JP7012543B2 - 印刷配線板 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷配線板に関する。
従来、IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integrated circuit)などの電子部品を実装する印刷配線板が知られている。
図7は、従来の印刷配線板1E,1Fの概略断面図である。図7に示すように、印刷配線板1Eは、印刷配線板1E上に電源IC120及びLSI130を実装するための配線部P1~P6を備える。電源IC120は、グラウンド端子T1、電源端子T2を有する。LSI130は、信号端子T3,T6、電源端子T4、グラウンド端子T5を有する。
印刷配線板1Eは、例えば6層の導体層と5層の絶縁層との積層構造の印刷配線板である。印刷配線板1Eは、-z方向に、第1導体層、第1絶縁層、第2導体層、第2絶縁層、第3導体層、第3絶縁層、第4導体層、第4絶縁層、第5導体層、第5絶縁層、第6導体層が順に積層されている。なお、図7では、第5導体層より下方(-z方向部分)の図示を省略している。
印刷配線板1Eは、第1導体層として、グラウンド端子T1に電気的に接続されるグラウンド配線部P1と、電源端子T2に電気的に接続される電源配線部P2と、を有する。また、印刷配線板1Eは、第1導体層として、信号端子T3,T6にそれぞれ電気的に接続される信号配線部P3,P6と、電源端子T4に電気的に接続される電源配線部P4と、グラウンド端子T5に電気的に接続されるグラウンド配線部P5と、を有する。
また、印刷配線板1Eは、グラウンド配線部P1に電気的に接続され、第1絶縁層~第5絶縁層を貫通されたグラウンド用ビア21と、第1絶縁層~第5絶縁層を貫通されたグラウンド用ビア25と、グラウンド用ビア21,25に電気的に接続され、第4導体層としてのxy平面のほぼ全面に形成されたベタのグラウンド平面導体部22と、を有する。また、印刷配線板1Eは、グラウンド配線部P5に電気的に接続され、第1絶縁層を貫通されたグラウンド用ビア23と、グラウンド用ビア23及びグラウンド平面導体部22に電気的に接続され、第2絶縁層及び第3絶縁層を貫通されたグラウンド用ビア24Eと、を有する。また、印刷配線板1Eは、第3導体層としてのベタの電源平面導体部32Eと、電源配線部P2及び電源平面導体部32Eに電気的に接続され、第1層絶縁層及び第2絶縁層を貫通された電源用ビア31と、を有する。また、印刷配線板1Eは、電源配線部P4に電気的に接続された電源用ビア33と、電源用ビア33及び電源平面導体部32Eに電気的に接続された電源用ビア34と、を有する。なお、印刷配線板1Eは、第5導体層として、グラウンド用ビア21,25に電気的に接続されxy平面のほぼ全面に形成されたベタのグラウンド平面導体部を有するものとする。
電源用ビア33,34及びグラウンド用ビア23,24Eは、LSI130の実装箇所の直下の中央部分付近に配置されている。電源平面導体部32Eは、グラウンド用ビア24Eを通すためのクリアランス部321Eを有する。
また、グラウンドパターン、導電(導体)パターンが積層された基板に、オープンスタブの構造の所定の長さの導電パターンを設けることにより、分岐された電源パターンにおける不要輻射を打消し合い低減する回路基板が知られている(特許文献1参照)。
特開2008-109040号公報
しかし、印刷配線板1Eにおいて、電源IC120からLSI130へ電源を供給する際に、電源平面導体部32Eを介して電源を供給しようとすると、クリアランス部321Eを設けたことにより、LSI130直下の電源平面導体部32E(電源層)とグラウンド平面導体部22(グラウンド層)とで構成する並行平板の対向面積が小さくなっていた。これにより、電源層-グラウンド層間のコンデンサ容量(結合容量)が十分得られず、電源ノイズの低減効果が低かった。特許文献1の回路基板は、電源層-グラウンド層間のコンデンサ容量による電源ノイズを低減するものではない。
このため、図7に示すように、クリアランス部321Eの配置をそのままに、電源平面導体部32Eとグラウンド用ビア25との間の領域(+x方向の領域)に、電源平面導体部32Eを広げて、電源平面導体部32Fとする構成が考えられる。つまり、電源平面導体部32Fを有する印刷配線板1Fとする構成である。しかし、印刷配線板1Fにより、グラウンド平面導体部22と電源平面導体部との対抗面積を拡大する構成は容易に可能であるが、拡大部分がLSI130の実装箇所の直下でないため、電源ノイズ低減には効果が低い。
そのため、電源平面導体部32E又は32Fとグラウンド平面導体部22との並行平板の対向面積で稼ぐ結合容量では、電源ノイズ対策が不十分である。このため、印刷配線板のLSI130実装面の反対面にコンデンサ部品を実装するか、LSI130内部にコンデンサ容量を持たせ、不足する結合容量を補完しなければならず、装置構成が複雑となり、コストも上がる。
本発明の課題は、IC、LSIなどの電子部品を実装する印刷配線板において、電源ノイズを容易に低減することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
電源端子及びグラウンド端子を有する電子部品実装するための印刷配線板であって、
前記電源端子を接続する電源配線部から延びる電源用ビアと、
前記電子部品の実装箇所の下方に配置され、前記電源用ビアに接続された電源平面導体部と、
前記グラウンド端子を接続するグラウンド配線部から延びるグラウンド用ビアと、
前記電子部品の実装箇所の下方に配置され、前記グラウンド用ビアに接続されたグラウンド平面導体部と、を有し、
前記電源平面導体部には、該電源平面導体部を平面透視したときに、前記電子部品の実装箇所の前記グラウンド端子側の端部対応する位置に配置され、前記グラウンド用ビアを非接触に通す間隙を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の印刷配線板において、
前記電源平面導体部は、前記間隙の端部から前記電源用ビアまでの間に配置されたスタブ部を有する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の印刷配線板において、
前記スタブ部の前記間隙の端部から前記電源用ビアまでの長さは、5[mm]以上である。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の印刷配線板において、
一方は前記グラウンド用ビアに接続され、前記電源用ビアの方向に延在し、他方は前記電源用ビアに接続され、前記グラウンド用ビアの方向に延在する電極で構成する1次元の交差指状電極を有し、
前記交差指状電極のそれぞれの電極は、前記間隙で電気的に非接触である。
請求項5に記載の発明は、
電源端子及びグラウンド端子を有する電子部品実装するための印刷配線板であって、
前記グラウンド端子を接続するグラウンド配線部から延びるグラウンド用ビアと、
前記電子部品の実装箇所の下方に配置され、前記グラウンド用ビアに接続されたグラウンド平面導体部と、
前記電源端子を接続する電源配線部から延びる電源用ビアと、
前記電子部品の実装箇所の下方に配置され、前記電源用ビアに接続された電源平面導体部と、を有し、
前記グラウンド平面導体部には、該グラウンド平面導体部を平面透視したときに、前記電子部品の実装箇所の前記電源端子側の端部対応する位置に配置され、前記電源用ビアを非接触に通す間隙を有する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の印刷配線板において、
前記グラウンド平面導体部は、前記間隙の端部から前記グラウンド用ビアまでに配置されたスタブ部を有する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の印刷配線板において、
前記スタブ部の前記間隙の端部から前記グラウンド用ビアまでの長さは、5[mm]以上である。
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の印刷配線板において、
一方は前記電源用ビアに接続され、前記グラウンド用ビアの方向に延在し、他方は前記グラウンド用ビアに接続され、前記電源用ビアの方向に延在する電極で構成する1次元の交差指状電極を有し、
前記交差指状電極のそれぞれの電極は、前記間隙で電気的に非接触である。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の印刷配線板において、
前記電子部品の信号端子が接続する信号配線部を有し、
前記信号配線部は、周波数が1[GHz]以下の信号が流される。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の印刷配線板において、
前記電源用ビアは、電源用スルーホールであり、
前記グラウンド用ビアは、グラウンド用スルーホールである。
本発明によれば、IC、LSIなどの電子部品を実装する印刷配線板において、電源ノイズを容易に低減できる。
本発明の第1の実施の形態の第1の印刷配線板の概略断面図である。 第1の印刷配線板の平面透視図である。 第3の実施の形態の第3の印刷配線板の平面透視図である。 周波数に対するLSIの電源インピーダンスを示す図である。 周波数に対する電源IC-LSI間のトランスファーインピーダンスを示す図である。 第2の変形例の第4の印刷配線板の平面透視図である。 従来の印刷配線板の概略断面図である。
添付図面を参照して本発明に係る第1~第3の実施の形態及び第1、第2の変形例を順に詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1、図2を参照して、本発明に係る第1の実施の形態を説明する。図1、図2を参照して、本実施の形態の構成を説明する。図1は、本実施の形態の印刷配線板1Aの概略断面図である。図2は、印刷配線板1Aの平面透視図である。
図1に示すように、本実施の形態の印刷配線板1Aは、IC、LSIなどの電子部品を実装するあらゆる印刷配線板の用途に適用できる。例えば、半導体のパッケージ印刷配線板や、携帯電話基地局の印刷配線板などの大型のものにも適用できる。印刷配線板1Aは、印刷配線板1A上に電源IC120及びLSI130を実装する配線部P1~P6を備える。図1に示すように、印刷配線板1Aの平面にx軸、y軸をとり、x軸及びy軸に垂直な方向にz軸をとる。
電源IC120は、LSI130などに電源供給を行う電子部品である。電源IC120は、グラウンド端子T1、電源端子T2を有する。電源IC120は、グラウンド端子T1、電源端子T2を介して、電源電力を出力する。
電子部品としてのLSI130は、各種の高密度の半導体集積回路である。LSI130は、信号端子T3,T6、電源端子T4、グラウンド端子T5を有する。LSI130は、信号端子T3,T6を介して各種信号を入出力し、電源端子T4、グラウンド端子T5を介して、電源電力が入力される。
印刷配線板1Aは、6層の導体層と5層の絶縁層との積層構造の印刷配線板である。印刷配線板1Aは、-z方向に、第1導体層(配線層)、第1絶縁層、第2導体層、第2絶縁層、第3導体層、第3絶縁層、第4導体層、第4絶縁層、第5導体層、第5絶縁層、第6導体層(配線層)が順に積層されている。なお、図1では、第5導体層より下方(-z方向部分)の図示を省略しており、後述する図6でも同様である。
第1導体層、第6導体層は、銅などの導体のパターンが形成され、さらに、例えば、ソルダーレジストにより保護されている。第1絶縁層~第5絶縁層は、ガラス布基材エポキシ樹脂などの絶縁材料で構成されている。印刷配線板1Aは、第1導体層として、グラウンド配線部P1と、電源配線部P2と、信号配線部P3,P6と、電源配線部P4と、グラウンド配線部P5と、を有する。
グラウンド端子T1、電源端子T2、信号端子T3、電源端子T4、グラウンド端子T5、信号端子T6は、それぞれ、グラウンド配線部P1、電源配線部P2、信号配線部P3、電源配線部P4、グラウンド配線部P5、信号配線部P6に電気的に接続される。信号配線部P3,P6には、LSI130の信号が流れる。
印刷配線板1Aは、銅などの導体部として、グラウンド用ビア21,25と、第4導体層としてのグラウンド平面導体部22と、第2導体層としてのグラウンド平面導体部26と、グラウンド用ビア23,24Aと、電源用ビア31と、第3導体層としての電源平面導体部32Aと、電源用ビア33,34と、を有する。グラウンド用ビア21は、グラウンド及びグラウンド配線部P1に電気的に接続され、第1絶縁層~第5絶縁層を貫通している。グラウンド用ビア25は、グラウンドに電気的に接続され、第1絶縁層~第5絶縁層を貫通している。グラウンド平面導体部22は、図1、図2に示すように、xy平面のほぼ全面に形成されたベタの導体パターン部であり、グラウンド用ビア21,25に電気的に接続されている。なお、印刷配線板1Aは、第5導体層として、グラウンド用ビア21,25に電気的に接続されたほぼ全面ベタのグラウンド平面導体部を有するものとする。
グラウンド用ビア23は、第1絶縁層を貫通され、グラウンド配線部P5に電気的に接続されている。グラウンド平面導体部26は、ベタの導体パターン部であり、グラウンド用ビア23に電気的に接続されている。なお、図2では、第2導体層のグラウンド平面導体部26の上方(+z方向の部分)の構成が省略されている。
グラウンド用ビア24Aは、第2絶縁層及び第3絶縁層を貫通され、グラウンド平面導体部22,26に電気的に接続されている。グラウンド用ビア24Aは、図2に示すように、LSI130の実装予定箇所の+x方向の端部(グラウンド端子T5側の端部)に対応する位置に配置されている。LSI130の実装予定箇所の端部とは、図2の上からの透視図において、LSI130を実装するための信号配線部P6を始めとする配線部の外側を結ぶ接線(概ね矩形、図上では点線)である。
電源用ビア31は、第1絶縁層及び第2絶縁層を貫通され、電源配線部P2に電気的に接続されている。電源用ビア33は、第1絶縁層を貫通され、電源配線部P4に電気的に接続されている。電源用ビア34は、第2絶縁層を貫通され、電源用ビア33に電気的に接続されている。電源平面導体部32Aは、ベタの導体パターン部であり、電源用ビア31,34に電気的に接続されている。また、電源平面導体部32Aは、図1、図2に示すように、グラウンド用ビア24Aを通すための間隙としてのクリアランス部321Aを有する。
クリアランス部321Aは、LSI130の電源端子T4、グラウンド端子T5の直下の中央部分に設けられず、グラウンド用ビア24Aに対応するLSI130の実装箇所の+x方向の端部(グラウンド端子T5側の端部)に対応する位置に配置されている。このため、LSI130の実装箇所の下方の電源層(電源平面導体部32A)-グラウンド層(グラウンド平面導体部22)間の面積を大きくでき、その容量結合を強くしている。LSI130の実装箇所のグラウンド端子T5側の端部とは、図2の上面から見て、LSI130の実装箇所の端部のうち、グラウンド端子T5との距離が短い端部である。後述する領域51のスタブとしての機能を考慮すると、図2上の右側(+x方向)の端部となる。グラウンド用ビア24A及びクリアランス部321Aが、LSI130の実装箇所のグラウンド端子T5側の端部に対応する位置に配置されているので、グラウンド端子T5とグラウンド平面導体部22との間の経路を短くできる。
また、図2に示すように、グラウンド用ビア24Aの-x方向の端部と、電源用ビア34(クリアランス部321A)の+x方向の端部との間の領域51は、スタブとして機能する。領域51のx方向の長さが長いほど、電源層(電源平面導体部32A)とグラウンド層(グラウンド平面導体部22)の容量結合が強くなることと相まって、高調波を伝搬させにくくなるため、LSI130の実装箇所の端部に対応する位置にグラウンド用ビア24Aが配置されることにより、領域51のx方向の長さが長くなり、電源ノイズの低減につながっている。
以上、本実施の形態によれば、印刷配線板1Aは、電源端子T4及びグラウンド端子T5を有するLSI130と、LSI130を実装するための配線部P1~P6を備える。印刷配線板1Aは、電源端子T4を電気的に接続する電源配線部P4から延びる電源用ビア(33,34)と、LSI130の実装箇所の下方に配置され、電源用ビア34に電気的に接続された電源平面導体部32Aと、を有する。また、印刷配線板1Aは、グラウンド端子T5を電気的に接続するグラウンド配線部P5から延びるグラウンド用ビア(23,24A)と、LSI130の実装箇所の下方に配置され、グラウンド用ビア24Aに電気的に接続されたグラウンド平面導体部22と、を有する。電源平面導体部32Aには、LSI130の実装箇所のグラウンド端子T5側の端部に対応する位置に配置され、グラウンド用ビア24Aを非接触に通すクリアランス部321Aを有する。
このため、LSI130の実装箇所の直下の中央部分にクリアランス部321Aを設けない印刷配線板1Aにおいて、電源層(電源平面導体部32A)-グラウンド層(グラウンド平面導体部22)間の容量結合を強くでき(大きな結合容量が得られ)、電源ノイズを容易に低減できる。
また、グラウンド用ビア24Aは、印刷配線板1A内の導体部(グラウンド配線部P5、グラウンド用ビア23、グラウンド平面導体部26)を介してグラウンド端子T5に接続されている。このため、印刷配線板1Aのグラウンド配線部P5、信号配線部P6のパターンを複雑にすることなく、容易に印刷配線板1Aを構成できる。
また、電源平面導体部32Aは、クリアランス部321Aの端部から電源用ビア34までに配置されたスタブ部としての領域51を有する。このため、領域51により、高調波を伝搬させにくくでき、電源ノイズを良好に低減できる。
(第2の実施の形態)
本発明に係る第2の実施の形態を説明する。本実施の形態の印刷配線板(1Bとする)は、第1の実施の形態の印刷配線板1Aにおいて、グラウンド平面導体部26を除去し、グラウンド用ビア23を、第1絶縁層を貫通し、グラウンド用ビア24Aに直列に電気的に接続されているグラウンド用ビア(23Bとする)に代えた構成である。
グラウンド用ビア23Bは、図示を省略するが、第1導体層のグラウンド配線部P5、信号配線部P6の平面パターンにより、グラウンド配線部P5と電気的に接続され、信号配線部P6とは電気的に接続されていない。また、グラウンド用ビア23Bのxy平面上の位置は、グラウンド用ビア24Aのxy平面上の位置と同じであり、クリアランス部321Aは、グラウンド用ビア24Aを通す。
以上、本実施の形態によれば、印刷配線板1Bは、印刷配線板1Aと同様に、電源平面導体部32Aが、LSI130の実装箇所のグラウンド端子T5側の端部に対応する位置に配置され、グラウンド用ビア24Aを非接触に通すクリアランス部321Aを有する。このため、印刷配線板1Bにおいて、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
(第3の実施の形態)
図3を参照して、本発明に係る第3の実施の形態を説明する。図3は、印刷配線板1Cの平面透視図である。
図3に示すように、本実施の形態の印刷配線板1Cは、第2の実施の形態の印刷配線板1Bにおいて、電源平面導体部32Aを、電源平面導体部32Cに代え、さらにIDE(Interdigital Electrode:交差指状電極)部35を備える。
電源平面導体部32Cは、第3導体層の一部としてのベタの導体パターン部であり、電源用ビア31,33に電気的に接続される。電源平面導体部32Cは、第2の実施の形態のクリアランス部321Aに代えて、クリアランス部321Cを有する。IDE部35のグラウンド側は、第3導体層の一部としての1次元の交差指状(-x方向のみに複数の電極端が延在する形状)の導体パターン部であり、グラウンド用ビア24Aに電気的に接続され、電源用ビア34の方向(-x方向)に向かって延在している。IDE部35の電源側は、第3導体層の一部としての1次元の交差指状(+x方向のみに複数の電極端が延在する形状)の導体パターン部が電源用ビア34に電気的に接続され、グラウンド用ビア24Aの方向(+x方向)に向かって延在している。クリアランス部321Cは、グラウンド用ビア24Aと電源平面導体部32Cとを電気的に非接触にし、IDE部35の電源側の電極とIDE部35のグラウンド側の電極とを電気的に非接触にする間隙である。IDE部35は、従来の印刷配線板1E,1Fに比べて、第3導体層におけるLSI130の実装箇所の直下の電源平面導体部32Cとグラウンド用ビア24Aから延在している導体パターン部との対向面積(導体厚分の対抗面積)を増やしている。
以上、本実施の形態によれば、印刷配線板1Cにおいて、一方はグラウンド用ビア24Aに電気的に接続され、電源用ビア34の方向に延在し、他方は電源用ビア34に電気的に接続され、グラウンド用ビア24Aの方向に延在する電極で構成するIDE部35を有する。IDE部35のそれぞれの電極は、クリアランス部321Cで電気的に非接触である。このため、上記第2の実施の形態と同様の効果を奏するとともに、LSI130の実装箇所の直下の電源平面導体部32Cの面積を増やすので、電源(電源平面導体部32C)-グラウンド(グラウンド平面導体部22ならびにグラウンド用ビア24A)間の容量結合を強くでき、電源ノイズを容易に低減できる。
なお、印刷配線板1Cは、第1の実施の形態の印刷配線板1Aのように、グラウンド用ビア23、グラウンド平面導体部26を有し、電源平面導体部32Aを電源平面導体部32Cにすることに加え、さらにIDE部35を備える構成としてもよい。
(実施例)
次に、図4及び図5を参照して、実施例としての印刷配線板1A,1B,1Cと、比較例としての印刷配線板1E,1Fとの特性を説明する。図4は、周波数に対するLSI130の電源インピーダンスを示す図である。図5は、周波数に対する電源IC120-LSI130間のトランスファーインピーダンスを示す図である。
第1の実施の形態の印刷配線板1A、第2の実施の形態の印刷配線板1B、第3の実施の形態の印刷配線板1C、従来の印刷配線板1E,1Fの具体的な実施例について、各種特性をシミュレーションした。シミュレーションにおける印刷配線板1A,1B,1C,1E,1Fの条件を、次の通りとした。
第1導体層、第6導体層は、材料:銅、厚さ(Z方向の長さ)=0.035[mm]とした。
第1導体層、第6導体層を保護するソルダーレジストは、厚さ=0.02[mm]、比誘電率=4.2、誘電正接=0.021とした。
第1絶縁層~第5絶縁層は、材料:ガラス布基材エポキシ樹脂、厚さ=0.2[mm]、比誘電率=4.6、誘電正接=0.016とした。
第2導体層~第5導体層(グラウンド平面導体部、電源平面導体部)は、材料:銅、厚さ=0.035[mm]とした。
印刷配線板1A、1B、1Cにおいて、電源層(電源平面導体部32A,32C)-グラウンド層(グラウンド平面導体部22)間を薄くし、電源層-グラウンド層間の比誘電率を高くすることで、さらに容量結合を強めることが可能である。上記の条件では、印刷配線板1A、1B、1Cの第3絶縁層の厚さが小さくされ、第3絶縁層の比誘電率が高くされており、電源層-グラウンド層間の容量結合が強められる。
印刷配線板1Aの周波数[GHz]に対するLSI130の電源インピーダンス(Z11)[ohm]は、図4の太線の実線で示す曲線となった。なお、図4の太線の一点鎖線が、印刷配線板1Bにおける周波数に対するLSI130の電源インピーダンス曲線であり、太線の破線が、印刷配線板1Cに対応する曲線であり、細線の実線が、印刷配線板1Eに対応する曲線であり、細線の一点鎖線が、印刷配線板1Fに対応する曲線である。
印刷配線板1Aの周波数[GHz]に対する電源IC120-LSI130間のトランスファーインピーダンス(Z21)[ohm]は、図5の実線で示す曲線となった。図5の印刷配線板1B,1C,1E,1Fにおける周波数に対する電源IC120-LSI130間のトランスファーインピーダンスの曲線の線種は、図4と同様である。
電圧の変動(ノイズ)∝I(電流)×Z(インピーダンス)の関係があるため、インピーダンスZが低いほど、電源ノイズ低減に効果がある。このため、図4及び図5の曲線により、印刷配線板1A,1B,1Cは、従来の印刷配線板1E,1Fよりも電源ノイズを低減でき、印刷配線板1Aが一番効果的である。
また、印刷配線板1A,1B,1C,1E,1Fの電源層-グラウンド層間のループインダクタンス(寄生インダクタンス)[nH]、寄生キャパシタンス[pF]を次表Iに示す。
Figure 0007012543000001
一般論として、電源ノイズ低減には、ループインダクタンスの低減がある。印刷配線板1A,1B,1Cは、従来の印刷配線板1E,1Fよりもループインダクタンスが増加しているが、寄生キャパシタンスの増加が、ループインダクタンスの増加による悪影響を打消し、さらに電源ノイズ低減に貢献している。
図4及び図5の周波数特性において、印刷配線板1A,1Bの電源平面導体部32Aの領域51のクリアランス部321Aの端部から電源用ビア34までのx方向の長さを5.4[mm]とし、印刷配線板1E,1Fの電源平面導体部32E,32Fの領域51のクリアランス部321Eの端部から電源用ビア34までのx方向の長さを0.4[mm]としてシミュレーションを行った。印刷配線板1Cは、領域51のx方向の長さ5.4mmに替えて、延在する電極の対向する長さが4.65mmとしたIDE部35でシミュレーションを行った。このため、領域51のx方向の長さを、少し余裕を見た5[mm]以上とするか、IDE部を設けることで、良好な電源ノイズの低減が得られる。
また、図4の周波数特性において、ピーク(尖っている部分)は共振周波数であり、その共振周波数をLSI130の信号の周波数に用いることはできない。本実施の形態のような容量結合によるノイズ抑制技術は、LSI130の信号の周波数を共振周波数より低い周波数に適用する。共振周波数より高い周波数に適用する技術は、インダクタンスで特性を調整するもので、本実施の形態には適用できない。図4の周波数特性により、共振周波数が一番低い印刷配線板1Bの約1.3[GHz]よりも低い1[GHz]以下の周波数をLSI130の信号の周波数に適用する構成がとれる。
本実施例によれば、印刷配線板1A,1B,1Cは、印刷配線板1E,1Fに比べて、電源ノイズを低減できる。
また、電源平面導体部32Aは、クリアランス部321Aの端部から電源用ビア34までに配置されたスタブ部としての領域51を有する。領域51のクリアランス部321Aの端部から電源用ビア34までの長さは、5[mm]以上である。このため、電源ノイズを良好に低減できる。
また、印刷配線板1A、1B、1Cは、LSI130の信号端子T3,T6に接続された信号配線部P3,P6を有する。信号配線部P3,P6は、周波数が1[GHz]以下の信号が流される。このため、電源ノイズを良好に低減できる。
(第1の変形例)
上記の第1~第3の実施の形態の印刷配線板1A,1B,1Cでは、グラウンド用ビア24A(クリアランス部321A,321C)の位置が、LSI130の実装箇所のグラウンド端子T5側の端部に対応する位置に配置されていたが、これに限定されるものではない。印刷配線板1A,1B,1Cにおいて、グラウンド用ビア24Aの位置が、LSI130の実装箇所のグラウンド端子T5側の端部の外側(例えば、端部からさらに+x方向側の位置)に対応する位置に配置される構成としてもよい。この構成では、電源平面導体部32A,32Cには、LSI130の実装箇所の端部の外側に対応する位置に配置され、グラウンド用ビア24Aを非接触に通すクリアランス部321A,321Cを有する。この構成によっても、LSI130の実装箇所の直下の電源平面導体部32A、32Cの面積を増やすので、電源層(電源平面導体部32A、32C)-グラウンド層(グラウンド平面導体部22)間の容量結合を強くでき、電源ノイズを容易に低減できる。
(第2の変形例)
また、上記の第1~第3の実施の形態の印刷配線板1A,1B,1Cでは、電源平面導体部32A,32Cが、グラウンド用ビア24Aを通すクリアランス部321A,321Cを有する構成としたが、これに限定されるものではない。グラウンドに関する構成と、電源に関する構成と、を入れ替えた印刷配線板1Dとしてもよい。
図6は、本変形例の印刷配線板1Dを示す概略断面図である。図6に示すように、印刷配線板1Dは、印刷配線板1D上に電源IC120D及びLSI130Dを実装するための配線部P1D、P2D、P3、P4D、P5D、P6を備える。電源IC120Dは、電源端子T1D、グラウンド端子T2Dを有する。LSI130Dは、信号端子T3,T6、グラウンド端子T4D、電源端子T5Dを有する。
印刷配線板1Dは、印刷配線板1Aと同様に、6層の導体層と5層の絶縁層との積層構造の印刷配線板である。印刷配線板1Aは、第1導体層として、電源配線部P1Dと、グラウンド配線部P2Dと、信号配線部P3,P6と、グラウンド配線部P4Dと、電源配線部P5Dと、を有する。電源端子T1D、グラウンド端子T2D、信号端子T3,T6、グラウンド端子T4D、電源端子T5Dは、それぞれ、電源配線部P1D、グラウンド配線部P2D、信号配線部P3,P6、グラウンド配線部P4D、電源配線部P5Dに電気的に接続される。
印刷配線板1Dは、第3導体層としてグラウンド平面導体部32Dを有し、第4導体層として電源平面導体部22Dを有する。電源平面導体部22Dは、第1絶縁層~第5絶縁層を貫通された電源用ビア21D,25Dと、第2絶縁層及び第3絶縁層を貫通された電源用ビア24Dとが電気的に接続されている。電源用ビア24Dは、第1絶縁層を貫通された電源用ビア23D及び第2導体層としての電源平面導体部26Dを介して、電源配線部P5Dに電気的に接続されている。グラウンド平面導体部32Dは、第1絶縁層及び第2絶縁層を貫通されたグラウンド用ビア31Dを介してグラウンド配線部P2Dに電気的に接続され、第1絶縁層を貫通されたグラウンド用ビア33D及び第2絶縁層を貫通されたグラウンド用ビア34Dを介してグラウンド配線部P4Dに電気的に接続されている。グラウンド平面導体部32Dには、LSI130の実装箇所の電源端子T5D側の端部に対応する位置に配置され、電源用ビア24Dを非接触に通す間隙としてのクリアランス部321Dを有する。
このため、第1の実施の形態と同様に、印刷配線板1Dにおいて、LSI130の実装箇所の直下のグラウンド平面導体部32Dの面積を増やすので、電源層(電源平面導体部22D)-グラウンド層(グラウンド平面導体部32D)間の容量結合を強くでき、電源ノイズを容易に低減できる。
また、電源用ビア24Dは、印刷配線板1D内の導体部(電源配線部P5D、電源用ビア23D、電源平面導体部26D)を介して電源端子T5Dに接続されている。このため、印刷配線板1Dの電源配線部P5D、信号配線部P6のパターンを複雑にすることなく、容易に印刷配線板1Dを構成できる。
また、第1の変形例と同様に、印刷配線板1Dにおいて、電源用ビア24D及びクリアランス部321Dは、LSI130Dの実装箇所の電源端子T5D側の端部の外側(例えば、端部からさらに+x方向側の位置)に対応する位置に配置される構成としてもよい。この構成によれば、第1の変形例と同様の効果を奏する。
また、第3の実施の形態の印刷配線板1Cと同様に、印刷配線板1Dが、第3導体層として、一方は電源用ビア24Dに電気的に接続され、グラウンド用ビア34Dの方向に延在し、他方はグラウンド用ビア34Dに電気的に接続され、電源用ビア24Dの方向に延在する電極で構成するIDE部を有してもよい。このIDE部のそれぞれの電極は、クリアランス部321Dで電気的に非接触である。この構成によれば、第3の実施の形態と同様の効果を奏する。
なお、上記実施の形態及び変形例における記述は、本発明に係る好適な印刷配線板の一例であり、これに限定されるものではない。例えば、上記各実施の形態及び各変形例のうち、少なくとも2つを組み合わせる構成としてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例では、印刷配線板1A,1B,1C,1Dに実装される電子部品として、LSI130,130Dを適用する構成としたが、これに限定されるものではない。印刷配線板に実装される電子部品は、電源端子及びグラウンド端子を有する電子部品として、ICを含む他の電子部品を適用する構成としてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例の印刷配線板1A,1B,1C,1Dにおいて、絶縁層の層間を導通する導体部として、電源用ビア及びグラウンド用ビアを用いる構成としたが、これに限定されるものではない。印刷配線板1A,1B,1C,1Dの電源用ビア及びグラウンド用ビアを、電源用スルーホール及びグラウンド用スルーホールとする構成としてもよい。この構成によっても、電源ノイズを容易に低減できる。
また、以上の実施の形態及び変形例における印刷配線板1A,1B,1C,1Dを構成する各部の細部構成及び細部動作に関して本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1A,1C,1D,1E,1F 印刷配線板
120,120D 電源IC
130,130D LSI
T1,T5,T2D,T4D グラウンド端子
T2,T4,T1D,T5D 電源端子
T3,T6 信号端子
P1,P5,P2D,P4D グラウンド配線部
P2,P4,P1D,P5D 電源配線部
P3,P6 信号配線部
21,23,24A,24E,25,31D,33D,34D グラウンド用ビア
22,26,32D グラウンド平面導体部
31,33,34,21D,23D,24D,25D 電源用ビア
32A,32C,22D,26D,32E,32F 電源平面導体部
321A,321C,321D,321E クリアランス部
35 IDE部

Claims (10)

  1. 電源端子及びグラウンド端子を有する電子部品実装するための印刷配線板であって、
    前記電源端子を接続する電源配線部から延びる電源用ビアと、
    前記電子部品の実装箇所の下方に配置され、前記電源用ビアに接続された電源平面導体部と、
    前記グラウンド端子を接続するグラウンド配線部から延びるグラウンド用ビアと、
    前記電子部品の実装箇所の下方に配置され、前記グラウンド用ビアに接続されたグラウンド平面導体部と、を有し、
    前記電源平面導体部には、該電源平面導体部を平面透視したときに、前記電子部品の実装箇所の前記グラウンド端子側の端部対応する位置に配置され、前記グラウンド用ビア
    を非接触に通す間隙を有する印刷配線板。
  2. 前記電源平面導体部は、前記間隙の端部から前記電源用ビアまでの間に配置されたスタブ部を有する請求項1に記載の印刷配線板。
  3. 前記スタブ部の前記間隙の端部から前記電源用ビアまでの長さは、5[mm]以上である請求項2に記載の印刷配線板。
  4. 一方は前記グラウンド用ビアに接続され、前記電源用ビアの方向に延在し、他方は前記電源用ビアに接続され、前記グラウンド用ビアの方向に延在する電極で構成する1次元の交差指状電極を有し、
    前記交差指状電極のそれぞれの電極は、前記間隙で電気的に非接触である請求項1に記載の印刷配線板。
  5. 電源端子及びグラウンド端子を有する電子部品実装するための印刷配線板であって、
    前記グラウンド端子を接続するグラウンド配線部から延びるグラウンド用ビアと、
    前記電子部品の実装箇所の下方に配置され、前記グラウンド用ビアに接続されたグラウンド平面導体部と、
    前記電源端子を接続する電源配線部から延びる電源用ビアと、
    前記電子部品の実装箇所の下方に配置され、前記電源用ビアに接続された電源平面導体部と、を有し、
    前記グラウンド平面導体部には、該グラウンド平面導体部を平面透視したときに、前記電子部品の実装箇所の前記電源端子側の端部対応する位置に配置され、前記電源用ビアを非接触に通す間隙を有する印刷配線板。
  6. 前記グラウンド平面導体部は、前記間隙の端部から前記グラウンド用ビアまでに配置されたスタブ部を有する請求項5に記載の印刷配線板。
  7. 前記スタブ部の前記間隙の端部から前記グラウンド用ビアまでの長さは、5[mm]以上である請求項6に記載の印刷配線板。
  8. 一方は前記電源用ビアに接続され、前記グラウンド用ビアの方向に延在し、他方は前記グラウンド用ビアに接続され、前記電源用ビアの方向に延在する電極で構成する1次元の交差指状電極を有し、
    前記交差指状電極のそれぞれの電極は、前記間隙で電気的に非接触である請求項5に記載の印刷配線板。
  9. 前記電子部品の信号端子が接続する信号配線部を有し、
    前記信号配線部は、周波数が1[GHz]以下の信号が流される請求項1から8のいずれか一項に記載の印刷配線板。
  10. 前記電源用ビアは、電源用スルーホールであり、
    前記グラウンド用ビアは、グラウンド用スルーホールである請求項1から9のいずれか一項に記載の印刷配線板。
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