JP7008194B2 - 光源ユニット、照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、光源ユニット、及び照明器具に関し、より詳細には、固体光源を有する光源ユニット、及びこれを備えた照明器具に関する。
従来例として特許文献1記載の照明器具を例示する。この従来例は、下面が開口した矩形箱状の器具本体と、器具本体の内部に収納される光源ユニットと、を備えている。
器具本体の天板には、電源線が中継接続される電源端子台、信号線が中継接続される信号端子台が取り付けられている。
光源ユニットは、LED(Light Emitting Diode)モジュールと反射体とで構成されている。反射体の取付板の上面には点灯装置のケースが固定ねじを用いてねじ止めされている。点灯装置は、電源線を介して電源端子台と接続され、信号線を介して信号端子台と接続されている。
LEDモジュールは、基板と、複数のLEDとを備えている。基板は、複数のLEDが一面に実装され、取付板の下面に取り付けられている。
特開2014-232713号公報
LED(固体光源)の発熱により、反射体(取付部材)に対してLEDと反対側に配置される電源線などの部材の温度が上昇するおそれがあった。
本発明の目的は、取付部材に対して固体光源と反対側に配置される部材の温度上昇の抑制が可能な光源ユニット、及びこれを備えた照明器具を提供することにある。
本発明の一態様に係る光源ユニットは、光源モジュールと、取付部材と、保護カバーと、を備える。前記光源モジュールは、実装基板、及び前記実装基板に実装された固体光源を有する。前記取付部材は、前記光源モジュールが第1取付面に取り付けられる。前記保護カバーは、前記取付部材における前記第1取付面と反対側の第2取付面と対向する第1保護面、及び前記第1保護面と反対側の第2保護面を有する。前記保護カバーは、前記第2保護面における熱放射の放射率を、前記取付部材の前記第2取付面における熱放射の放射率よりも低くするように構成されている。前記取付部材と前記保護カバーとの間に隙間がある。
本発明の一態様に係る照明器具は、前記光源ユニットと、前記光源ユニットを支持する器具本体と、を備える。
本発明の光源ユニット、及びこれを備えた照明器具は、取付部材に対して固体光源と反対側に配置された部材の温度上昇の抑制が可能になるという効果がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る照明器具の分解斜視図である。 図2は、同上の照明器具における器具本体の正面図である。 図3Aは、図2における同上の照明器具のA-A線断面矢視図である。図3Bは、図3Aにおける一点破線で囲まれた部分の拡大図である。 図4Aは、図2における同上の照明器具のB-B線断面矢視図である。図4Bは、図4Aにおける一点破線で囲まれた部分の拡大図である。 図5は、図2における同上の照明器具の一部省略したC-C線断面矢視図である。 図6は、図2における同上の照明器具の一部省略したD-D線断面矢視図である。 図7は、同上の照明器具における引掛ばねと第1引掛部を示す斜視図である。 図8は、同上の照明器具における光源ユニットの一部破断した正面図である。 図9は、同上の光源ユニットの平面図である。 図10は、同上の光源ユニットの左側面図である。 図11は、同上の光源ユニットの分解斜視図である。 図12は、同上の照明器具の本体部を省略した斜視図である。 図13は、同上の照明器具の斜視図である。 図14は、同上の照明器具の本体部を省略し一部拡大した平面図である。 図15は、同上の照明器具における別の種類の光源ユニットの正面図である。 図16は、同上の別の種類の光源ユニットの平面図である。 図17は、同上の別の種類の光源ユニットの左側面図である。 図18は、同上の照明器具において別の種類の光源ユニットを仮吊りしている状態の斜視図である。 図19は、同上の照明器具において別の種類の光源ユニットを取り付けた状態の本体部を省略した斜視図である。
本発明の一実施形態に係る照明器具1について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態の照明器具1は、造営材(例えば、天井)に直付け可能な照明器具である。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。すなわち、照明器具1は、天井以外の造営材(例えば、壁など)に直付けされる照明器具、あるいは、造営材(例えば、天井又は壁)に埋め込まれる埋込型の照明器具であってもよい。
本実施形態の照明器具1は、図1に示すように、光源ユニット2と、光源ユニット2を支持する器具本体10とを備えている。ただし、以下の説明では、特に断りのない限り、図1における上下方向、前後方向及び左右方向を照明器具1の上下方向、前後方向及び左右方向と規定する。
器具本体10は、造営材(天井)に取り付けられる本体部11と、本体部11に着脱可能に結合されて本体部11を覆う本体カバー12とを有している。本体部11は、亜鉛鋼板などの金属材料により、下面が開放された浅い箱状に形成されている。なお、上下方向から見た本体部11の外形は正方形である。本体部11の底面の中央に円形の電源孔110が設けられている。また、電源孔110の近傍に信号孔111が設けられている。本体部11の底面における電源孔110の近傍に第1端子台14が配置され、信号孔111の近傍に第2端子台15が配置されている。第1端子台14は、電源孔110に挿通される電源ケーブル16と電気的に接続される(図2参照)。また、第2端子台15は、信号孔111に挿通される信号ケーブル18と電気的に接続される(図2参照)。さらに第1端子台14から引き出された電源線140の先端に電源用プラグコネクタ17が取り付けられている。なお、第2端子台15からは信号線150が引き出されている。
本体部11の底面には複数のボルト挿通孔112も設けられている(図1参照)。これら複数のボルト挿通孔112は、長軸の方向を本体部11の前後方向に一致させた長円形に形成されている。本体部11は、これら複数のボルト挿通孔112のうちの少なくとも2つのボルト挿通孔112に挿通される吊りボルトにナットが締め付けられることによって天井に取り付けられる。
さらに、本体部11の底面には4つの引掛ばね13が設けられている。各引掛ばね13は、コイル部130と2本の腕部とを有するねじりコイルばねで構成されている。2本の腕部のうちで長い方の腕部を第1腕部131と呼び、短い方の腕部を第2腕部132と呼ぶ。第1腕部131の先端は鉤形に曲げられている(図1及び図3B参照)。
各引掛ばね13は、金具133によって本体部11に取り付けられている(図3B参照)。金具133は、引掛ばね13のコイル部130を、コイル部130の軸回りに回転可能かつコイル部130の軸方向に移動可能に支持するように構成されている。
4つの引掛ばね13のうちの2つの引掛ばね13は、本体部11の底面において電源孔110の前方に左右方向に並べて取り付けられている。また、4つの引掛ばね13のうちの残り2つの引掛ばね13は、本体部11の底面において電源孔110の後方に左右方向に並べて取り付けられている(図1参照)。ただし、左右方向に並ぶ2つの引掛ばね13は、各々の第2腕部132同士を隣り合わせるように配置されている。
本体カバー12は、亜鉛鋼板などの金属材料により、上下方向から見た形状が正方形である開口部120を有する枠状に形成されている。なお、本体カバー12における開口部120の外側の部分(第1部分121)が開口部120を底面(上底)とする正四角錐台の錐体面となる形状に形成されている。さらに、本体カバー12における第1部分121の外側の部分(第2部分122)が第1部分121の周縁を底面(上底)の四辺とする正四角錐台の錐体面となる形状に形成されている。なお、第1部分121及び第2部分122の下面は白色の塗料で塗装されることが好ましい。ただし、本体カバー12の形状は上述したような2つの錐体面を組み合わせた形状に限定されない。例えば、本体カバー12は平板状であってもかまわない。
本体カバー12は、図1、図3A及び図5に示すように、開口部120の4つの縁のそれぞれから上向き(本体部11に近付く向き)に突出する突壁(第1~第4の突壁123~126)を有している。すなわち、第1の突壁123は開口部120の前方の縁から突出し、第3の突壁125は開口部120の後方の縁から突出し、第2の突壁124は開口部120の右方の縁から突出し、第4の突壁126は開口部120の左方の縁から突出している。つまり、第1の突壁123と第3の突壁125が開口部120を挟んで前後方向に対向し、第2の突壁124と第4の突壁126が開口部120を挟んで左右方向に対向している。
第1の突壁123は、開口部120の前方の縁から上向きに突出した平板状の主片1230と、主片1230の上端から開口部120と平行に突出する固定片1231とを有している。同じく第3の突壁125は、開口部120の後方の縁から上向きに突出した平板状の主片1250と、主片1250の上端から開口部120と平行に突出する固定片1251とを有している(図3A参照)。第1の突壁123の主片1230の長手方向(左右方向)の中央に第2引掛部127Aが設けられている(図5参照)。第3の突壁125の主片1250の長手方向の中央に第2引掛部127Bが設けられている(図1参照)。第2引掛部127Bは、図1に示すように、第3の突壁125の主片1250を厚み方向(前後方向)に貫通する逆U字状の貫通孔を有している。第2引掛部127Aは、図5に示すように第1の突壁123の主片1230を厚み方向(前後方向)に貫通する逆U字状の貫通孔を有している。さらに、第2引掛部127Aは、貫通孔の下側の縁から上向きに突出する長方形状の仮保持片1270と、貫通孔の上側の縁から下向きに突出する三角形状の2つの突起1271とを有している。
第1の突壁123の固定片1231並びに第3の突壁125の固定片1251のそれぞれに第1引掛部128が2つずつ設けられている(図2参照)。各第1引掛部128は、概ね矩形板状の引掛片1280と、引掛片1280の長手方向の一端から上向きに起立する連結片1281と、連結片1281の上端から引掛片1280と平行に突出する取付片1282とを有している(図3B、図4B及び図7参照)。また、連結片1281は一対の案内片1283を有している。各案内片1283は、連結片1281の下端における引掛片1280の左右両側より連結片1281から離れるように斜め下向きに突出している。
第1引掛部128は、引掛片1280の長手方向の他端が主片1230、1250に設けられた溝1232、1252に差し込まれる(図1及び図4参照)。また、第1引掛部128は、取付片1282が固定片1231、1251にねじ止めされて第1及び第3の突壁123、125に取り付けられる。なお、各第1引掛部128は、第1及び第3の突壁123、125の長手方向において第2引掛部127A、127Bの両側に取り付けられる(図1及び図4A参照)。
第2の突壁124は矩形の板状に形成されている。そして、第2の突壁124の長手方向(前後方向)の中央に第2引掛部127Cが設けられている(図3A参照)。第2の突壁124に設けられた第2引掛部127Cは、図3Aに示すように、第2の突壁124を厚み方向(左右方向)に貫通する逆U字状の貫通孔を有している。
第4の突壁126の上下方向の高さ寸法は、第1~第3の突壁123~125の上下方向の高さ寸法よりも小さい(図4A及び図6参照)。また、第4の突壁126は、その長手方向の両側の端部1260の高さ寸法よりも、両側の端部1260を除く部分(第3引掛部129)の高さ寸法よりも小さくなるように形成されている。なお、第3引掛部129の長手方向の両端に、下向きに凹んだ凹部1290がそれぞれ設けられている(図6参照)。
本体カバー12は、本体部11が有する4つの引掛ばね13の第1腕部131が各引掛ばね13に対応する第1引掛部128の引掛片1280に引っ掛けられることにより、各引掛ばね13のばね力によって本体部11と結合される(図2~図7参照)。
光源ユニット2は、図8~図10に示すように、2つのLEDモジュール20(光源モジュール)と、透光カバー21と、取付部材22と、保護カバー23と、電源ユニット24と、機能ユニット25と、2つの取付ばね26とを備えている。
取付部材22は、正方形の取付板220と、取付板220の4つの辺からそれぞれ下向きに突出する4つの側板221とを有している(図9及び図10)。ただし、取付板220と4つの側板221とは、亜鉛鋼板などの金属板が曲げ加工されて一体に形成されることが好ましい。4つの側板221の各々は、細長い台形状に形成されている。
2つのLEDモジュール20の各々は、長方形状の実装基板201の実装面(下面)に複数のLED200(固体光源)を実装して構成されている(図8参照)。各LED200は、例えば、白色光を放射する照明用白色LEDである。これら複数のLED200は、実装基板201の実装面に格子状に配置され、実装面に形成されている配線導体(銅はく)を介して互いに電気的に接続されている。また、各実装基板201の実装面には、配線導体を介して各LED200と電気的に接続されたレセプタクルコネクタ202が実装されている。レセプタクルコネクタ202は、実装基板201に形成された挿通孔、及び取付板220に形成された挿通孔2203(図11参照)を上下方向に貫通するように設けられている。つまり、各レセプタクルコネクタ202は、取付板220の上面2202(第2取付面)から上方に突出するように、実装基板201に実装されている。各レセプタクルコネクタ202は、取付板220の上面2202側において、出力ケーブル2430に取り付けられたプラグコネクタ2431が接続される。出力ケーブル2430は、プラグコネクタ2432と反対側の端部にレセプタクルコネクタ2432が取り付けられている。レセプタクルコネクタ2432は、電源ユニット24の出力コネクタ243(図11参照)に接続されている。2つのLEDモジュール20は、取付板220の下面2201(第1取付面)に、左右方向に間隔を空けて並ぶようにして、ねじ止めにより取り付けられる(図8参照)。
電源ユニット24は、プリント配線板241に電子部品が実装されて構成された電源回路と、この電源回路を収容するケース240とを有している(図9及び図10参照)。電源回路は、入力コネクタ242(図11参照)、整流器、力率改善回路、降圧型のDC/DCコンバータ、出力コネクタ243、制御用コネクタ244(図11参照)などを備える。入力コネクタ242は、プラグコネクタ2421を介して入力ケーブル2420が接続されている。入力ケーブル2420の先端には、電源用プラグコネクタ17と抜き差し可能に構成されたレセプタクルコネクタ2422が取り付けられている。入力コネクタ242は、入力ケーブル2420、電源ケーブル16、及び第1端子台14を介して電源線140と電気的に接続される。電源回路は、入力コネクタ242から入力する交流電力を直流電力に変換した後、変換後の直流電力を出力コネクタ243から出力ケーブル2430を介して出力する。直流電力は、出力ケーブル2430に結線されたプラグコネクタ2431、及びレセプタクルコネクタ202を介して各LEDモジュール20の各LED200に供給される。また、電源回路は、機能ユニット25から制御用ケーブル2440を介して制御用コネクタ244に入力される制御信号に応じて、出力コネクタ243から出力する直流電力を増減し、LEDモジュール20の光出力を調整(調光)するように構成されている。なお、図11では、入力ケーブル2420、出力ケーブル2430、制御用ケーブル2440等の図示を省略している。
プリント配線板241は、長尺の矩形平板状の絶縁基板の部品面に配線導体(銅はく)が形成されている。プリント配線板241の表面に、入力コネクタ242、出力コネクタ243、制御用コネクタ244、平滑コンデンサ、チョークコイルなどの、いわゆるリード部品が実装される。そして、プリント配線板241のはんだ面に電源回路を構成している電子部品のうちの表面実装部品が実装される。ただし、入力コネクタ242及び制御用コネクタ244は、プリント配線板241の長手方向の一端に実装され、出力コネクタ243は、プリント配線板241の長手方向の他端に実装されている。ケース240は、図9及び図10に示すように、金属製の板材によって長尺の箱状に形成されている。ケース240は、入力コネクタ242、出力コネクタ243、及び制御用コネクタ244を露出するようにしてプリント配線板241を内部に収容している。電源ユニット24は、取付板220の上面2202における前端に、ケース240の長手方向を左右方向に一致させるようにして取付板220にねじ止めされている。
機能ユニット25は、プリント配線板と、プリント配線板を収納するハウジング250と、入力端子台251を有する(図9参照)。入力端子台251は、第2端子台15から引き出された信号線150と電気的に接続される。プリント配線板に電子部品が実装されて制御回路が構成されている。また、機能ユニット25からは、制御用ケーブル2440が引き出されている。制御用ケーブル2440の先端に取り付けられたプラグコネクタ2441は、電源ユニット24の制御用コネクタ244に接続される。制御回路は、例えば、信号線150を介して入力端子台251に入力される制御信号を、電源ユニット24に対応した制御信号に変換するように構成される。ただし、機能ユニット25は、電波を媒体とする制御信号(無線信号)を電気信号に変換するように構成されてもよい。ハウジング250は、保護カバー23に取り付けられる(図9~図11参照)。
透光カバー21は、図1、図8及び図10に示すように、正方形状の底部210と、底部210の周縁から上向きに立ち上がる周壁部211と、周壁部211の上端に設けられた4つの爪部212とを有している。底部210と周壁部211と4つの爪部212は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの透光性を有する合成樹脂材料によって一体に形成されることが好ましい。また、少なくとも底部210及び周壁部211は、その表面にシボ加工が施されることによって光を拡散するように構成されることが好ましい。あるいは、少なくとも底部210及び周壁部211は、合成樹脂材料に拡散剤が混入されることによって光を拡散するように構成されることが好ましい。各爪部212は鈎形に形成されて周壁部211の上端における長手方向(前後方向又は左右方向)の中央から上向きに突出している。
透光カバー21は、取付部材22の側板221の内側に周壁部211を収めるようにして取付部材22に取り付けられる(図10参照)。ここで、取付部材22の取付板220において、透光カバー21の4つの爪部212と対応する位置、すなわち、取付板220の4つの辺における長手方向の中央に貫通孔2204が1つずつ設けられている。各爪部212は、取付板220の下から上に向かって対応する貫通孔2204に挿通され、取付板220の上面2202における貫通孔2204の縁に引っ掛かる(図9及び図10参照)。その結果、透光カバー21は、側板221の内側に周壁部211を収めるようにして取付部材22の取付板220に取り付けられる。
取付ばね26は、コイル部260と、2本の腕部と、端末部263とを有するねじりコイルばねで構成されている。2本の腕部のうちで長い方の腕部を第1腕部261と呼び、短い方の腕部を第2腕部と呼ぶ。第1腕部261は、引掛片264と、第1腕片265と、第2腕片266とを有している。第1腕片265は、コイル部260の端末からコイル部260の径方向に突出している。ただし、第1腕片265の長手方向における複数箇所(例えば、2箇所)が同じ向き(下向き)に曲げられている(図10参照)。引掛片264は、前後方向から見てU字状に形成され、長手方向の一端で第1腕片265の先端とつながり、長手方向の他端で第2腕片266の先端とつながっている(図9参照)。第2腕片266の後端は、端末部263とつながっている。ただし、第2腕片266の長手方向における複数箇所(例えば、2箇所)が同じ向き(下向き)に曲げられている。端末部263は、第2腕片266の後端から引掛片264とほぼ平行に突出している。
保護カバー23は、図9に示すように、平坦部230と、湾曲部231と、3つの第1取付部232と、第2取付部233と、第1抜け止め部234と、第2抜け止め部235とを有している。なお、平坦部230と、湾曲部231と、3つの第1取付部232と、第2取付部233と、第1抜け止め部234と、第2抜け止め部235とは、亜鉛鋼板などの金属板によって一体に構成されている。保護カバー23は、取付部材22の取付板220の上面2202を覆うように設けられており、取付板220の上面2202と上下方向に対向する下面2301(第1保護面)と、下面2301と反対側の上面2302(第2保護面)を有する。
平坦部230は、平板状に形成されており、取付部材22における取付板220の上面2202に沿っている。平坦部230の後端(図9における下端)に湾曲部231がつながっている。
湾曲部231は、平坦部230の後端から上方へ突出するように湾曲している。ただし、湾曲部231の前半部分は平坦部230から離れるにつれて緩やかに湾曲し、湾曲部231の後半部分は湾曲部231の頂点から下方に向かって急激に湾曲している(図10参照)。また、湾曲部231は、矩形の開口部2310を有している。開口部2310は、湾曲部231において、電源ユニット24のケース240と対応する位置、すなわち、ケース240を露出させるように形成されている。したがって、開口部2310を通して電源ユニット24の発する熱を湾曲部231の外(上)に逃がすことができる。また、電源ユニット24において、ケース240から露出するように配置された入力コネクタ242、出力コネクタ243、及び制御用コネクタ244は、保護カバー23の湾曲部231により覆われている。これにより、導電部分である入力コネクタ242、出力コネクタ243、制御用コネクタ244が保護される。
3つの第1取付部232は、平坦部230の前端(図9における上端)と、平坦部230の右端(図9における左端)と、湾曲部231の後端とに1つずつ設けられている。3つの第1取付部232は、ほぼ同一の構成を有している。各第1取付部232は、第1支持部2321と、第2支持部2322(図10参照)とを有している。第1支持部2321は、幅細の板状に形成されている(図9参照)。第1支持部2321は、取付ばね26のコイル部260に挿通されてコイル部260の軸回りに回転可能にコイル部260を支持することが可能である。第2支持部2322は平板状に形成され、平坦部230の端縁から下向きに突出している。第2支持部2322は、厚み方向に貫通する孔2323を有している(図10参照)。この孔2323は、取付ばね26の端末部263が挿通可能な大きさに形成されている。第2支持部2322は、孔2323に挿通される端末部263を支持することが可能である。3つの第1取付部232のうち、湾曲部231を挟んで前後方向に対向する2つの第1取付部232のそれぞれに取付ばね26が取り付けられている。
第2取付部233は、平坦部230の一部分が切り起こされて構成されている。第2取付部233は、機能ユニット25のハウジング250に引っ掛けられることで機能ユニット25を支持するように構成されている(図9~図11参照)。
第1抜け止め部234は、平坦部230の左端(図9における右端)に設けられている。第1抜け止め部234は、平坦部230の一部分が切り起こされて構成されており、下方へ突出している。第1抜け止め部234は、透光カバー21の左辺の爪部212に対応しており、この爪部212が挿通した貫通孔2204の一部と重なっている。つまり、第1抜け止め部234は、取付板220の左辺に設けられた貫通孔2204において、挿通した爪部212の残りの部分を塞ぐことにより、貫通孔2204内における爪部212の移動を規制している。これにより、第1抜け止め部234は、貫通孔2204から爪部212が抜けることを防止している。
残りの3つの爪部212は、3つの第2抜け止め部235(図11参照)により貫通孔2204から抜けることが防止されている。第2抜け止め部235は、平板状に構成されており、平坦部230の端部から下向きに突出している。平坦部230において、各第1取付部232の第1支持部2321の基端部分の一部が貫通孔2204の一部と重なっている。第2抜け止め部235は、平坦部230における貫通孔2204と重なっている部分の端部からして向きに突出している。第2抜け止め部235は、貫通孔2204において、挿通した爪部212の残りの部分を塞ぐことにより、貫通孔2204内における爪部212の移動を規制している。これにより、第2抜け止め部235は、貫通孔2204から爪部212が抜けることを防止している。
また、保護カバー23は、上面2302における熱放射の放射率を、取付部材22の取付板220の上面2202における熱放射の放射率よりも低くするように構成されている。保護カバー23は、取付部材22と同様に亜鉛鋼板などの金属板で構成されており、上面2302の表面粗さが取付板220の上面2202の表面粗さよりも小さくなるように、上面2302に表面処理が施されている。具体的には、保護カバー23の上面2302には、例えば白色の樹脂製の塗料が塗布されている。この塗料により、保護カバー23の下地の凹凸が平滑化され、上面2302の表面粗さが、取付板220の上面2202の上面の表面粗さよりも小さくなる。つまり、保護カバー23の上面2302の光の反射率が、取付板220の上面2202の光の反射率よりも高くなる。ここで、熱放射の放射率は、反射率の大きさに依存しており、物質が不透明(透過率がゼロ)である場合、「放射率=1-反射率」という関係式が成り立つ。したがって、保護カバー23の上面2302の反射率が高く(表面粗さが小さく)なるように表面処理が施されることにより、保護カバー23の上面2302における熱放射の放射率が、取付板220の上面2202における熱放射の放射率よりも低くなる。なお、表面処理において、塗料の塗布は一例であり、めっき加工、研磨などであってもよい。また、保護カバー23は、取付部材22よりも熱放射の放射率が低い材料(例えばアルミニウムなど)で構成されていてもよい。
保護カバー23は、湾曲部231を挟んで前後方向に対向する2つの第1取付部232のそれぞれに取付ばね26が取り付けられ、かつ、第2取付部233に機能ユニット25が取り付けられた状態で取付部材22の取付板220に固定される。ここで、取付板220の上面2202には複数のねじ止め部226が設けられている(図10、及び図11参照)。各ねじ止め部226は、取付板220の上面2202から上向きに突出した円錐台形状の突起と、突起の上面に設けられた雌ねじとを有している。保護カバー23は、複数のねじ止め部226の上に載せられた状態で保護カバー23に設けられた複数のねじ挿通孔に各別に挿通された複数の固定ねじ227がねじ止め部226の雌ねじにねじ込まれることによって取付部材22に固定される(図9参照)。ただし、取付部材22の取付板220と保護カバー23の平坦部230との間には、各ねじ止め部226の高さ寸法に等しい空間が形成される。また、取付部材22の取付板220と保護カバー23の湾曲部231との間には、取付板220と平坦部230との間の空間よりも上下方向の寸法が大きな空間が形成される。つまり、取付部材22の取付板220と保護カバー23との間には、ねじ止め部226の高さ寸法以上の隙間がある。この隙間には、入力ケーブル2420、出力ケーブル2430、制御用ケーブル2440などの各種ケーブルが配置される。また、この隙間には、各種ケーブルにつながる入力コネクタ242、出力コネクタ243、制御用コネクタ244、プラグコネクタ2421,2431,2441、レセプタクルコネクタ202,2432などの各種コネクタが配置される。保護カバー23は、これら各種ケーブル及び各種コネクタを上から覆うことにより、吊りボルトなどから各種ケーブル及び各種コネクタを保護する機能を有している。なお、入力ケーブル2420の先端に取り付けられたレセプタクルコネクタ2422は、電源用プラグコネクタ17に接続されるため、取付部材22と保護カバー23との間の隙間から引き出されている(図9参照)。
次に、照明器具1を天井に施工する作業について説明する。まず、施工作業を行う作業者は、本体部11の電源孔110、信号孔111にそれぞれ電源ケーブル16、信号ケーブル18を挿通した後、ボルト挿通孔112に挿通した吊りボルトにナットを締め付けることで本体部11を天井に取り付ける。また、作業者は、電源孔110から引き込んだ電源ケーブル16を第1端子台14に結線し、信号孔111から引き込んだ信号ケーブル18を第2端子台15に結線する。
続いて作業者は、本体部11に本体カバー12を取り付ける。作業者は、本体部11の4つの引掛ばね13のうちの1つの引掛ばね13の第1腕部131を下に引張り、4つの第1引掛部128のうちの対応する1つの第1引掛部128の引掛片1280に第1腕部131の先端を引っ掛ける。作業者は、残り3つの引掛ばね13の第1腕部131の先端をそれぞれの引掛ばね13と対応する第1引掛部128の引掛片1280に1つずつ順番に引っ掛ける。それから、作業者は、4つの引掛ばね13の第1腕部131の先端を4つの第1引掛部128の引掛片1280に引っ掛けた状態で本体カバー12を本体部11に近付けるように上に持ち上げる。各引掛ばね13の第1腕部131は、各引掛片1280に引っ掛かったままで上向きに変位(回転)する。そして、本体部11の下端縁が本体カバー12の第1部分121の上面に当たると、4つの第1引掛部128に引っ掛けられた4つの引掛ばね13のばね力によって本体部11と本体カバー12との結合状態が維持される(図3A参照)。
上述のような手順で器具本体10が天井に取り付けられる。続いて、器具本体10に光源ユニット2を取り付ける手順を説明する。
作業者は、第1の突壁123に設けられた第2引掛部127Aの貫通孔に前方の取付ばね26の引掛片264を挿入し、第2引掛部127Aの仮保持片1270に引掛片264を引っ掛けることで光源ユニット2を器具本体10に仮保持させる。作業者は、光源ユニット2を器具本体10に仮保持させた状態で第1端子台14の電源線140及び第2端子台15の信号線150と電源ユニット24の結線作業を行う。結線作業の完了後、作業者は、第3の突壁125に設けられた第2引掛部127Bの貫通孔に後方の取付ばね26の第1腕部261を挿入した後、光源ユニット2を持ち上げて本体カバー12の開口部120内に収める。光源ユニット2が開口部120内に収められると、各取付ばね26の第1腕部261が第1及び第3の突壁123、125の各第2引掛部127A、127Bに引っ掛かる(図12参照)。その結果、光源ユニット2は、2つの取付ばね26のばね力によって器具本体10(本体カバー12)に支持される。以上のような手順で照明器具1の施工作業が完了する(図13参照)。
図14に示すように、器具本体10に光源ユニット2が取り付けられた状態における照明器具1の平面視において、本体部11における第1端子台14と電源孔110との間の少なくとも一部分と、保護カバー23とが重なっている。したがって、電源孔110に挿通されて第1端子台14に接続される電源ケーブル16と取付板220との間に保護カバー23が位置する。また、照明器具1の平面視において、本体部11における第2端子台15と信号孔111との間の少なくとも一部分と、保護カバー23とが重なっている。したがって、信号孔111に挿通されて第2端子台15に接続される信号ケーブル18と取付板220との間に保護カバー23が位置する。これにより、LED200の発熱によって温められた取付板220の上面2202から放射される熱(輻射熱)が、保護カバー23によって遮られる。保護カバー23の上面2302は、表面処理が施されており、取付板220の上面2202よりも熱放射の放射率が低い。したがって、LED200から電源ケーブル16に伝わる熱量が低減し、電源ケーブル16、信号ケーブル18の温度上昇を抑制できる。また、照明器具1の平面視において、保護カバー23は、電源ケーブル16が接続される第1端子台14の一部、及び信号ケーブル18が接続される第2端子台15の一部とも重なっている。したがってLED200から第1端子台14、及び第2端子台15に伝わる熱量が低減し、第1端子台14、及び第2端子台15の温度上昇を抑制できる。
また、保護カバー23は、取付部材22の取付板220との間に隙間が形成されるように設けられているので、熱伝導によって取付板220から伝わる熱量が低減し、保護カバー23の温度上昇が抑制される。これにより、保護カバー23の熱放射による電源ケーブル16、信号ケーブル18、第1端子台14、及び第2端子台15の温度上昇を抑制できる。
また、保護カバー23は、平坦部230と湾曲部231とを有しており、取付板220と平坦部230との隙間に比べて、取付板220と湾曲部231との隙間の方が上下方向の寸法が大きい。したがって、取付板220と平坦部230との隙間において、LED200の発熱によって温められた空気が、対流によって取付板220と湾曲部231との隙間に誘導される。湾曲部231は、平坦部230よりも第1端子台14、第2端子台15、電源孔110、及び信号孔111から離れた位置に設けられている。したがって、電源ケーブル16、信号ケーブル18、第1端子台14、及び第2端子台15の温度上昇をより抑制できる。さらに、湾曲部231には、開口部2310が設けられているので、開口部2310を通して湾曲部231内の熱を湾曲部231の外(上)に逃がすことができる。つまり、取付板220と平坦部230との隙間の熱を、湾曲部231の開口部2310を介して効率よく逃がすことができ、電源ケーブル16、信号ケーブル18、第1端子台14、及び第2端子台15の温度上昇をより抑制できる。
ところで、本実施形態の照明器具1において、器具本体10と組み合わされる光源ユニット2は上述した光源ユニット2に限定されない。例えば、以下に説明する光源ユニット2Xも器具本体10と組み合わせることができる。なお、光源ユニット2Xの基本構成は光源ユニット2と共通である。したがって、以下の光源ユニット2Xの説明において、上述した光源ユニット2と共通の構成要素については同一の符号を付して適宜図示並びに説明を省略する。
光源ユニット2Xは、図15~図17に示すように、一部分を取付部材22の左端縁から取付部材22の外に突出させた引掛部材27を有している。引掛部材27は平板部270と幅広部271とを有している。ただし、平板部270と幅広部271とは亜鉛鋼板などの金属板によって一体に形成されている。
平板部270は概ね矩形に形成されている。幅広部271は、平板部270の4つの辺のうちの1つの辺(図15における左辺)から下向きに突出している。幅広部271の長手方向の長さ寸法は、幅広部271の長手方向に沿った平板部270の長手方向の長さ寸法よりも大きい。つまり、幅広部271は、その長手方向の両端に、平板部270の長手方向の両端の外に突出する突部272を有している。
引掛部材27は、平板部270の短手方向(図15における左右方向)におけるおおよそ半分の部分が取付部材22の取付板220の上面に取り付けられる。なお、平板部270は、取付板220と保護カバー23の平坦部230との間に挟まれるようにして取付板220に固定される(図16参照)。さらに、平板部270の短手方向における残り半分の部分には電源ユニット24が取り付けられる。つまり、電源ユニット24は、平板部270の上面に取り付けられることにより、点灯中のLEDモジュール20から放射される熱の影響を受け難くされている。
また、光源ユニット2Xにおいて、保護カバー23の3つの第1取付部232のうちの右端(図16においては左端)の第1取付部232にのみ取付ばね26が取り付けられている(図16参照)。
次に、光源ユニット2Xを器具本体10に取り付ける手順を説明する。
作業者は、開口部120から第4の突壁126と本体部11の底面との間の隙間に引掛部材27の幅広部271を挿入した後、第4の突壁126の両側の端部1260に幅広部271の両側の突部272を引っ掛ける。その結果、図18に示すように、光源ユニット2Xが器具本体10に仮吊りされる。作業者は、光源ユニット2を器具本体10に仮吊りさせた状態で第1端子台14の電源線140及び第2端子台15の信号線150と電源ユニット24の結線作業を行う。結線作業の完了後、作業者は、第2の突壁124に設けられた第2引掛部127Cの貫通孔に取付ばね26の第1腕部261を挿入した後、光源ユニット2を持ち上げて本体カバー12の開口部120内に収める。光源ユニット2が開口部120内に収められると、取付ばね26の第1腕部261が第2の突壁124の第2引掛部127Cに引っ掛かる。また、引掛部材27が開口部120から離れる向きに移動し、第4の突壁126に設けられた第3引掛部129に引掛部材27が引っ掛けられる(図19参照)。その結果、光源ユニット2Xは、1つの取付ばね26と引掛部材27とによって器具本体10(本体カバー12)に支持される。以上のような手順で照明器具1の施工作業が完了する。
光源ユニット2Xでは、保護カバー23における湾曲部231の外側に電源ユニット24が配置されている。したがって、湾曲部231の内側に電源ユニット24が配置された光源ユニット2に比べて湾曲部231内の空間が広くなり、取付板220と平坦部230との隙間からの熱を開口部2310を介して湾曲部231の外(上)に逃がしやすくなる。これにより、電源ケーブル16、信号ケーブル18、第1端子台14、及び第2端子台15の温度上昇をより抑制できる。
<まとめ>
第1態様に係る光源ユニット(2,2X)は、光源モジュール(LEDモジュール20)と、取付部材(22)と、保護カバー(23)と、を備える。光源モジュール(20)は、実装基板(201)、及び実装基板(201)に実装された固体光源(LED200)を有する。取付部材(22)は、光源モジュール(20)が第1取付面(下面2201)に取り付けられる。保護カバー(23)は、取付部材(22)における第1取付面(2201)と反対側の第2取付面(上面2202)対向する第1保護面(下面2301)、及び第1保護面(2301)と反対側の第2保護面(上面2302)を有する。保護カバー(23)は、第2保護面(2302)における熱放射の放射率を、取付部材(22)の第2取付面(2202)における熱放射の放射率よりも低くするように構成されている。
この態様によれば、取付部材(22)の第2取付面(2202)が保護カバー(23)で覆われており、保護カバー(23)の第2保護面(2302)の熱放射の放射率が、取付部材(22)の第2取付面(2202)の熱放射の放射率よりも低い。したがって、取付部材(22)の第2取付面(2202)からの熱放射が保護カバー(23)によって遮られるので、第2取付面(2202)からの熱放射によって取付部材(22)の第2取付面(2202)側に配置された部材に伝わる熱量が低減する。これにより、取付部材(22)に対して固体光源(200)と反対側に配置された部材の温度上昇の抑制が可能となる。
第2態様に係る光源ユニット(2,2X)では、第1態様において、保護カバー(23)は、第2保護面(2302)の表面粗さを、第2取付面(2202)の表面粗さよりも小さくするように構成されている。
この態様によれば、表面粗さを小さくする表面処理などにより、第2保護面(2302)の熱放射の放射率を低減させ、取付部材(22)に対して固体光源(200)と反対側に配置された部材の温度上昇の抑制が可能となる。
第3態様に係る光源ユニット(2,2X)では、第2態様において、保護カバー(23)は、第2保護面(2302)に塗料が塗布されている。
この態様によれば、塗料の塗布による表面処理で第2保護面(2302)の熱放射の放射率を低減させ、取付部材(22)に対して固体光源(200)と反対側に配置された部材の温度上昇の抑制が可能となる。
第4態様に係る光源ユニット(2,2X)では、第1~第3態様のいずれかにおいて、取付部材(22)と保護カバー(23)との間に隙間がある。
この態様によれば、取付部材(22)と保護カバー(23)との隙間の空気層によって取付部材(22)から保護カバー(23)に伝わる熱量が低減し、保護カバー(23)の温度上昇を抑制できる。これにより、保護カバー(23)の第2保護面(2302)から熱放射される熱量が低減し、取付部材(22)に対して固体光源(200)と反対側に配置された部材の温度上昇の抑制が可能となる。
第5態様に係る光源ユニット(2,2X)では、第4態様において、取付部材(22)と保護カバー(23)との隙間に、固体光源(220)に電力を供給するためのケーブル(入力ケーブル2420、出力ケーブル2430)が配置されている。
この態様によれば、保護カバー(23)により、吊りボルトなどからケーブル(2420,2430)を保護することができる。
第6態様に係る光源ユニット(2,2X)では、第5態様において、取付部材(22)と保護カバー(23)との隙間に、ケーブル(2420,2430)に接続されるコネクタ(入力コネクタ242、出力コネクタ243、プラグコネクタ2421,2431、レセプタクルコネクタ202,2432)が配置されている。
この態様によれば、保護カバー(23)により、吊りボルトなどからコネクタ(242,243,2421,2431,202,2432)を保護することができる。
第7態様に係る光源ユニット(2,2X)では、第1~第6態様のいずれかにおいて、保護カバー(23)は、取付部材(22)の第2取付面(2202)に沿った平坦部(230)と、取付部材(22)の第2取付面(2202)から離れる向きに突出するように湾曲した湾曲部(231)と、を有する。
この態様によれば、取付部材(22)と保護カバー(23)との間の空気に対流が発生し、保護カバー(23)の温度上昇を抑制できる。これにより、保護カバー(23)の第2保護面(2302)から熱放射される熱量が低減し、取付部材(22)に対して固体光源(200)と反対側に配置された部材の温度上昇の抑制が可能となる。
第8態様に係る光源ユニット(2,2X)では、第7態様において、保護カバー(23)は、湾曲部(231)に開口部(2310)が形成されている。
この態様によれば、開口部(2310)を通して湾曲部(231)の内側の熱を湾曲部(231)の外へ逃がすことができるので、保護カバー(23)の温度上昇を抑制できる。これにより、保護カバー(23)の第2保護面(2302)から熱放射される熱量が低減し、取付部材(22)に対して固体光源(200)と反対側に配置された部材の温度上昇の抑制が可能となる。
第9態様に係る光源ユニット(2)では、第7又は第8態様において、固体光源(200)に電力を供給する電源ユニット(24)を更に備える。電源ユニット(24)は、湾曲部(231)と取付部材(22)との間に配置されている。
この態様によれば、保護カバー(23)により、電源ユニット(24)を保護することができる。
第10態様に係る照明器具(1)は、第1~第9態様のいずれかの光源ユニット(2,2X)と、光源ユニット(2,2X)を支持する器具本体(10)と、を備える。
この態様によれば、器具本体(10)において、取付部材(22)に対して固体光源(200)と反対側に配置された部材の温度上昇の抑制が可能となる。
第11態様に係る照明器具(1)では、第10態様において、器具本体(10)は、電源ケーブル(16)が接続される端子台(第1端子台14)と、電源ケーブル(16)が挿通される電源孔(110)と、を有する。器具本体(10)は、造営材に取り付けられ保護カバー(23)と対向する。照明器具(1)の平面視において、器具本体(10)における端子台(14)と電源孔(110)との間の少なくとも一部分と、保護カバー(23)と、が重なっている。
この態様によれば、電源ケーブル(16)の温度上昇の抑制が可能となる。
1 照明器具
10 器具本体
110 電源孔
14 第1端子台(端子台)
16 電源ケーブル
2,2X 光源ユニット
20 LEDモジュール(光源モジュール)
201 実装基板
200 LED(固体光源)
202 レセプタクルコネクタ(コネクタ)
22 取付部材
2201 下面(第1取付面)
2202 上面(第2取付面)
23 保護カバー
2301 下面(第1保護面)
2302 上面(第2保護面)
230 平坦部
231 湾曲部
2310 開口部
24 電源ユニット
242 入力コネクタ(コネクタ)
2420 入力ケーブル(ケーブル)
2421 プラグコネクタ(コネクタ)
243 出力コネクタ(コネクタ)
2430 出力ケーブル(ケーブル)
2431 プラグコネクタ(コネクタ)
2432 レセプタクルコネクタ(コネクタ)

Claims (10)

  1. 実装基板、及び前記実装基板に実装された固体光源を有する光源モジュールと、
    前記光源モジュールが第1取付面に取り付けられる取付部材と、
    前記取付部材における前記第1取付面と反対側の第2取付面と対向する第1保護面、及び前記第1保護面と反対側の第2保護面を有する保護カバーと、を備え、
    前記保護カバーは、前記第2保護面における熱放射の放射率を、前記取付部材の前記第2取付面における熱放射の放射率よりも低くするように構成されており、
    前記取付部材と前記保護カバーとの間に隙間がある
    ことを特徴とする光源ユニット。
  2. 前記保護カバーは、前記第2保護面の表面粗さを、前記第2取付面の表面粗さよりも小さくするように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源ユニット。
  3. 前記保護カバーは、前記第2保護面に塗料が塗布されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の光源ユニット。
  4. 前記隙間に、前記固体光源に電力を供給するためのケーブルが配置されている
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の光源ユニット。
  5. 前記隙間に、前記ケーブルに接続されるコネクタが配置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の光源ユニット。
  6. 前記保護カバーは、前記取付部材の前記第2取付面に沿った平坦部と、前記取付部材の前記第2取付面から離れる向きに突出するように湾曲した湾曲部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の光源ユニット。
  7. 前記保護カバーは、前記湾曲部に開口部が形成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の光源ユニット。
  8. 前記固体光源に電力を供給する電源ユニットを更に備え、
    前記電源ユニットは、前記湾曲部と前記取付部材との間に配置されている
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の光源ユニット。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の光源ユニットと、
    前記光源ユニットを支持する器具本体と、を備える
    ことを特徴とする照明器具。
  10. 前記器具本体は、電源ケーブルが接続される端子台と、前記電源ケーブルが挿通される電源孔と、を有し、造営材に取り付けられ前記保護カバーと対向し、
    前記照明器具の平面視において、前記器具本体における前記端子台と前記電源孔との間の少なくとも一部分と、前記保護カバーと、が重なっている
    ことを特徴とする請求項9に記載の照明器具。
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