JP7013528B2 - 車両および切替方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両および切替方法に関する。
従来、事故現場や災害現場に応じた消防用車両や特殊災害対策車などの車両が知られている。これらの車両を事故現場等に応じて出動させることで、迅速な救助活動や救助隊員の安全確保に役立てている。例えば、テロ対策用車両として車両内部が陽圧に保たれる陽圧防護車両や、感染症対策用車両として陰圧機能を具備した救急車が存在する。
特許文献1において、危険区域内に車両ごと進入することができる消防用車両が開示されている。開示されている消防用車両は、送風手段により室内を外気の圧力状態よりも高い状態(陽圧)に維持することや外気の圧力状態よりも低い状態(陰圧)に維持することが可能な収容室を備えている。しかしながら、収容室を陽圧や陰圧に維持するためには、収容室や送風手段の配置等に制約があり、活用が困難な場合がある。その他にも、従来の車両には種々の改善の余地がある。
特開2011-37410号公報
本発明は、簡易な構成で収容室の圧力を調整可能な車両および圧力の切替方法を提供することを目的の一つとする。
一実施形態に係る車両は、車体と、前記車体に搭載され、第1接続口を有する収容室と、前記第1接続口を介して前記収容室に接続され、空気を取り込むための吸込口と、空気を吐出するための吐出口とを有する送風装置と、前記第1接続口の接続先を前記吐出口と前記吸込口との間で切り替え可能な切替部と、を備える。前記切替部が前記第1接続口と前記吐出口とを接続することで、前記収容室の圧力が外気の圧力より高くなり、前記切替部が前記第1接続口と前記吸込口とを接続することで、前記収容室の圧力が外気の圧力より低くなる。
車両は、外気を取り入れるための外気取入れ部をさらに備えてもよい。前記外気取入れ部は、第2接続口を有してもよい。前記切替部が前記第1接続口と前記吐出口とを接続する際に、前記吸込口は前記第2接続口と接続され、前記切替部が前記第1接続口と前記吸込口とを接続する際に、前記吐出口は前記第2接続口と接続されてもよい。
前記切替部は、前記第2接続口に接続された第1ポートと、前記吸込口に接続された第2ポートと、前記吐出口に接続された第3ポートと、前記第1接続口に接続された第4ポートとを有する切替弁を含んでもよい。前記切替弁は、前記第1ポートと前記第2ポートとが連通し、前記第3ポートと前記第4ポートとが連通した第1状態と、前記第1ポートと前記第3ポートとが連通し、前記第2ポートと前記第4ポートとが連通した第2状態との間で切り替え可能であってもよい。
前記第1状態においては、前記外気取入れ部の空気が前記送風装置を介して前記収容室に送られ、前記収容室の圧力が外気の圧力より高くなり、前記切替弁を前記第2状態に切り替えることで、前記収容室の空気が前記送風装置を介して前記外気取入れ部に送られ、前記収容室の圧力が外気の圧力より低くなってもよい。
前記切替部は、同形状の接続対象に解除可能に結合される複数の結合金具を含んでもよい。前記切替部は、前記複数の結合金具の一部を介して前記第2接続口と前記吸込口とを接続する第1流路を形成し、前記複数の結合金具の他の一部を介して前記第1接続口と前記吐出口とを接続する第2流路を形成する第3状態と、前記複数の結合金具の一部を介して前記第1接続口と前記吸込口とを接続する第3流路を形成し、前記複数の結合金具の他の一部を介して前記第2接続口と前記吐出口とを接続する第4流路を形成する第4状態との間で切り替え可能であってもよい。
前記第3状態においては、前記外気取入れ部の空気が前記送風装置を介して前記収容室に送られ、前記収容室の圧力が外気の圧力より高くなり、前記切替部を前記第4状態に切り替えることで、前記収容室の空気が前記送風装置を介して前記外気取入れ部に送られ、前記収容室の圧力が外気の圧力より低くなってもよい。
一実施形態に係る切替方法は、車体と、前記車体に搭載され、第1接続口を有する収容室と、空気を取り込むための吸込口と、空気を吐出するための吐出口とを有する送風装置と、を備え、前記第1接続口が前記吸込口および前記吐出口のいずれか一方に接続された車両において、前記収容室の圧力を外気の圧力より高い状態と外気の圧力より低い状態との間で切り替える。前記第1接続口の接続先を前記吸込口と前記吐出口との間で切り替え可能な切替部を設置し、前記収容室の圧力を外気の圧力より高くする場合には、前記切替部を介して前記第1接続口と前記吐出口とを接続し、前記収容室の圧力を外気の圧力より低くする場合には、前記切替部を介して前記第1接続口と前記吸込口とを接続する。
本発明によれば、簡易な構成で収容室の圧力を調整可能な車両および圧力の切替方法を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る収容室を備えた消防用車両の概略的な側面図である。 図2Aは、第1実施形態に係る収容室および資機材室の概略的な側面図である。 図2Bは、第1実施形態に係る収容室および資機材室の概略的な側面図である。 図3Aは、第1実施形態に係る切替弁の分解斜視図である。 図3Bは、第1実施形態に係る切替弁の分解斜視図である。 図4Aは、第1実施形態に係る切替部の模式図である。 図4Bは、第1実施形態に係る切替部の模式図である。 図5Aは、第2実施形態に係る収容室および資機材室の概略的な側面図である。 図5Bは、第2実施形態に係る収容室および資機材室の概略的な側面図である。 図6は、第2実施形態に係る互いに結合される一対の結合金具の概略的な構成を示す斜視図である。 図7は、結合された一対の結合金具の一部を拡大して示す図である。
以下、本発明のいくつかの実施形態につき図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る収容室1を備えた消防用車両100の概略的な側面図である。本実施形態においては、車両の一例として、緊急車両である消防用車両100を示す。車両は、消防用車両100に限定されず、他に救急車両、特殊災害対策車などの緊急車両がある。
消防用車両100は、運転席101やフレームで構成される車体102と、複数(例えば4つ)の車輪103とを備えている。車体102には、消防用車両100の運転席側から収容室1と資機材室2とが搭載されている。収容室1と資機材室2との間には、収容室1と資機材室2との間を人や物が移動するための扉が設けられてもよい。車体102には、さらに他の空間が形成されてもよい。
収容室1は、第1接続口1Aを有している。資機材室2には、送風システム3が設置されている。送風システム3は、第1接続口1Aを介して収容室1と接続される送風装置4と、第1接続口1Aの接続先を切り替える切替部5と、外気を取り入れるための外気取入れ部6と、を含んでいる。送風装置4は、空気を取り込むための吸込口4Aと、空気を吐出するための吐出口4Bと、ファンを有する送風機構41と、吸い込まれた空気を清浄化するためのフィルタを有する空気清浄機構42とを有している。送風装置4が送風システム3内に空気の流れを生じさせる。送風装置4としては、例えば、陽圧装置や、陰圧装置や、換気ユニットなどがある。
切替部5は、第1接続口1Aの接続先を送風装置4の吐出口4Bと吸込口4Aとの間で切り替え可能となるように構成されている。外気取入れ部6は、第2接続口6Aと、外気取入れ部6の空気と車両外の空気(外気)とを交換可能な外部接続口60とを有している。外部接続口60は、例えば、資機材室2の側面または上面に設置される。
収容室1の圧力変化は、送風システム3の送風装置4による空気の流れによって生じる。本実施形態においては、切替部5が第1接続口1Aと吐出口4Bとを接続することで、収容室1の圧力が外気の圧力より高くなり(陽圧)、切替部5が第1接続口1Aと吸込口4Aとを接続することで、収容室1の圧力が外気の圧力より低くなる(陰圧)。送風装置4によって生じる収容室1の圧力と外気の圧力との差圧は、一例として±0~800Paの範囲で規定することができる。
送風システム3は、図1に示した構成要素以外の他の要素を含むものとして定義されてもよい。例えば、送風システム3の状態を他の装置に送信する通信ユニットなどの出力装置を備えてもよい。送風システム3は、独立したシステムとして構成されてもよいし、他の装置の一部として消防用車両100に搭載されてもよい。
図2Aおよび図2Bは、第1実施形態に係る収容室1および資機材室2の概略的な側面図である。図2Aは、送風装置4が外気取入れ部6から空気Aを吸い込む状態を示しており、図2Bは、送風装置4が収容室1から空気Bを吸い込む状態を示している。空気Aは、外気取入れ部6内の空気であって、外部接続口60から流入する外気である。空気Bは、収容室1内の空気である。図2Aおよび図2Bの矢印は、流体の流れを表している。
図2Aにて、収容室1と送風システム3について説明する。収容室1は、第1接続口1Aの他に、資機材室2との境界部分に収容室1の室内の換気をするための換気口11と、収容室1の圧力を調整するための調整バルブ12とを有している。換気口11や調整バルブ12が設置される位置は、資機材室2との境界部分に限られない。換気口11には、図示しない換気扇が設置されている。換気口11は、換気用ホース11aを介して、外気取入れ部6に接続されている。換気口11は、収容室1を使用する際には、図示しない扉などで閉じられている。
調整バルブ12は、バルブ用ホース12aを介して、外気取入れ部6に接続されている。調整バルブ12は、例えば陽圧バルブであって、収容室1の圧力が予め規定された圧力以上に上昇した場合、陽圧バルブが開き、収容室1の空気が陽圧バルブからバルブ用ホース12aを介して外気取入れ部6に排出される。陽圧バルブが作動することで、収容室1の過度な圧力上昇を抑え、収容室1の圧力を一定に保つことができる。
送風装置4は、吸込口4Aと吐出口4Bの他に、埃などを放出するための放出口や放出用ホースを有してもよい。切替部5は、切替弁50と、ホース部7とを含んでいる。切替弁50は、切替弁本体51と、後述する弁体53を操作するための操作部52とを有している。切替弁50は、操作部52を操作することで切替弁50に接続されているホースなどの接続先を切り替えることができる。操作部52は、手動で操作できるように構成されてもよいし、電気で駆動するように構成されてもよい。操作部52が手動式の場合、操作部52は、例えば、ハンドルを有する。操作部52は、例えば、収容室1から遠隔で操作できるように構成されてもよい。
切替弁本体51は、第2接続口6Aに接続される第1ポート5Aと、吸込口4Aに接続される第2ポート5Bと、吐出口4Bに接続される第3ポート5Cと、第1接続口1Aに接続される第4ポート5Dとを有する。各ポート5A~5Dの接続先は、上記の例に限られない。切替弁50は、第1ポート5Aと第2ポート5Bとが連通し、第3ポート5Cと第4ポート5Dとが連通した第1状態と、第1ポート5Aと第3ポート5Cとが連通し、第2ポート5Bと第4ポート5Dとが連通した第2状態との間で切り替えることができる。第1状態と第2状態との間の切り替えは、操作部52によって行うことができる。
ホース部7は、ホース71と、ホース72と、ホース73と、ホース74とを有している。ホース71~74の口径は、例えば150A以下であって、一例としては100Aである。ホース部7は、配管の一例である。ホース部7は、例えばダクトや他の配管材料によって構成されてもよい。第2接続口6Aと第1ポート5Aとは、ホース71で接続されている。吸込口4Aと第2ポート5Bとは、ホース72で接続されている。吐出口4Bと第3ポート5Cとは、ホース73で接続されている。第1接続口1Aと第4ポート5Dとは、ホース74で接続されている。
切替弁50の第1状態においては、第1接続口1Aと吐出口4Bとがホース73、ホース74、および切替弁50を介して接続されている。この場合、吸込口4Aはホース71、ホース72、および切替弁50を介して第2接続口6Aと接続されている。一方、切替弁50の第2状態においては、第1接続口1Aと吸込口4Aとがホース72、ホース74、および切替弁50を介して接続されている。この場合、吐出口4Bはホース71、ホース73、および切替弁50を介して第2接続口6Aと接続されている。
つまり、切替弁50を使用することで、第1接続口1Aの接続先は、吐出口4Bと吸込口4Aとの間で切り替えることができる。言い換えると、送風装置4の吸込口4Aの接続先は、第1接続口1Aと第2接続口6Aとの間で切り替えることができるともいえる。吸込口4Aの接続先を切り替えることで、送風システム3内の空気の流れを変えることができる。
図2Aにおける空気Aの流れに沿って、収容室1の圧力が外気の圧力より高くなる場合について説明する。この場合、切替弁50は、上記の第1状態である。すなわち、切替弁50においては、第1ポート5Aと第2ポート5Bとが連通し、第3ポート5Cと第4ポート5Dとが連通している。
まず、外気取入れ部6の空気Aは、第2接続口6Aからホース71を介して、第1ポート5Aから切替弁50に流入する。第1ポート5Aと第2ポート5Bとが連通しているため、流入した空気Aは、第2ポート5Bから流出する。流出した空気Aは、ホース72を介して、吸込口4Aから送風装置4に吸い込まれる。送風装置4に吸い込まれた空気Aは、送風装置4が有する空気清浄機構42によって清浄化される。清浄化された空気Aは、吐出口4Bからホース73を介して、第3ポート5Cから切替弁50に流入する。第3ポート5Cと第4ポート5Dとが連通しているため、流入した空気Aは、第4ポート5Dから流出する。
流出した空気Aは、ホース74を介して、第1接続口1Aから収容室1に送られる。空気Aが外気取入れ部6から収容室1に送られることで、収容室1が加圧され、収容室1の圧力が外気の圧力よりも高くなる(陽圧)。つまり、切替弁50の第1状態においては、空気Aが送風装置4を介して収容室1に送られ、収容室1の圧力が外気の圧力より高くなる。また、空気Aが汚染されている場合であっても、空気Aは、送風装置4の空気清浄機構42によって清浄化された後に収容室1に送られるため、収容室1が汚染されることはない。
図2Bにおける空気Bの流れに沿って、収容室1の圧力が外気の圧力より低くなる場合について説明する。この場合、切替弁50は、上記の第2状態である。すなわち、切替弁50においては、第1ポート5Aと第3ポート5Cとが連通し、第2ポート5Bと第4ポート5Dとが連通している。
まず、収容室1の空気Bは、第1接続口1Aからホース74を介して、第4ポート5Dから切替弁50に流入する。第2ポート5Bと第4ポート5Dとが連通しているため、流入した空気Bは、第2ポート5Bから流出する。流出した空気Bは、ホース72を介して、吸込口4Aから送風装置4に吸い込まれる。送風装置4に吸い込まれた空気Bは、送風装置4が有する空気清浄機構42によって清浄化される。清浄化された空気Bは、吐出口4Bからホース73を介して、第3ポート5Cから切替弁50に流入する。第1ポート5Aと第3ポート5Cとが連通しているため、流入した空気Bは、第1ポート5Aから流出する。
流出した空気Bは、ホース71を介して、第2接続口6Aから外気取入れ部6に送られる。空気Bが収容室1から外気取入れ部6に送られることで、収容室1が減圧され、収容室1の圧力が外気の圧力よりも低くなる(陰圧)。つまり、切替弁50を第1状態から第2状態に切り替えることで、空気Bが送風装置4を介して外気取入れ部6に送られ、収容室1の圧力が外気の圧力より低くなる。また、空気Bが汚染されている場合であっても、空気Bは、送風装置4の空気清浄機構42によって清浄化された後に外気取入れ部6に送られるため、外気取入れ部6から汚染された空気が車両外に流出することはない。
切替弁50を使用し、切替弁50を第1状態から第2状態に切り替えることで、送風装置4を備える送風システム3内の空気の流れを変えることができる。収容室1に接続された送風装置4が1台の場合であっても切替弁50の第1状態では、収容室1の圧力を外気の圧力より高くすることができ、切替弁50の第2状態では、収容室1の圧力を外気の圧力より低くすることができる。
消防用車両100以外であっても、収容室1を備える車両に対して切替部5を追加することができる。ここでは、車体と、車体に搭載され、第1接続口1Aを有する収容室1と、空気を取り込むための吸込口4Aと、空気を吐出するための吐出口4Bとを有する送風装置4とを備える車両を想定する。この場合、第1接続口1Aが吸込口4Aおよび吐出口4Bのいずれか一方に接続されている。
上記の車両に対して、図2Aおよび図2Bで説明したような切替弁50を含む切替部5を設置することで、収容室1の第1接続口1Aの接続先を送風装置4の吸込口4Aと吐出口4Bとの間で切り替えることができる。第1接続口1Aの接続先を吸込口4Aと吐出口4Bとの間で切り替えることができれば、収容室1の圧力が外気の圧力より高い状態と、収容室1の圧力が外気の圧力より低い状態との間で切り替えることができる。つまり、収容室1の圧力を外気の圧力より高くする場合には、切替部5を介して第1接続口1Aと吐出口4Bとを接続し、収容室1の圧力が外気の圧力より低くする場合には、切替部5を介して第1接続口1Aと吸込口4Aとを接続すればよい。第1接続口1Aの接続先を吸込口4Aと吐出口4Bとの間の切り替えは、切替弁50の操作部52で操作できる。
例えば、陽圧室を備える車両の場合、切替部5を設置することで陽圧室を陰圧室としても利用できる車両に改造することができるし、陰圧室を備える車両の場合、切替部5を設置することで陰圧室を陽圧室としても利用できる車両に改造することができる。すでに備えられた送風装置4を利用し、新たに送風装置4を追加する必要がないため、改造にかかる費用を抑えて、陽圧室と陰圧室とを兼用した車両を作ることができる。
図3Aおよび図3Bは、第1実施形態に係る切替弁50の分解斜視図である。切替部5に適用し得る切替弁50の構成の一例について説明する。切替弁50の構造は、図3Aおよび図3Bで図示する構造に限られない。図3Aは、切替弁50の第1状態を示しており、図3Bは、切替弁50の第2状態を示している。なお、図3Aおよび図3Bにおいては、ホース部7の図示を省略している。
図3Aにて、切替弁50について説明をする。切替弁50は、弁室54が形成された切替弁本体51と、弁室54に配置される弁体53とを有している。弁体53は、切替弁本体51の軸AXと同軸上に位置する。弁体53は、弁室54に切替弁本体51の軸AXを中心に回動可能に取り付けられる。例えば、切替弁本体51が円筒形状である場合、弁体53は円柱形状である。
弁体53は、図示しない操作部52に接続されている。操作部52を操作することで、弁体53を回動させることができる。一例としては、弁体53を軸AXを中心に反時計回りに90度回動させることで、切替弁50を第1状態(図3A)から第2状態(図3B)へ切り替えることができる。また、弁体53を軸AXを中心に時計回りに90度回動させることで、切替弁50を第2状態(図3B)から第1状態(図3A)へ切り替えることができる。弁体53の回動方向や角度は、この例に限られない。
弁室54の内周面54Sと弁体53の外周面53Sとの間には、切替弁50を通過する流体の漏洩を防止するためのシール構造が形成されている。一例として、シール構造は、弁体53の外周面53Sに形成された環状の溝53Dと、OリングRとを含む。図3Aおよび図3Bの例においては、弁体53の図中上面と後述する弁孔531との間、後述する弁孔532と弁体53の図中下面との間、および弁孔531と弁孔532との間に溝53Dが形成されている。OリングRは、溝53Dにそれぞれ装着されている。溝53DおよびOリングRの数は、3つに限られず、4つ以上であってもよい。溝53Dは、弁体53の外周面53Sではなく、弁室54の内周面54Sに形成されてもよい。シール部材は、Oリングに限られず、他のシール部材であってもよい。また、シール構造は、上記の例に限られない。
切替弁本体51の外周面には、第1ポート5Aを有する配管51Aと、第2ポート5Bを有する配管51Bと、第3ポート5Cを有する配管51Cと、第4ポート5Dを有する配管51Dが配置されている。配管51Aと配管51Bは、同軸上で反対方向に延びている。配管51Cと配管51Dは、同軸上で反対方向に延びている。配管51Aと配管51Bの軸線X1と、配管51Cと配管51Dの軸線X2は、軸AXと交差する。本実施形態においては、軸線X1と軸線X2は、軸AXと直交する。また、軸線X1は、軸線X2と平行である。
切替弁本体51の外表面51Sは、配管口O1と、配管口O2と、配管口O3と、配管口O4とを有している。各配管口O1~O4は、いずれも弁室54に連通している。配管口O1と配管口O3は、同軸上に位置し、配管口O2と配管口O4は、同軸上に位置している。配管口O1と配管口O3の軸線X3と、配管口O2と配管口O4の軸線X4は、軸AXと交差する。本実施形態においては、軸線X3と軸線X4は、軸AXと直交する。また、軸線X3は、軸線X4と平行である。さらに、軸線X1と軸線X3は同一平面上で交差し、軸線X2と軸線X4は同一平面上で交差する。例えば、軸線X1と軸線X3は直交し、軸線X2と軸線X4は直交する。
切替弁本体51は、さらに、分岐管51Eと、分岐管51Fと、分岐管51Gと、分岐管51Hとを有している。分岐管51Eは、配管51Aの開口511と配管口O1とを接続している。分岐管51Fは、配管51Bの開口512と配管口O2とを接続している。分岐管51Gは、配管51Cの開口513と配管口O3とを接続している。分岐管51Hは、配管51Dの開口514と配管口O4とを接続している。
弁体53は、内部に弁孔531と、弁孔531と平行な弁孔532とを有している。弁孔531,532は、外周面53Sを貫通している。弁孔531と弁孔532は、軸AXと交差する。本実施形態においては、弁孔531と弁孔532は、軸AXと直交する。切替弁50の第1状態において、弁孔531は、配管51Aと配管51Bとを接続し、弁孔532は、配管51Cと配管51Dとを接続する。また、切替弁50の第2状態において、弁孔531は、配管口O1と配管口O3とを接続し、弁孔532は、配管口O2と配管口O4とを接続する。すなわち、切替弁50の第2状態において、弁孔531は、分岐管51Eと分岐管51Gとを接続し、弁孔532は、分岐管51Fと分岐管51Hとを接続しているといえる。
また、切替弁50の第1状態において、弁孔531の軸線X5は、軸線X1と一致し、弁孔532の軸線X6は、軸線X2と一致する。切替弁50の第2状態において、弁孔531の軸線X5は、軸線X3と一致し、弁孔532の軸線X6は、軸線X4と一致する。
上記のような構造により、第1状態において、第1ポート5Aと第2ポート5Bとが連通し、第3ポート5Cと第4ポート5Dとが連通する。また、第2状態において、第1ポート5Aと第3ポート5Cとが連通し、第2ポート5Bと第4ポート5Dとが連通する。
図3Aにて、切替弁50の第1状態における流体の流れを空気Aの流れに沿って説明する。まず、第1ポート5Aに接続されたホース71を介して、空気Aが第1ポート5Aから切替弁50に流入する。第1状態において弁体53の弁孔531は、配管51Aと配管51Bとを接続している。そのため、第1ポート5Aから流入した空気Aは、配管51Aを通過し、弁孔531を介して、配管51Bに到達する。配管51Bに到達した空気Aは、第2ポート5Bから第2ポート5Bに接続されたホース72へ流出し、送風装置4に吸い込まれる。
そして、送風装置4から吐出された空気Aが、第3ポート5Cに接続されたホース73を介して第3ポート5Cから再び切替弁50に流入する。第1状態において弁体53の弁孔532は、配管51Cと配管51Dとを接続している。そのため、第3ポート5Cから流入した空気Aは、配管51Cを通過し、弁孔532を介して、配管51Dに到達する。配管51Dに到達した空気Aは、第4ポート5Dから第4ポート5Dに接続されたホース74に流出する。その後、空気Aは、ホース74を介して、収容室1に送られる。
次に、図3Bにて、切替弁50の第2状態における流体の流れを空気Bの流れに沿って説明する。まず、第4ポート5Dに接続されたホース74を介して、収容室1の空気Bが第4ポート5Dから切替弁50に流入する。第4ポート5Dから流入した空気Bは、配管51Dから開口514を通過し、分岐管51Hに流入する。第2状態において、弁体53の弁孔532は、分岐管51Fと分岐管51Hとを接続している。そのため、分岐管51Hに流入した空気Bは、弁孔532を介して、分岐管51Fに到達する。分岐管51Fに到達した空気Bは、開口512を通過し、配管51Bに到達する。配管51Bに到達した空気Bは、第2ポート5Bから第2ポート5Bに接続されたホース72へ流出し、送風装置4に吸い込まれる。
そして、送風装置4から吐出された空気Bが、第3ポート5Cに接続されたホース73を介して、第3ポート5Cから再び切替弁50に流入する。第3ポート5Cから流入した空気Bは、配管51Cから開口513を通過し、分岐管51Gに流入する。第2状態において、弁体53の弁孔531は、分岐管51Eと分岐管51Gとを接続している。そのため、分岐管51Gに流入した空気Bは、弁孔531を介して、分岐管51Eに到達する。分岐管51Eに到達した空気Bは、開口511を通過し、配管51Aに到達する。配管51Aに到達した空気Bは、第1ポート5Aから第1ポート5Aに接続されたホース71へ流出する。その後、空気Bは、ホース71を介して、外気取入れ部6に送られる。
図4Aおよび図4Bは、第1実施形態に係る切替部5の模式図である。送風装置4および切替弁50を用いて、模式図について説明する。図4Aは、切替弁50が第1状態であり、図4Bは、切替弁50が第2状態である。切替弁50の第1状態と第2状態との間の切り替えは、図示しない操作部52により弁体53を軸AXを中心に回動させることで行うことができる。
切替弁50は、送風装置4に接続されている。切替弁50の第2ポート5Bが送風装置4の吸込口4Aに接続され、切替弁50の第3ポート5Cが送風装置4の吐出口4Bに接続されている。切替弁50は、第1状態(図4A)において、第1ポート5Aと第2ポート5Bとが弁孔531を介して連通し、第3ポート5Cと第4ポート5Dとが弁孔532を介して連通している。また、切替弁50は、第2状態(図4B)において、第1ポート5Aと第3ポート5Cとが弁孔531を介して連通し、第2ポート5Bと第4ポート5Dとが弁孔532を介して連通している。切替弁50は、弁体53を回動させることで、第2ポート5Bの連通先を第1ポート5Aと第4ポート5Dとの間で切り替えることができる。このとき、第3ポート5Cの連通先は、第4ポート5Dと第1ポート5Aとの間で切り替わる。
すなわち、切替弁50の第1状態において、吸込口4Aの接続先は第1ポート5Aであり、吐出口4Bの接続先は第4ポート5Dであるといえる。切替弁50の第2状態において、吸込口4Aの接続先は第4ポート5Dであり、吐出口4Bの接続先は第1ポート5Aであるといえる。送風装置4による空気の流れは、吸込口4Aから吐出口4Bへの一方向であるが、切替弁50を介して送風装置4の吸込口4Aの接続先を切り替えることで空気の流れを変えることができる。
図4Aにて、切替弁50の第1状態における送風装置4および切替弁50の空気Aの流れを説明する。切替弁50は第1状態であるので、吸込口4Aの接続先は第1ポート5Aであり、吐出口4Bの接続先は第4ポート5Dである。まず、空気Aが第1ポート5Aから切替弁50に流入する。第1ポート5Aと第2ポート5Bとが連通しているため、第1ポート5Aから流入した空気Aは、第2ポート5Bから流出する。第2ポート5Bから流出した空気Aは、吸込口4Aから送風装置4に吸い込まれる。そして、送風装置4に吸い込まれた空気Aは、吐出口4Bから吐出される。吐出口4Bから吐出した空気Aは、第3ポート5Cから再び切替弁50に流入する。第3ポート5Cと第4ポート5Dとが連通しているため、第3ポート5Cから流入した空気Aは、第4ポート5Dから流出する。
次に、図4Bにて、切替弁50の第2状態における送風装置4および切替弁50の空気Bの流れを説明する。切替弁50は第2状態であるので、吸込口4Aの接続先は第4ポート5Dであり、吐出口4Bの接続先は第1ポート5Aである。まず、空気Bが第4ポート5Dから切替弁50に流入する。第2ポート5Bと第4ポート5Dとが連通しているため、第4ポート5Dから流入した空気Bは、第2ポート5Bから流出する。第2ポート5Bから流出した空気Bは、吸込口4Aから送風装置4に吸い込まれる。そして、送風装置4に吸い込まれた空気Bは、吐出口4Bから吐出される。吐出口4Bから吐出した空気Bは、第3ポート5Cから再び切替弁50に流入する。第1ポート5Aと第3ポート5Cとが連通しているため、第3ポート5Cから流入した空気Bは、第1ポート5Aから流出する。
本実施形態においては、第1ポート5Aは、外気取入れ部6の第2接続口6Aに接続されており、第4ポート5Dは、収容室1の第1接続口1Aに接続されている。切替弁50を第1状態と第2状態の間で切り替えることで、送風装置4の吸込口4Aおよび吐出口4Bの接続先を第1接続口1Aと第2接続口6Aとの間で切り替えることができる。
以上説明した本実施形態によれば、簡易な構成で収容室1の圧力を調整可能な消防用車両100および圧力の切替方法を提供することができる。つまり、切替弁50を含む切替部5を設置することで、収容室1の第1接続口1Aの接続先を送風装置4の吸込口4Aと吐出口4Bとの間で自由に切り替えることができる。その結果、切替弁50の第1状態では、収容室1の圧力を外気の圧力より高くすることができ、切替弁50の第2状態では、収容室1の圧力を外気の圧力より低くすることができる。1台の消防用車両100に収容室1の圧力が外気の圧力より高い陽圧室と収容室1の圧力が外気の圧力より低い陰圧室を兼用した収容室1を搭載することができる。例えば、陽圧室と陰圧室が両方必要な場合に、陽圧および陰圧に対応した収容室をそれぞれに消防用車両100に搭載する必要はない。
消防用車両100の収容室1を陽圧室と陰圧室とで兼用することができれば、消防用車両100が出動する際に、出動する現場に応じて収容室1の状態を変更できるので柔軟な対応が可能となる。例えば、消防用車両100の周辺が危険な状況の場合には、収容室1を陽圧室とすることで救助隊員の安全を確保することができるし、要救助者が有毒ガスや感染症等の災害で罹患している場合には、収容室1を陰圧室とすることで汚染された空気を外部に飛散させることなく要救助者を搬送することができる。
切替弁50によって送風装置4の吸込口4Aの接続先を切り替えることができるため、送風システム3の送風装置4は1台あればよい。送風装置4が1台であれば、送風システム3はコンパクトになり、消防用車両100の狭い空間にも設置することができる。
また、すでに収容室1を備える車両に対して、切替弁50やホース部7を含む切替部5を設置することで、収容室1の圧力を外気の圧力より高い状態と低い状態との間で切り替えることができるようになる。陽圧室を備える車両の場合、切替部5を設置することで陽圧室を陰圧室としても利用できる車両に改造することができるし、陰圧室を備える車両の場合、切替部5を設置することで陰圧室を陽圧室としても利用できる車両に改造することができる。すでに備えられた送風装置4を利用し、新たに送風装置4を追加する必要がないため、改造にかかる費用を抑えて、陽圧室と陰圧室とを兼用した車両を作ることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
図5Aおよび図5Bは、第2実施形態に係る収容室1および資機材室2の概略的な側面図である。図5Aは、送風装置4が外気取入れ部6から空気Aを吸い込む状態を示しており、図5Bは、送風装置4が収容室1から空気Bを吸い込む状態を示している。図5Aおよび図5Bの矢印は、流体の流れを表している。第2実施形態においては、切替部8が、切替弁50ではなく結合金具9を含んでいる点で第1実施形態と相違する。
図5Aにて、送風システム3について説明する。切替部8は、複数の結合金具9と、ホース部7とを含んでいる。複数の結合金具9は、結合金具9Aと、結合金具9Bと、結合金具9Cと、結合金具9Dとを有している。結合金具9は、同形状の接続対象に解除可能に結合される結合金具である。図5Aおよび図5Bにおいては、結合金具9の構造を簡略化している。結合金具9の構造は、例えば、後述する図6および図7に示すような雌雄の区別のない同一の構造である。
ホース部7は、ホース75と、ホース76と、ホース77と、ホース78とを有している。ホース75は、第2接続口6Aに接続されている。ホース75は、第2接続口6Aに接続されている端部と反対側の端部に結合金具9Aを有している。ホース76は、吸込口4Aに接続されている。ホース76は、吸込口4Aに接続されている端部と反対側の端部に結合金具9Bを有している。ホース77は、吐出口4Bに接続されている。ホース77は、吐出口4Bに接続されている端部と反対側の端部に結合金具9Cを有している。ホース78は、第1接続口1Aに接続されている。ホース78は、第1接続口1Aに接続されている端部と反対側の端部に結合金具9Dを有している。
結合金具9は、各ホース75~79の端部の軸周りに回動可能に接続されてもよい。第1接続口1A、第2接続口6A、吸込口4A、および吐出口4Bは、各ホース75~79とそれぞれ結合金具9によって接続されてもよい。各ホース75~79の両端部が結合金具9を有してもよい。
図5Aの例においては、結合金具9Aと結合金具9Bとが結合し、結合金具9Cと結合金具9Dとが結合している。つまり、ホース75とホース76は、結合金具9Aおよび結合金具9Bを介して接続されており、ホース77とホース78は、結合金具9Cおよび結合金具9Dを介して接続されている。結合金具9Aおよび結合金具9Bを介して第2接続口6Aと吸込口4Aとを接続する流路を第1流路とし、結合金具9Cおよび結合金具9Dを介して第1接続口1Aと吐出口4Bとを接続する流路を第2流路とする。切替部8によって第1流路および第2流路が形成された状態を第3状態とする。
第2接続口6Aと吸込口4Aは、2本のホース(ホース75とホース76)で接続されているが、1本のホースで接続されてもよいし、3本以上のホースで接続されてもよい。同様に、第1接続口1Aと吐出口4Bは、2本のホース(ホース77とホース78)で接続されているが、1本のホースで接続されてもよいし、3本以上のホースで接続されてもよい。
図5Aにおける空気Aの流れに沿って、収容室1の圧力が外気の圧力より高くなる場合について説明する。まず、外気取入れ部6の空気Aは、第2接続口6Aから第1流路を介して、吸込口4Aから送風装置4に吸い込まれる。送風装置4に吸い込まれた空気Aは、送風装置4が有する空気清浄機構42によって清浄化される。清浄化された空気Aは、吐出口4Bから第2流路を介して、第1接続口1Aから収容室1に送られる。空気Aが外気取入れ部6から収容室1に送られることで、収容室1が加圧され、収容室1の圧力が外気の圧力よりも高くなる(陽圧)。つまり、切替部8の第3状態においては、空気Aが送風装置4を介して収容室1に送られ、収容室1の圧力が外気の圧力より高くなる。
図5Bの例においては、結合金具9Aと結合金具9Cとが結合し、結合金具9Bと結合金具9Dとが結合している。つまり、ホース75とホース77は、結合金具9Aおよび結合金具9Cを介して接続されており、ホース76とホース78は、結合金具9Bおよび結合金具9Dを介して接続されている。結合金具9Dおよび結合金具9Bを介して第1接続口1Aと吸込口4Aとを接続する流路を第3流路とし、結合金具9Cおよび結合金具9Aを介して第2接続口6Aと吐出口4Bとを接続する流路を第4流路とする。切替部8によって第3流路および第4流路が形成された状態を第4状態とする。
切替部8の第3状態と第4状態との間の切り替えは、結合金具9同士の組み合わせを変更することで行うことができる。具体的には、第3状態における結合金具9Aと結合金具9Bとの結合を解除し、結合金具9Cと結合金具9Dとの結合を解除する。そして、結合金具9Aと結合金具9Cとを結合し、結合金具9Bと結合金具9Dとを結合する。このように結合金具9同士の組み合わせを変更することで、第3状態から第4状態に切り替えることができる。本実施形態のように結合金具9が雌雄の区別のない同一の構造であれば、容易に結合金具9の組み合わせを変更することができる。
図5Bにおける空気Bの流れに沿って、収容室1の圧力が外気の圧力より低くなる場合について説明する。まず、収容室1の空気Bは、第1接続口1Aから第3流路を介して、吸込口4Aから送風装置4に吸い込まれる。送風装置4に吸い込まれた空気Bは、送風装置4が有する空気清浄機構42によって清浄化される。清浄化された空気Bは、吐出口4Bから第4流路を介して、第2接続口6Aから外気取入れ部6に送られる。空気Bが収容室1から外気取入れ部6に送られることで、収容室1が減圧され、収容室1の圧力が外気の圧力よりも低くなる(陰圧)。つまり、切替部8を第3状態から第4状態に切り替えることで、空気Bが送風装置4を介して外気取入れ部6に送られ、収容室1の圧力が外気の圧力より低くなる。
図6は、第2実施形態に係る互いに結合される一対の結合金具9の概略的な構成を示す斜視図である。図6において、結合金具9A、結合金具9Bを用いて結合金具9に適用し得る具体例を説明する。結合金具9Cと結合金具9Dもそれぞれ同じ構造を有している。
結合金具9Aおよび結合金具9Bは、略円筒形状の金具本体91を備えている。金具本体91の内周面には、円筒形状のシール部材92が配置されている。シール部材92の前端面はシール面であり、ゴムパッキン等のシール部材が取り付けられる。したがって、結合金具9Aおよび結合金具9Bが互いに軸方向に嵌合して結合された場合には、これらのシール部材92のシール面が互いに突き合わされ、各シール部材92の境界がシールされる。
金具本体91の前端部には、複数(例えば6個)の突起部93が形成されている。これらの突起部93は、周方向に等間隔に配列され、上記のシール部材92のシール面に対して軸方向に突出している。隣り合う突起部93の間には、凹部94が形成されている。結合金具9Aおよび結合金具9Bの各金具本体91が軸方向に突き合わされた場合には、一方の結合金具の突起部93が他方の結合金具の凹部94内に嵌合し、また他方の結合金具の突起部93が一方の結合金具の凹部94内に嵌合する。このように、結合金具9Aおよび結合金具9Bの各金具本体91は、互いに相補的に嵌合する。
なお、凹部94の幅は突起部93の幅よりやや広く形成されている。したがって、一方の結合金具の突起部93は、他方の結合金具の凹部94内に軸方向に嵌合するとともに、周方向にも所定の量だけ回動自在である。
各突起部93の一方の側面93aには、フック95が形成されている。フック95は、相手側の突起部93のフック95と周方向に係合するように構成されている。したがって、一方の結合金具の突起部93が他方の結合金具の凹部94内に軸方向に嵌合した状態で、結合金具9Aおよび結合金具9Bを互いに回動させて結合金具9Aおよび結合金具9Bの突起部93の側面93aを互いに近接させると、これら突起部93のフック95が互いに係合する。この係合により、各突起部93の軸方向への移動が規制され、結合金具9Aおよび結合金具9Bが互いに結合される。
図7は、結合された一対の結合金具9の一部を拡大して示す図である。この図においては、突起部93の一部の部分断面を併せて示している。図7の例において、互いに結合されたフック95の根元部には、この部分の応力集中を防止するための湾曲部96が形成されている。また、各突起部93の側面93bの先端角部は、円弧状に丸められている。
突起部93の側面93bは、金具本体91の軸方向に対して傾斜している。したがって、突起部93は、その先端部に向かうに従って周方向の幅が狭くなるようなテーパ状に形成されている。凹部94も同様に、その奥部に向かうに従ってその周方向の幅が狭くなるようなテーパ状に形成されている。これにより、突起部93と凹部94の嵌合が容易となる。
突起部93の側面93bには、付勢機構97が設けられている。付勢機構97は、円筒形状のケース部材97a内に突没自在に収容された付勢部材97bと、この付勢部材97bを突出方向に付勢するスプリング97cとを備えている。付勢部材97bは、例えば鋼鉄製のボールである。付勢機構97は、突起部93の側面93bに埋め込まれており、付勢部材97bの一部が側面93bから突出している。一方の結合金具の突起部93が図7に示すように他方の結合金具の凹部94内に嵌合されると、これら結合金具の突起部93の付勢部材97bが当接して互いに付勢し合う。これにより、各突起部93のフック95が係合した状態が保たれる。
結合金具9Aおよび結合金具9Bの結合を解除する際には、これら金具を、付勢機構97の付勢力が増す方向へ回す。これにより、各フック95の係合が解除され、結果として結合金具9Aおよび結合金具9Bの結合を解除することができる。
このように、図6および図7に示した結合金具9Aおよび結合金具9Bは、突起部93および凹部94などを備える同一形状であり、雌雄の区別なく互いに結合することができる。結合金具9は、他にも種々の形状の結合金具を適用することができる。
図2Aおよび図2Bで説明したように、消防用車両100以外であっても、収容室1を備える車両に対して、結合金具9を含む切替部8を追加することで、収容室1の第1接続口1Aの接続先を送風装置4の吸込口4Aと吐出口4Bとの間で切り替えることができる。切替部8が切替弁50を含んでいない場合であっても、結合金具9を有するホース部7であれば、結合金具9同士の組み合わせを変更することで第1接続口1Aの接続先を切り替えることができる。本実施形態のように、結合金具9が雌雄の区別のない同一の構造であれば、容易に結合金具9の組み合わせを変更することができる。
以上の実施形態は、本発明の範囲を当該実施形態にて開示した構成に限定するものではない。その他にも、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を消防用車両100に適用できる。
100…消防用車両、1…収容室、1A…第1接続口、11…換気口、2…資機材室、3…送風システム、4…送風装置、41…送風機構、42…空気清浄機構、4A…吸込口、4B…吐出口、5,8…切替部、50…切替弁、51…切替弁本体、52…操作部、53…弁体、54…弁室、5A…第1ポート、5B…第2ポート、5C…第3ポート、5D…第4ポート、6…外気取入れ部、6A…第2接続口、60…外部接続口、7…ホース部、9…結合金具。

Claims (7)

  1. 車体と、
    前記車体に搭載され、第1接続口を有する収容室と、
    前記第1接続口を介して前記収容室に接続され、空気を取り込むための吸込口と、空気を吐出するための吐出口とを有する送風装置と、
    前記第1接続口の接続先を前記吐出口と前記吸込口との間で切り替え可能な切替部と、
    第2接続口を有し、外気を取り入れるための外気取入れ部と、を備え、
    前記切替部は、前記第2接続口に接続された第1ポートと、前記吸込口に接続された第2ポートと、前記吐出口に接続された第3ポートと、前記第1接続口に接続された第4ポートとを有する切替弁本体を有する切替弁を含み、
    前記切替弁は、前記第1ポートと前記第2ポートとが連通し、前記第3ポートと前記第4ポートとが連通した第1状態と、前記第1ポートと前記第3ポートとが連通し、前記第2ポートと前記第4ポートとが連通した第2状態との間で切り替え可能であり、
    前記第1状態において、前記第1接続口と前記吐出口とを接続し前記吸込口と前記第2接続口とを接続することで、前記外気取入れ部の空気が前記送風装置を介して前記収容室に送られ、前記収容室の圧力が外気の圧力より高くなり、
    前記切替弁を前記第2状態に切り替え前記第1接続口と前記吸込口とを接続し前記吐出口と前記第2接続口とを接続することで、前記収容室の空気が前記送風装置を介して前記外気取入れ部に送られ、前記収容室の圧力が外気の圧力より低くなる、
    車両。
  2. 前記切替弁は、前記切替弁本体に形成された弁室に配置された弁体と、前記弁体を操作し前記第1状態と前記第2状態とを切り替えるための操作部とをさらに備える、
    請求項1に記載の車両。
  3. 前記切替弁本体は、前記第1ポートを有する第1配管と、前記第2ポートを有する第2配管と、前記第3ポートを有する第3配管と、前記第4ポートを有する第4配管と、前記第1配管に接続された第1分岐管と、前記第2配管に接続された第2分岐管と、前記第3配管に接続された第3分岐管と、前記第4配管に接続された第4分岐管と、前記弁室に連通され前記第1分岐管と接続された第1配管口と、前記弁室に連通され前記第2分岐管と接続された第2配管口と、前記弁室に連通され前記第3分岐管と接続された第3配管口と、前記弁室に連通され前記第4分岐管と接続された第4配管口とを有し、
    前記弁体は、第1弁孔と、第2弁孔とを有し、
    前記第1弁孔は、前記第1状態において前記第1配管と前記第2配管とを接続し、前記第2状態において前記第1分岐管と前記第3分岐管とを接続し、
    前記第2弁孔は、前記第1状態において前記第3配管と前記第4配管とを接続し、前記第2状態において前記第2分岐管と前記第4分岐管とを接続する、
    請求項2に記載の車両。
  4. 前記送風装置は、送風機構と、空気を清浄化するための空気清浄機構とをさらに有する、
    請求項1乃至3のいずれが1項に記載の車両。
  5. 車体と、
    前記車体に搭載され、第1接続口を有する収容室と、
    前記第1接続口を介して前記収容室に接続され、空気を取り込むための吸込口と、空気を吐出するための吐出口とを有する送風装置と、
    前記第1接続口の接続先を前記吐出口と前記吸込口との間で切り替え可能な切替部と、
    第2接続口を有し、外気を取り入れるための外気取入れ部と、を備え、
    前記切替部は、ホース部と、同形状の接続対象に解除可能に結合される複数の結合金具を含み、
    前記ホース部は、前記第2接続口に接続された第1ホースと、前記吸込口に接続された第2ホースと、前記吐出口に接続された第3ホースと、前記第1接続口に接続された第4ホースとを有し、
    前記第1ホース、前記第2ホース、前記第3ホース、および前記第4ホースは、前記結合金具を端部にそれぞれ有し、
    前記切替部は、前記結合金具を介して前記第1ホースと前記第2ホースとを接続することで前記第2接続口と前記吸込口とを接続する第1流路を形成し、前記結合金具を介して前記第3ホースと前記第4ホースとを接続することで前記第1接続口と前記吐出口とを接続する第2流路を形成する第3状態と、前記結合金具を介して前記第2ホースと前記第4ホースとを接続することで前記第1接続口と前記吸込口とを接続する第3流路を形成し、前記結合金具を介して前記第1ホースと前記第3ホースとを接続することで前記第2接続口と前記吐出口とを接続する第4流路を形成する第4状態との間で切り替え可能であり、
    前記第3状態においては、前記外気取入れ部の空気が前記第1流路を介して前記送風装置に吸い込まれ前記送風装置から前記第2流路を介して前記収容室に空気が送られることで、前記収容室の圧力が外気の圧力より高くなり、
    前記切替部を前記第4状態に切り替え、前記収容室の空気が前記第3流路を介して前記送風装置に吸い込まれ前記送風装置から前記第4流路を介して前記外気取入れ部に空気が送られることで、前記収容室の圧力が外気の圧力より低くなる、
    車両。
  6. 車体と、
    前記車体に搭載され、第1接続口を有する収容室と、
    空気を取り込むための吸込口と、空気を吐出するための吐出口とを有する送風装置と、
    第2接続口を有し、外気を取り入れるための外気取入れ部と、を備え、前記第1接続口が前記吸込口および前記吐出口のいずれか一方に接続された車両において、前記収容室の圧力を外気の圧力より高い状態と外気の圧力より低い状態との間で切り替える切替方法であって、
    前記第1接続口の接続先を前記吸込口と前記吐出口との間で切り替え可能な切替部を設置し、
    前記切替部は、前記第2接続口に接続された第1ポートと、前記吸込口に接続された第2ポートと、前記吐出口に接続された第3ポートと、前記第1接続口に接続された第4ポートとを有する切替弁本体を有する切替弁を含み、
    前記切替弁は、前記第1ポートと前記第2ポートとが連通し、前記第3ポートと前記第4ポートとが連通した第1状態と、前記第1ポートと前記第3ポートとが連通し、前記第2ポートと前記第4ポートとが連通した第2状態との間で切り替え可能であり、
    前記収容室の圧力を外気の圧力より高くする場合には、前記第1状態において、前記第1接続口と前記吐出口とを接続し、前記吸込口と前記第2接続口とを接続し、
    前記収容室の圧力を外気の圧力より低くする場合には、前記第2状態において、前記第1接続口と前記吸込口とを接続し、前記吐出口と前記第2接続口とを接続する、
    切替方法。
  7. 車体と、
    前記車体に搭載され、第1接続口を有する収容室と、
    空気を取り込むための吸込口と、空気を吐出するための吐出口とを有する送風装置と、
    第2接続口を有し、外気を取り入れるための外気取入れ部と、を備え、前記第1接続口が前記吸込口および前記吐出口のいずれか一方に接続された車両において、前記収容室の圧力を外気の圧力より高い状態と外気の圧力より低い状態との間で切り替える切替方法であって、
    前記第1接続口の接続先を前記吸込口と前記吐出口との間で切り替え可能な切替部を設置し、
    前記切替部は、ホース部と、同形状の接続対象に解除可能に結合される複数の結合金具とを含み、
    前記ホース部は、前記第2接続口に接続された第1ホースと、前記吸込口に接続された第2ホースと、前記吐出口に接続された第3ホースと、前記第1接続口に接続された第4ホースとを有し、
    前記第1ホース、前記第2ホース、前記第3ホース、および前記第4ホースは、前記結合金具を端部にそれぞれ有し、
    前記切替部は、前記結合金具を介して前記第1ホースと前記第2ホースとを接続することで第1流路を形成し、前記結合金具を介して前記第3ホースと前記第4ホースとを接続することで第2流路を形成する第3状態と、前記結合金具を介して前記第2ホースと前記第4ホースとを接続することで第3流路を形成し、前記結合金具を介して前記第1ホースと前記第3ホースとを接続することで第4流路を形成する第4状態との間で切り替え可能であり、
    前記収容室の圧力を外気の圧力より高くする場合には、前記第3状態において、前記第2流路を形成することで前記第1接続口と前記吐出口とを接続し、前記第1流路を形成することで前記吸込口と前記第2接続口とを接続し、
    前記収容室の圧力を外気の圧力より低くする場合には、前記第4状態において前記第3流路を形成することで前記第1接続口と前記吸込口とを接続し、前記第4流路を形成することで前記吐出口と前記第2接続口とを接続する、
    切替方法。
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