JP7005315B2 - 光学系及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学系に関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等の撮像装置に好適なものである。
焦点距離の長い望遠タイプの光学系では、小型でありながら高い光学性能を具備することが求められている。
特許文献1には、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、フォーカシングに際して移動する正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群から構成される望遠タイプの光学系が記載されている。
特開2016-161643号公報
特許文献1に記載の光学系は、いわゆる一眼レフカメラで用いられることが想定されている。それゆえ、特許文献1に記載の光学系では、最も像側に配置されたレンズから像面までの距離を比較的長くとっている。高い光学性能を維持しつつ、さらなる小型化を達成するためには、より像面に近い位置に適切な屈折力のレンズを配置する必要が生じてくる。
本発明の目的は、小型であって、高い光学性能を有する光学系を提供することである。
本発明の光学系は、物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群から成り、フォーカシングに際して前記第2レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、前記第1レンズ群は正レンズを含み、前記第3レンズ群は負レンズを含み、前記光学系における最も物体側のレンズ面から像面までの距離をLD、前記光学系の焦点距離をf、前記光学系のバックフォーカスをSk、前記第1レンズ群に含まれる正レンズのうち最も物体側に配置された正レンズGpの焦点距離をfGp、前記第3レンズ群に含まれる負レンズのうち最も像側に配置された負レンズGnの焦点距離をfGn、前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、
LD/f<1.000
0.010<Sk/fGp<0.170
0.050<fGn/f3<0.155
なる条件式を満足することを特徴とする。
本発明の他の光学系は、物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第1レンズ群、第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群から成り、フォーカシングに際して前記第2レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、前記第1レンズ群は正レンズを含み、前記第3レンズ群は負レンズを含み、前記光学系における最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLD、前記光学系の焦点距離をf、前記光学系のバックフォーカスをSk、前記第1レンズ群に含まれる正レンズのうち最も物体側に配置された正レンズGpの焦点距離をfGp、前記第3レンズ群に含まれる負レンズのうち最も像側に配置された負レンズGnの焦点距離をfGn、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記正レンズGpの物体側のレンズ面の曲率半径をR1、像側のレンズ面の曲率半径をR2としたとき、
LD/f<1.000
0.010<Sk/fGp<0.170
0.050<fGn/f3<0.155
0.600<(R2+R1)/(R2-R1)<2.000
なる条件式を満足することを特徴とする。
本発明の他の光学系は、物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第1レンズ群、第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群から成り、フォーカシングに際して前記第2レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、前記第1レンズ群は正レンズを含み、前記第3レンズ群は負レンズを含み、前記光学系における最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLD、前記光学系の焦点距離をf、前記光学系のバックフォーカスをSk、前記第1レンズ群に含まれる正レンズのうち最も物体側に配置された正レンズGpの焦点距離をfGp、前記第3レンズ群に含まれる負レンズのうち最も像側に配置された負レンズGnの焦点距離をfGn、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記正レンズGp2のアッベ数をνdGp2、前記負レンズGnのアッベ数をνdGnとしたとき、
LD/f<1.000
0.010<Sk/fGp<0.170
0.050<fGn/f3<0.155
1.100<νdGp2/νdGn<3.000
なる条件式を満足することを特徴とする。
本発明の他の光学系は、物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第1レンズ群、第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群から成り、フォーカシングに際して前記第2レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、前記第1レンズ群は正レンズを含み、前記第3レンズ群は負レンズを含み、前記光学系における最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLD、前記光学系の焦点距離をf、前記光学系のバックフォーカスをSk、前記第1レンズ群に含まれる正レンズのうち最も物体側に配置された正レンズGpの焦点距離をfGp、前記第3レンズ群に含まれる負レンズのうち最も像側に配置された負レンズGnの焦点距離をfGn、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、
LD/f<1.000
0.010<Sk/fGp<0.170
0.050<fGn/f3<0.155
0.050<f/f1<0.700
なる条件式を満足することを特徴とする。
本発明によれば、小型であって、高い光学性能を有する光学系を実現することができる。
実施例1の光学系の断面図である。 実施例1の光学系の収差図である。 実施例2の光学系の断面図である。 実施例2の光学系の収差図である。 実施例3の光学系の断面図である。 実施例3の光学系の収差図である。 実施例4の光学系の断面図である。 実施例4の光学系の収差図である。 撮像装置の概略図である。
以下、本発明の光学系及びそれを有する撮像装置の実施例について、添付の図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における「屈折率」は、特に波長の規定をしない限り、d線に対する屈折率である。
図1、3、5、7に、実施例1から4の光学系のレンズ断面図を示す。
各実施例の光学系Lはデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、銀塩フィルムカメラ、放送用カメラなどの撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。レンズ断面図において、左方が物体側(拡大側)で、右方が像側(縮小側)である。
各実施例の光学系Lは、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズ群L3から構成される。フォーカシングに際して第2レンズ群L2が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化する。本願明細書におけるレンズ群とは、1または複数のレンズから構成され、フォーカシングに際して相対移動する光学系Lの構成要素である。
実施例1から3において、第2レンズ群L2は正の屈折力を有し、無限遠から近距離へのフォーカシングに際して物体側へ移動する。実施例4において、第2レンズ群L4は負の屈折力を有し、無限遠から近距離へのフォーカシングに際して像側へ移動する。
各断面図に実線で示した矢印は、無限遠から近距離へのフォーカシングに際しての第2レンズ群L2の移動方向を表している。
第1レンズ群L1は、少なくとも1枚の正レンズを備えて構成される。以下の説明では、第1レンズ群L1に含まれる正レンズのうち最も物体側に配置された正レンズを正レンズGpとする。
なお、正レンズG1の物体側に、実質的に屈折力を有さないカバーガラス(保護ガラス)を設けても良い。換言すると、光学系Lにおいて最も物体側に配置された実質的に屈折力を有さない光学部材は、本願明細書では正レンズG1とみなさない。「実質的に屈折力を有さない」とは、屈折力の絶対値が光学系全系の屈折力の5分の1以下であることを言う。
また、第3レンズ群L3は、少なくとも1枚の負レンズを備えて構成される。以下の説明では、第3レンズ群L3に含まれる負レンズのうち最も像側に配置された負レンズを負レンズGnとする。
開口絞りSPは開放Fナンバー(Fno)の光束径を決定(制限)する。各実施例の光学系Lをビデオカメラやデジタルスチルカメラに用いる場合、像面IPにはCCDやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が配置される。また、各実施例の光学系Lを銀塩フィルム用カメラに用いる場合、像面IPにはフィルムの感光面が配置される。
また、各実施例の光学系Lにおいて、一部のレンズに防振機能を与えても良い。すなわち、光学系Lの一部のレンズ(防振群)を、像振れ補正に際して光軸と垂直な方向の成分を含む方向に移動させることで結像位置を変化させられるようにしても良い。これにより像ぶれ補正を行うことができる。第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3のいずれか1つのレンズ群全体を防振群としても良いし、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3の一部に防振群を設けても良い。
なお、実施例1から3では、第3レンズ群L3を物体側から像側へ順に配置された負の屈折力の第1部分レンズ群L3A、正の屈折力の第2部分レンズ群L3Bで構成し、第1部分レンズ群L3Aを防振群としている。これによって防振群を小径化でき、光学系Lを小型に構成することができる。
また、実施例4の光学系のように、第3レンズ群L3を物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第1部分レンズ群L3A、負の屈折力の第2部分レンズ群L3B、正の屈折力の第3部分レンズ群L3Cで構成し、第2部分レンズ群L3Bを防振群としても良い。
各断面図に点線で示した矢印は、防振時における防振群の移動方向を表している。
図2、4、6、8に、実施例1から4の光学系Lの無限遠合焦時の収差図を示す。
収差図においてFnoはFナンバーである。ωは半画角(度)であり、近軸計算による画角から算出したものである。球面収差図において、dはd線(波長587.56nm)、gはg線(波長435.835nm)について示している。
非点収差図においてSはサジタル像面におけるd線、Mはメリディオナル像面におけるd線について示している。歪曲収差はd線について示している。倍率色収差図においてgはd線に対するg線の色収差量について示している。
次に、各実施例の光学系Lの特徴について説明する。
望遠タイプの光学系では、物体側から像側へ順に正の屈折力のレンズ群と負の屈折力のレンズ群を配置するいわゆるテレフォトタイプのパワー配置とすることで、光学系を小型に構成することができる。また、光学系を構成する各レンズ群の屈折力を強くすることで、光学系をより小型に構成することができる。
しかしながら、軸上光束および軸外光束の通過する高さが比較的高い第1レンズ群の屈折力を強くすると、第1レンズ群で発生する収差量が増大する。このため、第1レンズ群以降のレンズ群で収差を補正することが困難となる場合がある。
そこで、各実施例の光学系では、第3レンズ群L3に含まれる負レンズのうち最も像側に配置された負レンズGnの屈折力を適切に設定することでバックフォーカスを短くしつつ光学性能の劣化を抑制している。また、これによって第3レンズ群L3の負の屈折力が強められ、テレフォトタイプのパワー配置の傾向がより強くなるため光学系をより小型に構成することができる。具体的には、各実施例の光学系は以下の条件式(1)から(3)を全て満足している。
LD/f<1.000 (1)
0.010<Sk/fGp<0.170 (2)
0.050<fGn/f3<0.155 (3)
ここで、LDは光学系Lの全長である。光学系Lの全長とは、光学系Lの最も物体側のレンズ面から像面IPまでの光軸上の距離である。すなわち、光学系LDは光学系Lの最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の距離にバックフォーカスを加えた値である。また、fは光学系Lの焦点距離である。Skは光学系Lのバックフォーカスである。fGpは正レンズGpの焦点距離である。fGnは負レンズGnの焦点距離である。f3は第3レンズ群L3の焦点距離である。
条件式(1)は、光学系の全長LDが光学系全系の焦点距離fよりも短いことを示している。条件式(1)の上限値を超える場合、収差補正の観点では有利だが、光学系の全長が長くなってしまい、光学系を小型に構成することが困難となる。また、光学系の全長が長くなると、光学系を保持する鏡筒の大型化を招き、光学系と鏡筒を含めたレンズ装置が重量化してしまうため好ましくない。なお、LDをfに対して極端に短くすると、収差を十分に補正することが困難となる。ゆえに、後述する条件式(1a)、(1b)に示すように、LD/fの値の範囲に下限値を定めても良い。
条件式(2)は、正レンズGpの焦点距離fGpとバックフォーカスSkの関係を規定した式であり、光学系の小型化と高性能化を両立させるためのものである。
条件式(2)の上限値を超えた場合、正レンズGpの屈折力が弱くなりすぎ、正レンズGpの像側に配置されたレンズの径が大きくなってしまう。その結果、光学系を小型に構成することが困難となってしまう。また、条件式(2)の上限値を超えるほどにバックフォーカスが長くなると光学系の全長が増大してしまうため好ましくない。
条件式(2)の下限値を超えた場合、正レンズGpの屈折力が強くなりすぎ、正レンズGpで発生する色収差量が大きくなるため、光学系L全体で収差を良好に補正することが困難になってしまう。また、条件式(2)の下限値を超える場合、バックフォーカスが短くなりすぎる。この場合、光学系の最も像側に配置される最終レンズの径が大きくなりすぎ、撮像装置に光学系を装着するためのマウントの径が大型化してしまう。結果として、光学系や撮像装置を小型かつ軽量に構成することが困難となる。また、条件式(2)の下限値を超えるほどにバックフォーカスを小さくしつつ光学系の最終レンズの径を小さくしようとすると、撮像素子への光線入射角が大きくなる結果、特に画像の周辺で画質が低下しやすくなるため好ましくない。
条件式(3)は、第3レンズ群L3の焦点距離f3と負レンズGnの焦点距離fGnの関係を規定した式であり、光学系を小型に構成しつつ歪曲収差等の収差の発生を抑制するためのものである。
条件式(3)の上限値を超えた場合、収差補正上は有利であるが、光学系の全長の短縮が難しくなる。
条件式(3)の下限値を超えた場合、歪曲収差が正の方向に大きくなるため好ましくない。また、条件式(3)の下限値を超える場合、バックフォーカスが短くなりすぎ、マウント径の大型化や画像周辺での画質の低下を招き易くなるため好ましくない。
なお、上述した式(1)から(3)の数値範囲は、以下の式(1a)から(3a)の範囲とすることが好ましく、以下の式(1b)から(3b)の範囲とすることがより好ましい。
0.750<LD/f<0.990 (1a)
0.050<Sk/fGp<0.140 (2a)
0.060<fGn/f3<0.152 (3a)
0.780<LD/f<0.980 (1b)
0.075<Sk/fGp<0.130 (2b)
0.063<fGn/f3<0.148 (3b)
なお、各実施例の光学系Lにおいて、最も物体側に配置されたレンズは正レンズGpであることが好ましい。これによって、光学系に入射した光を十分に収斂させることができ、正レンズGpより像側に配置されたレンズの径を十分に小径化できる。すなわち、光学系Lをより小型に構成することができる。
また、第3レンズ群L3の最も物体側に、負レンズと正レンズを接合した接合レンズを配置することが好ましい。これによって、軸外のコマ収差の補正と球面収差の補正を両立させることができる。
また、第2レンズ群L2は正の屈折力を有することが好ましい。これによって、第2レンズ群L2によって光をさらに収斂させることができ、第3レンズ群L3の径をより小径化できる。したがって、光学系Lをより小型に構成することができる。
また、第3レンズ群に含まれる正レンズのうち最も像側に配置された正レンズを正レンズGp2としたとき、正レンズGp2は負レンズGnの像側に隣接して配置することが好ましい。すなわち、光学系Lにおいて最も像側に正レンズGp2を配置し、正レンズGp2の物体側に隣接して負レンズGnを配置することが好ましい。これによって、撮像面への入射角度を小さくすることが可能となる。したがって、撮像素子としてCCDやCMOSセンサを用いる場合に問題となる画像周辺部での光量の低下や画質の低下を抑制できる。
また、より高い光学性能を得るためには、負レンズGnの物体側に隣接してさらに負レンズを配置することが好ましい。
また、各実施例の光学系は以下の条件式のうち1つ以上を満足することが好ましい。
0.600<(R2+R1)/(R2-R1)<2.000 (4)
-5.000<f3/f2<-3.000 (5)
1.100<|fGp2/fGn|<2.500 (6)
1.100<νdGp2/νdGn<3.000 (7)
0.050<f/f1<0.700 (8)
0.010<f2/f1<0.075 (9)
0.300<dFI/LD<0.550 (10)
0.160<D12/LD<0.400 (11)
0.050<Sk/IH<2.200 (12)
ここで、R1は正レンズGpの物体側のレンズ面の曲率半径であり、R2は正レンズGpの像側のレンズ面の曲率半径である。f2は第2レンズ群L2の焦点距離である。fGp2は第3レンズ群L3に含まれる正レンズのうち最も像側に配置された正レンズGp2の焦点距離である。νdGp2は正レンズGp2のアッベ数、νdGnは負レンズGnのアッベ数である。ここで、アッベ数νdとは、フラウンホーファ線のd線、F線、C線における屈折率をNd、NF、NCとしたとき、以下の式(A)で定義される量である。
νd=(Nd-1)/(NF-NC) (A)
また、dFIは、開口絞りSPから像面IPまでの光軸上の距離である。D12は第1レンズ群L1における最も物体側に配置されたレンズ(各実施例の光学系Lにおいては正レンズGp)と該レンズの像側に隣接して配置されたレンズの光軸上の距離である。すなわち、D12は第1レンズ群L1における最も物体側に配置されたレンズの像側のレンズ面から、該レンズの像側に隣接して配置されたレンズの物体側のレンズ面までの光軸上の距離である。IHは最大像高である。最大像高IHは、出力画像の形成に用いられる撮像素子の使用範囲の対角長の半分の長さを指す。
条件式(4)は、正レンズGpのシェープファクタを規定したもので、球面収差を良好に補正するための条件である。
条件式(4)の上限値を超えると、正レンズのメニスカス形状が強くなり、歪曲収差がプラス側に強く発生し易くなるため好ましくない。また、条件式(4)の上限値を超えると、正レンズGpの製造が難しくなってしまう。条件式(4)の下限値を超えると、球面収差の過補正を招き易くなるため好ましくない。
条件式(5)は、第2レンズ群L2が正の屈折力を有する場合における第3レンズ群L3の焦点距離f3と第2レンズ群L2の焦点距離f2の関係を規定した式である。条件式(5)を満たすことによってフォーカシングによる球面収差等の収差変動の抑制と像面湾曲の補正を両立するためのものである。
条件式(5)の上限値を超えると、第3レンズ群L3の屈折力が強くなりすぎ、バックフォーカスを適切な長さとしつつ像面湾曲を良好に補正することが難しくなる。条件式(5)の下限値を超えると、第2レンズ群L2の屈折力が強くなりすぎ、フォーカシングによる球面収差および軸上色収差の変動を十分に低減させることが難しくなる。
条件式(6)は、第3レンズ群L3に含まれる正レンズのうち、最も像側に配置された正レンズGp2と、負レンズGnの屈折力の関係を規定した式で、歪曲収差および倍率色収差を良好に補正しつつ、光学系Lの全長を短縮するためのものである。
条件式(6)の上限値を超えた場合、光学系Lの全長の短縮には有利だが、歪曲収差や倍率色収差が補正不足となり易くなる。条件式(6)の下限値を超えた場合、像面湾曲や歪曲収差が増大してしまうため好ましくない。
条件式(7)は、第3レンズ群L3における正レンズGp2と負レンズGnのアッベ数の比を規定した式で、倍率色収差を良好に補正するためのものである。
条件式(7)の上限値を超えた場合、倍率色収差を良好に補正するために必要なレンズの屈折力を得るための曲率半径が大きくなり過ぎ、結果として、光学系Lの全長の短縮と倍率色収差の補正を両立させることが困難となる。
条件式(7)の下限値を超えた場合、倍率色収差を良好に補正するために必要なレンズの屈折力を得るための曲率半径が小さくなり過ぎ、像面湾曲や倍率色収差の高次成分が大きくなるため好ましくない。
条件式(8)は、光学系L全系の焦点距離fと第1レンズ群L1の焦点距離f1の比を規定した条件式である。
条件式(8)の上限値を超えて第1レンズL1の焦点距離f1が短くなると、第2レンズ群L2に入射する光束の収斂性が強くなり、フォーカシングによる球面収差や軸上色収差の変動が大きくなり易くなるため好ましくない。
条件式(8)の下限値を超えて第1レンズ群L1の焦点距離f1が長くなると、第1レンズ群L1の屈折力が弱くなり過ぎて、光学系Lの全長の増大や、第2レンズ群L2および第3レンズ群L3に含まれるレンズの大径化を招くため好ましくない。
条件式(9)は、第2レンズ群L2が正の屈折力を有する場合において、第2レンズ群L2と第1レンズ群L1の焦点距離の比を規定した式であり、フォーカシングによる球面収差の変動を適切に補正するためのものである。
条件式(9)の上限値を超えると、第1レンズ群L1の焦点距離f1が短くなりすぎる。この場合、第1レンズ群L1の屈折力が強くなりすぎ、第2レンズ群L2に入射する光束の収斂性が強くなってしまう。このとき、フォーカシングによる諸収差の変動を低減させようとすると第2レンズ群L2の屈折力を強くする必要があるが、この場合第2レンズ群L2における球面収差の敏感度が高くなってしまい、製造が困難となるため好ましくない。
条件式(9)の下限値を超えると、第1レンズ群L1の屈折力に対して第2レンズ群L2の屈折力が強くなりすぎる。この場合、光学系Lの全長の短縮には有利となるが、フォーカシングによる軸上色収差の変動が大きくなるため好ましくない。
条件式(10)は、開口絞りSPが第2レンズ群L2の物体側に配置されている場合の開口絞りSPの好ましい配置を規定するものである。
条件式(10)の上限値を超えると、第2レンズ群L2に入射する光線の入射高さが高くなり、フォーカシングによる球面収差の変動が大きくなる。また、偏芯によるコマ収差の変動が大きくなり、好ましくない。条件式(10)の下限値を下回ると、フォーカシングに際しての第2レンズ群L2の移動量が増加してくる。結果として光学系Lが大型化してしまう。
条件式(11)は、光学系Lにおいて最も物体側に配置された2つのレンズ間の間隔D12と光学系の全長LDの関係を規定する条件式である。条件式(11)の上限値を超える場合、光学系の軽量化には有利だが、光学系Lの最も物体側に配置されたレンズで発生した球面収差や色収差を、それ以降のレンズで十分に補正することが困難となるため、好ましくない。条件式(11)の下限値を下回る場合、光学系Lにおいて最も物体側に配置されたレンズよりも像側に配置されたレンズの径が大きくなり過ぎ、光学系を十分に軽量に構成することが困難となるため好ましくない。
条件式(12)は、光学系のバックフォーカスSkと最大像高IHの関係を規定した条件式である。条件式(12)の上限値を上回ると、全長が長くなりすぎて、光学系を保持するメカ部材(鏡筒等)の重量が大きくなってしまい、光学系の軽量化が困難になる。また、条件式(12)の下限値を下回ると、バックフォーカスが短くなりすぎる。この場合、光学系の最も像側に配置されるレンズの径が大きくなりすぎ、撮像装置に光学系を装着するためのマウントの径が大型化してしまう。結果として、光学系や撮像装置を小型かつ軽量に構成することが困難となる。また、条件式(12)の下限値を下回るほどにバックフォーカスを小さくしつつ光学系の最終レンズの径を小さくしようとすると、撮像素子への光線入射角が大きくなる結果、特に画像の周辺で画質が低下しやすくなるため好ましくない。
なお、条件式(4)から(12)の数値範囲は、以下の式(4a)から(12a)のように設定することがより好ましい。
0.700<(R2+R1)/(R2-R1)<1.600 (4a)
-4.500<f3/f2<-3.300 (5a)
1.200<|fGp2/fGn|<2.300 (6a)
1.200<νdGp2/νdGn<2.500 (7a)
0.050<f/f1<0.600 (8a)
0.020<f2/f1<0.070 (9a)
0.350<dFI/LD<0.540 (10a)
0.165<D12/LD<0.380 (11a)
1.000<Sk/IH<2.100 (12a)
さらに好ましくは、条件式(4)から(12)の数値範囲を以下の式(4b)から(12b)のように設定すると良い。
0.800<(R2+R1)/(R2-R1)<1.500 (4b)
-4.200<f3/f2<-3.500 (5b)
1.300<|fGp2/fGn|<2.000 (6b)
1.200<νdGp2/νdGn<2.100 (7b)
0.200<f/f1<0.300 (8b)
0.050<f2/f1<0.065 (9b)
0.380<dFI/LD<0.530 (10b)
0.170<D12/LD<0.360 (11b)
1.200<Sk/IH<2.000 (12b)
次に、実施例1から4のそれぞれに対応する数値実施例1から4を示す。各数値実施例において、面番号は物体側から数えた際の光学面の順序を示す。riは物体側から数えて第i番目(iは自然数)の光学面(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔である。ndi、νdi、θgFiは、それぞれ第i番目の光学部材の屈折率、アッベ数、部分分散比である。なお、部分分散比θgFは、フラウンホーファ線のg線、d線、F線、C線における屈折率をNg、Nd、NF、NCとしたとき、以下の式(B)で定義される量である。
θgF=(Ng-NF)/(NF-NC) (B)
第2レンズ群L2と開口絞りSPの間隔および第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔は無限遠に合焦しているときの間隔を記載している。
各数値実施例において、バックフォーカス(BF)は、光学系Lの最も像側の面から像面までの距離を、空気換算長により表したものである。
なお、各実施例において最も像面側に配置されたレンズと像面IPの間に保護ガラスやローパスフィルタを配置しても良い。本願明細書において、光学系の最も像側に配置された保護ガラスやローパスフィルタなどの屈折力が極めて弱い光学部材は、光学系を構成するレンズとしては扱わないものとする。なお、「屈折力が極めて弱い」とは、上述のように、焦点距離の絶対値が光学系全系の焦点距離の5倍以上であることを言う。
なお、光学系Lと像面IP(撮像素子)の間に屈折力の極めて弱い光学部材が配置されている場合、上述したパラメータSk、L、LDの値は、光学系と撮像素子の間に配置された屈折力の極めて弱い光学部材を空気換算した際の値を用いる。
[数値実施例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 165.519 16.15 1.61800 63.40 0.5395
2 1237.782 99.07
3 91.530 18.28 1.43700 95.10 0.5326
4 -205.819 2.00 1.61340 44.27 0.5633
5 62.066 1.93
6 57.229 11.51 1.43700 95.10 0.5326
7 150.871 26.68
8 69.632 4.20 1.79952 42.22 0.5672
9 36.781 11.90 1.43700 95.10 0.5326
10 122.301 38.11
11 -280.484 2.40 1.72916 54.68 0.5444
12 56.242 4.30 1.89286 20.36 0.6393
13 120.046 5.00
14(絞り) ∞ 28.83
15 58.292 2.40 1.72000 43.69 0.5699
16 38.857 8.11 1.53775 74.70 0.5392
17 -154.955 4.91
18 62.730 5.16 1.88300 40.76 0.5667
19 -232.969 1.80 1.59522 67.74 0.5442
20 32.442 5.37
21 -96.657 1.80 1.53775 74.70 0.5392
22 70.777 6.93
23 87.618 10.28 1.78472 25.68 0.6161
24 -29.266 2.20 1.89286 20.36 0.6393
25 -62.544 10.40
26 -48.695 2.20 1.89286 20.36 0.6393
27 111.184 6.65
28 58.701 8.79 1.58144 40.75 0.5774
29 -117.297 32.79
像面 ∞

各種データ
焦点距離 392.00
Fナンバー 2.88
画角 3.16
像高 21.64
レンズ全長 380.13
BF(Sk) 32.79

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 1500.00
2 15 90.82
3 18 -340.98
[数値実施例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 198.887 12.42 1.61800 63.40 0.5395
2 2935.195 69.51
3 132.429 16.99 1.43700 95.10 0.5326
4 -230.160 2.49 1.71300 53.87 0.5459
5 191.704 1.69
6 92.135 14.23 1.43700 95.10 0.5326
7 -1701.379 28.83
8 112.729 2.80 1.79952 42.22 0.5672
9 39.967 12.26 1.43700 95.10 0.5326
10 102.785 47.44
11 -103.357 2.40 1.67790 55.34 0.5472
12 90.910 3.80 1.89286 20.36 0.6393
13 282.493 6.20
14(絞り) ∞ 34.87
15 68.655 2.20 1.72000 41.98 0.5729
16 46.688 7.52 1.49700 81.54 0.5375
17 -132.372 7.48
18 60.893 6.41 1.88300 40.76 0.5667
19 -128.889 2.00 1.59522 67.74 0.5442
20 29.059 5.24
21 -64.743 2.00 1.71300 53.87 0.5459
22 544.729 7.64
23 126.785 8.62 1.59551 39.24 0.5803
24 -28.785 1.80 1.84666 23.88 0.6218
25 -49.890 30.04
26 -45.013 1.80 1.83220 40.10 0.5714
27 410.829 8.28
28 133.782 9.81 1.51742 52.43 0.5564
29 -50.319 38.46
像面 ∞

各種データ

焦点距離 490.00
Fナンバー 4.00
画角 2.53
像高 21.64
レンズ全長 395.23
BF(Sk) 38.46

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 1800.00
2 15 106.72
3 18 -379.37
[数値実施例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 173.681 16.88 1.61800 63.40 0.5395
2 923.660 93.24
3 119.951 18.07 1.43700 95.10 0.5326
4 -336.930 2.00 1.72000 43.69 0.5699
5 107.340 1.87
6 72.603 17.12 1.43700 95.10 0.5326
7 750.579 13.88
8 183.029 4.20 1.71300 53.87 0.5459
9 60.039 11.90 1.43700 95.10 0.5326
10 139.315 57.16
11 -55.827 3.20 1.77250 49.60 0.5520
12 -646.205 4.55 1.89286 20.36 0.6393
13 -117.279 7.47
14(絞り) ∞ 42.28
15 80.702 3.00 1.72000 43.69 0.5699
16 50.803 10.01 1.49700 81.54 0.5375
17 -161.109 8.71
18 57.865 6.80 1.88300 40.76 0.5667
19 -277.315 3.00 1.59522 67.74 0.5442
20 39.167 5.46
21 -130.158 2.50 1.83481 42.73 0.5648
22 106.719 35.33
23 208.590 7.64 1.60342 38.03 0.5835
24 -51.727 2.50 1.89286 20.36 0.6393
25 -80.577 40.07
26 -56.729 2.50 1.83481 42.73 0.5648
27 -389.119 9.98
28 122.996 7.29 1.51742 52.43 0.5564
29 -103.071 41.71
像面 ∞

各種データ

焦点距離 588.00
Fナンバー 4.00
画角 2.11
像高 21.64
レンズ全長 480.33
BF(Sk) 41.71

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 2250.00
2 15 132.58
3 18 -547.36
[数値実施例4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 228.503 15.36 1.43700 95.10 0.5326
2 -2577.136 162.01
3 131.311 15.04 1.43700 95.10 0.5326
4 -260.464 0.00
5 -260.464 1.60 1.83400 37.34 0.5790
6 226.189 0.25
7 92.135 10.96 1.43700 95.10 0.5326
8 385.486 45.08
9 75.184 4.17 1.84666 23.88 0.6218
10 116.037 0.15
11 89.110 2.00 1.80420 46.50 0.5572
12 40.121 11.55 1.43700 95.10 0.5326
13 188.425 7.90
14(絞り) ∞ 3.59
15 357.665 1.60 1.59349 67.00 0.5361
16 60.453 32.67
17 234.160 1.50 1.89286 20.36 0.6393
18 51.127 4.79 1.73800 32.26 0.5899
19 -323.381 1.00
20 77.098 4.01 1.80518 25.46 0.6156
21 -115.926 1.30 1.59349 67.00 0.5361
22 42.855 4.05
23 -103.664 1.30 1.81600 46.62 0.5568
24 84.006 3.91
25 73.632 2.85 1.85478 24.80 0.6122
26 -4292.626 44.64
27 81.078 6.30 1.66565 35.64 0.5824
28 -115.382 1.50 1.89286 20.36 0.6393
29 330.497 21.01
30 -342.026 2.20 1.92119 23.96 0.6203
31 183.841 5.54
32 100.062 4.98 1.61293 37.00 0.5862
33 1575.517 40.24
像面 ∞

各種データ

焦点距離 588.00
Fナンバー 4.12
画角 2.11
像高 21.64
レンズ全長 465.04
BF(Sk) 40.24

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 232.11
2 15 -122.83
3 17 -1999.95
以下の表1に、各実施例の光学系における種々の値をまとめて示す。
Figure 0007005315000001
[撮像装置]
次に、本発明の光学系を撮像光学系として用いたデジタルスチルカメラ(撮像装置)の実施例について、図9を用いて説明する。図9において、13はカメラ本体、11は実施例1乃至4で説明したいずれかの光学系によって構成された撮影光学系である。12はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系11によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。
このように本発明の光学系をデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型であって、高い光学性能を有する撮像装置を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態及び実施例について説明したが、本発明はこれらの実施形態及び実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の組合せ、変形及び変更が可能である。
L 光学系
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
Gp 正レンズGp
Gn 負レンズGn

Claims (20)

  1. 物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群から成り、フォーカシングに際して前記第2レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、
    前記第1レンズ群は正レンズを含み、前記第3レンズ群は負レンズを含み、
    前記光学系における最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLD、前記光学系の焦点距離をf、前記光学系のバックフォーカスをSk、前記第1レンズ群に含まれる正レンズのうち最も物体側に配置された正レンズGpの焦点距離をfGp、前記第3レンズ群に含まれる負レンズのうち最も像側に配置された負レンズGnの焦点距離をfGn、前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、
    LD/f<1.000
    0.010<Sk/fGp<0.170
    0.050<fGn/f3<0.155
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  2. 前記正レンズGpの物体側のレンズ面の曲率半径をR1、像側のレンズ面の曲率半径をR2としたとき、
    0.600<(R2+R1)/(R2-R1)<2.000
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 記第2レンズ群の焦点距離をf2としたとき、
    -5.000<f3/f2<-3.000
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
  4. 前記第3レンズ群は正レンズを含み、
    前記負レンズGnは、前記第3レンズ群に含まれる正レンズのうち最も像側に配置された正レンズGp2の物体側に隣接して配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光学系。
  5. 前記正レンズGp2の焦点距離をfGp2としたとき、
    1.100<|fGp2/fGn|<2.500
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項4に記載の光学系。
  6. 前記正レンズGp2のアッベ数をνdGp2、前記負レンズGnのアッベ数をνdGnとしたとき、
    1.100<νdGp2/νdGn<3.000
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項4または5に記載の光学系。
  7. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、
    0.050<f/f1<0.700
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光学系。
  8. 記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2としたとき、
    0.010<f2/f1<0.075
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光学系。
  9. 前記第2レンズ群の物体側に配置された絞りを有し、
    前記絞りから像面までの距離をdFIとしたとき、
    0.30<dFI/LD<0.55
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の光学系。
  10. 前記第1レンズ群の最も物体側に配置されたレンズの像側のレンズ面から、前記レンズ面の像側に隣接するレンズ面までの光軸上の距離をD12としたとき、
    0.160<D12/LD<0.400
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の光学系。
  11. 前記第3レンズ群は、前記第3レンズ群の最も物体側に、正レンズと負レンズが接合された接合レンズを有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の光学系。
  12. 前記正レンズGpは、前記第1レンズ群において最も物体側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の光学系。
  13. 前記第3レンズ群は、負の屈折力の第1部分レンズ群と、正の屈折力の第2部分レンズ群から成り、
    前記第1部分レンズ群は、防振に際して光軸と垂直な成分を含む方向に移動することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の光学系。
  14. 0.050<Sk/fGp<0.140
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の光学系。
  15. 0.060<fGn/f3<0.152
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の光学系。
  16. 物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第1レンズ群、第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群から成り、フォーカシングに際して前記第2レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、
    前記第1レンズ群は正レンズを含み、前記第3レンズ群は負レンズを含み、
    前記光学系における最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLD、前記光学系の焦点距離をf、前記光学系のバックフォーカスをSk、前記第1レンズ群に含まれる正レンズのうち最も物体側に配置された正レンズGpの焦点距離をfGp、前記第3レンズ群に含まれる負レンズのうち最も像側に配置された負レンズGnの焦点距離をfGn、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記正レンズGpの物体側のレンズ面の曲率半径をR1、像側のレンズ面の曲率半径をR2としたとき、
    LD/f<1.000
    0.010<Sk/fGp<0.170
    0.050<fGn/f3<0.155
    0.600<(R2+R1)/(R2-R1)<2.000
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  17. 物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第1レンズ群、第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群から成り、フォーカシングに際して前記第2レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、
    前記第1レンズ群は正レンズを含み、前記第3レンズ群は負レンズを含み、
    前記光学系における最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLD、前記光学系の焦点距離をf、前記光学系のバックフォーカスをSk、前記第1レンズ群に含まれる正レンズのうち最も物体側に配置された正レンズGpの焦点距離をfGp、前記第3レンズ群に含まれる負レンズのうち最も像側に配置された負レンズGnの焦点距離をfGn、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記正レンズGp2のアッベ数をνdGp2、前記負レンズGnのアッベ数をνdGnとしたとき、
    LD/f<1.000
    0.010<Sk/fGp<0.170
    0.050<fGn/f3<0.155
    1.100<νdGp2/νdGn<3.000
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  18. 物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第1レンズ群、第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群から成り、フォーカシングに際して前記第2レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、
    前記第1レンズ群は正レンズを含み、前記第3レンズ群は負レンズを含み、
    前記光学系における最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLD、前記光学系の焦点距離をf、前記光学系のバックフォーカスをSk、前記第1レンズ群に含まれる正レンズのうち最も物体側に配置された正レンズGpの焦点距離をfGp、前記第3レンズ群に含まれる負レンズのうち最も像側に配置された負レンズGnの焦点距離をfGn、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、
    LD/f<1.000
    0.010<Sk/fGp<0.170
    0.050<fGn/f3<0.155
    0.050<f/f1<0.700
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  19. 請求項1乃至18のいずれか一項に記載の光学系と、該光学系によって形成される像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
  20. 前記撮像装置における最大像高をIHとしたとき、
    0.050<Sk/IH<2.200
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項19に記載の撮像装置。
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