。
図7は、図2に示した状況種別と、隣接先行車である隣接先行車31の車速と、隣接先行車走行マージンとの関係を示した表である。図7で示すように、隣接先行車の車速が大きくなるにしたがって、隣接先行車走行マージンも大きくなる関係にある。また、状況種別と隣接先行車走行マージンの大小との関係は、図4と同様であってもよい。予測部11は、図7に示されるように、隣接先行車である隣接先行車31の車速と、状況種別判定部10で判定した状況種別の判定結果とに基づいて、図7に示した対応関係に基づいて隣接先行車走行マージンを求める。そして、予測部11はこの隣接先行車走行マージンに基づいて前述したとおり隣接先行車予測横位置を予測する。
図7の例では、隣接先行車の車速と状況種別とに基づいて隣接先行車走行マージンを可変としたが、例えば状況種別Bや状況種別Dのように、隣接先行車である隣接先行車31の前方に他車両32や立体物が存在する場合、他車両32や立体物と隣接先行車31との相対速度に基づいて隣接先行車走行マージンを可変としてもよい。また、隣接先行車31と自車両30との相対車速、隣接先行車31のふらつき度、隣接先行車31の車両種別(乗用車、バス、トラック、トレーラ)、自車両30の車速、自車両30の車幅、等に基づいて同様に隣接先行車走行マージンを可変としてもよい。
第3実施形態によれば、隣接先行車の車速が高く、隣接先行車が取り得る走行マージンが大きくなると予測される場合に、適切な隣接先行車走行マージンを設定し、それに基づいて隣接先行車予測横位置を予測することで、隣接先行車の挙動に対して余裕を持った自車両の目標走行軌跡に補正をすることができる。
[第4実施形態](操舵開始時期可変)
次に、第4実施形態について説明する。以下においては、第1実施形態と異なる点を説明し、重複する説明は省略する。第4実施形態における第1実施形態との相違点は、目標走行軌跡生成部13が状況種別判定部10で判定した状況種別に応じて、自車両30の目標走行軌跡の変曲点の位置を可変とすることで、隣接先行車31から横に遠ざかる走行制御の操舵開始時期を可変とする点である。変曲点とは、自車両30の目標走行軌跡において、自車両30が隣接先行車31から横に遠ざかり始める地点のことを指す。状況種別に応じて目標走行軌跡の変曲点の位置、すなわち操舵開始時期を変える例を以下に説明する。
図8は、自車両30が隣接先行車31を追い抜く状況において、通常の位置の変曲点をもつ自車両30の補正後の目標走行軌跡と、現在位置により近い位置の変曲点を持つ自車両30の補正後の目標走行軌跡との関係を示している。破線で表される自車両30と隣接先行車31は、自車両30が軌跡補正要否を判定した時点における自車両30と隣接先行車31の位置を示す。実線で表される自車両30と隣接先行車31は、自車両30が隣接先行車31を追い抜くためにすれ違う時点における自車両30と隣接先行車31の位置を示す。この状況において、通常の変曲点は破線の自車両30の位置からx[m]先の地点であるが、第4実施形態によって操舵開始時期が早くなった場合の変曲点はそれよりも手前に位置する。操舵開始のトリガーとしては、隣接先行車と自車両との相対距離に限られず、TTC(Time to Collision)であってもよい。通常の変曲点(現在の自車両からx[m]の地点)は、自車両30と隣接先行車31との相対距離もしくはTTCが所定の基準値となる地点に設定される。
図9には、状況種別と変曲点位置の対応関係の一例を示している。図9の例では、状況種別Aにおいては通常通り図8で示した破線の自車両30の位置からx[m]先の変曲点で操舵を開始する目標走行軌跡となる。一方、状況種別B、C、Dに対しては、x[m]先の地点より手前の位置に変曲点を持つ目標走行軌跡となる。すなわち、この場合、通常の変曲点位置の所定の基準値よりも長めの相対距離、もしくはTTCを基準として、軌跡の変曲点が設定されるように目標走行軌跡が補正される。
第4実施形態によれば、状況種別に応じて早めの操舵開始を行うため、操舵開始からすれ違いまでの時間余裕を確保が可能であり、乗員が操舵制御に対して感じ得る違和感を低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく様々な形態で実施される。第2~第4実施形態において説明した追加の構成は、任意に組み合わせて実施されてもよい。
1…ECU、2…外界センサ、3…地図データベース、4…GPSユニット、5…内界センサ、6…検出部、7…環境情報取得部、8…軌跡取得部、9…マージン設定部、10…状況種別判定部、11…予測部、12…軌跡補正要否判定部、13…目標走行軌跡生成部、14…アクチュエータ、30…自車両、31…隣接先行車、32…他車両

Claims (18)

  1. 自車両を目標走行軌跡に沿って走行させることが可能な車両制御装置であって、
    前記自車両が走行する車線の隣接車線を走行する隣接先行車を検出する検出部と、
    前記隣接先行車が走行する車線の前記自車両が走行する車線とは反対側の車線の環境情報を取得する環境情報取得部と、
    前記環境情報取得部で取得した前記環境情報に基づいて、前記自車両が走行する車線の車線幅内で前記隣接先行車から横に遠ざかる前記自車両の目標走行軌跡を生成する目標走行軌跡生成部と、
    を備え、
    前記環境情報は、前記反対側の車線上に存在する車両として特定された車両である他の先行車両を含み、
    前記自車両が走行する車線、前記隣接先行車が走行する車線、及び、前記反対側の車線は、本線車道に含まれることを特徴とする、
    車両制御装置。
  2. 前記環境情報に基づいて、前記隣接先行車が前記自車両とすれ違う際の前記隣接先行車の横位置を予測する予測部と、
    前記自車両が走行する車線の幅方向中央に沿った中央軌跡を目標走行軌跡として取得する軌跡取得部と、
    をさらに備え、
    前記反対側の車線上に前記他の先行車両が存在するとき、前記目標走行軌跡生成部は、前記隣接先行車の側に位置する前記他の先行車両の端からの所定距離と前記隣接先行車の車幅とに基づいて前記予測部によって予測された前記隣接先行車の横位置と、前記軌跡取得部で取得した前記自車両の目標走行軌跡との幅間隔が所定値未満である場合に、前記隣接先行車から横に遠ざかる方向に前記自車両の目標走行軌跡を補正することを特徴とする、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記自車両が走行する車線の幅方向中央に沿った中央軌跡を目標走行軌跡として取得する軌跡取得部をさらに備え、
    前記目標走行軌跡生成部は、前記環境情報に基づいて、前記軌跡取得部で取得した前記中央軌跡を補正することを特徴とする、
    請求項に記載の車両制御装置。
  4. 前記環境情報に基づいて、前記隣接先行車が前記自車両とすれ違う際の前記隣接先行車の横位置を予測する予測部をさらに備え、
    前記目標走行軌跡生成部は、前記予測部で予測した前記隣接先行車の横位置に基づいて、前記自車両の目標走行軌跡を生成することを特徴とする、
    請求項1または3に記載の車両制御装置。
  5. 前記環境情報取得部で取得した前記環境情報の種別を判定する種別判定部をさらに備え、
    前記予測部は前記種別に基づいて前記横位置を予測することを特徴とする、
    請求項4に記載の車両制御装置。
  6. 前記自車両が走行する車線の幅方向中央に沿った中央軌跡を目標走行軌跡として取得する軌跡取得部と、
    前記環境情報に基づいて、前記隣接先行車が前記自車両とすれ違う際の前記隣接先行車の横位置を予測する予測部と、
    前記環境情報取得部で取得した前記環境情報の種別を判定する種別判定部と、
    をさらに備え、
    前記目標走行軌跡生成部は、前記予測部で予測した前記隣接先行車の横位置と、前記軌跡取得部で取得した前記自車両の目標走行軌跡との幅間隔が所定値未満である場合に、前記種別に応じて前記自車両の目標軌跡の変曲点の位置を可変とすることで、前記隣接先行車から横に遠ざかる走行制御の操舵開始時期が可変となるように前記目標走行軌跡を補正することを特徴とする、
    請求項に記載の車両制御装置。
  7. 自車両を目標走行軌跡に沿って走行させる方法であって、
    前記自車両が走行する車線の隣接車線を走行する隣接先行車を検出し、
    前記隣接先行車が走行する車線の前記自車両が走行する車線とは反対側の車線の環境情報を取得し、
    前記環境情報に基づいて、前記自車両が走行する車線の車線幅内で前記隣接先行車から横に遠ざかる前記自車両の目標走行軌跡を生成し、
    前記環境情報は、前記反対側の車線上に存在する車両として特定された車両である他の先行車両を含み、
    前記自車両が走行する車線、前記隣接先行車が走行する車線、及び、前記反対側の車線は、本線車道に含まれることを特徴とする、
    方法。
  8. 前記方法は、
    前記環境情報に基づいて、前記隣接先行車が前記自車両とすれ違う際の前記隣接先行車の横位置を予測し、
    前記自車両が走行する車線の幅方向中央に沿った中央軌跡を目標走行軌跡として取得し、
    前記反対側の車線上に前記他の先行車両が存在するとき、前記隣接先行車の側に位置する前記他の先行車両の端からの所定距離と前記隣接先行車の車幅とに基づいて予測された前記隣接先行車の横位置と、取得した前記自車両の目標走行軌跡との幅間隔が所定値未満である場合に、前記隣接先行車から横に遠ざかる方向に前記自車両の目標走行軌跡を補正することを特徴とする、
    請求項7に記載の方法。
  9. 前記方法は、
    前記自車両が走行する車線の幅方向中央に沿った中央軌跡を目標走行軌跡として取得し、
    前記環境情報に基づいて、取得した前記中央軌跡を補正することを特徴とする、
    請求項に記載の方法。
  10. 前記方法は、
    前記環境情報に基づいて、前記隣接先行車が前記自車両とすれ違う際の前記隣接先行車の横位置を予測し、
    予測した前記隣接先行車の横位置に基づいて、前記自車両の目標走行軌跡を生成することを特徴とする、
    請求項7または9に記載の方法。
  11. 前記方法は、
    取得した前記環境情報の種別を判定し、
    前記種別に基づいて前記横位置を予測することを特徴とする、
    請求項10に記載の方法。
  12. 前記方法は、
    前記自車両が走行する車線の幅方向中央に沿った中央軌跡を目標走行軌跡として取得し、
    前記環境情報に基づいて、前記隣接先行車が前記自車両とすれ違う際の前記隣接先行車の横位置を予測し、
    取得した前記環境情報の種別を判定し、
    予測した前記隣接先行車の横位置と、取得した前記自車両の目標走行軌跡との幅間隔が所定値未満である場合に、前記種別に応じて前記自車両の目標軌跡の変曲点の位置を可変とすることで、前記隣接先行車から横に遠ざかる走行制御の操舵開始時期が可変となるように前記目標走行軌跡を補正することを特徴とする、
    請求項に記載の方法。
  13. 自車両を目標走行軌跡に沿って走行させることをコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記自車両が走行する車線の隣接車線を走行する隣接先行車を検出する処理と、
    前記隣接先行車が走行する車線の前記自車両が走行する車線とは反対側の車線の環境情報を取得する処理と、
    前記環境情報に基づいて、前記自車両が走行する車線の車線幅内で前記隣接先行車から横に遠ざかる前記自車両の目標走行軌跡を生成する処理と、
    を前記コンピュータに実行させ、
    前記環境情報は、前記反対側の車線上に存在する車両として特定された車両である他の先行車両を含み、
    前記自車両が走行する車線、前記隣接先行車が走行する車線、及び、前記反対側の車線は、本線車道に含まれることを特徴とする、
    プログラム。
  14. 前記プログラムは、
    前記環境情報に基づいて、前記隣接先行車が前記自車両とすれ違う際の前記隣接先行車の横位置を予測する処理と、
    前記自車両が走行する車線の幅方向中央に沿った中央軌跡を目標走行軌跡として取得する処理と、
    前記反対側の車線上に前記他の先行車両が存在するとき、前記隣接先行車の側に位置する前記他の先行車両の端からの所定距離と前記隣接先行車の車幅とに基づいて予測された前記隣接先行車の横位置と、取得した前記自車両の目標走行軌跡との幅間隔が所定値未満である場合に、前記隣接先行車から横に遠ざかる方向に前記自車両の目標走行軌跡を補正する処理と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、
    請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記プログラムは、
    前記自車両が走行する車線の幅方向中央に沿った中央軌跡を目標走行軌跡として取得する処理と、
    前記環境情報に基づいて、取得した前記中央軌跡を補正する処理と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、
    請求項13に記載のプログラム。
  16. 前記プログラムは、
    前記環境情報に基づいて、前記隣接先行車が前記自車両とすれ違う際の前記隣接先行車の横位置を予測する処理と、
    予測した前記隣接先行車の横位置に基づいて、前記自車両の目標走行軌跡を生成する処理と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、
    請求項13または15に記載のプログラム。
  17. 前記プログラムは、
    取得した前記環境情報の種別を判定する処理と、
    前記種別に基づいて前記横位置を予測する処理と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、
    請求項16に記載のプログラム。
  18. 前記プログラムは、
    前記自車両が走行する車線の幅方向中央に沿った中央軌跡を目標走行軌跡として取得する処理と、
    前記環境情報に基づいて、前記隣接先行車が前記自車両とすれ違う際の前記隣接先行車の横位置を予測する処理と、
    取得した前記環境情報の種別を判定する処理と、
    予測した前記隣接先行車の横位置と、取得した前記自車両の目標走行軌跡との幅間隔が所定値未満である場合に、前記種別に応じて前記自車両の目標軌跡の変曲点の位置を可変とすることで、前記隣接先行車から横に遠ざかる走行制御の操舵開始時期が可変となるように前記目標走行軌跡を補正する処理と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、
    請求項13に記載のプログラム。
JP2018005924A 2018-01-17 2018-01-17 車両制御装置、方法、およびプログラム Active JP7020130B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018005924A JP7020130B2 (ja) 2018-01-17 2018-01-17 車両制御装置、方法、およびプログラム
US16/236,701 US11377145B2 (en) 2018-01-17 2018-12-31 Vehicle control device and control method for vehicle
CN201910040460.XA CN110040135B (zh) 2018-01-17 2019-01-16 车辆控制装置和用于车辆的控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018005924A JP7020130B2 (ja) 2018-01-17 2018-01-17 車両制御装置、方法、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019123402A JP2019123402A (ja) 2019-07-25
JP7020130B2 true JP7020130B2 (ja) 2022-02-16

Family

ID=67213547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018005924A Active JP7020130B2 (ja) 2018-01-17 2018-01-17 車両制御装置、方法、およびプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11377145B2 (ja)
JP (1) JP7020130B2 (ja)
CN (1) CN110040135B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7333195B2 (ja) * 2019-05-15 2023-08-24 株式会社Subaru 自動運転支援システム
WO2021234427A1 (ja) * 2020-05-22 2021-11-25 日産自動車株式会社 走行支援方法及び走行支援装置
JP7235015B2 (ja) 2020-07-17 2023-03-08 トヨタ自動車株式会社 自動操舵システム
JPWO2022085042A1 (ja) * 2020-10-19 2022-04-28
CN115706949A (zh) * 2021-08-06 2023-02-17 索尼集团公司 用于无线通信的电子设备和方法、计算机可读存储介质
DE102021209834A1 (de) 2021-09-07 2023-03-09 Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben eines automatisierten Fahrzeugs entlang einer Fahrspur
CN114379552B (zh) * 2021-11-11 2024-03-26 重庆大学 一种基于高精度地图和车载传感器的自适应车道保持控制***及方法
JP2023093270A (ja) 2021-12-22 2023-07-04 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置、車両制御方法および車両制御プログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148964A (ja) 2005-11-30 2007-06-14 Nissan Motor Co Ltd 潜在的リスク度警報装置および潜在的リスク度警報方法
JP2008129804A (ja) 2006-11-20 2008-06-05 Toyota Motor Corp 走行制御計画生成システム及びコンピュータプログラム
JP2014080046A (ja) 2012-10-12 2014-05-08 Toyota Motor Corp 走行支援システム及び制御装置
WO2016024315A1 (ja) 2014-08-11 2016-02-18 日産自動車株式会社 車両の走行制御装置及び方法
JP2017106806A (ja) 2015-12-09 2017-06-15 株式会社デンソー 物体認識装置

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3740902B2 (ja) 1999-08-10 2006-02-01 日産自動車株式会社 車線追従装置
JP2006205860A (ja) 2005-01-27 2006-08-10 Advics:Kk 車両用走行支援装置
WO2007145564A1 (en) * 2006-06-11 2007-12-21 Volvo Technology Corporation Method and apparatus for using an automated lane keeping system to maintain lateral vehicle spacing
DE102009022054A1 (de) * 2009-05-20 2010-11-25 Audi Ag Verfahren zum Betrieb eines Fahrerassistenzsystems zur Querführung eines Kraftfahrzeugs und Kraftfahrzeug
JP5088350B2 (ja) * 2009-06-16 2012-12-05 日産自動車株式会社 車両運転支援装置及び車両運転支援方法
KR101276871B1 (ko) 2009-12-14 2013-06-18 안동대학교 산학협력단 차량 충돌 방지 장치 및 방법
JP5953810B2 (ja) * 2012-02-24 2016-07-20 日産自動車株式会社 車両走行支援装置
US8473144B1 (en) * 2012-10-30 2013-06-25 Google Inc. Controlling vehicle lateral lane positioning
JP6307383B2 (ja) * 2014-08-07 2018-04-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 行動計画装置
US10001781B2 (en) * 2014-08-28 2018-06-19 Nissan Motor Co., Ltd. Travel control device and travel control method
JP6280850B2 (ja) * 2014-09-29 2018-02-14 日立建機株式会社 障害物回避システム
KR102623680B1 (ko) * 2015-02-10 2024-01-12 모빌아이 비젼 테크놀로지스 엘티디. 자율 주행을 위한 약도
JP6507839B2 (ja) * 2015-05-19 2019-05-08 株式会社デンソー 車両の走行制御装置
DE102015016544A1 (de) * 2015-12-18 2017-06-22 Adam Opel Ag Verfahren zum Finden einer Ausweichtrajektorie für ein Fahrzeug
US10121367B2 (en) * 2016-04-29 2018-11-06 Ford Global Technologies, Llc Vehicle lane map estimation
US10048688B2 (en) * 2016-06-24 2018-08-14 Qualcomm Incorporated Dynamic lane definition
WO2018026603A1 (en) * 2016-08-02 2018-02-08 Pcms Holdings, Inc. System and method for optimizing autonomous vehicle capabilities in route planning
JP6577926B2 (ja) * 2016-09-26 2019-09-18 本田技研工業株式会社 走行支援装置及び走行支援方法
JP2019061703A (ja) * 2018-11-29 2019-04-18 株式会社ゼンリン 走行支援装置、プログラム
DE102018009434A1 (de) * 2018-11-30 2020-06-04 Zf Active Safety Gmbh Steuerungssystem und -Verfahren für ein Kraftfahrzeug zur Verarbeitung von mehrfach reflektierten Signalen

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148964A (ja) 2005-11-30 2007-06-14 Nissan Motor Co Ltd 潜在的リスク度警報装置および潜在的リスク度警報方法
JP2008129804A (ja) 2006-11-20 2008-06-05 Toyota Motor Corp 走行制御計画生成システム及びコンピュータプログラム
JP2014080046A (ja) 2012-10-12 2014-05-08 Toyota Motor Corp 走行支援システム及び制御装置
WO2016024315A1 (ja) 2014-08-11 2016-02-18 日産自動車株式会社 車両の走行制御装置及び方法
JP2017106806A (ja) 2015-12-09 2017-06-15 株式会社デンソー 物体認識装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN110040135A (zh) 2019-07-23
US20190217883A1 (en) 2019-07-18
JP2019123402A (ja) 2019-07-25
US11377145B2 (en) 2022-07-05
CN110040135B (zh) 2022-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7020130B2 (ja) 車両制御装置、方法、およびプログラム
JP6622148B2 (ja) 周辺環境認識装置
JP6638178B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
US9499169B2 (en) Driving assistance device
JP6897349B2 (ja) 運転支援装置
US11247692B2 (en) Prediction device, prediction method, and storage medium
JP6152673B2 (ja) 車線変更支援装置
US11142191B2 (en) Driving support apparatus
JP7469896B2 (ja) 周辺認識装置、周辺認識方法、およびプログラム
JP7059786B2 (ja) 車外報知装置
US20210039650A1 (en) Vehicle controller, vehicle control method, and storage medium
JP2018067237A (ja) センサ制御装置
CN112124327A (zh) 自动驾驶车辆从自动到手动驾驶模式的转变的方法及装置
CN112009473A (zh) 一种自适应巡航目标选择的方法、装置和计算机设备
WO2016189727A1 (ja) 走行制御装置及び方法
US12036978B2 (en) Driving assistance method and driving assistance device
WO2018211645A1 (ja) 運転支援方法及び運転支援装置
JP7206048B2 (ja) 運転特性推定方法及び運転特性推定装置
US20200385023A1 (en) Vehicle control apparatus, vehicle, operation method of vehicle control apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium
US11532234B2 (en) Vehicle controller, vehicle control method, and storage medium
US11260884B2 (en) Vehicle control apparatus, vehicle, operation method of vehicle control apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium
EP4212400A1 (en) Driving assistance method and driving assistance device
JP2020053069A (ja) 車載用電子制御装置
EP4201769A1 (en) Vehicle control device, vehicle control method, and non-transitory storage medium
JP7223730B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7020130

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151