JP7003866B2 - 遊戯用撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊戯画像撮影装置、特にその撮影画像に関する。
プリクラ(登録商標)とよばれる遊戯画像撮影装置は、女子高生を中心として根強い人気を誇る。プレイヤは、自らを撮影し、編集用のディスプレイにて撮影静止画像に様々な装飾を行う。装飾後の静止画像はシール台紙に印刷される
一方で、近年の遊戯画像撮影装置は、特許文献1に記載されているように、シールとして提供するだけでなく、撮影静止画像をプレイヤが所有する携帯端末へ提供する。プレイヤは、自身のSNS(Social Networking Service)アカウントに撮影静止画像を掲載し、友人等に見てもらう。プレイヤは、遊戯画像撮影装置できれいに映った自分を見てもらうことで、自己顕示欲を満たすことができる。
特開2015-211275号公報
ところで、最近のSNSには、たくさんの静止画像が掲載されている。このような現状では、たとえ遊戯画像撮影装置で撮影した映りのよい静止画像であっても、人目を惹くことができない。
本発明は、上記課題認識に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、遊戯画像撮影装置にて静止画像以外の画像を提供することである。
本発明の遊戯用撮影装置は、撮影を制御する撮影制御部と、撮影制御部からの指示を受けて部分動画像を撮影する動画像撮影部と、撮影制御部からの指示を受けて静止画像を撮影する静止画像撮影部と、複数の部分動画像を結合することにより全体動画像を作成する動画像作成処理部とを備え、撮影制御部は、動画像撮影部による部分動画像の2回の撮影の間に、静止画像撮影部へ静止画像の撮影を指示し、動画像作成処理部は、2回の撮影に対応する部分動画像をつなぎ合わせて全体動画像を作成する。
本発明によれば、遊戯画像撮影装置にて撮影動画像を入手したプレイヤの自己顕示欲を満たしやすくなる。
本実施形態に係る画像撮影システムの全体構成を示す図である。 遊戯画像撮影装置の全体斜視図である。 遊戯画像撮影装置の使用開始から終了までの流れを示すフローチャートである。 撮影ブースの斜視図である。 遊戯画像撮影装置の機能ブロック図である。 1枚の静止画像の撮影と動画像の撮影のタイムチャートである。 モニタの画面図である。
本実施形態における遊戯画像撮影装置100は、静止画像の撮影とセットにして動画像も撮影する。動画像は、静止画像が撮影される前後に撮影される。これにより、遊戯画像撮影装置100で静止画像を撮影する前後のプレイヤの自然な動きを撮ることができる。動画像および静止画像の撮影のしかたについて詳細は後述する。
遊戯画像撮影装置100は、撮影機能と編集機能、印刷機能、通信機能を有する。遊戯画像撮影装置100の撮影機能によってプレイヤを撮影し、撮影した画像(以下、「撮影画像」という)を編集機能によって編集する。撮影画像は、上述のとおり、動画像(以下、「撮影動画像」という)および静止画像(以下、「撮影静止画像」という)である。撮影画像は、遊戯画像撮影装置100によって美白化、ロングまつげ化、画像のうちプレイヤ以外の部分(以下、「背景」という)の加工(以下、「背景加工」という)など、様々な画像修正がなされる。遊戯画像撮影装置100はまた、静止画像の前後で動画像も撮影する。静止画像にてポーズをとるまでの動き(以下、「モーション」という)を遊戯画像撮影装置100はプレイヤに示す。プレイヤがモーションを行うとそのモーションに対応する修正(以下、「モーション加工」という)がそのポーズをきめて撮影した撮影静止画像およびその前後で撮影していた撮影動画像に対して施される。美白化など撮影画像のうちプレイヤの顔部分や頭部分、肌部分への加工を「盛り加工」といい、この修正作業そのものを「事前修正」という。
事前修正がなされた撮影画像に対してさらに、遊戯画像撮影装置100の編集機能はプレイヤの指示に基づいてスタンプや落書きなどの様々な効果をつける(以下、この作業を「編集」という)。以下、事前修正後であって編集前の撮影画像を「修正画像」といい、修正画像のうち動画像を「修正動画像」、静止画像を「修正静止画像」という。また、編集後の画像を「編集画像」といい、編集画像のうち動画像を「編集動画像」、静止画像を「編集静止画像」という。編集静止画像は、遊戯画像撮影装置100の印刷機能によってシール台紙に印刷され、プレイヤに提供される。また、編集画像は、遊戯画像撮影装置100の通信機能によってサーバ820経由でプレイヤ端末830に送信される。
図1は、本実施形態に係る画像撮影システム800の全体構成を模式的に示す図である。
画像撮影システム800は、インターネット等のネットワーク810を介して接続する遊戯画像撮影装置100、サーバ820、およびプレイヤ端末830を含む。図1では、プレイヤ端末830をひとつ図示しているが、プレイヤ端末830は複数あってもよい。まず、図1を参照しながら、本実施形態に係る画像撮影システム800の概要を述べる。
プレイヤは、プレイヤIDによって識別される。プレイヤIDは、遊戯画像撮影装置100の初回使用時にプレイヤへ提供してもいいし、サーバ820への事前のプレイヤ登録によって提供してもよい。プレイヤが遊戯画像撮影装置100で撮影し、撮影した画像を編集すると、遊戯画像撮影装置100はプレイヤIDと編集画像とを対応づける。上述のとおり、編集画像のうち編集静止画像は遊戯画像撮影装置100の印刷機能によって印刷される。また、編集静止画像および編集動画像は、プレイヤIDと対応づけられて、サーバ820に格納される。プレイヤは、プレイヤ端末830からプレイヤIDをつかってサーバ820へアクセスすることで、編集動画像や編集静止画像を取得する。
図2は、遊戯画像撮影装置100の全体斜視図である。
遊戯画像撮影装置100は、受付装置200、撮影ブース300、編集ブース400、印刷装置500からなる。受付装置200は、プレイヤIDの認証、遊戯画像撮影装置100の使用の予約、プレイ料金の支払い等を受け付ける。撮影ブース300は、遊戯画像撮影装置100がプレイヤを撮影するための領域である。編集ブース400は、撮影画像を編集するための領域である。印刷装置500は編集静止画像をシール台紙に印刷する装置である。
図3は、遊戯画像撮影装置100の使用開始から終了までの流れを示すフローチャートである。
プレイヤが受付装置200にプレイヤIDを入力しコインを投入する。遊戯画像撮影装置100は1プレイの終了まで、入力されたプレイヤIDと各種画像との対応づけを行う。遊戯画像撮影装置100は受付装置200のモニタに撮影人数、盛り加工、静止画像撮影時にとるポーズ、背景加工の選択肢を表示し、プレイヤに選ばせる。ポーズはプレイヤが撮りたいものを4つ選択させる。以下、受付装置200でプレイヤが選択した撮影人数、盛り加工、ポーズ、背景加工などをまとめて「プレイヤ選択撮影コース」という。遊戯画像撮影装置100は選択されたプレイヤ選択撮影コースから事前修正や編集などに必要な加工データを特定する。プレイヤ選択撮影コースの選択が終了すると、遊戯画像撮影装置100は受付装置200のモニタに撮影手順や撮影内容の説明の画像を映す(S1)。
先に撮影を行っていた他のプレイヤが撮影ブース300から退場したのち、遊戯画像撮影装置100は受付装置200のモニタにプレイヤを撮影ブース300へ誘導する旨の画像を表示する。撮影ブース300内で遊戯画像撮影装置100は、プレイヤを撮影する。遊戯画像撮影装置100は静止画像を4回撮影する。この4回の撮影時には、プレイヤが選択した4つのポーズをとるよう遊戯画像撮影装置100からプレイヤへ指示がある。プレイヤへの指示を行う際には、後述するサンプル画像が撮影装置310内のモニタに表示される。また、遊戯画像撮影装置100はプレイヤが静止画像を撮影している様子を静止画像撮影時の前後で動画像として撮影する。4回の静止画像の撮影が終了すると、遊戯画像撮影装置100はプレイヤに編集ブース400へ移動する旨の画面を後述するモニタ330に表示する(S2)。
編集ブース400では、プレイヤの編集指示に従い、修正画像の編集を行って編集画像を作成する(S3)。編集画像が作成できたら、印刷装置500にて編集静止画像をシール台紙に印刷し、プレイヤに印刷したシール台紙を提供する(S4)。遊戯画像撮影装置100は、編集静止画像および編集動画像を受付装置200にて入力されたプレイヤIDと対応づけて、サーバ820へ格納し(S5)、プレイを終了させる。
以下、撮影処理(S2)に係る装置および制御を中心に説明する。
図4は、撮影ブース300の斜視図である。
撮影ブース300内には、撮影装置310が備えられている。撮影装置310は、遊戯画像撮影装置100において撮影機能を発揮する装置である。撮影装置310は、カメラ320、モニタ330、ライト340を備える。カメラ320は、プレイヤを撮影する。1台のカメラ320が撮影する画像は、撮影動画像と撮影静止画像の両方である。モニタ330はプレイヤに撮影ポーズを指南する見本画像(以下、「サンプル画像」という)や撮影画像を表示する。また、カメラ320でプレイヤをリアルタイムに撮影し、事前修正を行った後の画像(以下、「リアルタイム修正画像」という)も表示する。モニタ330には第1モニタ332と第2モニタ334があり、第1モニタ332と第2モニタ334は併設されている。第1モニタ332はサンプル画像を表示し、第2モニタ334はリアルタイム修正画像を表示する。カメラ320によって撮影された撮影画像は、第1モニタ332に表示される。ライト340は3つそなえられており、プレイヤを3方向から照らす。ライト340から照らす光は既知の定常光であり、例えばLED照明などである。
本実施形態の遊戯画像撮影装置100は、静止画像と動画像の両方を撮影する。また、サンプル画像には、サンプル静止画像とサンプル動画像がある。サンプル静止画像は、撮影の手本となる人間(以下、「モデル」という)が撮影ポーズをきめている静止画像である。サンプル動画像は、撮影ポーズをきめるまでの動きをモデルが示している動画像である。サンプル静止画像とサンプル動画像は両方とも第1モニタ332に表示されているから、プレイヤは、サンプル静止画像とサンプル動画像を見比べながら、どんな動きをするとどんなポーズになるか確認できる。第1モニタ332と第2モニタ334は併設されているから、プレイヤはサンプル画像とリアルタイム修正画像を見比べながらどんな動画像や静止画像が撮影できるのか、逐次確認しつつモデルの動作の真似ができる。また、モデルの動作の真似をすることで自然とモデルと同じような撮影ポーズを決めることができる。なお、サンプル静止画像とサンプル動画像は同じ第1モニタ332に表示されているが、プレイヤが見比べ可能な位置であれば如何様でもよく、たとえば第1モニタ332と第2モニタ334に別々に表示されてもよい。また、図4においては、第1モニタ332と第2モニタ334は横並びに接して設けられているが、プレイヤがサンプル画像とリアルタイム修正画像とを見比べ可能な位置であれば、並び方やそれぞれの位置は如何様でもよい。サンプル画像やリアルタイム修正画像の詳細は後述する。
図5は、遊戯画像撮影装置100の機能ブロック図である。
遊戯画像撮影装置100の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コプロセッサなどの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
遊戯画像撮影装置100は、受付管理部210、データ格納部360、印刷処理部510、データ処理部600、通信部700を含む。受付管理部210は受付装置200を介してプレイヤからの受付指示を受信し管理する。データ格納部360は、各種データを格納する。印刷処理部510は編集静止画像を印刷装置500に印刷させる処理を行う。データ処理部600は、撮影処理および編集処理を行う。通信部700は編集画像を、ネットワーク810を介してサーバ820に格納する等の通信処理を行う。
データ処理部600は、制御部350、編集処理部410を含む。制御部350は、カメラ320に画像の撮影をさせる、モニタ330に修正画像を表示させる、撮影時間の管理をする等撮影に関する各種制御を実行する。編集処理部410は、撮影画像を編集する処理を行う。また、遊戯画像撮影装置100に備えられるカメラ320は動画像撮影部322、静止画像撮影部324、フラッシュ326を、モニタ330は撮影画像表示部336、サンプル画像表示部338をそれぞれ含む。
制御部350は、撮影制御部351、動画像作成処理部353、静止画像加工処理部355、動画像加工処理部357、表示制御部359を含む。撮影制御部351は、動画像撮影部322に動画像の撮影を指示し、静止画像撮影部324に静止画像の撮影を指示する。撮影制御部351はまた、静止画像の撮影のタイミングなど、画像撮影時の時間管理も行う。撮影指示を受けた動画像撮影部322は、動画像を撮影し、その撮影動画像を撮影制御部351へ送信する。また、指示を受けた静止画像撮影部324は、フラッシュ326へ発光指示を送る。静止画像撮影部324は、発光の指示を受けたフラッシュ326からプレイヤへ光を当てている間に静止画像を撮影し、その撮影静止画像を撮影制御部351に送信する。動画像作成処理部353は後述する全体動画像を作成する。静止画像加工処理部355は、撮影制御部351からの指示を受けて撮影静止画像に事前修正を行う処理をする。動画像加工処理部357は、撮影制御部351からの指示を受けて撮影動画像に事前修正を行う処理をする。静止画像加工処理部355および動画像加工処理部357は、事前修正後の修正静止画像および修正動画像を表示制御部359に送信する。表示制御部359は受け取った修正静止画像および修正動画像を撮影画像表示部336へ表示する指示を送る。撮影画像表示部336は、表示制御部359からの指示を受けて修正静止画像や修正動画像をモニタ330に表示する。
動画像撮影部322と静止画像撮影部324は、1台の同じカメラ320に備わる機能である。カメラ320は、静止画像と動画像を同じレンズを通して撮影する。本実施形態の遊戯画像撮影装置100は、静止画像を撮影する前後のプレイヤの自然な動きを動画像として撮影するものである。同じレンズを通して静止画像と動画像を撮影する本実施形態であれば、プレイヤが意識せずともカメラに視線が合った静止画像と動画像を撮影することができる。
データ格納部360は、サンプル画像格納部362、加工データ格納部364、撮影画像格納部366を含む。サンプル画像格納部362には、サンプル画像が格納されている。表示制御部359はサンプル画像格納部362からサンプル画像を特定し、サンプル画像表示部338に特定したサンプル画像を表示する指示を送る。サンプル画像表示部338は、表示制御部359からの指示に従ってサンプル画像をモニタ330に表示する。加工データ格納部364には、動画像および静止画像の事前修正に必要な盛り加工やモーション加工などに使用するための加工データが格納されている。たとえば、盛り加工をするためのデータ(以下、「盛り加工データ」という)や、背景加工をするためのデータ(以下、「背景加工データ」という)が格納される。また、プレイヤ2人が顔を近づけたときに動画像にハートマークが発現するなどプレイヤの動きに合わせたモーション加工をするためのデータ(以下、「モーション加工データ」という)も格納される。撮影画像格納部366には、編集処理部410によって編集された後の編集動画像や編集静止画像が格納されている。
遊戯画像撮影装置100は、図3の受付処理(S1)時にどんなプレイヤ選択撮影コースで撮影するかを特定している。受付管理部210からプレイヤ選択撮影コースの情報を受け取った静止画像加工処理部355、動画像加工処理部357は、加工データ格納部364からプレイヤ選択撮影コースに対応する加工データを特定する。同様に、プレイヤ選択撮影コースの情報を受け取った表示制御部359は、サンプル画像格納部362からプレイヤ選択撮影コースに対応するサンプル画像を特定する。
たとえば、プレイヤが撮影人数は2人、背景加工は真っ白、盛り加工は美白化を選択したとする。また、プレイヤ選択撮影コースで選ばれた4つのポーズは、プレイヤが片手ずつ使用して1つのハートマークを形作るポーズ(以下、「ポーズA」という)、プレイヤが片腕を前に出してピースサインをするポーズ(以下、「ポーズB」という)、プレイヤが斜め前後に並びそれぞれ自分の両頬に両手を当てているポーズ(以下、「ポーズC」という)、プレイヤが背中をそらしてジャンプするポーズ(以下、「ポーズD」)であるとする。上述のとおり、ポーズA~Dにはそれぞれ、そのポーズをとるための動きであるモーションA~Dが対応しており、それぞれのポーズに至る(及びそのポーズ以降の)連続した動きを示している。表示制御部359は、例えばポーズAの撮影に必要な画像をサンプル画像格納部362から特定する。表示制御部359は、サンプル画像格納部362から2人のモデルが真っ白な背景の前でモーションAを行い、モデルの周りにハートマークが発現しているサンプル動画像(以下、「サンプル動画像A」という)を特定する。同様に、表示制御部359は、ポーズAをきめているサンプル画像(以下「サンプル静止画像A」という)を特定する。静止画像加工処理部355と動画像加工処理部357は、背景を真っ白にする加工に対応する加工データ(以下、「真っ白背景加工データ」という)、美白化する加工に対応する加工データ(以下、「美白加工データ」という)、モーション加工Aに対応する加工データ(以下、「モーション加工Aデータ」という)を加工データ格納部364から特定する。表示制御部359、静止画像加工処理部355、動画像加工処理部357は他のポーズB~Dに関しても同様に特定する。ポーズA、B、C、Dの順にプレイヤが選択した4つのポーズが順次サンプル画像として表示され、4つのポーズに対応して4つの撮影画像が取得される。
この状態で、撮影がスタートする。以下、ポーズAの場合を例として、撮影開始から1枚の静止画像を撮影するまでの流れを説明する。
図6は、1枚の静止画像の撮影と、その前後で行われる動画像の撮影のタイムチャートである。タイムチャートの横軸に書かれる数字は、撮影開始時を0としてどのくらいの時間が経過したかを秒単位で示す。
撮影装置310の撮影開始ボタンを押下すると、撮影が開始される。撮影が開始されると、表示制御部359はサンプル画像表示部338へ、ポーズAをきめた静止画像を撮影する旨のポーズ説明画像とサンプル静止画像Aをモニタ330へ表示する指示を出す。ポーズ説明画像とは、「2人でハートを作ってみよう」のようなテキスト情報により指示する画像である。指示を受けたサンプル画像表示部338は、モニタ330にポーズ説明画像とサンプル静止画像Aを表示する。同様に、表示制御部359はサンプル画像表示部338へ、ポーズAをとるまでにするプレイヤの動きに対しどんなモーション加工がなされるかを説明するモーション説明画像とサンプル動画像Aをモニタ330へ表示する指示を出す。サンプル画像表示部338は指示を受け、モニタ330にモーション説明画像とサンプル動画像Aを表示する。プレイヤはサンプル画像を見ながらポーズAをとることができる。
撮影開始から5秒後には、静止画像撮影のカウントダウンが始まる。このカウントダウンは、プレイヤに静止画像の撮影のタイミングを知らせるためのものである。カウントは3秒前から始まり、カウントが0になるタイミング、すなわち撮影開始から8秒後に静止画像が撮影される。しかし、静止画像の撮影より1.5秒前である撮影開始時から6.5秒後に、後述する動画像の録画が開始される。静止画像の撮影よりも前に、静止画像撮影カウントダウン中に動画像の録画を開始することで、プレイヤが静止画像のポーズをとるまでの動きや様子をさりげなく撮影できる。
動画像の録画は、撮影開始から8秒後に一旦終了し、静止画像が撮影される。動画像の録画は、撮影開始から8.5秒後に再開され、9.5秒後まで継続する。
静止画像撮影時に動画像の録画を止めるのは、撮影を続けたままであるとフラッシュ326により強い光が発光された状態を撮影してしまい、真っ白な動画像となってしまうからである。静止画像の撮影の瞬間から0.5秒後に、撮影制御部351は動画像の録画を再開する。これは、静止画像の撮影の瞬間、すなわちフラッシュ326の発光時から撮影ブース300内の光量が動画像撮影に支障が出ない程度にまで減衰するのがおおよそ0.5秒であるからである。
動画像の撮影が終了すると、各撮影画像の事前修正に移行する。修正画像が作成されると、順次モニタ330に表示される。修正静止画像が完成する撮影開始時から11秒後には、モニタ330に修正静止画像が表示される。修正動画像が完成する撮影開始時から14.5秒後には、修正動画像の表示もなされる。撮影開始から18.5秒後には修正画像の表示が終わり、次の静止画像の撮影へ移行する。
なお、モニタ330には、撮影開始時から全ての静止画像の撮影が終了するまで、リアルタイム修正画像が表示される(詳細は後述)。
図7は、モニタ330の画面図である。
モニタ330は、上述のとおり、第1モニタ332と第2モニタ334とに分かれている。第1モニタ332は、サンプル動画像表示領域920、サンプル静止画像表示領域940、撮影予定静止画像表示領域980を含む。サンプル動画像表示領域920には、サンプル動画像が表示される。サンプル静止画像表示領域940には、サンプル静止画像が表示される。撮影予定静止画像表示領域980には、1回のプレイの間に撮影される予定のポーズのサンプル静止画像が表示される。撮影が終了したポーズのサンプル静止画像は、表示制御部359から指示を受けた撮影画像表示部336およびサンプル画像表示部338により、撮影画像に事前修正を施した画像である修正画像に置き換わっていく。図7のサンプル動画像表示領域920とサンプル静止画像表示領域940には、2人のモデルMa,モデルMbが映っている。
第2モニタ334は、リアルタイム修正画像表示領域960を含む。リアルタイム修正画像表示領域960には、リアルタイム修正画像が表示される。図7のリアルタイム修正画像表示領域960には、二人のプレイヤPa、Pbが映っている。
図7においては、サンプル動画像表示領域920にサンプル動画像A、サンプル静止画像表示領域940にサンプル静止画像A、撮影予定静止画像表示領域980a~980dにはそれぞれポーズA~Dに対応するサンプル静止画像A~Dが表示されている。プレイヤは、サンプル動画像表示領域920に表示されるサンプル動画像とリアルタイム修正画像表示領域960に表示されるリアルタイム修正画像を比較しながら、モデルの動きを真似し、モーション加工Aを確認することができる。また、次に撮影するポーズを撮影前に再度確認できる。
撮影が開始されると、表示制御部359からの指示を受け、サンプル画像表示部338はサンプル動画像表示領域920にサンプル動画像A、サンプル静止画像表示領域940にサンプル静止画像Aを表示する。例えば、サンプル動画像Aは、プレイヤが片手ずつ使用してひとつのハートマークを形つくるポーズに至る一連の連続した動きの動画像である。この動画像をサンプル動画像表示領域920に繰り返し表示すると共に、サンプル静止画像Aをサンプル静止画像表示領域940に同時に表示する。これにより、プレイヤに対して、単にポーズAを静止画として表示するだけでなく、そのポーズAに至る一連の動作をも表示しながら、静止画像および動画像を撮影できる。これにより、静止画を撮影するとともに、自然な形で動画像も撮影することができる。同様に、サンプル画像表示部338は、撮影予定静止画像表示領域980に、撮影予定のポーズA~DをモデルMa、モデルMbがとっている、サンプル静止画像A~Dを表示する。
撮影画像表示部336は、表示制御部359からの指示を受け、リアルタイム修正画像表示領域960にリアルタイム修正画像を表示する。プレイヤPa、Pbは、サンプル動画像Aやサンプル静止画像Aとリアルタイム修正画像を見比べながら、モーションAを真似し、ポーズAをとる。静止画像が撮影されると、サンプル画像表示部338はサンプル動画像表示領域920に表示しているサンプル動画像A、サンプル静止画像表示領域940と撮影予定静止画像表示領域980aに表示しているサンプル静止画像Aの表示を中止する。撮影静止画像の事前修正が終わると、撮影画像表示部336はサンプル静止画像表示領域940に修正後の修正静止画像(以下、「修正静止画像A」という)を表示する。修正静止画像Aの表示が終了すると、サンプル画像表示部338は、サンプル静止画像表示領域940にサンプル静止画像B、サンプル動画像表示領域920にサンプル静止画像Bに対応するサンプル動画像Bをそれぞれ表示する。また、撮影画像表示部336は、撮影予定静止画像表示領域980aに修正静止画像Aを表示する。
リアルタイム修正画像は以下のように作成される。撮影制御部351が動画像撮影部322へ撮影指示を出し、動画像撮影部322はプレイヤの動画像を撮影する。撮影動画像は動画像撮影部322から撮影制御部351に送信される。撮影制御部351は受け取った撮影動画像を動画像加工処理部357へ送信する。撮影動画像を受け取った動画像加工処理部357は、加工データ格納部364からあらかじめ特定していた真っ白背景加工データおよび美白加工データに基づき、撮影動画像を事前修正する。また、プレイヤがモデルの動きを真似してモーションAを行っている場合には、モーション加工Aデータにも基づいて、プレイヤの周りにハートマークが発現するように撮影動画像を事前修正する。この事前修正後の撮影動画像がリアルタイム修正画像となる。動画像加工処理部357は作成されたリアルタイム修正画像を表示制御部359へ送信する。表示制御部359は受け取ったリアルタイム修正画像を第2モニタ334へ表示するよう撮影画像表示部336に指示する。こうして第2モニタ334には、カメラ320で撮影されるプレイヤの撮影動画像に事前修正がなされた動画像が映し出される。
動画像撮影部322は、撮影が開始し撮影制御部351から撮影指示を受けてから、全ての静止画像の撮影を終えて撮影制御部351から撮影を停止する指示を受けるまで、常にプレイヤの動画像を撮影して撮影動画像を撮影制御部351へ送信し続ける。また、リアルタイム修正画像は、動画像撮影部322が撮影し続ける間、第2モニタ334に表示され続ける。
静止画像撮影の瞬間になると、撮影制御部351は静止画像撮影部324に静止画像を撮影する指示を送るとともにフラッシュ326に発光する指示を送る。指示を受けた静止画像撮影部324はフラッシュ326がプレイヤへ光を当てている間に静止画像を撮影する。また、撮影制御部351は、静止画像撮影の瞬間から0.5秒間、動画像の録画を停止する。
静止画像が撮影されると、静止画像撮影部324は撮影静止画像を撮影制御部351へ送信する。撮影制御部351は受け取った撮影静止画像を静止画像加工処理部355へ送信する。静止画像加工処理部355はあらかじめ加工データ格納部364から特定していた真っ白背景加工データ、美白加工データ、モーション加工Aデータに基づいて、受け取った撮影静止画像を事前修正する。静止画像加工処理部355は作成した修正静止画像を表示制御部359に送信する。表示制御部359は撮影画像表示部336へ受け取った修正静止画像を表示させる。撮影画像表示部336は第1モニタ332の画面下部に修正静止画像を表示する。こうしてプレイヤは、カメラ320で静止画像を撮影し、修正静止画像を第1モニタ332で確認できる。
撮影装置310は、静止画像とともに動画像もプレイヤへ提供する。動画像は、プレイヤの静止画像前後の自然な表情を残すためのものである。静止画像の撮影が始まる1.5秒前に、撮影制御部351は動画像の録画を開始する。動画像の録画は、静止画像の撮影の瞬間に一時的に停止し、静止画像撮影から0.5秒後に再開する。再開から1秒後に撮影制御部351は動画像の録画を停止する。以下、録画開始から静止画像の撮影の瞬間までの1.5秒の動画像を「前半部分動画像」といい、録画が再開された静止画像撮影の0.5秒後から録画停止までの1秒の動画像を「後半部分動画像」という。
本実施形態においては、静止画像を撮影するときのプレイヤの自然な様子を動画像としても撮影する。高品質な静止画像を撮影するためには、フラッシュ326を発光させることが望ましい。しかし、動画像に静止画像撮影時のフラッシュ326の発光が映りこむのは好ましくない。そこで、本実施形態においては、前半部分動画像、静止画像、後半部分動画像の3段階にわけて動画像と静止画像を撮影し、前半部分動画像と後半部分動画像を後述の画像処理後につなぎ合わせることにより、フラッシュ326の映りこみのない動画像を生成している。
撮影制御部351によって録画された前半部分動画像と後半部分動画像は、動画像加工処理部357へ送られる。動画像加工処理部357は、リアルタイム修正画像の作成時と同様に、加工データ格納部364からあらかじめ特定していた真っ白背景加工データ、美白加工データ、モーション加工Aデータに基づき、前半部分動画像と後半部分動画像を事前修正する。事前修正後の部分動画像をそれぞれ「修正前半部分動画像」、「修正後半部分動画像」という。動画像加工処理部357は、修正前半部分動画像と修正後半部分動画像を動画像作成処理部353へ送る。動画像作成処理部353は修正前半部分動画像と修正後半部分動画像をつなぎ合わせて修正動画像とする。動画像作成処理部353は修正動画像を表示制御部359に送り、表示制御部359は撮影画像表示部336へ修正動画像のモニタ330への表示を指示する。サンプル動画像表示領域920は、静止画像撮影後にサンプル動画像Aの表示を中止している。サンプル動画像Aの表示の中止後に修正動画像は完成するから、撮影画像表示部336はサンプル動画像表示領域920へ完成した修正動画像を表示する。これにより、プレイヤは撮影された修正動画像を確認することができる。
以上が、1枚の静止画像を撮影するプロセスである。1枚の静止画像を撮影すると同時に、1つの修正動画像も作成される。プレイヤは、静止画像を撮影しながら、同時に動画像をも撮影することができる。このプロセスを繰り返して、プレイヤは4枚の静止画像とそれぞれの静止画像前後の部分動画像を撮影していく。
動画像作成処理部353には修正前半部分動画像と修正後半部分動画像が蓄積される。プレイヤが撮影を終えると、動画像作成処理部353は蓄積された修正前半部分動画像や修正後半部分動画像をつなぎ合わせて修正動画像(以下、「修正全体動画像」ということがある)を作成する。
撮影ブース300での撮影が終わると、プレイヤは編集ブース400へ移動する。制御部350は修正画像を編集処理部410へ送信する。プレイヤの入力に基づいて編集処理部410は修正画像の編集を行い、編集画像を作成する。作成された編集画像のうち、編集静止画像は印刷処理部510へ送信され、シール台紙に印刷されてプレイヤに提供される。また、編集処理部410にて作成された編集画像は制御部350に送信され、制御部350によってプレイヤIDと対応づけられる。プレイヤIDと対応付けられた編集画像は、通信部700を介してサーバ820に格納される。プレイヤは、サーバ820にアクセスして、撮影および編集した編集静止画像や編集動画像をプレイヤ端末830にて取得できる。
以上、実施形態に基づいて遊戯画像撮影装置100を説明した。
本実施形態における撮影装置310は、静止画像の撮影と同時に静止画像の撮影の前後での動きも動画像として録画できる。静止画像の撮影と動画像の録画は、分けて行う。これにより、プレイヤは、動画の一部を取り出して静止画像とするよりも高画質な見栄えのよい静止画像を取得しつつ、動画像をも取得できる。
動画像と静止画像を同時に取得する方法として、動画像を撮影し、その中から一部を抜き出して静止画像とする方法も考えられる。しかし、この場合には、フラッシュを使用していない静止画像が抽出されるため、静止画像の品質が落ちてしまう。抽出作業を行う必要もあり、プレイヤの利便性を損なう。本実施形態の撮影装置310では、フラッシュ326を使用した高品質な静止画像を取得しつつ動画像も取得できるため、静止画像の品質を落とすことなく、プレイヤの利便性を損なうこともない。
また、動画像と静止画像を全く別のタイミングで撮影するという方法も考えられる。しかし、この場合には、静止画像撮影時のプレイヤの自然な様子を動画像として残すという本実施形態の310が行うようなことができない。また、静止画像撮影用と動画像撮影用の2回の撮影を行う煩雑さを呈する上、殊に遊戯画像撮影装置において重要な客回転率を悪くしかねない。本実施形態の310では、客回転率を低下させることなしに、プレイヤの自然な表情を動画像として残すことができる。
本実施形態の遊戯画像撮影装置100によって、プレイヤは動画像を取得できる。静止画像の掲載が多いSNSに、取得した動画像を掲載することで、他人の注目を集めやすくなる。また、プレイヤ以外のSNSユーザは、静止画像であふれているSNSの中で、動画像という新たな画像を見ることができ、楽しむことができる。
本実施形態において、動画像の撮影は静止画像の前後に行われる。プレイヤは、あくまで静止画像を撮影するための動きをしており、動画像はその動きを残すものであって、本実施形態における遊戯画像撮影装置100はプレイヤに何か特別な動きを強制させるものではない。プレイヤは複雑なことをする必要なく、静止画像を撮るつもりで、結果的に動画像も手に入れられる。
本実施形態の遊戯画像撮影装置100によって、プレイヤは静止画像でのポーズのみの表現だけでなく、動画像による動きの表現も可能となる。
本実施形態においては、第1モニタ332にサンプル静止画像とサンプル動画像を表示させてサンプル画像をプレイヤが見比べ可能とした。これにより、プレイヤはどんな動きをするとどんなポーズになるか確認できる。
本実施形態においては、撮影装置310にサンプル動画像を映す画面とリアルタイム修正画像を映す画面を見比べ可能な位置に設けた。これにより、プレイヤはサンプル動画像と自分の動きが映るリアルタイム修正画像とを見比べながら、どんな動きをしてポーズを決めればよいか、また、どんな静止画像や動画像が撮影できるのか確認できる。
本実施形態においては、静止画像を撮影する前から動画像を録画する。プレイヤはサンプル動画像を参考にしつつポーズをとり静止画像を撮影するが、静止画像を撮影する前後の動きを動画像として録画することで、プレイヤに遊戯画像撮影装置100での静止画像撮影時の雰囲気を記録して提供できる。
本実施形態においては、カウントダウンをしてプレイヤに静止画像の撮影のタイミングを知らせる。動画像の録画はカウントダウン中の、静止画像撮影より前の時点から始まり、静止画像撮影後もしばらく録画する。これにより、プレイヤが静止画像の撮影に集中している様子や撮影が終わった後の少し緊張が解けた瞬間を撮影した、味わいのある動画像となる。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
以下、他の実施形態について説明する。
本実施形態では、動画像の録画を静止画像の撮影の前後で、静止画像1枚撮影につき合計2.5秒としたが、撮影開始時から全ての静止画像の撮影を終えるまで録画し続けてもよい。この場合には、静止画像撮影時点から0.5秒後までの間、すなわち、フラッシュ326の発光時から動画像として支障のないレベルに撮影ブース300内の光量が減衰するまでの間の部分にあたる動画像を削除する加工を行う。
本実施形態では、静止画像の前後で動画像の録画を行ったが、静止画像の前または後ろのみの録画としてもよい。静止画像の前に動画像の録画を行えば、プレイヤがポーズをとるまでの動きとそれに伴うモーション加工を残すことができる。静止画像の後に動画像の録画を行えば、例えば、静止画像が撮影できた後のプレイヤの満足げな表情を残すことができる。
動画像の録画は2回でなくてもよく、3回以上でもよい。また、前半部分動画像と後半部分動画像の両方を兼ねた動画像があってもよい。例えば、2回の静止画像の撮影A、Bに対して、1回目の撮影Aの前に録画される動画像A、撮影Aと2回目の静止画像の撮影Bの間に録画される動画像B、撮影Bの後に録画される動画像Cとしてもよい。
本実施形態では、モーション加工を静止画像にも施したが、動画像にのみモーション加工を行う態様としてもよい。
本実施形態の撮影装置310では、2つのモニタをプレイヤが見比べ可能な位置として横並びに接するように設けたが、縦並びでもよい。また、離れて設けられていてもよい。撮影ブース300内でプレイヤが体を反転させずとも両方を確認できる位置であればよく、少なくとも撮影ブース300内の同一壁面に2つのモニタが設定されていればよい。
フラッシュの使用の有無に限らず、動画像と静止画像では最適な撮影設定が異なる。例えば、静止画像の撮影時には、フラッシュの閃光で撮影するのでISO感度を低くし、プレイヤが動いてもぶれずに撮影できるようにシャッタースピードを速め、ホワイトバランスはフラッシュから放たれる光の色に合わせた設定とする。一方、動画像の撮影時には、定常光の明るさに応じてISO感度を高め、明るく撮影するためシャッタースピードを遅くし、ホワイトバランスは定常光の色に合わせた設定にする。本実施形態においては、フラッシュの使用に特化して説明したが、フラッシュのみに限らず、静止画像に最適な撮影設定で静止画像を撮影し、その撮影の前後で動画像に最適な撮影設定で動画像を撮影すればよい。撮影設定を切り替えて静止画像と動画像を撮影することで、最適な静止画像と最適な動画像の両方を得られる。
本実施形態では、サンプル静止画像およびサンプル動画像は撮影ブース300内で確認する態様であったが、受付装置200にモニタを設けてそこでも確認できるような態様としてもよい。他のプレイヤが撮影ブース300内で撮影している間、次に撮影をするプレイヤは撮影ブース300の外で待っている必要がある。受付装置200でサンプル静止画像およびサンプル動画像を確認できれば、どんなモーション加工が行われるかや、どんなポーズをすればよいかなどを事前に知ることができる。また、他のプレイヤを待っている間の退屈を紛らわすこともできる。
撮影ブース300内にマイクを取り付けて、動画像撮影部322がプレイヤの声を録音してもよい。動画像の録画と同時に、プレイヤの音声も残すことができる。
本実施形態においては、モニタ330にてモーション加工の説明などを表示したが、撮影ブース300内にスピーカーを取り付けて音で説明をしてもよい。プレイヤは視覚的にだけでなく、聴覚的にも説明をうけることができるので、静止画像や動画像の撮影についてより理解してプレイすることができる。
本発明は、高品質な静止画像を撮影することを主眼としつつも、同時に動画像も撮影可能であることを特徴とする。本発明における撮影装置は、静止画像を撮影しつつも、プレイヤが構える必要なく、さりげなく動画像も撮影できる装置である。
遊戯画像撮影装置での撮影は、プレイヤにとって、非日常的な場面である。例えば、プレイヤが通常の女子高生であれば、モデル業をしている人とは異なり、撮影スタジオで写真を撮られるという経験は少ない。遊戯画像撮影装置での撮影は、照明器具の多さやカメラ性能のよさ、自分でカメラのシャッターを押すのではなくカメラ側のタイミングで撮影される感覚を体感できる貴重な機会である。この撮影は、静止画像を撮影する、という事象的な意味だけでなく、プレイヤの思い出になるものである。本発明における撮影装置によって静止画像と動画像を撮影すれば、見栄えのよい静止画像が残せるだけでなく、遊戯画像撮影装置内での撮影の、動き、声、雰囲気などを動画像として残すことができる。遊戯画像撮影装置内での撮影が、プレイヤにとって撮影時限りのものでなく、後に動画を視聴するときに思い出としてよみがえるものになる。
以上の実施の形態および変形例から把握される発明のいろいろな態様をすでに特許請求の範囲に記載したものも含む形にて以下に例示する。撮影装置310の特徴に関連し、以下の発明が認識される。
C1. プレイヤを撮影する画像撮影部と、
画像撮影部の近傍に設けられた表示部と、
表示部に対して画像の表示を指示する表示制御部と、を備え、
前記表示制御部は、前記表示部に対して、プレイヤのポーズの手本となるサンプル静止画像を表示するサンプル静止画像表示画面と、そのサンプル静止画像が示す手本のポーズと時間的に連続する動きの手本となるサンプル動画像を表示するサンプル動画像表示画面とを、プレイヤが見比べ可能な位置に表示させることを特徴とする遊戯用撮影装置。
C2. 前記表示制御部は、前記表示部に対して、前記画像撮影部が撮影するプレイヤの動画像をリアルタイムに表示する撮影画像表示画面を、サンプル静止画像又はサンプル動画像とプレイヤが見比べ可能な位置に表示させることを特徴とするC1に記載の遊戯用撮影装置。
C3. 前記画像撮影部は、被写体の静止画像の撮影に際して動画像も撮影することを特徴とするC1または2に記載の遊戯用撮影装置。
C4. 撮影制御部を更に備え、
前記撮影制御部は、プレイヤから撮影指示がなされたとき、前記被写体の静止画像と動画像をまとめて撮影し、かつ、前記静止画像を撮影するタイミングよりも早いタイミングにて前記被写体の動画像の撮影を開始することを特徴とするC3に記載の遊戯用撮影装置。
C5. 撮影制御部を更に備え、
前記撮影制御部は、前記画像撮影部が静止画像を撮影する第1の撮影時と動画像を撮影する第2の撮影時とで、被写体へ当てる光量を異ならせることを特徴とするC1~4に記載の遊戯用撮影装置。
100 遊戯画像撮影装置、200 受付装置、210 受付管理部、300 撮影ブース、310 撮影装置、320 カメラ、322 動画像撮影部、324 静止画像撮影部、326 フラッシュ、330 モニタ、332 第1モニタ、334 第2モニタ、336 撮影画像表示部、338 サンプル画像表示部、340 ライト、350 制御部、351 撮影制御部、353 動画像作成処理部、355 静止画像加工処理部、357 動画像加工処理部、359 表示制御部、360 データ格納部、362 サンプル画像格納部、364 加工データ格納部、366 撮影画像格納部、400 編集ブース、410 編集処理部、500 印刷装置、510 印刷処理部、600 データ処理部、700 通信部、800 画像撮影システム、810 ネットワーク、820 サーバ、830 プレイヤ端末、920 サンプル動画像表示領域、940 サンプル静止画像表示領域、960 リアルタイム修正画像表示領域、980 撮影予定静止画像表示領域

Claims (7)

  1. 撮影を制御する撮影制御部と、
    前記撮影制御部からの指示を受けて部分動画像を撮影する動画像撮影部と、
    前記撮影制御部からの指示を受けて静止画像を撮影する静止画像撮影部と、
    複数の部分動画像を結合することにより全体動画像を作成する動画像作成処理部と、
    前記動画像撮影部及び前記静止画像撮影部の近傍に設けられた表示部と、
    前記表示部に対して画像の表示の指示をする表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記表示部に対して、前記動画像撮影部が撮影する動画像をリアルタイムに表示する撮影画像表示画面と、プレイヤのポーズの手本となるサンプル静止画像およびプレイヤのポーズの手本となるサンプル動画像とをプレイヤが見比べ可能な位置に表示させ、
    前記撮影制御部は、前記動画像撮影部による部分動画像の2回の撮影の間に、前記静止画像撮影部へ静止画像の撮影を指示し、
    前記動画像作成処理部は、前記2回の撮影に対応する部分動画像をつなぎ合わせて全体動画像を作成することを特徴とする遊戯用撮影装置。
  2. 前記撮影制御部は、前記動画像撮影部による1回目の部分動画像の撮影の終了から2回目の部分動画像の撮影の開始までの間の時間を、1回目及び2回目の部分動画像のいずれの撮影時間よりも短い時間に設定し、1回目の部分動画像の撮影前から静止画像の撮影タイミングの報知をプレイヤに対して行うことを特徴とする請求項1に記載の遊戯用撮影装置。
  3. 前記撮影制御部による前記撮影タイミングの報知は、カウントダウンにより行われることを特徴とする請求項2に記載の遊戯用撮影装置。
  4. 前記動画像撮影部と前記静止画像撮影部は、1台のカメラを共用することを特徴とする請求項1-3のいずれかに記載の遊戯用撮影装置。
  5. 前記撮影制御部は、部分動画像の撮影時の第1の撮影環境と、静止画像の撮影時の第2の撮影環境とを異ならせることを特徴とする請求項1-4のいずれかに記載の遊戯用撮影装置。
  6. 前記撮影制御部は、前記第2の撮影環境においてフラッシュを使用することを前記静止画像撮影部へ指示することを特徴とする請求項5に記載の遊戯用撮影装置。
  7. 前記撮影制御部は、静止画像の撮影タイミングを報知するとともに、前記静止画像の撮影タイミングに至る前に部分動画像の撮影開始を前記動画像撮影部へ指示することを特徴とする請求項1に記載の遊戯用撮影装置。
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