JP7010239B2 - 電子機器、およびコネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、電子機器、およびコネクタに関する。
電子機器に設けられるコネクタに関する技術が開発されている。上記技術としては、例えば下記の特許文献1に記載の技術が挙げられる。
特開2016-91923号公報
電子機器間のデータ伝送速度の高速化や、電子機器の小型化が進むにつれて、例えばUSB(Universal Serial Bus) TypeCなどの新たな接続インタフェースが登場しており、既存のコネクタに比べて、コネクタの高機能化および小型化が進んでいる。
ここで、例えば特許文献1に記載のコネクタのように、既存のコネクタは、コネクタ部材と基板とが、ハンダで電気的に接合される。
しかしながら、上記のようにコネクタの小型化が進むにつれて、既存のコネクタのようにコネクタ部材と基板とをハンダで接合する場合には、基板にコネクタ部材を固定するための接合強度を確保することが困難となっている。また、基板にコネクタ部材を固定するための接合強度を確保することができない場合には、コネクタの信頼度の低下へと繋がる恐れがある。
本開示では、信頼性の向上を図ることが可能な、新規かつ改良された電子機器、およびコネクタを提案する。
本開示によれば、外部と電気的に接続するコネクタ部材と、基板と、上記コネクタ部材と上記基板とを電気的に接続するフレキシブルな接続部材と、上記基板が収納され、上記コネクタ部材が取り付けられる筐体と、を備える、電子機器が、提供される。
また、本開示によれば、外部と電気的に接続する第1のコネクタ部材と、外部と電気的に接続する第2のコネクタ部材と、上記第1のコネクタ部材と上記第2のコネクタ部材とを電気的に接続するフレキシブルな接続部材と、を備える、コネクタが、提供される。
本開示によれば、信頼性の向上を図ることができる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握されうる他の効果が奏されてもよい。
既存の電子機器の構成の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る電子機器の構成の一例を示す説明図である。 第2の実施形態に係る電子機器の構成の一例を示す説明図である。 第3の実施形態に係る電子機器の構成の一例を示す説明図である。 第3の実施形態に係るコネクタの構成の一例を示す説明図である。 第3の実施形態に係るコネクタが用いられる電子機器の構成の一例を示す説明図である。 第4の実施形態に係る電子機器の構成の一例を示す説明図である。 第4の実施形態に係るコネクタの構成の一例を示す説明図である。 第4の実施形態に係るコネクタが用いられる電子機器の構成の一例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下において、“一の構成要素と他の構成要素とを接続する”とは、“当該一の構成要素と当該他の構成要素とが、さらなる他の構成要素を介さずに、電気的に接続されていること”、または、“当該一の構成要素と当該他の構成要素とが、さらなる他の構成要素を介して、電気的に接続されていること”をいう。
また、以下では、下記に示す順序で説明を行う。
1.本実施形態に係る電子機器、コネクタの構成の概要
2.第1の実施形態に係る電子機器、コネクタ
3.第2の実施形態に係る電子機器、コネクタ
4.第3の実施形態に係る電子機器、コネクタ
5.第4の実施形態に係る電子機器、コネクタ
6.本実施形態に係る電子機器、コネクタにおいて奏される効果の一例
7.本実施形態に係る電子機器、コネクタの適用例
[1]本実施形態に係る電子機器、コネクタの構成の概要
複数の電子機器間を有線で電気的に接続する方法としては、例えば、“両端にコネクタを有する接続用のケーブルを、双方の電子機器が有するコネクタに接続する方法”と、“双方の電子機器が有するコネクタを直接的に接続する方法”という2種類の方法が、挙げられる。“双方の電子機器が有するコネクタを直接的に接続する方法”が用いられる場合、例えば、一方の電子機器が有するコネクタはオス型コネクタであり、他方の電子機器が有するコネクタはメス型コネクタである。
本実施形態に係る電子機器、コネクタは、上記2種類の方法による有線接続に適用されうる。
[1-1]既存の電子機器において生じうる問題の一例
上述したように、コネクタの小型化が進むにつれて、コネクタ部材と基板とをハンダで接合する場合には、基板にコネクタ部材を固定するための接合強度を確保することが困難となっている。また、基板にコネクタ部材を固定するための接合強度を確保することができない場合には、コネクタの信頼度の低下へと繋がる恐れがある。
本実施形態に係る電子機器、コネクタの構成の概要について説明する前に、既存の電子機器において生じうる問題の一例について、既存の電子機器の構成の一例を挙げて説明する。
図1は、既存の電子機器10の構成の一例を示す説明図である。図1は、電子機器10がUSBメモリである場合における構成の一例を示している。
電子機器10は、例えば、コネクタ部材12と、基板14と、ハンダ16と、支持部材18と、筐体20と、接着剤22と、U3コネクタ24と、ハンダ26とを備える。
コネクタ部材12は、外部と電気的に接続する部材である。電子機器10がUSBメモリである場合、コネクタ部材12としては、例えば、USB TypeCに対応するコネクタ部材が、挙げられる。
基板14には、プロセッサなどの様々な部材が実装される。基板14では、例えば、記録媒体(図示せず)からのデータの読み出しや記録媒体(図示せず)へのデータの書き込みなどの、電子機器10が有する機能に係る様々な処理が行われる。基板14としては、例えばCOB(Chip On Board)が、挙げられる。
ハンダ16は、コネクタ部材12と基板14とを接合し、コネクタ部材12と基板14とを電気的に接続する。
支持部材18は、例えばコネクタ部材12と基板14とが接合された部材を、支持する。支持部材18としては、例えば、プラスチックホルダなどの樹脂部材が、挙げられる。
筐体20は、例えば金属で構成され、基板14を収納する。また、筐体20には、コネクタ部材12に対応する寸法の開口部が形成され、当該開口部にコネクタ部材12が配置される。
ここで、コネクタ部材12がUSB TypeCに対応するコネクタ部材である場合、開口部の寸法は、USB TypeCコネクタの規格で定められた間口寸法である。また、図1において符号Cで示すように、筐体20とコネクタ部材12との間には、一定の隙間が設けれている。
接着剤22は、支持部材18と筐体20とを接着する。支持部材18と筐体20とが接着剤22により接着されることによって、コネクタ部材12と基板14とが接合された部材は、支持部材18により機械的に保持され、かつ、筐体20に固定される。
U3コネクタ24は、例えば、USB3.x規格に対応するパターンが設けられるコネクタ部材である。
ハンダ26は、基板14とU3コネクタ24とを接合し、基板14とU3コネクタ24とを電気的に接続する。
電子機器10は、例えば図1に示す構成を有する。
ここで、基板14にハンダ16で接合されたコネクタ部材12は、基板14表面のハンダパッドにハンダ付けされている。また、基板14がCOBである場合、例えば、基板のスルーホールを利用した爪止めなどによって、コネクタ部材12と基板14とを保持することができない。
電子機器10の小型化が進む程、基板14表面のハンダパッドを小さくしなければならなくなる可能性が高まる。そのため、電子機器10の小型化が進む程、電子機器10では、コネクタ部材12と基板14とをハンダ16で接合する接合部分における、こじり方向(中心線に直交する方向)およびコネクタ部材12の挿抜方向(図1における左右方向)にかかる外力に対して、強度的に限界がある。つまり、電子機器10の小型化が進む程、基板14にコネクタ部材12を固定するための接合強度を確保することが困難となる。
また、基板14にコネクタ部材12を固定するための接合強度を確保することができない場合には、“電子機器10における外部との電気的な接続に係る構成”の信頼度の低下へと繋がる恐れが、ある。
[1-2]本実施形態に係る電子機器の構成の概要
まず、本実施形態に係る電子機器の構成の概要について説明する。
本実施形態に係る電子機器は、コネクタ部材と基板とを、フレキシブルな接続部材によって、電気的に接続する。本実施形態に係る電子機器では、基板は筐体に収納され、また、コネクタ部材は筐体に取り付けられる。
本実施形態に係るコネクタ部材は、外部と電気的に接続する部材である。
本実施形態に係るコネクタ部材としては、例えば、USB規格に対応するコネクタ部材や、IEEE1394規格に対応するコネクタ部材、LAN(Local Area Network)規格に対応するコネクタ部材、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)規格に対応するコネクタ部材など、同種の電子機器間または異種の電子機器間を接続することが可能な、任意のコネクタ部材が、挙げられる。
また、本実施形態に係るコネクタ部材は、オス型コネクタであってもよいし、メス型コネクタであってもよい。
本実施形態に係る基板には、プロセッサなどの様々な部材が実装され、本実施形態に係る電子機器が有する機能に係る様々な処理を行う。
本実施形態に係る基板としては、例えば、COBと、PCB(Printed Circuit Board)とが挙げられる。
本実施形態に係るフレキシブルな接続部材は、柔軟性を有し、本実施形態に係るコネクタ部材と本実施形態に係る基板とを電気的に接続する部材である。
本実施形態に係るフレキシブルな接続部材としては、例えば、FPC(Flexible Printed Circuits)と、フレキシブルな線材とが、挙げられる。
本実施形態に係るコネクタ部材および本実施形態に係る基板それぞれは、例えば、本実施形態に係るフレキシブルな接続部材に直接的に接続されることによって、電気的に接続される。
また、例えば、本実施形態に係るコネクタ部材は、本実施形態に係るフレキシブルな接続部材に直接的に接続され、本実施形態に係る基板は、フレキシブルな接続部材に間接的に接続されることによって、電気的に接続されてもよい。ここで、フレキシブルな接続部材に間接的に接続されるとは、他の部材を介して、フレキシブルな接続部材に電気的に接続されることをいう。
また、例えば、本実施形態に係るコネクタ部材は、本実施形態に係るフレキシブルな接続部材に間接的に接続され、本実施形態に係る基板は、フレキシブルな接続部材に直接的に接続されることによって、電気的に接続されてもよい。
さらに、本実施形態に係るコネクタ部材および本実施形態に係る基板それぞれは、例えば、本実施形態に係るフレキシブルな接続部材に間接的に接続されることによって、電気的に接続されてもよい。
本実施形態に係るコネクタ部材と本実施形態に係る基板とは、上記のように、“本実施形態に係るコネクタ部材および本実施形態に係る基板それぞれが、本実施形態に係るフレキシブルな接続部材と直接的に接続されること”、または、“本実施形態に係るコネクタ部材と本実施形態に係る基板との一方または双方が、本実施形態に係るフレキシブルな接続部材と間接的に接続されること”によって、電気的に接続される。
上記のように、本実施形態に係る電子機器は、本実施形態に係るフレキシブルな接続部材によって、本実施形態に係るコネクタ部材と本実施形態に係る基板とが、電気的に接続される。つまり、本実施形態に係る電子機器では、本実施形態に係るコネクタ部材と本実施形態に係る基板とは、図1に示す電子機器10のようにコネクタ部材と基板とがハンダ付けなどにより直接接合されるのではなく、本実施形態に係るフレキシブルな接続部材を介して、電気的に接続される。
よって、本実施形態に係る電子機器では、仮に、本実施形態に係るコネクタ部材に対して外力が加わったとしても、本実施形態に係るフレキシブルな接続部材が有する柔軟性によって、本実施形態に係るコネクタ部材と本実施形態に係る基板との電気的な接続に対する当該外力の影響は、小さくなる。つまり、本実施形態に係る電子機器では、“本実施形態に係るコネクタ部材と本実施形態に係るフレキシブルな接続部材とを接合する接合部分”、および、“本実施形態に係るフレキシブルな接続部材と本実施形態に係る基板とを接合する接合部分”における、こじり方向および本実施形態に係るコネクタ部材の挿抜方向にかかる外力に対する強度が、確保される。
また、上記のように外力に対する強度が確保されることによって、本実施形態に係る電子機器では、“本実施形態に係る電子機器における外部との電気的な接続に係る構成”の信頼度が低下してしまうことが、防止される。
したがって、本実施形態に係る電子機器は、本実施形態に係る電子機器の信頼性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態に係る電子機器の構成は、上記に示す例に限られない。
例えば、本実施形態に係る電子機器は、本実施形態に係るコネクタ部材を支持する支持機構をさらに備え、本実施形態に係るコネクタ部材は、当該支持機構により筐体に取り付けられてもよい。
本実施形態に係る支持機構とは、本実施形態に係るコネクタ部材が当該コネクタ部材の挿抜方向に対して水平方向と垂直方向との一方または双方に動くように、当該コネクタ部材を支持する機構である。また、本実施形態に係る支持機構は、筐体からの本実施形態に係るコネクタ部材の脱落を防止する脱落防止機構として機能してもよい。
また、本実施形態に係る電子機器は、例えば、後述する本実施形態に係る電子機器の適用例に応じた構成をとることが可能である。
本実施形態に係る支持機構の構成の一例を含め、本実施形態に係る電子機器の構成の一例については、後述する各実施形態において示す。
[1-3]本実施形態に係るコネクタの構成の概要
次に、本実施形態に係るコネクタの構成の概要について説明する。
本実施形態に係るコネクタは、第1のコネクタ部材と、第2のコネクタ部材とを、フレキシブルな接続部材によって、電気的に接続する。
本実施形態に係る第1のコネクタ部材は、本実施形態に係るコネクタが備える一のコネクタ部材であり、外部と電気的に接続する役目を果たす。
本実施形態に係る第1のコネクタ部材としては、例えば、USB規格に対応するコネクタ部材や、IEEE1394規格に対応するコネクタ部材、LAN規格に対応するコネクタ部材、HDMI(登録商標)規格に対応するコネクタ部材など、同種の電子機器間または異種の電子機器間を接続することが可能な、任意のコネクタ部材が、挙げられる。つまり、本実施形態に係るコネクタにおける本実施形態に係る第1のコネクタ部材は、上述した本実施形態に係る電子機器における本実施形態に係るコネクタ部材に、該当する。
本実施形態に係る第2のコネクタ部材は、本実施形態に係るコネクタが備える他のコネクタ部材であり、外部と電気的に接続する役目を果たす。
本実施形態に係る第2のコネクタ部材としては、例えば、本実施形態に係る基板と電気的に接続するための、任意の形状のコネクタ部材が、挙げられる。
なお、本実施形態に係る第2のコネクタ部材は、上記に示す例に限られない。例えば、本実施形態に係る第2のコネクタ部材は、“上述した本実施形態に係る電子機器における本実施形態に係るコネクタ部材に該当するコネクタ部材”であってもよい。
以下では、本実施形態に係る第2のコネクタ部材が、本実施形態に係る基板と電気的に接続するためのコネクタ部材である場合を、例に挙げる。
本実施形態に係るコネクタでは、本実施形態に係るフレキシブルな接続部材によって、本実施形態に係る第1のコネクタ部材と本実施形態に係る第2のコネクタ部材とが、電気的に接続される。
本実施形態に係るコネクタが用いられる場合、本実施形態に係る第1のコネクタ部材と本実施形態に係る基板とは、図1に示す電子機器10のようにコネクタ部材と基板とがハンダ付けなどにより直接接合されるのではなく、本実施形態に係るフレキシブルな接続部材および本実施形態に係る第2のコネクタ部材を介して、電気的に接続される。
よって、本実施形態に係るコネクタが用いられる場合、仮に、本実施形態に係る第1のコネクタ部材に対して外力が加わったとしても、本実施形態に係るフレキシブルな接続部材が有する柔軟性によって、本実施形態に係る第1のコネクタ部材と本実施形態に係る第2のコネクタ部材との電気的な接続に対する当該外力の影響は、小さくなる。また、本実施形態に係る第1のコネクタ部材と本実施形態に係る第2のコネクタ部材との電気的な接続に対する外力の影響が小さくなることによって、本実施形態に係る第1のコネクタ部材と本実施形態に係る基板との電気的な接続に対する外力の影響も、小さくなる。
つまり、本実施形態に係るコネクタが用いられる場合には、“本実施形態に係る第1のコネクタ部材と本実施形態に係るフレキシブルな接続部材とを接合する接合部分”、および、“本実施形態に係るフレキシブルな接続部材と本実施形態に係る第2のコネクタ部材とを接合する接合部分”における、こじり方向および本実施形態に係る第1のコネクタ部材の挿抜方向にかかる外力に対する強度が、確保される。
また、上記のように外力に対する強度が確保されることによって、本実施形態に係るコネクタでは、“本実施形態に係るコネクタにおける外部との電気的な接続に係る構成”の信頼度が低下してしまうことが、防止される。
したがって、本実施形態に係るコネクタは、本実施形態に係るコネクタの信頼性、または、本実施形態に係るコネクタが用いられる電子機器の信頼性の向上を図ることが、できる。
本実施形態に係るコネクタの構成の一例については、後述する各実施形態において示す。
以下、上述した本実施形態に係る電子機器の構成の一例、および上述した本実施形態に係るコネクタの構成の一例について、説明する。なお、本実施形態に係る電子機器の構成の例と、本実施形態に係るコネクタの構成の例とが、下記に示す実施形態に係る構成に限られないことは、言うまでもない。例えば、本実施形態に係る電子機器は、後述する本実施形態に係る電子機器の適用例に応じた構成をとることが可能である。
[2]第1の実施形態に係る電子機器、コネクタ
[2-1]第1の実施形態に係る電子機器
図2は、第1の実施形態に係る電子機器100の構成の一例を示す説明図である。図2は、電子機器100がUSBメモリである場合における構成の一例を示している。
電子機器100は、例えば、コネクタ部材102と、COB104と、フレキシブルな接続部材106と、支持部材108と、筐体110と、接着剤112と、溶接個所114と、U3コネクタ116と、ハンダ118とを備える。
コネクタ部材102は、外部と電気的に接続する部材であり、上述した本実施形態に係るコネクタ部材に該当する。電子機器100がUSBメモリである場合、コネクタ部材102としては、例えば、USB TypeCに対応するコネクタ部材などが、挙げられる。
COB104は、ワイヤ・ボンディングまたはフリップチップボンディングなどによって、プロセッサなどの様々な部材が実装された回路基板である。COB104は、本実施形態に係る基板の一例に該当する。COB104では、例えば、記録媒体(図示せず)からのデータの読み出しや記録媒体(図示せず)へのデータの書き込みなどの、電子機器100が有する機能に係る様々な処理が行われる。
フレキシブルな接続部材106は、コネクタ部材102とCOB104とを電気的に接続する。フレキシブルな接続部材106は、上述した本実施形態に係るフレキシブルな接続部材に該当する。
図2では、フレキシブルな接続部材106の一端が、コネクタ部材102に電気的に接続され、フレキシブルな接続部材106の他端が、COB104に電気的に接続されているU3コネクタ116に、電気的に接続されている例を示している。つまり、図2では、コネクタ部材102とCOB104とが、U3コネクタ116などの、フレキシブルな接続部材106以外の他の構成要素を介して電気的に接続されている例を示している。
なお、第1の実施形態に係る電子機器の構成は、図2に示す例に限られない。例えば、第1の実施形態に係る電子機器は、フレキシブルな接続部材106の一端が、コネクタ部材102に電気的に接続され、フレキシブルな接続部材106の他端が、COB104に電気的に接続される構成であってもよい。つまり、第1の実施形態に係る電子機器は、コネクタ部材102とCOB104とが、フレキシブルな接続部材106のみにより電気的に接続される構成をとることも、可能である。
支持部材108は、COB104を支持する。支持部材108としては、例えば、プラスチックホルダなどの樹脂部材が、挙げられる。
筐体110は、例えば金属で構成され、COB104を収納する。また、筐体110には、コネクタ部材102に対応する寸法の開口部が形成され、当該開口部にコネクタ部材102が取り付けられる。ここで、コネクタ部材102がUSB TypeCに対応するコネクタ部材である場合、開口部の寸法は、USB TypeCコネクタの規格で定められた間口寸法である。
筐体110は、例えば亜鉛などの金属を用いたダイカストにより、箱型などの所定の形状に形成される。例えばダイカストにより形成される筐体110は、一体形成され、分割はされない。
筐体110に取り付けられるコネクタ部材102は、例えば溶接個所114においてスポット溶接されることによって、筐体110に固定される。図2に示すように、コネクタ部材102が筐体110にスポット溶接により固定されることによって、電子機器100では、筐体110とコネクタ部材102との機械的な強度が確保される。
接着剤112は、支持部材108と筐体1100とを接着する。支持部材108と筐体110とが接着剤112により接着されることによって、COB104は、支持部材108により機械的に保持され、かつ、筐体110に固定される。
U3コネクタ116は、例えば、USB3.x規格に対応するパターンが設けられるコネクタ部材である。
ハンダ118は、COB104とU3コネクタ116とを接合し、COB104とU3コネクタ116とを電気的に接続する。
第1の実施形態に係る電子機器100は、例えば図2に示す構成を有する。
ここで、電子機器100では、フレキシブルな接続部材106によって、コネクタ部材102とCOB104とが電気的に接続される。
したがって、第1の実施形態に係る電子機器100は、電子機器100の信頼性の向上を図ることができる。
また、電子機器100では、筐体110とコネクタ部材102とが、溶接により強固に接合される。よって、電子機器100では、図1に示す電子機器10のような、コネクタ部材12をハンダ16で基板14に固定していた構造よりも、飛躍的に強度を確保することができ、かつ、機械的な信頼性を確保することができる。
[2-2]第1の実施形態に係るコネクタ
第1の実施形態に係るコネクタは、例えば、第1のコネクタ部材と、フレキシブルな接続部材と、第2のコネクタ部材とを備える。
第1のコネクタ部材としては、例えば図2に示すコネクタ部材102が挙げられる。
また、フレキシブルな接続部材としては、例えば図2に示すフレキシブルな接続部材106が挙げられる。フレキシブルな接続部材の一端は、第1のコネクタ部材に電気的に接続され、フレキシブルな接続部材の他端は、第2のコネクタ部材に電気的に接続される。
第2のコネクタ部材は、例えば、COB104などの基板、または、基板に電気的に接続されているコネクタ部材と、電気的に接続するためのコネクタ部材である。第2のコネクタ部材の一例としては、後述するコネクタ部材402が挙げられる。
第1の実施形態に係るコネクタでは、フレキシブルな接続部材によって、第1のコネクタ部材と第2のコネクタ部材とが電気的に接続される。
したがって、第1の実施形態に係るコネクタは、第1の実施形態にコネクタの信頼性、または、第1の実施形態にコネクタが用いられる電子機器の信頼性の向上を図ることが、できる。
なお、第1の実施形態に係るコネクタは、上記に示す例に限られない。
例えば、第1の実施形態に係るコネクタは、コネクタ部材102と、フレキシブルな接続部材106とを備える構成であってもよい。
フレキシブルな接続部材106は、コネクタ部材102と電子部品とを電気的に接続する。
コネクタ部材102とフレキシブルな接続部材106とは、直接的または間接的に接続される。また、フレキシブルな接続部材106が電気的に接続される電子部品としては、例えば、第1の実施形態に係るコネクタの外部のCOBやPCBなどの、第1の実施形態に係るコネクタの外部の基板や、第1の実施形態に係るコネクタの外部のIC(Integrated Circuit)などが、挙げられる。
上記の構成であっても、第1の実施形態に係るコネクタは、第1の実施形態にコネクタの信頼性、または、第1の実施形態にコネクタが用いられる電子機器(上記外部の基板や上記外部のICを有する電子機器)の信頼性の向上を図ることが、できる。
[3]第2の実施形態に係る電子機器、コネクタ
[3-1]第2の実施形態に係る電子機器
図3は、第2の実施形態に係る電子機器200の構成の一例を示す説明図である。図3は、電子機器200がUSBメモリである場合における構成の一例を示している。
第2の実施形態に係る電子機器は、コネクタ部材を支持する本実施形態に係る支持機構を備える電子機器の第1の例である。より具体的には、第2の実施形態に係る電子機器は、“コネクタ部材を、コネクタ部材の挿抜方向に対して水平方向または垂直方向に回動させる機構”を、支持機構として備える電子機器の一例である。
電子機器200は、例えば、コネクタ部材202と、COB104と、フレキシブルな接続部材106と、支持部材204と、ピン206と、筐体110と、接着剤112と、緩和部材208と、U3コネクタ116と、ハンダ118とを備える。
図3に示すCOB104、フレキシブルな接続部材106、筐体110、接着剤112、U3コネクタ116、およびハンダ118それぞれの構成と、当該構成要素それぞれと他の構成要素との電気的および機械的な接続関係は、図2に示す電子機器100と同様である。
コネクタ部材202は、外部と電気的に接続する部材であり、上述した本実施形態に係るコネクタ部材に該当する。電子機器200がUSBメモリである場合、コネクタ部材202としては、例えば、USB TypeCに対応するコネクタ部材などが、挙げられる。
また、コネクタ部材202には、ピン206が機械的に接続可能な構成を有する。
支持部材204は、COB104を支持する。支持部材204としては、例えば、プラスチックホルダなどの樹脂部材が、挙げられる。
また、支持部材204には、ピン206が機械的に接続可能な構成を有する。
ピン206は、支持部材204およびコネクタ部材202に機械的に接続される。
ピン206が、支持部材204およびコネクタ部材202に機械的に接続されることによって、コネクタ部材202は、ピン206を介して回転自在に支持部材204に固定される。図3に示す例では、コネクタ部材202は、図3に示す上下方向に、ピン206を介して回転する。
図3に示すように、支持部材204およびコネクタ部材202がピン206に機械的に接続されることによって、コネクタ部材202は、図3に示す上下方向に回動する。また、図3においてコネクタ部材202の挿抜方向とは、図3に示す左右方向である。つまり、図3に示す電子機器200において、支持部材204およびコネクタ部材202がピン206に機械的に接続される構成が、“コネクタ部材を、コネクタ部材の挿抜方向に対して垂直方向に回動させる機構”に該当する。
なお、第2の実施形態に係る電子機器の構成は、図3に示す例に限られない。例えば図3では、ピン206が、支持部材204およびコネクタ部材202に対して、図3における奥行方向に機械的に接続される例を示しているが、ピン206は、支持部材204およびコネクタ部材202に対して、図3における上下方向に機械的に接続されてもよい。
ピン206が、支持部材204およびコネクタ部材202に対して、図3における上下方向に機械的に接続される場合、コネクタ部材202は、図3における奥行方向に回動する。つまり、ピン206が、支持部材204およびコネクタ部材202に対して、図3における上下方向に機械的に接続される場合、支持部材204およびコネクタ部材202がピン206に機械的に接続される構成は、“コネクタ部材を、コネクタ部材の挿抜方向に対して水平方向に回動させる機構”に該当する。
緩和部材208は、筐体110とコネクタ部材202との間に配置され、コネクタ部材202にかかる外力を緩和する。緩和部材208としては、例えば、ゴムなどの、コネクタ部材202にかかる外力を緩和することが可能な任意の材料で形成される部材が、挙げられる。
例えば緩和部材208によりコネクタ部材202が回動する方向に適切な圧力をかけることにより、図3に示す上下方向に回動したコネクタ部材202は、回動前の位置に戻る。
第2の実施形態に係る電子機器200は、例えば図3に示す構成を有する。
ここで、電子機器200では、図2に示す電子機器100と同様に、フレキシブルな接続部材106によって、コネクタ部材102とCOB104とが電気的に接続される。
したがって、第2の実施形態に係る電子機器200は、電子機器200の信頼性の向上を図ることができる。
また、電子機器200には、“コネクタ部材202を、コネクタ部材の挿抜方向に対して水平方向または垂直方向に回動させる機構”と、緩和部材208とが含まれる。よって、電子機器200では、コネクタ部材202にかかる外力を逃がすことが可能であるので、図1に示す電子機器10のような、コネクタ部材12をハンダ16で基板14に固定していた構造よりも、外力に対する強度を確保することができる。
[3-2]第2の実施形態に係るコネクタ
第2の実施形態に係るコネクタは、例えば、第1のコネクタ部材と、フレキシブルな接続部材と、第2のコネクタ部材とを備える。
第1のコネクタ部材としては、例えば図3に示すコネクタ部材202が挙げられる。
また、フレキシブルな接続部材としては、例えば図2に示すフレキシブルな接続部材106が挙げられる。フレキシブルな接続部材の一端は、第1のコネクタ部材に電気的に接続され、フレキシブルな接続部材の他端は、第2のコネクタ部材に電気的に接続される。
第2のコネクタ部材は、例えば、COB104などの基板、または、基板に電気的に接続されているコネクタ部材と、電気的に接続するためのコネクタ部材である。第2のコネクタ部材の一例としては、後述するコネクタ部材402が挙げられる。
第2の実施形態に係るコネクタでは、第1の実施形態に係るコネクタと同様に、フレキシブルな接続部材によって、第1のコネクタ部材と第2のコネクタ部材とが電気的に接続される。
したがって、第2の実施形態に係るコネクタは、第2の実施形態にコネクタの信頼性、または、第2の実施形態にコネクタが用いられる電子機器の信頼性の向上を図ることが、できる。
なお、第2の実施形態に係るコネクタは、上記に示す例に限られない。
例えば、第2の実施形態に係るコネクタは、コネクタ部材202と、フレキシブルな接続部材106とを備える構成であってもよい。
フレキシブルな接続部材106は、コネクタ部材202と電子部品とを電気的に接続する。
コネクタ部材202とフレキシブルな接続部材106とは、直接的または間接的に接続される。また、フレキシブルな接続部材106が電気的に接続される電子部品としては、例えば、第2の実施形態に係るコネクタの外部の基板や、第2の実施形態に係るコネクタの外部のICなどが、挙げられる。
上記の構成であっても、第2の実施形態に係るコネクタは、第2の実施形態にコネクタの信頼性、または、第2の実施形態にコネクタが用いられる電子機器(上記外部の基板や上記外部のICを有する電子機器)の信頼性の向上を図ることが、できる。
[4]第3の実施形態に係る電子機器、コネクタ
[4-1]第3の実施形態に係る電子機器
図4は、第3の実施形態に係る電子機器300の構成の一例を示す説明図である。図4は、電子機器200が、USB規格に対応するリーダ/ライタなどのような、USB規格に対応する任意の電子機器である場合における構成の一例を示している。
第3の実施形態に係る電子機器は、コネクタ部材を支持する本実施形態に係る支持機構を備える電子機器の第2の例である。より具体的には、第3の実施形態に係る電子機器は、筐体からのコネクタ部材の脱落を防止する脱落防止機構として機能する支持機構を、備える電子機器の一例である。
電子機器300は、例えば、コネクタ部材102と、PCB302と、フレキシブルな接続部材106と、リング形状部材304と、溶接個所306と、第1の筐体308と、第2の筐体310と、緩和部材312とを備える。リング形状部材304、溶接個所306、および緩和部材312が、脱落防止機構として機能する支持機構に、該当する。
コネクタ部材102は、図2に示すコネクタ部材102と同様に、外部と電気的に接続する部材である。
PCB302は、電子部品が実装されている回路基板である。PCB302は、本実施形態に係る基板の一例に該当する。PCB302では、例えば、NFC(Near Field Communication)におけるリーダ/ライタとして機能するための処理など、電子機器300が有する機能に係る様々な処理が行われる。
フレキシブルな接続部材106は、コネクタ部材102とPCB302とを電気的に接続する。フレキシブルな接続部材106は、上述した本実施形態に係るフレキシブルな接続部材に該当する。
図4では、フレキシブルな接続部材106の一端が、コネクタ部材102に電気的に接続され、フレキシブルな接続部材106の他端が、PCB302に電気的に接続されている例を示している。
なお、第3の実施形態に係る電子機器の構成は、図4に示す例に限られない。例えば、第3の実施形態に係る電子機器は、コネクタ部材102とPC302とが、フレキシブルな接続部材106以外の他の構成要素を介して電気的に接続される構成であってもよい。
リング形状部材304は、例えば、板金を円筒またはC型にプレス加工して形成された部材、または、金属の棒材から削り出されて形成された部材である。
リング形状部材304は、例えば溶接個所306においてスポット溶接されることによって、コネクタ部材102に固定される。ここで、リング形状部材304とコネクタ部材102との溶接強度を保持する方法としては、例えば、リング形状部材304を、コネクタ部材102と同じ材質で形成することと、コネクタ部材102と同じ厚みで形成することとの、一方または双方が、挙げられる。
緩和部材312は、例えば、リング形状部材304における断面がコの字型に形成された部分に、アウトサートで一体成型される。緩和部材312としては、例えば、ゴムなどの、コネクタ部材102にかかる外力を緩和することが可能な任意の材料で形成される部材が、挙げられる。
緩和部材312が上記のようにアウトサートで一体成型されることによって、コネクタ部材102、リング形状部材304、および緩和部材312は、1つのコネクタユニットとなる。
第1の筐体308と第2の筐体310とは、電子機器300の筐体を形成する部材である。
第1の筐体308と第2の筐体310とは、上記コネクタユニットを挟むように嵌合する。第1の筐体308と第2の筐体310とが、上記コネクタユニットを嵌合することによって、コネクタユニットを構成するコネクタ部材102の挿抜方向(図4に示す左右方向)、および当該挿抜方向に対する垂直方向(図4に示す上下方向)に対する、コネクタ部材102の抜けを防止することができる。
つまり、電子機器300では、コネクタ部材102、リング形状部材304、および緩和部材312から構成されるコネクタユニットと、第1の筐体308と、第2の筐体310とが、“コネクタ部材102の脱落を防止する脱落防止機構として機能し、コネクタ部材102を支持する支持機構”に、該当する。
上記のような、脱落防止機構として機能する支持機構を備えることによって、“コネクタ部材102を、コネクタ部材102の挿抜方向(図4に示す左右方向)”、“挿抜方向に対する水平方向(図4に示す奥行方向)”、“挿抜方向に対する垂直方向(図4に示す上下方向)”、および“挿抜方向を軸とする回転方向”それぞれに、可動させることが、できる。よって、電子機器300では、コネクタ部材202にかかる外力を逃がすことができる。
第3の実施形態に係る電子機器300は、例えば図4に示す構成を有する。
ここで、電子機器300では、フレキシブルな接続部材106によって、コネクタ部材102とPCB302とが電気的に接続される。
したがって、第3の実施形態に係る電子機器300は、電子機器300の信頼性の向上を図ることができる。
また、電子機器300は、脱落防止機構として機能する支持機構を備える。よって、電子機器300では、コネクタ部材102にかかる外力を逃がすことが可能であるので、図1に示す電子機器10のような、コネクタ部材12をハンダ16で基板14に固定していた構造よりも、外力に対する強度を確保することができる。
[4-2]第3の実施形態に係るコネクタ
図5は、第3の実施形態に係るコネクタ400の構成の一例を示す説明図である。コネクタ400は、例えば、コネクタ部材102と、フレキシブルな接続部材106と、コネクタ部材402と、リング形状部材304と、緩和部材312とを備える。コネクタ400において、例えば、コネクタ部材102は第1のコネクタ部材に該当し、コネクタ部材402は第2のコネクタ部材に該当する。
図5に示すコネクタ部材102、リング形状部材304、および緩和部材312は、図4に示すコネクタ部材102、リング形状部材304、および緩和部材312と同様に、1つのコネクタユニットを構成する。図5では示していないが、図4に示す電子機器300と同様に、リング形状部材304は、例えば溶接個所306においてスポット溶接されることによって、コネクタ部材102に固定される。
フレキシブルな接続部材106は、コネクタ部材102とコネクタ部材402とを電気的に接続する。フレキシブルな接続部材の一端は、コネクタ部材102に電気的に接続され、フレキシブルな接続部材の他端は、コネクタ400に電気的に接続される。
コネクタ部材402は、例えば、COB104などの基板、または、基板に電気的に接続されているコネクタ部材と、電気的に接続するためのコネクタ部材である。
第3の実施形態に係るコネクタ400は、例えば図5に示す構成を有する。コネクタ400では、フレキシブルな接続部材106によって、コネクタ部材102(第1のコネクタ部材)とコネクタ部材402(第2のコネクタ部材)とが電気的に接続される。
したがって、コネクタ400は、コネクタ400の信頼性、または、コネクタ400が用いられる電子機器の信頼性の向上を図ることが、できる。
なお、第3の実施形態に係るコネクタは、上記に示す例に限られない。
例えば、第3の実施形態に係るコネクタは、コネクタ部材102と、フレキシブルな接続部材106と、リング形状部材304と、緩和部材312とを備える構成であってもよい。コネクタ部材102、リング形状部材304、および緩和部材312は、図4に示すコネクタ部材102、リング形状部材304、および緩和部材312と同様に、1つのコネクタユニットを構成する。
フレキシブルな接続部材106は、コネクタ部材102と電子部品とを電気的に接続する。
コネクタ部材102とフレキシブルな接続部材106とは、直接的または間接的に接続される。また、フレキシブルな接続部材106が電気的に接続される電子部品としては、例えば、第3の実施形態に係るコネクタの外部の基板や、第3の実施形態に係るコネクタの外部のICなどが、挙げられる。
上記の構成であっても、第3の実施形態に係るコネクタは、第3の実施形態にコネクタの信頼性、または、第3の実施形態にコネクタが用いられる電子機器(上記外部の基板や上記外部のICを有する電子機器)の信頼性の向上を図ることが、できる。
図6は、第3の実施形態に係るコネクタ400が用いられる電子機器350の構成の一例を示す説明図である。
電子機器350は、例えば、コネクタ部材102と、PCB302と、フレキシブルな接続部材106と、コネクタ部材402と、リング形状部材304と、溶接個所306と、第1の筐体308と、第2の筐体310と、緩和部材312と、コネクタ部材352と、ハンダ354とを備える。
図6に示すコネクタ部材102、フレキシブルな接続部材106、コネクタ部材402、リング形状部材304、および緩和部材312は、図5に示すコネクタ400に該当する。
また、図6に示す第1の筐体308、および第2の筐体310の構成と、当該構成要素それぞれと他の構成要素との機械的な接続関係は、図4に示す電子機器300と同様である。
コネクタ部材352は、コネクタ部材402と電気的に接続されるコネクタ部材である。ハンダ354は、PCB302とコネクタ部材352とを接合し、PCB302とコネクタ部材352とを電気的に接続する。
コネクタ400が用いられる電子機器350は、例えば図6に示す構成を有する。
電子機器350では、コネクタ400を構成するコネクタ部材402が、コネクタ部材352と電気的に接続されることによって、コネクタ400を構成するコネクタ部材102と、PCB302とが、電気的に接続される。
[5]第4の実施形態に係る電子機器、コネクタ
[5-1]第4の実施形態に係る電子機器
図7は、第4の実施形態に係る電子機器500の構成の一例を示す説明図である。図7は、電子機器200が、USB規格に対応するリーダ/ライタなどのような、USB規格に対応する任意の電子機器である場合における構成の一例を示している。
第4の実施形態に係る電子機器は、コネクタ部材を支持する本実施形態に係る支持機構を備える電子機器の第3の例である。より具体的には、第4の実施形態に係る電子機器は、筐体からのコネクタ部材の脱落を防止する脱落防止機構として機能する支持機構を、備える電子機器の他の例である。
電子機器500は、例えば、コネクタ部材102と、PCB302と、フレキシブルな接続部材106と、リング形状部材304と、溶接個所306と、第1の筐体308と、第2の筐体310と、緩和部材312と、スペーサ502とを備える。リング形状部材304、溶接個所306、緩和部材312、およびスペーサ502が、脱落防止機構として機能する支持機構に、該当する。
図7に示すコネクタ部材102、PCB302、フレキシブルな接続部材106、リング形状部材304、溶接個所306、第1の筐体308、第2の筐体310、および緩和部材312それぞれの構成と、当該構成要素それぞれと他の構成要素との電気的および機械的な接続関係は、図4に示す電子機器300と同様である。また、図4に示す電子機器300の構成と図7に示す電子機器500の構成とを比較すると、電子機器500が、スペーサ502をさらに備えている点が異なる。
スペーサ502は、例えばゴムなど、厚みと硬度との一方または双方を調整することが可能な材料で構成される。
スペーサ502は、コネクタ部材102、リング形状部材304、および緩和部材312で構成されるコネクタユニットに対して、取り換え可能な構成を有する。
一例を挙げると、スペーサ502は円筒形の形状を有し、スペーサ502の一部に切れ込みなどが入れられる。上記のように切れ込みが入れられることによって、スペーサ502は、コネクタユニットの形成後に、取り付け、および取り外しが可能な構成となる。
図7に示すようにスペーサ502がコネクタユニットに取り付けられる構成によって、コネクタユニットを、様々な電子機器に適用することができるように、共通化することができる。
また、スペーサ502により、厚みと硬度との一方または双方を調整することができる。よって、スペーサ502によって、“コネクタ部材102の挿抜方向に対する水平方向(図7に示す奥行方向)”、“挿抜方向に対する垂直方向(図7に示す上下方向)”、および“挿抜方向を軸とする回転方向”それぞれに対して適切な圧力がかかるような調整が、可能となる。
第4の実施形態に係る電子機器500は、例えば図7に示す構成を有する。
ここで、電子機器500は、図4に示す電子機器300と基本的に同様の構成を有する。
したがって、第4の実施形態に係る電子機器500は、図4に示す電子機器300と同様に、電子機器500の信頼性の向上を図ることができる。また、第4の実施形態に係る電子機器500は、図4に示す電子機器300と同様に、図1に示す電子機器10のような、コネクタ部材12をハンダ16で基板14に固定していた構造よりも、外力に対する強度を確保することができる。
さらに、第4の実施形態に係る電子機器500はスペーサ502を備えるので、電子機器500では、“コネクタ部材102の挿抜方向に対する水平方向(図7に示す奥行方向)”、“挿抜方向に対する垂直方向(図7に示す上下方向)”、および“挿抜方向を軸とする回転方向”それぞれに対して適切な圧力がかかるような調整が、可能となる。
[5-2]第4の実施形態に係るコネクタ
図8は、第4の実施形態に係るコネクタ600の構成の一例を示す説明図である。コネクタ600は、例えば、コネクタ部材102と、フレキシブルな接続部材106と、コネクタ部材402と、リング形状部材304と、緩和部材312と、スペーサ502とを備える。コネクタ600において、例えば、コネクタ部材102は第1のコネクタ部材に該当し、コネクタ部材402は第2のコネクタ部材に該当する。
図8に示すコネクタ部材102、フレキシブルな接続部材106、コネクタ部材402、リング形状部材304、および緩和部材312それぞれの構成と、当該構成要素それぞれと他の構成要素との電気的および機械的な接続関係は、図5に示すコネクタ400と同様である。また、図8に示すコネクタ600の構成と図5に示すコネクタ400の構成とを比較すると、コネクタ600が、スペーサ502をさらに備えている点が異なる。
また、スペーサ502は、図7に示す電子機器500が備えるスペーサ502と同様に、厚みと硬度との一方または双方を調整することが可能な材料で構成され、コネクタユニットに対して取り換え可能な構成を有する。
第4の実施形態に係るコネクタ600は、例えば図8に示す構成を有する。コネクタ600では、図5に示すコネクタ400と同様に、フレキシブルな接続部材106によって、コネクタ部材102(第1のコネクタ部材)とコネクタ部材402(第2のコネクタ部材)とが電気的に接続される。
したがって、コネクタ600は、図5に示すコネクタ400と同様に、コネクタ600の信頼性、または、コネクタ600が用いられる電子機器の信頼性の向上を図ることが、できる。
また、コネクタ600は、図7に示す電子機器500と同様に、スペーサ502を備える。よって、コネクタ600では、図7に示す電子機器500と同様に、“コネクタ部材102の挿抜方向に対する水平方向(図8に示す奥行方向)”、“挿抜方向に対する垂直方向(図8に示す奥行方向)”、および“挿抜方向を軸とする回転方向”それぞれに対して適切な圧力がかかるような調整が、可能となる。
なお、第4の実施形態に係るコネクタは、上記に示す例に限られない。
例えば、第4の実施形態に係るコネクタは、コネクタ部材102と、フレキシブルな接続部材106と、リング形状部材304と、緩和部材312と、スペーサ502とを備える構成であってもよい。コネクタ部材102、フレキシブルな接続部材106、リング形状部材304、緩和部材312、およびスペーサ502それぞれの構成と、当該構成要素それぞれと他の構成要素との電気的および機械的な接続関係は、例えば図8に示すコネクタ600と同様である。
フレキシブルな接続部材106は、コネクタ部材102と電子部品とを電気的に接続する。
コネクタ部材102とフレキシブルな接続部材106とは、直接的または間接的に接続される。また、フレキシブルな接続部材106が電気的に接続される電子部品としては、例えば、第4の実施形態に係るコネクタの外部の基板や、第4の実施形態に係るコネクタの外部のICなどが、挙げられる。
上記の構成であっても、第4の実施形態に係るコネクタは、第4の実施形態にコネクタの信頼性、または、第4の実施形態にコネクタが用いられる電子機器(上記外部の基板や上記外部のICを有する電子機器)の信頼性の向上を図ることが、できる。
また、上記の構成であっても、第4の実施形態に係るコネクタでは、図8に示すコネクタ600と同様の効果が奏される。
図9は、第4の実施形態に係るコネクタ600が用いられる電子機器550の構成の一例を示す説明図である。
電子機器550は、例えば、コネクタ部材102と、PCB302と、フレキシブルな接続部材106と、コネクタ部材402と、リング形状部材304と、溶接個所306と、第1の筐体308と、第2の筐体310と、緩和部材312と、スペーサ502と、コネクタ部材352と、ハンダ354とを備える。
図9に示すコネクタ部材102、フレキシブルな接続部材106、コネクタ部材402、リング形状部材304、緩和部材312、およびスペーサ502は、図8に示すコネクタ600に該当する。
また、図9に示す第1の筐体308、および第2の筐体310の構成と、当該構成要素それぞれと他の構成要素との機械的な接続関係は、図7に示す電子機器500と同様である。
また、図9に示すコネクタ部材352、およびハンダ354の構成と、当該構成要素それぞれと他の構成要素との電気的な接続関係は、図6に示す電子機器350と同様である。
コネクタ600が用いられる電子機器550は、例えば図9に示す構成を有する。
電子機器550では、コネクタ600を構成するコネクタ部材402が、コネクタ部材352と電気的に接続されることによって、コネクタ600を構成するコネクタ部材102と、PCB302とが、電気的に接続される。
[6]本実施形態に係る電子機器、本実施形態に係るコネクタにおいて奏される効果の一例
本実施形態に係る電子機器、本実施形態に係るコネクタでは、例えば下記に示す効果が奏される。なお、本実施形態に係る電子機器、本実施形態に係るコネクタにおいて奏される効果が、下記に示す効果に限られないことは、言うまでもない。
・コネクタの端子(コネクタ部材)を基板(COBまたはPCB)にハンダで固定させないことによって、既存の電子機器10よりもコネクタのこじり強度、および剥離強度を上げることができ、外力に対するコネクタの信頼性を確保することができる。
・コネクタの先端(コネクタ部材の先端)を自在に可動させる支持機構を備える場合、当該支持機構により、コネクタに接続されている外部機器の着脱時にコネクタにかかる外力を逃がすことができ、コネクタの着脱信頼性が上がる。
・コネクタを有する電子機器が当該コネクタによりホスト機器などの外部機器に装着させたまま使用される使用状態で、当該コネクタに外力が掛かった場合においても、当該電子機器が有するコネクタ、および当該外部機器が有するコネクタそれぞれへのダメージを緩和させることができる。よって、上記使用状態におけるホスト機器などの上記外部機器の信頼性を向上させる効果、および、上記使用状態における上記電子機器および上記外部機器の使い勝手を向上させる効果が、期待される。
[7]本実施形態に係る電子機器、コネクタの適用例
以上、本実施形態として、電子機器を挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、“USBメモリなどの記憶装置”、“リーダ/ライタや、スマートホンなどの通信装置”、“PC(Personal Computer)やサーバなどのコンピュータ”、“タブレット型の装置”、“ゲーム機”、“デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどのカメラ”、“自動車や、自動二輪車などの、様々な移動体”、“自動車に設けられる車載器などの、移動体に設けられる機器”、“ヘッドマウントディスプレイや、アイウェア型の装置、時計型の装置、腕輪型の装置などのようなユーザの身体に装着して用いられる様々なウェアラブル装置”など、コネクタを有しうる、様々な電子機器に適用することができる。
また、本実施形態として、コネクタを挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、上記のような電子機器に適用することが可能なコネクタに適用することができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
外部と電気的に接続するコネクタ部材と、
基板と、
前記コネクタ部材と前記基板とを電気的に接続するフレキシブルな接続部材と、
前記基板が収納され、前記コネクタ部材が取り付けられる筐体と、
を備える、電子機器。
(2)
前記基板は、COBである、(1)に記載の電子機器。
(3)
前記基板は、PCBである、(1)に記載の電子機器。
(4)
前記フレキシブルな接続部材は、FPCである、(1)~(3)のいずれか1つに記載の電子機器。
(5)
前記フレキシブルな接続部材は、フレキシブルな線材である、(1)~(3)のいずれか1つに記載の電子機器。
(6)
前記コネクタ部材および前記基板それぞれは、前記フレキシブルな接続部材に直接的に接続される、(1)~(5)のいずれか1つに記載の電子機器。
(7)
前記コネクタ部材は、前記フレキシブルな接続部材に直接的に接続され、
前記基板は、前記フレキシブルな接続部材に間接的に接続される、(1)~(5)のいずれか1つに記載の電子機器。
(8)
前記コネクタ部材が前記コネクタ部材の挿抜方向に対して水平方向と垂直方向との一方または双方に動くように、前記コネクタ部材を支持する支持機構をさらに備え、
前記コネクタ部材は、前記支持機構により前記筐体に取り付けられる、(1)~(7)のいずれか1つに記載の電子機器。
(9)
前記支持機構は、前記筐体からの前記コネクタ部材の脱落を防止する脱落防止機構として機能する、(8)に記載の電子機器。
(10)
前記支持機構は、
前記コネクタ部材を、前記水平方向または前記垂直方向に回動させる機構と、
前記筐体と前記コネクタ部材との間に配置され、前記コネクタ部材にかかる外力を緩和する緩和部材と、
を含む、(8)に記載の電子機器。
(11)
前記コネクタ部材は、オス型コネクタである、(1)~(10)のいずれか1つに記載の電子機器。
(12)
前記コネクタ部材は、メス型コネクタである、(1)~(10)のいずれか1つに記載の電子機器。
(13)
外部と電気的に接続する第1のコネクタ部材と、
外部と電気的に接続する第2のコネクタ部材と、
前記第1のコネクタ部材と前記第2のコネクタ部材とを電気的に接続するフレキシブルな接続部材と、
を備える、コネクタ。
(14)
外部と電気的に接続するコネクタ部材と、
前記コネクタ部材と電子部品とを電気的に接続するフレキシブルな接続部材と、
を備える、コネクタ。
10、100、200、300、350、500、550 電子機器
12、102、202、352 コネクタ部材
14 基板
16、26、118、354 ハンダ
18、108、204 支持部材
20、110 筐体
22、112 接着剤
24、116 U3コネクタ
104 COB
106 フレキシブルな接続部材
114、306 溶接個所
206 ピン
302 PCB
304 リング形状部材
308 第1の筐体
310 第2の筐体
312 緩和部材
400、600 コネクタ
402 コネクタ部材
502 スペーサ

Claims (11)

  1. 外部と電気的に接続するコネクタ部材と、
    基板と、
    前記コネクタ部材と前記基板とを電気的に接続するフレキシブルな接続部材と、
    前記基板が収納され、前記コネクタ部材が取り付けられる筐体と、
    前記コネクタ部材が前記コネクタ部材の挿抜方向に対して水平方向と垂直方向との一方または双方に動くように、前記コネクタ部材を支持する支持機構と、
    を備える、電子機器であって、
    前記支持機構は、緩和部材に埋め込まれたリング形状部材が前記コネクタ部材と溶接されることで前記筐体に対して前記コネクタ部材を支持し、
    前記リング形状部材は、前記コネクタ部材と同じ材質で形成されるか、あるいは、当該コネクタ部材と同じ厚みで形成され、
    前記コネクタ部材は、USB(Universal Serial Bus)規格に基づくものであり、前記電子機器はUSBメモリである、電子機器。
  2. 前記基板は、COB(Chip On Board)である、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記基板は、PCB(Printed Circuit Board)である、請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記フレキシブルな接続部材は、FPC(Flexible Printed Circuits)である、請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記フレキシブルな接続部材は、フレキシブルな線材である、請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記コネクタ部材および前記基板それぞれは、前記フレキシブルな接続部材に直接的に接続される、請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記コネクタ部材は、前記フレキシブルな接続部材に直接的に接続され、
    前記基板は、前記フレキシブルな接続部材に間接的に接続される、請求項1に記載の電子機器。
  8. 前記支持機構は、前記筐体からの前記コネクタ部材の脱落を防止する脱落防止機構として機能する、請求項に記載の電子機器。
  9. 前記コネクタ部材は、オス型コネクタである、請求項1に記載の電子機器。
  10. 前記コネクタ部材は、メス型コネクタである、請求項1に記載の電子機器。
  11. 外部と電気的に接続する第1のコネクタ部材と、
    外部と電気的に接続する第2のコネクタ部材と、
    前記第1のコネクタ部材と前記第2のコネクタ部材とを電気的に接続するフレキシブルな接続部材と、
    前記第1のコネクタ部材が前記第1のコネクタ部材の挿抜方向に対して水平方向と垂直方向との一方または双方に動くように、前記第1のコネクタ部材を筐体と支持する支持機構と、を備えるコネクタであって、
    前記支持機構は、緩和部材に埋め込まれたリング形状部材が前記第1のコネクタ部材と溶接されることで前記筐体に対して前記第1のコネクタ部材を支持し、
    前記リング形状部材は、前記第1のコネクタ部材と同じ材質で形成されるか、あるいは、当該第1のコネクタ部材と同じ厚みで形成され、
    前記第1のコネクタ部材および前記第2のコネクタ部材はUSB規格に基づくものである、USBメモリに搭載されるコネクタ。
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