JP7013483B2 - 注射デバイスに取り付ける監視デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、薬剤を排出および投薬するように構成された注射デバイスを補助する監視デバイスに関する。詳細には、本発明は、手動で動作可能な注射デバイスのための補助デバイスに関する。
薬剤の注射による定期的な治療を必要とする様々な病気が存在する。そのような注射は、注射デバイスを用いることによって行うことができ、この注射デバイスは、医療関係者または患者自身によって適用される。一例として、1型および2型糖尿病は、患者自身により、例えば1日あたり1回または数回、インスリン投与の注射によって治療することができる。例えば、事前に満たされた使い捨てのインスリンペンが、注射デバイスとして使用される。代替として、再使用可能なペンを使用してもよい。再使用可能なペンにより、空の薬剤カートリッジを新しいカートリッジに交換することができる。どちらのペンでも、各使用前に交換される一組の使い捨て針を備える。次いで、注射予定のインスリン量が、例えば、インスリンペンにおいて投薬量つまみを回し、インスリンペンの容量窓またはディスプレイから実際の容量を観察することによって手動で選択される。次いで、この容量が、針を適した皮膚部分に挿入し、インスリンペンの注射ボタンを押すことによって注射される。
例えば、注射されたインスリンのタイプおよび容量に関する情報などの注射デバイスの状態および/または使用に関連した情報を評価することが望ましい場合がある。投与履歴、すなわち、薬剤が注射されてきた日時について記録し続けることが望ましい場合もある。そのような情報を集めることは、所定の医薬品スケジュールに関する患者のコンプライアンスをコントロールするのに役立つ可能性がある。
例えば、特許文献1は、手動で動作可能なペン型注射デバイスのための電子式クリップオンモジュールを説明する。補助デバイスまたは監視デバイスとして構成されたモジュールは、注射デバイスへの補助デバイスの固定および解放可能な締結のために、本体と、この本体を注射デバイスに注射デバイスの外面に対して特定の位置で解放可能に取り付けるように構成された嵌合ユニットとを有する。
一部のクリップオンモジュールは、クリップオンモジュールが注射デバイスの投与窓をすっかり覆うように手持ち式注射デバイスの外周に取り付けられる。そして、投与窓に現れる容量サイズを示す情報は、クリップオンモジュールによって排他的に検出可能および読み取り可能である。注射デバイスの元の投与窓を、すっかり覆うことができる。投与窓を覆うクリップオンデバイスについては、フェールセーフおよび非常に信頼できる機能性が提供される。したがって、フェールセーフ性に関してのそのようなクリップオンデバイスについての技術的要求は、規則上の要求を満たすために比較的高いかもしれない。
国際公開第2013/120775(A1)号パンフレット
これに鑑みて、注射デバイスの投与窓をすっかり覆うのを防ぐとともに、容量サイズ情報および/または投与履歴の自動取得を実現するクリップオンモジュールまたは監視デバイスを有することが望ましい。
一態様では、注射デバイスに取り付ける監視デバイスが提供される。この監視デバイスは、本体を含む。この本体は、注射デバイスの外面と係合するための内面を有する。本体は、内面の反対側に位置する外面をさらに有する。したがって、内面および外面は、本体の両側に位置し、本体の対向側面を形成する。
監視デバイスは、内面から外面へ延びる光透過エリアをさらに含むまたは画成する。光透過エリアは、内面に隣接した内側端を有し、外面に隣接して位置する外側端をさらに有する。監視デバイスの光透過エリアは、内側端から外側端へ光を透過する。
監視デバイスは、本体の内側または上に配置される画像取得システムも有する。典型的には、画像取得システムは、撮像光学系と光感応センサとを含む。画像取得システムによって、注射デバイスの外面の上または下方に設けられた視覚的情報を取得することができる。
監視デバイスは、光透過エリアの内または隣接して配置される光カップリングも有する。光カップリングは、光送信方式で画像取得システムに光学的に連結される。光カップリングは、光透過エリアの中に到達するまたは中に延びるようにも配置される。光カップリングは、本体の縁部または側壁が光透過エリアを閉じ込める助けとなり得る。
言い換えると、光透過エリアは、内部を通じて光を透過させる。光透過エリアは、本体の内面から外面への光の伝搬を支えるとともに有効にする。光透過エリア内に配置されまたは光透過エリアの中に延びる光カップリングは、画像取得システムへ光を伝搬させる。このようにして、光透過エリアは、内部を通じる実質的に妨げられない視界をもたらす。次いで、注射デバイスの外面から反射された光またはそこから反射された光は、本体の光透過エリアを通じて伝搬することが有効にされる。これは、注射デバイスの外面の少なくとも一部の直接の視覚的ビューを有効にする。注射デバイスに適切に取り付けられるとき、監視デバイスの本体は、光透過エリアが少なくとも一部注射デバイスの投与窓を覆って、あるいは位置合わせされるように配置される。典型的には、投与窓に現れる容量サイズに関連した情報は、したがって、使用者が直接認識できる。
加えて、光透過エリアの内側に配置されるまたは光透過エリアの中に延びる光カップリングによって、自動データまたは画像取得は、注射デバイスの外面から、特に注射デバイスの投与窓から視覚的情報を集めるように行われる。
一例では、光透過エリアは、本体の貫通口に位置する。貫通口は、本体の内面から外面へ延びる。光透過エリアは、本体の貫通口を画成することもでき、したがって、貫通口と一致することもできる。貫通口の対向する側壁部分の内側は、本体によって閉じ込められる。例えば、貫通口は、矩形または円形の断面を含む。
貫通口は、閉周囲を含むことができる。貫通口は、本体によって完全に囲まれ、取り囲まれる。
代替例では、貫通口または光透過エリアは、本体の側縁に位置することができ、または本体の側縁を形成することができる。次いで、貫通口の対向する側壁部分の内側は、本体の外縁または外側壁部分と一致することもできる。
光カップリングの別の例では、光透過エリアの内側端と外側端の間に位置するミラー体を含む。代替では、ミラー体は、外側端と一致することもでき、または光透過エリアの外側端の形成もできる。いずれかの例に関しては、ミラー体は、画像取得システムに向かって内側端を通じて光透過エリアに入る光を偏向するように配置および構成される。光カップリングは、内面から外面の中へ光透過エリアを通じて伝搬する光の形状、方向または伝搬特性のうちの少なくとも1つを偏向および/または修正するように構成された回折光学素子を含むこともできる。
ミラー体は、光透過エリアの内側断面よりも小さい外寸を有することもできる。このようにして、ミラー体を非常に反射率が高いおよび/または実質的に不透明とすべき場合でも、ミラー体は、光透過エリアを通じて見るのを完全には妨げない。
別の例では、ミラー体は、可視スペクトル範囲内の光について一部透明である。例えば、ミラー体は、0.5以上、0.6以上、0.7以上、または0.8以上の光の透過係数を含むことができる。特に透明なミラー体の場合、光カップリングは、光透過エリアをすっかり覆うこともできる。したがって、光カップリングは、光透過エリアの断面または直径の全体にわたって延びることができる。ミラー体の一部の透明性は、光透過エリアを通じて見ることをもたらし、実質的に妨げられないまたは阻止されない、透過エリアを通じた、すなわちその内側端から外側端に向かっておよび通じて光の伝搬をもたらすのに十分であろう。
ミラー体の別の例では、内面および外面のうちの少なくとも一方に実質的に平行に位置合わせされる。ここで、ミラー体は、光透過エリアの外側端の位置に隣接して設けられ、または光透過エリアの外側端の位置と一致することができる。代替では、ミラー体は、内面および外面のうちの少なくとも一方に対して傾斜しているまたは傾けられている。このようにして、光透過エリアの内側端から外側端へ延びる長手方向軸に沿って伝搬する光は、画像取得システムに向かって偏向される。画像取得システムは、内側端と外側端の間に位置する本体の部分またはセクションに位置することができる。長手方向軸に対して傾斜しているまたは傾いた向きのミラー体を配置することにより、内側端から外側端へ伝搬する光の少なくとも一部を分岐するとともに、分岐した光の一部を画像取得システムに向かって向けることを有効にする。ミラー体の傾いたまたは傾斜している配置は、本体の内側の画像取得を行う高度の柔軟性をもたらす。
別の例では、ミラー体は、ミラーまたはプリズムを含む。ミラーは、平坦形状とすることができ、または凹面形状または凸面形状を含むことができる。このようにして、凹面形状または凸面形状のミラーとして実施されるとき、ミラー体は、画像取得システムに向かって光の倍率または合焦をもたらすことができる。プリズムとして実施されるとき、ミラー体は、1つだけでなくいくつかの光の反射または偏向を、光透過エリアの内側端から画像取得システムに向かって光路に沿ってもたらすことができる。これは、さらにより大きい柔軟性を有効にし、画像取得システムを本体の内側に配置することについてさらなる可能性をもたらす。
別の例では、監視デバイスは、本体の内側に配置されるまたは本体に取り付けられる少なくとも1つの光源をさらに含む。光源は、読み取り光(reading light)を生成し、発するように構成される。少なくとも1つの光源は、典型的には、光透過エリアの内側端に向かっておよび通じて、光透過エリアを通じて伝搬する読み取り光をもたらすように構成されている。このようにして、少なくとも1つの光源は、注射デバイスの外面を照明するように構成されている。詳細には、少なくとも1つの光源は、監視デバイスがそこに適切に接続または取り付けられるときに、注射デバイスの投与窓を照明するように構成および配置される。
少なくとも1つの光源によって、例えば、画像取得システムにより行われる予定の自動画像取得のために、周囲の照明が使用者による投与窓の読み取りに十分でなくても、光透過エリアの内側端に隣接して位置する投与窓の可読性を高めることができる。少なくとも1つの光源は、少なくとも1つの発光ダイオード(LED)を含むことができる。少なくとも1つの光源を用意し起動することで、使用者が光透過エリアを通じて見ることについて、投与窓の視覚的な知覚性を支持し改善する。さらに、少なくとも1つの光源は、画像取得システムによって行われる画像取得も強化および改善する。
別の例では、光源は、不可視スペクトル範囲内で読み取り光を生成し発するように構成される。加えて、画像取得システムは、光センサを含み、またはこの光センサは、目に見えないスペクトル範囲内で読み取り光に敏感である。例えば、画像取得は、赤外線に基づいてまたは紫外線に基づいて行われる。不可視スペクトル範囲内で動作する対応する感応センサと組み合わせて光源を使用すると、デバイスの使用者から自動画像取得を隠すことを有効にする。末端使用者は画像取得システムが投与窓の1つまたはいくつかの画像を実際に撮っていることに気づかないであろう。
不可視スペクトル範囲内の光源および対応する光センサの実施は、さらに有益であり、そのため、次いで、可視スペクトル範囲内の背景光は画像取得のプロセスに対して限定的または無視できる影響を有するのにすぎない可能性がある。
さらなる例では、監視デバイスは、画像取得システムに動作可能に接続されたコントローラを含む。このコントローラは、画像取得システムによって取り込まれた画像を記憶する記憶部を有する。代替として、記憶部は、画像取得システムまたはそれとともに取り込まれた画像から得られるまたは抽出されるデータを記憶するように構成することができる。コントローラは、例えば、画像を取り込むためのスイッチまたはソフトウェアによって、外部からトリガすることができる。コントローラは、自動画像取得を行うように構成することもできる。コントローラは、画像取得システムの出力信号を常に監視するように構成することもできる。
コントローラは、取り込んだ信号の動的変化を追跡するように構成される。動的変化が所定の閾値未満になるとすぐに、コントローラは、画像取得システムによって少なくとも1つのいくつかの画像の取り込みをトリガすることができる。所定の閾値は、投与窓の定常状態の構成についての特徴とされる。典型的な構成では、使用者は、ある容量の可変サイズをダイヤルまたは設定することができる。容量の設定中、投与窓に現れる番号は、連続的な修正を受ける。画像取得システムによって撮られた2つ以上の連続した画像が実質的に同一であるとすぐに、これは、容量設置のプロセスが終了したことのインジケーションと考えられる。
画像取得システムによって撮られた連続した画像を監視することによって、コントローラは、容量設定のプロセスが終了したか、または容量設定のプロセスが中断後に続いているか決定するようにさらに動作可能である。したがって、コントローラは、連続した瞬間に取得された後続の画像の内容を比較するように構成できる。続いて取得された画像の内容の比較は、容量設定手続きがまだ進行中であるか、または容量設定手続きが終了したか、および/または容量投薬手続きが現在行われているか判定するために、コントローラによって評価される。
別の例では、コントローラは、少なくとも1つの光源に動作可能に接続される。次いで、コントローラは、光源による光源を介した読み取り光の許可をトリガするようにさらに構成される。詳細には、コントローラは、少なくとも1つの光源および画像取得システムを、同時にまたは一斉にトリガするように構成されている。このようにして、光源は、画像取得システムが画像を記録しているそのような瞬間にだけ起動される。画像取得システムおよび少なくとも1つの光源のそのような同時起動は、目に見えないスペクトル範囲内で光源が動作するときに特に使用される。要求に応じたおよびコントローラ介して制御される光源の選択的な起動は、電気エネルギーの節約もたらし有効にする。
さらなる例の場合、コントローラは、画像取得システムによって取り込まれた画像中の記号または数字を認識するように構成された光学文字認識エンジン(OCR)を含む。このようにして、コントローラは、取得画像からの情報内容を抽出するように有効にされるとともに構成されている。このようにして、コントローラの記憶部が、画像全体ではなくデータを記憶するように構成されることが単に必要とされる。このようにして、記憶部の記憶空間および記憶容量を減少させることができる。
別の例では、光透過エリアは、内側端から外側端へ延びる少なくとも1つの側壁によって閉じ込められる。側壁は、光透過エリアの横断中間セクションに向かっておよび外側端に向かって延びる少なくとも1つの斜めセクションを含む。横断中間セクションは、光透過エリアの側壁から所定の距離に位置する。用語「横断」は、光透過エリアの長手方向軸に直交する方向を示す。光透過エリアが円筒状貫通口を含む例の場合、横断方向は、円筒形状に対して半径方向に対応する。光透過エリアを画成するまたは光透過エリアと一致する貫通口の他の幾何学形状の場合、横断中間セクションは、貫通口の横断中央に位置する。
側壁の斜めセクションは、外側端の近くまたはそれに隣接して位置できる。円形対称または円柱形の貫通口の場合、斜めセクションは、外側端に向かって内向きに半径方向に延びることができる。斜めセクションは、内向きに延びる張り出し部を設けることができる。斜めセクションの面は、一部反射とすることができ、ミラー体として働くとともに振る舞うことができる。代替として、ミラー体は、斜めセクション内または斜めセクションに配置される。したがって、光透過エリアの長手方向軸に対して所定の角度で延びる斜めセクションは、画像取得システムに向かって光の所望の偏向をもたらすことができる。
別の態様では、上述したように、注射デバイスを含むとともに、監視デバイスをさらに含む注射システムが提供され、これは注射デバイスのハウジングに取り付けるように構成され、監視デバイスの光透過エリアが、注射デバイスの投与窓と位置合わせされるようになっている。典型的には、注射デバイスは、ある容量の薬剤、例えば、液体薬剤を設定し投薬するように構成される。注射デバイスは、容量サイズに関連した情報を視覚化するために投与窓を備えた細長いハウジングを有する。ハウジングは、少なくとも外面を含み、そこに監視デバイスが取り付けられる。
注射デバイスは、手持ち式注射デバイスを含むことができる。それは、ペン型注射デバイスを含むことができ、またはペン型注射デバイスとして構成される。注射デバイスは、アナログ投与窓を有する機械的に実施された注射デバイスとして構成される。注射デバイスのハウジングの内側に、印刷された番号を外周に有するナンバースリーブが提供される。ナンバースリーブは、ハウジングの内側で回転可能に支持され、それによって容量の設定中および/またはある容量の薬剤の投薬中に番号の増加列または減少列が投与窓に現れる。
典型的には、注射デバイスは、薬剤で満たされているカートリッジの栓またはピストンに圧力をかけるために少なくともピストンロッドまたはプランジャを特色とする駆動機構を含む。このようにして、薬剤の取り付け、したがってある容量の薬剤は、カートリッジの遠位端を通じて排出できる。カートリッジの遠位端は、典型的には、ゴムセプタムのような穿孔可能な封止で封止される。ある容量の薬剤の注射または投薬について、穿孔可能な封止は、二重先端注射針によって貫通可能であり、これは、典型的には、注射デバイスの投薬端、例えば、注射デバイスのハウジングのカートリッジホルダの遠位端に解放可能に取り付け可能である。
監視デバイスおよび注射デバイスは、相互に対応する締結構成を含む。監視デバイスは、少なくとも1つまたはいくつかのスナップ機能を含むことができ、スナップ機能によって、監視デバイスと注射デバイスのスナップフィット接続がもたらされる。注射デバイスの外面上の特定の突起、リブ、またはくぼみが、監視デバイスの本体の内面上の対応する形状の突起、リブ、またはくぼみと嵌合するように設けられる。加えてまたは代替として、監視デバイスの本体は、摩擦によって注射デバイスのハウジングの外面に締結される。このために、監視デバイスの本体の内面は、例えば、ゴムパッドを用いた摩擦強化仕上げを備えることができる。
監視デバイスの本体は、任意の所望または恣意的な形状を含むことができる。本体は、注射デバイスのハウジングを、そこを通じて受けるのに十分大きい内側開口直径を有する環状形状を含むことができる。本体およびしたがって監視デバイス全体は、注射デバイスのハウジングの外周全体を囲むことができる。他の例の場合、監視デバイスの本体は、半円もしくは弓形、楕円形、または幾分矩形の形状を含む。それは、典型的には投与窓を備えるハウジングの側面に、注射デバイスのハウジングのたった1つの側面を締結するように構成される。
別の例では、注射デバイスは、薬剤を少なくとも一部満たすカートリッジを含む。このカートリッジは、注射デバイスの内側に配置される。このようにして、注射デバイスは、事前に満たされた注射デバイスとして提供される。注射デバイスを、使い捨ての注射デバイスとして構成および設計することができ、この使い捨ての注射デバイスは、そのカートリッジ内に位置する薬剤の使用または消費後、全体として廃棄されることが意図されている。別の例では、注射デバイスは、再使用可能な注射デバイスとして構成され、ここで、注射デバイスのハウジングのカートリッジホルダセクションは、空のカートリッジを新しいカートリッジに交換するように主ハウジングセクションから取り外し可能である。
さらなる態様では、注射デバイスを用いて設定または投薬されるある容量の薬剤を取り込む方法が提供される。この方法は:
- ある容量の薬剤を設定し投薬するように構成され、外面を備えるとともに容量サイズに関連した情報を視覚化するための投与窓を備える細長いハウジングを有する注射デバイスを用意する工程と、
- 投与窓の画像を取り込み、および/または注射デバイスの投与窓に現れる情報を取り込むように構成された監視デバイスを用意する工程と、
- 監視デバイスを注射デバイスに配置し、監視デバイスの光透過エリアを投与窓と位置合わせする工程と、
- 監視デバイスの画像取得システムを用いて投与窓の画像を取り込む工程と、
- 光透過エリアを通じて投与窓の少なくとも一部の視覚的外観を提供する工程と
を含む。
典型的には、監視デバイスは、内面およびこの内面に対向して位置する外面を有する本体を含む。監視デバイスの本体は、内面に隣接した内側端および外面に隣接した外側端を備える光透過エリアをさらに含む。光透過エリアは、内側端から外側端へ光を透過する。詳細には、光透過エリアによって、内側端を通じて光が入り、光が光透過エリアを通じて伝搬し、外側端を通じておよび越えて光を発することになる。
監視デバイスは、本体の内側または上に配置される画像取得システムも含む。監視デバイスは、光透過エリアの内または光透過エリアに隣接して配置される光カップリングであって、ここで、画像取得システムに光学的に連結される光カップリングをさらに含む。
典型的には、上述の方法を用いて使用予定の監視デバイスは、上述したような監視デバイスである。ある容量の注射デバイスを取り込む方法は、注射デバイスの投与窓の画像または情報が、監視デバイスによって自動的に取り込まれ、デバイスの使用者には、同時に、むしろ投与窓の直接および妨げられない視界がもたらされるという点で有益である。
本明細書で使用する用語「薬物」または「薬剤」は、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで、一実施形態において、薬学的に活性な化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、および/または、ペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、または上述の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチの処置および/または予防に有用であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病または糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の処置および/または予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP-1)もしくはその類似体もしくは誘導体、またはエキセンジン-3もしくはエキセンジン-4もしくはエキセンジン-3もしくはエキセンジン-4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、例えば、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28-B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、およびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、例えば、B29-N-ミリストイル-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-パルミトイル-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-ミリストイルヒトインスリン;B29-N-パルミトイルヒトインスリン;B28-N-ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28-N-パルミトイル-LysB28ProB29ヒトインスリン;B30-N-ミリストイル-ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30-N-パルミトイル-ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29-N-(N-パルミトイル-γ-グルタミル)-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-(N-リトコリル-γ-グルタミル)-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-(ω-カルボキシヘプタデカノイル)-des(B30)ヒトインスリン、およびB29-N-(ω-カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン-4は、例えば、H-His-Gly-Glu-Gly-Thr-Phe-Thr-Ser-Asp-Leu-Ser-Lys-Gln-Met-Glu-Glu-Glu-Ala-Val-Arg-Leu-Phe-Ile-Glu-Trp-Leu-Lys-Asn-Gly-Gly-Pro-Ser-Ser-Gly-Ala-Pro-Pro-Pro-Ser-NH2配列のペプチドであるエキセンジン-4(1-39)を意味する。
エキセンジン-4誘導体は、例えば、以下のリストの化合物:
H-(Lys)4-desPro36,desPro37エキセンジン-4(1-39)-NH2、
H-(Lys)5-desPro36,desPro37エキセンジン-4(1-39)-NH2、
desPro36エキセンジン-4(1-39)、
desPro36[Asp28]エキセンジン-4(1-39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン-4(1-39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン-4(1-39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン-(1-39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(1-39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン-4(1-39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(1-39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン-4(1-39);または
desPro36[Asp28]エキセンジン-4(1-39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン-4(1-39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン-4(1-39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン-(1-39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(1-39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン-4(1-39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(1-39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン-4(1-39)、
(ここで、基-Lys6-NH2が、エキセンジン-4誘導体のC-末端に結合していてもよい);
または、以下の配列のエキセンジン-4誘導体:
desPro36エキセンジン-4(1-39)-Lys6-NH2(AVE0010)、
H-(Lys)6-desPro36[Asp28]エキセンジン-4(1-39)-Lys6-NH2、
desAsp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン-4(1-39)-NH2、
H-(Lys)6-desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン-4(1-39)-NH2、
H-Asn-(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン-4(1-39)-NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン-4(1-39)-(Lys)6-NH2、
H-(Lys)6-desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン-4(1-39)-(Lys)6-NH2、
H-Asn-(Glu)5-desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン-4(1-39)-(Lys)6-NH2、
H-(Lys)6-desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-Lys6-NH2、
H-desAsp28Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン-4(1-39)-NH2、
H-(Lys)6-desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-NH2、
H-Asn-(Glu)5-desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-(Lys)6-NH2、
H-(Lys)6-desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-(Lys)6-NH2、
H-Asn-(Glu)5-desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-(Lys)6-NH2、
H-(Lys)6-desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-Lys6-NH2、
desMet(O)14,Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン-4(1-39)-NH2、
H-(Lys)6-desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-NH2、
H-Asn-(Glu)5-desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-NH2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-(Lys)6-NH2、
H-(Lys)6-desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-(Lys)6-NH2、
H-Asn-(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-(Lys)6-NH2、
H-Lys6-desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-Lys6-NH2、
H-desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン-4(1-39)-NH2、
H-(Lys)6-desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-NH2、
H-Asn-(Glu)5-desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-(Lys)6-NH2、
H-(Lys)6-desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(S1-39)-(Lys)6-NH2、
H-Asn-(Glu)5-desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン-4(1-39)-(Lys)6-NH2;
または前述のいずれか1つのエキセンジン-4誘導体の薬学的に許容される塩もしくは溶媒和化合物
から選択される。
ホルモンは、例えば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどの、Rote Liste、2008年版、50章に列挙されている脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖類としては、例えば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、例えば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩がある。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。
抗体は、基本構造を共有する免疫グロブリンとしても知られている球状血漿タンパク質(約150kDa)である。これらは、アミノ酸残基に付加された糖鎖を有するので、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能単位は免疫グロブリン(Ig)単量体(1つのIg単位のみを含む)であり、分泌型抗体はまた、IgAなどの2つのIg単位を有する二量体、硬骨魚のIgMのような4つのIg単位を有する四量体、または哺乳動物のIgMのように5つのIg単位を有する五量体でもあり得る。
Ig単量体は、4つのポリペプチド鎖、すなわち、システイン残基間のジスルフィド結合によって結合された2つの同一の重鎖および2本の同一の軽鎖から構成される「Y」字型の分子である。それぞれの重鎖は約440アミノ酸長であり、それぞれの軽鎖は約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、これらの折り畳み構造を安定化させる鎖内ジスルフィド結合を含む。それぞれの鎖は、Igドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは約70~110個のアミノ酸を含み、そのサイズおよび機能に基づいて異なるカテゴリー(例えば、可変すなわちV、および定常すなわちC)に分類される。これらは、2つのβシートが、保存されたシステインと他の荷電アミノ酸との間の相互作用によって一緒に保持される「サンドイッチ」形状を作り出す特徴的な免疫グロブリン折り畳み構造を有する。
α、δ、ε、γおよびμで表される5種類の哺乳類Ig重鎖が存在する。存在する重鎖の種類により抗体のアイソタイプが定義され、これらの鎖はそれぞれ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM抗体中に見出される。
異なる重鎖はサイズおよび組成が異なり、αおよびγは約450個のアミノ酸を含み、δは約500個のアミノ酸を含み、μおよびεは約550個のアミノ酸を有する。各重鎖は、2つの領域、すなわち定常領域(C)と可変領域(V)を有する。1つの種において、定常領域は、同じアイソタイプのすべての抗体で本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体では異なる。重鎖γ、α、およびδは、3つのタンデム型のIgドメインと、可撓性を加えるためのヒンジ領域とから構成される定常領域を有し、重鎖μおよびεは、4つの免疫グロブリン・ドメインから構成される定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞によって産生された抗体では異なるが、単一B細胞またはB細胞クローンによって産生された抗体すべてについては同じである。各重鎖の可変領域は、約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインから構成される。
哺乳類では、λおよびκで表される2種類の免疫グロブリン軽鎖がある。軽鎖は2つの連続するドメイン、すなわち1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖のおおよその長さは、211~217個のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2本の軽鎖を有し、哺乳類の各抗体につき、軽鎖κまたはλの1つのタイプのみが存在する。
すべての抗体の一般的な構造は非常に類似しているが、所与の抗体の固有の特性は、上記で詳述したように、可変(V)領域によって決定される。より具体的には、各軽鎖(VL)について3つおよび重鎖(HV)に3つの可変ループが、抗原との結合、すなわちその抗原特異性に関与する。これらのループは、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる。VHドメインおよびVLドメインの両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するので、最終的な抗原特異性を決定するのは重鎖と軽鎖の組合せであり、どちらか単独ではない。
「抗体フラグメント」は、上記で定義した少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、そのフラグメントが由来する完全抗体と本質的に同じ機能および特異性を示す。パパインによる限定的なタンパク質消化は、Igプロトタイプを3つのフラグメントに切断する。1つの完全なL鎖および約半分のH鎖をそれぞれが含む2つの同一のアミノ末端フラグメントが、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが同等であるが、鎖間ジスルフィド結合を有する両方の重鎖の半分の位置でカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶可能なフラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、相補結合部位、およびFcR結合部位を含む。限定的なペプシン消化により、Fab片とH-H鎖間ジスルフィド結合を含むヒンジ領域の両方を含む単一のF(ab’)2フラグメントが得られる。F(ab’)2は、抗原結合に対して二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために切断することができる。さらに、重鎖および軽鎖の可変領域は、縮合して単鎖可変フラグメント(scFv)を形成することもできる。
薬学的に許容される塩は、例えば、酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩としては、例えば、HClまたはHBr塩がある。塩基性塩は、例えば、アルカリまたはアルカリ土類、例えば、Na+、またはK+、またはCa2+から選択されるカチオン、または、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1~R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1~C6アルキル基、場合により置換されたC2~C6アルケニル基、場合により置換されたC6~C10アリール基、または場合により置換されたC6~C10ヘテロアリール基を意味する)を有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容される溶媒和物は、例えば、水和物である。
特許請求の範囲によって画成されるような本発明の要旨および範囲から逸脱することなく、様々な修正および変更を本発明に加えることができることは、当業者にさらに明らかであろう。さらに、添付の特許請求の範囲に使用される任意の参照番号は、本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきでないことに留意されたい。
以下、注射デバイスに関連したデータ収集デバイスの様々な実施形態が、添付図面を参照することによって説明される:
手持ち式注射デバイスの概略図である。 図1の注射デバイスの近位端の拡大斜視図である。 監視デバイスの例示的な一実施形態の図である。 注射デバイスに取り付けられる監視デバイスの概略側面図である。 監視デバイス中を伝搬する光の概略図である。 注射デバイスに取り付けられるときの監視デバイスの概略図である。 注射デバイスに取り付けられるときの監視デバイスの別の例を示す図である。 監視デバイスの別の例を示す図である。 注射デバイスに取り付けられるときの監視デバイスの正面図である。 注射デバイスに取り付けられるときの監視デバイスのブロック図である。 注射デバイスの投与窓の画像を取り込む方法のフローチャートである。
図1は、手持ち式注射デバイス1の一例を示す。この注射デバイス1は、細長いハウジングを含む。このハウジングは、主ハウジング構成要素10とカートリッジホルダ14とを含む。主ハウジング構成要素10は、注射デバイス1の近位端に位置する。カートリッジホルダ14は、注射デバイス1の遠位端または投薬端に位置する。カートリッジホルダ14の内側には、液体薬剤で満たされているカートリッジ6が設けられる。カートリッジ6は、栓7またはピストンによって近位方向3に封止されている円筒形または管状のバレルを含む。栓7は、注射デバイス1の駆動機構4によって駆動されるピストンロッドによって遠位方向2に変位可能である。
注射デバイス1は、ある容量の薬剤の設定を可能にするとともに支持する容量設定機構5をさらに含む。容量設定機構5は、主ハウジング構成要素10の近位端に位置する容量ダイヤル12を含む。容量ダイヤル12は、ある容量の所望のサイズを設定するように容量増大方向、例えば時計方向に回転可能である。注射デバイス1は、注射デバイス1の近位端に位置するトリガ11をさらに含む。トリガ11は、典型的には、使用者の親指によって遠位方向2に押し下げ可能である容量ボタンを含む。
遠位端および投薬端に向かって、注射デバイス1、例えば、カートリッジホルダ14は、ねじ付ソケット8を備える。典型的にはニードルハブおよび二重先端注射針を含むニードルアセンブリ15がさらに設けられている。ニードルハブ、およびしたがってニードルアセンブリ15は、カートリッジホルダ14の遠位端に解放可能に取り付け可能である。典型的には、ニードルハブは、ねじ付ソケット8の外ねじ山と嵌合する内ねじ山を含む。典型的には、注射針は、内側針キャップ16によって覆われ、保護される。ニードルアセンブリ15全体は、ニードルアセンブリ15と内側針キャップ17の両方を受けるように構成されている外側針キャップ17によって保護される。注射デバイス1は、注射デバイス1の遠位端を覆うように構成された保護キャップ18をさらに備える。保護キャップ18は、カートリッジホルダ14を受けるように特に構成される。保護キャップ18は、カートリッジホルダ14または主ハウジング構成要素10にスナップフィットされる。
注射デバイス1は、投与窓13をさらに含む。示された例では、投与窓13は、注射デバイス1の近位端の近くに位置する。投与窓13は、図2にさらに詳細に示されている。投与窓13は、主ハウジング構成要素10の側壁に貫通口を含むことができる。投与窓13は、ほこりまたは水分が主ハウジング構成要素10の中に進入するのを防止するために透明なカバーを含むことができる。主ハウジング構成要素10は、監視デバイス50を取り付けるまたは監視デバイス50と連結するために構成されている外面19を含む。投与窓13の下方かつ主ハウジング構成要素10の内側には、典型的には、一連の番号を上部に印刷したナンバースリーブ20が設けられている。ナンバースリーブ20は、ハウジング10の内側で回転可能に支持される。ナンバースリーブ20は、主ハウジング構成要素10の対向する側壁部分の内側とねじ係合される。ナンバースリーブ20の回転は、主ハウジング構成要素10の長手方向軸に対してナンバースリーブ20の並進運動の変位と共に行われる。
図2にさらに示されるように、リブ21は、注射デバイス1の外面19に対して特定の位置に監視デバイス50を設置する位置合わせ要素として働く注射デバイス1の外側面19から突出する。
図3には、監視デバイス50の一例が示されている。ここで、監視デバイス50は、外面53および内面52を有する本体51を含む。監視デバイス50は、内面52から突出する第1および第2のコネクタ31、32をさらに含む。第1および第2のコネクタ31、32は、締結クリップとして構成される。それらは、管状主ハウジング構成要素10の直径におおよそ一致する互いからある距離で配置される。図2に示すように、主ハウジング構成要素10は、半径方向外側に突出するリブ21を含められるだけでなく、外面19に少なくとも1つのくぼみ22を有することもできる。少なくとも1つのくぼみ22は、コネクタ31、32の面している部分の内側と嵌合する。コネクタは、対応する形状の突起33を備えることができ、図3にはそのうちの突起33だけが示されている。注射デバイスに、適切に取り付けられるおよび取り付けられるとき、突起33は、くぼみ22にカチッと留めることができ、したがって、主ハウジング構成要素10とポジティブに係合することができる。このようにして、注射デバイス1へ監視デバイス50のよく画成された取り付けが、もたらされる。
注射デバイス1に取り付けられるときに、監視デバイス50は、投与窓13を妨げる。監視デバイス50を通じた投与窓13の直接視界(direct view)をもたらすために、監視デバイス50は、光透過エリア60を含む。図3の例の場合、光透過エリア60は、本体51を通じて内面52から外面53へ延びる貫通口54を含む。したがって、監視デバイス50が注射デバイス1に取り付けられるとき、光透過エリア60、およびしたがって貫通口54は、投与窓13の実質的に妨げられない視界をもたらす。
光透過エリア60に加えて、監視デバイス50は、投与窓13を通じて見られるナンバースリーブ20の部分の画像を取得する画像取得システム70をさらに含む。加えて、図3に示されるように、監視デバイス50は、画像取得または外部電子デバイスとのデータ通信を行うために、例えば、使用者によって押し下げ可能である少なくとも1つのボタンの形態でトリガ34をさらに含むことができる。
監視デバイス50と注射デバイス1の間の相互作用のより詳細な図が、図6に示されている。監視デバイス50は、注射デバイス1の外面19に取り付けられる。監視デバイス50の本体51は、注射デバイス1の外面19と係合または当接している内面52を有する。光透過エリア60は、内面52から外面53まで延びる。図6に示されるような例では、光透過エリア60は、本体51に軸方向に隣接して位置する。光透過エリア60は、本体51の側壁55と軸方向に、したがって注射デバイス1の長手方向軸に沿って閉じ込められる。側壁55は、主ハウジング構成要素10の管状または円筒状の幾何学的形状に対して半径方向rに沿って広がりを有する。光透過エリア60は、図6に破線として示された内側端62と破線としてやはり示される外側端63によって閉じ込められる。内側端62は、内面52と同一平面である。外側端63は、外面53と同一平面である。したがって、内側端および外側端62、63は、それぞれ内面52および外面53の軸方向広がりである。
光透過エリア60の内側には、光カップリング80が設けられている。図6の例では、光カップリング80は、平面状ミラーの形態でミラー体81を含む。ミラー体81は、図6の例では半径方向外側に延びる光透過エリア60の長手方向の広がりと比較して傾斜している。ミラー体81の傾きは、注射デバイス1の長手方向軸に対して約45°である。それは、半径方向rに対して約45°だけ傾斜していることもできる。図6に示すように、ナンバースリーブ20から外側に投与窓13を通じて伝搬する光ビーム9は、ミラー体81に当たり、本体51の内側に位置する画像取得システム70に向けて偏向または方向変更される。図6の例では、ミラー体81は、本体51の外側に少なくとも一部位置する。ミラー体81は、本体51から外へ延びることも、または本体51から突出することもできる。ミラー体81を、本体51の側壁に組み込むこともできる。ミラー体81は、投与窓13に反射されるまたは投与窓13が発している光9の少なくとも一部を分岐するために、光透過エリア60の中に延びていることができる。図6では、光透過エリア60の軸方向中間セクション64も示されている。軸方向中間セクションは、側壁55にある距離で位置し、光透過エリア60を閉じ込める。
図6には、第2の本体51’を破線でさらに示されている。この第2の本体51’は、オプションにすぎず、監視デバイス50の一例を示す。ここで、光透過エリアは、監視デバイスの本体51を通じて延びる貫通口54によって形成される。したがって、本体51および本体51’は、一体に形成され、1つの同じ本体に属している。そのような一例では、光透過エリア60は、貫通口54の側壁55によって完全に囲まれている。監視デバイス50は、図2および図3に関連してすでに説明されているように、または任意の他のタイプの締結手段によって、主ハウジング構成要素10に取り付けられる。
図4には、監視デバイス50の別の例が示されている。ここで、本体51は、外径および内径を有する環状またはスリーブ状形状を含む。内径は、注射デバイス1の外周の周りにフィットするようなサイズに作られる。それは、注射デバイス1の外面19および本体51の内面に設けられたくぼみ22および/または突起33などの相互係合締結構成によって注射デバイス1に解放可能に取り付け可能である。
図4に断面で示すように、光透過エリア60は、貫通口54の内側に本体51を貫いて設けられる。注射デバイス1に適切に取り付けられるとき、光透過エリア60は、投与窓13の妨げられない視界をもたらすように投与窓13にわたってまたは投与窓13を覆って、および投与窓13を通じて見られるナンバースリーブ20の一部に配置される。
図4に示すように、貫通口54の側壁55は、光透過エリア60の外側端63の近くまたはそれに隣接して斜めセクション56を含む。ここで、斜めセクション56は、光カップリング80を備える。斜めセクション56によってまたはいくつかの直径方向に対向設置された斜めセクション56によって、本体51の第1の部分57に位置する光源90が発生させた光は、投与窓13に向かっておよび投与窓13の上へ斜めセクション56を通じて伝搬することができる。そこから反射光は、本体51の第2の部分58にまたはその中に位置する対向設置された斜めセクション56に向かって伝搬することができる。ここで、画像取得システムは、本体51の第2の部分58に位置する。
図4に示すように第1の部分57および第2の部分58は、光透過エリア60の両側に位置する。監視デバイス50が注射デバイス1に取り付けられるとき、斜めセクション56は、投与窓13の対向した軸方向部分に位置する。したがって、光源90および画像取得システム70は、注射デバイス1の投与窓13の対向した長手方向端または軸方向縁部に位置する。
図5には、監視デバイス50の同様の例が、概念的に示されている。そこで、光透過エリア60の側壁55は、2つの対向傾斜している斜めセクション56、59を含む。内面52または内側端62から外面53または外側端63に向かって見られるように、斜めセクション59は、光透過エリア60の中間セクション64から離れるように延びるのに対して、隣接して位置する斜めセクション56は、内向きにまたは中間セクション64に向かって延びる。外面53の近くのまたはそれに隣接した内向き斜めセクション56の場合、光源90から発生した光は、投与窓13からよく画成された半径方向距離で光透過エリア60の中に結合される。したがって、分岐する光ビームは、投与窓13を一様に照明することができる。
投与窓13からある一定の距離に位置する斜めセクション56の領域内に光カップリング80を有するとき、投与窓13の撮像は、撮像予定の対象とその光学的像の位置の間に限られた空間が存在する構成と比較して容易にされる。したがって、撮像光学系の要求も減らされる。画像取得システム70は、比較的小さい像距離で投与窓13またはナンバースリーブ20の一部の像をもたらすフレネルレンズなどの回折光学素子を含むことができる。これは、監視デバイス50および画像取得システム70の小型化を実現するのにむしろ有利である。
図5の実施形態では、光カップリング80は、本体51に設けられた貫通口54の側壁55に組み込まれている。ここで、光カップリング80は、側壁55を通じた透過をもたらす。したがって、それは、本体51から外への光源90からの光9を光透過エリア60に移送および光9を光透過エリア60の中に結合するとともに、ナンバースリーブ20または投与窓13によって反射された光9’を本体51の中に戻すように構成されている。
光カップリング80は、ミラー体81を、例えば、平面鏡の形態でさらに含む。ここで、ミラー体81は、本体51の内側に位置して配置される。ミラー体81は、少なくとも1つの光源90によって発せられた光を、光カップリング80を通じて側壁55の斜めセクション56に、および投与窓13に向けて方向付けるように所定の角度で傾斜している。次いで、ナンバースリーブ20からまたは投与窓13からの反射光9’の一部は、対向設置された側壁部分55に当たり、別の斜めセクション56に位置する別の光カップリング80を通じて本体51の中に入る。そこで、反射光9’は、さらなるミラー体81によって反射され、それによって反射光9’は、画像取得システム70へ偏向または反射される。
加えて、光透過エリア60は、完全に妨げられない。このようにして周囲光29は、外側から光透過エリア60に入ることができる。周囲光は、ナンバースリーブ20または投与窓13によって反射され、反射光29’として実質的に反対方向に伝搬することができる。この例の場合、少なくとも1つの光源90が発生させた人工光9は、ほとんど光透過エリア60をその外側端63を介して出ていかない。光源90および画像取得システム70が、投与窓13から軸方向にずれて配置されるので、光源90から発している光9は、注射デバイス1の延長軸(axis of elongation)に対して所定の角度で伝搬する。少なくとも1つの光源90が発生させた人工光9は、光透過エリア60を通じての投与窓13の可読性および理解しやすくする明瞭さを妨害するまたは劣化させない。
加えてまたは代替として、光源90が発生させた光9は、目に見えないスペクトル範囲にあってもよい。ナンバースリーブ20の自動読み取りまたは画像取得は、末端使用者または末端患者にほとんど認識できない。
図5の例には、コントローラ100も示されている。コントローラ100は、画像取得システム70によって取り込まれた画像を記憶する、または画像取得システム70によって撮られおよびもたらされた画像からの抽出データを記憶する少なくとも記憶部102を含む。コントローラ100は、光源90にさらに連結および接続される。コントローラ100は、画像取得システム70によって行われた画像取得を同時にトリガし、光源90から光を発するように構成される。光源90から発せられた光は、例えば、本体51の側壁55に組み込まれた光カップリング80を通じて光透過エリア60に向けられる。ここで、光カップリングは、透明な窓を含むことができる。
図7は、監視デバイス50の別の例を示す。ここで、一部透明なミラーの形態の光カップリング80は、光透過エリア60全体にわたって配置される。図7にさらに示すように、ミラー体81、したがって平面状の一部透明なミラーは、 注射デバイス1の長手方向の広がりに対して傾斜している。図7に示すように、傾きの角度は約45°である。傾きの角度は、30°から60°の間の範囲とすることができる。図7に示すように、ナンバースリーブ20によって反射されまたはそこから発せられ、投与窓13を通じて伝搬される光9は、ミラー体81の内面によって一部反射および偏向される。内側端62の中へ伝搬する光の一部は分岐され、光センサ71およびレンズ72を含む画像取得システム70に向かって向けられる。レンズ72は、屈折レンズ72または回折光学素子を含むことができる。
光9の別の部分は、ミラー体81を通じて伝搬している。光9の別の部分は、デバイス1の使用者によって見ることができ、したがって使用者は、投与窓13の直接かつ歪みのない視界を得ることができる。
図8による例では、光カップリング80は、外面83と対向設置された内面84と傾斜している側面85とを有するプリズム82を含む。傾斜している面85は、投与窓13から光透過エリア60にそしてプリズム82に伝搬する光9の反射をもたらす。傾斜している面85は、プリズム82に入りこれを通じて伝搬する光9の偏向をもたらす。ここで、画像取得システム70の向きは、図7に示すように、画像取得システム70の向きとは異なる。図7では、画像取得システムは、長手方向にしたがって注射デバイス1の主軸または長手方向軸に沿って向けられる。図8では、画像取得システム70の光軸は、図7の構成と比較して90°だけ回転している。図8では、画像取得システム70の光軸は、注射デバイス1の円筒形状に対して配置され半径方向に向けられている。
図9では、注射デバイス1および監視デバイス50を含む注射システム120の平面図が提供されている。ここで、監視デバイス50の本体51の光透過エリア60は、監視デバイス50が注射デバイス1の外面19に適切に配置および位置合わせされるときに、監視デバイス50によって完全に妨げられおよび覆われる投与窓13の妨げられないおよび/または歪みのない視界をもたらすように本体51を通る円形貫通口54を含む。
図10は、監視デバイス50のブロック図をさらに示す。監視デバイス50は、コントローラ100を含み、このコントローラ100は、例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)の形態のプロセッサ104、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などを含むことができる。コントローラ100およびプロセッサ104は、プログラムメモリ101に記憶されたプログラムコード(例えば、ソフトウェアまたはファームウェア)を実行する。コントローラ100は、例えば、中間結果を記憶するためにまたはそこから抽出された取得画像またはデータを記憶するために、メインメモリとして記憶部102をさらに含むおよび/または使用することができる。記憶部102は、実行された排出/注射に関するログブックを記憶するために使用することもできる。プログラムメモリ101は、例えば、リードオンリメモリ(ROM)とすることができ、およびメインメモリは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)とすることができる。
例示の一実施形態では、コントローラ100は、第1のボタン112と交信し、監視デバイス50は、第1のボタン112を介して例えばオンオフされる。第2のボタン114は、通信ボタンとして実装される。第2のボタン112は、別のデバイスへの接続の確立をトリガする、または外部電子デバイスへの情報の送信をトリガするために使用される。第3のボタン116は、確認またはOKボタンである。第3のボタン116は、監視デバイス50の使用者に示された情報を確認するために使用される。ボタン112、114、116、33、34は、任意の適切な形態の使用者の入力変換器、例えば機械スイッチ、容量センサ、または他のタッチセンサとすることができる。
コントローラ100は、場合により、ディスプレイユニット118を制御することができ、ディスプレイユニット118は、液晶ディスプレイ(LCD)として現在具体化されている。ディスプレイユニット118は、監視デバイス50の使用者への情報、例えば注射デバイス1の現在のセッティングに関するもの、または所与の予定の次の注射に関するものを表示するために使用される。ディスプレイユニット118は、例えば、使用者の入力を受けるためにタッチスクリーンディスプレイとしても具体化される。
コントローラ100は、画像取得システム70に動作可能に接続および連結される。画像取得システム70は、光学センサ71を含む。このセンサ71は、注射デバイス1に収容されたスリーブ20上に印刷された番号によって現在選択されている容量が表示される投薬ディスプレイ13の画像を取り込むことができる光学文字認識(OCR)リーダとして具体化され、この番号は、投薬ディスプレイ13を通じて見られる。画像取得システム70および/またはコントローラ100によって実施されるOCRリーダは、取り込まれた画像からの文字(例えば、数字)をさらに認識することができ、この情報をプロセッサ104に提供する。代替として、画像取得システム70は、画像を取り込み、取り込んだ画像の情報をコントローラ100に提供する光学センサ、例えばカメラであればよい。次いで、コントローラ100は取り込んだ画像についてOCRを実行する責任がある。
コントローラ100は、現在選択されている容量が表示される投薬ディスプレイ13を照明するように少なくとも1つの発光ダイオード(LED)のような少なくとも1つの光源90の制御もする。ディフューザを光源の正面に用いることができ、例えば、デュフューザは、アクリルガラスの一片から作製される。さらに、光学センサ71は、倍率(例えば、3:1よりも大きい倍率)をもたらすレンズ(例えば、非球面レンズ)を含むこともできる。
コントローラ100は、注射デバイス1によって生成された音を感知するように構成されている音響センサ111をさらに制御する(および/またはそこから信号を受信する)。例えば、そのような音は、容量ダイヤル12を回すことによって容量が設定されるとき、および/またはトリガ11を押すことによって容量が排出/注射されるとき、および/またはプライムショット(prime shot)が行われるとき、生じる場合がある。これらの作用は、機械的に同様であるが、それにもかかわらず異なった音を出す(これは、これらの作用を示す電子音の場合もある)。センサ111および/またはコントローラ100は、(プライムショットだけではなく)例えば注射が行われたことを安全に認識できるようにこれらの異なる音を区別するように構成される。
コントローラ100は、例えば、使用者へのフィードバックとして、例えば、注射デバイス1の動作状態に例えば関連する音響および/または光信号を生成するように構成されている音響信号発生器110をさらに制御する。例えば、音響信号は、例えば誤用の場合に、注射予定の次の容量の注意としてまたは警告信号として信号発生器110によって放射される。信号発生器は、例えば、ブザーまたはスピーカとして具体化される。加えて、信号発生器110は、例えば振動によって触覚フィードバックを提供することができる触覚に基づく信号発生器を備えるおよび/または含むことができる。
コントローラ100は、無線方式で別の外部電子デバイスへまたはそこから情報を送信および/または受信するように構成されている無線ユニット108をさらに制御する。そのような送信は、例えば、無線伝送または光伝送に基づくことができる。いくつかの実施形態では、無線ユニット108は、Bluetooth送受信機である。代替として、無線ユニット108は、例えば、ケーブルまたはファイバ接続を介して、結線方式で別のデバイスへ/から情報を送信するおよび/または受信するように構成された有線ユニットによって代用または補助することができる。データが送信されるとき、移送されたデータ(値)の単位は、明示的または暗黙的に定められる。例えば、インスリン容量の場合、常に、国際単位(IU)が使用され、またはさもなければ、使用される単位は、例えば、コード化された形態で明示的に変えられる。
例えばバッテリの形態の電源106は、電源によってコントローラ100および他の構成要素に電力を供給する。したがって、図10の監視デバイス50は、注射デバイス1の状態および/または使用に関連した情報を決定することができる。この情報は、注射システム120の使用者によって使用されるために、ディスプレイ118に表示される。情報は、監視デバイス50自体によって処理でき、または別の外部電子デバイス(例えば、血統監視システム)に少なくとも一部もたらされる。
図11では、注射デバイス1によって設定または投薬される容量サイズを取り込む方法の流れ図が示されている。そこで、工程200において、ある容量の薬剤を設定し投薬するように構成された注射デバイスが提供される。注射デバイスは、外面19を備えるととともに、容量サイズに関連した情報を視覚化するための投与窓13を備える細長いハウジング10を有する。次の工程202において、監視デバイス50が提供される。監視デバイス50は、投与窓13の画像を取り込むように、および/または注射デバイス1の投与窓13に現れる情報を取り込むように構成される。
さらなる工程204において、監視デバイス50は、注射デバイス1に配置される。監視デバイス50は、監視デバイス50の光透過エリア60が、投与窓13を少なくとも一部覆うように注射デバイス1へ配置される。取り付け構成において、光透過エリア60の延長は、注射デバイス1のハウジング10の円筒形または管状の形状に対して半径方向に延びる。このようにして、光透過エリア60は、投与窓13と位置合わせされる。次の工程206では、投与窓13の画像は、監視デバイス50の画像取得システム70を用いて取り込まれる。
工程208における画像の取り込みと同時に、監視デバイスは、投与窓13の少なくとも一部の視覚的外観を、光透過エリア60を通してまたは超えて提供する。
1 注射デバイス
2 遠位方向
3 近位方向
4 駆動機構
5 容量設定機構
6 カートリッジ
7 栓
8 ねじ付ソケット
9 光
10 主ハウジング構成要素
11 トリガ
12 容量ダイヤル
13 投与窓
14 カートリッジホルダ
15 ニードルアセンブリ
16 内側針キャップ
17 外側針キャップ
18 保護キャップ
19 外面
20 ナンバースリーブ
21 リブ
22 くぼみ
29 周囲光
31 コネクタ
32 コネクタ
33 突起
34 トリガ
50 監視デバイス
51 本体
52 内面
53 外面
54 貫通口
55 側壁
56 斜めセクション
57 第1の部分
58 第2の部分
59 斜めセクション
60 光透過エリア
62 内側端
63 外側端
64 中間セクション
70 画像取得システム
71 光センサ
72 レンズ
80 光カップリング
81 ミラー体
82 プリズム
83 外面
84 内面
85 面
90 光源
100 コントローラ
101 プログラムメモリ
102 記憶部
104 プロセッサ
106 電源
108 無線ユニット
110 信号発生器
111 センサ
112 ボタン
114 ボタン
116 ボタン
118 ディスプレイユニット
120 注射システム

Claims (15)

  1. 注射デバイスに取り付ける監視デバイスであって:
    注射デバイス(1)の外面(19)に係合する内面(52)を有し、該内面(52)に対向した外面(53)を有する本体(51)と、
    内面(52)から外面(53)へ延び、内面(52)に隣接した内側端(62)と外面(53)に隣接した外側端(63)とを有する光透過エリア(60)であって、内側端(62)から外側端(63)へ光を透過し、注射デバイスの投与ウィンドウ(13)と位置合わせされるとき、光透過エリア(60)を通して投与窓(13)の少なくとも一部の視覚的外観を提供する、光透過エリア(60)と、
    本体(51)の内側または上に配置される画像取得システム(70)と、
    光透過エリア(60)の内または隣接して配置される光カップリング部材(80)であって、光カップリング部材(80)は画像取得システム(70)に光学的に連結され、画像取得システム(70)に向かって内側端(62)を通じて光透過エリア(60)に入る
    光を偏向するように配置および構成される光カップリング部材(80)と
    を含む前記監視デバイス。
  2. 光透過エリア(60)は、本体(51)の貫通口(54)に位置し、該貫通口(54)は、本体(51)の内面(52)から外面(53)へ延びる、請求項1に記載の監視デバイス。
  3. 光カップリング部材(80)は、内側端(62)と外側端(63)の間に位置しまたは外側端(63)と一致するミラー体(81)を含み、該ミラー体(81)は、画像取得システム(70)に向かって内側端(62)を通じて光透過エリア(60)に入る光を偏向するように配置および構成される、請求項1または2に記載の監視デバイス。
  4. ミラー体(81)は、可視スペクトル範囲内の光について一部透明である、請求項3に記載の監視デバイス。
  5. ミラー体(81)は、光透過エリア(60)の断面全体にわたって延びる、請求項3または4に記載の監視デバイス。
  6. ミラー体(81)は、内面(52)および外面(53)のうちの少なくとも1つと実質的に平行に位置合わせされ、あるいはミラー体(81)は、内面(52)および外面(53)のうちの一方の少なくとも1つに傾斜している、請求項3~5のいずれか1項に記載の監視デバイス。
  7. ミラー体(81)は、ミラーまたはプリズムを含む、請求項3~6のいずれか1項に記載の監視デバイス。
  8. 本体(51)の内側に配置されるとともに、読み取り光を生成し発するように構成される少なくとも1つの光源(90)をさらに含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の監視デバイス。
  9. 光源(90)は、不可視スペクトル範囲内で読み取り光を生成し発するように構成され、画像取得システム(70)は、読み取り光に敏感である光センサ(71)を含む、請求項8に記載の監視デバイス。
  10. 画像取得システム(70)に動作可能に接続され、画像取得システム(70)によって取り込まれた画像を記憶する記憶部(102)を有するコントローラ(100)をさらに含む、請求項1~9のいずれか1項に記載の監視デバイス。
  11. コントローラ(100)は、少なくとも1つの光源(90)に動作可能に接続され、コントローラ(100)は、光源(90)によって読み取り光の発光をトリガし、光透過エリア(60)にその内側端(62)を通じて入る光の画像取得をトリガするように構成されている、請求項10に記載の監視デバイス。
  12. 光透過エリア(60)は、内側端(62)から外側端(63)へ延びる少なくとも1つの側壁(55)によって閉じ込められ、側壁(55)は、光透過エリア(60)の横断中間セクション(64)に向かっておよび外側端(63)に向かって延びる斜めセクション(56)を含む、請求項3~11のいずれか1項に記載の監視デバイス。
  13. 注射システムであって:
    ある容量の薬剤を設定および投薬する注射デバイス(1)であって、容量サイズに関連
    した情報を視覚化するための投与窓(13)を備えた細長いハウジング(10)を有し、該ハウジング(10)は、外面(19)を含む、注射デバイス(1)と、
    請求項1~12のいずれか1項に記載の監視デバイスであって、光透過エリア(60)が投与窓(13)と位置合わせされるように、注射デバイス(1)のハウジング(10)に取り付けるように構成された監視デバイスと
    を含む前記注射システム。
  14. 薬剤で少なくとも一部満たされるとともに、注射デバイス(1)の内側に配置されるカートリッジ(6)をさらに含む、請求項13に記載の注射システム。
  15. 注射デバイス(1)を用いて設定または投薬されるある容量の薬剤を取り込む方法であって:
    ある容量の薬剤を設定し投薬するように構成され、外面(19)を備えるともに容量サイズに関連した情報を視覚化するための投与窓(13)を備える細長いハウジング(10)を有する注射デバイス(1)を用意する工程と、
    監視デバイス(50)を用意する工程であって、:
    a) 内面(52)および内面(52)に対向した外面(53)を備え、内面(52)に隣接した内側端(62)および外面(53)に隣接した外側端(63)を備える光透過エリア(60)をさらに有する本体(51)であって、光透過エリア(60)は、内側端(62)から外側端(63)へ光を透過する、本体、
    b) 該本体(51)の内側または上に配置される画像取得システム(70)、ならびに
    c) 光透過エリア(60)内または該光透過エリアに隣接して配置される光カップリング部材(80)であって、画像取得システム(70)に光学的に連結される、光カップリング部材(80)を含み、光カップリング部材(80)が画像取得システム(70)に向かって内側端(62)を通じて光透過エリア(60)に入る光を偏向するように配置および構成される、光カップリング部材
    を含む監視デバイスを用意する工程と、
    監視デバイス(50)を注射デバイス(1)に配置し、光透過エリア(60)を投与窓(13)と位置合わせする工程と、
    画像取得システム(70)を用いて投与窓(13)の画像を取り込む工程と、
    光透過エリア(60)を通じて投与窓(13)の少なくとも一部の視覚的外観を提供する工程と
    を含む前記方法。
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