JP7014059B2 - データベース生成装置、駐車場検索装置、および方法 - Google Patents
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Description
本発明は、駐車可能な車両サイズを把握可能な駐車場データベースを生成する技術に関する。
特許文献1には、車両サイズに応じた空き駐車場を案内するサービスが開示されている。特許文献1では、どの駐車場にどのサイズの車両が停められるのかを表すデータベースが予め用意されていることが前提となっている。しかしながら、このようなデータベースの生成は必ずしも容易ではない。また、駐車場の管理者が提供するデータベースには、大型車が駐車可能であるかを示す情報が含まれるものもあるが、特定車種の車両が実際に駐車可能であるかは必ずしも明らかではない。
これに対して、特許文献2は、車両から得られるプローブ情報に基づいて、車両が所定時間以上停車した位置を駐車可能施設であると判断して駐車場データベースを生成することを開示する。特許文献2では、車両の車種情報を考慮して、どの駐車場にどの車種の車両が駐車可能かも把握可能としている。
特許文献2は、車両が所定時間以上停止した地点を駐車可能施設(駐車場)であると判断する。したがって、自宅駐車場や契約駐車場のように一般の車両は利用不可能な駐車場(以下、専用駐車場という)も、駐車場として判断されてしまうという問題がある。また、大型車が駐車可能な専用駐車場と大型車が駐車不可能な一般駐車場とが隣接している場合、位置情報の精度上の問題からこれら2つの駐車場を区別することは困難であり、したがって、この場所は大型車が駐車可能な駐車場であると判断されるという問題もある。
このような問題を考慮し、本発明は、駐車場データベースの構築において、駐車可能な車両サイズをより精度良く判別可能とすることを目的とする。
本発明の第一の態様は、車両の位置情報と状態情報と車両サイズに関する情報とが関連付いた車両情報を取得する取得手段と、前記車両情報に基づいて、前記車両が駐車状態であるときの位置を抽出する駐車位置抽出手段と、前記車両が駐車状態であるときの位置が前記車両に関連する所定位置ではない場合に、前記位置に前記車両サイズの車両が駐車可能であることを示すデータを駐車場データベースに追加するデータベース生成手段と、を備える、データベース生成装置である。
車両情報に含まれる状態情報は、車両が駐車状態にあるか否かを判断可能な情報を含めばどのような情報であってもよい。たとえば、アクセサリー電源(ACC)のオンオフ、エンジンのオンオフ、パーキングブレーキのオンオフ、サイドミラー収納の有無、車速、向きなどの少なくとも何れかの情報を含むことができる。
車両情報に含まれる「車両サイズに関する情報」は、それに基づいて車両サイズを判断可能な情報であればどのような情報であってもよい。車両サイズに関する情報は、たとえば、車両の車種であってもよいし、車両の幅・長さ・高さを含む情報であってもよい。なお、車両の個体識別情報(車両ID)と車種あるいは車両サイズが関連付けられたデータベースが利用可能であれば、車両サイズに関する情報は車両の個体識別情報であってもよい。
本態様において「車両に関連する所定位置」の一例は、当該車両のみあるいは当該車両を含む特定車両のみが駐車権限を有する位置である。このような場所の典型的な例としては、当該車両の自宅駐車場や契約駐車場が挙げられる。車両ごとの自宅駐車場や契約駐車場が予め登録されたデータベースを利用可能である場合には、このデータベースに基づいて、車両が駐車状態である時の位置が当該車両に関連する所定位置であるか否かを判断可能である。あるいは、車両が所定の頻度以上で駐車する場所を、当該車両に関連する所定位置と判断してもよい。「所定の頻度」は、自宅駐車場や契約駐車場の一般的な利用頻度を想定して決定すればよく、たとえば週に2回以上や月に5回以上などの基準を採用可能である。
このような構成によれば、どのような車種の車両が駐車可能であるかを表す駐車場データベースを容易に生成可能である。この際、自宅駐車場や契約駐車場のような特定の車両のみが駐車すべき場所を、一般の車両が駐車可能な駐車場であると誤認することを避けられる。また、大型車が駐車可能な自宅駐車場と大型車が駐車不可能な一般駐車場とが隣接している場合でも、この場所に関しては大型車に関する情報はデータベースに登録されず、したがって、中型車・小型車のみが駐車可能な駐車場として正しく登録される。
本態様において、駐車場の位置を予め格納した駐車場位置データベースを利用してもよく、この場合、データベース生成手段は、前記車両が駐車状態であるときの位置が前記駐車場位置データベースに格納された駐車場の位置と合致する場合に、前記位置に前記車両サイズの車両が駐車可能であることを示すデータを前記駐車場データベースに追加してもよい。このようにすれば、予め把握されている駐車場にどのようなサイズの車両が駐車可能であるかを把握できるとともに、駐車場以外の場所を誤って駐車場であると判断することを避けられる。
また、本態様は、車両情報に基づいて駐車場の位置を抽出する駐車場位置抽出手段をさらに含んでもよい。駐車場位置抽出手段は、前記車両が駐車状態であるときの位置であり、かつ、法令(法律または命令)により駐車が許可されている位置を、駐車場の位置として抽出してもよい。ここで、法律は典型的には議会(立法機関)が制定する法規範であり、命令は典型的には行政機関(国および地方公共団体を含む)が制定する法規範である。また、「法律または命令により駐車が許可されている位置」は、「法律または規則により駐車が禁止されてはいない位置」と理解してもよい。このような構成によれば、駐車が禁止された位置を誤って駐車場として抽出することを避けられる。
本発明の他の態様は、上記のデータベース生成装置と、位置情報と車両サイズに関する情報とを含み、前記位置情報から所定距離以内の範囲において前記車両サイズの車両が駐車可能な駐車場の検索要求をユーザ端末から受信する受信手段と、前記検索要求に含まれる位置情報から所定距離以内の範囲において前記車両サイズの車両が駐車可能な駐車場を、前記データベースから検索する検索手段と、検索された駐車場に関する情報を前記ユーザ端末に送信する送信手段と、を備える駐車場検索装置である。
本態様に係る駐車場検索装置によれば、要求された車両サイズの車両が駐車可能な駐車場を提示することができる。
本態様において、検索手段は、検索要求に合致する駐車場が複数あるときには、前記検索要求に含まれる車両サイズの車両の駐車回数が多い駐車場ほど高い優先度を割り当ててもよいし、前記検索要求に含まれる車両サイズの車両の駐車された時期が新しい駐車場ほど高い優先度を割り当ててもよい。このようにすれば、より適切な駐車場を高い優先度で提示することができる。
本態様において、前記車両サイズに関する情報が車種である場合には、車種ごとの駐車可能性の包含関係を記憶した記憶手段をさらに有し、前記検索手段は、前記駐車可能性の包含関係を考慮して、前記データベースから前記検索要求に合致する駐車場を検索してもよい。「駐車可能性の包含関係」とは、たとえば、車種Aが駐車可能であれば車種Bも駐車可能であるという関係である。このような構成によれば、特定車種の車両が駐車されたという情報がない場合であっても当該特定車種の車両が駐車可能か否かを判断でき、したがって検索可能な駐車場を増やすことができる。なお、駐車可能性の包含関係は、管理者が手動で作成してもよいし、データベース生成装置が車両情報に基づいて自動的に生成してもよい。
本態様に係る駐車場検索装置は、駐車場の満空情報を取得する満空情報取得手段をさらに有し、前記検索手段は、前記検索要求に合致する駐車場であり、かつ、空きのある駐車場を検索してもよい。このような構成によれば、要求された車種が駐車可能な空き駐車場を検索することができる。
本発明のさらに別の態様は、上記処理の少なくとも一部を含むデータベース生成方法および駐車場検索方法、これらの方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム、あるいは、当該コンピュータプログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体である。
上記で説明した手段および処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
本発明によれば、駐車可能な車両サイズを精度良く判別可能な駐車場データベースを容易に生成することができる。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態は、車両から車両情報(プローブ情報)を収集して、収集された車両情報に基づいて車種ごとの駐車可能性が判別可能な駐車場データベース(駐車場DB)を生成するための駐車場データベース生成システム(駐車場DBシステム)である。以下、図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施形態は、車両から車両情報(プローブ情報)を収集して、収集された車両情報に基づいて車種ごとの駐車可能性が判別可能な駐車場データベース(駐車場DB)を生成するための駐車場データベース生成システム(駐車場DBシステム)である。以下、図面を参照して説明する。
[1.システム概要]
図1は、本実施形態に係る駐車場データベース生成システムの概要を示す図である。本システムは、車載端末10を搭載した複数の車両1と、サーバ装置(駐車場データベース生成装置)2から構成される。車載端末10は、車両の位置情報・状態情報・車種情報を含む車両情報(プローブ情報)を所定の間隔でサーバ装置2に送信する。サーバ装置2は、複数の車載端末10から車両情報を収集し、収集された車両情報を元に車種ごとの駐車可能性が判別可能な駐車場DBを生成する。具体的には、サーバ装置2は、車両情報に基づいて車両が駐車した地点を取得し、どの地点にどの車種(車両サイズ)の車両が駐車したかを表すデータベースを生成する。これにより、駐車場ごとに実際にどの車種の車両が駐車したかを把握できるようになる。駐車場DB生成処理の詳細については後述する。
図1は、本実施形態に係る駐車場データベース生成システムの概要を示す図である。本システムは、車載端末10を搭載した複数の車両1と、サーバ装置(駐車場データベース生成装置)2から構成される。車載端末10は、車両の位置情報・状態情報・車種情報を含む車両情報(プローブ情報)を所定の間隔でサーバ装置2に送信する。サーバ装置2は、複数の車載端末10から車両情報を収集し、収集された車両情報を元に車種ごとの駐車可能性が判別可能な駐車場DBを生成する。具体的には、サーバ装置2は、車両情報に基づいて車両が駐車した地点を取得し、どの地点にどの車種(車両サイズ)の車両が駐車したかを表すデータベースを生成する。これにより、駐車場ごとに実際にどの車種の車両が駐車したかを把握できるようになる。駐車場DB生成処理の詳細については後述する。
[2.構成]
(2-1.車載端末)
図1に示すように、車載端末10は、CPU(Central Processing Unit)11、RA
M(Random Access Memory)12、記憶装置13、通信インタフェース(I/F)14を備え
る。図示はしていないが、車載端末10は、車両1の車両ネットワークに接続されており、車両1の各種センサや制御装置からセンサ検出値や状態情報を取得可能である。CPU11は、記憶装置13に格納されたプログラムを読み込んで実行することにより、図2に示すような機能、すなわち、車両情報取得部101、車両情報記憶部103、車種情報記憶部104、車両情報送信部105の各機能部を実現する。なお、これらの機能の一部または全部は、ASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。
(2-1.車載端末)
図1に示すように、車載端末10は、CPU(Central Processing Unit)11、RA
M(Random Access Memory)12、記憶装置13、通信インタフェース(I/F)14を備え
る。図示はしていないが、車載端末10は、車両1の車両ネットワークに接続されており、車両1の各種センサや制御装置からセンサ検出値や状態情報を取得可能である。CPU11は、記憶装置13に格納されたプログラムを読み込んで実行することにより、図2に示すような機能、すなわち、車両情報取得部101、車両情報記憶部103、車種情報記憶部104、車両情報送信部105の各機能部を実現する。なお、これらの機能の一部または全部は、ASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。
車両情報取得部101は、車両センサ102から車両の状態に関する情報を読み取り、車両情報記憶部103に格納する。車両情報の取得は定期的(たとえば、1分間隔、5分間隔、10分間隔等)に行われてもよいし、特定のイベント(たとえば、アクセサリー電源やエンジンのオン/オフ等)が発生するたびに行われてもよいし、これら両方のタイミングで行われてもよい。本実施形態では、車両情報の取得は1分間隔に行われ、かつ、アクセサリー電源のオン/オフが切り替わったタイミングにも行われる。
車両センサ102の例として、GPS装置102a、アクセサリー電源102b、車速センサ102c、ブレーキセンサ102dなどが挙げられる。GPS装置102aは、GPS衛星からの信号に基づいて車両1の位置情報(緯度・経度・高度)を取得し、この位置情報を表す信号を出力する。アクセサリー電源102bは、車両1のアクセサリー電源のオン/オフ状態を表す信号を出力する。車速センサ102cは、車両1の車速を検出して、検出した車速を表す信号を出力する。ブレーキセンサ102dは、ブレーキペダルの踏み込み量やパーキングブレーキのオン/オフなどのブレーキの状態を検出し、検出した状態を表す信号を出力する。
なお、ここで示したセンサは一例に過ぎずその他のセンサを用いてもよい。たとえば、
車両情報取得部101は、イグニッションスイッチ、アクセル開度センサ、操舵角センサ、方位センサ、ワイパー制御装置などから出力される信号を車両情報として取得してもよい。また、位置情報の取得には、GPS装置以外のGNSS(Global Navigation Satellite System)装置や基地局測位装置などの任意の測位装置を使用してもよい。
車両情報取得部101は、イグニッションスイッチ、アクセル開度センサ、操舵角センサ、方位センサ、ワイパー制御装置などから出力される信号を車両情報として取得してもよい。また、位置情報の取得には、GPS装置以外のGNSS(Global Navigation Satellite System)装置や基地局測位装置などの任意の測位装置を使用してもよい。
車両情報記憶部103には、車両情報取得部101によって取得された車両情報が、その取得時刻と関連付けて記憶される。
車種情報記憶部104には、車両1の車種を表す情報が記憶される。車種情報は、車両のサイズに関する情報の一例に相当する。本実施形態において利用される「車種」は必ずしも車両メーカが規定する車種と一致したものでなくてもよく、車両のサイズと対応付けられた分類であればよい。本システムは、車種ごとの駐車可能性を判別可能な駐車場データベースを作成するものであるから、同様の車両サイズおよび旋回性能を有する複数の車種を1つの車種として扱っても構わない。
車両情報送信部105は、車両情報記憶部103に記憶されている車両情報と、車種情報記憶部104に記憶されている車種情報とを関連付けて、通信I/F14を介してサーバ装置2へ送信する。通信I/F14で用いられる通信方式は特に限定されない。採用可能な通信方式の一例として、LTE(Long Term Evolution)、5G、WiFiなどが挙
げられる。また、車両情報送信部105による送信タイミングは特に限定されない。たとえば、車両情報を取得するたびに送信してもよいし、所定の時間間隔(たとえば、30分間隔、1時間間隔など)で送信してもよいし、特定のイベント(たとえば、アクセサリー電源やエンジンのオフ)が発生した際に送信してもよいし、特定の時間帯(たとえば、夜間)に送信してもよい。
げられる。また、車両情報送信部105による送信タイミングは特に限定されない。たとえば、車両情報を取得するたびに送信してもよいし、所定の時間間隔(たとえば、30分間隔、1時間間隔など)で送信してもよいし、特定のイベント(たとえば、アクセサリー電源やエンジンのオフ)が発生した際に送信してもよいし、特定の時間帯(たとえば、夜間)に送信してもよい。
図3は、車両情報送信部105からサーバ装置2に送信される車両情報の例を示すテーブルである。本実施形態では、送信される車両情報は、データ取得日時1051、車種1052、位置情報1053、アクセサリー電源(ACC)状態1054a、車速1054b、ブレーキ状態1054cなどが含まれる。データ取得日時1051は、車両情報(1レコード分)が取得された日時を表す情報である。車種1052は車種情報記憶部104に記憶されている情報である。位置情報1053はGPS装置102aから取得される情報である。ここでは、緯度と経度情報のみを示しているが、高度情報を含めてもよい。ACC状態1054aは、アクセサリー電源のオン/オフが切り替わったタイミングを把握可能な情報である。車速1054bは、車速センサ102cから取得される情報である。
ブレーキ状態1054cは、パーキングブレーキのオン/オフを把握可能な情報である。送信される車両情報は、上記以外の車両の状態を表す情報を含んでもよい。
ブレーキ状態1054cは、パーキングブレーキのオン/オフを把握可能な情報である。送信される車両情報は、上記以外の車両の状態を表す情報を含んでもよい。
(2-2.サーバ装置)
図1に示すように、サーバ装置2は、CPU(Central Processing Unit)21、RA
M(Random Access Memory)22、記憶装置23、通信インタフェース(I/F)24を備え
る。CPU21は、記憶装置23に格納されたプログラムを読み込んで実行することにより、図4に示すような機能、すなわち、車両情報受信部201、車両情報記憶部202、駐車位置抽出部203、データベース生成部204、駐車場位置データベース208の各機能部を実現する。データベース生成部204は、専用駐車場データ除外部205、マッチング部206、データベース登録部207を含む。なお、これらの機能の一部または全部は、ASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。
図1に示すように、サーバ装置2は、CPU(Central Processing Unit)21、RA
M(Random Access Memory)22、記憶装置23、通信インタフェース(I/F)24を備え
る。CPU21は、記憶装置23に格納されたプログラムを読み込んで実行することにより、図4に示すような機能、すなわち、車両情報受信部201、車両情報記憶部202、駐車位置抽出部203、データベース生成部204、駐車場位置データベース208の各機能部を実現する。データベース生成部204は、専用駐車場データ除外部205、マッチング部206、データベース登録部207を含む。なお、これらの機能の一部または全部は、ASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。
車両情報受信部201は、通信I/F24を介して複数の車両1から車両情報を受信して、車両情報記憶部202に格納する。車両情報記憶部202には、図3に示す車両情報が大量に格納される。
駐車位置抽出部203(以下、抽出部203とも称する)は、車両情報記憶部202を参照して、車両が駐車状態である時の車両情報のレコードを特定し、車両が駐車状態である時の位置を抽出する。本実施形態では、アクセサリー電源がオンからオフに切り替わった時のレコードが、駐車状態であるときの車両情報のレコードとして特定される。なお、このようにして特定されたレコードのみを含む一時的なテーブル(あるいはビュー)を作成してもよい。
データベース生成部204は、抽出部203によって抽出された車両情報と、駐車場位置データベース208に基づいて、駐車場の位置・駐車車両の車種・駐車日時を含むレコードを格納する駐車場データベース209を生成する。データベース生成部204は、専用駐車場データ除外部205、マッチング部206、データベース登録部207を含む。
駐車場位置データベース208は、一般の車両が利用可能な駐車場の位置データが予め格納されたデータベースである。本実施形態の駐車場位置データベース208は、図5に示すように、駐車場ID2081、駐車場名2082、位置情報2083を含む。位置情報2083は、緯度と経度情報のみを示しているが、高度情報を含めてもよい。また、駐車場位置データベース208には、駐車場の管理者が提供する駐車可能な車両の高さ・幅・長さ・重量に関する情報や、3ナンバー車両・RV車両・左ハンドル車両(右側通行の国・地域では右ハンドル車両)の制限、管理者名、連絡先などが含まれてもよい。
専用駐車場データ除外部205(以下、除外部205とも称する)は、駐車状態の時の車両情報のレコードのうち、専用駐車場に駐車したときのレコードを除外する。専用駐車場とは、特定の1台または複数台の車両のみが駐車すべき駐車場を意味し、典型的には自宅駐車場や契約駐車場などである。専用駐車場への駐車を表すレコードを特定するための処理については後述する。なお、車両の専用駐車場が、本発明における「車両に関連する所定位置」に相当する。
マッチング部206は、除外部205による除外処理が施された後の車両情報レコードの中から、駐車位置が駐車場位置データベース208に格納されている駐車場の位置と一致するレコードを抽出する。
データベース登録部207は、駐車位置が駐車場位置データベース208に格納されている駐車場の位置と一致する車両情報レコードに関して、この駐車場に、車両情報レコードに示される車種の車両が駐車可能であることを示すデータを、駐車場データベース209に追加する。すなわち、データベース登録部207は、車両の駐車位置が、専用駐車場(車両に関連する所定位置)ではなく、かつ、予め把握されている駐車場地点と一致する場合に、この駐車位置(駐車場)に車両情報に示される車種の車両が駐車可能であるというデータを駐車場データベース209に追加する。
本実施形態では、駐車場データベース209には、図6(A)に示すように、1回の駐車ごとに、駐車場ID2091、駐車場名2092、位置情報2093、車種2094、駐車日時2095からなるレコードが格納される。したがって、データベース登録部207は、駐車位置が駐車場位置データベース208に格納されている駐車場の位置と一致する車両情報ごとに、図6(A)のデータベースに1レコードを追加する。
図6(A)に示すデータベースを駐車場ごとに集計することで、図6(B)に示すような駐車場データベース209を作成することもできる。図6(B)に示すデータベースは、駐車場ID2191、駐車場名2192、位置情報2193、車種1の駐車回数2194a、車種1の最新駐車日時2194b、車種2の駐車回数2195a、車種2の最新駐
車日時2195b、・・・が格納される。
車日時2195b、・・・が格納される。
図6(B)のデータベースは、図6(A)のデータベースから作成できるので、データベース登録部207は先に図6(A)のデータベースを生成すればよい。あるいは、データベース登録部207は、図6(A)のデータベースを利用せずに、図6(B)の形式のデータベースを直接生成してもよい。この場合、データベース登録部207は、レコードを追加する度に、車両情報レコードに対応する車種の「駐車回数」を1増加させ、車両情報レコードの駐車日時が「最新駐車日時」よりも新しければこのフィールドを更新すればよい。
[3.駐車場データベース生成処理]
次に、図7のフローチャートを参照して、サーバ装置2における駐車場データベース生成処理をより詳細に説明する。このフローチャートに示す処理は、サーバ2のCPU21が記憶装置23に格納されたプログラムを読み込んで実行することにより実現される。なお、ここでは、車両1からの車両情報の受信処理はすでに完了しており、車両情報記憶部202には十分な量の車両情報が格納されていることを想定する。
次に、図7のフローチャートを参照して、サーバ装置2における駐車場データベース生成処理をより詳細に説明する。このフローチャートに示す処理は、サーバ2のCPU21が記憶装置23に格納されたプログラムを読み込んで実行することにより実現される。なお、ここでは、車両1からの車両情報の受信処理はすでに完了しており、車両情報記憶部202には十分な量の車両情報が格納されていることを想定する。
ステップS101では、抽出部203が車両情報記憶部202を参照して、車両が駐車状態である時の車両情報のレコードを抽出する。本実施形態では、アクセサリー電源の状態がオンからオフに切り替わった時のレコードを、車両が駐車状態である時の車両情報のレコードとして抽出する。たとえば、図3に示す車両情報レコード群からは、ACC1054aが「オフ」となったことを示すレコードR1が駐車状態のレコードとして抽出される。
駐車状態の判定は、上記以外の方法によって行ってもよい。たとえば、エンジンの状態がオンからオフに切り替わった時を、車両が駐車状態であると判断してもよい。また、車両が同一の地点に所定時間(たとえば、10分、30分など)以上留まっている場合に、車両が駐車状態であると判断してもよい。また、車両がパーキングブレーキをオンにしたりサイドミラーを収納したりした場合に、車両が駐車状態であると判断してもよい。また、車両が同じ位置で、あるいはエンジンをオフにした状態で、向きを所定角度(たとえば、90度)以上変えた場合に、車両が駐車状態であると判断してもよい。これは、車両がターンテーブルを利用した状況に相当する。
ステップS102において、除外部205は、ステップS101で抽出されたデータの中から、専用駐車場への駐車を表すデータを除外する。本実施形態では、同一の車両が所定の頻度(たとえば、週に2回や月に5回)以上で同じ位置に駐車している場合には、除外部205は、当該車両が当該位置に駐車したことを表す車両情報のレコードを処理対象から除外する。具体的には、特定の車両C1が特定の位置P1に高頻度に駐車している場合は、車両C1が位置P1に駐車したことを表す全ての車両情報が処理対象から除外される。ただし、車両C1が位置P1以外に駐車したことを表す車両情報や、車両C1以外の車両が位置P1に駐車したことを表す車両情報は、除外されない。
ステップS103において、マッチング部206は、ステップS102での除外処理後の車両情報から、駐車場位置データベース208に格納されている駐車場の位置と一致するレコードを抽出する。
ステップS104では、データベース登録部207は、駐車場と一致する車両情報(すなわち、駐車位置が駐車場と一致する車両情報)について、当該車両情報に含まれる車種の車両がデータ取得日時において当該駐車場に駐車可能であったことを示すデータを駐車場データベース209に追加する。具体的には、図6(A)に示すデータベースに1レコ
ードのデータが追加される。この際、車種2094は車両情報の車種1052と等しく、駐車日時2095は車両情報のデータ取得日時1051に等しい。
ードのデータが追加される。この際、車種2094は車両情報の車種1052と等しく、駐車日時2095は車両情報のデータ取得日時1051に等しい。
ここでは、図6(A)に示すデータベースを最終的な出力としているが、さらに集計を行って図6(B)に示すように駐車場ごと車種ごとに、駐車回数および最新駐車日時を格納したデータベースを生成してもよい。
[4.本実施形態の有利な効果]
本実施形態によれば、駐車場ごとにどのような車種(サイズ)の車両が駐車可能かを判断可能な駐車場データベースを容易に生成することができる。また、実際に駐車されたことを表す車両情報(プローブ情報)に基づいて駐車場データベースを生成しているので、精度の高い駐車場データベースが生成できる。
本実施形態によれば、駐車場ごとにどのような車種(サイズ)の車両が駐車可能かを判断可能な駐車場データベースを容易に生成することができる。また、実際に駐車されたことを表す車両情報(プローブ情報)に基づいて駐車場データベースを生成しているので、精度の高い駐車場データベースが生成できる。
また、本実施形態では、専用駐車場への駐車を表す車両情報を除外して駐車場データベースを生成しているので、たとえば自宅駐車場と一般駐車場が隣接しているような状況でも、この一般駐車場に駐車可能な車両サイズを正しく把握できる。図8(A),図8(B)を参照して説明する。
図8(A)は、大型車が駐車可能な専用駐車場81(個人の自宅駐車場)と、大型車が駐車不可能な一般駐車場82が隣接している状況を示す。図中の専用駐車場81および一般駐車場82は、車両1台分の駐車スペースを表している。また、図中の丸および四角は車両が駐車したときの車両情報に含まれる位置を表し、記号中の文字のうち、一文字目の「L」は大型車、「S」は小型車を意味し、二文字目の数字は車両の識別するためのものである。車両のGPS装置によって取得される位置情報には誤差が含まれるので、車両L1が専用駐車場81に駐車した場合でも、駐車位置が一般駐車場82を指し示す場合がある。
このような状況において、除外部205による除外処理(図7のステップS102)を行わずに駐車場データベースを生成すると、一般駐車場82に小型車S1~S5だけでなく大型車L1も駐車したと判断され、したがって、一般駐車場82は大型車が駐車可能であると判断される。
これに対して本実施形態では、大型車L1が高頻度に専用駐車場81および一般駐車場82に駐車していることから、除外部205による除外処理によって大型車L1の当該位置に関する車両情報が処理対象から除外される。すなわち、図8(B)に示すように、小型車S1~S5だけの車両情報を対象として駐車場データベースが生成される。したがって、一般駐車場82には小型車だけが駐車したと判断されるので、誤って大型車が駐車可能であると判断されることを避けられる。
[5.変形例]
上記の実施形態は本発明を実施する一例に過ぎず、本発明をその内容に限定するものではない。本発明は、その技術的思想の範囲内で、種々の変形が可能である。
上記の実施形態は本発明を実施する一例に過ぎず、本発明をその内容に限定するものではない。本発明は、その技術的思想の範囲内で、種々の変形が可能である。
(5-1.車種情報の変形例)
上記の実施形態では、車両1からサーバ装置2に対して、車種情報を含む車両情報を送信しているが、必ずしも車種情報を送信する必要はない。たとえば、車種情報の代わりに、車両1の個体識別情報(車両ID)や車載端末10の個体識別情報(車載端末ID)を用いてもよい。サーバ装置2は、車両IDや車載端末IDと当該車両の車種とを対応づけて記憶したマスタデータベースを利用して、車両IDや車載端末IDから車両の車種を取得可能である。また、車種情報は車両のサイズを表す情報の一例であるので、車種情報を
用いる代わりに、車両の幅・長さ・高さを用いてもよい。
上記の実施形態では、車両1からサーバ装置2に対して、車種情報を含む車両情報を送信しているが、必ずしも車種情報を送信する必要はない。たとえば、車種情報の代わりに、車両1の個体識別情報(車両ID)や車載端末10の個体識別情報(車載端末ID)を用いてもよい。サーバ装置2は、車両IDや車載端末IDと当該車両の車種とを対応づけて記憶したマスタデータベースを利用して、車両IDや車載端末IDから車両の車種を取得可能である。また、車種情報は車両のサイズを表す情報の一例であるので、車種情報を
用いる代わりに、車両の幅・長さ・高さを用いてもよい。
(5-2.専用駐車場の特定)
上記の実施形態では、車両情報を解析して、特定車両が所定の頻度以上で駐車する位置を専用駐車場であると判断している。しかしながら、専用駐車場の特定方法はこれに限られない。たとえば、サーバ装置2は、車両とその専用駐車場(自宅駐車場や契約駐車場)とが関連付けて予め登録されたデータベースを利用して、車両の専用駐車場を特定してもよい。また、車両情報に基づく専用駐車場の特定と、データベースに基づく専用駐車場の特定とを併用してもよい。
上記の実施形態では、車両情報を解析して、特定車両が所定の頻度以上で駐車する位置を専用駐車場であると判断している。しかしながら、専用駐車場の特定方法はこれに限られない。たとえば、サーバ装置2は、車両とその専用駐車場(自宅駐車場や契約駐車場)とが関連付けて予め登録されたデータベースを利用して、車両の専用駐車場を特定してもよい。また、車両情報に基づく専用駐車場の特定と、データベースに基づく専用駐車場の特定とを併用してもよい。
(5-3.車両情報の解析)
上記の実施形態では、車両1は定期的に取得される車両情報の全てをサーバ装置2に送信し、サーバ装置2で車両情報の解析(駐車位置の抽出)を行っている。しかしながら、車両1で車両情報に対する処理を行って、処理後の車両情報をサーバ装置2に送信してもよい。車両1における処理として、不要な車両情報の削除や、駐車状態の判定処理などが含まれる。
上記の実施形態では、車両1は定期的に取得される車両情報の全てをサーバ装置2に送信し、サーバ装置2で車両情報の解析(駐車位置の抽出)を行っている。しかしながら、車両1で車両情報に対する処理を行って、処理後の車両情報をサーバ装置2に送信してもよい。車両1における処理として、不要な車両情報の削除や、駐車状態の判定処理などが含まれる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、一般駐車場の地点をあらかじめ格納した駐車場位置データベースを利用しているが、本実施形態では車両情報(プローブ情報)に基づいて駐車場位置データベースを生成して、生成した駐車場位置データベースを用いて駐車場データベースを生成する。
第1の実施形態では、一般駐車場の地点をあらかじめ格納した駐車場位置データベースを利用しているが、本実施形態では車両情報(プローブ情報)に基づいて駐車場位置データベースを生成して、生成した駐車場位置データベースを用いて駐車場データベースを生成する。
本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であり、サーバ装置(駐車場データベース生成装置)2の構成が第1の実施形態と異なる。以下では、第1の実施形態との相違点について主に説明する。
サーバ装置2は、CPU21がプログラムを実行することで図9に示すような機能を実現する。具体的には、サーバ装置2は、第1の実施形態の機能に加えて、駐車場位置抽出部211をさらに有する。
駐車場位置抽出部211は、抽出部203によって抽出された駐車位置が、法令(法律または命令)によって駐車が許可されている位置であるか否か(駐車が禁止されている位置であるか否か)を判断する。駐車場位置抽出部211は、駐車が許可されている位置をあらかじめ定義したデータベースを利用して、抽出部203によって抽出された駐車位置が駐車可能な位置かを判断してもよい。あるいは、駐車場位置抽出部211は、抽出部203によって抽出された駐車位置が、駐車禁止の条件を満たすか否かを都度判断してもよい。日本の法令によれば、たとえば、交差点の端から5メートル以内、横断歩道から5メートル以内、踏切から10メートル以内、トンネル・線路・踏切・坂の頂上などが駐車禁止である。駐車場位置抽出部211は、このような条件に該当する位置は、抽出部203によって抽出された位置であっても、駐車場としては扱わないようにする。また、駐車場位置抽出部211は、特定の車両のみが駐車する駐車位置は専用駐車場であると扱ってもよい。
駐車場位置抽出部211は、駐車実績が所定頻度以下の位置は、駐車場として扱わなくてもよい。また、駐車場位置抽出部211は、駐車した車両の数が所定数以下の位置は、駐車場として扱わなくてもよい。
駐車場位置抽出部211は、駐車場として抽出した位置に基づいて、駐車場位置データベース212を生成する。図10は、生成される駐車場位置データベース212の構成を
示す図である。図10に示すように、駐車場位置データベース212は、駐車場ID2121、専用駐車場か否かを表すフラグ2122、駐車禁止区域か否かを表すフラグ2123、及び位置情報2124を含む。
示す図である。図10に示すように、駐車場位置データベース212は、駐車場ID2121、専用駐車場か否かを表すフラグ2122、駐車禁止区域か否かを表すフラグ2123、及び位置情報2124を含む。
その他の処理は第1の実施形態と基本的に同様である。ただし、本実施形態では、駐車場位置データベース212を用いて駐車場データベース209が生成されるので、図11に示すように駐車場データベース209に専用駐車場であるか否かを表すフラグ2096と駐車禁止区域であるか否かを表すフラグ2097とが含まれる。
以上のように本実施形態によれば、駐車場位置データベースが車両情報から自動的に作成でき手動での作成が不要になるほか、最新の情報に基づいて駐車場の地点を把握可能となる。
<第3の実施形態>
本実施形態は、第1,2の実施形態によって生成された駐車場データベースを利用した駐車場検索システムである。図12は、本実施形態に係る駐車場検索システムの構成を示す図である。図に示すように駐車場検索システムは、ユーザ端末3と駐車場検索装置4から構成される。
本実施形態は、第1,2の実施形態によって生成された駐車場データベースを利用した駐車場検索システムである。図12は、本実施形態に係る駐車場検索システムの構成を示す図である。図に示すように駐車場検索システムは、ユーザ端末3と駐車場検索装置4から構成される。
ユーザ端末3は、車載端末であってもよいし、スマートフォンや携帯情報端末など任意の情報処理装置であってもよい。ユーザ端末は、GPS機能を有するコンピュータであり、駐車場検索装置4に対して、位置情報および車種情報を含む検索要求を送信して、当該位置の付近において当該車種の車両が駐車可能な駐車場の検索を要求する。
駐車場検索装置4は、CPU,RAM,ROM、通信I/Fなどを含む情報処理装置で有り、データベース生成装置401、駐車場データベース209、検索要求受信部402、検索部403、検索結果送信部404を含む。
データベース生成装置401は、第1の実施形態(図4)や第2の実施形態(図9)において説明したものと同様であるので詳細な説明は省略する。データベース生成装置401によって、駐車場データベース209が生成される。
検索要求受信部402は、ユーザ端末3から位置情報および車種情報を含む検索要求を受信する。検索要求受信部402が検索要求を受信すると、この検索要求を検索部403に送る。
検索部403は、駐車場データベース209を検索して、検索要求に含まれる位置(対象位置)の付近から、検索要求に含まれる車種(対象車種)の車両が駐車可能な駐車場を検索する。具体的には、検索部403は、対象位置から所定距離以内の範囲に位置し、かつ、対象車種の車両について駐車履歴がある駐車場を求める。なお、対象車種の車両の駐車履歴が単にあるだけでなく、所定回数以上あることを条件としてもよい。
このような条件を満たす駐車場が複数存在する場合、検索部403は、次のようにして検索結果に優先度を割り当ててもよい。すなわち、対象車種の車両の駐車回数が多いほど高い優先度を割り当てたり、対象車種の車両の最新の駐車日時が新しいほど高い優先度を割り当てたり、検索位置からの距離が近いほど高い優先度を割り当てたりしてもよい。あるいは、これら複数の要素を総合して優先度を割り当ててもよい。
検索結果送信部404は、検索部403による検索結果をユーザ端末3に送信する。検索結果送信部404は、最も優先度の高い検索結果のみをユーザ端末3に送信してもよい
し、全てのあるいは上位所定数個の検索結果を優先度とともにユーザ端末3に送信してもよい。
し、全てのあるいは上位所定数個の検索結果を優先度とともにユーザ端末3に送信してもよい。
本実施形態によれば、ユーザ端末3から、対象車種の車両が駐車可能な駐車場を容易に検索できる。
なお、本実施形態に係る駐車場検索装置4は、実際に駐車場に空きがあるか否かを示す満空情報を取得する満空情報取得部を備えることも望ましい。このような満空情報が利用可能であれば、検索部403は、検索条件を満たし、かつ、空きがある駐車場を検索するようにするとよい。
また、複数の車種間の駐車可能性の包含関係を利用して検索することも好ましい。たとえば、車種Aが駐車可能であれば車種Bも駐車可能であるという関係が、駐車可能性の包含関係の一例である。このような包含関係を利用すれば、実際には車種Bの駐車実績がない駐車場であっても車種Aの駐車実績があれば車種Bの駐車が可能であると判断できる。したがって、検索可能な駐車場を増やすことができる。なお、駐車可能性の包含関係は、管理者が手動で作成すればよい。あるいは、駐車可能性の包含関係は、車両1から送信される車両情報を解析することによって作成してもよい。駐車可能性の包含関係に基づく検索は必ずしも正しいとは限らないので、検索条件に合致する駐車場が見つからないときに実行したり、優先度を低くしたりするなどの対応を行うことが好ましい。
また、本実施形態において、検索要求に車種情報を含めるようにしているが、車種情報は車両のサイズを表す情報の一例である。したがって、車種情報の代わりに、車両の幅・長さ・高さを用いてもよい。
また、本実施形態では、検索要求がユーザ端末3から無線通信を介して駐車場検索装置4に入力される例を説明したが、オペレータが駐車場検索装置4を直接操作して検索条件を入力して駐車場の検索を行ってもよい。この場合、検索結果は画面に出力される。この形態は、たとえば、オペレータが車両の運転者から音声通話に基づいて駐車場を検索する用途に適用可能である。
<変形例>
上記の実施形態の構成は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、適宜変更したり組み合わせたりして利用することができる。たとえば、駐車場データベース生成装置や駐車場検索装置を1台のサーバ装置(コンピュータ)で実装する必要はなく、機能を分担して実行する複数のコンピュータでこれらの装置を実装してもよい。
上記の実施形態の構成は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、適宜変更したり組み合わせたりして利用することができる。たとえば、駐車場データベース生成装置や駐車場検索装置を1台のサーバ装置(コンピュータ)で実装する必要はなく、機能を分担して実行する複数のコンピュータでこれらの装置を実装してもよい。
また、本開示において説明した構成や処理は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本発明は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよ
い。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
い。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
1:車両 10:車載端末
101:車両情報取得部 102:車両センサ
103:車両情報記憶部 104:車種情報記憶部 105:車両情報送信部
2:サーバ装置(データベース生成装置)
201:車両情報受信部 202:車両情報記憶部 203:駐車地点情報抽出部
204:データベース生成部 205:専用駐車場データ除外部
206:マッチング部 207:データベース登録部
208:駐車場位置データベース 209:駐車場データベース
101:車両情報取得部 102:車両センサ
103:車両情報記憶部 104:車種情報記憶部 105:車両情報送信部
2:サーバ装置(データベース生成装置)
201:車両情報受信部 202:車両情報記憶部 203:駐車地点情報抽出部
204:データベース生成部 205:専用駐車場データ除外部
206:マッチング部 207:データベース登録部
208:駐車場位置データベース 209:駐車場データベース
Claims (14)
- 車両の位置情報と状態情報と車両サイズに関する情報とが関連付いた車両情報を取得する取得手段と、
前記車両情報に基づいて、前記車両が駐車状態であるときの位置を抽出する駐車位置抽出手段と、
前記車両が駐車状態であるときの位置が前記車両に関連する所定位置ではない場合に、前記位置に前記車両サイズの車両が駐車可能であることを示すデータを駐車場データベースに追加するデータベース生成手段と、
を備える、データベース生成装置。 - 前記車両に関連する前記所定位置は、前記車両が所定の頻度以上で駐車する場所である、
請求項1に記載のデータベース生成装置。 - 前記車両に関連する前記所定位置は、前記車両と関連付けて予め登録された場所である、
請求項1に記載のデータベース生成装置。 - 前記車両サイズに関する情報は、前記車両の車種である、
請求項1から3のいずれか1項に記載のデータベース生成装置。 - 駐車場の位置を予め格納した駐車場位置データベースをさらに有し、
前記データベース生成手段は、前記車両が駐車状態であるときの位置が前記駐車場位置データベースに格納された駐車場の位置と合致する場合に、前記位置に前記車両サイズの車両が駐車可能であることを示すデータを前記駐車場データベースに追加する、
請求項1から4のいずれか1項に記載のデータベース生成装置。 - 前記車両情報に基づいて、前記車両が駐車状態であるときの位置であり、かつ、法令により駐車が許可されている位置を、駐車場の位置として抽出して駐車場位置データベースに格納する駐車場位置抽出手段をさらに含み、
前記データベース生成手段は、前記車両が駐車状態であるときの位置が前記駐車場位置データベースに格納された駐車場の位置と合致する場合に、前記位置に前記車両サイズの車両が駐車可能であることを示すデータを前記駐車場データベースに追加する、
請求項1から5のいずれか1項に記載のデータベース生成装置。 - 前記駐車位置抽出手段は、前記車両において、アクセサリー電源がオフにされたとき、イグニッションスイッチがオフにされたとき、または、パーキングブレーキがオンにされたとき、もしくは、車両が、所定時間以上停車したとき、または、その場で回転したときの前記車両情報に含まれる位置を、前記車両が駐車状態であるときの位置として抽出する、
請求項1から6のいずれか1項に記載のデータベース生成装置。 - 駐車場データベースを生成する請求項1から7のいずれか1項に記載のデータベース生成装置と、
位置情報と車両サイズに関する情報とを含み、前記位置情報から所定距離以内の範囲において前記車両サイズの車両が駐車可能な駐車場の検索要求をユーザ端末から受信する受信手段と、
前記検索要求に含まれる前記位置情報から前記所定距離以内の範囲において前記車両サイズの車両が駐車可能な駐車場を、前記駐車場データベースから検索する検索手段と、
検索された駐車場に関する情報を前記ユーザ端末に送信する送信手段と、
を備える、駐車場検索装置。 - 前記検索手段は、検索要求に合致する駐車場が複数あるときには、前記検索要求に含まれる前記車両サイズの車両の駐車回数が多い駐車場ほど、高い優先度を割り当てる、
請求項8に記載の駐車場検索装置。 - 前記検索手段は、検索要求に合致する駐車場が複数あるときには、前記検索要求に含まれる前記車両サイズの車両の駐車された時期が新しい駐車場ほど、高い優先度を割り当てる、
請求項8または9に記載の駐車場検索装置。 - 前記車両サイズに関する情報は、車両の車種であり、
前記検索手段は、車種ごとの駐車可能性の包含関係を考慮して、前記駐車場データベースから前記検索要求に合致する駐車場を検索する、
請求項8から10のいずれか1項に記載の駐車場検索装置。 - 駐車場の満空情報を取得する満空情報取得手段をさらに有し、
前記検索手段は、前記検索要求に合致する駐車場であり、かつ、空きのある駐車場を検索する、
請求項8から11のいずれか1項に記載の駐車場検索装置。 - コンピュータによって実行されるデータベース生成方法であって、
車両の位置情報と状態情報と車両サイズに関する情報とが関連付いた車両情報を取得する取得ステップと、
前記車両情報に基づいて、前記車両が駐車状態であるときの位置を抽出する駐車位置抽出ステップと、
前記車両が駐車状態であるときの位置が前記車両に関連する所定位置ではない場合に、前記位置に前記車両サイズの車両が駐車可能であることを示すデータを駐車場データベースに追加するデータベース生成ステップと、
を含む、データベース生成方法。 - 請求項13に記載の方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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CN201811248902.1A CN109727478B (zh) | 2017-10-27 | 2018-10-25 | 数据库生成装置、停车场检索装置以及方法 |
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JP2008293170A (ja) | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Aisin Aw Co Ltd | 駐車場検出装置、駐車場検出方法及びコンピュータプログラム |
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-
2018
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