JP7006078B2 - 反射型マスクブランク、および反射型マスク - Google Patents

反射型マスクブランク、および反射型マスク Download PDF

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Description

本発明は、半導体製造等に使用される反射型マスクブランク、および、該反射型マスクブランクの吸収膜にマスクパターンを形成してなる反射型マスクに関する。
従来、半導体産業において、Si基板等に微細なパターンからなる集積回路を形成する上で必要な微細パターンの転写技術として、可視光や紫外光を用いたフォトリソグラフィ法が用いられてきた。しかし、半導体デバイスの微細化が加速している一方で、従来のフォトリソグラフィ法の限界に近づいてきた。フォトリソグラフィ法の場合、パターンの解像限界は露光波長の1/2程度であり、液浸法を用いても露光波長の1/4程度と言われており、ArFレーザ(193nm)の液浸法を用いても45nm程度が限界と予想される。そこで45nm以降の露光技術として、ArFレーザよりさらに短波長のEUV光を用いた露光技術であるEUVリソグラフィが有望視されている。本明細書において、EUV光とは、軟X線領域または真空紫外線領域の波長の光線をさし、具体的には波長10~20nm程度、特に13.5nm±0.3nm程度の光線を指す。
EUV光は、あらゆる物質に対して吸収されやすく、かつこの波長で物質の屈折率が1に近いため、従来の可視光または紫外光を用いたフォトリソグラフィのような屈折光学系を使用できない。このため、EUV光リソグラフィでは、反射光学系、すなわち反射型フォトマスクとミラーとが用いられる。
反射型マスクブランクは、反射型フォトマスク製造用に用いられるパターニング前の積層体であり、ガラス等の基板上にEUV光を反射する反射層と、EUV光を吸収する吸収膜と、がこの順で形成された構造を有している。
反射層としては、EUV光に対して低屈折率となる低屈折率層と、EUV光に対して高屈折率となる高屈折率層とを交互に積層することで、EUV光を層表面に照射した際の光線反射率が高められた多層反射膜が通常使用される。多層反射膜の低屈折率層としては、モリブデン(Mo)層が、高屈折率層としては、ケイ素(Si)層が通常使用される。
吸収膜には、EUV光に対する吸収係数の高い材料、具体的にはたとえば、タンタル(Ta)を主成分とする材料が用いられる(特許文献1~5参照)。
特許第5507876号明細書 特開2012-33715号公報 特開2015-84447号公報 特開2010-206156号公報 特許第3806702号明細書
マスクブランクから反射型フォトマスクを製造する際には、マスクブランクの吸収膜に所望のパターンを形成する。吸収膜にパターン形成する際には、エッチング処理、通常はドライエッチング処理が用いられる。ドライエッチング処理時に十分なエッチング速度を有していれば、パターン形成時のエッチング選択比が向上するため好ましい。エッチング選択比が向上すると、パターニングに要する時間が短縮され、生産性の向上、エッチング処理による多層反射膜へのダメージが軽減される。
本発明は、ドライエッチング処理時に十分なエッチング速度を有する吸収膜を備えた反射型マスクブランク、および反射型マスクの提供を目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため鋭意検討した結果、Taと窒素(N)を含有する吸収膜について、その結晶状態を特定の状態とした場合に、ドライエッチング処理時において、十分なエッチング速度を達成できることを見出した。
本願発明は上記の知見に基づいてなされたものであり、基板上にEUV光を反射する多層反射膜と、EUV光を吸収する吸収膜とをこの順に備える反射型マスクブランクであって、前記吸収膜はタンタル系材料を含むタンタル系材料膜であり、
前記吸収膜は、X線回折のパターンにおいてタンタル系材料に由来するピークのピーク回折角2θが36.8deg以上であり、該タンタル系材料に由来するピークの半値幅が1.5deg以上であることを特徴とする反射型マスクブランクを提供する。
本発明の反射型マスクブランクにおいて、前記タンタル系材料膜は窒素原子を10.0~35.0at%含有することが好ましい。
本発明の反射型マスクブランクにおいて、前記タンタル系材料膜はクリプトン原子を0.05at%以上含有することが好ましい。
本発明の反射型マスクブランクにおいて、前記多層反射膜上に保護膜を備え、塩素ガスによるドライエッチング処理に対して、前記吸収膜と前記保護膜とのエッチング選択比が45以上であることが好ましい。
本発明の反射型マスクブランクにおいて、前記保護膜はルテニウム系材料を含むルテニウム系材料膜であることが好ましい。
また、本発明は、本発明の反射型マスクブランクの前記吸収膜に、パターンが形成されている反射型マスクを提供する。
本発明の反射型マスクブランクは、ドライエッチング処理時において十分なエッチング速度を有する吸収膜を備えているため、パターン形成時におけるエッチング選択比が高い。
図1は、本発明の反射型マスクブランクの1実施形態を示す概略断面図である。 図2は、サンプル1~4、サンプル6,7のX線回折のパターンを示した図である。 図3は、サンプル7のTEM観察結果である。 図4は、サンプル4のTEM観察結果である。
以下、図面を参照して本発明の反射型マスクブランクを説明する。
図1は、本発明の反射型マスクブランクの1実施形態を示す概略断面図である。図1に示す反射型マスクブランク1は、基板11上にEUV光を反射する多層反射膜12と、EUV光を吸収する吸収膜14とがこの順に形成されている。多層反射膜12と吸収膜14との間には、吸収膜14へのパターン形成時に多層反射膜12を保護するための保護膜13が形成されている。基板11の裏面側、すなわち、多層反射膜12、保護膜13および吸収膜14が形成されている面に対し裏面側には裏面導電膜15が形成されている。
以下、本発明のマスクブランクの個々の構成要素について説明する。
なお、本発明の反射型マスクブランクにおいて、図1に示す構成中、基板11、多層反射膜12、および、吸収膜14のみが必須であり、保護膜13および裏面導電膜15は任意の構成要素である。
以下、反射型マスクブランク1の個々の構成要素について説明する。
基板11は、反射型マスクブランク用の基板としての特性を満たすことが要求される。そのため、基板11は、低熱膨張係数(具体的には、20℃における熱膨張係数が0±0.05×10-7/℃であることが好ましく、特に好ましくは0±0.03×10-7/℃)を有し、平滑性、平坦度、およびマスクブランクまたはパターン形成後のフォトマスクの洗浄等に用いる洗浄液への耐性に優れたものが好ましい。基板11としては、具体的には低熱膨張係数を有するガラス、例えばSiO2-TiO2系ガラス等を用いるが、これに限定されず、β石英固溶体を析出した結晶化ガラスや石英ガラスやシリコンや金属などの基板を使用できる。
基板11は、表面粗さ(rms)0.15nm以下の平滑な表面と100nm以下の平坦度を有していることがパターン形成後の反射型フォトマスクにおいて高反射率および転写精度が得られるために好ましい。
基板11の大きさや厚さなどはマスクの設計値等により適宜決定されるものである。後で示す実施例では外形6インチ(152mm)角で、厚さ0.25インチ(6.3mm)のSiO2-TiO2系ガラスを用いた。
基板11の多層反射膜12が形成される側の表面には欠点が存在しないことが好ましい。しかし、存在している場合であっても、凹状欠点および/または凸状欠点によって位相欠点が生じないように、凹状欠点の深さおよび凸状欠点の高さが2nm以下であり、かつこれら凹状欠点および凸状欠点の半値幅が60nm以下であることが好ましい。
多層反射膜12は、高屈折層と低屈折率層を交互に複数回積層させることにより、高EUV光線反射率を達成する。多層反射膜12において、高屈折率層には、Moが広く使用され、低屈折率層にはSiが広く使用される。すなわち、Mo/Si多層反射膜が最も一般的である。但し、多層反射膜はこれに限定されず、Ru/Si多層反射膜、Mo/Be多層反射膜、Mo化合物/Si化合物多層反射膜、Si/Mo/Ru多層反射膜、Si/Mo/Ru/Mo多層反射膜、Si/Ru/Mo/Ru多層反射膜も使用できる。
多層反射膜12は、反射型マスクブランクの多層反射膜として所望の特性を有するものである限り特に限定されない。ここで、多層反射膜12に特に要求される特性は、高EUV光線反射率であることである。具体的には、EUV光の波長領域の光線を入射角6度で多層反射膜12表面に照射した際に、波長13.5nm付近の光線反射率の最大値が60%以上であることが好ましく、65%以上であることがより好ましい。また、多層反射膜12の上に保護膜13を設けた場合であっても、波長13.5nm付近の光線反射率の最大値が60%以上であることが好ましく、65%以上であることがより好ましい。
多層反射膜12を構成する各層の膜厚および層の繰り返し単位の数は、使用する膜材料および多層反射膜に要求されるEUV光線反射率に応じて適宜選択できる。Mo/Si反射膜を例にとると、EUV光線反射率の最大値が60%以上の反射層12とするには、多層反射膜は膜厚2.3±0.1nmのMo層と、膜厚4.5±0.1nmのSi層とを繰り返し単位数が30~60になるように積層させればよい。
なお、多層反射膜12を構成する各層は、マグネトロンスパッタリング法、イオンビームスパッタリング法など、周知の成膜方法を用いて所望の厚さになるように成膜すればよい。例えば、イオンビームスパッタリング法を用いてSi/Mo多層反射膜を形成する場合、ターゲットとしてSiターゲットを用い、スパッタガスとしてArガス(ガス圧1.3×10-2Pa~2.7×10-2Pa)を使用して、イオン加速電圧300~1500V、成膜速度1.8~18nm/minで厚さ4.5nmとなるようにSi膜を成膜し、次に、ターゲットとしてMoターゲットを用い、スパッタガスとしてArガス(ガス圧1.3×10-2Pa~2.7×10-2Pa)を使用して、イオン加速電圧300~1500V、成膜速度1.8~18nm/minで厚さ2.3nmとなるようにMo膜を成膜することが好ましい。これを1周期として、Si膜およびMo膜を40~50周期積層させることによりSi/Mo多層反射膜が成膜される。
多層反射膜12表面が酸化されるのを防止するため、多層反射膜12の最上層は酸化されにくい材料の層とすることが好ましい。酸化されにくい材料の層は多層反射膜12のキャップ層として機能する。キャップ層として機能する酸化されにくい材料の層の具体例としては、Si層を例示できる。多層反射膜12がSi/Mo膜である場合、最上層をSi層とすることによって、該最上層をキャップ層として機能させることができる。その場合キャップ層の膜厚は、11±2nmであることが好ましい。
保護膜13は、エッチング処理、通常はドライエッチング処理により吸収膜14にパターン形成する際に、多層反射膜12がエッチング処理によるダメージを受けないよう多層反射膜12を保護する目的で設けられる任意の構成要素である。但し、多層反射膜12の保護という観点からは、多層反射膜12上に保護膜13を形成することが好ましい。
保護膜13の材質としては、吸収膜14のエッチング処理による影響を受けにくい、つまりこのエッチング速度が吸収膜14よりも遅く、しかもこのエッチング処理によるダメージを受けにくい物質が選択される。
また、保護膜13は、保護膜13を形成した後であっても多層反射膜12でのEUV反射率を損なうことがないように、保護膜13自体もEUV反射率が高い物質を選択することが好ましい。
保護膜13としては、ルテニウム系材料を含むルテニウム系材料膜が好ましい。本明細書において、ルテニウム系材料と言った場合、Ru及びRu化合物(RuB、RuSi等)を指す。ルテニウム系材料膜におけるRuの含有率は、50at%以上が好ましく、70at%以上がより好ましく、90at%以上がさらに好ましく、特に95at%以上が好ましい。
多層反射膜12上に保護膜13を形成する場合、保護膜13の厚さは、EUV反射率を高め、かつ耐エッチング特性を得られるという理由から、1~10nmが好ましい。保護膜13の厚さは、1~5nmがより好ましく、2~4nmがさらに好ましい。
多層反射膜12上に保護膜13を形成する場合、保護膜13は、マグネトロンスパッタリング法、イオンビームスパッタリング法など周知の成膜方法を用いて形成できる。
イオンビームスパッタリング法を用いて、保護膜13としてRu膜を形成する場合、ターゲットとしてRuターゲットを用い、アルゴン(Ar)雰囲気中で放電させればよい。具体的には、以下の条件でイオンビームスパッタリングを実施すればよい。
スパッタリングガス:Ar(ガス圧:1.3×10-2Pa~2.7×10-2Pa)
イオン加速電圧:300~1500V
成膜速度:1.8~18.0nm/min
吸収膜14に特に要求される特性は、EUV反射率が極めて低いことである。具体的には、EUV光の波長領域の光線を吸収膜14表面に照射した際に、波長13.5nm付近の最大光線反射率が2.0%以下であることが好ましく、1.0%以下であることがより好ましく、0.5%以下がさらに好ましく、0.1%以下が特に好ましい。
上記の特性を達成するため、吸収膜14は、EUV光の吸収係数が高い材料で構成される。本発明の反射型マスクブランク1では、吸収膜14を構成するEUV光の吸収係数が高い材料として、タンタル系材料を含むタンタル系材料膜を用いる。タンタル系材料膜を用いる理由は、化学的に安定である、吸収膜のパターン形成時にエッチングが容易であるなどである。なお、本明細書において、タンタル系材料と言った場合、タンタル(Ta)及びTa化合物を指す。
タンタル系材料膜は、Taおよび窒素(N)を含有することが、Taの結晶化を抑制し、結晶が大きくなり表面粗さが高くなることを防止できるため、好ましい。
タンタル系材料膜がTaおよびNを含有する場合、N原子の含有率が10.0~35.0at%であることが、吸収膜14のX線回折パターンにおける後述する条件を達成し、かつ、エッチング選択比を高めるうえで好ましく、10.0~25.0at%であることがより好ましく、10.5~18.0at%が更に好ましく、11.0~16.0at%が特に好ましい。
タンタル系材料膜がTaおよびNを含有する場合、さらにハフニウム(Hf)、珪素(Si)、ジルコニウム(Zr)、チタニウム(Ti)、ゲルマニウム(Ge)、硼素(B)、スズ(Sn)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)および水素(H)から選ばれる少なくとも1種類の元素を含んでも良い。これらの元素を含む場合、タンタル系材料膜における合計含有率が10at%以下であることが好ましい。
タンタル系材料膜である吸収膜14は、X線回折のパターンにおいてタンタル系材料に由来するピークを有する。本発明の反射型マスクブランク1では、タンタル系材料に由来するピークが以下に示す1,2の条件を満たすことにより、ドライエッチング処理時において十分なエッチング速度を有する。
条件1:該ピークのピーク回折角2θが36.8deg以上である。
条件2:該ピークの半値幅が1.5deg以上である。
本明細書において、半値幅はFWHMともいう。
該ピークのピーク回折角2θが36.8deg未満の場合、結晶相におけるアモルファス相の比率が高くなり、ドライエッチング処理時のエッチング速度が低下する。一方で、回折角2θが36.8deg以上では、結晶相におけるアモルファス相と微結晶相の混相状態が適切となり、相界面でエッチングが進行しやすいため、エッチング速度が高くなる。
該ピークのピーク回折角2θは36.8deg~40.0degの範囲であることが好ましく、37.0deg~39.0degの範囲であることがより好ましい。
該ピークの半値幅が1.5deg未満の場合、タンタル系材料膜の結晶性が高くなるため、タンタル系材料膜の表面に粗大な結晶粒が生じる。タンタル系材料膜の表面の粗大な結晶粒は、欠陥検査時に付着異物として検出され、本来検査されるべき付着異物との区別が困難となり、欠陥検査精度が低下するおそれがある。また、吸収膜を均一にエッチングすることが困難となり、エッチング後の表面粗さが粗くなるおそれもある。
該ピークの半値幅は2.5deg~6.0degであることが好ましく、3.0deg~5.0degであることがより好ましい。
上述した条件1,2を満たす吸収膜14は、ドライエッチング処理時において十分なエッチング速度を有し、多層反射膜(多層反射膜上に保護膜が形成されていない場合)、もしくは保護膜(多層反射膜上に保護膜が形成されている場合)とのエッチング選択比が高くなる。例えば、エッチングガスとして塩素系ガスを用いたドライエッチング処理時におけるエッチング速度が速く、保護膜13とのエッチング選択比が45以上になる。本明細書において、エッチング選択比は、例えば下記式を用いて計算できる。
エッチング選択比
=(吸収膜14のエッチング速度)/(保護膜13のエッチング速度)
エッチングガスとして塩素系ガスを用いたドライエッチング処理時におけるエッチング選択比は、45以上が好ましく、50以上がより好ましく、55以上が更に好ましく、60以上が特に好ましい。
吸収膜14の膜厚は、5nm以上が好ましく、20nm以上がより好ましく、30nm以上がさらに好ましく、35nm以上が特に好ましい。
一方、吸収膜14の膜厚が大きすぎると、該吸収膜14に形成するパターンの精度が低下するおそれがあるため、100nm以下が好ましく、90nm以下がより好ましく、80nm以下がさらに好ましい。
なお、位相シフトの原理を利用したり、吸収膜14に吸収係数の高い元素、例えば、Sn、Ni、Co等を含めることで、吸収膜14の膜厚を小さくすることが可能である。
吸収膜14は、マグネトロンスパッタリング法やイオンビームスパッタリング法のようなスパッタリング法など、周知の成膜方法を使用できる。
吸収膜14としてTaN層を形成する場合、マグネトロンスパッタリング法を用いる場合には、Taターゲットを使用し、Arで希釈した窒素(N2)雰囲気中でターゲットを放電させることによって、TaN層を形成できる。
上記例示した方法で吸収膜14としてのTaN層を形成するには、具体的には以下の成膜条件で実施すればよい。
スパッタリングガス:希ガスとN2の混合ガス(N2ガス濃度3~80vol%、好ましくは5~30vol%、より好ましくは8~15vol%。ガス圧0.5×10-1Pa~10×10-1Pa、好ましくは0.5×10-1Pa~5×10-1Pa、より好ましくは0.5×10-1Pa~3×10-1Pa。)
投入電力(各ターゲットについて):30~2000W、好ましくは50~1500W、より好ましくは80~1000W
成膜速度:2.0~60nm/min、好ましくは3.5~45nm/min、より好ましくは5~30nm/min
上記において、スパッタリングガスにおける希ガスとして、クリプトン(Kr)を使用することが吸収膜14形成時における膜歪みを防止し、基板が変形することを抑制できるから好ましい。
スパッタリングガスにおける希ガスとして、クリプトン(Kr)を使用して形成した吸収膜14は、Kr原子を0.05at%以上含有する。
裏面導電膜15は、シート抵抗が100Ω/□以下となるように、構成材料の電気伝導率と厚さを選択する。裏面導電膜15の構成材料としては、公知の文献に記載されているものから広く選択することができる。例えば、特表2003-501823号公報や再表2008/072706に記載の高誘電率物質層、具体的には、シリコン、TiN、モリブデン、クロム(Cr)、CrN、TaSiからなる群から選択される物質層が挙げられる。裏面導電膜は、乾式成膜法、具体的には、マグネトロンスパッタリング法、イオンビームスパッタリング法といったスパッタリング法、CVD法、および、真空蒸着法といった乾式成膜法によって形成することができる。例えば、CrN膜をマグネトロンスパッタリング法により形成する場合、ターゲットをCrターゲットとし、スパッタガスをArとN2の混合ガスとして、マグネトロンスパッタリングを実施すればよく、具体的には以下の成膜条件で実施すればよい。
ターゲット:Crターゲット
スパッタガス:ArとN2の混合ガス
(N2ガス濃度10~80vol%。ガス圧0.02Pa~5Pa)
投入電力:30~2000W
成膜速度:2.0~60nm/mim
本発明の反射型マスクブランクは上記以外の構成要素を有していてもよい。例えば、吸収膜上に、マスクパターンの検査に使用する検査光における低反射層やハードマスクが形成されていてもよい。
低反射層としては、Ta、Hf、Si、Zr、Ti、Ge、B、Sn、Ni、Co、N、H、およびOのうち少なくとも1種以上の元素を含有する材料が挙げられる。例えば、TaO、TaON、TaONH、TaHfO、TaHfON等が挙げられる。
ハードマスク層の材料としては、Cr、Ru、Zr、In,Si、N,H,およびOのうち少なくとも1種以上の元素を含有する材料が挙げられる。例えば、CrN、CrON、Ru、SiO2、SiON、Si34、SiC等が挙げられる。
以下、実施例を用いて本発明をさらに説明する。
例1~例5は実施例、例6および例7は比較例である。
(例1)
以下の方法で、反射型マスクブランクを製造した。
まず、基板として、縦152.4mm×横152.4mm×厚さ6.3mmのガラス基板(SiO2-TiO2系)を準備した。
このガラス基板は、熱膨張率が0.2×10-7/℃、ヤング率が67GPa、ポアソン比が0.17、比剛性が3.07×1072/s2である。ガラス基板は、主面の表面粗さ(二乗平均平方根高さSq)が0.15nm以下、平坦度が100nm以下となるように研磨して使用した。
次に、ガラス基板の一方の面(第2の主面)に、裏面導電膜を形成した。裏面導電膜は、CrN膜とし、マグネトロンスパッタリング法により、厚さが約100nmになるように成膜した。裏面導電膜のシート抵抗は、100Ω/□である。
次に、静電チャックを用いて、裏面導電膜を介した静電吸着方式により、ガラス基板を成膜チャンバ内に固定した。この状態で、ガラス基板の第1の主面に、多層反射膜を成膜した。
成膜には、イオンビームスパッタリング法を用い、厚さ2.3nmのMo層と厚さ4.5nmのSi層を交互に50回ずつ成膜することにより、Mo/Si多層反射膜を形成した。
Mo層の成膜には、Moターゲットを用い、Arガス雰囲気下でイオンビームスパッタリングを実施した(ガス圧:0.02Pa)。印加電圧は700Vとし、成膜速度は3.84nm/minとした。
一方、Si層の成膜には、ホウ素をドープしたSiターゲットを用い、Arガス雰囲気下でイオンビームスパッタリングを実施した(ガス圧:0.02Pa)。印加電圧は700Vとし、成膜速度は4.62nm/minとした。
多層膜の総厚さ(目標値)は、(2.3nm+4.5nm)×50回=340nmである。なお、多層反射膜の最上層は、Si層とした。
次に、イオンビームスパッタリング法により、反射層の上に保護膜を形成した。
保護膜はRu層とし、Ruターゲットを用いて、Arガス雰囲気下でイオンビームスパッタリングを実施した(ガス圧:0.02Pa)。印加電圧は700Vとし、成膜速度は3.12nm/minとした。保護膜の膜厚は、2.5nmとした。
次に、保護膜の上に、マグネトロンスパッタリング法により、吸収膜を形成した。
吸収膜は、TaN層とし、Taターゲットを用いて、KrとN2の混合ガス(Kr=95vol%、N2=5vol%)雰囲気下で、マグネトロンスパッタリングを実施した。成膜速度は、7.7nm/minとし、膜厚は、75nmとした。
これにより、例1に係る反射型マスクブランクの吸収膜の特性を評価するサンプル1を得た。
次に、吸収膜の上に、マグネトロンスパッタリング法により、低反射層を形成した。
低反射層は、TaON層とし、Taターゲットを用いて、Ar、O2、およびN2の混合ガス(Ar=60vol%、O2=30vol%、N2=10vol%)雰囲気下で、マグネトロンスパッタリングを実施した。成膜速度は1.32nm/minとした。低反射層の膜厚は、5nmとした。
これにより、例1に係る反射型マスクブランクが製造された。
(例2)
例1と同様の方法により、反射型マスクブランクを製造した。
ただし、この例2では、マグネトロンスパッタリング法により、吸収膜としてのTaN層を成膜する際の条件を、例1の場合とは変化させた。より具体的には、混合ガスにおけるKrとN2の混合比(体積比)を、93:7とした。その他の条件は、例1と同様である。
例1と同様に、吸収膜まで成膜した反射型マスクブランクの吸収膜の特性を評価するサンプルを作製した。これを「サンプル2」と称する(以下、同様)。
(例3)
例1と同様の方法により、反射型マスクブランクを製造した。
ただし、この実施例3では、マグネトロンスパッタリング法により、吸収膜としてのTaN層を成膜する際の条件を、実施例1の場合とは変化させた。より具体的には、混合ガスにおけるKrとN2の混合比(体積比)を、91:9とした。その他の条件は、例1と同様である。
(例4)
例1と同様の方法により、反射型マスクブランクを製造した。
ただし、この例4では、マグネトロンスパッタリング法により、吸収膜としてのTaN層を成膜する際の条件を、実施例1の場合とは変化させた。より具体的には、混合ガスにおけるKrとN2の混合比(体積比)を、89:11とした。その他の条件は、例1と同様である。
(例5)
例1と同様の方法により、反射型マスクブランクを製造した。
ただし、この例5では、マグネトロンスパッタリング法により、吸収膜としてのTaN層を成膜する際の条件を、例1の場合とは変化させた。より具体的には、混合ガスとして、Ar、Kr、およびN2の混合ガスを使用した。Ar、Kr、およびN2の混合比は、54:38:8とした。その他の条件は、例1と同様である。
(例6)
例1と同様の方法により、反射型マスクブランクを製造した。
ただし、この例では、マグネトロンスパッタリング法により、吸収膜としてのTaN層を成膜する際の条件を、例1の場合とは変化させた。より具体的には、混合ガスとして、Ar、Kr、およびN2の混合ガスを使用した。Ar、Kr、およびN2の混合比は、67:17:16とした。その他の条件は、例1と同様である。
(例7)
例1と同様の方法により、反射型マスクブランクを製造した。
ただし、この例では、マグネトロンスパッタリング法により、吸収膜としてのTaN層を成膜する際の条件を、例1の場合とは変化させた。より具体的には、混合ガスにおけるKrとN2の混合比(体積比)を、94:6とした。その他の条件は、例1と同様である。
(評価)
前述のようにして製造された各サンプルを用いて、以下の評価を行った。
(XRD測定)
X線回折装置(型式:ATX-G、メーカ:株式会社リガク社製)を用い、In-plane XRD測定を行った。測定の際、X線の入射側より幅制限スリット1mmと縦制限スリット10mmとを重ねたものと幅制限スリット0.1mmと縦制限スリット10mmを重ねたものを2箇所に配置し、その間に発散角0.48°のソーラースリットを配置した。受光側には発散角0.41°のソーラースリットを配置した。X線源には出力50kV-300mAのCu Kα線(波長:1.5418Å)を用い、入射角0.6°、ステップ幅0.05°、スキャンスピード1°/分の条件で測定し、データを得た。
測定データの解析にはX線解析ソフトウェア(型式:PDXL2、メーカ:株式会社リガク社製)を用いた。データ処理はB-Splineによる平滑化(Χ閾値:1.50)、バックグラウンド除去(フィッティング方式)、Kα2の除去(強度比0.497)、ピークサーチ(2次微分法、σカット値:3.00)、プロファイルフィッティング(測定データに対してフィッティング、ピーク形状:分割型Voigt関数)により行い、回折角2θと半値幅を得た。
図2は、サンプル1~4、サンプル6,7のX線回折のパターンを示した図である。なお、図2では、各サンプルのX線回折ピークの強度(cps)の値に固定値を加算して、各サンプルのX線回折ピークの強度をずらしてピーク形状を観察しやすくしている。そのため、縦軸の目盛は強度の絶対値ではなく、単なる強度(cps)である。
(エッチング速度評価)
エッチング装置(型式:CE-300R、メーカ:株式会社アルバック社製)を用い、Cl2とHeの混合ガス(Cl2=20vol%、He=80vol%)雰囲気化で、反応性イオンエッチングを行った。その後、X線反射率測定装置(型式:SmartLab HTP、メーカ:株式会社リガク社製)を用い、エッチング後の吸収膜、保護膜の膜厚(nm)の測定を行い、吸収膜、保護膜のエッチング速度(nm/min)を得た。エッチング選択比は、保護膜のエッチング速度に対する吸収膜のエッチング速度(吸収膜エッチング速度/保護膜エッチング速度)から求めた。なお、保護膜のエッチング速度は、いずれも0.047nm/secである。
(膜組成評価)
ラザフォード後方散乱分析装置(型式:RBS、メーカ:株式会社コベルコ科研社製)を用い、サンプル1~7の膜中のTa量(at%)、N量(at%)、Kr量(at%)を得た。また、サンプル1~3、7については膜中のN量の値が小さかったため、ラザフォード後方散乱分析装置では精度良く定量評価することが出来なかった。そのため、電子線マイクロアナライザー(型式:JXA-8500F、メーカ:日本電子株式会社)を用い、Ta量(at%)、N量(at%)を測定した。電子線マイクロアナライザーによる測定は、加速電圧4kV、照射電流30nA、ビーム径は100μmとし、NはLDE1Hを分光結晶とし、Kα線の測定を、TaはPETJを分光結晶とし、Mα線の測定をそれぞれ行った。Ta量(at%)、N量の(at%)は検量線法により定量し、TaとNで100wt%になるように規格化した後にat%に変換した。標準試料として、ラザフォード後方散乱分析によりN量(at%)を求められたサンプル4と、Nを含まないTa膜の2点を用いた。
(欠陥検査)
各サンプルについて、以下の手順で欠陥検査を実施した。
可視光レーザを用いた欠陥検査装置(型式:M1350、メーカ:レーザーテック社製)を用いて、各サンプルの吸収層側の表面に対して、欠陥検査を実施した。評価領域は、132mm×132mmの範囲とした。
サンプル7は、欠陥検査装置で検査すると100nm以下の欠陥が500個以上検出されたが、走査型電子顕微鏡(型式:Ultra60、メーカ:カールツァイス)で表面を観察したところ実際の欠陥は存在しておらず、実欠陥は確認されなかった。このことから、欠陥検査装置で100nm以下の欠陥として検出されたものは、表面粗さに起因する擬似欠陥であることが分かった。このような擬似欠陥の存在は、実欠陥を正確に評価することを阻害する。
擬似欠陥が多数検出され、正確な欠陥検査が困難なサンプルは検査性をB判定とした。
一方、正確な欠陥検査が実施できるサンプルは検査性をA判定とした。
サンプル4とサンプル7については、TEM観察を以下の手順で実施した。
TEM(以下、透過型電子顕微鏡ともいう。)観察用試料は、吸収膜を形成した基板側から研磨していき、吸収膜のみの薄片試料を作製して得た。基板側からの研磨には、機械研磨機(型式:Beta Grinder Polisher、メーカ:ビューラ社製)と、イオン研磨機(型式:精密イオンポリシングシステム Model 691、メーカ:Gatan社製)とを使用した。吸収膜のみの薄片試料を透過型電子顕微鏡(型式:JEM-2010F、メーカ:日本電子社製)を使用し、加速電圧200kVで吸収膜の平面方向から観察した。図3がサンプル7のTEM観察結果、図4がサンプル4のTEM観察結果である。サンプル7の表面は、顕著に粗くなっていることが分かる。
また、例1と同じ条件にて、膜厚を50nm、58nmとしサンプルを製造し、評価したところ、サンプル1と同等の性能であった。
結果を下記表に示す。
Figure 0007006078000001

Figure 0007006078000002
サンプル1~5は、いずれも、塩素ガスによる吸収膜のドライエッチング処理時におけるエッチング速度が速く、保護膜とのエッチング選択比が高かった。これに対し、回折角2θが36.8deg未満のサンプル6は、塩素ガスによる吸収膜のドライエッチング処理時におけるエッチング速度が遅く、保護膜とのエッチング選択比が低かった。一方、半値幅が1.5deg未満のサンプル7は、図3に示すように吸収膜表面に粗大な結晶粒が生じていた。また、サンプル7は検査性の評価結果がB判定であった。サンプル1~7は、いずれも、13.5nm付近のEUV反射率の値が1.5%以下となり、吸収膜に求められるEUV吸収特性を満たしていた。
1:EUVマスクブランク
11:基板
12:反射層(多層反射膜)
13:保護層
14:吸収膜
15:裏面導電膜

Claims (4)

  1. 基板上にEUV光を反射する多層反射膜と、EUV光を吸収する吸収膜とをこの順に備える反射型マスクブランクであって、前記吸収膜はタンタル系材料を含むタンタル系材料膜であり、
    前記吸収膜は、X線回折のパターンにおいてタンタル系材料に由来するピークのピーク回折角2θが36.8deg以上であり、該タンタル系材料に由来するピークの半値幅が1.5deg以上であることを特徴とする反射型マスクブランクであって、
    前記タンタル系材料膜が、タンタル原子、窒素原子、およびクリプトン原子を含み、
    前記タンタル系材料膜が、窒素原子を10.0~35.0at%含有し、
    前記タンタル系材料膜が、クリプトン原子を0.05at%以上含有する、反射型マスクブランク。
  2. 前記多層反射膜上に保護膜を備え、塩素ガスによるドライエッチング処理に対して、前記吸収膜と前記保護膜とのエッチング選択比が45以上である、請求項1に記載の反射型マスクブランク。
  3. 前記保護膜はルテニウム系材料を含むルテニウム系材料膜である、請求項に記載の反射型マスクブランク。
  4. 請求項1~のいずれか一項に記載の反射型マスクブランクの前記吸収膜に、パターンが形成されている反射型マスク。
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