JP7014396B2 - 油性固形化粧料 - Google Patents

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本願発明は、経時的な硬度変化及び耐温度性に優れ、かつ塗布時の伸びのなめらかさに優れた油性固形化粧料に関する。
油性固形化粧料としては、例えば、口紅、リップグロス、リップクリーム、ファンデーション、スティックファンデーション、ペンシル型化粧料、ヘアスティック、油性アイシャドウ等が知られている。油性固形化粧料は、固形油、液状油を主骨格として構成されており、様々な使用感や化粧効果を得るために、これらの含有量や成分の検討がなされている。しかしながら、油性固形化粧料は固形油と液状油で構成されているため、経時的な硬度変化や温度変化による発汗現象を起こしやすい。経時的な硬度変化が生じると、使用時に形状が崩れやすくなったり、適量を塗布しにくくなったりする。また、温度変化による発汗現象が生じると、外観が悪くなり、商品価値を著しく損なってしまう。そのため、これらの改善を行いつつ、使用感を良くする処方検討が行われている。例えば、25℃で混合したときに分離するメチルフェニルシリコーンと特殊なイソステアリン酸ポリグリセリルを組み合わせること(特許文献1)や3相に分離する液状油を組み合わせること(特許文献2)や炭素数12~200で分子内に分岐鎖を有する炭化水素基を有する高分子化合物を組み合わせること(特許文献3)により安定性が良好で化粧の持続性に優れた油性固形化粧料が提供されてきた。
また、使用感、使用時の形状保持性、経時温度安定性等の良好な油性固形化粧料のために特殊な形状の薄片集合状粉体を油性固形化粧料に含有する技術(特許文献4)や、伸びが良い油性固形化粧料を提供するために、イヌリン脂肪酸エステルを含有する技術(特許文献5)も用いられてきた。
特許文献1、2の技術では、液状油相を分離させることにより二次付着なく、化粧持続効果を上げている。これらの技術は、フェニル変性シリコーン等と相溶性の低い液状油との組み合わせを用いたものであるが、二次付着レス効果は得られるものの、液状油相が不均一になり、結果、つや、美しい均一な仕上がりが得られにくく、さらに経時的な硬度変化及び耐温度性が悪くなる傾向がある。
また、特許文献3、4のようにポリエチレンワックスと高粘度の炭化水素油、特定形状の粉体を組み合わせる技術では、高温での安定性に非常に優れるものの、伸びが重くなり、また高粘度の炭化水素を高含有すると曳糸性等使用感が悪くなるという問題点があった。また、特許文献5のように、イヌリン脂肪酸エステルにより経時安定性は改善されるものの、高粘度の液状炭化水素油を高含有した場合には塗布時の伸びの滑らかさを損なってしまう問題点があった。
特開2011-140479号公報 特開2016-56171号公報 特開2005-23004号公報 特開2009-196921号公報 特開2014-196259号公報
本願発明は、経時的な硬度変化や耐温度性に優れ、かつ塗布時の伸びのなめらかさに優れる油性固形化粧料を提供することを目的としている。
本願発明者らは上記実状に鑑みて検討を重ねた結果、フェニル変性シリコーンレジンと(イソステアリン酸/ベヘン酸)(グリセリル/ポリグリセリル-6)エステルズ及び水添ポリイソブテンを含有した油性固形化粧料が、経時的な硬度変化及び耐温度性に優れ、かつ塗布時の伸びのなめらかさに優れることを見出し、本願発明を完成するに至った。
すなわち本願発明は、次の成分(A)~(C);
(A)フェニルプロピルジメチルシロキシケイ酸 1~15重量%
(B)(イソステアリン酸/ベヘン酸)(グリセリル/ポリグリセリル-6)エステルズ 5~20重量%
(C)水添ポリイソブテン 30~50重量%
を含有することを特徴とする油性固形化粧料である。
本願発明は、経時的な硬度変化及び耐温度性に優れ、かつ塗布時の伸びのなめらかさに優れる油性固形化粧料である。
以下、本願発明を詳細に説明する。
本願発明に用いられる成分(A)フェニル変性シリコーンレジンは、通常化粧料に使用されているフェニル変性シリコーンの中でも、シロキサン結合が線状ポリマーから成り立っているフェニル変性シリコーンオイルやフェニル変性シリコーンゴムと大きく異なり、分岐度の高い三次元ポリマーからなり、ジメチルシロキサン骨格の少なくともメチル基の一部がフェニル基に置換したシリコーンレジンであればよく、通常化粧料に使用されるものであれば、いずれのものも使用することができる。
フェニル変性シリコーンレジンの中でも、経時的な硬度変化に対する効果や入手のしやすさ、安全性から、フェニルプロピルジメチルシロキシケイ酸であることが好ましい。フェニルプロピルジメチルシロキシケイ酸の市販品としては、例えばモメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製の「SilShine 151」等が挙げられる。
本願発明に用いられる成分(A)フェニルプロピルジメチルシロキシケイ酸の含有量は特に限定されないが、1~15重量%含有することが好ましい。1重量%を下回ると、経時的な硬度変化や発汗を抑える効果や塗布時の伸びのなめらかさに優れる効果が十分に得られない場合があり、15重量%を超えても、これ以上の経時変化の抑制効果の増強がなく、使用感に不具合が出てくる場合がある。
本願発明に用いられる成分(B)(イソステアリン酸/ベヘン酸)(グリセリル/ポリグリセリル-6)エステルズは、油性固形化粧料の密着性を高めることにより塗膜の均一性を高め、水添ポリイソブテンのような高粘度液状油のべたつきを抑え、伸びをなめらかにして、優れた使用感を得る目的で含有される。(イソステアリン酸/ベヘン酸)(グリセリル/ポリグリセリル-6)エステルズの市販品としては、例えば阪本薬品工業社製の「Sフェイス VL-212」等が挙げられる。
本願発明に用いられる成分(B)(イソステアリン酸/ベヘン酸)(グリセリル/ポリグリセリル-6)エステルズの含有量は特に限定されないが、5~20重量%含有することが好ましい。5重量%を下回ると、塗布時の伸びのなめらかさに優れる効果が十分に得られない場合があり、20重量%を超えても、これ以上の伸びのなめらかさに優れる効果の増強がなく、使用感に不具合が出てくる場合がある。
本願発明に用いられる成分(C)水添ポリイソブテンは、液状の炭化水素で、イソブテンとn-ブテンの共重合体を水素添加した液状油である。水添ポリイソブテンには揮発性、不揮発性の液状油がある。不揮発性水添ポリイソブテンの市販品としては、パールリ-ム18、パールリ-ム24、パールリ-ム46等(以上 日油社製)が挙げられる。
本願発明に用いられる成分(C)水添ポリイソブテンの含有量は特に限定されないが、30~50重量%含有することが好ましい。30重量%を下回ると、経時的な硬度変化や発汗を抑える効果が十分に得られない場合があり、50重量%を超えても、経時的な硬度変化や発汗を抑える効果の増強がなく、使用感に不具合が出てくる場合がある。
本願発明に用いられる成分(C)水添ポリイソブテンの100℃での動粘度は特に限定されないが、2.5~4,700mm/sであることが好ましい。この範囲の動粘度が本願発明の経時的な硬度変化及び耐温度性に優れ、かつ塗布時の伸びのなめらかさに優れる効果が最も発揮されるためである。100℃での動粘度が、2.5mm/sを下回ると経時的な硬度変化や発汗を抑える効果が十分に得られない場合があり、4,700mm/sを超えても、経時的な硬度変化や発汗を抑える効果の増強がなく、使用感に不具合が出てくる場合がある。本願発明の100℃での動粘度は、JIS K2283の試験方法で測定する。
本願発明は、成分(A)~(C)を含有すれば、経時的な硬度変化及び耐温度性に優れ、かつ塗布時の伸びのなめらかさに優れる油性固形化粧料を提供することができる。
本願発明の油性固形化粧料には、必須成分の他に本願発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて各種成分、例えば、油脂、ロウ類、炭化水素、脂肪酸、有機酸、アルコール、エーテル、エステル、シリコーン油、フッ素油、多価アルコール、糖類、高分子、界面活性剤、粉体、色材、パール剤、植物・海藻エキス、アミノ酸・ペプチド・たんぱく質、ビタミン、紫外線吸収剤、殺菌・防腐剤、酸化防止剤、香料等を各種の効果を付与するために適宜含有することができる。
本願発明の油性固形化粧料としては、リップスティック、リップカラー、リップグロス、リップクリーム、ファンデーション、スティックファンデーション、ペンシル型化粧料、ヘアスティック、油性アイシャドウ等を例示することができる。中でも、リップスティック、リップカラー、リップクリーム、リップグロス等の***化粧料に本願発明を用いると経時的な硬度変化及び耐温度性に優れ、かつ塗布時の伸びのなめらかさに優れる効果が、特に発揮される。
以下に、実施例を挙げて、本願発明をより詳細に説明するが、本願発明はこれらに限定されるものではない。なお、含有量は特記しない限り重量%とする。
リップスティックでの発明の効果検証(実施例1~20及び比較例1~6)
本願発明の効果を以下の実施例1~20を用いて詳細に説明する。表1~表4に示す処方及び下記に示す製造方法により、リップスティック(φ12mm)を製造した。得られた各試料について経時安定性(経時的な硬度変化)、耐温度性(温度変化による形状変化(折れ、発汗等))、使用性(25℃における塗布時のなめらかさ)を評価した。経時安定性、耐温度性、使用性の試験、評価方法は下記に示す。
・経時安定性(経時的な硬度変化)
経時安定性は、-4℃~40℃の6時間サイクルにプログラムしたインキュベータに1ヶ月静置した試料を20℃に24時間放置後、硬度を測定した。初期硬度(成型したのち、20℃に24時間放置後の硬度)からの硬度変化を◎~×の4段階で判定した。ここでの硬度は、FUDOHレオメーター RT-3002D(株式会社レオテック社製)を用い、φ1mmアダプターを20cm/minのスピードで試料(リップスティック)に針入させたときの応力のピーク値(単位g)とした。
(状態) :(判定)
硬度変化が10%未満 : ◎
硬度変化が10%以上25%未満 : ○
硬度変化が25%以上50%未満 : △
硬度変化が50%以上 : ×
以上の評価方法により得られた結果を表1~4に併せて示す。
・耐温度性(温度変化による形状変化(折れ、発汗等))
耐温度性の測定は、温・湿度調節器(株式会社東洋製作所製 AGX-325型)を用い、40℃から66℃まで30分毎に2℃ずつ上げ、形状が崩れる温度を測定した。66℃まで形状を保つことができた場合、66℃↑と表記した。
得られた結果を表1~4に併せて示す。
・使用性(25℃における塗布時のなめらかさ)
使用性は、25℃のインキュベータに試料を24時間放置し、試料を***に塗布して官能評価を行った。専門パネル10名が、下記絶対評価にて7段階に評価し評点を付け、試料毎にパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
(評価項目)
25℃における塗布時のなめらかな使用感
(絶対評価)
(評点):(評価)
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
(判定基準)
(評点平均値) (判定)
5点を超える :非常に優れる:◎
3点を超えて5点以下:優れる :○
1点を超えて3点以下:劣る :△
1点以下 :非常に劣る :×
以上の評価方法により得られた結果を表1~4に併せて示す。
Figure 0007014396000001
Figure 0007014396000002
Figure 0007014396000003
Figure 0007014396000004
*1:Lipwax A-4(日本ナチュラルプロダクツ社製)
*2:Paraffin Wax 155(日本精蝋社製)
*3:SILSHINE 151(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン)
*4:KF-56A(信越化学工業製)
*5:パールリーム 18(日油社製:100℃での動粘度 300mm/s)
*6:パールリーム 24(日油社製:100℃での動粘度 800mm/s)
*7:Sフェイス VL-212(阪本薬品工業製)
*8:コスモール168ARV
*9:パールリーム EX(日油社製:100℃での動粘度 2.5mm/s)
*10:パールリーム 46(日油社製:100℃での動粘度 4,700mm/s)
*11:CARNATION(SONNEBORN製:100℃での動粘度 2.5mm/s)
(製造方法)
C部の着色料は、B部のトリイソステアリン酸ポリグリセリル-2の一部になじませた後、ロールミルにて分散した。A~C部を95~100℃にて加熱混合し、脱泡後、95~100℃で金型に流し込み、冷却成型したものを容器に充てんしてリップスティック(φ12mm)を得た。
表1より、本願発明において、フェニル変性シリコーンレジンを含有するとリップスティック(油性固形化粧料)の耐温度性が向上することが示された。フェニル変性シリコーンレジンの含有量が1%より少ないと、経時安定性が若干下がる傾向が示された。また、15%より多くしても、本願発明の効果の著しい増大は見られなかった。フェニル変性シリコーンレジンに変えて、フェニル変性シリコーンにすると経時安定性が悪くなり、耐温度性も下がることが示された。
表2より、本願発明において、(イソステアリン酸/ベヘン酸)(グリセリル/ポリグリセリル-6)エステルズを含有するとリップスティック(油性固形化粧料)の経時安定性、耐温度性、使用性が向上することが示された。(イソステアリン酸/ベヘン酸)(グリセリル/ポリグリセリル-6)エステルズの含有量が5%より少ないと、経時安定性が若干下がる傾向が示された。また、20%より多くなると、使用性が若干下がる傾向が示された。
(イソステアリン酸/ベヘン酸)(グリセリル/ポリグリセリル-6)エステルズに変えて、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチルにすると、経時安定性、耐温度性、使用性が悪くなることが示された。
表3より、本願発明において、水添ポリイソブテンを含有するとリップスティック(油性固形化粧料)の経時安定性、耐温度性、使用性が向上することが示された。水添ポリイソブテンの含有量が30%より少ないと、経時安定性、耐温度性が若干下がる傾向が示された。また、50%より多くなると、使用性が若干下がる傾向が示された。
水添ポリイソブテンに変えて、流動パラフィンにすると、耐温度性が悪くなることが示された。
また、水添ポリイソブテンでも、100℃での動粘度が2.5~4,700mm/sの範囲にあると本願発明の効果がより発揮されやすいことも示された。
表4より、本願発明において、ワックス総量が10%以下の場合に合成ワックスを含有しないと、経時安定性、耐温度性が悪くなることが示された。合成ワックスの含有量が5%より少ないと、耐温度性が若干下がる傾向が示され、8%より多くすると使用性が若干下がる傾向が示された。
実施例21:油性ファンデーション(スティックタイプ)
成分名 (重量%)
(1)合成ワックス※1 7.0
(2)固形パラフィン※2 2.0
(3)マイクロクリスタリンワックス 0.5
(4)トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2 100に調整
(5)フェニル変性シリコーンレジン※3 5.0
(6)(イソステアリン酸/ベヘン酸)(グリセリル/ポリグリセリル-6)
エステルズ※7 7.0
(7)水添ポリイソブテン ※5 30.0
(8)リン酸トリオレイル 0.5
(9)トコフェロール 0.2
(10)ジメチコン2重量%被覆処理酸化チタン 15.0
(11)ジメチコン2重量%被覆処理ベンガラ 0.7
(12)ジメチコン2重量%被覆処理黄酸化鉄 2.0
(13)ジメチコン2重量%被覆処理黒酸化鉄 0.1
(14)メチコン2重量%被覆処理マイカ 5.0
(15)板状硫酸バリウム 7.0
製法:成分(1)~(15)を加熱溶解し、脱泡後、棒状容器に流し込んだ後冷却固化し、油性ファンデーション(スティックタイプ)を得た。
実施例21について、前記の評価方法と同様に評価を行った結果、経時安定性、耐温度性及び使用性に優れた油性ファンデーション(スティックタイプ)を得た。
実施例22:油性固形アイシャドウ
成分名 (重量%)
(1)合成ワックス※1 6.0
(2)固形パラフィン※2 2.0
(3)マイクロクリスタリンワックス 0.5
(4)トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2 100に調整
(5)フェニル変性シリコーンレジン※3 5.0
(6)(イソステアリン酸/ベヘン酸)(グリセリル/ポリグリセリル-6)
エステルズ※7 5.0
(7)水添ポリイソブテン ※5 30.0
(8)イソノナン酸イソトリデシル 7.0
(9)トコフェロール 0.2
(10)雲母チタン 30.0
(11)ベンガラ 5.0
製法:成分(1)~(9)を加熱溶解し、(10)~(11)を添加し混合撹拌した。次いで、これを脱泡後、容器に充填、冷却し油性固形アイシャドウを得た。
実施例22について、前記の評価方法と同様に評価を行った結果、経時安定性、耐温度性及び使用性に優れた油性固形アイシャドウを得た。
本願発明は、フェニル変性シリコーンレジンと(イソステアリン酸/ベヘン酸)(グリセリル/ポリグリセリル-6)エステルズ及び水添ポリイソブテンとを組み合わせて含有することにより、経時的な硬度変化及び耐温度性に優れ、かつ塗布時の伸びのなめらかさに優れた油性固形化粧料を提供する技術である。

Claims (3)

  1. 次の成分(A)~(C);
    (A)フェニルプロピルジメチルシロキシケイ酸 1~15重量%
    (B)(イソステアリン酸/ベヘン酸)(グリセリル/ポリグリセリル-6)エステルズ 5~20重量%
    (C)水添ポリイソブテン 30~50重量%
    を含有することを特徴とする油性固形化粧料。
  2. 水添ポリイソブテンの100℃での動粘度が2.5~4,700mm/sであることを特徴とする請求項1記載の油性固形化粧料。
  3. 油性固形化粧料が***用であることを特徴とする請求項1又は2記載の油性固形化粧料。
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